JP3107033U - 手袋 - Google Patents

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太平 岩瀬
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岩瀬手袋有限会社
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Abstract

【課題】着用時における爪の先端が接触する指袋の先端を補強してなる手袋を提供する。
【解決手段】指先から編成されるシームレス手袋Tにおいて、各指1〜5の先端11〜51の編み出し部を二重以上に重ねて編成させてなることを特徴とする。編み出し部は、ニードルベッドの編針に千鳥状に編糸を給糸することにより編成されるものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、指袋、甲側部および掌部を順次編成したいわゆるシームレス手袋に関し、特に、指先を補強してなる構成の手袋に関するものである。
一般的なシームレス手袋は、小指から人差し指までの四指のための指袋を、それぞれ先端から編成した後、甲側部および掌部を上記四指の指袋に連続して編成し、さらに、この甲側部および掌部の編成途中において、親指のための指袋を編成し、引き続き甲側部および掌部の編成を再開することによって全体が編成されていた。上記のように編成された手袋は、各指の指袋が一枚の編み地で構成され、編み出し部においても例外なく一枚の編み地で構成されたものであった。しかし、着用時には、爪の先端が編み出し部に対して部分的に接触するため、指先が破れやすくなっていた。そこで、従来の技術は、特開2002−285411号公報において開示されるように、指袋の指先部の網目を他の部分よりも小さくしたものがあった。
上記従来技術は、網目の大きさを変化させること、すなわち、指袋の指先部のみの網目を小さくし、指先部が他の部分よりも密に編成されるように構成されたものであった。しかし、網目を小さくしたとしても一枚の編み地で構成されていることに変わりはなく、爪の先端が接触することによって編み地の糸が破断しやすく、その編み地の糸が破断すれば、当然に編成された指袋を構成する編み地が破れることとなるものであった。そして、上記従来技術では、使用頻度が高いことによる摩耗によって破れやすいことを解消するために、小さな網目で編成する構成としたものであるが、使用頻度の高低にかかわらず、爪の先端が接触する場合は、当該接触部分の糸が破断しやすいものとなっていた。
本考案は、上記諸点にかんがみてなされたものであって、その目的とするところは、着用時における爪の先端が接触する指袋の先端を補強してなる手袋を提供することである。
そこで、本考案は、指先から編成されるシームレス手袋において、各指の先端の編み出し部を二重以上に重ねて編成させてなることを特徴とする手袋を要旨としている。そして、上記考案において、編み出し部は、ニードルベッドの編針に千鳥状に編糸を給糸して編成ものであることが好ましい。
本考案によれば、着用時に爪の先端が接触する指袋の先端部が、二重以上に重ねられて補強されることとなる。そして、この指袋の先端は、いわゆるシームレス手袋における編み出し部分であるから、この編み出し部分を二重に積層することで簡単に補強がなし得るものである。
さらに、上記編み出し部が、ニードルベッドの編針に千鳥状に編糸を給糸することによって形成されるものであれば、千鳥状に給糸した面によって編み出し編成部が形成されることとなり、この面を二枚以上形成させることによって補強がなされることとなる。従って、最も補強が必要な部分のみを二枚以上重ねた状態とすることができ、その補強を十分なものとすることができる。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は、図1に示すように、手袋Tの各指袋1,2,3,4,5の先端において、編み出し部11,21,31,41,51が二重に重ねて編成されている。編成された二重の編み出し部11,21,31,41,51は、指袋1,2,3,4,5の先端から第1番目の編み出し部が突出するように構成されている。
このように、編み出し部11,21,31,41,51が、二重に重ねられていることから、着用時において、爪の先端が指袋1,2,3,4,5の先端に当接する場合であっても、指袋1,2,3,4,5の先端が二重により強固になっており、第一に、編み地そのものの補強がなされており、第二に、爪の先端が当接する面すなわち指袋1,2,3,4,5の裏面が爪の当接によって破損したとしても、さらに一重の編み出し部が存在することから、指袋1,2,3,4,5が破れることを防止できる。
このような構成の手袋Tを編成するための具体的手段について説明する。なお、手袋Tの編成は、小指のための指袋1から順次薬指、中指、人差し指、親指のための指袋2〜5が編成されるものであるが、いずれの指袋1〜5においても同様に編成されることから、以下において、指袋の編成工程については小指のための指袋1についてのみ説明することとする。
そこで、図2に示すように、小指のための指袋1を編成するためには、まず、その先端11から編成が開始される。この先端11の編み出しは、図3に示すように、前後のニードルベッドFB,BBに用意された各編針a,b,c・・・、A,B,C・・・のうち、所定の範囲の編針a〜l,A〜Lにおいて、千鳥状に(a,A,b,B・・・l,Lの順序で)編糸6を給糸する(Step1)。このときの給糸方向は図中右向きとなっており、これにより編み出し編成を行うものである。引き続き、先に給糸された編針のうち前側ベッドFBの編針A〜Lに対してのみ逆方向に(L,K・・・A)、編糸6を給糸して、上記編み出し編成部に続く網目を形成している(Step2)。なお、このときの給糸方向は図中左向きである。
通常の手袋を編成する際には、上記の状態から引き続き、前後のニードルベッドFB,BBの編針a〜l,A〜Lを巡回するように(a,b・・・l,L,K・・・A,a,bの順序で)編糸6が給糸され、右向きに給糸されるときは後側ベッドBBの編糸a〜lに給糸され、左向きに給糸されるときには前側ベッドFBの編針A〜Lに給糸されるものである。
これに対して本実施形態では、上記Step2に続き、再び編糸a〜l,A〜Lにおいて、千鳥状に(a,A,b,B・・・l,Lの順序で)編糸6を給糸するのであり、これにより、第2の編み出し編成部が形成されるのである(Step3)。そして、その後、同様に、前側ベッドFBの編針A〜Lに対してのみ逆方向に(L,K・・・A)、編糸6を給糸して、上記編み出し編成部に続く網目を形成するのである(Step4)。
このように、第1回目の編み出し編成部およびこれに続く網目を構成した後、さらに第2回目の編み出し編成部およびこれに続く網目を構成することにより、結果的に編み出し部が二重となるのである。このとき、後側ベッドBBにおいては第1回目の編み出し編成部に続く編み目が構成されることなく、第2回目の編み出し編成部が連続することとなるのに対し、前側ベッドFBにおいては、第1回目の編み出し編成部に続いて網目が構成された後、第2回目の編み出し編成部が形成されることとなる。しかし、少なくとも一方に、両編み出し編成部の中間に網目が形成されることにより、編み出し編成部によって構成される編み地部分が二枚となり、これが重ねられて補強効果を向上させる結果となっているのである。
なお、上記編み出し編成部は、前後のニードルベッドFB,BBの両方の編針に給糸することによって形成されるものであるところ、指袋を編成する際の最初においては必ず形成されるものであり、これを上記説明では2回繰り返したが、それ以上の回数を繰り返すことにより、編み出し部は三重にも四重にも構成することが可能であり、手袋の用途に応じて適宜変更することが可能である。
また、上記編成工程を、自動手袋編機により実施する場合には、通常の工程(前述のように第1回目の編み出し編成後に両ベッドFB,BBに分かれて編成する工程)のうち、第1回目の編み出し編成工程のみを繰り返すようにプログラム修正することによって可能となり、当該繰り返し後は、通常の編成工程用のプログラムを実施させればよいものであるから、現状の編機をそのまま使用することによって加工でき得るものである。
そして、上記のように、小指のための指袋1が構成されれば、次に、薬指のための指袋2、中指のための指袋3、さらに人差し指のための指袋4が構成され、その後、これらと連続するように、甲側部および掌部が編成される。ここで、甲側部は前側ベッドFBの編針により編成され、掌部は後側ベッドBBの編針によって編成される。さらに、親指が連続する位置まで甲側部および掌部が編成されれば、一旦、甲側部および掌部の編成を中断し、親指のための指袋5を構成し、この親指のための指袋5とともに、前述の甲側部および掌部を再び編成し、手袋Tの全体を編成するのである。
本実施形態は、以上のとおりであるから、編成された指袋1〜5の先端は、いずれも編み出し部が二重(またはそれ以上)に重ねられた構成となり、本実施形態の手袋Tを着用したとき、その内側表面に爪の先端が接触したとしても容易に破れることがないものである。また、編み出し編成工程を2回繰り返すことにより構成されているから、指袋1〜5の内部表面は最後の(二重の場合は第2回目の)編み出し編成によって構成された編み出し部が位置することとなり、手袋Tを着用した際の指先の感覚は、通常の手袋の場合と同様であって、違和感なく着用することができるものである。
本考案の実施形態を示す説明図である。 本考案の実施形態を示す説明図である。 実施形態の編成方法を示す説明図である。
符号の説明
1,2,3,4,5 指袋
6 給糸
11,21,31,41,51 編み出し部
T 手袋

Claims (2)

  1. 指先から編成されるシームレス手袋において、各指の先端の編み出し部を二重以上に重ねて編成させてなることを特徴とする手袋。
  2. 前記編み出し部は、ニードルベッドの編針に千鳥状に編糸を給糸して編成される編み出し部である請求項1記載の手袋。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0433616A (ja) * 1990-05-29 1992-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 調理器の蓋体

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