JPH05345407A - 紙面加工方法及びその装置 - Google Patents

紙面加工方法及びその装置

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JPH05345407A
JPH05345407A JP4156899A JP15689992A JPH05345407A JP H05345407 A JPH05345407 A JP H05345407A JP 4156899 A JP4156899 A JP 4156899A JP 15689992 A JP15689992 A JP 15689992A JP H05345407 A JPH05345407 A JP H05345407A
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JP
Japan
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coated
endless film
film
coating
endless
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JP4156899A
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English (en)
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Kozo Hamamatsu
弘造 浜松
Mizuki Tashiro
瑞紀 田代
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HAMAMATSU SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HAMAMATSU SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷紙面を艶消した樹脂被膜、艶出し面、任
意形状の表面加工等にし、かつ長大な樹脂フィルムを使
用しないようにする。 【構成】 被塗装体2の一面に縁面を残して紫外線硬化
樹脂塗料を塗布し、紫外線透過性材料で構成し任意形状
のマット部や凹凸部を有したエンドレスフィルム9に被
塗装体2の塗布面を略無酸素状態にして貼り合せ、塗布
面にエンドレスフィルム9を通して紫外線を照射し紫外
線硬化樹脂塗料を硬化させて被塗装体2に被着し、被塗
装体2の縁面に外力を加えてエンドレスフィルム9から
被塗装体2を剥して、長大な樹脂フィルムを必要としな
いで種々の加工面を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枚葉紙の印刷紙面など
の被塗装体に紫外線硬化樹脂塗料を塗布して艶出しを行
なうと共に任意形状の凹凸部を形成したりマット状にす
る紙面加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、枚葉紙の印刷紙面などの被塗装
体の艶出しは、印刷紙面に塗布した樹脂塗料を加圧して
塗布面を平滑にした後に、塗布した樹脂塗料を熱乾燥に
より硬化させていた。従って、この印刷紙面の艶出し
は、蒸気などによる加熱と水などを用いた冷却とを必要
とし、装置が複雑で高価になるばかりか、運転費用も高
価になるものであった。
【0003】このような事情から、紫外線を照射するこ
とにより硬化する紫外線硬化樹脂の商品化に伴って、印
刷紙面に紫外線硬化樹脂を使用した艶出し方法が開発さ
れた。この艶出し方法は、印刷紙面に紫外線硬化樹脂塗
料をロールコーター、グラビアコーター、フレキソコー
ター、シルクスクリーン等を使用して塗布し、その後紫
外線を照射し表面を硬化させるものでるが、平滑面を得
るため、塗装部と紫外線照射部との間に長いレベリング
ゾーンを設け、熱風やIR等により熱軟化によって自然
レベリングを行なっていた。しかしながら、この方法で
は印刷紙面を鏡面状態の艶出し面とすることは難しかっ
た。
【0004】そこで、最近このような諸点を解消する装
置が開発され、特開昭56−37398号公報及び
本出願人による特開昭63−278847号公報が知ら
れている。
【0005】このの従来例は、印刷紙面あるいは樹脂
フィルムの一面の全面に紫外線硬化樹脂塗料をロールコ
ータにて塗布し、この塗布面を中間になるように紙と樹
脂フィルムとを重ね合せて加圧し略無酸素状態にして、
そのあと紫外線硬化樹脂塗料に紫外線を照射し硬化させ
て印刷紙面に被着させ、それから樹脂フィルムのみを剥
離させて、印刷紙面を鏡面状態の艶出し面とするもので
ある。
【0006】また、本出願人のの従来例は、の従来
例が印刷紙面あるいは樹脂フィルムに紫外線硬化樹脂塗
料を塗布するのにロールコータを使用しているのに対し
て、版ロールを用いて、印刷紙面に紫外線硬化樹脂塗料
の部分塗布を可能とする。このため、本出願人のもの
は、鏡面状態の艶出し面に糊付けしろを設けることが可
能になって、箱の表面に艶出した印刷紙を貼り合せるこ
とが容易となり、更に、圧抜け、すなわち、印刷紙面に
その周囲の縁面を残して紫外線硬化樹脂塗料を塗布する
ことで、印刷紙面と樹脂フィルムとの間から紫外線硬化
樹脂塗料の一部がはみ出て、紫外線を照射して硬化させ
る際、酸素の存在下となって未硬化の紫外線硬化樹脂塗
料が残ることを防止できるから、樹脂フィルムに塗布し
た紫外線硬化樹脂塗料を印刷紙面に完全に被着すること
が出来、樹脂フィルムに紫外線硬化樹脂塗料が残ること
がなく、樹脂フィルムを何回も使用できるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、の従
来例では、印刷紙面あるいは樹脂フィルムに紫外線硬化
樹脂塗料を塗布するのにロールコータを使用するもので
あるため、印刷紙面の艶出し面に糊付けしろを設けるこ
とが出来ず、艶出し面同士の糊付けが困難である。ま
た、前記圧抜けを防止することがむづかしいため、樹脂
フィルムの連続使用も困難である。
【0008】また、の本出願人のものは、印刷紙面の
艶出し面に糊付けしろを設けることができかつ圧抜けも
防止できて、樹脂フィルムの連続使用も容易である点で
すぐれている。しかし、長大な樹脂フィルムを使用する
から、全体として装置システムが複雑となり、かつ装置
自体も長大なものとなり操作に手間がかる。また、印刷
紙面に樹脂被膜を設けたものでありながら艶消し状態に
したり、更に印刷紙面に艶出しすると共に任意形状の凹
凸部を設けたりすることも出来ない。
【0009】そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたもので、本出願人によるの利点はそのままで、印
刷紙面に種々の加工を施すととができ、加えて、長大な
樹脂フィルムを使用しないで、全体として構成を単純と
して装置も小型化にし、操作も容易とした紙面加工方法
及びその装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の紙面加工方法は、紫外線透過性材料で構成
しかつ少なくとも表面の一部をマット状に加工したエン
ドレスフィルムに紫外線硬化樹脂塗料を塗布し、前記エ
ンドレスフィルムの塗布面に紙などの被塗装体の一面を
その周囲の縁面を残して略無酸素状態にして貼り合せ、
前記塗布面の紫外線硬化樹脂塗料に前記エンドレスフィ
ルムを通して紫外線を照射し硬化させて前記被塗装体に
紫外線硬化樹脂塗料を被着し、前記エンドレスフィルム
と前記被塗装体の未付着の縁面との間に外力を加えて前
記エンドレスフィルムから前記被塗装体を剥がすもので
あり、また、紙などの被塗装体の一面にその周囲の縁面
を残して紫外線硬化樹脂塗料を塗布し、紫外線透過性材
料で構成しかつ少なくとも表面の一部をマット状に加工
したエンドレスフィルムに前記被塗装体の塗布面を略無
酸素状態にして貼り合せ、前記塗布面の紫外線硬化樹脂
塗料に前記エンドレスフィルムを通して紫外線を照射し
硬化させて前記被塗装体に紫外線硬化樹脂塗料を被着
し、前記エンドレスフィルムと前記被塗装体の未付着の
縁面との間に外力を加えて前記エンドレスフィルムから
前記被塗装体を剥がすものであり、これら上記の方法に
おけるエンドレスフィルムは、少なくとも表面の一部を
任意形状の凹凸部に加工しているものであっても良い。
【0011】本発明の紙面加工装置は、紙などの被塗装
体を供給する供給部と、紫外線透過性材料で構成しかつ
少なくとも表面の一部をマット状に加工したエンドレス
フィルムに紫外線硬化樹脂塗料を塗布する塗装部と、前
記エンドレスフィルムの塗布面に前記被塗装体の一面を
その周囲の縁面を残して加圧ロール及びその受けロール
により略無酸素状態にして貼り合せる貼合部と、前記塗
布面の紫外線硬化樹脂塗料に前記エンドレスフィルムを
通して紫外線を照射し硬化させて前記被塗装体に紫外線
硬化樹脂塗料を被着させる硬化部と、前記エンドレスフ
ィルムと前記被塗装体の未付着の縁面との間に外力を加
えて前記エンドレスフィルムから被塗装体を剥離させる
剥離部と、前記エンドレスフィルムを送り出し前記塗装
部、前記貼合部及び前記硬化部を経由させるフィルム送
出部と、からなるものであり、また、この紙面加工装置
は紙などの被塗装体を供給する供給部と、供給された被
塗装体の一面にその周囲の縁面を残して紫外線硬化樹脂
塗料を塗布する塗装部と、紫外線透過性材料で構成しか
つ少なくとも表面の一部をマット状に加工したエンドレ
スフィルムに前記被塗装体の塗布面を加圧ロール及びそ
れの受けロールにより略無酸素状態にして貼り合せる貼
合部と、前記塗布面の紫外線硬化樹脂塗料に前記エンド
レスフィルムを通して紫外線を照射し硬化させて前記被
塗装体に紫外線硬化樹脂塗料を被着させる硬化部と、前
記エンドレスフィルムと前記被塗装体の未付着の縁面と
の間に外力を加えて前記エンドレスフィルムから前記被
塗装体を剥離させる剥離部と、前記エンドレスフィルム
を送り出し前記貼合部及び前記硬化部を経由させるフィ
ルム送出部と、からなるものであり、これらの装置にお
けるエンドレスフィルムは、少なくとも表面の一部が任
意形状の凹凸部に加工されているものであっても良い。
【0012】また、このエンドレスフィルムは、フィル
ム送出部に設けられた強制ガイドによりエンドレスフィ
ルムの回転による移動位置が規制されるものが良く、更
に、このエンドレスフィルムは、フィルム送出部に設け
られた強制ガイドによりエンドレスフィルムの回転によ
る移動位置が規制され、かつ前記エンドレスフィルムの
長手方向の寸法が前記塗装部を構成して紫外線硬化樹脂
塗料を塗布する版ロールの円周寸法の整数倍とするのが
良い。
【0013】そして、これらの紙面加工方法及びその装
置に使用するエンドレスフィルムは、巻き出し巻き取り
の有端フィルムであっても良い。
【0014】
【作用】上記構成になる紙面加工方法によれば、紫外線
透過性材料で構成しかつ少なくとも表面の一部をマット
状に加工したエンドレスフィルムに紫外線硬化樹脂塗料
を塗布し、そのエンドレスフィルムの塗装面に紙などの
被塗装体の一面を加圧してその周囲の縁面を残し略無酸
素状態にして貼り合せ、この塗布面の紫外線硬化樹脂塗
料にエンドレスフィルムを通して紫外線を照射して直ち
に硬化させ、被塗装体とエンドレスフィルムとのぬれの
程度の差により被塗装体に紫外線硬化樹脂塗料を全て被
着させ、縁面に外力を加えてエンドレスフィルムから被
塗装体を剥して、艶消しした樹脂被膜及び艶出し面を得
る。
【0015】また、上述の被塗装体の一面にその周囲の
縁面を残して先に紫外線硬化樹脂塗料を塗布し、上述の
エンドレスフィルムに被塗装体の塗布面を加圧して略無
酸素状態にして貼り合せても、同様な艶消しした樹脂被
膜及び艶出し面を得る。
【0016】また、上述のエンドレスフィルムは、少な
くとも表面の一部を任意形状の凹凸部に加工してある
と、被塗装体に任意形状の凹凸部及び艶出し面を得る。
また、上記構成になる紙面加工装置によれば、フィルム
送出部から紫外線透過性材料で構成しかつ少なくとも表
面の一部をマット状に加工したエンドレスフィルムを送
り出して塗装部に送り、この塗装部にてエンドレスフィ
ルムに紫外線硬化樹脂塗料を塗布し、一方供給部から紙
などの被塗装体を貼合部にて供給して、そのエンドレス
フィルムの塗布面に被塗装体の一面を貼合部の加圧ロー
ル及び受けロールにより加圧して、その周囲の縁面を残
して略無酸素状態にして貼り合せ、その状態で硬化部か
らエンドレスフィルムを通して紫外線を照射し紫外線硬
化樹脂塗料を硬化させ被塗装体側のみに被着させ、更
に、剥離部により外力を加えて、エンドレスフィルムか
ら被塗装体を剥して、艶消しした樹脂被膜及び艶出し面
を得る。
【0017】また、供給部から被塗装体を供給して塗装
部に送り、先に塗装部にて被塗装体の一面にその周囲の
縁面を残して紫外線硬化樹脂塗料を塗布し、一方フィル
ム送出部からエンドレスフィルムを送り出して貼合部に
送り、このエンドレスフィルムに被塗装体の塗布面を貼
合部の加圧ロール及び受けロールにより加圧して略無酸
素状態にして貼り合せても、同様な艶消しした樹脂被膜
及び艶出し面を得る。
【0018】また、上述のエンドレスフィルムは少なく
とも表面の一部を任意形状の凹凸部に加工してあると、
被塗装体に任意形状の凹凸部及び艶出し面を得る。ま
た、このエンドレスフィルムが強制ガイドにより規制さ
れていると、エンドレスフィルムの回転による移動位置
が常に一定し蛇行しない。
【0019】また、このエンドレスフィルムが強制ガイ
ドにより規制され、更に、エンドレスフィルムの長手方
向寸法が塗装部の版ロールの円周寸法の整数倍である
と、被塗装体の塗布面にエンドレスフィルムの継ぎ目が
位置することがなくなる。
【0020】更に、上述のエンドレスフィルムが巻き出
し巻き取りの有端フィルムであっても上述の方法及び装
置と同様な作用をする。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1は本発明方法を具体化した紙面加工装置
を示す側面図、図2は紙面加工装置の塗装部及び貼合部
を示す側面図、図3はエンドレスフィルムに紫外線硬化
樹脂塗料を介して被塗装体を貼り合せた状態を示す平面
図、図4はフィルム送出部の1部を示す斜視図、図5、
6、7、8は紙面加工装置に使用するエンドレスフィル
ムの平面図、図9は紙面加工装置の剥離部を示す側面図
である。
【0022】図においては、1は紙面加工装置を示し、
該紙面加工装置1は、紙などの被塗装体2を供給する供
給部3と、紫外線透過性材料で構成しかつ少なくとも表
面の一部をマット状8に加工したエンドレスフィルム9
に紫外線硬化樹脂塗料(以下単にUV塗料という)6を
塗布する塗装部7と、前記エンドレスフィルム9の塗布
面10に前記被塗装体2の一面4をその周囲の縁面5を残
して加圧ロール11及びそれの受けロール12により略無酸
素状態にして貼り合せる貼合部13と、塗布面10の紫外線
硬化樹脂塗料6にエンドレスフィルム9を通して紫外線
を照射し硬化させて被塗装体2に紫外線硬化樹脂塗料6
を被着させる硬化部14と、エンドレスフィルム9と被塗
装体2の未付着の縁面5との間に外力を加えてエンドレ
スフィルム9から被塗装体2を剥離させる剥離部15と、
エンドレスフィルム9を送り出し貼合部13及び硬化部14
を経由させて回転させるフィルム送出部16と、剥離した
被塗装体2を排出して積載する排出積載部17と、を主要
構成要素としてなる。
【0023】前記供給部3は、枚葉印刷機等により多色
刷された枚葉紙などの被塗装体2をストックし、1枚づ
つ前記貼合部3に供給するもので、見当装置により被塗
装体2の天地方向及び幅方向の位置決めを行う。そし
て、次に詳述する塗装部7の版板20を装着した版ロール
23が1回転すると、供給部3が被塗装体2を1枚供給す
るように塗装部7と供給部3とは電気的あるいは機械的
に結合している。
【0024】前記塗装部7は、貼合部13の上方に位置
し、エンドレスフィルム9にUV塗料6により被塗装体
2を貼り合せた際、被塗装体2の一面4にその周囲の縁
面5を残すようにUV塗料6をエンドレスフィルム9に
塗布する版板20と、該版板20にUV塗料6を略均一に供
給するための練りロール21、22とを少なくとも具備して
いる。版板20は版ロール23に装着され、版板20上に練り
ロール21、22により練られたUV塗料6が転写され、版
ロール23と対接する加圧ロール11との間にエンドレスフ
ィム9が通過する過程で、上述のようにエンドレスフィ
ルム9の一面にUV塗料6の塗布面10が形成される(図
2参照)。この際版板20の表面の形状が、図3に示すよ
うにエンドレスフィルム9に被塗装体2の一面4をその
周囲の縁面5のみを残してUV塗料6を介して貼り合せ
るものであれば、その形状にエンドレスフィルム9の一
面にUV塗料6を塗布することになり、更に、版板20の
表面形状が、例えば糊付しろをも残すものであれば、エ
ンドレスフィルム9にその形状でUV塗料6を塗布する
ことになる。従って、版板20の表面形状により、エンド
レスフィルム9の一面に自在な形状の塗布面を形成する
ことが可能であり、最終的に被塗装体2の一面4に自在
な形状の塗布面を被着させることが可能となる。
【0025】なお、図2中25は練りロール21、22にUV
塗料6を供給するためのパイプであり、26はUV塗料6
が他にたれ落ちないようにするための受けカバーであ
り、28、28はいずれも被塗装体2の押えロールである。
【0026】前記貼合部13は、所定の圧力下にある加圧
ロール11と受けロール12との間に、塗装部7により塗布
面10を形成したあとのエンドレスフィルム9と供給部3
により搬送された被塗装体2とを通すことにより、エン
ドレスフィルム9の塗布面10に被塗装体2を貼り合せ略
無酸素状態を現出し、かつのちに詳述するエンドレスフ
ィルム9の表面形状を転写させるものである。加圧ロー
ル11は、そのロール面が鏡面仕上げされ、一般には硬質
クロムメッキが施こされている。そして、この加圧ロー
ル11の受けロール12はそのロール面にゴム板などの弾力
性のあるものが巻き付けられ、加圧ロール11と受けロー
ル12とが接する部分が線でなく一定の幅を持つようにし
ている。これは、上述のUV塗料6の塗布面10を一時的
に略無酸素状態に保持するのに必要なことである。
【0027】このエンドレスフィルム9は継ぎ目9aに
よりエンドレスになっており、このエンドレスフィルム
9は、前記フィルム送出部16を構成する駆動ロールでも
ある加圧ロール11、剥離ロール36及びロール群52に掛け
渡されている。このエンドレスフィルム9及び加圧ロー
ル11には強制ガイド53が設けられ、この強制ガイド53は
加圧ロール11の両端部のロール面に等間隔にガイドピン
54を設け、これらのガイドピン54に嵌まるガイド孔55を
エンドレスフィルム9に設けてなる。このため加圧ロー
ル11を駆動させると、エンドレスフィルム9はガイドピ
ン54により走行するからその移動位置は規制され、蛇行
しなくなる。
【0028】そして、エンドレスフィルム9の長手方向
寸法は、版ロール23の円周寸法の整数倍にしているか
ら、最初にエンドレスフィルム9の継ぎ目9aが版ロー
ル23により塗布された塗布面10に当たらないように加圧
ロール11等に掛けてやれば、エンドレスフィルム9の継
ぎ目9aに塗布面10が来ることがない。従って、この継
ぎ目9aの加工は、その継ぎあとが多少残っても良いか
ら容易である。
【0029】また前述の紫外線透過性材料にて製作した
エンドレスフィルム9は、通常透明なフィルム、例え
ば、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンが使用される。このエンドレスフィルム9は
図5〜8に示すような種々のものがある。図5に示すエ
ンドレスフィルム9aは、その全面がマット状8になっ
ている。このエンドレスフィルム9aを使用すること
で、被塗装体2に被着したUV塗料6面は、その全面が
樹脂被膜を形成したものでありながら艶消しの状態にな
り、反射により見づらくなったりせず、手ざわりが良
く、指紋がつきにくく汚れが目立たず、水にも強いなど
の良好な結果をもたらす。更に図6に示すエンドレスフ
ィルム9bは、その一部をマット状8とし、残りは鏡面
32となっているものである。
【0030】また、図7に示すエンドレスフィルム9c
は、その全面に任意形状の凹凸部33が規則正しく配列さ
れたものであり、図8に示すエンドレスフィルム9d
は、その一部に任意形状の凹凸部33が配列され、残りは
鏡面32となっているものである。
【0031】前記硬化部14は、その下部にエンドレスフ
ィルム9に付着した被塗装体2を支持しエンドレスフィ
ルム9と共に移動するコンベアー34を有し、その上部に
紫外線照射機35、35を有している。これら紫外線照射機
35、35は、エンドレスフィルム9に被塗装体2の塗布面
10が付着して略無酸素状態となったあとに、塗布面10に
紫外線を照射するものであるから、瞬時に塗布面10のU
V塗料6は硬化し、被塗装体2とエンドレスフィルム9
とのぬれの程度(固定と液体との付着現象における固体
と液体との親和性の尺度であり、よくぬれるほど親和性
が大きく、換言すれば、付着しやすいことを示す。ここ
では被塗装体の方がフィルムよりぬれやすいことを利用
している。)の差によって被塗装体2にUV塗料6を被
着させる。更に、被塗装体2の周囲の縁面5にはUV塗
料6の未塗装部分、例えば5〜10mmほどあるため、加圧
ロール11と受けロール12との間にフィルム9と塗布面10
のある被塗装体2とを通しても、被塗装体2とフィルム
9との間からUV塗料6がはみ出すことがない。従っ
て、UV塗料6が有酸素状態(無酸素状態で紫外線を照
射してUV塗料を硬化させる場合は、有酸素状態で紫外
線を照射してUV塗料を硬化させる場合よりも4〜5倍
ほど早く硬化することが一般に知られている。)で紫外
線照射されることもないから、エンドレスフィルム9に
不充分な硬化状態のUV塗料6が残ることもない。
【0032】前記剥離部15は、剥離ロール36に平行に設
置したパイプ37にノズル38を設け、該ノズル38の吹き出
し方向を剥離ロール36上のエンドレスフィルム9と被塗
装体2の未付着の周縁5との間に向け、パイプ37に接続
した圧気源からのエアーをノズル38から吹き出すことで
外力を加えるものである。エンドレスフィルム9から剥
がれた被塗装体2はコンベアー40により排出積載部17に
集められる。
【0033】なお、前記塗装部7は、図1中押えロール
28、28と加圧ロール11及び受けロール12との間に位置さ
せて設け、図10に示すように押えロール28、28に送られ
た被塗装体2を版ロール23と対接するバックアップロー
ル24との間を通す過程での版板20により被塗装体2の一
面4にその周囲の縁面5を残してUV塗料6を塗布して
塗装面10aを形成し、そのあとエンドレスフィルム9上
に被塗装体2の塗布面10aを加圧ロール11と受けロール
12との間を通すことにより貼り合わせても、結果は同じ
である。図10中27はUV塗料6が他にたれ落ちないよう
にするための受けカバーである。
【0034】次に上記構成になる紙面加工装置1によ
り、紙面加工方法を説明する。まず、必要な整備を行
い、供給部3内に枚葉印刷機により多色刷された枚葉紙
などの被塗装体2を必要枚数セットする。
【0035】次に、供給部3により1枚づつ被塗装体2
を供給し、押えローラ28、28により強制的に貼合部13に
送り、同時にエンドレスフィルム9の駆動ロールでもあ
る加圧ロール11を回転させて、塗装部7の版ロール23と
加圧ロール11との間にエンドレスフィルム9を通過させ
て、エンドレスフィルム9にUV塗料6を塗布する。こ
の際、UV塗料6は、パイプ25から練りローラ21、22の
間に供給され、練りローラ21、22によりUV塗料6は練
られ均一にのばされ、更に、版ロール23に装着された版
板20に転写され、しかも、版ロール23が1回転するたび
に供給部3により被塗装体2を1枚づつ供給されている
から、その間隔でエンドレスフィルム9に版板20からU
V塗料6が塗布されて行く。そして、エンドレスフィル
ム9は、貼合部13に強制的に供給された1枚づつの被塗
装体2と共に、所定圧力下にある加圧ロール11と受けロ
ール12との間に通されることで、エンドレスフィルム9
に1枚づつ被塗装体2がその一面4にその周囲の縁面5
を残してUV塗料6の塗布面10に貼り合されることにな
る。
【0036】同時にその塗布面10がエンドレスフィルム
9の種々の形状、例えば、エンドレスフィルム9a、9
b、9c、9d等により表面加工にされて略無酸素状態
になる。なお、エンドレスフィルム9に被塗装体2を貼
り合せるまでの工程は、先に被塗装体2にUV塗料6を
塗布し、そのあと被塗装体2にUV塗料6を介してエン
ドレスフィルム9を貼り合わせても結果は同じである。
【0037】そして、エンドレスフィルム9の移動と共
に被塗装体2は硬化部14に送られ、紫外線照射機35、35
により塗布面10にエンドレスフィルム9を通して紫外線
を照射して直ちに塗布面10のUV塗料6を硬化させ、剥
離部15にあるパイプ37のノズル38からエンドレスフィル
ム9と被塗装体2の未付着の縁面5との間に空気を吹き
出し、エンドレスフィルム9から被塗装体2の塗布面10
を剥がして、被塗装体2の表面に各種の加工面を形成す
ることができる。
【0038】上述のような実施例によれば、被塗装体に
艶出し面のみならず、種々な加工面を形成することがで
き、更に以下のような効果もある。 .100 %UV塗料を使用するため熱乾燥が不必要とな
る。 .塗装むらをなくすため塗布段階でのレベリングゾー
ンや加熱を必要としない。 .UV塗料を硬化させる時、酸素障害がないため紫外
線照射効率が従来の3〜4倍もよい。 .、、の結果、従来のUV塗装方式と比べ省エ
ネとなる。 .フィルム面に未硬化のUV塗料の付着がなくエンド
レスフィルムが汚れず、何回でも使用可能となる。 .塗布しただけでは得ることの出来ない種々の表面加
工が可能になる。
【0039】図11は本発明の他の実施例を示す紙面加工
装置1aであり、図1〜9図に示す実施例との相違点
は、前述のエンドレスフィルム9が有端フィルム50にな
っており、更に、図12に示すように先に被塗装体2にU
V塗料6を塗布し、この被塗装体2の塗布面10aに有端
フィルム50を貼り合わせている点にある。
【0040】すなわち、この紙面加工装置1aは、図1
の塗装部の位置にフィルム送出部16が位置し、塗装部7
は、図11に示すように、押えロール28、28と加圧ロール
11及びその受けロール12との間に位置して設けられ、更
に、塗装後の被塗装体2を貼合部13に送るためのコンベ
アー30を有してなる。
【0041】このフィルム送出部16は、貼合部13の上方
に位置し、前述の有端フィルム50がストックされている
巻出しロール41及びその予備ロール42並びに巻取りロー
ル43を有し、これらのロール41、42、43は同一形状でた
がいに取付座に対して取り付け取り外しが自在となって
いる。そして、巻出しロール41から送出した有端フィル
ム50は、貼合部13の加圧ロール11と受けロール12との間
を通り、硬化部14の紫外線照射機35、35の下を通り、剥
離ロール36を通って巻取りロール43に巻き取られる。従
って、巻出しロール41から送出した有端フィルム50がほ
とんど巻取りロール43に巻き取られると、巻出しロール
41に残っている有端フィルム50に予備ロール42にストッ
クされている予備の有端フィルム50を接続して、巻取り
ロール43にて元の有端フィルム50を完全に巻取る。空の
巻出しロール41と有端フィルム50を全部を巻き取った巻
取りロール43とその設置位置を入れ替え、空の巻出しロ
ール41により予備ロール42にある予備の有端フィルム50
を巻き取るようにして、有端フィルム50を交互に使用す
る。
【0042】その他の構成作用は図1〜8までの実施例
と同様なので、図面に符号を付してその説明を省略す
る。なお、前記塗装部7は、図11中貼合部13の加圧ロー
ル11とフィルム送出部16の巻出しロール41との間に位置
させて設け、図13に示すように有端フィルム50上に塗装
部7の版ロール23に装着した版板20によりUV塗料6を
塗布し、この有端フィルム50上の塗布面10aに被塗装体
2の一面4を、その周囲の縁面5を残して貼合部13の加
圧ロール11とその受けロール12との間を通すことにより
貼り合わせても、結果は同じである。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の紙面加工
方法によれば、紫外線透過性材料で構成しかつ少なくと
も表面の一部をマット状に加工したエンドレスフィルム
に紫外線硬化樹脂塗料を塗布し、そのエンドレスフィル
ムの塗装面に紙などの被塗装体の一面を加圧してその周
囲の縁面を残し略無酸素状態にして貼り合せ、この塗布
面の紫外線硬化樹脂塗料にエンドレスフィルムを通して
紫外線を照射し直ちに硬化させ、被塗装体とエンドレス
フィルムとのぬれの程度の差により被塗装体に紫外線硬
化樹脂塗料を全て被着させ、縁面に外力を加えてエンド
レスフィルムから被塗装体を剥して、艶消しした樹脂被
膜及び艶出し面を容易かつ自在に得ることができる。従
って、エンドレスフィルムを使用するから、長大な樹脂
フィルムを使用しなくても良い。この艶消しした樹脂被
膜は、反射により見ずらくなったりせず、手ざわりが良
く、指紋もつきにくくて汚れが目立たず、水にも強いな
ど大きな効果がある。
【0044】また、上述の被塗装体の一面に先にその周
囲の縁面を残して先に紫外線硬化樹脂塗料を塗布し、上
述のエンドレスフィルムに被塗装体の塗布面を加圧して
略無酸素状態にして貼り合わせても、上述と同様な効果
のある樹脂被膜を得る。
【0045】また、上述のエンドレスフィルムは、少な
くとも表面の一部を任意形状の凹凸部に加工している
と、被塗装体に任意形状の凹凸部及び艶出し面を容易か
つ自在に得ることができる。
【0046】また、このエンドレスフィルムが強制ガイ
ドにより規制されていると、エンドレスフィルムの回転
による移動位置が常に一定し蛇行しない。従って、装置
の運転が安定して移動率が向上する。
【0047】また、このエンドレスフィルムが強制ガイ
ドにより規制され、更に、エンドレスフィムの長手方向
寸法が塗装部の版ロールの円周寸法の整数倍であると、
被塗装体の塗布面にエンドレスフィルムの継ぎ目が位置
することがなくなって、上述の効果に加えて、エンドレ
スフィルムの製作の際継ぎ目加工がきわめて容易にな
る。
【0048】更に、上述のエンドレスフィルムが有端フ
ィルムであっても、上述の装置と同様な被塗装体に艶消
しした樹脂被膜及び艶出しした樹脂被膜並びに任意形状
の凹凸部及び艶出し面を、容易かつ自在に得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を具体化した紙面加工装置を示す側
面図。
【図2】紙面加工装置の塗装部及び貼合部を示す側面
図。
【図3】エンドレスフィルムに紫外線硬化樹脂塗料を介
して被塗装体を貼り合せた状態を示す平面図。
【図4】フィルム送出部の1部を示す斜視図。
【図5】エンドレスフィルムを示す平面図。
【図6】エンドレスフィルムを示す平面図。
【図7】エンドレスフィルムを示す平面図。
【図8】エンドレスフィルムを示す平面図。
【図9】紙面加工装置の剥離部を示す側面図。
【図10】他の実施例の塗装部を示す側面図。
【図11】他の実施例の紙面加工装置を示す側面図。
【図12】被塗装体に紫外線硬化樹脂を塗布した状態を
示す平面図。
【図13】他の実施例の紙面加工装置の塗装部及び貼合
部を示す側面図。
【符号の説明】
1、1a 紙面加工装置 2 被塗装体 3 供給部 4 一面 5 縁面 6 紫外線硬
化樹脂塗料 7 塗装部 8 マット状 9、9a、9b、9c、9d エンドレスフィルム 10、10a 塗布面 11 加圧ロー
ル 12 受けロール 13 貼合部 14 硬化部 15 剥離部 16 フィルム送出部 23 版ロール 33 凹凸部 50 有端フィ
ルム 52 強制ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/00 F 8720−4D 7/24 301 T 8720−4D

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線透過性材料で構成しかつ少なくと
    も表面の一部をマット状に加工したエンドレスフィルム
    に紫外線硬化樹脂塗料を塗布し、前記エンドレスフィル
    ムの塗布面に紙などの被塗装体の一面をその周囲の縁面
    を残して略無酸素状態にして貼り合せ、前記塗布面の紫
    外線硬化樹脂塗料に前記エンドレスフィルムを通して紫
    外線を照射し硬化させて前記被塗装体に紫外線硬化樹脂
    塗料を被着し、前記エンドレスフィルムと前記被塗装体
    の未付着の縁面との間に外力を加えて前記エンドレスフ
    ィルムから前記被塗装体を剥がすことを特徴とする紙面
    加工方法。
  2. 【請求項2】 紙などの被塗装体の一面にその周囲の縁
    面を残して紫外線硬化樹脂塗料を塗布し、紫外線透過性
    材料で構成しかつ少なくとも表面の一部をマット状に加
    工したエンドレスフィルムに前記被塗装体の塗布面を略
    無酸素状態にして貼り合せ、前記塗布面の紫外線硬化樹
    脂塗料に前記エンドレスフィルムを通して紫外線を照射
    し硬化させて前記被塗装体に紫外線硬化樹脂塗料を被着
    し、前記エンドレスフィルムと前記被塗装体の未付着の
    縁面との間に外力を加えて前記エンドレスフィルムから
    前記被塗装体を剥がすことを特徴とする紙面加工方法。
  3. 【請求項3】 前記エンドレスフィルムは、少なくとも
    表面の一部を任意形状の凹凸部に加工されている請求項
    1又は2記載の紙面加工方法。
  4. 【請求項4】 紙などの被塗装体を供給する供給部と、
    紫外線透過性材料で構成しかつ少なくとも表面の一部を
    マット状に加工したエンドレスフィルムに紫外線硬化樹
    脂塗料を塗布する塗装部と、前記エンドレスフィルムの
    塗布面に前記被塗装体の一面をその周囲の縁面を残して
    加圧ロール及びその受けロールにより略無酸素状態にし
    て貼り合せる貼合部と、前記塗布面の紫外線硬化樹脂塗
    料に前記エンドレスフィルムを通して紫外線を照射し硬
    化させて前記被塗装体に紫外線硬化樹脂塗料を被着させ
    る硬化部と、前記エンドレスフィルムと前記被塗装体の
    未付着の縁面との間に外力を加えて前記エンドレスフィ
    ルムから被塗装体を剥離させる剥離部と、前記エンドレ
    スフィルムを送り出し前記塗装部、前記貼合部及び前記
    硬化部を経由させて回転させるフィルム送出部と、から
    なることを特徴とする紙面加工装置。
  5. 【請求項5】 紙などの被塗装体を供給する供給部と、
    供給された被塗装体の一面にその周囲の縁面を残して紫
    外線硬化樹脂塗料を塗布する塗装部と、紫外線透過性材
    料で構成しかつ少なくとも表面の一部をマット状に加工
    したエンドレスフィルムに前記被塗装体の塗布面を加圧
    ロール及びそれの受けロールにより略無酸素状態にして
    貼り合せる貼合部と、前記塗布面の紫外線硬化樹脂塗料
    に前記エンドレスフィルムを通して紫外線を照射し硬化
    させて前記被塗装体に紫外線硬化樹脂塗料を被着させる
    硬化部と、前記エンドレスフィルムと前記被塗装体の未
    付着の縁面との間に外力を加えて前記エンドレスフィル
    ムから前記被塗装体を剥離させる剥離部と、前記エンド
    レスフィルムを前記貼合部及び前記硬化部を経由させて
    回転させるフィルム送出部と、からなることを特徴とす
    る紙面加工装置。
  6. 【請求項6】 前記エンドレスフィルムは、少なくとも
    表面の一部が任意形状の凹凸部に加工されている請求項
    4又は5記載の紙面加工装置
  7. 【請求項7】 前記エンドレスフィルムは、フィルム送
    出部に設けられた強制ガイドによりエンドレスフィルム
    の回転による移動位置が規制される請求項4、5又は6
    記載の紙面加工装置。
  8. 【請求項8】 前記エンドレスフィルムは、フィルム送
    出部に設けられた強制ガイドによりエンドレスフィルム
    の回転による移動位置が規制され、かつ前記エンドレス
    フィルムの長手方向の寸法が前記塗装部を構成して紫外
    線硬化樹脂塗料を塗布する版ロールの円周寸法の整数倍
    とする請求項4、5又は6記載の紙面加工装置。
  9. 【請求項9】 前記エンドレスフィルムを巻き出し巻き
    取りの有端フィルムとした請求項1、2又は3記載の紙
    面加工方法。
  10. 【請求項10】 前記エンドレスフィルムを巻き出し巻
    き取りの有端フィルムとした請求項4、5又は6記載の
    紙面加工装置。
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