JPH10340417A - サーマルアスピリティ補償再生チャネル及びデータ記憶ファイル装置及び信号処理lsi - Google Patents

サーマルアスピリティ補償再生チャネル及びデータ記憶ファイル装置及び信号処理lsi

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JPH10340417A
JPH10340417A JP16536997A JP16536997A JPH10340417A JP H10340417 A JPH10340417 A JP H10340417A JP 16536997 A JP16536997 A JP 16536997A JP 16536997 A JP16536997 A JP 16536997A JP H10340417 A JPH10340417 A JP H10340417A
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Toshihiro Nitta
敏裕 新田
Tomoaki Hirai
智明 平井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 MR再生ヘッドにおけるサーマルアスピリテ
ィに対しても復号誤りを発生しないサーマルアスピリテ
ィ補償再生チャネルを得る。 【解決手段】 TA検出手段109は、LPF103の出力を
入力してTAを検出した時、再リード要求信号128及び
記憶手段動作許可信号125を出力し、記憶手段110は、該
信号125を受けた時、ディジタルフィルタ105の出力信号
を記憶し、TA除去手段111は、記憶手段110内の信号を
読み出し、該信号からTA成分を除去して除去後の信号
を保持し、再リード時、TA検出手段109は、TAを検
出したときデータ置換許可信号123を出力し、手段111
は、該信号123を受けて、保持している信号を出力し、
データ置換手段112は、ディジタルフィルタ105とTA除
去手段111の各出力信号を入力し、信号123を受けた時、
TA除去手段の出力信号を、受けないとき、ディジタル
フィルタ出力信号を選択して、復号器に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗効果型再
生ヘッドを用いた記録データの再生に係り、特に、再生
ヘッドと、磁気データを記録したディスク面との接触に
より発生するサーマルアスピリティ現象による再生エラ
ーを補償する再生チャネルおよび該再生チャネルを備え
るデータ記憶ファイル装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの外部データ記憶フ
ァイル装置である磁気ディスク装置などでは、大容量
化、小型化を目的として高記録密度化が進んでいる。高
密度化にあたっては、1ビットに対応する記録面積が減
少するため、磁気ディスクに記憶されている磁気信号が
小さくなるため、磁気ディスクから読み出された信号の
S/N比(本来の再生信号と雑音の比)が減少する。す
なわち本来の再生信号に対する雑音の影響が相対的に大
となり、記憶した信号を誤りなく再生、復号することが
困難となってくる。
【0003】この対応として、例えば、データ記録媒体
である磁気ディスク上に磁気的に記憶されたデータを電
気信号に変換する素子である再生ヘッドにおいては、従
来の誘導型ヘッドに比べ、より磁気信号−電気信号変換
効率を高めることが可能な、MR(Magnetore
sistive:磁気抵抗効果)ヘッドが適用される。
ここで、MRヘッドとは、磁場の変化により電気的抵抗
値が変化する特性を有する膜を再生ヘッドとして応用し
たものである。また、更なる高記録密度の達成のため、
ヘッドの浮上量を小さくする手法も適用されてきてい
る。
【0004】しかし、上記ヘッド浮上量を小さくするこ
とは、MR再生ヘッドを用いた場合、MRヘッド再生出
力の直流レベルが変動するTA(サーマル・アスピリテ
ィ)と呼ばれる現象を引き起こす可能性を増大させる。
TAは、磁気ディスク上に形成された突起と、MRヘッ
ドが衝突することにより発生する。すなわち、MRヘッ
ドがディスク上に形成された突起に衝突することにより
発生する摩擦熱によりMRヘッドの温度が上昇される。
この結果、MRヘッドの抵抗値が変動するため、これに
伴ってMRヘッド再生出力の直流レベルが変動するもの
である。上記TAが発生した場合のMRヘッドの再生出
力直流レベルの変動は、最終的に“1”、“0”のデー
タへの復号に対して影響を与えるため、TA発生期間中
継続的に復号エラーを発生させる。この事は、磁気ディ
スク上にTAを発生させうる突起がある領域に記録した
データは永久に正しく再生できないことを意味してお
り、コンピュータの外部記憶装置として許されるもので
はない。
【0005】上記問題の解決方法として、種々の方法が
検討されている。例えば、特開平7−57024「磁気
記録再生装置」によれば、再生波形に対して上側および
下側のエンベロープを検出し、TAによるレベル変動波
形を求め、再生信号から差し引くことによって、TA成
分の除去を行うものとしており、特にTA発生部分で
は、エンベロープ検出回路に強制充放電電流制御回路を
用いて、TAによる直流レベル変動に対する補償追従性
を向上させるものとしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記アナログ信号処理
を利用したTA補償方式では、アナログ回路特有の問
題、すなわち回路ばらつき、環境温度、電源変動などに
伴う補償範囲のばらつきが発生する。この対応としてデ
ィジタル値に変換した後TA補償を行うことが考えられ
る。
【0007】ディジタル信号処理によれば、アナログ特
有の問題が解決できる上に、アナログ信号処理に比べ、
より複雑な信号処理が実現可能となるためTA補償能力
も大幅に拡大できる可能性がある。しかし、再生チャネ
ルのデータ転送速度は高速化の傾向にあり、これに伴
い、ディジタル処理により再生チャネルを構成するには
高速な論理回路構成が必要となっている。そこで論理回
路高速化の手法として処理の並列化が行われるが、該手
法は回路量の増大による消費電力量の増大をまねくとい
う問題がある。
【0008】本発明の目的は、TA補償手段としてディ
ジタル信号処理を用いた場合でも高速な論理回路を用い
ることなくTAを補償可能な、すなわち、TAにより再
生チャネルに直流レベル変動があった場合においても正
しい復号結果を得ることを可能にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、サーマルアスピリティ(以下、TAとい
う)が発生した場合でも誤りのない再生動作を可能にす
るサーマルアスピリティ補償再生チャネルであって、磁
気ヘッドの出力信号を入力して復号データを出力するデ
ィジタル再生チャネルにTA検出手段、データ系列記憶
手段、TA除去手段、データ置換手段を設け、前記TA
検出手段は、前記ディジタル再生チャネルのローパスフ
ィルタ出力を入力してTAを検出したとき、再リード要
求信号及び記憶手段動作許可信号を出力し、再リード時
にTAを検出したとき、データ置換許可信号を出力し、
前記データ系列記憶手段は、前記記憶手段動作許可信号
を受けたとき、前記ディジタル再生チャネルのディジタ
ルフィルタ出力信号を書き込み、記憶し、前記TA除去
手段は、前記データ系列記憶手段に記憶されたディジタ
ルフィルタ出力信号を読み出し、該信号からTA成分を
除去して除去後の信号を保持し、データ置換許可信号を
受けたとき保持した信号を出力し、前記データ置換手段
は、前記ディジタルフィルタ出力信号と前記TA除去手
段の出力信号を入力し、前記データ置換許可信号を受け
たとき、前記TA除去手段の出力信号を選択し、受けな
いとき、前記ディジタルフィルタ出力信号を選択して、
前記ディジタル再生チャネルの復号器に出力するように
している。また、磁気データ記録媒体および磁気ヘッド
を備えるデータ記憶ファイル装置において、前記磁気ヘ
ッドの出力を受けて再生動作を行う再生チャネルとして
請求項1記載のサーマルアスピリティ補償再生チャネル
を備えるようにしている。
【0010】データ記憶ファイル装置に搭載する信号処
理LSIであり、該信号処理LSIは前記サーマルアス
ピリティ補償再生チャネルを内蔵するようにしている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。なお、図中同一あるいは、相
当する部位については、同一符号で示す。図2は、磁気
ディスク記憶装置201と、制御装置202を備えるデ
ータ記憶ファイル装置の概略図である。図2、図3にお
いて、磁気ディスク記憶装置201は、スピンドルモー
タ208の駆動により回転可能で、かつ磁気記録可能な
記録面を有する磁気ディスク205を単一あるいは複数
備える。磁気ディスク205の回転制御は、制御装置2
02が発生する磁気ディスク回転制御信号204によっ
て行う。磁気ディスク205へのデータ情報の記録及び
再生は、磁気ディスク205を回転した状態で、ヘッド
アーム209に取り付けられた磁気ヘッド206により
行う。データ情報の再生は、磁気ヘッド206の出力を
再生チャネルを内蔵する信号処理LSIに入力、処理す
ることにより行われる。磁気ヘッド206は、ヘッドア
ーム209を介してヘッドポジショナ207により磁気
ディスク205の半径方向に移動できる構造となってお
り、制御装置202が発生するヘッド位置制御信号20
3により磁気ディスク205に対して磁気ヘッド206
が所望の位置に設定されるよう制御を行う。
【0012】図1は、本発明のTA補償再生を実行する
ために、データ記憶ファイル装置に適用可能なサーマル
アスピリティ補償再生チャネルの構成を示している。図
中、206は、再生ヘッドとしてMRヘッドを備えた磁
気ヘッド、101はプリアンプ、102は可変利得アン
プ(以下VGAと略す)、103はローパスフィルタ
(以下LPFと略す)、104はアナログ−ディジタル
変換器(以下ADCと略す)、105はディジタルフィ
ルタ、106は復号器、107はタイミング生成回路、
108は振幅検出回路であり、プリアンプ101乃至振
幅検出回路108からなるチャネルは、既に公知な通常
のディジタル再生チャネルである。109はTA検出手
段、110は記憶手段、111はTA除去手段、112
はデータ置換手段であり、サーマルアスピリティ補償再
生チャネルのために設けられた手段である。
【0013】各部動作については後述するとして、まず
本サーマルアスピリティ補償再生チャネルの全体動作に
ついて概述する。図1において、磁気ヘッド206によ
る読み出し信号113は、プリアンプ101により増幅
され、さらに、VGA102により増幅される。ここ
で、VGA102の増幅率は、ディジタルフィルタ出力
118の振幅が適正となるように、ディジタルフィルタ
出力118の振幅を検出する振幅検出回路108の出力
により制御される。VGA出力115は、LPF103
により高域周波数成分を除去した後、ADC104によ
りサンプリングを行いディジタルデータに変換する。デ
ィジタルフィルタ105は、ADC出力データ117系
列を用いて再生チャネル特性が所望の特性となるよう等
化を行う。ディジタルフィルタ出力118は、データ置
換手段112に入力される。データ置換手段112は、
復号器入力信号119を、ディジタルフィルタ出力11
8とするか、後述するTA除去手段出力124とするか
を選択する回路であって、選択条件は後述するTA検出
手段109が出力するデータ置換許可信号123に依っ
ている。すなわち、置換許可信号123が不許可状態の
場合にはディジタルフィルタ出力118を、置換許可信
号123が許可状態の場合にはTA除去手段111出力
データを、復号器入力信号119として選択するよう動
作する。復号器106は、復号器入力信号119データ
を“1”、“0”のデータ列に復号し、復号データ12
0を出力する。
【0014】タイミング生成回路は、ADC104のサ
ンプリングタイミングを与えるクロック121を生成す
るものであって、ディジタルフィルタ出力118に対し
て復号器106が復号を行なう際のタイミングを、該デ
ィジタルフィルタ出力118から抽出し、復号器入力信
号119に対して周波数および位相が最適となるよう制
御されたクロック121を生成する。なおクロック12
1はADC104の他、再生チャネルを構成する要素の
うちディジタル処理を行なっている各要素の基本クロッ
クとなる。なお、図1においては、クロック121の接
続については記載を省略している。
【0015】TA検出手段109は、再生ヘッド206
でTAが発生したか否かを検出する手段であって、LP
F出力116を監視することによりTAの発生を検出す
るよう動作する。本手段では、検出結果から記憶手段動
作許可信号125、データ置換許可信号123、再リー
ド要求信号128を生成する。ここで、データ置換許可
信号123、再リード要求信号128については、現状
リード動作が再リードモードか否かを示す再リード信号
により制御を変える構成としている。なお、再リード信
号127は、上位制御装置が発生する。記憶手段110
は、ディジタルフィルタ出力118のデータ系列を記憶
するものであって、TA検出手段109の記憶手段動作
許可信号125によりデータ系列の記憶を開始し、一定
期間のデータ系列をすべて記憶する。TA除去手段11
1は、記憶手段110に記憶されたデータ系列を用いて
TA成分を除去したデータ系列を算出する。該算出結果
は、TA除去手段出力124として再リード動作の際
に、TA発生領域でのディジタルフィルタ出力118の
替わりにデータ置換手段112により選択され復号器1
06に入力される。
【0016】以上述べた各要素についてさらに詳述す
る。図4は、TA検出手段109について具現化した一
構成例を示したものである。まず、TA検出方法につい
て説明する。本構成例では、適当な閾値を定め、これを
越える振幅が入力されるか否かを判定することによりT
A検出を行なうこととしている。回路構成は、正側基準
値+Vthより大なる振幅が入力された場合、負側基準
値−Vthより小なる振幅が入力された場合についてそ
れぞれコンパレータ回路401および402で検出を行
い、そのOR結果をTA検出結果としている。つぎに、
データ置換許可信号123、再リード要求信号128、
記憶手段動作許可信号125の生成方法について説明す
る。再リード要求信号128は、その時の復号結果はT
A発生により誤る可能性が高いため、再度同一記録デー
タをリードするよう上位制御装置に要求する信号であ
る。該再リード要求信号128は現状のリード動作が再
リードモードか否かを示す信号である再リード信号12
7の反転信号とTA検出結果とのAND条件で生成され
る。記憶手段動作許可信号125は、記憶手段110が
記憶動作を行うか否かを制御する信号であって、再リー
ド要求信号128を基にワンショット回路407で設定
される期間だけ出力される。データ置換許可信号123
は、TA発生期間のデータについては、再リード動作の
際すでにTA除去手段111で求められたTA除去手段
111の出力124を復号器入力信号119として選択
するためにデータ置換手段112を制御する信号であっ
て、再リード信号とTA検出結果とを入力とするAND
回路とワンショット回路406により構成される。な
お、ワンショット回路406、及び407のワンショッ
ト期間は同一としておく必要がある。
【0017】図5は、記憶手段110について具現化し
た一構成例を示したものである。本構成例では、シフト
レジスタ501、AND回路502より構成している。
AND回路502は、記憶手段動作許可信号125とデ
ィジタル部動作クロック121のANDをとりシフトレ
ジスタ501の動作クロック信号503を生成し、シフ
トレジスタ501に供給する。ディジタルフィルタ出力
はmビット並列の信号(mはADCがサンプリングした
値をディジタル化したときのビット数である)であり、
この信号が動作クロック信号503に同期して順次シフ
トレジスタ501に格納される。なお、シフトレジスタ
段数nは、TA発生から収束するまでの期間のデータ系
列を記憶するに十分な段数を設定する必要があるため、
図4に示したワンショット回路406、407もこれに
合わせてワンショット期間を設定しておく必要がある。
【0018】図6は、TA除去手段111について具現
化した一構成例を示したものである。TA成分は一般に
信号周波数帯域に対して低い周波数帯域信号である。こ
のため低域周波数成分をカットすればTA成分を大幅に
低減した波形を得ることができる。つまりハイパスフィ
ルタを用いる方法によりTA成分を効率的に低減可能で
ある。本構成例では、上記の方法によりTA成分を除去
するものとし、有限インパルスレスポンスディジタルフ
ィルタ(以下FIRフィルタと略す)によりハイパスフ
ィルタを構成している。
【0019】TA除去手段111の回路は記憶手段11
0の出力を再びシリアルのデータ系列に変換するパラレ
ル−シリアル変換器601、TA除去のためのハイパス
フィルタ特性を有するようタップ係数をセットしたFI
Rフィルタ602、記憶手段を備え、FIRフィルタ6
02出力値系列を記憶し、置換許可信号が許可状態とな
ったときにデータ置換手段112にディジタル部動作ク
ロック121に同期して記憶されたFIRフィルタ60
2出力値系列を出力する出力制御回路603により構成
している。パラレル−シリアル変換器601への入力
は、記憶手段110から読み出された複数のmビット並
列の信号であり、パラレル−シリアル変換器601はm
ビット並列の信号を単位としたシリアルな信号を出力す
る。パラレル−シリアル変換器601、FIRフィルタ
602、出力制御回路603の動作クロックであるTA
除去手段動作クロック129は、TA除去の演算処理中
のみ動作するものとしている。TA除去処理は、記憶手
段110への書き込みが終了してから再リード時までに
行われればよいため、高速な処理を必要とせず、TA除
去手段動作クロック129は、ディジタル部動作クロッ
ク121より低い周波数のものでよい。
【0020】また、図8は出力制御回路603の一構成
例を示しており、TA検出手段109からデータ置換許
可信号123が出力されると、TA除去手段111の記
憶手段801にはクロックとしてディジタル部動作クロ
ックが供給され、TAを除去した信号が記憶手段801
から読み出され、データ置換手段112に出力される。
図7にFIRフィルタ602の一構成例を示す。ここ
で、FIRフィルタ602のタップ数は、TA除去に十
分なハイパスフィルタ特性となるようなタップ数が設定
される。図9は、データ置換手段112について具現化
した一構成例を示したものである。回路構成は、データ
置換許可信号123により出力データを選択するセレク
タ回路により構成している。
【0021】上記したTA補償再生チャネルは信号処理
LSIに内蔵し、この信号処理LSIをデータ記憶ファ
イル装置に搭載することにより、TA成分を含んだMR
ヘッドの出力に対する再生処理を行うことができる。ま
た、上記TA除去手段構成例は、すべて回路により構成
するものとしているが、高速な処理を必要としないこと
から、FIRフィルタ602は、汎用プロセッサを用い
て、ソフトウェアによる演算処理を用いて実現すること
も可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、TA発生時においても
再リード動作時には正しい復号データを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のサーマルアスピリティ補償再生チャネ
ルの構成を示す図である。
【図2】データ記憶ファイル装置の概略構成を示す図で
ある。
【図3】図2のデータ記憶ファイル装置におけるディス
クに対するアクセス機構を示す図である。
【図4】TA検出手段の一構成例を示す図である。
【図5】記憶手段の一構成例を示す図である。
【図6】TA除去手段の一構成例を示す図である。
【図7】図6におけるFIRフィルタの一構成例を示す
図である。
【図8】図6における出力制御回路の一構成例を示す図
である。
【図9】データ置換手段の一構成例を示す図である。
【符号の説明】
101 プリアンプ 102 VGA 103 LPF 104 ADC 105 ディジタルフィルタ 106 復号器 107 タイミング生成回路 108 振幅検出回路 109 TA検出手段 110 記憶手段 111 TA除去手段 112 データ置換手段 206 磁気ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーマルアスピリティ(以下、TAとい
    う)が発生した場合でも誤りのない再生動作を可能にす
    るサーマルアスピリティ補償再生チャネルであって、 磁気ヘッドの出力信号を入力して復号データを出力する
    ディジタル再生チャネルにTA検出手段、データ系列記
    憶手段、TA除去手段、データ置換手段を設け、 前記TA検出手段は、前記ディジタル再生チャネルのロ
    ーパスフィルタ出力を入力してTAを検出したとき、再
    リード要求信号及び記憶手段動作許可信号を出力し、再
    リード時にTAを検出したとき、データ置換許可信号を
    出力し、 前記データ系列記憶手段は、前記記憶手段動作許可信号
    を受けたとき、前記ディジタル再生チャネルのディジタ
    ルフィルタ出力信号を書き込み、記憶し、 前記TA除去手段は、前記データ系列記憶手段に記憶さ
    れたディジタルフィルタ出力信号を読み出し、該信号か
    らTA成分を除去して除去後の信号を保持し、データ置
    換許可信号を受けたとき保持した信号を出力し、 前記データ置換手段は、前記ディジタルフィルタ出力信
    号と前記TA除去手段の出力信号を入力し、前記データ
    置換許可信号を受けたとき、前記TA除去手段の出力信
    号を選択し、受けないとき、前記ディジタルフィルタ出
    力信号を選択して、前記ディジタル再生チャネルの復号
    器に出力することを特徴とするサーマルアスピリティ補
    償再生チャネル。
  2. 【請求項2】 磁気データ記録媒体および磁気ヘッドを
    備えるデータ記憶ファイル装置において、 前記磁気ヘッドの出力を受けて再生動作を行う再生チャ
    ネルとして請求項1記載のサーマルアスピリティ補償再
    生チャネルを備えることを特徴とするデータ記憶ファイ
    ル装置。
  3. 【請求項3】 データ記憶ファイル装置に搭載する信号
    処理LSIであって、 該信号処理LSIは請求項1記載のサーマルアスピリテ
    ィ補償再生チャネルを内蔵することを特徴とする信号処
    理LSI。
JP16536997A 1997-06-06 1997-06-06 サーマルアスピリティ補償再生チャネル及びデータ記憶ファイル装置及び信号処理lsi Pending JPH10340417A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004288359A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Agere Systems Inc Dcレベル・シフトを含むサーボ・データの処理

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JP2004288359A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Agere Systems Inc Dcレベル・シフトを含むサーボ・データの処理
JP2011008914A (ja) * 2003-03-24 2011-01-13 Agere Systems Inc Dcレベル・シフトを含むサーボ・データの処理
JP4647926B2 (ja) * 2003-03-24 2011-03-09 アギア システムズ インコーポレーテッド Dcレベル・シフトを含むサーボ・データの処理

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