JPH11245562A - 振込書付き重ね合わせ葉書用シートおよび振込書付き重ね合わせ葉書 - Google Patents

振込書付き重ね合わせ葉書用シートおよび振込書付き重ね合わせ葉書

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JPH11245562A
JPH11245562A JP6473398A JP6473398A JPH11245562A JP H11245562 A JPH11245562 A JP H11245562A JP 6473398 A JP6473398 A JP 6473398A JP 6473398 A JP6473398 A JP 6473398A JP H11245562 A JPH11245562 A JP H11245562A
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JP
Japan
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sheet
transfer
address
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postcard
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JP6473398A
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English (en)
Inventor
Masami Ono
政美 大野
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Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見られたくない情報が振込処理を行う店員等
の目に触れない。 【解決手段】 振込書付き重ね合わせ葉書用シート1
は、ほぼ同じサイズの振込票シート2と補助シート3と
宛名シート4とを補助シート3中位にして重ね合わせて
振込書付き重ね合わせ葉書を作成するものであり、宛名
シート4と補助シート3の重ね合わせ面には隠蔽すべき
情報27を記入するための隠蔽情報記載部を設ける。ま
た、各シート2,3,4の重ね合わせ面には、剥離可能
に面接着するように構成し、宛名シート4と補助シート
3の重ね合わせ面の一縁は剥離困難に面接着するように
構成する。この重ね合わせ葉書用シート1を重ね合わせ
て構成した葉書50は、宛名シート4と補助シート3は
剥離困難に面接着して冊子状に綴じられており不意には
開かないので、その重ね合わせ面の隠蔽情報は振込処理
を行う店員等の目に触れない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振込票の振込依頼
情報記載面等の情報を隠蔽状態として郵送可能な、振込
票を備えた振込書付き重ね合わせ葉書用シートおよび振
込書付き重ね合わせ葉書に関し、特に、ほぼ同じサイズ
の3枚のシートからなり、各シートの表裏面である6面
に各種情報を記載して、前記振込依頼情報面等を隠蔽し
た状態で郵送し得る重ね合わせ葉書を作成するための振
込書付き重ね合わせ葉書用シートおよび振込書付き重ね
合わせ葉書に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、電話料金やカードによる
商品購入決済等の各種料金の支払いに使用する振込票の
郵送は、封筒に封入して行うのが一般的であった。
【0003】このような封筒に振込票を封入するもの
は、特に大量の振込票を郵送する場合等は、封書で行う
ために葉書と比較して郵送料が嵩んでしまうとともに、
封入作業が煩雑であるという不都合があった。この不都
合を解消すべく、複数のシートを折り畳んで剥離可能に
重ね合わせた振込票を備えた葉書が提案されている。こ
の葉書は、受取人が各シートの重ね合わせ面を剥離して
各シートが連接した状態にして内容を確認した後に、コ
ンビニエンスストアや銀行で振込手続を行い得るように
構成してある。
【0004】なお、現行の郵便法で定められた葉書の規
格を満たすことも必要である。現行の郵便法の規定によ
ると、葉書は、「郵便はがき」等の葉書表示をした葉書
本体を有しなければならず、また、葉書本体の重量は2
g以上で、葉書全体の重量は6g以下と定められてい
る。このため、3枚のシートからなる葉書用シートで
は、葉書本体シートは2g以上の重量を有し、残りの2
枚のシートの重量合計が4g以下でなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
前記葉書を構成する振込票シートあるいは他のシートに
は、他人には見られたくない隠蔽すべき情報、例えば、
商品購入に係る支払いにおける購入した具体的な書品名
や税金の支払いにおける催告文等が記載されていること
があり、例えば、コンビニエンスストアで振込手続を行
う場合は、各シートが折り部を介して連接した状態とな
っているので、受け付けた店員が処理をすべく、3枚の
シートを全展開しその表裏面を確認するときなどに、他
人には見られたくない前記情報が目に入るおそれがあっ
た。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもの
で、上述した不都合を解消するとともに、現行の郵便法
の規定にも適合した、振込票を備えた振込書付き重ね合
わせ葉書用シートおよびそれを用いた重ね合わせ葉書を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載した振込書付き重ね合わせ葉
書用シートは、ほぼ同じサイズからなる振込票シートと
補助シートと宛名シートとからなり、これら各シートを
補助シートを中位として重ね合わせて振込書付き重ね合
わせ葉書とするための振込書付き重ね合わせ葉書用シー
トであって、前記振込票シートの、補助シートとの重ね
合わせ面には振込に必要な振込依頼情報を記載する振込
依頼情報記載部を設け、前記補助シートの、振込票シー
トとの重ね合わせ面には振込票シートの振込依頼情報に
関連する振込控情報を記入する振込控情報記入欄を設
け、前記宛名シートと補助シートの重ね合わせ面には前
記振込依頼情報に関連する隠蔽すべき情報を記載する隠
蔽情報記載部を設け、前記宛名シートの前記重ね合わせ
面とは反対面側には、振込書付き重ね合わせ葉書の郵送
先を示す宛名情報を記載する宛名情報記載部を設けると
ともに葉書表示を設ける一方、各重ね合わせ面は剥離可
能に面接着するようなすとともに、前記宛名シートと補
助シートの重ね合わせ面における宛名シート縁に沿った
部分は剥離困難に面接着するようなしたものである。
【0007】また、本発明の請求項2に記載した振込書
付き重ね合わせ葉書用シートは、上述の請求項1に記載
した構成において、補助シートと宛名シートには、各シ
ートを重ね合わせたときに非接着状態で離反しないよう
に仮止めする仮止め手段を設けたものである。
【0008】さらに、本発明の請求項3に記載した振込
書付き重ね合わせ葉書は、ほぼ同じサイズからなる振込
票シートと補助シートと宛名シートとを補助シートを中
位として重ね合わせてなり、前記振込票シートの、補助
シートとの重ね合わせ面には振込に必要な振込依頼情報
を記載し、前記補助シートの、振込票シートとの重ね合
わせ面には振込票シートの振込依頼情報に関連する振込
控情報を記載し、前記宛名シートと補助シートの重ね合
わせ面には前記振込依頼情報に関連する隠蔽すべき情報
を記載し、前記宛名シートの前記重ね合わせ面とは反対
面側には、振込書付き重ね合わせ葉書の郵送先を示す宛
名情報を記載するとともに葉書表示を設ける一方、各重
ね合わせ面は剥離可能に面接着するとともに、前記宛名
シートと補助シートの重ね合わせ面における宛名シート
縁に沿った部分は剥離困難に面接着した振込書付き重ね
合わせ葉書であって、前記補助シートと前記宛名シート
は、その重ね合わせ面を剥離したときに一縁が剥離困難
に面接着していることによって冊子状に開閉するよう構
成したものである。
【0009】またさらに、本発明の請求項4に記載した
振込書付き重ね合わせ葉書は、上述の請求項3に記載し
た構成において、重ね合わせ面を剥離した後の補助シー
トと宛名シートが開かないように、各シートを仮止めす
るための仮止め手段を設けたものである。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の好適な実施形態を添
付図面に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図1
は必要な情報を印字した状態の、重ね合わせ葉書用シー
トの表面側を示す概略的な平面図、図2は同じく裏面側
を示す概略的な平面図、図3は振込情報をはじめ必要な
情報を印字して振込書付き重ね合わせ葉書を作成する途
中の状態を示す縦断面図、図4は振込書付き重ね合わせ
葉書の縦断面図、図5は各シートの重ね合わせ面を剥離
した状態を示す概略的な斜視図、図6は仮止め部材の一
方を示す宛名シートの部分拡大図、図7は、仮止め状態
を示す概略的な部分拡大斜視図である。
【0011】本実施形態の重ね合わせ葉書用シート1
は、銀行等の金融機関のみならず、コンビニエンススト
アでも振込が可能な重ね合わせ葉書となるものである。
図1に示すように、重ね合わせ葉書用シート1は、振込
票シート2、補助シート3、宛名シート4とからなり、
振込票シート2と補助シート3は折り兼切り用ミシン目
5を介して、また補助シート3と宛名シート4は折り部
6を介してそれぞれ連接されている。前記振込票シート
2は、切離表示線7によって振込依頼情報記入片8と取
扱店舗保管片9に区画されている。振込票シート2と補
助シート3と宛名シート4とは、ほぼ同一サイズであ
り、前記補助シート3が葉書本体シートである。
【0012】また、重ね合わせ葉書用シート1の両側に
は、スリット10a,10bを境として移送孔11a,
11bが等間隔に穿設されたマージナル部12a,12
bが設けられている。図示してはいないが、前記重ね合
わせ葉書用シート1は、折り兼切り用ミシン目を介して
マージナル部12a,12bが伸びる方向(天地方向)
に単位用紙が多数連続した連続状態にある。宛名シート
4と補助シート3における各スリット10aに対応する
振込票シート2下隅部と、補助シート3と宛名シート4
の境界の前記折り部6に対応する宛名シート4下隅部に
は、それぞれ三角形状の切欠部13,14を設けてい
る。
【0013】図1、図6および図7に示すように、宛名
シート4の表面側は宛名情報記載部たる宛名記載面(図
5参照)となり、その下端部には切欠部14から中央に
向けた矢印14aをあらかじめ印刷してある。前記宛名
シート4の、前記矢印14a近傍と幅方向の反対側縁近
傍には、基端をシート材に連繋するよう平行に伸ばし
た、2本の切線を先端で円形状に閉じたカット15aを
それぞれ設ける一方、前記補助シート3の、折り部6を
対称軸として前記各カット15aの基端部分と線対称な
位置に直線的な直線切込16をそれぞれ設ける。前記カ
ット15aは途中部位に切り込まないタイ15b,15
bをそれぞれ設けてある。そして、各カット15aは、
必要に応じて表面側から裏面側に向けて指で押すとタイ
15b,15bが切断され、基端を軸に内側に曲がりう
る舌片15となり、直線切込16に差し込んでそれぞれ
仮止めさせることが可能である。この舌片15と直線切
込16によって、仮止め手段を構成する。また、前記宛
名シート4表面側の、マージナル部12b側近傍には、
「郵便はがき」なる文字からなる葉書表示17があらか
じめ印刷してある。
【0014】振込票シート5の表面側の、切離表示線7
によって区画された振込依頼情報記入片8部分には、
「振込依頼」なる表題18の下に、依頼日記入欄、金額
記入欄、振込先記入欄、受取人記入欄からなる振込依頼
人記入情報19を記入する振込依頼情報記入欄を設けて
ある。さらに、前記振込依頼情報記入欄の下には、会員
番号、氏名からなる依頼人情報20を記入する依頼人情
報記入欄と、前記振込依頼情報をバーコード21で表示
するバーコード記載欄と、収納印捺印欄22とをあらか
じめ設けている。また、振込票シート2の表面側の取扱
店舗保管片9部分には、取扱店舗控情報23を記入する
取扱店舗控情報記入欄をあらかじめ印刷している。この
取扱店舗保管片9は銀行の支店やコンビニエンスストア
等の払込店舗の控となるものである。
【0015】また、補助シート3は、振込依頼人の控と
なるもので、その表面側には、依頼日記入欄、金額記入
欄、振込先記入欄、受取人記入欄24、依頼人記入欄か
らなる振込明細依頼人控欄、取扱銀行名記入欄、受領印
捺印欄25からなる振込控情報欄を印刷している。そし
て、前記振込控情報欄の受取人記入欄にはあらかじめ受
取人会社名24を印刷してある。さらに、「コンビニへ
のお支払方法」と題する案内文26をあらかじめ印刷し
ている。
【0016】一方、図2に示すように、宛名シート4と
補助シート3の各裏面側は、「お買上げ明細」なる表題
とともに、依頼者が購入した商品名27を記載する商品
明細欄を設けている。この商品名27は前記振込依頼情
報に関連する他人には見られたくない隠蔽すべき情報で
ある。また、振込票シート2の裏面側には、案内文28
と、本重ね合わせ葉書の開け方に関する説明文29をあ
らかじめ印刷し、また、その下端部には切欠部13から
中央に向けた矢印13aをあらかじめ印刷してある。ま
た、図1に示すように、宛名シート4の表面側は、依頼
人の郵便番号、住所、氏名からなる宛名情報30を記載
するための宛名記載部を設けるとともに、受取人会社名
31をあらかじめ印刷してある。
【0017】図4に示すように、宛名シート4と振込票
シート2の重ね合わせ面である裏面側と、振込票シート
2と補助シート3の重ね合わせ面である表面側は、剥離
可能な感圧性接着剤32を塗布して、重ね合わせたとき
弱接着面となるように構成している。また、宛名シート
4と振込票シート2の重ね合わせ面である宛名シート4
裏面側の、スリット10bに沿った部分から内側にかけ
て所定幅にわたって、通常の感圧性接着剤33を塗布し
て、重ね合わせたとき剥離困難に面接着するように構成
する。さらに、宛名シート4と振込票シート2の重ね合
わせ面である表面側の、幅方向両側縁(図1において上
下縁)に沿った内側部分と、切断想定線Pに沿った内側
部分には、それぞれ帯状に地紋印刷34を施して、重ね
合わしたときに容易に剥離可能な面接着するよう構成す
る。この容易に剥離する接着面は、前記剥離可能な接着
面よりさらに弱い接着りきで接着していて、これらを設
けることによって、剥離開始動作およびその後の剥離動
作を容易にすることが可能である。
【0018】感圧性接着剤32は、印字、印刷が可能
で、例えば、感圧性で一旦接着すると再剥離困難な非剥
離性接着剤基剤に、この接着剤基剤に対して非親和性を
示す微粒状充てん剤を配合してなるものが好適である。
前記接着剤基剤としては、従来用いられている通常の感
圧性接着剤でよく、上述した感圧性接着剤32を利用す
ることができる。前記感圧性接着剤32の具体的な例と
しては、天然ゴムにスチレンとメタクリル酸メチルとを
グラフト共重合させて得られた天然ゴムラテックスが、
耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性等の点で好適であ
る。
【0019】一方、前記微粒状充てん剤としては、前記
接着剤基剤との親和力が小さいもの、例えば、酸化亜
鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、カオリン、活性白
土、球状アルミナ、小麦デンプン、シリカ、ガラス粉
末、シラスバルーン等が用いられる。これらの材料は、
単独でも、複数組み合わせてもよいが、特に、シリカと
他の適宜な充てん剤との組み合わせが好適である。ま
た、粒径の異なる2種類以上を組み合わせると、接着剤
塗布面を凹凸状に形成しやすいので、剥離性能が向上す
る。
【0020】上述した微粒状充てん剤の配合割合によっ
て、感圧性接着剤32による各シート4,5,6の重ね
合わせ接着面の剥離強度を調整する。微粒状充てん剤と
してシリカを添加すると、接着剤の塗膜を強化しうると
ともに、その多孔質性により、接着剤が表面に付着しや
すいので、接着力や剥離力を調整しやすいという利点が
ある。また、シリコーンオイルを用いているプリンタに
より、ノンインパクトプリンタ方式で印字した場合で
も、シリカがシリコーンオイルを吸収するので、接着剤
がシリコーンオイルにより接着しなくなることもない。
【0021】以上のように構成した重ね合わせ葉書用シ
ート1を連続状態において、マージナル孔12a,12
bを利用してトラクタ装置(図示せず)により所定方向
に移送しながら、印字データをあらかじめ入力したコン
ピュータと連動する適宜なプリンタ(図示せず)を用い
て、印字動作を行う。
【0022】次に、上記のように構成した振込書付き重
ね合わせ葉書用シートを用いて重ね合わせ葉書50を作
成する手順を説明する。
【0023】まず、図1に示すように、振込書付き重ね
合わせ葉書用シート1表面側の、宛名シート4には宛名
情報30を印字し、振込票シート2には、振込依頼情報
記入片8の振込明細記入欄にそれぞれ所定の情報19を
印字し、バーコード記載欄には依頼人情報をバーコード
化したバーコード21を印字し、また、取扱店舗保管片
9の振込明細取扱店控欄に前記払込明細記入欄19に印
字したものと関連した取扱店舗序付法23を印字し、さ
らに、補助シート3には、振込控欄には、受取人記入欄
にあらかじめ印字された受取人会社名24を除いて振込
控情報を記入する。なお、収納印捺印欄25、取扱銀行
名記入欄及び受領印捺印欄22には印字しない。
【0024】また、図2に示すように、重ね合わせ葉書
用シート1の裏面側には、宛名シート4と補助シート3
の商品明細欄に、支払いに係る商品名27およびその金
額をそれぞれ印字する。
【0025】そして、図3、図4に示すように、前記重
ね合わせ葉書用シート1の各マージナル部12a,12
bを各スリット10a,10bで切断して除去し、連続
状態にあったものを単片化したうえ、折り兼切り用ミシ
ン目5および折り部6で、宛名シート4と振込票シート
2の重ね合わせ面である裏面側同士、振込票シート2と
補助シート3の重ね合わせ面である表面側同士、がそれ
ぞれ重なり合うようにジグザグ状に折り重ねる。次い
で、感圧性接着剤32,33の接着条件である所定の圧
を付与し、前記各重ね合わせ面を、宛名シート4の感圧
性接着剤33塗布部分に対応する部分は剥離困難に、そ
の他の部分は剥離可能に接着する。続いて、宛名シート
4と補助シート3の折り部6近傍に表示された切断想定
線Pに対応する部分を切断して葉書50が完成する。
【0026】この状態において、重ね合わせ葉書50
は、宛名シート4の宛名情報30が表出し、かつその上
に、補助シート3の葉書表示17の各文字も表出する一
方、宛名シート4、振込票シート2、補助シート3の各
重ね合わせ接着面に印字した各情報19,20,21,
23,24,27が、外部からは視認不能に隠蔽された
状態となり、投函可能である。
【0027】図5に示すように、この重ね合わせ葉書5
0を受領した宛名人は、振込票シート2の表出面側に印
刷された説明文29を読んでその指示にしたがい、切欠
部13,14からそれぞれ矢印13a,14a方向に、
宛名シート4と振込票シート2をそれぞれ補助シート3
から捲り上げると、先ず、互いの重ね合わせた容易に剥
離する接着面を剥離した後、ほぼ全面的に剥離可能な接
着面を剥離し、振込票シート2と補助シート3は、折り
兼切り用ミシン目5で二つ折りになった状態となり、ま
た、宛名シート4と振込票シート2は、剥離困難な接着
面で一縁を綴じられた冊子状態となる。そして、宛名人
は、二つ折り状態の重ね合わせ面に表示された情報1
9,20,21,23,24,27は振込票シート2と
補助シート3を展開した状態で確認し、冊子状態の重ね
合わせ面に各表示された、商品明細欄に記載された振込
情報に関連する隠蔽すべき情報である商品名27は補助
シート3と宛名シート4を意識的に開いて確認する。
【0028】図7に示すように、ここで、コンビニエン
スストアから商品の購入代金を振り込む場合等は、宛名
シート4の各舌片15を、補助シート3の各切込16に
差し込んで仮止めして使用可能となる。なお、このよう
にコンビニエンスストアで振り込む場合は取扱銀行名記
入欄への記入は不要である。この状態で振込依頼情報記
入片8と取扱店舗保管片9と依頼人控片とが連接した状
態となる一方、前記宛名シート4と補助シート3とは、
剥離困難に面接着して綴じ合わされた冊子状になってい
るので開きにくいうえ、各舌片15を各切込16に差し
込んで仮止め状態にしてあるので故意に開こうとしない
かぎり開かず、商品明細欄に記載された振込依頼情報に
関連する他人には見られたくない隠蔽すべき情報である
商品名27を視認できない。したがって、この商品名2
7がコンビニエンスストアの店員の目に触れるおそれは
ない。
【0029】コンビニエンスストア側では、支払金を収
納後、収納印捺印欄22と受領印捺印欄25に捺印して
所定の振込処理を行う。そして、取扱店舗保管片9はコ
ンビニエンスストアが控として保管し、依頼人控となる
補助シート3およびは振込依頼人である宛名人が控とし
て保管する。
【0030】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、剥離可能な接着面を形成す
るために塗布する接着剤としては、感圧性接着剤32に
換えて、従来用いられている通常の感熱性あるいは再湿
性の接着剤を用いることもでき、感熱性の接着剤基剤と
しては、特に酢酸ビニル系重合体が好適であり、また、
再湿性の接着剤基剤としては、ポリビニルアルコールや
ポリエチレンオキシドなどが好適である。
【0031】また、バーコード21を表示するバーコー
ド記載欄は必ずしも設ける必要はない。さらに、補助シ
ート3と振込票シート2との位置を入れ換え補助シート
3を中位にして重なり合わせるべく巻き込むようにして
断面e字状に折り重ねてもよい。またさらに、補助シー
ト3と宛名シート4を仮止めするための仮止め手段であ
る舌片15および切込線16の形状あるいはその向きあ
るいは個数等は変更することが可能なだけでなく、該仮
止め手段は、舌片15と直線切込16で構成するのでは
なく、例えば、剥離および再接着可能な接着剤をいずれ
かのシートの所定部分に塗布するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
請求項1に記載した本発明の振込書付き重ね合わせ葉書
用シートは、振込票を郵送する場合の郵送料が葉書と同
一となるから経済的であり、特に大量の振込票を郵送す
る場合に最適であるほか、振込票の封入作業が不要とな
るので発送作業も簡便になり、また、宛名シートと補助
シートとが、剥離困難に面接着で一縁を綴じ合わされた
冊子状になっていて開きにくいので、振込依頼情報に関
連する他人には見られたくない隠蔽すべき情報が、コン
ビニエンスストア等の社員の目に触れるおそれが少ない
振込書付き重ね合わせ葉書を容易に作成できるという効
果を奏する。
【0033】また、請求項2に記載した本発明の振込書
付き重ね合わせ葉書用シートは、前記請求項1に記載し
た発明が奏しうる効果に加えて、補助シートと宛名シー
トを仮止めするための仮止め手段を設けたので、各シー
トの重ね合わせ面に記載された振込依頼情報に関連する
他人には見られたくない隠蔽すべき情報を隠蔽しうる振
込書付き重ね合わせ葉書を容易に作成できるという効果
を奏する。
【0034】さらに、請求項3に記載した本発明の振込
書付き重ね合わせ葉書は、振込票を郵送する場合の郵送
料が葉書と同一となるから経済的であり、特に大量の振
込票を郵送する場合に最適であるほか、振込票の封入作
業が不要となるので発送作業も簡便になり、また、宛名
シートと補助シートとが、剥離困難な面接着で一縁を綴
じ合わされた冊子状になっていて開きにくいので、振込
依頼情報に関連する他人には見られたくない隠蔽すべき
情報が、コンビニエンスストアの店員の目に触れるおそ
れが少ないという効果を奏する。
【0035】またさらに、請求項4に記載した本発明の
振込書付き重ね合わせ葉書は、前記請求項3に記載した
発明が奏しうる効果に加えて、葉書本体シートと宛名シ
ートを仮止めするための仮止め手段を設けたので、各シ
ートの重ね合わせ面に記載された他人には見られたくな
い隠蔽すべき情報を隠蔽しうるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】必要な情報を印字した状態の、重ね合わせ葉書
用シートの表面側を示す概略的な平面図。
【図2】同じく裏面側を示す概略的な平面図。
【図3】振込情報をはじめ必要な情報を印字して振込書
付き重ね合わせ葉書を作成する途中の状態を示す縦断面
図。
【図4】振込書付き重ね合わせ葉書の縦断面図。
【図5】各シートの重ね合わせ面を剥離した状態を示す
概略的な斜視図。
【図6】仮止め部材の一方を示す宛名シートの部分拡大
図。
【図7】仮止め状態を示す概略的な部分拡大斜視図。
【符号の説明】
1 振込書付き重ね合わせ葉書用シート 2 振込票シート 3 補助シート 4 宛名シート 5 折り用兼切り用ミシン目 6 折り部 7 切離表示線 8 振込依頼情報記入片 9 取扱店舗保管片 10a,10b スリット 11a,11b 移送孔 12a,12b マージナル部 13,14 切欠部 15 舌片 15a カット 15b タイ 16 直線切込 17 葉書表示 18 表題 19 振込依頼人記入情報 20 依頼人情報記入欄 21 バーコード 22 収納印捺印欄 23 取扱店舗控情報 24 受取人会社名 25 受領印捺印欄 26 案内文 27 商品名 28 案内文 29 説明文 30 宛名情報 31 受取人会社名 32,33 感圧接着剤 34 地紋印刷

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ同じサイズからなる振込票シートと
    補助シートと宛名シートとからなり、これら各シートを
    補助シートを中位として重ね合わせて振込書付き重ね合
    わせ葉書とするための振込書付き重ね合わせ葉書用シー
    トであって、前記振込票シートの、補助シートとの重ね
    合わせ面には振込に必要な振込依頼情報を記載する振込
    依頼情報記載部を設け、前記補助シートの、振込票シー
    トとの重ね合わせ面には振込票シートの振込依頼情報に
    関連する振込控情報を記入する振込控情報記入欄を設
    け、前記宛名シートと補助シートの重ね合わせ面には前
    記振込依頼情報に関連する隠蔽すべき情報を記載する隠
    蔽情報記載部を設け、前記宛名シートの前記重ね合わせ
    面とは反対面側には、振込書付き重ね合わせ葉書の郵送
    先を示す宛名情報を記載する宛名情報記載部を設けると
    ともに葉書表示を設ける一方、各重ね合わせ面は剥離可
    能に面接着するようなすとともに、前記宛名シートと補
    助シートの重ね合わせ面における宛名シート縁に沿った
    部分は剥離困難に面接着するようなしたことを特徴とす
    る振込書付き重ね合わせ葉書用シート。
  2. 【請求項2】 補助シートと宛名シートには、各シート
    を重ね合わせたときに非接着状態で離反しないように仮
    止めする仮止め手段を設けたことを特徴とする前記請求
    項1に記載した振込書付き重ね合わせ葉書用シート。
  3. 【請求項3】 ほぼ同じサイズからなる振込票シートと
    補助シートと宛名シートとを補助シートを中位として重
    ね合わせてなり、前記振込票シートの、補助シートとの
    重ね合わせ面には振込に必要な振込依頼情報を記載し、
    前記補助シートの、振込票シートとの重ね合わせ面には
    振込票シートの振込依頼情報に関連する振込控情報を記
    載し、前記宛名シートと補助シートの重ね合わせ面には
    前記振込依頼情報に関連する隠蔽すべき情報を記載し、
    前記宛名シートの前記重ね合わせ面とは反対面側には、
    振込書付き重ね合わせ葉書の郵送先を示す宛名情報を記
    載するとともに葉書表示を設ける一方、各重ね合わせ面
    は剥離可能に面接着するとともに、前記宛名シートと補
    助シートの重ね合わせ面における宛名シート縁に沿った
    部分は剥離困難に面接着した振込書付き重ね合わせ葉書
    であって、前記補助シートと前記宛名シートは、その重
    ね合わせ面を剥離したときに一縁が剥離困難に面接着し
    ていることによって冊子状に開閉するよう構成したこと
    を特徴とする振込書付き重ね合わせ葉書。
  4. 【請求項4】 重ね合わせ面を剥離した後の補助シート
    と宛名シートが開かないように、各シートを仮止めする
    ための仮止め手段を設けたことを特徴とする請求項3に
    記載した振込書付き重ね合わせ葉書。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006315252A (ja) 2005-05-11 2006-11-24 Fukushima Printing Co Ltd 送付用情報記録冊子
JP2012071429A (ja) * 2010-09-28 2012-04-12 Dainippon Printing Co Ltd 冊子状物および冊子状送付物
JP2018039132A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 大日本印刷株式会社 圧着はがき

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