JPH11203779A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JPH11203779A
JPH11203779A JP10185221A JP18522198A JPH11203779A JP H11203779 A JPH11203779 A JP H11203779A JP 10185221 A JP10185221 A JP 10185221A JP 18522198 A JP18522198 A JP 18522198A JP H11203779 A JPH11203779 A JP H11203779A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライトデータのパルスの振幅低下を招くこと
なく、ライトデータの転送速度を高速化したディスク装
置を提供する。 【解決手段】 ディスクアッセンブリ外に、パラレルデ
ータよりなるライトデータを出力するHDA外記録再生
回路321を設けるとともに、そのパラレルデータより
なるライトデータを受け取ってシリアルデータに変換す
るパラレル・シリアル変換回路301と、シリアルデー
タに変換されたライトデータに基づいてヘッド105に
供給する記録電流の極性を切り換えるライトアンプ10
4と、ヘッド105により検知されたリード信号を増幅
するプリアンプ106とを備えたHDA内記録再生回路
315をディスクアッセンブリ内に設け、少なくともH
DA外記録再生回路321からHDA内記録再生回路3
15へライトデータを高速にパラレル伝送するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置さら
にはコンピュータ等の外部記憶装置であるハードディス
ク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータ等の計算機にお
ける外部記憶装置としてハードディスク装置が使用され
ている。このハードディスク装置は、コンピュータ本体
の高性能化および使用されるソフトウェアのプログラム
サイズの増大にともなって、ますます大容量化されてい
る。従って、ディスク装置の記録密度も飛躍的に増大し
ており、それにともなってデータ転送速度の高速化の重
要性が高まっている。
【0003】図10には、従来の一般的な磁気ディスク
装置の構成がブロック図として示されている。磁気ディ
スク装置には、複数枚のディスク81、それらディスク
81を回転させるスピンドルモータ(SPM)82、先
端に磁気ヘッド83を備えたキャリッジ84、およびそ
のキャリッジ84を回転させるボイスコイルモータ(V
CM)85等が設けられている。それらディスク81、
スピンドルモータ82、磁気ヘッド83、キャリッジ8
4およびボイスコイルモータ85は、ベースおよびカバ
ーよりなるケース内に収納されており、封止されたヘッ
ドディスクアッセンブリ(HDA)80(ディスクエン
クロージャー(DE)ともいう)を構成している。
【0004】そして、キャリッジ84、またはキャリッ
ジ84とディスクアッセンブリ(HDA)80外のプリ
ント回路基板との間に接続されたフレキシブルプリント
サーキットシートには、ライトアンプおよびプリアンプ
からなるヘッドIC86が設けられている。ライトアン
プは、磁気ヘッド83に供給する記録電流の極性をライ
トデータに従って切り換えるようになっている。プリア
ンプは、磁気ヘッド83により検知された再生電圧(リ
ード信号)を増幅するようになっている。このヘッドI
C86は、ディスクアッセンブリ(HDA)80内に設
けられている。
【0005】また、磁気ディスク装置には、ディスクア
ッセンブリ(HDA)80のケースの底面にプリント回
路基板が外付けされている。このプリント回路基板はコ
ネクタを介してディスクアッセンブリ(HDA)80の
ケース内の前記フレキシブルプリントサーキットシート
に接続されている。この外付けのプリント回路基板上に
は、HDC回路(ハードディスクコントローラ)70、
バッファ回路71、リードチャネル回路72、サーボ復
調回路73、VCM駆動回路74、SPM駆動回路7
5、DSP回路(ディジタルシグナルプロセッサ)76
およびMCU回路(マイクロコントロールユニット)7
7が設けられている。
【0006】HDC回路70は、コンピュータ本体等の
上位装置のCPU(中央処理装置)9との間で各種コマ
ンドやデータの授受等を行うインタフェース(図示省
略)の制御を行う。また、HDC回路70は、ディスク
上の記録再生のためのフォーマットを制御する制御信号
を発生させる。バッファ回路71は、CPU9から送ら
れてきたライトデータ(書込みデータ)およびディスク
から読み出されたリードデータを一時的に記憶するよう
になっている。
【0007】リードチャネル回路72は、ライトデータ
をディスクに記録するための変調回路や、パラレルのラ
イトデータをシリアルデータに変換するパラレル・シリ
アル変換回路や、リードデータをディスクより再生する
ための復調回路や、シリアルのリードデータをパラレル
データに変換するシリアル・パラレル変換回路などを備
えている。
【0008】サーボ復調回路73は、ディスクに記録さ
れた位置決め用のサーボパターンをピークホールドや積
分等により復調するようになっている。VCM駆動回路
74は、ボイスコイルモータ85に駆動電流を流すため
のパワーアンプを備えている。SPM駆動回路75は、
スピンドルモータ82に駆動電流を流すためのパワーア
ンプを備えている。
【0009】DSP回路76は、磁気ヘッド83の位置
決め用のサーボ回路を制御するためのマイクロプロセッ
サを備えている。そして、DSP回路76は、メモリに
記憶されたプログラムに従ってサーボ復調回路73から
出力される位置信号の認識や、VCM駆動回路74の駆
動電流の制御や、SPM駆動回路75の駆動電流制御に
よる磁気ディスク回転数の制御等を行うようになってい
る。
【0010】MCU回路77は、メモリに記憶されたプ
ログラムに従って、HDC回路70の制御や、DSP回
路76の制御や、バッファ回路71の制御等を行うよう
になっている。
【0011】このような構成のディスク装置において
は、ライトデータは、ケース外の前記プリント回路基板
上に設けられたリードチャネル回路72から、フレキシ
ブルプリントサーキットシートを介して、ヘッドIC8
6内のライトアンプに転送される。そして、そのライト
データのパルスの立上りおよび立下りは、そのままディ
スクに記録される。
【0012】従って、ライトデータのパルスの立上りお
よび立下りは、急峻でかつ正確にリードチャネル回路7
2からライトアンプに伝送されなければならない。その
ため、従来は、ライトデータを差動平衡型のシリアルデ
ータとしてライトアンプに伝送している。
【0013】また、ライトアンプの手前にパラレル・シ
リアル変換器を設け、そのパラレル・シリアル変換器に
至るまでの伝送経路においてはライトデータをパラレル
データで伝送し、パラレル・シリアル変換器にてライト
データをシリアルデータに変換してライトアンプに供給
する提案がなされている(特開平9−55023号)。
この特開平9−55023号に開示された発明において
は、ライトデータの記録タイミングを補正する記録タイ
ミング補正回路であるライトコンペンセーション回路が
パラレル・シリアル変換器の手前に設けられているた
め、ライトコンペンセーション回路はパラレルデータを
取り扱う回路として構成されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すような構成の装置では、キャリッジ84の可動性
を確保するため、また、ケース外にデータ伝送するた
め、ライトデータの伝送に供されるフレキシブルプリン
トサーキットシートが長くなっている。従って、近時の
ようにライトデータの転送速度が高速化してパルス幅が
狭小になると、リードチャネル回路72からライトアン
プに到達するまでにライトデータのパルスの振幅が低下
してしまう。それによって、ディスクにおけるデータの
記録位置(ライトパルスの立ち上がり立ち下がり位置)
が不正確になって再生マージンを劣化させ、データの信
頼度が低下してしまう虞がある。
【0015】また上記特開平9−55023号公開公報
に開示された発明では、ライトコンペンセーション回路
がパラレルデータ用の回路であるため、その構成が複雑
であり、回路規模が大きくなってしまうだけでなく、動
作時の発熱量も著しく多くなる虞があるという欠点があ
る。
【0016】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、従来よりも高速でデータ転送を行うこと
ができるようにされた記憶装置、特にライトデータのパ
ルスの振幅低下を招くことなく、ライトデータの転送速
度を高速化した記憶装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る記憶装置
は、ケース内に少なくとも記憶媒体、該記憶媒体に対す
るデータの書込みおよび読出しを行うためのヘッド、並
びに前記記憶媒体および前記ヘッドを駆動するモータが
収納されてなる記憶装置において、前記ケース外に設け
られ、かつパラレルデータよりなるライトデータを出力
する外部記録回路と、前記ケース内に設けられ、かつ前
記外部記録回路により供給されたパラレルデータよりな
るライトデータを受け取る内部記録回路と、を有し、該
内部記録回路は、少なくとも、受け取ったパラレルデー
タよりなるライトデータをシリアルデータに変換するパ
ラレル・シリアル変換回路と、シリアルデータに変換さ
れたライトデータの書込みタイミングをずらすライトコ
ンペンセーション回路と、書込タイミングが調整された
シリアルのライトデータに基づいて前記ヘッドに供給す
る記録電流の極性を切り換えるライトアンプと、で構成
されてなることを特徴とする。
【0018】請求項1記載の発明によれば、ケース内に
パラレルでデータを受け取ることができる内部記録回路
が設けられているため、ライトアンプとその前段回路と
の間のシリアル伝送経路が、従来の磁気ディスク装置に
おけるライトアンプとその前段回路との間のシリアル伝
送経路に比べて、著しく短くなるので、パルス幅を広げ
てパルスの振幅を補償することなく高速でライトデータ
を転送することができる。
【0019】また、請求項1記載の発明によれば、ケー
ス外の外部記録回路とケース内の内部記録回路との間の
伝送経路の長く引き出す必要のある部分においてデータ
がパラレル伝送されるため、パルスの幅を広げてパルス
の振幅を補償することなく高速でライトデータを転送す
ることができる。
【0020】さらに、請求項1記載の発明によれば、パ
ラレル・シリアル変換回路とライトアンプとの間にライ
トコンペンセーション回路が設けられているため、ライ
トコンペンセーション回路に入力するデータおよびライ
トコンペンセーション回路から出力するデータはシリア
ルデータであるので、ライトコンペンセーション回路
を、シリアルデータを取り扱う回路で構成すればよい。
従ってライトコンペンセーション回路として、現在実施
されているシリアルデータ用のライトコンペンセーショ
ン回路を用いることができる。
【0021】請求項2に係る記憶装置は、請求項1の発
明において、前記内部記録回路は、さらに、前記パラレ
ル・シリアル変換回路により変換されたシリアルデータ
を符号化するエンコーダ回路を含んでなることを特徴と
する。
【0022】請求項2記載の発明によれば、ライトアン
プと、エンコーダ回路を含むライトアンプの前段回路と
の間のシリアル伝送経路が、ケース内に納まるので、従
来の磁気ディスク装置におけるライトアンプとその前段
回路との間のシリアル伝送経路に比べて、著しく短くな
る。また、ケース外の外部記録回路とケース内の内部記
録回路との間の伝送経路の長い部分において、データが
パラレル伝送されるので、パルスの振幅が低下すること
なく高速でライトデータを転送することができる。
【0023】請求項3に係る記憶装置は、請求項1また
は2の発明において、前記ライトコンペンセーション回
路は、書込みタイミングをずらすことによって、波形干
渉によるピークシフトを予め補償する回路であることを
特徴とする。
【0024】請求項3記載の発明によれば、ライトアン
プと、ライトコンペンセーション回路を含むライトアン
プの前段回路との間のシリアル伝送経路が、ケース内に
納まるので、従来の磁気ディスク装置におけるライトア
ンプとその前段回路との間のシリアル伝送経路に比べ
て、著しく短くなるとともに、ケース外の外部記録回路
とケース内の内部記録回路との間の伝送経路の長い部分
において、データがパラレル伝送されるので、パルスの
幅を広げてパルスの振幅を補償することなく高速でライ
トデータを転送することができる。
【0025】請求項4に係る記憶装置は、請求項1〜3
のいずれか一つの発明において、さらに、ケース内に内
部再生回路を有するとともに、ケース外に外部再生回路
を有し、前記内部再生回路は、前記ヘッドにより検知さ
れたリード信号を増幅するプリアンプと、前記プリアン
プにより増幅されたリード信号を復号化するデコーダ回
路と、復号化されたシリアルデータよりなるリードデー
タをパラレルデータに変換して前記外部再生回路に出力
するシリアル・パラレル変換回路と、で、少なくとも構
成されてなることを特徴とする。
【0026】請求項4記載の発明によれば、外部再生回
路と内部再生回路との間の伝送経路においてデータがパ
ラレル伝送されるため、ライトデータのみならずリード
データも高速で転送することができる。
【0027】請求項5に係る記憶装置は、請求項1の発
明において、前記内部記録回路は、PRML検出方式で
構成するとともに、再生時にリードデータに対して行わ
れる等化演算の逆の演算を、前記パラレル・シリアル変
換回路により変換されたシリアルデータに対して予め行
うプリコーダ回路を含んでなることを特徴とする。
【0028】請求項5記載の発明によれば、ライトアン
プと、プリコーダ回路を含むライトアンプの前段回路と
の間のシリアル伝送経路が、ケース内に納まるので、従
来の磁気ディスク装置におけるライトアンプとその前段
回路との間のシリアル伝送経路に比べて、著しく短くな
るとともに、ケース外の外部記録回路とケース内の内部
記録回路との間の伝送経路の長い部分において、データ
がパラレル伝送されるので、パルス幅を広げてパルスの
振幅を補償することなく高速でライトデータを転送する
ことができる。
【0029】請求項6に係る記憶装置は、請求項1また
は5の発明において、前記内部記録回路は、PRML検
出方式で構成するとともに、前記ライトコンペンセーシ
ョン回路は、書込みタイミングをずらすことによって、
記憶媒体に生じる非線形記録歪みを予め補償する回路で
あることを特徴とする。
【0030】請求項6記載の発明によれば、ライトアン
プと、ライトコンペンセーション回路を含むライトアン
プの前段回路との間のシリアル伝送経路が、ケース内に
納まるので、従来の磁気ディスク装置におけるライトア
ンプとその前段回路との間のシリアル伝送経路に比べ
て、著しく短くなるとともに、ケース外の外部記録回路
とケース内の内部記録回路との間の伝送経路の長い部分
において、データがパラレル伝送されるので、パルスの
幅を広げてパルスの振幅を補償することなく高速でライ
トデータを転送することができる。
【0031】請求項7に係る記憶装置は、請求項1、5
または6のいずれか一つの発明において、前記内部記録
回路は、PRML検出方式で構成するとともに、さら
に、ケース内に内部再生回路を有し、またケース外に外
部再生回路を有し、前記内部再生回路は、前記プリアン
プにより増幅されたリード信号に対して等化演算を行う
イコライザ回路と、等化演算がなされたシリアルデータ
よりなるリードデータをパラレルデータに変換して前記
外部再生回路に出力するシリアル・パラレル変換回路
と、で少なくとも構成されてなることを特徴とする。
【0032】請求項7記載の発明によれば、外部再生回
路と内部再生回路との間の伝送経路においてデータがパ
ラレル伝送されるため、ライトデータのみならずリード
データも高速で転送することができる。
【0033】請求項8に係る記憶装置は、請求項1〜7
のいずれか一つの発明において、前記内部記録回路は、
さらに、書込み用のタイミング信号となるクロック信号
を生成するシンセサイザ回路を含んでなることを特徴と
する。
【0034】請求項8記載の発明によれば、書込み用の
クロック信号の伝送経路も、ケース内に収納すること
で、従来よりも著しく短くなるので、クロック信号もよ
り高周波数化することができ、より一層ライトデータを
高速で転送することができる。
【0035】請求項9に係る記憶装置は、請求項1〜8
のいずれか一つの発明において、前記内部記録回路およ
び/または内部再生回路を構成する回路の一部または全
部が、前記ヘッドを保持するキャリッジ上に設けられて
いることを特徴とする。
【0036】請求項9記載の発明によれば、ライトアン
プとその前段回路との間のシリアル伝送経路が従来より
も著しく短くなるとともに、外部記録回路から内部記録
回路までデータがパラレル伝送されるので、ヘッドにラ
イトデータを高速で転送することができる。また、内部
記録回路を構成する回路の一部または全部からヘッドま
での伝送経路を短くすることができ、ライトデータ転送
の信頼性および高速転送が可能になる。
【0037】請求項10に係る記憶装置は、請求項1〜
8のいずれか一つの発明において、前記内部記録回路お
よび/または内部再生回路を構成する回路の一部または
全部が、前記ヘッドを保持するキャリッジと前記外部記
録回路および/または前記外部再生回路との間に接続さ
れ、かつ前記ケース内に設けられたフレキシブルプリン
ト回路基板上に設けられていることを特徴とする。
【0038】請求項10記載の発明によれば、ライトア
ンプとその前段回路との間のシリアル伝送経路が従来よ
りも著しく短くなるとともに、外部記録回路から内部記
録回路までデータがパラレル伝送されるので、ヘッドに
ライトデータを高速で転送することができる。また、内
部記録回路を構成する回路の一部または全部からヘッド
までの伝送経路を短くすることができ、ライトデータ転
送の信頼性および高速転送が可能になる。
【0039】請求項11に係る記憶装置は、請求項9ま
たは10の発明において、前記内部記録回路および/ま
たは内部再生回路は、単一の半導体チップで形成されて
いることを特徴とする。
【0040】請求項11記載の発明によれば、外部記録
および/または外部再生回路と内部記録および/または
内部再生回路の構成を簡略化し、ケース内の収納を場所
をとらず行うことができ、また、チップ内に納めること
で、チップ外のノイズに対して強くでき、小型で、か
つ、高信頼な記憶装置が得られる。
【0041】請求項12に係る記憶装置は、ケース内に
少なくとも記憶媒体、該記憶媒体に対するデータの書込
みおよび読出しを行うためのヘッド、並びに前記記憶媒
体および前記ヘッドを駆動するモータが収納されてなる
記憶装置において、前記ケース外に設けられ、かつパラ
レルデータよりなるライトデータをシリアルデータに変
換して出力する外部記録回路と、前記ケース内に設けら
れ、かつ前記外部記録回路により供給されたシリアルデ
ータよりなるライトデータを受け取る内部記録回路と、
を有し、該内部記録回路は、受け取ったライトデータパ
ルスの立ち上がり立ち下がりを補正する補正回路と、増
幅されたライトデータに基づいて前記ヘッドに供給する
記録電流の極性を切り換えるライトアンプと、で構成さ
れてなることを特徴とする。
【0042】請求項12記載の発明によれば、内部記録
回路内のアンプにより、ケース外の外部記録回路とケー
ス内の内部記録回路との間の伝送距離の長いシリアル伝
送の場合においてライトデータの劣化したパルスの立ち
上がり立ち下がりタイミングが伝送途中で再生して送出
するので、高速でライトデータを転送することができ
る。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る記憶装置の
実施の形態について図1〜図9を参照しつつ詳細に説明
する。
【0044】(実施の形態1)ディスク装置1は、例え
ば磁気ディスク装置の一種であり、パーソナルコンピュ
ータ等の計算機における不揮発性の外部記憶装置である
ハードディスク装置である。このディスク装置1は、図
1に示す展開図のように、ヘッドディスクアッセンブリ
(以下、HDAと称する)10、ベース2の底面にプリ
ント回路基板5が外付けされた構成となっている。
【0045】HDA10のケース内およびケースに外付
けされたプリント回路基板5にはそれぞれデータの記録
再生回路が設けられている。HDA10のケース内の記
録再生回路(以下、ケース内でデータの記録または再生
を行う回路の総称としてHDA内記録再生回路と称す
る)とプリント回路基板5の記録再生回路(以下、ケー
ス外でデータの記録または再生を行う回路の総称として
HDA外記録再生回路と称する)とはフレキシブルプリ
ントサーキットシート(以下、FPCと称する)4およ
びコネクタ50(これと嵌合するHDA裏面のコネクタ
は図には表れていない)を介して電気的に接続されてい
る。
【0046】そして、図示しないコンピュータ本体等の
上位装置から送られてきたパラレルのライトデータはH
DA外記録再生回路で受け取られて所定の処理が行われ
た後、パラレルデータのままFPC4を介してHDA内
記録再生回路へ送られる。HDA内記録再生回路に入力
されたパラレルデータは、そこでシリアルデータに変換
されてディスク12に書き込まれる。
【0047】HDA10は、ベース2、カバー3および
パッキン6により封止されてなるケース内に、FPC
4、スピンドルモータ11、そのスピンドルモータ11
によって回転させられる複数枚のディスク12、データ
リード/ライト用のヘッド13およびキャリッジ14が
組み立てられて収納されてできている。キャリッジ14
上にはヘッドIC15が取り付けられている。
【0048】一方、FPC4の、支持板20により支持
された部分には、特にその数を限定しないが例えば2個
のIC21,22が実装されている。これらIC15,
21,22およびFPC4上に設けられたその他の電子
部品(図示省略)はFPC4を介して相互に電気的に接
続されている。HDA内記録再生回路は、これらIC1
5,21,22およびFPC4上の他の電子部品(図示
省略)により構成されている。
【0049】外付けプリント回路基板5にはIC51お
よびその他の電子部品が実装されており、HDA外記録
再生回路やサーボ制御回路等の種々の周辺回路が構成さ
れている。電源が投入されると、スピンドルモータが回
転し、所定の回転数になると、ヘッドがディスク上を浮
上する。また、各種回路等の初期設定がなされた後、上
位装置からのコマンド待ち状態となる。
【0050】図2には、この磁気ディスク装置1のデー
タ記録および再生に関連した部分の回路構成がブロック
図として示されている。この磁気ディスク装置1では、
上述したようにHDA10内および外付けプリント回路
基板5上にそれぞれHDA内記録再生回路115および
HDA外記録再生回路121が設けられている。ここで
HDA内記録再生回路115は内部記録回路および内部
再生回路としての機能を有しており、またHDA外記録
再生回路121は外部記録回路および外部再生回路とし
ての機能を有している。
【0051】なお、図2においては、書込みと読出しの
データに関する伝送路のみが示されており、パラレルデ
ータの伝送路は相対的に太い実線で、またシリアルデー
タの伝送路は相対的に細い実線でそれぞれ示されている
(図4〜図9においても同じ)。
【0052】また、この実施の形態1の磁気ディスク装
置1では、図2に示すように、ヘッドを介してディスク
から読み出されたリードデータも、HDA内記録再生回
路115からHDA外記録再生回路121へパラレルで
伝送されるようになっている。図2に示す例では、デー
タの記録再生方式として1/7コード等のピーク検出方
式を採用した場合について説明する。
【0053】HDA外記録再生回路121は、データ転
送回路122、パラレルデータ変換回路123およびシ
ンセサイザ回路124を備えている。データ転送回路1
22は、コンピュータ本体等の上位装置の中央処理装置
(以下、CPUと称する)9から送られてきたパラレル
のライトデータをパラレルデータ変換回路123へ転送
するとともに、パラレルデータ変換回路123から送ら
れてきたパラレルのリードデータをCPU9へ転送す
る。
【0054】パラレルデータ変換回路123は、必要に
応じてライトデータおよびリードデータを所定のフォー
マットのパラレルデータに変換してHDA内記録再生回
路115およびデータ転送回路122に出力するように
なっている。シンセサイザ回路124は、書込み時のタ
イミング信号となるクロック信号を生成してそのクロッ
ク信号をHDA外記録再生回路121およびHDA内記
録再生回路115の各部に出力する。
【0055】HDA内記録再生回路115は、パラレル
・シリアル変換回路101、エンコーダ回路102、ラ
イトコンペンセーション回路103およびライトアンプ
104を含むデータ記録回路を備えている。パラレル・
シリアル変換回路101は、HDA外記録再生回路12
1から送られてきたパラレルのライトデータをシリアル
データに変換する。エンコーダ回路102は、パラレル
・シリアル変換回路101により変換されたシリアルの
ライトデータを1/7コード等の所定形式のコードに符
号化するようになっている。
【0056】ライトコンペンセーション回路103は、
エンコーダ回路102から送られてきたコードについて
ピークシフトを予め補正するようになっている。ライト
アンプ104は、ライトコンペンセーション回路103
から送られてきた符号化されたライトデータに基づいて
ヘッド105の記録電流の極性を切り換えるようになっ
ている。
【0057】ライトコンペンセーション回路103内お
よびライトアンプ104内のいずれか一方には、NRZ
I(No Return to Zero Inter
leave)様式で記録するための図示省略するFF
(Flip Flop)が設けられている。それによっ
てそのFFよりも後段においては、ライトデータの周波
数は1/2になっている。
【0058】また、HDA内記録再生回路115は、プ
リアンプ106、AGC(自動利得制御)回路107、
ローパスフィルタ(LPF)108、パルス化回路10
9、位相同期回路(VFO回路)110、デコーダ回路
111およびシリアル・パラレル変換回路112を含む
データ再生回路を備えている。プリアンプ106は、ヘ
ッド105で検知した再生電圧(リード信号)の増幅を
行う。
【0059】AGC回路107は、プリアンプ106で
増幅されたリード信号の振幅が一定となるように利得の
自動制御を行う。ローパスフィルタ108は、AGC回
路107により一定の振幅を有するようにされたリード
信号から不要な高周波ノイズを除去する。パルス化回路
109は、ローパスフィルタ108により高周波ノイズ
が除去されたリード信号をピークに対応したパルスに変
換してシリアルのリードデータを生成するようになって
いる。
【0060】位相同期回路110は、パルス化回路10
9により生成されたリードデータに同期化させるPLL
(位相ロックループ)回路からなる。デコーダ回路11
1は、クロック信号に同期した例えば1/7コードのリ
ードデータを復号化する。シリアル・パラレル変換回路
112は、デコーダ回路111により復号化されたリー
ドデータを例えば2ビットないし1バイトのパラレルデ
ータに変換してHDA外記録再生回路121に出力する
ようになっている。
【0061】前記データ転送回路122とCPU9と
は、例えば1バイトないし2バイトの所定幅のデータバ
スで接続されている。そして、データ転送回路122
は、特に図示しないが、所定のバイトのデータを一時的
に記憶するバッファ部と、その入来するデータの受信制
御を行う制御部とを備えている。
【0062】前記パラレルデータ変換回路123は、デ
ータ転送回路122から送られてきたライトデータを受
け取り、必要に応じてそのデータを例えば2ビットない
し1バイトのパラレルデータに変換するようになってい
る。また、パラレルデータ変換回路123は、HDA内
記録再生回路115から送られてきたリードデータを受
け取り、必要に応じてそのデータを例えば1バイトのパ
ラレルデータに変換するようになっている。
【0063】なお、パラレルデータ変換回路123は、
パラレルデータのビット数の変換が不要な装置の場合に
は省略されるので、図2では破線で示した(図4〜図9
においても同じ)。パラレルデータ変換回路123が省
略された場合には、データ転送回路122とHDA内記
録再生回路115との間で直接ライトデータおよびリー
ドデータの授受が行われる。
【0064】前記シンセサイザ回路124は、水晶振動
子等を用いた発振回路の周波数を逓倍することにより、
書込み用のタイミング信号(ライトクロック)を生成す
るようになっている。
【0065】前記データ転送回路122とパラレルデー
タ変換回路123との間、パラレルデータ変換回路12
3とパラレル・シリアル変換回路101およびシリアル
・パラレル変換回路112との間は、それぞれデータバ
スで接続されている。
【0066】前記ライトコンペンセーション回路103
は、波形干渉によるピークシフトを予め補償しておくた
めに設けられる回路であり、書込みタイミングを書き込
みビットに対応して所定量遅延させるようになってい
る。
【0067】図2に磁気ディスク装置の回路動作につい
て、上位装置からライトコマンドが来た場合を説明す
る。その際、ヘッドはディスク上の目標のトラックに移
動し、位置付けられる。バス幅が例えば1バイトないし
2バイトのデータバスを介して、上位装置であるコンピ
ュータ本体等のCPU9よりこの磁気ディスク装置にラ
イトデータが送られてくると、その送られてきたライト
データは、磁気ディスク装置のケースの外に設けられた
HDA外記録再生回路121のデータ転送回路122で
受け取られる。そのデータ転送回路122において、ラ
イトデータは内部のバッファ部で一時的に記憶保持され
る。
【0068】データ転送回路122のバッファ部に記憶
されたライトデータは、所定のタイミングでパラレルデ
ータ変換回路123に送られ、例えば2ビットないし1
バイトのパラレルデータに変換される。その際、タイミ
ング信号は、例えばシンセサイザ回路124により供給
される。所定のビット数のパラレルデータに変換された
ライトデータは、所定のバス幅の外部データバスを介し
てHDA内記録再生回路115のパラレル・シリアル変
換回路101に送られる。
【0069】パラレルデータ変換回路123が設けられ
ていない場合には、ライトデータは、データ転送回路1
22から外部データバスを介してHDA内記録再生回路
115のパラレル・シリアル変換回路101に直接送ら
れる。ここまでは、ライトデータはパラレルデータであ
る。
【0070】HDA内記録再生回路115のパラレル・
シリアル変換回路101に送られたライトデータ(パラ
レルデータ)は、パラレル・シリアル変換回路101に
おいてシリアルデータに変換される。以後、ライトデー
タは、シリアルデータとして処理される。
【0071】シリアルデータに変換されたライトデータ
は、パラレル・シリアル変換回路101からエンコーダ
回路102に送られる。そして、ライトデータは、この
エンコーダ回路102において、例えば1/7コードに
変換された後、ライトコンペンセーション回路103に
出力される。
【0072】ライトコンペンセーション回路103で
は、エンコーダ回路102において符号化されたライト
データのピークシフトの補正が予め行われる。補正後の
ライトデータはライトアンプ104へ送られる。
【0073】ライトアンプ104では、ライトコンペン
セーション回路103から送られてきたライトデータに
基づいてヘッド105の記録電流の極性が切り換えられ
る。複数のヘッドから選択されたヘッドに記録電流が所
定のタイミングで供給されることによって、ディスクの
目標のトラックの目標のセクタにライトデータが記録さ
れる。
【0074】つぎに、上位装置からリードコマンドが発
行され、ディスクに記録されたデータを読み出す際の回
路動作について説明する。その際、ヘッドはディスク上
の目標トラックに移動し、位置付けられる。目標のセク
タから所定のタイミングで、記録データに対応した再生
電圧がヘッドにより検知されると、その再生電圧はリー
ド信号としてプリアンプ106により増幅される。その
増幅されたリード信号は、AGC回路107に送られ
る。
【0075】AGC回路107では、プリアンプ106
から送られてきたリード信号の利得が自動的に制御され
て、リード信号の振幅が一定にされる。この利得の制御
が行われたリード信号はローパスフィルタ108に送ら
れる。
【0076】ローパスフィルタ108に送られてきたリ
ード信号は、ローパスフィルタ108を通過する際のフ
ィルタ作用により、不要な高周波成分が除去された信号
となる。この高周波ノイズが除去されたリード信号は、
パルス化回路109に送られる。
【0077】パルス化回路109では、ローパスフィル
タ108から送られてきたリード信号がピークに対応し
たパルスに変換され、それによってリードデータ(シリ
アルデータ)が生成される。生成されたシリアルのリー
ドデータは位相同期回路(VFO回路)110へ送られ
る。位相同期回路(VFO回路)110に送られたリー
ドデータは、クロック信号に同期化したリードデータと
なり、デコーダ回路111に送られる。
【0078】デコーダ回路111では、位相同期回路
(VFO回路)110から送られきた例えば1/7コー
ドのリードデータの復号化が行われる。そして、復号化
されたリードデータはシリアル・パラレル変換回路11
2に送られる。ここまでは、リードデータはシリアルデ
ータである。
【0079】シリアル・パラレル変換回路112では、
復号化されたシリアルのリードデータが例えば2ビット
ないし1バイトのパラレルデータに変換される。以後、
リードデータは、パラレルデータとして処理される。そ
のパラレルのリードデータは、外部データバスを介して
HDA外記録再生回路121に出力される。
【0080】HDA外記録再生回路121に送られてき
た例えば2ビットないし1バイトのパラレルのリードデ
ータは、パラレルデータ変換回路123において、例え
ば1バイトのパラレルデータに変換される。この変換さ
れたパラレルデータは、例えば1バイトのバス幅を有す
る内部バスを介してデータ転送回路122に送られる。
【0081】パラレルデータ変換回路123が設けられ
ていない場合には、HDA内記録再生回路115のシリ
アル・パラレル変換回路112から外部データバスを介
してデータ転送回路122に、例えば2ビットないし1
バイトのパラレルのリードデータが直接送られる。デー
タ転送回路122に送られたパラレルのリードデータ
は、データ転送回路122内のバッファ部で一時的に記
憶保持された後、1バイトまたは2バイトのデータ単位
で上位装置であるコンピュータ等のCPU9に送られ
る。
【0082】実施の形態1によれば、HDA10のケー
ス内に、エンコーダ回路102、ライトコンペンセーシ
ョン回路103およびライトアンプ104を設けたた
め、エンコーダ回路102およびライトコンペンセーシ
ョン回路103を含むライトアンプ前段回路とライトア
ンプ104との間のシリアル伝送経路がHDA10のケ
ース内のFPC4の配線の一部で構成されるので、従来
のHDAのケース外のプリント回路基板上に実装された
リードチャネルIC内の記録再生回路とHDAのケース
内のライトアンプとの間のシリアル伝送経路に比べて、
本実施の形態のライトアンプ前段回路とライトアンプ1
04との間のシリアル伝送経路は著しく短くなり、パル
スの振幅が低下することなく高速でライトデータを転送
することができる。
【0083】また、実施の形態1によれば、HDA外記
録再生回路121とHDA内記録再生回路115との間
の伝送経路の長い部分を複数ビットのパラレル伝送と
し、ライトデータをパラレル伝送するようにしたため、
パルスの振幅が低下することなく高速でライトデータを
転送することができる。
【0084】さらに、実施の形態1によれば、HDAの
ケース内に、プリアンプ106、AGC回路107、ロ
ーパスフィルタ108、パルス化回路109、位相同期
回路110およびデコーダ回路111を設け、HDAの
ケース外の再生回路との間を複数ビットのパラレル伝送
とし、リードデータをパラレル伝送するようにしたた
め、リードデータも高速で転送することができる。
【0085】また、実施の形態1によれば、ライトコン
ペンセーション回路103として既に開発済みのシリア
ルデータ用の回路を用いることができるので、ライトコ
ンペンセーション回路103の新たな開発等が不要であ
り、またライトコンペンセーション回路103の動作の
安定性が確保され、ライトコンペンセーション回路10
3、およびそれを含むHDA内記録再生回路115、さ
らにはディスク装置1全体の信頼性が高まる。さらにシ
リアルデータ用のライトコンペンセーション回路103
の構成は、例えば特開平9−55023号公報に開示さ
れたパラレルデータ用のライトコンペンセーション回路
(記録タイミング補正回路)に比べて回路構成が簡素で
あるため、コストがかからない、発熱量が少ない、ライ
トコンペンセーション回路103を有するICチップ等
の小型化がはかれるという利点がある。
【0086】なお、上記実施の形態1においては、HD
A内記録再生回路115にエンコーダ回路102が設け
られており、そのエンコーダ回路102においてシリア
ルのライトデータを符号化するとしたが、これに限ら
ず、エンコーダ回路102を設ける代わりに、HDA内
記録再生回路115の外部、例えばHDA外記録再生回
路121の内部にエンコーダ回路を設けてもよい。この
場合には、パラレルのライトデータを符号化した後、H
DA内記録再生回路115内のパラレル・シリアル変換
回路101によりシリアルデータに変換するようにすれ
ばよい。
【0087】また、上記実施の形態1においては、図1
に示すように、HDA内記録再生回路115を構成する
IC15およびIC21,22は、キャリッジ14およ
びFPC4上に実装されているとしたが、これに限ら
ず、例えば図3に示す磁気ディスク装置100のよう
に、HDA内記録再生回路を単一のIC23に集積し、
それを例えばキャリッジ14上に取り付けるようにして
もよい。なお、図3では、IC23を明示するために便
宜上FPC4の一部が破断して示されている。
【0088】(実施の形態2)図4には、磁気ディスク
装置のデータ記録および再生に関連した部分の回路構成
の実施の形態2がブロック図として示されている。図4
に示す磁気ディスク装置の回路構成が、図2に示す実施
の形態1の磁気ディスク装置の回路構成と異なるのは、
以下の4点である。
【0089】すなわち、第1の点は、データ再生回路が
HDA外記録再生回路に含まれることである。第2の点
は、リードデータがHDA内記録回路215からHDA
外記録再生回路221にシリアルのリード信号として転
送されるようになっていることである。第3の点は、シ
リアル・パラレル変換回路に相当する回路が、HDA外
記録再生回路221に含まれていることである。第4の
点は、シンセサイザ回路224が、HDA内記録回路2
15に含まれていることである。ここでHDA内記録回
路215は内部記録回路としての機能を有しており、ま
たHDA外記録再生回路221は外部記録回路および外
部再生回路としての機能を有している。なお、上記実施
の形態1と同一の構成については、同じ符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。
【0090】図4に示す例では、データの記録再生方式
として1/7コード等のピーク検出方式を採用してい
る。HDA外記録再生回路221は、データ転送回路1
22、パラレルデータ変換回路123、AGC回路20
7、ローパスフィルタ(LPF)208、パルス化回路
209、位相同期回路(VFO回路)210、デコーダ
回路211およびシリアル・パラレル変換回路212を
備えている。
【0091】AGC回路207、ローパスフィルタ20
8、パルス化回路209、位相同期回路210、デコー
ダ回路211およびシリアル・パラレル変換回路212
は、データ再生回路を構成している。AGC回路207
は、HDA内記録回路215のプリアンプ106から送
られてきたシリアルのリード信号の振幅が一定となるよ
うに利得の自動制御を行う。ローパスフィルタ(LP
F)208は、AGC回路207により一定の振幅を有
するようにされたリード信号から不要な高周波ノイズを
除去する。
【0092】パルス化回路209は、ローパスフィルタ
208により高周波ノイズが除去されたリード信号をピ
ークに対応したパルスに変換してシリアルのリードデー
タを生成する。位相同期回路(VFO回路)210は、
パルス化回路209により生成されたリードデータを同
期化させるPLL回路からなる。
【0093】デコーダ回路211は、クロック信号に同
期した例えば1/7コードのリードデータを復号化する
ようになっている。シリアル・パラレル変換回路212
は、デコーダ回路211により復号化されたリードデー
タを例えば2ビットないし1バイトのパラレルデータに
変換してパラレルデータ変換回路123に出力する。
【0094】HDA内記録回路215は、パラレル・シ
リアル変換回路101、エンコーダ回路102、ライト
コンペンセーション回路103およびライトアンプ10
4を含むデータ記録回路を備えている。またHDA内記
録回路215は、プリアンプ106およびシンセサイザ
回路224を備えている。シンセサイザ回路224は、
水晶振動子等を用いた発振回路の周波数を逓倍すること
により、書込み用のタイミング信号(ライトクロック)
を生成するようになっている。生成されたタイミング信
号はHDA内記録回路215およびHDA外記録再生回
路221の各部に出力される。
【0095】前記データ転送回路122とパラレルデー
タ変換回路123との間、パラレルデータ変換回路12
3とパラレル・シリアル変換回路101およびシリアル
・パラレル変換回路212との間は、それぞれデータバ
スで接続されている。
【0096】図4に示す回路構成の磁気ディスク装置に
ついて、その作用を説明する。ディスクにデータを書き
込む際の動作は図2に示す実施の形態1の回路構成の作
用と同じであるので説明を省略する。上位装置からリー
ドコマンドが発行され、ディスクに記録されたデータを
読み出す際の回路動作について説明する。
【0097】その際、ヘッドはディスク上の目標トラッ
クに移動し、位置付けられる。目標のセクタから所定の
タイミングで記録データに対応した再生電圧がヘッドに
より検知されると、その再生電圧はリード信号としてプ
リアンプ106により増幅される。その増幅されたリー
ド信号は、シリアルの状態でHDA外記録再生回路22
1内のAGC回路207に送られる。AGC回路207
に送られてきたリード信号は、その利得が自動的に制御
されることによりその振幅が一定にされて、ローパスフ
ィルタ208に送られる。
【0098】ローパスフィルタ208に送られてきたリ
ード信号は、ローパスフィルタ208を通過する際のフ
ィルタ作用により、不要な高周波成分が除去された信号
となり、パルス化回路209に送られる。パルス化回路
209に送られてきたリード信号は、ピークに対応した
パルスに変換されてシリアルのリードデータとなり、位
相同期回路(VFO回路)210へ送られる。
【0099】位相同期回路(VFO回路)210に送ら
れたリードデータは、クロック信号に同期化したリード
データとなり、デコーダ回路211に送られる。デコー
ダ回路211では、位相同期回路(VFO回路)210
から送られきた例えば1/7コードのリードデータの復
号化が行われる。そして、復号化されたリードデータ
は、シリアル・パラレル変換回路212において、例え
ば2ビットないし1バイトのパラレルデータに変換され
る。
【0100】そのパラレルのリードデータは、パラレル
データ変換回路123およびデータ転送回路122を介
して1バイトまたは2バイトのデータ単位で上位装置で
あるコンピュータ等のCPU9に送られる。
【0101】実施の形態2によれば、HDA10のケー
ス内に、エンコーダ回路102、ライトコンペンセーシ
ョン回路103およびライトアンプ104を設けたた
め、エンコーダ回路102およびライトコンペンセーシ
ョン回路103を含むライトアンプ前段回路とライトア
ンプ104との間のシリアル伝送経路がHDA10のケ
ース内のFPC4の配線の一部で構成されるので、従来
のHDAのケース外のプリント回路基板上に実装された
リードチャネルIC内の記録再生回路とHDAのケース
内のライトアンプとの間のシリアル伝送経路に比べて、
本実施の形態のライトアンプ前段回路とライトアンプ1
04との間のシリアル伝送経路は著しく短くなり、パル
スの振幅が低下することなく高速でライトデータを転送
することができる。
【0102】また、実施の形態2によれば、HDA外記
録再生回路221とHDA内記録回路215との間のラ
イトデータの伝送経路の長い部分を複数ビットのパラレ
ル伝送とし、ライトデータをパラレル伝送するようにし
たため、パルスの振幅が低下することなく高速でライト
データを転送することができる。
【0103】さらに、実施の形態2によれば、HDAの
ケース内にシンセサイザ回路224を設けたため、HD
A内記録回路215内における書込みに必要なクロック
信号の伝送経路が短い配線で構成されるので、クロック
信号のパルスの振幅が低下することなく高周波数のクロ
ック信号を用いることができ、書込み動作をより高速で
行うことができる。
【0104】また、実施の形態2によれば、ライトコン
ペンセーション回路103として既に開発済みのシリア
ルデータ用の回路を用いることができるので、上記実施
の形態1同様に、シリアルデータ用のライトコンペンセ
ーション回路を用いることによって、ライトコンペンセ
ーション回路103の新たな開発等が不要であり、また
ライトコンペンセーション回路103の動作の安定性が
確保され、信頼性が高いとともに、パラレルデータ用の
ライトコンペンセーション回路に比べて回路構成が簡素
であるため、コストがかからない、発熱量が少ない、ラ
イトコンペンセーション回路103を有するICチップ
等の小型化がはかれるという利点がある。
【0105】また、実施の形態2によれば、リード信号
をHDA内記録回路215からHDA外記録再生回路2
21にシリアル伝送するようにしているが、HDA内記
録回路215内のプリアンプ106の出力は、ディスク
の磁化反転がピークに対応したアナログ信号であるた
め、パルス信号であるライトデータに比べて伝送に必要
な周波数帯域が狭くても伝送が可能であり、よってデー
タ読出しの高速動作に関して不都合は生じない。
【0106】なお、HDA内記録回路215は、単一の
ICチップに設けられていてもよい。
【0107】また、上記実施の形態2においても、HD
Aのケース内のエンコーダ回路102に代えて、HDA
のケースにエンコーダ回路を設け、そのエンコーダ回路
においてパラレルのライトデータを符号化した後、HD
A内記録回路215のパラレル・シリアル変換回路10
1によりシリアルデータに変換するようにしてもよい。
【0108】(実施の形態3)図5には、磁気ディスク
装置のデータ記録および再生に関連した部分の回路構成
の実施の形態3がブロック図として示されている。図5
に示す磁気ディスク装置は、上記第1および実施の形態
2で採用したピーク検出方式の記録再生方式に代えて、
PRML(パーシャル・ レスポンス・ 最尤検出)方式の
記録再生方式を採用している。なお、上記実施の形態1
と同一の構成については、同じ符号を付してその詳細な
説明を省略する。
【0109】HDA外記録再生回路321は、データ転
送回路122、パラレルデータ変換回路123、スクラ
ンブラ回路324、エンコーダ回路325、デコーダ回
路326およびデスクランブラ回路327とで構成され
ている。ここでHDA外記録再生回路321は外部記録
回路および外部再生回路としての機能を有している。ス
クランブラ回路324は、パラレルデータ変換回路12
3から送られてきたパラレルのライトデータに対してラ
ンダム化を行う。
【0110】エンコーダ回路325は、ランダム化され
たライトデータを例えば9ビットのパラレルデータに変
換(例えば8−9変換)するようになっている。デコー
ダ回路326は、HDA内記録再生回路315から送ら
れてきたパラレルのリードデータを例えば8ビットのパ
ラレルデータに変換(例えば9−8変換)するようにな
っている。デスクランブラ回路327は、ランダムデー
タを元のパラレルデータに戻してパラレルデータ変換回
路123に出力するようになっている。
【0111】HDA内記録再生回路315は、パラ・シ
リ/シリ・パラ変換回路301、プリコーダ回路30
2、ライトコンペンセーション回路306およびライト
アンプ104を含むデータ記録回路を備えている。ここ
でHDA内記録再生回路315は内部記録回路および内
部再生回路としての機能を有している。パラ・シリ/シ
リ・パラ変換回路301は、HDA外記録再生回路32
1から送られてきたパラレルのライトデータをシリアル
データに変換する機能と、シリアルのリードデータをパ
ラレルに変換する機能とを兼ね備えている。
【0112】プリコーダ回路302は、シリアル変換さ
れたライトデータに対して(1+D)の等化(ただし、
Dは遅延演算子である)の逆演算、すなわち1/(1+
D)の演算を予め行うようになっている。ライトコンペ
ンセーション回路306はピークシフトを予め補正する
ようになっている。
【0113】ライトコンペンセーション回路306内お
よびライトアンプ104内のいずれか一方には、NRZ
I(No Return to Zero Inter
leave)様式で記録するための図示省略するFF
(Flip Flop)が設けられている。それによっ
てそのFFよりも後段においては、ライトデータの周波
数は1/2になっている。
【0114】また、HDA内記録再生回路315は、プ
リアンプ106、AGC回路107、ローパスフィルタ
(LPF)108、サンプル回路303、位相同期回路
(VFO回路)310、イコライザ回路304およびビ
タビ検出回路305を含むデータ再生回路を備えてい
る。
【0115】サンプル回路303は、高周波ノイズの除
去されたリード信号からデータとして有効な点の電圧を
サンプリングするようになっている。位相同期回路(V
FO回路)310は、サンプル回路303にサンプリン
グのためのクロック信号を供給するとともにHDA外記
録再生回路321内のデコーダ回路326およびデスク
ランブラ回路327にもクロック信号を供給するように
なっている。
【0116】イコライザ回路304は、ローパスフィル
タ108とともに(1+D)の等化を行い、3つの電圧
値+1、0および−1(ただし、ノイズによりいずれも
ある電圧の幅を有する)のいずれかの電圧を出力するよ
うになっている。ビタビ検出回路305は、イコライザ
回路304のノイズを含む出力電圧を+1、0または−
1のいずれに該当するか弁別するようになっている。
【0117】さらに、HDA内記録再生回路315は、
水晶振動子等を用いた発振回路の周波数を逓倍すること
により書込み用のタイミング信号(ライトクロック)を
生成し、そのタイミング信号をHDA内記録再生回路3
15およびHDA外記録再生回路321の各部に出力す
るシンセサイザ回路314を備えている。
【0118】前記データ転送回路122とパラレルデー
タ変換回路123との間、パラレルデータ変換回路12
3とスクランブラ回路324およびデスクランブラ回路
327との間、スクランブラ回路324とエンコーダ回
路325との間、デコーダ回路326とデスクランブラ
回路327との間、エンコーダ回路325およびデコー
ダ回路326とパラ・シリ/シリ・パラ変換回路301
との間は、それぞれデータバスで接続されている。特に
限定しないが、エンコーダ回路325およびデコーダ回
路326とパラ・シリ/シリ・パラ変換回路301との
間のバスは、双方向バスとなっている。
【0119】図5に磁気ディスク装置の回路動作につい
て、上位装置からライトコマンドが来た場合を説明す
る。その際、ヘッドはディスク上の目標のトラックに移
動し、位置付けられる。外部データバスを介してCPU
9より送られてきたライトデータは、HDA外記録再生
回路321のデータ転送回路122内のバッファ部で一
時的に記憶保持された後、例えばシンセサイザ回路31
4により供給されるクロック信号に同期した所定のタイ
ミングでパラレルデータ変換回路123に送られ、例え
ば2ビットないし1バイトのパラレルデータに変換され
る。
【0120】そのパラレルデータ変換回路123により
変換されたライトデータは、スクランブラ回路324に
送られてランダム化された後、エンコーダ回路325に
送られて例えば8−9変換されて9ビットのパラレルデ
ータとなる。パラレルデータ変換回路123が設けられ
ていない場合には、ライトデータは、データ転送回路1
22からスクランブラ回路324に直接送られ、その後
エンコーダ回路325に送られる。
【0121】エンコーダ回路325により例えば8−9
変換されたパラレルデータは、外部データバスを介して
HDA内記録再生回路315内のパラ・シリ/シリ・パ
ラ変換回路301に送られ、そこでシリアルデータに変
換される。
【0122】シリアルデータに変換されたライトデータ
はプリコーダ回路302に送られ、そこでライトデータ
に対して、遅延演算子Dを用いて1/(1+D)で表さ
れる演算が行われた後、ライトコンペンセーション回路
306においてライトデータのピークシフトが補正され
る。そして、ライトアンプ104において、ヘッド10
5の記録電流の極性が切り換わってディスクにライトデ
ータが記録される。
【0123】なお、その際、ディスクおよびヘッドの選
択信号等により複数枚のディスクおよび複数のヘッドの
中から所定のディスクおよびヘッドが選択されるととも
に、ディスクがモータにより回転され、さらにヘッドが
所定位置に移動される。
【0124】つぎに、上位装置からリードコマンドが発
行され、ディスクに記録されたデータを読み出す際の回
路動作について説明する。その際、ヘッドはディスク上
の目標トラックに移動し、位置付けられる。目標のセク
タから所定のタイミングで、記録データに対応した再生
電圧がヘッドにより検知されると、その再生電圧はシリ
アルのリード信号としてプリアンプ106により増幅さ
れる。プリアンプ106により増幅されたリード信号
は、AGC回路107に送られ、その利得が自動的に制
御されることによりその振幅が一定にされて、ローパス
フィルタ108に送られる。
【0125】ローパスフィルタ208に送られてきたリ
ード信号は、不要な高周波成分が除去されてサンプル回
路303に送られ、位相同期回路(VFO回路)310
により供給されるクロック信号に基づいてサンプリング
される。それによって、リード信号から、データとして
有効な点の電圧が抜き出される。
【0126】サンプル回路でサンプリングされた点の電
圧に対して、イコライザ回路304により(1+D)の
等価が行われる。それによって、このイコライザ回路3
04からは、+1、0および−1の3値のうちの何れか
の電圧が出力される。ただし、それら3値の値は、いず
れもノイズによりある幅を有している。そのノイズによ
る幅を有する電圧信号はビタビ検出回路305に送ら
れ、その送られた電圧信号が+1、0および−1の3値
のうちの何れの電圧に対応しているか弁別される。
【0127】ビタビ検出回路305により弁別された電
圧信号よりなるリードデータは、パラ・シリ/シリ・パ
ラ変換回路301によりパラレルデータに変換され、そ
のパラレルデータは外部バスを介してHDA外記録再生
回路321内のデコーダ回路326に送られる。
【0128】HDA内記録再生回路315から送られて
きたパラレルデータは、デコーダ回路326において例
えば9−8変換されて8ビットのパラレルデータとな
り、デスクランブラ回路327において、ランダム化さ
れたデータから元のデータに戻される。
【0129】元のデータに戻されたリードデータは、パ
ラレルデータ変換回路123において、例えば1バイト
のパラレルデータに変換され、内部バスを介してデータ
転送回路122に送られる。パラレルデータ変換回路1
23が設けられていない場合には、リードデータがデス
クランブラ回路327からデータ転送回路122に直接
送られる。データ転送回路122に送られたパラレルの
リードデータは、データ転送回路122内のバッファ部
で一時的に記憶保持された後、1バイトまたは2バイト
のデータ単位で上位装置であるコンピュータ等のCPU
9に送られる。
【0130】実施の形態3によれば、HDA10内に、
プリコーダ回路302、ライトコンペンセーション回路
306およびライトアンプ104を含むHDA内記録再
生回路315を設けたため、プリコーダ回路302およ
びライトコンペンセーション回路306を含むライトア
ンプ前段回路とライトアンプ104との間のシリアル伝
送経路がHDA10内のFPC4の配線の一部で構成さ
れるので、従来のHDA外のプリント回路基板上に実装
されたリードチャネルIC内の記録再生回路とHDA内
のライトアンプとの間のシリアル伝送経路に比べて、本
実施の形態のライトアンプ前段回路とライトアンプ10
4との間のシリアル伝送経路は著しく短くなり、パルス
の振幅が低下することなく高速でライトデータを転送す
ることができる。
【0131】また、実施の形態3によれば、HDA外記
録再生回路321とHDA内記録再生回路315との間
のライトデータの伝送経路の長い部分を複数ビットのパ
ラレル伝送とし、ライトデータをパラレル伝送するよう
にしたため、パルスの振幅が低下することなく高速でラ
イトデータを転送することができる。
【0132】さらに、実施の形態3によれば、HDA内
記録再生回路315にシンセサイザ回路314を設けた
ため、HDA内記録再生回路315における書込みに必
要なクロック信号の伝送経路が短い配線で構成されるの
で、クロック信号のパルスの振幅が低下することなく高
周波数のクロック信号を用いることができ、書込み動作
をより高速で行うことができる。
【0133】さらにまた、実施の形態3によれば、HD
A内記録再生回路315に、プリアンプ106、AGC
回路107、ローパスフィルタ108、サンプル回路3
03、位相同期回路310、イコライザ回路304およ
びビタビ検出回路305を含むデータ再生回路を有して
いるとともに、そのデータ再生回路とHDA外記録再生
回路321との間を複数ビットのパラレル伝送とし、リ
ードデータをパラレル伝送するようにしたため、リード
データも高速で転送することができる。
【0134】また、実施の形態3によれば、ライトコン
ペンセーション回路306として既に開発済みのシリア
ルデータ用の回路を用いることができるので、上記実施
の形態1同様に、シリアルデータ用のライトコンペンセ
ーション回路を用いることによって、ライトコンペンセ
ーション回路306の新たな開発等が不要であり、また
ライトコンペンセーション回路306の動作の安定性が
確保され、信頼性が高いとともに、パラレルデータ用の
ライトコンペンセーション回路に比べて回路構成が簡素
であるため、コストがかからない、発熱量が少ない、ラ
イトコンペンセーション回路306を有するICチップ
等の小型化がはかれるという利点がある。
【0135】なお、HDA内記録再生回路315は、単
一のICチップに設けられていてもよい。
【0136】また、エンコーダ回路325およびデコー
ダ回路326とパラ・シリ/シリ・パラ変換回路301
との間のバスは、双方向バスに限らず、それぞれ片方向
バスであってもよい。
【0137】また、スクランブラ回路324、エンコー
ダ回路325、デスクランブラ回路327およびデコー
ダ回路326をHDA外記録再生回路321に設ける代
わりに、それらをHDA内記録再生回路315に設けて
もよい。
【0138】(実施の形態4)図6には、磁気ディスク
装置のデータ記録および再生に関連した部分の回路構成
の実施の形態4がブロック図として示されている。図6
に示す磁気ディスク装置は、図5に示す実施の形態3と
同様にPRML(パーシャル・ レスポンス・ 最尤検出)
方式の記録再生方式を採用したものであるが、この図6
に示す磁気ディスク装置の回路構成が、図5に示す実施
の形態3の磁気ディスク装置の回路構成と異なるのは、
以下の5点である。
【0139】すなわち、第1の点は、データ再生回路
が、HDA外記録再生回路421に含まれていることで
ある。第2の点は、リードデータが、HDA内記録回路
415からHDA外記録再生回路421にシリアルのリ
ード信号として転送されるようになっていることであ
る。第3の点は、シリアル・パラレル変換回路422
が、HDA外記録再生回路421に含まれていることで
ある。ここでHDA内記録回路415は内部記録回路と
しての機能を有しており、またHDA外記録再生回路4
21は外部記録回路および外部再生回路としての機能を
有している。
【0140】第4の点は、パラレル・シリアル変換回路
401が、HDA内記録回路415内に設けられている
ことである。第5の点は、エンコーダ回路325とパラ
レル・シリアル変換回路401との間の外部データバス
が片方向バス形式になっていることである。なお、上記
第1および実施の形態3と同一の構成については、それ
ぞれ同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0141】HDA外記録再生回路421は、データ転
送回路122、パラレルデータ変換回路123、スクラ
ンブラ回路324、エンコーダ回路325、AGC回路
407、ローパスフィルタ(LPF)408、サンプル
回路403、位相同期回路(VFO回路)410、イコ
ライザ回路404、ビタビ検出回路405、シリアル・
パラレル変換回路422、デコーダ回路326およびデ
スクランブラ回路327とで構成されている。
【0142】AGC回路407、ローパスフィルタ40
8、サンプル回路403、位相同期回路410、イコラ
イザ回路404およびビタビ検出回路405は、データ
再生回路を構成している。AGC回路407は、HDA
内記録回路415のプリアンプ106から出力されたリ
ード信号の振幅が一定となるように利得の自動制御を行
う。
【0143】ローパスフィルタ(LPF)408は、利
得制御されたリード信号から不要な高周波ノイズを除去
する。サンプル回路403は、高周波ノイズの除去され
たリード信号からデータとして有効な点の電圧をサンプ
リングするようになっている。位相同期回路(VFO回
路)410は、サンプル回路403にサンプリングのた
めのクロック信号を供給するとともにHDA外記録再生
回路421内のデコーダ回路326およびデスクランブ
ラ回路327にもクロック信号を供給するようになって
いる。
【0144】イコライザ回路404は、ローパスフィル
タ408とともに(1+D)の等化を行い、3つの電圧
値+1、0および−1(ただし、ノイズによりいずれも
ある電圧の幅を有する)のいずれかの電圧を出力するよ
うになっている。ビタビ検出回路405は、イコライザ
回路404のノイズを含む出力電圧を+1、0または−
1のいずれに該当するか弁別するようになっている。シ
リアル・パラレル変換回路422は、ビタビ検出回路4
05により弁別された電圧信号よりなるシリアルのリー
ドデータをパラレルデータに変換する。
【0145】HDA内記録回路415は、パラレル・シ
リアル変換回路401、プリコーダ回路302、ライト
コンペンセーション回路306およびライトアンプ10
4を含むデータ記録回路を備えている。またHDA内記
録回路415は、プリアンプ106およびシンセサイザ
回路314を備えている。パラレル・シリアル変換回路
401は、HDA外記録再生回路421から送られてき
たパラレルのライトデータをシリアルデータに変換す
る。
【0146】前記エンコーダ回路325と前記パラレル
・シリアル変換回路401との間およびシリアル・パラ
レル変換回路422とデコーダ回路326との間は、そ
れぞれデータバスで接続されている。
【0147】図6に磁気ディスク装置の回路動作につい
て、上位装置からライトコマンドが来た場合を説明す
る。その際、ヘッドはディスク上の目標のトラックに移
動し、位置付けられる。外部データバスを介してCPU
9より送られてきたライトデータは、HDA外記録再生
回路421のデータ転送回路122内のバッファ部で一
時的に記憶保持された後、パラレルデータ変換回路12
3により例えば2ビットないし1バイトのパラレルデー
タに変換される。
【0148】2ビットないし1バイトに変換されたパラ
レルデータはスクランブラ回路324、エンコーダ回路
325、外部データバスを介してHDA内記録回路41
5内のパラレル・シリアル変換回路401に送られ、そ
こでシリアルデータに変換される。パラレルデータ変換
回路123が設けられていない場合には、ライトデータ
は、データ転送回路122からスクランブラ回路324
に直接送られる。
【0149】シリアルデータに変換されたライトデータ
はプリコーダ回路302、ライトコンペンセーション回
路306およびライトアンプ104を介してディスクに
記録される。
【0150】つぎに、上位装置からリードコマンドが発
行され、ディスクに記録されたデータを読み出す際の回
路動作について説明する。その際、ヘッドはディスク上
の目標トラックに移動し、位置付けられる。目標のセク
タから所定のタイミングで、記録データに対応した再生
電圧がヘッドにより検知されると、その再生電圧はシリ
アルのリード信号としてプリアンプ106により増幅さ
れる。
【0151】プリアンプ106により増幅されたリード
信号は、HDA外記録再生回路421内のAGC回路4
07に送られ、利得の制御によりその振幅が一定にされ
て、ローパスフィルタ408に送られる。
【0152】ローパスフィルタ408に送られてきたリ
ード信号は、不要な高周波成分が除去されてサンプル回
路403に送られ、位相同期回路(VFO回路)410
により供給されるクロック信号に基づいてサンプリング
される。それによって、リード信号から、データとして
有効な点の電圧が抜き出される。
【0153】サンプル回路でサンプリングされた点の電
圧に対して、イコライザ回路404により(1+D)の
等価が行われる。それによって、このイコライザ回路4
04からは、+1、0および−1の3値のうちの何れか
の電圧が出力される。ただし、それら3値の値は、いず
れもノイズによりある幅を有している。そのノイズによ
る幅を有する電圧信号はビタビ検出回路405に送ら
れ、その送られた電圧信号が+1、0および−1の3値
のうちの何れの電圧に対応しているか弁別される。
【0154】ビタビ検出回路405により弁別された電
圧信号よりなるリードデータは、シリアル・パラレル変
換回路422によりパラレルデータに変換され、そのパ
ラレルデータは、デコーダ回路326、デスクランブラ
回路327、パラレルデータ変換回路123およびデー
タ転送回路122を介してCPU9に送られる。パラレ
ルデータ変換回路123が設けられていない場合には、
リードデータがデスクランブラ回路327からデータ転
送回路122に直接送られる。
【0155】実施の形態4によれば、HDA10のケー
ス内に、プリコーダ回路302、ライトコンペンセーシ
ョン回路306およびライトアンプ104を含むHDA
内記録回路415を設けたため、プリコーダ回路302
およびライトコンペンセーション回路306を含むライ
トアンプ前段回路とライトアンプ104との間のシリア
ル伝送経路がHDA10内のFPC4の配線の一部で構
成されるので、従来のHDA外のプリント回路基板上に
実装されたリードチャネルIC内の記録再生回路とHD
A内のライトアンプとの間のシリアル伝送経路に比べ
て、本実施の形態のライトアンプ前段回路とライトアン
プ104との間のシリアル伝送経路は著しく短くなり、
パルスの振幅が低下することなく高速でライトデータを
転送することができる。なお、FPCそのものの上では
なく、HDA内に小さなプリント基板を設けてFPCに
接続させてもよい。
【0156】また、実施の形態4によれば、HDA外記
録再生回路421とHDA内記録回路415との間のラ
イトデータの伝送経路の長い部分を複数ビットのパラレ
ル伝送とし、ライトデータをパラレル伝送するようにし
たため、パルスの振幅が低下することなく高速でライト
データを転送することができる。
【0157】さらに、実施の形態4によれば、HDA内
記録回路415にシンセサイザ回路314を設けたた
め、HDA内記録回路415における書込みに必要なク
ロック信号の伝送経路が短い配線で構成されるので、ク
ロック信号のパルスの振幅が低下することなく高周波数
のクロック信号を用いることができ、書込み動作をより
高速で行うことができる。
【0158】また、実施の形態4によれば、リードデー
タをHDA内記録回路415からHDA外記録再生回路
421にシリアル伝送するようにしているが、HDA内
記録回路415内のプリアンプ106の出力は、ディス
クの磁化反転がピークに対応したアナログ信号であるた
め、パルス信号であるライトデータに比べて伝送に必要
な周波数帯域が狭くても伝送が可能であり、よってデー
タ読出しの高速動作に関して何ら不都合は生じない。
【0159】また、実施の形態4によれば、ライトコン
ペンセーション回路306として既に開発済みのシリア
ルデータ用の回路を用いることができるので、上記実施
の形態1同様に、シリアルデータ用のライトコンペンセ
ーション回路を用いることによって、ライトコンペンセ
ーション回路306の新たな開発等が不要であり、また
ライトコンペンセーション回路306の動作の安定性が
確保され、信頼性が高いとともに、パラレルデータ用の
ライトコンペンセーション回路に比べて回路構成が簡素
であるため、コストがかからない、発熱量が少ない、ラ
イトコンペンセーション回路306を有するICチップ
等の小型化がはかれるという利点がある。
【0160】なお、HDA内記録回路415は、単一の
ICチップに設けられていてもよい。
【0161】また、スクランブラ回路324およびエン
コーダ回路325をHDA外記録再生回路421に設け
る代わりに、それらをHDA内記録回路415に設けて
もよい。
【0162】また、図7に示す変形例のように、HDA
内記録回路415からプリコーダ回路302をなくし、
かつパラレルデータに対応するように構成されたプリコ
ーダ回路402をHDA外記録再生回路421内のエン
コーダ回路325の後段に配置してもよい。
【0163】(実施の形態5)図8には、磁気ディスク
装置のデータ記録および再生に関連した部分の回路構成
の実施の形態5がブロック図として示されている。図8
に示す磁気ディスク装置は、PRML(パーシャル・ レ
スポンス・ 最尤検出)方式の記録再生方式において、H
DA内記録回路515内のライトアンプ104の前段に
アンプ516を設け、そのアンプ516により、HDA
外記録再生回路521から送られてきたシリアルのライ
トデータ(パルス)を増幅してその劣化した立ち上がり
立ち下がり時間を補正して送出するようにしたものであ
る。ここでHDA内記録回路515は内部記録回路とし
ての機能を有しており、またHDA外記録再生回路52
1は外部記録回路および外部再生回路としての機能を有
している。なお、上述した何れかの実施の形態と同一の
構成については、同じ符号を付してその詳細な説明を省
略する。
【0164】HDA外記録再生回路521は、データ転
送回路122、パラレルデータ変換回路123、スクラ
ンブラ回路324、エンコーダ回路325、パラレル・
シリアル変換回路501、プリコーダ回路502および
ライトコンペンセーション回路503を備えている。
【0165】パラレル・シリアル変換回路501は、エ
ンコーダ回路325により変換されたパラレルのライト
データをシリアルデータに変換する。プリコーダ回路5
02は、シリアル変換されたライトデータに対して1/
(1+D)の演算を予め行うようになっている。ライト
コンペンセーション回路503は、ピークシフトを予め
補正するようになっている。
【0166】また、HDA外記録再生回路521は、A
GC回路407、ローパスフィルタ(LPF)408、
サンプル回路403、位相同期回路(VFO回路)41
0、イコライザ回路404、ビタビ検出回路405、シ
リアル・パラレル変換回路422、デコーダ回路326
およびデスクランブラ回路327とで構成されている。
【0167】さらに、HDA外記録再生回路521は、
水晶振動子等を用いた発振回路の周波数を逓倍すること
により書込み用のタイミング信号(ライトクロック)を
生成し、そのタイミング信号をHDA外記録再生回路5
21の各部に出力するシンセサイザ回路524を備えて
いる。
【0168】HDA内記録回路515は、アンプ51
6、ライトアンプ104およびプリアンプ106を備え
ている。アンプ516は、HDA外記録再生回路521
から送られてきたシリアルのライトデータを増幅してそ
の低下したレベルを再生するようになっている。
【0169】ライトコンペンセーション回路503内お
よびライトアンプ104内のいずれか一方には、NRZ
I(No Return to Zero Inter
leave)様式で記録するための図示省略するFF
(Flip Flop)が設けられている。それによっ
てそのFFよりも後段においては、ライトデータの周波
数は1/2になっている。
【0170】前記ライトコンペンセーション回路503
は、記録周波数が高い時にディスク(媒体)に生じる非
線形記録歪みを予め補償しておくために設けられる回路
であり、書込みタイミングを僅かにずらすようになって
いる。なお、記録歪みが生じない場合には、ライトコン
ペンセーション回路503を省略してもよい。
【0171】前記データ転送回路122とパラレルデー
タ変換回路123との間、パラレルデータ変換回路12
3とスクランブラ回路324およびデスクランブラ回路
327との間、スクランブラ回路324とエンコーダ回
路325との間、エンコーダ回路325とパラレル・シ
リアル変換回路501との間、シリアル・パラレル変換
回路422とデコーダ回路326との間、デコーダ回路
326とデスクランブラ回路327との間は、それぞれ
データバスで接続されている。
【0172】図8に磁気ディスク装置の回路動作につい
て、上位装置からライトコマンドが来た場合を説明す
る。その際、ヘッドはディスク上の目標のトラックに移
動し位置付けられる。外部データバスを介してCPU9
より送られてきたライトデータは、HDA外記録再生回
路521内のデータ転送回路122、パラレルデータ変
換回路123、スクランブラ回路324およびエンコー
ダ回路325を介してパラレル・シリアル変換回路50
1に送られ、そこでシリアルデータに変換される。パラ
レルデータ変換回路123が設けられていない場合に
は、ライトデータは、データ転送回路122からスクラ
ンブラ回路324に直接送られる。
【0173】シリアルデータに変換されたライトデータ
はプリコーダ回路502に送られ、そこでライトデータ
に対して、遅延演算子Dを用いて1/(1+D)で表さ
れる演算が行われた後、ライトコンペンセーション回路
503においてライトデータのピークシフトが補正され
る。
【0174】ピークシフトが補正されたシリアルのライ
トデータは、HDA内記録回路515内のアンプ516
によって、伝送距離の長いシリアル伝送により低下した
レベルが再生される。レベルが再生されたライトデータ
は、ライトアンプ104を介してディスクに記録され
る。
【0175】つぎに、上位装置からリードコマンドが発
行され、ディスクに記録されたデータを読み出す際の回
路動作について説明する。その際、ヘッドはディスク上
の目標トラックに移動し、位置付けられる。目標のセク
タから所定のタイミングで記録データに対応した再生電
圧がヘッドにより検知されると、その再生電圧はシリア
ルのリード信号としてプリアンプ106により増幅され
る。
【0176】プリアンプ106により増幅されたリード
信号は、HDA外記録再生回路521内のAGC回路4
07に送られ、ローパスフィルタ408、サンプル回路
403、イコライザ回路404、ビタビ検出回路40
5、シリアル・パラレル変換回路422、デコーダ回路
326、デスクランブラ回路327、パラレルデータ変
換回路123およびデータ転送回路122を介してCP
U9に送られる。パラレルデータ変換回路123が設け
られていない場合には、リードデータがデスクランブラ
回路327からデータ転送回路122に直接送られる。
【0177】実施の形態5によれば、HDA10内のH
DA内記録回路515内にアンプ516を設けたため、
そのアンプ516により、HDA外記録再生回路521
とHDA内記録回路515との間の伝送距離の長いシリ
アル伝送により低下したライトデータのレベルが再生さ
れるので、高速でライトデータを転送することができ
る。
【0178】さらに、実施の形態5によれば、リードデ
ータをHDA内記録回路515からHDA外記録再生回
路521にシリアル伝送するようにしているが、HDA
内記録回路515内のプリアンプ106の出力は、ディ
スクの磁化反転がピークに対応したアナログ信号である
ため、パルス信号であるライトデータに比べて伝送に必
要な周波数帯域が狭くても伝送が可能であり、よってデ
ータ読出しの高速動作に関して不都合は生じない。
【0179】(実施の形態6)図9には、磁気ディスク
装置のデータ記録および再生に関連した部分の回路構成
の実施の形態6がブロック図として示されている。図9
に示す磁気ディスク装置は、ピーク検出方式の記録再生
方式において、HDA内記録回路615内のライトアン
プ104の前段にアンプ616を設け、そのアンプ61
6により、HDA外記録再生回路621から送られてき
たシリアルのライトデータ(パルス)を増幅してその劣
化した立ち上がり立ち下がり時間を補正して送出するよ
うにしたものである。ここでHDA内記録回路615は
内部記録回路としての機能を有しており、またHDA外
記録再生回路621は外部記録回路および外部再生回路
としての機能を有している。なお、上述した何れかの実
施の形態と同一の構成については、同じ符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。
【0180】HDA外記録再生回路621は、データ転
送回路122、パラレルデータ変換回路123、パラレ
ル・シリアル変換回路601、エンコーダ回路602お
よびライトコンペンセーション回路603を備えてい
る。パラレル・シリアル変換回路601は、パラレルデ
ータ変換回路123により変換されたライトデータをシ
リアルデータに変換する。
【0181】エンコーダ回路602は、変換されたシリ
アルのライトデータを1/7コード等の所定形式のコー
ドに符号化するようになっている。ライトコンペンセー
ション回路603は、エンコーダ回路602から送られ
てきたコードについてピークシフトを予め補正するよう
になっている。
【0182】また、HDA外記録再生回路621は、A
GC回路207、ローパスフィルタ(LPF)208、
パルス化回路209、位相同期回路(VFO回路)21
0、デコーダ回路211およびシリアル・パラレル変換
回路212を備えている。
【0183】さらに、HDA外記録再生回路621は、
書込み時のタイミング信号となるクロック信号を生成し
てそのクロック信号をHDA外記録再生回路621の各
部に出力するシンセサイザ回路624を備えている。
【0184】HDA内記録回路615は、アンプ61
6、ライトアンプ104およびプリアンプ106を備え
ている。アンプ616は、HDA外記録再生回路621
から送られてきたシリアルのライトデータ(パルス)を
増幅してその劣化した立ち上がり立ち下がり時間を補正
して送出するようになっている。
【0185】ライトコンペンセーション回路603内お
よびライトアンプ104内のいずれか一方には、NRZ
I(No Return to Zero Inter
leave)様式で記録するための図示省略するFF
(Flip Flop)が設けられている。それによっ
てそのFFよりも後段においては、ライトデータの周波
数は1/2になっている。
【0186】前記ライトコンペンセーション回路603
は、波形干渉によるピークシフトを予め補償しておくた
めに設けられる回路であり、書込みタイミングを僅かに
ずらすようになっている。なお、波形干渉を読出回路で
補償する場合には、ライトコンペンセーション回路60
3を省略してもよい。
【0187】前記データ転送回路122とパラレルデー
タ変換回路123との間、パラレルデータ変換回路12
3とパラレル・シリアル変換回路601およびシリアル
・パラレル変換回路212との間は、それぞれデータバ
スで接続されている。
【0188】図9に示す回路構成の磁気ディスク装置に
ついて、その作用を説明する。まず、ディスクにデータ
を書き込む際の動作について説明する。外部データバス
を介してCPU9より送られてきたライトデータは、H
DA外記録再生回路621内のデータ転送回路122お
よびパラレルデータ変換回路123を介してパラレル・
シリアル変換回路601に送られ、そこでシリアルデー
タに変換される。パラレルデータ変換回路123が設け
られていない場合には、ライトデータは、データ転送回
路122からパラレル・シリアル変換回路601に直接
送られる。
【0189】シリアルデータに変換されたライトデータ
は、エンコーダ回路602において例えば1/7コード
に変換された後、ライトコンペンセーション回路603
においてライトデータのピークシフトが補正される。
【0190】ピークシフトが補正されたシリアルのライ
トデータは、HDA内記録回路615に送られ、アンプ
616によって、伝送経路の途中で劣化した立ち上がり
立ち下がりを再生して送出し、ライトアンプ104を介
してディスクに記録される。
【0191】つぎに、ディスクに記録されたデータを読
み出す動作について説明する。ディスクおよびヘッドの
選択がなされ、モータによりディスクが回転され、ヘッ
ドが所定位置に移動される。それによって記録データに
対応した再生電圧がヘッドにより検知されると、その再
生電圧はリード信号としてプリアンプ106により増幅
される。
【0192】その増幅されたリード信号は、シリアルの
状態でHDA外記録再生回路621内のAGC回路20
7に送られる。そして、リード信号はAGC回路20
7、ローパスフィルタ208、パルス化回路209、位
相同期回路(VFO回路)210、デコーダ回路21
1、シリアル・パラレル変換回路212、パラレルデー
タ変換回路123およびデータ転送回路122を介して
CPU9に送られる。
【0193】パラレルデータ変換回路123が設けられ
ていない場合には、シリアル・パラレル変換回路212
からデータ転送回路122に、例えば2ビットないし1
バイトのパラレルのリードデータが直接送られる。
【0194】実施の形態6によれば、HDA10内のH
DA内記録回路615内にアンプ616を設けたため、
そのアンプ616により、HDA外記録再生回路621
とHDA内記録回路615との間の伝送距離の長いシリ
アル伝送の場合においてライトデータ劣化の早い段階で
再生されるので、高速でライトデータを転送することが
できる。図8、図9の例において、アンプ516,61
6をHDA内記録回路とHDA外記録再生回路の中間に
配置すると、パルスがあまり劣化していなくて、補正が
容易であり、より効率的である。
【0195】さらに、実施の形態6によれば、リードデ
ータをHDA内記録回路615からHDA外記録再生回
路621にシリアル伝送するようにしているが、HDA
内記録回路615内のプリアンプ106の出力は、ディ
スクの磁化反転がピークに対応したアナログ信号である
ため、パルス信号であるライトデータに比べて伝送に必
要な周波数帯域が狭くても伝送が可能であり、よってデ
ータ読出しの高速動作に関して不都合は生じない。
【0196】以上、本発明を磁気ディスク装置に適用し
た場合について説明したが、本発明は光磁気ディスク装
置等の他のディスク装置にも適用できるのは勿論であ
る。イコライザ回路は、サンプル回路の後段に設けた例
で説明したが、サンプル回路の前段に設けることも可能
であり、LPFとイコライザ回路を兼ね備えた構成にす
ることも可能である。また、PRML検出方式には、P
RML、EPRML等各種が存在するが、これらに本発
明を適用しても、同様の効果が得られるのは勿論であ
る。
【0197】なお、この実施の形態1〜6においては、
記録/再生兼用のインダクティブ型のヘッドを採用した
例について説明したが、これに限らず、記録用のヘッド
と再生用のヘッドが別々に設けられており、再生側にM
R(マグネット・レジスティブ)型ヘッドを用いた複合
ヘッドを採用してもよい。
【0198】
【発明の効果】本発明によれば、ライトアンプとその前
段回路との間のシリアル伝送経路が従来の磁気ディスク
装置におけるライトアンプとその前段回路との間のシリ
アル伝送経路に比べて著しく短くなるとともに、ディス
クアッセンブリ外の外部記録回路とディスクアッセンブ
リ内の内部記録回路との間の伝送経路の長い部分におい
てデータがパラレル伝送されるので、ライトデータのパ
ルスの振幅低下を招くことなく、ライトデータの転送速
度を高速化した記憶装置が得られる。また、アンプをデ
ィスクアッセンブリ内の記録回路とディスクアッセンブ
リ外の記録用の回路の中間に配置させたため、パルスが
あまり劣化せず、補正が容易であり、より効率的な記憶
装置が得られる。このように、磁気ディスク装置のケー
ス内外の回路におけるデータ伝送において、データの信
頼性を維持したままデータ転送の高速化を図ることが可
能となる。
【0199】また既に開発済みのシリアルデータ用のラ
イトコンペンセーション回路を用いることによって、ラ
イトコンペンセーション回路の新たな開発等が不要であ
り、本発明に係る記憶装置を迅速に実施することができ
る。また既に実施されているという実績を有するライト
コンペンセーション回路を適用することによって、その
動作の安定性が確保され、ライトコンペンセーション回
路、およびそれを含む内部記録回路、さらには記憶装置
全体の信頼性が高まる。さらにシリアルデータ用のライ
トコンペンセーション回路の構成は、例えば特開平9−
55023号公報に開示されたパラレルデータ用のライ
トコンペンセーション回路(記録タイミング補正回路)
に比べて回路構成が簡素であるため、コストがかからな
い、発熱量が少ない、ライトコンペンセーション回路を
有するICチップ等の小型化がはかれるという利点があ
る。つまり、前述の効果を達成するとともに発熱量が少
ないので、装置の環境変化が抑えられ、記録再生の信頼
性を向上できるICチップの小型化は、装置外形寸法の
小型化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記憶装置の機械的な構成の一例
を、そのカバーを外し、かつその一部を破断して示す外
観斜視図である。
【図2】本発明に係る記憶装置の回路構成の実施の形態
1を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る記憶装置の機械的な構成の他の例
を、そのカバーを外し、かつその一部を破断して示す外
観斜視図である。
【図4】本発明に係る記憶装置の回路構成の実施の形態
2を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る記憶装置の回路構成の実施の形態
3を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る記憶装置の回路構成の実施の形態
4を示すブロック図である。
【図7】実施の形態4の回路構成の変形例を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明に係る記憶装置の回路構成の実施の形態
5を示すブロック図である。
【図9】本発明に係る記憶装置の回路構成の実施の形態
6を示すブロック図である。
【図10】従来における記憶装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 ディスク装置 4 フレキシブルプリントサーキットシート 5 外付けプリント回路基板 10 HDA(ディスクアッセンブリ) 14 キャリッジ 15,21,22,23 内部記録回路用IC 51 外部記録回路用IC 101,401,501,601 パラレル・シリアル
変換回路 102,325,602 エンコーダ回路 103,306,503,603 ライトコンペンセー
ション回路 104 ライトアンプ 105 ヘッド 106 プリアンプ 111,211,326 デコーダ回路 112,212,422 シリアル・パラレル変換回路 115,315 HDA内記録再生回路 121,221,321,421,521,621 H
DA外記録再生回路 124,224,314,524,624 シンセサイ
ザ回路 215,415,515,615 HDA内記録回路 301 パラ・シリ/シリ・パラ変換回路 302,402,502 プリコーダ回路 304,404 イコライザ回路 516,616 アンプ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に少なくとも記憶媒体、該記憶
    媒体に対するデータの書込みおよび読出しを行うための
    ヘッド、並びに前記記憶媒体および前記ヘッドを駆動す
    るモータが収納されてなる記憶装置において、 前記ケース外に設けられ、かつパラレルデータよりなる
    ライトデータを出力する外部記録回路と、 前記ケース内に設けられ、かつ前記外部記録回路により
    供給されたパラレルデータよりなるライトデータを受け
    取る内部記録回路と、 を有し、 該内部記録回路は、少なくとも、 受け取ったパラレルデータよりなるライトデータをシリ
    アルデータに変換するパラレル・シリアル変換回路と、 シリアルデータに変換されたライトデータの書込みタイ
    ミングをずらすライトコンペンセーション回路と、 書込タイミングが調整されたシリアルのライトデータに
    基づいて前記ヘッドに供給する記録電流の極性を切り換
    えるライトアンプと、 で構成されてなることを特徴とする記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記内部記録回路は、さらに、前記パラ
    レル・シリアル変換回路により変換されたシリアルデー
    タを符号化するエンコーダ回路を含んでなることを特徴
    とする請求項1に記載の記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ライトコンペンセーション回路は、
    書込みタイミングをずらすことによって、波形干渉によ
    るピークシフトを予め補償する回路であることを特徴と
    する請求項1または2に記載の記憶装置。
  4. 【請求項4】 さらに、ケース内に内部再生回路を有す
    るとともに、ケース外に外部再生回路を有し、前記内部
    再生回路は、 前記ヘッドにより検知されたリード信号を増幅するプリ
    アンプと、 前記プリアンプにより増幅されたリード信号を復号化す
    るデコーダ回路と、 復号化されたシリアルデータよりなるリードデータをパ
    ラレルデータに変換して前記外部再生回路に出力するシ
    リアル・パラレル変換回路と、 で、少なくとも構成されてなることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一つに記載の記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記内部記録回路は、PRML検出方式
    で構成するとともに、再生時にリードデータに対して行
    われる等化演算の逆の演算を、前記パラレル・シリアル
    変換回路により変換されたシリアルデータに対して予め
    行うプリコーダ回路を含んでなることを特徴とする請求
    項1に記載の記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記内部記録回路は、PRML検出方式
    で構成するとともに、前記ライトコンペンセーション回
    路は、書込みタイミングをずらすことによって、記憶媒
    体に生じる非線形記録歪みを予め補償する回路であるこ
    とを特徴とする請求項1または5に記載の記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記内部記録回路は、PRML検出方式
    で構成するとともに、さらに、ケース内に内部再生回路
    を有し、またケース外に外部再生回路を有し、前記内部
    再生回路は、 前記プリアンプにより増幅されたリード信号に対して等
    化演算を行うイコライザ回路と、 等化演算がなされたシリアルデータよりなるリードデー
    タをパラレルデータに変換して前記外部再生回路に出力
    するシリアル・パラレル変換回路と、 で少なくとも構成されてなることを特徴とする請求項
    1、5または6のいずれか一つに記載の記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記内部記録回路は、さらに、書込み用
    のタイミング信号となるクロック信号を生成するシンセ
    サイザ回路を含んでなることを特徴とする請求項1〜7
    のいずれか一つに記載の記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記内部記録回路および/または内部再
    生回路を構成する回路の一部または全部が、前記ヘッド
    を保持するキャリッジ上に設けられていることを特徴と
    する請求項1〜8のいずれか一つに記載の記憶装置。
  10. 【請求項10】 前記内部記録回路および/または内部
    再生回路を構成する回路の一部または全部が、前記ヘッ
    ドを保持するキャリッジと前記外部記録回路および/ま
    たは前記外部再生回路との間に接続され、かつ前記ケー
    ス内に設けられたフレキシブルプリント回路基板上に設
    けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    一つに記載の記憶装置。
  11. 【請求項11】 前記内部記録回路および/または内部
    再生回路は、単一の半導体チップで形成されていること
    を特徴とする請求項9または10のいずれか一つに記載
    の記憶装置。
  12. 【請求項12】 ケース内に少なくとも記憶媒体、該記
    憶媒体に対するデータの書込みおよび読出しを行うため
    のヘッド、並びに前記記憶媒体および前記ヘッドを駆動
    するモータが収納されてなる記憶装置において、 前記ケース外に設けられ、かつパラレルデータよりなる
    ライトデータをシリアルデータに変換して出力する外部
    記録回路と、 前記ケース内に設けられ、かつ前記外部記録回路により
    供給されたシリアルデータよりなるライトデータを受け
    取る内部記録回路と、 を有し、 該内部記録回路は、 受け取ったライトデータパルスの立ち上がり立ち下がり
    を補正する補正回路と、 増幅されたライトデータに基づいて前記ヘッドに供給す
    る記録電流の極性を切り換えるライトアンプと、 で構成されてなることを特徴とする記憶装置。
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