JPH11204489A - 基板乾燥装置及び基板乾燥方法 - Google Patents

基板乾燥装置及び基板乾燥方法

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JPH11204489A
JPH11204489A JP422898A JP422898A JPH11204489A JP H11204489 A JPH11204489 A JP H11204489A JP 422898 A JP422898 A JP 422898A JP 422898 A JP422898 A JP 422898A JP H11204489 A JPH11204489 A JP H11204489A
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JP
Japan
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substrate
gas
gas blowing
blowing
drying
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Application number
JP422898A
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English (en)
Inventor
Mitsuaki Yoshitani
光明 芳谷
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の乾燥を効果的に行うことのできる基
板乾燥装置及び基板乾燥方法を提供する。 【解決手段】 基板乾燥装置20は、基板Wを搬送する
搬送ローラ5と、第1エアーナイフ25,26と、第2
エアーナイフ27,28とを備える。第1エアーナイフ
25,26は、搬送される基板Wに対して気体を吹き付
ける。第2エアーナイフ27,28は、第1エアーナイ
フ25,26の基板搬送方向下流側に設けられており、
搬送される基板Wに対して第1エアーナイフ25,26
よりも基板Wに近い位置から気体を吹き付ける。第2エ
アーナイフ27,28の気体吹き付け方向と基板Wの表
面とがなす角度は、第1エアーナイフ25,26の気体
吹き付け方向と基板Wの表面とがなす角度よりも大き
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種基板の乾燥装
置、特に、液晶表示器用基板等のFPD(Flat P
anel Display)用基板、フォトマスク用基
板、プリント基板、及び半導体基板に付着した処理液を
除去して基板を乾燥させる基板乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示器、カラーフィルタ、フォトマ
スク等の製造工程では、基板洗浄処理等の各種の湿式表
面処理が行われる。そして、これらの基板の処理後に基
板の表面に付着した液滴を除去し乾燥させる作業が行わ
れる。従来の基板の乾燥装置として、例えば、搬送ロー
ラとエアーナイフとから構成されるものが知られてい
る。ここでは、表面に洗浄液などの処理液が付着した基
板を複数の搬送ローラによってほぼ水平に支持しつつ所
定の方向に搬送させる。そして、その長手方向が基板の
搬送方向と直交する方向に沿ったエアーナイフ(気体を
吹き付ける手段)に設けられたスリット状の吐出口か
ら、層状の気体を基板の表面に吹き付ける。すると、吹
き付けられた気体が基板に付着している処理液を基板の
搬送方向上流側に移動させ、処理液が基板の搬送方向上
流側の後端から基板の後方に吹き飛ばされる。これによ
り、基板の表面から処理液が除去されて基板が乾燥す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような基板の乾
燥装置による液滴の除去では、基板の搬送方向上流側の
後部に液滴が残留することが多い。このため、基板の乾
燥が不十分となって残留した液滴が基板上に局部的な薄
膜を形成し、後工程において剥離してパーティクルの原
因となったり、基板上に素子を作り込む上で弊害となっ
たりする。
【0004】図14に基板の搬送方向上流側の後部に液
滴が残留する状態を示す。エアーナイフ100により気
体が吹き付けられる空間を図14の矢印Aの方向に基板
Wが搬送されていく。基板Wに付着している処理液(斜
線部分)は、搬送方向上流側に移動させられ、基板Wの
搬送方向上流側の後端縁から基板Wの後方(図14の左
側)に吹き飛ばされる。しかし、基板Wの後部、特に基
板Wの後端縁には、図14に示すような領域に液滴が残
ることが多い。
【0005】このような液滴残りを減少させるために、
エアーナイフを2本配備する方策が採られることがあ
る。この場合、1本目のエアーナイフで吹き飛ばせなか
った液滴を2本目のエアーナイフで吹き飛ばす。しかし
ながら、このように2段で処理を行っても、基板の後端
面に液滴が残留することがある。エアーナイフを3本以
上配備することも考えられるが、エアー量の増加によっ
てランニングコストが増大し現実的ではない。
【0006】本発明の課題は、基板の乾燥を効果的に行
うことのできる基板乾燥装置及び基板乾燥方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る基板乾燥
装置は、処理液が付着している基板に気体を吹き付ける
ことによって処理液を基板から吹き飛ばし基板を乾燥さ
せる基板乾燥装置において、搬送手段と、第1気体吹付
手段と、第2気体吹付手段とを備えている。搬送手段は
基板を搬送する。第1気体吹付手段は、搬送される基板
に対して気体を吹き付ける。第2気体吹付手段は、第1
気体吹付手段の基板搬送方向下流側に設けられており、
搬送される基板に対して第1気体吹付手段よりも基板に
近い位置から気体を吹き付ける。
【0008】従来においては、第1気体吹付手段と第2
気体吹付手段とを設けた場合でも、両者は同じ構成であ
り、基板に対する距離もほぼ等しい。したがって、基板
に付着している処理液の厚み以上の距離だけ第1気体吹
付手段が基板から離れていれば、第2気体吹付手段も同
じ距離だけ基板から離れている。そして、第2気体吹付
手段は、第1気体吹付手段と同じ条件で基板に気体を吹
き付けている。
【0009】本請求項に記載の発明では、第1気体吹付
手段によって基板に付着している処理液の厚みが小さく
なることに鑑み、第2気体吹付手段を第1気体吹付手段
よりも基板に近い位置に配置している。したがって、従
来に較べて、他の条件が同じ場合、第2気体吹付手段に
よる処理液の吹き飛ばしの能力が向上する。すなわち、
従来に較べて基板の乾燥を効果的に行うことができる。
【0010】請求項2に係る基板乾燥装置は、処理液が
付着している基板に気体を吹き付けることによって処理
液を基板から吹き飛ばし基板を乾燥させる基板乾燥装置
において、搬送手段と、第1気体吹付手段と、第2気体
吹付手段とを備えている。搬送手段は基板を搬送する。
第1気体吹付手段は、搬送される基板に対して気体を吹
き付ける。第2気体吹付手段は、第1気体吹付手段の基
板搬送方向下流側に設けられており、搬送される基板に
対して気体を吹き付ける。この第2気体吹付手段の気体
を吹き付ける方向と基板の表面とがなす角度は、第1気
体吹付手段の気体を吹き付ける方向と基板の表面とがな
す角度よりも大きく設定される。
【0011】従来においては、第1気体吹付手段と第2
気体吹付手段とを設けた場合でも、両者は同じ構成であ
り、気体を吹き付ける方向の基板に対する角度もほぼ等
しい。しかし、第1基板吹付手段により気体が吹き付け
られた基板になお残留する処理液は、主として基板の後
端面(基板の搬送方向に対して垂直な面)を含む基板の
後部に付着している。したがって、主として基板の搬送
方向に平行な基板の表面に付着している処理液を吹き飛
ばす第1気体吹付手段と、主として基板の搬送方向に対
して垂直な基板の後端面を含む基板の後部に付着してい
る処理液を吹き飛ばす第2気体吹付手段とでは、効果的
に処理液を吹き飛ばすための基板に対する気体の吹き付
け角度が異なる。
【0012】本請求項に記載の発明では、第2気体吹付
手段の気体を吹き付ける方向と基板の表面とがなす角度
を、第1気体吹付手段の気体を吹き付ける方向と基板の
表面とがなす角度よりも大きくしている。これにより、
第1気体吹付手段は、基板の表面に付着している処理液
を効果的に吹き飛ばすことができるように、特に基板が
第1気体吹付手段の気体吹き付け位置に進入する際に最
適となる角度に保たれ、第2気体吹付手段は、基板の後
部の特に後端部に付着している処理液を効果的に吹き飛
ばす角度に設定される。すなわち、本請求項に記載の発
明によれば、従来に較べて基板の乾燥を効果的に行うこ
とができる。
【0013】請求項3に係る基板乾燥装置は、処理液が
付着している基板に気体を吹き付けることによって処理
液を基板から吹き飛ばし基板を乾燥させる基板乾燥装置
において、搬送手段と、第1気体吹付手段と、第2気体
吹付手段とを備えている。搬送手段は基板を搬送する。
第1気体吹付手段は、搬送される基板に対して気体を吹
き付ける。第2気体搬送手段は、第1気体吹付手段の基
板搬送方向下流側に設けられており、搬送される基板に
対して前記第1気体吹付手段よりも基板に近い位置から
気体を吹き付ける。また、第2気体吹付手段の気体を吹
き付ける方向と基板の表面とがなす角度は、第1気体吹
付手段の気体を吹き付ける方向と基板の表面とがなす角
度よりも大きい。
【0014】本請求項に記載の発明では、第1気体吹付
手段によって基板に付着している処理液の厚みが小さく
なることに鑑み、第2気体吹付手段を第1気体吹付手段
よりも基板に近い位置に配置している。したがって、従
来に較べて、他の条件が同じ場合、第2気体吹付手段に
よる処理液の吹き飛ばしの能力が向上する。すなわち、
従来に較べて基板の乾燥を効果的に行うことができる。
【0015】また本請求項に記載の発明では、第2気体
吹付手段の気体を吹き付ける方向と基板の表面とがなす
角度を、第1気体吹付手段の気体を吹き付ける方向と基
板の表面とがなす角度よりも大きくしている。これによ
り、第1気体吹付手段は、基板の表面に付着している処
理液を効果的に吹き飛ばすことができるように、特に基
板が第1気体吹付手段の気体吹き付け位置に進入する際
に最適となる角度に保たれ、第2気体吹付手段は、基板
の後部の特に後端部に付着している処理液を効果的に吹
き飛ばす角度に設定される。すなわち、本請求項に記載
の発明によれば、従来に較べて基板の乾燥を効果的に行
うことができる。
【0016】請求項4に係る基板乾燥装置は、請求項1
から3のいずれかに記載の基板乾燥装置において、第2
気体吹付手段の気体の吐出量が第1気体吹付手段の気体
の吐出量よりも多い。ここでは、基板から概ね処理液を
除去するための第1気体吹付手段は比較的少ない気体の
吐出量に設定し、最終的な基板からの処理液の除去を行
うための第2気体吹付手段は比較的多い気体の吐出量に
設定している。これによって、より効果的に処理液を基
板から除去することができ、基板の後部に残留する処理
液の量が抑えられる。
【0017】請求項5に係る基板乾燥装置は、請求項1
から4のいずれかに記載の基板乾燥装置において、搬送
手段は、第2気体吹付手段により基板の後部に気体が吹
き付けられている時の基板の搬送速度が、第1気体吹付
手段の気体吹き付け位置に基板が進入する際の搬送速度
よりも遅くなるように制御される。ここでは、第1気体
吹付手段による気体の吹き付け位置を通るときよりも第
2気体吹付手段による気体の吹き付け位置を通るときの
ほうが、基板の搬送速度が遅くなる。言い換えれば、第
1気体吹付手段による気体の吹き付け位置を通るときよ
りも第2気体吹付手段による気体の吹き付け位置を通る
ときのほうが、基板が単位面積あたりに受ける気体の吐
出量が相対的に多くなる。これにより、第1及び第2気
体吹付手段の気体の吐出量の比よりも、基板が第1及び
第2気体吹付手段から受ける気体の量の比が特に基板の
後部において大きくなり、第1及び第2気体吹付手段の
気体の吐出量にあまり差をつけなくても第2気体吹付手
段による基板への気体吹き付けの量を増やすことができ
る。
【0018】したがって、基板から概ね処理液を除去す
るときの第1気体吹付手段による気体の量を比較的少な
く設定し、最終的に基板から処理液を除去するときの第
2気体吹付手段による気体の量を比較的多く設定するこ
とが容易である。これによって、より効果的に処理液を
基板から除去することが可能となり、基板の後部に残留
する処理液の量を抑えることができる。
【0019】請求項6に係る基板乾燥装置は、搬送手段
と、第1液体除去手段と、第2液体除去手段とを備えて
いる。搬送手段は基板を搬送する。第1液体除去手段
は、搬送される基板に付着している処理液を概ね除去す
る。第2液体除去手段は、付着していた処理液が第1液
体除去手段によって概ね除去された基板を乾燥させる。
ここでは、第1液体除去手段によって概ね基板に付着し
ている処理液を除去するため、第2液体除去手段による
乾燥処理を概ね処理液が除去された基板の乾燥に特化す
ることができる。例えば、基板の後端面等第1液体除去
手段では除去しきれない部分を乾燥させるのに適した条
件で、第2液体除去手段によって基板を乾燥させること
ができる。このように、第1液体除去手段を基板からの
処理液の概ねの除去に、第2液体除去手段を概ね処理液
が除去された基板の乾燥に特化させることで、処理液の
除去及び乾燥を効果的に行っている。
【0020】請求項7に係る基板乾燥装置は、請求項6
に記載の基板乾燥装置において、第1液体除去手段は、
基板を傾斜姿勢に保持する基板保持手段である。また、
第2液体除去手段は、基板に対して気体を吹き付ける気
体吹付手段である。ここでは、第1液体除去手段におい
て、基板を傾斜姿勢にすることで基板から大半の処理液
を除去させており、第2液体除去手段においては、気体
の吹き付けによって基板を乾燥させている。第1液体除
去手段では、重力を利用して基板から処理液を除去して
おり、気体の吹き付け等を行う手段に較べてランニング
コストが抑えられる。
【0021】請求項8に係る基板乾燥装置は、請求項7
に記載の基板乾燥装置において、第2液体除去手段が基
板に対して吹き付ける気体の向きは、基板の表面に対し
て50゜以上の角度を有している。ここでは、処理液が
残留しやすい基板の端面(搬送方向に対して垂直な面)
に付着している処理液を効果的に除去するため、第2液
体除去手段の気体吹き付けの方向が基板の表面に対して
大きな角度(50゜以上)を持つようにしている。これ
により、基板の後端面に効果的に気体を吹き付けること
ができ、基板の端面と付着している処理液との間に気体
が入り込みやすくなり、処理液の除去及び基板の乾燥の
度合いが向上する。
【0022】請求項9に係る基板乾燥装置は、処理液が
付着している基板に気体を吹き付けることによって処理
液を基板から吹き飛ばし基板を乾燥させる基板乾燥装置
において、搬送手段と、気体吹付手段と、変更手段とを
備えている。搬送手段は基板を搬送する。気体吹付手段
は、搬送される基板に対して気体を吹き付ける。変更手
段は、気体吹付手段の基板に対する距離、及び気体吹付
手段の基板に対する角度の少なくとも一方を基板の搬送
に従って変更する。
【0023】従来においては、気体吹付手段が1つであ
っても複数であっても、基板に対する気体の吹き付け
量、基板までの距離、基板に対する角度は1通りであ
る。したがって、基板の前部に対しても基板の後部に対
しても同じ条件で気体が吹き付けられている。本請求項
に記載の発明では、気体吹付手段によって基板に付着し
ている処理液の厚みが小さくなること、基板の後端には
処理液が吹き飛ばされないで残留しやすいことに鑑み、
気体吹付手段の基板に対する距離、及び気体吹付手段の
基板に対する角度の少なくとも一方を基板の搬送に従っ
て変更する。これにより、搬送される基板の各部に対し
て、それぞれ効果的に処理液を除去できる条件で気体を
吹き付けることができる。すなわち、本請求項に記載の
発明によれば、基板から効果的に処理液を除去すること
が可能となる。
【0024】請求項10に係る基板乾燥装置は、請求項
9に記載の基板乾燥装置において、気体吹付手段の基板
に対する距離、及び気体吹付手段の基板に対する角度の
少なくとも一方が、搬送される基板の前端に対して気体
吹付手段により気体が吹き付けられ始めてから搬送され
る基板の後端に対して気体吹付手段により気体が吹き付
けられ始めるまでの間に変更される。
【0025】ここでは、搬送される基板の前端に対して
気体吹付手段により気体が吹き付けられる前は、気体吹
付手段により気体が吹き付けられる位置への基板の進入
時に最適な条件に気体吹付手段の基板に対する距離や気
体吹付手段の基板に対する角度が設定される。また、搬
送される基板の前端に対して気体吹付手段により気体が
吹き付けられた後は、基板の後部、特に基板の後端面の
処理液の除去に適した条件に気体吹付手段の基板に対す
る距離や気体吹付手段の基板に対する角度が設定変更さ
れる。これにより、基板の各部に付着している処理液を
効果的に除去することが可能となる。
【0026】請求項11に係る基板乾燥装置は、請求項
9又は10に記載の基板乾燥装置において、さらに気体
吹付手段の気体の吐出量を基板の搬送に従って変更する
ことができる。ここでは、基板の各部に対して、それぞ
れに適した気体の量を吹き付けることができるため、よ
り効果的にランニングコストを抑えて基板から処理液を
除去することができる。
【0027】請求項12に係る基板乾燥装置は、請求項
9から11のいずれかに記載の基板乾燥装置において、
さらに搬送手段による基板の搬送速度を基板の搬送に従
って変更することができる。ここでは、基板の各部に対
して、それぞれに適した気体の吹き付け時間を確保する
ことができるようになり、より効果的に基板から処理液
を除去することができる。
【0028】請求項13に係る基板乾燥方法は、第1気
体吹付工程と、第2気体吹付工程とを備えている。第1
気体吹付工程では、基板に対して気体を吹き付ける。第
2気体吹付工程では、第1気体吹付工程後に、基板に対
して気体を吹き付ける。また、第2気体吹付工程におい
ては、基板に対して第1気体吹付工程のときよりも基板
に近い位置から気体を吹き付ける、あるいは、基板に対
して第1気体吹付工程のときよりも基板の表面と角度を
持った状態で気体を吹き付ける、あるいは、基板に対し
て第1気体吹付工程のときよりも基板に近い位置から第
1気体吹付工程のときよりも基板の表面と角度を持った
状態で気体を吹き付ける。
【0029】ここでは、単に気体吹付工程を複数設ける
のではなく、第1気体吹付工程を経た基板にはあまり処
理液が付着しておらず、また基板の後部に処理液が残留
しやすいことに鑑み、第2気体吹付工程の基板に対する
条件を第1気体吹付工程の条件と異なるものにしてい
る。具体的には、第1気体吹付工程を経た基板にはあま
り処理液が付着していないことから第2気体吹付工程で
は第1気体吹付工程のときよりも基板に近い位置から気
体を吹き付けること、及び基板の後端面に処理液が残留
しやすいことから第2気体吹付工程では基板に対して第
1気体吹付工程のときよりも基板の表面と角度を持った
状態で気体を吹き付けることのうち少なくとも一方を第
2気体吹付工程において採用する。これにより、基板か
らの処理液の除去を効果的に行うことができる。
【0030】請求項14に係る基板乾燥装置は、処理液
が付着した基板に気体吹付手段によって気体を吹き付け
ることで処理液を搬送されている基板から吹き飛ばして
基板を乾燥させる基板乾燥方法において、気体吹付手段
の基板に対する距離、気体吹付手段の基板に対する角
度、気体吹付手段の気体の吐出量、及び基板の搬送速度
の各条件のうち少なくとも1つを、搬送される基板の前
端に対して気体吹付手段により気体が吹き付けられ始め
てから搬送される基板の後端に対して気体吹付手段によ
り気体が吹き付けられ始めるまでの間に変更する。
【0031】従来においては、気体吹付手段が1つであ
っても複数であっても、基板に対する気体の吹き付け
量、基板までの距離、基板に対する角度は1通りであ
る。したがって、基板の前部に対しても基板の後部に対
しても同じ条件で気体が吹き付けられている。本請求項
に記載の方法では、気体吹付手段によって基板に付着し
ている処理液の厚みが小さくなること、基板の後部には
処理液が吹き飛ばされないで残留しやすいことに鑑み、
気体吹付手段の基板に対する距離、気体吹付手段の基板
に対する角度、気体吹付手段の気体の吐出量、及び基板
の搬送速度の各条件のうち少なくとも1つを基板の搬送
に従って変更することができるようにしている。これに
より、搬送される基板の各部に対して、それぞれ効果的
に処理液を除去できる条件で気体を吹き付けることがで
きる。すなわち、本請求項に記載の発明によれば、基板
から効果的に処理液を除去することが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の一実施
形態である基板乾燥装置20を含む洗浄装置1を、図1
に示す。洗浄装置1は、搬入されてきた基板に対して洗
浄及び乾燥を施して搬出する装置であり、搬送ローラ5
と、洗浄ノズル15が収容されている洗浄チャンバー2
と、基板乾燥装置20が収容されている乾燥チャンバー
3とから構成されている。
【0033】基板Wは、洗浄チャンバー2の搬入口12
から搬入され、搬送ローラ5によって水平姿勢で保持さ
れつつ洗浄チャンバー2内を図1の矢印Aの方向(以
下、基板搬送方向という。)に搬送される。洗浄チャン
バー2内を搬送されている基板Wに対しては、複数の洗
浄ノズル15から洗浄液が噴射され、上下両面の洗浄が
行われる。この後、基板Wは搬送ローラ5によって両チ
ャンバー2,3の連結口22を通って乾燥チャンバー3
に送られる。乾燥チャンバー3では、搬送ローラ5によ
って搬送されている基板Wに対して、第1エアーナイフ
25,26及び第2エアーナイフ27,28から気体が
吹き付けられる。これにより、基板Wに付着していた洗
浄液が吹き飛ばされて、基板Wが乾燥する。このように
洗浄及び乾燥処理が行われた基板Wは、搬出口23から
搬出される。
【0034】搬送ローラ5は、基板Wを水平に保持する
とともに図1の矢印Aの方向へ所定の速度で搬送する搬
送手段であり、図示しない制御手段の制御により搬送速
度を変更することができる。この搬送ローラ5は、図示
しないチェーン等を介してモータに連結されている。洗
浄チャンバー2内に配備された洗浄ノズル15は、搬送
ローラ5により搬送される基板Wの上方及び下方にそれ
ぞれ複数設けられ、基板Wの上下両面に向けて純水等の
洗浄液を吹き付ける。洗浄チャンバー2は、洗浄ノズル
15から吹き付けられた洗浄液が外に飛散することを防
止し、また外から洗浄チャンバー2内にパーティクルが
侵入することを防止する。また、洗浄チャンバー2に
は、洗浄チャンバー2内の空気を図示しない排気手段に
より排気するとともに洗浄チャンバー2内を流下する洗
浄液を排水するための第1排気口14が下部に設けられ
ている。
【0035】乾燥チャンバー3内の基板乾燥装置20
は、乾燥チャンバー3内の搬送ローラ5と、第1エアー
ナイフ(第1気体吹付手段)25,26と、第2エアー
ナイフ(第2気体吹付手段)27,28とから構成され
ている。また、乾燥チャンバー3には、乾燥チャンバー
3内の空気を図示しない排気手段により排気するととも
に乾燥チャンバー3内で吹き飛ばされた洗浄液を排水す
るための第2排気口24が下部に設けられている。
【0036】第1エアーナイフ25,26は、それぞれ
搬送される基板Wの上方及び下方に配置されており、基
板Wの上面及び下面に向けて空気、窒素等の気体を噴射
して、この気体の圧力により基板Wに付着している洗浄
液を吹き飛ばすものである。第2エアーナイフ27,2
8は、第1エアーナイフ25,26の基板搬送方向下流
側に配置されており、基板Wの上面及び下面に気体を噴
射する。
【0037】第1エアーナイフ25,26及び第2エア
ーナイフ27,28は、ほぼ同じ形状であり、その先端
が先細り形状に形成された板部材が互いに向かい合うよ
うに重ね合わされ一体となっている。また、第1エアー
ナイフ25,26及び第2エアーナイフ27,28は、
図2に示すように、基板搬送方向(図2の矢印A)に直
交する方向に対して、平面的に傾斜を有している。ま
た、第1エアーナイフ25,26及び第2エアーナイフ
27,28は、それぞれ先端部にスリット状に形成され
た吐出口を備え、図示しない気体供給源から供給された
気体を帯状に噴射する。
【0038】気体供給源と第1エアーナイフ25,26
及び第2エアーナイフ27,28とを結ぶ配管には流量
調節弁31,32が設けられており(図2参照)、第1
エアーナイフ25,26に流れる流量よりも第2エアー
ナイフ27,28に流れる流量が多くなるように流量調
節弁31,32が調整されている。具体的には、第1エ
アーナイフ25,26には基板Wの幅100mmあたり
80〜200リットル/min,第2エアーナイフ2
7,28には基板Wの幅100mmあたり80〜250
リットル/minの気体が流れるように設定される。
【0039】図3に第1エアーナイフ25,26の先端
部付近の拡大図を、図4に第2エアーナイフ27,28
の先端部付近の拡大図を示す。矢印V25,V26は第
1エアーナイフ25,26の気体の吹き付け方向を、矢
印V27,V28は第2エアーナイフ27,28の気体
の吹き付け方向を表す。図3に示すように、第1エアー
ナイフ25,26の気体吹付方向と基板Wの表面とのな
す角度は(r1)であり、図4に示すように、第2エア
ーナイフ27,28の気体吹付方向と基板Wの表面との
なす角度は(r2)である。そして、図1、図3及び図
4に示すように、 (r2)>(r1) に設定される。具体的には、 30゜<(r1)<70゜,50゜<(r2)<90゜ の範囲で設定され、本実施形態では、 (r1)=50゜,(r2)=70゜ である。
【0040】また、第1エアーナイフ25,26の吐出
口から基板Wの表面までの距離は(s1)であり、第2
エアーナイフ27,28の吐出口から基板Wの表面まで
の距離は(s2)である。この(s1)及び(s2)
は、0.5〜4.0mmの間で、 (s2)<(s1) に設定される。
【0041】次に、基板乾燥装置20による基板Wに付
着している洗浄液の除去について詳述する。洗浄処理を
終え乾燥チャンバー3に送られてきた基板Wは、図3に
示すように、0.7mm〜1.1mm程度の厚みである
基板Wの主として上面Wsに数mmの厚みの洗浄液Cが
付着している。この基板Wが第1エアーナイフ25,2
6によって気体が吹き付けられている位置に進入する
と、洗浄液Cは基板Wの後部へと押し流されて基板Wの
後端から吹き飛ばされる。但し、第1エアーナイフ2
5,26が基板Wに対してあまり角度を有していないこ
と及び基板Wから比較的離れた位置から気体を吹き付け
ていることから、図4に示すように、洗浄液Cが基板W
の後端面Weに残留しがちである。
【0042】基板Wは、第1エアーナイフ25,26に
続いて第2エアーナイフ27,28からも気体の吹き付
けを受ける。第2エアーナイフ27,28の位置に基板
Wが搬送されてくるときには、第2エアーナイフ27,
28の位置にある基板Wの部分は既に第1エアーナイフ
25,26によって概ね洗浄液Cが除去されている。特
に基板Wの上面Wsには殆ど洗浄液Cは残留していな
い。
【0043】そして、基板Wの後端が第1エアーナイフ
25,26による気体の吹き付け位置を過ぎると、第2
エアーナイフ27,28近傍の搬送ローラ5Rの搬送速
度が減速する。かかる制御は、基板後端部の位置を図示
しないセンサによって検出し、その検出結果に基づいて
前記制御手段が第2エアーナイフ27,28近傍の搬送
ローラ5Rを駆動するモータを制御することにより為さ
れる。
【0044】第1エアーナイフ25,26は、主とし
て、基板Wの上面Wsに付着している洗浄液Cを除去す
る。第1エアーナイフ25,26は、第2エアーナイフ
27,28に較べて気体吹き付けの方向が基板搬送方向
に対して角度を持っていないため、洗浄液Cを基板Wの
後方に押し流すのに適した気体の流れを基板Wの気体吹
き付け位置への進入前から発生させる。したがって、大
量の洗浄液Cが第1エアーナイフ25,26によって基
板Wから除去される。
【0045】第2エアーナイフ27,28は、主とし
て、第1エアーナイフ25,26による気体の吹き付け
を受けた後にも基板Wの後端面Weに残留する洗浄液C
(図4参照)を除去する。ここでは、第2エアーナイフ
27,28の基板Wに対する角度が第1エアーナイフ2
5,26に較べて大きいこと、及び第2エアーナイフ2
7,28の基板Wとの距離が第1エアーナイフ25,2
6に較べて短いことから、第1エアーナイフ25,26
では吹き飛ばせなかった洗浄液Cを第2エアーナイフ2
7,28によって吹き飛ばすことができる。
【0046】また、第2エアーナイフ27,28の気体
の吹き付け量が第1エアーナイフ25,26の気体の吹
き付け量よりも多く設定されているため、第2エアーナ
イフ27,28の洗浄液Cの除去能力が高い。さらに、
第2エアーナイフ27,28により基板Wの後部に気体
が吹き付けられている時の基板Wの搬送速度が、第1エ
アーナイフ25,26による基板Wへの気体吹き付け位
置への基板Wの進入時の搬送速度よりも遅くなるように
制御されている。したがって、基板Wの後部が第2エア
ーナイフ27,28から気体の吹き付けを受ける時間が
長くなり、より効果的に洗浄液Cが基板Wの後部から除
去され、基板Wの後部に残留する洗浄液Cをほぼ完全に
除去することができる。
【0047】[第2実施形態]上記第1実施形態におい
ては基板Wを水平状態で搬送しているが、これを傾斜状
態で搬送させることによって1段目のエアーナイフを省
略することが可能である。この実施形態を以下に説明す
る。本発明の第2実施形態である基板乾燥装置120を
含む洗浄装置101を、図5に示す。洗浄装置101
は、搬送ローラ105と、洗浄ノズル115が収容され
ている洗浄チャンバー102と、基板乾燥装置120が
収容されている乾燥チャンバー103とから構成されて
いる。
【0048】基板Wは、洗浄チャンバー102において
洗浄ノズル115により洗浄された後に、乾燥チャンバ
ー103に送られる。乾燥チャンバー103では、搬送
ローラ105によって搬送されている基板Wに対して、
エアーナイフ127,128から気体が吹き付けられ
る。これにより、基板Wに付着していた洗浄液が吹き飛
ばされて、基板Wが乾燥する。
【0049】搬送ローラ105は、基板Wを搬送方向に
対して左右側に水平面から傾斜した状態に保持する(図
6参照)基板保持手段であるととともに、図5の矢印A
の方向へ基板Wを搬送する搬送手段である。この搬送ロ
ーラ105は、サポート部材141,142を介して鉛
直方向に延びている乾燥チャンバー103の側壁121
に支持されており、水平面に対して4〜6゜の範囲で傾
いている。
【0050】洗浄チャンバー102及び洗浄ノズル11
5については、第1実施形態の洗浄チャンバー2及び洗
浄ノズル15と同様である。乾燥チャンバー103内の
基板乾燥装置120は、乾燥チャンバー103内の搬送
ローラ105と、エアーナイフ127,128とから構
成されている。エアーナイフ127,128は、それぞ
れ搬送される基板Wの上方及び下方に配置されており、
基板Wの上面及び下面に向けて空気、窒素等の気体を噴
射して、この気体の圧力により基板Wに付着している洗
浄液を吹き飛ばす。エアーナイフ127,128は、ほ
ぼ同じ形状であり、その先端が先細り形状に形成された
板部材が互いに向かい合うように重ね合わされ一体とな
っている。また、エアーナイフ127,128は、基板
搬送方向に直交する方向に対して平面的に傾斜を有して
いるとともに、図6に示すように水平面に対しても傾斜
を有している。水平面に対するエアーナイフ127,1
28の傾斜は、水平面に対する搬送ローラ105の傾
斜、すなわち搬送ローラ105に支持される基板Wの水
平面に対する傾斜と等しい。このエアーナイフ127,
128には図示しない気体供給源から気体が供給され、
先端部に設けられているスリット状の吐出口から帯状に
気体が噴射される。
【0051】図7にエアーナイフ127,128の先端
部付近の拡大図を示す。矢印V127,V128はエア
ーナイフ127,128の気体の吹き付け方向を表す。
エアーナイフ127,128の気体吹付方向と基板Wの
表面とのなす角度は(r2)である。この(r2)は、 (r2)>50゜ に設定される。本実施形態では、(r2)=70゜であ
る。
【0052】また、エアーナイフ127,128の吐出
口から基板Wの表面までの距離は(s2)であり、この
(s2)は、0.5〜4.0mmの間に設定される。次
に、基板乾燥装置120による基板Wに付着している洗
浄液の除去について詳述する。洗浄処理を終え乾燥チャ
ンバー103に送られてきた基板Wがエアーナイフ12
7,128によって気体が吹き付けられている位置に進
入するときには、基板Wが搬送ローラ105により傾斜
した状態で搬送されてくるため、基板Wから概ね洗浄液
Cは流れ落ちて除去された状態である。
【0053】基板Wは、エアーナイフ127,128か
ら気体の吹き付けを受けながら搬送されると、洗浄液C
が基板Wの後部に押し流されて図7に示す状態となる。
そして、基板Wの後部及び後端面Weがエアーナイフ1
27,128から気体の吹き付けを受けると、基板Wの
後端面Weに付着している洗浄液Cが除去される。ここ
では、エアーナイフ127,128の基板Wに対する角
度が70゜と大きいこと、及びエアーナイフ127,1
28の基板Wとの距離が0.5〜4.0mmと短いこと
から、基板Wの後端面Weに付着している洗浄液Cを効
果的に除去することができる。特に、エアーナイフ12
7,128の基板Wに対する角度を大きくしたことによ
って、基板Wの後端面Weと洗浄液Cとの間に気体が入
り込みやすくなり、洗浄液Cの除去及び基板Wの乾燥の
度合いが向上している。
【0054】このように、基板Wを傾斜状態に保持する
ことにより基板Wに付着している洗浄液Cを概ねを除去
するため、エアーナイフ127,128による処理を概
ね洗浄液Cが除去された基板Wの乾燥に特化することが
できている。すなわち、エアーナイフ127,128を
基板Wの後端面Weなどの洗浄液Cが残留しがちな部分
を乾燥させるのに適した条件に設定することができ、基
板Wに付着した洗浄液Cの除去及び乾燥を効果的に行う
ことができている。
【0055】また、基板Wを傾斜状態に保持し重力を利
用して基板Wから洗浄液Cを除去しており、ランニング
コストが抑えられている。 [第3実施形態]本発明の第3実施形態である基板乾燥
装置220を含む洗浄装置201を、図8に示す。な
お、以降の説明において第1実施形態と同一又は同様な
部材の符号は同一符号を付すものとする。洗浄装置20
1は、搬入されてきた基板に対して洗浄及び乾燥を施し
て搬出する装置であり、搬送ローラ5と、洗浄チャンバ
ー2と、基板乾燥装置220が収容されている乾燥チャ
ンバー203とから構成されている。
【0056】基板Wは、搬入口12から搬入され、搬送
ローラ5によって水平姿勢で保持されつつ図8の矢印A
の方向に搬送される。洗浄チャンバー2内を搬送されて
いる基板Wに対しては、複数の洗浄ノズル15から洗浄
液が噴射され、上下両面の洗浄が行われる。この後乾燥
チャンバー203に送られると、基板Wは、エアーナイ
フ225,226のよって気体が吹き付けられる。これ
により、基板Wに付着していた洗浄液が吹き飛ばされ
て、基板Wが乾燥する。搬送ローラ5、洗浄チャンバー
2、及び洗浄ノズル15については、第1実施形態と同
様である。
【0057】乾燥チャンバー203は、基板Wから吹き
飛ばされた洗浄液が外に飛散すること、また、外から乾
燥チャンバー203内にパーティクルが侵入することを
防止する。また、乾燥チャンバー203は、仕切り壁2
03aによって、エアーナイフ225,226の気体吹
き付け位置よりも基板搬送方向上流側の第1空間Sp1
と基板搬送方向下流側の第2空間Sp2とに仕切られて
いる。
【0058】乾燥チャンバー203の第2空間Sp2に
は、上方からエアフィルター204を通って空気が取り
入れられる(図8の矢印参照)。また、第1空間Sp1
の下部には排気口203b及び排水口203dが、第2
空間Sp2の下部には排気口203c及び排水口203
eが設けられている。これにより、乾燥チャンバー20
3内にダウンフローが発生し基板Wの上方におけるパー
ティクルの浮遊が抑えられる。また、エアーナイフ22
5,226によって基板Wから吹き飛ばされた洗浄液は
第1空間Sp1において霧状のミストとなって浮遊する
が、仕切り壁203aの存在により、霧状のミストが第
2空間Sp2に回り込み難くなり、乾燥されて第2空間
Sp2内を搬送される基板Wへのミストの付着が抑えら
れる。
【0059】乾燥チャンバー203内の基板乾燥装置2
20は、乾燥チャンバー203内の搬送ローラ205
と、エアーナイフ(気体吹付手段)225,226とか
ら構成されている。エアーナイフ225,226は、そ
れぞれ搬送される基板Wの上方及び下方に配置されてお
り、基板Wの上面及び下面に向けて気体を噴射して、こ
の気体の圧力により基板Wに付着している洗浄液を吹き
飛ばす。エアーナイフ225,226は、その先端が先
細り形状に形成された板部材が互いに向かい合うように
重ね合わされ一体となっている。また、エアーナイフ2
25,226は、基板搬送方向に直交する方向に対し
て、平面的に傾斜を有している。また、エアーナイフ2
25,226の先端部に設けられたスリット状の吐出口
からは、図示しない気体供給源から供給された気体が帯
状に噴射される。
【0060】このエアーナイフ225,226は、基板
Wの搬送位置によって姿勢が制御されるものであり、図
12に示すように、乾燥チャンバー203の側壁等に軸
支される回転軸O1,O2を中心として回転可能であ
る。そして、エアーナイフ225,226の回転軸O
1,O2よりも基板W側の部分が電動あるいは油圧のシ
リンダー261,262によって移動させられ、エアー
ナイフ225,226の基板Wに対する角度が変化す
る。基板Wがエアーナイフ225,226による気体吹
き付け位置に進入してくるときには、エアーナイフ22
5,226は後述する第1姿勢となるように制御され、
基板Wの後部がエアーナイフ225,226による気体
吹き付け位置を通過するときには、エアーナイフ22
5,226は後述する第2姿勢となるように制御され
る。なお、エアーナイフ225,226が回転軸O1,
O2を中心として回転することにより、エアーナイフ2
25,226の基板Wに対する角度が変化するととも
に、エアーナイフ225,226の基板Wまでの距離も
変化する。
【0061】図10にエアーナイフ225,226の第
1姿勢の時の先端部付近の拡大図を、図11にエアーナ
イフ225,226の第2姿勢の時の先端部付近の拡大
図を示す。矢印Va225,Va226はエアーナイフ
225,226の第1姿勢時の気体の吹き付け方向を、
矢印Vb225,Vb226はエアーナイフ225,2
26の第2姿勢時の気体の吹き付け方向を表す。図10
に示すように、Va225,Va226と基板Wの表面
とのなす角度は(r1)であり、図11に示すように、
矢印Vb225,Vb226と基板Wの表面とのなす角
度は(r2)である。そして、図8〜図11に示すよう
に、 (r2)>(r1) に設定される。具体的には、 30゜<(r1)<70゜,50゜<(r2)<90゜ の範囲で設定され、本実施形態では、 (r1)=50゜,(r2)=70゜ である。
【0062】また、第1姿勢時のエアーナイフ225,
226の吐出口から基板Wの表面までの距離は(s1)
であり、第2姿勢時のエアーナイフ225,226の吐
出口から基板Wの表面までの距離は(s2)である。こ
の(s1)及び(s2)は、0.5〜4.0mmの間
で、 (s2)<(s1) に設定される。
【0063】次に、基板乾燥装置220による基板Wに
付着している洗浄液の除去について詳述する。洗浄処理
を終え乾燥チャンバー203に送られてきた基板Wは、
図10に示すように、0.7mm〜1.1mm程度の厚
みである基板Wの主として上面Wsに数mmの厚みの洗
浄液Cが付着している。この基板Wが第1姿勢のエアー
ナイフ225,226によって気体が吹き付けられてい
る位置に進入すると、洗浄液Cは基板Wの後部へと押し
流され始める。
【0064】基板Wの前部がエアーナイフ225,22
6の気体吹き付けの位置を通り過ぎると、エアーナイフ
225,226は、図8及び図10に示す第1姿勢から
図9及び図11に示す第2姿勢に姿勢変換する。また、
同時にエアーナイフ225,226近傍の搬送ローラ5
Rの搬送速度が減速する。かかる制御は、第1実施形態
と同様に、図示しない制御手段が図示しないセンサの検
出結果に基づき、エアーナイフ225,226近傍の搬
送ローラ5Rを駆動するモータとシリンダー261,2
62とを制御することにより為される。
【0065】第2姿勢となったエアーナイフ225,2
26により、洗浄液Cは引き続き基板Wの後部へと押し
流される。基板Wの後端面We付近に気体が吹き付けら
れる時には、図11に示すような状態となる。ここで
は、基板Wの前部から押し流されてきた洗浄液は概ね基
板Wの後端から吹き飛ばされて、基板Wの後端面We及
びその付近に洗浄液が残留している状態である。そし
て、基板Wの後端面Weに付着している洗浄液Cに第2
姿勢のエアーナイフ225,226により気体が吹き付
けられ、洗浄液Cが除去される。
【0066】ここでは、第1姿勢のエアーナイフ22
5,226は、第2姿勢のエアーナイフ225,226
に較べて気体吹き付けの方向が基板搬送方向に対して角
度を持っていないため、洗浄液Cを基板Wの後方に押し
流すのに適した気体の流れを基板Wの気体吹き付け位置
への進入前から発生させる。また、第2姿勢のエアーナ
イフ225,226の基板Wに対する角度が第1姿勢の
エアーナイフ225,226に較べて大きいこと、及び
第2姿勢のエアーナイフ225,226の基板Wとの距
離が第1姿勢のエアーナイフ225,226に較べて短
いことから、基板Wの後端面Weに付着している洗浄液
Cを効果的に吹き飛ばすことができる。
【0067】また、第2姿勢時のエアーナイフ225,
226により基板Wの後部に気体が吹き付けられている
時の基板Wの搬送速度が第1姿勢時のエアーナイフ22
5,226により基板Wに気体が吹き付けられている時
の基板Wの搬送速度よりも遅く制御されている。したが
って、基板Wの後部が第2姿勢のエアーナイフ225,
226から気体の吹き付けを受ける時間が長くなり、よ
り効果的に洗浄液Cが基板Wの後部から除去され、基板
Wの後部に残留する洗浄液Cの量が小さくなっている。
【0068】さらに、第2姿勢時のエアーナイフ22
5,226の気体の吹き付け量を第1姿勢時のエアーナ
イフ225,226の気体の吹き付け量よりも多く設定
すれば、より基板Wの後端面Weに付着している洗浄液
Cを除去することができる。 [他の実施形態]上記第3実施形態では、図12に示す
ようにエアーナイフ225,226を回転軸O1,O2
を中心として回転させて基板Wに対する角度及び基板W
までの距離を変化させているが、基板Wに対する角度だ
けを変化させたい場合には、図13に示すようにエアー
ナイフ225,226を回転軸O3,O4を中心として
回転させることができる。
【0069】また、エアーナイフ225,226の基板
Wまでの距離だけを変化させたい場合には、シリンダー
を鉛直方向に配置して移動させることができる。
【0070】
【発明の効果】本発明では、第2気体吹付手段は第1気
体吹付手段よりも基板に近い位置から気体を吹き付ける
こと、及び第2気体吹付手段は基板に対して第1気体吹
付手段よりも基板の表面と角度を持った状態で気体を吹
き付けることのうち少なくとも一方を採用しているた
め、基板からの処理液の除去、特に基板の後部(後端
部)からの処理液の除去を効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による基板乾燥装置を含
む洗浄装置の縦断面図。
【図2】乾燥チャンバーの上面図。
【図3】第1エアーナイフの先端部付近拡大図。
【図4】第2エアーナイフの先端部付近拡大図。
【図5】本発明の第2実施形態による基板乾燥装置を含
む洗浄装置の縦断面図。
【図6】図5のVI−VI断面図。
【図7】第2実施形態のエアーナイフの先端部付近拡大
図。
【図8】本発明の第3実施形態による基板乾燥装置を含
む洗浄装置の縦断面図。
【図9】第2姿勢時のエアーナイフを含む洗浄装置の縦
断面図。
【図10】第1姿勢時のエアーナイフの先端部付近拡大
図。
【図11】第2姿勢時のエアーナイフの先端部付近拡大
図。
【図12】エアーナイフの姿勢変換機構図。
【図13】他の実施形態におけるエアーナイフの姿勢変
換図。
【図14】従来の乾燥状態図。
【符号の説明】
5 搬送ローラ(搬送手段) 20,120,220 基板乾燥装置 25,26 第1エアーナイフ(第1気体
吹付手段) 27,28 第2エアーナイフ(第2気体
吹付手段) 105 搬送ローラ(搬送手段兼基
板保持手段) 127,128 エアーナイフ(気体吹付手
段) 225,226 エアーナイフ(気体吹付手
段)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理液が付着している基板に気体を吹き付
    けることによって処理液を基板から吹き飛ばし基板を乾
    燥させる基板乾燥装置において、 基板を搬送する搬送手段と、 搬送される基板に対して気体を吹き付ける第1気体吹付
    手段と、 前記第1気体吹付手段の基板搬送方向下流側に設けら
    れ、搬送される基板に対して前記第1気体吹付手段より
    も基板に近い位置から気体を吹き付ける第2気体吹付手
    段と、を備えた基板乾燥装置。
  2. 【請求項2】処理液が付着している基板に気体を吹き付
    けることによって処理液を基板から吹き飛ばし基板を乾
    燥させる基板乾燥装置において、 基板を搬送する搬送手段と、 搬送される基板に対して気体を吹き付ける第1気体吹付
    手段と、 前記第1気体吹付手段の基板搬送方向下流側に設けら
    れ、搬送される基板に対して気体を吹き付ける第2気体
    吹付手段と、を備え、 前記第2気体吹付手段の気体を吹き付ける方向と基板の
    表面とがなす角度は、前記第1気体吹付手段の気体を吹
    き付ける方向と基板の表面とがなす角度よりも大きい、
    基板乾燥装置。
  3. 【請求項3】処理液が付着している基板に気体を吹き付
    けることによって処理液を基板から吹き飛ばし基板を乾
    燥させる基板乾燥装置において、 基板を搬送する搬送手段と、 搬送される基板に対して気体を吹き付ける第1気体吹付
    手段と、 前記第1気体吹付手段の基板搬送方向下流側に設けら
    れ、搬送される基板に対して前記第1気体吹付手段より
    も基板に近い位置から気体を吹き付ける第2気体吹付手
    段と、を備え、 前記第2気体吹付手段の気体を吹き付ける方向と基板の
    表面とがなす角度は、前記第1気体吹付手段の気体を吹
    き付ける方向と基板の表面とがなす角度よりも大きい、
    基板乾燥装置。
  4. 【請求項4】前記第2気体吹付手段の気体の吐出量が前
    記第1気体吹付手段の気体の吐出量よりも多い、請求項
    1から3のいずれかに記載の基板乾燥装置。
  5. 【請求項5】前記搬送手段は、前記第2気体吹付手段に
    より基板の後部に気体が吹き付けられている時の基板の
    搬送速度が、前記第1気体吹付手段の気体吹き付け位置
    に基板が進入する際の搬送速度よりも遅くなるように制
    御される、請求項1から4のいずれかに記載の基板乾燥
    装置。
  6. 【請求項6】基板を搬送する搬送手段と、 搬送される基板に付着している処理液を概ね除去する第
    1液体除去手段と、 付着していた処理液が前記第1液体除去手段によって概
    ね除去された基板を乾燥させる第2液体除去手段と、を
    備えた基板乾燥装置。
  7. 【請求項7】前記第1液体除去手段は、基板を傾斜姿勢
    に保持する基板保持手段であり、 前記第2液体除去手段は、基板に対して気体を吹き付け
    る気体吹付手段である、請求項6に記載の基板乾燥装
    置。
  8. 【請求項8】前記第2液体除去手段が基板に対して吹き
    付ける気体の向きは、基板の表面に対して50゜以上の
    角度を有している、請求項7に記載の基板乾燥装置。
  9. 【請求項9】処理液が付着している基板に気体を吹き付
    けることによって処理液を基板から吹き飛ばし基板を乾
    燥させる基板乾燥装置において、 基板を搬送する搬送手段と、 搬送される基板に対して気体を吹き付ける気体吹付手段
    と、 前記気体吹付手段の基板に対する距離、及び前記気体吹
    付手段の基板に対する角度の少なくとも一方を基板の搬
    送に従って変更する変更手段と、を備えた基板乾燥装
    置。
  10. 【請求項10】前記気体吹付手段の基板に対する距離、
    及び前記気体吹付手段の基板に対する角度の少なくとも
    一方が、搬送される基板の前端に対して前記気体吹付手
    段により気体が吹き付けられ始めてから搬送される基板
    の後端に対して前記気体吹付手段により気体が吹き付け
    られ始めるまでの間に変更される、請求項9に記載の基
    板乾燥装置。
  11. 【請求項11】さらに前記気体吹付手段の気体の吐出量
    を基板の搬送に従って変更することのできる、請求項9
    又は10に記載の基板乾燥装置。
  12. 【請求項12】さらに前記搬送手段による基板の搬送速
    度を基板の搬送に従って変更することのできる、請求項
    9から11のいずれかに記載の基板乾燥装置。
  13. 【請求項13】基板に対して気体を吹き付ける第1気体
    吹付工程と、 前記第1気体吹付工程後に、基板に対して気体を吹き付
    ける第2気体吹付工程と、を備え、 前記第2気体吹付工程において、基板に対して前記第1
    気体吹付工程のときよりも基板に近い位置から気体を吹
    き付ける、あるいは、基板に対して前記第1気体吹付工
    程のときよりも基板の表面と角度を持った状態で気体を
    吹き付ける、あるいは、基板に対して前記第1気体吹付
    工程のときよりも基板に近い位置から前記第1気体吹付
    工程のときよりも基板の表面と角度を持った状態で気体
    を吹き付ける、基板乾燥方法。
  14. 【請求項14】処理液が付着した基板に気体吹付手段に
    よって気体を吹き付けることで処理液を搬送されている
    基板から吹き飛ばして基板を乾燥させる基板乾燥方法に
    おいて、 前記気体吹付手段の基板に対する距離、前記気体吹付手
    段の基板に対する角度、前記気体吹付手段の気体の吐出
    量、及び基板の搬送速度の各条件のうち少なくとも1つ
    を、搬送される基板の前端に対して前記気体吹付手段に
    より気体が吹き付けられ始めてから搬送される基板の後
    端に対して前記気体吹付手段により気体が吹き付けられ
    始めるまでの間に変更する、基板乾燥方法。
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