JPH11202122A - カラ−フィルター作製法 - Google Patents
カラ−フィルター作製法Info
- Publication number
- JPH11202122A JPH11202122A JP2044998A JP2044998A JPH11202122A JP H11202122 A JPH11202122 A JP H11202122A JP 2044998 A JP2044998 A JP 2044998A JP 2044998 A JP2044998 A JP 2044998A JP H11202122 A JPH11202122 A JP H11202122A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- vessel
- resin
- color filter
- fluorocarbon
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面の平坦性にムラがなく、品質良好なカラ
−フィルターを作製すること。 【解決手段】 基板10に樹脂11を塗着し、基板10
を飽和溶剤の雰囲気下に置く。所定時間経過に樹脂11
の表面が平坦化する。
−フィルターを作製すること。 【解決手段】 基板10に樹脂11を塗着し、基板10
を飽和溶剤の雰囲気下に置く。所定時間経過に樹脂11
の表面が平坦化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷法によって基
板上の樹脂表面を平坦化する液晶用のカラ−フィルター
作製法に関する。
板上の樹脂表面を平坦化する液晶用のカラ−フィルター
作製法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷法におけるカラ−フィルターの表面
平滑手段としては、撥インキ性の処理を施した平坦化面
(プレスシート)でプレスする方法がとられている。
平滑手段としては、撥インキ性の処理を施した平坦化面
(プレスシート)でプレスする方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したプレスによる
従来の平坦化法では、塗着されているインキ体積のムラ
やシート表面の平坦性のムラ、撥インキ性処理のぬれ性
のムラによるプレス後のインキ面から離れる際に新たに
発生する“糸曳き現象”など平坦化には限界があり、膜
厚ムラ0.04〜0.05μ以下にするのが難しかっ
た。しかし液晶品質の更なるアップに伴ってフィルター
の平坦性の向上も求められている。
従来の平坦化法では、塗着されているインキ体積のムラ
やシート表面の平坦性のムラ、撥インキ性処理のぬれ性
のムラによるプレス後のインキ面から離れる際に新たに
発生する“糸曳き現象”など平坦化には限界があり、膜
厚ムラ0.04〜0.05μ以下にするのが難しかっ
た。しかし液晶品質の更なるアップに伴ってフィルター
の平坦性の向上も求められている。
【0004】本発明はこのような従来の要望に応えるた
めに、表面の平坦性にムラがなく品質の向上に資するこ
とのできるカラ−フィルター作製法を提供するものであ
る。
めに、表面の平坦性にムラがなく品質の向上に資するこ
とのできるカラ−フィルター作製法を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、基板上
に樹脂を塗着させ、その後飽和溶剤雰囲気下に置くこと
によって樹脂表面を平坦化する手段をとることとしてい
る。溶剤には代替フロン又はアルコール系溶剤を使用
し、樹脂にはレッド、グリーン、ブルーの着色透明樹脂
を充て該樹脂の塗着にあたっては三色印刷機を用いる。
に樹脂を塗着させ、その後飽和溶剤雰囲気下に置くこと
によって樹脂表面を平坦化する手段をとることとしてい
る。溶剤には代替フロン又はアルコール系溶剤を使用
し、樹脂にはレッド、グリーン、ブルーの着色透明樹脂
を充て該樹脂の塗着にあたっては三色印刷機を用いる。
【0006】
【発明の実施の形態】印刷・プレス後、乾燥する前に樹
脂塗着基板を溶剤の雰囲気の中に置き、インキのビヒク
ルを流動化(流し)し平坦にする。
脂塗着基板を溶剤の雰囲気の中に置き、インキのビヒク
ルを流動化(流し)し平坦にする。
【0007】
【実施例】実施例について説明すると、図1は基板10
上に塗着した樹脂11の処理前(a)と処理後(b)の
状態を示すもので、溶剤として代替フロン(旭硝子製、
アサヒクリンAK−225)を使用する。すなわち冷却
(5°C以下)された完全に密閉できる容器(図示せ
ず)の下段に代替フロンを入れた加熱機構付きバットを
置き、上段にレッド、グリーン、ブルーの着色透明樹脂
11を三色印刷機で塗着した未乾燥の基板10を入れた
カセットを配置する。そしてこのとき基板10は水平に
置く。
上に塗着した樹脂11の処理前(a)と処理後(b)の
状態を示すもので、溶剤として代替フロン(旭硝子製、
アサヒクリンAK−225)を使用する。すなわち冷却
(5°C以下)された完全に密閉できる容器(図示せ
ず)の下段に代替フロンを入れた加熱機構付きバットを
置き、上段にレッド、グリーン、ブルーの着色透明樹脂
11を三色印刷機で塗着した未乾燥の基板10を入れた
カセットを配置する。そしてこのとき基板10は水平に
置く。
【0008】容器を完全に密閉した後にフロンを加熱
(20〜55°C)し、容器の中を飽和状態にし、その
まゝ所定時間(10〜60分)放置する。次に容器を冷
却しフロンが液化したことを確認して基板10を取り出
す。こうすることによって着色透明樹脂11の顔料13
は沈降して該位置に留まるのに対し、ビヒクル12のみ
が流動化し基板10上を流れ平坦な面を形成する。
(20〜55°C)し、容器の中を飽和状態にし、その
まゝ所定時間(10〜60分)放置する。次に容器を冷
却しフロンが液化したことを確認して基板10を取り出
す。こうすることによって着色透明樹脂11の顔料13
は沈降して該位置に留まるのに対し、ビヒクル12のみ
が流動化し基板10上を流れ平坦な面を形成する。
【0009】図2は自動化を想定した枚葉処理の方法を
示すもので、装置本体1は、上部側壁に、ガラス基板1
0の挿入口2と搬出口3を対設している。本体1の内底
部には溶剤用液だめ4を設けてあり、該液だめ4にはヒ
ーター5を取り付けている。
示すもので、装置本体1は、上部側壁に、ガラス基板1
0の挿入口2と搬出口3を対設している。本体1の内底
部には溶剤用液だめ4を設けてあり、該液だめ4にはヒ
ーター5を取り付けている。
【0010】更に本体1内には、雰囲気攪拌用のファン
6と、基板10の下降、横移動、上昇を行うエスカレー
ター様の搬送具7が設けてある。また必要によって下降
側と上昇側を仕切る隔壁8を中央部に取り付ける。
6と、基板10の下降、横移動、上昇を行うエスカレー
ター様の搬送具7が設けてある。また必要によって下降
側と上昇側を仕切る隔壁8を中央部に取り付ける。
【0011】動きについて説明すると、液だめ4に溶剤
9であるフロンを入れ、ヒーター5にて加熱(20〜6
0°C)し、ファン6でゆっくり攪拌し均一な溶剤雰囲
気を作る。このときフロンは重いため中〜下部に滞留す
る。基板10は上部の挿入口2から入り搬送具7の動き
に沿って下降しながら雰囲気中を通過しつつエージング
され、所定時間(10〜60分)経過後上昇し、搬出口
3より搬出される。なお上記実施例では溶剤9をフロン
としたが、フロンに代えてアルコール系溶剤を用いるよ
うにしてもよい。
9であるフロンを入れ、ヒーター5にて加熱(20〜6
0°C)し、ファン6でゆっくり攪拌し均一な溶剤雰囲
気を作る。このときフロンは重いため中〜下部に滞留す
る。基板10は上部の挿入口2から入り搬送具7の動き
に沿って下降しながら雰囲気中を通過しつつエージング
され、所定時間(10〜60分)経過後上昇し、搬出口
3より搬出される。なお上記実施例では溶剤9をフロン
としたが、フロンに代えてアルコール系溶剤を用いるよ
うにしてもよい。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明は、基板上に樹脂を
塗着し、該樹脂塗着基板を飽和溶剤の雰囲気中に置くこ
とによって、所定時間経過後に樹脂表面が自動的に平坦
化することを特徴としており、この方法によって得られ
た製品と従来の製品とを比較した結果、従来品のカラ−
フィルターでは表面の凹凸がレンジで0.04μあった
ものが本処理によって0.01μまでに向上したことが
確認された。この値はフォトリソ法で作製した製品と同
レベルの値となっており、印刷法で作製したカラ−フィ
ルターであっても本処理を行うことによりフォトリソ法
で作製した物と同等の平坦品質を得られることが立証で
きた。
塗着し、該樹脂塗着基板を飽和溶剤の雰囲気中に置くこ
とによって、所定時間経過後に樹脂表面が自動的に平坦
化することを特徴としており、この方法によって得られ
た製品と従来の製品とを比較した結果、従来品のカラ−
フィルターでは表面の凹凸がレンジで0.04μあった
ものが本処理によって0.01μまでに向上したことが
確認された。この値はフォトリソ法で作製した製品と同
レベルの値となっており、印刷法で作製したカラ−フィ
ルターであっても本処理を行うことによりフォトリソ法
で作製した物と同等の平坦品質を得られることが立証で
きた。
【0012】また本発明は、カラ−フィルター表面に行
われるコーティングの平坦品質向上のためにも使用する
ことができる。例えばロールコーターでコーティングし
た物に対して本処理を行うことでスピンコートしたもの
と同一の品質が得られた。
われるコーティングの平坦品質向上のためにも使用する
ことができる。例えばロールコーターでコーティングし
た物に対して本処理を行うことでスピンコートしたもの
と同一の品質が得られた。
【0013】スピンコートは平坦性がよいのでカラ−フ
ィルター作製法として広く利用されているが、樹脂の使
用効率が5%以下であり材料費が極めて高いという不利
がある。然もカラ−フィルターの大型化に伴い大型のス
ピンナー(スピンコート機)が求められているが、製造
が頗る困難であることなどを考え合わせると、ロールコ
ーターと本発明との併用はスピンコートに代わるものと
して極めて有意義といえる。
ィルター作製法として広く利用されているが、樹脂の使
用効率が5%以下であり材料費が極めて高いという不利
がある。然もカラ−フィルターの大型化に伴い大型のス
ピンナー(スピンコート機)が求められているが、製造
が頗る困難であることなどを考え合わせると、ロールコ
ーターと本発明との併用はスピンコートに代わるものと
して極めて有意義といえる。
【0014】しかして本発明で得られたカラ−フィルタ
ーは、着色透明樹脂の塗着に三色印刷機を用いる等でフ
ォトリソ法に比べ安価に得られ、したがって広範な分野
の実施に供される実益がある。
ーは、着色透明樹脂の塗着に三色印刷機を用いる等でフ
ォトリソ法に比べ安価に得られ、したがって広範な分野
の実施に供される実益がある。
【図1】基板上の樹脂の処理前(a)と処理後(b)の
実施例説明図である。
実施例説明図である。
【図2】本発明の実施例である枚葉型を考慮した装置の
概略断面図である。
概略断面図である。
9 溶剤 10 基板 11 樹脂 12 ビヒクル 13 顔料
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に樹脂を塗着し、この樹脂塗着基
板を飽和溶剤の雰囲気下に置き、所定時間経過とともに
樹脂表面の平坦化がなされることを特徴とするカラ−フ
ィルター作製法。 - 【請求項2】 溶剤として代替フロン又はアルコール系
溶剤を用いる請求項1記載のカラ−フィルター作製法。 - 【請求項3】 樹脂として、レッド、グリーン、ブルー
の着色透明樹脂を用いる請求項1記載のカラ−フィルタ
ー作製法。 - 【請求項4】 着色透明樹脂の塗着に、三色印刷機を用
いる請求項3記載のカラ−フィルター作製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2044998A JPH11202122A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | カラ−フィルター作製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2044998A JPH11202122A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | カラ−フィルター作製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11202122A true JPH11202122A (ja) | 1999-07-30 |
Family
ID=12027384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2044998A Pending JPH11202122A (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | カラ−フィルター作製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11202122A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100557455B1 (ko) * | 2001-07-10 | 2006-03-07 | 엔이씨 엘씨디 테크놀로지스, 엘티디. | 유기막의 평탄화방법 및 이를 이용한 액정표시장치 제조방법 |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP2044998A patent/JPH11202122A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100557455B1 (ko) * | 2001-07-10 | 2006-03-07 | 엔이씨 엘씨디 테크놀로지스, 엘티디. | 유기막의 평탄화방법 및 이를 이용한 액정표시장치 제조방법 |
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