JPH08152917A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH08152917A
JPH08152917A JP29639294A JP29639294A JPH08152917A JP H08152917 A JPH08152917 A JP H08152917A JP 29639294 A JP29639294 A JP 29639294A JP 29639294 A JP29639294 A JP 29639294A JP H08152917 A JPH08152917 A JP H08152917A
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JP
Japan
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scale
endless belt
sensor
roller
feed amount
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JP29639294A
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English (en)
Inventor
Kazunari Nishimoto
一成 西本
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトの実際の送り量を正確に検出して搬送
位置決め精度を向上させる。 【構成】 無端状ベルト110が掛け回されている搬送
ローラ110,120のうち搬送方向fの下流側の搬送
ローラ120は、駆動モータ200により駆動される。
無端状ベルト130の表面で、搬送方向fに直交する布
帛1の幅方向のプリント領域外に、金属製の目盛格子を
施したスケール220が貼り付けられている。スケール
220と所定のギャップを開けて対向した位置には、測
定センサー210がスケール220と非接触に設けら
れ、これにより無端状ベルト130の実際の送り量を、
無端状ベルト130上のスケール220を読み取ること
により検出することができる。そして測定センサー22
0の測定結果に基づき、駆動モータ200の駆動量が制
御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜状材料の搬送におい
て、装置の組立誤差等に左右されず、薄膜状材料を精密
に送るための搬送装置に関する。特に、薄膜状材料とし
て布帛を用い、この布帛にインクを吐出してこれを捺染
するためにインクジェットヘッドを用いた画像形成装置
の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭55−24427号公報に
記載されているような、自動スクリーン捺染機に使用さ
れたローラ間欠駆動タイプの搬送装置が提案されてお
り、このような従来の搬送装置では、無端状ベルトの目
的の送り量を設定パルス数として予め設定した状態で、
無端状ベルトの実際の送り量を検出パルス数として検出
して、設定パルス数から検出パルス数を減数演算して設
定パルス数がゼロとなった時にローラ駆動用電源機を停
止させるように駆動制御が行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の搬送装置は、無端状ベルトの動きに従動するローラ
と、この従動ローラの回転軸に取り付けられ、駆動用ロ
ーラによる無端状ベルトの直線的変位(送り量)を角度
の変位としてパルス検出するパルスゼネレータとの組合
せから成り、このような構造で無端状ベルトの実際の送
り量を検出パルス数として検出する場合には、無端状ベ
ルトと従動ローラとの間に滑りが生じると実際の送り量
の正確な検出が困難となる。
【0004】また、無端状ベルトと従動ロールの滑りが
パルス検出に影響しないようにパルスゼネレータを駆動
用ローラに取り付けた場合は、この駆動用ローラの偏心
の影響によって、パルスゼネレータで検出される送り量
と無端状ベルトの実際の送り量とが一致せず、実際の送
り量の正確な検出が困難となる。
【0005】このように従来の搬送装置の構造では、実
際の送り量が正確に測定できない事から、画像形成装置
に使用された場合には搬送位置決めがばらつくこととな
り、画像形成不良に繋がってしまう。
【0006】そこで本発明は、上記従来技術の有する問
題点に鑑み、ベルトの実際の送り量を正確に検出して搬
送位置決め精度を向上させることができる搬送装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、一組のローラに掛け回された、薄膜状材料
を搬送する無端状ベルトと、該一組のローラのうち一つ
のローラを回転させて該無端状ベルトを駆動する駆動モ
ータとを備えた搬送装置において、前記無端状ベルトの
円周方向表面に設けられた回折格子状のスケールと、前
記スケールを読み取ることにより前記無端状ベルトの実
際の送り量を検出するセンサーと、前記センサーで検出
された前記無端状ベルトの実際の送り量に基いて、前記
駆動モータの回転量を制御する制御部と、を備えたこと
を特徴とする。
【0008】この搬送装置において、前記スケールが初
端と終端のつなぎ部を有し、前記センサーは前記スケー
ルに沿って2台配設され、前記制御部は、前記センサー
による前記無端状ベルトの実際の送り量の検出を、前記
つなぎ部が前記センサーうちの1台に接近した場合に残
りの1台のセンサーに切り替えることを特徴とするもの
も考えられる。
【0009】また、一組のローラに掛け回された、薄膜
状材料を搬送する無端状ベルトと、該一組のローラのう
ち一つのローラを回転させて該無端状ベルトを駆動する
駆動モータとを備えた搬送装置において、前記一つのロ
ーラの円周方向表面に回折格子状に設けられたスケール
と、前記スケールを読み取ることにより、前記一つのロ
ーラの実際の送り量を検出するセンサーと、前記センサ
ーで検出された前記一つのローラの実際の送り量に基い
て、前記駆動モータの回転量を制御する制御部と、を備
えたことを特徴とする。
【0010】この搬送装置においても、前記スケールが
初端と終端のつなぎ部を有し、前記センサーは前記スケ
ールに沿って2台配設され、前記制御部は、前記センサ
ーによる前記一つのローラの実際の送り量の検出を、前
記つなぎ部が前記センサーうちの1台に接近した場合に
残りの1台のセンサーに切り替えることを特徴とするも
のが考えられる。
【0011】上記搬送装置のいずれかによって搬送され
る薄膜状材料に、画像形成装置によってプリントが行な
われることを特徴とする搬送装置も本発明に属し、この
搬送装置おいて、前記画像形成装置は、インクを吐出す
るインクジェットヘッドをプリントヘッドとして用いて
プリントを行ない、該インクジェットヘッドから薄膜状
材料にインクを吐出してプリントを行なうことを特徴と
するものである。
【0012】前記インクジェットヘッドは熱エネルギー
を利用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に伴
ってインクを吐出するものであることを特徴とする。
【0013】前記薄膜状材料は布帛であることを特徴と
する。
【0014】
【作用】上記のとおりに構成された本発明では、薄膜状
材料を搬送する無端状ベルトが一組のローラに掛け回さ
れており、制御部からの命令により駆動モータが一組の
ローラのうち一つのローラを回転させて無端状ベルトを
駆動させると、無端状ベルトまたは前記一つのローラの
円周方向表面に設けられた回折格子状のスケールがセン
サーにより読み取られて、前記無端状ベルトまたは前記
一つのローラの実際の送り量が検出される。そして制御
部は、検出された無端状ベルトまたは前記一つのローラ
の実際の送り量に基づき、駆動モータの回転量を制御す
る。この事により、ローラの偏心を拾わず高精度の送り
が可能となる。
【0015】また、スケールの初端と終端のつなぎ部が
精密でない場合には、スケールに沿ってセンサーを2台
配設し、センサーによる実際の送り量の検出を、つなぎ
部が前記センサーうちの1台に接近した場合に残りの1
台のセンサーに切り替えることにより、測定中にセンサ
ー下につなぎ部が来ても測定不能状態に陥ることがな
い。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0017】(第1の実施例)図1は本発明の搬送装置
の第1の実施例を備えた画像形成装置の一例である捺染
装置の概略構成を示す摸式的側面図である。
【0018】図1に示される捺染装置は、薄膜状材料と
しての布帛1が、巻き出しローラ11の回転に応じて巻
き出され、中間ローラ13,15を介して、プリンタ部
1000に対向する部位に設けられた本例に係る搬送装
置としての搬送部100によって実質的に水平方向に搬
送された後、送りローラ17および中間ローラ19を介
して巻取りローラ21に巻き取られるように構成されて
いる。
【0019】搬送部100は、概ね、布帛1の搬送方向
上、プリンタ部1000の、上流側に設けられた搬送ロ
ーラ110および下流側に設けられた搬送ローラ120
と、それら搬送ローラ110,120間に掛け回された
無端ベルト形態の無端状ベルト130と、プリンタ部1
000による画像形成(プリント)に際して布帛1の被
プリント面を平坦に保つべく無端状ベルト130を所定
範囲の適切な張力で、平坦性を向上すべく設けられた一
対のプラテンローラ140とを有している。ここで、無
端状ベルト130は、本例では特開平5−212851
号に開示されたような金属製のものを用いており、無端
状ベルト130の表面には、図1中に部分的に拡大して
示すように粘着層(粘着シート)133が設けられてい
る。そして布帛1は、搬送中に貼付けローラ150によ
り、無端状ベルト130に粘着層133を介して装着さ
れ、プリント時の平坦性が確保される。
【0020】そのように平坦性が確保された状態で搬送
される布帛1は、プラテンローラ140間の領域内でプ
リンタ部1000によりプリント剤が付与され、プリン
タ部1000の下流側の搬送ローラ120の部位におい
て無端状ベルト130および接着層133から剥離さ
れ、巻取りローラ21によって巻き取られていくが、そ
の途中において乾燥ヒータ600により乾燥処理が施さ
れる。この乾燥ヒータ600は、特にプリント剤として
液体を用いる場合に有効なものである。なお乾燥ヒータ
600としては、温風を布帛1に対して吹き付けるも
の、赤外線を照射するもの等、適宜の形態のものを用い
ることができる。
【0021】図2は、図1に示した捺染装置のうちのプ
リント部1000、および布帛1の搬送系を摸式的構造
に示す斜視図であり、この図および図1を参照してプリ
ンタ部1000の構成を下述する。
【0022】図1および図2において、プリンタ部10
00は、布帛1の搬送方向(副搬送方向)fとは異なる
方向、例えば搬送方向fに直交する布帛1の幅方向Sに
走査されるキャリッジ1010を有している。すなわ
ち、プリンタ部1000には、布帛の幅方向Sに平行に
延在する一対の支持レール1020が設けられる一方、
キャリッジ1010の下部には一対のスライダ1012
が固着されている。そしてスライダ1012には、キャ
リッジ1010を布帛1の幅方向Sに摺動自在に案内す
るためのスライドレール1022が挿貫され、スライド
レール1022は前記支持レール1020により支持さ
れている。さらにプリンタ部1000は、キャリッジ1
010の主走査を行なうための駆動源である駆動モータ
1030を有しており、駆動モータ1030の駆動力が
ベルト1032その他の適宜の伝動機構を介してキャリ
ッジ1010に伝達されるように構成されている。
【0023】キャリッジ1010は、所定方向(本例で
は搬送方向f)に配列してなる多数のプリント剤付与素
子群を、上記所定方向とは異なる方向(本例では主走査
方向S)に複数保持したものを1組のプリントヘッド1
100とし、かつ本例ではこの1組のプリントヘッド1
100を搬送方向fに2段保持している。各組のプリン
トヘッド1100は、色を異にするプリント剤に対応し
て複数個を一組として設けられ、これによってカラープ
リントを可能としている。プリント剤に用いられる色お
よびプリントヘッド1100の一組中の個数は、布帛1
上に形成しようとする画像等に応じて適宜選択できる
が、例えば印刷の三原色であるイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、およびシアン(C)、あるいはさらにこれに
ブラック(Bk)を加えたものを一組とすることができ
る。またはそれらに加えて、もしくはそれらと共に、三
原色では表現が不能もしくは困難である特色(金色、銀
色などの金属色や、鮮やかなレッド、ブルーなど)など
も組に加えて用いることができる。あるいは、同一色で
あっても濃度に対応する複数のプリント剤を用いるよう
にしてもよい。
【0024】本例においては、プリントヘッド1100
としてインクジェットヘッド、例えばインクを吐出させ
るために利用されるエネルギーとしてインクに膜沸騰を
生じさせる熱エネルギを発生する発熱素子を有した、い
わゆるバブルジェットヘッドを用いている。そして、搬
送部100によって実質的に水平方向に搬送される布帛
1に対し、プリント剤付与素子を有するインク吐出口を
下向きとした状態で用いることにより各吐出口間での水
頭差をなくし、吐出条件を均一化して良好な画像形成を
可能とするとともに、全吐出口に対する均一な回復処理
を可能としている。
【0025】各プリントヘッド1100には、図1に示
したようにキャリッジ1010の移動に追従すべく設け
たフレキシブルケーブル1110が接続され、不図示の
制御手段との間でヘッド駆動信号やヘッド状態信号など
の種々の信号の授受が行なわれる。また、プリントヘッ
ド1100にはインク供給系1130がフレキシブルチ
ューブ1120が接続され、プリントヘッド1100に
対しては各色インクを収容したインク供給系1130よ
りフレキシブルチューブ1120を介してインクが供給
される。
【0026】図3は、図1に示した捺染装置のうちの搬
送系の構成を示す摸式的斜視図である。
【0027】図3において、無端状ベルト110が掛け
回されている搬送ローラ110,120のうち、搬送方
向fの下流側の搬送ローラ120には、不図示のギア等
を介して駆動モータ200が取り付けられている。搬送
モータ110および120の間に設けられた一対のプラ
テンローラ140は、その間の無端状ベルト130に適
切な張力を与えて平面性を形成するためのものであり、
これらプラテンローラ140の間が平面形成部で、この
平面形成部内にある無端状ベルト130上の領域が被プ
リント領域となるプラテン部を構成している。
【0028】この無端状ベルト130の表面で、布帛1
の搬送方向fとは異なる、搬送方向fに直交する布帛1
の幅方向sのプリント領域外に、金属製の目盛格子を施
したスケール220が貼り付けられている。このスケー
ル220は等間隔に刻線を施した回折格子状のもので、
そのピッチは例えば5mm〜100μm単位で施されて
いる。
【0029】スケール220と所定のギャップを開けて
対向した位置には、測定センサー210がスケール22
0と非接触に設けられ、これにより無端状ベルト130
の実際の送り量を、無端状ベルト130上のスケール2
20を読み取ることにより検出することができる。
【0030】本発明に係る検出方式は、公知の技術であ
るモアレ光の強度の変化を読み取ることによりスケール
ピッチの100分の1以上の精度でスケールの動きを読
み取ることが可能となる。即ち、スケールピッチが5m
mの場合には50μm以下の精度、スケールピッチが1
mmの場合には10μm以下の精度、スケールピッチが
100μmの場合には1μm以下の精度で読取りが可能
である。この読取り精度は搬送装置に要求される送り精
度に応じて選択すればよい。特に、インクジェットヘッ
ドを使用して画像を形成する場合には、通常インクジェ
ットヘッドが有するノズルピッチの2分の1以上の精度
が要求される。例えば、360dpiの解像度を有する
インクジェットヘッドでは、ノズルピッチは0.070
6mmであるから、上記スケールは3.5mm以下のも
のを使用すればよい。
【0031】なお、本実施例においては、ピッチ100
ミクロンのスケールを用いている。このようなスケール
を用いることで極めて細かい搬送制御が行なえ、高精細
記録を実行することができる。
【0032】図3に示した装置構成では、不図示の制御
部から決められた速度と移動量の命令が駆動モータ20
0に伝えられ、駆動モータ200の回転力が搬送ローラ
120に伝達されることによって無端状ベルト130は
駆動され、その無端状ベルト130の速度と移動量とが
スケール220を通じて測定センサー210により読み
取られる。そして、測定センサー210による測定量
は、前記制御部にフィードバックされて命令量と比較さ
れ、実際の移動量である測定量が命令量になるように制
御を行なう。
【0033】ここで、無端状ベルト130へのスケール
220の取り付け方法を説明しておく。図4はスケール
220の取り付け前の状態、図5はスケール220の取
り付け後の状態を示したものである。
【0034】図4に示すように、スケール220を無端
状の円弧に形成し、スケール220の円弧の内径よりも
若干小さめの無端状ベルト130をスケール220の円
弧の中に通す。搬送ローラ110,120を図中矢印方
向に互いに離間するように移動させて、無端状ベルト1
30をスケール220の円弧の内径まで延ばしていき、
無端状ベルト130とスケール220を密着させること
により、無端状ベルト130にスケール220が取り付
けられる。
【0035】また別の方法としては、無端状ベルト13
0の表面に金属製のスケールを徐々に貼り付けていっ
て、スケールの初端と終端をスケールのピッチ以下の精
度で精密に削りあげる。そして初端と終端を顕微鏡で調
整を行ないながらつなぎ合わせることも可能である。ま
た無端状ベルトに直接スケールを彫り込んで一体に形成
することも可能である。
【0036】上述したように、無端状ベルト上にスケー
ルを施して、その実際の移動量をスケールを通じて測定
し、この測定量が命令量になるように無端状ベルトを駆
動するための駆動モータを制御する構成であるため、ロ
ーラの偏心等を拾わずに高精度の送りを行なうことが可
能である。
【0037】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例について、第1の実施例と異なる特徴部のみについ
て説明する。
【0038】本実施例は、無端状ベルトへのスケールの
取り付けにおいて、スケールの初端と終端が精密に取り
付けられていない場合に好適な装置例である。
【0039】図6および図7は、本発明の搬送装置の第
2の実施例の特徴部を示す部分拡大図であり、図6のA
部、図7のB部はスケールの初端と終端のつなぎ部を表
わしている。またこれらの図において第1の実施例と同
一の構成要素には同一を付してある。
【0040】すなわち本実施例の搬送装置には、図6お
よび図7に示すように、第1の実施例と同様の測定セン
サ210の他に第2測定センサ211が、スケール22
0に沿って下流側に測定センサー210と所定距離Pを
隔てて配置されている。
【0041】このような構成では、つなぎ部Aが測定セ
ンサー210に近付くと、スケール220の測定動作が
測定センサー210から第2測定センサー211に切り
替わる。その後、第2測定センサー211につなぎ部B
が近付くと、スケール220の測定動作が再び測定セン
サー210によって行なわれる。
【0042】この時の、端部の近付くことを検知する方
法としては測定センサーで、端部の検知を行なってもい
いし、また無端状ベルト上のスケールのつなぎ部がある
箇所にマークを施して、そのマークを検知することで測
定センサーの読み取りの切り替えを行なってもよい。
【0043】上述したように本実施例では、センサーと
スケールを用いて実際の移動量を測定し、この測定結果
と命令量を比較監視しながら駆動モータの駆動量を制御
する構成に加えて、無端状ベルト上のスケールのつなぎ
目部分がセンサー下に来た場合にそのつなぎ目部分を飛
ばして読み取れるようにセンサーを2個としたため、測
定中にスケールのつなぎ目部分で測定不能にならない
で、ローラの偏心等を拾わずに高精度の送りを行なうこ
とが可能である。
【0044】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例について、第1の実施例と異なる特徴部のみについ
て説明する。
【0045】図8は、本発明の搬送装置の第3の実施例
の特徴部を示す部分拡大図であり、この図において第1
の実施例と同一の構成要素には同一を付してある。
【0046】本実施例は、無端状ベルトを駆動する搬送
ローラの搬送径の外周面にスケールを取り付けてなる装
置例である。具体的には図8に示すように、無端状ベル
ト130の幅方向端部より外側の、搬送ローラ120の
円周方向表面に、スケール220が取り付けられてい
る。
【0047】このような構成においても第1および第2
の実施例と同様にスケールを読み取ることにより搬送ロ
ーラの実際の送り量を測定することができ、ローラの偏
心等を拾わずに高精度の送りを行なうことが可能であ
る。
【0048】本実施例においては無端状ベルトを搬送す
る搬送ローラの円周方向表面にスケールを取り付けてい
たが、このような構成は、無端状ベルトを用いずに、搬
送ローラと圧接ローラを用いてこれらの間で薄膜状材料
を搬送する場合にも応用できる。
【0049】また本実施例も、スケールの初端と終端が
精密に取り付けられていない場合には第2の実施例のよ
うに第2測定センサを配置して、つなぎ部による測定不
能に対して予め考慮しておいてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の搬送装置
は、駆動モータによって駆動される無端状ベルトまたは
一組のローラのうち一つのローラの円周方向表面に回折
格子状のスケールを設け、そのスケールをセンサーにて
読み取って無端状ベルトまたは一つのローラの実際の送
り量を検出し、検出された無端状ベルトまたは前記一つ
のローラの実際の送り量に基づき、前記駆動モータの回
転量を制御する構成としたことにより、ローラの偏心を
拾わず高精度の送りが行なえるという効果を奏する。
【0051】そして、実際の送り量が正確に測定できる
事により、画像形成装置に使用された場合には搬送位置
決め精度が向上し、画像形成における信頼性が増すこと
になる。
【0052】さらに、スケールが初端と終端のつなぎ部
を有する場合、スケールに沿ってセンサーを2台配設
し、センサーによる実際の送り量の検出を、つなぎ部が
前記センサーうちの1台に接近した場合に残りの1台の
センサーに切り替えるように構成することにより、測定
中にセンサー下につなぎ部が来ても測定不能状態に陥ら
ないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送装置の第1の実施例を備えた画像
形成装置の一例である捺染装置の概略構成を示す摸式的
側面図である。
【図2】本発明の搬送装置の第1の実施例を備えた画像
形成装置の一例である捺染装置のうちの、プリント部、
および布帛の搬送系を摸式的構造に示す斜視図であり
【図3】本発明の搬送装置の第1の実施例を備えた画像
形成装置の一例である捺染装置のうちの、搬送系の構成
を示す摸式的斜視図である。
【図4】スケールの取り付け前の状態を示す図である。
【図5】スケールの取り付け後の状態を示す図である。
【図6】本発明の搬送装置の第2の実施例の特徴部を示
す部分拡大図である。
【図7】本発明の搬送装置の第2の実施例の特徴部を示
す部分拡大図である。
【図8】本発明の搬送装置の第3の実施例の特徴部を示
す部分拡大図である。
【符号の説明】
1 布帛 11 巻き出しローラ 13,15,19 中間ローラ 17 送りローラ 21 巻取りローラ 100 搬送部 110,120 搬送ローラ 130 無端状ベルト 133 粘着層 140 プラテンローラ 150 貼付けローラ 200 駆動モータ 210 測定センサ 211 第2測定センサ 220 スケール 600 乾燥ローラ 1000 プリンタ部 1010 キャリッジ 1012 スライダ 1020 支持レール 1022 スライドレ−ル 1030 駆動モータ 1032 ベルト 1100 プリントヘッド 1110 フレキシブルケ−ブル 1120 フレキシブルチュ−ブ 1130 インク供給系
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 43/00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一組のローラに掛け回された、薄膜状材
    料を搬送する無端状ベルトと、該一組のローラのうち一
    つのローラを回転させて該無端状ベルトを駆動する駆動
    モータとを備えた搬送装置において、 前記無端状ベルトの円周方向表面に設けられた回折格子
    状のスケールと、 前記スケールを読み取ることにより前記無端状ベルトの
    実際の送り量を検出するセンサーと、 前記センサーで検出された前記無端状ベルトの実際の送
    り量に基いて、前記駆動モータの回転量を制御する制御
    部と、を備えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記スケールが初端と終端のつなぎ部を
    有し、 前記センサーは前記スケールに沿って2台配設され、 前記制御部は、前記センサーによる前記無端状ベルトの
    実際の送り量の検出を、前記つなぎ部が前記センサーう
    ちの1台に接近した場合に残りの1台のセンサーに切り
    替えることを特徴とする、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 【請求項3】 一組のローラに掛け回された、薄膜状材
    料を搬送する無端状ベルトと、該一組のローラのうち一
    つのローラを回転させて該無端状ベルトを駆動する駆動
    モータとを備えた搬送装置において、 前記一つのローラの円周方向表面に設けられた回折格子
    状のスケールと、 前記スケールを読み取ることにより、前記一つのローラ
    の実際の送り量を検出するセンサーと、 前記センサーで検出された前記一つのローラの実際の送
    り量に基いて、前記駆動モータの回転量を制御する制御
    部と、を備えたことを特徴とする搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記スケールが初端と終端のつなぎ部を
    有し、 前記センサーは前記スケールに沿って2台配設され、 前記制御部は、前記センサーによる前記一つのローラの
    実際の送り量の検出を、前記つなぎ部が前記センサーう
    ちの1台に接近した場合に残りの1台のセンサーに切り
    替えることを特徴とする、請求項3に記載の搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項の搬送装
    置によって搬送される薄膜状材料に、画像形成装置によ
    ってプリントが行なわれることを特徴とする搬送装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の搬送装置おいて、前記
    画像形成装置は、インクを吐出するインクジェットヘッ
    ドをプリントヘッドとして用いてプリントを行ない、該
    インクジェットヘッドから薄膜状材料にインクを吐出し
    てプリントを行なうことを特徴とする搬送装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の搬送装置において、前
    記インクジェットヘッドは熱エネルギーを利用してイン
    クに気泡を生じさせ、該気泡の生成に伴ってインクを吐
    出するものであることを特徴とする搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記薄膜状材料は布帛であることを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の搬送装
    置。
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