JPH11198590A - 長尺物のラッピング転写方法及びラッピング転写マシン - Google Patents
長尺物のラッピング転写方法及びラッピング転写マシンInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 転写フィルムを用いながら、長尺の素材の周
面の傷や凹凸に影響されずに、該素材の周面の美感を高
めて高級感をもたせることができる長尺物のラッピング
転写方法及びラッピング転写マシンの提供を課題とす
る。 【解決手段】 基材層bの一面に模様等を構成する転写
層cが設けられた転写フィルムaを用い、該転写フィル
ムaにおける転写層c側の面にポリウレタン系樹脂のホ
ットメルト接着剤dを塗布して、上記長尺素材の周面に
該転写フィルムaを貼り付けると共に、上記転写層cを
素材の周面に熱転写した後、上記基材層bを剥がすこと
により該転写層cで素材の周面を被覆する。
面の傷や凹凸に影響されずに、該素材の周面の美感を高
めて高級感をもたせることができる長尺物のラッピング
転写方法及びラッピング転写マシンの提供を課題とす
る。 【解決手段】 基材層bの一面に模様等を構成する転写
層cが設けられた転写フィルムaを用い、該転写フィル
ムaにおける転写層c側の面にポリウレタン系樹脂のホ
ットメルト接着剤dを塗布して、上記長尺素材の周面に
該転写フィルムaを貼り付けると共に、上記転写層cを
素材の周面に熱転写した後、上記基材層bを剥がすこと
により該転写層cで素材の周面を被覆する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺の素材の周面
を模様等を構成する被覆層でラップする長尺物のラッピ
ング転写方法と、その方法の実施に用いるラッピング転
写マシンとに関し、ラッピング転写技術分野に属する。
を模様等を構成する被覆層でラップする長尺物のラッピ
ング転写方法と、その方法の実施に用いるラッピング転
写マシンとに関し、ラッピング転写技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公平6−46925号公報に
開示されているように、木材チップを固めた集成材や、
樹脂または金属の押し出し成形品でなる長尺の素材の周
面にラッピングシートを貼付けるラッピングマシンは、
搬送装置によって始端側から素材が搬送される過程で、
シートをロール状態で収納したロール収納部から木目模
様等の所定の絵柄が印刷されたシートを、その一面に接
着剤が塗布された状態で供給して素材の周面に被せると
共に、搬送装置の側部に配置された複数の圧接ローラに
よって該シートを素材の周面に圧接し、上記接着剤によ
って素材の周面にラミネイト式に貼付けるようになって
いる。
開示されているように、木材チップを固めた集成材や、
樹脂または金属の押し出し成形品でなる長尺の素材の周
面にラッピングシートを貼付けるラッピングマシンは、
搬送装置によって始端側から素材が搬送される過程で、
シートをロール状態で収納したロール収納部から木目模
様等の所定の絵柄が印刷されたシートを、その一面に接
着剤が塗布された状態で供給して素材の周面に被せると
共に、搬送装置の側部に配置された複数の圧接ローラに
よって該シートを素材の周面に圧接し、上記接着剤によ
って素材の周面にラミネイト式に貼付けるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このラッピ
ングマシンにおいては、ラッピングシートとして、合成
樹脂製のものを使う場合、該シートの厚みが100ミク
ロン以上の厚いものを使うことができるので、該シート
を長尺の素材の周面に貼り付けることによって、該素材
の周面の傷や凹凸を目だたなくするこができ、かつ美感
を高めることができる。しかし、ラッピングシートが貼
り付けられた素材が例えば火災で燃えたり、廃材となっ
て焼却されるような場合、上記シートから有害ガス等が
発生して大気汚染等の環境に悪影響を及ぼす問題が発生
する。また、上記シートが貼り付けられた素材がリサイ
クルされるような場合、素材とラッピングシートを分別
するのが困難となり、リサイクルの障害となる問題も発
生する。
ングマシンにおいては、ラッピングシートとして、合成
樹脂製のものを使う場合、該シートの厚みが100ミク
ロン以上の厚いものを使うことができるので、該シート
を長尺の素材の周面に貼り付けることによって、該素材
の周面の傷や凹凸を目だたなくするこができ、かつ美感
を高めることができる。しかし、ラッピングシートが貼
り付けられた素材が例えば火災で燃えたり、廃材となっ
て焼却されるような場合、上記シートから有害ガス等が
発生して大気汚染等の環境に悪影響を及ぼす問題が発生
する。また、上記シートが貼り付けられた素材がリサイ
クルされるような場合、素材とラッピングシートを分別
するのが困難となり、リサイクルの障害となる問題も発
生する。
【0004】一方、上記のラッピングマシンと同様に長
尺の素材の周面を被覆する場合に、転写方法を用いるこ
とがある。この方法においては、上記ラッピングシート
の代わりに、合成樹脂製のベースフィルムの一面に剥離
層を介して印刷層が設けられた転写フィルムが用いら
れ、該フィルムを長尺の素材の周面に貼り付けると共に
印刷層を転写した後、該素材からベースフィルムが剥が
される。したがって、上記のような問題を回避すること
ができる。
尺の素材の周面を被覆する場合に、転写方法を用いるこ
とがある。この方法においては、上記ラッピングシート
の代わりに、合成樹脂製のベースフィルムの一面に剥離
層を介して印刷層が設けられた転写フィルムが用いら
れ、該フィルムを長尺の素材の周面に貼り付けると共に
印刷層を転写した後、該素材からベースフィルムが剥が
される。したがって、上記のような問題を回避すること
ができる。
【0005】しかし、上記素材の周面を被覆しているの
は厚みのない印刷層だけなので、素材の表面の傷や凹凸
が印刷層を通して現われてしまい美感を高めて高級感を
もたせることができない問題がある。この問題を解消す
るには、予め、上記素材の表面を滑らかな状態にしてお
けばよいのだが、この場合、新たな工程が別途必要にな
るという問題が発生する。
は厚みのない印刷層だけなので、素材の表面の傷や凹凸
が印刷層を通して現われてしまい美感を高めて高級感を
もたせることができない問題がある。この問題を解消す
るには、予め、上記素材の表面を滑らかな状態にしてお
けばよいのだが、この場合、新たな工程が別途必要にな
るという問題が発生する。
【0006】そこで、本発明は、転写フィルムを用いな
がら、長尺の素材の周面の傷や凹凸に影響されずに、該
素材の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る長尺物のラッピング転写方法及びラッピング転写マシ
ンの提供を課題とする。
がら、長尺の素材の周面の傷や凹凸に影響されずに、該
素材の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る長尺物のラッピング転写方法及びラッピング転写マシ
ンの提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では次のような手段を用いる。
め、本発明では次のような手段を用いる。
【0008】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、長尺の素材の周面を模様等を構成
する被覆層でラップする長尺物のラッピング転写方法に
関するものであって、ベースフィルムの一面に剥離層を
介して上記模様等を構成する印刷層が設けられた転写フ
ィルムを用い、該転写フィルムにおける印刷層側の面に
ホットメルトタイプの接着剤を塗布して、上記長尺の素
材の周面に該転写フィルムを貼り付けると共に、上記印
刷層を素材の周面に転写した後、上記ベースフィルムを
剥がすことにより該印刷層で素材の周面を被覆すること
を特徴とする。
第1発明という)は、長尺の素材の周面を模様等を構成
する被覆層でラップする長尺物のラッピング転写方法に
関するものであって、ベースフィルムの一面に剥離層を
介して上記模様等を構成する印刷層が設けられた転写フ
ィルムを用い、該転写フィルムにおける印刷層側の面に
ホットメルトタイプの接着剤を塗布して、上記長尺の素
材の周面に該転写フィルムを貼り付けると共に、上記印
刷層を素材の周面に転写した後、上記ベースフィルムを
剥がすことにより該印刷層で素材の周面を被覆すること
を特徴とする。
【0009】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、長尺の素材の周面を模様等を構成する被
覆層でラップするラッピング転写マシンおいて、ベース
フィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成する
印刷層が設けられた転写フィルムをロール状態で収納す
るロール収納部と、該ロール収納部から繰り出された転
写フィルムにおける印刷層側の面にホットメルトタイプ
の接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、上記長尺の素材
を搬送する搬送装置と、該素材を搬送しながら接着剤が
塗布された転写フィルムを素材の周面に貼り付ける複数
の貼り付けローラと、その転写フィルムが貼り付けられ
た素材の周面に上記印刷層を転写する転写装置とを有す
ることを特徴とする。
明という)は、長尺の素材の周面を模様等を構成する被
覆層でラップするラッピング転写マシンおいて、ベース
フィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成する
印刷層が設けられた転写フィルムをロール状態で収納す
るロール収納部と、該ロール収納部から繰り出された転
写フィルムにおける印刷層側の面にホットメルトタイプ
の接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、上記長尺の素材
を搬送する搬送装置と、該素材を搬送しながら接着剤が
塗布された転写フィルムを素材の周面に貼り付ける複数
の貼り付けローラと、その転写フィルムが貼り付けられ
た素材の周面に上記印刷層を転写する転写装置とを有す
ることを特徴とする。
【0010】また、請求項3に係る発明(以下、第3発
明という)は、上記第2発明のラッピング転写マシンに
おいて、転写装置は、長尺の素材の周面に転写フィルム
における印刷層を押し付ける押し付けローラと、該押し
付けローラを加熱する加熱器とを有することを特徴とす
る。
明という)は、上記第2発明のラッピング転写マシンに
おいて、転写装置は、長尺の素材の周面に転写フィルム
における印刷層を押し付ける押し付けローラと、該押し
付けローラを加熱する加熱器とを有することを特徴とす
る。
【0011】また、請求項4に係る発明(以下、第4発
明という)は、長尺の素材の周面を模様等を構成する被
覆層でラップするラッピング転写マシンにおいて、ベー
スフィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成す
る印刷層が設けられた転写フィルムをロール状態で収納
するロール収納部と、該ロール収納部から繰り出された
転写フィルムにおける印刷層側の面にホットメルトタイ
プの接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、上記長尺の素
材を搬送する搬送装置と、該素材を搬送しながら接着剤
が塗布された転写フィルムを素材の周面に貼り付ける複
数の貼り付けローラと、その転写フィルムが貼り付けら
れた素材の周面に上記印刷層を転写しながらエンボス加
工する転写エンボス装置とを有することを特徴とする。
明という)は、長尺の素材の周面を模様等を構成する被
覆層でラップするラッピング転写マシンにおいて、ベー
スフィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成す
る印刷層が設けられた転写フィルムをロール状態で収納
するロール収納部と、該ロール収納部から繰り出された
転写フィルムにおける印刷層側の面にホットメルトタイ
プの接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、上記長尺の素
材を搬送する搬送装置と、該素材を搬送しながら接着剤
が塗布された転写フィルムを素材の周面に貼り付ける複
数の貼り付けローラと、その転写フィルムが貼り付けら
れた素材の周面に上記印刷層を転写しながらエンボス加
工する転写エンボス装置とを有することを特徴とする。
【0012】また、請求項5に係る発明(以下、第5発
明という)は、上記第4発明のラッピング転写マシンに
おいて、転写エンボス装置は、周面に凹凸が設けられ
て、長尺の素材の周面に転写フィルムにおける印刷層を
押し付けながらエンボス加工するエンボスローラと、該
エンボスローラを加熱する加熱器とを有することを特徴
とする。
明という)は、上記第4発明のラッピング転写マシンに
おいて、転写エンボス装置は、周面に凹凸が設けられ
て、長尺の素材の周面に転写フィルムにおける印刷層を
押し付けながらエンボス加工するエンボスローラと、該
エンボスローラを加熱する加熱器とを有することを特徴
とする。
【0013】このような手段を用いることにより、本願
の各発明によればそれぞれ次のような作用が得られる。
の各発明によればそれぞれ次のような作用が得られる。
【0014】まず、第1発明の方法によれば、ベースフ
ィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成する印
刷層が設けられた転写フィルムが用いられ、この場合、
長尺の素材の周面を被覆するのは厚みのない印刷層とな
るが、この転写フィルムにおける印刷層側の面には必要
な厚さに塗布することができるホットメルトタイプの接
着剤が塗布されるので、上記素材の周面に傷や凹凸があ
っても、これを該接着剤の層で埋めることができる。し
たがって、このような場合でも上記印刷層の表面は滑ら
かな状態となり、当該長尺物の周面の美感を高めて高級
感をもたせることができる。しかも、上記ベースフィル
ムは、印刷層の転写後に剥がされるので、該長尺物が例
えば火災で燃えたり、廃材となって焼却されることがあ
っても有害ガス等の発生が極めて抑制され、かつ、リサ
イクルにも適した長尺物を得ることができる。
ィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成する印
刷層が設けられた転写フィルムが用いられ、この場合、
長尺の素材の周面を被覆するのは厚みのない印刷層とな
るが、この転写フィルムにおける印刷層側の面には必要
な厚さに塗布することができるホットメルトタイプの接
着剤が塗布されるので、上記素材の周面に傷や凹凸があ
っても、これを該接着剤の層で埋めることができる。し
たがって、このような場合でも上記印刷層の表面は滑ら
かな状態となり、当該長尺物の周面の美感を高めて高級
感をもたせることができる。しかも、上記ベースフィル
ムは、印刷層の転写後に剥がされるので、該長尺物が例
えば火災で燃えたり、廃材となって焼却されることがあ
っても有害ガス等の発生が極めて抑制され、かつ、リサ
イクルにも適した長尺物を得ることができる。
【0015】また、第2発明のラッピング転写マシンに
よれば、上記第1発明の方法における長尺の素材からベ
ースフィルムを剥がす前までを実施することができ、そ
の後、上記ベースフィルムを剥がすことにより、第1発
明の方法と同様の作用が得られる。
よれば、上記第1発明の方法における長尺の素材からベ
ースフィルムを剥がす前までを実施することができ、そ
の後、上記ベースフィルムを剥がすことにより、第1発
明の方法と同様の作用が得られる。
【0016】また、第3発明のラッピング転写マシンに
よれば、転写装置は、長尺の素材の周面に転写フィルム
における印刷層を押し付ける押し付けローラと、該押し
付けローラを加熱する加熱器とを有するので、加熱器で
加熱された押し付けローラによって、転写フィルムを加
熱しながら上記素材の周面に押し付けることができる。
したがって、上記転写フィルムにおける印刷層とホット
メルトタイプの接着剤が溶融することになり、長尺の素
材の周面に良好に密着してなめらかで強固な該印刷層の
転写ができる。
よれば、転写装置は、長尺の素材の周面に転写フィルム
における印刷層を押し付ける押し付けローラと、該押し
付けローラを加熱する加熱器とを有するので、加熱器で
加熱された押し付けローラによって、転写フィルムを加
熱しながら上記素材の周面に押し付けることができる。
したがって、上記転写フィルムにおける印刷層とホット
メルトタイプの接着剤が溶融することになり、長尺の素
材の周面に良好に密着してなめらかで強固な該印刷層の
転写ができる。
【0017】また、第4発明のラッピング転写マシンに
よれば、上記第2発明のラッピング転写マシンにおける
転写装置に代えて、転写フィルムが貼り付けられた素材
の周面に印刷層を転写しながらエンボス加工する転写エ
ンボス装置を有するので、上記第2発明のラッピング転
写マシンと同様の作用に加え、エンボス加工によって該
素材の周面に凹凸を設けることができて、例えば、木目
や石目等の模様をリアルに表現することが可能となる。
なお、上記印刷層の下にホットメルトタイプの接着剤の
層が存在するが、この層の厚さを適当な厚さにすること
によって、上記木目や石目等の模様をさらにリアルに表
現することが可能となる。
よれば、上記第2発明のラッピング転写マシンにおける
転写装置に代えて、転写フィルムが貼り付けられた素材
の周面に印刷層を転写しながらエンボス加工する転写エ
ンボス装置を有するので、上記第2発明のラッピング転
写マシンと同様の作用に加え、エンボス加工によって該
素材の周面に凹凸を設けることができて、例えば、木目
や石目等の模様をリアルに表現することが可能となる。
なお、上記印刷層の下にホットメルトタイプの接着剤の
層が存在するが、この層の厚さを適当な厚さにすること
によって、上記木目や石目等の模様をさらにリアルに表
現することが可能となる。
【0018】また、第5発明のラッピング転写マシンに
よれば、転写エンボス装置は、周面に凹凸が設けられ
て、長尺の素材の周面に転写フィルムにおける印刷層を
押し付けながらエンボス加工するエンボスローラと、該
エンボスローラを加熱する加熱器とを有するので、加熱
器で加熱されたエンボスローラによって、転写フィルム
を加熱しながら上記素材の周面に押し付けると共にエン
ボス加工を行なうことができる。つまり、上記転写フィ
ルムにおける印刷層とホットメルトタイプの接着剤が溶
融し、軟らかな状態になっているので、上記エンボスロ
ーラから大きな力を長尺の素材の周面に加えることな
く、エンボス加工によって該素材の周面に凹凸を設ける
ことができて、木目や石目等の模様をリアルに表現する
ことができると共に、良好に密着して強固な該印刷層の
転写ができる。
よれば、転写エンボス装置は、周面に凹凸が設けられ
て、長尺の素材の周面に転写フィルムにおける印刷層を
押し付けながらエンボス加工するエンボスローラと、該
エンボスローラを加熱する加熱器とを有するので、加熱
器で加熱されたエンボスローラによって、転写フィルム
を加熱しながら上記素材の周面に押し付けると共にエン
ボス加工を行なうことができる。つまり、上記転写フィ
ルムにおける印刷層とホットメルトタイプの接着剤が溶
融し、軟らかな状態になっているので、上記エンボスロ
ーラから大きな力を長尺の素材の周面に加えることな
く、エンボス加工によって該素材の周面に凹凸を設ける
ことができて、木目や石目等の模様をリアルに表現する
ことができると共に、良好に密着して強固な該印刷層の
転写ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
長尺物のラッピング転写方法について説明する。
長尺物のラッピング転写方法について説明する。
【0020】図1に示すように、この実施の形態に用い
る転写フィルムaは、基材層bと転写層cから構成され
ている。そして、この基材層bは、ベースフィルムb1
の一方の面に剥離層b2が設けられており、さらに、こ
の剥離層b2側に保護トップコートc1、模様等が構成
されている印刷層c2、アンダーコートc3から構成さ
れた転写層cが設けられたものである。また、上記ベー
スフィルムb1は厚みが12ミクロン以上の合成樹脂
製、転写層cは厚みが5ミクロン以上の熱溶融樹脂製と
されている。
る転写フィルムaは、基材層bと転写層cから構成され
ている。そして、この基材層bは、ベースフィルムb1
の一方の面に剥離層b2が設けられており、さらに、こ
の剥離層b2側に保護トップコートc1、模様等が構成
されている印刷層c2、アンダーコートc3から構成さ
れた転写層cが設けられたものである。また、上記ベー
スフィルムb1は厚みが12ミクロン以上の合成樹脂
製、転写層cは厚みが5ミクロン以上の熱溶融樹脂製と
されている。
【0021】また、この実施の形態に用いる接着剤d
は、ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤が用いら
れている。
は、ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤が用いら
れている。
【0022】まず、接着剤塗布工程によって、上記転写
フィルムaにおける転写層c側の面に接着剤dが、温度
130℃、粘度11,000cpsに保たれて厚み25
ミクロンで塗布されている。
フィルムaにおける転写層c側の面に接着剤dが、温度
130℃、粘度11,000cpsに保たれて厚み25
ミクロンで塗布されている。
【0023】なお、この接着剤塗布工程においては、上
記接着剤dの温度が100℃〜150℃の範囲に設定さ
れ、接着剤dの粘度が6,000cps〜25,000
cpsの範囲に保たれるようになっている。そして、上
記接着剤bは15ミクロン〜100ミクロンの範囲の厚
みに塗布されるようになっている。
記接着剤dの温度が100℃〜150℃の範囲に設定さ
れ、接着剤dの粘度が6,000cps〜25,000
cpsの範囲に保たれるようになっている。そして、上
記接着剤bは15ミクロン〜100ミクロンの範囲の厚
みに塗布されるようになっている。
【0024】そして、貼り付け工程によって、上記接着
剤dが塗布された転写フィルムaが長尺素材の上面、両
側面、下面の順に貼り付けられる。この時、上記接着剤
dが貼り付け工程中において、放熱により固化しないよ
うに必要に応じて転写フィルムaの両面側より熱が加え
られるようになっている次に、熱転写工程によって、上
記転写フィルムaにおける転写層cと接着剤dが溶融し
一体となり、長尺素材の上面、両側面、下面の順に転写
される。
剤dが塗布された転写フィルムaが長尺素材の上面、両
側面、下面の順に貼り付けられる。この時、上記接着剤
dが貼り付け工程中において、放熱により固化しないよ
うに必要に応じて転写フィルムaの両面側より熱が加え
られるようになっている次に、熱転写工程によって、上
記転写フィルムaにおける転写層cと接着剤dが溶融し
一体となり、長尺素材の上面、両側面、下面の順に転写
される。
【0025】さらに、上記転写層cが転写された長尺素
材の周面から転写フィルムaにおける基材層bが剥がさ
れる。
材の周面から転写フィルムaにおける基材層bが剥がさ
れる。
【0026】以上のように、この実施の形態では、基材
層bと転写層cから構成された転写フィルムaが用いら
れ、この場合、素材の周面を被覆するのは厚みのない転
写層cとなるが、この転写フィルムaにおける転写層c
側の面には必要の厚さに塗布することができるポリウレ
タン系樹脂のホットメルト接着剤dが塗布されるので、
素材の周面に傷や凹凸があっても、これを該接着剤dの
層で埋めることができる。したがって、このような場合
でも上記転写層cの表面は滑らかな状態となり、当該長
尺物の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る。しかも、上記転写層cが長尺素材の周面に熱転写さ
れているので、転写層cと接着剤dが溶融することにな
り、該素材の周面に良好に密着してなめらかで強固な該
転写層cが転写されることになる。さらに、上記長尺物
の周面から基材層bを剥がすので、該長尺物が例えば火
災で燃えたり、廃材となって焼却されることがあっても
有害ガス等の発生が極めて抑制され、リサイクルにも適
した長尺物を得ることができる。
層bと転写層cから構成された転写フィルムaが用いら
れ、この場合、素材の周面を被覆するのは厚みのない転
写層cとなるが、この転写フィルムaにおける転写層c
側の面には必要の厚さに塗布することができるポリウレ
タン系樹脂のホットメルト接着剤dが塗布されるので、
素材の周面に傷や凹凸があっても、これを該接着剤dの
層で埋めることができる。したがって、このような場合
でも上記転写層cの表面は滑らかな状態となり、当該長
尺物の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る。しかも、上記転写層cが長尺素材の周面に熱転写さ
れているので、転写層cと接着剤dが溶融することにな
り、該素材の周面に良好に密着してなめらかで強固な該
転写層cが転写されることになる。さらに、上記長尺物
の周面から基材層bを剥がすので、該長尺物が例えば火
災で燃えたり、廃材となって焼却されることがあっても
有害ガス等の発生が極めて抑制され、リサイクルにも適
した長尺物を得ることができる。
【0027】次に、本発明の実施の形態に係るラッピン
グ転写マシンについて説明する。
グ転写マシンについて説明する。
【0028】図2に示すように、このラッピングマシン
1の本体2の上面には、長手方向に延びるフレーム3が
立設され、このフレーム3には、ローラ軸4…4が回転
自在に支持されている。そして、これらローラ軸4…4
には、それぞれに搬送ローラ5…5が取り付けられてい
る。
1の本体2の上面には、長手方向に延びるフレーム3が
立設され、このフレーム3には、ローラ軸4…4が回転
自在に支持されている。そして、これらローラ軸4…4
には、それぞれに搬送ローラ5…5が取り付けられてい
る。
【0029】また、上記本体2の上面には、長手方向に
延びる駆動軸6に取り付けられた複数のウォームギア7
…7と上記ローラ軸4…4に取り付けられた歯車8…8
とがそれぞれ噛み合っていて、上記本体2の内部に設置
されたモータ9が回転することにより、この駆動軸7が
ベルト10を介して回転すると共に、上記搬送ローラ5
…5がいっせいに回転する。これによって、搬送ローラ
5…5にのせられた長尺素材eは、始端側から他端側
(矢印f方向)へ搬送されるようになっている。
延びる駆動軸6に取り付けられた複数のウォームギア7
…7と上記ローラ軸4…4に取り付けられた歯車8…8
とがそれぞれ噛み合っていて、上記本体2の内部に設置
されたモータ9が回転することにより、この駆動軸7が
ベルト10を介して回転すると共に、上記搬送ローラ5
…5がいっせいに回転する。これによって、搬送ローラ
5…5にのせられた長尺素材eは、始端側から他端側
(矢印f方向)へ搬送されるようになっている。
【0030】一方、上記本体2の上面からロール状の転
写フィルムaを収納するロール収納部11が立設され、
このロール収納部11から繰り出される転写フィルムa
における転写層c側の面にポリウレタン系樹脂のホット
メルト接着剤dを塗布する接着剤塗布装置12が、始端
側の上部に設置されている。また、転写層c側の面に接
着剤dが塗布された転写フィルムaを長尺素材eの周面
に導くためのガイドローラ13が、本体2の上面に立設
されている。なお、このガイドローラ13には、ポリウ
レタン系樹脂のホットメルト接着剤dが放熱により固化
しないように加熱器(図示せず)が設けられることがあ
る。
写フィルムaを収納するロール収納部11が立設され、
このロール収納部11から繰り出される転写フィルムa
における転写層c側の面にポリウレタン系樹脂のホット
メルト接着剤dを塗布する接着剤塗布装置12が、始端
側の上部に設置されている。また、転写層c側の面に接
着剤dが塗布された転写フィルムaを長尺素材eの周面
に導くためのガイドローラ13が、本体2の上面に立設
されている。なお、このガイドローラ13には、ポリウ
レタン系樹脂のホットメルト接着剤dが放熱により固化
しないように加熱器(図示せず)が設けられることがあ
る。
【0031】そして上記搬送経路には、長尺素材eの周
面に転写層c側の面に接着剤dが塗布された転写フィル
ムaを貼付けるための複数の貼り付けローラ14…14
が、上記本体2の上面に一定の間隔で立設する複数の取
付け棒15…15に軸方向にスライド可能に、かつ、こ
れら取付け棒15…15に対して回転可能に取り付けら
れている。なお、搬送経路の所定位置には、転写フィル
ムaに塗布されたポリウレタン系樹脂のホットメルト接
着剤dが放熱により固化しないように加熱器(図示せ
ず)が備えられている。
面に転写層c側の面に接着剤dが塗布された転写フィル
ムaを貼付けるための複数の貼り付けローラ14…14
が、上記本体2の上面に一定の間隔で立設する複数の取
付け棒15…15に軸方向にスライド可能に、かつ、こ
れら取付け棒15…15に対して回転可能に取り付けら
れている。なお、搬送経路の所定位置には、転写フィル
ムaに塗布されたポリウレタン系樹脂のホットメルト接
着剤dが放熱により固化しないように加熱器(図示せ
ず)が備えられている。
【0032】また、これら貼り付けローラ14…14の
外周面の向きを、上記長尺素材eに対して、上から、斜
めから、横から、そして下からと素材eの周面に沿って
変えられるようになっている。なお、貼付け開始位置に
おける始端側の貼り付けローラ14′は、長尺素材eが
幅広の時に用いられる。
外周面の向きを、上記長尺素材eに対して、上から、斜
めから、横から、そして下からと素材eの周面に沿って
変えられるようになっている。なお、貼付け開始位置に
おける始端側の貼り付けローラ14′は、長尺素材eが
幅広の時に用いられる。
【0033】さらに、図3示すように、搬送経路の終端
側には、長尺素材eの周面に貼付けられた転写フィルム
aにおける転写層cを該素材eに転写するための複数の
熱転写装置16…16が、上記本体2に取り付けられて
いる。
側には、長尺素材eの周面に貼付けられた転写フィルム
aにおける転写層cを該素材eに転写するための複数の
熱転写装置16…16が、上記本体2に取り付けられて
いる。
【0034】そして、この熱転写装置16…16は、転
写フィルムaを長尺素材eに押し付けるための押し付け
ローラ16aと、その押し付けローラ16aの外周面を
加熱するための複数の加熱器16b…16bとから構成
されている。
写フィルムaを長尺素材eに押し付けるための押し付け
ローラ16aと、その押し付けローラ16aの外周面を
加熱するための複数の加熱器16b…16bとから構成
されている。
【0035】また、これら熱転写装置16…16の押し
付けローラ16aの外周面の向きは、始端寄りから上記
長尺素材eに対して、上面、両側面、下面の順にセット
されている。なお、これら熱転写装置16…16におけ
る押し付けローラ16aと加熱器16b…16bは、一
体となって移動し、上記長尺素材eの周面に対する押し
付けローラ16aの押し付け力を調整できるようになっ
ている。
付けローラ16aの外周面の向きは、始端寄りから上記
長尺素材eに対して、上面、両側面、下面の順にセット
されている。なお、これら熱転写装置16…16におけ
る押し付けローラ16aと加熱器16b…16bは、一
体となって移動し、上記長尺素材eの周面に対する押し
付けローラ16aの押し付け力を調整できるようになっ
ている。
【0036】次に、接着剤塗布装置12について説明す
る。
る。
【0037】図2に示すように、この塗布装置12は、
本体2の上面から立設する下部支柱部材17…17の上
部に下部ベース部材18が固着し、さらに、この下部ベ
ース部材18の上面に立設する上部支柱部材19…19
の上部に上部ベース部材20が固着した構造のフレーム
部材21に設置されている。
本体2の上面から立設する下部支柱部材17…17の上
部に下部ベース部材18が固着し、さらに、この下部ベ
ース部材18の上面に立設する上部支柱部材19…19
の上部に上部ベース部材20が固着した構造のフレーム
部材21に設置されている。
【0038】そして、この塗布装置12は、加熱器が内
蔵された塗布ローラ22を有し、ロール収納部11から
繰り出される転写フィルムaがガイドローラ23を介し
てこの塗布ローラ22の外周面に巻き掛けられ、下方に
導かれて貼付け開始位置における始端側のガイドローラ
13に供給されるようになっている。
蔵された塗布ローラ22を有し、ロール収納部11から
繰り出される転写フィルムaがガイドローラ23を介し
てこの塗布ローラ22の外周面に巻き掛けられ、下方に
導かれて貼付け開始位置における始端側のガイドローラ
13に供給されるようになっている。
【0039】また、図4、5に示すように、上部ベース
部材20の下面から接着剤収納用タンク24が吊り下げ
られており、そのタンク24の下面には上記塗布ローラ
22の上方に位置する接着剤供給口25が設けられてい
る。そして、この供給口25は、上記塗布ローラ22の
外周に巻き掛けられた転写フィルムaの幅方向にスリッ
ト状に延びており、供給口25の先端には、ノズル2
6,26が取り付けられて、このノズル26,26から
ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤dが供給され
るようになっている。
部材20の下面から接着剤収納用タンク24が吊り下げ
られており、そのタンク24の下面には上記塗布ローラ
22の上方に位置する接着剤供給口25が設けられてい
る。そして、この供給口25は、上記塗布ローラ22の
外周に巻き掛けられた転写フィルムaの幅方向にスリッ
ト状に延びており、供給口25の先端には、ノズル2
6,26が取り付けられて、このノズル26,26から
ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤dが供給され
るようになっている。
【0040】一方、上記塗布ローラ22は、下部ベース
部材18に設けられたブラッケト27に一端が取り付け
られた揺動レバ28の中央に回転可能に支持されてい
る。また、この揺動レバ28の他端が、下部支柱17に
取り付けられたシリンダ29のロッド30の連結部材3
1に連結されている。
部材18に設けられたブラッケト27に一端が取り付け
られた揺動レバ28の中央に回転可能に支持されてい
る。また、この揺動レバ28の他端が、下部支柱17に
取り付けられたシリンダ29のロッド30の連結部材3
1に連結されている。
【0041】そして、このシリンダ29の作動により、
揺動レバ28が上昇して塗布ローラ22が接着剤収納用
タンク24に接近するようになっている。また、下部ベ
ース部材18の下面には、上記揺動レバ28の上昇位置
を規制するストッパ部材32が設けられて、このストッ
パ部材32と揺動レバ28に設けられた隙間調整部材3
3とが当接することによってノズル26,26の先端と
転写フィルムaとの隙間ができることになる。なお、上
記隙間調整部材33により隙間の寸法が調整されるよう
になっている。
揺動レバ28が上昇して塗布ローラ22が接着剤収納用
タンク24に接近するようになっている。また、下部ベ
ース部材18の下面には、上記揺動レバ28の上昇位置
を規制するストッパ部材32が設けられて、このストッ
パ部材32と揺動レバ28に設けられた隙間調整部材3
3とが当接することによってノズル26,26の先端と
転写フィルムaとの隙間ができることになる。なお、上
記隙間調整部材33により隙間の寸法が調整されるよう
になっている。
【0042】また、この接着剤塗布装置12には、上記
接着剤収納用タンク24の接着剤供給口25の転写フィ
ルムaの幅方向の寸法を調整する塗布幅調機構34が備
えられている。
接着剤収納用タンク24の接着剤供給口25の転写フィ
ルムaの幅方向の寸法を調整する塗布幅調機構34が備
えられている。
【0043】図5、6に示すように、この塗布幅調整機
構34は下部ベース部材18の上面に設置され、一対の
幅調整部材35,35を有し、これら幅調整部材35,
35が接着剤供給口25の凹部に嵌合されて、その凹部
に沿ってスライド自在に取り付けられている。そして、
一対の幅調整部材35,35は、該タンク部材24の両
側面にある2本のねじ軸36,36に直交する連結部材
37,37にT字型に連結されている。また、これら連
結部材37,37の両端寄りにねじ軸36,36が貫通
する貫通穴37a,37aが設けられると共に、これら
貫通穴37a,37aのさらに外側にそれぞれシリンダ
38…38のロッド39…39が取り付けられて、これ
らシリンダ38…38の作動により上記ねじ軸36,3
6をガイドとして一対の幅調整部材35,35がお互い
に離れるように移動するようになっている。そして、上
記ねじ軸36,36に直交して取り付けられたコの字型
のストッパ部材40,40と一対の幅調整部材35,3
5に連結された連結部材37,37が当接することによ
り、これら幅調整部材35,35の移動量が規制される
ようになっている。また、上記ストッパ部材40,40
の両側にそれぞれねじ穴40a,40aとばか穴40
b,40bが設けられ、上記ねじ軸36,36のねじ部
36a,36aがねじ穴40a,40aにそれぞれ螺合
されている。そして、これらねじ軸36,36は回転可
能とされており、ハンドル41の操作によって、ストッ
パ部材40,40がそれぞれのねじ軸36,36上を移
動するようになっている。このことによって、一対の幅
調整部材35,35の転写フィルムaの幅方向の寸法が
調整されるようになっている。
構34は下部ベース部材18の上面に設置され、一対の
幅調整部材35,35を有し、これら幅調整部材35,
35が接着剤供給口25の凹部に嵌合されて、その凹部
に沿ってスライド自在に取り付けられている。そして、
一対の幅調整部材35,35は、該タンク部材24の両
側面にある2本のねじ軸36,36に直交する連結部材
37,37にT字型に連結されている。また、これら連
結部材37,37の両端寄りにねじ軸36,36が貫通
する貫通穴37a,37aが設けられると共に、これら
貫通穴37a,37aのさらに外側にそれぞれシリンダ
38…38のロッド39…39が取り付けられて、これ
らシリンダ38…38の作動により上記ねじ軸36,3
6をガイドとして一対の幅調整部材35,35がお互い
に離れるように移動するようになっている。そして、上
記ねじ軸36,36に直交して取り付けられたコの字型
のストッパ部材40,40と一対の幅調整部材35,3
5に連結された連結部材37,37が当接することによ
り、これら幅調整部材35,35の移動量が規制される
ようになっている。また、上記ストッパ部材40,40
の両側にそれぞれねじ穴40a,40aとばか穴40
b,40bが設けられ、上記ねじ軸36,36のねじ部
36a,36aがねじ穴40a,40aにそれぞれ螺合
されている。そして、これらねじ軸36,36は回転可
能とされており、ハンドル41の操作によって、ストッ
パ部材40,40がそれぞれのねじ軸36,36上を移
動するようになっている。このことによって、一対の幅
調整部材35,35の転写フィルムaの幅方向の寸法が
調整されるようになっている。
【0044】さらに、この接着剤塗布装置12には、接
着剤補充機構42が備えられている。
着剤補充機構42が備えられている。
【0045】この接着剤補充機構42は、2つの接着剤
収納室43a,43aとを備えた予備接着剤タンク43
を有し、これら接着剤収納室43a,43aの下面に
は、それぞれ供給孔43b,43bが設けられている。
また、これら供給孔43b,43bの凹部にそれぞれシ
ャッタ部材44,44が嵌合されて、その凹部に沿って
スライド自在に取り付けられている。そして、上記予備
接着剤タンク43が上部ベース部材20に設置されてい
る。さらに、この予備接着剤タンク43は、下部部材4
5と分割された上部部材46,46とで構成され、これ
ら上部部材46,46は、ヒンジ47,47を介してそ
れぞれ矢印X,Y方向に開くようになっており、これら
上部部材46,46が開くことによって、接着剤収納室
43a,43aに接着剤dを補充することができるよう
になっている。
収納室43a,43aとを備えた予備接着剤タンク43
を有し、これら接着剤収納室43a,43aの下面に
は、それぞれ供給孔43b,43bが設けられている。
また、これら供給孔43b,43bの凹部にそれぞれシ
ャッタ部材44,44が嵌合されて、その凹部に沿って
スライド自在に取り付けられている。そして、上記予備
接着剤タンク43が上部ベース部材20に設置されてい
る。さらに、この予備接着剤タンク43は、下部部材4
5と分割された上部部材46,46とで構成され、これ
ら上部部材46,46は、ヒンジ47,47を介してそ
れぞれ矢印X,Y方向に開くようになっており、これら
上部部材46,46が開くことによって、接着剤収納室
43a,43aに接着剤dを補充することができるよう
になっている。
【0046】また、上記シャッタ部材44,44はハン
ドル(図示せず)の操作によって移動するようになって
いる。そして、このハンドル操作によって、一方の接着
剤収納室43aのシャッター部材44が移動し、ポリウ
レタンホットメルト接着剤dが一方の供給孔43bから
上部ベース部材20に設けられた連通孔20aを介して
接着剤収納用タンク24に供給されるようになってい
る。また、同様に、ハンドル操作によって、他方の接着
剤収納室43aのシャッター部材44が移動し、ポリウ
レタンホットメルト接着剤dが他方の供給孔43bから
上部ベース部材20に設けられた連通孔20aを介して
接着剤収納用タンク24に供給されるようになってい
る。
ドル(図示せず)の操作によって移動するようになって
いる。そして、このハンドル操作によって、一方の接着
剤収納室43aのシャッター部材44が移動し、ポリウ
レタンホットメルト接着剤dが一方の供給孔43bから
上部ベース部材20に設けられた連通孔20aを介して
接着剤収納用タンク24に供給されるようになってい
る。また、同様に、ハンドル操作によって、他方の接着
剤収納室43aのシャッター部材44が移動し、ポリウ
レタンホットメルト接着剤dが他方の供給孔43bから
上部ベース部材20に設けられた連通孔20aを介して
接着剤収納用タンク24に供給されるようになってい
る。
【0047】そして、接着剤収納用タンク24と予備接
着剤タンク43には、ポリウレタン系樹脂のホットメル
ト接着剤dを溶かすための複数のヒータ48…48が備
えられており、接着剤収納用タンク24内に取り付けら
れた温度センサ49の信号をコントローラ(図示せず)
が受けて、複数のヒータ48…48を制御するようにな
っている。 また、接着剤収納用タンク24の上部に取
り付けられたレベルセンサ50の信号をコントローラ
(図示せず)が受けて、接着剤収納用タンク24への上
記接着剤dの補充時期を表示器(図示せず)によって知
らせるようになっている。
着剤タンク43には、ポリウレタン系樹脂のホットメル
ト接着剤dを溶かすための複数のヒータ48…48が備
えられており、接着剤収納用タンク24内に取り付けら
れた温度センサ49の信号をコントローラ(図示せず)
が受けて、複数のヒータ48…48を制御するようにな
っている。 また、接着剤収納用タンク24の上部に取
り付けられたレベルセンサ50の信号をコントローラ
(図示せず)が受けて、接着剤収納用タンク24への上
記接着剤dの補充時期を表示器(図示せず)によって知
らせるようになっている。
【0048】なお、図7に示すように、上記一対の幅調
整部材35,35の断面形状は、四角形の下端が面取り
されたC面35a,35aを有する六角形となってい
る。また、ノズル26,26の内面は、上記C面35
a,35aに対応するテーパ面26a,26aとなって
いる。そして、ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着
剤dの重量によって、これらC面35a,35aがテー
パ面26a,26aに押し付けられて密着するようにな
っている。
整部材35,35の断面形状は、四角形の下端が面取り
されたC面35a,35aを有する六角形となってい
る。また、ノズル26,26の内面は、上記C面35
a,35aに対応するテーパ面26a,26aとなって
いる。そして、ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着
剤dの重量によって、これらC面35a,35aがテー
パ面26a,26aに押し付けられて密着するようにな
っている。
【0049】上記の構成のラッピング転写マシン1によ
れば、ロール収納部11から繰り出された転写フィルム
aが、塗布ローラ22の外周面に巻き掛けられた状態で
接着剤塗布装置12によって、転写フィルムaにおける
転写層c側の面にポリウレタン系樹脂のホットメルト接
着剤dが塗布されて貼付け開始位置における始端側のガ
イドローラ13に供給される。そして、始端側から搬送
ローラ5…5によって搬送されてきた長尺素材eの周面
に上記接着剤dが塗布された転写フィルムaを被せると
共に、貼り付けローラ14…14を該素材eの周面に押
し付けて、上記フィルムaに塗布された該接着剤dによ
って長尺素材eの周面に貼付けられる。
れば、ロール収納部11から繰り出された転写フィルム
aが、塗布ローラ22の外周面に巻き掛けられた状態で
接着剤塗布装置12によって、転写フィルムaにおける
転写層c側の面にポリウレタン系樹脂のホットメルト接
着剤dが塗布されて貼付け開始位置における始端側のガ
イドローラ13に供給される。そして、始端側から搬送
ローラ5…5によって搬送されてきた長尺素材eの周面
に上記接着剤dが塗布された転写フィルムaを被せると
共に、貼り付けローラ14…14を該素材eの周面に押
し付けて、上記フィルムaに塗布された該接着剤dによ
って長尺素材eの周面に貼付けられる。
【0050】そして、転写フィルムaが貼り付けられた
長尺素材eがさらに終端側に搬送されて、本体2の終端
側に取り付けられた複数の熱転写装置16…16によっ
て、長尺素材eの上面、両側面、下面の順に、転写フィ
ルムaにおける転写層cが転写される。
長尺素材eがさらに終端側に搬送されて、本体2の終端
側に取り付けられた複数の熱転写装置16…16によっ
て、長尺素材eの上面、両側面、下面の順に、転写フィ
ルムaにおける転写層cが転写される。
【0051】この場合、素材eの周面を被覆するのは厚
みのない転写層cとなるが、塗布ローラ22の外周面に
巻き掛けられた転写フィルムaを接着剤収納用タンク2
4に取り付けられたノズル26,26に接近させること
により、これらノズル26,26から直接転写フィルム
aにおける転写層c側の面に必要の厚さにポリウレタン
系樹脂のホットメルト接着剤dが塗布されるので、該素
材eの周面に傷や凹凸があっても、これを該接着剤dの
層で埋めることができる。したがって、このような場合
でも上記転写層cの表面は滑らかな状態となり、当該長
尺物の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る。しかも、上記転写層cが長尺素材eの周面に熱転写
されているので、転写層cと接着剤dが溶融することに
なり、該素材eの周面に良好に密着してなめらかで強固
な該転写層cが転写されることになる。
みのない転写層cとなるが、塗布ローラ22の外周面に
巻き掛けられた転写フィルムaを接着剤収納用タンク2
4に取り付けられたノズル26,26に接近させること
により、これらノズル26,26から直接転写フィルム
aにおける転写層c側の面に必要の厚さにポリウレタン
系樹脂のホットメルト接着剤dが塗布されるので、該素
材eの周面に傷や凹凸があっても、これを該接着剤dの
層で埋めることができる。したがって、このような場合
でも上記転写層cの表面は滑らかな状態となり、当該長
尺物の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る。しかも、上記転写層cが長尺素材eの周面に熱転写
されているので、転写層cと接着剤dが溶融することに
なり、該素材eの周面に良好に密着してなめらかで強固
な該転写層cが転写されることになる。
【0052】なお、転写フィルムaとノズル26,26
との隙間の寸法を隙間調整部材33によってポリウレタ
ン系樹脂のホットメルト接着剤dの塗布厚みを自由に設
定することができる。
との隙間の寸法を隙間調整部材33によってポリウレタ
ン系樹脂のホットメルト接着剤dの塗布厚みを自由に設
定することができる。
【0053】また、塗布幅調整機構34のハンドル41
を操作することにより2本のねじ軸36,36が回転し
て、ストッパ部に材40,40が移動することになる。
このことにより、これらストッパ部材40,40に当接
する一対の幅調整部材35,35の移動量を調節するの
で、転写フィルムaにおける接着剤dの塗布幅を調整す
ることができる。したがって、幅の異なる転写フィルム
aが使われても幅Wに対して最適な塗布幅W1を設定す
ることができる。
を操作することにより2本のねじ軸36,36が回転し
て、ストッパ部に材40,40が移動することになる。
このことにより、これらストッパ部材40,40に当接
する一対の幅調整部材35,35の移動量を調節するの
で、転写フィルムaにおける接着剤dの塗布幅を調整す
ることができる。したがって、幅の異なる転写フィルム
aが使われても幅Wに対して最適な塗布幅W1を設定す
ることができる。
【0054】さらに、上記一対の幅調整部材35,35
のC面35a,35aが、接着剤dの重量によりノズル
26,26のテーパ面26a,26aに押し付けられて
密着するので、接着剤dが隙間から漏れることがない。
のC面35a,35aが、接着剤dの重量によりノズル
26,26のテーパ面26a,26aに押し付けられて
密着するので、接着剤dが隙間から漏れることがない。
【0055】なお、接着剤収納用タンク24と予備接着
剤タンク43には、ポリウレタン系樹脂のホットメルト
接着剤dを溶かすための複数のヒータ48…48が備え
られており、接着剤収納用タンク24内に取り付けられ
た温度センサ49の信号をコントローラ(図示せず)が
受けて複数のヒータ48…48を制御するので、上記接
着剤dが塗布しやすい最適な粘度に保つことができる。
剤タンク43には、ポリウレタン系樹脂のホットメルト
接着剤dを溶かすための複数のヒータ48…48が備え
られており、接着剤収納用タンク24内に取り付けられ
た温度センサ49の信号をコントローラ(図示せず)が
受けて複数のヒータ48…48を制御するので、上記接
着剤dが塗布しやすい最適な粘度に保つことができる。
【0056】そして、この実施の形態に係るラッピング
転写マシン1においては、接着剤補充機構42が設けら
れており、この接着剤補充機構42には2つの接着剤収
納室43a,43aとを備えたを予備接着剤タンク43
を有しているので、どちらか一方の接着剤収納室43a
が空になると、上部部材46を開くことによりポリウレ
タン系樹脂のホットメルト接着剤dを補充することがで
きる。したがって、上記接着剤dの補充のために作業を
中断することなく、長時間連続的に作業をすることがで
きる。
転写マシン1においては、接着剤補充機構42が設けら
れており、この接着剤補充機構42には2つの接着剤収
納室43a,43aとを備えたを予備接着剤タンク43
を有しているので、どちらか一方の接着剤収納室43a
が空になると、上部部材46を開くことによりポリウレ
タン系樹脂のホットメルト接着剤dを補充することがで
きる。したがって、上記接着剤dの補充のために作業を
中断することなく、長時間連続的に作業をすることがで
きる。
【0057】なお、この実施の形態に係るラッピング転
写マシン1においては、この接着剤収納室43a,43
aから着剤収納用タンク24へのポリウレタン系樹脂の
ホットメルト接着剤dの補充は、ハンドル操作によって
シャッタ部材44,44を移動させて行なっているが、
シリンダを使ってシャッタ部材44,44を移動させて
も良い。この場合、着剤収納用タンク24の上部に取り
付けられたレベルセンサ50の信号をコントローラ(図
示せず)が受けて、接着剤dが補充された一方の接着剤
収納室43aのシャッター部材44を移動させるように
シリンダの作動を制御すれば、自動的に接着剤dの補充
を行なうことができる。
写マシン1においては、この接着剤収納室43a,43
aから着剤収納用タンク24へのポリウレタン系樹脂の
ホットメルト接着剤dの補充は、ハンドル操作によって
シャッタ部材44,44を移動させて行なっているが、
シリンダを使ってシャッタ部材44,44を移動させて
も良い。この場合、着剤収納用タンク24の上部に取り
付けられたレベルセンサ50の信号をコントローラ(図
示せず)が受けて、接着剤dが補充された一方の接着剤
収納室43aのシャッター部材44を移動させるように
シリンダの作動を制御すれば、自動的に接着剤dの補充
を行なうことができる。
【0058】さらに、図1、2に示すように、上記ラッ
ピング転写マシン1における熱転写装置16を熱転写エ
ンボス装置16′に代えたラッピング転写マシン1′に
してもよい。
ピング転写マシン1における熱転写装置16を熱転写エ
ンボス装置16′に代えたラッピング転写マシン1′に
してもよい。
【0059】この熱転写エンボス装置16′は、熱転写
装置16と同様の構造をしており、転写フィルムaを長
尺素材eに押し付けながらエンボス加工するためのエン
ボスローラ16a′とそのエンボスローラ16a′の外
周面を加熱するための複数の加熱器16b′…16b′
から構成されている。そして、図8、9に示すように、
このエンボスローラ16a′の外周面には、木目や石目
等の模様を構成する複数の凸部16c′…16c′が設
けられている。なお、これら凸部16c′…16c′の
高さgは、50〜200ミクロンとされている。
装置16と同様の構造をしており、転写フィルムaを長
尺素材eに押し付けながらエンボス加工するためのエン
ボスローラ16a′とそのエンボスローラ16a′の外
周面を加熱するための複数の加熱器16b′…16b′
から構成されている。そして、図8、9に示すように、
このエンボスローラ16a′の外周面には、木目や石目
等の模様を構成する複数の凸部16c′…16c′が設
けられている。なお、これら凸部16c′…16c′の
高さgは、50〜200ミクロンとされている。
【0060】上記の構成のラッピング転写マシン1′に
よれば、ラッピング転写マシン1における熱転写装置1
6に代えて熱転写エンボス装置16′を有するので、上
記ラッピング転写マシン1の作用に加えて、長尺素材e
の周面にエンボス加工を施しながらが転写行なわれる。
よれば、ラッピング転写マシン1における熱転写装置1
6に代えて熱転写エンボス装置16′を有するので、上
記ラッピング転写マシン1の作用に加えて、長尺素材e
の周面にエンボス加工を施しながらが転写行なわれる。
【0061】つまり、エンボスローラ16a′を長尺素
材eの周面に貼り付けられた転写フィルムaに押し付け
る時、該エンボスローラ16a′の外周面に設けられた
複数の凸部16c′…16c′によって、該素材eの周
面に凹凸を設けながら、該転写層cの転写が同時に行な
われることになる。この時、上記エンボスローラ16
a′の外周面は、複数の加熱器16b′…16b′によ
って加熱されているので、転写フィルムaにおける転写
層cとポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤dが溶
融し、軟らかい状態になっており、エンボスローラ16
a′から加える力を大きくしなくても上記素材eの周面
に凹凸を設けることができて、木目や石目等の模様をリ
アルに表現することができると共に、良好に密着して強
固な該転写層cを転写することができる。なお、上記転
写層cの下に接着剤dの層が存在するが、この層の厚さ
を適当な厚さすることによって、上記木目や石目等の模
様をさらにリアルに表現することができる。
材eの周面に貼り付けられた転写フィルムaに押し付け
る時、該エンボスローラ16a′の外周面に設けられた
複数の凸部16c′…16c′によって、該素材eの周
面に凹凸を設けながら、該転写層cの転写が同時に行な
われることになる。この時、上記エンボスローラ16
a′の外周面は、複数の加熱器16b′…16b′によ
って加熱されているので、転写フィルムaにおける転写
層cとポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤dが溶
融し、軟らかい状態になっており、エンボスローラ16
a′から加える力を大きくしなくても上記素材eの周面
に凹凸を設けることができて、木目や石目等の模様をリ
アルに表現することができると共に、良好に密着して強
固な該転写層cを転写することができる。なお、上記転
写層cの下に接着剤dの層が存在するが、この層の厚さ
を適当な厚さすることによって、上記木目や石目等の模
様をさらにリアルに表現することができる。
【0062】なお、この実施の形態で用いられている転
写フィルムaとして、転写層側cに接着層が設けられた
ものを用いてもよい。また、転写フィルムaにおけるベ
ースフィルムb1は、合成樹脂製であるが紙製等でもよ
い。さらに、接着剤dは、ポリウレタン系樹脂のホット
メルト接着剤であるが、アクリル系樹脂、ポリエステル
系樹脂等のホットメルト接着剤でもよい。
写フィルムaとして、転写層側cに接着層が設けられた
ものを用いてもよい。また、転写フィルムaにおけるベ
ースフィルムb1は、合成樹脂製であるが紙製等でもよ
い。さらに、接着剤dは、ポリウレタン系樹脂のホット
メルト接着剤であるが、アクリル系樹脂、ポリエステル
系樹脂等のホットメルト接着剤でもよい。
【0063】
【発明の効果】以上のように、まず、第1発明の方法に
よれば、ベースフィルムの一面に剥離層を介して上記模
様等を構成する印刷層が設けられた転写フィルムが用い
られ、この場合、長尺の素材の周面を被覆するのは厚み
のない印刷層となるが、この転写フィルムにおける印刷
層側の面には必要な厚さに塗布することができるホット
メルトタイプの接着剤が塗布されるので、上記素材の周
面に傷や凹凸があっても、これを該接着剤の層で埋める
ことができる。したがって、このような場合でも上記印
刷層の表面は滑らかな状態となり、当該長尺物の周面の
美感を高めて高級感をもたせることができる。しかも、
上記ベースフィルムは、印刷層の転写後に剥がされるの
で、該長尺物が例えば火災で燃えたり、廃材となって焼
却されることがあっても有害ガス等の発生が極めて抑制
され、かつ、リサイクルにも適した長尺物を得ることが
できる。
よれば、ベースフィルムの一面に剥離層を介して上記模
様等を構成する印刷層が設けられた転写フィルムが用い
られ、この場合、長尺の素材の周面を被覆するのは厚み
のない印刷層となるが、この転写フィルムにおける印刷
層側の面には必要な厚さに塗布することができるホット
メルトタイプの接着剤が塗布されるので、上記素材の周
面に傷や凹凸があっても、これを該接着剤の層で埋める
ことができる。したがって、このような場合でも上記印
刷層の表面は滑らかな状態となり、当該長尺物の周面の
美感を高めて高級感をもたせることができる。しかも、
上記ベースフィルムは、印刷層の転写後に剥がされるの
で、該長尺物が例えば火災で燃えたり、廃材となって焼
却されることがあっても有害ガス等の発生が極めて抑制
され、かつ、リサイクルにも適した長尺物を得ることが
できる。
【0064】また、第2発明のラッピング転写マシンに
よれば、上記第1発明の方法における長尺の素材からベ
ースフィルムを剥がす前までを実施することができ、そ
の後、上記ベースフィルムを剥がすことにより、第1発
明の方法と同様の効果が得られる。
よれば、上記第1発明の方法における長尺の素材からベ
ースフィルムを剥がす前までを実施することができ、そ
の後、上記ベースフィルムを剥がすことにより、第1発
明の方法と同様の効果が得られる。
【0065】また、第3発明のラッピング転写マシンに
よれば、転写装置は、長尺の素材の周面に転写フィルム
における印刷層を押し付ける押し付けローラと、該押し
付けローラを加熱する加熱器とを有するので、加熱器で
加熱された押し付けローラによって、転写フィルムを加
熱しながら上記素材の周面に押し付けることができる。
したがって、上記転写フィルムにおける印刷層とホット
メルトタイプの接着剤が溶融することになり、長尺の素
材の周面に良好に密着してなめらかで強固な該印刷層の
転写ができる。
よれば、転写装置は、長尺の素材の周面に転写フィルム
における印刷層を押し付ける押し付けローラと、該押し
付けローラを加熱する加熱器とを有するので、加熱器で
加熱された押し付けローラによって、転写フィルムを加
熱しながら上記素材の周面に押し付けることができる。
したがって、上記転写フィルムにおける印刷層とホット
メルトタイプの接着剤が溶融することになり、長尺の素
材の周面に良好に密着してなめらかで強固な該印刷層の
転写ができる。
【0066】また、第4発明のラッピング転写マシンに
よれば、上記第2発明のラッピング転写マシンにおける
転写装置に代えて、転写フィルムが貼り付けられた素材
の周面に印刷層を転写しながエンボス加工する転写エン
ボス装置を有するので、上記第2発明のラッピング転写
マシンと同様の効果に加え、エンボス加工によって該素
材の周面に凹凸を設けることができて、例えば、木目や
石目等の模様をリアルに表現することが可能となる。な
お、印刷層の下にホットメルトタイプの接着剤の層が存
在するが、この層の厚さを適当な厚さすることによっ
て、上記木目や石目等の模様をさらにリアルに表現する
ことが可能となる。
よれば、上記第2発明のラッピング転写マシンにおける
転写装置に代えて、転写フィルムが貼り付けられた素材
の周面に印刷層を転写しながエンボス加工する転写エン
ボス装置を有するので、上記第2発明のラッピング転写
マシンと同様の効果に加え、エンボス加工によって該素
材の周面に凹凸を設けることができて、例えば、木目や
石目等の模様をリアルに表現することが可能となる。な
お、印刷層の下にホットメルトタイプの接着剤の層が存
在するが、この層の厚さを適当な厚さすることによっ
て、上記木目や石目等の模様をさらにリアルに表現する
ことが可能となる。
【0067】また、第5発明のラッピング転写マシンに
よれば、転写エンボス装置は、周面に凹凸が設けられ
て、長尺の素材の周面に転写フィルムにおける印刷層を
押し付けながらエンボス加工するエンボスローラと、該
エンボスローラを加熱する加熱器とを有するので、加熱
器で加熱されたエンボスローラによって、転写フィルム
を加熱しながら上記素材の周面に押し付けると共にエン
ボス加工を行なうことができる。つまり、上記転写フィ
ルムにおける印刷層とホットメルトタイプの接着剤が溶
融し、軟らかな状態になっているので、上記エンボスロ
ーラから大きな力を長尺の素材の周面に加えることな
く、エンボス加工によって該素材の周面に凹凸を設ける
ことができて、木目や石目等の模様をリアルに表現する
ことができると共に、良好に密着して強固な該印刷層の
転写ができる。
よれば、転写エンボス装置は、周面に凹凸が設けられ
て、長尺の素材の周面に転写フィルムにおける印刷層を
押し付けながらエンボス加工するエンボスローラと、該
エンボスローラを加熱する加熱器とを有するので、加熱
器で加熱されたエンボスローラによって、転写フィルム
を加熱しながら上記素材の周面に押し付けると共にエン
ボス加工を行なうことができる。つまり、上記転写フィ
ルムにおける印刷層とホットメルトタイプの接着剤が溶
融し、軟らかな状態になっているので、上記エンボスロ
ーラから大きな力を長尺の素材の周面に加えることな
く、エンボス加工によって該素材の周面に凹凸を設ける
ことができて、木目や石目等の模様をリアルに表現する
ことができると共に、良好に密着して強固な該印刷層の
転写ができる。
【図1】 本発明の実施の形態に係る長尺物のラッピン
グ転写方法に用いる転写フィルムの拡大断面図である。
グ転写方法に用いる転写フィルムの拡大断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るラッピング転写マ
シンの始端側の側面図である。
シンの始端側の側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係るラッピング転写マ
シンの終端側の側面図である。
シンの終端側の側面図である。
【図4】 図2の要部拡大図である。
【図5】 図2の要部縦断面拡大図である。
【図6】 図2のア−ア線による一部断面拡大図であ
る。
る。
【図7】 図5の要部拡大図である。
【図8】 本発明の実施の形態に係るラッピング転写マ
シンにおけるエンボスローラの斜視図である。
シンにおけるエンボスローラの斜視図である。
【図9】 図8の要部拡大縦断面図である。
1 ラッピング転写マシン 11 ロール収納部 12 接着剤塗布装置 14…14 貼り付けローラ 16 転写装置(熱転写装置) 16a 押し付けローラ 16b…16b 加熱器 16′ 転写エンボス装置(熱転写エン
ボス装置) 16a′ エンボスローラ 16b′…16b′ 加熱器 a 転写フィルム b1 ベースフィルム b2 剥離層 c2 印刷層 d 接着剤 e 長尺の素材(長尺素材)
ボス装置) 16a′ エンボスローラ 16b′…16b′ 加熱器 a 転写フィルム b1 ベースフィルム b2 剥離層 c2 印刷層 d 接着剤 e 長尺の素材(長尺素材)
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺の素材の周面
を模様等を構成する被覆層でラップする長尺物のラッピ
ング転写方法と、その方法の実施に用いるラッピング転
写マシンとに関し、ラッピング転写技術分野に属する。
を模様等を構成する被覆層でラップする長尺物のラッピ
ング転写方法と、その方法の実施に用いるラッピング転
写マシンとに関し、ラッピング転写技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公平6−46925号公報に
開示されているように、木材チップを固めた集成材や、
樹脂または金属の押し出し成形品でなる長尺の素材の周
面にラッピングシートを貼付けるラッピングマシンは、
搬送装置によって始端側から素材が搬送される過程で、
ロール状態で収納したロール収納部から木目模様等の所
定の絵柄が印刷されたシートを、その一面に接着剤が塗
布された状態で供給して素材の周面に被せると共に、搬
送装置の側部に配置された複数の圧接ローラによって該
シートを素材の周面に圧接し、上記接着剤によって素材
の周面にラミネイト式に貼付けるようになっている。
開示されているように、木材チップを固めた集成材や、
樹脂または金属の押し出し成形品でなる長尺の素材の周
面にラッピングシートを貼付けるラッピングマシンは、
搬送装置によって始端側から素材が搬送される過程で、
ロール状態で収納したロール収納部から木目模様等の所
定の絵柄が印刷されたシートを、その一面に接着剤が塗
布された状態で供給して素材の周面に被せると共に、搬
送装置の側部に配置された複数の圧接ローラによって該
シートを素材の周面に圧接し、上記接着剤によって素材
の周面にラミネイト式に貼付けるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このラッピ
ングマシンにおいては、ラッピングシートとして、合成
樹脂製のものを使う場合、該シートの厚みが100ミク
ロン以上の厚いものを使うことができるので、該シート
を長尺の素材の周面に貼り付けることによって、該素材
の周面の傷や凹凸を目だたなくするこができ、かつ美感
を高めることができる。しかし、ラッピングシートが貼
り付けられた素材が例えば火災で燃えたり、廃材となっ
て焼却されるような場合、上記シートから有害ガス等が
発生して大気汚染等の環境に悪影響を及ぼす問題が発生
する。また、上記シートが貼り付けられた素材がリサイ
クルされるような場合、素材とラッピングシートを分別
するのが困難となり、リサイクルの障害となる問題も発
生する。
ングマシンにおいては、ラッピングシートとして、合成
樹脂製のものを使う場合、該シートの厚みが100ミク
ロン以上の厚いものを使うことができるので、該シート
を長尺の素材の周面に貼り付けることによって、該素材
の周面の傷や凹凸を目だたなくするこができ、かつ美感
を高めることができる。しかし、ラッピングシートが貼
り付けられた素材が例えば火災で燃えたり、廃材となっ
て焼却されるような場合、上記シートから有害ガス等が
発生して大気汚染等の環境に悪影響を及ぼす問題が発生
する。また、上記シートが貼り付けられた素材がリサイ
クルされるような場合、素材とラッピングシートを分別
するのが困難となり、リサイクルの障害となる問題も発
生する。
【0004】一方、上記のラッピングマシンと同様に長
尺の素材の周面を被覆する場合に、転写方法を用いるこ
とがある。この方法においては、上記ラッピングシート
の代わりに、合成樹脂製のベースフィルムの一面に剥離
層を介して印刷層が設けられた転写フィルムが用いら
れ、該フィルムを長尺の素材の周面に貼り付けると共に
印刷層を転写した後、該素材からベースフィルムが剥が
される。したがって、上記のような問題を回避すること
ができる。
尺の素材の周面を被覆する場合に、転写方法を用いるこ
とがある。この方法においては、上記ラッピングシート
の代わりに、合成樹脂製のベースフィルムの一面に剥離
層を介して印刷層が設けられた転写フィルムが用いら
れ、該フィルムを長尺の素材の周面に貼り付けると共に
印刷層を転写した後、該素材からベースフィルムが剥が
される。したがって、上記のような問題を回避すること
ができる。
【0005】しかし、上記素材の周面を被覆しているの
は厚みのない印刷層だけなので、素材の表面の傷や凹凸
が印刷層を通して現われてしまい美感を高めて高級感を
もたせることができない問題がある。この問題を解消す
るには、予め、上記素材の表面を滑らかな状態にしてお
けばよいのだが、この場合、新たな工程が別途必要にな
るという問題が発生する。
は厚みのない印刷層だけなので、素材の表面の傷や凹凸
が印刷層を通して現われてしまい美感を高めて高級感を
もたせることができない問題がある。この問題を解消す
るには、予め、上記素材の表面を滑らかな状態にしてお
けばよいのだが、この場合、新たな工程が別途必要にな
るという問題が発生する。
【0006】そこで、本発明は、転写フィルムを用いな
がら、長尺の素材の周面の傷や凹凸に影響されずに、該
素材の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る長尺物のラッピング転写方法及びラッピング転写マシ
ンの提供を課題とする。
がら、長尺の素材の周面の傷や凹凸に影響されずに、該
素材の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る長尺物のラッピング転写方法及びラッピング転写マシ
ンの提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では次のような手段を用いる。
め、本発明では次のような手段を用いる。
【0008】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、長尺の素材の周面を模様等を構成
する被覆層でラップする長尺物のラッピング転写方法に
関するものであって、ベースフィルムの一面に剥離層を
介して上記模様等を構成する印刷層が設けられた転写フ
ィルムを用い、該転写フィルムにおける印刷層側の面に
ホットメルトタイプの接着剤を塗布して、上記長尺の素
材の周面に該転写フィルムを貼り付けると共に、該転写
フィルムが貼り付けられた素材の周面に加熱されたエン
ボスローラを押し付けて、上記印刷層と上記ホットメル
トタイプの接着剤とを溶融させつつ該接着剤を介して印
刷層を素材の周面に転写すると同時に該素材の周面にエ
ンボス加工を施し、その後、上記ベースフィルムを剥が
すことにより、エンボス加工が施された印刷層で素材の
周面を被覆することを特徴とする。
第1発明という)は、長尺の素材の周面を模様等を構成
する被覆層でラップする長尺物のラッピング転写方法に
関するものであって、ベースフィルムの一面に剥離層を
介して上記模様等を構成する印刷層が設けられた転写フ
ィルムを用い、該転写フィルムにおける印刷層側の面に
ホットメルトタイプの接着剤を塗布して、上記長尺の素
材の周面に該転写フィルムを貼り付けると共に、該転写
フィルムが貼り付けられた素材の周面に加熱されたエン
ボスローラを押し付けて、上記印刷層と上記ホットメル
トタイプの接着剤とを溶融させつつ該接着剤を介して印
刷層を素材の周面に転写すると同時に該素材の周面にエ
ンボス加工を施し、その後、上記ベースフィルムを剥が
すことにより、エンボス加工が施された印刷層で素材の
周面を被覆することを特徴とする。
【0009】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、長尺の素材の周面を模様等を構成する被
覆層でラップするラッピング転写マシンにおいて、ベー
スフィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成す
る印刷層が設けられた転写フィルムをロール状態で収納
するロール収納部と、該ロール収納部から繰り出された
転写フィルムにおける印刷層側の面にホットメルトタイ
プの接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、上記長尺の素
材を搬送する搬送装置と、該素材を搬送しながら接着剤
が塗布された転写フィルムを素材の周面に貼り付ける複
数の貼り付けローラと、加熱器により加熱された状態で
転写フィルムを介して素材の周面に押し付けられること
により、該素材の周面に上記転写フィルムの印刷層を転
写しながらエンボス加工を施す転写エンボスローラとを
有することを特徴とする。
明という)は、長尺の素材の周面を模様等を構成する被
覆層でラップするラッピング転写マシンにおいて、ベー
スフィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成す
る印刷層が設けられた転写フィルムをロール状態で収納
するロール収納部と、該ロール収納部から繰り出された
転写フィルムにおける印刷層側の面にホットメルトタイ
プの接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、上記長尺の素
材を搬送する搬送装置と、該素材を搬送しながら接着剤
が塗布された転写フィルムを素材の周面に貼り付ける複
数の貼り付けローラと、加熱器により加熱された状態で
転写フィルムを介して素材の周面に押し付けられること
により、該素材の周面に上記転写フィルムの印刷層を転
写しながらエンボス加工を施す転写エンボスローラとを
有することを特徴とする。
【0010】このような手段を用いることにより、本願
の各発明によればそれぞれ次のような作用が得られる。
の各発明によればそれぞれ次のような作用が得られる。
【0011】まず、第1発明の方法によれば、ベースフ
ィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成する印
刷層が設けられた転写フィルムが用いられ、この場合、
長尺の素材の周面を被覆するのは厚みのない印刷層とな
るが、この転写フィルムにおける印刷層側の面には必要
な厚さに塗布することができるホットメルトタイプの接
着剤が塗布されるので、上記素材の周面に傷や凹凸があ
っても、これを該接着剤の層で埋めることができる。し
たがって、このような場合でも上記印刷層の表面は滑ら
かな状態となり、当該長尺物の周面の美感を高めて高級
感をもたせることができる。しかも、上記ベースフィル
ムは、印刷層の転写後に剥がされるので、該長尺物が例
えば火災で燃えたり、廃材となって焼却されることがあ
っても有害ガス等の発生が極めて抑制され、かつ、リサ
イクルにも適した長尺物を得ることができる。
ィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成する印
刷層が設けられた転写フィルムが用いられ、この場合、
長尺の素材の周面を被覆するのは厚みのない印刷層とな
るが、この転写フィルムにおける印刷層側の面には必要
な厚さに塗布することができるホットメルトタイプの接
着剤が塗布されるので、上記素材の周面に傷や凹凸があ
っても、これを該接着剤の層で埋めることができる。し
たがって、このような場合でも上記印刷層の表面は滑ら
かな状態となり、当該長尺物の周面の美感を高めて高級
感をもたせることができる。しかも、上記ベースフィル
ムは、印刷層の転写後に剥がされるので、該長尺物が例
えば火災で燃えたり、廃材となって焼却されることがあ
っても有害ガス等の発生が極めて抑制され、かつ、リサ
イクルにも適した長尺物を得ることができる。
【0012】そして、特にこの方法においては、上記印
刷層の転写を、加熱されたエンボスローラを用いて行う
ので、この転写の際に転写フィルムにおける印刷層とホ
ットメルトタイプの接着剤とが溶融することになって、
該印刷層が接着剤の層を介して素材の周面に良好に密着
して強固に転写されると共に、この接着剤が軟らかな状
態でエンボス加工が行われることにより、上記エンボス
ローラから大きな力を素材の周面に加えることなく、こ
のエンボス加工によって該素材の周面に凹凸を設けるこ
とができて、木目や石目等の模様をリアルに表現するこ
とができる。
刷層の転写を、加熱されたエンボスローラを用いて行う
ので、この転写の際に転写フィルムにおける印刷層とホ
ットメルトタイプの接着剤とが溶融することになって、
該印刷層が接着剤の層を介して素材の周面に良好に密着
して強固に転写されると共に、この接着剤が軟らかな状
態でエンボス加工が行われることにより、上記エンボス
ローラから大きな力を素材の周面に加えることなく、こ
のエンボス加工によって該素材の周面に凹凸を設けるこ
とができて、木目や石目等の模様をリアルに表現するこ
とができる。
【0013】また、第2発明のラッピング転写マシンに
よれば、上記第1発明の方法における長尺の素材からベ
ースフィルムを剥がす前までを実施することができ、そ
の後、上記ベースフィルムを剥がすことにより、第1発
明の方法と同様の作用が得られる。
よれば、上記第1発明の方法における長尺の素材からベ
ースフィルムを剥がす前までを実施することができ、そ
の後、上記ベースフィルムを剥がすことにより、第1発
明の方法と同様の作用が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
長尺物のラッピング転写方法について説明する。
長尺物のラッピング転写方法について説明する。
【0015】図1に示すように、この実施の形態に用い
る転写フィルムaは、基材層bと転写層cから構成され
ている。そして、この基材層bは、ベースフィルムb1
の一方の面に剥離層b2が設けられており、さらに、こ
の剥離層b2側に保護トップコートc1、模様等が構成
されている印刷層c2、アンダーコートc3から構成さ
れた転写層cが設けられたものである。また、上記ベー
スフィルムb1は厚みが12ミクロン以上の合成樹脂
製、転写層cは厚みが5ミクロン以上の熱溶融樹脂製と
されている。
る転写フィルムaは、基材層bと転写層cから構成され
ている。そして、この基材層bは、ベースフィルムb1
の一方の面に剥離層b2が設けられており、さらに、こ
の剥離層b2側に保護トップコートc1、模様等が構成
されている印刷層c2、アンダーコートc3から構成さ
れた転写層cが設けられたものである。また、上記ベー
スフィルムb1は厚みが12ミクロン以上の合成樹脂
製、転写層cは厚みが5ミクロン以上の熱溶融樹脂製と
されている。
【0016】また、この実施の形態に用いる接着剤d
は、ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤が用いら
れている。
は、ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤が用いら
れている。
【0017】まず、接着剤塗布工程によって、上記転写
フィルムaにおける転写層c側の面に接着剤dが、温度
130℃、粘度11,000cpsに保たれて厚み25
ミクロンで塗布されている。
フィルムaにおける転写層c側の面に接着剤dが、温度
130℃、粘度11,000cpsに保たれて厚み25
ミクロンで塗布されている。
【0018】なお、この接着剤塗布工程においては、上
記接着剤dの温度が100℃〜150℃の範囲に設定さ
れ、接着剤dの粘度が6,000cps〜25,000
cpsの範囲に保たれるようになっている。そして、上
記接着剤dは15ミクロン〜100ミクロンの範囲の厚
みに塗布されるようになっている。
記接着剤dの温度が100℃〜150℃の範囲に設定さ
れ、接着剤dの粘度が6,000cps〜25,000
cpsの範囲に保たれるようになっている。そして、上
記接着剤dは15ミクロン〜100ミクロンの範囲の厚
みに塗布されるようになっている。
【0019】そして、貼り付け工程によって、上記接着
剤dが塗布された転写フィルムaが長尺素材の上面、両
側面、下面の順に貼り付けられる。この時、上記接着剤
dが貼り付け工程中において、放熱により固化しないよ
うに必要に応じて転写フィルムaの両面側より熱が加え
られるようになっている。
剤dが塗布された転写フィルムaが長尺素材の上面、両
側面、下面の順に貼り付けられる。この時、上記接着剤
dが貼り付け工程中において、放熱により固化しないよ
うに必要に応じて転写フィルムaの両面側より熱が加え
られるようになっている。
【0020】次に、熱転写工程によって、上記転写フィ
ルムaにおける転写層cと接着剤dが溶融し一体とな
り、長尺素材の上面、両側面、下面の順に転写される。
この時、この転写工程では、加熱されたエンボスローラ
が用いられ、ホットメルト接着剤が軟らかい状態で、転
写フィルムaを介して長尺素材の周面にエンボス加工が
施される。
ルムaにおける転写層cと接着剤dが溶融し一体とな
り、長尺素材の上面、両側面、下面の順に転写される。
この時、この転写工程では、加熱されたエンボスローラ
が用いられ、ホットメルト接着剤が軟らかい状態で、転
写フィルムaを介して長尺素材の周面にエンボス加工が
施される。
【0021】さらに、上記転写層cが転写された長尺素
材の周面から転写フィルムaにおける基材層bが剥がさ
れる。
材の周面から転写フィルムaにおける基材層bが剥がさ
れる。
【0022】以上のように、この実施の形態では、基材
層bと転写層cから構成された転写フィルムaが用いら
れ、この場合、素材の周面を被覆するのは厚みのない転
写層cとなるが、この転写フィルムaにおける転写層c
側の面には必要の厚さに塗布することができるポリウレ
タン系樹脂のホットメルト接着剤dが塗布されるので、
素材の周面に傷や凹凸があっても、これを該接着剤dの
層で埋めることができる。したがって、このような場合
でも上記転写層cの表面は滑らかな状態となり、当該長
尺物の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る。しかも、上記転写層cが長尺素材の周面に加熱され
たエンボスローラを用いて熱転写されているので、転写
層cと接着剤dが溶融することになり、該素材の周面に
転写層cが良好に密着して、なめらかで強固に転写され
ると共に、その周面に凹凸模様が施されることになる。
さらに、上記長尺物の周面から基材層bを剥がすので、
該長尺物が例えば火災で燃えたり、廃材となって焼却さ
れることがあっても有害ガス等の発生が極めて抑制さ
れ、リサイクルにも適した長尺物を得ることができる。
層bと転写層cから構成された転写フィルムaが用いら
れ、この場合、素材の周面を被覆するのは厚みのない転
写層cとなるが、この転写フィルムaにおける転写層c
側の面には必要の厚さに塗布することができるポリウレ
タン系樹脂のホットメルト接着剤dが塗布されるので、
素材の周面に傷や凹凸があっても、これを該接着剤dの
層で埋めることができる。したがって、このような場合
でも上記転写層cの表面は滑らかな状態となり、当該長
尺物の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る。しかも、上記転写層cが長尺素材の周面に加熱され
たエンボスローラを用いて熱転写されているので、転写
層cと接着剤dが溶融することになり、該素材の周面に
転写層cが良好に密着して、なめらかで強固に転写され
ると共に、その周面に凹凸模様が施されることになる。
さらに、上記長尺物の周面から基材層bを剥がすので、
該長尺物が例えば火災で燃えたり、廃材となって焼却さ
れることがあっても有害ガス等の発生が極めて抑制さ
れ、リサイクルにも適した長尺物を得ることができる。
【0023】次に、本発明の実施の形態に係るラッピン
グ転写マシンについて説明する。
グ転写マシンについて説明する。
【0024】図2に示すように、このラッピングマシン
1の本体2の上面には、長手方向に延びるフレーム3が
立設され、このフレーム3には、ローラ軸4…4が回転
自在に支持されている。そして、これらローラ軸4…4
には、それぞれに搬送ローラ5…5が取り付けられてい
る。
1の本体2の上面には、長手方向に延びるフレーム3が
立設され、このフレーム3には、ローラ軸4…4が回転
自在に支持されている。そして、これらローラ軸4…4
には、それぞれに搬送ローラ5…5が取り付けられてい
る。
【0025】また、上記本体2の上面には長手方向に延
びる駆動軸6が配設され、この軸6に取り付けられた複
数のウォームギア7…7と上記ローラ軸4…4に取り付
けられた歯車8…8とがそれぞれ噛み合わされ、上記本
体2の内部に設置されたモータ9が回転することによ
り、上記駆動軸6がベルト10を介して回転すると共
に、上記搬送ローラ5…5が一斉に回転する。これによ
って、搬送ローラ5…5に載置された長尺素材eは、始
端側から他端側(矢印f方向)へ搬送されるようになっ
ている。
びる駆動軸6が配設され、この軸6に取り付けられた複
数のウォームギア7…7と上記ローラ軸4…4に取り付
けられた歯車8…8とがそれぞれ噛み合わされ、上記本
体2の内部に設置されたモータ9が回転することによ
り、上記駆動軸6がベルト10を介して回転すると共
に、上記搬送ローラ5…5が一斉に回転する。これによ
って、搬送ローラ5…5に載置された長尺素材eは、始
端側から他端側(矢印f方向)へ搬送されるようになっ
ている。
【0026】一方、上記本体2の上面からロール状の転
写フィルムaを収納するロール収納部11が立設され、
このロール収納部11から繰り出される転写フィルムa
における転写層c側の面にポリウレタン系樹脂のホット
メルト接着剤dを塗布する接着剤塗布装置12が、始端
側の上部に設置されている。また、転写層c側の面に接
着剤dが塗布された転写フィルムaを長尺素材eの周面
に導くためのガイドローラ13が、本体2の上面に立設
されている。なお、このガイドローラ13には、ポリウ
レタン系樹脂のホットメルト接着剤dが放熱により固化
しないように加熱器(図示せず)が設けられることがあ
る。
写フィルムaを収納するロール収納部11が立設され、
このロール収納部11から繰り出される転写フィルムa
における転写層c側の面にポリウレタン系樹脂のホット
メルト接着剤dを塗布する接着剤塗布装置12が、始端
側の上部に設置されている。また、転写層c側の面に接
着剤dが塗布された転写フィルムaを長尺素材eの周面
に導くためのガイドローラ13が、本体2の上面に立設
されている。なお、このガイドローラ13には、ポリウ
レタン系樹脂のホットメルト接着剤dが放熱により固化
しないように加熱器(図示せず)が設けられることがあ
る。
【0027】そして上記搬送経路には、長尺素材eの周
面に転写層c側の面に接着剤dが塗布された転写フィル
ムaを貼付けるための複数の貼り付けローラ14…14
が、上記本体2の上面に一定の間隔で立設する複数の取
付け棒15…15に軸方向にスライド可能に、かつ、こ
れら取付け棒15…15に対して回転可能に取り付けら
れている。なお、搬送経路の所定位置には、転写フィル
ムaに塗布されたポリウレタン系樹脂のホットメルト接
着剤dが放熱により固化しないように加熱器(図示せ
ず)が備えられている。
面に転写層c側の面に接着剤dが塗布された転写フィル
ムaを貼付けるための複数の貼り付けローラ14…14
が、上記本体2の上面に一定の間隔で立設する複数の取
付け棒15…15に軸方向にスライド可能に、かつ、こ
れら取付け棒15…15に対して回転可能に取り付けら
れている。なお、搬送経路の所定位置には、転写フィル
ムaに塗布されたポリウレタン系樹脂のホットメルト接
着剤dが放熱により固化しないように加熱器(図示せ
ず)が備えられている。
【0028】また、これら貼り付けローラ14…14の
外周面の向きを、上記長尺素材eに対して、上から、斜
めから、横から、そして下からと素材eの周面に沿って
変えられるようになっている。なお、貼付け開始位置に
おける始端側の貼り付けローラ14′は、長尺素材eが
幅広の時に用いられる。
外周面の向きを、上記長尺素材eに対して、上から、斜
めから、横から、そして下からと素材eの周面に沿って
変えられるようになっている。なお、貼付け開始位置に
おける始端側の貼り付けローラ14′は、長尺素材eが
幅広の時に用いられる。
【0029】さらに、図3示すように、搬送経路の終端
側には、長尺素材eの周面に貼付けられた転写フィルム
aにおける転写層cを該素材eに転写するための複数の
熱転写装置16…16が、上記本体2に取り付けられて
いる。
側には、長尺素材eの周面に貼付けられた転写フィルム
aにおける転写層cを該素材eに転写するための複数の
熱転写装置16…16が、上記本体2に取り付けられて
いる。
【0030】そして、この熱転写装置16…16は、転
写フィルムaを長尺素材eに押し付けるための押し付け
ローラ16aと、その押し付けローラ16aの外周面を
加熱するための複数の加熱器16b…16bとから構成
されている。
写フィルムaを長尺素材eに押し付けるための押し付け
ローラ16aと、その押し付けローラ16aの外周面を
加熱するための複数の加熱器16b…16bとから構成
されている。
【0031】また、これら熱転写装置16…16の押し
付けローラ16aの外周面の向きは、始端寄りから上記
長尺素材eに対して、上面、両側面、下面の順にセット
されている。なお、これら熱転写装置16…16におけ
る押し付けローラ16aと加熱器16b…16bは、一
体となって移動し、上記長尺素材eの周面に対する押し
付けローラ16aの押し付け力を調整できるようになっ
ている。
付けローラ16aの外周面の向きは、始端寄りから上記
長尺素材eに対して、上面、両側面、下面の順にセット
されている。なお、これら熱転写装置16…16におけ
る押し付けローラ16aと加熱器16b…16bは、一
体となって移動し、上記長尺素材eの周面に対する押し
付けローラ16aの押し付け力を調整できるようになっ
ている。
【0032】次に、接着剤塗布装置12について説明す
る。
る。
【0033】図2に示すように、この塗布装置12は、
本体2の上面に立設された下部支柱部材17…17の上
部に下部ベース部材18を固着し、さらに、この下部ベ
ース部材18の上面に立設された上部支柱部材19…1
9の上部に上部ベース部材20を固着した構造のフレー
ム部材21に設置されている。
本体2の上面に立設された下部支柱部材17…17の上
部に下部ベース部材18を固着し、さらに、この下部ベ
ース部材18の上面に立設された上部支柱部材19…1
9の上部に上部ベース部材20を固着した構造のフレー
ム部材21に設置されている。
【0034】そして、この塗布装置12は、加熱器が内
蔵された塗布ローラ22を有し、ロール収納部11から
繰り出される転写フィルムaがガイドローラ23を介し
てこの塗布ローラ22の外周面に巻き掛けられ、下方に
導かれて貼付け開始位置における始端側のガイドローラ
13に供給されるようになっている。
蔵された塗布ローラ22を有し、ロール収納部11から
繰り出される転写フィルムaがガイドローラ23を介し
てこの塗布ローラ22の外周面に巻き掛けられ、下方に
導かれて貼付け開始位置における始端側のガイドローラ
13に供給されるようになっている。
【0035】また、図4、5に示すように、上部ベース
部材20の下面から接着剤収納用タンク24が吊り下げ
られており、そのタンク24の下面には上記塗布ローラ
22の上方に位置する接着剤供給口25が設けられてい
る。そして、この供給口25は、上記塗布ローラ22の
外周に巻き掛けられた転写フィルムaの幅方向にスリッ
ト状に延びており、供給口25の先端には、ノズル2
6,26が取り付けられて、このノズル26,26から
ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤dが供給され
るようになっている。
部材20の下面から接着剤収納用タンク24が吊り下げ
られており、そのタンク24の下面には上記塗布ローラ
22の上方に位置する接着剤供給口25が設けられてい
る。そして、この供給口25は、上記塗布ローラ22の
外周に巻き掛けられた転写フィルムaの幅方向にスリッ
ト状に延びており、供給口25の先端には、ノズル2
6,26が取り付けられて、このノズル26,26から
ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤dが供給され
るようになっている。
【0036】一方、上記塗布ローラ22は、下部ベース
部材18に設けられたブラッケト27に一端が取り付け
られた揺動レバ28の中央に回転可能に支持されてい
る。また、この揺動レバ28の他端が、下部支柱17に
取り付けられたシリンダ29のロッド30の連結部材3
1に連結されている。
部材18に設けられたブラッケト27に一端が取り付け
られた揺動レバ28の中央に回転可能に支持されてい
る。また、この揺動レバ28の他端が、下部支柱17に
取り付けられたシリンダ29のロッド30の連結部材3
1に連結されている。
【0037】そして、このシリンダ29の作動により、
揺動レバ28が上昇して塗布ローラ22が接着剤収納用
タンク24に接近するようになっている。また、下部ベ
ース部材18の下面には、上記揺動レバ28の上昇位置
を規制するストッパ部材32が設けられて、このストッ
パ部材32と揺動レバ28に設けられた隙間調整部材3
3とが当接することによってノズル26,26の先端と
転写フィルムaとの隙間ができることになる。なお、上
記隙間調整部材33により隙間の寸法が調整されるよう
になっている。
揺動レバ28が上昇して塗布ローラ22が接着剤収納用
タンク24に接近するようになっている。また、下部ベ
ース部材18の下面には、上記揺動レバ28の上昇位置
を規制するストッパ部材32が設けられて、このストッ
パ部材32と揺動レバ28に設けられた隙間調整部材3
3とが当接することによってノズル26,26の先端と
転写フィルムaとの隙間ができることになる。なお、上
記隙間調整部材33により隙間の寸法が調整されるよう
になっている。
【0038】また、この接着剤塗布装置12には、上記
接着剤収納用タンク24の接着剤供給口25の転写フィ
ルムaの幅方向の寸法を調整する塗布幅調整機構34が
備えられている。
接着剤収納用タンク24の接着剤供給口25の転写フィ
ルムaの幅方向の寸法を調整する塗布幅調整機構34が
備えられている。
【0039】図5、6に示すように、この塗布幅調整機
構34は下部ベース部材18の上面に設置され、一対の
幅調整部材35,35を有し、これら幅調整部材35,
35が接着剤供給口25の凹部に嵌合されて、その凹部
に沿ってスライド自在に取り付けられている。そして、
一対の幅調整部材35,35は、該タンク部材24の両
側面にある2本のねじ軸36,36に直交する連結部材
37,37にT字型に連結されている。また、これら連
結部材37,37の両端寄りにねじ軸36,36が貫通
する貫通穴37a,37aが設けられていると共に、こ
れら貫通穴37a,37aのさらに外側にそれぞれシリ
ンダ38…38のロッド39…39が取り付けられて、
これらシリンダ38…38の作動により上記ねじ軸3
6,36をガイドとして一対の幅調整部材35,35が
お互いに離れるように移動するようになっている。そし
て、上記ねじ軸36,36に直交して取り付けられたコ
の字型のストッパ部材40,40と一対の幅調整部材3
5,35に連結された連結部材37,37が当接するこ
とにより、これら幅調整部材35,35の移動量が規制
されるようになっている。また、上記ストッパ部材4
0,40の両側にそれぞれねじ穴40a,40aとばか
穴40b,40bが設けられ、上記ねじ軸36,36の
ねじ部36a,36aがねじ穴40a,40aにそれぞ
れ螺合されている。そして、これらねじ軸36,36は
回転可能とされており、ハンドル41の操作によって、
ストッパ部材40,40がそれぞれのねじ軸36,36
上を移動するようになっている。このことによって、一
対の幅調整部材35,35の転写フィルムaの幅方向の
寸法が調整されるようになっている。
構34は下部ベース部材18の上面に設置され、一対の
幅調整部材35,35を有し、これら幅調整部材35,
35が接着剤供給口25の凹部に嵌合されて、その凹部
に沿ってスライド自在に取り付けられている。そして、
一対の幅調整部材35,35は、該タンク部材24の両
側面にある2本のねじ軸36,36に直交する連結部材
37,37にT字型に連結されている。また、これら連
結部材37,37の両端寄りにねじ軸36,36が貫通
する貫通穴37a,37aが設けられていると共に、こ
れら貫通穴37a,37aのさらに外側にそれぞれシリ
ンダ38…38のロッド39…39が取り付けられて、
これらシリンダ38…38の作動により上記ねじ軸3
6,36をガイドとして一対の幅調整部材35,35が
お互いに離れるように移動するようになっている。そし
て、上記ねじ軸36,36に直交して取り付けられたコ
の字型のストッパ部材40,40と一対の幅調整部材3
5,35に連結された連結部材37,37が当接するこ
とにより、これら幅調整部材35,35の移動量が規制
されるようになっている。また、上記ストッパ部材4
0,40の両側にそれぞれねじ穴40a,40aとばか
穴40b,40bが設けられ、上記ねじ軸36,36の
ねじ部36a,36aがねじ穴40a,40aにそれぞ
れ螺合されている。そして、これらねじ軸36,36は
回転可能とされており、ハンドル41の操作によって、
ストッパ部材40,40がそれぞれのねじ軸36,36
上を移動するようになっている。このことによって、一
対の幅調整部材35,35の転写フィルムaの幅方向の
寸法が調整されるようになっている。
【0040】さらに、この接着剤塗布装置12には、接
着剤補充機構42が備えられている。
着剤補充機構42が備えられている。
【0041】この接着剤補充機構42は、2つの接着剤
収納室43a,43aとを備えた予備接着剤タンク43
を有し、これら接着剤収納室43a,43aの下面に
は、それぞれ供給孔43b,43bが設けられている。
また、これら供給孔43b,43bの凹部にそれぞれシ
ャッタ部材44,44が嵌合されて、その凹部に沿って
スライド自在に取り付けられている。そして、上記予備
接着剤タンク43が上部ベース部材20に設置されてい
る。さらに、この予備接着剤タンク43は、下部部材4
5と分割された上部部材46,46とで構成され、これ
ら上部部材46,46は、ヒンジ47,47を介してそ
れぞれ矢印X,Y方向に開くようになっており、これら
上部部材46,46が開くことによって、接着剤収納室
43a,43aに接着剤dを補充することができるよう
になっている。
収納室43a,43aとを備えた予備接着剤タンク43
を有し、これら接着剤収納室43a,43aの下面に
は、それぞれ供給孔43b,43bが設けられている。
また、これら供給孔43b,43bの凹部にそれぞれシ
ャッタ部材44,44が嵌合されて、その凹部に沿って
スライド自在に取り付けられている。そして、上記予備
接着剤タンク43が上部ベース部材20に設置されてい
る。さらに、この予備接着剤タンク43は、下部部材4
5と分割された上部部材46,46とで構成され、これ
ら上部部材46,46は、ヒンジ47,47を介してそ
れぞれ矢印X,Y方向に開くようになっており、これら
上部部材46,46が開くことによって、接着剤収納室
43a,43aに接着剤dを補充することができるよう
になっている。
【0042】また、上記シャッタ部材44,44はハン
ドル(図示せず)の操作によって移動するようになって
いる。そして、このハンドル操作によって、一方の接着
剤収納室43aのシャッター部材44が移動し、ポリウ
レタンホットメルト接着剤dが一方の供給孔43bから
上部ベース部材20に設けられた連通孔20aを介して
接着剤収納用タンク24に供給されるようになってい
る。また、同様に、ハンドル操作によって、他方の接着
剤収納室43aのシャッター部材44が移動し、ポリウ
レタンホットメルト接着剤dが他方の供給孔43bから
上部ベース部材20に設けられた連通孔20aを介して
接着剤収納用タンク24に供給されるようになってい
る。
ドル(図示せず)の操作によって移動するようになって
いる。そして、このハンドル操作によって、一方の接着
剤収納室43aのシャッター部材44が移動し、ポリウ
レタンホットメルト接着剤dが一方の供給孔43bから
上部ベース部材20に設けられた連通孔20aを介して
接着剤収納用タンク24に供給されるようになってい
る。また、同様に、ハンドル操作によって、他方の接着
剤収納室43aのシャッター部材44が移動し、ポリウ
レタンホットメルト接着剤dが他方の供給孔43bから
上部ベース部材20に設けられた連通孔20aを介して
接着剤収納用タンク24に供給されるようになってい
る。
【0043】そして、接着剤収納用タンク24と予備接
着剤タンク43には、ポリウレタン系樹脂のホットメル
ト接着剤dを溶かすための複数のヒータ48…48が備
えられており、接着剤収納用タンク24内に取り付けら
れた温度センサ49の信号をコントローラ(図示せず)
が受けて、複数のヒータ48…48を制御するようにな
っている。また、接着剤収納用タンク24の上部に取り
付けられたレベルセンサ50の信号をコントローラ(図
示せず)が受けて、接着剤収納用タンク24への上記接
着剤dの補充時期を表示器(図示せず)によって知らせ
るようになっている。
着剤タンク43には、ポリウレタン系樹脂のホットメル
ト接着剤dを溶かすための複数のヒータ48…48が備
えられており、接着剤収納用タンク24内に取り付けら
れた温度センサ49の信号をコントローラ(図示せず)
が受けて、複数のヒータ48…48を制御するようにな
っている。また、接着剤収納用タンク24の上部に取り
付けられたレベルセンサ50の信号をコントローラ(図
示せず)が受けて、接着剤収納用タンク24への上記接
着剤dの補充時期を表示器(図示せず)によって知らせ
るようになっている。
【0044】なお、図7に示すように、上記一対の幅調
整部材35,35の断面形状は、四角形の下端が面取り
されたC面35a,35aを有する六角形となってい
る。また、ノズル26,26の内面は、上記C面35
a,35aに対応するテーパ面26a,26aとなって
いる。そして、ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着
剤dの重量によって、これらC面35a,35aがテー
パ面26a,26aに押し付けられて密着するようにな
っている。
整部材35,35の断面形状は、四角形の下端が面取り
されたC面35a,35aを有する六角形となってい
る。また、ノズル26,26の内面は、上記C面35
a,35aに対応するテーパ面26a,26aとなって
いる。そして、ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着
剤dの重量によって、これらC面35a,35aがテー
パ面26a,26aに押し付けられて密着するようにな
っている。
【0045】上記の構成のラッピング転写マシン1によ
れば、ロール収納部11から繰り出された転写フィルム
aが、塗布ローラ22の外周面に巻き掛けられた状態で
接着剤塗布装置12によって、転写フィルムaにおける
転写層c側の面にポリウレタン系樹脂のホットメルト接
着剤dが塗布されて貼付け開始位置における始端側のガ
イドローラ13に供給される。そして、始端側から搬送
ローラ5…5によって搬送されてきた長尺素材eの周面
に上記接着剤dが塗布された転写フィルムaが被せられ
ると共に、貼り付けローラ14…14が該素材eの周面
に押し付けられて、該フィルムaに塗布された該接着剤
dによって長尺素材eの周面に貼付けられる。
れば、ロール収納部11から繰り出された転写フィルム
aが、塗布ローラ22の外周面に巻き掛けられた状態で
接着剤塗布装置12によって、転写フィルムaにおける
転写層c側の面にポリウレタン系樹脂のホットメルト接
着剤dが塗布されて貼付け開始位置における始端側のガ
イドローラ13に供給される。そして、始端側から搬送
ローラ5…5によって搬送されてきた長尺素材eの周面
に上記接着剤dが塗布された転写フィルムaが被せられ
ると共に、貼り付けローラ14…14が該素材eの周面
に押し付けられて、該フィルムaに塗布された該接着剤
dによって長尺素材eの周面に貼付けられる。
【0046】そして、転写フィルムaが貼り付けられた
長尺素材eがさらに終端側に搬送されて、本体2の終端
側に取り付けられた複数の熱転写装置16…16によっ
て、長尺素材eの上面、両側面、下面の順に、転写フィ
ルムaにおける転写層cが転写される。
長尺素材eがさらに終端側に搬送されて、本体2の終端
側に取り付けられた複数の熱転写装置16…16によっ
て、長尺素材eの上面、両側面、下面の順に、転写フィ
ルムaにおける転写層cが転写される。
【0047】この場合、素材eの周面を被覆するのは厚
みのない転写層cとなるが、塗布ローラ22の外周面に
巻き掛けられた転写フィルムaを接着剤収納用タンク2
4に取り付けられたノズル26,26に接近させること
により、これらノズル26,26から直接転写フィルム
aにおける転写層c側の面に必要な厚さにポリウレタン
系樹脂のホットメルト接着剤dが塗布されるので、該素
材eの周面に傷や凹凸があっても、これを該接着剤dの
層で埋めることができる。したがって、このような場合
でも上記転写層cの表面は滑らかな状態となり、当該長
尺物の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る。しかも、上記転写層cが長尺素材eの周面に熱転写
されるので、転写層cと接着剤dが溶融することにな
り、該転写層cが素材eの周面に良好に密着してなめら
かで強固に転写されることになる。
みのない転写層cとなるが、塗布ローラ22の外周面に
巻き掛けられた転写フィルムaを接着剤収納用タンク2
4に取り付けられたノズル26,26に接近させること
により、これらノズル26,26から直接転写フィルム
aにおける転写層c側の面に必要な厚さにポリウレタン
系樹脂のホットメルト接着剤dが塗布されるので、該素
材eの周面に傷や凹凸があっても、これを該接着剤dの
層で埋めることができる。したがって、このような場合
でも上記転写層cの表面は滑らかな状態となり、当該長
尺物の周面の美感を高めて高級感をもたせることができ
る。しかも、上記転写層cが長尺素材eの周面に熱転写
されるので、転写層cと接着剤dが溶融することにな
り、該転写層cが素材eの周面に良好に密着してなめら
かで強固に転写されることになる。
【0048】なお、転写フィルムaとノズル26,26
との隙間の寸法を隙間調整部材33によって調整するこ
とにより、ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤d
の塗布厚みを自由に設定することができる。
との隙間の寸法を隙間調整部材33によって調整するこ
とにより、ポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤d
の塗布厚みを自由に設定することができる。
【0049】また、塗布幅調整機構34のハンドル41
を操作することにより2本のねじ軸36,36が回転し
て、ストッパ部材40,40が移動することになる。こ
のことにより、これらストッパ部材40,40に当接す
る一対の幅調整部材35,35の移動量を調節するの
で、転写フィルムaにおける接着剤dの塗布幅を調整す
ることができる。したがって、幅の異なる転写フィルム
aが使われても幅Wに対して最適な塗布幅W1を設定す
ることができる。
を操作することにより2本のねじ軸36,36が回転し
て、ストッパ部材40,40が移動することになる。こ
のことにより、これらストッパ部材40,40に当接す
る一対の幅調整部材35,35の移動量を調節するの
で、転写フィルムaにおける接着剤dの塗布幅を調整す
ることができる。したがって、幅の異なる転写フィルム
aが使われても幅Wに対して最適な塗布幅W1を設定す
ることができる。
【0050】さらに、上記一対の幅調整部材35,35
のC面35a,35aが、接着剤dの重量によりノズル
26,26のテーパ面26a,26aに押し付けられて
密着するので、接着剤dが隙間から漏れることがない。
のC面35a,35aが、接着剤dの重量によりノズル
26,26のテーパ面26a,26aに押し付けられて
密着するので、接着剤dが隙間から漏れることがない。
【0051】なお、接着剤収納用タンク24と予備接着
剤タンク43には、ポリウレタン系樹脂のホットメルト
接着剤dを溶かすための複数のヒータ48…48が備え
られており、接着剤収納用タンク24内に取り付けられ
た温度センサ49の信号をコントローラ(図示せず)が
受けて複数のヒータ48…48を制御するので、上記接
着剤dを塗布しやすい最適な粘度に保つことができる。
剤タンク43には、ポリウレタン系樹脂のホットメルト
接着剤dを溶かすための複数のヒータ48…48が備え
られており、接着剤収納用タンク24内に取り付けられ
た温度センサ49の信号をコントローラ(図示せず)が
受けて複数のヒータ48…48を制御するので、上記接
着剤dを塗布しやすい最適な粘度に保つことができる。
【0052】そして、この実施の形態に係るラッピング
転写マシン1においては、接着剤補充機構42が設けら
れており、この接着剤補充機構42は2つの接着剤収納
室43a,43aを備えた予備接着剤タンク43を有し
ているので、どちらか一方の接着剤収納室43aが空に
なると、上部部材46を開くことによりポリウレタン系
樹脂のホットメルト接着剤dを補充することができる。
したがって、上記接着剤dの補充のために作業を中断す
ることなく、長時間連続的に作業をすることができる。
転写マシン1においては、接着剤補充機構42が設けら
れており、この接着剤補充機構42は2つの接着剤収納
室43a,43aを備えた予備接着剤タンク43を有し
ているので、どちらか一方の接着剤収納室43aが空に
なると、上部部材46を開くことによりポリウレタン系
樹脂のホットメルト接着剤dを補充することができる。
したがって、上記接着剤dの補充のために作業を中断す
ることなく、長時間連続的に作業をすることができる。
【0053】なお、この実施の形態に係るラッピング転
写マシン1においては、この接着剤収納室43a,43
aから接着剤収納用タンク24へのポリウレタン系樹脂
のホットメルト接着剤dの補充は、ハンドル操作によっ
てシャッタ部材44,44を移動させて行なっている
が、シリンダを使ってシャッタ部材44,44を移動さ
せても良い。この場合、接着剤収納用タンク24の上部
に取り付けられたレベルセンサ50の信号をコントロー
ラ(図示せず)が受けて、接着剤dが補充された一方の
接着剤収納室43aのシャッタ部材44を移動させるよ
うにシリンダの作動を制御すれば、自動的に接着剤dの
補充を行なうことができる。
写マシン1においては、この接着剤収納室43a,43
aから接着剤収納用タンク24へのポリウレタン系樹脂
のホットメルト接着剤dの補充は、ハンドル操作によっ
てシャッタ部材44,44を移動させて行なっている
が、シリンダを使ってシャッタ部材44,44を移動さ
せても良い。この場合、接着剤収納用タンク24の上部
に取り付けられたレベルセンサ50の信号をコントロー
ラ(図示せず)が受けて、接着剤dが補充された一方の
接着剤収納室43aのシャッタ部材44を移動させるよ
うにシリンダの作動を制御すれば、自動的に接着剤dの
補充を行なうことができる。
【0054】さらに、この実施の形態に係るラッピング
転写マシン1における熱転写装置16においては、転写
ローラ16aが、転写フィルムaを長尺素材eに押し付
けながらエンボス加工するためのエンボスローラとされ
ており、図8、9に示すように、このエンボスローラの
外周面には、木目や石目等の模様を構成する複数の凸部
16c…16cが設けられている。なお、これら凸部1
6c…16cの高さgは、50〜200ミクロンとされ
ている。
転写マシン1における熱転写装置16においては、転写
ローラ16aが、転写フィルムaを長尺素材eに押し付
けながらエンボス加工するためのエンボスローラとされ
ており、図8、9に示すように、このエンボスローラの
外周面には、木目や石目等の模様を構成する複数の凸部
16c…16cが設けられている。なお、これら凸部1
6c…16cの高さgは、50〜200ミクロンとされ
ている。
【0055】したがって、このラッピング転写マシン1
によれば、長尺素材eの周面にエンボス加工を施しなが
らが熱転写が行なわれる。
によれば、長尺素材eの周面にエンボス加工を施しなが
らが熱転写が行なわれる。
【0056】つまり、エンボスローラ(転写ローラ)1
6aを長尺素材eの周面に貼り付けられた転写フィルム
aに押し付ける時、該エンボスローラ16aの外周面に
設けられた複数の凸部16c…16cによって、該素材
eの周面に凹凸を設けながら、該転写層cの転写が同時
に行なわれることになる。この時、上記エンボスローラ
16aの外周面は、複数の加熱器16b…16bによっ
て加熱されているので、転写フィルムaにおける転写層
cとポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤dが溶融
し、軟らかい状態になっており、エンボスローラ16a
から加える力を大きくしなくても上記素材eの周面に凹
凸を設けることができて、木目や石目等の模様をリアル
に表現することができると共に、良好に密着して強固な
該転写層cを転写することができる。なお、上記転写層
cの下に接着剤dの層が存在するが、この層の厚さを適
当な厚さとすることによって、上記木目や石目等の模様
をさらにリアルに表現することができる。
6aを長尺素材eの周面に貼り付けられた転写フィルム
aに押し付ける時、該エンボスローラ16aの外周面に
設けられた複数の凸部16c…16cによって、該素材
eの周面に凹凸を設けながら、該転写層cの転写が同時
に行なわれることになる。この時、上記エンボスローラ
16aの外周面は、複数の加熱器16b…16bによっ
て加熱されているので、転写フィルムaにおける転写層
cとポリウレタン系樹脂のホットメルト接着剤dが溶融
し、軟らかい状態になっており、エンボスローラ16a
から加える力を大きくしなくても上記素材eの周面に凹
凸を設けることができて、木目や石目等の模様をリアル
に表現することができると共に、良好に密着して強固な
該転写層cを転写することができる。なお、上記転写層
cの下に接着剤dの層が存在するが、この層の厚さを適
当な厚さとすることによって、上記木目や石目等の模様
をさらにリアルに表現することができる。
【0057】なお、この実施の形態で用いられている転
写フィルムaにおけるベースフィルムb1は、合成樹脂
製であるが紙製等でもよい。さらに、接着剤dは、ポリ
ウレタン系樹脂のホットメルト接着剤であるが、アクリ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂等のホットメルト接着剤
でもよい。
写フィルムaにおけるベースフィルムb1は、合成樹脂
製であるが紙製等でもよい。さらに、接着剤dは、ポリ
ウレタン系樹脂のホットメルト接着剤であるが、アクリ
ル系樹脂、ポリエステル系樹脂等のホットメルト接着剤
でもよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように、まず、第1発明の方法に
よれば、ベースフィルムの一面に剥離層を介して上記模
様等を構成する印刷層が設けられた転写フィルムが用い
られ、この場合、長尺の素材の周面を被覆するのは厚み
のない印刷層となるが、この転写フィルムにおける印刷
層側の面には必要な厚さにホットメルトタイプの接着剤
が塗布されるので、上記素材の周面に傷や凹凸があって
も、これを該接着剤の層で埋めることができる。したが
って、このような場合でも上記印刷層の表面は滑らかな
状態となり、当該長尺物の周面の美感を高めて高級感を
もたせることができる。しかも、上記ベースフィルム
は、印刷層の転写後に剥がされるので、該長尺物が例え
ば火災で燃えたり、廃材となって焼却されることがあっ
ても有害ガス等の発生が極めて抑制され、かつ、リサイ
クルにも適した長尺物を得ることができる。
よれば、ベースフィルムの一面に剥離層を介して上記模
様等を構成する印刷層が設けられた転写フィルムが用い
られ、この場合、長尺の素材の周面を被覆するのは厚み
のない印刷層となるが、この転写フィルムにおける印刷
層側の面には必要な厚さにホットメルトタイプの接着剤
が塗布されるので、上記素材の周面に傷や凹凸があって
も、これを該接着剤の層で埋めることができる。したが
って、このような場合でも上記印刷層の表面は滑らかな
状態となり、当該長尺物の周面の美感を高めて高級感を
もたせることができる。しかも、上記ベースフィルム
は、印刷層の転写後に剥がされるので、該長尺物が例え
ば火災で燃えたり、廃材となって焼却されることがあっ
ても有害ガス等の発生が極めて抑制され、かつ、リサイ
クルにも適した長尺物を得ることができる。
【0059】そして、特にこの発明によれば、上記印刷
層の転写を、加熱されたエンボスローラを用いて行うの
で、この転写の際に転写フィルムにおける印刷層とホッ
トメルトタイプの接着剤とが溶融することになって、該
印刷層が接着剤の層を介して素材の周面に良好に密着し
て強固に転写されると共に、この接着剤が軟らかな状態
でエンボス加工が行われることにより、上記エンボスロ
ーラから大きな力を素材の周面に加えることなく、この
エンボス加工によって該素材の周面に凹凸を設けること
ができて、木目や石目等の模様をリアルに表現すること
ができる。
層の転写を、加熱されたエンボスローラを用いて行うの
で、この転写の際に転写フィルムにおける印刷層とホッ
トメルトタイプの接着剤とが溶融することになって、該
印刷層が接着剤の層を介して素材の周面に良好に密着し
て強固に転写されると共に、この接着剤が軟らかな状態
でエンボス加工が行われることにより、上記エンボスロ
ーラから大きな力を素材の周面に加えることなく、この
エンボス加工によって該素材の周面に凹凸を設けること
ができて、木目や石目等の模様をリアルに表現すること
ができる。
【0060】また、第2発明のラッピング転写マシンに
よれば、上記第1発明の方法における長尺の素材からベ
ースフィルムを剥がす前までを実施することができ、そ
の後、上記ベースフィルムを剥がすことにより、第1発
明の方法と同様の効果が得られる。
よれば、上記第1発明の方法における長尺の素材からベ
ースフィルムを剥がす前までを実施することができ、そ
の後、上記ベースフィルムを剥がすことにより、第1発
明の方法と同様の効果が得られる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 ラッピング転写マシン 11 ロール収納部 12 接着剤塗布装置 14…14 貼り付けローラ 16 転写装置(熱転写装置) 16a 押し付けローラ16b…16b 加熱器 a 転写フィルム b1 ベースフィルム b2 剥離層 c2 印刷層 d 接着剤 e 長尺の素材(長尺素材)
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B32B 27/00 B32B 27/00 L B65H 37/04 B65H 37/04 A 41/00 41/00 Z
Claims (5)
- 【請求項1】 長尺の素材の周面を模様等を構成する被
覆層でラップする長尺物のラッピング転写方法であっ
て、ベースフィルムの一面に剥離層を介して上記模様等
を構成する印刷層が設けられた転写フィルムを用い、該
転写フィルムにおける印刷層側の面にホットメルトタイ
プの接着剤を塗布して、上記長尺の素材の周面に該転写
フィルムを貼り付けると共に、上記印刷層を素材の周面
に転写した後、上記ベースフィルムを剥がすことにより
該印刷層で素材の周面を被覆することを特徴とする長尺
物のラッピング転写方法。 - 【請求項2】 長尺の素材の周面を模様等を構成する被
覆層でラップするラッピング転写マシンであって、ベー
スフィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成す
る印刷層が設けられた転写フィルムをロール状態で収納
するロール収納部と、該ロール収納部から繰り出された
転写フィルムにおける印刷層側の面にホットメルトタイ
プの接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、上記長尺の素
材を搬送する搬送装置と、該素材を搬送しながら接着剤
が塗布された転写フィルムを素材の周面に貼り付ける複
数の貼り付けローラと、その転写フィルムが貼り付けら
れた素材の周面に上記印刷層を転写する転写装置とを有
することを特徴とするラッピング転写マシン。 - 【請求項3】 転写装置は、長尺の素材の周面に転写フ
ィルムにおける印刷層を押し付ける押し付けローラと、
該押し付けローラを加熱する加熱器とを有することを特
徴とする請求項2に記載のラッピング転写マシン。 - 【請求項4】 長尺の素材の周面を模様等を構成する被
覆層でラップするラッピング転写マシンであって、ベー
スフィルムの一面に剥離層を介して上記模様等を構成す
る印刷層が設けられた転写フィルをロール状態で収納す
るロール収納部と、該ロール収納部から繰り出された転
写フィルムにおける印刷層側の面にホットメルトタイプ
の接着剤を塗布する接着剤塗布装置と、上記長尺の素材
を搬送する搬送装置と、該素材を搬送しながら接着剤が
塗布された転写フィルムを素材の周面に貼り付ける複数
の貼り付けローラと、その転写フィルムが貼り付けられ
た素材の周面に上記印刷層を転写しながらエンボス加工
する転写エンボス装置とを有することを特徴とするラッ
ピング転写マシン。 - 【請求項5】 転写エンボス装置は、周面に凹凸が設け
られて、長尺の素材の周面に転写フィルムにおける印刷
層を押し付けながらエンボス加工するエンボスローラ
と、該エンボスローラを加熱する加熱器とを有すること
を特徴とする請求項4に記載のラッピング転写マシン。
Priority Applications (13)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10022692A JP2971846B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 長尺物のラッピング転写方法及びラッピング転写マシン |
AU11280/99A AU743844B2 (en) | 1998-01-19 | 1999-01-12 | Method and apparatus for wrapping elongated article |
IDP990025A ID21746A (id) | 1998-01-19 | 1999-01-14 | Metode dan aparatus pembungkus artikel panjang |
TW092205310U TW563689U (en) | 1998-01-19 | 1999-01-14 | Apparatus for wrapping elongated article |
CN99100963A CN1094105C (zh) | 1998-01-19 | 1999-01-18 | 包装纵长型制品的方法和机械 |
PT99300355T PT930234E (pt) | 1998-01-19 | 1999-01-19 | Metodo e aparelho para cobrir artigos alongados |
AT99300355T ATE225280T1 (de) | 1998-01-19 | 1999-01-19 | Verfahren und vorrichtung zum umhüllen von länglichen gegenständen |
ES99300355T ES2182457T3 (es) | 1998-01-19 | 1999-01-19 | Procedimiento y aparato para el embalaje de un articulo alargado. |
DE69903199T DE69903199T2 (de) | 1998-01-19 | 1999-01-19 | Verfahren und Vorrichtung zum Umhüllen von länglichen Gegenständen |
US09/232,721 US6389782B1 (en) | 1998-01-19 | 1999-01-19 | Method and apparatus for wrapping elongated article |
EP99300355A EP0930234B1 (en) | 1998-01-19 | 1999-01-19 | Method and apparatus for wrapping elongate articles |
KR1019990002055A KR100329079B1 (ko) | 1998-01-19 | 1999-01-19 | 장척물의 래핑 전사 방법 및 래핑 전사 머신 |
HK00100702A HK1021722A1 (en) | 1998-01-19 | 2000-02-08 | Method and apparatus for wrapping elongated article |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10022692A JP2971846B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 長尺物のラッピング転写方法及びラッピング転写マシン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11198590A true JPH11198590A (ja) | 1999-07-27 |
JP2971846B2 JP2971846B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=12089936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10022692A Expired - Fee Related JP2971846B2 (ja) | 1998-01-19 | 1998-01-19 | 長尺物のラッピング転写方法及びラッピング転写マシン |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6389782B1 (ja) |
EP (1) | EP0930234B1 (ja) |
JP (1) | JP2971846B2 (ja) |
KR (1) | KR100329079B1 (ja) |
CN (1) | CN1094105C (ja) |
AT (1) | ATE225280T1 (ja) |
AU (1) | AU743844B2 (ja) |
DE (1) | DE69903199T2 (ja) |
ES (1) | ES2182457T3 (ja) |
HK (1) | HK1021722A1 (ja) |
ID (1) | ID21746A (ja) |
PT (1) | PT930234E (ja) |
TW (1) | TW563689U (ja) |
Cited By (4)
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