JP5629456B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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本発明は撮像装置及びその制御方法に関し、特には撮像装置の露出制御技術に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラのような撮像装置では、光学系によって結像した被写体像を、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの撮像素子を用いて画素単位の電気信号に変換し、画像データとして記録する。近年では、動画撮像機能を有するデジタルスチルカメラも一般的であり、撮像装置の多くは動画撮像が可能である。
また、撮像素子を用いた撮像装置では、動画、静止画の撮像スタンバイ時や、動画撮像中に、表示装置を電子ビューファインダーとして機能させることが一般に行われている。具体的には、動画撮像を行い、撮像した動画像をリアルタイムに表示装置に表示する。撮像と表示がリアルタイムに行われるため、このような表示方法をライブビュー表示とも呼ぶ。
ユーザが動画を撮像(記録)する場合、まず撮像装置を撮像スタンバイの状態としてから、ライブビュー表示を行わせ、所望の露出状態の動画像が表示されるように、電子シャッタ速度、絞り値、撮像感度などの露出パラメータの値を調整する。そして、所望のタイミングでシャッタボタンを押下するなどにより記録開始指示を入力するのが一般的である。なお、撮像スタンバイ状態において自動的にライブビュー表示を開始する撮像装置もあれば、ライブビュー表示の開始指示がなされてからライブビュー表示を行う撮像装置もある。後者の場合、撮像スタンバイ状態としてから、ライブビュー表示を開始させるために所定のボタンなどを押下する必要がある。
一方、ユーザが直ちに動画記録を開始したい場合などに対応するため、撮像装置は、ライブビュー表示していない状態からでも動画の記録開始指示があれば動画記録を開始する機能を備えている。しかし、ライブビュー表示を経ずに記録を開始する場合、露出パラメータを調整せずに動画像の記録を開始することになるため、シーンによっては適切な露出値で撮像された画像が記録できない場合もある。
特許文献1では、レリーズボタンが全押しされてから静止画撮像が開始されるまでの時間差を短縮するため、ライブビュー表示のための動画撮像に用いる露出条件を、レリーズボタンが解放されている場合と半押しされている場合とで変化させている。具体的には、レリーズボタンが半押しされると、ライブビュー表示用の動画撮像に用いる絞り値を、静止画撮像用の絞り値に変更している。
特開2005-260733号公報
しかしながら、特許文献1では、ライブビュー表示中にレリーズボタンを半押ししないと、動画像の露出パラメータを変更することができない。また、静止画記録モードにおけるライブビュー表示の露出条件を、静止画撮像用に変更することの開示はあるが、動画記録モードにおいては露出パラメータの変更は行われない。また、ライブビュー表示用の動画の露出パラメータの変更を行う発明であり、ライブビュー表示していない状態から動画記録を開始する場合の課題は想定されていない。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ライブビュー表示していない状態で動画記録を開始する場合でも、適切な露出値で撮像された動画を記録することのできる撮像装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の撮像装置は、撮像素子で撮像した動画像を表示装置にライブビュー表示するライブビュー表示機能を有する撮像装置であって、被写体輝度を測定する測定手段と、ライブビュー表示の実行中か否かを判定する判定手段と、撮像素子で動画像を撮像する際の露出パラメータを設定する設定手段と、動画像の記録開始指示が検出されると、設定手段が設定した露出パラメータで撮像された動画像を記録媒体に記録する記録手段と、ユーザが指定した露出パラメータを記憶する記憶手段と、を有し、設定手段は、判定手段によりライブビュー表示の実行中でないと判定されている際に記録開始指示が検出された場合には、記憶手段に記憶されているユーザが指定した露出パラメータによらず測定手段により測定された被写体輝度に基づいて、記録開始指示に対応して記録する動画像を撮像するための露出パラメータ設定することを特徴とする。
このような構成により、本発明によれば、ライブビュー表示していない状態で動画記録を開始する場合でも、適切な露出値で撮像された動画を記録することが可能になる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルスチルカメラの機能構成例を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るDSLRにおける動画撮像用の露出パラメータ設定動作について説明するためのフローチャートである。 (a)は図2のS14の処理の詳細を説明するフローチャート、(b)は、図3(a)のS102で用いる第1のプログラム線図の例を示す図。 (a)は図2のS13の処理の詳細を説明するフローチャート、(b)は、図4(a)のS205で用いる第2のプログラム線図の例を示す図。
以下、添付図面を参照して、本発明の例示的な実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は本発明の説明を目的としたものであり、本発明を限定するものと解釈されるべきものではない。また、実施形態において記載される構成の全てが本発明に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのレンズ交換式一眼レフデジタルスチルカメラ(DSLR)の機能構成例を示すブロック図である。なお、本発明は動画撮像を行い、撮像した動画像をリアルタイムに表示装置に表示するライブビュー表示機能と、動画像を記録する機能を有する任意の撮像装置に適用可能である。また、本明細書において「撮像装置」とは、所謂カメラだけでなく、撮像装置を内蔵又は接続した装置(携帯電話、携帯情報端末、コンピュータ、メディアプレーヤ等)を含む。なお、固定式のレンズを備えた撮像装置であっても本発明を適用可能である。
DSLR100は、交換可能なレンズユニット100がレンズマウントによって本体200と接続された構成を有する。レンズユニット100が備えるレンズ5は、便宜上1枚のレンズとして図示しているが、通常はフォーカス調整用レンズを含む複数枚のレンズの組み合わせにより構成される。レンズユニット100に設けられた通信端子6は、レンズユニット100が本体200と通信を行う為の通信端子であり、本体200に設けられた通信端子10と電気的に接続している。
レンズユニット100のレンズ制御部4は、通信端子6,10を介してカメラ制御部39と通信し、カメラ制御部39の制御に従って、絞り駆動部2及びAF駆動部3を制御することにより、絞り1の大きさとレンズ5の合焦距離を変化させる。
AEセンサ15はレンズユニット100を通した被写体の輝度を測定し、測定結果をカメラ制御部39へ出力する。カメラ制御部39は、例えば位相差検出方式のAFセンサ11から取得したデフォーカス量情報に基づいてレンズ5に含まれるフォーカスレンズの駆動量を算出し、レンズ制御部4に通知する。クイックリターンミラー12は、露光の際にカメラ制御部39から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。
また、ユーザは、ペンタプリズム14と光学ファインダー16を介してフォーカシングスクリーン13を観察することで、レンズユニット100を通して得られた被写体の光学像の焦点や構図を確認することができる。
フォーカルプレーンシャッタ(以下メカシャッタという)17は、撮像素子20の露光時間に応じてタイミング制御部32により開閉制御される。光学フィルタ18は、一般的にローパスフィルタや赤外線カットフィルタなどから構成され、メカシャッタ17の開口部から入射する光の高周波成分や赤外線をカットする。
撮像素子20には一般的にCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の光電変換素子が用いられ、レンズユニット100、メカシャッタ17及び光学フィルタ18を通して撮像素子20上に結像された被写体像を画素単位の電気信号に変換する。
AMP部21は、撮像素子20により得られた電子信号を、設定されている撮像感度に応じたゲインで増幅する。A/D変換部22は、AMP部21で増幅された電気信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。
画像処理部23は、A/D変換部22が出力する画像データに対して、フィルタ処理、色変換処理、ガンマ/ニー処理を行い、メモリコントローラ27に出力する。また、画像処理部23はD/A変換部を内蔵しており、A/D変換部22が出力する画像データやメモリコントローラ27から入力される画像データをD/A変換部でアナログ信号に変換し、表示制御部24を介して表示装置25に出力可能である。画像処理部23による画像処理及び表示処理は、カメラ制御部39により制御される。また、カメラ制御部39は、撮像画像のカラーバランス情報をもとにホワイトバランス調整を行う。
メモリコントローラ27は、画像処理部23から入力された未処理の画像データをバッファメモリ26に格納したり、画像処理部23から入力された画像処理済みの画像データをメモリ28に格納したりする。また、メモリコントローラ27は、バッファメモリ26やメモリ28から画像データを読み出して画像処理部23に出力する。また、メモリコントローラ27はインタフェース29を介して入力される画像データをメモリ28に格納したり、逆にメモリ28に格納されている画像データをインタフェース29を介して外部に出力することも可能である。インタフェース29は例えばUSB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 1394やHDMI(High-Definition Multimedia Interface)などの規格に準拠したものであってよい。
メモリ28は、DSLRが撮像した記録用の動画像や静止画像を記録する記録媒体である。メモリ28は本体200に固定されたものでも、半導体メモリカードのように着脱可能な様態でもよく、図1では、着脱可能な態様として図示している。タイミング制御部32は、カメラ制御部39の制御に従って、撮像素子20の駆動タイミングを制御する。
本実施形態のDSLRの動作電力は、AC電源部30もしくは2次電池部31(まとめて電源という)から供給される。電源制御部35は、カメラ制御部39からの指示を受けて電源からの電力供給をオンオフする。また電源制御部35は、電源状態検知部34により検知された現在の電源状態の情報や電源種類検知部33により検知された現在の電源の種類の情報をカメラ制御部39に通知する。
シャッタ制御部36は、カメラ制御部39の制御に従ってメカシャッタ17の開閉を制御する。光学フィルタ振動制御部37は、カメラ制御部39の制御に従って、光学フィルタ18に接続されている圧電素子19を振動させる。カメラ制御部39は、圧電素子19を振動させる振幅、振動時間、振動の軸方向をそれぞれ指定する。
不揮発性メモリ38は、ユーザーが任意に設定したシャッタ速度、絞り値、撮像感度などの設定値やデータを、電源オフ状態でも記憶する。不揮発性メモリ38は例えばEEPROMであってよい。
カメラ制御部39は、例えばCPUとROM、RAM等のメモリを有し、ROMに記憶された制御プログラムをCPUが実行することにより、本体200及びレンズユニット100の動作を制御する。
操作部40は、ユーザがDSLRに各種設定や指示を行うためのキー、ボタン、ダイヤルなどの入力デバイス群である。操作部40には、レリーズボタン、モードダイヤル、方向キー、決定キー、電源スイッチ、ライブビュー表示開始ボタン、メニューボタンなどが含まれる。本実施形態では、モードダイヤルによって静止画記録モード(絞り/シャッタースピード優先AEモード、マニュアルモードなどを含む)と動画記録モードの切り替えが可能であるとする。また、静止画記録モードであっても動画記録モードであっても、レリーズボタンは静止画記録開始ボタンとして機能するものとする。また、レリーズボタンとは別に動画記録開始ボタンが設けられており、静止画記録モードであっても動画記録モードであっても、動画記録開始ボタンが押下されれば動画記録を開始するものとする。ただし、ボタンへの機能の割り当てはこれに限定されず、動画記録モードでは動画記録開始ボタンとして、静止画記録モードでは静止画記録開始ボタンとして機能する同一のボタンを有していてもよい。
次に、図2のフローチャートを用いて、本実施形態のDSLRにおける動画撮像用の露出パラメータ設定動作について説明する。図2の動作は、静止画記録モードか動画記録モードであっても、例えば撮像スタンバイ時においてカメラ制御部39によって例えば一定時間毎に実行されるものとする。
まずS10で、カメラ制御部39は、ライブビュー表示中か否か判定する。この判定は、例えばライブビュー表示中か否かを表す情報を不揮発性メモリ38に記憶しておき、判定時にこの情報を参照することで実現できる。カメラ制御部39は、例えばライブビュー表示開始ボタンの押下などによりライブビュー表示を開始または終了した際に、情報の値を更新する。S10において、ライブビュー表示中であると判定された場合、カメラ制御部39は処理をS20へ進め、従来と同様の動画記録スタンバイ処理を行う。一方、S10においてライブビュー表示中でないと判定された場合、カメラ制御部39は処理をS11に進める。
S11でカメラ制御部39は、ライブビュー表示開始ボタンの押下などの、ライブビュー表示開始指示がなされたか否かを判定する。ライブビュー表示開始指示の入力が検出された場合、カメラ制御部39は処理をS13に進め、検出されなければ処理をS12に進める。
S12でカメラ制御部39は、動画記録開始ボタンの押下などの動画記録開始指示がされたか否かを判定する。動画記録開始指示の入力が検出された場合、カメラ制御部39は処理をS14に進め、検出されなければ処理をS10に戻す。
S13でカメラ制御部39は、ライブビュー表示用の動画撮像時の露出設定値として、電子シャッタ速度、撮像絞り、撮像感度を設定する。詳細な設定の方法は、後述する。
S14でカメラ制御部39は、動画記録用の動画撮像時の露出設定値として、電子シャッタ速度、撮像絞り、撮像感度を設定する。詳細な設定の方法は、後述する。
S15でカメラ制御部39は、図示しないアクチュエータを作動させ、クイックリターンミラー12をアップさせる。
S16でカメラ制御部39は、S13又はS14で設定された絞り値を通信端子10,6を介して、レンズ制御部4へ送信する。レンズ制御部4は、カメラ制御部39から指示された絞り値となるよう、絞り駆動部2を介して絞り1を駆動する。
S17でカメラ制御部39は、シャッタ制御部36を通じてメカシャッタ17を開く。
S18でカメラ制御部39は、S13又はS14で設定された露出条件を用いて、ライブビュー表示用もしくは記録用の動画像の撮像を開始する。カメラ制御部39は、S13又はS14で設定された電子シャッタ速度をタイミング制御部32に通知し、タイミング制御部32は、通知された電子シャッタ速度を実現するように撮像素子20の駆動タイミングを制御する。これにより、撮像素子20からは動画像のフレームレート(例えば30フレーム/秒)に対応した画像が出力される。また、カメラ制御部39は、AMP部21に対し、S13又はS14で設定された撮像感度に応じたゲインを設定する。AMP部21でレベル調整され、A/D変換部22でデジタル信号に変換された画像データは、画像処理部23で上述の画像処理を適用されたのち、メモリコントローラ27によってバッファメモリ26に書き込まれる。
S19でメモリコントローラ27は、バッファメモリ26に書き込まれた画像データをメモリコントローラ27を介して、メモリ28に記録する。なお、バッファメモリ26に書き込まれた画像データをメモリ28に記録する際には、必要に応じて画像処理部23によって符号化処理を行ったり、予め定められた動画ファイルフォーマットに従ったデータ構造のファイルとしてから記録してもよい。
また、画像処理部23は、バッファメモリ26に書き込まれた画像データを表示装置25に表示するのに適した形式に変換し、表示制御部24を介して、表示装置25に出力する。動画像の記録時には、ライブビュー表示と記録が並行して行われる。
次に、図3(a)、(b)を用いて、S14における、記録用の動画撮影時の露出設定値の設定処理について詳細に説明する。
まずS101で、カメラ制御部39は、AEセンサ15より被写体の輝度(EV値)を取得する。
S102でカメラ制御部39は、S101で取得した被写体輝度から、例えば予め不揮発性メモリ38に記憶されている複数のプログラム線図のうち、動画記録用として用意された第1のプログラム線図に従って露出パラメータを設定する。ここで設定される露出パラメータは電子シャッタ速度、絞り値、撮像感度である。
第1のプログラム線図の具体例を図3(b)に示す。プログラム線図は、異なる被写体輝度について、適正露出を得るための露出パラメータの組み合わせを示す。
図3(b)は、ユーザー設定値によらずに、適切な露出となるような露出パラメータ(ここでは電子シャッタ速度、絞り値、撮像感度)を設定する為のプログラム線図である。第1のプログラム線図では、電子シャッタ速度がフレームレートの逆数より低速とならないように絞り値と撮像感度が設定されている。図3(b)の例では、動画像のフレームレートが30fpsであり、従って電子シャッタ速度が、1/30秒より低速となる被写体輝度の場合は、電子シャッタ速度を延ばさずに撮像感度を上げて適正露出を得るように設定されている。従って、第1のプログラム線図に従って露出条件を設定することにより、被写体輝度が低くても、またユーザ設定値では適正露出が得られない場合でも、適正露出の動画像を指定されたフレームレートで撮像することが可能になる。
カメラ制御部39は、第1のプログラム線図を選択する場合、動画記録の開始指示を検出した時点で設定されている露出パラメータの値(ユーザ設定値)は無視し、被写体輝度と第1のプログラム線図から電子シャッタ速度、絞り値、撮像感度を取得、設定する。例えば、ユーザーが撮像感度ISO100、絞り値AV5.6を設定していた場合に、被写体輝度がEV5であったとする。この場合、30fps(電子シャッタ速度1/30秒)で適正露出の撮像を行うには、絞り値を1にする必要がある。そのため、ユーザ設定の絞り値AV5.6で撮像すると、5段アンダーとなり、かなり暗い動画像が記録されてしまう。これに対し、第1のプログラム線図と被写体輝度値から露出パラメータを設定すると、電子シャッタ速度1/30(秒)、絞り値AV2.0、撮像感度ISO400が設定され、適切な露出の動画像が記録できる。
次に、図4(a)、(b)を用いて、S13における、ライブビュー表示用の動画撮影時の露出設定値の設定処理について詳細に説明する。
まずS201で、カメラ制御部39は、AEセンサ15より被写体の輝度(EV値)を取得する。
S202でカメラ制御部39は、現在設定されている撮像モードが絞り優先AEモードであるかどうか判定し、撮像モードが絞り優先AEモードなら処理をS204へ進め、絞り優先AEモードでないなら処理をS203に進める。なお、絞り優先AEモードでは、電子シャッタ速度が被写体輝度に応じて自動設定されるが、撮像感度の設定は自動設定されず、設定値のままで変更されないものとする。
S203でカメラ制御部39は、現在設定されている撮像モードがマニュアルモードであるかどうか判定し、撮像モードがマニュアルモードなら処理を206に進め、マニュアルモードでないなら処理をS207に進める。
S204でカメラ制御部39は、ユーザーが設定していた絞り値を、不揮発性メモリ38から読み込む。
S205でカメラ制御部39は、S201で取得した被写体輝度と、S204で取得した絞り値とから、予めライブビュー表示用の動画像撮影用として用意された第2のプログラム線図に従って露出パラメータを設定する。第2のプログラム線図を使用して設定される露出パラメータは電子シャッタ速度である。
S206でカメラ制御部39は、ユーザーが設定していた電子シャッタ速度、絞り値、撮像感度をそのまま使用する。
S207でカメラ制御部39は、S14と同様、S201より取得された被写体輝度を用い、第1のプログラム線図に従って電子シャッタ速度、絞り値、撮像感度を設定する。
ここで第2のプログラム線図について、図4(b)を用いて説明する。図4(b)は、撮像感度ISO100に設定されている時のプログラム線図であり、ライブビュー表示のフレームレートは30fpsとする。
例えば、ユーザーが設定していた絞り値がAV16、被写体輝度がEV13であった場合、電子シャッタ速度1/30秒で適正露出が得られる。このように、電子シャッタ速度1/30秒以下のシャッタ速度で適正露出が得られる露出パラメータの組み合わせが第2のプログラム線図で示される。しかし、例えば、ユーザーが設定していた絞り値がAV5.6、被写体輝度がEV5であった場合、適正露出で撮像するには、電子シャッタ速度を1(秒)又は撮像感度をISO3200としなければならない。しかし、撮像感度はISO100と設定されており、フレームレートが30fpsであるため電子シャッタ速度は最長でも1/30(秒)となる。これらの露出パラメータは変更できないため、露出は5段分アンダーとなり、ライブビュー表示される画像はかなり暗くなる。しかし、この時、動画記録が開始されているわけではなく、あくまでライブビュー表示されているだけなので、ユーザーは、ライブビュー表示される画像を見ながら、絞り値や撮像感度の設定を変更し、適切な露出値を設定することができる。
以上説明したように、ライブビュー表示機能と動画像の記録機能を有する撮像装置において、ライブビュー表示を開始する時は、適正露出が得られなくても、ユーザ設定値を優先して露出パラメータを設定する。一方、ライブビュー表示していない状態で、動画記録の開始が指示された場合には、適正露出で撮像された動画像が記録できるよう、撮像装置が露出パラメータを自動的に設定する。そのため、ユーザが設定した露出パラメータでは適正露出での撮像ができない場合でも、適正露出で撮像された動画像を記録することが可能になる。

Claims (7)

  1. 撮像素子で撮像した動画像を表示装置にライブビュー表示するライブビュー表示機能を有する撮像装置であって、
    被写体輝度を測定する測定手段と
    記ライブビュー表示の実行中か否かを判定する判定手段と、
    前記撮像素子で動画像を撮像する際の露出パラメータを設定する設定手段と、
    動画像の記録開始指示が検出されると、前記設定手段が設定した露出パラメータで撮像された動画像を記録媒体に記録する記録手段と
    ユーザが指定した露出パラメータを記憶する記憶手段と、を有し、
    前記設定手段は、前記判定手段により前記ライブビュー表示の実行中でないと判定されている際に前記記録開始指示が検出された場合には、前記記憶手段に記憶されているユーザが指定した露出パラメータによらず前記測定手段により測定された被写体輝度に基づいて、前記記録開始指示に対応して記録する動画像を撮像するための露出パラメータ設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記設定手段は、前記判定手段により前記ライブビュー表示の実行中でないと判定されている際にライブビュー表示の開始指示が検出された場合には、前記記憶手段に記憶されているユーザが指定した露出パラメータと前記測定手段により測定された被写体輝度とに基づいて、前記ライブビュー表示の開始指示に対応してライブビュー表示する動画像を撮像するための露出パラメータを設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記設定手段は、前記判定手段により前記ライブビュー表示の実行中でないと判定されている際にライブビュー表示の開始指示が検出された場合には、前記記憶手段に記憶されているユーザが指定した露出パラメータを、前記ライブビュー表示の開始指示に対応してライブビュー表示する動画像を撮像するための露出パラメータとして設定することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記設定手段は、前記判定手段により前記ライブビュー表示の実行中でないと判定されている際に前記記録開始指示が検出された場合には、前記記録開始指示が検出された後に前記測定手段により測定された被写体輝度に基づいて、前記記録開始指示に対応して記録する動画像を撮像するための露出パラメータを設定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の撮像装置。
  5. 前記設定手段は、前記判定手段により前記ライブビュー表示の実行中でないと判定されている際にライブビュー表示の開始指示が検出された場合には、前記ライブビュー表示の開始指示が検出された後に前記測定手段により測定された被写体輝度に基づいて、前記ライブビュー表示の開始指示に対応してライブビュー表示する動画像を撮像するための露出パラメータを設定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  6. 前記設定手段は、前記判定手段により前記ライブビュー表示の実行中でないと判定されている際に前記記録開始指示が検出された場合には、前記記録開始指示に対応して記録する動画像を撮像するためのシャッタ速度が動画像のフレームレートの逆数よりも低速にならないように露出パラメータを設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載の撮像装置。
  7. 撮像素子で撮像した動画像を表示装置にライブビュー表示するライブビュー表示機能を有する撮像装置の制御方法であって、
    測定手段が、被写体輝度を測定する測定工程と、
    判定手段が、前記ライブビュー表示の実行中か否かを判定する判定工程と、
    設定手段が、前記撮像素子で動画像を撮像する際の露出パラメータを設定する設定工程と、
    動画像の記録開始指示が検出されると、記録手段が、前記設定工程で設定された露出パラメータで撮像された動画像を記録媒体に記録する記録工程とを有し、
    前記設定工程において前記設定手段は、前記判定工程において前記ライブビュー表示の実行中でないと判定されている際に前記記録開始指示が検出された場合には、ユーザが指定した露出パラメータによらず前記測定工程により測定された被写体輝度に基づいて、前記記録開始指示に対応して記録する動画像を撮像するための露出パラメータを設定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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