JPS581680B2 - ポリウレタン組成物を利用したアクセサリ−の製造方法と製造装置 - Google Patents

ポリウレタン組成物を利用したアクセサリ−の製造方法と製造装置

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JPS581680B2
JPS581680B2 JP51002674A JP267476A JPS581680B2 JP S581680 B2 JPS581680 B2 JP S581680B2 JP 51002674 A JP51002674 A JP 51002674A JP 267476 A JP267476 A JP 267476A JP S581680 B2 JPS581680 B2 JP S581680B2
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JP
Japan
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plastic
insignia
cast
decorative
composition
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JP51002674A
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ロバ−ト・エメツト・ウオ−フ
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DEII ERU OORUDO CO
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DEII ERU OORUDO CO
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は琺瑯の代替品として使用する物質を製造する方
法および組成物に関する。
本発明はまたこの物質から現代の自動車に用いられる記
章を製造することに関する。
まず二種類の化学的化合物を作り、次にこれらを組み合
わせて透明な硬いプラスチック物質を形成する。
このポリウレタン型化合物はポリプロピレン・グリコー
ル類と脂肪族ジイソシアネートとを反応させることによ
って作られる。
この生成物中に化学物質の使用を容易にするには、まず
該グリコール類およびジイソシアネートを配合してとり
扱いやすい、2つの部分から成る組成物とし、次にこれ
ら2つの部分を適当な割合で混合し、抜気して気泡を除
去してから記章またはその他の表面へ流しこんで透明な
硬いプラスチック物質を形成する。
このように本発明の目的は琺瑯の代替品に好適な、透明
で硬質のプラスチック物質を製造することである。
本発明の別な目的はポリプロピレン・グリコール類と脂
肪族ジイソシアネートとの反応によって透明な硬質のプ
ラスチック物質を製造することである。
本発明のさらに別な目的は日光堅牢性および耐候性を有
する100%固体の透明なポリウレタン化合物を生成す
ることである。
本発明の他の目的はポリウレタンの安定化を助けるため
に酸化防止剤を用いることである。
本発明の別な目的はジオール類で変性した弾性を有する
トリオール類およびテトロール類を用いて硬質のガラス
状無色のポリウレタンを製造することである。
本発明の別な目的は琺瑯の代替品として硬質のガラス状
ポリウレタン化合物を使用することである。
本発明の別な目的は独特の記章製造法を提供することで
ある。
本発明の別な目的は成形プラスチック記章におけるサポ
ートを持たないインレイを提供することである。
本発明の別の目的はディスク上に記章を渡しこみ成形す
る独特な方法を提供することである。
本発明の別な目的は支持された面上に記章を流しこみ成
形する方法を提供することである。
本発明のこれらの目的およびさらに別な目的は以下の記
載および添付図面から明らかとなろう。
本発明の基礎となるものの一つは、琺瑯の代替品として
使用する、透明な硬質のプラスチック物質を形成するこ
とである。
これは基本的にインシアネート物質とポリオールとの反
応によってウレタン・ポリマーを形成することである。
これは全く簡単な付加反応であり、二官能性または多官
能性反応剤を用いると直接ポリマーを生成することがで
きる。
ウレタン基の窒素原子上にある水素はより多くのインシ
アネートと反応してアロファネートを生成することがで
き、これらのアロファネートはポリウレタンに分枝また
は交叉結合を導入するための手段となる。
この反応によって熱安定性が高く、抗加水分解性の結合
が得られる。
本方法においてはポリウレタン化合物は、ポリプロピレ
ン・グリコール類と脂肪族ジイソシアネートとの反応に
よって生成する。
製造の際にこれらの化学物質の使用を容易にするために
該グリコール類およびジイソシアネートを配合して処理
の容易な二つの部分から成るものにする。
第一の部分、すなわち部分A(これは二つの部分から成
る系のうちのポリオール部分である)は、適当な触媒、
表面活性剤、光安定化剤および熱安定化剤を加えて二官
能性、三官能性および(または)四官能性ポリプロピレ
ン・グリコールを混合することによって得られる。
このポリオール部分Aは一分子当たり二個、三個、四個
またはそれ以上の水酸基を有するポリプロピレン・グリ
コールあるいはこれらの混合物から製造する。
これらのポリオールを触媒、紫外線吸収剤、酸化防止剤
および表面活性剤と配合する。
配合後これを29インチ(73・66cm)の真空下で
1時間90℃に加熱し、室温に冷却し、包装する。
曲型的な処方は次のとおりである。部分 A ポリプロピレン・グリコール (トリオール)TP−440 77.57ポリプ
ロピレン・グリコール (ジオール)P−245 19.39
触媒(DBTDL, dibutyl tin dil
aurate )1.10 酸化防止剤( Naugard P,ユニロイヤル化学
社製)1.00 紫外線吸収剤(UV−317,モーベイ化学社製)1.
00 表面活性剤SF−69(ゼネラルエレクトリック社製)
0.04/100.00 触媒(DBTDL)の量は0.10〜2.00の範囲と
することができ;酸化防止剤の量は0.25〜2,00
の範囲;紫外線吸収剤(UV−317)は0.25〜2
.00;表面活性剤SF−69の量は0.01〜0.1
0の範囲で変えることができる。
トリオールの分子量は300〜3000の範囲、ジオー
ルの分子量は400〜2000の範囲で変えることがで
きる。
該組成物を構成するもう一方の部分、すなわち部分Bは
、脂肪族ジイソシアネートと二官能性、三官能性または
四官能性のポリオールと反応させて準プレポリマーとす
ることによって得られる。
このプレポリマーの目的は部分Aとジイソシアネート部
分Bとの最終反応速度および粘度を調節することである
この二官能性、三官能性および四官能性の乾燥ポリオー
ルを該ジイソシアネートと混合し、29インチ(73.
66cm)真空下で一時間ゆっくりと90℃に加熱し、
次に室温に冷却し、包装する。
曲型的な処方は次のとおりである。部分 B ポリプロピレン・グリコール (トリオール)TP−440 15.00ハイレ
ン( Hylene )■W (ジイソシアネート) 85.00100
.00 該トリオールの分子量は400〜2000の範囲で変え
ることができ、ハイレンRの範囲も広い。
部分A、部分Bのいずれにおいてもトリオールの代りに
テトロール類を用いることができる。
また任意の適当なジオールも使用することができる。
触媒は錫、鉛、亜鉛、水銀、ビスマス、カドミウム、ア
ンチモン等からなる群から選んだ任意の重金属の化合物
である。
無色化合物を与える適当な酸化防止剤を使用することが
できる。
適当な紫外線吸収剤はポリオールに可溶性であって、最
終生成物中で透明であるものである。
表面活性剤はシリコーン化合物であり、数多くのシリコ
ーン化合物から選んだものである。
ハイレン( Hylene )RWは脂肪族ジイソシア
ネートの一種であり、このハイレンの代わりにヘキサメ
チレン・ジイソシアネート、キシレン・ジイソシアネー
ト、シクロヘキシル・ジイソシアネートまたは任意の光
安定性(飽和)ジイソシアネートを使用できる。
上述のようにして部分Aと部分Bとを調製してからこれ
ら二つの部分を適当な割合で混合し、抜気して空気泡を
除き、記章その他の表面上に注いで透明な硬質のプラス
チック物質を形成する。
熱を加えて硬化を促進することができる。
ポリプロピレン・グリコール(ジオール)およびポリプ
ロピレン・グリコール(トリオール)は一般に市販され
ているものであり、例えばBASFワイアンドット・コ
ーポレーション(Wyandot−te Corpor
ation )がそれぞれP−410およびTP−44
0として製造しているものを用いることができる。
これら部分Aと部分Bとの両方を次の割合で混合する。
部分A 44.50 部分B 55.50 100.00 これは好ましい割合であるが、この割合は部分A40〜
50%、部分B60〜50%の範囲で変えることができ
る。
得られるウレタン化合物は100%固体であって、透明
で日光堅牢性および耐候性を有する。
ジオールを用いて弾性を変性したトリオールおよびテト
ロールを用い、またポリウレタンの安定性を助長するた
めに酸化防止剤を用いて硬質のガラス状、無色のポリウ
レタンを製造する技術は新規なものであると信じられる
化合物を製造してこれを流し込み成型して記章を作るに
は次のような工程を経て行なう。
まず最初に、記章を作るためにプラスチックを流しこむ
クロム部品を完全にきれいにする。
すなわちNE−6と熱水との熱浴に浸し、陰極、陽極を
きれいに洗い落とし〔いずれもオーカイト( Oaki
te ) 190および熱水により180°F(82.
2℃)〕空気撹拌したクロム酸および水の中でクロム酸
浸漬によるすすぎを行ない、すゝぎおよび浸透工程の後
で最後に空気乾燥工程を行なう。
アルミニウム部品は蒸気スプレーを行ない、液に浸して
きれいにし、すすぎ、還元し、すすぎ、浸漬による光沢
っけを行ない、すすぎ、電解を施して保護薄膜を与え、
すすぎ、乾燥する。
この結果陽極フイルムの厚みは0.00030〜0.0
0040インチ(0.0076〜0.010mm)とな
る。
次に適当なプライマーを用いて、洗浄時(クロム部品)
または電解時(アルミニウム部品)から教えて8時間以
内にプライミングを行なう。
厚みは0.00020〜0.0040インチ(0.00
51〜0.10mm)とし、その範囲はプラスチック成
形品の接点を少くとも0.1000インチ(2.54m
m)を越える程度とする。
塗料を必要とする部品はプライミングが一週間以内に塗
装する。
この塗装を行なう前にこれらの部品を少くとも200°
F(93.3℃)に60分焼く。
次にこれらの部品にスプレーによる塗装を行なう。
塗装した部品を次に流しこみ成形部門に送り、ここで塗
装後一週間以内に流し込み成形を行なう。
第1図は流し込み成形装置を示すものであり、これを全
体的に10で表わす。
真空ライン12はそれぞれライン14および16を経て
貯蔵−抜気タンク22および24に接続する。
ライン14および16に一対の玉弁18および20を挿
入してタンクに空気が逆流しないようにする。
玉弁32および28を有する供給ライン30および26
はそれぞれタンク22および24に成分部分Aおよび部
分Bを供給する。
「A」および「B」の物質は抜気のため撹拌されるのが
よい。
抜気された物質はパイプ34、36を流下して玉弁38
,40、フィルター42,44、測定装置を通って混合
・成形ヘッド46に達する。
このヘッド46は標準設計のものである。
この成形ヘッド46の下方に該ヘッドと調時させた移動
コンベヤ48が配置されている。
このコンベヤは流し込み成形すべき飾りまたはその部分
片、例えば50を運ぶ。
この部分片が成形ヘッドの下に来た時にベルトが停止す
る。
一定量のプラスチック物質を空所に流し込み、次いでこ
のコンベヤが移動して次の部分片を位置決めする。
こうして充填された部分片は移動して四つの焼成域に達
する。
これら四つの焼成域のうち、最初の三つは温度が170
°F(76.7℃)であり、四つ目の焼成域の温度は1
60°F(71.1℃)である。
これらの部分片を次に冷却してとり出す。
流し込み成形を行なう前に部分片を150下(65.6
℃)に加熱してこれらが流し込まれる物質とよく密着す
るようにする。
流し込み成形された物質はもろくなく、硬質であって強
力な洗剤や衝撃に耐える。
これはまた硬水および湿気テスト、塩および酸テスト、
高温および低温テスト、およびガス・テストに耐える。
このように該物質は塗装した装飾部品に対する優れた充
てん材である。
硬化した物質はショア「D」硬度80〜85、比重1.
06である。
組成物の一成分である部分Aの粘度は300〜1000
cps(centapoise)の範囲内で変り得るが
、25℃で375cps2RPMブルックフィールド(
Brookfield )#4スピンドル;25℃で
390cps(範囲;300〜1000cps)20R
PM RVFブルツクフィールド#4スピンドルである
組成物の一成分である部分Bの粘度は25℃で500c
ps 2RPM RVF ブルツクフィールド#4スピ
ンドル、25℃で20RPMブルツクフィールド+4ス
ピンドルである。
成分部分Aの比重は1.05、成分部分Bの比重は1.
07である。
さらに、重量による混合比は部分A45部に対し、部分
B55部である。
容量による混合比は部分A1部に対し、部分B1部であ
る。
容量許容差は±2分の1部を超えてはならない。
部分AおよびBの混合物のゲル時間は150°F(65
.6℃)において2〜7分の範囲であるが、約2分10
秒とする。
流し込み成型した記章の頂部にハイ・クラウンまたはふ
くらみをつけたい時には200°F(93℃)までの室
温でより長時間硬化を行なうことができる。
この装飾部分は湿気、脂、ほこりおよびその他の異物を
含んでいてはならない。
この部分は完全に水平でなければならず、該部品の空所
上にある擁提( retaining dike )は
比較的平らでなければならない。
混合・成形ヘッド中で該成分部分を共に注意深くよく混
合する。
この物質を混合する時空気を入れないようにしなければ
ならない。
気泡が生じたら直ちにこの物質の抜気を行なわなければ
ならない。
これはこの物質をよく真空にし、次に真空操作をやめ、
また真空にし、再びこの操作をやめることによって行な
う。
該化合物の混合抜気および流し込み成形は上述のゲル時
間内に行なわなければならない。
該プラスチック物質は透明であり、流し込み成形すると
流し込み成形部分上の塗料の透明性を増し、また浮彫り
部分や凹んだ部分の細部の繊細さを向上させる。
該部品が金属、アルミニウムまたはプラスチックである
場合、流し込んだ物質の表面はわずかにクラウン状に高
くなっており、このクラウン部分は、金属、アルミニウ
ム又はプラスチックのいずれかから成る部分に流し込み
プラスチックを混合させる作用を強める。
この物質にはいろいろな色を用いて着色することができ
るが、装飾金属または塗料と対照的な色の透明な成形物
を用いた時に優れた結果が得られる。
こうしてでき上った部品は該プラスチック物質をおかす
ことなくエッチングを施すことができる。
この曲型的な例は、流し込み成形したプラスチック物質
の下にエッチングを施した透明な、電解により保護被膜
を施したアルミニウムから成る露出金属と染色した金と
を設けたものである。
特別な条件下でプラスチックに生ずるかき傷は通常の方
法でパフみがきを行なうことによって除去できる。
第2図および第3図はそれぞれ流しこみ成形した記章ま
たは装飾品の構造体を示す。
第2図は金属またはプラスチック・ベース構造体70を
有する記章を示す。
ベース68を有するこのベース構造体70は、擁壁60
、これらの擁壁土の丸みをおびた頂部66およびホット
・スタンピング、ペインテイングまたはプリンテインク
により装飾された63のような凹凸領域を持った空所6
2を有するように設計される。
この空所の細部の装飾が済んでから成形用プラスチック
を注入するかまたは空所62に流し込み成形する。
この組成物を用いた成形法が、丸みを有する頂部66よ
り上方に面が被さった場合には該空所の容積より多量の
プラスチック組成物を流し込み成形することによって利
用される。
すなわち流し込み成形によって正のメニスカスを形成す
る。
角度「Z」は66におけるプラスチック端が30゜以上
90゜まである点に対する接線である。
流し込み成形したプラスチックの厚みはいくらでもよい
が、通常は約5/32インチ(4mm)程度である。
これにも彩色して多色の記章とすることができる。
第3図はもう一つの記章の構造例を示すものである。
金属またはプラスチック製のフレーム80により、平ら
なベース84を有する空所を形成する。
接着剤を用いて、厚み0.001〜0.010インチ(
0.0254〜0.254mm)の金属箔挿入物88を
フレーム80のベース84に接着または固定する。
リトグラフイ、シルク・スクリーニングまたは金属を装
飾するのに普通に用いられるその他の方法によりこの箔
に着色あるいは情報を与える。
特定の選ばれた個所に像を浮き彫りにする。またこの箔
はマイラーのようなプラスチック物質でもよく、また平
らでも浮き彫りを有するものでもよいことに留意された
い。
この箔88をフレームに固定してからこの箔挿入物上に
透明なプラスチック・コーチング90を流し込み成形す
るとこのコーチングは箔とフレーム80の側壁との両方
に粘着する。
これは金属フレーム自体の着色またはホット・スタンピ
ングが不必要となるのでこれまでの普通の方法とは異な
る。
第4図は傾斜面91および92と傾斜した堤壁93およ
び94を有する部材90を示す。
この流しこみ成形物は平らな頂部表面96を有し、これ
は端部97,98で堤93および94に向かって次第に
下降している。
このように平らでない表面にも流しこみ成形することが
できる。
第5図は平らでしかも水平ではない面上に流しこみ成形
する例を示す。
部材99を水平面に対する角度C(図では誇張して示す
)で配置する。
この部材99は平らな空所面101と、この面101に
直角な堤壁100および105とを有する。
流し込み成形された物質は102で示すようにふくらみ
を形成し、正メニスカスを作って堤壁100の頂部と一
致する。
このプラスチックの表面は次に103で示すように反対
の曲線をえがいて104で次第に立ち上って負のメニス
カスを作って堤壁105の頂部と一致する。
第6図および第7図はそれぞれ正および負のメニスカス
の例を示す。
第6図において、平らな水平面108とこれに垂直な堤
壁(107のような)とを有する中空部材106に、こ
の空所の容積より少量のプラスチックを流し込み成形す
る。
こうして得られた表面109は平らであるが、その周囲
は110で示すように上向きに傾斜して負のメニスカス
を形成する。
本発明の組成物はその組成と表面張力とにより、図示す
るように堤壁に沿って立ち上る傾向がある。
第7図において、平らな底面113と堤壁112とを有
する中空部材111にこの空所の容積より多量のプラス
チック物質を充填する。
こうして得られた物質は一般に114で示すように平ら
であり、115で下向きに傾斜し、堤壁112の頂部と
一致する。
表面114が堤壁の頂部と比較して余り高すぎず、また
擁壁の半径が0.002インチ〜0.010インチ(0
.051〜0.254mm)であればこの物質はこぼれ
るようなことはない。
第8図および第9図は、流しこみ成形後の記章117を
部分的に硬化(90〜95%)してから、120のよう
な角度を持たせた面上にいかにして曲げるかを示すもの
である。
装飾を施した箔から成るベース119を流しこみ成形し
、平らな面上で硬化する。
冷却を行なう前にこれを真空チャックに入れて表120
上にひきよせる。
その結果箔119の平らな底面は曲がった底面121お
よび122となる。
正のメニスカスの隅部116および118は変らず、上
面117は底面121,122に平行に曲げられる。
この流しこみ成型した記章をこの配置のまま放冷する。
第10図は流しこみ成形する物質が多すぎたり、提壁の
巾が広すぎたり、125の個所が鋭かったりする場合に
生ずる様子を示す。
中空部材123は平らな底面124とこれに垂直な提壁
125とを有する。
物質125をこの中に流しこみ成型するが、高さXが一
定値を超すとこの物質は126で示すように提壁125
の頂部を超えて流出する。
第11図はまわりに垂直な側部128,130を有する
平らな金属製の円盤127を示す。
該物質の頂部は平らで、端部が下向きに傾斜して正のメ
ニスカスを形成する。
Dはこの円盤の直径、Yは物質の高さ、Wは円盤の高さ
を表わす。
Zが0.020インチ(0.51mm)の円盤に対する
試験結果は次のとおりである。
D Y 0.25in(6.35mg) 0.030in(0.
762mm)0.50in(12.7mm) 0.07
5in(1.905mm)0.75in(19.05m
m) 0.100in(2.54mm)1.00in(
25.4mm) 0.125in(3.175mm)
1.50in(38.1mm) 0.125in(3
.175mm)上の表においてYはこの物質が円盤の周
囲を超えて流れ出さない最高の高さを表わす。
円盤127に上の表のY欄より多量の液体を入れると表
面張力が破れて液体があふれ出る。
その結果フイルム断面はより薄いものとなる。
本発明の化合物は円盤温度72°F(22.2℃)で用
いた。
本発明の化合物のような液体のフリー・ボディーを固体
上にのせた場合、この液体の頂面がどの程度平らである
か、その度合が、液体と固体との接触する該端部の条件
に対する関数となる。
この液体のヌレ特性が、この液体が固体をぬらさない程
度のものであれば、固体粒子が液体粒子をひきつける力
よりも液体粒子間でたがいにひき合う力の方が大きいこ
とを示す。
すなわちこの液体の凝集力は、該固体と液体との付着力
より大きい。
液体のこの状態を「メニスカス」と呼ぶ。
本発明の化合物を平らな面上においた時に形成されるメ
ニスカスによりレンズ効果が得られる。
着色または装飾を施した面に該化合物を適用するとこの
レンズ効果によって深み、透明度および輝き等の美学的
価値が高くなる。
これらの特性を利用して、箔で裏打ちした挿入物を製造
する。
ダイ・キャスト用の空所の擁壁と該化合物とが接触する
ことによって形成されたメニスカスはレンズ効果を与え
る。
第12図は、円盤の端部が垂直でない場合にどうなるか
を示す。
円盤133は垂直端134と丸みをおびた端部135と
を有する。
物質136は円盤の垂直な端部134に隣接した個所1
37上では保持されているが、138では丸みを有する
端部135からあふれ出す。
第13図はサンプル流しこみ成型操作を示す。
ここでは真空チャック139上に一枚の離型紙(rel
ease paper)140をおき、このシートで真
空操作をする。
チャック139は複数個の穴(図示せず)を有し、この
穴を通して真空作用を及ぼす。
該シート上に一連の金属フイルム円盤141,142・
・・・・・を配置する。
これらの円盤の上面にはリトルグラフイーまたはシルク
・スクリーン処理を行なってあり、また底面には接着剤
が施してある。
オペレータまたは自動機械により、ノズル145と供給
ライン144とを有する分配ヘッド143を用いて該組
成物を各円盤に分配する。
この分配ヘッド143により量の調節を行なう。
これらの円盤ははっきりした側縁を有し、平らな上面と
まじわるという点で第11図の円盤130と同様なもの
である。
この流しこみ成型組成物を硬化、冷却すると円盤上の装
飾模様はこの組成物による「レンズ効果」により一層向
上する。
第14図は上述の組成物および流しこみ成形法を用いて
作ることのできる別な記章のデザインを示す。
平らな底面および垂直な壁部を有する空所(中空)を有
するプラスチック製または金属製のベース148を用い
る。
射出成形したプラスチック製挿入物150にペインテイ
ング、プリンテイングまたはホット・スタンピングによ
り装飾を施す。
次にこれを適当な接着剤149を用いて該ベースに接着
する。
次に流しこみ成型用プラスチック152を該空所151
に注入または流しこみ成形してこのプラスチックにより
該装飾面が密封または保護され、また該挿入物150は
空所のフレーム側壁に固着させられる。
もし丸みを有する頂部151上に平面がくるようにすれ
ば、この空所の容積よりいく分多量のプラスチック組成
物を流しこみ成形することができる。
すなわちこの流しこみ成形によって正のメニスカスを形
成する。
151の部分でプラスチック端の終りの点に対する正接
を意味する、角度Zは90゜以下30゜までである。
第15図および第16図は丸みを有する提壁に対して、
垂直な提壁の効果を示すものである。
第15図において、平らなベース部材153は丸みを有
する高さXの提154を有する。
155のようにプラスチックの流しこみ成形を行なうと
、156のように提の頂部を超えてあふれ出し、反対側
に続いてしまう。
第16図は、頂部にはつきりした半径を有する堤159
と、最低でも0.060インチ(1.52mm)の高さ
「T」を有する垂直な壁160とを有する平面158を
示す。
流しこみ成形組成物161はこの堤上に上がってさらに
堤状のものを築き、堤壁160の頂点162で止まる。
これは該物質がどのようにして丸みを有する表面をつた
わるかを示すものである。
この物質を保持するのに鋭った堤を用いると該物質はこ
の堤のところで止まってぬれによる中央のくぼんだメニ
スカスを形成する。
流し込み成型および硬化を行なう間挿入物またはベース
を平らで水平に保つ物質が重要である。
ベースは箔、金属、紙またはマイラーでよい。
箔を用いる場合には流しこみ成型を行なう前にこれに模
様を浮き彫りにする。
第13図に示した技法では、円盤上に該物質を流しこみ
成型してもこれらの円盤間で静電引力が働かないように
間隔をあける。
第17〜19図は代表的な自動車用の飾りを示す。
この飾り全体を170で表わす。これは、自動車のフー
ドにこの飾りをとりつけるための付属装置171を有す
る。
クロム.メッキした部分172および173は上向きに
中央部分をかこむ。
サポート174は上にのびて、水平な部材176177
と一対のアーチ形の部材とから成るフレームを支持する
このフレーム内には流しこみ成形した挿入物と一連の飾
り模様179〜181を有する。
第18図および19図は、第17図の飾りの断面を表わ
し、該挿入物を形成する二つの方法を示すものである。
第18図は射出成形し、装飾を施し、図示の場合に配置
した挿入物184の半分を示す。
部材176,177は縦長の部材182,183を有し
、これらの断面はそれぞれL−字状であり、末梢のくぼ
みにとりつけるようになっている。
これらの部材の水平な部分は185,186で示す。
この挿入物の内面187は一連の盛り上った部分188
,189および190(誇張して示す)を有し、これら
の部分には浮き彫り、ホット・スタンピングまたは着色
料によるシルク・スクリーニングを施し、また装飾部分
を有する。
これらの盛り上った部分の形は第17図の装飾模様17
9〜181のとおりである。
この挿入物の半分184を所定の位置に配置すると、該
飾りおよび挿入物は水平となり、この挿入物の他の半分
を、こうして得られた浅い空所に流しこみ成形し、放冷
して硬化させる。
流しこみ成形する組成物はこの射出成形した挿入物の表
面187に粘着し、これら挿入物の両半分を結合させて
完全な挿入物とする。
流しこみ成形した部分は透明であるかまたはわずかに着
色しているだけなので、装飾模様179〜181をよく
見ることができ、またこれらは支持されてないように見
えるので美的印象がよくなる。
第19図は第17図の飾りを作る別な方法を示す。
この飾りはキャスチング・ベース191の上に水平に置
く。
ベース191は流しこみ成型組成物が粘着しない物質か
ら作られたものである。
このベースは192,194で示すように部材176,
177とぴったりと合致する。
ベース191の主面200上に一連のくぼみがあり、こ
れらのくぼみに装飾模様196〜198を配置する。
この模様は第17図の模様179〜181に相当する。
次に該組成物をこのベース面200上に流しこみ成形す
るが、この面は該組成物との粘着性を確実なものにする
ためにリリーズ・メディアム(release med
ium)を用いて処理してもよい。
この物質は部材176,177の内側に粘着してわずか
に負のメニスカスおよび突起193,195を形成する
この物質を放冷硬化し、次にこの飾りを裏返して反対側
の流し込み成型を行なう。
このようにして挿入物をフレームに固着させ、模様(金
属性または他の適当な物質から作られたものである)を
この中に埋める。
このように第18図および第19図の飾りは異なる方法
で作られたにもかかわらず、見る人の目には同様に見え
る。
新しい改良された組成物を用い、独特な流しこみ成形法
を行なうことによって新しい改良された製品が得られる
この組成物が表面張力を有するので、これを飾りに使用
すると「レンズ効果」が得られ、その結果この飾りの美
的効果が高まる。
本発明の一例について説明しただけであるが、当業者に
は特許請求の範囲内で多くの変化変型ができることは明
らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は混合タンクおよび分配ノズルを示す透斜図であ
る。 第2図は金属またはプラスチック製基質でなる、装飾を
施こされた空所にプラスチック挿入物を流しこみ成形し
た記章の断面図である。 流しこみ成形したプラスチックの容量は、成形されて丸
みをつけられた両サイドだけキャビテイの容積より多い
。 第3図は金属基質上に流しこむ成形したプラスチック記
章の断面図である。 第4図は二方向に傾斜した面上に流しこみ成形したプラ
スチック挿入物の断面図である。 第5図は傾斜したプラスチック挿入物の断面図である。 第6図は流しこみ成形用の空所よりも容量の少ない、流
しこみ成形したプラスチック製記章の断面図である。 第7図は、流しこみ成形用の空所よりも容量の多い、流
しこみ成形したプラスチック製記章の断面図である。 第8図は二つに曲げた面上にプラスチック製記章を成形
する前の断面図である。 第9図は第8図の記章を該面上に成形して最終的に硬化
した後の断面図である。 第10図は該空所が保持できる量以上の容量を流しこみ
成形したプラスチック挿入物の断面図である。 第11図は平盤上の流しこみ成形品の断面図であり、こ
れらの寸法上の関係を示すものである。 第12図は端部が丸みを有する円盤上に流しこみ成形し
たプラスチック製記章の断面図である。 第13図は流しこみ成形操作を示す部分斜視図である。 第14図は装飾を施した射出成型したプラスチック製挿
入物を有する、金属製ベースを有する、流しこみ成型さ
れたプラスチック製記章の断面図である。 第15図はあふれ出た流しこみ成形物の断面図である。 第16図はあふれ出なかった流しこみ成形物の断面図で
ある。 第17図は自動車用の記章の前面図である。 第18図は第17図の記章の断面図であり、この記章を
流しこみ成形する一方法を示す。 第19図は第17図の記章の断面図であり、この記章を
流しこみ成形するもう一つの方法を示す。 10・・・・・・流しこみ成型装置、12・・・・・・
真空ライン、22,24・・・・・・貯蔵−抜気タンク
、18,20,28,32,38,40・・・・・・玉
弁、26,30・・・・・・供給ライン、42,44・
・・・・・フィルター、46・・・・・・成形ヘッド、
48・・・・・・コンベヤ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 装飾記章の製造方法において、 (a)無溶剤型のポリウレタン組成物が内部に注入され
    る、一連の装飾空洞基底部を供与し、該基底部が保持用
    壁と、該保持用壁内の空洞とを有するようにさせること
    と、 (b)2種の無溶剤型組成物、すなわちポリエーテルポ
    リオールと脂肪族ジイソシアネートとを供与することと
    、 (c) 前記の2種の組成物を、ポリエーテルポリオー
    ルが40〜50%、脂肪族ジイソシアネートが60〜5
    0%の割合で混合し、無溶剤型ポリウレタンを形成させ
    ることと、 (d)該無溶剤型ポリウレタンを、前記の装飾空洞基底
    部から溢流することなく正のメニスカスを形成するのに
    充分な量において前記の一連の装飾空洞基底部中に注入
    することと、 (e)該無溶剤型ポリウレタンを前記の一連の装飾空洞
    基底部中において硬化させ、琺瑯に似たガラス状材料の
    レンズが該装飾空洞基底部のそれぞれに供与されるよう
    にすることを含む製造方法。
JP51002674A 1976-01-12 1976-01-12 ポリウレタン組成物を利用したアクセサリ−の製造方法と製造装置 Expired JPS581680B2 (ja)

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JPS5055436A (ja) * 1973-09-19 1975-05-15
JPS5071463A (ja) * 1973-10-24 1975-06-13

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