JP2012147355A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ファインダーを覗いた状態で、動きのある被写体の決定的瞬間をとらえるユースケースにおいて、ユーザーがストレスなく、シャッターチャンスを逃さず、撮影を行うことが出来る手法を提案すること。
【解決手段】 ファインダー部と、撮影動作を指示するシャッター釦と、レンズを装着するマウント部と、高速連写を指示する操作部材と、前記操作部材が押されているか否か判定する判定手段と、前記判定手段の結果、前記操作部材が押されていると判断された場合、現在のコマ速よりも高速のコマ速で連写を行い、押されていないと判断された場合、現在のコマ速を維持するように制御する制御手段とを備え、前記操作部材は、前記マウント部に対して背面で、前記シャッターボタンの高さと同じか或いは最も近接した位置で、前記光学ファインダー部よりグリップ側に配置され、プッシュ式の操作部材であることを特徴とする構成とした。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子スチルカメラ等の撮像装置に関し、特に連写機能を供えた撮像装置の制御方法に関するものである。
従来から、撮像装置には、動きのある被写体の決定的瞬間をとらえる為に、連写機能が備わっている。その設定方法は、連写以外の単写やセルフタイマー撮影といった、通常ドライブモードと呼ばれる設定値群の中から選択して設定する方法が一般的である。しかし、補足している被写体のある一瞬だけ高速で連写を行いたい場合、ドライブモードの設定状態に入っていては、シャッターチャンスを逃してしまうという問題点がある。特定の操作部材を押している間だけ、登録してある設定値を呼び出し、撮影を行う手法が開示されている。公知例は、単写モードから連写モードに、目視による識別を行うことなく、切り替えることを特徴としている。
特開2007−41119号公報 特開2005−102106号公報
この問題を解決する為に、特定の操作部材を押している間だけ、登録してある設定値を呼び出し、撮影を行う手法が開示されている(特許文献1)。
また、特許文献2では、単写モードから連写モードに、目視による識別を行うことなく、切り替えることを特徴としている。しかし、これらの公知例では、操作部材を操作する際に、カメラを握っている手の力が緩んでしまい、ユーザーにストレスを与えてしまう問題点がある。そこで、本発明の目的は、ユーザーがストレスなく、シャッターチャンスを逃さず、撮影を行うことが出来る手法を提案することである。
上記目的を達成するために、本発明は、ファインダー部と、撮影動作を指示するシャッター釦と、レンズを装着するマウント部と、高速連写を指示する操作部材と、前記操作部材が押されているか否か判定する判定手段と、前記判定手段の結果、前記操作部材が押されていると判断された場合、現在のコマ速よりも高速のコマ速で連写を行い、押されていないと判断された場合、現在のコマ速を維持するように制御する制御手段とを備え、前記操作部材は、前記マウント部に対して背面で、前記シャッターボタンの高さと同じか或いは最も近接した位置で、前記光学ファインダー部よりグリップ側に配置され、プッシュ式の操作部材、とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーがストレスを感じることなく、所定の設定値に変更し、シャッターチャンスを逃さず撮影させることが可能になる。
本発明に係る実施形態として適用した電子撮像装置の概略ブロック図である。 本発明に係る実施形態として適用した電子撮像装置の正面外観図である。 本発明に係る実施形態として適用した電子撮像装置の背面外観図である。 撮像装置の縦横それぞれの姿勢における撮影状態において、高速連写の指示があった場合と無かった場合の動作を示したフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1、本発明の実施形態にかかわるカメラの構成を示した図であり、図2、図3は、本発明の実施形態にかかわるカメラの外観形状を示した図である。
100は、交換可能な撮影レンズを搭載するレンズユニットであり、200は、撮像装置全体を表している。
レンズ5は通常、複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略して一枚のレンズのみで示している。6は、レンズがカメラ側と通信を行う為の通信端子であり、10は、カメラがレンズ側と通信を行う為の通信端子である。レンズユニット100は、この通信端子6,10を介してマイクロコンピュータ40と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行い、AF駆動回路3を介して、レンズ5の位置を変位させることで焦点を合わせる。
15は、AEセンサーで、レンズユニット100を通した被写体の輝度を測光する。
11は、AFセンサーで、マイクロコンピュータ40に、デフォーカス量情報を出力し、それに基づいてレンズユニット100を制御する。
12はクイックリターンミラーで、露光の際にマイクロコンピュータ40から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。
13は、フォーカシングスクリーンで、撮影者は、ペンタプリズム14とファインダー16を介して、フォーカシングスクリーンを観察することで、レンズユニット100を通して得た被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
17は、フォーカルプレーンシャッターで、マイクロコンピュータ40の制御で撮像素子20の露光時間を自由に制御できる。
18は、光学フィルターで、一般的にローパスフィルターなどから構成され、フォーカルプレーンシャッター17より入ってくる光の高周波成分をカットして、撮像素子20に被写体像を導光する。
撮像素子20としては、一般的にCCDやCMOS等の撮像素子が用いられ、レンズユニット100を通して撮像素子20上に結像された被写体象を光電変換して電気信号として取り込む。
21は、AMP回路であり、取り込まれた電気信号に対して、設定されている撮影感度に応じたゲインで撮影信号を増幅する。
22は、A/D変換回路で、撮像素子20によって電気信号に変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
23は、画像処理回路で、A/D変換回路22によってデジタル信号に変換された画像データに対して、フィルター処理、色変換処理、ガンマー/ニー処理を行い、メモリーコントローラ27に出力する。また、この画像処理回路は、D/A変換回路も内蔵しており、A/D変換回路22によってデジタル信号に変換された画像データやメモリーコントローラ27により入力される画像データをアナログ信号に変換して液晶駆動回路24を介して液晶表示部25に出力することも可能である。これらの画像処理回路23による画像処理及び表示処理は、マイクロコンピュータ40により切り替えられる。また、マイクロコンピュータ40は、撮影画像のカラーバランス情報をもとにホワイトバランス調整を行う。
メモリーコントローラ27は、画像処理回路23から入力された未処理の画像データをバッファメモリー26に格納したり、或いは画像処理済みの画像データをメモリー28に格納したり、逆にバッファメモリー26やメモリー28から画像データを取り込んで画像処理回路23に出力したりもする。また、メモリーコントローラ27は、USB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)やHDMI(High-Definition Multimedia Interface)などの外部インタフェース29を介して送られてくる画像データをメモリー28に格納したり、逆にメモリー28に格納されている画像データを外部インタフェース29を介して外部に出力することも可能である。また、メモリー28は、着脱可能な様態でもよく、図1では、着脱可能な場合のメモリーとして図示している。具体的には、コンパクトフラッシュ(登録商標)を用いることができる。
32は、タイミング制御回路であり、この回路を介してマイクロコンピュータ40は、撮像素子20の駆動タイミングを制御する。
35は、電源制御回路であり、電力はAC電源部30、もしくは2次電池部31より供給され、マイクロコンピュータから指示を受けるで電源のオンオフを行い、また電源状態検知回路34により検知された現在の電源状態の情報や電源種類検知回路33により検知された現在の電源の種類の情報をマイクロコンピュータ40に通知することも行う。
36は、シャッター制御回路であり、この回路を介してマイクロコンピュータ40はフォーカルプレーンシャッター17を制御する。
37は、光学フィルター振動制御回路であり、光学フィルター18に接続されている圧電素子19を振動させる回路である。振動の振幅、振動時間、振動の軸方向をそれぞれ所定の値で圧電素子を振動させるように、マイクロコンピュータ40の指示に従い振動させる。
38は、不揮発性メモリ(EEPROM)で、ユーザーが任意に設定したシャッター速度、絞り値、撮影感度などの設定値やデータをカメラに電源が入れられていない状態でも、保存することができる。
39は、撮像装置の姿勢検知回路であり、現在の撮像装置の姿勢状態の情報をマイクロコンピュータ40に通知する。
図2は、撮像装置全体200の外観形状背面を示した図であり、図3は、同じく撮像装置全体200の外観形状前面を示した図である。図1と共通する部分は、同じ記号で示している。
201は、レリーズ釦である。釦を半押しすることで、被写体の輝度の測定や合焦を行う。また、釦を全押しすることでシャッターが切られ画像の撮影が行われる。
202は、カメラのモードの設定を行う為のモードダイヤルである。ユーザーは、このモードダイヤルを回すことで、スポーツモード、風景モードなどのモードの設定を行う。
203は、グリップ部をホールドした時に、親指が置かれる場所に貼られた緩衝部材である。ホールディングした状態で、ここの親指を置くことで、指に負担がかからなくなる。
204は、電源スイッチである。電源スイッチを回すことで電源のON及びOFFを行う。
205は、各種設定を行う為のスイッチ群である。これらのスイッチ群には、カメラ内外の記録媒体に保存されている画像を液晶表示部25に表示させる再生指示釦や、各種設定画面を液晶表示部25に表示させる為の設定画面表示指示釦などがある。ユーザーはこれらのスイッチを押下することにより、各種設定を行う為の画面を表示させたり、撮影画像の確認を行うことなどが可能となる。
206は、被写体の輝度の測定や合焦を行うよう指示するか又は、高速連写を指示するためのボタンである。前記設定を行うスイッチ群を操作し、設定を行うことで、どちらの機能を有効にするかが決定される。ユーザーは、この釦を押下することで、被写体の輝度の測定や合焦を行ったり、連写中において釦を押下している間だけ、高速連写で撮影することが出来るようになる。
207は、測定した被写体の輝度をロックするように指示するか又は、高速連写を指示するためのボタンである。前記設定を行うスイッチ群を操作し、設定を行うことで、どちらの機能を有効にするかが決定される。ユーザーは、この釦を押下することで、被写体の輝度をロックしたり、連写中において釦を押下している間だけ、高速連写で撮影することが出来るようになる。
208は、測距点選択釦である。ユーザーは、この釦を押下することで、見ている被写体のどのポイントで測距を行うかを決定することが出来る。
209は、グリップ部をホールドした時に、親指をひっかける為の隆起である。この隆起に親指をひっかけるようにホールドすることで、カメラを手持ちした時に、持ち易く、また撮影時には、この付近の釦を押下し易くなる。
210は、カメラを縦位置の姿勢にした時に作動する、釦206と同等の機能を有する釦である。ユーザーは、カメラを縦位置の姿勢にして、この釦を押下することで、被写体の輝度の測定や合焦を行ったり、連写中において釦を押下している間だけ、高速連写で撮影することが出来るようになる。
211は、カメラを縦位置の姿勢にした時に作動する、釦207と同等の機能を有する釦である。ユーザーは、カメラを縦位置の姿勢にして、この釦を押下することで、被写体の輝度をロックしたり、連写中において釦を押下している間だけ、高速連写で撮影することが出来るようになる。
212は、カメラを縦位置の姿勢にした時に作動する、釦208と同等の機能を有する釦である。ユーザーは、カメラを縦位置の姿勢にして、この釦を押下することで、見ている被写体のどのポイントで測距を行うかを決定することが出来る。
[実施例1]
以下、図4を参照して、本発明の第1の実施例による、撮影中に高速連写を指示された時の動作について説明する。
まずステップS10で、レリーズボタン201が押下されているかどうかの判定を行い、押下されているならステップS11に進み、押下されていないなら、そのまま終了する。
ステップS11では、マイクロコンピュータ40から指示し、クイックリターンミラー12をアップさせる。
ステップS12では、設定されている絞り値をマイクロコンピュータ40より通信端子6,10を介して、レンズシステム制御回路4へ送信し、絞り駆動回路2を介して絞り1を絞り込ませる。
ステップS13では、設定されているシャッタースピードに従って、マイクロコンピュータ40の制御で、フォーカルプレーンシャッター17を制御し、撮像素子20の露光時間を制御する。
ステップS14では、露光後、まだレリーズボタン201が押下されているかどうかの判定を行い、押下されているならステップS15に進み、押下されていないなら、ステップS20に進む。
ステップS15では、連写設定がなされているか否かの判定を行い、連写設定がなされていたらステップS16に進み、なされていなかったらステップS20に進む。
ステップS16では、姿勢検知回路39により通知される撮像装置の姿勢情報を元に、撮像装置が現在、横位置の状態であるとマイクロコンピュータ40が判断した場合は、ステップS17に進み、縦位置の状態であると判断した場合は、ステップS18に進む。
ステップS17では、高速連写指示釦206が押下されているかどうかの判定を行い、押下されている場合は、ステップS13に進み、押下されていない場合は、ステップS19に進む。
ステップS18では、縦位置用の高速連写指示釦210が押下されているかどうかの判定を行い、押下されている場合は、ステップS13に進み、押下されていない場合は、ステップS19に進む。
ステップS19では、マイクロコンピュータ40から指示し、クイックリターンミラー12をダウンさせる。
ステップS20では、バッファメモリー26に取り込まれた画像データをメモリコントローラ27を介して、アナログ信号に変換して液晶駆動回路24を介して、液晶表示部25に出力する。
以上のように制御を行うことで、ある一瞬だけ、高速連写で撮影を行いたいシーンにおいて、撮影を行うことが可能となる。また、高速連写を指示する部材(206)が、図2で示す通り、ホールドした状態において、親指を自然に移動可能な位置に配置されていることで、被写体から一瞬でも目を離すことの出来ない状況においても、ユーザーは、ストレスなく撮影を行うことが可能となる。
また、カメラの姿勢が縦位置状態であった場合でも、同様に高速連写を指示する部材(210)が、親指を自然に移動可能な位置に配置されている為、カメラの姿勢に因らず、ユーザは、ストレスなく撮影を行うことが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
[他の実施形態]
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
100 レンズユニット
200 撮像装置全体

Claims (4)

  1. ファインダー部(16)と、
    撮影動作を指示するシャッター釦(201)と、
    レンズを装着するマウント部(10)と、
    高速連写を指示する操作部材(206)と、
    前記操作部材が押されているか否か判定する判定手段(40)と、
    前記判定手段の結果、前記操作部材が押されていると判断された場合、現在のコマ速よりも高速のコマ速で連写を行い、押されていないと判断された場合、現在のコマ速を維持するように制御する制御手段(40)とを備え、
    前記操作部材は、前記マウント部に対して背面で、前記シャッターボタンの高さと同じか或いは最も近接した位置で、前記光学ファインダー部よりグリップ側に配置され、プッシュ式の操作部材であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記操作部材(206)は、手持ち状態において、親指をひっかける為に、隆起している個所(209)から最も近接した個所に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記操作部材(206)は、ホールディング状態において、親指を退避させておく位置に貼られた緩衝部材(203)から最も近接した位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置の姿勢が縦位置だった場合に、前記操作部材(206)と同様に、高速連写を指示する、縦位置用の高速連写指示部材(210)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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