JP2000003883A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000003883A
JP2000003883A JP10168673A JP16867398A JP2000003883A JP 2000003883 A JP2000003883 A JP 2000003883A JP 10168673 A JP10168673 A JP 10168673A JP 16867398 A JP16867398 A JP 16867398A JP 2000003883 A JP2000003883 A JP 2000003883A
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film
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アスペクト比が大きいコンタクトホールを、
不良品率の低下を招くことなく開口する。 【解決手段】 下層の層間絶縁膜4,7上にフォトレジ
スト膜8を形成し、フォトレジスト膜8をマスクとして
下層の層間絶縁膜上に基礎ホール9aを形成し、フォト
レジスト膜8を残留させたままフォトレジスト膜8を、
後工程で形成される上層の層間絶縁膜11として機能さ
せて、基板1から立上がりフォトレジスト膜8及び下層
の層間絶縁膜4,7に渡って柱状充填膜10aを基礎ホ
ール9a内に形成し、その後、フォトレジスト膜8を除
去して、基板1から立上がり下層の層間絶縁膜4,7を
貫通して上方に突き出る柱状充填膜10aを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンタクトホール
を開口する半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置においては、絶縁膜にコンタ
クトホールを形成して配線処理が行なわれる。
【0003】ところで、最近の半導体装置は、微細化及
び高実装化が進み、コンタクトホールのアスペクト比が
大きくなっているが、コンタクトホールを容易に開口
し、かつ拡散層上へのダメージを低減することができる
半導体装置の製造方法が要求されている。
【0004】この種の半導体装置の製造方法としては、
コンタクトホールを開口する前段階において、予めコン
タクトホールを形成する領域に柱状のレジストを設ける
ことにより、拡散層にエッチングダメージが残らないよ
うにする技術が特開平7−122638号公報に開示さ
れている。
【0005】図4に示される特開平7−122638号
公報の技術では、図4(a)に示されるように、まず基
板20上の導電性パターン21に対応する位置に柱状の
レジストパターン22が形成される。
【0006】次に、図4(b)に示されるように基板全
面に絶縁膜23が堆積され、図4(c)に示されるよう
に、絶縁膜23の表層部分を平坦化することにより、レ
ジストパターン22の上端部が絶縁膜23から露出され
る。
【0007】その後、図4(b)に示されるように、レ
ジストパターン22を除去することにより、絶縁膜23
にコンタクトホール24が形成される。
【0008】以上のように、図4に示される特開平7−
122638号公報の技術では、コンタクトホール24
の形成にエッチング処理を用いないため、導電性パター
ン21にエッチングによるダメージが残らず、高精度な
コンタクトホールが形成できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、現在
半導体装置は微細化及び高実装化が進んでおり、したが
って、コンタクトホールが形成される絶縁膜の膜厚が厚
くなる傾向にあり、コンタクトホール径も微細になって
いる。
【0010】そのため、図4に示される特開平7−12
2638号公報の技術を、アスペクト比が増大する現在
のデバイスに採用した場合に、柱状のレジストパターン
22が横転する可能性がある。
【0011】図3に、アスペクト比と不良品率(レジス
トパターンの横転)との関係を示す。図3から明らかな
ように、アスペクト比が4を越えると、急激に不良品率
が低下する傾向にある。
【0012】本発明の目的は、アスペクト比が大きいコ
ンタクトホールを、不良品率の低下を招くことなく開口
する半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置の製造方法は、基体上の層
間絶縁膜にコンタクトホールを形成する半導体装置の製
造方法であって、前記層間絶縁膜を下層部と上層部とに
分けて積層形成し、下層の層間絶縁膜を形成する際に、
基体から立ち上がって上方に突き出る柱状の充填膜を形
成し、次に、前記充填膜を埋め込んで下層の層間絶縁膜
上に上層の層間絶縁膜を形成し、前記充填膜により前記
上下層の層間絶縁膜を貫通して基体に達するコンタクト
ホールの基礎を構築するものである。
【0014】また本発明に係る半導体装置の製造方法
は、第1の絶縁膜形成工程と、基礎ホール形成工程と、
柱状充填膜形成工程と、第2の絶縁膜形成工程と、コン
タクトホール成形工程とを有し、基体上の層間絶縁膜に
コンタクトホールを形成する半導体装置の製造方法であ
って、前記層間絶縁膜は、下層部と上層部とに分けて積
層形成するものであり、前記第1の絶縁膜形成工程は、
前記層間絶縁膜の下層部を基体上に形成する処理を行な
うものであり、前記基礎ホール形成工程は、前記下層の
層間絶縁膜に基体に達する基礎となるホールを形成する
処理を行なうものであり、前記柱状充填膜形成工程は、
基体から立上がり前記下層の層間絶縁膜を貫通して上方
に突き出る柱状の充填膜を前記基礎ホール内に形成する
処理を行なうものであり、前記第2の絶縁膜形成工程
は、前記柱状充填膜を埋込んで前記下層の層間絶縁膜上
に上層の層間絶縁膜を形成する処理を行なうものであ
り、前記コンタクトホール成形工程は、前記充填膜を除
去し、前記上下層の層間絶縁膜を貫通して基体に達する
コンタクトホールを形成する処理を行なうものである。
【0015】また前記コンタクトホール内に導電膜を充
填し、該コンタクトホール内に配線処理を行なうもので
ある。
【0016】また本発明に係る半導体装置の製造方法
は、第1の絶縁膜形成工程と、基礎ホール形成工程と、
柱状充填膜形成工程と、第2の絶縁膜形成工程とを有
し、基体上の層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する
半導体装置の製造方法であって、前記層間絶縁膜は、下
層部と上層部とに分けて積層形成するものであり、前記
第1の絶縁膜形成工程は、前記層間絶縁膜の下層部を基
体上に形成する処理を行なうものであり、前記基礎ホー
ル形成工程は、前記下層の層間絶縁膜に基体に達する基
礎となるホールを形成する処理を行なうものであり、前
記柱状充填膜形成工程は、基体から立上がり前記下層の
層間絶縁膜を貫通して上方に突き出る柱状の導電性充填
膜を前記基礎ホール内に形成する処理を行なうものであ
り、前記第2の絶縁膜形成工程は、前記柱状充填膜を埋
込んで前記下層の層間絶縁膜上に上層の層間絶縁膜を形
成する処理を行なうものであり、前記第2の絶縁膜形成
工程の終了時に前記導電性充填膜にて配線処理したコン
タクトホールを構築するものである。
【0017】また前記下層の層間絶縁膜上にフォトレジ
スト膜を形成し、該フォトレジスト膜をマスクとして前
記下層の層間絶縁膜上に前記基礎ホールを形成し、前記
フォトレジスト膜を残留させたまま該フォトレジスト膜
を、後工程で形成される上層の層間絶縁膜として機能さ
せて、基体から立上がりフォトレジスト膜及び下層の層
間絶縁膜に渡って前記柱状充填膜を前記基礎ホール内に
形成し、その後、前記フォトレジスト膜を除去して、基
体から立上がり前記下層の層間絶縁膜を貫通して上方に
突き出る前記柱状充填膜を形成するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
【0019】図において、本発明に係る半導体装置の製
造方法は基本的構成として、基体(例えば半導体基板
1)上の層間絶縁膜4,7,11にコンタクトホール9
を形成する半導体装置の製造方法であり、層間絶縁膜
4,7,11を下層部と上層部とに分けて積層形成し、
下層の層間絶縁膜4,7を形成する際に、基体1から立
ち上がって上方に突き出る柱状の充填膜10a,12を
形成し、次に、充填膜10a,11を埋め込んで下層の
層間絶縁膜4,7上に上層の層間絶縁膜11を形成し、
充填膜10a,11により上下層の層間絶縁膜4,7,
11を貫通して基体に達するコンタクトホール9の基礎
を構築することを特徴とするものである。
【0020】次に、本発明の具体例を実施形態として説
明する。
【0021】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図で
ある。
【0022】図1に示す本発明の実施形態1に係る半導
体装置の製造方法は、第1の絶縁膜形成工程と、基礎ホ
ール形成工程と、柱状充填膜形成工程と、第2の絶縁膜
形成工程と、コンタクトホール成形工程とを行ない、基
体上の層間絶縁膜にコンタクトホールを形成するもので
ある。
【0023】層間絶縁膜4,7,11は、下層部と上層
部とに分けて積層形成するものであり、第1の絶縁膜形
成工程(図1(a),(b))では、層間絶縁膜4,
7,11の下層部4,7を基体1上に形成する処理を行
ない、基礎ホール形成工程(図1(a),(b))で
は、下層の層間絶縁膜4,7に基体1に達する基礎とな
るホール9aを形成する処理を行なう。
【0024】次に、柱状充填膜形成工程(図1(c),
(d),(e))では、基体1から立上がり下層の層間
絶縁膜4,7を貫通して上方に突き出る柱状の充填膜1
0aを基礎ホール9a内に形成する処理を行ない、第2
の絶縁膜形成工程(図1(f),(g))では、柱状充
填膜10aを埋込んで下層の層間絶縁膜4,7上に上層
の層間絶縁膜11を形成する処理を行ない、コンタクト
ホール成形工程(図1(h))では、充填膜10aを除
去し、上下層の層間絶縁膜4,7,11を貫通して基体
1に達するコンタクトホール9を形成する処理を行な
う。
【0025】またコンタクトホール9内に導電膜を充填
し、コンタクトホール9内に配線処理を行なう。
【0026】次に、図1に示す本発明の実施形態1に係
る半導体装置の製造方法を、素子が形成された半導体基
板1にワード線3及びビット線6を形成した後工程にて
ワード線3とビット線6の間に形成する容量コンタクト
ホール9を開口する場合に適用した例を説明する。
【0027】まず、図1(a)に示すように、半導体基
板1上に素子分離部2を形成し、基板1の素子形成領域
にワード線3を形成し、次に、基板全面に下層の層間絶
縁膜4を例えば8000Åの膜厚に形成し、層間絶縁膜
4をシリカエッチバック或いはCMP等により平坦化し
た後、層間絶縁膜4に第1のコンタクトホール5を開口
し、第1のコンタクトホール5に配線処理を行なった
後、層間絶縁膜4上にビット線6を形成する。
【0028】なお、図1(a)において、半導体基板1
に図示しない必要な素子を形成した後、ワード線3を形
成するようになっている。また、第1のコンタクトホー
ル5は、薄膜の層間絶縁膜4上に形成され、そのアスペ
クト比が小さく、その形成には支障が生じることはな
い。ここで、問題となるのは、厚膜の層間絶縁膜4,
7,11に渡って形成するアスペクト比の大きなコンタ
クトホール9である。
【0029】引き続いて、ビット線6上に下層の層間絶
縁膜7を例えば1000〜2000Åの膜厚に形成した
後、フォトレジスト膜8を例えば3000〜6000Å
の膜厚に塗布し、フォト・リソグラフィー技術を用いて
フォトレジスト膜8に容量コンタクトホールパターン8
aをパターニングする。
【0030】次に、図1(b)に示すように、パターニ
ングしたフォトレジスト膜8の容量コンタクトホールパ
ターン8aを通して、基板1に達する深さをもつ容量コ
ンタクトホール9の基礎となるホール9aを薄膜の層間
絶縁膜4,7に開口する。
【0031】その後、図1(c)に示すように、フォト
レジスト膜8を残したままフォトレジスト膜8上に、塗
布膜10例えばポリミド膜を0.5〜0.8μm等の膜
厚に回転塗布により塗布する。
【0032】本発明の実施形態1では、塗布膜10を回
転塗布により塗布するため、塗布膜10がアスペクト比
の大きな基礎ホール9内に確実に充填することができ
る。
【0033】次に、図1(d)に示すように、塗布膜1
0をエッチバックすることにより、基礎ホール9a内の
みに塗布膜(充填膜)10aを柱状に残留させる。
【0034】その後、図1(e)に示すように、フォト
レジスト膜8を酸剥離により除去することにより、基礎
ホール9aには、基板1から立上がり下層の層間絶縁膜
4,7を貫通して上方に突き出る柱状の塗布膜(充填
膜)10aを形成する。
【0035】この場合、柱状の塗布膜10aは、基部側
が層間絶縁膜4,7の基礎ホール9a内に嵌合保持され
ているため、横転することはない。
【0036】次に、図1(f)に示すように、基礎ホー
ル9aに保持されて層間絶縁膜4,7から上方に突き出
た柱状塗布膜10aを埋め込む膜厚に第3の層間絶縁膜
11を基板全面に形成する。
【0037】その後、図1(g)に示すように、シリカ
エッチバック、或いは化学的機械研磨(CMP)等によ
り第3の層間絶縁膜11の平坦化を行い、柱状塗布膜1
0aの頭部を第3の層間絶縁膜11から露出させる。
【0038】次に、図1(h)に示すように、第3の層
間絶縁膜11上に露出した柱状塗布膜10aを、CF4
を添加したO2プラズマアッシング等により除去し、容
量コンタクトホール9を上下層の層間絶縁膜4,7,1
1に渡って開口する。
【0039】その後、図示しないが、第3の層間絶縁膜
11上に導電膜等をCVD等で堆積するとともに、容量
コンタクトホール9内に充填し、その後、導電膜をエッ
チバックすることにより、容量コンタクトホール9内の
みに導電膜を残留させ、その導電膜で容量コンタクトホ
ール9内を配線処理する。
【0040】容量コンタクトホール9は、内部に残留す
る導電膜により配線処理され、絶縁膜4,7,11の上
下に位置する素子等を電気的に導通することとなる。
【0041】以上のように本発明の実施形態1では、下
層の層間絶縁膜4,7上にフォトレジスト膜8を形成
し、フォトレジスト膜8をマスクとして下層の層間絶縁
膜上に基礎ホール9aを形成し、フォトレジスト膜8を
残留させたままフォトレジスト膜8を、後工程で形成さ
れる上層の層間絶縁膜11として機能させて、基板1か
ら立上がりフォトレジスト膜8及び下層の層間絶縁膜
4,7に渡って柱状充填膜10aを基礎ホール9a内に
形成し、その後、フォトレジスト膜8を除去して、基板
1から立上がり下層の層間絶縁膜4,7を貫通して上方
に突き出る柱状充填膜10aを形成する構成に特徴を有
している。
【0042】したがって本発明の実施形態1によれば、
柱状の塗布膜10aは、基部側が層間絶縁膜4,7の基
礎ホール9a内に嵌合保持されているため、横転するこ
とはなく、アスペクト比が大きいコンタクトホール9
を、不良品率の低下を招くことなく開口することができ
る。
【0043】さらに、薄膜の層間絶縁膜4,7を形成し
た後に、フォトレジスト膜8を利用して、コンタクトホ
ール9の基礎をなすホール9aを形成するため、層間絶
縁膜4,7が薄い状態でコンタクトホール9を容易に開
口することができる。
【0044】また上層の層間絶縁膜11を堆積してから
エッチングするため、エッチング時間を短縮することが
でき、それに伴うオーバーエッチングの時間を短くして
基板1、特に図示しない拡散層上へのダメージを低減す
ることができる。
【0045】(実施形態2)図2は、本発明の実施形態
2に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図で
ある。
【0046】図2に示す本発明の実施形態2に係る半導
体装置の製造方法は、前記実施形態1に示した塗布膜1
0aを、低温スパッタ或いは低温CVD等で形成した導
電膜であって、例えばリンが拡散されたポリシリコン
膜、タングステン膜或いはAl膜等からなる柱状の導電
膜12aに変更した例であり、本発明の実施形態2に係
る半導体装置の製造方法は、第1の絶縁膜形成工程と、
基礎ホール形成工程と、柱状充填膜形成工程と、第2の
絶縁膜形成工程とを行ない、基板1上の層間絶縁膜4,
7,11にコンタクトホール9を形成するものである。
【0047】層間絶縁膜4,7,11は、下層部と上層
部とに分けて積層形成するものであり、第1の絶縁膜形
成工程(図2(a),(b))では、層間絶縁膜4,
7,11の下層部4,7を基板1上に形成する処理を行
ない、基礎ホール形成工程(図2(a),(b))で
は、下層の層間絶縁膜4,7に基板に達する基礎となる
ホール9aを形成する処理を行なう。
【0048】次に、柱状充填膜形成工程(図2(c),
(d),(e))では、基板1から立上がり下層の層間
絶縁膜4,7を貫通して上方に突き出る柱状の導電膜
(充填膜)12aを基礎ホール9a内に形成する処理を
行ない、第2の絶縁膜形成工程(図2(f),(g))
では、柱状導電膜12aを埋込んで下層の層間絶縁膜
4,7上に上層の層間絶縁膜11を形成する処理を行な
い、第2の絶縁膜形成工程(図2(f),(g))の終
了時に導電膜12aにて配線処理したコンタクトホール
9を構築する。
【0049】次に、図2に示す本発明の実施形態2に係
る半導体装置の製造方法を、素子が形成された半導体基
板1にワード線3及びビット線6を形成した後工程にて
ワード線3とビット線6の間に形成する容量コンタクト
ホール9を開口する場合に適用した例を説明する。
【0050】まず、図2(a)に示すように、半導体基
板1上に素子分離部2を形成し、基板1の素子形成領域
にワード線3を形成し、次に、基板全面に下層の層間絶
縁膜4を例えば8000Åの膜厚に形成し、層間絶縁膜
4をシリカエッチバック或いはCMP等により平坦化し
た後、層間絶縁膜4に第1のコンタクトホール5を開口
し、第1のコンタクトホール5に配線処理を行なった
後、層間絶縁膜4上にビット線6を形成する。
【0051】なお、図2(a)において、半導体基板1
に図示しない必要な素子を形成した後、ワード線3を形
成するようになっている。また、第1のコンタクトホー
ル5は、薄膜の層間絶縁膜4上に形成され、そのアスペ
クト比が小さく、その形成には支障が生じることはな
い。ここで、問題となるのは、厚膜の層間絶縁膜4,
7,11に渡って形成するアスペクト比の大きなコンタ
クトホール9である。
【0052】引き続いて、ビット線6上に下層の層間絶
縁膜7を例えば1000〜2000Åの膜厚に形成した
後、フォトレジスト膜8を例えば3000〜6000Å
の膜厚に塗布し、フォト・リソグラフィ技術を用いてフ
ォトレジスト膜8に容量コンタクトホールパターン8a
をパターニングする。
【0053】次に、図2(b)に示すように、パターニ
ングしたフォトレジスト膜8の容量コンタクトホールパ
ターン8aを通して、基板1に達する深さをもつ容量コ
ンタクトホール9の基礎となるホール9aを薄膜の層間
絶縁膜4,7に開口する。
【0054】その後、図2(c)に示すように、フォト
レジスト膜8上に、導電膜12を低温スパッタ又は低温
CVD等により堆積し、導電膜12を基礎ホール9a内
に充填する。
【0055】次に、図2(d),(e)に示すように、
導電膜12をエッチバックすることにより、基礎ホール
9a内のみに導電膜12aを柱状に残留させる。
【0056】この場合、柱状の導電膜12aは、基部側
が下層の層間絶縁膜4,7の基礎ホール9a内に嵌合保
持されているため、横転することはない。
【0057】次に、図2(f)に示すように、基礎ホー
ル9aに保持されて下層の層間絶縁膜4,7から上方に
突き出た柱状導電膜12aを埋め込む膜厚に上層の層間
絶縁膜11を基板全面に形成する。
【0058】その後、図2(g)に示すように、シリカ
エッチバック、或いは化学的機械研磨(CMP)等によ
り上層の層間絶縁膜11の平坦化を行い、柱状導電膜1
2aの頭部を第3の層間絶縁膜11から露出させる。
【0059】本発明の実施形態2では、図2(f),
(g)に示す第2の絶縁膜形成工程の終了時に導電膜1
2aにて配線処理したコンタクトホール9を構築するこ
ととなる。
【0060】以上説明した本発明の実施形態2は、実施
形態1と同様な効果を得ることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、柱
状の充填膜は、基部側が下層の層間絶縁膜の基礎ホール
内に嵌合保持されているため、横転することはなく、ア
スペクト比が大きいコンタクトホールを、不良品率の低
下を招くことなく開口することができる。
【0062】さらに、薄膜の下層層間絶縁膜を形成した
後に、フォトレジスト膜を利用して、コンタクトホール
の基礎をなすホールを形成するため、層間絶縁膜が薄い
状態でコンタクトホールを容易に開口することができ
る。
【0063】また上層の層間絶縁膜を堆積してからエッ
チングするため、エッチング時間を短縮することがで
き、それに伴うオーバーエッチングの時間を短くして基
体上へのダメージを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る半導体装置の製造方
法を製造工程順に示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態2に係る半導体装置の製造方
法を製造工程順に示す断面図である。
【図3】アスペクト比と良品率との関係を示す特性図で
ある。
【図4】従来例に係る半導体装置の製造方法を製造工程
順に示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 4,7 下層の層間絶縁膜 8 フォトレジスト膜 9a コンタクトホールをなす基礎ホール 9 コンタクトホール 10a 柱状の塗布膜(充填膜) 11 上層の層間絶縁膜 12 柱状の導電膜(充填膜)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上の層間絶縁膜にコンタクトホール
    を形成する半導体装置の製造方法であって、 前記層間絶縁膜を下層部と上層部とに分けて積層形成
    し、 下層の層間絶縁膜を形成する際に、基体から立ち上がっ
    て上方に突き出る柱状の充填膜を形成し、 次に、前記充填膜を埋め込んで下層の層間絶縁膜上に上
    層の層間絶縁膜を形成し、 前記充填膜により前記上下層の層間絶縁膜を貫通して基
    体に達するコンタクトホールの基礎を構築することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1の絶縁膜形成工程と、基礎ホール形
    成工程と、柱状充填膜形成工程と、第2の絶縁膜形成工
    程と、コンタクトホール成形工程とを有し、基体上の層
    間絶縁膜にコンタクトホールを形成する半導体装置の製
    造方法であって、 前記層間絶縁膜は、下層部と上層部とに分けて積層形成
    するものであり、 前記第1の絶縁膜形成工程は、前記層間絶縁膜の下層部
    を基体上に形成する処理を行なうものであり、 前記基礎ホール形成工程は、前記下層の層間絶縁膜に基
    体に達する基礎となるホールを形成する処理を行なうも
    のであり、 前記柱状充填膜形成工程は、基体から立上がり前記下層
    の層間絶縁膜を貫通して上方に突き出る柱状の充填膜を
    前記基礎ホール内に形成する処理を行なうものであり、 前記第2の絶縁膜形成工程は、前記柱状充填膜を埋込ん
    で前記下層の層間絶縁膜上に上層の層間絶縁膜を形成す
    る処理を行なうものであり、 前記コンタクトホール成形工程は、前記充填膜を除去
    し、前記上下層の層間絶縁膜を貫通して基体に達するコ
    ンタクトホールを形成する処理を行なうものであること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記コンタクトホール内に導電膜を充填
    し、該コンタクトホール内に配線処理を行なうものであ
    ることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 第1の絶縁膜形成工程と、基礎ホール形
    成工程と、柱状充填膜形成工程と、第2の絶縁膜形成工
    程とを有し、基体上の層間絶縁膜にコンタクトホールを
    形成する半導体装置の製造方法であって、 前記層間絶縁膜は、下層部と上層部とに分けて積層形成
    するものであり、 前記第1の絶縁膜形成工程は、前記層間絶縁膜の下層部
    を基体上に形成する処理を行なうものであり、 前記基礎ホール形成工程は、前記下層の層間絶縁膜に基
    体に達する基礎となるホールを形成する処理を行なうも
    のであり、 前記柱状充填膜形成工程は、基体から立上がり前記下層
    の層間絶縁膜を貫通して上方に突き出る柱状の導電性充
    填膜を前記基礎ホール内に形成する処理を行なうもので
    あり、 前記第2の絶縁膜形成工程は、前記柱状充填膜を埋込ん
    で前記下層の層間絶縁膜上に上層の層間絶縁膜を形成す
    る処理を行なうものであり、 前記第2の絶縁膜形成工程の終了時に前記導電性充填膜
    にて配線処理したコンタクトホールを構築することを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記下層の層間絶縁膜上にフォトレジス
    ト膜を形成し、該フォトレジスト膜をマスクとして前記
    下層の層間絶縁膜上に前記基礎ホールを形成し、 前記フォトレジスト膜を残留させたまま該フォトレジス
    ト膜を、後工程で形成される上層の層間絶縁膜として機
    能させて、基体から立上がりフォトレジスト膜及び下層
    の層間絶縁膜に渡って前記柱状充填膜を前記基礎ホール
    内に形成し、 その後、前記フォトレジスト膜を除去して、基体から立
    上がり前記下層の層間絶縁膜を貫通して上方に突き出る
    前記柱状充填膜を形成することを特徴とする請求項1,
    2,3又は4に記載の半導体装置の製造方法。
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