JP2553965B2 - 挟持形吊具 - Google Patents

挟持形吊具

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JP2553965B2
JP2553965B2 JP3056180A JP5618091A JP2553965B2 JP 2553965 B2 JP2553965 B2 JP 2553965B2 JP 3056180 A JP3056180 A JP 3056180A JP 5618091 A JP5618091 A JP 5618091A JP 2553965 B2 JP2553965 B2 JP 2553965B2
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成徳 斎
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NITSUSEI ENJINIARINGU JUGEN
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、吊り揚げ状態で昇降を
繰り返すことにより一対の挟持アームのチャック寸法が
拡縮し得、コンクリート製の排水枡や排水用U字ブロッ
ク、国道や河川の擁壁ブロック、その他のブロック形重
量物であるワークをチャック・チャック解除し得、もっ
てハンドリングし得る挟持形吊具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の挟着具としては、例え
ば、実公昭56ー16935号公報がある。また関連技
術として、実公昭57ー6462号公報がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】実公昭57ー6462
号は、挟着方向の装置寸法がチャック寸法の大小に関わ
らず一定であるため、チャック寸法の小さいブロック形
重量物を吊り揚げ、複数列・多段に積み上げるときは、
チャックよりも外方へ張り出したスライド杆が邪魔し、
列と列の間を大きく開けなければならず、大きなストッ
クヤードを必要としていた。実公昭57ー6462号公
報は、ブロック状重量物を直接挟持できなかった。ま
た、実公昭57ー6462号と実公昭57ー6462号
は、重力検知式連結長さ可変形のフレーム間連結機構に
関し、振動が加わったり、斜め吊りになると、誤動作を
生ずることがあり、安全性に不安があった。 【0004】本発明は、上述した点に鑑み案出したもの
で、挟着方向の装置寸法がチャック寸法の大小に対応し
て変化し、ブロック形重量物を吊り揚げ、複数列・多段
に積み上げるときは、列と列の間をチャック爪が安全に
昇降できる最小隙間を確保するだけで足り、従来に比べ
て大幅な省スペースが実現できる挟持形吊具を提供する
ことを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上部吊りフレ
ーム1と下部吊りフレーム2が、上下案内機構3によっ
て上下方向に接近離隔自在に係合されるとともに重力検
知循環形のフレーム間可変連結機構4によって連結さ
れ、前記下部吊りフレーム2の下側に位置されるワーク
wを挟持する一対の挟持アーム5,5が、下部吊りフレ
ーム2に水平方向に接近離隔自在に係合案内され、前記
上部吊りフレーム1と前記下部吊りフレーム2と前記一
対の挟持アーム5,5の三者間をリンクするように設け
られた所要の挟持アーム開閉用のリンク機構6が、上部
吊りフレーム1と下部吊りフレーム2の相対的な接近・
離隔移動に伴い揺動することにより、前記一対の挟持ア
ーム5,5を開閉し得るように構成され、前記フレーム
間可変連結機構4は、前記上部吊りフレーム1と前記下
部吊りフレーム2の相互接近・離隔を交番させると係合
部材4bが循環案内通路4cを循環して上部吊りフレー
ム1と下部吊りフレーム2の所要接近時に係合ロックし
て連結長さを小さく維持するように構成された挟持形吊
具において、前記一対の挟持アーム5,5は、いずれ
も、挟持方向に対し直行する方向より見た形状が略逆L
字形である複数のアーム主部51,51を所要間隔離れ
て有し、かつ該複数のアーム主部51,51が上下の横
桁材52,53で一体に連結され下の横桁材53にチャ
ックパッド54が付設され、一方の挟持アーム5のアー
ム主部51の水平部51aと他方の挟持アーム5のアー
ム主部51の水平部51aが、すれ違うように前記下部
吊りフレーム2に設けられた複数の角筒状水平ガイド2
1,21,21,21の中、対応する筒状ガイドに貫挿
・案内されていることを特徴とする挟持形吊具を提供す
るものである。 【0006】 【作用】上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2を所
要接近させ、フレーム間可変連結機構4の係合部材4b
を循環案内通路4cに係合ロックした状態として連結長
さを小さく維持し、上部吊りフレーム1をワイヤーを用
いクレーン等の揚重機械で吊り揚げるものとすれば、一
対の挟持アーム5,5がリンク機構6によりチャック解
除状態に開かれたまま吊り揚げられ、下部吊りフレーム
2の重量は、フレーム間可変連結機構4を介して上部吊
りフレーム1に担持される。一対の挟持アーム5,5を
ワークwの両側に垂下するように、挟持形吊具をワーク
wの上に下降させていき、下部吊りフレーム2をワーク
wの上に載置させると、フレーム間可変連結機構4の係
合部材4bの循環案内通路4cに対する係合ロックが解
かれ、上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2が最接
近状態になる。次いで、挟持形吊具を吊り揚げていく
と、フレーム間可変連結機構4が係合解除状態にあるか
ら、吊り揚げ初期は、上部吊りフレーム1が下部吊りフ
レーム2に対し離隔していき、このとき動作するリンク
機構6の揺動によって、一対の挟持アーム5,5が間隔
を狭めていきチャックパッド54がワーク側面に当接し
リンク機構6のモーメント増幅作用によりワークwをチ
ャックする。該チャックが行われると、上部吊りフレー
ム1の下部吊りフレーム2に対する離隔動が停止し、ワ
ークwの吊り揚げが行われる。吊り揚げ負荷は、アーム
主部51の水平部51aが角筒状水平ガイド21に貫挿
・案内されているので、挟持アーム5から下部吊りフレ
ーム2に伝わり、さらに下部吊りフレーム2からリンク
機構6を介して上部吊りフレーム1に伝わり、フレーム
間可変連結機構4を介して上部吊りフレーム1に伝わる
ことはない。そうして、他の所望位置において、挟持形
吊具を吊り下げていきワークwが接地してもなお吊り下
げていくようにすると、上部吊りフレーム1が下部吊り
フレーム2に対し接近状態になり、このとき動作するリ
ンク機構6の揺動によって、一対の挟持アーム5,5が
間隔を広げていきワークwに対するチャック解除を行
う。再び挟持形吊具を吊り揚げていくと、フレーム間可
変連結機構4の係合部材4bが循環案内通路4cに係合
ロックして連結長さを小さく維持し、リンク機構6によ
り一対の挟持アーム5,5がチャック解除状態に対応す
る広い間隔に開かれたままとなる。 【0007】 【実施例】以下、本発明の挟持形吊具の実施例を図面を
参照して説明する。図1〜図3に示すように、この挟持
形吊具は、上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2
が、上下案内機構3によって上下方向に接近離隔自在に
係合されるとともに重力検知循環形のフレーム間可変連
結機構4によって連結され、下部吊りフレーム2の下側
に位置されるワークwを挟持する一対の挟持アーム5,
5が、下部吊りフレーム2に水平方向に接近離隔自在に
係合案内され、上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム
2と一対の挟持アーム5,5の三者間をリンクするよう
に設けられた所要の挟持アーム開閉用のリンク機構6
が、上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2の相対的
な接近・離隔移動に伴い揺動することにより、前記一対
の挟持アーム5,5を開閉し得るように構成されてい
る。 【0008】上部吊りフレーム1は、チャンネル鋼より
なる二つの横渡し材1a,1bを主要構成部材とし、該
横渡し材1a,1bが両端及び中央の三位置に備えられ
る筒芯が上下方向に延びた角筒よりなる外筒3a,4
a,3aを挟むようにこれらと溶接固定されチャック方
向と直交する方向に長尺なフレーム構造であって、横渡
し材1a,1bの下側の外筒3a,4a間の外筒3a寄
りに横渡し材1a,1bと90°異なる水平方向に延在
する水平角筒1cの中央部が連結機構1dにより連結さ
れ、さらに、横渡し材1a,1bの外側の左右の水平角
筒1c,1cと略対応する四か所に目付き吊り金具1
e,1e,1e,1eが溶接固定されてなる。該上部吊
りフレーム1は、二つの水平角筒1c,1cにフォーク
リフトのフォーク爪Fが挿通されて持ち上げられるか
(図6)、四つの目付き吊り金具1e,1e,1e,1
eにワイヤーロープを玉掛けしてクレーン等の揚重機械
で吊り揚げられる(図9)。連結機構1dは、図8に示
すように、横渡し材1a,1b間に設けたボックス形の
ハウジング101にゴム板102が収容されるとともに
水平角筒1cより設けられた角形ブラケット103が収
容され、ハウジング101に穿設したピン孔(図示せ
ず)と角形ブラケット103に穿設した長孔(図示せ
ず)にピン104が串挿されてなり、水平角筒1cを上
下に数mmの遊びを持たせて枢支し、水平角筒1cがハ
ウジング101に入り込むときには、ゴム板102がク
ッションの役目を果たす。 【0009】図7に示すように、下部吊りフレーム2
は、片側に密着一体に二つ並ぶように両側に二つずつ分
配された四つの角筒からなる筒状水平ガイド21,2
1,21,21と、両側の内側の筒状水平ガイド21,
21を一体に連結する二つの角筒からなる横桁22,2
2と、横桁22,22間の中央部を一体に連結する二つ
の角筒からなるブラケット23,23に支持された縦筒
24と、縦筒24内に下端より収容されピン連結位置を
調整することにより下方へ伸縮自在なワーク当接桿25
から成る。そして、両側の外側の筒状水平ガイド21,
21の上面中央部に立設固定された筒芯が上下方向に延
びた角筒からなる内筒3b,3bが、上部吊りフレーム
1より設けられた外筒3a,3aに摺動可能に嵌合され
ており、外筒3a,3aと内筒3b,3bによって上部
吊りフレーム1と下部吊りフレーム2を上下に相互案内
する上下案内機構3が構成されている。 【0010】図10に示すように、重力検知循環形のフ
レーム間可変連結機構4は、外筒4aと、外筒4aの内
部に設けられた循環案内通路4cを形成するカム4d,
4eと、上部が外筒4a内に下方から収容された縦筒2
4の上端より設けられた係合部材であるフック4bと、
フック4bを片側に付勢するばね4fを有してなる。循
環案内通路4cは、屈曲部4c’と逆循環防止用段部4
c”を有する略偏平ハート形の通路となっている。該フ
レーム間可変連結機構4は、上部吊りフレーム1と下部
吊りフレーム2の相互接近・離隔を交番させると、フッ
ク4bが、循環案内通路4cの案内作用とばね4fの付
勢作用の共同作用により前記循環案内通路を循環し得、
かつ上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2の所要接
近時に循環案内通路4cの凹んだ屈曲部4c’に位置し
上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2を相対離隔さ
せようとすると、屈曲部4c’に係合ロックして連結長
さを小さく維持し得る重力検知循環形のメカニズムとな
っている。さらに詳述すると、フレーム間可変連結機構
4は、フック4bが循環案内通路4cの凹んだ屈曲部4
c’に位置して縦筒24が外筒4aに対し相対下降する
ときは(上部吊りフレーム1が吊り揚げられるとき
は)、フック4bが屈曲部4c’に係合ロックし、連結
長さを短くして上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム
2を接近状態に保つ。従って、下部吊りフレーム2の重
量は、フレーム間可変連結機構4を介して上部吊りフレ
ーム1に担持される。そして、縦筒24が外筒4aに対
し相対上昇するときは(下部吊りフレーム2が接地又は
ワークw上への載置によって吊り下ろし停止した後も上
部吊りフレーム1を吊り揚げ支持して吊り下ろし動作を
若干ストローク続行するときは)、フック4bがばね4
fの付勢により片側に寄ったまま矢印aのように移動す
る。次いで、縦筒24が外筒4aに対し再び相対下降す
るときは、フック4bが矢印bのように下降して連結長
さを長くして上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2
を離隔動を保障し、このとき、下部吊りフレーム2の重
量は、フレーム間可変連結機構4を介して上部吊りフレ
ーム1に担持されず、リンク機構6を介して上部吊りフ
レーム1に担持される。引き続いて、縦筒24が外筒4
aに対し再び相対上昇するときは(吊り下ろしを行うと
きは)、フック4bが逆循環防止用段部4c”に当接し
て矢印cのように循環案内通路4cの上部に至り、縦筒
24が外筒4aに対し再び相対下降するときは矢印dの
ように移動し、フック4bが屈曲部4c’に再び位置す
る。このように、フック4bは、重力を検知して循環移
動して係合と係合解除を交番して行い、連結長さを可変
し得る。なお、重力検知循環形のフレーム間可変連結機
構4として、作動の確実性が本実施例よりも低減するこ
とになるが、実公昭57ー6482号公報の図面第6図
及び第7図に示された機構、あるいは、実公昭55ー1
6935号公報の第2図に示された機構の採用を妨げる
ものではない。 【0011】一対の挟持アーム5,5は、いずれも、挟
持方向に対し直行する方向より見た形状が中空な略逆L
字形である複数のアーム主部51,51を所要間隔離れ
て有し、かつ該複数のアーム主部51,51がアーム主
部51,51間に等しい長さの上の横桁材52とアーム
主部51,51よりもチャック方向と直交する方向に張
り出す長さの大きい下の横桁材53で溶接一体にされ下
の横桁材53にウレタンゴムよりなるチャックパッド5
4が付設され、一方の挟持アーム5,5のアーム主部5
1,51の水平部51aと他方の挟持アーム5,5のア
ーム主部51,51の水平部51aがすれ違うように下
部吊りフレーム2に設けられた複数の筒状水平ガイド2
1,21,21,21の中、対応する筒状水平ガイド2
1に貫挿・案内されている(図5,図7)。 【0012】図4に示すように、挟持アーム開閉リンク
機構6は、上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2と
挟持アーム5の三者間をリンクするように、片側の挟持
アーム5に対して、揺動リンク6a、揺動支点ブラケッ
ト6b、引揚げブラケット6c、調整リンク6dを二組
備えた合計四組からなり、揺動リンク6aの屈曲部が揺
動支点ブラケット6bを支点として揺動し得、上部吊り
フレーム1と下部吊りフレーム2の間にチャック方向に
通された揺動リンク6aの水平部6a’の端部に穿設し
た長孔に対しピン連結された引揚げブラケット6cが該
水平部6a’の端部を持ち上げており、揺動リンク6a
の垂下部6a”が下部吊りフレーム2の片側に下がり挟
持アーム5の上の横桁材52とリンクされた調整リンク
6dとピン6eにより連結されて成る。調整リンク6d
は、ピン孔6d’が適宜ピッチで開孔されていてアーム
主部51の水平部51aと平行するように延びて下部吊
りフレーム2の横桁22に開設したスリット26に通さ
れ、挟持アーム5と下部吊りフレーム2とを吊り揚げる
ようになっている。従って、該リンク機構6は、上部吊
りフレーム1と下部吊りフレーム2が離隔するとき一対
の挟持アーム5,5を接近させ、また上部吊りフレーム
1と下部吊りフレーム2が接近するとき一対の挟持アー
ム5,5を離隔させ得る。そうして、リンクピン6eを
調整リンク6dの所望に選択したピン孔6d’に通すこ
とにより、一対の挟持アーム5,5のチャック寸法(チ
ャックパッド間寸法)をワークの被チャック寸法に対応
し得る。 【0013】次に、上記した構成の実施例の作用を説明
する。この実施例の挟持形吊具は、図9に示す−−
−−−−の動作順序でワークwのチャック及
びチャック解除を行う。の状態は図10において、上
部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2が所要接近され
フレーム間可変連結機構4の係合部材4bが循環案内通
路4cの屈曲部4c’に係合ロックして連結長さを小さ
く維持し、挟持アーム開閉リンク機構6により一対の挟
持アーム5,5がチャック解除状態に開かれ、かつ上部
吊りフレーム1がワイヤーでクレーン等の揚重機械で吊
り揚げられていて、挟持形吊具を、一対の挟持アーム
5,5がブロック形重量物であるワークwの両側に垂下
するようにワークwの上に下降させていく状態である。
は、下部吊りフレーム2をワークwの上に載置させた
状態であり、図10において、フレーム間可変連結機構
4の係合部材4bの循環案内通路4cの屈曲部4c’に
対する係合ロックが解かれ、上部吊りフレーム1と下部
吊りフレーム2が最接近し実線に示す位置である。
は、挟持形吊具を吊り揚げていくと、フレーム間可変連
結機構4が係合解除状態にあるから、吊り揚げ初期は、
上部吊りフレーム1が下部吊りフレーム2に対し離隔し
ていき、このとき動作するリンク機構6の揺動によっ
て、一対の挟持アーム5,5が間隔を狭めていきチャッ
クパッド54がワーク側面に当接しワークwをチャック
した状態である。は、チャックが行われて、上部吊り
フレーム1の下部吊りフレーム2に対する離隔動が停止
し、ワークwの吊り揚げが行われた状態である。吊り揚
げ負荷は、アーム主部51の水平部51aが角筒状水平
ガイド21に貫挿・案内されているので、挟持アーム5
から下部吊りフレーム2に伝わり、さらに下部吊りフレ
ーム2からリンク機構6を介して上部吊りフレーム1に
伝わる。は、他の所望位置において、挟持形吊具を吊
り下ろしていきワークwが接地した瞬間のチャック状態
である。は、なおも若干の吊り下ろしを継続してワイ
ヤーに弛みが生じた状態である。このとき、上部吊りフ
レーム1が下部吊りフレーム2に対し接近し、このとき
動作するリンク機構6の揺動によって、一対の挟持アー
ム5,5が間隔を広げていきワークwに対するチャック
解除を行う。は、再び挟持形吊具を吊り揚げていく
と、図10においてフレーム間可変連結機構4の係合部
材4bが循環案内通路4cに係合ロックして連結長さを
小さく維持し、リンク機構6により一対の挟持アーム
5,5がチャック解除状態に対応する広い間隔に開かれ
たままとなる。 【0014】大きさが異なるワークwをチャックするに
は、リンク機構6の挟持アーム5に対するリンクポイン
トを変更する必要があり、リンクピン6eを取り外して
調整リンク6dの他の所要のピン孔6d’に通して、一
対の挟持アーム5,5のチャックパッド間の拡幅時寸法
が該ワーク寸法よりも大きくかつチャックパッド間の狭
幅時寸法が該ワーク寸法よりも小さくなるようにセット
する。その結果、チャック寸法が大きいときは、挟持ア
ーム5のアーム主部51の水平部51aが角筒状水平ガ
イド21から抜け出ていく方向に該角筒状水平ガイド2
1に対して調整される。この場合、両側のアーム主部5
1,51の水平部51a,51aがすれ違い移動してい
くからチャック寸法を大きく確保できる。又、チャック
寸法が小さいときは、アーム主部51の水平部51aが
角筒状水平ガイド21に深く嵌入する方向に該角筒状水
平ガイド21に対して調整される。この場合、構造上、
上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2のチャック方
向の大きさが、最小チャック寸法よりも小さくなってい
て、上部吊りフレーム1と下部吊りフレーム2が、挟持
アーム5よりもチャック方向外方に張り出すことがな
い。ストックスペースのチャック方向の必要最小幅は、
チャック寸法の大小に関わらず、一対の挟持アーム5,
5のチャック解除時のアーム外寸より僅かに大きくなる
ように確保できれば良い。 【0015】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の挟持
形吊具によれば、挟着方向の装置寸法がチャック寸法の
大小に対応して変化し、ブロック形重量物を吊り揚げ、
複数列・多段に積み上げるときの列と列の間をチャック
寸法の大小に関わらずチャックアームが安全に昇降でき
る最小隙間を確保するだけで足り、従来に比べて大幅な
省スペースが実現できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例に係る挟持形吊具の一部切り欠
き断面が入った正面図。 【図2】図1の平面図。 【図3】図1の側面図。 【図4】図1におけるIVーIV断面図。 【図5】図1におけるVーV断面図。 【図6】図1におけるVIーVI断面図であって、フォーク
リフトで持ち上げられた状態を示す。 【図7】図1における平面図。 【図8】図1におけるVIIIーVIII断面図。 【図9】動作工程図。 【図10】要部拡大断面図。 【符号の説明】 w ワーク 1 上部吊りフレーム 2 下部吊りフレーム 21 筒状水平ガイド 3 上下案内機構 4 フレーム間可変連結機構 4a 係合部材 4b 循環案内通路 5 挟持アーム 51 アーム主部 51a 水平部 52 横桁材 53 横桁材 54 チャックパッド 6 リンク機構

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上部吊りフレームと下部吊りフレーム
    が、上下案内機構によって上下方向に接近離隔自在に係
    合されるとともに重力検知循環形のフレーム間可変連結
    機構によって連結され、前記下部吊りフレームの下側に
    位置されるワークを挟持する一対の挟持アームが、下部
    吊りフレームに水平方向に接近離隔自在に係合案内さ
    れ、前記上部吊りフレームと前記下部吊りフレームと前
    記一対の挟持アームの三者間をリンクするように設けら
    れた所要の挟持アーム開閉用のリンク機構が、上部吊り
    フレームと下部吊りフレームの相対的な接近・離隔移動
    に伴い揺動することにより、前記一対の挟持アームを開
    閉し得るように構成され、前記フレーム間可変連結機構
    は、前記上部吊りフレームと前記下部吊りフレームの相
    互接近・離隔を交番させると、上部吊りフレーム又は下
    部吊りフレームの一方より設けられた係合部材が吊りフ
    レーム又は下部吊りフレームの他方より設けられた循環
    案内通路を循環して上部吊りフレームと下部吊りフレー
    ムの所要接近時に係合ロックして連結長さを小さく維持
    するように構成された挟持形吊具において、前記一対の
    挟持アームは、いずれも、挟持方向に対し直行する方向
    より見た形状が略逆L字形である複数のアーム主部を所
    要間隔離れて有し、かつ該複数のアーム主部が上下の横
    桁材で一体に連結され下の横桁材にチャックパッドが付
    設され、一方の挟持アームのアーム主部の水平部と他方
    の挟持アームのアーム主部の水平部が、すれ違うように
    前記下部吊りフレームに設けられた複数の筒状ガイドの
    中、対応する角筒状水平ガイドに貫挿・案内されている
    ことを特徴とする挟持形吊具。 【請求項2】 前記フレーム間可変連結機構は、前記係
    合部材がばねにより片側に付勢されたフックであり、前
    記上部吊りフレームと前記下部吊りフレームの相互接近
    ・離隔を交番させると、該フックが、前記循環案内通路
    の案内作用とばねの付勢作用の共同作用により前記循環
    案内通路を循環し得、かつ上部吊りフレームと下部吊り
    フレームの所要接近時に循環案内通路の凹んだ屈曲部に
    位置し上部吊りフレームと下部吊りフレームを相対離隔
    させようとすると、該屈曲部に係合ロックして連結長さ
    を小さく維持するように構成されていることを特徴とす
    る〔請求項1〕に記載の挟持形吊具。
JP3056180A 1991-02-27 1991-02-27 挟持形吊具 Expired - Lifetime JP2553965B2 (ja)

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JP3056180A JP2553965B2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 挟持形吊具

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JP3056180A JP2553965B2 (ja) 1991-02-27 1991-02-27 挟持形吊具

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