JP2004342702A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004342702A JP2004342702A JP2003135051A JP2003135051A JP2004342702A JP 2004342702 A JP2004342702 A JP 2004342702A JP 2003135051 A JP2003135051 A JP 2003135051A JP 2003135051 A JP2003135051 A JP 2003135051A JP 2004342702 A JP2004342702 A JP 2004342702A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor device
- wiring
- film
- insulating layer
- barrier metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D64/00—Electrodes of devices having potential barriers
- H10D64/01—Manufacture or treatment
- H10D64/011—Manufacture or treatment of electrodes ohmically coupled to a semiconductor
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W20/00—Interconnections in chips, wafers or substrates
- H10W20/01—Manufacture or treatment
- H10W20/071—Manufacture or treatment of dielectric parts thereof
- H10W20/081—Manufacture or treatment of dielectric parts thereof by forming openings in the dielectric parts
- H10W20/083—Manufacture or treatment of dielectric parts thereof by forming openings in the dielectric parts the openings being via holes penetrating underlying conductors
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W20/00—Interconnections in chips, wafers or substrates
- H10W20/40—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes
- H10W20/41—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes characterised by their conductive parts
- H10W20/42—Vias, e.g. via plugs
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W20/00—Interconnections in chips, wafers or substrates
- H10W20/40—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes
- H10W20/41—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes characterised by their conductive parts
- H10W20/425—Barrier, adhesion or liner layers
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10W—GENERIC PACKAGES, INTERCONNECTIONS, CONNECTORS OR OTHER CONSTRUCTIONAL DETAILS OF DEVICES COVERED BY CLASS H10
- H10W20/00—Interconnections in chips, wafers or substrates
- H10W20/40—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes
- H10W20/45—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes characterised by their insulating parts
- H10W20/47—Interconnections external to wafers or substrates, e.g. back-end-of-line [BEOL] metallisations or vias connecting to gate electrodes characterised by their insulating parts comprising two or more dielectric layers having different properties, e.g. different dielectric constants
Landscapes
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
【課題】コンタクトを含む配線におけるバリアメタル膜を確実に成膜し、コンタクトを含む配線の信頼性を向上する半導体装置を提供する。
【解決手段】下地層3+4+5+32と、第1絶縁層14+15と、テーパー部20と、バリアメタル層18と、第1導体部19とを具備する半導体装置を用いる。下地層は、基板40上に設けられている。第1絶縁層は、下地層を覆うように設けられている。テーパー部は、第1絶縁層の表面から下地層へ延びる第1凹部17における底部32−1の端部に沿って設けられ、底部の中央に向うテーパー面を有する。バリアメタル層は、テーパー面とテーパー部に覆われていない第1凹部の側面及び底部32−1とを覆うように設けられる。第1導体部は、バリアメタル層の表面を覆い、且つ、第1凹部を充填するように設けられた銅を含む金属からなる。
【選択図】 図1
【解決手段】下地層3+4+5+32と、第1絶縁層14+15と、テーパー部20と、バリアメタル層18と、第1導体部19とを具備する半導体装置を用いる。下地層は、基板40上に設けられている。第1絶縁層は、下地層を覆うように設けられている。テーパー部は、第1絶縁層の表面から下地層へ延びる第1凹部17における底部32−1の端部に沿って設けられ、底部の中央に向うテーパー面を有する。バリアメタル層は、テーパー面とテーパー部に覆われていない第1凹部の側面及び底部32−1とを覆うように設けられる。第1導体部は、バリアメタル層の表面を覆い、且つ、第1凹部を充填するように設けられた銅を含む金属からなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関し、特に、配線及びコンタクトプラグの材料として銅を含む金属膜を用いた半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置において、配線材料として銅を含む金属を用いる場合、一般にダマシン法が用いられている。ダマシン法のうち、シングルダマシン法では、下層配線、ビアプラグ、上層配線がそれぞれ別々に形成される。ビアプラグには、タングステン膜が用いられることが多いが、配線及びビアプラグの微細化に伴い、ビアプラグにも銅を含む金属が用いられるようになってきている。このようにビアプラグに銅を用いた従来のシングルダマシン構造の製造方法について、特開2002−289689号公報(特許文献1)における「図8」に関する記述を参考にして説明する。
【0003】
図13〜図15は、シングルダマシン構造を構成する配線及びビアプラグの製造方法を示す断面図である。ここでは、2つの層のそれぞれに設けられた配線と、それらを繋ぐビアプラグとを形成する例を示す。
【0004】
図13(a)に示すように、基板140上において、層間絶縁膜101上のストッパ絶縁層102及び低誘電率絶縁層103の中に、第1層の配線106が設けられる。配線106は、銅(Cu)の配線129とタンタル/窒化タンタル(Ta/TaN)のバリアメタル層128を含み、ダマシン構造を有する。従来知られた配線製造プロセスで設けられる。そして、配線106と低誘電率絶縁層103とを覆うようにストッパ絶縁膜104aが設けられる。更に、ストッパ絶縁膜104aを覆うように層間絶縁膜105aが設けられる。
【0005】
続いて、図13(b)に示すように、フォトリソグラフィーのプロセスを用いて、ストッパ絶縁膜104aと層間絶縁膜105aとにビアホール107を形成する。その際、ビアホール107は、有機剥離液により洗浄され、非水系溶液(例示:イソプロピルアルコール)によりリンスされる。ビアホール107を形成されたストッパ絶縁膜104aと層間絶縁膜105aを、それぞれ、ストッパ絶縁層104と層間絶縁層105とする。次に、図13(c)に示すように、層間絶縁層105とビアホール107の側壁(側面)及び底部とを覆うように、Ta/TaNからなるバリアメタル膜108aをスパッタ法で設ける。このときビアホール107aとなる。続いて、図13(d)に示すように、バリアメタル膜108aを覆うようにCuからなるシード導体膜109aを設ける。このときビアホール107bとなる。次に、図14(a)に示すように、シード導体膜109aを覆い、且つ、ビアホール107を埋めるようにCuからなる導体膜109bを設ける。そして、図14(b)に示すように、層間絶縁層105表面及びビアホール107上方における不要なバリアメタル膜108a、シード導体膜109a及び導体膜109bをCMP(Chemical Mechanical Polishing)で除去する。このようにして、バリアメタル層108及び導体層109とからなるビアプラグ132(コンタクト)が形成される。
【0006】
次に、図14(c)に示すように、ビアプラグ132と層間絶縁膜105とを覆うようにストッパ絶縁膜112aが設けられる。更に、ストッパ絶縁膜112aを覆うように低誘電率絶縁膜113aが設けられる。続いて、図14(d)に示すように、フォトリソグラフィーのプロセスを用いて、ストッパ絶縁膜112aと低誘電率絶縁膜113aとに第2層の配線溝117を形成する。このとき、配線溝117を形成されたストッパ絶縁膜112aと低誘電率絶縁膜113aを、それぞれ、ストッパ絶縁層112と低誘電率絶縁層113とする。次に、図15(a)に示すように、低誘電率絶縁層113と配線溝117の側壁及び底部とを覆うように、Ta/TaNからなるバリアメタル膜118aをスパッタ法で設ける。このとき配線溝117aとなる。続いて、図15(b)に示すように、バリアメタル膜118aを覆うようにCuからなるシード導体膜119aを設ける。このとき配線溝117bとなる。次に、図15(c)に示すように、シード導体膜119aを覆い、且つ、ビアプラグ117を埋めるようにCuからなる導体膜119bを設ける。そして、図15(d)に示すように、低誘電率絶縁層113表面及び配線溝117上方における不要なバリアメタル膜118a、シード導体膜119a及び導体膜119bをCMPで除去する。このようにして、バリアメタル層118及び導体層119とからなる配線133が形成される。
【0007】
そして、以上の図13〜図15の製造方法により、シングルダマシン構造を構成する配線及びビアプラグが形成される。
【0008】
特開2002−289689号公報(特許文献1)は、他に半導体集積回路装置とその製造方法の技術を開示している。この技術の半導体集積回路装置は、半導体基板と、第1絶縁層と、第1導電層と、第1上側導電性バリア層と、第2絶縁層と、第2導電層と、第2上側導電性バリア層とを有する。半導体基板は、複数の半導体素子を形成している。第1絶縁層は、前記半導体基板上に形成されている。第1導電層は、前記第1絶縁層に埋め込まれている。そして、第1配線層と、第1パッド層と、該第1配線層、第1パッド層の外側を囲むように配置された第1耐湿リング層とを含む。第1上側導電性バリア層は、前記第1導電層のうち、前記第1パッド層と前記第1耐湿リング層それぞれの上面から前記第1絶縁層上に延在する。第2絶縁層は、前記第1上側導電性バリア層を覆って、前記第1絶縁層上に形成されている。第2導電層は、前記第2絶縁層に埋め込んで形成されている。そして、前記第1配線層に達する第2配線層、および前記第1上側導電性バリア層に達する第2パッド層と第2耐湿リング層とを含む。第2上側導電性バリア層は、前記第2導電層のうち、前記第2パッド層と前記第2耐湿リング層それぞれの上面から前記第2絶縁層上に延在する。
【0009】
この技術の半導体集積回路装置は、パッド部の剥がれを防止し、ビア孔と耐湿リング溝とのエッチングにおいて、下層配線へのダメージを最小にすることを目的としている。
【0010】
また、関連する技術として特開2000−332103号公報(特許文献2)には、半導体装置、その製造方法およびその製造装置の技術が開示されている。この技術の半導体装置、その製造方法およびその製造装置は、半導体基板と、第1配線層と、層間絶縁膜と、スルーホールとを備える。当該装置は更に、隙間充填部材と、バリアメタル膜と、第2配線層とを備える。第1配線層は、前記半導体基板の上に設けられ、その上に反射防止膜を有する。層間絶縁膜は、前記第1配線層を覆うように、前記半導体基板の上に設けられている。スルーホールは、前記層間絶縁膜及び前記反射防止膜を貫通し、前記第1配線層の表面の一部を露出させる。そして、前記スルーホールにおいて、前記反射防止膜の庇が水平方向に延びている。隙間充填部材は、前記庇の下の隙間部分を埋める。バリアメタル膜は、前記第1配線層の露出面、前記スルーホールの内壁面及び前記層間絶縁膜の表面を連続的に被覆する。第2配線層は、前記スルーホールを通って、前記第1配線層に前記バリアメタル膜を介在させて接続されるように前記層間絶縁膜の上に設けられている。前記隙間充填部材は、前記半導体基板の表面をスパッタエッチすることによって得られた材料で形成されてもよい。
【0011】
具体的には、この半導体装置は、異なる2つの層のアルミニウム配線同士をつなぐために下層のアルミニウム配線上に設けられるスルーホールにおいて、アルミニウム配線とその表面に設けられた反射防止膜との間に生じる隙間を、隙間充填材で埋めている。
【0012】
この技術の目的は、スルーホール部において上層の配線が断線しないように改善された半導体装置、その製造方法およびその製造装置を提供することにある。
【0013】
【特許文献1】
特開2002−289689号公報(図8)
【特許文献2】
特開2000−332103号公報(図1〜図6)
【発明が解決しようとする課題】
近年、半導体装置は、ますます微細化が進んでいる。そのため、配線やビアプラグのアスペクト比が大きくなる傾向にある。既述の図15(d)のシングルダマシン構造を構成する配線106、133及びビアプラグ132において、ビアプラグ132のアスペクト比が大きくなった場合の状況を図16(a)に示す。ビアホール107の底部に近い側壁(側面)及び側壁と底部とが交差する部分を含む端部120は、ビアホール107のアスペクト比が大きい場合、バリアメタル膜108aが成膜されにくい。それは、端部120には、バリアメタル膜108aの材料が届きにくいためである。バリアメタル膜108aが成膜されない場合、シード導体膜109aを構成する銅(Cu)が、ストッパ絶縁層104や層間絶縁層105の絶縁材料(例示:酸化シリコン)に直接接触することになる。その部分の銅の膜は、膜質が良好でなく、例えば非晶質を多く含むようになる。それは、特に、層間絶縁層105と接触した場合について顕著である。その原因の一つとしては、層間絶縁層105にビアホール107を形成した後の洗浄工程における残留水分及び剥離液が、層間絶縁層105に含まれていることにある。
【0014】
そして、絶縁材料に直接成膜された銅は、図16(b)に示すように、後工程の高温プロセス(例示:層間絶縁膜の成膜工程)による熱ストレスで凝集反応を起こす。すなわち、導体部109のCuは、動き回り、熱的に安定な状態を有する球状又はそれに近い形状の導体126となる。そして、ビアプラグ132に空間125が発生し、ビアプラグ132がオープンになる。そして、ビアプラグ132が断線する。同様の発生過程から、このような断線は、ビアプラグ132だけでなくアスペクト比の大きい配線についても発生する。
【0015】
ビアプラグのようなコンタクトや配線におけるバリアメタル膜を確実に成膜することが可能な技術が望まれている。コンタクトや配線における銅(Cu)のマイグレーションを防止し、コンタクトや配線における切断を防止する技術が求められている。コンタクトや配線の信頼性を向上する技術が望まれている。
【0016】
従って、本発明の目的は、コンタクトを含む配線の信頼性を向上した半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0017】
また、本発明の別の目的は、コンタクトを含む配線における切断を防止する半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0018】
本発明の更に別の目的は、コンタクトを含む配線における銅(Cu)のマイグレーションを防止する半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0019】
本発明の更に別の目的は、コンタクトを含む配線におけるバリアメタル膜を確実に成膜することが可能な半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0021】
従って、上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)と、第1絶縁層(24+25/14+15)と、テーパー部(30/20)と、バリアメタル層(28/18)と、第1導体部(29/19)とを具備する。下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)は、基板(40)上に設けられている。第1絶縁層(24+25/14+15)は、下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)を覆うように設けられている。テーパー部(30/20)は、第1絶縁層(24+25/14+15)の表面から下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)へ延びる第1凹部(27/17)における底部(33−1/32−1)の端部に沿って設けられ、底部(33−1/32−1)の中央に向うテーパー面(30−1/20−1)を有する。バリアメタル層(28/18)は、テーパー面(30−1/20−1)とテーパー部(30/20)に覆われていない第1凹部(27/17)の側面(27−1/17−1)及び底部(33−1/32−1)とを覆うように設けられる。第1導体部(29/19)は、バリアメタル層(28/18)の表面を覆い、且つ、第1凹部(27/17)を充填するように設けられた銅を含む金属からなる。
【0022】
本発明では、第1凹部(27/17)にテーパー部(30/20)を設けているので、バリアメタル層(28/18)を第1凹部(27/17)内の側壁(27−1/17−1)、テーパー面(30−1/20−1)及び底部(33−1/32−1)の全面を覆うように適正に設けることが出来る。それにより、第1導体部(29/19)が直接第1絶縁層(24+25/14+15)と接することがなくなる。従って、第1導体部(29/19)の凝集やストレスマイグレーションのような現象を防止することが出来る。そして、第1導体部(29/19)の切断を防ぎ、半導体装置の信頼性を向上することが可能となる。
【0023】
ここで、バリアメタル層(28/18)及び第1導体部(29/19)は、半導体装置における配線やビアプラグに例示される。
【0024】
上記の半導体装置において、下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)は、銅を含む第2導体部(33/32)を含む。底部(33−1/32−1)に、第2導体部(33/32)の少なくとも一部が露出される。
【0025】
上記の半導体装置において、下地層(3+4+5+32+14+15+33)は、第2絶縁層(14+15)を含む。底部(33−1)に、第2導体部(14+15)の一部が露出される。
【0026】
上記の半導体装置において、第2導体部(32)は、第1配線(32)である。第1凹部(17)は、第1配線(32)と第1絶縁層(14+15)上に形成される第2配線(34)とを接続するビアプラグ(33)のコンタクトホール(17)である。テーパー部(20)は、実質的に第2導体部(32)と同じ材料で構成される。
【0027】
テーパー部(20)が、第2導体部(6)と同じ材料で構成されるので、第1導体(19)と第2導体(32)との接触に関わる断面積は、テーパー部(20)を設けていない場合に比較して低下しない。
【0028】
上記の半導体装置において、第1凹部(27)は、第1絶縁層(24+25)に延在する配線溝(27)である。テーパー部(30)の一部は、実質的に第2絶縁層(14+15)と同じ材料で構成される。
【0029】
上記の半導体装置において、テーパー部(30/20)は、第2導体部(33/32)と異なる材料で構成される。
【0030】
本発明により、テーパー部(30/20)を作製する材料の選択肢が広がる。
【0031】
上記の半導体装置において、凹部(27/17)のアスペクト比は、2以上である。
【0032】
本発明は、アスペクト比が2以上の凹部(27/17)に対して、より顕著に上記効果を奏する。
【0033】
また、本発明の半導体装置の製造方法は、(a)〜(e)ステップを具備する。(a)ステップは、基板(40)上の下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)の表面を覆うように設けられた第1絶縁層(24+25/14+15)に、第1絶縁層(24+25/14+15)の表面から下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)へ延びる第1凹部(27/17)を形成する。(b)ステップは、第1凹部(27/17)の底部(33−1/32−1)の端部に沿って、底部(33−1/32−1)の中央に向かうテーパー面(30−1/20−1)を有するテーパー部(30/20)を形成する。(c)ステップは、テーパー面(30−1/20−1)とテーパー部(30/20)に覆われていない第1凹部(27/17)の側面及び底部(33−1/32−1)と第1絶縁層(24+25/14+15)の表面とを覆うように、導体としてのバリアメタル膜(28a/18a)を形成する。(d)ステップは、バリアメタル膜(28a/18a)の表面を覆い、且つ、第1凹部(27/17)を充填するように、銅を含む金属からなる第1導体部(29/19)を形成する。(e)ステップは、第1絶縁層(24+25/14+15)の表面が露出するように、バリアメタル膜(28a/18a)と第1導体部(29/19)とを除去し第1凹部(27/17)内にバリアメタル膜(28a/18a)と第1導体部(29/19)とを残存させる。
【0034】
本発明では、第1凹部(27/17)にテーパー部(30/20)を設けているので、バリアメタル層(28/18)を第1凹部(27/17)の内側全面を覆うように適正に設けることが出来る。それにより、第1導体部(29/19)が直接第1絶縁層(24+25/14+15)と接することがなくなる。従って、第1導体部(29/19)の凝集やストレスマイグレーションのような現象を防止することが出来る。そして、第1導体部(29/19)の切断を防ぎ、半導体装置の信頼性を向上することが可能となる。
【0035】
ここで、バリアメタル層(28/18)及び第1導体部(29/19)は、半導体装置における配線やビアプラグに例示される。
【0036】
上記の半導体装置の製造方法において、(b)ステップは、(b1)ステップを備える。(b1)ステップは、底部(33−1/32−1)に露出した下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)をスパッタエッチングして、エッチングされた下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)表面の材料を底部(33−1/32−1)の端部に堆積させて、テーパー部(30/20)を形成するステップを備える。
【0037】
本発明では、底部(33−1/32−1)をエッチングして、テーパー部(30/20)を設ける。そのため、プロセスの変更がわずかで、低コストで実施することが出来る。また、設計の変更をほとんど行うことなく実施することが出来る。
【0038】
上記の半導体装置の製造方法において、(b)ステップは、(b2)〜(b3)ステップを備える。(b2)ステップは、側面(27−1/17−1)と底部(33−1/32−1)と第1絶縁層(24+25/14+15)とを覆うように、補助膜(20a)を形成する。(b3)ステップは、補助膜(20a)をエッチバックし、底部(33−1/32−1)の端部に補助膜(20a)を残存させて、テーパー部(30/20)を形成する。
【0039】
本発明では、補助膜(20a)を形成後に、補助膜(20a)のうちの不要な部分を除去してテーパー部(30/20)を形成する。従って、テーパー部(30/20)の材質を自在に選択することが出来る。
【0040】
上記の半導体装置において、下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)は、銅を含む第2導体部(33/32)を含む。底部(33−1/32−1)の一部に、第2導体部(33/32)の一部が露出される。
【0041】
上記の半導体装置において、下地層(3+4+5+32+14+15+33)は、第2絶縁層(14+15)を含む。底部(33−1)の他の一部に、第2導体部(14+15)の一部が露出される。
【0042】
更に、本発明の半導体装置は、配線(32)と、絶縁膜(14+15)と、コンタクトプラグ(19)と、バリアメタル膜(18)と、金属膜(20)とを具備する。配線(32)は、基板(40)上に設けられた銅を含む金属からなる。絶縁膜(14+15)は、配線(32)を覆うように設けられている。コンタクトプラグ(19)は、絶縁膜(14+15)の表面から配線(32)の上面へ延びるコンタクトホール(17)に埋め込まれ、銅を含む金属からなる。バリアメタル膜(18)は、コンタクトプラグ(19)と絶縁膜(14+15)との間に設けられている。金属膜(20)は、コンタクトホール(17)の底部の側壁において、バリアメタル膜(18)と絶縁膜(14+15)との間に設けられ、配線(32)と実質的に同じ材料からなる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の半導体装置及び半導体装置の製造方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
【0044】
本発明の半導体装置及び半導体装置の製造方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
【0045】
本実施例では、二層の配線及びそれらを繋ぐビアプラグを有する半導体装置に本発明を適用した例を説明する。本発明を配線にも適用するのは、以下の理由による。すなわち、半導体装置における配線幅の微細化に伴い、配線においてもアスペクト比が大きくなっている。その場合、バリアメタル層の形成が困難になり、その結果として銅が凝集し配線が断線するというビアプラグの場合と同様の課題が生じる。
【0046】
本発明は、更に多層の配線構造を有する半導体装置においても適用することが可能である。
【0047】
まず、本発明の半導体装置の実施の形態の構成について説明する。
【0048】
図1は、本発明の半導体装置の実施の形態の構成を示す断面図である。本発明の半導体装置は、基板40上に設けられ、層間絶縁層3、ストッパ絶縁層4、低誘電率絶縁層5、第1テーパー部10、バリアメタル層8と導体部9とを含む第1配線32、ストッパ絶縁層14、層間絶縁層15、第2テーパー部20とバリアメタル層18と導体部19とを含むビアプラグ33、ストッパ絶縁層24、低誘電率絶縁層25、第3テーパー部30、バリアメタル層28と導体部29とを含む第2配線34、ストッパ絶縁層36を具備する。
【0049】
図2は、半導体装置における二層の配線とそれらを繋ぐビアプラグの部分の三次元的な関係を示す斜視図である。ある層の第1配線32は、ビアプラグ33により第2配線34に接続される。図1は、図2における断面S1を示している。また、第2配線34の断面S2は、第1配線32の断面と同様である。
【0050】
図1について詳細に説明する。
【0051】
基板40は、シリコンのような半導体基板や、二酸化シリコンや窒化シリコンのような無機系の絶縁膜を形成された半導体基板(SOI:Silicon on Insulator)でも良い。あるいは、複数の配線構造や素子が埋め込まれた絶縁膜の多層構造を有する半導体基板でも良い。本実施例では、シリコン基板である。
【0052】
層間絶縁層3は、基板40を覆うように設けられている。CVD法やスピンコート法などで形成された絶縁膜である。有機系の材料を用い、配線間や配線と素子、素子間を絶縁する。配線の寄生容量を低減するために、低誘電率の材料を用いる。本実施例においては、二酸化シリコン(比誘電率4.2)に代表される無機系の絶縁膜と異なり、例えば3.0以下の低い比誘電率を有する有機ポリマー系の低誘電率膜を用いる。
【0053】
ストッパ絶縁層4は、層間絶縁層3を覆うように設けられている。層間絶縁膜3上に、CVD法やスピンコート法などで形成された絶縁膜である。第1配線32の配線溝7を形成するフォトリソグラフィーのプロセスにおいて、層間絶縁膜3を保護する。二酸化シリコンや窒化シリコン、炭化シリコンのような無機系の材料を用いる。また、有機物、有機基、水素、水酸基等を不純物としてドープした二酸化シリコンでも良い。本実施例では、炭化窒化シリコン(SiCN)である。膜厚は、例えば、およそ50nmである。
【0054】
低誘電率絶縁層5は、ストッパ絶縁層4を覆うように設けられている。CVD法やスピンコート法などで形成された絶縁膜である。有機系の材料を用い、配線間や配線と素子、素子間を絶縁する。配線の寄生容量を低減するために、低誘電率の材料を用いる。本実施例においては、層間絶縁膜3と同様に、例えば、3.0以下の低い比誘電率を有する有機ポリマー系の低誘電率膜を用いる。膜厚は、例えば、およそ300nmである。
【0055】
配線溝7は、低誘電率絶縁層5の上面から低誘電率絶縁層5及びストッパ絶縁層4を貫通し、層間絶縁層23に達するように設けられる。内部に第1配線32が形成される。配線溝7の底部は、層間絶縁層3の上部の一部である接触部3−1に対応する。
【0056】
第1テーパー部10は、配線溝7において、配線溝7の側壁と底部(接触部3−1)とが交わる交差部分(底部の端部)に設けられている。底部の中央に向うテーパー面を有する。第1テーパー部10は、前述の交差部分を埋めて、バリアメタル層8用の膜が形成しにくい交差部分の形状を改善している。
【0057】
第1テーパー部10は、アスペクト比(配線厚み/配線幅)が大きい配線溝7に対して適用することが好ましい。アスペクト比が大きいほど配線溝7の底部の端部へバリアメタル層8を形成し難くなるからである。バリアメタル層8の底部の端部への形成が困難なアスペクト比としては、アスペクト比≧2.0、である。
【0058】
第1テーパー部10は、層間絶縁層3の上部をエッチングして形成する。すなわち、スパッタエッチングの条件を適切に制御することにより、層間絶縁層3の上部からスパッタされた材料が交差部分に付着して、第1テーパー部10が形成される。従って、第1テーパー部10の材質は、層間絶縁層3と同じ絶縁体である。この場合、層間絶縁層3からスパッタされた絶縁体の体積と、第1テーパー部10の体積とが概ね等しいので、第1配線32の断面積は、殆ど変化しない。従って、配線の設計を殆ど変えることなく、第1テーパー部10を設けることができる。
【0059】
第1配線32は、配線溝7を埋めるように設けられている。第1配線32は、バリアメタル層8と導体部9とを含む。第1配線32の大きさは、例えば、幅220nm、深さ450nmである。
【0060】
バリアメタル層8は、配線溝7の側壁(第1テーパー部10のテーパー面を含む)及び底部を覆うように設けられている。スパッタ法により形成された金属薄膜である。導体部9が層間絶縁層5へ拡散することや、導体部9が凝集することを防止する。高融点金属(耐酸化性金属)あるいはその窒化物である。例えば、タンタルや窒化タンタル、窒化チタン、それらの積層膜などである。本実施例では、タンタル/窒化タンタル(Ta/TaN)の積層膜である。膜厚は、例えば、およそ30nmである。
【0061】
導体部9は、バリアメタル層8を設けられた配線溝7を満たす(埋める)ように設けられている。スパッタ法、メッキ法などにより形成された金属である。この部分は、配線用に、抵抗率の低い金属で形成される。例えば、銅、銅−アルミニウムのような銅を含む金属である。本実施例では、銅(Cu)を用いる。
【0062】
ストッパ絶縁層14は、低誘電率絶縁層5と第1配線32とを覆うように設けられている。材質、製法及び膜厚は、ストッパ絶縁層4と同様である。
【0063】
また、層間絶縁層15は、ストッパ絶縁層14を覆うように設けられている。材質及び製法は、層間絶縁層3と同様である。膜厚は、例えば、およそ400nmである。
【0064】
ビアホール17は、層間絶縁層15の上面から層間絶縁層15及びストッパ絶縁層14を貫通し、第1配線32に達するように設けられる。内部にビアプラグ33が形成される。ビアホール17の底部は、第1配線32の上部の一部である接合部32−1に対応する。
【0065】
第2テーパー部20は、ビアホール17において、ビアホール17の側壁と底部(接合部32−1)とが交わる交差部分(底部の端部)に設けられている。底部の中央に向うテーパー面を有する。第2テーパー部20は、前述の交差部分を埋めて、バリアメタル層18用の膜が形成しにくい交差部分の形状を改善している。第2テーパー部20は、バリアメタル層18と導体部19と共にビアプラグ33を形成する。
【0066】
第2テーパー部20は、アスペクト比が大きいビアホール17に対して適用することが好ましい。アスペクト比が大きいほどビアホール17の底部の端部へバリアメタル層18を形成し難くなるからである。バリアメタル層18の底部の端部への形成が困難なアスペクト比としては、アスペクト比≧2.0、である。
【0067】
第2テーパー部20は、第1配線32の上部をスパッタエッチングして形成する。すなわち、スパッタエッチングの条件を適切に制御することにより、第1配線部6の上部からスパッタされた材料が交差部分に付着して、第2テーパー部20が形成される。従って、第2テーパー部20の材質は第1配線32と同じ銅を含む金属である。スパッタエッチングの温度は、第2テーパー部20を形成する部分の温度が銅(Cu)を凝集させない程度に低いことが好ましい。そのような温度として、室温又はそれ以下の温度に基板40を保つことが好ましい。第2テーパー部20は、銅を含む金属であるので、ビアプラグ33の抵抗値はほとんど変化しない。すなわち、配線の設計を殆ど変えることなく、第2テーパー部20を設けることができる。
【0068】
ビアプラグ33は、ビアホール17を埋めるように設けられている。ビアプラグ33は、バリアメタル層18と導体部19と第2テーパー部20とを含む。ビアプラグ33の大きさは、例えば、幅200nm、深さ450nmである。
【0069】
バリアメタル層18は、ビアホール17の側壁(第2テーパー部20のテーパー面を含む)及び底部を覆うように設けられている。スパッタ法により形成された金属薄膜である。導体部19が層間絶縁層15へ拡散することや、導体部19が凝集することを防止する。高融点金属(耐酸化性金属)あるいはその窒化物である。例えば、タンタルや窒化タンタル、窒化チタン、それらの積層膜などである。本実施例では、タンタル/窒化タンタル(Ta/TaN)の積層膜である。膜厚は、例えば、およそ30nmである。成膜温度は、成膜時に第2テーパー部20の温度が第2テーパー部20に含まれる銅(Cu)を凝集させない程度に低いことが好ましい。そのような温度として、室温又はそれ以下の温度に基板40を保つことが好ましい。
【0070】
導体部19は、バリアメタル層18を設けられたビアホール17を満たす(埋める)ように設けられている。スパッタ法、メッキ法などにより形成された金属である。この部分は、コンタクト用に、抵抗率の低い金属で形成される。例えば、銅、銅−アルミニウムのような銅を含む金属である。本実施例では、銅(Cu)を用いる。
【0071】
ストッパ絶縁層24は、層間絶縁層15を覆うように設けられている。材質、製法及び膜厚は、ストッパ絶縁層4と同様である。
【0072】
低誘電率絶縁層25は、ストッパ絶縁膜24を覆うように設けられている。材質、製法及び膜厚は、低誘電率絶縁層5と同様である。
【0073】
配線溝27は、低誘電率絶縁層25の上面からビアプラグ33及び層間絶縁層15に達するように設けられる。内部に第2配線34が形成される。配線溝27の底部は、ビアプラグ33の上部の一部である接合部33−1に対応する。
【0074】
第3テーパー部30は、配線溝27において、配線溝27の側壁と底部(接合部33−1)とが交わる交差部分(底部の端部)に設けられている。底部の中央に向うテーパー面を有する。第3テーパー部30は、前述の交差部分を埋めて、バリアメタル層28用の膜が形成しにくい交差部分の形状を改善している。第3テーパー部30のビアプラグ33との接続部分は、バリアメタル層28と導体部29と共に第2配線34を形成する。
【0075】
第3テーパー部30は、アスペクト比(配線厚み/配線幅)が大きい配線溝27に対して適用することが好ましい。アスペクト比が大きいほど配線溝27の底部の端部へバリアメタル層28を形成し難くなるからである。バリアメタル層28の底部の端部への形成が困難なアスペクト比としては、アスペクト比≧2.0、である。
【0076】
第3テーパー部30は、ビアプラグ33及び層間絶縁層15(ただし、主にビアプラグ33)の上部をエッチングして形成する。すなわち、スパッタエッチングの条件を適切に制御することにより、ビアプラグ33及び層間絶縁層15の上部からスパッタされた材料が交差部分に付着して、第3テーパー部30が形成される。従って、第3テーパー部30の材質は、ビアプラグ33上(断面S1)において主成分がビアプラグ33と同じ銅を含む金属であり、一部に層間絶縁層15と同じ絶縁体を含むことがある。また、層間絶縁層15上(断面S2)において主成分が層間絶縁層15と同じ絶縁体を含む。スパッタエッチングの温度は、第3テーパー部30を形成する部分の温度が銅(Cu)を凝集させない程度に低いことが好ましい。そのような温度として、室温又はそれ以下の温度に基板40を保つことが好ましい。この場合、ビアプラグ33上での第3テーパー部30の抵抗率は、概ねビアプラグ33の金属の抵抗率となるので、第1配線32の断面積は、殆ど変化しない。また、層間絶縁層15からスパッタされた絶縁体の体積と、第3テーパー部30の体積とが概ね等しいので、第2配線34の断面積は、殆ど変化しない。従って、配線の設計を殆ど変えることなく、第3テーパー部30を設けることができる。
【0077】
第2配線34は、配線溝27を埋めるように設けられている。第2配線34は、バリアメタル層28と導体部29とを含む。第2配線34の大きさは、例えば、幅220nm、深さ450nmである。
【0078】
バリアメタル層28は、配線溝7の側壁(第3テーパー部30のテーパー面を含む)及び底部を覆うように設けられている。材質、製法及び膜厚は、バリアメタル層8と同様である。ただし、成膜温度は、成膜時に第3テーパー部30の温度が第3テーパー部30に含まれる銅(Cu)を凝集させない程度に低いことが好ましい。そのような温度として、室温又はそれ以下の温度に基板40を保つことが好ましい。
【0079】
導体部29は、バリアメタル層28を設けられた配線溝27を満たす(埋める)ように設けられている。材質及び製法は、導体部9と同様である。
【0080】
ストッパ絶縁層36は、低誘電率絶縁層25と第2配線34とを覆うように設けられている。材質、製法及び膜厚は、ストッパ絶縁層4と同様である。
【0081】
ここで、第1テーパー部10〜第3テーパー部30について更に説明する。
【0082】
図3(a)は、第1テーパー部10及び第3テーパー部30を含む配線溝7及び配線溝27の断面を含む斜視図である。軸Mは、基板40に垂直な方向の軸を示す。第1テーパー部10及び第3テーパー部30の構造は同じなので、ここでは、第1テーパー部10について説明する。
【0083】
第1テーパー部10は、配線溝7の側壁7−1と底部である接触部3−1との交差部分(底部の端部)に沿って設けられている。そして、底部の中央に向うテーパー面10−1を有する。このテーパー面10−1により、配線溝7における底部の端部のようなバリアメタル層8の形成し難い場所をなくすことが出来る。
【0084】
テーパー面10−1と底部(接触部3−1)とで形成される面は、軸Mの図中の矢印に示される方向(低誘電率絶縁層5から基板40に向かう方向)について、凸に滑らかに形成されていても良い。この場合も、この凸に滑らかなため、配線溝7におけるバリアメタル層8の形成し難い場所をなくすことが出来る。
【0085】
第1テーパー部10は、以下のような形状でも良い。すなわち、配線溝7における基板40に垂直な方向の断面に関して、側壁7−1における第4有効面(図中S4で表示)と、テーパー面10−1における第5有効面(図中S5で表示)とが交差する角度(図中θ3で表示)が90度を超え、180度未満となる。それと同時に、第5有効面と接触部3−1における第5有効面(図中S6で表示)とが交差する角度(図中θ4で表示)が90度を超え、180度未満となる。テーパーこの場合も、各有効面の交差部分の角度が緩やかになるので、配線溝7におけるバリアメタル層8の形成し難い場所をなくすことが出来る。ただし、各有効面は、平面である必要はなく、バリアメタル層8の形成が困難にならない程度に曲面や小さな凹凸を有していても良い。
【0086】
すなわち、側壁7−1(第1配線32)の幅に比較して、底部の幅は第1テーパー部10により絞られて、小さくなっている。テーパー面10−1において、その幅は、上部における側壁7−1の幅に等しい値から単調に減少し、底部における接触部3−1の幅と等しい値となる。
【0087】
このような側壁7−1、テーパー面10−1及び接触部3−1を含む配線溝7の底側の形状により、配線溝7の底に均一のバリアメタル層8を容易に形成することが出来る。それに加えて、側壁7−1の下方かつ第1テーパー部10よりも上の側壁7−1であって、バリアメタル層8の形成しにくい場所(以下、「難成膜箇所」ともいう)についても以下のような効果がある。まず、難成膜箇所よりも下側については、テーパー面10−1にバリアメタル層8が容易に形成される。一方、難成膜箇所よりも上側については、側壁7−1の上部でありバリアメタル層8が容易に形成される。すなわち、バリアメタル層8用の膜を成膜中に、難成膜箇所の上下から膜成長が進むことになる。従って、難成膜箇所にも、確実にバリアメタル層8を形成することが出来る。以上から、配線溝7におけるバリアメタル層8の形成し難い場所をなくすことが可能となる。そして、配線溝7の内面全体にバリアメタル層8を確実に形成することが可能となる。
【0088】
図3(b)は、第2テーパー部20を含むビアホール17の断面を含む斜視図である。軸Lは、円柱形状のビアホール17の中心軸を示す。
【0089】
第2テーパー部20は、ビアホール17の側壁17−1と底部である接合部6−1との交差部分(底部の端部)に沿って設けられている。そして、底部の中央に向うテーパー面20−1を有する。このテーパー面20−1により、ビアホール17における底部の端部のようなバリアメタル層18の形成し難い場所をなくすことが出来る。
【0090】
テーパー面10−1と底部(接合部32−1)とで形成される面は、軸Lの図中の矢印に示される方向(層間絶縁層15から基板40に向かう方向)について、凸に滑らかに形成されていても良い。この場合も、この凸に滑らかなため、ビアホール17におけるバリアメタル層18の形成し難い場所をなくすことが出来る。
【0091】
第2テーパー部20は、以下のような形状でも良い。すなわち、ビアホール17における基板40に垂直な方向の断面に関して、側壁17−1における第1有効(内周)面(図中S1で表示)と、テーパー面20−1における第2有効(内周)面(図中S2で表示)とが交差する角度(図中θ1で表示)が90度を超え、180度未満となる。それと同時に、第2有効面と接合部32−1における第3有効面(図中S3で表示)とが交差する角度(図中θ2で表示)が90度を超え、180度未満となる。この場合も、各有効面の交差部分の角度が緩やかになるので、ビアホール17におけるバリアメタル層18の形成し難い場所をなくすことが出来る。ただし、各有効面は、平面である必要はなく、バリアメタル層18の形成が困難にならない程度に曲面や小さな凹凸を有していても良い。
【0092】
すなわち、側壁17−1の直径に比較して、底部の直径は第2テーパー部20により絞られて、小さくなっている。テーパー面20−1において、その直径は、上部での側壁17−1の直径に等しい値から単調に減少し、底部での接合部32−1の直径と等しい値となる。
【0093】
このような側壁17−1、テーパー面20−1及び接合部32−1を含むビアホール17の底側の形状により、ビアホール17の底に均一のバリアメタル層18を容易に形成することが出来る。それに加えて、側壁17−1の下方かつ第2テーパー部20よりも上の側壁17−1であって、バリアメタル層18の形成しにくい難成膜箇所についても以下のような効果がある。まず、難成膜箇所よりも下側については、テーパー面20−1にバリアメタル層18が容易に形成される。一方、難成膜箇所よりも上側については、側壁17−1の上部でありバリアメタル層18が容易に形成される。すなわち、バリアメタル層18用の膜を成膜中に、難成膜箇所の上下から膜成長が進むことになる。従って、難成膜箇所にも、確実にバリアメタル層18を形成することが出来る。以上から、ビアホール17におけるバリアメタル層18の形成し難い場所をなくすことが可能となる。そして、ビアホール17の内面全体にバリアメタル層8を確実に形成することが可能となる。
【0094】
たたし、ビアホール17は、正確な円柱形状をなしている必要はなく、また、角柱形状でも良い。その場合、軸Lは、底部の中央付近を通過する基板40に垂直な直線を示す。
【0095】
次に、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態について説明する。
【0096】
図4から図11、及び図1は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態を示す断面図である。シングルダマシン構造の配線の製造方法を示している。ここでは、2つの層のそれぞれに設けられた配線と、それらを繋ぐコンタクトとを形成する。
【0097】
図4(a)を参照して、基板40上において、層間絶縁膜3aを覆うようにストッパ絶縁膜4aが設けられる。そしてその上を覆うように、低誘電率絶縁膜5aが設けられる。
【0098】
続いて、図4(a)の状態において、まず、低誘電率絶縁膜5a上に形成されたフォトレジストに、配線溝7の形状を露光する。そして、配線溝7の形状のフォトレジストを除去する。次に、低誘電率絶縁膜5aをストッパ絶縁膜4aまで選択的にエッチングし、配線溝7の上部を形成する。その後、ストッパ絶縁膜4aをエッチバックし、配線溝7の下部を形成する。このとき、配線溝7の底部には、層間絶縁膜3aの上部の一部が露出する。続いて、フォトレジストをアッシングにより除去する。その後、有機剥離液により、配線溝7を洗浄する。そして、非水系溶液により、配線溝7をリンスする。以上により、図4(b)のように配線溝7が形成される。このとき、配線溝7を形成された層間絶縁膜5a及びストッパ絶縁膜4aを、それぞれ層間絶縁層5及びストッパ絶縁層4とする。
【0099】
次に、図4(b)の状態において、Arイオンを配線溝7の底部に照射するスパッタエッチングを行う。それにより、配線溝7底部に露出した層間絶縁膜3a上部が、スパッタされる。スパッタされた層間絶縁膜3aの材料は、配線溝7の側壁と底部とが交わる交差部分に堆積する。この部分が第1テーパー部10である。また、層間絶縁膜3aの上部のエッチングされた後の部分が接触部3−1である。この状態が、図4(c)である。このとき、配線溝7aとなる。接触部3−1を形成された層間絶縁膜3aを、層間絶縁層3とする。
【0100】
このとき、層間絶縁膜3aをArイオンでスパッタする条件は、製造される半導体装置の各部の材料や寸法に基づいて、実験的に決定される。
【0101】
一例としては、以下のような条件を用いることが出来る。
【0102】
配線溝の大きさ:開口部0.22μm×深さ0.4μm
アスペクト比:2
スパッタ圧力:0.3mTorr(Arガス)
投入RF電力(13.56MHz): 300W/100cm2
基板温度(ウェハ温度):室温以下
次に、図4(c)の状態において、配線溝7aの側壁(第1テーパー部10の側壁を含む)及び底部と低誘電率絶縁層5の表面とを覆うように、Ta/TaNからなるバリアメタル膜8aをスパッタ法で形成する。このとき、第1テーパー部10が配線溝7aの側壁と底部とが交わる交差部分に存在する。交差部分の角が埋まることにより、バリアメタル膜8aの材料を、容易に、配線溝7aの底の隅にも行き渡らせることが出来るようになる。そして、図3(a)で説明したように、難成膜箇所にもバリアメタル膜8aを形成することが出来る。すなわち、配線溝7a全体にバリアメタル膜8aを成膜することが可能となる。この状態が、図4(d)である。このとき、配線溝7bとなる。
【0103】
続いて、図4(d)の状態において、バリアメタル膜8aを覆うようにシード導体膜9aを設ける。シード導体膜9aは、スパッタ法、CVD法などにより形成された金属薄膜である。導体部9を構成する材料で形成される。ここでは、スパッタ法により銅(Cu)薄膜を形成する。シード導体膜9aは、後述するように、銅メッキで導体部9を完成させる際、そのシードとなる。この状態が、図5(a)である。このとき、配線溝7cとなる。
【0104】
次に、図5(a)の状態において、シード導体膜9aを覆い、且つ、配線溝7cを埋めるようにCuからなる導体膜9bをメッキ法により形成する。この状態が、図5(b)である。
【0105】
続いて、図5(b)の状態において、層間絶縁層5の表面が露出し、シート導体膜9a及び導体膜9aを埋め込まれた配線溝7の上方における不要な膜を無くすように、バリアメタル膜8a、シード導体膜9a及び導体膜9bをCMPで除去する。このようにして、バリアメタル層8及び導体層9cとからなる第1配線32aが形成される。この状態が、図5(c)である。
【0106】
次に、図5(c)の状態において、第1配線32aと層間絶縁層5とを覆うようにストッパ絶縁膜14aが設けられる。この状態が、図5(d)である。
【0107】
図5(d)を参照して、ストッパ絶縁膜14aを覆うように層間絶縁膜15aが設けられる。この状態が、図6(a)である。
【0108】
続いて、図6(a)の状態において、層間絶縁膜15a上に形成されたフォトレジストに、ビアホール17の形状を露光する。そして、ビアホール17の形状のフォトレジストを除去する。次に、層間絶縁膜15aをストッパ絶縁膜14aまで選択的にエッチングし、ビアホール17の上部を形成する。続いて、フォトレジストをアッシングにより除去する。その後、ストッパ絶縁膜14aをエッチバックし、ビアホール17の下部を形成する。このとき、ビアホール17の底部には、第1配線32aの上部の一部が露出する。その後、有機剥離液により、ビアホール17を洗浄する。そして、非水系溶液により、ビアホール17をリンスする。以上により、図6(b)のようにビアホール17が形成される。ビアホール17は、円柱状の空間(孔)である。このとき、ビアホール17を形成されたストッパ絶縁膜14aと層間絶縁膜15aを、それぞれ、ストッパ絶縁層14と層間絶縁層15bとする。
【0109】
次に、図6(b)の状態において、Arイオンをビアホール17の底部に照射するスパッタエッチングを行う。それにより、ビアホール17底部に露出した第1配線32a(導体部9c)の上部のCuが、スパッタされる。スパッタされたCuの全部又は一部は、ビアホール17の側壁と底部とが交わる交差部分に堆積する。この部分が第2テーパー部20である。また、第1配線32aの上部のエッチングされた部分(ビアホール17の底部)が接合部32−1である。この状態が、図7(a)である。
【0110】
第2テーパー部20は、第1配線32aと同じ導体(Cu)であるので、ビアプラグ33の断面積を減少させない。従って、ビアプラグ33の抵抗値に影響を与えない。このスパッタエッチングは、ビアホール17の底部の温度が室温以下となるように行う。従って、第2テーパー部20のCuは、凝集しない。また、このプロセスは、同時にビアホール17表面の酸化膜を除去する。すなわち、ビアプラグ33と第1配線32aとの接触抵抗を低減することも出来る。このとき、ビアホール17、第1配線32a、導体部9cは、ビアホール17a、第1配線32、導体部9となる。
【0111】
このとき、第1配線32aをArイオンでスパッタ(スパッタエッチング)する条件は、製造される半導体装置の各部の材料や寸法に基づいて、実験的に決定される。
【0112】
一例としては、以下のような条件を用いることが出来る。
【0113】
ビアホールの大きさ:開口部0.2μm×深さ0.4μm
アスペクト比:2.0
スパッタ圧力:0.3mTorr(Arガス)
投入RF電力:300W/100cm2 (13.56MHz)
ウェハ温度:室温以下
次に、図7(a)の状態において、ビアホール17aの側壁(第2テーパー部20の側壁を含む)及び底部と層間絶縁層15bの表面とを覆うように、Ta/TaNからなるバリアメタル膜18aをスパッタ法で形成する。このとき、第2テーパー部20がビアホール17aの側壁と底部とが交わる交差部分に存在する。交差部分の角が埋まることにより、バリアメタル膜18aの材料を、容易に、ビアホール17aの底の隅にも行き渡らせることが出来るようになる。そして、図3(b)で説明したように、難成膜箇所にもバリアメタル膜18aを形成することが出来る。すなわち、ビアホール17a全体にバリアメタル膜18aを成膜することが可能となる。この状態が、図7(b)である。このとき、ビアホール17bとなる。
【0114】
このスパッタは、ビアホール17の底部の温度が室温以下となるように行う。従って、第2テーパー部20のCuは、凝集しない。また、一度、バリアメタル膜18aを成膜すると、第2テーパー部20のCuの表面エネルギーをゼロにすることが出来る。それにより、第2テーパー部20のCuの凝集を抑制することが出来る。
【0115】
続いて、図7(b)の状態において、バリアメタル膜18aを覆うようにシード導体膜19aを設ける。シード導体膜19aは、スパッタ法、CVD法などにより形成された金属薄膜である。導体部19を構成する材料で形成される。ここでは、スパッタ法により銅(Cu)薄膜を形成する。シード導体膜19aは、後述するように、銅メッキで導体部19を完成させる際、そのシードとなる。この状態が、図8(a)である。このとき、ビアホール17cとなる。
【0116】
次に、図8(a)の状態において、シード導体膜19aを覆い、且つ、ビアホール17cを埋めるようにCuからなる導体膜19bをメッキ法により形成する。この状態が、図8(b)である。
【0117】
続いて、図8(b)の状態において、層間絶縁層15bの表面が露出し、シート導体膜19a及び導体膜19aを埋め込まれたビアホール17の上方における不要な膜を無くすように、バリアメタル膜18a、シード導体膜19a及び導体膜19bをCMPで除去する。このようにして、バリアメタル層18b、導体層19c及び第2テーパー部20からなるビアプラグ33a(コンタクト)が形成される。この状態が、図9(a)である。
【0118】
次に、図9(a)の状態において、ビアプラグ33aと層間絶縁層15bとを覆うようにストッパ絶縁膜24aが設けられる。更に、ストッパ絶縁膜24aを覆うように低誘電率絶縁膜25aが設けられる。この状態が、図9(b)である。
【0119】
次に、図9(b)の状態において、まず、低誘電率絶縁膜25a上に形成されたフォトレジストに、配線溝27の形状を露光する。そして、配線溝27の形状のフォトレジストを除去する。次に、低誘電率絶縁膜25aをストッパ絶縁膜24aまで選択的にエッチングし、配線溝27の上部を形成する。続いて、フォトレジストをアッシングにより除去する。その後、ストッパ絶縁膜24aをエッチバックし、配線溝27の下部を形成する。このとき、配線溝27の底部には、層間絶縁層15bの表面の一部及びビアプラグ33の上部が露出する。その後、有機剥離液により、配線溝27を洗浄する。そして、非水系溶液により、配線溝27をリンスする。以上により、図10のように配線溝27が形成される。このとき、配線溝27を形成されたストッパ絶縁膜24aと低誘電率絶縁膜25aを、それぞれ、ストッパ絶縁層24と低誘電率絶縁層25とする。
【0120】
次に、図10の状態において、Arイオンを配線溝27の底部に照射するスパッタエッチングを行う。それにより、(1)ビアプラグ32と接続している箇所(図2、断面S1)は、配線溝27底部に露出した層間絶縁層15bの表面の一部及びビアプラグ33a上部が、スパッタされる。スパッタされた層間絶縁層15b及びビアプラグ33aの材料は、配線溝27の側壁と底部とが交わる交差部分に堆積する。(2)一方、ビアプラグ32と接続せず配線溝27のみの箇所(図2、断面S2)は、配線溝27底部に露出した層間絶縁層15bの表面の一部が、スパッタされる。
【0121】
これらのスパッタリングされた部分が第3テーパー部30である。また、ビアプラグ33aの上部のエッチングされた後の部分、又は、層間絶縁層15の上部のエッチングされた後の部分が接合部33−1である。この状態が、図11である。このとき、層間絶縁層15b、配線溝27、ビアプラグ33a(導体部19a)は、それぞれ層間絶縁層15、配線溝27a、ビアプラグ33(導体部19)となる。
【0122】
第3テーパー部30は、ビアプラグ32と接続している箇所については、その大部分はビアプラグ33aと同じ導体(Cu)であるので、第2配線34の断面積を減少させない。従って、第2配線34の抵抗値に影響を与えない。このスパッタエッチングは、配線溝27の底部の温度が室温以下となるように行う。従って、第3テーパー部30のCuは、凝集しない。また、このプロセスは、同時に配線溝27表面の酸化膜を除去する。すなわち、第2配線34とビアプラグ33との接触抵抗を低減することも出来る。
【0123】
このとき、層間絶縁層15及びビアプラグ33aをArイオンでスパッタする条件は、製造される半導体装置の各部の材料や寸法に基づいて、実験的に決定される。一例としては、前述の層間絶縁膜3aをArイオンでスパッタする場合と同様の条件を用いることが出来る。
【0124】
次に、図11の状態において、配線溝27aの側壁(第3テーパー部30の側壁を含む)及び底部と低誘電率絶縁層25の表面とを覆うように、Ta/TaNからなるバリアメタル膜28aをスパッタ法で形成する。このとき、第3テーパー部30が配線溝27aの側壁と底部とが交わる交差部分に存在する。交差部分の角が埋まることにより、バリアメタル膜28aの材料を、容易に、配線溝27aの底の隅にも行き渡らせることが出来るようになる。そして、図3(a)で説明したように、難成膜箇所にもバリアメタル膜28aを形成することが出来る。すなわち、配線溝27a全体にバリアメタル膜28aを成膜することが可能となる。この状態は、図示していないが、図4(d)の場合と同様である。
【0125】
このスパッタは、配線溝27の底部の温度が室温以下となるように行う。従って、第3テーパー部30のCuは、凝集しない。また、一度、バリアメタル膜28aを成膜すると、第3テーパー部30のCuの表面エネルギーをゼロにすることが出来る。それにより、第3テーパー部30のCuの凝集を抑制することが出来る。
【0126】
以下、第1配線32の場合と同様にして、バリアメタル膜28aを覆うシード導体膜29a、シード導体膜29aを覆い配線溝27を埋める導体膜29bを連続して形成する。その後、低誘電率絶縁層25の表面が露出し、シート導体膜29a及び導体膜29aを埋め込まれた配線溝27の上方における不要な膜を無くすように、バリアメタル膜28a、シード導体膜29a及び導体膜29bをCMPで除去する。このようにして、バリアメタル層28、導体層29及び第3テーパー部30とからなる第2配線34が形成される。そして、その上にストッパ絶縁層36を形成した状態が、図1である。
【0127】
以上の図4から図11、及び図1のプロセスを具備する方法により、本発明の半導体装置が製造される。
【0128】
本発明では、第1テーパー部10及び第3テーパー部30を、それぞれ第1配線32及び第2配線34の底部に設けている。同様に、第2テーパー部20をビアホール17の底部に設けている。従って、バリアメタル膜を、配線及びビアホールの底部の全面に均一に成膜することができる。加えて、難成膜箇所の上下からバリアメタル膜が成長するので、難成膜箇所についてもバリアメタル膜を確実に成膜することが出来る。従って、配線及びビアホールの内面全体にバリアメタル膜を確実に形成することが可能となる。
【0129】
それにより、バリアメタル膜が概ねに均一に成膜されるので、シード導体膜や導体膜は、配線及びビアホールの外側の低誘電率絶縁層や層間絶縁層、ストッパ絶縁層に直接接触することは無い。従って、後工程のプロセスによる熱サイクルにより発生する、銅(Cu)のマイグレーションや凝集を防止することが可能となる。そして、配線における断線を防止することが出来、配線の信頼性を向上させることが可能となる。
【0130】
本実施の形態では、第1配線32、ビアプラグ33及び第2配線34の上部をスパッタエッチングして第1テーパー部10〜第3テーパー部30を設けている。しかし、成膜により各テーパー部を形成しても良い。それを示しているのが図12である。
【0131】
図12は、テーパー部を形成する他の方法を示す断面図である。ここでは、第1テーパー部10〜第3テーパー部30のうち、第2テーパー部20を例にして説明する。図6(b)の状態において、ビアホール17の側面及び底部と層間絶縁層15の表面に、第2テーパー部20を形成する材料で薄膜20aを形成する。この膜は、バリアメタル膜18aよりも厚く成膜することが好ましい。例えば、60nmである。この場合、第2テーパー部20が無くてもビアホール17の内側前面に概ね均一に成膜することが出来る。この状態が、図12(a)である。このとき、ビアホール17dとなる。
【0132】
その後、薄膜20aをエッチバックする。エッチバックの条件を適切に制御することにより、薄膜20aの一部を、ビアホール17dの底部と側壁との交差部に残すことが出来る。その部分は、第2テーパー部20のような形状を有するテーパー部20bとなる。この状態が図12(b)である。これは、図7(a)に対応する。他のプロセスは、上記実施の形態と同様である。
【0133】
図12の場合、エッチバックの条件は、薄膜20aの材料や、製造される半導体装置の各部の材料及び寸法に基づいて、実験的に決定される。また、薄膜20aの材料は、金属であることが好ましい。テーパー部20bによるビアプラグ33の断面積を減少させないからである。更に、バリアメタル膜18aよりも、より均一に成膜しやすい金属が好ましい。図12(a)のように成膜を行う際、ビアホール17dの底部と側壁との交差部にも確実に成膜できるからである。そのような金属としては、アルミニウムが例示される。アルミニウムの場合、層間絶縁層15や、ストッパ絶縁層14に拡散することがない。
【0134】
この場合でも、図4から図11、及び図1のプロセスで製造した半導体装置と同様の効果を得ることが出来る。
【0135】
また、テーパー部20bを形成する材料の選択の幅を広げることが出来る。それにより、テーパー部20bの形成の信頼性をより向上できる。
【0136】
【発明の効果】
本発明により、コンタクトを含む配線におけるバリアメタル膜を確実に成膜し、コンタクトを含む配線の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の半導体装置の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図2】図2は、半導体装置における二層の配線とそれらを繋ぐビアプラグの部分の斜視図である。
【図3】図3(a)は、テーパー部を含む配線の断面を含む斜視図である。図3(b)は、テーパー部を含むビアホールの断面を含む斜視図である。
【図4】図4(a)〜(d)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図5】図5(a)〜(d)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図6】図6(a)(b)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図7】図7(a)(b)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図8】図8(a)(b)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図9】図9(a)(b)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図10】図10は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図11】図11は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図12】図12(a)(b)は、テーパー部を形成する他の方法を示す断面図である。
【図13】図13(a)〜(d)は、従来のシングルダマシン構造のビアプラグの製造方法を示す断面図である。
【図14】図14(a)〜(d)は、従来のシングルダマシン構造のビアプラグの製造方法を示す断面図である。
【図15】図15(a)〜(d)は、従来のシングルダマシン構造のビアプラグの製造方法を示す断面図である。
【図16】図16(a)(b)は、アスペクト比が大きいシングルダマシン構造のビアプラグを示す断面図である。
【符号の説明】
3、5 層間絶縁層
3−1 接触部
3s5a 層間絶縁膜
4、14、24 ストッパ絶縁層
4a、14a、24a ストッパ絶縁膜
5、25 低誘電率絶縁層
5a、25a 低誘電率絶縁膜
7、7a、7b、7c、27、27a、27b 配線溝
7−1、17−1、27−1 側壁
8、18、28 バリアメタル層
8a、18a、28a バリアメタル膜
9、19、29 導体部
9a、19a、29a シード導体膜
9b、19b、29b 導体膜
10 第1テーパー部
10−1、20−1、30−1 テーパー面
17、17a、17b、17c、17d ビアホール
20 第2テーパー部
30 第3テーパー部
20a 補助膜
32 第1配線
32−1、33−1 接合部(底部)
33 ビアプラグ
34 第2配線
40 基板
101、105、 層間絶縁層
105a 層間絶縁膜
102、104、112 ストッパ絶縁層
104a、112a ストッパ絶縁膜
103、113 低誘電率絶縁層
113a 低誘電率絶縁膜
106 第1配線
107 ビアホール
108、118 バリアメタル層
108a、118a バリアメタル膜
109、119 導体部
109a、119a シード導体膜
109b、119b 導体膜
117 配線溝
120 端部
140 基板
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関し、特に、配線及びコンタクトプラグの材料として銅を含む金属膜を用いた半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置において、配線材料として銅を含む金属を用いる場合、一般にダマシン法が用いられている。ダマシン法のうち、シングルダマシン法では、下層配線、ビアプラグ、上層配線がそれぞれ別々に形成される。ビアプラグには、タングステン膜が用いられることが多いが、配線及びビアプラグの微細化に伴い、ビアプラグにも銅を含む金属が用いられるようになってきている。このようにビアプラグに銅を用いた従来のシングルダマシン構造の製造方法について、特開2002−289689号公報(特許文献1)における「図8」に関する記述を参考にして説明する。
【0003】
図13〜図15は、シングルダマシン構造を構成する配線及びビアプラグの製造方法を示す断面図である。ここでは、2つの層のそれぞれに設けられた配線と、それらを繋ぐビアプラグとを形成する例を示す。
【0004】
図13(a)に示すように、基板140上において、層間絶縁膜101上のストッパ絶縁層102及び低誘電率絶縁層103の中に、第1層の配線106が設けられる。配線106は、銅(Cu)の配線129とタンタル/窒化タンタル(Ta/TaN)のバリアメタル層128を含み、ダマシン構造を有する。従来知られた配線製造プロセスで設けられる。そして、配線106と低誘電率絶縁層103とを覆うようにストッパ絶縁膜104aが設けられる。更に、ストッパ絶縁膜104aを覆うように層間絶縁膜105aが設けられる。
【0005】
続いて、図13(b)に示すように、フォトリソグラフィーのプロセスを用いて、ストッパ絶縁膜104aと層間絶縁膜105aとにビアホール107を形成する。その際、ビアホール107は、有機剥離液により洗浄され、非水系溶液(例示:イソプロピルアルコール)によりリンスされる。ビアホール107を形成されたストッパ絶縁膜104aと層間絶縁膜105aを、それぞれ、ストッパ絶縁層104と層間絶縁層105とする。次に、図13(c)に示すように、層間絶縁層105とビアホール107の側壁(側面)及び底部とを覆うように、Ta/TaNからなるバリアメタル膜108aをスパッタ法で設ける。このときビアホール107aとなる。続いて、図13(d)に示すように、バリアメタル膜108aを覆うようにCuからなるシード導体膜109aを設ける。このときビアホール107bとなる。次に、図14(a)に示すように、シード導体膜109aを覆い、且つ、ビアホール107を埋めるようにCuからなる導体膜109bを設ける。そして、図14(b)に示すように、層間絶縁層105表面及びビアホール107上方における不要なバリアメタル膜108a、シード導体膜109a及び導体膜109bをCMP(Chemical Mechanical Polishing)で除去する。このようにして、バリアメタル層108及び導体層109とからなるビアプラグ132(コンタクト)が形成される。
【0006】
次に、図14(c)に示すように、ビアプラグ132と層間絶縁膜105とを覆うようにストッパ絶縁膜112aが設けられる。更に、ストッパ絶縁膜112aを覆うように低誘電率絶縁膜113aが設けられる。続いて、図14(d)に示すように、フォトリソグラフィーのプロセスを用いて、ストッパ絶縁膜112aと低誘電率絶縁膜113aとに第2層の配線溝117を形成する。このとき、配線溝117を形成されたストッパ絶縁膜112aと低誘電率絶縁膜113aを、それぞれ、ストッパ絶縁層112と低誘電率絶縁層113とする。次に、図15(a)に示すように、低誘電率絶縁層113と配線溝117の側壁及び底部とを覆うように、Ta/TaNからなるバリアメタル膜118aをスパッタ法で設ける。このとき配線溝117aとなる。続いて、図15(b)に示すように、バリアメタル膜118aを覆うようにCuからなるシード導体膜119aを設ける。このとき配線溝117bとなる。次に、図15(c)に示すように、シード導体膜119aを覆い、且つ、ビアプラグ117を埋めるようにCuからなる導体膜119bを設ける。そして、図15(d)に示すように、低誘電率絶縁層113表面及び配線溝117上方における不要なバリアメタル膜118a、シード導体膜119a及び導体膜119bをCMPで除去する。このようにして、バリアメタル層118及び導体層119とからなる配線133が形成される。
【0007】
そして、以上の図13〜図15の製造方法により、シングルダマシン構造を構成する配線及びビアプラグが形成される。
【0008】
特開2002−289689号公報(特許文献1)は、他に半導体集積回路装置とその製造方法の技術を開示している。この技術の半導体集積回路装置は、半導体基板と、第1絶縁層と、第1導電層と、第1上側導電性バリア層と、第2絶縁層と、第2導電層と、第2上側導電性バリア層とを有する。半導体基板は、複数の半導体素子を形成している。第1絶縁層は、前記半導体基板上に形成されている。第1導電層は、前記第1絶縁層に埋め込まれている。そして、第1配線層と、第1パッド層と、該第1配線層、第1パッド層の外側を囲むように配置された第1耐湿リング層とを含む。第1上側導電性バリア層は、前記第1導電層のうち、前記第1パッド層と前記第1耐湿リング層それぞれの上面から前記第1絶縁層上に延在する。第2絶縁層は、前記第1上側導電性バリア層を覆って、前記第1絶縁層上に形成されている。第2導電層は、前記第2絶縁層に埋め込んで形成されている。そして、前記第1配線層に達する第2配線層、および前記第1上側導電性バリア層に達する第2パッド層と第2耐湿リング層とを含む。第2上側導電性バリア層は、前記第2導電層のうち、前記第2パッド層と前記第2耐湿リング層それぞれの上面から前記第2絶縁層上に延在する。
【0009】
この技術の半導体集積回路装置は、パッド部の剥がれを防止し、ビア孔と耐湿リング溝とのエッチングにおいて、下層配線へのダメージを最小にすることを目的としている。
【0010】
また、関連する技術として特開2000−332103号公報(特許文献2)には、半導体装置、その製造方法およびその製造装置の技術が開示されている。この技術の半導体装置、その製造方法およびその製造装置は、半導体基板と、第1配線層と、層間絶縁膜と、スルーホールとを備える。当該装置は更に、隙間充填部材と、バリアメタル膜と、第2配線層とを備える。第1配線層は、前記半導体基板の上に設けられ、その上に反射防止膜を有する。層間絶縁膜は、前記第1配線層を覆うように、前記半導体基板の上に設けられている。スルーホールは、前記層間絶縁膜及び前記反射防止膜を貫通し、前記第1配線層の表面の一部を露出させる。そして、前記スルーホールにおいて、前記反射防止膜の庇が水平方向に延びている。隙間充填部材は、前記庇の下の隙間部分を埋める。バリアメタル膜は、前記第1配線層の露出面、前記スルーホールの内壁面及び前記層間絶縁膜の表面を連続的に被覆する。第2配線層は、前記スルーホールを通って、前記第1配線層に前記バリアメタル膜を介在させて接続されるように前記層間絶縁膜の上に設けられている。前記隙間充填部材は、前記半導体基板の表面をスパッタエッチすることによって得られた材料で形成されてもよい。
【0011】
具体的には、この半導体装置は、異なる2つの層のアルミニウム配線同士をつなぐために下層のアルミニウム配線上に設けられるスルーホールにおいて、アルミニウム配線とその表面に設けられた反射防止膜との間に生じる隙間を、隙間充填材で埋めている。
【0012】
この技術の目的は、スルーホール部において上層の配線が断線しないように改善された半導体装置、その製造方法およびその製造装置を提供することにある。
【0013】
【特許文献1】
特開2002−289689号公報(図8)
【特許文献2】
特開2000−332103号公報(図1〜図6)
【発明が解決しようとする課題】
近年、半導体装置は、ますます微細化が進んでいる。そのため、配線やビアプラグのアスペクト比が大きくなる傾向にある。既述の図15(d)のシングルダマシン構造を構成する配線106、133及びビアプラグ132において、ビアプラグ132のアスペクト比が大きくなった場合の状況を図16(a)に示す。ビアホール107の底部に近い側壁(側面)及び側壁と底部とが交差する部分を含む端部120は、ビアホール107のアスペクト比が大きい場合、バリアメタル膜108aが成膜されにくい。それは、端部120には、バリアメタル膜108aの材料が届きにくいためである。バリアメタル膜108aが成膜されない場合、シード導体膜109aを構成する銅(Cu)が、ストッパ絶縁層104や層間絶縁層105の絶縁材料(例示:酸化シリコン)に直接接触することになる。その部分の銅の膜は、膜質が良好でなく、例えば非晶質を多く含むようになる。それは、特に、層間絶縁層105と接触した場合について顕著である。その原因の一つとしては、層間絶縁層105にビアホール107を形成した後の洗浄工程における残留水分及び剥離液が、層間絶縁層105に含まれていることにある。
【0014】
そして、絶縁材料に直接成膜された銅は、図16(b)に示すように、後工程の高温プロセス(例示:層間絶縁膜の成膜工程)による熱ストレスで凝集反応を起こす。すなわち、導体部109のCuは、動き回り、熱的に安定な状態を有する球状又はそれに近い形状の導体126となる。そして、ビアプラグ132に空間125が発生し、ビアプラグ132がオープンになる。そして、ビアプラグ132が断線する。同様の発生過程から、このような断線は、ビアプラグ132だけでなくアスペクト比の大きい配線についても発生する。
【0015】
ビアプラグのようなコンタクトや配線におけるバリアメタル膜を確実に成膜することが可能な技術が望まれている。コンタクトや配線における銅(Cu)のマイグレーションを防止し、コンタクトや配線における切断を防止する技術が求められている。コンタクトや配線の信頼性を向上する技術が望まれている。
【0016】
従って、本発明の目的は、コンタクトを含む配線の信頼性を向上した半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0017】
また、本発明の別の目的は、コンタクトを含む配線における切断を防止する半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0018】
本発明の更に別の目的は、コンタクトを含む配線における銅(Cu)のマイグレーションを防止する半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0019】
本発明の更に別の目的は、コンタクトを含む配線におけるバリアメタル膜を確実に成膜することが可能な半導体装置及び半導体装置の製造方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0021】
従って、上記課題を解決するために、本発明の半導体装置は、下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)と、第1絶縁層(24+25/14+15)と、テーパー部(30/20)と、バリアメタル層(28/18)と、第1導体部(29/19)とを具備する。下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)は、基板(40)上に設けられている。第1絶縁層(24+25/14+15)は、下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)を覆うように設けられている。テーパー部(30/20)は、第1絶縁層(24+25/14+15)の表面から下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)へ延びる第1凹部(27/17)における底部(33−1/32−1)の端部に沿って設けられ、底部(33−1/32−1)の中央に向うテーパー面(30−1/20−1)を有する。バリアメタル層(28/18)は、テーパー面(30−1/20−1)とテーパー部(30/20)に覆われていない第1凹部(27/17)の側面(27−1/17−1)及び底部(33−1/32−1)とを覆うように設けられる。第1導体部(29/19)は、バリアメタル層(28/18)の表面を覆い、且つ、第1凹部(27/17)を充填するように設けられた銅を含む金属からなる。
【0022】
本発明では、第1凹部(27/17)にテーパー部(30/20)を設けているので、バリアメタル層(28/18)を第1凹部(27/17)内の側壁(27−1/17−1)、テーパー面(30−1/20−1)及び底部(33−1/32−1)の全面を覆うように適正に設けることが出来る。それにより、第1導体部(29/19)が直接第1絶縁層(24+25/14+15)と接することがなくなる。従って、第1導体部(29/19)の凝集やストレスマイグレーションのような現象を防止することが出来る。そして、第1導体部(29/19)の切断を防ぎ、半導体装置の信頼性を向上することが可能となる。
【0023】
ここで、バリアメタル層(28/18)及び第1導体部(29/19)は、半導体装置における配線やビアプラグに例示される。
【0024】
上記の半導体装置において、下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)は、銅を含む第2導体部(33/32)を含む。底部(33−1/32−1)に、第2導体部(33/32)の少なくとも一部が露出される。
【0025】
上記の半導体装置において、下地層(3+4+5+32+14+15+33)は、第2絶縁層(14+15)を含む。底部(33−1)に、第2導体部(14+15)の一部が露出される。
【0026】
上記の半導体装置において、第2導体部(32)は、第1配線(32)である。第1凹部(17)は、第1配線(32)と第1絶縁層(14+15)上に形成される第2配線(34)とを接続するビアプラグ(33)のコンタクトホール(17)である。テーパー部(20)は、実質的に第2導体部(32)と同じ材料で構成される。
【0027】
テーパー部(20)が、第2導体部(6)と同じ材料で構成されるので、第1導体(19)と第2導体(32)との接触に関わる断面積は、テーパー部(20)を設けていない場合に比較して低下しない。
【0028】
上記の半導体装置において、第1凹部(27)は、第1絶縁層(24+25)に延在する配線溝(27)である。テーパー部(30)の一部は、実質的に第2絶縁層(14+15)と同じ材料で構成される。
【0029】
上記の半導体装置において、テーパー部(30/20)は、第2導体部(33/32)と異なる材料で構成される。
【0030】
本発明により、テーパー部(30/20)を作製する材料の選択肢が広がる。
【0031】
上記の半導体装置において、凹部(27/17)のアスペクト比は、2以上である。
【0032】
本発明は、アスペクト比が2以上の凹部(27/17)に対して、より顕著に上記効果を奏する。
【0033】
また、本発明の半導体装置の製造方法は、(a)〜(e)ステップを具備する。(a)ステップは、基板(40)上の下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)の表面を覆うように設けられた第1絶縁層(24+25/14+15)に、第1絶縁層(24+25/14+15)の表面から下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)へ延びる第1凹部(27/17)を形成する。(b)ステップは、第1凹部(27/17)の底部(33−1/32−1)の端部に沿って、底部(33−1/32−1)の中央に向かうテーパー面(30−1/20−1)を有するテーパー部(30/20)を形成する。(c)ステップは、テーパー面(30−1/20−1)とテーパー部(30/20)に覆われていない第1凹部(27/17)の側面及び底部(33−1/32−1)と第1絶縁層(24+25/14+15)の表面とを覆うように、導体としてのバリアメタル膜(28a/18a)を形成する。(d)ステップは、バリアメタル膜(28a/18a)の表面を覆い、且つ、第1凹部(27/17)を充填するように、銅を含む金属からなる第1導体部(29/19)を形成する。(e)ステップは、第1絶縁層(24+25/14+15)の表面が露出するように、バリアメタル膜(28a/18a)と第1導体部(29/19)とを除去し第1凹部(27/17)内にバリアメタル膜(28a/18a)と第1導体部(29/19)とを残存させる。
【0034】
本発明では、第1凹部(27/17)にテーパー部(30/20)を設けているので、バリアメタル層(28/18)を第1凹部(27/17)の内側全面を覆うように適正に設けることが出来る。それにより、第1導体部(29/19)が直接第1絶縁層(24+25/14+15)と接することがなくなる。従って、第1導体部(29/19)の凝集やストレスマイグレーションのような現象を防止することが出来る。そして、第1導体部(29/19)の切断を防ぎ、半導体装置の信頼性を向上することが可能となる。
【0035】
ここで、バリアメタル層(28/18)及び第1導体部(29/19)は、半導体装置における配線やビアプラグに例示される。
【0036】
上記の半導体装置の製造方法において、(b)ステップは、(b1)ステップを備える。(b1)ステップは、底部(33−1/32−1)に露出した下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)をスパッタエッチングして、エッチングされた下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)表面の材料を底部(33−1/32−1)の端部に堆積させて、テーパー部(30/20)を形成するステップを備える。
【0037】
本発明では、底部(33−1/32−1)をエッチングして、テーパー部(30/20)を設ける。そのため、プロセスの変更がわずかで、低コストで実施することが出来る。また、設計の変更をほとんど行うことなく実施することが出来る。
【0038】
上記の半導体装置の製造方法において、(b)ステップは、(b2)〜(b3)ステップを備える。(b2)ステップは、側面(27−1/17−1)と底部(33−1/32−1)と第1絶縁層(24+25/14+15)とを覆うように、補助膜(20a)を形成する。(b3)ステップは、補助膜(20a)をエッチバックし、底部(33−1/32−1)の端部に補助膜(20a)を残存させて、テーパー部(30/20)を形成する。
【0039】
本発明では、補助膜(20a)を形成後に、補助膜(20a)のうちの不要な部分を除去してテーパー部(30/20)を形成する。従って、テーパー部(30/20)の材質を自在に選択することが出来る。
【0040】
上記の半導体装置において、下地層(3+4+5+32+14+15+33/3+4+5+32)は、銅を含む第2導体部(33/32)を含む。底部(33−1/32−1)の一部に、第2導体部(33/32)の一部が露出される。
【0041】
上記の半導体装置において、下地層(3+4+5+32+14+15+33)は、第2絶縁層(14+15)を含む。底部(33−1)の他の一部に、第2導体部(14+15)の一部が露出される。
【0042】
更に、本発明の半導体装置は、配線(32)と、絶縁膜(14+15)と、コンタクトプラグ(19)と、バリアメタル膜(18)と、金属膜(20)とを具備する。配線(32)は、基板(40)上に設けられた銅を含む金属からなる。絶縁膜(14+15)は、配線(32)を覆うように設けられている。コンタクトプラグ(19)は、絶縁膜(14+15)の表面から配線(32)の上面へ延びるコンタクトホール(17)に埋め込まれ、銅を含む金属からなる。バリアメタル膜(18)は、コンタクトプラグ(19)と絶縁膜(14+15)との間に設けられている。金属膜(20)は、コンタクトホール(17)の底部の側壁において、バリアメタル膜(18)と絶縁膜(14+15)との間に設けられ、配線(32)と実質的に同じ材料からなる。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の半導体装置及び半導体装置の製造方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
【0044】
本発明の半導体装置及び半導体装置の製造方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
【0045】
本実施例では、二層の配線及びそれらを繋ぐビアプラグを有する半導体装置に本発明を適用した例を説明する。本発明を配線にも適用するのは、以下の理由による。すなわち、半導体装置における配線幅の微細化に伴い、配線においてもアスペクト比が大きくなっている。その場合、バリアメタル層の形成が困難になり、その結果として銅が凝集し配線が断線するというビアプラグの場合と同様の課題が生じる。
【0046】
本発明は、更に多層の配線構造を有する半導体装置においても適用することが可能である。
【0047】
まず、本発明の半導体装置の実施の形態の構成について説明する。
【0048】
図1は、本発明の半導体装置の実施の形態の構成を示す断面図である。本発明の半導体装置は、基板40上に設けられ、層間絶縁層3、ストッパ絶縁層4、低誘電率絶縁層5、第1テーパー部10、バリアメタル層8と導体部9とを含む第1配線32、ストッパ絶縁層14、層間絶縁層15、第2テーパー部20とバリアメタル層18と導体部19とを含むビアプラグ33、ストッパ絶縁層24、低誘電率絶縁層25、第3テーパー部30、バリアメタル層28と導体部29とを含む第2配線34、ストッパ絶縁層36を具備する。
【0049】
図2は、半導体装置における二層の配線とそれらを繋ぐビアプラグの部分の三次元的な関係を示す斜視図である。ある層の第1配線32は、ビアプラグ33により第2配線34に接続される。図1は、図2における断面S1を示している。また、第2配線34の断面S2は、第1配線32の断面と同様である。
【0050】
図1について詳細に説明する。
【0051】
基板40は、シリコンのような半導体基板や、二酸化シリコンや窒化シリコンのような無機系の絶縁膜を形成された半導体基板(SOI:Silicon on Insulator)でも良い。あるいは、複数の配線構造や素子が埋め込まれた絶縁膜の多層構造を有する半導体基板でも良い。本実施例では、シリコン基板である。
【0052】
層間絶縁層3は、基板40を覆うように設けられている。CVD法やスピンコート法などで形成された絶縁膜である。有機系の材料を用い、配線間や配線と素子、素子間を絶縁する。配線の寄生容量を低減するために、低誘電率の材料を用いる。本実施例においては、二酸化シリコン(比誘電率4.2)に代表される無機系の絶縁膜と異なり、例えば3.0以下の低い比誘電率を有する有機ポリマー系の低誘電率膜を用いる。
【0053】
ストッパ絶縁層4は、層間絶縁層3を覆うように設けられている。層間絶縁膜3上に、CVD法やスピンコート法などで形成された絶縁膜である。第1配線32の配線溝7を形成するフォトリソグラフィーのプロセスにおいて、層間絶縁膜3を保護する。二酸化シリコンや窒化シリコン、炭化シリコンのような無機系の材料を用いる。また、有機物、有機基、水素、水酸基等を不純物としてドープした二酸化シリコンでも良い。本実施例では、炭化窒化シリコン(SiCN)である。膜厚は、例えば、およそ50nmである。
【0054】
低誘電率絶縁層5は、ストッパ絶縁層4を覆うように設けられている。CVD法やスピンコート法などで形成された絶縁膜である。有機系の材料を用い、配線間や配線と素子、素子間を絶縁する。配線の寄生容量を低減するために、低誘電率の材料を用いる。本実施例においては、層間絶縁膜3と同様に、例えば、3.0以下の低い比誘電率を有する有機ポリマー系の低誘電率膜を用いる。膜厚は、例えば、およそ300nmである。
【0055】
配線溝7は、低誘電率絶縁層5の上面から低誘電率絶縁層5及びストッパ絶縁層4を貫通し、層間絶縁層23に達するように設けられる。内部に第1配線32が形成される。配線溝7の底部は、層間絶縁層3の上部の一部である接触部3−1に対応する。
【0056】
第1テーパー部10は、配線溝7において、配線溝7の側壁と底部(接触部3−1)とが交わる交差部分(底部の端部)に設けられている。底部の中央に向うテーパー面を有する。第1テーパー部10は、前述の交差部分を埋めて、バリアメタル層8用の膜が形成しにくい交差部分の形状を改善している。
【0057】
第1テーパー部10は、アスペクト比(配線厚み/配線幅)が大きい配線溝7に対して適用することが好ましい。アスペクト比が大きいほど配線溝7の底部の端部へバリアメタル層8を形成し難くなるからである。バリアメタル層8の底部の端部への形成が困難なアスペクト比としては、アスペクト比≧2.0、である。
【0058】
第1テーパー部10は、層間絶縁層3の上部をエッチングして形成する。すなわち、スパッタエッチングの条件を適切に制御することにより、層間絶縁層3の上部からスパッタされた材料が交差部分に付着して、第1テーパー部10が形成される。従って、第1テーパー部10の材質は、層間絶縁層3と同じ絶縁体である。この場合、層間絶縁層3からスパッタされた絶縁体の体積と、第1テーパー部10の体積とが概ね等しいので、第1配線32の断面積は、殆ど変化しない。従って、配線の設計を殆ど変えることなく、第1テーパー部10を設けることができる。
【0059】
第1配線32は、配線溝7を埋めるように設けられている。第1配線32は、バリアメタル層8と導体部9とを含む。第1配線32の大きさは、例えば、幅220nm、深さ450nmである。
【0060】
バリアメタル層8は、配線溝7の側壁(第1テーパー部10のテーパー面を含む)及び底部を覆うように設けられている。スパッタ法により形成された金属薄膜である。導体部9が層間絶縁層5へ拡散することや、導体部9が凝集することを防止する。高融点金属(耐酸化性金属)あるいはその窒化物である。例えば、タンタルや窒化タンタル、窒化チタン、それらの積層膜などである。本実施例では、タンタル/窒化タンタル(Ta/TaN)の積層膜である。膜厚は、例えば、およそ30nmである。
【0061】
導体部9は、バリアメタル層8を設けられた配線溝7を満たす(埋める)ように設けられている。スパッタ法、メッキ法などにより形成された金属である。この部分は、配線用に、抵抗率の低い金属で形成される。例えば、銅、銅−アルミニウムのような銅を含む金属である。本実施例では、銅(Cu)を用いる。
【0062】
ストッパ絶縁層14は、低誘電率絶縁層5と第1配線32とを覆うように設けられている。材質、製法及び膜厚は、ストッパ絶縁層4と同様である。
【0063】
また、層間絶縁層15は、ストッパ絶縁層14を覆うように設けられている。材質及び製法は、層間絶縁層3と同様である。膜厚は、例えば、およそ400nmである。
【0064】
ビアホール17は、層間絶縁層15の上面から層間絶縁層15及びストッパ絶縁層14を貫通し、第1配線32に達するように設けられる。内部にビアプラグ33が形成される。ビアホール17の底部は、第1配線32の上部の一部である接合部32−1に対応する。
【0065】
第2テーパー部20は、ビアホール17において、ビアホール17の側壁と底部(接合部32−1)とが交わる交差部分(底部の端部)に設けられている。底部の中央に向うテーパー面を有する。第2テーパー部20は、前述の交差部分を埋めて、バリアメタル層18用の膜が形成しにくい交差部分の形状を改善している。第2テーパー部20は、バリアメタル層18と導体部19と共にビアプラグ33を形成する。
【0066】
第2テーパー部20は、アスペクト比が大きいビアホール17に対して適用することが好ましい。アスペクト比が大きいほどビアホール17の底部の端部へバリアメタル層18を形成し難くなるからである。バリアメタル層18の底部の端部への形成が困難なアスペクト比としては、アスペクト比≧2.0、である。
【0067】
第2テーパー部20は、第1配線32の上部をスパッタエッチングして形成する。すなわち、スパッタエッチングの条件を適切に制御することにより、第1配線部6の上部からスパッタされた材料が交差部分に付着して、第2テーパー部20が形成される。従って、第2テーパー部20の材質は第1配線32と同じ銅を含む金属である。スパッタエッチングの温度は、第2テーパー部20を形成する部分の温度が銅(Cu)を凝集させない程度に低いことが好ましい。そのような温度として、室温又はそれ以下の温度に基板40を保つことが好ましい。第2テーパー部20は、銅を含む金属であるので、ビアプラグ33の抵抗値はほとんど変化しない。すなわち、配線の設計を殆ど変えることなく、第2テーパー部20を設けることができる。
【0068】
ビアプラグ33は、ビアホール17を埋めるように設けられている。ビアプラグ33は、バリアメタル層18と導体部19と第2テーパー部20とを含む。ビアプラグ33の大きさは、例えば、幅200nm、深さ450nmである。
【0069】
バリアメタル層18は、ビアホール17の側壁(第2テーパー部20のテーパー面を含む)及び底部を覆うように設けられている。スパッタ法により形成された金属薄膜である。導体部19が層間絶縁層15へ拡散することや、導体部19が凝集することを防止する。高融点金属(耐酸化性金属)あるいはその窒化物である。例えば、タンタルや窒化タンタル、窒化チタン、それらの積層膜などである。本実施例では、タンタル/窒化タンタル(Ta/TaN)の積層膜である。膜厚は、例えば、およそ30nmである。成膜温度は、成膜時に第2テーパー部20の温度が第2テーパー部20に含まれる銅(Cu)を凝集させない程度に低いことが好ましい。そのような温度として、室温又はそれ以下の温度に基板40を保つことが好ましい。
【0070】
導体部19は、バリアメタル層18を設けられたビアホール17を満たす(埋める)ように設けられている。スパッタ法、メッキ法などにより形成された金属である。この部分は、コンタクト用に、抵抗率の低い金属で形成される。例えば、銅、銅−アルミニウムのような銅を含む金属である。本実施例では、銅(Cu)を用いる。
【0071】
ストッパ絶縁層24は、層間絶縁層15を覆うように設けられている。材質、製法及び膜厚は、ストッパ絶縁層4と同様である。
【0072】
低誘電率絶縁層25は、ストッパ絶縁膜24を覆うように設けられている。材質、製法及び膜厚は、低誘電率絶縁層5と同様である。
【0073】
配線溝27は、低誘電率絶縁層25の上面からビアプラグ33及び層間絶縁層15に達するように設けられる。内部に第2配線34が形成される。配線溝27の底部は、ビアプラグ33の上部の一部である接合部33−1に対応する。
【0074】
第3テーパー部30は、配線溝27において、配線溝27の側壁と底部(接合部33−1)とが交わる交差部分(底部の端部)に設けられている。底部の中央に向うテーパー面を有する。第3テーパー部30は、前述の交差部分を埋めて、バリアメタル層28用の膜が形成しにくい交差部分の形状を改善している。第3テーパー部30のビアプラグ33との接続部分は、バリアメタル層28と導体部29と共に第2配線34を形成する。
【0075】
第3テーパー部30は、アスペクト比(配線厚み/配線幅)が大きい配線溝27に対して適用することが好ましい。アスペクト比が大きいほど配線溝27の底部の端部へバリアメタル層28を形成し難くなるからである。バリアメタル層28の底部の端部への形成が困難なアスペクト比としては、アスペクト比≧2.0、である。
【0076】
第3テーパー部30は、ビアプラグ33及び層間絶縁層15(ただし、主にビアプラグ33)の上部をエッチングして形成する。すなわち、スパッタエッチングの条件を適切に制御することにより、ビアプラグ33及び層間絶縁層15の上部からスパッタされた材料が交差部分に付着して、第3テーパー部30が形成される。従って、第3テーパー部30の材質は、ビアプラグ33上(断面S1)において主成分がビアプラグ33と同じ銅を含む金属であり、一部に層間絶縁層15と同じ絶縁体を含むことがある。また、層間絶縁層15上(断面S2)において主成分が層間絶縁層15と同じ絶縁体を含む。スパッタエッチングの温度は、第3テーパー部30を形成する部分の温度が銅(Cu)を凝集させない程度に低いことが好ましい。そのような温度として、室温又はそれ以下の温度に基板40を保つことが好ましい。この場合、ビアプラグ33上での第3テーパー部30の抵抗率は、概ねビアプラグ33の金属の抵抗率となるので、第1配線32の断面積は、殆ど変化しない。また、層間絶縁層15からスパッタされた絶縁体の体積と、第3テーパー部30の体積とが概ね等しいので、第2配線34の断面積は、殆ど変化しない。従って、配線の設計を殆ど変えることなく、第3テーパー部30を設けることができる。
【0077】
第2配線34は、配線溝27を埋めるように設けられている。第2配線34は、バリアメタル層28と導体部29とを含む。第2配線34の大きさは、例えば、幅220nm、深さ450nmである。
【0078】
バリアメタル層28は、配線溝7の側壁(第3テーパー部30のテーパー面を含む)及び底部を覆うように設けられている。材質、製法及び膜厚は、バリアメタル層8と同様である。ただし、成膜温度は、成膜時に第3テーパー部30の温度が第3テーパー部30に含まれる銅(Cu)を凝集させない程度に低いことが好ましい。そのような温度として、室温又はそれ以下の温度に基板40を保つことが好ましい。
【0079】
導体部29は、バリアメタル層28を設けられた配線溝27を満たす(埋める)ように設けられている。材質及び製法は、導体部9と同様である。
【0080】
ストッパ絶縁層36は、低誘電率絶縁層25と第2配線34とを覆うように設けられている。材質、製法及び膜厚は、ストッパ絶縁層4と同様である。
【0081】
ここで、第1テーパー部10〜第3テーパー部30について更に説明する。
【0082】
図3(a)は、第1テーパー部10及び第3テーパー部30を含む配線溝7及び配線溝27の断面を含む斜視図である。軸Mは、基板40に垂直な方向の軸を示す。第1テーパー部10及び第3テーパー部30の構造は同じなので、ここでは、第1テーパー部10について説明する。
【0083】
第1テーパー部10は、配線溝7の側壁7−1と底部である接触部3−1との交差部分(底部の端部)に沿って設けられている。そして、底部の中央に向うテーパー面10−1を有する。このテーパー面10−1により、配線溝7における底部の端部のようなバリアメタル層8の形成し難い場所をなくすことが出来る。
【0084】
テーパー面10−1と底部(接触部3−1)とで形成される面は、軸Mの図中の矢印に示される方向(低誘電率絶縁層5から基板40に向かう方向)について、凸に滑らかに形成されていても良い。この場合も、この凸に滑らかなため、配線溝7におけるバリアメタル層8の形成し難い場所をなくすことが出来る。
【0085】
第1テーパー部10は、以下のような形状でも良い。すなわち、配線溝7における基板40に垂直な方向の断面に関して、側壁7−1における第4有効面(図中S4で表示)と、テーパー面10−1における第5有効面(図中S5で表示)とが交差する角度(図中θ3で表示)が90度を超え、180度未満となる。それと同時に、第5有効面と接触部3−1における第5有効面(図中S6で表示)とが交差する角度(図中θ4で表示)が90度を超え、180度未満となる。テーパーこの場合も、各有効面の交差部分の角度が緩やかになるので、配線溝7におけるバリアメタル層8の形成し難い場所をなくすことが出来る。ただし、各有効面は、平面である必要はなく、バリアメタル層8の形成が困難にならない程度に曲面や小さな凹凸を有していても良い。
【0086】
すなわち、側壁7−1(第1配線32)の幅に比較して、底部の幅は第1テーパー部10により絞られて、小さくなっている。テーパー面10−1において、その幅は、上部における側壁7−1の幅に等しい値から単調に減少し、底部における接触部3−1の幅と等しい値となる。
【0087】
このような側壁7−1、テーパー面10−1及び接触部3−1を含む配線溝7の底側の形状により、配線溝7の底に均一のバリアメタル層8を容易に形成することが出来る。それに加えて、側壁7−1の下方かつ第1テーパー部10よりも上の側壁7−1であって、バリアメタル層8の形成しにくい場所(以下、「難成膜箇所」ともいう)についても以下のような効果がある。まず、難成膜箇所よりも下側については、テーパー面10−1にバリアメタル層8が容易に形成される。一方、難成膜箇所よりも上側については、側壁7−1の上部でありバリアメタル層8が容易に形成される。すなわち、バリアメタル層8用の膜を成膜中に、難成膜箇所の上下から膜成長が進むことになる。従って、難成膜箇所にも、確実にバリアメタル層8を形成することが出来る。以上から、配線溝7におけるバリアメタル層8の形成し難い場所をなくすことが可能となる。そして、配線溝7の内面全体にバリアメタル層8を確実に形成することが可能となる。
【0088】
図3(b)は、第2テーパー部20を含むビアホール17の断面を含む斜視図である。軸Lは、円柱形状のビアホール17の中心軸を示す。
【0089】
第2テーパー部20は、ビアホール17の側壁17−1と底部である接合部6−1との交差部分(底部の端部)に沿って設けられている。そして、底部の中央に向うテーパー面20−1を有する。このテーパー面20−1により、ビアホール17における底部の端部のようなバリアメタル層18の形成し難い場所をなくすことが出来る。
【0090】
テーパー面10−1と底部(接合部32−1)とで形成される面は、軸Lの図中の矢印に示される方向(層間絶縁層15から基板40に向かう方向)について、凸に滑らかに形成されていても良い。この場合も、この凸に滑らかなため、ビアホール17におけるバリアメタル層18の形成し難い場所をなくすことが出来る。
【0091】
第2テーパー部20は、以下のような形状でも良い。すなわち、ビアホール17における基板40に垂直な方向の断面に関して、側壁17−1における第1有効(内周)面(図中S1で表示)と、テーパー面20−1における第2有効(内周)面(図中S2で表示)とが交差する角度(図中θ1で表示)が90度を超え、180度未満となる。それと同時に、第2有効面と接合部32−1における第3有効面(図中S3で表示)とが交差する角度(図中θ2で表示)が90度を超え、180度未満となる。この場合も、各有効面の交差部分の角度が緩やかになるので、ビアホール17におけるバリアメタル層18の形成し難い場所をなくすことが出来る。ただし、各有効面は、平面である必要はなく、バリアメタル層18の形成が困難にならない程度に曲面や小さな凹凸を有していても良い。
【0092】
すなわち、側壁17−1の直径に比較して、底部の直径は第2テーパー部20により絞られて、小さくなっている。テーパー面20−1において、その直径は、上部での側壁17−1の直径に等しい値から単調に減少し、底部での接合部32−1の直径と等しい値となる。
【0093】
このような側壁17−1、テーパー面20−1及び接合部32−1を含むビアホール17の底側の形状により、ビアホール17の底に均一のバリアメタル層18を容易に形成することが出来る。それに加えて、側壁17−1の下方かつ第2テーパー部20よりも上の側壁17−1であって、バリアメタル層18の形成しにくい難成膜箇所についても以下のような効果がある。まず、難成膜箇所よりも下側については、テーパー面20−1にバリアメタル層18が容易に形成される。一方、難成膜箇所よりも上側については、側壁17−1の上部でありバリアメタル層18が容易に形成される。すなわち、バリアメタル層18用の膜を成膜中に、難成膜箇所の上下から膜成長が進むことになる。従って、難成膜箇所にも、確実にバリアメタル層18を形成することが出来る。以上から、ビアホール17におけるバリアメタル層18の形成し難い場所をなくすことが可能となる。そして、ビアホール17の内面全体にバリアメタル層8を確実に形成することが可能となる。
【0094】
たたし、ビアホール17は、正確な円柱形状をなしている必要はなく、また、角柱形状でも良い。その場合、軸Lは、底部の中央付近を通過する基板40に垂直な直線を示す。
【0095】
次に、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態について説明する。
【0096】
図4から図11、及び図1は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態を示す断面図である。シングルダマシン構造の配線の製造方法を示している。ここでは、2つの層のそれぞれに設けられた配線と、それらを繋ぐコンタクトとを形成する。
【0097】
図4(a)を参照して、基板40上において、層間絶縁膜3aを覆うようにストッパ絶縁膜4aが設けられる。そしてその上を覆うように、低誘電率絶縁膜5aが設けられる。
【0098】
続いて、図4(a)の状態において、まず、低誘電率絶縁膜5a上に形成されたフォトレジストに、配線溝7の形状を露光する。そして、配線溝7の形状のフォトレジストを除去する。次に、低誘電率絶縁膜5aをストッパ絶縁膜4aまで選択的にエッチングし、配線溝7の上部を形成する。その後、ストッパ絶縁膜4aをエッチバックし、配線溝7の下部を形成する。このとき、配線溝7の底部には、層間絶縁膜3aの上部の一部が露出する。続いて、フォトレジストをアッシングにより除去する。その後、有機剥離液により、配線溝7を洗浄する。そして、非水系溶液により、配線溝7をリンスする。以上により、図4(b)のように配線溝7が形成される。このとき、配線溝7を形成された層間絶縁膜5a及びストッパ絶縁膜4aを、それぞれ層間絶縁層5及びストッパ絶縁層4とする。
【0099】
次に、図4(b)の状態において、Arイオンを配線溝7の底部に照射するスパッタエッチングを行う。それにより、配線溝7底部に露出した層間絶縁膜3a上部が、スパッタされる。スパッタされた層間絶縁膜3aの材料は、配線溝7の側壁と底部とが交わる交差部分に堆積する。この部分が第1テーパー部10である。また、層間絶縁膜3aの上部のエッチングされた後の部分が接触部3−1である。この状態が、図4(c)である。このとき、配線溝7aとなる。接触部3−1を形成された層間絶縁膜3aを、層間絶縁層3とする。
【0100】
このとき、層間絶縁膜3aをArイオンでスパッタする条件は、製造される半導体装置の各部の材料や寸法に基づいて、実験的に決定される。
【0101】
一例としては、以下のような条件を用いることが出来る。
【0102】
配線溝の大きさ:開口部0.22μm×深さ0.4μm
アスペクト比:2
スパッタ圧力:0.3mTorr(Arガス)
投入RF電力(13.56MHz): 300W/100cm2
基板温度(ウェハ温度):室温以下
次に、図4(c)の状態において、配線溝7aの側壁(第1テーパー部10の側壁を含む)及び底部と低誘電率絶縁層5の表面とを覆うように、Ta/TaNからなるバリアメタル膜8aをスパッタ法で形成する。このとき、第1テーパー部10が配線溝7aの側壁と底部とが交わる交差部分に存在する。交差部分の角が埋まることにより、バリアメタル膜8aの材料を、容易に、配線溝7aの底の隅にも行き渡らせることが出来るようになる。そして、図3(a)で説明したように、難成膜箇所にもバリアメタル膜8aを形成することが出来る。すなわち、配線溝7a全体にバリアメタル膜8aを成膜することが可能となる。この状態が、図4(d)である。このとき、配線溝7bとなる。
【0103】
続いて、図4(d)の状態において、バリアメタル膜8aを覆うようにシード導体膜9aを設ける。シード導体膜9aは、スパッタ法、CVD法などにより形成された金属薄膜である。導体部9を構成する材料で形成される。ここでは、スパッタ法により銅(Cu)薄膜を形成する。シード導体膜9aは、後述するように、銅メッキで導体部9を完成させる際、そのシードとなる。この状態が、図5(a)である。このとき、配線溝7cとなる。
【0104】
次に、図5(a)の状態において、シード導体膜9aを覆い、且つ、配線溝7cを埋めるようにCuからなる導体膜9bをメッキ法により形成する。この状態が、図5(b)である。
【0105】
続いて、図5(b)の状態において、層間絶縁層5の表面が露出し、シート導体膜9a及び導体膜9aを埋め込まれた配線溝7の上方における不要な膜を無くすように、バリアメタル膜8a、シード導体膜9a及び導体膜9bをCMPで除去する。このようにして、バリアメタル層8及び導体層9cとからなる第1配線32aが形成される。この状態が、図5(c)である。
【0106】
次に、図5(c)の状態において、第1配線32aと層間絶縁層5とを覆うようにストッパ絶縁膜14aが設けられる。この状態が、図5(d)である。
【0107】
図5(d)を参照して、ストッパ絶縁膜14aを覆うように層間絶縁膜15aが設けられる。この状態が、図6(a)である。
【0108】
続いて、図6(a)の状態において、層間絶縁膜15a上に形成されたフォトレジストに、ビアホール17の形状を露光する。そして、ビアホール17の形状のフォトレジストを除去する。次に、層間絶縁膜15aをストッパ絶縁膜14aまで選択的にエッチングし、ビアホール17の上部を形成する。続いて、フォトレジストをアッシングにより除去する。その後、ストッパ絶縁膜14aをエッチバックし、ビアホール17の下部を形成する。このとき、ビアホール17の底部には、第1配線32aの上部の一部が露出する。その後、有機剥離液により、ビアホール17を洗浄する。そして、非水系溶液により、ビアホール17をリンスする。以上により、図6(b)のようにビアホール17が形成される。ビアホール17は、円柱状の空間(孔)である。このとき、ビアホール17を形成されたストッパ絶縁膜14aと層間絶縁膜15aを、それぞれ、ストッパ絶縁層14と層間絶縁層15bとする。
【0109】
次に、図6(b)の状態において、Arイオンをビアホール17の底部に照射するスパッタエッチングを行う。それにより、ビアホール17底部に露出した第1配線32a(導体部9c)の上部のCuが、スパッタされる。スパッタされたCuの全部又は一部は、ビアホール17の側壁と底部とが交わる交差部分に堆積する。この部分が第2テーパー部20である。また、第1配線32aの上部のエッチングされた部分(ビアホール17の底部)が接合部32−1である。この状態が、図7(a)である。
【0110】
第2テーパー部20は、第1配線32aと同じ導体(Cu)であるので、ビアプラグ33の断面積を減少させない。従って、ビアプラグ33の抵抗値に影響を与えない。このスパッタエッチングは、ビアホール17の底部の温度が室温以下となるように行う。従って、第2テーパー部20のCuは、凝集しない。また、このプロセスは、同時にビアホール17表面の酸化膜を除去する。すなわち、ビアプラグ33と第1配線32aとの接触抵抗を低減することも出来る。このとき、ビアホール17、第1配線32a、導体部9cは、ビアホール17a、第1配線32、導体部9となる。
【0111】
このとき、第1配線32aをArイオンでスパッタ(スパッタエッチング)する条件は、製造される半導体装置の各部の材料や寸法に基づいて、実験的に決定される。
【0112】
一例としては、以下のような条件を用いることが出来る。
【0113】
ビアホールの大きさ:開口部0.2μm×深さ0.4μm
アスペクト比:2.0
スパッタ圧力:0.3mTorr(Arガス)
投入RF電力:300W/100cm2 (13.56MHz)
ウェハ温度:室温以下
次に、図7(a)の状態において、ビアホール17aの側壁(第2テーパー部20の側壁を含む)及び底部と層間絶縁層15bの表面とを覆うように、Ta/TaNからなるバリアメタル膜18aをスパッタ法で形成する。このとき、第2テーパー部20がビアホール17aの側壁と底部とが交わる交差部分に存在する。交差部分の角が埋まることにより、バリアメタル膜18aの材料を、容易に、ビアホール17aの底の隅にも行き渡らせることが出来るようになる。そして、図3(b)で説明したように、難成膜箇所にもバリアメタル膜18aを形成することが出来る。すなわち、ビアホール17a全体にバリアメタル膜18aを成膜することが可能となる。この状態が、図7(b)である。このとき、ビアホール17bとなる。
【0114】
このスパッタは、ビアホール17の底部の温度が室温以下となるように行う。従って、第2テーパー部20のCuは、凝集しない。また、一度、バリアメタル膜18aを成膜すると、第2テーパー部20のCuの表面エネルギーをゼロにすることが出来る。それにより、第2テーパー部20のCuの凝集を抑制することが出来る。
【0115】
続いて、図7(b)の状態において、バリアメタル膜18aを覆うようにシード導体膜19aを設ける。シード導体膜19aは、スパッタ法、CVD法などにより形成された金属薄膜である。導体部19を構成する材料で形成される。ここでは、スパッタ法により銅(Cu)薄膜を形成する。シード導体膜19aは、後述するように、銅メッキで導体部19を完成させる際、そのシードとなる。この状態が、図8(a)である。このとき、ビアホール17cとなる。
【0116】
次に、図8(a)の状態において、シード導体膜19aを覆い、且つ、ビアホール17cを埋めるようにCuからなる導体膜19bをメッキ法により形成する。この状態が、図8(b)である。
【0117】
続いて、図8(b)の状態において、層間絶縁層15bの表面が露出し、シート導体膜19a及び導体膜19aを埋め込まれたビアホール17の上方における不要な膜を無くすように、バリアメタル膜18a、シード導体膜19a及び導体膜19bをCMPで除去する。このようにして、バリアメタル層18b、導体層19c及び第2テーパー部20からなるビアプラグ33a(コンタクト)が形成される。この状態が、図9(a)である。
【0118】
次に、図9(a)の状態において、ビアプラグ33aと層間絶縁層15bとを覆うようにストッパ絶縁膜24aが設けられる。更に、ストッパ絶縁膜24aを覆うように低誘電率絶縁膜25aが設けられる。この状態が、図9(b)である。
【0119】
次に、図9(b)の状態において、まず、低誘電率絶縁膜25a上に形成されたフォトレジストに、配線溝27の形状を露光する。そして、配線溝27の形状のフォトレジストを除去する。次に、低誘電率絶縁膜25aをストッパ絶縁膜24aまで選択的にエッチングし、配線溝27の上部を形成する。続いて、フォトレジストをアッシングにより除去する。その後、ストッパ絶縁膜24aをエッチバックし、配線溝27の下部を形成する。このとき、配線溝27の底部には、層間絶縁層15bの表面の一部及びビアプラグ33の上部が露出する。その後、有機剥離液により、配線溝27を洗浄する。そして、非水系溶液により、配線溝27をリンスする。以上により、図10のように配線溝27が形成される。このとき、配線溝27を形成されたストッパ絶縁膜24aと低誘電率絶縁膜25aを、それぞれ、ストッパ絶縁層24と低誘電率絶縁層25とする。
【0120】
次に、図10の状態において、Arイオンを配線溝27の底部に照射するスパッタエッチングを行う。それにより、(1)ビアプラグ32と接続している箇所(図2、断面S1)は、配線溝27底部に露出した層間絶縁層15bの表面の一部及びビアプラグ33a上部が、スパッタされる。スパッタされた層間絶縁層15b及びビアプラグ33aの材料は、配線溝27の側壁と底部とが交わる交差部分に堆積する。(2)一方、ビアプラグ32と接続せず配線溝27のみの箇所(図2、断面S2)は、配線溝27底部に露出した層間絶縁層15bの表面の一部が、スパッタされる。
【0121】
これらのスパッタリングされた部分が第3テーパー部30である。また、ビアプラグ33aの上部のエッチングされた後の部分、又は、層間絶縁層15の上部のエッチングされた後の部分が接合部33−1である。この状態が、図11である。このとき、層間絶縁層15b、配線溝27、ビアプラグ33a(導体部19a)は、それぞれ層間絶縁層15、配線溝27a、ビアプラグ33(導体部19)となる。
【0122】
第3テーパー部30は、ビアプラグ32と接続している箇所については、その大部分はビアプラグ33aと同じ導体(Cu)であるので、第2配線34の断面積を減少させない。従って、第2配線34の抵抗値に影響を与えない。このスパッタエッチングは、配線溝27の底部の温度が室温以下となるように行う。従って、第3テーパー部30のCuは、凝集しない。また、このプロセスは、同時に配線溝27表面の酸化膜を除去する。すなわち、第2配線34とビアプラグ33との接触抵抗を低減することも出来る。
【0123】
このとき、層間絶縁層15及びビアプラグ33aをArイオンでスパッタする条件は、製造される半導体装置の各部の材料や寸法に基づいて、実験的に決定される。一例としては、前述の層間絶縁膜3aをArイオンでスパッタする場合と同様の条件を用いることが出来る。
【0124】
次に、図11の状態において、配線溝27aの側壁(第3テーパー部30の側壁を含む)及び底部と低誘電率絶縁層25の表面とを覆うように、Ta/TaNからなるバリアメタル膜28aをスパッタ法で形成する。このとき、第3テーパー部30が配線溝27aの側壁と底部とが交わる交差部分に存在する。交差部分の角が埋まることにより、バリアメタル膜28aの材料を、容易に、配線溝27aの底の隅にも行き渡らせることが出来るようになる。そして、図3(a)で説明したように、難成膜箇所にもバリアメタル膜28aを形成することが出来る。すなわち、配線溝27a全体にバリアメタル膜28aを成膜することが可能となる。この状態は、図示していないが、図4(d)の場合と同様である。
【0125】
このスパッタは、配線溝27の底部の温度が室温以下となるように行う。従って、第3テーパー部30のCuは、凝集しない。また、一度、バリアメタル膜28aを成膜すると、第3テーパー部30のCuの表面エネルギーをゼロにすることが出来る。それにより、第3テーパー部30のCuの凝集を抑制することが出来る。
【0126】
以下、第1配線32の場合と同様にして、バリアメタル膜28aを覆うシード導体膜29a、シード導体膜29aを覆い配線溝27を埋める導体膜29bを連続して形成する。その後、低誘電率絶縁層25の表面が露出し、シート導体膜29a及び導体膜29aを埋め込まれた配線溝27の上方における不要な膜を無くすように、バリアメタル膜28a、シード導体膜29a及び導体膜29bをCMPで除去する。このようにして、バリアメタル層28、導体層29及び第3テーパー部30とからなる第2配線34が形成される。そして、その上にストッパ絶縁層36を形成した状態が、図1である。
【0127】
以上の図4から図11、及び図1のプロセスを具備する方法により、本発明の半導体装置が製造される。
【0128】
本発明では、第1テーパー部10及び第3テーパー部30を、それぞれ第1配線32及び第2配線34の底部に設けている。同様に、第2テーパー部20をビアホール17の底部に設けている。従って、バリアメタル膜を、配線及びビアホールの底部の全面に均一に成膜することができる。加えて、難成膜箇所の上下からバリアメタル膜が成長するので、難成膜箇所についてもバリアメタル膜を確実に成膜することが出来る。従って、配線及びビアホールの内面全体にバリアメタル膜を確実に形成することが可能となる。
【0129】
それにより、バリアメタル膜が概ねに均一に成膜されるので、シード導体膜や導体膜は、配線及びビアホールの外側の低誘電率絶縁層や層間絶縁層、ストッパ絶縁層に直接接触することは無い。従って、後工程のプロセスによる熱サイクルにより発生する、銅(Cu)のマイグレーションや凝集を防止することが可能となる。そして、配線における断線を防止することが出来、配線の信頼性を向上させることが可能となる。
【0130】
本実施の形態では、第1配線32、ビアプラグ33及び第2配線34の上部をスパッタエッチングして第1テーパー部10〜第3テーパー部30を設けている。しかし、成膜により各テーパー部を形成しても良い。それを示しているのが図12である。
【0131】
図12は、テーパー部を形成する他の方法を示す断面図である。ここでは、第1テーパー部10〜第3テーパー部30のうち、第2テーパー部20を例にして説明する。図6(b)の状態において、ビアホール17の側面及び底部と層間絶縁層15の表面に、第2テーパー部20を形成する材料で薄膜20aを形成する。この膜は、バリアメタル膜18aよりも厚く成膜することが好ましい。例えば、60nmである。この場合、第2テーパー部20が無くてもビアホール17の内側前面に概ね均一に成膜することが出来る。この状態が、図12(a)である。このとき、ビアホール17dとなる。
【0132】
その後、薄膜20aをエッチバックする。エッチバックの条件を適切に制御することにより、薄膜20aの一部を、ビアホール17dの底部と側壁との交差部に残すことが出来る。その部分は、第2テーパー部20のような形状を有するテーパー部20bとなる。この状態が図12(b)である。これは、図7(a)に対応する。他のプロセスは、上記実施の形態と同様である。
【0133】
図12の場合、エッチバックの条件は、薄膜20aの材料や、製造される半導体装置の各部の材料及び寸法に基づいて、実験的に決定される。また、薄膜20aの材料は、金属であることが好ましい。テーパー部20bによるビアプラグ33の断面積を減少させないからである。更に、バリアメタル膜18aよりも、より均一に成膜しやすい金属が好ましい。図12(a)のように成膜を行う際、ビアホール17dの底部と側壁との交差部にも確実に成膜できるからである。そのような金属としては、アルミニウムが例示される。アルミニウムの場合、層間絶縁層15や、ストッパ絶縁層14に拡散することがない。
【0134】
この場合でも、図4から図11、及び図1のプロセスで製造した半導体装置と同様の効果を得ることが出来る。
【0135】
また、テーパー部20bを形成する材料の選択の幅を広げることが出来る。それにより、テーパー部20bの形成の信頼性をより向上できる。
【0136】
【発明の効果】
本発明により、コンタクトを含む配線におけるバリアメタル膜を確実に成膜し、コンタクトを含む配線の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の半導体装置の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図2】図2は、半導体装置における二層の配線とそれらを繋ぐビアプラグの部分の斜視図である。
【図3】図3(a)は、テーパー部を含む配線の断面を含む斜視図である。図3(b)は、テーパー部を含むビアホールの断面を含む斜視図である。
【図4】図4(a)〜(d)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図5】図5(a)〜(d)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図6】図6(a)(b)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図7】図7(a)(b)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図8】図8(a)(b)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図9】図9(a)(b)は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図10】図10は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図11】図11は、本発明の半導体装置の製造方法の実施の形態の構成を示す断面図である。
【図12】図12(a)(b)は、テーパー部を形成する他の方法を示す断面図である。
【図13】図13(a)〜(d)は、従来のシングルダマシン構造のビアプラグの製造方法を示す断面図である。
【図14】図14(a)〜(d)は、従来のシングルダマシン構造のビアプラグの製造方法を示す断面図である。
【図15】図15(a)〜(d)は、従来のシングルダマシン構造のビアプラグの製造方法を示す断面図である。
【図16】図16(a)(b)は、アスペクト比が大きいシングルダマシン構造のビアプラグを示す断面図である。
【符号の説明】
3、5 層間絶縁層
3−1 接触部
3s5a 層間絶縁膜
4、14、24 ストッパ絶縁層
4a、14a、24a ストッパ絶縁膜
5、25 低誘電率絶縁層
5a、25a 低誘電率絶縁膜
7、7a、7b、7c、27、27a、27b 配線溝
7−1、17−1、27−1 側壁
8、18、28 バリアメタル層
8a、18a、28a バリアメタル膜
9、19、29 導体部
9a、19a、29a シード導体膜
9b、19b、29b 導体膜
10 第1テーパー部
10−1、20−1、30−1 テーパー面
17、17a、17b、17c、17d ビアホール
20 第2テーパー部
30 第3テーパー部
20a 補助膜
32 第1配線
32−1、33−1 接合部(底部)
33 ビアプラグ
34 第2配線
40 基板
101、105、 層間絶縁層
105a 層間絶縁膜
102、104、112 ストッパ絶縁層
104a、112a ストッパ絶縁膜
103、113 低誘電率絶縁層
113a 低誘電率絶縁膜
106 第1配線
107 ビアホール
108、118 バリアメタル層
108a、118a バリアメタル膜
109、119 導体部
109a、119a シード導体膜
109b、119b 導体膜
117 配線溝
120 端部
140 基板
Claims (13)
- 基板上に設けられた下地層と、
前記下地層を覆うように設けられた第1絶縁層と、
前記第1絶縁層の表面から前記下地層へ延びる第1凹部における底部の端部に沿って設けられ、前記底部の中央に向うテーパー面を有するテーパー部と、
前記テーパー面と前記テーパー部に覆われていない前記第1凹部の側面及び底部とを覆うように設けられたバリアメタル層と、
前記バリアメタル層の表面を覆い、且つ、前記第1凹部を充填するように設けられた銅を含む金属からなる第1導体部と
を具備する
半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
前記下地層は、銅を含む金属からなる第2導体部を含み、
前記底部に、前記第2導体部の少なくとも一部が露出される
半導体装置。 - 請求項1又は2に記載の半導体装置において、
前記下地層は、第2絶縁層を含み、
前記底部に、前記第2絶縁層の一部が露出される
半導体装置。 - 請求項2に記載の半導体装置において、
前記第2導体部は、第1配線であり、
前記第1凹部は、前記第1配線と前記第1絶縁層上に形成される第2配線とを接続するビアプラグのコンタクトホールであり、
前記テーパー部は、実質的に前記第2導体部と同じ材料で構成される
半導体装置。 - 請求項3に記載の半導体装置において、
前記第1凹部は、前記第1絶縁層に延在する配線溝であり、
前記テーパー部の一部は、実質的に前記第2絶縁層と同じ材料で構成される
半導体装置。 - 請求項2に記載の半導体装置において、
前記テーパー部は、前記第2導体部と異なる材料で構成される
半導体装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置において、
前記第1凹部のアスペクト比は、2以上である
半導体装置。 - (a)基板上の下地層の表面を覆うように設けられた第1絶縁層に、前記第1絶縁層の表面から前記下地層へ延びる第1凹部を形成するステップと、
(b)前記第1凹部の底部の端部に沿って、前記底部の中央に向かうテーパー面を有するテーパー部を形成するステップと、
(c)前記テーパー面と前記テーパー部に覆われていない前記第1凹部の側面及び底部と前記第1絶縁層の表面とを覆うように、バリアメタル膜を形成するステップと、
(d)前記バリアメタル膜の表面を覆い、且つ、前記第1凹部を充填するように、銅を含む金属からなる第1導体部を形成するステップと、
(e)前記第1絶縁層の表面が露出するように、前記バリアメタル膜と前記第1導体部とを除去し、前記第1凹部内に前記バリアメタル膜と前記第1導体部とを残存させるステップと
を具備する
半導体装置の製造方法。 - 請求項8に記載の半導体装置の製造方法において、
前記(b)ステップは、
(b1)前記底部に露出した前記下地層をスパッタエッチングし、エッチングされた前記下地層表面の材料を前記底部の端部に堆積させて、前記テーパー部を形成するステップを備える
半導体装置の製造方法。 - 請求項8に記載の半導体装置の製造方法において、
前記(b)ステップは、
(b2)前記側面と前記底部と前記第1絶縁層の表面とを覆うように、補助膜を形成するステップと、
(b3)前記補助膜をエッチバックし、前記底部の端部に前記補助膜を残存させて、前記テーパー部を形成するステップと
を備える
半導体装置の製造方法。 - 請求項8乃至10のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記下地層は、銅を含む金属からなる第2導体部を含み、
前記底部の一部に、前記第2導電部の一部が露出される
半導体装置の製造方法。 - 請求項8乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記下地層は、第2絶縁層を含み、
前記底部の他の一部に、前記第2絶縁層の一部が露出される
半導体装置の製造方法。 - 基板上に設けられた銅を含む金属からなる配線と、
前記配線を覆うように設けられた絶縁膜と、
前記絶縁膜の表面から前記配線の上面へ延びるコンタクトホールに埋め込まれ、銅を含む金属からなるコンタクトプラグと、
前記コンタクトプラグと前記絶縁膜との間に設けられたバリアメタル膜と、
前記コンタクトホールの底部の側壁において、前記バリアメタル膜と前記絶縁膜との間に設けられ、前記配線と実質的に同じ材料からなる金属膜と
を具備する
半導体装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003135051A JP2004342702A (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
| US10/835,459 US20040251552A1 (en) | 2003-05-13 | 2004-04-30 | Semiconductor device and manufacturing method the same |
| KR1020040033822A KR20040098573A (ko) | 2003-05-13 | 2004-05-13 | 반도체장치 및 그 제조방법 |
| CNA2004100431691A CN1622321A (zh) | 2003-05-13 | 2004-05-13 | 半导体器件及其制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003135051A JP2004342702A (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004342702A true JP2004342702A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33508153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003135051A Withdrawn JP2004342702A (ja) | 2003-05-13 | 2003-05-13 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20040251552A1 (ja) |
| JP (1) | JP2004342702A (ja) |
| KR (1) | KR20040098573A (ja) |
| CN (1) | CN1622321A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012057200A1 (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-03 | 株式会社フジクラ | 貫通配線基板の製造方法及び貫通配線基板 |
| JP5389672B2 (ja) * | 2008-01-21 | 2014-01-15 | ゴールドチャームリミテッド | 表示装置 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8432037B2 (en) | 2004-06-10 | 2013-04-30 | Renesas Electronics Corporation | Semiconductor device with a line and method of fabrication thereof |
| JP4832807B2 (ja) * | 2004-06-10 | 2011-12-07 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 半導体装置 |
| US7488679B2 (en) * | 2006-07-31 | 2009-02-10 | International Business Machines Corporation | Interconnect structure and process of making the same |
| US8241995B2 (en) * | 2006-09-18 | 2012-08-14 | International Business Machines Corporation | Bonding of substrates including metal-dielectric patterns with metal raised above dielectric |
| KR100790452B1 (ko) * | 2006-12-28 | 2008-01-03 | 주식회사 하이닉스반도체 | 다마신 공정을 이용한 반도체 소자의 다층 금속배선형성방법 |
| DE102007004860B4 (de) * | 2007-01-31 | 2008-11-06 | Advanced Micro Devices, Inc., Sunnyvale | Verfahren zur Herstellung einer Kupfer-basierten Metallisierungsschicht mit einer leitenden Deckschicht durch ein verbessertes Integrationsschema |
| CN102054755B (zh) * | 2009-11-10 | 2014-09-03 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 互连结构及其形成方法 |
| US10032712B2 (en) | 2013-03-15 | 2018-07-24 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company Limited | Semiconductor structure |
| JP2016225471A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 株式会社東芝 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
-
2003
- 2003-05-13 JP JP2003135051A patent/JP2004342702A/ja not_active Withdrawn
-
2004
- 2004-04-30 US US10/835,459 patent/US20040251552A1/en not_active Abandoned
- 2004-05-13 KR KR1020040033822A patent/KR20040098573A/ko not_active Ceased
- 2004-05-13 CN CNA2004100431691A patent/CN1622321A/zh active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5389672B2 (ja) * | 2008-01-21 | 2014-01-15 | ゴールドチャームリミテッド | 表示装置 |
| WO2012057200A1 (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-03 | 株式会社フジクラ | 貫通配線基板の製造方法及び貫通配線基板 |
| JP2012099548A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Fujikura Ltd | 貫通配線基板の製造方法及び貫通配線基板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR20040098573A (ko) | 2004-11-20 |
| CN1622321A (zh) | 2005-06-01 |
| US20040251552A1 (en) | 2004-12-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6744090B2 (en) | Damascene capacitor formed in metal interconnection layer | |
| KR100385227B1 (ko) | 구리 다층 배선을 가지는 반도체 장치 및 그 형성방법 | |
| US5756396A (en) | Method of making a multi-layer wiring structure having conductive sidewall etch stoppers and a stacked plug interconnect | |
| US20030139034A1 (en) | Dual damascene structure and method of making same | |
| JP2015133509A (ja) | 銅プラグを有する半導体デバイスとその形成方法 | |
| JP4431580B2 (ja) | Mimコンデンサ構造体およびその製造方法 | |
| JP2004342702A (ja) | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 | |
| US20070252277A1 (en) | Semiconductor devices and fabrication method thereof | |
| JP2003282728A (ja) | 半導体素子及びその製造方法 | |
| US7074712B2 (en) | Semiconductor device having multilevel interconnections and method of manufacturing the same | |
| JP2005340398A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
| KR100806034B1 (ko) | Mim 캐패시터를 가지는 반도체 소자 및 그 제조방법 | |
| JP2002064140A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
| US6545358B2 (en) | Integrated circuits having plugs in conductive layers therein and related methods | |
| US6509257B1 (en) | Semiconductor device and process for making the same | |
| KR100335120B1 (ko) | 반도체 소자의 금속 배선 형성 방법 | |
| US6674171B2 (en) | Semiconductor device with a low resistance wiring | |
| US6559542B1 (en) | Semiconductor device and method of manufacturing the same | |
| US7608535B2 (en) | Method for forming metal contact in semiconductor device | |
| JPH11135629A (ja) | 半導体デバイスの配線構造並びにその形成方法 | |
| US7851917B2 (en) | Wiring structure and method of manufacturing the same | |
| KR100602124B1 (ko) | 반도체 소자 및 그 제조방법 | |
| KR20010059520A (ko) | 반도체 소자의 콘택홀 제조방법 | |
| KR20030053167A (ko) | 반도체 소자의 금속 배선 형성 방법 | |
| JPH10199977A (ja) | 半導体装置の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |