JPH11204526A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH11204526A JPH11204526A JP624098A JP624098A JPH11204526A JP H11204526 A JPH11204526 A JP H11204526A JP 624098 A JP624098 A JP 624098A JP 624098 A JP624098 A JP 624098A JP H11204526 A JPH11204526 A JP H11204526A
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- wiring
- aluminum
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Abstract
(57)【要約】
【課題】第一配線と第二配線とを電気的に接続する接続
孔において、第二配線たるアルミ金属の表面上に著しい
凹凸が発生してしまうという欠点がある。また、接続孔
内に被着される膜(アルミ金属を除く)の膜厚が増加す
るため、接続孔の電気抵抗が増加するという欠点もあ
る。 【解決手段】上記課題を解決するため、本願発明は、ア
ルミ34と、前記アルミ34上に形成された二酸化シリ
コン膜35と、前記二酸化シリコン膜35上にチタン膜
36を介在さて形成された窒化チタン膜37と、前記窒
化チタン膜37の上面の所定の位置から前記アルミ34
の上面にまで形成された接続孔38と、少なくとも前記
接続孔38内に形成されたアルミ40と、前記接続孔3
8の側面と前記アルミ40との間に形成された、前記ア
ルミ40を前記接続孔38に形成させやすくさせるため
のチタン膜39とからなることを特徴とする。
孔において、第二配線たるアルミ金属の表面上に著しい
凹凸が発生してしまうという欠点がある。また、接続孔
内に被着される膜(アルミ金属を除く)の膜厚が増加す
るため、接続孔の電気抵抗が増加するという欠点もあ
る。 【解決手段】上記課題を解決するため、本願発明は、ア
ルミ34と、前記アルミ34上に形成された二酸化シリ
コン膜35と、前記二酸化シリコン膜35上にチタン膜
36を介在さて形成された窒化チタン膜37と、前記窒
化チタン膜37の上面の所定の位置から前記アルミ34
の上面にまで形成された接続孔38と、少なくとも前記
接続孔38内に形成されたアルミ40と、前記接続孔3
8の側面と前記アルミ40との間に形成された、前記ア
ルミ40を前記接続孔38に形成させやすくさせるため
のチタン膜39とからなることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、接続孔における
配線形成プロセスに関し、特に、第一配線へと接続され
る接続孔内に第二配線を形成するプロセスに関する。
配線形成プロセスに関し、特に、第一配線へと接続され
る接続孔内に第二配線を形成するプロセスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の接続孔における配線形成プロセス
について、図面を参酌しながら説明する。まず、図1 に
示したように、第一配線である金属配線1 上に二酸化シ
リコンから成る層間膜2を形成する。次に、レジストを
回転塗布法を用いて、層間膜2上に形成し、写真蝕刻法
を用いてレジストを所定の形状にパターニングする。そ
して、このパターニングされたレジストをマスクとして
異方性エッチング法、例えばRIE法を用いて、層間膜
2の上面から、金属配線1の上面へと接続される接続孔
3を形成する。次に、接続孔3の内面及び層間膜2の上
面にチタン膜4をスパッタ法を用いて被着させ、さらに
チタン膜4上に重ねるように窒化チタン膜5をスパッタ
法を用いて被着させる。
について、図面を参酌しながら説明する。まず、図1 に
示したように、第一配線である金属配線1 上に二酸化シ
リコンから成る層間膜2を形成する。次に、レジストを
回転塗布法を用いて、層間膜2上に形成し、写真蝕刻法
を用いてレジストを所定の形状にパターニングする。そ
して、このパターニングされたレジストをマスクとして
異方性エッチング法、例えばRIE法を用いて、層間膜
2の上面から、金属配線1の上面へと接続される接続孔
3を形成する。次に、接続孔3の内面及び層間膜2の上
面にチタン膜4をスパッタ法を用いて被着させ、さらに
チタン膜4上に重ねるように窒化チタン膜5をスパッタ
法を用いて被着させる。
【0003】次に、この接続孔3に第二配線となるアル
ミ6を形成していく。このとき、約200℃の条件でア
ルミ6をスパッタリングすると、図2に示したように、
カバーレッジが悪くなり、アルミ6の膜厚が均等になら
ず、金属配線としての信頼性が低下する。即ち、アルミ
6の膜厚が薄い部分7において、断線してしまうことが
考えられる。
ミ6を形成していく。このとき、約200℃の条件でア
ルミ6をスパッタリングすると、図2に示したように、
カバーレッジが悪くなり、アルミ6の膜厚が均等になら
ず、金属配線としての信頼性が低下する。即ち、アルミ
6の膜厚が薄い部分7において、断線してしまうことが
考えられる。
【0004】そこで、350℃から500℃程度の温度
にしてアルミ6をスパッタリングすると、図3に示した
ように、接続孔3をアルミ6で完全に埋め込むことが可
能となる。ここで、窒化チタン膜5は、アルミ6の断線
を防止するためのものである。また、チタン膜4は、ア
ルミ6の配向性をよくするため及び窒化チタン膜5と層
間膜2との密着性をよくするためのものである。
にしてアルミ6をスパッタリングすると、図3に示した
ように、接続孔3をアルミ6で完全に埋め込むことが可
能となる。ここで、窒化チタン膜5は、アルミ6の断線
を防止するためのものである。また、チタン膜4は、ア
ルミ6の配向性をよくするため及び窒化チタン膜5と層
間膜2との密着性をよくするためのものである。
【0005】しかし、接続孔3のアスペクト比が大きく
なると、この方法では、アルミ6が窒化チタン膜5の上
を流れて接続孔3内に完全には入っていかなくなり、断
線等を発生するという欠点がある。特に近年の半導体デ
バイスにおいては、アスペクト比の大きなものが主流と
なっており、この欠点は大きな問題となる。
なると、この方法では、アルミ6が窒化チタン膜5の上
を流れて接続孔3内に完全には入っていかなくなり、断
線等を発生するという欠点がある。特に近年の半導体デ
バイスにおいては、アスペクト比の大きなものが主流と
なっており、この欠点は大きな問題となる。
【0006】そこで、図4に示したように、まず、金属
配線1 上に、例えば二酸化シリコン膜から成る層間膜2
を形成する。次に、図示せぬレジストを回転塗布法を用
いて、層間膜2上に形成し、写真蝕刻法を用いてレジス
トを所定の形状にパターニングする。そして、このパタ
ーニングされたレジストをマスクとして異方性エッチン
グ法、例えばRIE法を用いて、層間膜2に金属配線1
へと接続される接続孔3を形成する。次に、スパッタ法
を用いて、接続孔3の底面及び側面並びに層間膜2の上
面にチタン膜4を被着させ、さらにスパッタ法によりチ
タン膜4上に窒化チタン膜5を被着させる。そして、ス
パッタ法によりこの窒化チタン膜5の表面にチタン膜8
を被着させる。このチタン膜8は、後の工程で接続孔3
内に形成することになる配線、例えばアルミを接続孔3
内に入れやすくするための膜である。
配線1 上に、例えば二酸化シリコン膜から成る層間膜2
を形成する。次に、図示せぬレジストを回転塗布法を用
いて、層間膜2上に形成し、写真蝕刻法を用いてレジス
トを所定の形状にパターニングする。そして、このパタ
ーニングされたレジストをマスクとして異方性エッチン
グ法、例えばRIE法を用いて、層間膜2に金属配線1
へと接続される接続孔3を形成する。次に、スパッタ法
を用いて、接続孔3の底面及び側面並びに層間膜2の上
面にチタン膜4を被着させ、さらにスパッタ法によりチ
タン膜4上に窒化チタン膜5を被着させる。そして、ス
パッタ法によりこの窒化チタン膜5の表面にチタン膜8
を被着させる。このチタン膜8は、後の工程で接続孔3
内に形成することになる配線、例えばアルミを接続孔3
内に入れやすくするための膜である。
【0007】次に、図5に示したように、350℃から
500℃程度の温度でアルミ6をスパッタリングするこ
とにより、第二配線となるアルミ6を接続孔3に埋め込
んでいく。ここで、前述の通り、チタン膜8により、ア
スペクト比の大きな接続孔3に対しても第二配線たるア
ルミ6を埋め込むことが出来る。また、窒化チタン膜5
は、アルミ6の断線を防止するためのものである。ま
た、チタン膜4は、アルミ6の配向性向上及び窒化チタ
ン膜5と層間膜2との密着性向上のためのものである。
さらに、チタン膜8は、アルミ6が接続孔3に流れ込み
やすくするための膜である。
500℃程度の温度でアルミ6をスパッタリングするこ
とにより、第二配線となるアルミ6を接続孔3に埋め込
んでいく。ここで、前述の通り、チタン膜8により、ア
スペクト比の大きな接続孔3に対しても第二配線たるア
ルミ6を埋め込むことが出来る。また、窒化チタン膜5
は、アルミ6の断線を防止するためのものである。ま
た、チタン膜4は、アルミ6の配向性向上及び窒化チタ
ン膜5と層間膜2との密着性向上のためのものである。
さらに、チタン膜8は、アルミ6が接続孔3に流れ込み
やすくするための膜である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術による
と、アスペクト比の大きな接続孔に配線となるアルミを
形成できないという欠点を、チタン膜8を形成すること
により解決できる。すなわち、チタン膜8の存在により
アルミ6が接続孔3に流れ込みやすくはなるものの、図
6に示したように、チタン膜8の存在により、第二配線
たるアルミ6の表面上に著しい凹凸が発生してしまうと
いう欠点が生じてしまう。そして、この凹凸により、後
のPEP工程で、合わせマークを合わせられず、パター
ニングが困難となる欠点が生じる。また、チタン膜8に
より接続孔3内に被着される膜(アルミ6を除く)の膜
厚が増加する。これにより、接続孔3の径が小さくなる
ため、電気抵抗が増加するという欠点も生じる。
と、アスペクト比の大きな接続孔に配線となるアルミを
形成できないという欠点を、チタン膜8を形成すること
により解決できる。すなわち、チタン膜8の存在により
アルミ6が接続孔3に流れ込みやすくはなるものの、図
6に示したように、チタン膜8の存在により、第二配線
たるアルミ6の表面上に著しい凹凸が発生してしまうと
いう欠点が生じてしまう。そして、この凹凸により、後
のPEP工程で、合わせマークを合わせられず、パター
ニングが困難となる欠点が生じる。また、チタン膜8に
より接続孔3内に被着される膜(アルミ6を除く)の膜
厚が増加する。これにより、接続孔3の径が小さくなる
ため、電気抵抗が増加するという欠点も生じる。
【0009】本願発明は、上述の欠点に鑑みてなされた
ものであり、第二配線たるアルミの表面の凹凸を抑える
ほか、接続孔内に被着される膜の膜厚を薄くすること
で、接続孔の電気抵抗を従来の方法よりも減少させるこ
とを目的としている。
ものであり、第二配線たるアルミの表面の凹凸を抑える
ほか、接続孔内に被着される膜の膜厚を薄くすること
で、接続孔の電気抵抗を従来の方法よりも減少させるこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は、金属配線と、前記金属配線上に形成さ
れた絶縁膜と、前記絶縁膜上に他の層を介在さて形成さ
れた導電膜と、前記導電膜の上面の所定の位置から前記
金属配線の上面にまで形成された接続孔と、少なくとも
前記接続孔内に形成された配線と、前記接続孔の側面と
前記配線との間に形成された、前記配線を前記接続孔に
形成させやすくさせるための潤滑膜とからなることを特
徴とする。
め、本願発明は、金属配線と、前記金属配線上に形成さ
れた絶縁膜と、前記絶縁膜上に他の層を介在さて形成さ
れた導電膜と、前記導電膜の上面の所定の位置から前記
金属配線の上面にまで形成された接続孔と、少なくとも
前記接続孔内に形成された配線と、前記接続孔の側面と
前記配線との間に形成された、前記配線を前記接続孔に
形成させやすくさせるための潤滑膜とからなることを特
徴とする。
【0011】本願発明は、上述の構成を採用することに
より、第二配線たるアルミの表面の凹凸を抑えることが
できる。また、接続孔内に被着される膜の膜厚を小さく
することで、接続孔の電気抵抗を従来の方法よりも減少
させることも可能となる。
より、第二配線たるアルミの表面の凹凸を抑えることが
できる。また、接続孔内に被着される膜の膜厚を小さく
することで、接続孔の電気抵抗を従来の方法よりも減少
させることも可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の第一の実施の形
態について図面を参酌して説明する。本願発明の代表的
な実施の形態として、DRAMの周辺回路の形成に利用
する場合について説明する。
態について図面を参酌して説明する。本願発明の代表的
な実施の形態として、DRAMの周辺回路の形成に利用
する場合について説明する。
【0013】まず、図7に示したように、DRAMのセ
ルアレイ部及び周辺回路部を形成する。ここではDRA
Mとして、例えばトレンチキャパシタ型のものを例に採
り説明する。このDRAMにおいて、P型半導体基板2
1にトレンチキャパシタ22が形成され、ゲート電極は
ポリシリコン25、珪化シリサイド26、窒化シリコン
27から成っている。また、タングステン28を通じて
拡散層41とタングステン31とは電気的に接続されて
いる。このトレンチキャパシタ22は拡散層41を通じ
てゲート電極となる。
ルアレイ部及び周辺回路部を形成する。ここではDRA
Mとして、例えばトレンチキャパシタ型のものを例に採
り説明する。このDRAMにおいて、P型半導体基板2
1にトレンチキャパシタ22が形成され、ゲート電極は
ポリシリコン25、珪化シリサイド26、窒化シリコン
27から成っている。また、タングステン28を通じて
拡散層41とタングステン31とは電気的に接続されて
いる。このトレンチキャパシタ22は拡散層41を通じ
てゲート電極となる。
【0014】次に、図8に示したように、絶縁膜30上
に金属配線、例えばアルミをスパッタ法を用いて形成す
る。そして、このアルミ上に図示せぬレジストを、例え
ば回転塗布法を用いて形成し、このレジストを写真蝕刻
法を用いて所定の形状にパターニングする。さらに、こ
のパターニングされたレジストをマスクとして異方性エ
ッチング法、例えばRIE法を用いて、金属配線として
使用されるアルミ34を形成する。このアルミ34は、
配線膜厚が数百nm程度であり、配線幅も数百nm程度
である。ここで、金属配線として、アルミの他、例えば
0.5%の重量濃度になるように銅を混ぜたアルミ合金
や、1.0%と0.5%の重量濃度になるように、それ
ぞれシリコン及び銅を混ぜたアルミ合金等、アルミを主
成分とするアルミ合金を使用することもできる。
に金属配線、例えばアルミをスパッタ法を用いて形成す
る。そして、このアルミ上に図示せぬレジストを、例え
ば回転塗布法を用いて形成し、このレジストを写真蝕刻
法を用いて所定の形状にパターニングする。さらに、こ
のパターニングされたレジストをマスクとして異方性エ
ッチング法、例えばRIE法を用いて、金属配線として
使用されるアルミ34を形成する。このアルミ34は、
配線膜厚が数百nm程度であり、配線幅も数百nm程度
である。ここで、金属配線として、アルミの他、例えば
0.5%の重量濃度になるように銅を混ぜたアルミ合金
や、1.0%と0.5%の重量濃度になるように、それ
ぞれシリコン及び銅を混ぜたアルミ合金等、アルミを主
成分とするアルミ合金を使用することもできる。
【0015】次に、図9に示したように、絶縁膜30上
にアルミ34が埋まるように層間絶縁膜、例えば二酸化
シリコン膜35を、温度400℃以下程度でプラズマC
VD法を用いて、厚さ数百nm程度に形成する。
にアルミ34が埋まるように層間絶縁膜、例えば二酸化
シリコン膜35を、温度400℃以下程度でプラズマC
VD法を用いて、厚さ数百nm程度に形成する。
【0016】次に、図10に示したように、二酸化シリ
コン膜35上の上面に、チタン膜36をスパッタ法を用
いて、厚さ数十nm程度に形成する。さらに、チタン膜
36の上面に窒化チタン膜37をスパッタ法を用いて、
厚さ数十nm程度に形成する。
コン膜35上の上面に、チタン膜36をスパッタ法を用
いて、厚さ数十nm程度に形成する。さらに、チタン膜
36の上面に窒化チタン膜37をスパッタ法を用いて、
厚さ数十nm程度に形成する。
【0017】次に、図11に示したように、レジストを
回転塗布法を用いて、窒化チタン膜37上に形成し、写
真蝕刻法を用いてレジストを所定の形状にパターニング
する。さらに、このパターニングされたレジストをマス
ク材として異方性エッチング法、例えばRIE法を用い
て、窒化チタン膜37並びにチタン膜36及び二酸化シ
リコン膜35を除去し、窒化チタン膜37の上面からア
ルミ34の上面にまで、接続孔38を形成する。但し、
接続孔38は周辺回路部にのみ形成している。
回転塗布法を用いて、窒化チタン膜37上に形成し、写
真蝕刻法を用いてレジストを所定の形状にパターニング
する。さらに、このパターニングされたレジストをマス
ク材として異方性エッチング法、例えばRIE法を用い
て、窒化チタン膜37並びにチタン膜36及び二酸化シ
リコン膜35を除去し、窒化チタン膜37の上面からア
ルミ34の上面にまで、接続孔38を形成する。但し、
接続孔38は周辺回路部にのみ形成している。
【0018】次に、図12に示したように、接続孔38
内及び窒化チタン膜37の上面にスパッタ法を用いて厚
さ数十nm程度にチタン膜39を形成する。次に、図1
3に示したように、チタン膜39を異方性エッチング
法、例えばRIE法を用いてエッチング除去することに
より、接続孔38の側面にのみ残す。これにより、接続
孔38の側面にのみチタン膜39を形成する。
内及び窒化チタン膜37の上面にスパッタ法を用いて厚
さ数十nm程度にチタン膜39を形成する。次に、図1
3に示したように、チタン膜39を異方性エッチング
法、例えばRIE法を用いてエッチング除去することに
より、接続孔38の側面にのみ残す。これにより、接続
孔38の側面にのみチタン膜39を形成する。
【0019】次に、図14に示したように、窒化チタン
膜37上の全面に第二配線となるアルミ40をスパッタ
法を用いて、厚さ数百nmから1μm程度に形成する。
窒化チタン膜37は、第二配線たるアルミ40の断線を
防止し、配線としての信頼性を向上させるためのもので
ある。チタン膜36は、アルミ40の配向性を向上させ
る。即ち、チタン膜36の配向性は揃っており、これに
引き摺られるようにしてチタン窒化膜37の配向性も揃
い、さらにアルミ40の配向性も揃うこととなる。さら
にチタン膜36は、窒化チタン膜37と二酸化シリコン
膜35とを直接付けることにより後の工程で窒化チタン
膜37が二酸化シリコン膜35から剥離することを防止
するために、相互の密着性向上を図るためのものでもあ
る。チタン膜39は、アルミ40を接続孔38に流れ込
みやすくさせる性質があるため、これを形成しておくこ
とにより、アルミ40を接続孔38内に形成させやすく
するためのものである。なお、全面に形成したアルミ4
0のうち窒化チタン膜37の上面より上の部分をCMP
法を用いて除去した後、全面にアルミ以外の配線、例え
ばタングステンを形成することも可能である。
膜37上の全面に第二配線となるアルミ40をスパッタ
法を用いて、厚さ数百nmから1μm程度に形成する。
窒化チタン膜37は、第二配線たるアルミ40の断線を
防止し、配線としての信頼性を向上させるためのもので
ある。チタン膜36は、アルミ40の配向性を向上させ
る。即ち、チタン膜36の配向性は揃っており、これに
引き摺られるようにしてチタン窒化膜37の配向性も揃
い、さらにアルミ40の配向性も揃うこととなる。さら
にチタン膜36は、窒化チタン膜37と二酸化シリコン
膜35とを直接付けることにより後の工程で窒化チタン
膜37が二酸化シリコン膜35から剥離することを防止
するために、相互の密着性向上を図るためのものでもあ
る。チタン膜39は、アルミ40を接続孔38に流れ込
みやすくさせる性質があるため、これを形成しておくこ
とにより、アルミ40を接続孔38内に形成させやすく
するためのものである。なお、全面に形成したアルミ4
0のうち窒化チタン膜37の上面より上の部分をCMP
法を用いて除去した後、全面にアルミ以外の配線、例え
ばタングステンを形成することも可能である。
【0020】また、チタン膜39を異方性エッチング
法、例えばRIE法を用いて接続孔38の側面にのみ残
す工程(図13参照)において、窒化チタン膜37の上
面に形成されていたチタン膜39は除去されるため、We
tting Layer 膜であるチタン膜39の存在により、第二
配線たるアルミ40の上面に著しい凹凸が発生してしま
うという欠点を抑えることが可能となる。
法、例えばRIE法を用いて接続孔38の側面にのみ残
す工程(図13参照)において、窒化チタン膜37の上
面に形成されていたチタン膜39は除去されるため、We
tting Layer 膜であるチタン膜39の存在により、第二
配線たるアルミ40の上面に著しい凹凸が発生してしま
うという欠点を抑えることが可能となる。
【0021】以上詳述したように、従来は接続孔のアス
ペクト比が1前後でないと、第二配線となるアルミの形
成工程をすることができなかったものの、本実施例によ
れば、アスペクト比が2又は2.5程度であっても、こ
の形成工程(図13参照)を行うことが出来るようにな
る。
ペクト比が1前後でないと、第二配線となるアルミの形
成工程をすることができなかったものの、本実施例によ
れば、アスペクト比が2又は2.5程度であっても、こ
の形成工程(図13参照)を行うことが出来るようにな
る。
【0022】また、従来は接続孔内にチタン膜4及びチ
タン窒化膜5並びにチタン膜8の3層が形成されていた
のに対し(図5参照)、本願発明によれば、接続孔38
内には、チタン膜39が形成されているだけで、このチ
タン膜39の膜厚はそれほど厚くないため、接続孔の電
気抵抗の増加を抑えることも可能となる。
タン窒化膜5並びにチタン膜8の3層が形成されていた
のに対し(図5参照)、本願発明によれば、接続孔38
内には、チタン膜39が形成されているだけで、このチ
タン膜39の膜厚はそれほど厚くないため、接続孔の電
気抵抗の増加を抑えることも可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上、詳述したように、本願発明によれ
ば、接続孔内に被着される膜の膜厚を小さくすること
で、接続孔の電気抵抗を従来の方法よりも減少させるこ
とが可能となる。
ば、接続孔内に被着される膜の膜厚を小さくすること
で、接続孔の電気抵抗を従来の方法よりも減少させるこ
とが可能となる。
【図1】接続孔における配線形成に関する従来技術を示
す工程断面図。
す工程断面図。
【図2】接続孔における配線形成に関する従来技術の欠
点を示す工程断面図。
点を示す工程断面図。
【図3】接続孔における配線形成に関する従来技術を示
す工程断面図。
す工程断面図。
【図4】接続孔における配線形成に関する従来技術を示
す工程断面図。
す工程断面図。
【図5】接続孔における配線形成に関する従来技術を示
す工程断面図。
す工程断面図。
【図6】接続孔における配線形成に関する従来技術の欠
点を示す工程断面図。
点を示す工程断面図。
【図7】本願発明の実施の形態の説明に用いるトレンチ
型DRAMの断面図。
型DRAMの断面図。
【図8】本願発明の実施の形態を示す工程断面図。
【図9】本願発明の実施の形態を示す工程断面図。
【図10】本願発明の実施の形態を示す工程断面図。
【図11】本願発明の実施の形態を示す工程断面図。
【図12】本願発明の実施の形態を示す工程断面図。
【図13】本願発明の実施の形態を示す工程断面図。
【図14】本願発明の実施の形態を示す工程断面図。
1・・・・金属配線 2・・・・層間膜 3・・・・接続孔 4・・・・チタン膜 5・・・・窒化チタン膜 6・・・・アルミ 7・・・・アルミ6の膜厚が薄い部分 8・・・・チタン膜 21・・・・P型半導体基板 22・・・・トレンチキャパシタ 23・・・・TEOS膜 24・・・・酸化膜 25・・・・ポリシリコン 26・・・・珪化シリサイド 27・・・・窒化シリコン 28・・・・タングステン 29・・・・絶縁膜 30・・・・絶縁膜 31・・・・タングステン膜 32・・・・ポリシリコン 33・・・・タングステン 34・・・・アルミ 35・・・・二酸化シリコン膜 36・・・・チタン膜 37・・・・窒化チタン膜 38・・・・接続孔 39・・・・チタン膜 40・・・・アルミ 41・・・・拡散層
Claims (11)
- 【請求項1】 金属配線と、 前記金属配線上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜上に他の層を介在して形成された導電膜と、 前記導電膜の上面の所定の位置から前記金属配線の上面
にまで形成された接続孔と、 少なくとも前記接続孔内に形成された配線と、 前記接続孔の側面と前記配線との間に形成され、前記配
線を前記接続孔に形成させやすくさせるための潤滑膜と
からなる半導体装置。 - 【請求項2】 前記配線としてアルミを用いることを特
徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記導電膜を窒化チタン膜とし、前記他
の層をチタン膜とすることを特徴とする請求項1 記載の
半導体装置。 - 【請求項4】 前記配線としてアルミを用い、かつ前記
潤滑膜をチタン膜とすることを特徴とする請求項1記載
の半導体装置。 - 【請求項5】 金属配線と、 前記金属配線上に形成された絶縁膜と、 前記絶縁膜上に形成された導電膜と、 前記導電膜の上面の所定の位置から前記金属配線の上面
にまで形成された接続孔と、 少なくとも前記接続孔内に形成された配線と、 前記接続孔の側面と前記配線との間に形成された、前記
配線を前記接続孔に形成させやすくさせるための潤滑膜
とからなる半導体装置。 - 【請求項6】 前記配線としてアルミを用いることを特
徴とする請求項5記載の半導体装置。 - 【請求項7】 前記導電膜を窒化チタン膜とすることを
特徴とする請求項5記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記配線としてアルミを用い、かつ前記
潤滑膜をチタン膜とすることを特徴とする請求項5記載
の半導体装置。 - 【請求項9】 前記配線としてアルミを用い、前記導電
膜として窒化チタン膜を用い、かつ、前記潤滑膜として
チタン膜を用いることを特徴とする請求項5記載の半導
体装置。 - 【請求項10】 金属配線上に絶縁膜を形成する工程
と、 前記絶縁膜上に他の層を介在させて導電膜を形成する工
程と、 前記導電膜の面上の所定の位置から前記金属配線の上面
に接続するように接続孔を形成する工程と、 前記接続孔の側面に所定の膜を形成する工程と、 少なくとも前記接続孔内に配線を形成する工程とからな
る半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 金属配線上に絶縁膜を形成する工程
と、 前記絶縁膜上に導電膜を形成する工程と、 前記導電膜の面上の所定の位置から前記金属配線の上面
に接続するように接続孔を形成する工程と、 前記接続孔の側面に所定の膜を形成する工程と、 少なくとも前記接続孔内に配線を形成する工程とからな
る半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP624098A JPH11204526A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP624098A JPH11204526A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11204526A true JPH11204526A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=11632992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP624098A Pending JPH11204526A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11204526A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6509649B1 (en) | 1999-02-08 | 2003-01-21 | Nec Corporation | Semiconductor device and fabricating method thereof |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP624098A patent/JPH11204526A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6509649B1 (en) | 1999-02-08 | 2003-01-21 | Nec Corporation | Semiconductor device and fabricating method thereof |
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