JP2001221289A - 二輪車車輪用バランスウエイト - Google Patents

二輪車車輪用バランスウエイト

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JP2001221289A
JP2001221289A JP2000027061A JP2000027061A JP2001221289A JP 2001221289 A JP2001221289 A JP 2001221289A JP 2000027061 A JP2000027061 A JP 2000027061A JP 2000027061 A JP2000027061 A JP 2000027061A JP 2001221289 A JP2001221289 A JP 2001221289A
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arm
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arms
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JP2000027061A
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English (en)
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Saburo Maruyama
三郎 丸山
Katsuji Shibusawa
勝治 渋沢
Yoshiaki Haga
佳明 芳賀
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Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境上問題を生じない、かつ装着の容易な自
動二輪車用バランスウエイトの提供。 【解決手段】 鉛以外の金属からなるウエイト10とク
リップ40とからなる二輪車用バランスウエイト1。ウ
エイト10は、外周面11から切り込まれた溝13とウ
エイト軸方向一端15から途中の段付面16までにわた
って形成されたクリップ配置部14を有する。クリップ
30はクリップ配置部14に配置され、一対のアーム3
1と連結部32と折り返し部43を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二輪車車輪用バラ
ンスウエイトに関する。
【0002】
【従来の技術】二輪車の車輪には回転のバランスをとる
ために、車輪のスポーク部のテンション調整部にバラン
スウエイトが装着される。従来の二輪車車輪用バランス
ウエイトは、鉛製である。従来の二輪車車輪用バランス
ウエイトは、ほぼ円筒形の外径を有し、全長にわたって
外周面から中心側に向かって切込みを有する。そして、
この切込みにスポーク調整部を挿入した後、ウエイト自
体を外周面側からかしめてスポーク調整部に抜け外れ不
能に固定する。バランスウエイトが鉛製のため剛性が低
く、かしめ可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の二輪車
車輪用バランスウエイトは、鉛製のため、環境上の問題
があった。従来のバランスウエイトの形状を維持したま
ま、鉛を鉛以外の金属、たとえば鉄に変えると、ウエイ
ト自体の剛性が大になり過ぎて、かしめ固定ができなく
なり、バランスウエイトの、車輪のスポーク調整部また
はスポーク部への装着を容易に行えなくなる。本発明の
目的は、バランスウエイトの材質を鉛以外の金属に変
え、しかも車輪への装着が容易な二輪車車輪用バランス
ウエイトを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 鉛以外の金属からなるウエイトとばね鋼からな
るクリップとを有し、前記ウエイトは、ウエイトの外周
面と、前記ウエイト外周面からウエイト径方向中心を越
える位置までウエイト径方向に切り込まれた溝と、ウエ
イト軸方向にウエイト一端からウエイト軸方向途中位置
にある段付面までにわたって形成されかつ溝切込み方向
に前記外周面から隔たった位置から溝奥部を越える位置
までにわたって形成されたクリップ配置部と、を有し、
前記クリップは、前記クリップ配置部に配置され、一対
のアームと、該一対のアームを連結する連結部と、該連
結部に接続され該連結部に対し前記アームから離れる側
に折り返された折り返し部と、を有する、二輪車車輪用
バランスウエイト。 (2) 前記ウエイトの前記外周面は、前記溝の開口部
に対してウエイト径方向反対側に外周平面部を有してお
り、該外周平面部に前記クリップの前記折り返し部に形
成される突出部が嵌合される外周凹部が形成されてお
り、前記ウエイトの前記溝は、一対の溝側面と溝奥面を
有しており、前記一対の溝側面の間隔は前記バランスウ
エイトが装着されるスポーク調整部の平行2面の間隔以
上とされており、前記ウエイトの前記クリップ配置部
は、クリップ把持部と狭幅部とクリップアーム逃がし部
を有しており、前記クリップ把持部は、クリップ把持部
奥面と一対の湾曲した側面とを有しており、該クリップ
把持部の一対の側面の間隔は前記クリップの一対のアー
ムのアーム根元部を把持する間隔とされており、前記狭
幅部の間隔は、前記クリップの一対のアームの根元部の
最大間隔より小の間隔とされており、前記クリップアー
ム逃がし部は、一対のクリップのアーム中央部逃がし用
の側面と、該一対の側面と前記溝側面とを連結する一対
のクリップのアーム先端部逃がし用の凹面を有してお
り、該クリップアーム逃がし部の前記一対の側面の間隔
はクリップ内にクリップの一対のアームを押し広げてス
ポーク調整部が挿入された時に押し拡げられるクリップ
アームの中央部を逃がすことができる間隔とされてお
り、この時前記クリップアーム逃がし部の前記一対の凹
面は押し拡げられた前記クリップの一対のアームのアー
ム先端部を逃がすことができる形状、間隔とされてお
り、前記ウエイトのクリップ把持部奥面と前記外周平面
部との間隔は、前記クリップの前記連結部と前記折り返
し部との間隔にほぼ等しくされており、前記外周平面部
の前記外周凹部は前記クリップが前記ウエイトに装着さ
れた時に前記クリップの折り返し部の前記突出部を受け
入れることができる位置に形成されている、(1)記載
の二輪車車輪用バランスウエイト。 (3) 前記クリップの一対のアームは、前記連結部か
らアーム先端側に向って、アーム根元部、アーム中央
部、アーム最狭部、アーム先端部を、有しており、前記
クリップの前記折り返し部は、前記アームに近づく側に
突出する突出部を有しており、前記クリップの自由状態
において、前記クリップの前記一対のアームの間隔は、
アームのクリップ連結部側の端部からそれと反対側のア
ーム先端側の端部に向かって、前記根元部で拡げられた
後狭められ前記アーム中央部で凹状に湾曲されて先端側
で狭められ前記最狭部で最も狭められ前記アーム先端部
で再び拡げられており、前記一対のアームの前記アーム
根元部からアーム中央部への移行部の間隔はスポーク調
整部の平行2面の間隔と等しいかそれより小とされてお
り、前記一対のアームのアーム最狭部の間隔はスポーク
調整部の平行2面の間隔より小とされており、前記クリ
ップが前記ウエイトの前記クリップ配置部に配置されス
ポーク調整部が前記クリップの前記一対のアーム間に挿
入された状態において、前記クリップの一対のアームの
前記アーム最狭部がスポーク調整部の平行2面を付勢力
をもって挟持しており、前記クリップの前記連結部と前
記折り返し部とは前記ウエイトの前記外周平面部と前記
クリップ把持部奥面との間の部分を挟み込んでおり、前
記クリップの前記折り返し部の前記突出部は前記ウエイ
トの前記外周平面部の前記外周凹部に嵌まり込んでい
る、(2)記載の二輪車車輪用バランスウエイト。
【0005】上記(1)の二輪車車輪用バランスウエイ
トでは、ウエイトが鉛以外の金属(たとえば、鉄)から
なるので、環境上の問題を解消できる。バランスウエイ
トの二輪車車輪のスポーク調整部への取り付けは、スポ
ーク調整部をウエイトの溝を通してクリップ内に挿入す
ることによって行われる。スポーク調整部をクリップ内
に挿入した状態において、スポーク調整部は、ばね鋼か
らなるクリップの、一対のアームの把持力によりクリッ
プに把持され、バランスウエイトからの抜け外れが防止
される。また、クリップがウエイトのクリップ配置部に
配置され、クリップがクリップの連結部と折り返し部の
間にウエイトを付勢力をもって挾持するので、ウエイト
とクリップとは抜け外れ不能に固定される。したがっ
て、バランスウエイトをスポーク調整部に装着するだけ
でバランスウエイトをスポーク調整部に固定することが
できるので、バランスウエイトの車輪への装着は容易で
ある。上記(2)、(3)の二輪車車輪用バランスウエ
イトでは、ウエイトの溝の一対の溝側面の間隔がスポー
ク調整部の平行2面の間隔以上とされているので、スポ
ーク調整部を溝を通してクリップ内に挿入することがで
きる。また、スポーク調整部がクリップ内に挿入された
後では、スポーク調整部の平行2面はクリップの一対の
アームの最狭部間に挟まれ、一対のアームに生じている
挾持ばね力により、スポーク調整部はクリップに挟持さ
れる。これによって、クリップとスポーク調整部とは固
定される。また、クリップとウエイトの固定は、各方向
においてつぎの通りである。溝が延びる方向と直交する
方向には、ウエイトのクリップ配置部のクリップ把持部
の一対の側面がクリップの一対のアームのアーム根元部
を把持する。また、ウエイトのクリップ配置部の狭幅部
がクリップの一対のアームのアーム根元部からアーム中
央部への移行部を把持する。溝が延びる方向には、クリ
ップの連結部と折り返し部がウエイトの外周平面部とク
リップ把持部奥面との間の部分を挟み込むことによっ
て、ウエイトはクリップに固定される。高さ方向(ウエ
イト軸方向)には、クリップのウエイトへの挿入方向に
は、クリップの下端がクリップ配置部の段付面に当たる
ことによって固定され、クリップ挿入方向と反対方向に
は、クリップの折り返し部の突出部がウエイトの外周平
面部の外周凹部には嵌め込まれることによって抜け外れ
不能とされる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明実施例の二輪車車輪用バラ
ンスウエイトを図1〜図11を参照して説明する。
【0007】本発明実施例の二輪車車輪用バランスウエ
イト1は、ウエイト10と、クリップ40とからなる。
ウエイト10は鉛以外の金属、たとえば鉄からなる。ク
リップ40はばね鋼からなる。したがって、本発明実施
例の二輪車車輪用バランスウエイトは、鉛レスである。
バランスウエイト1は、二輪車車輪2のスポーク3の張
り力を調整するスポーク調整部4に装着される。スポー
ク調整部4は平行2面5を有し、そこをスパナで挟んで
回してスポーク3の張り力を調整する。
【0008】バランスウエイト1の軸方向長さLは、バ
ランスウエイト1の総重量によって設定され、バランス
ウエイト1の総重量が、たとえば、15g(ウエイト1
0の重量=14.2g+クリップ40の重量=0.8
g)の場合、バランスウエイト1の長さLは、たとえ
ば、21mmであり、バランスウエイト1の総重量が、
たとえば、20g(ウエイト10の重量=19.2g+
クリップ40の重量=0.8g)の場合、バランスウエ
イト1の長さLは、たとえば、28.5mmである。バ
ランスウエイト1の総重量は、予めタイヤを装着した二
輪車車輪2のバラステストを行って、決定される。
【0009】ウエイト10は、図4〜図6に示すよう
に、ウエイトの外周面11と、ウエイト外周面11から
ウエイト径方向中心12を越える位置までウエイト径方
向に切り込まれた溝13と、クリップ配置部14を有す
る。クリップ配置部14は、ウエイト軸方向にウエイト
一端15からウエイト軸方向途中位置にある段付面16
までにわたって形成され、かつ、溝切込み方向に外周面
11から隔たった位置17から溝奥部20を越える位置
までにわたって形成されている。
【0010】クリップ40は、たとえば板厚が0.6m
m、質量が0.8g、焼戻し後の表面硬さがHRC45
〜60の、ばね鋼からなる。クリップ40は、ウエイト
10のクリップ配置部14に配置される。クリップ40
は、図7、8(クリップ40の自由状態を示す)に示す
ように、一対のアーム41と、一対のアーム41を連結
する連結部42と、連結部42に接続され連結部42に
対しアーム41から離れる側に折り返された折り返し部
43を有する。折り返し部43には、アーム41に近づ
く側に突出する突出部44が形成されている。クリップ
40の一対のアーム41は、連結部42側からアーム先
端側に向って順に、アーム根元部45と、アーム中央部
46と、アーム最狭部47と、アーム先端部48と、を
有する。
【0011】ウエイト10の構造をさらに詳しく説明す
る。ウエイト10の外周面11は、ウエイト10の溝1
3の開口部に対しウエイト径方向反対側に外周平面部1
8を有している。外周平面部18には外周凹部19が形
成されており、外周凹部19には、クリップ40がウエ
イト10に装着された時に、クリップ40の折り返し部
43の突出部44が嵌合される(図2)。
【0012】ウエイト10の溝13は、一対の溝側面2
1と溝奥面22を有しており、高さ方向にはウエイト1
0の全長にわたって延びている。一対の溝側面21の間
隔はスポーク調整部4の平行2面5の間隔以上とされて
いる。これによって、スポークを溝13を通して溝奥面
22に接触するかまたはその近傍位置まで挿入すること
ができる。
【0013】ウエイト10のクリップ配置部14は、ク
リップ把持部23と狭幅部24とクリップアーム逃がし
部25を有している。クリップ把持部23は、奥面26
と一対の湾曲した凹状の側面27とを有している。クリ
ップアーム逃がし部25は、一対の湾曲した側面29
と、一対の側面29と溝側面21とを連結する一対の湾
曲した凹面30と、を有している。
【0014】ウエイト10のクリップ把持部23の奥面
26と外周平面部18との間の部分28の間隔は、クリ
ップ40の連結部42と折り返し部43との間隔とほぼ
等しくされている。これにより、クリップ40がウエイ
ト10に装着された時、クリップ40の連結部42と折
り返し部43とでウエイト10のクリップ把持部23の
奥面26と外周平面部18との間の部分28を挟み込
み、ウエイト10はクリップ40と固定される。また、
奥面26と外周平面部18との間の部分28は、ウエイ
ト軸方向一端15から、ウエイト軸方向に対し、クリッ
プ40の板厚分(たとえば、0.6mm)だけ切られて
形成されている。これにより、クリップ40をウエイト
10に装着した時、クリップ40を、ウエイト軸方向に
ウエイト上端15からはみ出すことなく、ウエイト10
のクリップ把持部23の奥面26と外周平面部18との
間の部分28に挟み込むことができる。
【0015】ウエイト10のクリップ把持部23の一対
の側面27の間隔は、クリップ40の一対のアーム41
のアーム根元部45を把持する間隔とされている。ま
た、ウエイト10の狭幅部24の間隔は、クリップ40
の一対のアーム41の根元部45の最大間隔より小とさ
れており、アーム根元部45からアーム中央部46への
移行部を把持する間隔とされている。
【0016】クリップアーム逃がし部25の一対の側面
29の間隔は、クリップ40内にクリップ40の一対の
アーム41を押し広げてスポーク調整部4が挿入された
時に、クリップ40のアーム41のアーム中央部46を
逃がすことができる間隔とされている。クリップアーム
逃がし部25の一対の凹面30の間隔は、押し広げられ
たクリップ40の一対のアーム41のアーム先端部48
を逃がすことができる間隔とされている。
【0017】クリップ40の構造をさらに詳しく述べ
る。クリップ40の一対のアーム41は、連結部42か
らアーム先端側に向って順に、アーム根元部45、アー
ム中央部46、アーム最狭部47、アーム先端部48を
有する。クリップ40の自由状態(拘束しない状態)に
おいて、クリップ40の一対のアーム41の間隔は、ア
ーム41のクリップ連結部42側の端部からそれと反対
側のアーム先端にいくに従って、根元部45で拡げられ
た後狭められ、アーム中央部46で凹状に湾曲されて先
端側で狭められ、アーム最狭部47で最も狭められ、ア
ーム先端部48で再び拡げられている。一対のアーム4
1のアーム根元部45からアーム中央部46への移行部
の間隔はスポーク調整部4の平行2面5の間隔と等しい
かそれより小とされており、一対のアーム41のアーム
最狭部47の間隔はスポーク調整部4の平行2面5の間
隔より小とされている。これによって、スポーク調整部
4の平行2面5が、一対のアーム41のアーム根元部4
5からアーム中央部46への移行部とアーム最狭部47
間に挟まれた時、一対のアーム41にスポーク調整部4
を挟持する挟持ばね力が生じる。
【0018】クリップ40の折り返し部43は、連結部
42に接続されクリップ高さ方向にほぼ垂直に立ち上が
る立上がり部と、立上がり部から折れ曲がってクリップ
軸(一対のアーム41の中間を通って連結部42に垂直
に延びる軸)方向とほぼ平行に延びる中間部と、中間部
から折れ曲がってクリップ高さ方向とほぼ平行に下方に
延びる延長部と、からなる。折り返し部43の延長部の
先端近傍には突出部44が形成されている。突出部44
は、クリップ軸方向にアーム41に近づく側に突出して
おり、クリップ40をウエイト10に装着した状態で
は、ウエイト10の外周平面部18の外周凹部19に嵌
まり込んでいる。これにより、クリップ40は、上下方
向に抜け外れしにくくなるようにウエイト10に固定さ
れる。
【0019】クリップ40は、ウエイト10の軸方向
(高さ方向)には、ウエイト10のクリップ配置部14
内へ配置され、ウエイトの上端面15と軸方向途中の段
付面16との間にあり、車輪2のリムと段付面16との
間にある。クリップ40の連結部42と折り返し部43
は、ウエイト10の外周平面部18とクリップ把持部奥
面26との間の部分28を挟み込んでいる。クリップ4
0の突出部44はウエイト10の外周凹部19に嵌め込
まれており、ウエイト10に対してクリップ40の抜け
外れ方向への移動が抑制されている。
【0020】つぎに、バランスウエイト1の作用を説明
する。上記二輪車車輪用バランスウエイト1では、ウエ
イト10とクリップ40が鉛以外の金属(たとえば、
鉄)からなるので、環境上の問題を解消できる。また、
バランスウエイト1の車輪への取付けも以下のように容
易に行うことができる。
【0021】バランスウエイト1は二輪車車輪2のスポ
ーク調整部4に取り付けられる。バランスウエイト1の
スポーク調整部4への取付けは、スポーク調整部4をウ
エイト10の溝13を通してクリップ40内に挿入する
ことによって行われる。クリップ40は自身のばね力に
よってクリップ調整部4の平行2面5を把持し、ウエイ
ト10は、クリップ40の連結部42と折り返し部43
とでウエイト10のクリップ把持部23の奥面26と外
周平面部18との間の部分を挟み込むことにより、クリ
ップ40と固定される。その結果、バランスウエイト1
をスポーク調整部4に装着するだけで車輪2に取り付け
ることができるので、車輪2への装着は容易である。
【0022】二輪車車輪用バランスウエイト1のスポー
ク調整部4への装着、固定の詳細はつぎの通りである。
ウエイト10の溝13の一対の溝側面21の間隔がスポ
ーク調整部4の平行2面5の間隔以上とされているの
で、スポーク調整部4を溝13を通してクリップ40内
に挿入することができる。スポーク調整部4がクリップ
40内に挿入された後では、クリップ40とスポーク調
整部4との固定は、ばね鋼からなるクリップ40の、一
対のアーム41のスポーク調整部4把持力による。ま
た、クリップ40とウエイト10の固定は、各方向にお
いてつぎの通りである。
【0023】溝13が延びる方向と直交する方向には、
ウエイト10の把持部23の一対の側面27がクリップ
40の一対のアーム41のアーム根元部45を把持す
る。また、ウエイト10の狭幅部24がクリップ40の
一対のアーム41のアーム根元部45からアーム中央部
46への移行部を把持する。
【0024】溝13が延びる方向には、クリップ40の
連結部42と折り返し部43がウエイト10の外周平面
部18とクリップ把持部奥面26との間の部分28を挟
み込むことによって固定される。
【0025】高さ方向(ウエイト軸方向)には、クリッ
プのウエイトへの挿入方向には、クリップ40の下端が
クリップ配置部14の段付面16に当たることによって
固定され、クリップ挿入方向と反対方向には、クリップ
40の折り返し部43の突出部44がウエイト10の外
周平面部18の外周凹部19には嵌め込まれることによ
って抜け外れ不能とされる。
【0026】
【発明の効果】請求項1の二輪車車輪用バランスウエイ
トによれば、ウエイトが鉛以外の金属(たとえば、鉄)
からなるので、環境上の問題を解消できる。バランスウ
エイトの二輪車車輪のスポーク調整部への取り付けは、
スポーク調整部をウエイトの溝を通してクリップ内に挿
入することによって行われ、クリップは自身のばね力に
よってスポーク調整部を把持し、ウエイトは、クリップ
がウエイトを付勢力をもって挾持することにより、クリ
ップに抜け外れ不能に固定される。その結果、バランス
ウエイトをスポーク調整部に装着するだけでバランスウ
エイトをスポーク調整部に固定することができるので、
バランスウエイトの車輪への装着は容易である。請求項
2、3の二輪車車輪用バランスウエイトによれば、ウエ
イトの溝の一対の溝側面の間隔がスポーク調整部の平行
2面の間隔以上とされているので、スポーク調整部を溝
を通してクリップ内に挿入するだけで、容易にバランス
ウエイトをスポーク調整部に装着することができる。ま
た、クリップがばね鋼からなるので、一対のアームのス
ポーク調整部把持力によってクリップを車輪に固定する
ことができる。また、クリップとウエイトの固定は、各
方向に以下のように固定できる。溝が延びる方向と直交
する方向には、ウエイトのクリップ配置部のクリップ把
持部の一対の側面がクリップの一対のアームのアーム根
元部を把持、固定し、ウエイトのクリップ配置部の狭幅
部がクリップの一対のアームのアーム根元部からアーム
中央部への移行部を把持、固定する。溝が延びる方向に
は、クリップの連結部と折り返し部がウエイトの外周平
面部とクリップ把持部奥面との間の部分を挟み込むこと
によって固定できる。高さ方向(ウエイト軸方向)に
は、クリップのウエイトへの挿入方向には、クリップの
下端がクリップ配置部の段付面に当たることによって固
定でき、クリップ挿入方向と反対方向には、クリップの
折り返し部の突出部がウエイトの外周平面部の外周凹部
には嵌め込まれることによって抜け外れ不能に固定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の二輪車車輪用バランスウエイト
の平面図である。
【図2】図1のA−A線で切断して見た断面図である。
【図3】図1のB方向から見た側面図である。
【図4】本発明実施例の二輪車車輪用バランスウエイト
のウエイトの平面図である。
【図5】図4のC−C線で切断して見た断面図である。
【図6】図4のD方向から見た断面図である。
【図7】本発明実施例の二輪車車輪用バランスウエイト
のクリップ部分の自由状態での平面図である。
【図8】図7のE−E線で切断して見た断面図である。
【図9】図1の二輪車車輪用バランスウエイトの斜視図
である。
【図10】図7の二輪車車輪用バランスウエイトのクリ
ップの斜視図である。
【図11】図1の二輪車車輪用バランスウエイトを車輪
に装着した一部側面図である。
【符号の説明】
1 二輪車車輪用バランスウエイト 10 ウエイト 11 外周面 12 ウエイト中心 13 溝 14 クリップ配置部 15 ウエイトの軸方向一端 16 段付面 17 溝のウエイト外周面から隔たった位置 18 外周平面部 19 外周凹部 20 溝奥部 21 溝側面 22 溝奥面 23 クリップ把持部 24 狭幅部 25 クリップアーム逃がし部 26 クリップ把持部の奥面 27 クリップ把持部の側面 28 外周平面部とクリップ把持部奥面との間の部分 29 クリップアーム逃がし部の側面 30 クリップアーム逃がし部の凹面 40 クリップ 41 一対のアーム 42 連結部 43 折り返し部 44 突出部 45 アーム根元部 46 アーム中央部 47 アーム最狭部 48 アーム先端部 L バランスウエイトの長さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛以外の金属からなるウエイトとばね鋼
    からなるクリップとを有し、 前記ウエイトは、ウエイトの外周面と、前記ウエイト外
    周面からウエイト径方向中心を越える位置までウエイト
    径方向に切り込まれた溝と、ウエイト軸方向にウエイト
    一端からウエイト軸方向途中位置にある段付面までにわ
    たって形成されかつ溝切込み方向に前記外周面から隔た
    った位置から溝奥部を越える位置までにわたって形成さ
    れたクリップ配置部と、を有し、 前記クリップは、前記クリップ配置部に配置され、一対
    のアームと、該一対のアームを連結する連結部と、該連
    結部に接続され該連結部に対し前記アームから離れる側
    に折り返された折り返し部と、を有する、二輪車車輪用
    バランスウエイト。
  2. 【請求項2】 前記ウエイトの前記外周面は、前記溝の
    開口部に対してウエイト径方向反対側に外周平面部を有
    しており、該外周平面部に前記クリップの前記折り返し
    部に形成される突出部が嵌合される外周凹部が形成され
    ており、 前記ウエイトの前記溝は、一対の溝側面と溝奥面を有し
    ており、前記一対の溝側面の間隔は前記バランスウエイ
    トが装着されるスポーク調整部の平行2面の間隔以上と
    されており、 前記ウエイトの前記クリップ配置部は、クリップ把持部
    と狭幅部とクリップアーム逃がし部を有しており、 前記クリップ把持部は、クリップ把持部奥面と一対の湾
    曲した側面とを有しており、該クリップ把持部の一対の
    側面の間隔は前記クリップの一対のアームのアーム根元
    部を把持する間隔とされており、 前記狭幅部の間隔は、前記クリップの一対のアームの根
    元部の最大間隔より小の間隔とされており、 前記クリップアーム逃がし部は、一対のクリップのアー
    ム中央部逃がし用の側面と、該一対の側面と前記溝側面
    とを連結する一対のクリップのアーム先端部逃がし用の
    凹面を有しており、該クリップアーム逃がし部の前記一
    対の側面の間隔はクリップ内にクリップの一対のアーム
    を押し広げてスポーク調整部が挿入された時に押し拡げ
    られるクリップアームの中央部を逃がすことができる間
    隔とされており、この時前記クリップアーム逃がし部の
    前記一対の凹面は押し拡げられた前記クリップの一対の
    アームのアーム先端部を逃がすことができる形状、間隔
    とされており、 前記ウエイトのクリップ把持部奥面と前記外周平面部と
    の間隔は、前記クリップの前記連結部と前記折り返し部
    との間隔にほぼ等しくされており、 前記外周平面部の前記外周凹部は前記クリップが前記ウ
    エイトに装着された時に前記クリップの折り返し部の前
    記突出部を受け入れることができる位置に形成されてい
    る、請求項1記載の二輪車車輪用バランスウエイト。
  3. 【請求項3】 前記クリップの一対のアームは、前記連
    結部からアーム先端側に向って、アーム根元部、アーム
    中央部、アーム最狭部、アーム先端部を、有しており、 前記クリップの前記折り返し部は、前記アームに近づく
    側に突出する突出部を有しており、 前記クリップの自由状態において、前記クリップの前記
    一対のアームの間隔は、アームのクリップ連結部側の端
    部からそれと反対側のアーム先端側の端部に向かって、
    前記根元部で拡げられた後狭められ前記アーム中央部で
    凹状に湾曲されて先端側で狭められ前記アーム最狭部で
    最も狭められ前記アーム先端部で再び拡げられており、
    前記一対のアームの前記アーム根元部からアーム中央部
    への移行部の間隔はスポーク調整部の平行2面の間隔と
    等しいかそれより小とされており、前記一対のアームの
    アーム最狭部の間隔はスポーク調整部の平行2面の間隔
    より小とされており、 前記クリップが前記ウエイトの前記クリップ配置部に配
    置されスポーク調整部が前記クリップの前記一対のアー
    ム間に挿入された状態において、前記クリップの一対の
    アームの前記最狭部がスポーク調整部の平行2面を付勢
    力をもって挟持しており、前記クリップの前記連結部と
    前記折り返し部とは前記ウエイトの前記外周平面部と前
    記クリップ把持部奥面との間の部分を挟み込んでおり、
    前記クリップの前記折り返し部の前記突出部は前記ウエ
    イトの前記外周平面部の前記外周凹部に嵌まり込んでい
    る、請求項2記載の二輪車車輪用バランスウエイト。
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