JP5353866B2 - 撮影装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、光学系を介して得られた被写体の光学像を撮像素子により電気信号に変換して画像データを取得する撮影装置及びプログラムに関する。
従来、マクロ撮影においては、撮影者は被写体と撮影装置の距離を数ミリ動かすことにより最終的なピント調整を行っている。しかしながら、マクロ撮影の1:1撮影(等倍での撮影)のように、被写界深度が極端に浅く、ピントの合っている奥行きが狭い場合、ピントを合わせたつもりでもわずかに被写体と撮影装置の距離が変動するだけでピントがずれてしまい、撮影者が被写体を自分の意図した構図でピントを合わせることは非常に難しかった。
そこで、例えば、特許文献1には、撮像素子により取得された画像中の指定された領域中の最も合焦している領域を特定して表示画面上に表示し、撮影者が意図した領域に合焦しているか否かを確認できるようにする技術が記載されている。
特開2004−242009号公報
上述の特許文献1においては、撮影者が意図した領域に合焦しているか否かを確認できる。しかし、最終的には微妙なピント調整は撮影者が行うしかなく、撮影者がピントが合ったと思った瞬間に感覚的にシャッターを切るしかなかった。
本発明の課題は、被写体に対する焦点が自動調節された後にあって取得される画像データに対する評価値を、その自動調節時に特定された基準評価値と比較した比較結果関係を直ちに知ることができるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、光学系を介して得られた被写体の光学像を撮像素子により電気信号に変換して画像データを取得する撮影装置において、前記撮像素子により取得された画像データに対してその画像精度を評価する画像評価手段と、前記光学系の位置を光軸方向に移動させて前記光学系を介して得られる被写体に対する焦点を自動調節する焦点調節手段と、この焦点調節手段により所定距離にある被写体に対する焦点を自動調節させた際は、その自動調整さた際に取得された画像データに対する画像精度を前記画像評価手段により評価し、その評価された評価値を、前記任意距離にある被写体に対する焦点自動調節時での基準評価値として特定して一時記憶する一時記憶手段と、前記焦点調節手段による自動調節後において、前記被写体との距離を任意に変更した画像を新たに取得する毎に、その新たに取得される画像データに対する画像精度を前記画像評価手段により評価し、その評価された評価値を前記一時記憶手段で記憶された基準評価値と比較する比較手段と、前記比較手段により比較された比較結果を逐次識別表示する識別表示手段と、を備えたことを特徴としている。

本発明によれば、被写体に対する焦点が自動調節された後にあって取得される画像データに対する評価値をその自動調節時に特定された基準評価値と比較した比較結果関係を直ちに知ることができる。

本発明に係るデジタルカメラ10の機能的構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置16の詳細構成を示す図である。 図1のCPU11により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。 図1のCPU11により実行されるマクロ撮影処理を示すフローチャートである。 図1のCPU11により実行されるマクロ撮影処理を示すフローチャートである。 焦点エリア選択画面151を示す図である。 シャッターキーを全押ししてからの経過時間とCCD23の焦点エリアから出力された出力電圧値の関係を示す図である。 図1のCPU11により実行されるマクロ撮影処理Bを示すフローチャートである。 図8のステップS60における画面表示例を示す図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1におけるデジタルカメラ10について詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、デジタルカメラ10の機能的構成を示すブロック図である。図1に示すように、デジタルカメラ10は、CPU(Central Processing Unit)11、入力装置12、RAM(Random Access Memory)13、伝送制御部14、表示装置15、撮像装置16、記録装置17等を備えて構成されており、各部及び各装置はバス18により接続されている。
CPU11は、記録装置17に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM13内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU11は、記録装置17に記憶されているメイン処理プログラム、マクロ撮影処理プログラムを始めとする各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、その展開されたプログラムに従って、後述するメイン処理(図3参照)、マクロ撮影処理(図4〜5参照)を始めとする各種処理を実行する。
入力装置12は、電源キー、シャッターキー、表示装置15の表示画面上におけるカーソル位置の移動のために表示画面上の上下左右の各方向を指示するための十字キー、この十字キーの中央部に配置され、その時点で選択されている内容を指示設定する決定キー等を備えている。また、入力装置12は、撮影モード、マクロモード、終了モード、再生モード等のデジタルカメラ10の動作モードを切り替えるモード切替スイッチを備え、撮影者による各キー操作やスイッチ操作に応じた操作信号をCPU11に出力する。なお、シャッターキーは、半押し状態と全押し状態の2段階スイッチとなっている。シャッターキーが全押しされると、撮影開始の指示命令がCPU11に出力され、シャッターキーの全押し状態が解除されると、撮影終了の指示命令がCPU11に出力される。
RAM13は、CPU11によって実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。また、RAM13は、一時記憶領域131、最大電圧値記憶領域132を形成する。
伝送制御部14は、通信用ケーブル等により外部の電子機器、例えば、パーソナルコンピュータ等と接続され、画像データ等の送受信を制御する。なお、外部機器との接続は、赤外線や無線等の無線接続であってもよい。
表示装置15は、LCD(Liquid Crystal Display)等のモニタにより構成され、CPU11から入力される表示信号の指示に従って、撮影しようとする画像及び撮影された画像等を表示画面上に表示する。
図2は、撮像装置16の詳細構成を示す図である。撮像装置16は、被写体の光学像を電圧信号に変換し、変換された電圧信号に基づいて被写体の画像データを取得する画像取得手段である。ここで、図2を参照して撮像装置16について説明する。
撮像レンズ21を通過した被写体像は、絞り機構22を介して撮像素子としてのCCD(Charge Coupled Device)23上に結像される。撮像レンズ21及び絞り機構22は、光学系駆動部24によって、焦点合わせ(ピント合わせ)や近距離撮影用にレンズ位置が移動され、また、適切な露出となるように絞り量が制御される。この撮像レンズ21の移動や絞り機構22の絞りは、測距センサや光量センサを含むセンサ部25によって検出された検出値がバス18を介してCPU11に出力され、CPU11で検出値に基づいて演算された撮像レンズ21の移動量や絞り機構22の絞り量を示す信号が光学系駆動部24に出力されることによって駆動がなされるものである。
CCD23に被写体が結像されると、CCD23には入射光量に応じた電荷が蓄積され、この電荷は駆動回路26から与えられる駆動パルス信号によって電圧信号として順次読み出され、アナログ処理回路27に出力される。アナログ処理回路27では、色分離やゲイン調整、ホワイトバランス等の各種処理が行われ、処理された信号はA/D変換回路28を介してデジタル画像データ(以下、画像データという。)としてバッファレジスタ29に記憶される。
バッファレジスタ29に記憶された画像データは、CPU11からの制御信号に基づいて、信号処理回路30において輝度信号及び色差信号に変換され、表示装置15に表示される。また、信号処理回路30において処理された画像データは、CPU11からの制御信号に基づいて、圧縮伸張回路31において圧縮され、バス18を介して図1に示す記録装置17の撮影画像記録領域171に記録される。
図1に戻り、記録装置17は、フラッシュメモリ等の不揮発メモリ等により構成され、デジタルカメラ10に対応するシステムプログラム、及び該システムプログラム上で実行可能なメイン処理プログラム、マクロ撮影処理プログラムを始めとする各種処理プログラム、アプリケーションプログラム及びこれらのプログラムで処理されたデータ等を記録する。また、記録装置17は、撮影された画像データを記録するための撮影画像記録領域171を有する。
次に、動作について説明する。
図3は、デジタルカメラ10のCPU11により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。当該処理は、入力装置12の電源キーの操作により電源がONされた際にCPU11と記録装置17に記憶されているメイン処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理である。
まず、現在の動作モードが解析される(ステップS1)。現在の動作モードが、通常撮影モードである場合(ステップS2;YES)、通常撮影処理が実行される。 通常撮影モードとは、デジタルカメラ10において予め標準として定められている処理により撮影を行う撮影モードである。
通常撮影モードにおいて実行される通常撮影処理では、まず、シャッターキーが全押しされるまで撮影待機状態となる。この撮影待機状態においては、撮像装置16が制御されて所定時間毎に画像データが取り込まれ(取得され)、表示装置15の表示画面上に表示される。以下、撮影待機状態において、撮像装置16から取り込まれた画像を撮影の参照用に表示装置15に表示することをファインダ表示という。
シャッターキーが半押しされると、センサ部25からの検出値に応じて絞り量等の露出条件が決定される。また、オートフォーカス動作により、光学系駆動部24が駆動され、デジタルカメラ10の光軸方向に撮像レンズ21が移動され、撮像レンズ21の焦点が自動調節される。シャッターキーが全押しされると、撮像装置16により決定された露出条件で撮影が行われ、撮影により得られた撮影画像の画像データが撮影画像記録領域171に記録される。入力装置12のモード切替スイッチの操作等によりモード切替が指示されるまで通常撮影処理が実行され、モード切替が指示されると(ステップS4;YES)、処理はステップS1に戻る。
ステップS2において、現在の動作モードが通常撮影モードではないと判断されると、動作モードがマクロモードであるか否かが判断され(ステップS5)、現在の動作モードがマクロモードであると判断された場合(ステップS5;YES)、図4、5に示すマクロ撮影処理が実行される(ステップS6)。マクロ撮影処理については、後述する。入力装置12のモード切替スイッチの操作等によりモード切替が指示されるまでマクロ撮影処理が実行され、モード切替が指示されると(ステップS7;YES)、処理はステップS1に戻る。
ステップS5において、現在の動作モードがマクロモードではないと判断されると、動作モードが終了モードであるか否かが判断され、現在の動作モードが終了モードではないと判断されると(ステップS8;NO)、現在の動作モードに応じた処理が実行される(ステップS9)。例えば、現在の動作モードが再生モードである場合、表示画面上に記録装置17の撮影画像記録領域171に記録されている画像一覧が表示され、画像一覧から選択された撮影画像が再生表示される。入力装置12のモード切替スイッチの操作等によりモード切替が指示されると(ステップS10;YES)、処理はステップS1に戻る。
ステップS8において、現在の動作モードが終了モードであると判断された場合(ステップS8;YES)、本処理は終了する。
図4は、図3のステップS6において、デジタルカメラ10のCPU11により実行されるマクロ撮影処理を示すフローチャートである。当該処理は、CPU11と記録装置17に記憶されているマクロ撮影処理プログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理である。
まず、撮像装置16が制御され、光学系駆動部24の駆動により撮像レンズ21が移動されて撮像レンズ21の位置が近距離撮影用に設定され(ステップS21)、所定時間毎に画像データの取り込みが開始され、取り込まれた画像が表示装置15にファインダ表示される(ステップS22)。即ち、CCD23において撮像レンズ21及び絞り機構22を透過して結像された被写体光が光電変換されて電荷が蓄積され、駆動回路26から所定時間毎に与えられる駆動パルス信号によって蓄積された電荷が電圧信号として順次読み出される。読み出された電圧信号は、アナログ処理回路27及びA/D変換器28を介して画像データに変換され、バッファレジスタ29に取り込まれる。そして、表示装置15の表示画面上に表示される。
次いで、表示装置15に焦点エリア選択画面151が表示される(ステップS23)。図6に、焦点エリア選択画面151の一例を示す。図6に示すように、焦点エリア選択画面151には、撮像装置16により所定時間ごとに取り込まれた画像が順次表示されるとともに、取り込まれた画像上に、現在選択されている焦点エリアを示す焦点エリア枠R1が表示される。この焦点エリア枠R1は入力装置12の十字キーを操作することにより撮影者の所望の位置に移動させることができる。十字キーの操作により焦点エリア選択画面151上で焦点エリア枠R1が選択され(ステップS24)、入力装置12の決定キーが押下されると、選択されている焦点エリア枠R1の位置に対応する画像領域が焦点を合わせるべき焦点エリアとして設定される(ステップS25;YES)。
焦点エリアの設定後、表示装置15の表示がファインダ表示に戻り、入力装置12のシャッターキーの全押しが待機される(ステップS26)。シャッターキーが全押しされると(ステップS26;YES)、カウンタN及びカウンタnが1に初期化され(ステップS27)、センサ部25からの検出値に応じて絞り量等の露出条件が決定され(ステップS28)、ステップS29〜S37の処理が実行される。
ステップS29〜S37は、シャッターキーが全押しされてから解除されるまでの間において、CCD23におけるステップS25で設定された焦点エリアの出力電圧値が最大となったときの画像データを取得する処理である。ここで、撮影者は、シャッターキーを全押し操作し、表示装置15にファインダ表示された画像で確認しながら、デジタルカメラ10を被写体に対して光軸方向に移動させることによりピント調整を行う。デジタルカメラ10を被写体に対して光軸方向に移動させ、被写体とデジタルカメラ10との相対距離を変化させると、CCD23における焦点エリアの出力電圧値が変化する。デジタルカメラ10を被写体に対して光軸方向に移動させ、被写体とデジタルカメラ10との相対距離を変化させたときのCCD23における焦点エリアの出力電圧値が最大(最高)となった位置で画像データを取得することにより、焦点エリアにおいて最も焦点が合った、即ち、ピントが合った画像が得られる。即ち、ステップS29〜S37は、シャッターキーが全押しされてからシャッターキーが解除されるまでの間において撮影者が被写体とデジタルカメラ10との相対距離を変化させてピント調整を行うことにより最もピントが合った画像データを取得する処理である。
ステップS29においては、撮像装置16が制御され、ステップS28で決定された露出条件で画像データSが取り込まれる(ステップS29)。画像データSが取り込まれると、取り込まれた画像データSに基づきCCD23における焦点エリアの出力電圧値Dが検出され(ステップS30)、出力電圧値D及び画像データSが対応付けられてRAM13の一時記憶領域131に記憶される(ステップS31)。焦点エリアにおける出力電圧値Dは、例えば、画像データSの焦点エリアの画像データを抽出してハイパスフィルタにかけることにより検出する。
次いで、カウンタnが予め設定された基準回数(ここでは、7回とする)に到達したか否かが判断され、基準回数に到達していなければ(ステップS32;NO)、カウンタnがインクリメントされ(ステップS33)、処理はステップS29に戻る。カウンタnが予め設定された基準回数に到達したと判断されると(ステップS32;YES)、一時記憶領域131に記憶されている出力電圧値D〜出力電圧値Dのうち最大の出力電圧値Vが求められ(ステップS34)、この最大の出力電圧値V及びこの最大出力電圧値Vの時に取り込まれた画像データが番号Nと対応付けてRAM13の最大電圧値記憶領域132に記憶される(ステップS35)。そして、一時記憶領域131に格納されている出力電圧値D〜D及び画像データS〜Sがクリアされるとともに(ステップS36)、Nが1インクリメントされ、nが1に初期化される(ステップS37)。
シャッターキーが解除されるまで、ステップS29〜ステップS37の処理が繰り返し実行され、シャッターキーが解除されると(ステップS38;YES)、一時記憶領域131及び最大電圧記憶領域132に記憶されている出力電圧値V〜Vのうち最大の出力電圧値Vmaxに対応する画像データが撮影画像として記録装置17の撮影画像記録領域171に記録され(ステップS39)、RAM13の一時記憶領域131及び最大電圧値記憶領域132のデータがクリアされ(ステップS40)、本処理は終了する。
図7は、シャッターキーが全押しされてからの経過時間とCCD23の焦点エリアから出力された出力電圧値の関係を示す図である。デジタルカメラ10と被写体との相対距離は、シャッターキーの押下中における撮影者によるピント調整動作や手ぶれなどによりの変化し、これに応じてCCD23における焦点エリアの出力電圧値が変化する。上述のマクロ撮影処理においては、出力電圧値D〜Dを取り込む毎にその最大電圧値Vを求め、シャッターキーの押下中に取り込まれたV〜V(図7ではV〜V)のうち最も出力電圧値の大きかった(高かった)ときの画像データ、ここでは出力電圧値Vに対応する画像データが撮影画像として記録される。
以上説明したように、デジタルカメラ10によれば、シャッターキーが全押しされてから解除されるまでの、撮影者がデジタルカメラ10を被写体に対して光軸方向に移動させ、デジタルカメラ10と被写体との相対距離を変化させてピント調整を行っている間に、所定時間毎に撮像装置16から取り込まれる画像データのうち、撮影者により設定された焦点エリアのCCD出力電圧値が最大となった画像データが撮影画像として記録装置17の撮影画像記録領域171に記録される。
従って、デジタルカメラ10の光軸方向におけるデジタルカメラ10と被写体との間の相対距離を変化させることによりピント調整を行って撮影を行う際に、従来のように、撮影者が感覚的に撮影を行う場合に比べ、より精度良くピントの合った画像を撮影画像として記録することが可能となる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。
実施形態2においては、図3で説明したメイン処理のステップS6において実行されるマクロ撮影処理が実施形態1で説明したものと異なる。実施形態2におけるデジタルカメラ10の構成は図1、2で説明したのと同様であり、また、デジタルカメラ10において電源ON時に実行されるメイン処理は図3で説明したのと同様であるので説明を省略する。以下、実施形態2におけるマクロ撮影処理(以下、マクロ撮影処理Bとする)について説明する。
図8は、図3のステップS6において、デジタルカメラ10のCPU11により実行されるマクロ撮影処理Bを示すフローチャートである。当該処理は、CPU11と記録装置17に記憶されているマクロ撮影処理Bプログラムとの協働によるソフトウエア処理により実現される処理である。
まず、撮像装置16が制御され、光学系駆動部24の駆動により撮像レンズ21が移動されて撮像レンズ21の位置が近距離撮影用に設定され(ステップS51)、所定時間間隔で画像データの取り込み(取得)が開始され、取り込まれた画像が表示装置15にファインダ表示される(ステップS52)。即ち、CCD23において撮像レンズ21及び絞り機構22を透過して結像された被写体光が光電変換されて電荷が蓄積され、駆動回路26から所定時間毎に与えられる駆動パルス信号によって蓄積された電荷が電圧信号として順次読み出される。読み出された電圧信号は、アナログ処理回路27及びA/D変換器28を介して画像データに変換され、バッファレジスタ29に取り込まれる。そして、表示装置15の表示画面上に表示される。
次いで、表示装置15に焦点エリア選択画面151が表示される(ステップS53)。十字キーの操作により焦点エリア選択画面151上で焦点エリア枠R1が選択され(ステップS54)、入力装置12の決定キーが押下されると、選択されている焦点エリア枠R1の位置に対応する画像領域が焦点を合わせるべき焦点エリアとして設定される(ステップS55;YES)。
焦点エリアの設定後、表示装置15の表示がファインダ表示に戻り、入力装置12のシャッターキーの半押しが待機される(ステップS56)。シャッターキーが半押しされると(ステップS56;YES)、センサ部25からの検出値に応じて露出条件が決定される(ステップS57)。また、オートフォーカス動作により、光学系駆動部24が駆動され、デジタルカメラ10の光軸方向に撮像レンズ21が移動されることにより、撮像レンズ21の焦点が自動調節され(ステップS58)、オートフォーカス動作により焦点が調節されたときの焦点エリアのCCD出力電圧値VAFが取得され、RAM13の一時記憶領域131に記憶される(ステップS59)。
次いで、ファインダ表示用に所定時間毎に撮像装置16から画像データが取得される毎に、取得された画像データに基づいてCCD23における焦点エリアの出力電圧値Vが検出され、検出された出力電圧値Vの電圧レベルを示す表示が一時記憶領域131に記憶された出力電圧値VAFの電圧レベルを示す表示とともにファインダ表示した表示画面の所定の位置に表示される(ステップS60)。
図9は、ステップS60における画面表示例を示す図である。図9に示すように、ステップS60においては、表示装置15においてファインダ表示した画面の所定の位置(例えば図9では右下)に出力電圧値Vの電圧レベル及び出力電圧値VAFの電圧レベルが表示される。図9においては、出力電圧値VAFの電圧レベルを100として、出力電圧値VAF及びファインダ表示した画像を取り込んだときの出力電圧値Vの電圧レベルを表示している。シャッターキーが全押しされるまで、所定時間毎に撮像装置16から画像データが取り込まれ、取り込まれた画像データからCCD23における焦点エリアの出力電圧値Vが取得され、取得された出力電圧値Vの電圧レベルを示す表示が出力電圧値VAFの電圧レベルを示す表示とともにファインダ表示した表示画面の所定の位置に表示される。
撮影者は、表示装置15にファインダ表示された画像で確認しながら、デジタルカメラ10を被写体に対して光軸方向に移動させることによりピント調整を行う。しかしながら、ファインダ表示された画像からピントが最も合ったタイミングを撮影者が認識することは難しい。被写体とデジタルカメラ10との相対距離を変化させたときのCCD23における焦点エリアの出力電圧値Vが最大(最高)となった位置で画像を取り込むことにより、焦点エリアにおいて最も焦点が合った、即ち、ピントが合った画像が得られる。そこで、本実施形態においては、出力電圧値Vの電圧レベルを示す表示を出力電圧値VAFの電圧レベルを示す表示とともにファインダ表示した表示画面の所定の位置に表示することにより、撮影者がデジタルカメラ10を被写体に対して移動させることによりピント調整を行っている際に現在の出力電圧値Vの電圧レベルを認識可能な表示を提供する。出力電圧値Vが出力電圧値VAFより大きくなったところでデジタルカメラ10の位置を固定してシャッターキーを全押しして撮影を行えば、オートフォーカス動作による焦点調節よりピントの合った精度の高い撮影を行うことができる。
シャッターキーが全押しされると(ステップS61;YES)、撮像装置16が制御され、ステップS57で決定された露出条件により撮影が行われ(ステップS62)、撮影により得られた画像データが記録装置17の撮影画像記録領域171に記録され(ステップS63)、本処理は終了する。
以上説明したように、デジタルカメラ10によれば、シャッターキーが半押しされると、オートフォーカス動作により、光学系駆動部24が駆動されデジタルカメラ10の光軸方向に撮像レンズ21が移動されて撮像レンズ21の焦点が自動調節され、オートフォーカス動作により焦点が調節されたときの焦点エリアのCCD出力電圧値VAFが取得される。撮像装置16により所定時間毎に画像データが取得されると、取得された画像データに基づき焦点エリアのCCD出力電圧値Vが取得され、画像データを表示装置15にファインダ表示する際に、あわせて表示画面上に出力電圧値V及び出力電圧値VAFの電圧レベルが表示される。
従って、撮影者は、光学系の焦点がオートフォーカス動作により自動調節されたときのCCD23の出力電圧値と現在のCCD23の出力電圧値を比較しながら撮影を行うことが可能となり、デジタルカメラ10の光軸方向におけるデジタルカメラ10と被写体との間の相対距離を変化させることによりピント調整を行って撮影を行う際に、より精度良くピントの合った画像を撮影画像として記録することが可能となる。
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明に係るデジタルカメラ10の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、実施形態2において、出力電圧値Vが出力電圧値VAFより大きくなったときに、例えば出力電圧値Vの電圧レベルの表示を赤で表示する等、出力電圧値VAFを下回るときの表示とは別の、出力電圧値Vの電圧レベルを強調する表示としてもよい。
また、三脚を使用し、手動で撮像レンズ21を光軸方向に移動させて焦点を合わせるマニュアルフォーカスで撮影を行う際には、実施形態1を応用し、撮像レンズ21の位置の調整後、シャッターキーが全押しされてから解除されるまでの間に所定時間間隔で出力電圧値及び画像データを一時記憶していくようにし、シャッターキーが解除された際に、前後の出力電圧値との変動が最も小さかったときの画像データを撮影画像として記録装置17に記録するようにしてもよい。このようにすれば、例えば風等による被写体のぶれがないときの画像データを撮影画像として取り込むことが可能となる。
その他、デジタルカメラ10の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
10 デジタルカメラ
11 CPU
12 入力装置
13 RAM
131 一時記憶領域
132 最大電圧値記憶領域
14 伝送制御部
15 表示装置
16 撮像装置
17 記録装置
171 撮像画像記録領域
18 バス
21 撮像レンズ
22 絞り機構
23 CCD
24 光学系駆動部
25 センサ部
26 駆動回路
27 アナログ処理回路
28 A/D変換回路
29 バッファレジスタ
30 信号処理回路
31 圧縮伸張回路

Claims (5)

  1. 光学系を介して得られた被写体の光学像を撮像素子により電気信号に変換して画像データを取得する撮影装置において、
    前記撮像素子により取得された画像データに対してその画像精度を評価する画像評価手段と、
    前記光学系の位置を光軸方向に移動させて前記光学系を介して得られる被写体に対する焦点を自動調節する焦点調節手段と、
    この焦点調節手段により所定距離にある被写体に対する焦点を自動調節させた際は、その自動調整さた際に取得された画像データに対する画像精度を前記画像評価手段により評価し、その評価された評価値を、前記任意距離にある被写体に対する焦点自動調節時での基準評価値として特定して一時記憶する一時記憶手段と、
    前記焦点調節手段による自動調節後において、前記被写体との距離を任意に変更した画像を新たに取得する毎に、その新たに取得される画像データに対する画像精度を前記画像評価手段により評価し、その評価された評価値を前記一時記憶手段で記憶された基準評価値と比較する比較手段と、
    前記比較手段により比較された比較結果を識別表示する識別表示手段と、
    を備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 前記比較手段は、前記自動調節後において新たな画像データを逐次取得する毎に、その各画像データに対する画像精度を前記画像評価手段により逐次評価し、その逐次評価される評価値を前記基準記評価値と逐次比較し、
    前記識別表示手段は、前記比較手段により逐次比較される比較結果を逐次識別表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮影装置。
  3. 前記撮像素子により取得された画像データによる画像を表示画面上において表示する画像表示手段を更に備え、
    前記識別表示手段は、前記比較手段による比較結果を前記表示画面上における画像と共に表示する、ことを特徴とする請求項1あるいは2に記載の撮影装置。
  4. 前記識別表示手段は、前記自動調節後に新たに取得される前記画像評価値が前記一時記憶手段に記憶された前記基準評価値よりも高い場合と低い場合とを区別して識別表示する、ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の撮影装置。
  5. 光学系を介して得られた被写体の光学像を撮像素子により電気信号に変換して画像データを取得する撮影装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記撮像素子により取得された画像データに対してその画像精度を評価する画像評価手段、
    前記光学系の位置を光軸方向に移動させて前記光学系を介して得られる被写体に対する焦点を自動調節する焦点調節手段、
    この焦点調節手段により所定距離にある被写体に対する焦点を自動調節させた際は、その自動調整さた際に取得された画像データに対する画像精度を前記画像評価手段により評価し、その評価された評価値を、前記任意距離にある被写体に対する焦点自動調節時での基準評価値として特定して一時記憶する一時記憶手段、
    前記焦点調節手段による自動調節後において、前記被写体との距離を任意に変更した画像を新たに取得する毎に、その新たに取得される画像データに対する画像精度を前記画像評価手段により評価し、その評価された評価値を前記一時記憶手段で記憶された基準評価値と比較する比較手段、
    前記比較手段により比較された比較結果を識別表示する識別表示手段と、
    として機能させるようにしたコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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