JPH11210836A - ホイールバランスウエイト - Google Patents
ホイールバランスウエイトInfo
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- JPH11210836A JPH11210836A JP10025072A JP2507298A JPH11210836A JP H11210836 A JPH11210836 A JP H11210836A JP 10025072 A JP10025072 A JP 10025072A JP 2507298 A JP2507298 A JP 2507298A JP H11210836 A JPH11210836 A JP H11210836A
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- wheel
- balance weight
- wheel balance
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 鉛部材にて形成されたホイールバランスウエ
イトに代替して使用可能な鉄等の金属部材にて形成され
たホイールバランスウエイトを提供する。 【解決手段】 ホイールバランスウエイト本体と、第１
のクリップと一対の第２のクリップとからなり、前記ホ
イールバランスウエイト本体は、取り付けられるホイー
ルのＲ形状に沿った円弧状に形成されるとともにその上
部に前記第１のクリップの先端を嵌合する嵌合部と、両
端のそれぞれの切断面に前記一対の第２のクリップの一
端を嵌合する嵌合部を有し、前記第１のクリップは、そ
の一端に前記ホイールバランスウエイト本体上部の嵌合
部に嵌合する嵌合端を有するとともにその他端にリムフ
ランジ部の外周面に回り込んで係合する係合端を有し、
前記一対の第２のクリップは、それぞれがその一端に前
記ホイールバランスウエイト本体両端の嵌合部に嵌合す
る嵌合端を有するとともにその他端にリムフランジ部の
外周面に回り込んで係合する係合端を有する構成とす
る。
イトに代替して使用可能な鉄等の金属部材にて形成され
たホイールバランスウエイトを提供する。 【解決手段】 ホイールバランスウエイト本体と、第１
のクリップと一対の第２のクリップとからなり、前記ホ
イールバランスウエイト本体は、取り付けられるホイー
ルのＲ形状に沿った円弧状に形成されるとともにその上
部に前記第１のクリップの先端を嵌合する嵌合部と、両
端のそれぞれの切断面に前記一対の第２のクリップの一
端を嵌合する嵌合部を有し、前記第１のクリップは、そ
の一端に前記ホイールバランスウエイト本体上部の嵌合
部に嵌合する嵌合端を有するとともにその他端にリムフ
ランジ部の外周面に回り込んで係合する係合端を有し、
前記一対の第２のクリップは、それぞれがその一端に前
記ホイールバランスウエイト本体両端の嵌合部に嵌合す
る嵌合端を有するとともにその他端にリムフランジ部の
外周面に回り込んで係合する係合端を有する構成とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車輪のホ
イールバランスをとるために、ホイールのリムフランジ
部に装着されるホイールバランスウエイトに関する。
イールバランスをとるために、ホイールのリムフランジ
部に装着されるホイールバランスウエイトに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車等のホイールは、アクスルシャフ
トを中心に円運動をするが、ホイールバランが狂ってい
ると回転速度が高まるにつれて振動が発生する。そこ
で、バランサーによる検査にてホイールの軽い部分を発
見し、この部分に、必要な重量のホイールバランスウエ
イトを打ち込んで装着することによりホイールバランス
をとっている。
トを中心に円運動をするが、ホイールバランが狂ってい
ると回転速度が高まるにつれて振動が発生する。そこ
で、バランサーによる検査にてホイールの軽い部分を発
見し、この部分に、必要な重量のホイールバランスウエ
イトを打ち込んで装着することによりホイールバランス
をとっている。
【０００３】従来において、前記ホイールバランスウエ
イトは、体積のわりには重量のある（比重の大きい）鉛
部材にて形成されている。すなわち、図６に示すように
従来のホイールバランスウエイト２０は、鉛部材の本体
２０ａに、鉄やステンレス等の金属部材からなるクリッ
プ部２０ｂの一端が埋め込まれて形成されている。そし
て、ホイールＷへの打ち込みに際しては、本体２０ａを
リムフランジ部Ｆの断面Ｒ形状にくぼみ状となっている
内周面Ｆ1 に添えるとともに、クリップ部２０ｂをリム
フランジ部Ｆの外周面Ｆ2 に添え、本体２０とクリップ
部２０ｂにてリムフランジ部Ｆの端部を挟み込むように
位置させた状態で、ハンマー等にて打ち込んで装着して
いる。この場合、ホイールバランス２０の本体２０ａ
は、柔らかい鉛部材で形成されていることから、前記打
ち込みにより本体２０ａがホイールＷのＲ径になじむよ
うに当該Ｒ径に沿って円弧状に変形して装着される。し
たがって前記打ち込みにあたってホイールを傷つけるこ
とがない。
イトは、体積のわりには重量のある（比重の大きい）鉛
部材にて形成されている。すなわち、図６に示すように
従来のホイールバランスウエイト２０は、鉛部材の本体
２０ａに、鉄やステンレス等の金属部材からなるクリッ
プ部２０ｂの一端が埋め込まれて形成されている。そし
て、ホイールＷへの打ち込みに際しては、本体２０ａを
リムフランジ部Ｆの断面Ｒ形状にくぼみ状となっている
内周面Ｆ1 に添えるとともに、クリップ部２０ｂをリム
フランジ部Ｆの外周面Ｆ2 に添え、本体２０とクリップ
部２０ｂにてリムフランジ部Ｆの端部を挟み込むように
位置させた状態で、ハンマー等にて打ち込んで装着して
いる。この場合、ホイールバランス２０の本体２０ａ
は、柔らかい鉛部材で形成されていることから、前記打
ち込みにより本体２０ａがホイールＷのＲ径になじむよ
うに当該Ｒ径に沿って円弧状に変形して装着される。し
たがって前記打ち込みにあたってホイールを傷つけるこ
とがない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、鉛部材の
ホイールバランスウエイトは、ホイールＷのＲ径となじ
むように円弧状に変形して装着され、これにより装着後
に外れにくく、また、ホイールを傷つけることもないと
いう利便を有している。しかしながら、鉛部材には鉛毒
があることから、公害等の問題により、将来的にはその
使用が規制される虞がある。そこで、ホイールバランス
ウエイト部材として鉛以外の金属部材、例えば鉄部材等
の使用を考慮する必要があるが、この鉄部材等は、鉛部
材ほどの柔らかさがないために、前記打ち込みを行って
もホイールＷのＲ径に沿って変形しない不都合がある。
すなわち、無理に打ち込みを行うと、本体に取り付けた
クリップ部が変形して本体から取れたり、ホイールＷを
傷付け、また、変形させたりする不都合がある。部材的
に柔らかいアルミ製ホイールに打ち込みを行う場合には
特に問題が多い。本発明はこのような問題点に鑑みて創
案されたものであり、従来における鉛部材にて形成され
たホイールバランスウエイトと代替して使用可能な、例
えば鉄部材等の金属部材にて形成されたホイールバラン
スウエイトの提供をその目的としている。
ホイールバランスウエイトは、ホイールＷのＲ径となじ
むように円弧状に変形して装着され、これにより装着後
に外れにくく、また、ホイールを傷つけることもないと
いう利便を有している。しかしながら、鉛部材には鉛毒
があることから、公害等の問題により、将来的にはその
使用が規制される虞がある。そこで、ホイールバランス
ウエイト部材として鉛以外の金属部材、例えば鉄部材等
の使用を考慮する必要があるが、この鉄部材等は、鉛部
材ほどの柔らかさがないために、前記打ち込みを行って
もホイールＷのＲ径に沿って変形しない不都合がある。
すなわち、無理に打ち込みを行うと、本体に取り付けた
クリップ部が変形して本体から取れたり、ホイールＷを
傷付け、また、変形させたりする不都合がある。部材的
に柔らかいアルミ製ホイールに打ち込みを行う場合には
特に問題が多い。本発明はこのような問題点に鑑みて創
案されたものであり、従来における鉛部材にて形成され
たホイールバランスウエイトと代替して使用可能な、例
えば鉄部材等の金属部材にて形成されたホイールバラン
スウエイトの提供をその目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決するため
に本発明においては、車輪のホイールバランスを取るた
めにホイール（Ｗ）のリムフランジ部（Ｆ）に取り付け
られるホイールバランスウエイトであって、ホイールバ
ランスウエイト本体（１）と、このホイールバランスウ
エイト本体をホイールのリムフランジ部に取り付けるた
めの第１のクリップ（２）とからなり、前記ホイールバ
ランスウエイト本体は、取り付けられるホイールのＲ径
に沿った円弧状に形成されるとともにその上部に前記第
２のクリップの先端を嵌合する嵌合部（１ｃ）を有し、
前記第１のクリップは、その一端に前記ホイールバラン
スウエイト本体の嵌合部に嵌合する嵌合端（２ｂ）を有
するとともに、その他端にリムフランジ部の外周面（Ｆ
2 ）に回り込んで係合する係合端（２ａ）を有する構成
とするものである。
に本発明においては、車輪のホイールバランスを取るた
めにホイール（Ｗ）のリムフランジ部（Ｆ）に取り付け
られるホイールバランスウエイトであって、ホイールバ
ランスウエイト本体（１）と、このホイールバランスウ
エイト本体をホイールのリムフランジ部に取り付けるた
めの第１のクリップ（２）とからなり、前記ホイールバ
ランスウエイト本体は、取り付けられるホイールのＲ径
に沿った円弧状に形成されるとともにその上部に前記第
２のクリップの先端を嵌合する嵌合部（１ｃ）を有し、
前記第１のクリップは、その一端に前記ホイールバラン
スウエイト本体の嵌合部に嵌合する嵌合端（２ｂ）を有
するとともに、その他端にリムフランジ部の外周面（Ｆ
2 ）に回り込んで係合する係合端（２ａ）を有する構成
とするものである。
【０００６】また、車輪のホイールバランスを取るため
にホイール（Ｗ）のリムフランジ部（Ｆ）に取り付けら
れるホイールバランスウエイトであって、ホイールバラ
ンスウエイト本体（１０）と、このホイールバランスウ
エイト本体をホイールのリムフランジ部に取り付けるた
めの一対の第２のクリップ（１１）とからなり、前記ホ
イールバランスウエイト本体は、取り付けられるホイー
ルのＲ径に沿った円弧状に形成されるとともにその両端
のそれぞれの切断面に、前記第２のクリップの一端を嵌
合する嵌合部（１０ａ）を有し、前記一対の第２のクリ
ップは、それぞれがその一端に前記ホイールバランスウ
エイト本体の嵌合部に嵌合する嵌合端（１１ａ）を有す
るとともに、その他端にリムフランジ部の外周面（Ｆ2
）に回り込んで係合する係合端（１１ｂ）を有する構
成とするものである。
にホイール（Ｗ）のリムフランジ部（Ｆ）に取り付けら
れるホイールバランスウエイトであって、ホイールバラ
ンスウエイト本体（１０）と、このホイールバランスウ
エイト本体をホイールのリムフランジ部に取り付けるた
めの一対の第２のクリップ（１１）とからなり、前記ホ
イールバランスウエイト本体は、取り付けられるホイー
ルのＲ径に沿った円弧状に形成されるとともにその両端
のそれぞれの切断面に、前記第２のクリップの一端を嵌
合する嵌合部（１０ａ）を有し、前記一対の第２のクリ
ップは、それぞれがその一端に前記ホイールバランスウ
エイト本体の嵌合部に嵌合する嵌合端（１１ａ）を有す
るとともに、その他端にリムフランジ部の外周面（Ｆ2
）に回り込んで係合する係合端（１１ｂ）を有する構
成とするものである。
【０００７】さらに、車輪のホイールバランスを取るた
めにホイール（Ｗ）のリムフランジ部（Ｆ）に取り付け
られるホイールバランスウエイトであって、ホイールバ
ランスウエイト本体と、このホイールバランスウエイト
本体をホイールのリムフランジ部に取り付けるための第
１のクリップ（２）と一対の第２のクリップ（１１）と
からなり、前記ホイールバランスウエイト本体は、取り
付けられるホイールのＲ径に沿った円弧状に形成される
とともにその上部に前記第１のクリップの先端を嵌合す
る嵌合部（１ｃ）と、その両端のそれぞれの切断面に前
記一対の第２のクリップの一端を嵌合する嵌合部（１０
ａ）を有し、前記第１のクリップは、その一端に前記ホ
イールバランスウエイト本体上部の嵌合部に嵌合する嵌
合端（２ｂ）を有するとともに、その他端にリムフラン
ジ部の外周面（Ｆ2 ）に回り込んで係合する係合端（２
ａ）を有し、前記一対の第２のクリップは、それぞれが
その一端に前記ホイールバランスウエイト本体両端の嵌
合部に嵌合する嵌合端（１１ａ）を有するとともに、そ
の他端にリムフランジ部の外周面（Ｆ2 ）に回り込んで
係合する係合端（１１ｂ）を有する構成とするものであ
る。
めにホイール（Ｗ）のリムフランジ部（Ｆ）に取り付け
られるホイールバランスウエイトであって、ホイールバ
ランスウエイト本体と、このホイールバランスウエイト
本体をホイールのリムフランジ部に取り付けるための第
１のクリップ（２）と一対の第２のクリップ（１１）と
からなり、前記ホイールバランスウエイト本体は、取り
付けられるホイールのＲ径に沿った円弧状に形成される
とともにその上部に前記第１のクリップの先端を嵌合す
る嵌合部（１ｃ）と、その両端のそれぞれの切断面に前
記一対の第２のクリップの一端を嵌合する嵌合部（１０
ａ）を有し、前記第１のクリップは、その一端に前記ホ
イールバランスウエイト本体上部の嵌合部に嵌合する嵌
合端（２ｂ）を有するとともに、その他端にリムフラン
ジ部の外周面（Ｆ2 ）に回り込んで係合する係合端（２
ａ）を有し、前記一対の第２のクリップは、それぞれが
その一端に前記ホイールバランスウエイト本体両端の嵌
合部に嵌合する嵌合端（１１ａ）を有するとともに、そ
の他端にリムフランジ部の外周面（Ｆ2 ）に回り込んで
係合する係合端（１１ｂ）を有する構成とするものであ
る。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１（ａ）は本発明にかかるホイ
ールバランスウエイト本体１の正面図であり、図１
（ｂ）はその平面図である。図２（ａ）は、ホイールバ
ランスウエイト本体１をホイールＷに装着するための第
１のクリップ２の正面図であり、図２（ｂ）はその側面
図である。図３は本発明に係るホイールバランスウエイ
ト本体１を第１のクリップ２にてホイールＷに装着した
状態を示す外観斜視図である。
に基づいて説明する。図１（ａ）は本発明にかかるホイ
ールバランスウエイト本体１の正面図であり、図１
（ｂ）はその平面図である。図２（ａ）は、ホイールバ
ランスウエイト本体１をホイールＷに装着するための第
１のクリップ２の正面図であり、図２（ｂ）はその側面
図である。図３は本発明に係るホイールバランスウエイ
ト本体１を第１のクリップ２にてホイールＷに装着した
状態を示す外観斜視図である。
【０００９】図において、このホイールバランスウエイ
ト本体１は、断面円弧形状のくぼみ状となっているリム
フランジ部Ｆの断面Ｒ径に沿うように所定の長さを有す
る棒状をなすとともに、ホイールＷのＲ径に沿う形状に
てその長手方向に円弧状に形成されている。また、その
上部略中央部には、後に詳述する第１のクリップ２の横
幅が係合可能な幅にて水平方向に刻まれた溝部１ａが形
成されている。装着時にホイールＷの外側となるホイー
ルバランスウエイト本体１の側面部には、同様に第１の
クリップ２が係合可能な幅にて垂直方向に溝部１ｂが形
成されている。さらに前記水平方向に形成された溝部１
ｂ面には、ホイールバランスウエイト本体１の長手方向
に細長い溝部１ｃが所定の深さにて穿設されている。ホ
イールバランスウエイト本体１の長さを調節することに
より、重量が異なる各サイズのホイールバランスウエイ
トを用意することができる。
ト本体１は、断面円弧形状のくぼみ状となっているリム
フランジ部Ｆの断面Ｒ径に沿うように所定の長さを有す
る棒状をなすとともに、ホイールＷのＲ径に沿う形状に
てその長手方向に円弧状に形成されている。また、その
上部略中央部には、後に詳述する第１のクリップ２の横
幅が係合可能な幅にて水平方向に刻まれた溝部１ａが形
成されている。装着時にホイールＷの外側となるホイー
ルバランスウエイト本体１の側面部には、同様に第１の
クリップ２が係合可能な幅にて垂直方向に溝部１ｂが形
成されている。さらに前記水平方向に形成された溝部１
ｂ面には、ホイールバランスウエイト本体１の長手方向
に細長い溝部１ｃが所定の深さにて穿設されている。ホ
イールバランスウエイト本体１の長さを調節することに
より、重量が異なる各サイズのホイールバランスウエイ
トを用意することができる。
【００１０】また、図２（ａ），（ｂ）に示す第１のク
リップ２は、所定の横幅を持つ板状体からなり、その下
部２ａ部分は、断面略Ｌ字形状に折り曲げられるととも
にその上部２ｂは、断面鉤状に折り曲げて形成されてい
る。前記下部２ａのＬ字形状部分は、ホイールＷのリム
フランジ部Ｆの外周面Ｆ2 に係合するものであり、フラ
ンジ部Ｆの断面円弧形状に合わせて若干湾曲させてい
る。前記鉤状の上部２ｂは、その先端部がホイールバラ
ンスウエイト本体１の前記溝部１ｃに嵌合する部分であ
る。
リップ２は、所定の横幅を持つ板状体からなり、その下
部２ａ部分は、断面略Ｌ字形状に折り曲げられるととも
にその上部２ｂは、断面鉤状に折り曲げて形成されてい
る。前記下部２ａのＬ字形状部分は、ホイールＷのリム
フランジ部Ｆの外周面Ｆ2 に係合するものであり、フラ
ンジ部Ｆの断面円弧形状に合わせて若干湾曲させてい
る。前記鉤状の上部２ｂは、その先端部がホイールバラ
ンスウエイト本体１の前記溝部１ｃに嵌合する部分であ
る。
【００１１】以上のように形成されるホイールバランス
ウエイト本体１のホイールＷへの装着は、先ずホイール
バランスウエイト本体１をホイールＷのリムフランジ部
Ｆの断面円弧形状のくぼみ状となっている内周面Ｆ1 の
装着すべき位置に載置する。この状態にて、第１のクリ
ップ２の鉤状に形成された上部２ｂの先端を、ホイール
バランスウエイト本体１の溝部１ｃに嵌合させる。この
状態では、第１のクリップ２の略Ｌ字状の下部２ａはリ
ムフランジ部Ｆの外周面Ｆ2 の幅方向先端部に当接して
いるだけであるが、この状態から当該第１のクリップ２
を強く押しこんでリムフランジ部Ｆの外周面Ｆ2 部分に
第１のクリップ２の下部２ａ部分をはめ合わせて係合す
る。これによりホイールバランスウエイト本体１がホイ
ールＷに装着される。このように、従来における鉛部材
によるホイールバランスウエイトのような打ち込みを行
わないことから、ホイールＷを傷つけることがない。
ウエイト本体１のホイールＷへの装着は、先ずホイール
バランスウエイト本体１をホイールＷのリムフランジ部
Ｆの断面円弧形状のくぼみ状となっている内周面Ｆ1 の
装着すべき位置に載置する。この状態にて、第１のクリ
ップ２の鉤状に形成された上部２ｂの先端を、ホイール
バランスウエイト本体１の溝部１ｃに嵌合させる。この
状態では、第１のクリップ２の略Ｌ字状の下部２ａはリ
ムフランジ部Ｆの外周面Ｆ2 の幅方向先端部に当接して
いるだけであるが、この状態から当該第１のクリップ２
を強く押しこんでリムフランジ部Ｆの外周面Ｆ2 部分に
第１のクリップ２の下部２ａ部分をはめ合わせて係合す
る。これによりホイールバランスウエイト本体１がホイ
ールＷに装着される。このように、従来における鉛部材
によるホイールバランスウエイトのような打ち込みを行
わないことから、ホイールＷを傷つけることがない。
【００１２】次に本発明の第二の実施の形態を説明す
る。図４（ａ）は第二の実施の形態におけるホイールバ
ランスウエイト本体１０の正面図，図４（ｂ）はその右
側面図，図４（ｃ）は平面図である。また、図５（ａ）
は当該ホイールバランスウエイト本体１０を一対の第２
のクリップ１１にてホイールＷに装着した状態を示す外
観斜視図であり、図５（ｂ），（ｃ）は左右一対の第２
のクリップ１１の外観斜視図である。図において、この
実施の形態におけるホイールバランスウエイト本体１０
は、断面円弧形状にくぼみ状となっているリムフランジ
部Ｆの断面Ｒ径に沿うように所定の長さを有する棒状を
なすとともに、ホイールＷのＲ径に沿う形状にてその長
手方向に円弧状に形成されている。また、図４（ｂ）に
示すようにホイールバランスウエイト本体１０の長手方
向両端の切断面のそれぞれ中央部には、次に詳述する左
右一対の第２のクリップ１１を嵌合するための嵌合孔１
０ａが形成されている。
る。図４（ａ）は第二の実施の形態におけるホイールバ
ランスウエイト本体１０の正面図，図４（ｂ）はその右
側面図，図４（ｃ）は平面図である。また、図５（ａ）
は当該ホイールバランスウエイト本体１０を一対の第２
のクリップ１１にてホイールＷに装着した状態を示す外
観斜視図であり、図５（ｂ），（ｃ）は左右一対の第２
のクリップ１１の外観斜視図である。図において、この
実施の形態におけるホイールバランスウエイト本体１０
は、断面円弧形状にくぼみ状となっているリムフランジ
部Ｆの断面Ｒ径に沿うように所定の長さを有する棒状を
なすとともに、ホイールＷのＲ径に沿う形状にてその長
手方向に円弧状に形成されている。また、図４（ｂ）に
示すようにホイールバランスウエイト本体１０の長手方
向両端の切断面のそれぞれ中央部には、次に詳述する左
右一対の第２のクリップ１１を嵌合するための嵌合孔１
０ａが形成されている。
【００１３】左右の第２のクリップ１１は、図５
（ａ），（ｂ）に示すようにホイールバランスウエイト
本体１０の前記嵌合孔１０ａに挿入されて嵌合する嵌合
端部１１ａと、この嵌合端部１１ａから手前に曲折し、
さらに下方に曲折するとともにリムフランジ部Ｆの外周
面Ｆ2 に回り込んで当該リムフランジ部の断面Ｒ径に沿
って係合する係合端部１１ｂを有して形成されている。
このように構成されるホイールバランスウエイト１０と
第２のクリップ１１において、リムフランジ部Ｆへホイ
ールバランスウエイト本体１０を装着するには、先ず、
ホイールバランスウエイト本体１０をホイールＷのリム
フランジ部Ｆの、断面円弧形状にくぼみ状となっている
装着すべき内周面Ｆ1 に載置する。次いで左右の第２の
クリップ１１の嵌合端部１１ａをホイールバランスウエ
イト本体１０の嵌合孔１０ａに挿入，嵌合させるととも
に、係合端部１１ｂをリムフランジ部Ｆの外周面Ｆ2 に
回り込むように押しこむ。これによりホイールバランス
ウエイト本体１０はホイールＷに装着される。
（ａ），（ｂ）に示すようにホイールバランスウエイト
本体１０の前記嵌合孔１０ａに挿入されて嵌合する嵌合
端部１１ａと、この嵌合端部１１ａから手前に曲折し、
さらに下方に曲折するとともにリムフランジ部Ｆの外周
面Ｆ2 に回り込んで当該リムフランジ部の断面Ｒ径に沿
って係合する係合端部１１ｂを有して形成されている。
このように構成されるホイールバランスウエイト１０と
第２のクリップ１１において、リムフランジ部Ｆへホイ
ールバランスウエイト本体１０を装着するには、先ず、
ホイールバランスウエイト本体１０をホイールＷのリム
フランジ部Ｆの、断面円弧形状にくぼみ状となっている
装着すべき内周面Ｆ1 に載置する。次いで左右の第２の
クリップ１１の嵌合端部１１ａをホイールバランスウエ
イト本体１０の嵌合孔１０ａに挿入，嵌合させるととも
に、係合端部１１ｂをリムフランジ部Ｆの外周面Ｆ2 に
回り込むように押しこむ。これによりホイールバランス
ウエイト本体１０はホイールＷに装着される。
【００１４】なお、特に実施の形態としては示さなかっ
たが、前記第１の実施の形態と第２の実施の形態を合わ
せて、第１のクリップ２と第２のクリップ１１との両方
でホイールバランスウエイト本体（１，１０）をリムフ
ランジ部Ｆに装着するようにしてもよい。また、前記第
１のクリップ２と第２のクリップ１１は、弾性力のある
バネ部材にて形成するようにしてもよい。
たが、前記第１の実施の形態と第２の実施の形態を合わ
せて、第１のクリップ２と第２のクリップ１１との両方
でホイールバランスウエイト本体（１，１０）をリムフ
ランジ部Ｆに装着するようにしてもよい。また、前記第
１のクリップ２と第２のクリップ１１は、弾性力のある
バネ部材にて形成するようにしてもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、部材
的に柔らかでホイールとのなじみのよい従来の鉛部材に
て形成されたホイールバランスウエイトに代えて、鉄等
の金属部材にてホイールバランスウエイトを形成して
も、装着時においてホイールを傷つけることなく、ま
た、装着後において外れることもないホイールバランス
ウエイトを実現できる。
的に柔らかでホイールとのなじみのよい従来の鉛部材に
て形成されたホイールバランスウエイトに代えて、鉄等
の金属部材にてホイールバランスウエイトを形成して
も、装着時においてホイールを傷つけることなく、ま
た、装着後において外れることもないホイールバランス
ウエイトを実現できる。
【図１】（ａ）図は本発明の第一の実施の形態における
ホイールバランスウエイト本体１の正面図であり、
（ｂ）図はその平面図である。
ホイールバランスウエイト本体１の正面図であり、
（ｂ）図はその平面図である。
【図２】（ａ）図は本発明の第一の実施の形態における
ホイールバランスウエイト１をホイールＷに装着するた
めのクリップ２の正面図であり、（ｂ）図はその側面図
である。
ホイールバランスウエイト１をホイールＷに装着するた
めのクリップ２の正面図であり、（ｂ）図はその側面図
である。
【図３】本発明の第一の実施の形態におけるホイールバ
ランスウエイト１をクリップ２にてホイールＷに装着し
た状態を示す外観斜視図である（ホイールＷは破断して
その一部を示している）。
ランスウエイト１をクリップ２にてホイールＷに装着し
た状態を示す外観斜視図である（ホイールＷは破断して
その一部を示している）。
【図４】（ａ）図は本発明の第二の実施の形態における
ホイールバランスウエイト１０の正面図，（ｂ）図はそ
の右側面図，（ｃ）図は平面図である。
ホイールバランスウエイト１０の正面図，（ｂ）図はそ
の右側面図，（ｃ）図は平面図である。
【図５】本発明の第二の実施の形態におけるホイールバ
ランスウエイト１０を一対のクリップ１１にてホイール
Ｗに装着した状態を示す外観斜視図である（ホイールＷ
は破断してその一部を示している）。
ランスウエイト１０を一対のクリップ１１にてホイール
Ｗに装着した状態を示す外観斜視図である（ホイールＷ
は破断してその一部を示している）。
【図６】従来における鉛部材にて形成されたホイールバ
ランスウエイト１０をリムフランジ部Ｆに取り付けた状
態を説明する図である。
ランスウエイト１０をリムフランジ部Ｆに取り付けた状
態を説明する図である。
１ ホイールバランスウエイト本体 １ａ 溝部 １ｂ 溝部 １ｃ 溝部 ２ 第１のクリップ ２ａ 下部 ２ｂ 上部 １０ ホイールバランスウエイト本体 １０ａ 勘合孔 １１ 第２のクリップ １１ａ 勘合端部 １１ｂ 係合端部 Ｗ ホイール Ｆ リムフランジ部 Ｆ1 内周面 Ｆ2 外周面
Claims (3)
- 【請求項１】 車輪のホイールバランスを取るためにホ
イールのリムフランジ部に取り付けられるホイールバラ
ンスウエイトであって、 ホイールバランスウエイト本体と、このホイールバラン
スウエイト本体をホイールのリムフランジ部に取り付け
るための第１のクリップとからなり、 前記ホイールバランスウエイト本体は、取り付けられる
ホイールのＲ径に沿った円弧状に形成されるとともにそ
の上部に前記第１のクリップの先端を嵌合する嵌合部を
有し、 前記第１のクリップは、その一端に前記ホイールバラン
スウエイト本体の嵌合部に嵌合する嵌合端を有するとと
もに、その他端にリムフランジ部の外周面に回り込んで
係合する係合端を有してなることを特徴とするホイール
バランスウエイト。 - 【請求項２】 車輪のホイールバランスを取るためにホ
イールのリムフランジ部に取り付けられるホイールバラ
ンスウエイトであって、 ホイールバランスウエイト本体と、このホイールバラン
スウエイト本体をホイールのリムフランジ部に取り付け
るための一対の第２のクリップとからなり、 前記ホイールバランスウエイト本体は、取り付けられる
ホイールのＲ径に沿った円弧状に形成されるとともにそ
の両端のそれぞれの切断面に、前記第２のクリップの一
端を嵌合する嵌合部を有し、 前記一対の第２のクリップは、それぞれがその一端に前
記ホイールバランスウエイト本体の嵌合部に嵌合する嵌
合端を有するとともに、その他端にリムフランジ部の外
周面に回り込んで係合する係合端を有してなることを特
徴とするホイールバランスウエイト。 - 【請求項３】 車輪のホイールバランスを取るためにホ
イールのリムフランジ部に取り付けられるホイールバラ
ンスウエイトであって、 ホイールバランスウエイト本体と、このホイールバラン
スウエイト本体をホイールのリムフランジ部に取り付け
るための第１のクリップと一対の第２のクリップとから
なり、 前記ホイールバランスウエイト本体は、取り付けられる
ホイールのＲ径に沿った円弧状に形成されるとともにそ
の上部に前記第１のクリップの先端を嵌合する嵌合部
と、その両端のそれぞれの切断面に前記一対の第２のク
リップの一端を嵌合する嵌合部を有し、 前記第１のクリップは、その一端に前記ホイールバラン
スウエイト本体上部の嵌合部に嵌合する嵌合端を有する
とともに、その他端にリムフランジ部の外周面に回り込
んで係合する係合端を有し、 前記一対の第２のクリップは、それぞれがその一端に前
記ホイールバランスウエイト本体両端の嵌合部に嵌合す
る嵌合端を有するとともに、その他端にリムフランジ部
の外周面に回り込んで係合する係合端を有してなること
を特徴とするホイールバランスウエイト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10025072A JPH11210836A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | ホイールバランスウエイト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10025072A JPH11210836A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | ホイールバランスウエイト |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11210836A true JPH11210836A (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=12155733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10025072A Pending JPH11210836A (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | ホイールバランスウエイト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11210836A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8807663B2 (en) | 2011-03-08 | 2014-08-19 | Plombco Inc. | Overmolded wheel-balancing weight |
| USD737116S1 (en) | 2012-03-08 | 2015-08-25 | Plombco Inc. | Wheel-securing clip |
| US9157501B2 (en) | 2002-07-15 | 2015-10-13 | Hennessy Industries, Inc. | Vehicle wheel balance weights |
| US9169895B2 (en) | 2011-11-29 | 2015-10-27 | Hennessy Industries, Inc. | Vehicle wheel balance weights |
-
1998
- 1998-01-22 JP JP10025072A patent/JPH11210836A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9157501B2 (en) | 2002-07-15 | 2015-10-13 | Hennessy Industries, Inc. | Vehicle wheel balance weights |
| US10288147B2 (en) | 2002-07-15 | 2019-05-14 | Plombco Inc. | Vehicle wheel balance weights |
| US10704644B2 (en) | 2002-07-15 | 2020-07-07 | Plombco Inc. | Vehicle wheel balance weights |
| US8807663B2 (en) | 2011-03-08 | 2014-08-19 | Plombco Inc. | Overmolded wheel-balancing weight |
| US9341231B2 (en) | 2011-03-08 | 2016-05-17 | Plombco Inc. | Overmolded wheel-balancing weight with wheel-securing clip |
| US9169895B2 (en) | 2011-11-29 | 2015-10-27 | Hennessy Industries, Inc. | Vehicle wheel balance weights |
| US9400032B2 (en) | 2011-11-29 | 2016-07-26 | Hennessy Industries, Inc. | Vehicle wheel balance weights |
| USD737116S1 (en) | 2012-03-08 | 2015-08-25 | Plombco Inc. | Wheel-securing clip |
| USD762105S1 (en) | 2012-03-08 | 2016-07-26 | Plombco Inc. | Wheel-securing clip |
| USD774872S1 (en) | 2012-03-08 | 2016-12-27 | Plombco Inc. | Wheel-securing clip |
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