JPH1120973A - シート搬送装置及び画像処理装置 - Google Patents

シート搬送装置及び画像処理装置

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JPH1120973A
JPH1120973A JP17825797A JP17825797A JPH1120973A JP H1120973 A JPH1120973 A JP H1120973A JP 17825797 A JP17825797 A JP 17825797A JP 17825797 A JP17825797 A JP 17825797A JP H1120973 A JPH1120973 A JP H1120973A
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JP
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meandering
endless belt
roller
image processing
sheet
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Hitoshi Katsuyama
均 勝山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無端ベルトの幅方向左右の送り量が変わって
しまうのを防止しつつ該無端ベルトの蛇行を修正するこ
と。 【解決手段】 駆動ローラ7と従動ローラ8に張架され
たエンドレスベルト9の蛇行量を検知する蛇行検知セン
サ21と、前記エンドレスベルト9の蛇行を修正する蛇行
修正機構22と、前記蛇行検知センサ21の検知信号に基づ
いて前記蛇行修正機構22を制御する制御装置23とを有
し、駆動ローラ7と従動ローラ8の搬送方向と直交する
幅方向の平行関係を維持しつつ、前記駆動ローラ7をエ
ンドレスベルト9の蛇行量に応じて傾けるように構成し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無端ベルトによって
シートを搬送するシート搬送装置及びこれを用いたプリ
ンタ等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ等の画像処理装置におい
て、布帛等のシートの搬送は、駆動ローラと従動ローラ
との間に張架され、表面に粘着層を有する無端ベルトに
前記シートを貼り付けて搬送するようになっている。従
って、前記無端ベルトが蛇行すると、シートに記録され
る絵柄等の画像がズレてしまう等、記録精度が悪くなる
という問題があった。
【0003】無端ベルトの搬送方向と直交する幅方向両
端の周長が異なったり、張力にバラツキがあると、無端
ベルトが蛇行することが知られているが、無端ベルトの
幅方向左右の周長を同寸法で製作することや、該幅方向
左右の張力バランスを同じにすることは困難であった。
【0004】そのため、無端ベルトの蛇行を修正するた
めの蛇行修正機構が必須であった。具体的には、無端ベ
ルトの幅が狭いものは、該無端ベルトを張架しているロ
ーラにクラウンを設けて、無端ベルトの蛇行を修正する
方法が良く知られている。これは、ベルトを巻き掛ける
ローラの形状を、軸方向中間部をわずかに拡径したクラ
ウン形状にし、ベルトがローラの径の大きい方向に寄る
という作用を利用して、常にベルトをローラの中央付近
に安定させようというものである。しかし、幅広の無端
ベルトではローラにクラウンを設けると、幅方向中央に
寄る力が大きくなり、無端ベルトに皺が寄ったりする。
【0005】ここで、従来の蛇行修正方法の例を図5を
用いて説明する。従来の蛇行修正方法は、図5に示すよ
うに、駆動ローラ102 と従動ローラ103 との間に張架さ
れた無端ベルト101 が蛇行を始めると、従動ローラ103
の幅方向一端を搬送方向と同一な水平方向に移動させて
蛇行を修正していた。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、駆動ローラ102 と従動ローラ103 の幅方
向における平行関係を崩してしまっているので、無端ベ
ルト101 の蛇行が修正できたとしても、該無端ベルト10
1 の幅方向左右の送り量が異なってしまうという問題が
あった。
【0007】また、例えば無端ベルトに貼り付けられた
シートにインクジェットヘッドで記録を行う場合、該無
端ベルトの幅方向のライン単位でインクが吐出され記録
が行われるため、前述の如く幅方向左右の送り量が異な
ると、例えば、無端ベルト101 の右側(図中上側)では
1サイクル前に記録した箇所と重なり合ってしまい、左
側(図中下側)では隙間が生じてしまうという問題があ
った。
【0008】そこで、本発明の目的は、無端ベルトの幅
方向左右の送り量が変わってしまうのを防止しつつ該無
端ベルトの蛇行を修正することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るシート搬送装置の構成は、複数の回転体
に張架された無端ベルトを回転させてシートを搬送する
シート搬送装置において、前記無端ベルトの蛇行量を検
知する蛇行検知手段と、前記無端ベルトの蛇行を修正す
る蛇行修正手段と、前記蛇行検知手段の検知信号に基づ
いて前記蛇行修正手段を制御する制御手段とを有し、前
記複数の回転体の搬送方向と直交する幅方向の平行関係
を維持しつつ、該複数の回転体のうちの少なくとも一つ
の回転体を無端ベルトの蛇行量に応じて傾けるように構
成したことを特徴とする。
【0010】また、前記蛇行修正手段は、前記複数の回
転体のうちの少なくとも一つの回転体に接続され、該回
転体の軸端部を無端ベルトの蛇行量に応じて搬送方向に
対して垂直方向に移動させることを特徴とする。
【0011】また、前記蛇行修正手段が接続された前記
複数の回転体のうちの少なくとも一つの回転体の近傍に
前記蛇行検知手段を配置するとともに、該蛇行検知手段
と前記蛇行修正手段とを近接して配置していることを特
徴とする。
【0012】また上記目的を達成するための本発明に係
る画像処理装置の構成は、上記構成のシート搬送装置
と、該シート搬送装置によって搬送されたシートに記録
を行うための記録手段とを有することを特徴とする。
【0013】また、前記画像処理装置は、記録手段が信
号に応じてインクを吐出して記録を行うインクジェット
記録方式であることを特徴とする。更に、記録手段が前
記電気熱変換体によって印加される熱エネルギーによ
り、インクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりインク
を吐出させることを特徴とする。
【0014】本発明に係るシート搬送装置及び画像処理
装置は、上述の如く構成したので、無端ベルトの幅方向
左右の送り量に差が生じることなく、該無端ベルトの蛇
行を修正することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を適用したシート
搬送装置及び画像処理装置の実施の形態について詳しく
説明する。尚、以下の実施形態では、本発明を適用した
シート搬送装置を有する画像処理装置を例示して説明す
る。
【0016】〔第1実施形態〕第1実施形態に係るイン
クジェットプリンタについて図面を用いて具体的に説明
する。図1は本実施形態に係るインクジェットの概略構
成を示す断面図である。
【0017】図1において、1はシートとしての布帛で
ある。この布帛1は巻出ローラ2の回転に応じて巻き出
され、中間ローラ3a、除塵ローラ3b,3c、皺取ロ
ーラ3d、及び中間ローラ3e,3dを介して、記録手
段4に対向する部位に設けた搬送部Aにより実質的に水
平方向に搬送された後、中間ローラ3g,3hを介して
巻取ローラ5に巻き取られる。
【0018】前記搬送部Aは、サーボモータ6と連結し
て駆動回転可能な駆動回転体としての駆動ローラ7と、
回転自在な従動回転体としての従動ローラ8との間に無
端ベルトとしてのエンドレスベルト9を掛け渡し、駆動
ローラ7を駆動回転することによってエンドレスベルト
9を図1の反時計回り方向(搬送方向)へ回転させて布
帛1を搬送するものである。
【0019】このエンドレスベルト9の表面には粘着層
が形成されている。そして、巻出ローラ2から繰り出さ
れた布帛1は、貼付回転体としての貼付ローラ14によっ
てエンドレスベルト9の粘着層に押し付けられて貼着さ
れ、該ベルト9から浮くことなく搬送される。
【0020】尚、前記エンドレスベルト9は、記録手段
4と対向する所定範囲において、プラテンローラ10a,
10bによってガイドされ、該部分でのベルト9に適切な
張力が付与されて水平方向に布帛1を搬送するように構
成されている。
【0021】記録手段4は、記録ヘッドからインクを吐
出して記録するインクジェット記録方式を用いている。
即ち、この記録ヘッドは微細な液体吐出口(オリフィ
ス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギー
作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エ
ネルギーを発生するエネルギー発生手段を備えている。
【0022】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0023】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、高
密度実装化が容易で、製造コストも安価なことから有利
である。
【0024】尚、本実施形態ではインクの吐出構成とし
て、記録信号に応じて電気熱変換体に通電し、その熱エ
ネルギーによってインクに生ずる膜沸騰を利用してイン
クに生ずる気泡の成長、収縮により、インクを吐出口か
ら吐出して記録を行うように構成している。
【0025】そして、図1の紙面と垂直方向(搬送方向
と直交する幅方向)に移動可能なキャリッジ4aに2個
の記録ヘッド4bを搭載し、エンドレスベルト9によっ
て搬送された布帛1に対して、キャリッジ4aを移動さ
せると共に記録ヘッド4bからインクを吐出して所定画
像が記録される。
【0026】尚、記録手段4は図1の左右方向へも移動
可能となっており、エンドレスベルト9の交換等のメン
テナンス作業等が容易になし得るようになっている。ま
た、記録手段4の前記移動範囲には記録ヘッド4bの濃
度ムラの補正を行うためのHSステーション11が設けら
れている。
【0027】記録手段4で所定画像が記録された布帛1
は、駆動ローラ7の部位においてエンドレスベルト9か
ら剥離され、巻取ローラ5へ巻き取られる。この途中に
おいて、布帛1は中間ローラ3g,3h間に設けられた
乾燥ヒータ12により乾燥処理が施される。
【0028】この乾燥ヒータ12としては、布帛1に対し
て温風を吹き付けるもの、赤外線を照射するもの等、適
宜の形態のものを用いることができる。
【0029】上記構成において、巻出ローラ2、巻取ロ
ーラ5、駆動ローラ7、従動ローラ8等は装置本体の構
造体であるフレームの溶接構造で一体とされる架台15に
よって支持されている。この架台15の複数箇所には設置
床面に対して装置を水平及び高さ方向に調整可能とする
レベルパッド16が取り付けられている。
【0030】また、巻出ローラ2は、図示しないクラッ
チ等により布帛1が巻き出される方向とは逆方向にテン
ションがかけられている。これにより、布帛1に弛みが
発生することなく、皺取ローラ3dにより皺が伸ばされ
る。
【0031】巻取ローラ5は、図示しないクラッチ等に
より布帛4を巻き取る方向にテンションがかけられてい
る。これにより、エンドレスベルト9が送られてテンシ
ョンが弱くなると、布帛1はエンドレスベルト9から剥
離されるとともに、巻取ローラ5によって巻き取られ
る。
【0032】次に前記搬送部Aについて図2を参照して
詳しく説明する。図2は搬送部Aの概要図である。図2
に示すように、駆動ローラ7と従動ローラ8との間にエ
ンドレスベルト9が張架されている。このエンドレスベ
ルト9内において、上部側のプラテンローラ10a,10b
は記録手段4(のヘッド4b部)と対向するエンドレス
ベルト9(のプラテン部)の平行、平坦性を確保するた
めのローラである。そのため、エンドレスベルト9は前
記プラテンローラ10a,10bがない状態の時よりもベル
ト面(プラテン部)の位置を距離Hだけ上昇させるよう
に、前記プラテンローラ10a,10bの位置を設定してい
る。また、下部側のプラテンローラ10c,10dはマング
ルローラや拭取ローラ等のローラとによりエンドレスベ
ルト9を挟み込んで水切り等を行うと共に、布帛1の厚
さが変わり記録ヘッド4bとエンドレスベルト9との間
のギャップ調整を行うために上部側のプラテンローラ10
a,10bを調整する際に、該上部側のプラテンローラ10
a,10bと連動して上下動し、エンドレスベルト9にか
かる張力の変動をできるだけ小さくする機能を有してい
る。
【0033】図2において、駆動ローラ7の近傍には、
エンドレスベルト9の蛇行量を検知する蛇行検知手段と
しての蛇行検知センサ21が配置されている。これはエン
ドレスベルト9の蛇行を修正する蛇行修正手段としての
蛇行修正機構22が駆動ローラ7に接続されているためで
ある。従って、前記蛇行修正機構22が従動ローラ8に接
続されていれば、前記蛇行検知センサ21も従動ローラ8
の近傍に配置することが好ましい。このエンドレスベル
ト9の蛇行量を検知する蛇行検知センサ21と該エンドレ
スベルト9の蛇行を修正する蛇行修正機構22との取付距
離は、近い方が応答特性が良くなるので、できるだけ接
近させて取り付けることが好ましい。
【0034】尚、前記蛇行検知センサ21は、光電スイッ
チ、リニアセンサ等、エンドレスベルト9のズレ状態
(蛇行量)が判別できるものならどんなものでも良い。
【0035】前記蛇行検知センサ21の出力信号は制御装
置23で処理され、その出力信号に基づいて制御装置23が
蛇行修正機構22を制御し、該蛇行修正機構22によってエ
ンドレスベルト9の蛇行が修正される構成となってい
る。
【0036】ここで、前記蛇行修正機構の一構成例を図
3を用いて説明する。図3は蛇行修正機構の一構成例を
示す図である。図3に示すように、駆動ローラ7の軸端
部はベルト側板30に対し、ベアリングホルダ31とベアリ
ング32によって支持されている。ベアリングホルダ31の
下部にはアングル33が取り付けられている。このアング
ル33にはボールネジナット35が固定されている。更にボ
ールネジ34が図示しないハウジングボックスのベアリン
グで支持されている。従って、ボールネジ34が回転する
とボールネジナット35が上下動し、ベアリングホルダ31
が上下動することによって駆動ローラ7の両軸端が上下
動する。
【0037】ボールネジ34の先端にはマイタギア36aが
取り付けられ、該マイタギア36aにはマイタギア36bが
噛み合っている。マイタギア36bはシャフト37に固定さ
れ、カップリング38によってシャフト39の回転力が伝達
されている。シャフト39にはプーリ40が固定され、プー
リ40は駆動モータ43の駆動軸に固定されたプーリ41から
タイミングベルト42を介して、該駆動モータ43の回転力
が伝達される。
【0038】上述したユニットが駆動ローラ7の軸端部
に左右対称に設けられ、駆動モータ43の回転力がマイタ
ギア等を介して各ボールネジ34に伝達され、該各ボール
ネジ34がそれぞれ逆方向に回転するので、駆動ローラ7
の左右の軸端はそれぞれ逆方向へ移動(上下動)する。
【0039】次に、前記蛇行修正機構によるエンドレス
ベルト9の蛇行修正状態について図4を用いて説明す
る。図4は駆動ローラ7と従動ローラ8を図2の矢印方
向から見た図である。図4に示すように、従動ローラ8
及びその軸芯8aは略水平方向の位置にある。これに対
し駆動ローラ7及びその軸芯7aは前記蛇行修正機構22
により図中やや反時計回り方向に傾けられている。
【0040】尚、本実施形態では、図3に示すように駆
動ローラ7の傾きの中心位置が、駆動ローラ7の幅方向
の略中央部7cに設定されている。もちろん、この傾き
の中心位置は駆動ローラ7の幅方向の略中央部7cに限
定されるものではなく、任意の位置に設定して差し支え
ない。
【0041】図3に示す状態では、エンドレスベルト9
は従動ローラ8から駆動ローラ7(紙面奥から手前)に
向かって進行し、駆動ローラ7で折り返されて従動ロー
ラ8へリターンする。この時、駆動ローラ7は前記蛇行
修正機構22により前述の如く傾けられているので、該駆
動ローラ7の回転方向は図中矢印aのように傾き角度θ
分だけ傾くのがわかる。そのため、エンドレスベルト9
に矢印bのように横方向の力が加わり、該エンドレスベ
ルト9は矢印b方向にズレる。
【0042】尚、このエンドレスベルト9を矢印b方向
とは反対方向にずらしたい場合には、前記駆動ローラ7
を図中やや時計回り方向に傾ければ良い。また、この横
方向(搬送方向と直交する幅方向)へのエンドレスベル
ト9のズレ量は、駆動ローラ7の傾き角度θが大きけれ
ば大きいほど大きくなる。
【0043】従って、蛇行検知センサ23によって検知し
たエンドレスベルト9の蛇行量に応じて駆動ローラ7の
傾き角度θを変えれば、前述の如くしてエンドレスベル
ト9の蛇行が修正される。
【0044】尚、本実施形態では、駆動ローラ7の軸芯
7aと従動ローラ8の軸芯8aとのズレ量hが、図2に
おける距離Hを越えないように設定している。これは、
前記ズレ量hが距離H以上になると、エンドレスベルト
9のプラテン部(プラテンローラ10a,10b間)を平坦
に保つことができなくなるからである。
【0045】上述したように、駆動ローラ7と従動ロー
ラ8の搬送方向と直交する幅方向の平行関係を維持しつ
つ、駆動ローラ7をエンドレスベルト9の蛇行量に応じ
て傾けるように構成することで、エンドレスベルト9の
幅方向左右の送り量が変わることなく、該エンドレスベ
ルト9の蛇行を修正することができる。これにより、印
刷ズレ等のない高品質な記録を行うことができる。
【0046】〔他の実施形態〕前述した実施形態では、
蛇行検知センサ及び蛇行修正機構を駆動ローラ側に配置
した構成を例示したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば蛇行検知センサ及び蛇行修正機構を従
動ローラ側に配置した構成、或いは両ローラ部に配置し
た構成としても良く、この構成によっても同様の効果が
得られる。
【0047】また前述した実施形態では、シートとして
布帛を例示したが、これに限定されるものではなく、例
えば普通紙等の他のシートであっても良く、更に連続し
たシートに限らず、カットシート等であっても良い。
【0048】また前述した実施形態では、インクジェッ
ト記録方式を用いた画像処理装置を例示したが、これに
限定されるものではなく、例えば電子写真方式、熱転写
方式等の他の記録方式を用いた画像処理装置であっても
本発明は有効である。
【0049】また前述した実施形態では、画像処理装置
としてプリンタを例示したが、これに限定されるもので
はなく、例えば複写機、ファクシミリ等の他の画像処理
装置であっても本発明は有効である。
【0050】更に本発明を適用したシート搬送装置は、
前述した実施形態において例示した布帛等のシートに記
録を行う記録手段を有する画像処理装置のみならず、例
えば原稿等のシートの画像を読み取る読取手段を有する
装置や、前記記録手段と読取手段を有する装置等の他の
画像処理装置に用いても有効である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
無端ベルトを張架している複数の回転体の搬送方向と直
交する幅方向の平行関係を維持しつつ、該複数の回転体
のうちの少なくとも一つの回転体を無端ベルトの蛇行量
に応じて傾けるように構成したので、具体的には前記蛇
行修正手段が、前記複数の回転体のうちの少なくとも一
つの回転体に接続され、該回転体の軸端部を無端ベルト
の蛇行量に応じて搬送方向に対して垂直方向に移動させ
る構成となっているので、無端ベルトの幅方向左右の送
り量が変わることなく、該無端ベルトの蛇行を修正する
ことができる。これにより、印刷ズレ等のない高品質な
記録を行うことができる。
【0052】また、前記蛇行修正手段が接続された前記
複数の回転体のうちの少なくとも一つの回転体の近傍に
前記蛇行検知手段を配置するとともに、該蛇行検知手段
と前記蛇行修正手段を近接して配置しているため、応答
性の良い蛇行修正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るインクジェットプリンタの
概略構成を示す断面図
【図2】搬送部の構成を示す概要図
【図3】蛇行修正機構の一構成例を示す図
【図4】駆動ローラと従動ローラを図2の矢印方向から
見た図
【図5】従来技術の説明図
【符号の説明】
A…搬送部 1…布帛 2…巻出ローラ 3a,3e,3d,3g,3h…中間ローラ 3b,3c…除塵ローラ 3d…皺取ローラ 4…記録手段 4a…キャリッジ 4b…記録ヘッド 5…巻取ローラ 6…サーボモータ 7…駆動ローラ 8…従動ローラ 9…エンドレスベルト 10a,10b,10c,10d…プラテンローラ 11…HSステーション 12…乾燥ヒータ 14…貼付ローラ 15…架台 16…レベルパッド 21…蛇行検知センサ 22…蛇行修正機構 23…制御装置 30…ベルト側板 31…ベアリングホルダ 32…ベアリング 33…アングル 34…ボールネジ 35…ボールネジナット 36a,36b…マイタギア 37,39…シャフト 38…カップリング 40,41…プーリ 42…タイミングベルト 43…駆動モータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回転体に張架された無端ベルトを
    回転させてシートを搬送するシート搬送装置において、 前記無端ベルトの蛇行量を検知する蛇行検知手段と、 前記無端ベルトの蛇行を修正する蛇行修正手段と、 前記蛇行検知手段の検知信号に基づいて前記蛇行修正手
    段を制御する制御手段と、 を有し、 前記複数の回転体の搬送方向と直交する幅方向の平行関
    係を維持しつつ、該複数の回転体のうちの少なくとも一
    つの回転体を無端ベルトの蛇行量に応じて傾けるように
    構成したことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記蛇行修正手段は、前記複数の回転体
    のうちの少なくとも一つの回転体に接続され、該回転体
    の軸端部を無端ベルトの蛇行量に応じて搬送方向に対し
    て垂直方向に移動させることを特徴とする請求項1に記
    載のシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記蛇行修正手段が接続された前記複数
    の回転体のうちの少なくとも一つの回転体の近傍に前記
    蛇行検知手段を配置するとともに、該蛇行検知手段と前
    記蛇行修正手段とを近接して配置していることを特徴と
    する請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載のシート搬送装置と、該シート搬送装置によって搬送
    されたシートに記録を行うための記録手段とを有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像処理装置は、記録手段が信号に
    応じてインクを吐出して記録を行うインクジェット記録
    方式であることを特徴とする請求項4に記載の画像処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処理装置は、記録手段が前記電
    気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより、イ
    ンクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりインクを吐出
    させることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装
    置。
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