JPH11200123A - 手袋およびその編成方法 - Google Patents

手袋およびその編成方法

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JPH11200123A
JPH11200123A JP358598A JP358598A JPH11200123A JP H11200123 A JPH11200123 A JP H11200123A JP 358598 A JP358598 A JP 358598A JP 358598 A JP358598 A JP 358598A JP H11200123 A JPH11200123 A JP H11200123A
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knitted
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Seiya Yamanaka
誠也 山中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的しっくりと手指に装着されて関節部分
が曲げやすく、使用時においては手首や指からズレにく
い手袋およびその編成方法を提供すること。 【解決手段】 この手袋1は、爪先部分または指袋から
手挿入口に向けて編み出される手袋であって、手の関節
対応部分ないしその近傍部分として細目編地4,5,6
やゴム挿入細編地7,8が予め設定されている。これら
の細目編地4,5,6およびゴム挿入細編地7,8は残
りの標準編地2よりも小さな度目で編成されている。加
えて、ゴム挿入細編地7,8にはゴム糸が主糸9の給糸
方向に沿って挿入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、爪先部分または指
袋から手挿入口に向けて編み出される手袋およびその編
成方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前後に対峙して配備された前ニー
ドルベッドおよび後ニードルベッドを用い、例えば綿糸
などの主糸を編糸として、小指から人差指までの各指袋
を順に爪先から編み出し、続いて四本胴、親指の指袋、
五本胴、ゴム糸を挿入したゴム挿入胴まで一連にメリヤ
ス編みする手袋編成用横編機が知られている。この横編
機により製造された手袋は各指袋の爪先部以外の部分が
ほぼ同じ度目で編成されている。この度目とは編目の粗
密度合いをいい、編みループの径に対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の編成
方法で編まれた手袋はほぼ全体が同じ度目で編成されて
いるので、編糸の種類や太さにもよるが、指などを曲げ
にくいことがある。また、手挿入口近傍のゴム挿入胴に
はゴム糸を挿入して手首からのズレ落ちを防止するよう
になっているが、装着時の手首が窮屈すぎないよう、ゴ
ム糸は間を飛ばした編成コースに挿入され比較的粗に配
置されている。そのため、ゴム挿入胴の部分が手首でし
っかり止まらず、使用時に引っ張られた主糸の伸びによ
り四本胴部分の掌側などが膨らんだり、指袋の先端部分
が指先から一部分脱げることがあり、手袋を装着して行
う種々の作業に支障を来すことがあった。
【0004】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、比較的しっくりと手指に装着さ
れて関節部分が曲げやすく、使用時においては手首や指
からズレにくい手袋およびその編成方法の提供を目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る手袋は、爪先部分または指袋から手挿
入口に向けて編み出される手袋であって、予め設定され
た所定部位が、残りの標準編成部位よりも小さな度目ま
たは大きな度目で編成された構成を採用してある。
【0006】また、前記の構成において、所定部位は手
の関節対応部分乃至当該近傍部分であり、前記所定部位
が残りの標準編成部位よりも小さな度目で編成されてい
るものである。
【0007】更に、前記の構成において、所定部位にゴ
ム糸が編糸給糸方向に沿って挿入されているものであ
る。
【0008】そして、本発明に係る手袋の編成方法は、
互いに対峙する少なくとも一対のニードルベッドを備え
た横編機を用いて、爪先部分または指袋から手挿入口に
向けて編み出す方法であって、度目の変更を所望する所
定部位を予め設定し、設定された所定部位を残りの標準
編成部位よりも小さな度目または大きな度目で編成する
ものである。
【0009】また、前記編成方法における所定部位に、
ゴム糸を編糸給糸方向に沿って挿入するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態に係る
手袋を示す平面図、図2は手袋各部分の編組織図、図3
は手袋を手に装着した状態を示す外観図である。各図に
おいて、本実施形態による手袋1は従来法同様、編糸と
して主に主糸9が用いられ、小指から人差指までの各指
袋が順に爪先から編み出され、続いて四本胴、親指の指
袋、五本胴、ゴム糸を挿入したゴム挿入胴まで、各指袋
の爪先部分から手挿入口に向けて一連にメリヤス編みで
編成されている。
【0011】手袋1は、手や指の関節に対応した部分な
いしその近傍部分(すなわち、所定部位)が細目編地
4,5,6、ゴム挿入細編地7,8として、手袋全体の
大部分をなす標準編地2(すなわち、標準編成部位)よ
りも小さな度目(例えば、1/3程度の編みループ径)
で編成されている。更に、ゴム挿入細編地7およびゴム
挿入細編地8には、編糸給糸方向(図2の矢印D方向)
に沿ってゴム糸10が挿入されている。無論、標準編地
2と同じ度目で編まれた通常のゴム挿入編地3にもゴム
糸10が挿入されている。尚、前記の主糸9は綿糸など
を用いることが多いが、主糸9として例えばポリエステ
ル糸などを用い、綿糸などの補助糸を主糸9に同伴させ
て編成してもよい。
【0012】次に、上記の手袋1を編成する横編機を図
4に示す。図に示した横編機50は、側面視「ハ」の字
状に対峙する前ニードルベッド53と後ニードルベッド
54を本体ケーシング51の上部に備えている。本体ケ
ーシング51の前面には、でき上がった手袋を放出する
製品放出口61が形成されている。
【0013】前キャリッジ55は前ニードルベッド53
の上面に沿って走行自在に配備されている。前キャリッ
ジ55は標準編地2の度目を初期設定するための度山調
整ツマミ57を有している。また、後キャリッジ56は
後ニードルベッド54の上面に沿って走行自在に配備さ
れている。前キャリッジ55を横方向に走行案内する前
キャリッジガイドレール58は、前ニードルベッド53
の下端と一体の支持台59で支持されている。後キャリ
ッジ56を横方向に走行案内する後キャリッジガイドレ
ール82(後出の図8,9参照)は、後ニードルベッド
54の下端と一体の後側支持台(図示省略)に支持され
ている。
【0014】図5に示すように、本体ケーシング51の
背部には、Vベルトなどで図外の主モータと連結された
駆動Vプーリ65や、駆動Vプーリ65とカム軸チェー
ンなどを介して連結されたカム軸駆動ギヤ62が配備さ
れている。この装置の場合、カム軸駆動ギヤ62の1回
転で1回の編成コースを編成するようになっている。ま
た、駆動Vプーリ65はカム軸駆動ギヤ62に対し2倍
の回転数で回転するように構成されている。カム軸駆動
ギヤ62の側面には、磁気検出式の場合は磁石、光検出
式の場合は反射板などの検出子63が取り付けられてい
る。検出子63と対面するカム軸駆動ギヤ62の近傍に
は、磁気や反射光を検出して編成コース数を計数するコ
ースカウンタ64が配備されている。
【0015】尚、図中1点鎖線で示すように、前述の検
出子63を駆動Vプーリ65に取り付け、駆動Vプーリ
65近傍にコースカウンタ64を配備しても構わない。
その場合は、駆動Vプーリ65の2回転を1回の編成コ
ースとして換算すればよい。あるいは駆動Vプーリ65
の1回転を、前ニードルベッド55または後ニードルベ
ッド56の一方による半コースとして計数することも可
能である。
【0016】そうして、図6乃至図8に示すように、横
編機50における計数部60の近傍に度山調整部93が
配備されている。前記の計数部60は、例えば前キャリ
ッジ55や後キャリッジ56の各種カムを作動させて、
ゴム編みやタック編みへの切換え、爪先や指股の編成そ
の他の動作を実行させるものであって、水平軸心回りに
回転するドラム駆動軸66と、ドラム駆動軸66に固設
され外周面にワイヤ駆動のための凸部を多数有する計数
ドラム67と、水平配備のテコ軸68に枢支自在に嵌装
されている複数のワイヤ作動レバーとを備えている。
【0017】特に、度山調整部93は、標準編成におけ
る度目調整でなく、予め設定された編成コースにおいて
強制的に度目を変更させる機能を有している。ここで度
山調整部93は、固定板71を介して計数部60のケー
シング前面に固設されたモータ70と、モータ70の駆
動軸72先端に取り付けられ外周に突起状の検出子77
を有するクランク円板73と、計数部60のワイヤ作動
レバー69の先端とクランク円板73とに枢支ピン7
6,74を介して枢支自在に取り付けられたクランクロ
ッド75と、クランク円板73の外周近傍で直径方向に
対峙して配備され検出子77との接触によりクランク円
板73の半回転を検出するマイクロスイッチ78a,7
8bと、から構成されている。
【0018】更に、ワイヤ作動レバー69の他端にはワ
イヤチューブ80に収容された制御用ワイヤ79の一端
が取り付けられている。制御用ワイヤ79の他端側(図
示省略)は制御用ワイヤ80aおよび制御用ワイヤ80
bの双方と二股連結されている。制御用ワイヤ80aの
他端側は前キャリッジガイドレール58に接続されてお
り、制御用ワイヤ80bの他端側は後キャリッジガイド
レール82に接続されている。
【0019】一方、図9に示すように、各キャリッジガ
イドレール58,82の上面には、それぞれ周知の、鉄
砲山カムを制御する鉄砲山制御バー、ゴム山カムを制御
するゴム山制御バー、度山カムを制御する度山調整制御
バー、中山カムを制御する中山制御バーなど、を出没自
在に格納する複数のガイド溝が形成されている。因み
に、前キャリッジ55における度目を変更するための度
山調整制御バー84は図示のようにガイド溝83に収容
されており、後キャリッジ56における度目を変更する
ための度山調整制御バー86はガイド溝85に収容され
ている。
【0020】前キャリッジ55および後キャリッジ56
における各種カムの配置概要を図10に示す。図におい
て、符号91は前キャリッジ55の前蝶山カム、92は
後キャリッジ56の後蝶山カム、89は前蝶山カム91
で作用を受けた針の度目を決定する前度山カム、90は
後蝶山カム92で作用を受けた針の度目を決定する後度
山カム、100は前ゴム山カム、101は後ゴム山カム
であり、いずれも汎用周知のカムである。
【0021】横編機50による度目変更機能の制御系統
を図11に示す。横編機50の度目変更に係る特徴的な
機能は、主に制御装置94によって実行される。制御装
置94は、例えばマイクロプロセッサユニット(以下、
MPUと略称する)96を中心として構成され、MPU
96に通信接続されたメモリ97と、外部機器との間で
通信可能に信号変換する入出力ポート98とからなって
いる。
【0022】入出力ポート98のデータ入側には、キー
ボードなどに代表される外部入力装置99、横編機50
のコースカウンタ64、度山調整部93のマイクロスイ
ッチ78a,78bが接続されている。一方、データ出
側には、度山調整部93を駆動させるモータ70、編成
途中で編地にゴム糸を挿通するためのソレノイド(図示
省略)を作動させる汎用のゴム糸給糸部95が接続され
ている。上記の制御装置94としては、横編機50の主
制御装置(図示省略)とは別個独立に外付けされる、例
えばデジタルシーケンサ装置などを用いることもでき
る。
【0023】引続き、上記構成による手袋1の編成方法
について説明する。先ず、度目変更を所望する編成コー
スのデータを外部入力装置99からMPU96に設定入
力しメモリ97に格納しておく。ここでは小指先端の編
み出しを1コース目として、例えば、手袋1全体のコー
ス数(392コース)、18コースから21コース(小
指の細目編地4)、30コースから33コース(小指の
細目編地5)、・・・中略・・・、223コースから2
32コース(四本胴のゴム挿入細編地7)、320コー
スから336コース(手挿入口部のゴム挿入細編地8)
といった、編成コースに係るデータが設定入力される。
尚、前記のように設定したコース数はあくまでも例示で
あり、それぞれの手袋製品に応じて適宜の編成コース数
を設定することができる。次に、前キャリッジ55の度
山調整ツマミ57により、標準編地2の度目が初期設定
される。
【0024】そこで、編成開始ボタン(図示省略)をオ
ンにすると、主制御装置は前キャリッジ55および後キ
ャリッジ56を前ニードルベッド53および後ニードル
ベッド54上でそれぞれ横走行させ、従来同様に小指の
指袋から順次編み出していく。そうして、コースカウン
タ64により計数された編成コース数が、小指の細目編
地4に係る設定コース(18コース目)に達すると、制
御装置94は度山調整部93のモータ70を起動する。
すると、クランク円板73が半周回転し、検出子77が
マイクロスイッチ78aを作動させる。これにより、制
御装置94はモータ70をオフにし、クランク円板73
をその位置で停止させる。
【0025】このときのモータ70の駆動力はクランク
円板73やクランクロッド75を経てワイヤ作動レバー
69に伝達され、ワイヤ作動レバー69の一端側は計数
ドラム67から離れる方向に引っ張られる。これによ
り、ワイヤ作動レバー69の他端側が制御用ワイヤ79
を介して制御用ワイヤ80aおよび制御用ワイヤ80b
を引く。更に、制御用ワイヤ80aおよび制御用ワイヤ
80bの引張動作により、度山調整バー84および度山
調整バー86がガイド溝83およびガイド溝85から突
出する。こうして突出した度山調整バー84および度山
調整バー86により、前キャリッジ55および後キャリ
ッジ56の前度山カム89および後度山カム90が持ち
上げられて、針の引下げ量が小さくされ度目が細かくさ
れるのである。
【0026】このように、小指の細目編地4を細かな度
目で編成していって終りの設定コース(21コース目)
になると、制御装置94はモータ70を再起動し、クラ
ンク円板73を半周回転させる。検出子77がマイクロ
スイッチ78bを作動させると、制御装置94はモータ
70をオフにしクランク円板73をその位置で停止させ
る。このとき、ワイヤ作動レバー69の他端側は計数ド
ラム67の外周面と接しており、度山調整バー84およ
び度山調整バー86もガイド溝83およびガイド溝85
に納められて、標準編地2の編成が再開される。
【0027】以降、薬指、中指、人差指、親指、四本
胴、手挿入口部において、細目編地4,5,6やゴム挿
入細編地7,8の度目を細かくする動作は、先に述べた
小指の細目編地4を編成する場合と同様であるので、説
明は省略する。
【0028】以上のような編成方法により得た手袋1
は、各指の関節対応部分が細目編地4,5,6として度
目を詰めて編成されているので、図3に示すように細目
編地4,5,6の部分で折り目を形成しやすく編地が曲
がりやすい。従って、手Hの指をスムースに曲げること
ができ、細かな作業用の手袋として好適となる。
【0029】一方、ゴム挿入細編地7においては、3つ
の編成コースおきにゴム糸10が編糸給糸方向に沿って
挿入されている。これにより、手袋1の四本胴部分は掌
に軽く密着する。従って、掌における装着感が快適であ
り、作業時においては掌に密着して支障なく使用するこ
とができる。
【0030】これに対し、ゴム挿入細編地8では手首部
分の比較的広い範囲にわたって度目が細かくされてお
り、そのうえ全ての編成コース毎にゴム糸10が挿入さ
れている。このようにゴム挿入細編地8において度目を
細かくしたことにより、編地の剛性が増してゴム糸10
による過度の締め付けが防止され、一定以上は手首が締
め付けられない。その反面、当該部分は多数のゴム糸1
0により伸びに対して強い弾性抵抗を示することから、
あたかも“ゴムベルト”のような触感を呈する。その結
果、手首部分のズレをしっかりと防止できるうえ、手首
が窮屈にならない手袋1を実現できるのである。
【0031】尚、ここまでは予め設定された所定部位を
他の標準編成部位よりも小さな度目で編成したものを示
したが、本発明の手袋はそれに限らず、所定部位を標準
編成部位よりも大きな度目で編成するといったことも可
能である。
【0032】更には、既述した図5のように検出子63
を駆動Vプーリ65に取り付け、駆動Vプーリ65近傍
にコースカウンタ64を配備して、前後のニードルベッ
ド毎に度目を変更させる構成を採用することにより、手
袋の片面は粗い度目で編成し、他面を密な度目で編成す
るといった態様も可能である。例えば、各指袋、四本胴
あるいは五本胴における表側(手甲側)の度目を粗く
し、裏側(掌側)の度目を密にすると、でき上がった手
袋は立体的になることから手指に密着して一層脱げにく
くなる。また、このような手袋は度目の粗い表面側が適
度に伸びやすくなっている反面、度目の密な裏面側は強
度が高く使用時の耐久性が向上するといった副次的な効
果も併せて享受することができる。その場合、表側、裏
側、更には各コース毎に粗密の度合いをそれぞれ子細に
設定すれば、より一層手指に馴染みやすい手袋を提供す
ることができる。
【0033】また、上記の各実施形態に例示した5本指
手袋以外に、指袋の爪先部分が開放したものや、ミトン
状のものなどにも、本発明を適用し得るのはいうまでも
ない。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る手袋お
よびその編成方法によれば、例えば手の関節に対応する
部位や手の甲に対応する部位などとして、予め設定され
た所定部位が、残りの標準編成部位よりも小さな度目ま
たは大きな度目で編成されるので、比較的しっくりと手
に装着されて曲げやすく、しかも使用時に手首や指から
ズレにくい手袋を提供することができる。また、所定部
位を手の関節対応部分ないしその近傍部分とし、残りの
標準編成部位よりも小さな度目で編成した場合、当該部
位の編地は硬く折り目となり得るので、より一層手の関
節を曲げやすい手袋を得ることができる。更に、所定部
位にゴム糸を編糸給糸方向に沿って挿入した場合、例え
ば掌や手首などで密着するので、手からズレにくい手袋
を提供できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る手袋を示す平面図で
ある。
【図2】前記手袋における各部分の編組織図である。
【図3】前記手袋を手に装着した状態を示す外観図であ
る。
【図4】前記手袋を編成する横編機を示す外観図であ
る。
【図5】前記横編機の背面を示す部分背面図である。
【図6】前記横編機の計数部を示す部分正面図である。
【図7】前記度山調整部の概略構成を示す概略斜視図で
ある。
【図8】前記計数部と横編機の他の関連部分を示す部分
外観図である。
【図9】前後のキャリッジガイドレールを横から見た要
部側面図である。
【図10】前キャリッジおよび後キャリッジにおける各
種カムの配置を示す透視図である。
【図11】前記横編機の制御系統を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 手袋 2 標準編地(標準編成部位) 4,5,6 細目編地(所定部位) 7,8 ゴム挿入細編地(所定部位) 9 主糸(編糸) 10 ゴム糸 50 横編機 53 前ニードルベッド 54 後ニードルベッド 93 度山調整部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 爪先部分または指袋から手挿入口に向け
    て編み出される手袋であって、予め設定された所定部位
    が、残りの標準編成部位よりも小さな度目または大きな
    度目で編成されていることを特徴とする手袋。
  2. 【請求項2】 所定部位は手の関節対応部分乃至当該近
    傍部分であり、前記所定部位が残りの標準編成部位より
    も小さな度目で編成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の手袋。
  3. 【請求項3】 所定部位にゴム糸が編糸給糸方向に沿っ
    て挿入されていることを特徴とする請求項2に記載の手
    袋。
  4. 【請求項4】 互いに対峙する少なくとも一対のニード
    ルベッドを備えた横編機を用いて、爪先部分または指袋
    から手挿入口に向けて編み出す手袋の編成方法であっ
    て、度目の変更を所望する所定部位を予め設定し、設定
    された所定部位を残りの標準編成部位よりも小さな度目
    または大きな度目で編成することを特徴とする手袋の編
    成方法。
  5. 【請求項5】 所定部位にゴム糸を編糸給糸方向に沿っ
    て挿入することを特徴とする請求項4に記載の手袋の編
    成方法。
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