JPH11205474A - 通信装置、通信方法、および記憶媒体 - Google Patents

通信装置、通信方法、および記憶媒体

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JPH11205474A
JPH11205474A JP10004371A JP437198A JPH11205474A JP H11205474 A JPH11205474 A JP H11205474A JP 10004371 A JP10004371 A JP 10004371A JP 437198 A JP437198 A JP 437198A JP H11205474 A JPH11205474 A JP H11205474A
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box
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Takehiro Yoshida
武弘 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの引越しという特定の用途を考慮し、
メモリボックスのサブアドレスや通信の仕様などの登録
内容、登録操作の制御を適切に行なえるようにする。 【解決手段】 相手から受信するサブアドレスに対応す
るメモリボックスに関し、引越しモードを設定可能と
し、引越しモードの場合、メモリボックスには対応する
サブアドレス262、転送宛先264、および連続未使
用期間を日数単位で算出するための未使用日数カウンタ
265(初期値7日)を設定し、この値が0になるまで
はこのメモリボックスに関する登録操作を禁止する。メ
モリボックスを用いた引越し先への転送が実行される
と、未使用日数カウンタ265は初期値(7日)に再設
定され、当該メモリボックスに対する登録操作禁止期間
が延長される。その後、引越し後の通信状況に応じて、
カウンタが0となり、登録操作禁止は自動解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置、通信方
法、および記憶媒体、特に相手局からサブアドレス信号
を受信し、受信したサブアドレスに対応するメモリボッ
クスに関して登録された仕様の通信を実行するための通
信装置、通信方法、および記憶媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ装置などの通信
装置において、ITU−T勧告T30などに記載のサブ
アドレス信号を用い、装置内のメモリに構成したメモリ
ボックスにそれぞれサブアドレスを割り当てるととも
に、各メモリボックスに実行すべき親展受信、中継同報
などの通信の仕様を登録しておき、着信の際に指定され
たサブアドレスに対応したメモリボックスに登録(定
義)されている仕様の通信を実行するものが知られてい
る。
【0003】このような構成によれば、新たに回線の契
約を必要とせず、アドレス(電話番号)の資源をより有
効に利用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、メモリボックスに登録可能な通信の仕様(以下
単に仕様という)としては、親展受信、中継同報など、
ごく普通のものが多く、特定の用途を想定したものはま
だあまり知られていない。
【0005】また、メモリボックスのサブアドレスや仕
様などの登録内容をどのように変更するか、あるいはま
た設定や登録をどのように制御するかについてもあまり
提案されておらず、通常はメモリボックスのサブアドレ
スや仕様などの登録情報はいつでも自由に変更でき、ま
た、オペレータが変更しない限り、永続的に有効である
場合が多い。
【0006】たとえば、ある組織の一部の部署が引越し
て連絡先が変ったような場合、それまで用いていたサブ
アドレスのメモリボックスの仕様を新しい引越し先の宛
先への転送モードに設定することが考えられる。
【0007】このような場合、従来技術ではメモリボッ
クスの登録操作は全て手動で行ない、取引先に連絡が終
わるまではそのメモリボックスは他人が使用できず、ま
た、取引先への連絡が終わってからは引越した部署の操
作者、あるいは依頼を受けた装置の設置場所の操作者が
手動で登録操作を行なわなければ他の目的で使用できる
ようにならない。逆に、メモリボックスの登録操作は何
時でも自由に実行できるようになっているため、誤まっ
て他人が登録設定の内容を変更してしまい、取引先との
通信が不可能になってしまうことも考えられる。
【0008】そこで本発明の課題は、この種の通信装置
において、ユーザの引越しという特定の用途を考慮し、
メモリボックスのサブアドレスや通信の仕様などの登録
内容、登録操作の制御を適切に行なえる通信装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1、4、および7では、相手局から
サブアドレス信号を受信し、受信したサブアドレスに対
応するメモリボックスに関して登録された仕様の通信を
実行するに際して、所定のメモリボックスに関して、情
報を受信した際にこの受信情報を登録された転送宛先を
発呼して該転送宛先に転送する引越しモードを当該メモ
リボックスの通信の仕様として設定し、前記転送する引
越しモードが設定された後、当該メモリボックスに関す
る登録操作を禁止する構成を採用した。
【0010】また、請求項2、5および8では前記所定
のメモリボックスに引越しモードを登録後、所定時間以
上連続して当該メモリボックスを用いた通信が実行され
なかった時、前記当該メモリボックスに関する登録操作
の禁止制御を解除する構成を採用した。
【0011】また請求項3、6、および9では、前記所
定のメモリボックスに引越しモードを登録後、所定時間
以上連続して当該メモリボックスを用いた通信が実行さ
れなかった時、前記当該メモリボックスに関する登録情
報を消去し、当該メモリボックスに対する新たな登録操
作を許可する構成を採用した。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施形態に基づ
いて本発明を詳細に説明する。
【0013】[第1実施形態]図1は、本発明によるフ
ァクシミリ装置の実施形態がブロック図として図示され
ている。
【0014】符号2は、NCU(網制御装置)で、電話
網をデータ通信等に使用するために、その回線の端末に
接続し、電話交換網の接続制御を行ったり、データ通信
路への切り換えを行ったり、ループの保持を行うもので
ある。また、NCU2は制御回路20からの信号レベル
(信号線20a)が「0」であれば、電話回線2aを電
話機側に接続し、信号レベルが「1」であれば、電話回
線2aをファクシミリ装置側に接続するものである。な
お、通常状態では、電話回線2aは電話機4側に接続さ
れている。
【0015】符号6はハイブリッド回路で、送信系の信
号と受信系の信号とを分離し、加算回路12からの送信
信号をNCU2経由で電話回線2aに送出し、相手側か
らの信号をNCU2経由で、受取り、信号線6a経由で
変復調器8に送るものである。
【0016】符号8は変復調器であり、ITU−T勧告
V.8、V.21、V.27ter、V.29、V.1
7、V.34に基づいた変調、及び、復調を行う変復調
器であり、信号線20cにより各伝送モードが指定され
る。変復調器8は信号線20bに出力されている信号を
入力し、変調データを信号線8aに出力し、信号線6a
に出力されている受信信号を入力し、復調データを信号
線8bに出力する。
【0017】符号10は、ITU−T勧告V.8のAN
Sam信号(音声応答信号)を送出する回路であり、信
号線20dに信号レベル「1」の信号が出力されている
時には、信号線10aにANSam信号を送出し、信号
線20dに信号レベル「0」の信号が出力されている時
には、信号線10aに何も信号を出力しない。
【0018】符号12は送信信号を加算する加算回路で
あり、信号線8aの情報と信号線10aの情報を入力
し、加算した結果を信号線12aに出力する。
【0019】符号14は画像データの読取回路であり、
原稿搬送系、光学読み取り素子などから成る公知の構成
を有し、読取られた画像データは信号線14aに出力さ
れる。
【0020】符号16は画像データを記録する記録回路
であり、電子写真方式、インクジェット方式などの各種
の記録方式により構成される。ここでは記録回路16
は、信号線20eに出力されている情報を順次1ライン
毎にビットイメージに変換して記録するものとする。
【0021】符号18はメモリ回路であり、ROM、R
AM、あるいはハードディスクなどの任意の記憶装置か
ら構成され、種々のデータの記憶に用いられる。特に、
画像情報の記憶に関しては、メモリ回路18は読取り画
像データの生情報、あるいは符号化した画像情報を格納
したり、また、生の受信画像情報、あるいは復号化した
画像情報等を格納するために使用される。このメモリ回
路18は、本発明の記憶媒体に該当する。
【0022】符号22は発呼回路であり、信号線20g
に発呼命令パルスが発生したとき信号線20fに出力さ
れている電話番号情報を入力し、信号線2bにダイヤル
トーンやパルスあるいはセットアップ信号のような回線
2aの種別に適した選択信号を出力する。
【0023】符号24は操作部であり、ワンタッチダイ
ヤル、短縮ダイヤル、テンキー、*・#キー、セットキ
ー、スタートキー、メモリボックス回路26への登録キ
ー、その他ファンクションキーなどが実装されており、
押下されたキー情報は信号線24aを介して制御回路2
0に出力される。
【0024】符号26は、メモリボックスの登録回路で
あり、メモリ回路18同様、任意の記憶装置から構成さ
れる。1個のメモリボックスにはメモリボックス番号2
61、このメモリボックスに対応するサブアドレス26
2、実行する通信の仕様263、転送を実行する場合は
その宛先264、その他、実行する通信の仕様に応じて
種々のカウンタやレジスタの記憶領域、画像データの記
憶領域ないし画像データの記憶領域へのポインタなどの
メモリボックスを構成するに必要な種々のデータ領域2
65が確保される。これらの記憶領域の使い方は、登録
された主として通信の仕様263に応じて適宜変更され
る。
【0025】本実施形態の場合、00から19番の20
個のメモリボックスが設けられ、操作部24の操作に応
じて各メモリボックスに対応し、サブアドレス、その通
信の仕様が信号線26aを介して制御回路20の制御に
より登録される。
【0026】また、本実施形態では、設定可能な仕様の
1つとして引越しモードがあり、この引越しモードを登
録する場合には、1つのメモリボックスは図示のような
フォーマットで用いられる。
【0027】図示の00番のメモリボックスには、引越
しモードが登録されており、実行すべき通信の仕様(2
63)としては引越しモードが設定され、さらに、この
メモリボックスの連続未使用期間を日数単位で算出する
ためのカウンタ(タイマ)領域265が設けられてい
る。
【0028】引越しモードが設定された後、このメモリ
ボックスを用いて転送宛先の電話番号(あるいはさらに
サブアドレス)を指定された通信が実行されると、カウ
ンタ領域265には7日が設定される。このカウンタ
は、不図示のリアルタイムクロック素子などの計時に応
じて夜中の24:00になると0日でないと1日デクリ
メントされ、0日になっていると0日のまま数値は動か
ないように制御される。すなわち、引越しモードの転送
を行なう毎に7日づつ延長する形式でカウンタ領域26
5(以下未使用日数カウンタという)が初期化され、7
日間連続して当該の通信が無ければカウンタ領域265
の値は0日になる。
【0029】符号20はマイクロプロセッサ、メモリな
どから構成された制御回路であり、装置全体の動作を制
御する。制御回路20は、内部のROMなどのメモリ、
あるいはメモリ回路18のROM部などに格納された後
述のプログラムに基づき装置全体の動作を制御する。
【0030】制御回路20の制御により行なわれる動作
は、概略次のようなものである。
【0031】本装置はITU−T勧告T.30のサブア
ドレス通信を行なうもので、メモリボックス登録回路2
6の各メモリボックスにそれぞれ所望のサブアドレス、
仕様を登録しておく。
【0032】メモリボックスに設定可能な通信仕様とし
ては上記の引越しモードがあり、この引越しモードをあ
るメモリボックスに登録する場合には、同時に転送宛先
が登録され、このメモリボックスが指定された受信が実
行されると、受信した情報をメモリ受信する。登録され
た宛先を発呼して送信し、かつこのメモリボックスの仕
様の変更(登録操作)を禁止する。
【0033】このメモリボックスの仕様の変更(登録操
作)の禁止の期間は、カウンタ領域265の計時により
決定し、あるメモリボックスに引越しモードを登録後、
所定時間(具体的には7日)以上連続してこのメモリボ
ックスが指定された通信が実行されなくなったら当該メ
モリボックスの仕様の変更を許可する。
【0034】次に図2〜図5を参照して、上記構成にお
ける動作につき説明する。図2〜5は、制御回路20が
実行する通信制御手順を示したもので、図示の手順は制
御回路20のプログラムとしてメモリ回路18のROM
部分などに格納される。図2〜5の同一番号の個所はそ
れぞれの位置で連続しているものとする。
【0035】図2において、ステップS0は電源投入や
リセット操作などに応じて開始される処理の始めを表わ
している。
【0036】ステップS2では、信号線26aを介して
メモリボックス登録回路26の内容をすべてクリアす
る。
【0037】ステップS4では、信号線20aに信号レ
ベル「0」の信号を出力し、NCU2のCMLリレーを
オフする。これにより回線2aは電話機4に接続され
る。
【0038】ステップS6では、信号線20dに信号レ
ベル「0」の信号を出力し、ANSam信号を送信しな
いように設定する。
【0039】ステップS8では、信号線24aを介して
操作部24の操作情報を入力し、メモリボックス登録回
路26への登録が選択されたか否かが判断され、登録が
選択されるとステップS10に進み、登録が選択されな
ければステップS20に進む。
【0040】ステップS10では、このメモリボックス
番号への登録が新規登録であるか否かが判断され、新規
登録であれば、ステップS12に進み、変更登録、すな
わち既に過去に登録が行なわれている場合にはステップ
S14に進む。
【0041】ステップS12は、信号線26aを介し
て、メモリボックス登録回路26の指定されたメモリボ
ックス番号を持つスロットにサブアドレス及び仕様を登
録することを表している。例えば、図1の例では、メモ
リボックス00のサブアドレスとして「1234」、仕
様として引越しモード、転送先の電話番号として「03
−3111−1234」、未使用日数カウンタ(図1の
カウンタ領域265)としては7(日)を記憶させる。
【0042】図3のステップS14では、前に登録され
ているメモリボックス番号の仕様が引越しモードである
か否かが判断され、引越しモードが登録されている場合
にはステップS16に進み、引越しモードでなければス
テップS12に進む。
【0043】引越しモードが登録されている場合、ステ
ップS16において当該のメモリボックス番号に対応
し、格納されている未使用日数カウンタ(カウンタ領域
265)が0であるか否かが判断され、0(登録操作の
禁止期間が終了している)であればステップS12に進
み、0でなければステップS18に進む。
【0044】登録操作の禁止期間が終了してない場合、
ステップS18において当該メモリボックス番号は、引
越しモードが設定されているので、登録できない、との
旨の表示を操作部24に設けた表示部などに表示する。
この表示は10秒間程度経過した後に消去する。
【0045】ステップS20では、呼出信号の検出など
によって受信動作が選択されたか否かが判断され、受信
動作が選択されるとステップS24に進み、選択されて
いなければステップS22でその他の処理をする。
【0046】ステップS24では、信号線20aに信号
レベル「1」の信号を出力し、NCU2のCMLリレー
をオンとし、回線2aをファクシミリ装置側に接続す
る。
【0047】ステップS26では、ファクシミリ通信前
手順を実行する。ここでは、相手局に勧告T30に基く
サブアドレス信号の受信機能ありを通知する。
【0048】図4のステップS28では、SUB(サブ
アドレス)信号を受信したか否かが判断され、同信号を
受信した場合にはステップS34に進み、受信していな
ければステップS30に進む。
【0049】サブアドレスを受信していない場合には、
ステップS30以降で通常の画像受信を行なう。すなわ
ち、ステップS30で画信号の受信/記録を、ステップ
S32でファクシミリ通信後手順を実行してステップS
4に戻る。
【0050】一方、サブアドレスを受信した場合に、ス
テップS34においてSUB信号の指定に対応するメモ
リボックス番号を持つメモリボックスに登録されている
通信の仕様が引越しモードであるか否かが判断される。
当該メモリボックスの引越しモードであればステップS
38に進む。
【0051】ステップS34で当該メモリボックスに登
録された仕様が引越しモードでなければステップS36
に進み、SUB信号に該当するメモリボックス番号を持
つメモリボックスに登録されている通信仕様に基づいた
処理(親展通信や中継同報)を実行する。
【0052】ステップS38は、引越しモードにおける
画信号のメモリ受信を、またステップS40では後手順
を実行し、続く図5のステップS42では、信号線20
aに信号レベル「0」の信号を出力しNCU2のCML
リレーをオフし、回線2aを電話機4側に接続する。受
信した画像情報は、メモリボックス内の画像メモリ、あ
るいはメモリ回路18の画像記憶領域に格納される。
【0053】ステップS44では、信号線26aを介し
てメモリボックス登録回路26を制御し、今、引越しモ
ードで受信を行なったメモリボックス番号の未使用日数
カウンタ(カウンタ領域265)に7(日)をセットす
る。
【0054】ステップS46は10秒程度(続く転送を
支障なく実行できる時間であれば任意である)のウェイ
トを入れ、その後ステップS48で、信号線20aに信
号レベル「1」の信号を出力し、NCU2のCMLリレ
ーをオンとし回線2aをファクシミリ装置側に接続す
る。
【0055】ステップS50では、発呼回路22によ
り、引越しモードのメモリボックスに登録された転送先
を発呼する。
【0056】ステップS52では、ファクシミリ通信前
手順を、ステップS54は引越しモードでメモリ受信し
た画像データの送信を、ステップS56ではファクシミ
リ通信後手順を実行して回線を切断する。
【0057】以上のようにして、本実施形態では、相手
から受信するサブアドレスに対応するメモリボックスに
関し、引越しモードを設定可能とし、引越しモードの場
合、メモリボックスには対応するサブアドレス262、
転送宛先264、および連続未使用期間を日数単位で算
出するための未使用日数カウンタ265(初期値7日)
を設定し、この値が0になるまではこのメモリボックス
に関する登録操作を禁止する。メモリボックスを用いた
引越し先への転送が実行されると、未使用日数カウンタ
265は初期値(7日)に再設定され、当該メモリボッ
クスに対する登録操作禁止期間が延長される。その後、
引越し後の通信状況に応じて、カウンタが0となり、登
録操作禁止は解除される。
【0058】したがって、ある組織の一部の人が引越し
して、使用するファクシミリ装置の電話番号が変わった
場合などは、引越し前のファクシミリ装置の自分のメモ
リボックスに引越しモードを設定すると、最初の引越し
先への転送から少なくとも7日間は他人によるメモリボ
ックスの書き換えを禁止できるため、誤まって他人が登
録設定の内容を変更してしまうことなく、確実に引越し
先への画像転送を行なえ、また、取引先への引越し連絡
が終了し、引越し前のファクシミリ装置への受信が無く
なると特別の操作を必要とせずに当該メモリボックスの
登録内容の変更が自動的に可能になる。
【0059】すなわち、本実施形態によれば、ユーザの
引越しという特定の用途に関して、メモリボックスのサ
ブアドレスや通信の仕様などの登録内容、登録操作の禁
止制御を行なうことにより、ユーザの引越しの際のデー
タ転送を失敗なく確実に行なえる一方、引越し先への情
報転送の様子に応じて自動的に登録操作の禁止を解除で
き、当該メモリボックスを新たな通信仕様で利用する際
もメモリボックスに関するユーザの登録操作を容易にで
きる。
【0060】なお、上記実施形態では、間欠的でも7日
以内の間隔でメモリボックスが利用されているとメモリ
ボックスの登録内容の変更禁止期間が無制限で延長され
ていくが、この延長期間の最大の長さを決めておき、そ
れ以上メモリボックスの登録内容の変更禁止期間を延長
しないように制御してもよい。
【0061】また、以上ではファクシミリ装置を例示し
たが、サブアドレスを用い、サブアドレスと対応するメ
モリボックスに通信の仕様を種々定義してこの定義に基
いて通信を行なう装置であれば、上記の引越しモードの
制御を実施できるのはいうまでもない。
【0062】[第2実施形態]第1の実施形態では、メ
モリボックスに引越しモードを登録後、所定時間(具体
的には7日)以上連続して、このメモリボックスを指定
した通信が実行されない場合、単にメモリボックス登録
の禁止を解除(登録操作を行なおうとした時に警告を行
なった上、登録操作を不可とする(ステップS18))
しているが、自動的に引越しモードの設定されたメモリ
ボックスの仕様を消去することも考えられる。
【0063】図6にこのための手順を示す。図6は、図
2〜図5の制御に対して必要な変更部分のフローチャー
トである。
【0064】図6において、ステップS60はステップ
S14のYes、ステップS62はステップS18に相
当する。すなわち、ステップS16の未使用日数カウン
タの判定処理を省略する。
【0065】また、ステップS64は図3のステップS
22、つまり受信を行なっていない時の他の処理に相当
し、ここではステップS66において、信号線26aを
介して、メモリボックス登録回路26にアクセスし、メ
モリボックス登録回路26に登録されている全てのメモ
リボックスを検査する。そして、メモリボックス番号の
中で通信の仕様が引越しモードに設定されており、かつ
その未使用日数カウンタ(カウンタ領域265)が0で
あるか否かを判断する。ステップS66の検査が肯定応
答であるとステップS68に進み、否定応答であるとス
テップS70(図2のステップS4)に進む。
【0066】ステップS66で、未使用日数カウンタ
(カウンタ領域265)が0となっているものが見付か
った、すなわち、7日ないしそれ以上、当該メモリボッ
クスを用いた通信が行なわれていないものが見付かった
場合には、ステップS68において、信号線26aを介
してメモリボックス登録回路26内の当該のメモリボッ
クス番号のメモリボックスの登録情報をすべて消去す
る。そして次回のこのメモリボックス番号への登録は変
更登録でなく新規登録とし、別のユーザが登録操作を行
なおうとした場合にはこの登録操作を許容するようにす
る。
【0067】一方、メモリボックスに登録された通信が
あった場合の処理は第1実施形態と同様で、通信が行な
われる毎にカウンタの日数が7に戻される。本実施形態
でもメモリボックスの登録操作を禁止する期間の最大延
長期間の設定などについては同様に実施してよい。
【0068】以上のようにして、メモリボックスに引越
しモードを設定した後、取引先への引越し連絡が終了
し、引越し前のファクシミリ装置への受信がなくなる
と、このメモリボックスの登録情報が自動的に消去され
る、いいかえれば、設定された引越しモードそのものが
解除されるので、引越しモード、ならびに引越しモード
に関連したメモリボックスの登録操作禁止を解除するた
めの操作方法などを用意しておく必要がなく、他のユー
ザーが登録操作を行なおうとした時に警告を生じること
なくこのメモリボックスを他の目的のために使えるよう
になる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1、4および7によれば、所定のメモリボックスに関し
て、通信の仕様として、情報を受信した際にこの受信情
報を登録された転送宛先を発呼して該転送宛先に転送す
る引越しモードを設定する手段と、前記転送する引越し
モードが設定された後、当該メモリボックスに関する登
録操作を禁止する制御手段を設けた構成を採用している
ので、誤まって他人が登録設定の内容を変更してしまう
ことなく、確実に引越し先への画像転送を行なえる、と
いう優れた効果がある。
【0070】また、請求項2、5、および8によれば、
前記所定のメモリボックスに引越しモードを登録後、所
定時間以上連続して当該メモリボックスを用いた通信が
実行されなかった時、前記当該メモリボックスに関する
登録操作の禁止制御を解除する構成を採用しているの
で、取引先への引越し連絡が終了し、引越し前のファク
シミリ装置への受信が無くなると、特別の操作を必要と
せずに当該メモリボックスの登録内容の変更が自動的に
可能になる、という優れた効果がある。
【0071】また請求項3、6、および9によれば、前
記所定のメモリボックスに引越しモードを登録後、所定
時間以上連続して当該メモリボックスを用いた通信が実
行されなかった時、前記当該メモリボックスに関する登
録情報を消去し、当該メモリボックスに対する新たな登
録操作を許可する構成を採用しているので、特別の操作
を必要とせずに当該メモリボックスの登録内容の変更が
自動的に可能となり、また、他のユーザが警告を受けず
に当該メモリボックスを他の目的のために容易に使える
ようになる。
【0072】すなわち、本発明によれば、ユーザの引越
しという特定の用途に関して、メモリボックスのサブア
ドレスや通信の仕様などの登録内容、登録操作の禁止制
御を行なうことにより、ユーザの引越しの際のデータ転
送を失敗なく確実に行なえる一方、引越し先への情報転
送の様子に応じて自動的に登録操作の禁止を解除でき、
当該メモリボックスを新たな通信仕様で利用する際もメ
モリボックスに関するユーザの登録操作を容易にでき
る、という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したファクシミリ装置の構成を示
したブロック図である。
【図2】図1の制御回路による画像通信処理の第1実施
形態を示したフローチャート図である。
【図3】図1の制御回路による画像通信処理の第1実施
形態を示したフローチャート図である。
【図4】図1の制御回路による画像通信処理の第1実施
形態を示したフローチャート図である。
【図5】図1の制御回路による画像通信処理の第1実施
形態を示したフローチャート図である。
【図6】図1の制御回路による画像通信処理の第2実施
形態を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
2 NCU 4 電話機 6 ハイブリッド回路 8 変復調器 10 ANSam送出回路 12 加算回路 14 読取回路 16 記録回路 18 メモリ回路 20 制御回路 22 発呼回路 24 操作部 26 メモリボックス登録回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手局からサブアドレス信号を受信し、
    受信したサブアドレスに対応するメモリボックスに関し
    て登録された仕様の通信を実行する通信装置において、 所定のメモリボックスに関して、情報を受信した際にこ
    の受信情報を登録された転送宛先を発呼して該転送宛先
    に転送する引越しモードを当該メモリボックスの通信の
    仕様として設定する手段と、 前記転送する引越しモードが設定された後、当該メモリ
    ボックスに関する登録操作を禁止する制御手段を設けた
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記所定のメモリボックスに引越しモー
    ドを登録後、所定時間以上連続して当該メモリボックス
    を用いた通信が実行されなかった時、前記当該メモリボ
    ックスに関する登録操作の禁止制御を解除することを特
    徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のメモリボックスに引越しモー
    ドを登録後、所定時間以上連続して当該メモリボックス
    を用いた通信が実行されなかった時、前記当該メモリボ
    ックスに関する登録情報を消去し、当該メモリボックス
    に対する新たな登録操作を許可することを特徴とする請
    求項1に記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 相手局からサブアドレス信号を受信し、
    受信したサブアドレスに対応するメモリボックスに関し
    て登録された仕様の通信を実行する通信装置の通信方法
    において、 所定のメモリボックスに関して、情報を受信した際にこ
    の受信情報を登録された転送宛先を発呼して該転送宛先
    に転送する引越しモードを当該メモリボックスの通信の
    仕様として設定する設定ステップと、 前記転送する引越しモードが設定された後、当該メモリ
    ボックスに関する登録操作を禁止する制御ステップを有
    することを特徴とする通信方法。
  5. 【請求項5】 前記所定のメモリボックスに引越しモー
    ドを登録後、所定時間以上連続して当該メモリボックス
    を用いた通信が実行されなかった時、前記当該メモリボ
    ックスに関する登録操作の禁止制御を解除することを特
    徴とする請求項4に記載の通信方法。
  6. 【請求項6】 前記所定のメモリボックスに引越しモー
    ドを登録後、所定時間以上連続して当該メモリボックス
    を用いた通信が実行されなかった時、前記当該メモリボ
    ックスに関する登録情報を消去し、当該メモリボックス
    に対する新たな登録操作を許可することを特徴とする請
    求項4に記載の通信方法。
  7. 【請求項7】 相手局からサブアドレス信号を受信し、
    受信したサブアドレスに対応するメモリボックスに関し
    て登録された仕様の通信を実行する通信装置を制御する
    コンピュータプログラムを格納した記憶媒体において、 所定のメモリボックスに関して、情報を受信した際にこ
    の受信情報を登録された転送宛先を発呼して該転送宛先
    に転送する引越しモードを当該メモリボックスの通信の
    仕様として設定する設定手順と、 前記転送する引越しモードが設定された後、当該メモリ
    ボックスに関する登録操作を禁止する制御手順を格納し
    たことを特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記所定のメモリボックスに引越しモー
    ドを登録後、所定時間以上連続して当該メモリボックス
    を用いた通信が実行されなかった時、前記当該メモリボ
    ックスに関する登録操作の禁止制御を解除する制御手順
    を格納したことを特徴とする請求項7に記載の記憶媒
    体。
  9. 【請求項9】 前記所定のメモリボックスに引越しモー
    ドを登録後、所定時間以上連続して当該メモリボックス
    を用いた通信が実行されなかった時、前記当該メモリボ
    ックスに関する登録情報を消去し、当該メモリボックス
    に対する新たな登録操作を許可する制御手順を格納した
    ことを特徴とする請求項7に記載の記憶媒体。
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