JPH11208164A - 封 書 - Google Patents

封 書

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JPH11208164A
JPH11208164A JP1735898A JP1735898A JPH11208164A JP H11208164 A JPH11208164 A JP H11208164A JP 1735898 A JP1735898 A JP 1735898A JP 1735898 A JP1735898 A JP 1735898A JP H11208164 A JPH11208164 A JP H11208164A
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JP
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sealed letter
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JP1735898A
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English (en)
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Ichiro Nakajima
島 一 郎 中
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GULLIVER KK
Original Assignee
GULLIVER KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封筒やCD容器を使用することなくCDを同
封して、安価に郵送することができる封書を提供する。 【解決手段】 折り線14a,14bを介して連続する
3片の紙片11〜13からなる用紙10を折り線14
a,14bから三つ折りし、第1の紙片11に形成した
切り込み部16を通して第1および第2の紙片11,1
2の間に形成されるホルダー部15にCD18を収納す
ると共に、ホルダー部15を形成している紙片11の開
口側端部を第3の紙片13によって覆った状態で、各紙
片11〜13の周縁部を剥離可能に貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封筒を使用するこ
となく郵送することのできる折り畳み封書に係わり、と
くにコンパクトディスク、例えばコンピュータ用のCD
ROMや音楽などのソフトを収めたコンパクトディスク
を同封することができ、このようなコンパクトディスク
と共に安価に郵送することができる封書に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽用CDを始めとして、画像C
D、コンピュータプログラムあるいはCD書籍としての
CDROMなど、いわゆるCDソフトが大量に出まわ
り、いきおいこれらのコンパクトディスク(以下、CD
と略称する)を郵送する機会も増加している。
【0003】例えば、音楽全集やコンピュータソフト、
辞書や百科事典などのCD書籍の通信販売用ダイレクト
メールには、視聴盤としてのCDやデモソフトを収めた
CDROMを同封することが行われている。また、各家
庭へのコンピュータの普及に応じて、一般のダイレクト
メールや、頒布会・バーゲンセールなどへの案内状、ゴ
ルフやテニス、水泳など各種スポーツクラブなどへの入
会案内に、従来のパンフレットに代えて、あるいはパン
フレットと共に商品説明用の画像CDを同封することも
考えられる。
【0004】従来、このようなCDを郵送するに際して
は、CDを樹脂製あるいは紙製の容器に収納した状態
で、必要に応じて説明書や商品のパンフレットと共に、
封筒に入れて発送するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようなCD同封郵便物の発送に際しては、樹脂製ある
いは紙製CD容器のコストが余分に必要となるばかりで
なく、これらCD容器やパンフレットを封筒に入れる作
業は通常手作業で行われることから、発送量によっては
繁雑でかなり過酷な作業となるという問題点があった。
また、CD容器の材質やサイズによっては、封筒全体の
大きさや重量が増し、郵便料金が高額になってしまうと
いう問題もあり、これらの問題点を解決することが上記
のようなCD同封郵便物における課題となっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、CDを同封した従来の郵便物
における上記課題に着目してなされたものであって、封
筒やCD容器を使用することなくCDを同封することが
でき、CDを同封した状態で安価に郵送することができ
る封書を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る封書は、折り線を介して連続する少なくとも3片の紙
片を備えた用紙を折り線から折り畳むと共に、折り畳み
状態において四周に開口する各紙片の周縁部を剥離可能
に貼着してなる折り畳み封書において、隣接する紙片の
間に形成されたホルダー部にコンパクトディスクが収納
してあると共に、他の紙片により前記ホルダー部の開口
側が覆ってある構成としたことを特徴としており、本発
明に係わる封書の実施態様として請求項2に記載された
封書においては、コンパクトディスクがホルダー部を形
成する紙片の一方に設けた切り込み部に保持してある構
成としたことを特徴としており、このような封書の構成
を前述した従来の課題を解決するための手段としてい
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係わる封書は、隣接する
紙片の間に形成されるホルダー部に収納されたCDを包
むように他の紙片を折り重ね、折り畳み状態で四周に開
口する各紙片の周縁部を剥離可能に貼り合わせることに
よって封書となしたものであって、一枚の用紙に、通信
文などを記載した封書本体と、CDを収納する容器と、
これらを入れる封筒とを兼ねた機能を付与し、もってC
D容器使用によるコストアップと、封筒への収納作業を
解消したものと言うことができる。
【0009】このような折り畳み封書においては、各紙
片の周縁部を剥離可能に貼着することが必要となるが、
このような貼着を行うための接着剤としては、郵送途中
においては剥がれることがなく、しかも受取人による開
封に際しては用紙が破れたり、印刷がかすれたりするこ
となく剥離できる程度の接着強度が必要となる。本発明
においては、このような接着剤として、例えば,ポリオ
レフィン系共重合樹脂10〜20%,酢酸ビニル系樹脂
20〜30%,水50〜60%,添加剤1%以下の組成
を備えた接着剤を使用することができる。
【0010】本発明に係わる封書に用いる用紙の大き
さ、すなわち紙片の数については、3片以上とくに限定
されず、必要とする内容に応じて選択することができ
る。また、必要に応じて、紙片の間に例えば中綴じした
小冊子や適当な大きさに折り畳んだパンフレットなどの
書類を収納することもでき、これによって封書の内容を
大幅に増すことができる。
【0011】さらに、本発明に係わる封書を通信販売用
のダイレクトメールや各種の入会案内状などに適用する
場合には、受取人が商品を注文したり、アンケートに答
えたりするための返信用はがきのフォーマットを封書用
紙にあらかじめ印刷しておくことや、別刷りの返信用は
がきを紙片の間に挟み込んだり、上記のような剥離可能
な接着剤によって封書用紙の紙面に貼着しておいたりす
ることも必要に応じて望ましい。また、用紙の一部をあ
らかじめ袋状に接着しておくことによって返信用の封筒
として利用することも可能である。
【0012】また、用紙の任意紙面に、適当なサイズの
別紙片を剥離可能に貼着することによって封書の記載内
容を増したり、記事の目隠しとして利用したりすること
も可能である。さらには、封書の宛名書き面に、宛名シ
ールを上記接着剤によって剥離可能に貼着することによ
って、当該宛名シールを本来の宛名書きに使用すると共
に、景品の引き換え券や抽選券、アンケート用紙、抽選
番号の目隠しなどとして利用することも可能であり、例
えば展示即売会や頒布会、バーゲンセールなどの案内状
に利用することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
【0014】実施例1 図1および図2は、本発明の第1の実施例に係わる封書
の構造および製造手順を説明するものであって、図1
(a)は当該封書に用いる用紙の折り畳み前の状態にお
ける一面側(外面となる側)を示す平面図、図1(b)
はその裏面側(内面となる側)を示す背面図である。
【0015】この用紙10は、例えばロール状に巻き取
られた原紙の表裏両面に、所定内容の印刷を施したの
ち、所定位置に後述する組成の接着剤を塗布して強制乾
燥ののち、所定のサイズに裁断したものであって、当該
用紙10は、紙片11,12および13が折り線14a
および14bを介してこの順序に連続した形状を備え、
各紙片の両面には、それぞれ封書の目的に応じた内容の
記事が印刷されている。
【0016】紙片11および12は、後述するCD18
を収納するためのホルダー部15を形成する紙片であっ
て、そのうちの紙片11には半円形の切り込み部16が
形成してある。なお、このとき切り込み部16が先端部
からさらに伸展して紙片11が破れてしまわないよう
に、切り込み部16の先端部に、図1(c)に示すよう
なストップホール16aを設けておくこともできる。
【0017】紙片13の外側紙面13aは、宛名書き面
となるべき紙面であって、当該紙面13aには、図1
(a)に示すように料金別納郵便である表示と共に、郵
便番号の記入欄が印刷されていると共に、右下コーナー
部には、開封時の剥離が容易なものとなるように、角落
し部10aが形成してある。
【0018】一方、用紙10の裏面側には、図1(b)
に示すように、紙片12の内側紙面12bの上下周縁
部、および、紙片13の内側紙面13bの上下および図
中の左側周縁部に、ポリオレフィン系共重合樹脂16
%,酢酸ビニル系樹脂26%,水57%,添加剤1%の
組成を有する接着剤を所定の密度のドット状に塗布した
のち、強制乾燥(水分は蒸発)することにより、所定の
引張り力によって剥離可能な接着剤層Aが形成されてい
る。また、用紙10に、返信用はがきのフォーマットを
印刷しておく場合には、紙片12を用い、その内側紙面
12bに返信はがきの受取人(通常は当該封書の差出
人)の住所、氏名を印刷しておく。
【0019】なお、この実施例においては、接着剤層A
を剥離可能に貼着しようとする面の一方のみに形成した
例を示したが、使用する接着剤の性能によっては相対向
する貼着面の両方に形成するようにしてもよい。
【0020】このような形状の用紙10は、図1(d)
に示すように、まず、紙片11が折り線14aから紙面
11bを内側にして折り畳まれ、紙片12の紙面12b
上に重ねられる。これによって、紙片11と12の間に
CD18を収納するホルダー部15が形成される。
【0021】次に、図2(a)に示すように、同封すべ
きCD18が紙片11に形成した半円形切り込み部16
を通して、紙片11および12の間に形成されるホルダ
ー部15に収納される。そして、図2(b)に示すよう
に,紙片13を折り線14bから紙片11の紙面11a
の上に折り重ねることにより、紙片11の端部および切
り込み部16が紙片13によって覆われ、CD18の切
り込み部16からの露出部分がカバーされる。
【0022】そして、このようにCD18を挟んだ状態
に三つ折りされた用紙10を圧着機にかけ、加熱および
加圧することによって、四周に開口する紙片11,12
および13の周縁部が接着剤層Aによって互いに剥離可
能に貼着され、図2(c)に示すように、CD18を同
封した封書1が完成する。このとき、CD18は、紙片
11に形成した切り込み部16によって紙片11,12
の間に形成されるホルダー部15内に保持されるので、
圧着機による貼着が終了するまでのあいだ、用紙10の
間から脱落したり、周縁部に移動して封書1の貼着の障
害となったりするようなことがない。
【0023】実施例2 図3および図4は、本発明の第2の実施例に係わる封書
の構造および製造手順を説明するものであって、図3
(a)は当該封書に用いる用紙の展開した状態における
一面側(外面となる側)を示す平面図、図3(b)はそ
の裏面側(内面となる側)を示す背面図である。
【0024】図3に示す用紙20は、実施例1に係わる
用紙10と同様に、印刷ののち、接着剤を塗布して乾燥
させ、所定のサイズに裁断したものであって、当該用紙
20は、紙片21,22,23が折り線24aおよび2
4bを介してこの順序に連続した形状を備え、これら紙
片のうちの紙片21および22により、CD18を収納
するためのホルダー部25が形成されるようになってい
る。そして紙片21には、その上下周縁部の折り線24
a寄りの位置から中央側に向けて10数mmの長さに切
り込み26,26がそれぞれ形成してあると共に、これ
ら切り込み26,26の先端部から上下周縁部に略平行
に延出する折り線27a,27aがそれぞれ設けてあ
り、これらによって紙片21の上下端部に折り返し片2
7,27が形成されるようになっている。
【0025】紙片23の外側紙面23aは、折り畳み状
態において宛名書き面となる紙面であって、料金別納郵
便である表示と共に、郵便番号の記入欄が印刷されてい
ると共に、そのコーナー部には、同様に角落し部20a
が形成してある。
【0026】また、用紙20の裏面側には、図3(b)
に示すように、紙片22の上下周縁部、および紙片23
の上下および左側周縁部に、第1実施例と同様の組成を
有する接着剤を同様に塗布し、乾燥することによって同
様の接着剤層Aが形成されている。
【0027】上記形状の用紙20は、まず、図3(b)
に示した状態から、紙片21の上下端部に形成された折
り返し片27,27が折り線27a,27aから内側に
折り曲げられて紙面21aに重ねられたのち、図3
(c)に示すように、紙片21が折り線24aから紙面
21bを内側にして紙片22の紙面22b上に折り重ね
られ、これによって紙片21と22の間にCD18のホ
ルダー部25が形成される。
【0028】次に、図4(a)に示すように、CD18
が紙片21,22および折り返し片27,27によって
形成されるホルダー部25に収納される。そして、図4
(b)に示すように,紙片23を折り線24bから紙片
21の紙面21aの上に折り重ねることにより、紙片2
1の開口側端部が紙片23により覆われ、紙片21と2
2の間に形成されたホルダー部25からのCD18の露
出部分が覆われる。
【0029】そして、このようにCD18を挟んで三つ
折りされた状態の用紙20を圧着機にかけ、加熱および
加圧することによって、四周に開口する紙片21,22
および23の周縁部が接着剤層Aによって互いに剥離可
能に貼着され、図4(c)に示すように、CD18を同
封した封書1が完成する。このとき、CD18は、圧着
機による貼着が終了するまでの間、紙片21に形成した
折り返し片27,27によって紙片21,22の間に形
成されるホルダー部25内に保持され、封書1に確実に
同封することができる。
【0030】実施例3 図5および図6は、本発明の第3の実施例に係わる封書
の構造および製造手順を説明するものであって、図5
(a)は当該封書に用いる用紙の展開した状態における
外面側を示す平面図、図5(b)はその裏面側を示す背
面図である。この実施例に係わる封書1は、用紙のサイ
ズを大きくすると共に、紙片の間に中綴じした小冊子を
収納することによって封書1の情報量を増したものであ
って、この点を除いて封書としての基本的構造について
は、上記した実施例1と同様のものである。
【0031】図5(a)および(b)に示す用紙30
は、上記実施例の用紙10および20と同様に、印刷の
のち、接着剤を塗布して乾燥させ、所定のサイズに裁断
したものであって、当該用紙30は、紙片31,32,
33が折り線34a,34bを介してこの順序に連続し
た形状を備え、紙片31には、CD18が移動しないよ
うに保持する半円形の切り込み部36が下端寄りの位置
に上記実施例1と同様に形成してあって、その上方側に
は切り込み37が設けてあり、この切り込み37に後述
する小冊子39を保持するようになっている。また、紙
片33には,同様に角落し部30aが形成してあると共
に、宛名書き面である紙片33の外側紙面33aには、
料金別納郵便である表示および郵便番号の記入欄が同様
に印刷されている。そして、用紙30の裏面側には、上
記実施例と同様に、紙片32および33の上下および左
側周縁部に接着剤層Aが形成されている。
【0032】このような形状を備えた用紙30は、図5
(c)に示すように、紙片31が折り線34aから紙片
32の上に折り重ねられたのち、図6(a)に示すよう
に、CD18が紙片31の切り込み部36を通して紙片
31および32の間に形成されるホルダー部35に収納
されると共に、所定の印刷を施した後、中綴じおよび裁
断された小冊子39を同じく紙片31に形成した切り込
み37に係止される。このとき同様の接着剤によって小
冊子39を切り込み37の周辺部に剥離可能に貼着して
もよい。また小冊子39に代えて同様の大きさに折り畳
んだ印刷物を挟み込むことも可能である。
【0033】次に、図6(b)に示すように,紙片33
を折り線34bから紙片31の紙面31aの上に折り重
ねることによってホルダー部35を形成している紙片3
1の開口側端部が覆われ、CD18および小冊子39が
カバーされる。そして、CD18および小冊子39を挟
んだ状態に三つ折りされた用紙30を圧着機にかけるこ
とにより、紙片31,32および33の周縁部が接着剤
層Aによって互いに剥離可能に貼着され、図6(c)に
示すように、CD18および小冊子39を同封した封書
1が完成する。
【0034】この実施例に係わる封書1においては、各
紙面に印刷された記事に加えて、小冊子39の記事をも
同時に郵送することができるので、封書1の内容を大幅
に増加することができる。
【0035】実施例4 図7ないし図9は、本発明に係わる封書の第4の実施例
として、用紙の紙片数を増した場合の構造および製造手
順を説明するものであって、図7(a)は当該封書に用
いる用紙の展開した状態における一面側を示す平面図、
図7(b)はその裏面側を示す背面図である。
【0036】図7(a)および(b)に示す用紙40
は、上記各実施例と同様に、印刷ののち、接着剤を塗布
して乾燥させ、所定のサイズに裁断したものであって、
当該用紙40は、紙片41,42,43,44が折り線
45a,45b,45cを介してこの順序に連続した形
状を備えている。そして、紙片41には半円形の切り込
み部46が上記実施例1あるいは実施例3の場合と同様
に形成してある。また、紙片44の下側コーナー部には
同様に角落し部40aが形成してあると共に、宛名書き
面である紙片44の外側紙面44aには、料金別納郵便
である表示および郵便番号の記入欄が同様に印刷されて
いる。用紙40の裏面側には、紙面42bおよび43b
の上下周縁部、紙面44bの上下および左側周縁部に接
着剤層Aが同様に形成されている。
【0037】このような形状の用紙40においては、図
8(a)に示すように、紙片41が紙面41bを内側に
して折り線45aから紙片42の上に折り重ねられる。
次いでCD18が、図8(b)に示すように、紙片41
の切り込み部46を通して紙片41および42の間に形
成されるホルダー部47に収納される。
【0038】次に、図9(a)に示すように,紙片42
を折り線45bから折り畳むことにより、紙片41およ
びCD18と共に紙片43の紙面43bの上に折り重ね
たのち、図9(b)に示すように、紙片44を折り線4
5aから折り曲げ、紙片42の紙面42aの上に重ね
る。
【0039】このようにCD18を巻き包むように四つ
折りされた用紙40は、圧着機によって加熱および加圧
されることにより、四周に開口する紙片41ないし44
の周縁部が接着剤層Aによって互いに剥離可能に貼着さ
れ、図9(c)に示すようにCD18を同封した封書1
が完成する。
【0040】実施例5 図10および図11は、本発明に係わる封書の第5の実
施例として、用紙の紙片数をさらに増した場合の構造お
よび製造手順を説明するものであって、図10(a)は
当該封書に用いる用紙の折り畳み前の状態における一面
側(外面となる側)を示す平面図、図10(b)はその
裏面側(内面となる側)を示す背面図である。
【0041】図10(a)および(b)に示す用紙50
は、紙片51,52,53,54,55が折り線56
a,56b,56c,56dを介してこの順序に連続し
た形状を備え、この実施例では紙片52に半円形の切り
込み部57が形成してある。そして、宛名書き面である
紙片55の外側紙面55aには、料金別納郵便である表
示と共に郵便番号の記入欄が印刷され、当該紙片55の
下側コーナー部には同様に角落し部50aが形成してあ
る。
【0042】この実施例においては、剥離可能に貼着し
ようとする紙面の両面に接着剤層Aを形成するようにし
ており、折り畳み状態(完成状態)において最外面とな
る紙面54aおよび55aを除く紙面の周縁部にすべて
接着剤層Aが形成されている。なお、接着剤の強度や塗
布密度を調整することによって、剥離可能に貼着しよう
とする紙面の片面のみに接着剤層を形成するようにして
もよいことは前述したとおりである。
【0043】このような形状の用紙50は、図10
(c)に示すように、まず、内面側を上に向けた状態に
おいて、紙片51および52が紙面51bおよび52b
を内側にして折り線56bから折り畳まれ、紙片54の
紙面54bおよび紙片53の紙片53の紙面53bの上
にそれぞれ重ねられる。そして、図11(a)に示すよ
うに、この状態において、CD18が紙片52に設けた
切り込み部57を通して紙片52および53の間に形成
されるホルダー部58に収納される。
【0044】次に、図11(b)に示すように,紙片5
2および53を重ねて折り線56aおよび56cから折
り畳み、紙片52および53をCD18と共に紙片51
の紙面53bの上に重ねる。そして、図11(c)に示
すように、紙片55を折り線56dから紙片53の紙面
53aの上に折り重ねる。
【0045】このようにCD18を巻き包むように五つ
折りされた用紙50は、圧着機にかけられ、四周に開口
する紙片51ないし55の周縁部が接着剤層Aによって
互いに剥離可能に貼着され、図11(d)に示すように
CD18を同封した封書1が完成する。
【0046】本発明に係わる封書は、紙片数や折り畳み
方法において上記実施例に限定されることはなく、例え
ば、さらに紙片数を増すことによって封書の内容(情報
量)を増すことができる。なお、紙片数が多い場合に
は、CDがなるべく内側位置となるように用紙を折り畳
むことがCDの損傷防止の観点から望ましい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる封
書は、連続する少なくとも3片の紙片からなる用紙を折
り畳んで、紙片の周縁部を剥離可能に貼着してなる折り
畳み封書において、隣接する紙片の間に形成されたホル
ダー部にCDが収納され、他の紙片により当該ホルダー
部の開口側が覆ってある構成のものであるから、封筒や
CD容器を使用することなく、簡便かつ安価にCDを郵
送することができ、本発明に係わる封書の実施態様とし
て請求項2に記載された封書においては、ホルダー部を
構成する紙片の一方に切り込み部が形成され、この切り
込み部にCDが保持されているので、紙片周縁部の貼着
が終了するまでの間にCDが紙片の間から脱落したり移
動したりすることがなく、封書にCDを確実に同封する
ことができるという極めて優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明に係わる封書の第1の実施例に
用いた用紙の形状を示す平面図である。 (b) 図1(a)に示した用紙の裏面側を示す背面図
である。 (c) 図1(a)および(b)に示した切り込み部の
端部形状例を示す拡大図である。 (d) 本発明の第1の実施例に係わる封書の製造過程
を示す斜視図である。
【図2】(a)ないし(c)は図1(d)に続く封書の
製造過程を示す概略説明図である。
【図3】(a) 本発明に係わる封書の第2の実施例に
用いた用紙の形状を示す平面図である。 (b) 図3(a)に示した用紙の裏面側を示す背面図
である。 (c) 本発明の第2の実施例に係わる封書の製造過程
を示す斜視図である。
【図4】(a)ないし(c)は図3(c)に続く封書の
製造過程を示す概略説明図である。
【図5】(a) 本発明に係わる封書の第3の実施例に
用いた用紙の形状を示す平面図である。 (b) 図5(a)に示した用紙の裏面側を示す背面図
である。 (c) 本発明の第3の実施例に係わる封書の製造過程
を示す斜視図である。
【図6】(a)ないし(c)は図5(c)に続く封書の
製造過程を示す概略説明図である。
【図7】(a)および(b)は本発明に係わる封書の第
4の実施例に用いた用紙の形状を示す平面図および背面
図である。
【図8】(a)および(b)は本発明の第4の実施例に
係わる封書の製造過程を示す概略説明図である。
【図9】(a)ないし(c)は図8(b)に続く封書の
製造過程を示す概略説明図である。
【図10】(a) 本発明に係わる封書の第5の実施例
に用いた用紙の形状を示す平面図である。 (b) 図10(a)に示した用紙の裏面側を示す背面
図である。 (c) 本発明の第5の実施例に係わる封書の製造過程
を示す斜視図である。
【図11】(a)ないし(d)は図10(c)に続く封
書の製造過程を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 封書 10,20,30,40,50 用紙 11〜13,21〜23,31〜33,41〜44,5
1〜55 紙片 14a,14b,24a,24b,34a,34b,4
5a,45b,45c,56a,56b,56c,56
d 折り線 15,25,35,47,58 ホルダー部 16,36,46,57 切り込み部 16b 円弧状切欠(歯車係止部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り線を介して連続する少なくとも3片
    の紙片を備えた用紙を折り線から折り畳むと共に、折り
    畳み状態において四周に開口する各紙片の周縁部を剥離
    可能に貼着してなる折り畳み封書において、 隣接する紙片の間に形成されたホルダー部にコンパクト
    ディスクが収納してあると共に、他の紙片により前記ホ
    ルダー部の開口側が覆ってあることを特徴とする封書。
  2. 【請求項2】 コンパクトディスクがホルダー部を形成
    する紙片の一方に設けた切り込み部に保持してあること
    を特徴とする請求項1記載の封書。
JP1735898A 1998-01-29 1998-01-29 封 書 Pending JPH11208164A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013049218A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Riso Kagaku Corp 封筒用紙

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JP2013049218A (ja) * 2011-08-31 2013-03-14 Riso Kagaku Corp 封筒用紙

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