JPH11196250A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JPH11196250A
JPH11196250A JP10012158A JP1215898A JPH11196250A JP H11196250 A JPH11196250 A JP H11196250A JP 10012158 A JP10012158 A JP 10012158A JP 1215898 A JP1215898 A JP 1215898A JP H11196250 A JPH11196250 A JP H11196250A
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fif
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dis
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Takehiro Yoshida
武弘 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DIS信号のFIFのバイト数が異なる装置
間でも確実に通信を行うことができるデータ通信装置を
提供する。 【解決手段】 着信時にANSam信号を送信し、相手
機からCM信号を受信した場合は、以後に着信するDI
S信号のFIFは10バイトとする。また、相手機から
CM信号を受信できない場合は、V.21により10バ
イトのFIFのDIS信号を送信するが、ここで2回連
続して相手機から有効信号を検出できない場合に、V.
21により4バイトのFIFのDIS信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITU−T勧告に
基づいてファクシミリ通信を行うデータ通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置において、DI
S信号のFIFのバイト数は、V.21で送信するDI
S信号のFIFのバイト数と同一であり、常に所定バイ
トを送信していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
V.8、V.34通信が可能なファクシミリ装置は、1
996年に正式にITU−Tにより勧告化されているの
で、FIFが10バイトであるDIS信号の受信が可能
であるが、1980年代前半に製品化されたG3ファク
シミリ装置では、ITU−T勧告により、DIS信号の
FIFは4バイトまで勧告化されていたので、その時代
の製品でDIS信号のFIFの拡張を考慮していないも
のでは、DIS信号として4バイトのFIFまでしが受
信できず、V.8、V.34のファクシミリ装置は、上
記のような旧来のファクシミリ装置と通信ができないと
いう欠点があった。
【0004】そこで本発明は、DIS信号のFIFのバ
イト数が異なる装置間でも確実に通信を行うことができ
るデータ通信装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本出願の第1の発明は、
ITU−T勧告によるV.34、V.8、V.21、
V.27ter、V.29、V.17通信可能なデータ
通信装置において、着信時にANSam信号を送信し、
相手機からCM信号を受信した場合は、以後に着信する
DIS信号のFIFは所定バイトAとし、一方、相手機
からCM信号を受信できない場合は、V.21により所
定バイトAのFIFのDIS信号を送信し、ここで所定
回数C連続して相手機から有効信号を検出できない場合
に、V.21により所定バイトBのFIFのDIS信号
を送信することを特徴とする。
【0006】また本出願の第2の発明は、前記第1の発
明において、前記ANSam信号を送信し、相手機から
CM信号を検出した場合、あるいは前記V.21の所定
バイトAのFIFのDIS信号を送信し、これに対して
V.8のCI信号を検出した場合に、V.34のプロト
コルシーケンスに移行した場合には、DIS信号を送信
するときに常にFIFを所定バイトAとすることを特徴
とする。
【0007】また本出願の第3の発明は、前記第1また
は第2の発明において、前記所定バイトAは10、所定
バイトBは4、所定回数Cは2とすることを特徴とす
る。
【0008】また本出願の第4の発明は、ITU−T勧
告によるT.30に基づくファクシミリ通信を行うデー
タ通信装置において、着信時あるいは受信時における初
期識別信号の送信で、所定回数Dまでの初期識別信号は
FIFがFバイトであるDIS信号を送信し、所定回数
Dを超え所定回数Eまでの初期識別信号はFIFがGバ
イトであるDIS信号を送信し、所定回数Eを超えた初
期識別信号はFIFがHバイトであるDIS信号を送信
することを特徴とする。
【0009】また本出願の第5の発明は、前記第4の発
明において、前記DIS信号のFIFのバイト数が、
F、G、Hの順に数が小さくなることを特徴とする。
【0010】また本出願の第6の発明は、前記第4の発
明において、前記Fは10、前記Gは6、前記Hは4と
することを特徴とする。
【0011】また本出願の第7の発明は、前記第4の発
明において、前記所定回数Dは2、前記所定回数Eは4
とすることを特徴とする。
【0012】また本出願の第8の発明は、前記第4〜第
7の発明において、手動動作と自動動作で所定回数D、
所定回数Eを別々に設定できることを特徴とする。
【0013】また本出願の第9の発明は、前記第4〜第
7の発明において、CSI信号の送信の有無により、前
記所定回数D、所定回数Eを別々に設定できることを特
徴とする。
【0014】また本出願の第10の発明は、ITU−T
勧告T.30に基づくファクシミリ通信を行うデータ通
信装置において、着信時に初期識別信号として所定バイ
トIのFIFのDIS信号を送信し、前手順エラーとな
った場合に次回の着信に対しては、初期識別信号として
所定バイトJのFIFのDIS信号を送信することを特
徴とする。
【0015】また本出願の第11の発明は、ITU−T
勧告T.30に基づくファクシミリ通信を行うデータ通
信装置において、着信時に初期識別信号として所定バイ
トIのFIFのDIS信号を送信し、前手順エラーとな
った場合に、以後所定時間Kの間は、着信時に初期識別
信号として所定バイトJのFIFのDIS信号を送信す
ることを特徴とする。
【0016】また本出願の第12の発明は、前記第10
または第11の発明において、前記所定バイトJは、前
記所定バイトIより小さいことを特徴とする。
【0017】また本出願の第13の発明は、前記第10
〜第12の発明において、前記Iは10とし、前記Jは
4とすることを特徴とする。
【0018】また本出願の第14の発明は、ITU−T
勧告によるV.34、V.8、V.21、V.27te
r、V.29、V.17通信を行うファクシミリ通信方
法において、着信時にANSam信号を送信し、相手機
からCM信号を受信した場合は、以後に着信するDIS
信号のFIFは所定バイトAとし、一方、相手機からC
M信号を受信できない場合は、V.21により所定バイ
トAのFIFのDIS信号を送信し、ここで所定回数C
連続して相手機から有効信号を検出できない場合に、
V.21により所定バイトBのFIFのDIS信号を送
信することを特徴とする。
【0019】また本出願の第15の発明は、ITU−T
勧告によるT.30に基づくファクシミリ通信方法にお
いて、着信時あるいは受信時における初期識別信号の送
信で、所定回数Dまでの初期識別信号はFIFがFバイ
トであるDIS信号を送信し、所定回数Dを超え所定回
数Eまでの初期識別信号はFIFがGバイトであるDI
S信号を送信し、所定回数Eを超えた初期識別信号はF
IFがHバイトであるDIS信号を送信することを特徴
とする。
【0020】また本出願の第16の発明は、ITU−T
勧告T.30に基づくファクシミリ通信方法において、
着信時に初期識別信号として所定バイトIのFIFのD
IS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に次回の
着信に対しては、初期識別信号として所定バイトJのF
IFのDIS信号を送信することを特徴とする。
【0021】また本出願の第17の発明は、ITU−T
勧告T.30に基づくファクシミリ通信方法において、
着信時に初期識別信号として所定バイトIのFIFのD
IS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に、以後
所定時間Kの間は、着信時に初期識別信号として所定バ
イトJのFIFのDIS信号を送信することを特徴とす
る。
【0022】また本出願の第18の発明は、ITU−T
勧告によるV.34、V.8、V.21、V.27te
r、V.29、V.17通信を行うプログラムを記憶し
たコンピュータ読取可能な記憶媒体において、着信時に
ANSam信号を送信し、相手機からCM信号を受信し
た場合は、以後に着信するDIS信号のFIFは所定バ
イトAとし、一方、相手機からCM信号を受信できない
場合は、V.21により所定バイトAのFIFのDIS
信号を送信し、ここで所定回数C連続して相手機から有
効信号を検出できない場合に、V.21により所定バイ
トBのFIFのDIS信号を送信するように制御するプ
ログラムを記憶したことを特徴とする。
【0023】また本出願の第19の発明は、ITU−T
勧告によるT.30に基づくファクシミリ通信を行うプ
ログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体に
おいて、着信時あるいは受信時における初期識別信号の
送信で、所定回数Dまでの初期識別信号はFIFがFバ
イトであるDIS信号を送信し、所定回数Dを超え所定
回数Eまでの初期識別信号はFIFがGバイトであるD
IS信号を送信し、所定回数Eを超えた初期識別信号は
FIFがHバイトであるDIS信号を送信するように制
御するプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0024】また本出願の第20の発明は、ITU−T
勧告T.30に基づくファクシミリ通信を行うプログラ
ムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体におい
て、着信時に初期識別信号として所定バイトIのFIF
のDIS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に次
回の着信に対しては、初期識別信号として所定バイトJ
のFIFのDIS信号を送信するように制御するプログ
ラムを記憶したことを特徴とする。
【0025】また本出願の第21の発明は、ITU−T
勧告T.30に基づくファクシミリ通信を行うプログラ
ムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体におい
て、着信時に初期識別信号として所定バイトIのFIF
のDIS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に、
以後所定時間Kの間は、着信時に初期識別信号として所
定バイトJのFIFのDIS信号を送信するように制御
するプログラムを記憶したことを特徴とする。
【0026】上述した第1〜第3、第14、第18の発
明では、V.8、V.34機能を有するファクシミリ装
置において、V.8プロトコルあるいはV.34プロト
コルでは常に10バイトのFIFであるDIS信号を送
信し、最大限の機能をいかした通信が可能である。ま
た、V.21のDIS信号を送信し、10バイトのFI
FのDIS信号の送信に対して有効応答がない場合に
は、4バイトのFIFのDIS信号を送信し、機能は低
下するものの通信を確実に実行できる。
【0027】また、上述した第4〜第9、第11、第1
5の発明では、このデータ通信装置がDIS信号のFI
Fの拡張に対応していない装置と交信した場合でも、そ
の相手先が設計された時代のDIS信号のFIFが勧告
化されていた機能までを生かした通信が可能になる。
【0028】すなわち、交信相手先の通信装置として
は、1980年代から1997年にかけて設計した装置
があり、時代とともにITU−T勧告T.30によりD
IS信号のFIFのバイト数が増えてきており、高機能
なファクシミリ通信が可能になってきている。一方、交
信相手機によっては、DIS信号のFIFの拡張に対応
しておらず、4バイトのFIFのDIS信号まで受信可
能な装置や、1980年代の後半の装置でDIS信号の
FIFの拡張に対応しておらず、6バイトのFIFのD
IS信号まで受信可能な装置があり、さらに最近の装置
では、DIS信号のFIFの拡張に対応しなていなくて
も10バイトのFIFのDIS信号まで受信可能な装置
がある。これに対し、初期識別信号の送信でDIS信号
のFIFのバイト数を可変制御することにより、DIS
信号のFIFの拡張に対応していない装置と交信した場
合でも、各装置がもっている機能を生かした通信が可能
になる。
【0029】また、上述した第8の発明では、DIS信
号の再送間隔は手動動作で4.5秒、自動動作で3秒と
異なるが、これに対して所定回数D、所定回数Eを適切
に決定でき、通信を確実に実行できる。
【0030】また、上述した第9の発明では、1つの初
期識別信号はNSF/CSI/DIS信号であり、CS
I信号の有無により1つの初期識別信号の時間が異なる
が、これに対して所定回数D、所定回数Eを適切に決定
でき、通信を確実に実行できる。
【0031】また、上述した第10〜第13、第16、
第17、第20、第21の発明では、相手送信機がDI
S信号のFIFの拡張に対応していなくても、前手順エ
ラーとなるために、再ダイヤルすれば、確実に通信が実
行でき、DIS信号のFIFを拡張している相手送信機
とは高機能通信が可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例によるファクシミリ装置の構成を示すブロック図
である。
【0033】NCU(網制御装置)2は、電話網をデー
タ通信等に使用するために、その回線の端末に接続し、
電話交換網の接続制御を行なったり、データ通信路への
切換えを行なったり、ループの保持を行なうものであ
る。また、NCU2は、制御回路20からの信号レベル
(信号線20a)が「0」であれば、電話回線2aを電
話機4側に接続し、信号レベルが「1」であれば、電話
回線2aをファクシミリ装置側に接続するものである。
なお、通常状態では、電話回線2aは、電話機4側に接
続されている。
【0034】ハイブリッド回路6は、送信系の信号と受
信系の信号とを分離し、加算回路12からの送信信号を
NCU2経由で、電話回線2aに送出し、相手側からの
信号をNCU2経由で受取り、信号線6a経由で、変復
調器8に送るものである。
【0035】変復調器8は、ITU−T勧告V.8、
V.21、V.27ter、V.29、V.17、V.
34に基づいた変調、および復調を行なうものであり、
信号線20cにより、各伝送モードが指定される。この
変復調器8は、信号線20bに出力されている信号を入
力し、変調データを信号線8aに出力し、信号線6aに
出力されている受信信号を入力し、復調データを信号線
8bに出力する。
【0036】ANSam送出回路10は、ANSam信
号を送出する回路であり、信号線20dに信号レベル
「1」の信号が出力されている時には、信号線10aに
ANSam信号を送出し、信号線20dに信号レベル
「0」の信号が出力されている時には、信号線10aに
何も信号を出力しない。
【0037】加算回路12は、信号線8aの情報と信号
線10aの情報とを入力し、加算した結果を信号線12
aに出力するものである。読取回路14は、原稿の画像
を読取り、この読取り画像データを信号線14aに出力
するものである。記録回路16は、信号線20eに出力
されている情報を順次1ライン毎に記録するものであ
る。
【0038】メモリ回路18は、読取りデータの生情
報、あるいは、符号化した情報を格納したり、また、受
信情報、あるいは、復号化した情報等を格納するために
使用する。
【0039】操作部22は、ワンタッチダイヤル、短縮
ダイヤル、テンキー、*・#キー、セットキー、スター
トキー、登録回路24、26、30への登録キー、その
他ファンクションキー等を有し、押下されたキー情報を
信号線22aに出力するものである。
【0040】登録回路24は、所定回数Dを登録する回
路である。そして、後述する第2実施例では所定回数D
は2とし、第3実施例の自動動作では所定回数Dは3、
手動動作では所定回数Dは2とし、さらに第4実施例の
CSI信号ありでは所定回数Dは2、CSI信号なしで
は所定回数Dは3とする。
【0041】登録回路26は、所定回数Eを登録する回
路である。そして、後述する第2実施例では所定回数E
は4とし、第3実施例の自動動作では所定回数Eは5、
手動動作では所定回数Eは3とし、さらに第4実施例の
CSI信号ありでは所定回数Eは3、CSI信号なしで
は所定回数Eは4とする。
【0042】呼出信号検出回路28は、呼出信号を検出
する回路であり、信号線2aの情報を入力し、呼出信号
を検出していると信号線28aに信号レベル「1」の信
号を出力し、呼出信号を検出していないと信号線28a
に信号レベル「0」の信号を出力する。
【0043】登録回路30は、DIS信号のFIF送出
バイト数の制御方法を登録する回路であり、10バイト
のFIFのDIS信号を送信し、前手順エラーとなった
場合、次の着信のみ4バイトのFIFのDIS信号の送
信とするか、その後の所定時間(例えば20分)の着信
で4バイトのFIFのDIS信号の送信とするかを信号
線30aを介して登録する。
【0044】制御回路20は、本ファクシミリ装置全体
を制御するものであり、特に本発明の第1実施例におい
て、着信時にANSam信号を送信し、相手機からCM
信号を受信した場合は、以後に着信するDIS信号のF
IFは所定バイトAとし、一方、相手機からCM信号を
受信できない場合は、V.21により所定バイトAのF
IFのDIS信号を送信し、ここで所定回数C連続して
相手機から有効信号を検出できない場合に、V.21に
より所定バイトBのFIFのDIS信号を送信するよう
に制御するものである。
【0045】また、前記ANSam信号を送信し、相手
機からCM信号を検出した場合、あるいは前記V.21
の所定バイトAのFIFのDIS信号を送信し、これに
対してV.8のCI信号を検出した場合に、V.34の
プロトコルシーケンスに移行した場合には、DIS信号
を送信するときに常にFIFを所定バイトAとするよう
に制御する。なお、本実施例において、前記所定バイト
Aは10、所定バイトBは4、所定回数Cは2とする。
【0046】図2〜図6は、本発明の第1実施例による
制御回路20の制御の流れを示すフローチャートであ
る。
【0047】図2において、S0で動作を開始する。そ
して、S2では、信号線20の信号レベル「0」の信号
を出力し、CMLをオフする。S4では、信号線20d
に信号レベル「0」の信号を出力し、ANSam信号を
送信しない。
【0048】S6では、着信が選択されたか否かを判断
し、選択されるとS10に進み、選択されていないとS
8に進み、その他の処理をし、S2に進む。
【0049】S10では、信号線20aに信号レベル
「1」の信号を出力し、CMLをオンする。S12で
は、タイマ0に4秒をセットする。S14では、T1タ
イマに60秒をセットする。
【0050】S16では、ANSam信号の送信を行
い、S18では、V.8のCM信号を検出したか否かを
判断し、検出するとS22に進み、検出していないとS
20に進む。
【0051】S20では、タイマ0がタイムオーバーし
たか否かを判断し、タイムオーバーするとS42に進
み、タイムオーバーしていないとS16に進む。
【0052】S22ではV.8のJM信号の送信、S2
4ではV.8のCJ信号の受信、S26ではV.34の
ラインプロービング信号の受信、S28ではV.34の
ロングトレーニング信号の受信を順次実行する。
【0053】S30では、V.34のパラメータ交換を
行う。ここで、送信するDIS信号のFIFは常に10
バイトとする。S32ではV.34のプライマリチャネ
ルの受信、S34ではV.34のコントロールチャネル
通信を行う。
【0054】S36では次ページがあるか否かを判断
し、次ページがあるとS38に進み、次ページがないと
S40に進む。
【0055】S38ではモードチェンジがあるか否かを
判断し、モードチェンジがあるとS30に進み、モード
チェンジがないとS34に進む。
【0056】S40では、V.34のコントロールチャ
ネルの通信を行う。S42では、V.21でのDIS信
号を送信し、かつ相手機から不応答である回数をカウン
トするカウンタDISCNTをクリアする。
【0057】S44では、V.21により、NSF/C
SI/DIS信号を送信する。ここでDIS信号のFI
Fは10バイトとし、DIS信号により、V.34通信
機能ありを通知する。S46では、T4タイマに3秒を
セットする。
【0058】次にS48、S50、S52、S54で
は、T4タイマがタイムオーバーする前に、V.8のC
I信号を受信したか、V.21のNSC/CIG/DT
C信号を受信したか、V.21のNSS/TSI/DC
S信号を受信したか否かを判断し、V.8のCI信号を
受信するとS16に進み、V.21のNSC/CIG/
DTC信号を受信すると、S56に進み、V.21のN
SS/TSI/DCS信号を受信するとS72に進み、
T4タイマがタイムオーバーするとS62に進む。
【0059】S56では残りのV.21による前手順、
S58ではV.27ter、V.29、V.17による
ポーリング送信、S60ではV.21による後手順を行
う。S62ではカウンタDISCNTの値を1つインク
リメントする。
【0060】次にS64では、T1タイマがタイムオー
バーしたか否かを判断し、タイムオーバーするとS66
に進み、エラー処理をしてS2に進み、タイムオーバー
していないとS68に進む。
【0061】S68では、カウンタDISCNTが2以
上であるか否かを判断し、2以上であるとS70に進
み、2未満であるとS44に進む。
【0062】S70では、V.21によりNSF/CS
I/DIS信号の送信をする。ここで、DIS信号のF
IFは4バイトで、またDIS信号によりV.34通信
機能ありを通知しない。
【0063】S72では残りのV.21による前手順、
S74ではV.27ter、V.29、V.17による
画信号の受信、S76ではV.21による中間手順を行
う。S78では次ページがあるか否かを判断し、次ペー
ジがないとS82に進み、V.21による後手順を実行
し、次ページがあるとS80に進む。
【0064】S80ではモードチェンジがあるか否かを
判断し、モードチェンジがないとS74に進み、モード
チェンジがあるとS68に進む。
【0065】次に本発明の第2実施例について説明す
る。
【0066】本発明の第2実施例において、制御回路2
0は、初期識別信号のDIS信号のFIFのバイト数を
可変制御する手段を有し、着信時あるいは受信時におけ
る初期識別信号の送信で、所定回数Dまでの初期識別信
号はFIFがFバイトであるDIS信号を送信し、所定
回数Dを超え所定回数Eまでの初期識別信号はFIFが
GバイトであるDIS信号を送信し、所定回数Eを超え
た初期識別信号はFIFがHバイトであるDIS信号を
送信するよう制御する。なお、本実施例では、例えばF
は10、Gは6、Hは4とし、Dは2、Eは4とする。
【0067】図7〜図11は、制御回路20の制御の流
れを示すフローチャートである。
【0068】図7において、U0で動作を開始し、U2
では信号線24aを介して登録回路24に所定回数Dの
初期値として1を登録する。また、U4では、信号線2
6aを介して登録回路26に所定回数Eの初期値として
2を登録する。
【0069】U6では、信号線20aに信号レベル
「0」の信号を出力し、CMLをオフする。
【0070】U8では、信号線20dに信号レベル
「0」の信号を出力し、ANSam信号を送信しない。
U10では、信号線22aの情報を入力し、登録回路2
4への登録が選択されたか否かを判断し、選択されると
U12に進み、信号線24aを介して登録回路24に所
定回数Dとして、例えば2と登録してU14に進み、選
択されていないと直接U14に進む。
【0071】U14では、信号線22aの情報を入力
し、登録回路26への登録が選択されたか否がを判断
し、選択されるとU16に進み、信号線26aを介して
登録回路26に所定回数Eとして、例えば4と登録して
U18に進み、選択されていないと直接U18に進む。
【0072】U18では、着信が選択されたか否かを判
断し、着信が選択されるとU24に進み、着信が選択さ
れていないとU20に進む。
【0073】U20では、受信が選択されたか否かを判
断し、受信が選択されるとU24に進み受信が選択され
ていないとU22に進み、その他の処理をして、U6に
進む。
【0074】U24では、信号線20aに信号レベル
「1」の信号を出力し、CMLをオンする。U26では
CED信号の送信を行い、U28ではT1タイマに35
秒をセットする。
【0075】U30では、初期識別手順(前手順)にお
いて、送出したDIS信号の回数をカウントするカウン
タDISCNTに0をセットする。
【0076】U32では、信号線24aの情報を入力
し、DISCNTは登録回路24に登録されている所定
回数D、例えば2回未満であるか否かを判断し、肯定応
答であるとU34に進み、否定応答であるとU48に進
む。
【0077】U34では、V.21のNSF/CSI/
DIS信号の送信を行う。ここでDIS信号のFIFは
10バイトである。U36では、自動動作であるか否か
を判断し、自動動作であるとU38に進み、T4タイマ
に3秒をセットし、手動動作であるとU40に進み、T
4タイマに4.5秒をセットする。
【0078】この後、U42、U44、U46では、T
4タイマがタイムオーバーする前に、V.21のNSC
/CIG/DTC信号、あるいはV.21のNSS/T
SI/DCS信号を受信したか否かを判断し、V.21
のNSC/CIG/DTC信号を受信するとU54に進
み、V.21のNSS/TSI/DCS信号を受信する
とU60に進み、T4タイマがタイムオーバーするとU
66に進む。
【0079】U48では、信号線26aの情報を入力
し、DISCNTは登録回路26に登録されている所定
回数E、例えば4回未満であるか否かを判断し、肯定応
答であるとU50に進み、否定応答であるとU52に進
む。
【0080】U50では、V.21のNSF/CSI/
DIS信号の送信を行う。ここでDIS信号のFIFは
6バイトである。U52では、V.21のNSF/CS
I/DIS信号の送信を行う。ここでDIS信号のFI
Fは4バイトとする。この後、U36に進む。
【0081】また、U54では残りの前手順、U56で
はポーリング送信、U58では後手順を行い、U6に進
む。
【0082】また、U60では残りの前手順を行い、U
62では画信号の受信/記録を行う。ここでモードチェ
ンジがあった場合のDIS信号のFIFは、前手順にお
いて相手機から有効応答のあった(すなわち、前手順に
おいて一番最後に送信した)DIS信号のFIFのバイ
ト数とする。U64では、後手順を行い、U6に進む。
【0083】また、U66では、DISCNTの値を1
つインクリメントする。そしてU68では、T1タイマ
がタイムオーバーしたか否かを判断し、タイムオーバー
するとU70に進み、エラー処理をしてU6に進み、タ
イムオーバーしていないとU32に進む。
【0084】次に本発明の第3実施例について説明す
る。
【0085】この第3実施例は、前記第2実施例におい
て、手動動作と自動動作とで所定回数D、所定回数Eを
別々に設定するものである。
【0086】図12、図13は、この第3実施例の動作
のうち、前記第2実施例(図7〜図11)と異なる部分
を示すフローチャートである。
【0087】図12において、U80はU10のYES
を表している。そして、U82では信号線24aを介し
て登録回路24に所定回数Dを、例えば自動動作で3、
手動動作で2と登録する。この後、U84でU14に進
む。
【0088】また、U86はU14のYESを表してい
る。そしてU88では、信号線26aを介して登録回路
26に所定回数Eを、例えば自動動作で5、手動動作で
3と登録する。そして、U90ではU18に進む。
【0089】また、U92はU30を表している。そし
て、U94では手動動作であるか否かを判断し、手動動
作であるとU100に進み、自動動作であるとU96に
進む。
【0090】U96では、DISCNTは登録回路24
に登録されている自動動作の所定回数D、例えば3未満
であるか否かを判断し、肯定応答であるとU104(U
34)に進み、否定応答であるとU98に進む。
【0091】U98では、DISCNTは登録回路26
に登録されている自動動作の所定回数E、例えば5未満
であるか否かを判断し、肯定応答であるとU106(U
50)に進み、否定応答であるとU108(U52)に
進む。
【0092】U100では、DISCNTは登録回路2
4に登録されている手動動作の所定回数D、例えば2未
満であるか否かを判断し、肯定応答であるとU104に
進み、否定応答であるとU102に進む。
【0093】U102では、DISCNTは登録回路2
6に登録されている手動動作の所定回数E、例えば3未
満であるか否かを判断し、肯定応答であるとU106
(U50)に進み否定応答であるとU108(U52)
に進む。
【0094】次に本発明の第4実施例について説明す
る。
【0095】この第4実施例は、前記第2実施例におい
て、CSI信号の送信の有無により、所定回数D、所定
回数Eを別々に設定するものである。
【0096】図14、図15は、この第4実施例の動作
のうち、前記第2実施例(図7〜図11)と異なる部分
を示すフローチャートである。
【0097】図14において、U110はU10のYE
Sを表している。そして、U112では、信号線24a
を介して登録回路24に、所定回数Dを、例えばCSI
信号なしで3、CSI信号ありで2と登録する。そし
て、U114ではU14に進む。
【0098】また、U116はU14のYESを表して
いる。そして、U118では信号線26aを介して登録
回路26に、所定回数Eを、例えばCSI信号なしで
4、CSI信号ありで3と登録する。そして、U120
ではU18に進む。
【0099】また、U122はU30を表している。そ
して、U124ではCSI信号を送出するか否かを判断
し、CSI信号を送出する場合はU126に進み、CS
I信号を送出しない場合はU130に進む。
【0100】U126では、DISCNTは登録回路2
4に登録されているCSIありの所定回数D、例えば2
未満であるか否かを判断し、肯定応答であるとU134
(U34)に進み、否定応答であるとU128に進む。
【0101】U128では、DISCNTは登録回路2
6に登録されているCSIありの所定回数E、例えば3
未満であるか否かを判断し、肯定応答であるとU136
(U50)に進み、否定応答であるとU138(U5
2)に進む。
【0102】U130では、DISCNTは登録回路2
4に登録されているCSIなしの所定回数D、例えば3
未満であるか否かを判断し、肯定応答であるとU134
に進み、否定応答であるとU132に進む。
【0103】U132では、DISCNTは登録回路2
6に登録されているCSIなしの所定回数E、例えば4
未満であるか否かを判断し、肯定応答であるとU136
(U50)に進み、否定応答であるとU138(U5
2)に進む。
【0104】次に本発明の第5実施例について説明す
る。
【0105】この第5実施例において、制御回路20
は、DIS信号のFIFのバイト数を可変制御する手段
を有し、着信時に初期識別信号として10バイトのFI
FのDIS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に
は、次回の着信に対しては初期識別信号として4バイト
のFIFのDIS信号を送信するよう制御するものであ
る。
【0106】図16〜図19は、この第5実施例におけ
る制御回路20の制御の流れを示すフローチャートであ
る。
【0107】図16において、W0で動作を開始し、W
2では、DIS信号のFIFとして4バイトとするか1
0バイトとするかを表すフラグDISTRNに0をセッ
トし、10バイトの設定をする。
【0108】W4では、信号線30aを介して登録回路
30に10バイトのFIFのDIS信号を送信し、前手
順エラーとなった時に、次回の1回の着信に対しての
み、4バイトのFIFのDIS信号を送信すると登録す
る。
【0109】W6では、信号線20aに信号レベル
「0」の信号を出力し、CMLをオフする。W8では、
信号線20dに信号レベル「0」の信号を出力し、AN
Sam信号を送信しない。
【0110】W10では、信号線22aの情報を入力
し、着信が選択されたか否かを判断し、着信が選択され
るとW14に進み、着信が選択されていないとW12に
進み、その他の処理をして、W6に進む。
【0111】W14では、信号線20aに信号レベル
「1」の信号を出力し、CMLをオンする。W16で
は、タイマT1に35秒をセットする。W18では、C
ED信号の送信を行う。
【0112】W20では、フラグDISTRNが0であ
るか否かを判断し、0であるとW22に進み、1である
とW24に進む。
【0113】W22では、V.21のNSF/CSI/
DIS信号の送信を行う。ここでDIS信号のFIFは
10バイトとする。
【0114】また、W24は、V.21のNSF/CS
I/DIS信号の送信を行う。ここでDIS信号のFI
Fは4バイトとする。
【0115】この後、W26では、タイマT4に3秒を
セットする。そして、W28、W30、W32ではタイ
マT4がタイムオーバーする前に、V.21のNSS/
TSI/DCS信号、あるいはV.21のNSC/CI
G/DTC信号を検出したか否かを判断し、V.21の
NSS/TSI/DCS信号を検出するとW48に進
み、V.21のNSC/CIG/DTC信号を検出する
とW42に進み、タイマT4がタイムオーバーするとW
34に進む。
【0116】W34では、タイマT1がタイムオーバー
したか否かを判断し、タイムオーバーするとW36に進
み、タイムオーバーしていないとW20に進む。
【0117】W36では、フラグDISTRNの値がチ
ェックされ、0であるとW38に進み、フラグDIST
RNに1をセットし、1であるとW40に進み、フラグ
DISTRNに0をセットする。
【0118】W42では、残りのV.21による前手順
を行い、W44では、V.27ter、V.29、V.
17によるポーリング送信を行う。さらにW46では、
V.21による後手順を行い、W40に進む。
【0119】また、W48では、残りのV.21による
前手順を行い、W50では、V.27ter、V.2
9、V.17による画信号の送信を行う。ここでモード
チェンジがあった場合、フラグDISTRNが0であれ
ば、DIS信号のFIFが4バイトのV.21のNSF
/CSI/DIS信号を送出し、一方、フラグDIST
RNが1であれば、DIS信号のFIFが10バイトの
V.21のNSF/CSI/DIS信号を送出する。W
52ではV.21による後手順を行い、W40に進む。
【0120】次に本発明の第6実施例について説明す
る。
【0121】この第6実施例では、上述した第5実施例
を変形したものであり、着信時に初期識別信号として1
0バイトのFIFのDIS信号を送信し、前手順エラー
となった場合、以降20分間は着信時初期識別信号とし
ての4バイトのFIFのDIS信号を送信するよう制御
するものである。
【0122】図20、図21は、この第6実施例の動作
のうち、前記第5実施例(図16〜図19)と異なる部
分を示すフローチャートである。
【0123】図20において、W60はW2を表してい
る。そして、W62では信号線30aを介して登録回路
30に、以降20分間の着信に対してのみ4バイトのF
IFのDIS信号を送信すると登録する。そして、W6
4ではW6に進む。
【0124】また、W66ではW12を表している。そ
して、W68ではフラグDISTRNが1であるか否か
を判断し、1であるとW70に進み、0であるとW74
(W6)に進む。
【0125】W70では、DISタイマがタイムオーバ
ーしたか否かを判断し、タイムオーバーするとW72に
進み、フラグDISTRNに0をセットしてW74(W
6)に進む。また、タイムオーバーしていないとW74
(W6)に進む。
【0126】またW76は、W34のYESを表してい
る。そして、W78ではフラグDISTRNに1をセッ
トする。次に、W80では、DISタイマに20分をセ
ットする。この後、W82でW6に進む。
【0127】また、W84、W86でW46からW6に
進む。また、W88、W90でW52からW6に進む。
すなわち、W40の処理(フラグDISTRNに0をセ
ットする)を行わないことを表している。
【0128】次に本発明の第7実施例について説明す
る。
【0129】この第7実施例では、上述した第5、第6
実施例を組み合わせたものであり、登録回路30に10
バイトのFIFのDIS信号を送信し、前手順エラーと
なった時、4バイトのFIFのDIS信号の送信を次回
の1回の着信のみに対してとするか、以後の20分間と
するかを登録し、この登録情報に基づいて着信制御を変
えるものである。
【0130】図22は、この第7実施例の動作のうち、
前記第5、第6実施例(図16〜図21)と異なる部分
を示すフローチャートである。
【0131】図22において、W100はW12を表し
ている。そして、W102では、信号線22aの情報を
入力し、登録回路30への登録が選択されたか否かを判
断し、登録が選択されるとW104に進み、信号線30
aを介して登録回路30に4バイトのFIFのDIS信
号の送信を次回の1回の着信に対してのみとするか、以
後の20分間とするかを登録し、W106(W6)に進
む。また、登録が選択されていないと、直接W106
(W6)に進む。
【0132】また、W108はW10のYESを表して
いる。そして、W110では信号線30aを介して登録
回路30に登録されている情報を入力し、1回のみの着
信に対して4バイトのFIFのDIS信号の送信と登録
されていると、W112に進み、上述したW14からW
52の制御を行い、W6に進む。また、以後20分間の
着信に対して、4バイトのFIFのDIS信号の送信と
登録されていると、W114に進み、上述したW14か
らW52に対し、W66からW90に変更した制御を行
い、W6に進む。
【0133】なお、以上のような制御回路の動作は、制
御回路内のCPUが制御回路内のROMやRAM等に記
憶したプログラムに基づいて行うが、本発明は、このよ
うなプログラムをフロッピディスクやハードディスク、
あるいは光ディスクや光磁気ディスク、あるいはCD−
ROMやメモリカード等の各種外部記憶媒体に格納し、
これを専用の読取装置によって制御回路内に取り込み、
これを制御回路内のCPUで実行するようにしてもよ
い。
【0134】また、以上の実施例では、ITU−T勧告
V.8、V.34に準拠したファクシミリ通信について
説明したが、本発明は、このような勧告と同系統の機能
を有する通信プロトコルに基づく各種の通信装置に適用
し得るものである。
【0135】また、以上の実施例では、スタンドアロー
ンタイプのファクシミリ装置を例に説明したが、本発明
はこれに限らず、例えばコピー機能や電子ファイル機
能、さらにはデータ処理機能を通信機能と複合させた総
合的なデータ処理システムにおけるデータ通信制御に適
用し得るものである。また、読取回路や記録回路と分離
された通信装置においても同様に適用し得るものであ
る。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の第1〜第
3、第14、第18の発明によれば、V.8、V.34
機能を有するファクシミリ装置において、V.8プロト
コルあるいはV.34プロトコルでは常に10バイトの
FIFであるDIS信号を送信し、最大限の機能をいか
した通信が可能である。また、V.21のDIS信号を
送信し、10バイトのFIFのDIS信号の送信に対し
て有効応答がない場合には、4バイトのFIFのDIS
信号を送信し、機能は低下するものの通信を確実に実行
できる。
【0137】また、本出願の第4〜第9、第11、第1
5の発明によれば、このデータ通信装置がDIS信号の
FIFの拡張に対応していない装置と交信した場合で
も、その相手先が設計された時代のDIS信号のFIF
が勧告化されていた機能までを生かした通信が可能にな
る。
【0138】また、本出願の第8の発明によれば、DI
S信号の再送間隔は手動動作で4.5秒、自動動作で3
秒と異なるが、これに対して所定回数D、所定回数Eを
適切に決定でき、通信を確実に実行できる。
【0139】また、本出願の第9の発明によれば、1つ
の初期識別信号はNSF/CSI/DIS信号であり、
CSI信号の有無により1つの初期識別信号の時間が異
なるが、これに対して所定回数D、所定回数Eを適切に
決定でき、通信を確実に実行できる。
【0140】また、本出願の第10〜第13、第16、
第17、第20、第21の発明によれば、相手送信機が
DIS信号のFIFの拡張に対応していなくても、前手
順エラーとなるために、再ダイヤルすれば、確実に通信
が実行でき、DIS信号のFIFを拡張している相手送
信機とは高機能通信が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるファクシミリ装置を示
すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図8】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図9】上記第2実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】上記第2実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図11】上記第2実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図12】本発明の第3実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】上記第3実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図14】本発明の第4実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図15】上記第4実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図16】本発明の第5実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図17】上記第5実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図18】上記第5実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図19】上記第5実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図20】本発明の第6実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図21】上記第6実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図22】本発明の第7実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2…NCU、 4…電話機、 6…ハイブリッド回路、 8…変復調器、 10…ANSam送出回路、 12…加算回路、 14…読取回路、 16…記録回路、 18…メモリ回路、 20…制御回路、 22…操作部、 24、26、30…登録回路、 28…呼出信号検出回路。

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告によるV.34、V.
    8、V.21、V.27ter、V.29、V.17通
    信可能なデータ通信装置において、 着信時にANSam信号を送信し、相手機からCM信号
    を受信した場合は、以後に着信するDIS信号のFIF
    は所定バイトAとし、 一方、相手機からCM信号を受信できない場合は、V.
    21により所定バイトAのFIFのDIS信号を送信
    し、 ここで所定回数C連続して相手機から有効信号を検出で
    きない場合に、V.21により所定バイトBのFIFの
    DIS信号を送信することを特徴とするデータ通信装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ANSam信号を送信し、相手機からCM信号を検
    出した場合、あるいは前記V.21の所定バイトAのF
    IFのDIS信号を送信し、これに対してV.8のCI
    信号を検出した場合に、V.34のプロトコルシーケン
    スに移行した場合には、DIS信号を送信するときに常
    にFIFを所定バイトAとすることを特徴とするデータ
    通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記所定バイトAは10、所定バイトBは4、所定回数
    Cは2とすることを特徴とするデータ通信装置。
  4. 【請求項4】 ITU−T勧告によるT.30に基づく
    ファクシミリ通信を行うデータ通信装置において、 着信時あるいは受信時における初期識別信号の送信で、
    所定回数Dまでの初期識別信号はFIFがFバイトであ
    るDIS信号を送信し、所定回数Dを超え所定回数Eま
    での初期識別信号はFIFがGバイトであるDIS信号
    を送信し、所定回数Eを超えた初期識別信号はFIFが
    HバイトであるDIS信号を送信することを特徴とする
    データ通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記DIS信号のFIFのバイト数が、F、G、Hの順
    に数が小さくなることを特徴とするデータ通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記Fは10、前記Gは6、前記Hは4とすることを特
    徴とするデータ通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、 前記所定回数Dは2、前記所定回数Eは4とすることを
    特徴とするデータ通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれか1項において、 手動動作と自動動作で所定回数D、所定回数Eを別々に
    設定できることを特徴とするデータ通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項4〜7のいずれか1項において、 CSI信号の送信の有無により、前記所定回数D、所定
    回数Eを別々に設定できることを特徴とするデータ通信
    装置。
  10. 【請求項10】 ITU−T勧告T.30に基づくファ
    クシミリ通信を行うデータ通信装置において、 着信時に初期識別信号として所定バイトIのFIFのD
    IS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に次回の
    着信に対しては、初期識別信号として所定バイトJのF
    IFのDIS信号を送信することを特徴とするデータ通
    信装置。
  11. 【請求項11】 ITU−T勧告T.30に基づくファ
    クシミリ通信を行うデータ通信装置において、 着信時に初期識別信号として所定バイトIのFIFのD
    IS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に、以後
    所定時間Kの間は、着信時に初期識別信号として所定バ
    イトJのFIFのDIS信号を送信することを特徴とす
    るデータ通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または11において、 前記所定バイトJは、前記所定バイトIより小さいこと
    を特徴とするデータ通信装置。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれか1項にお
    いて、 前記Iは10とし、前記Jは4とすることを特徴とする
    データ通信装置。
  14. 【請求項14】 ITU−T勧告によるV.34、V.
    8、V.21、V.27ter、V.29、V.17通
    信を行うファクシミリ通信方法において、 着信時にANSam信号を送信し、相手機からCM信号
    を受信した場合は、以後に着信するDIS信号のFIF
    は所定バイトAとし、 一方、相手機からCM信号を受信できない場合は、V.
    21により所定バイトAのFIFのDIS信号を送信
    し、 ここで所定回数C連続して相手機から有効信号を検出で
    きない場合に、V.21により所定バイトBのFIFの
    DIS信号を送信することを特徴とするファクシミリ通
    信方法。
  15. 【請求項15】 ITU−T勧告によるT.30に基づ
    くファクシミリ通信方法において、 着信時あるいは受信時における初期識別信号の送信で、
    所定回数Dまでの初期識別信号はFIFがFバイトであ
    るDIS信号を送信し、所定回数Dを超え所定回数Eま
    での初期識別信号はFIFがGバイトであるDIS信号
    を送信し、所定回数Eを超えた初期識別信号はFIFが
    HバイトであるDIS信号を送信することを特徴とする
    ファクシミリ通信方法。
  16. 【請求項16】 ITU−T勧告T.30に基づくファ
    クシミリ通信方法において、 着信時に初期識別信号として所定バイトIのFIFのD
    IS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に次回の
    着信に対しては、初期識別信号として所定バイトJのF
    IFのDIS信号を送信することを特徴とするファクシ
    ミリ通信方法。
  17. 【請求項17】 ITU−T勧告T.30に基づくファ
    クシミリ通信方法において、 着信時に初期識別信号として所定バイトIのFIFのD
    IS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に、以後
    所定時間Kの間は、着信時に初期識別信号として所定バ
    イトJのFIFのDIS信号を送信することを特徴とす
    るファクシミリ通信方法。
  18. 【請求項18】 ITU−T勧告によるV.34、V.
    8、V.21、V.27ter、V.29、V.17通
    信を行うプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な
    記憶媒体において、 着信時にANSam信号を送信し、相手機からCM信号
    を受信した場合は、以後に着信するDIS信号のFIF
    は所定バイトAとし、 一方、相手機からCM信号を受信できない場合は、V.
    21により所定バイトAのFIFのDIS信号を送信
    し、 ここで所定回数C連続して相手機から有効信号を検出で
    きない場合に、V.21により所定バイトBのFIFの
    DIS信号を送信するように制御するプログラムを記憶
    したことを特徴とする記憶媒体。
  19. 【請求項19】 ITU−T勧告によるT.30に基づ
    くファクシミリ通信を行うプログラムを記憶したコンピ
    ュータ読取可能な記憶媒体において、 着信時あるいは受信時における初期識別信号の送信で、
    所定回数Dまでの初期識別信号はFIFがFバイトであ
    るDIS信号を送信し、所定回数Dを超え所定回数Eま
    での初期識別信号はFIFがGバイトであるDIS信号
    を送信し、所定回数Eを超えた初期識別信号はFIFが
    HバイトであるDIS信号を送信するように制御するプ
    ログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  20. 【請求項20】 ITU−T勧告T.30に基づくファ
    クシミリ通信を行うプログラムを記憶したコンピュータ
    読取可能な記憶媒体において、 着信時に初期識別信号として所定バイトIのFIFのD
    IS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に次回の
    着信に対しては、初期識別信号として所定バイトJのF
    IFのDIS信号を送信するように制御するプログラム
    を記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  21. 【請求項21】 ITU−T勧告T.30に基づくファ
    クシミリ通信を行うプログラムを記憶したコンピュータ
    読取可能な記憶媒体において、 着信時に初期識別信号として所定バイトIのFIFのD
    IS信号を送信し、前手順エラーとなった場合に、以後
    所定時間Kの間は、着信時に初期識別信号として所定バ
    イトJのFIFのDIS信号を送信するように制御する
    プログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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