JP2551857B2 - チャック吊上げ装置 - Google Patents

チャック吊上げ装置

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JP2551857B2
JP2551857B2 JP2149626A JP14962690A JP2551857B2 JP 2551857 B2 JP2551857 B2 JP 2551857B2 JP 2149626 A JP2149626 A JP 2149626A JP 14962690 A JP14962690 A JP 14962690A JP 2551857 B2 JP2551857 B2 JP 2551857B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、昇降交番式チャック機能を有するチャック
吊上げ装置に係り、詳しくは、一対のチャックが開いた
状態または閉じた状態で吊上げて被吊上げ物の状に載置
し、再び吊上げようとすると交番式着脱機構の働きによ
り、被吊上げ物に対して内面チャックまたは外面チャッ
クが自動的に行われて被吊上げ物を吊上げることがで
き、引続いて引吊上げ物を所定位置へ吊下すと交番式着
脱機構の働きにより自動的にチャック解除になる昇降交
番式チャック機能を有するチャック吊上げ装置に関す
る。
[従来の技術] 従来の昇降交番式チャック機能を有するチャック吊上
げ装置としては、例えば、実公平56−16935号、実公平5
7−6462号がある。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の昇降交番式チャック機能を有するチャック
吊上げ装置は、振動が加わったり、斜目吊になると、交
番式着脱機構に誤動作が生ずることがあり安全性に不安
があった。
本発明は、誤動作が生ずることがない交番式着脱機構
を備えたチャック吊上げ装置を提供することを目的とし
ている。
[課題を解決するための手段] 本願第一発明によれば、上記課題を解決するための手
段として、 被吊上げ体8が下側の吊下げフレーム1に対して上下
方向に相対接近・離隔自在しうるようにフレーム間距離
可変連結機構によって連結され、一対のチャックアーム
2,2が吊りフレーム1に水平方向に係合案内され、被吊
上げ体8と吊上げフレーム1との上下方向の相対接近・
離隔移動と一対のチャックアーム2,2の水平方向の相対
接近・離隔移動とが連動して、かつ一対のチャックアー
ム2,2の相対離隔移動によりワークWの筒状内面に向か
って突っ張るかまたは一対のチャックアーム2,2の相対
接近移動によりワークWの外面を挟持するように構成さ
れ、前記フレーム間距離可変連結機構は、立面循環路状
カム溝9aを有する固定カム9及び該カム溝9aに案内され
るフック部10aを有する引掛け杆10からなり固定カム9
と引掛け杆10の一方が被吊上げ体8又は吊上げフレーム
1の一方に設けられ固定カム9と引掛け杆10の他方が被
吊上げ体8又は吊上げフレーム1の他方に設けられてい
て、被吊上げ体8と吊上げフレーム1の相互接近・離隔
を交番させると、フック部10aが立面循環路状カム溝9a
を循環移動して被吊上げ体8と吊上げフレーム1の相対
接近時にフック部10aが立面循環路状カム溝9aの中途に
係合ロックして連結長さを短く維持し、かつ引き続いて
若干寸法の相対接近後相対離隔するときにフック部10a
が立面循環路状カム溝9aの中途との掛止を解除して連結
長さを長く維持するように構成されたチャック吊上げ装
置において、前記フレーム間距離可変連結機構は、引掛
け杆10にばねの付勢がかかるようになっていて被吊上げ
体8と吊上げフレーム1の連結長さを短く維持した状態
から引き続いて若干寸法の相対接近したときにフック部
10aが立面循環路状カム溝9aの中途との掛止を解いて循
環路出口側に偏寄するように構成され、かつ被吊上げ体
8と吊上げフレーム1の相対接近時に立面循環路状カム
溝9aの循環路出口に設けられたフック部進入防止用段差
面にフック部10aが当接して循環方向に案内されるよう
に構成されていることを特徴とするチャック吊上げ装置
を提供するものである。
本願第二発明によれば、上記課題を解決するための手
段として、 被吊上げ体8が下側の吊下げフレーム1に対して上下
方向に相対接近・離隔自在しうるようにフレーム間距離
可変連結機構によって連結され、一対のチャックアーム
2,2が吊りフレーム1に水平方向に係合案内され、被吊
上げ体8と吊上げフレーム1との上下方向の相対接近・
離隔移動と一対のチャックアーム2,2の水平方向の相対
接近・離隔移動とが連動して、かつ一対のチャックアー
ム2,2の相対離隔移動によりワークWの筒状内面に向か
って突っ張るかまたは一対のチャックアーム2,2の相対
接近移動によりワークWの外面を挟持するように構成さ
れ、前記フレーム間距離可変連結機構は、立面循環路状
カム溝9aを有する固定カム9及び該カム溝9aに案内され
るフック部10aを有する引掛け杆10からなり固定カム9
と引掛け杆10の一方が被吊上げ体8又は吊上げフレーム
1の一方に設けられ固定カム9と引掛け杆10の他方が被
吊上げ体8又は吊上げフレーム1の他方に設けられてい
て、被吊上げ体8と吊上げフレーム1の相互接近・離隔
を交番させると、フック部10aが立面循環路状カム溝9a
を循環移動して被吊上げ体8と吊上げフレーム1の相対
接近時にフック部10aが立面循環路状カム溝9aの中途に
係合ロックして連結長さを短く維持し、かつ引き続いて
若干寸法の相対接近後相対離隔するときにフック部10a
が立面循環路状カム溝9aの中途との掛止を解除して連結
長さを長く維持するように構成されたチャック吊上げ装
置において、前記フレーム間距離可変連結機構は、引掛
け杆10にばねの付勢がかかるようになっていて被吊上げ
体8と吊上げフレーム1の連結長さを短く維持した状態
から引き続いて若干寸法の相対接近したときにフック部
10aが立面循環路状カム溝9aの中途との掛止を解いて循
環路出口側に偏寄するように構成され、かつ立面循環路
状カム溝9aに循環路入口と循環路出口を別れて備えてい
てフック部10aが立面循環路状カム溝9aから離脱した状
態においてフック部10aが立面循環路状カム溝9の循環
路入口に対向する状態に維持されるように構成されてい
ることを特徴とするチャック吊上げ装置を提供するもの
である。
[作用] 被吊上げ体8と吊上げフレーム1の連結長さを短く維
持し一対のチャックアーム2,2が拡開した状態で傾斜面
に置かれたワークWに跨がせて載置すると、被吊上げ体
8と吊上げフレーム1の連結長さがさらに若干寸法短く
なる。すると、引掛け杆10にばねの付勢がかかるように
なっているからフック部10aが立面循環路状カム溝9aの
中途との掛止を解いて循環路出口側に偏寄する。従っ
て、被吊上げ体8を吊り上げると、被吊上げ体8と吊上
げフレーム1の連結長さが長くなり、一対のチャックア
ーム2,2が相対接近してワークWをチャックし傾斜面に
置かれたワークWであっても確実に吊上げることができ
る。そして、被吊上げ体8と吊上げフレーム1の連結長
さを長くして一対のチャックアーム2,2が吊り上げたワ
ークWを水平面ではなく傾斜面へ吊り下ろすときは、被
吊上げ体8と吊上げフレーム1の連結長さが短くなって
いき、第一発明にあっては、フック部10aが立面循環路
状カム溝9aの循環路出口に設けられたフック部進入防止
用段差面に当接して循環方向に案内され、また第二発明
にあっては、フック部10aが立面循環路状カム溝9の循
環路入口より循環方向に進入していく。従って、フック
部10aが立面循環路状カム溝9aの中途に掛止するから、
ワークWを傾斜面であっても確実に吊り下ろすことがで
きる。
[実施例] 第1図ないし第6図(a),(b)は、本願第一発明
のチャック吊上げ装置の第一実施例である。
先ず、第1図に参照して構成を説明する。
符号1は管軸が水平な所要長さの四角鋼管製の吊上げ
フレームである。該吊上げフレーム1の内面がチャック
アーム用水平ガイド1a,1aとされていて、該吊上げフレ
ーム1の両端より内部に外管2aと内管2bとからなる伸縮
構造の一対のチャックアーム2,2がスライド自在に嵌入
されている。吊上げフレーム1の上面中央部には、管軸
が垂直な所要長さの四角鋼管製の昇降ガイド5が立設固
定されており、該昇降ガイド5に上方から筐体形の被吊
上げ体8がスライド可能に被嵌されている。該被吊上げ
体8は、上面に被吊上げリング8aを一体に有している。
該被吊上げ体8の一対の側面部は、吊上げフレーム1を
挟んで所要下方まで延在されたスライド体6とされてい
る。吊上げフレーム1の上面には。昇降ガイド5を挟ん
で厚肉鋼板製の当接アーム3,3が開翼状態に立設されて
いる。該当接アーム3,3は、基端を吊上げフレーム1の
上面に立設固定され該基端より斜目上方へ延びた後さら
に水平に延びた略“く”の字形のアーム主体3aと、該ア
ーム主体3aの水平部にボルト3cによって締結され被吊上
げ物Wの大きさに応じて張出し長さを調整される補助ア
ーム3bからなる。前記内管2bの張出端には、雌ねじが設
けられたチャック被着部2cが固設され、フォークエンド
2dのねじ部が螺合されており、該フォークエンド2dに内
面チャック爪4,4が枢着されている。該内面チャック爪
4は、被吊上げ物Wのチャックするべき一対の対向内面
の形状に対応した形状とされたチャック爪部4aと、該チ
ャック爪部4aより下端側にいくにつれて装置中心寄りと
なように斜目に垂下したガイド部4bを有してなる。そし
て、外管2aと内管2bは、互いに等ピッチのピン通し孔2
e,2e・・・が穿設されていて、左右対象となるように、
外管2aが吊上げフレーム1から所要引出されるととも
に、内管2bが外管2aから所要引出され、外管2aの適宜の
ピン通し孔2eと内管2bの適宜のピン通し孔2eとが一致さ
れて適宜のピン2fが通され、該ピン2fの両端に二枚組の
揺動リンク7の各上端が枢着され、該二枚組の揺動リン
ク7の各下端が前記二枚のスライド体6の下部に枢着さ
れている。
従って、被吊上げ物Wが大きいときは、アーム主体3a
の水平部の固定している補助アーム3bを被吊上げ物Wの
上面に乗るように調整するとともに、内管2bを外管2aよ
り所要張出すように調整することにより、大きな被吊上
げ物Wのチャック吊上げができる。該チャック吊上げ装
置は、外管2aと内管2bのピン通し孔2eを適切に選択する
ことにより、一対の内面チャック爪4,4のチャック解除
寸法を被吊上げ物Wのチャック寸法より例えば30mm位大
きいものとすることができ、該チャック吊上げ装置を被
吊上げ物Wの上に載置する際には、ガイド部4bの案内に
より一対の内面チャック爪4が被吊上げ物Wの内側空間
に円滑に入る。
昇降ガイド5と被吊上げ体8の内部は密閉空間となっ
ており、該密閉空間内に、フック部10aを有する引掛け
杆10と、第6図(a),(b)に示す立面循環路状カム
溝9aを有する固定カム9を備えてなるフレーム間距離可
変連結機構が設けられている。固定カム9は昇降ガイド
5の内側面に固定され、引掛け杆10を被吊上げ体8の内
側面より設けられている。
なお、引掛け杆10が昇降ガイド5の内側面に固定さ
れ、固定カム9が被吊上げ体8の内側面より設けられて
いても良い。
固定カム9の立面循環路状カム溝9aは、引掛け杆10の
フック部10aが侵入するカム溝入口90及び同フック部10a
が退出するカム溝出口91を上端に有するとともに、島状
隆起部93を一周りする所要形状である。この実施例で
は、カム溝入口90とカム溝出口91が図面右寄りに上下に
重なった位置にあるので、カム溝出口91がカム溝入口90
に対して高い段差をもって仕切られている。該立面循環
路状カム溝9aの中途である下側部分は、カム溝入口側か
ら順並びに、下に凸となる第一屈曲通路部分94と、上に
凸となる第二屈曲通路部分95と、下に凸となる第三屈曲
通路部分96を連続屈曲状に有し、カム溝入口90から第一
屈曲通路部分94に至る侵入通路部分97は左下りに傾斜し
ており、また第三屈曲通路部分96からカム溝出口91に至
る退出通路部分98は下端において段差なしであり、上に
いくにつれて溝底面が浅くなるように隆起し、カム溝出
口91とカム溝入口90との段差となって終っている。
なお、退出通路部分98を隆起させないで、蝶番の一片
を昇降ガイド5の右内側面に固定し、蝶番の他片でカム
溝出口91を逆止弁様に塞いでも良い。
吊上げ杆10は、杆下端より前記固定カム9の立面循環
路状カム溝9aと係合し得る所要の水平方向に曲成された
短尺なフック部10aを有するとともに、中途部が板ばね1
0bよりなり、杆上部が被吊上げ体8の側面部に枢着され
た回転ブラケット13にピボットピン14で枢着され、かつ
上端がばね15によって付勢される押圧ピン16によって左
方向へ押圧されている。
従って、フレーム間距離可変連結機構は、被吊上げ体
8が吊上げフレーム1に対して離隔されているときは、
フック部10aが固定カム9の上方に離れていて昇降ガイ
ド5の右内側面に当接され、被吊上げ体8が吊上げフレ
ーム1に相対接近移動するときは、フック部10aが固定
カム9の立面循環路状カム溝9aのカム溝入口90から侵入
通路部分97を通って第一屈曲通路部分94に至って停止
し、続いて被吊上げ体8が吊上げフレーム1に相当離隔
移動するときは、フック部10aが第二屈曲通路部分95に
至って停止し、引続いて被吊上げ体8が吊上げフレーム
1に相対接近移動するときは、フック部10aが第三屈曲
通路部分96に至って停止し、さらに引続いて被吊上げ体
8が吊上げフレーム1に相対離隔移動するときは、フッ
ク部10aが退出通路部分96に至って固定カム9の上方に
離れた元位置に停止するようになっている。
要するに、フレーム間距離可変連結機構は、被吊上げ
体8が前記吊上げフレーム1に対して相対接近後相対離
隔されるときに、引掛け杆10のフック部10aが固定カム
9の立面循環路状カム溝9aの中途に掛止され、かつ引続
いて若干寸法の相対接近後相対離隔されるときに、引掛
け杆10のフック部10aが、固定カム9の立面循環路状カ
ム溝9aの中途との掛止を解除されるように成っている。
次に、上記構成のチャック吊上げ装置の作用を以下に
説明する。
先ず、被吊上げ物Wの大きさに合わせて当接アーム3
及びチャックアーム2の長さ調整を行う。そして、第1
図に示すように、引掛け杆10のフック部10aが固定カム
9の第二屈曲通路部分95に掛止される状態で吊上げ機械
により被吊上げ体8を吊上げる。この状態では、内面チ
ャック爪4,4は狭い間隔に維持される。
次に、該チャック吊上げ装置を吊上げて搬送するべき
被吊上げ物Wの真上に移動して下降する。すると、第2
図に示すように、当接アーム3が被吊上げ物Wの上面に
当接し、一対の内面チャック爪4,4が被吊上げ物Wの対
向内面に対向し、その後、被吊上げ体8が自重により下
降して被吊上げ体8が吊上げフレーム1に相対接近し、
フック部10aが第三屈曲通路部分96に位置する。
続いて、吊上げ機械により被吊上げ体8を極めてゆっ
くり吊上げると、第3図に示すように、フック部10aが
退出通路部分98を通り固定カム9の上方に離れて、被吊
上げ体8が吊上げフレーム1に対し相対離隔するように
持上げられ、チャックアーム2,2が間隔を開いていき、
一対の内面チャック爪4,4が被吊上げ物Wを内面チャッ
クし、被吊上げ物Wを吊上げることができる。
引続いて、被吊上げ物Wを所定位置へ吊下すと、第4
図に示すように、被吊上げ体8が吊上げフレーム1に相
対接近し、フック部10aが侵入通路部分97を通り第一屈
曲通路部分94に位置し、揺動リンク7,7の揺動によりチ
ャックアーム2,2が間隔を狭め内面チャック爪4,4が被吊
上げ物Wの内面チャックを解除する。
さらに引続いて、吊上げ機械により被吊上げ体8を再
び吊上げると、第5図に示すように、フック部10aが第
二屈曲通路部分95に掛止され、被吊上げ体8が吊上げフ
レーム1に相対接近された状態に維持され、内面チャッ
ク爪4,4が間隔を狭めたままとなり、従って、チャック
吊上げ装置が被吊上げ物Wを置いて吊上げられる。
第7図及び第8図は、本願第一発明のチャック吊上げ
装置の第二実施例である。
第7図にから分るように、この実施例のチャック吊上
げ装置は、フレーム間距離可変連結機構を除き、上記第
一実施例と相違する所はない。この実施例のフレーム間
距離可変連結機構は、第8図に示す昇降ガイド5の内側
面に固定される固定カム9と、被吊上げ体8の内側面よ
り設けられる引掛け杆10を有している。
吊上げ杆10は、中途に板ばね10bを有するとともに、
中途に板ばね10bを有し、固定カム9に係合しない上方
の位置では鉛直に垂下していて、固定カム9に係合する
ときは、板ばね10bが撓むことにより下端のフック部10a
が左右に変位して固定カム9の立面循環路状カム溝9a内
を案内される。
固定カム9の立面循環路状カム溝9aは、間口が大きく
かつ中央に位置するカム溝入口90と、該カム溝入口90の
右側に並設されたカム溝出口91を有するとともに、所要
形状の島状隆起部93を一周りする所要形状である。立面
循環路状カム溝9aの中途である下側部分は、カム溝入口
側から順並びに、下に凸となる第一屈曲通路部分94と、
上に凸となる第二屈曲通路部分95と、下に凸となる第三
屈曲通路部分96を連続屈曲状に有し、カム溝入口90から
第一屈曲通路部分94に至る侵入通路部分97は左下りに傾
斜している。そして、第一屈曲通路部分94、第二屈曲通
路部分95及び第三屈曲通路部分96が、固定カム9に係合
しない上方の位置にある吊上げ杆10のフック部10aに対
して右側に位置されていることにより、フック部10aが
立面循環路状カム溝9a内を掛止と移動を交番して循環移
動し得る。
なお、この実施例のフレーム間距離可変連結機構につ
いても、引掛け杆10が昇降ガイド5の内側面に固定さ
れ、固定カム9が被吊上げ体8の内側面より設けられて
いても良い。
第9図は、本願第一発明のチャック吊上げ装置の第三
実施例である。
吊上げフレーム1は、四角鋼管の中央部にブロックを
挿通被嵌してなり、四角鋼管の外面がチャックアーム用
水平ガイド1a,1aとされている。チャックアーム2,2は、
上下の延びていて上端のボス部がチャックアーム用水平
ガイド1a,1aに摺動可能に被嵌され、下端外面部に内面
チャック4が設けられている。チャックアーム用水平ガ
イド1a,1aの端部に上下に調整自在な当接アーム3が設
けられている。なお、この実施例では、当接アーム3を
なくし、チャックアーム用水平ガイド1a,1aの端部を代
りとしても良い。
吊上げフレーム1の下側には、該吊上げフレーム1か
ら二本のロッドよりなる昇降ガイド5が垂下され、該昇
降ガイド5にスライド体6が被嵌され、また、吊上げフ
レーム1の上側には、固定カム取付用筒ガイド17が設け
られ、該固定カム取付用筒ガイド17にキャップ状の被吊
上げ体8が摺動可能に被嵌されており、該被吊上げ体8
と前記スライド体6が吊上げフレーム1に摺動可能に挿
通された長尺な引上げロッド18により連結されている。
そして、被吊上げ体8と固定カム取付用筒ガイド17の内
部空間に、第1図に示したものと同一の固定カム9と吊
上げ杆10からなるフレーム間距離可変連結機構が設けら
れている。
第10図は、本願第二発明のチャック吊上げ装置の第一
実施例である。
この実施例が、第1図の本願第一発明の第一実施例の
チャック吊上げ装置に対して、吊上げフレーム1の形
状、一対の揺動リンク7,7の取付方、内面チャック爪に
代る外面チャック爪12、12及び当接アーム3に代る載置
アーム11が相違していて、一対の揺動リンク7,7が、外
管2aと内管2bからなるチャックアーム2,2と、吊上げフ
レーム1の上側にあるスライド体6を連結しており、ス
ライド体6の前記吊上げフレーム1に対する接近・離隔
移動を前記一対のチャックアーム2,2の離隔・接近移動
として伝達することにより、外面チャック爪12、12が被
吊上げ物Wを外面チャックして吊上げられる。被吊上げ
体8の吊上げ、吊下しを交番するとチャックとチャック
解除を行う点は、本願第一発明の内面チャック形と機能
が同一である。吊上げフレーム1は、四角鋼管にブロッ
クが被嵌固定されてなる。スライド体6と被吊上げ体8
は一体形状であり、載置アーム11は、吊上げフレーム1
を構成するブロックの下面に固定されている。
この実施例の外面チャック形のチャック吊上げ装置の
構成・作用については、[課題を達成するための手段]
及び[作用]において一通り述べたので、これ以上重ね
て説明することはせず、同一符号を付すに留める。
第11図は、本願第二発明のチャック吊上げ装置の第二
実施例である。
この実施例も、外面チャック形のチャック吊上げ装置
である。吊上げフレーム1とチャックアーム2,2は、第
1図の場合と略同一である。載置アーム11は、小さい平
板状に設けられていて、中空ではない被吊上げ物Wの上
面に載置される。揺動リンク7は、“く”の字形である
ことにより、スライド体6の前記吊上げフレーム1に対
する接近・離隔移動を前記一対のチャックアーム2,2の
離隔・接近移動として伝達することにより、外面チャッ
ク爪12,12が被吊上げ物Wを外面チャックして吊上げら
れる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、本願第一発明のチャック吊
上げ装置によれば、 一対のチャックが開いた状態または閉じた状態で吊上
げて被吊上げ物の上に載置し、再び吊上げようとすると
フレーム間距離可変連結機構の働きにより、被吊上げ物
に対して内面チャックが自動的に行われて被吊上げ物を
吊上げることができ、引続いて被吊上げ物を所定位置へ
吊下すとフレーム間距離可変連結機構の働きにより自動
的にチャック解除になり、特に従来の技術と比べた場
合、振動が加わったり、斜目吊になっても、フレーム間
距離可変連結機構に誤動作が生ずることがなく、吊上げ
装置に要求される安全性が絶対的に確保される。
また本願第二発明のチャック吊上げ装置によれば、 一対のチャックが開いた状態または閉じた状態で吊上
げて被吊上げ物の上に載置し、再び吊上げようとすると
フレーム間距離可変連結機構の働きにより、被吊上げ物
に対して外面チャックが自動的に行われて被吊上げ物を
吊上げることができ、引続いて被吊上げ物を所定位置へ
吊下すとフレーム間距離可変連結機構の働きにより自動
的にチャック解除になり、特に従来の技術と比べた場
合、振動が加わったり、斜目吊になっても、フレーム間
距離可変連結機構に誤動作が生ずることがなく、吊上げ
装置に要求される安全性が絶対的に確保される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図(a),(b)は、本願第一発明の
チャック吊上げ装置の第一実施例に係り、第1図ないし
第5図は動作工程順の異なる動作状態を示す縦断面図で
あり、第6図(a),(b)は発明構成要素である固定
カムの正面図及び右側面図である。 第7図及び第8図は、本願第一発明のチャック吊上げ装
置の第二実施例に係り、第7図は縦断面図であり、第8
図は発明構成要素である固定カムの正面図である。 第9図は、本願第一発明のチャック吊上げ装置の第三実
施例に係る縦断面図である。 第10図は、本願第二発明のチャック吊上げ装置の第一実
施例に係る縦断面図である。 第11図は、本願第二発明のチャック吊上げ装置の第二実
施例に係る縦断面図である。 W……被吊上げ物、 1……吊上げフレーム、 1a……チャックアーム用水平ガイド、 2……チャックアーム、 3……当接アーム、 4……内面チャック爪、 5……昇降ガイド、 6……スライド体、 7……揺動リンク、 8……被吊上げ体、 9……固定カム、 9a……立面循環路状カム溝、 10……引掛け杆、 10a……フック部、 11……載置アーム、 12……外面チャック爪、

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被吊上げ体8が下側の吊下げフレーム1に
    対して上下方向に相対接近・離隔自在しうるようにフレ
    ーム間距離可変連結機構によって連結され、一対のチャ
    ックアーム2,2が吊りフレーム1に水平方向に係合案内
    され、被吊上げ体8と吊上げフレーム1との上下方向の
    相対接近・離隔移動と一対のチャックアーム2,2の水平
    方向の相対接近・離隔移動とが連動して、かつ一対のチ
    ャックアーム2,2の相対離隔移動によりワークWの筒状
    内面に向かって突っ張るかまたは一対のチャックアーム
    2,2の相対接近移動によりワークWの外面を挟持するよ
    うに構成され、前記フレーム間距離可変連結機構は、立
    面循環路状カム溝9aを有する固定カム9及び該カム溝9a
    に案内されるフック部10aを有する引掛け杆10からなり
    固定カム9と引掛け杆10の一方が被吊上げ体8又は吊上
    げフレーム1の一方に設けられ固定カム9と引掛け杆10
    の他方が被吊上げ体8又は吊上げフレーム1の他方に設
    けられていて、被吊上げ体8と吊上げフレーム1の相互
    接近・離隔を交番させると、フック部10aが立面循環路
    状カム溝9aを循環移動して被吊上げ体8と吊上げフレー
    ム1の相対接近時にフック部10aが立面循環路状カム溝9
    aの中途に係合ロックして連結長さを短く維持し、かつ
    引き続いて若干寸法の相対接近後相対離隔するときにフ
    ック部10aが立面循環路状カム溝9aの中途との掛止を解
    除して連結長さを長く維持するように構成されたチャッ
    ク吊上げ装置において、 前記フレーム間距離可変連結機構は、引掛け杆10にばね
    の付勢がかかるようになっていて被吊上げ体8と吊上げ
    フレーム1の連結長さを短く維持した状態から引き続い
    て若干寸法の相対接近したときにフック部10aが立面循
    環路状カム溝9aの中途との掛止を解いて循環路出口側に
    偏寄するように構成され、かつ被吊上げ体8と吊上げフ
    レーム1の相対接近時に立面循環路状カム溝9aの循環路
    出口に設けられたフック部進入防止用段差面にフック部
    10aが当接して循環方向に案内されるように構成されて
    いることを特徴とするチャック吊上げ装置。
  2. 【請求項2】被吊上げ体8が下側の吊上げフレーム1に
    対して上下方向に相対接近・離隔自在しうるようにフレ
    ーム間距離可変連結機構によって連結され、一対のチャ
    ックアーム2,2が吊りフレーム1に水平方向に係合案内
    され、被吊上げ体8と吊上げフレーム1との上下方向の
    相対接近・離隔移動と一対のチャックアーム2,2の水平
    方向の相対接近・離隔移動とが連動して、かつ一対のチ
    ャックアーム2,2の相対離隔移動によりワークWの筒状
    内面に向かって突っ張るかまたは一対のチャックアーム
    2,2の相対接近移動によりワークWの外面を挟持するよ
    うに構成され、前記フレーム間距離可変連結機構は、立
    面循環路状カム溝9aを有する固定カム9及び該カム溝9a
    に案内されるフック部10aを有する引掛け杆10からなり
    固定カム9と引掛け杆10の一方が被吊上げ体8又は吊上
    げフレーム1の一方に設けられ固定カム9と引掛け杆10
    の他方が被吊上げ体8又は吊上げフレーム1の他方に設
    けられていて、被吊上げ体8と吊上げフレーム1の相互
    接近・離隔を交番させると、フック部10aが立面循環路
    状カム溝9aを循環移動して被吊上げ体8と吊上げフレー
    ム1の相対接近時にフック部10aが立面循環路状カム溝9
    aの中途に係合ロックして連結長さを短く維持し、かつ
    引き続いて若干寸法の相対接近後相対離隔するときにフ
    ック部10aが立面循環路状カム溝9aの中途との掛止を解
    除して連結長さを長く維持するように構成されたチャッ
    ク吊上げ装置において、 前記フレーム間距離可変連結機構は、引掛け杆10にばね
    の付勢がかかるようになっていて被吊上げ体8と吊上げ
    フレーム1の連結長さを短く維持した状態から引き続い
    て若干寸法の相対接近したときにフック部10aが立面循
    環路状カム溝9aの中途との掛止を解いて循環路出口側に
    偏寄するように構成され、かつ立面循環路状カム溝9aに
    循環路入口と循環路出口を別れて備えていてフック部10
    aが立面循環路状カム溝9aから離脱した状態においてフ
    ック部10aが立面循環路状カム溝9の循環路入口に対向
    する状態に維持されるように構成されていることを特徴
    とするチャック吊上げ装置。
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