JP2006111995A - シームレス手袋、靴下およびその編成方法 - Google Patents

シームレス手袋、靴下およびその編成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 手袋や靴下を着用した際の指先先端のシルエットを改善することを目的とする。
【解決手段】 左右方向に延び、かつ、前後方向に互いに対向する少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、かつ、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成されるシームレス手袋または靴下において、普通に着用した状態で、前針床の針で編まれた部分が筒状に編成されている指袋の指先部分の左右の一方側に現れ、後針床の針で編まれた部分が、その他方側に現れるように各指の指袋がそれぞれ指先の編み出し編成の後に回し込み編成されていることを特徴とする手袋または靴下。
【選択図】 図1

Description

この発明は、着用した際の指先先端部分の外観等のシルエットを改善した横編機を用いて編まれるシームレス手袋や靴下とその編成方法に関する。
前後一対の針床を備えた横編機を用いて手袋は次のように編成される。小指から人差し指の各指袋が編成された後、これら指袋に続いて四本胴が編成される。そして親指の指袋が編まれ、この親指の指袋と四本胴を繋いで五本胴が編成された後、手首部の編成が行われて終了する。また四本胴の編成前に三本胴の編成を行って小指/薬指間の指股部分を他の指股部分よりも一段深くした手袋もある。5本指靴下の場合では、親指から順に第1指、第2指、と呼び、小指を第5指と呼ぶ点など名称が手袋の場合と異なるぐらいで基本的な編成は手袋と同じである。特許文献1は、手袋の指先部分を丸い袋状に形成する編成方法を開示している。特許文献2は、前後針床間でラッキングや目移しが行えるタイプの横編機を用いて3本胴と4本胴を設けた5本指靴下についての編成方法を開示している。
実公昭38−6766号 特開平11−107142号
例えば手袋の場合では、掌側に現れる編地を例えば前針床の針を使用し、甲側に現れる編地を後針床の針を使用して、指先の編み出し部分から編み始め、前後の針床の針に周回状に給糸することで指袋を筒状に編成する。このような編成で編まれた指先では、指先は丸く指先形状に沿った形とすることができるが、図7の従来の手袋15に示すように掌側の編地と甲側の編地との境界部、即ち針床上での左右の編み幅側端部が給糸方向の反転箇所になり、編み出し部分のこの箇所17a,17bが幾分突出した状態、俗称エラとなって現れる。そのため指先から指股へと続くラインが滑らかにならず着用した際のシルエットがよくない。特に粗いゲージの編機で編成されたものではこれが顕著になる傾向にある。この発明の基本的課題は、手袋や靴下を着用した際の上記シルエットを改善することを目的とする。
この発明の手袋または靴下は、左右方向に延び、かつ、前後方向に互いに対向する少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、かつ、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成されるシームレス手袋または靴下において、普通に着用した状態で、前針床の針で編まれた部分が筒状に編成されている指袋の指先部分の左右の一方側に現れ、後針床の針で編まれた部分が、その他方側に現れるように各指の指袋がそれぞれ指先の編み出し編成の後に回し込み編成されている。
また好ましくは少なくとも手袋においては小指〜人差し指の指袋が、靴下においては第1〜第5指の指袋が、指袋先端の指先から指袋基端の指股までの間で約4分の1周回にわたって回されている。
また発明の手袋または靴下の編成方法では左右方向に延び、かつ、前後方向に互いに対向する少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、かつ、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成されるシームレス手袋または靴下の編成方法であって、該手袋または靴下は、指先側から編み始めて履き口側で編み終わるように編まれるものにおいて、以下の編み方を含むことを特徴とする;
a.筒状に編成される指袋の指先先端部では、指袋の甲および掌(または土踏まず)の右側を前後針床のうちの一方の針床の針を使用して編成し、指袋の甲および掌(または土踏まず)の左側を他方の針床の針を使用して編成するステップ、
b.筒状に編成される指袋基端の指股では、指袋の甲側に現れる部分を前後針床のうちの一方の針床の針を使用して編成し、掌(または土踏まず)側に現れる部分を他方の針床の針を使用して編成するステップ、
c.指袋が前記ステップaとステップbの状態で編成されるように、ステップaとステップbとの間で指袋を回し込むステップ。
好ましくは横編機が前後一対の針床を1組備えた2枚ベッド横編機を用いて、1本おきの針を使用して編地編成を行う。
また好ましくは横編機には更に付加的な目移し機能が備えられており、この付加的な目移し機能を用いて連続する総針を使用して編地編成を行う。
更に好ましくは付加的な目移し機能としてホールディングを使用する。
また好ましくは前記ステップcの指袋の回し込みでは、指袋が編成される針床上の位置をほぼ固定した状態で、その位置で回し込み編成を行う。
更に好ましくは前記ステップcの指袋の回し込みは、指袋編成中に所要回数繰り返し行うものであり、回し込みの際に行われる目移しによって編目が捻れないように予め該編目を形成するときの給糸方向を通常の逆向きとして形成する。
この発明の手袋または靴下およびその編成方法では、横編機で、普通に着用した状態で、前針床の針で編まれた部分が筒状に編成されている指袋の指先部分の左右の一方側に現れ、後針床の針で編まれた部分が、その他方側に現れるように各指の指袋がそれぞれ指先の編み出し編成の後に回し込み編成されているため編み出し部分の両端に形成されるエラを甲と掌側に位置するようになるので着用した際に指先から指股へと続くラインを滑らかにすることができる。これは特に作業用ではなくファッションの用途として使用される手袋や靴下に有利に働く。
以下に本発明を実施するための最適実施例を図面とともに以下詳細に説明する。
本実施例は、5本指手袋の場合について説明する。図1は本実施例の編成方法によって編まれた手袋を示す。手袋は、左右方向に延び、かつ、前後方向に互いに対向する前後一対の針床を有し、後針床が左右にラッキング可能で、しかも、前後の針床間で編目の目移しが可能ないわゆる2枚ベッド横編機を用いて編成するものとする。針床に装着されている針はべら針とする。
2枚ベッド横編機は、編地を筒状に編成する場合、前後の各針床においてそれぞれ1本おきの針を用いて編成を行うようにしており、例えば、前針床の奇数番目の針を主として筒状編成される前側編地、後針床の偶数番目の針を主として後側編地を編成するために用いる。前後の針床は、一方の針床の編成用に用いられる針に対向する他方の針床の針を空針としており、この空針を用いることにより、リンクス、ガーター、リブなどの表目と裏目が混在した組織柄を筒状に編成したり、移動させたりすることができる。本実施例に係る手袋の編成は、例えば株式会社島精機製作所製のホールガーメントコンピュータ横編機(機種名:NewSWG−V)などで実施することができる。
図2は、5本指手袋の編成順序の概略を示した図で、図3は、人差し指1の指袋の編成工程図を示す。本実施例では、上記したように編目の形成に使用する針間に目移し用の空針を配置した針抜き編成を行うとするが、図3においては、説明の便宜上編目の形成に使用する針のみを示し、編目の形成に使用する針間に配置され目移しに用いられる空針を省略して示した。また編成に使用される針数は、実際のものより少なくして示し、手袋を表目の無地とした。図3の図中に示すFBは前針床、BBは後針床を示す。またアルファベットの大文字は奇数番目の針を示し、小文字は偶数番目の針を示す。本実施例では、前針床の奇数番目の針を使って手袋の掌側11の編地を形成し、後針床の偶数番目の針を使用して甲側12の編地を形成する。
5本指手袋10は、先ず人差し指1、中指2、薬指3を編成した後、これらに続いて三本胴4の編成を行う、次に小指5の指袋を編成して、小指5をこの三本胴4と接合して四本胴6の編成を行う。続いて親指7の指袋の編成を行った後、四本胴6と親指7の指袋とを接合し、手首9まで延びる五本胴8が筒状でシームレスの状態に編成する。
注目すべきは本実施例の5本指手袋は、各指袋が三本胴、四本胴もしくは五本胴と接合する前に当該指袋が空針への目移しと針床のラッキング動作により回し込み編成が行われる点である。親指7を除く各指1,2,3,5では約4分の1周分の回し込み編成が行われる。親指7も他の指袋と同じように回し込み編成が行われるが、回し込みの量は他の概ね2分の1程度とした。これは人の手の三次元的形状を考慮したもので親指7は他の指よりも掌側11に突出しているからである。
人差し指1の指袋は図3のステップ1に示すようにまず編み出し編成を行う。編み出しコースは前針床の針A〜Jと後針床の針a〜jにジグザグ状に給糸して形成する。図示は省略するが指先部分が丸く指先形状に沿った形となるように編み幅を減らした後、増やすといった公知の編成が編み出しコースの編成に引き続いて行われる。このようにして指先先端部分を丸く形成した後、前後の針床の針に周回状に繰り返し給糸して指袋基端部までを編成して所望長さの指袋を得る。ステップ2〜4は人差し指1の指袋に対して行う回し込み編成を示しており、これは続いて編まれる中指2の指袋との間の指股部分20で人差し指1と中指2の指袋の股重ねなどの接合編成の前までに行う。本実施例では任意のコースで、該コースの編成中に一度にまとめて回し込み編成を行うものとする。なお人差し指以外の指袋も図3に示す編成と同様な方法で編まれる。
この回し込み編成は、目移しとラッキング動作を伴って行われる。図に示すように、編み出し時に後針床の針で編まれた部分(黒塗りの丸で示す編目)の左側端に位置する編目から対向する前針床の針へ移しつつ、編み出し時に前針床の針で編まれた部分(白抜きの丸で示す編目)の右側端に位置する編目から対向する後針床の針へ移す編成を指袋が4分の1周回回されるまで繰り返し行い、指袋の半分の編目を対向する針床の針へと回し込む。ステップ5はこの回し込み編成が完了した状態での針床での編目の係止状態を示す。図からもわかるように編み出し時に前針床の針で編まれた部分が右半分に現れ、後針床の針で編まれた部分が左半分に現れることになる。
なお回し込みされた編目は捻れ目の原因となる。捻れ目に次のコースの編目を編成すると、捻れ目が捻れたまま固定されるので商品価値が低下する。捻れ目を発生しない方法は公知で、例えば回し込みがされる編目に対して、給糸方向を逆向きにして予め捻れた状態に編目を形成しておき、回し込みの際の目移しでその捻れを解消させるとよい。本実施例では前針床の針A〜Eに回し込まれる編目と後針床の針f〜jに回し込まれる編目を形成する際に他の編目とは給糸方向を逆にして編成すればよい。例えば反時計回りに周回編成するとして、これら回し込まれる編目を係止する針のそれぞれに対し、給糸口を一旦通過させた後に、逆向きに戻しながら給糸して編目を形成する編成を繰り返し行うようにする。回し込み編成は指袋の基端部側で行うようにしてもよい。あるいは一度にまとめて回し込むまずに繰り返し周回編成される指袋の複数のコースにわたってそれぞれ側端の一目に対してだけ上記の編み方を行うように分散して行うようにしてもよい。21は中指2と薬指3間の指股、22は薬指3と小指5間の指股、23は親指7と四本胴6間に形成される指股部分を示す。
上記のように回し込み編成を行うことで編まれた手袋では、各指袋の指先先端部には掌側から見て後針床で編まれた部分が指袋の左半分に現れ、前針床で編まれた部分が右半分に現れることになる。そのため指先の編み出し部分の両端に形成されるエラを甲側と掌側に位置するようになるので普通に着用した際に指先から指股へと続くラインを滑らかに仕上げることができる。図1のPは掌側11に現れたエラを示す。なお各指での回し込み編成は少なくとも前記指先編み出し部分に形成されるエラを甲および掌側に回して着用の際に目立たなくできる程度であればよい。しかし本実施例のように指袋を4分の1周回回すことで着用した際に編み出しの部分の両端が甲と掌の中央部にくるので指先での編目の向きが今までの手袋とは一風変わったものとなり、これがワンポイントとなってファッション性のある手袋とすることができる。また、本実施例の手袋をコーティングあるいはディッピング(dipping)加工する手袋の原手に使用すれば側端部でのエラが消えシルエットの綺麗な加工製品とすることができる。
上記した回し込み編成をより詳細に示したものを図4に示す。図4では左右の端の一目を対向する針床へ回し込む編成ステップを示す。なお図中のR2Pなどの記号は後針床のラッキングピッチ(量)を示し、R2Pは後針床が右へ2ピッチシフトした状態を示す。ステップ1は回し込み編成が行われる直前の状態を示し、ステップ7は左右の端の一目が回し込まれた状態を示す。ステップ2では前針床の針A,B,…I,Jに係止される編目を後針床の同じ針に移す。続くステップ3では後針床を右へ針2ピッチ分シフトしてステップ2で移した編目を前針床の針B,C,…J,Kに移す。ステップ4は後針床を左へ1ピッチシフトして後針床の針aに係止する左端の編目を前針床の針Aに移動するとともに前針床の針Kに係止する右端の編目を後針床の針kに移動する。ステップ5では後針床を更に1ピッチ左へ移動して後針床の針b,c,…j,kに係止する編目を前針床の針へと移す。そしてステップ6では後針床を原点の位置まで戻してステップ5で移した編目を再度後針床の針a,b,…i,jへと移す。このステップ1〜7の編成を続く左右のそれぞれ4目に対して繰り返し行うことで図3のステップ5の状態となる。図4に示す編成では、指袋が編成される針床上の位置をほぼ固定した状態で、その位置で回し込み編成を行うので後針床のラッキング量を小さく、且つ使用する針数を節約できるといったメリットがある。
図5は図4に対応した図で、更に前後一対の針床を付加した4枚ベッド横編機を用いた編成を示す。4枚ベッド横編機の場合には、2枚ベッド横編機のように目移しのための空針を確保するために前側編地を奇数番目、後側編地を偶数番目の針に割り当てて1本おきの針で編成することは必要でないので連続する総針により編成を行うことができる。図4のステップ1〜7が図5の1〜7にそれぞれ対応する。図中のFDは前下針床、FUは前上針床、BDは後下針床、BUは後上針床を示す。
なお図5に示す編成は、4枚ベッド横編機を始め通常の2枚ベッド横編機が備えている目移し機能に加えて更に付加的な目移し機能が備えられた横編機によって実施することができる。たとえばこれら付加的な目移し機能としては前後針床の上位に補助針床を設け、この補助針床にトランスファージャックを装着したもの、例えば島精機製作所製コンピュータ横編機(機種名:SES−RT)を用いることもできる。あるいは付加的な目移し機能として特開平11−43849号公報に記載の編目ループの預け置き方法、いわゆるホールディングを実施できる横編機、例えば株式会社島精機製作所製ホールガーメントコンピュータ横編機(機種名:FIRST)を用いて行うこともできる。
図6のステップ1〜8は、他の方法による回し込み編成を示す。この場合では、指袋の位置が徐々に左へと移動する。この方法による場合はラッキング量に余裕のある編機を用いる必要がある。
上記に手袋の実施例を示したが、本発明を5本指靴下に適用することも勿論可能である。靴下では、親指から小指を第1指から第5指、掌を土踏まず、と読み替える。また靴下では、第1指〜第5指全てが同じ向きに延びているので各指の回し込み量を等しくできる点が手袋と相違する程度で、他は手袋の編み方をそのまま利用できる。また編地を反時計回りに回し込む場合を示したが、時計回りに回し込むようにしてもよい。
また本実施例では、人差し指の指袋から編み始めて回し込み編成をし、次いで同様に中指、薬指、小指の順に各指1本ずつ編成したが、複数の指袋をそれと同数の給糸口を用いて編成し、同時に複数の指袋を回し込むようにしてもよい。
本発明の実施例に係る5本指手袋を示した図である。 5本指手袋の編成順序の概略を示した図である。 人差し指1の指袋の編成工程を示した図である。 回し込み編成をより詳細に示した編成図を示す。 図4に対応する4枚ベッド横編機による編成図を示す。 他の方法による回し込み編成を示した図である。 従来の手袋を示した図である。
符号の説明
1…人差し指指袋、2…中指指袋、3…薬指指袋、4…三本胴、5…小指指袋、6…四本胴、7…親指指袋、8…五本胴、9…手首部、11…掌、12…甲、10,15…手袋、17,17a,17b,P…エラ(突出部)、20…人指し指と中指間の指股、21…中指と薬指間の指股、22…薬指と小指間の指股、23…親指と四本胴間の指股

Claims (8)

  1. 左右方向に延び、かつ、前後方向に互いに対向する少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、かつ、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成されるシームレス手袋または靴下において、普通に着用した状態で、前針床の針で編まれた部分が筒状に編成されている指袋の指先部分の左右の一方側に現れ、後針床の針で編まれた部分が、その他方側に現れるように各指の指袋がそれぞれ指先の編み出し編成の後に回し込み編成されていることを特徴とする手袋または靴下。
  2. 少なくとも手袋においては小指〜人差し指の指袋が、靴下においては第1〜第5指の指袋が、指袋先端の指先から指袋基端の指股までの間で約4分の1周回にわたって回されていることを特徴とする請求項1に記載の手袋または靴下。
  3. 左右方向に延び、かつ、前後方向に互いに対向する少なくとも前後一対の針床を有し、前後の針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、かつ、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成されるシームレス手袋または靴下の編成方法であって、該手袋または靴下は、指先側から編み始めて履き口側で編み終わるように編まれるものにおいて、以下の編み方を含むことを特徴とする;
    a.筒状に編成される指袋の指先先端部では、指袋の甲および掌(または土踏まず)の右側を前後針床のうちの一方の針床の針を使用して編成し、指袋の甲および掌(または土踏まず)の左側を他方の針床の針を使用して編成するステップ、
    b.筒状に編成される指袋基端の指股では、指袋の甲側に現れる部分を前後針床のうちの一方の針床の針を使用して編成し、掌(または土踏まず)側に現れる部分を他方の針床の針を使用して編成するステップ、
    c.指袋が前記ステップaとステップbの状態で編成されるように、ステップaとステップbとの間で指袋を回し込むステップ。
  4. 横編機が前後一対の針床を1組備えた2枚ベッド横編機を用いて、1本おきの針を使用して編地編成を行う請求項3に記載のシームレス手袋または靴下の編成方法。
  5. 横編機には更に付加的な目移し機能が備えられており、この付加的な目移し機能を用いて連続する総針を使用して編地編成を行う請求項3に記載のシームレス手袋または靴下の編成方法。
  6. 付加的な目移し機能としてホールディングを使用する請求項5に記載のシームレス手袋または靴下の編成方法。
  7. 前記ステップcの指袋の回し込みでは、指袋が編成される針床上の位置をほぼ固定した状態で、その位置で回し込み編成を行う請求項3〜6のいずれかに記載のシームレス手袋または靴下の編成方法。
  8. 前記ステップcの指袋の回し込みは、指袋編成中に所要回数繰り返し行うものであり、回し込みの際に行われる目移しによって編目が捻れないように予め該編目を形成するときの給糸方向を通常の逆向きとして形成する請求項3〜7のいずれかに記載のシームレス手袋または靴下の編成方法。
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