JPH11200172A - 消極ドビー装置のスプリングハンガー - Google Patents

消極ドビー装置のスプリングハンガー

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JPH11200172A
JPH11200172A JP2275698A JP2275698A JPH11200172A JP H11200172 A JPH11200172 A JP H11200172A JP 2275698 A JP2275698 A JP 2275698A JP 2275698 A JP2275698 A JP 2275698A JP H11200172 A JPH11200172 A JP H11200172A
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hanger
spring hanger
spring
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Yasuhiro Inoue
泰寛 井上
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】隣接するスプリングハンガーH同士が接触
するようにして配置される消極ドビー装置のスプリング
ハンガーであって、コイルスプリング7のフック7aを
掛ける芯棒h3及びワイヤー10aの取り付け金具h5
が取着されるハンガー本体H’が、合成樹脂で一体に成
形されている消極ドビー装置のスプリングハンガーに関
するものである。 【効果】ハンガー本体が合成樹脂で一体に成形されてい
るので、ハンガー本体、ひいては、スプリングハンガー
の強度が高められるとともに、スプリングハンガーのコ
ストの低減化が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプリングの付勢
力に抗して、昇降ワイヤをドビーで引っ張ることによ
り、ヘルドフレームを降下させ、また、昇降ワイヤの引
っ張り力を解放することにより、降下されたヘルドフレ
ームを,スプリングの付勢力により上昇させて、ヘルド
フレームを昇降させるようにした消極ドビー装置に使用
されるスプリングハンガーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5及び図6を用いて、従来の消極ドビ
ー装置に配設されたヘルドフレーム昇降機構及びスプリ
ングハンガーについて説明する。なお、ヘルドフレーム
昇降機構は、ヘルドフレームのを挟んで両側に配設され
ているが、以下においては、一方の側に配設されたヘル
ドフレーム昇降機構について説明する。
【0003】1は、織機のフレームであり、2は、フレ
ーム1に取着された、複数の縦溝2aを有するガイドプ
レートであり、3は、二点鎖線でしめされている、フレ
ーム1に取着された水平枠4の先端に取り付けられた、
上記ガイドプレートと同じガイドレートであり、該ガイ
ドレートにも、複数の縦溝3aが形成されている。
【0004】5は、図6に示されているように、二枚の
山形状の金属板5a、5bを、該金属板5a、5bの底
辺に沿って、所定の間隔で取着されたピン5cで連結す
ることにより形成された可動スプリングハンガーであ
り、該可動スプリングハンガー5は、可動スプリングハ
ンガー5を構成する金属板5a、5bの垂直部5a’、
5b’を、相対して配置されたガイドプレート2、3の
縦溝2a、3aに挿入することにより、ガイドプレート
2、3の縦溝2a、3aに沿って、上下方向に昇降自在
に構成されている。
【0005】6は、ガイドプレート2、3の下方位置に
おいて、フレーム1に取着された、水平な板状の固定ス
プリングハンガーであり、固定スプリングハンガー6に
は、紙面に平行に複数のスリットが形成されており、そ
して、スリットを架橋するように、所定の間隔で、ピン
6aが取着されている。7は、上下端部にフック7aを
有するコイルスプリングであり、可動スプリングハンガ
ー5に取着されたピン5cと固定スプリングハンガー6
のピン6aに、フック7aを引っかけることにより、複
数のコイルスプリング7が、可動スプリングハンガー5
と固定スプリングハンガー6との間に、隣接するコイル
スプリング7同士が接近した状態で張架されている。
【0006】8は、フレーム1に取着された軸であり、
該軸8には、リフティングレバー9が回動自在に枢着さ
れている。10aは、一端が、固着具11を介して、可
動スプリングハンガー5に連結されたワイヤーであり、
該ワイヤー10aの他端は、リフティングレバー9に取
着されたジョイント12に取着されている。10bは、
一端が、多数のヘルドが並設されたヘルドフレーム13
の上部角部に固着具14を介して取着されたワイヤーで
あり、該ワイヤー10bの他端は、リフティングレバー
9に取着されたジョイント12に取着されている。10
cは、ヘルドフレーム13の下部角部に固着具15を介
して取着されたワイヤーであり、該ワイヤー10cの他
端は、図示されていないドビーのジャックレバーに取着
されている。
【0007】図示されていないジャックレバーを下方に
回動させることにより、ヘルドフレーム13の下部角部
に取着されたワイヤー10cを下方に引っ張ると、ヘル
ドフレーム13が下降され、両端がリフティングレバー
9とヘルドフレーム13に取着されたワイヤー10bも
下方に引っ張られるために、リフティングレバー9が軸
8を中心に、図5において、時計方向に回動し、従っ
て、両端がリフティングレバー9と可動スプリングハン
ガー5に取着されたワイヤー10aを介して、コイルス
プリング7の付勢力に抗して、可動スプリングハンガー
5が、ガイドプレート2、3の縦溝2a、3aに沿って
上昇する。逆に、ジャックレバーを上方に回動させる
と、コイルスプリング7の収縮方向の付勢力により、可
動スプリングハンガー5が、ガイドプレート2、3の縦
溝2a、3aに沿って下降し、ワイヤー10a、リフテ
ィングレバー9及びワイヤー10bを介して、ヘルドフ
レーム13が上昇する。このようにして、ヘルドフレー
ム13の昇降運動が行われることになる。
【0008】上述したヘルドフレーム昇降機構は、昇降
されるヘルドフレーム13の数だけ配設されており、従
って、可動スプリングハンガー5及び該可動スプリング
ハンガー5と固定スプリングハンガー6に張架された複
数のコイルスプリング7等からなる付勢部材も、図5の
紙面の垂直方向に、昇降されるヘルドフレーム13の数
だけ並設されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の消極ド
ビー装置においては、可動スプリングハンガー5が、二
枚の金属板5a、5bにピン5cを架橋した構造である
ために、金属板5a、5bへのピン5cの取り付けに、
時間と労力を要し、可動スプリングハンガー5が高価な
ものとなり、ひいては、消極ドビー装置の製造コストが
上昇するという問題があった。
【0010】また、従来の消極ドビー装置においては、
可動スプリングハンガー5が金属製であるために、可動
スプリングハンガー5同士が接触しないように、多数の
縦溝2a、3aが形成されたガイドプレート2、3を配
設するとともに、隣接する可動スプリングハンガー5間
に、所定の間隙を設けなければならない。従って、消極
ドビー装置の構成部材が増えて、消極ドビー装置の製造
コストが上昇するとともに、消極ドビー装置自体が大型
化するという問題があった。
【0011】上述したガイドプレート2、3を省略した
消極ドビー装置も知られているが(特開平4−3166
28号公報)、可動スプリングハンガーは、孔が穿設さ
れたフック要素とプレートとをリベットにより固着して
組み立てる構造であるために、フック要素の孔開け作業
や可動スプリングハンガーの組み立て作業等が必要とな
り、上述した可動スプリングハンガーと同様に、可動ス
プリングハンガーが高価なものとなり、ひいては、消極
ドビー装置の製造コストが上昇するという問題があっ
た。
【0012】本発明の目的は、上述した従来の消極ドビ
ー装置のスプリングハンガーが有する課題を解決すると
ともに、保守点検作業が軽減化された消極ドビー装置の
スプリングハンガーを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、隣接するスプリングハン
ガー同士が接触するようにして配置される消極ドビー装
置のスプリングハンガーであって、コイルスプリングの
フックを掛ける芯棒及びワイヤーの取り付け金具が取着
されるハンガー本体が、合成樹脂で一体に成形されてい
るものであり、第2には、上記芯棒及び取り付け金具
を、合成樹脂製のハンガー本体と一体に成形したもので
あり、第3には、上記ハンガー本体に、潤滑剤が注入さ
れる凹部を形成したものである。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を超えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。なお、上述した消極ドビー装置と
同じ構成部材については、同じ符号を使用し、その説明
は省略した。
【0015】Hは、上述した可動スプリングハンガー5
に代わるスプリングハンガーであり、板状の水平部h1
及び該水平部h1の両側部から下方に延びるとともに、
水平部h1の表面h1’より突出した表面h2’を有す
る板状の垂直部h2とからなるハンガー本体H’を有し
ている。垂直部h2の両表面h2’には、凹部h2”が
形成されている。h1”は、スプリングハンガーHを軽
量化するために、水平部h1の両表面1’に形成された
薄肉部である。ハンガー本体H’は、合成樹脂或いは繊
維強化合成樹脂で一体に成形されている。
【0016】水平部h1の下辺に沿って垂直スリットh
3が等間隔で形成されており、また、水平部h1には、
水平部h1の下辺と平行に、垂直スリットh3を通過す
るように、金属製の芯棒h4が貫通している。なお、本
実施例においては、芯棒h4は、水平部h1を超えて、
垂直部h2の端部まで延在している。この芯棒h4に、
上述したコイルスプリング7のフック7aが掛けられる
ように構成されている。
【0017】h5は、ハンガー本体H’の水平部h1に
埋設された、その上部が、水平部h1の上辺の中央部か
ら突出した、ほぼ逆T状のワイヤーの取り付け金具であ
る。取り付け金具h5には、スプリングハンガーHにワ
イヤー10aを連結する固着具11を取り付けるための
リベット孔或いはボルト孔等の孔h5’が、適当数、穿
設されている。
【0018】上述したスプリングハンガーHは、金型内
に、金属製の芯棒h4と金属製の取り付け金具h5を配
置した後、溶融合成樹脂を流し込んで射出成形し、水平
部h1と垂直部h2とからなるハンガー本体H’、芯棒
h4及び取り付け金具h5とを、一体に成形する。この
ように、ハンガー本体H’、芯棒h4及び取り付け金具
h5とからなるスプリングハンガーHを、一体成形する
ことにより、スプリングハンガーHの強度が増すととも
に、スプリングハンガーHを安価に製造することができ
る。合成樹脂としてはナイロン樹脂等を使用することが
でき、また、ナイロン樹脂等の樹脂とガラス短繊維等の
繊維を混合したものを使用することができる。
【0019】次に、図3及び図4を用いて、上述した構
成を有するスプリングハンガーHの消極ドビー装置への
取り付けについて説明する。
【0020】スプリングハンガーHの消極ドビー装置へ
の取り付けに際しては、上述した従来の消極ドビー装置
のように、ガイドプレート2、3を使用することなく、
図3及び図4に示されているように、隣接するスプリン
グハンガーHの垂直部h2の表面h2’が接触するよう
に配置する。そして、接触するスプリングハンガーHの
垂直部h2間の摩擦を軽減するために、垂直部h2の両
表面h2’に形成された凹部h2”には、グーリース等
の潤滑剤を注入しておく。
【0021】図4に示されている実施例は、上述した固
定スプリングハンガー6に代えて、上述したスプリング
ハンガーHを、固定スプリングハンガーとして使用した
ものである。機台の適当なフレームh6に、支持軸h7
の両端を係止する係止部材h8を取着し、支持軸h7
を、スプリングハンガーHの取り付け金具h5に穿設さ
れた孔h5’に挿通した後、支持軸h7を係止部材h8
により保持するようにして、スプリングハンガーHを、
固定スプリングハンガーとして使用する。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成を有してい
るので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0023】ハンガー本体が合成樹脂で一体に成形され
ているので、ハンガー本体、ひいては、スプリングハン
ガーの強度が高められるとともに、スプリングハンガー
のコストの低減化が実現できる。
【0024】芯棒及び取り付け金具を、合成樹脂製のハ
ンガー本体と一体に成形したので、スプリングハンガー
の強度がより高められるとともに、スプリングハンガー
のコストがより低減化でき、且つ、スプリングハンガー
の耐久性が向上するので、スプリングハンガーの保守点
検作業の軽減化が実現できる。
【0025】ハンガー本体に、潤滑剤が注入される凹部
を形成したので、接触するスプリングハンガー同士の慴
動摩擦を軽減することができ、スプリングハンガーが円
滑に上下運動することができるとともに、スプリングハ
ンガーに過度の負荷がかかるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の消極ドビー装置のスプリングハ
ンガー等の正面図である。
【図2】図2は本発明のスプリングハンガー等の斜視図
である。
【図3】図3は本発明のスプリングハンガーが消極ドビ
ー装置に取り付けられた状態を示す概略側面図である。
【図4】図4は本発明のスプリングハンガーが消極ドビ
ー装置に取り付けられた状態の別の実施例を示す概略側
面図である。
【図5】図5は従来のスプリングハンガーが取り付けら
れた消極ドビー装置の部分正面図である。
【図6】図6は従来のスプリングハンガー等の斜視図で
ある。
【符号の説明】
H・・・・・・・・・スプリングハンガー H’・・・・・・・・ハンガー本体 h1・・・・・・・・水平部 h2・・・・・・・・垂直部 h2”・・・・・・・凹部 h3・・・・・・・・垂直スリット h4・・・・・・・・芯棒 7・・・・・・・・・コイルスプリング 9・・・・・・・・・リフティングレバー 10・・・・・・・・ワイヤー 13・・・・・・・・ヘルドフレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接するスプリングハンガー同士が接触す
    るようにして配置される消極ドビー装置のスプリングハ
    ンガーであって、コイルスプリングのフックを掛ける芯
    棒及びワイヤーの取り付け金具が取着されるハンガー本
    体が、合成樹脂で一体に成形されていることを特徴とす
    る消極ドビー装置のスプリングハンガー。
  2. 【請求項2】上記芯棒及び取り付け金具が、合成樹脂製
    のハンガー本体と一体に成形されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の消極ドビー装置のスプリングハンガ
    ー。
  3. 【請求項3】上記ハンガー本体に、潤滑剤が注入される
    凹部を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の消極ドビー装置のスプリングハンガー。
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