JP2552797B2 - 家具扉および家具 - Google Patents

家具扉および家具

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JP2552797B2
JP2552797B2 JP4204956A JP20495692A JP2552797B2 JP 2552797 B2 JP2552797 B2 JP 2552797B2 JP 4204956 A JP4204956 A JP 4204956A JP 20495692 A JP20495692 A JP 20495692A JP 2552797 B2 JP2552797 B2 JP 2552797B2
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護 守重
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Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背面側での通気機能が
得られる家具扉と、そのような家具扉を備える家具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】靴類等の保温や乾燥のためにヒーターを
取り付けた下駄箱において、そのヒーターの熱等による
扉の変形を防ぐため、その扉の内側に一定の隙間をあけ
て断熱扉を設けたものは、実開昭62−24747号公
報により公知となっている。また、下駄箱内の臭気抜き
や乾燥のための通気対策は種々行われており、扉の内側
に傘保持具を取り付けた下駄箱において、扉の下端部と
下駄箱本体の底板前端との間に、通気も兼ねる濡れた傘
等の滴を落下させるための隙間を形成したものが、特開
平2−109504号公報により公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、下駄箱
等の家具の通気対策として、例えば、前記実開昭62−
24747号公報に開示のように、扉の内側に一定の隙
間をあけて断熱扉を取り付ける構造では、部品点数が多
くなり、組付工数も増大してしまう。また、前記特開平
2−109504号公報に開示のように、扉の下端部と
下駄箱本体の底板前端との間に形成した隙間は、濡れた
傘等の滴落下を主目的とするものであり、下駄箱内の通
気が必ずしも効果的に行われるものではない。
【0004】そこで、本発明の目的は、扉の背面側を利
用した簡単な構造により本体内の効果的な通気機能が得
られるようにした家具扉を提供すると共に、そのような
家具扉を備えた家具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、家具本体の開口部を開閉自在とする家具扉で
あって、その背面に、上下の両端面間にわたって上下方
向に連続するとともに背面側に略全面にわたって開放
し、かつ、上下両端面に開口する通気用凹部を形成して
なることを特徴とする。また、本発明は、本体の前面開
口部に開閉自在な家具扉を備えた家具において、前記家
具扉の背面に、上下の両端面間にわたって上下方向に連
続するとともに背面側に略全面にわたって開放し、か
つ、上下両端面に開口する通気用凹部を形成したことを
特徴とする。
【0006】そして、前記家具において、前記家具扉
は、前記本体の底板より前方に設けられ、且つ前記家具
の上端部と前記本体の天板との間には、前記通気用凹
部と連続して前方に開放する通気用空間が形成されてい
ることを特徴とする。さらに、前記本体の底板と背板と
に外部に連通する換気孔が設けられていることを特徴と
する。
【0007】
【作用】扉の背面に、上下の両端面間にわたって上下方
向に連続するとともに背面側に略全面にわたって開放
し、かつ、上下両端面に開口する通気用凹部が形成され
ているので、その扉背面の通気用凹部に沿って上下方向
に空気が流動することにより、外部との換気が行われ
る。
【0008】そして、その扉を下駄箱本体の底板より前
方に設けて、その扉上端部と天板との間を前方に開放す
る通気用空間とすることで、扉背面の通気用凹部内を有
効に利用して、積極的な換気が行える。
【0009】
【実施例】以下に、本発明に係る家具扉および家具の実
施例を図1乃至図6に基づいて説明する。本発明の家具
扉および家具を適用した一例としての下駄箱を示す図1
および図2において、1は家具である下駄箱、2はその
本体、3は底板、4は背板、5は側板、6は天板、7は
棚板、11は家具扉である開閉扉である。
【0010】下駄箱1は、本体1と開閉扉11から構成
されている。先ず、本体2は、下方の底板3、奥の背板
4、左右の側板5,5および上方の天板6により囲まれ
た内部空間に、複数枚(図示例では2枚)の棚板7,7
を組み付けてなる。この本体2は、例えば、その底板3
の左右に自立用の足片部2a,2aを備えている。
【0011】実施例の下駄箱本体2においては、底板3
の中央部に換気孔3aを開口して、この換気孔3aに換
気網8を取り付けている(図5参照)。さらに、背板4
の中央部にも換気孔4aを形成して、この換気孔4aに
開閉式の換気ブレス9を取り付けている(図6参照)。
【0012】以上の下駄箱本体2の前面開口部には、左
右一対の開閉扉11,11が設けられており、この開閉
扉11,11は、左右の側板5,5に夫々ヒンジ結合さ
れて揺動自在となっている。そして、この開閉扉11,
11の背面には、図3および図4にも示すように、その
上下の両端面間にわたって上下方向に連続するとともに
背面側に略全面にわたって開放し、かつ、上下両端面に
開口する通気用凹部12,12が各々形成されている。
【0013】即ち、開閉扉11の背面側は、通気用凹部
12と、その左右に残るヒンジ結合用の側縁突片部13
および召し合わせ用の側縁突片部14となっている。こ
こで、通気用凹部12およびその左右の側縁突片部1
3,14の形成については、厚板による扉材から機械加
工したり、または、板材の接着結合によったり、あるい
は、樹脂一体成形等、任意である。なお、この開閉扉1
1の表面側には、適宜の開閉操作部15が設けられてい
る。
【0014】さらに、両開閉扉11,11は、図2に示
すように、下駄箱本体2の底板3の前縁部より前方に配
置されており、従って、両開閉扉11,11背面の通気
用凹部12,12は下方に各々開口している。また、両
開閉扉11,11の上方には、下駄箱本体2の天板6の
前縁突出片6aが位置している。
【0015】そして、この天板6の前縁突出片6aと、
その下方の両開閉扉11,11の上端部との間には、図
1および図2に示すように、両開閉扉11,11背面の
通気用凹部12,12の上方開口に連続すると共に、前
方に開放する通気用空間16が一様に形成されている。
このようにして、実施例の下駄箱1が構成されている。
【0016】以上の構成による下駄箱1によれば、開閉
扉11,11を閉じた状態において、下駄箱本体2内に
は、図2に矢印で示したように、底板3の換気孔3aか
ら換気網8を経て空気が流入し、背板4の換気孔4aか
ら開状態の換気ブレス9を経て臭気や湿気が抜かれると
共に、その下駄箱本体2前面の両開閉扉11,11の背
面側においても通気が行われる。
【0017】即ち、図2に矢印で示した通り、両開閉扉
11,11背面の通気用凹部12,12内に下方の開口
から空気が夫々流入し、その両通気用凹部12,12内
に沿って空気が流れると共に、両開閉扉11,11の上
端部と天板6の前縁突出片6aの間の通気用空間16か
ら前方へ空気が流れ出す。このようにして、両開閉扉1
1,11の背面側に沿った下駄箱本体2内の臭気抜きや
湿気抜きが行えるものとなっている。
【0018】なお、以上の実施例においては、下駄箱と
したが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、
他の収納家具の開口部を開閉する家具扉であってもよ
い。また、下駄箱本体の側板にヒンジ結合した扉とした
が、横方向に摺動するタイプの扉であってもよい。さら
に、扉の材質や表面側のデザイン等も任意であり、その
他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であ
ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る家具扉およ
び家具によれば、一般的な家具においては、家具扉を閉
めた状態とした際に、閉まった状態の家具扉の位置を規
制するために家具扉の背面の上端部および下端部もしく
は上端部および下端部のいずれか一方が家具本体の前面
に当接するようになっていることが多く、家具扉の背面
の上端面および下端部もしくは上端部および下端部のど
ちらか一方と、家具本体とが当接した場合に、少なくと
も当接した部分においては、家具内を密閉する状態とな
ってしまうが、家具扉の背面に、上下の両端面間にわた
って上下方向に連続するとともに背面側に略全面にわた
って開放し、かつ、上下両端面に開口する通気用凹部を
形成することにより、家具扉の背面の上端部および下端
部と家具本体の前面が当接した状態となっても、家具扉
の下端面および上端面の両方の開口により家具内と外部
とが連通した状態となり、家具内の通気を確実に確保で
きる。
【0020】また、上記通気用凹部は、家具扉の上下の
両端面間にわたって上下方向に連続した状態となってい
るので、家具扉の下端面もしくは上端面の開口から侵入
した 空気が、通気用凹部を上下方向に通って、上端面も
しくは下端面から抜けることができるとともに、通気用
凹部が扉の背面側に略全面にわたって開放した状態なの
で、通気用凹部を通過する空気が、家具内の空気と混合
し、家具内を十分に換気することができる。 また、上述
のように、家具扉の上端面と下端面とにおいて、通気を
確保できることから、家具扉の全面から背面に貫通した
状態の換気孔、すなわち、家具扉の前面に開口する換気
孔を設けなくても、上述のように家具内の十分な換気を
行うことができるので、下駄箱等のように内部を十分に
換気させる必要がある家具においても、家具扉の前面に
開口する換気孔を設ける必要がなく、家具扉の前面をシ
ンプルな形状とすることができるとともに、家具扉の意
匠の自由度を高くすることができ、しいては家具扉の意
匠性を向上することができる。 さらに、十分な換気を必
要とする家具においても、家具扉に前面から背面に貫通
する換気孔を設けないで済むことにより、家具扉の製造
において穴あけ加工を必要とせず、家具扉の製造を容易
なものとすることができる。
【0021】そして、請求項3のように、扉を下駄箱本
体の底板より前方に設けて、その扉上端部と天板との間
を前方に開放する通気用空間としておけば、扉背面の通
気用凹部内を有効に利用して、積極的な換気を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての家具(下駄箱)
を示す概略斜視図である。
【図2】本発明に係る家具(下駄箱)の要部縦断側面図
である。
【図3】本発明に係る家具扉(開閉扉)を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明に係る家具扉(開閉扉)部分を含む下駄
箱の横断平面図である。
【図5】家具(下駄箱)本体の底板部を示す正面図であ
る。
【図6】家具(下駄箱)本体の背板部を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 家具(下駄箱) 2 本体 3 底板 4 背板 5 側板 6 天板 7 棚板 11 家具扉(開閉扉) 12 通気用凹部 13,14 側縁突片部 16 通気用空間

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具本体の開口部を開閉自在とする家具
    扉であって、その背面に、上下の両端面間にわたって上
    下方向に連続するとともに背面側に略全面にわたって開
    放し、かつ、上下両端面に開口する通気用凹部を形成し
    てなることを特徴とする家具扉。
  2. 【請求項2】 本体の前面開口部に開閉自在な家具扉
    備えた家具において、前記家具扉の背面に、上下の両端
    面間にわたって上下方向に連続するとともに背面側に略
    全面にわたって開放し、かつ、上下両端面に開口する
    気用凹部を形成したことを特徴とする家具。
  3. 【請求項3】 前記家具扉は、前記本体の底板より前方
    に設けられ、且つ前記家具扉の上端部と前記本体の天板
    との間には、前記通気用凹部と連続して前方に開放する
    通気用空間が形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の家具。
  4. 【請求項4】 前記本体の底板と背板とに外部に連通す
    る換気孔が設けられていることを特徴とする請求項2ま
    たは3記載の家具
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