JP3631239B2 - ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、モデムの種類を識別するためのV.8手順を有するファクシミリ装置及びファクシミリ通信方法に関するものである。
近年、一般の公衆回線を介してパーソナルコンピュータによる通信やファクシミリ通信等の種々の通信が行なわれている。この様な通信に、種々のモデムが用いられている。特に、コンピュータ通信では、各社独自の通信が行なわれており、送信側と受信側で同じ種類のモデムを用いないと通信が行なえない。そこで、送信側と受信側のお互いのモデムの種類を識別し、共通に有しているモデムを指定する手順(V.8手順)が提案されている。
このV.8手順は、全2重通信により実行され、V.8手順によりV.34モデムを選択してV.34モデムにより全2重通信により通信手順を実行し、半2重通信により画像通信を行なうことが考えられている。
特開平07−298024 特開平07−298027
上述のV.8手順の機能をファクシミリ装置に設けた場合、従来のT.30手順のみを有するファクシミリ装置との交信性及びV.34機能は有していないものの、V.8手順を有するファクシミリ装置との交信性も実現することが必要となってくる。
本発明では、V.8手順の実行後に相手装置又は自装置がV.34機能を有していないとV.8機能無しを示す情報を含むデジタル識別信号を送信するようにし、速やかにかつ確実にT.30手順へ移行できるようにしたものである。
以上の様に本発明によれば、V.8手順からT.30手順への以降を速やかにかつ適切に行なうことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態のファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。
図中、2はNCU(網制御装置)であり、公衆回線網の電話回線2aを電話機4又はハイブリッド回路6に選択的に接続するためのCMLリレー、電話回線2aの回線ループを形成するためのループ形成回路及び電話回線2aからの呼び出し信号(CI信号)を検出するCI検出回路等から構成されている。
ハイブリッド回路6は、送信系の信号と受信系の信号を分離するための回路である。
8は、変復調器(モデム)であり、ハイブリッド回路6からの受信系の信号を復調してデジタルデータとして制御回路20に出力したり制御回路20からのデジタルデータを変調し加算回路12を介してハイブリッド回路6に送信系の信号として出力する。このモデム8は、手順信号の変調・復調用として、Vシリーズ勧告のV.8、V.21、V.34、又画信号の変調復調用として、V.27ter、V.29、V.17、V.34の機能を有する。これらの変調・復調方式及び伝送スピードは、制御回路20からの制御信号により切り換えられる。
10は公衆回線網のエコーサプレッサ又はエコーキャンセラ機能をディスイネーブルし、V.8の全2重通信の手順信号の送受信を行なうためのANSam信号(2100Hzの信号を変調した信号)を加算回路12、ハイブリッド回路6、NCU2を介して回線2aに送出するANSam信号を送出回路である。このANSam信号送出回路10は、制御回路20からの制御信号に従って、ANSam信号の送出を行なう。
14は、原稿を読み取るための読取部であり、16は、画信号を画像として記録する記録部である。
18は、画像メモリであり、読取られた画像データ、受信した画像データを記憶するためのものである。
20は、制御回路であり、マイクロコンピュータ、ROM、RAM等から構成されている。制御回路20は、読取部14の制御、記録部16の制御、操作部22からの各種のキー信号の入力制御及び操作部22に設けられている表示器の表示制御、画像データの符号化処理・復号化処理(MH、MR、MMR等の符号化、復号化処理)、モデム8の変復調方式の切り換え制御及び伝送スピードの切り換え制御、ANSam信号送出回路10による信号送出制御、後述する手順信号の送受信と画像データの通信の通信シーケンスの制御等を行なう。
次に、本実施の形態におけるファクシミリ装置の動作の概要について説明する。
本例では、まず全2重通信により手順信号の送受信を行なう。図2は、本例の通信シーケンスを示した図である。
着呼側は、着信に応答して、ANSam信号送出回路10からANSam信号(2100Hzを15Hzで変調した信号)を送出する。このANSam信号により公衆網のエコーサプレッサ機能又はエコーキャンセラ機能がディスイネーブル状態となり全2重通信が可能となる。発呼側は、着呼側からのANSam信号を受信すると、V.8変調によるCM信号を送出し、このCM信号により装置の有しているモデムの種類を着呼側に通知する。着呼側は、CM信号を受信すると、ANSam信号の送出を停止し、V.8変調によるJM信号を送出する。着呼側は、このJM信号によって、CM信号で通知されたモデムの種類の中で、着呼側が選択したモデムを発呼側に通知する。発呼側は、JM信号を受信するとCM信号の送出を停止し、V.8変調のCJ信号を送出する。発呼側は、このCJ信号によりJM信号に基づいて決定したモデムを着呼側に通知する。着呼側は、CJ信号を受信すると、JM信号の送出を停止し、発呼側からのラインプルービング信号の受信処理へ進む。このV.8手順で発呼側と着呼側の両方がV.34モデムを有していない(又はいずれか一方がV.34による通信を行なうように設定されていない)場合、T.30の手順に移行する。
一方、発呼側は、CJ信号の送出を停止してから50msec経過後に回線2aの状況をチェックするためのラインプルービング信号(V.34で変調された信号)を送出する。この間の信号断は、50msecであるので、公衆網のエコーサプレッサ又はエコーキャンセラ機能はディスイネーブル状態のままである。一方、着呼側は、ラインプルービング信号を受信すると、このラインプルービング信号に対する応答信号(V.34変調の信号)を送出し、この応答信号によって、以後の信号の送出レベル、振幅レベルの補正、伝送ボーレートを発呼側に通知し、発呼側からのロングトレーニング信号の受信処理へ進む。
発呼側は、前記応答信号を受信すると、ラインプルービング信号の送出を停止し、送出停止から50msec経過後にV.34変調のロングトレーニング信号を送出する。着呼側は、このロングトレーニング信号によりモデム8の等化器の調整、タイミング検出等の処理を実行する。
発呼側は、ロングトレーニング信号の送出後、50msec経過後にV.34変調のパラメータ交換信号を送出する。着呼側は、パラメータ変調信号を受信すると、V.34変調のパラメータ変調応答信号を送出し、この応答信号により以降のリンク補正、ピットレート発呼側に通知する。そして、着呼側は、パラメータ交換の応答信号に続いてT.30勧告のCSI、DIS信号をV.34変調により送出し、更に発呼側からT.30勧告のTS1、DCSを受信するまでフラグ(ダミー信号)を送出する。
発呼側は、CSI、DIS信号を受信するとパラメータ交換信号の送出を停止し、V.34変調によりTSI、DCSを送出した後、着呼側からCFR信号を受信するまでフラグを送出する。一方、着呼側は、発呼側からTSI、DCS信号を受信するとフラグ送出を停止し、V.34変調によりCFR信号を送出する。
発呼側は、CFR信号を受信すると、フラグ送出を停止し、50msec経過後に前の手順で設定された伝送モードにより、画信号を送出し、着呼側は、設定された伝送モードにより画信号の受信を行なう。ここでの画信号の送受信は、全2重通信による誤り再送通信であってもよいし、半2重通信による誤り再送通信(ECM通信)であってもよい。
発呼側は、1ページの画信号の送信後に、そのままの伝送モードで次ページの画信号を送出する場合には、画信号の送信終了から50msec経過後にPPS−MPS信号(T.30勧告のECMの場合)を送出した後、着呼側からMCF信号を受信するまでフラグを送出する。尚、伝送モードを変更して次ページの送信を行なう場合には、発呼側は、PPS−MPS信号に変わってPPS−EOM信号を送出する。
着呼側は、画信号に続いてPPS−MPS信号を受信すると、画信号が良好に受信されているとMCF信号を送出した後に、次のページの画信号受信処理へ進む。
発呼側は、MCF信号を受信すると、フラグ送出を停止し、50msec経過後に、次のページの画信号を送出する。そして、そのページが最終ページであると、そのページの画信号の送出終了後、50msec経過後にPPS−EOP信号を送出し、着呼側からMCF信号を受信するまでフラグを送出する。以上の通信処理では、50msec以上の信号断は発生しないので、エコーサプレッサ又はエコーキャンセラ機能は、ディスイネーブル状態のままである。
発呼側は、着呼側からMCF信号を受信すると、フラグ送出を停止して、DCNを送出する。
以上のV.8及びV.34手順において、発呼側及び着呼側は、相手先に対して手順信号の送出を開始してから所定時間経過してもその送出した手順信号に対する応答信号が受信されないと、T.30勧告に基づく半2重通信による手順へ移行する。この場合、着呼側によるNSF、CSI、DISの送出から半2重通信手順が実行される。
以上の処理によって、全2重通信による手順が回線品質の低下により途中で実行できなくなっても、半2重通信による手順に切り換え、半2重通信手順によって残りの画信号の通信を行なうので、通信途中でエラー終了することなく、適切な画像通信を行なうことができる。
図2〜図6は、本実施例の発呼側の制御(図3〜図5)及び着呼側の制御(図6、図7)を示したフローチャートである。
図3において、S32では、信号線20aに信号レベル「0」の信号を出力し、CMLをオフする。
S34では、信号線20dに、信号レベル「0」の信号を出力し、ANSam信号を送出しない設定とする。
S36、S38では発呼、あるいは着呼が選択されたか否かが判断され、発呼が選択されるとS42に進み、着呼が選択されるとS102に進む。発呼、着呼ともに選択されていないと、S40に進み、その他の処理を行なう。
S42では、信号線20aに信号レベル「1」の信号を出力しCMLをオンする。
S44では、タイマーT1に35秒をセットする。
S46では、ANSam信号、CED信号、NSF/CSI/DIS信号の受信を行ない、S48、S50、S52、S54にて夫々受信の有無を判断し、NSF/CSI/DIS信号(V.21信号)を受信すると、S60に進み、CED信号(2100Hzの信号)を受信するとS55に進み、ANSam信号(2100Hzを15Hzで変調した信号)を受信すると、S67−1に進み、T1がタイムオーバーしていないとS46に進み、T1がタイムオーバーすると、S32に進む。
S55では、タイマーT1に35秒をセットし、S56、S57にてタイマーT1がタイムオーバーと、NSF/CSI/DIS信号の受信をチェックする。タイマーT1がタイムオーバーするまでにNSF/CSI/DIS信号が受信されると、S56からS58に進み、NSS/TSI/DCS信号を送信し、S59にてDCSで設定されたモデムの伝送スピード(V.27ter、V.29、又はV.17)でトレーニング(Tr)・TCF信号を送信し、CFRの受信後画信号の送信を行なう。
S60では、DIS信号により相手受信機がV.8機能を有しているか否かを判断し、相手受信機がV.8機能を有しているとS61に進み、V.8機能を有していないとS58に進んで以降通常のT.30手順による画信号の送信を行なう。
又、S60にて受信したDIS信号がV.8機能有りになっている場合、V.8手順へ移行するために、S61にてタイマーT1に35秒をセットし、S62にてV.8手順の信号であるCI信号(このCI信号により着呼側にV.8手順のANSam信号を送出させる)を送信する。そして、S63、S64、S65にて、ANSam信号の受信、NSF/CSI/DIS信号の受信、タイマーT1のタイムオーバーをチェックし、タイマーT1がタイムオーバーするまでにANSam信号が受信されるとS63からS67−1に進み、NSF/CSI/DIS信号が受信されるとS64からS66に進んで受信したDIS信号がV.8機能有りになっているか否かを判断する。S66にてDIS信号がV.8機能有りになっている場合、相手受信機がCI信号を受信できなかったものとして再びS62にてCI信号を送信するが、このときタイマーT1は再セットされないので、何度CI信号を送信してもANSam信号が受信されず、V.8機能有りのDIS信号が受信され続けても、タイマーT1のタイムオーバーでその通信をエラー終了させ待機状態に復帰できる。又、S66にて受信したDIS信号がV.8機能無しになっている場合、S58に進んで以降T.30手順により画信号の送信を行なう。
又、ANSam信号が受信されS67−1に進むと、S67−1にて装置がV.34の通信を行なうように設定されているか否かを判断する。かかるモード設定は、操作部22によるキー入力に基づいて行なわれ、登録用メモリ24に設定されたモード情報が格納される。制御回路20は、登録用メモリ24のモード情報により装置がV.34の通信を行なうように設定されているか否かを判断する。装置がV.34の通信を行なうように設定されていると、S67−2にてV.34機能有りのCM信号の送信を開始し、他方V.34の通信を行なうように設定されていなければ、S67−3にてV.34機能無しのCM信号の送信を開始する。同時にS68にてV.8手順のJM信号の受信をチェックし、JM信号を受信するとS76に進み、JM信号を受信していないとS70に進む。
S70では、CM信号の送信が終了したか否かを判断し、CM信号の送信が終了していなければ、S71にて、V.21によるNSF/CSI/DIS信号の受信をチェックする。S71にてNSF/CSI/DIS信号が受信されると、S58に進んで、T.30手順による画信号の送信を行なう。又、S70にてCM信号の送信が終了すると、S72に進み、JM信号の受信処理を所定期間(50msec未満)続行する。そして、S74にてJM信号の受信の有無を判定する。ここで、JM信号を受信できれば、S76に進み、V.8信号であるCJ信号を送信する。S74にてJM信号が受信されないと、全2重通信は不可と判定し、S55に進み、V21に基づいた手順(T.30手順)を行なう。
S76に進むケースは、CM信号送信に対してJM信号が受信できた場合であるので、S76にてCJ信号を送信し、タイマーT1に35秒をセットし、S77にて装置がV.34通信を行なうように設定されているか、S78にて受信したJM信号がV.34通信を指定しているかを判断し、装置がV.34が行なうように設定され、かつJM信号によりV.34が指定されているとS80に進んで以降V.34に基づいた手順、画伝送を実行する。又、装置がV.34を行なうように設定されていない、又はJM信号によりV.34が指定されていないと、S55に進んで以降T.30手順により画信号の送信を行なう。
S80では、ラインプルービング信号の送受信を行ない、S82にて、ラインプルービングの全2重通信が可能であるか否かを判断し、全2重通信が可能であると、S84に進み、V.34に基づいた手順、画伝送を実行する。S82にてラインプルービングの全2重通信が不可能であると、S55に進み、V.21に基づいた手順(T.30手順)を行なう。
S84では、ロングトレーニング信号の送信を実行する。
S86では、パラメータ交換及び、V.34信号による前手順を行ない、S88にてパラメータ交換、V.34信号にある前手順の全2重通信が、可能であるか否かを判断し、全2重通信が可能であると、S90へ進み、V.34での画伝送(画伝送は半2重通信である)をし、パラメータ変換、V.34信号による前手順の全2重通信が不可能であると、S55に進み、V.21に基づいた手順(T.30手順)を行なう。
S92では、V.34信号による中間手順を表わしている。ここでS94にてV.34信号による中間手順の全2重通信が可能であると、S96に進み、V.34信号による中間手順の全2重通信が不可能である(手順信号の送出開始から所定時間内に応答信号が受信されない)と、S55に進み、V.21に基づいた手順(T.30手順)を行なう。
S96では、次ページがあるか否かが判断され、次ページがあるとS98に進み、次ページがないとS100にて、V.34信号による後手順を行なう。
S98では、モードチェンジがあるか否かを判断し、モードチェンジがあるとステップS86に進み、モードチェンジがないとS90に進む。
次に着呼側の制御を説明する。
図6のS102では、信号線20aに、信号レベル「1」の信号を出力し、CMLをオンする。
S104では、信号線20dの制御により、ANSam信号の送出を開始する。
S106では、V.8信号のCM信号の受信を行ない、ANSam信号送信終了(S114)以前に、CM信号を受信すると、S107に進み、V.8信号のJM信号を送信し、CM信号を受信できずにANSam信号の送出が終了すると、S115に進む。
ANSam信号の送出中にCM信号が受信されS107に進むと、受信したCM信号がV.34機能有りになっているか否か(相手送信機がV.34機能を有しているか否か)を判断する。相手送信機がV.34機能を有していると、S109にてV.34を指定するJM信号の送信を開始し、他方、相手送信機がV.34機能を有していないと、S108にてV.21(又は、V.27ter、又はV.29、又はV.17)を指定するJM信号の送信を開始する。そして、S110、S112にてCJ信号の受信と、JM信号の送信終了をチェックし、JM信号の送信が終了するまで(JM信号の送信中)にCJ信号が受信されると、S110からS111に進み、他方、CJ信号が受信できずにJM信号の送信が終了すると、全2重通信は不可と判断してS113−1に進み、以降T.30手順による画信号の受信処理へ移行する。
CJ信号が受信されS111に進むと、S111にてJM信号でV.34を指定したか否かを判断し、V.34を指定した場合には、S120に進み、V.34手順、V.34による画信号の受信処理へ移行する。
S113−1では、タイマーT1に35秒をセットし、S113−2にて、タイマーT2に3秒をセットし、S113−3にてNSF/CSI/DIS信号を送信する。このとき、DIS信号としては、V.8機能無しに設定したDIS信号を送信され、これにより相手送信器で再びV.8手順が繰り返されることを防止し、速やかにかつ確実にT.30手順へ以降できる。S113−4、S113−5、S113−6では、NSS/TSI/DCS信号の受信、タイマーT2のタイムオーバー、タイマーT1のタイムオーバーをチェックし、3秒間隔でNSF/CSI/DIS信号を送信し、タイマーT1がタイムオーバーするまでにNSS/TSI/DCS信号が受信されると、S113−4からS118に進んで受信したDCS信号により指定されたモデムの伝送スピード(V.27ter、V.29、又はV.17)でトレーニング(Tr)、TCF信号を受信し、TCF信号の受信状態がよければCFR信号を送信して、設定したモデムの伝送スピードで画信号の受信を行なう。
又、ANSam信号の送出中(約3秒間)にCM信号が受信されないとS114からS115に進み、S115にてタイマーT1に35秒をセットし、S116にてタイマーT2に3秒をセットし、S117−1にてV.21によりNSF/CSI/DIS信号を送信する。このときDIS信号としては、V.8機能有りに設定したDIS信号を送信する。これは、着信に応答してANSam信号を送信したものの、発呼元(相手送信機)がマニュアル送信指示の入力タイミングが遅くなってしまった等の理由により、ANSam信号を受信できなかった場合に、CI信号の送信から再度V.8手順を行なえるようにするためである。
S117−2、S117−3、S119−1、S119−2では、V.8手順のCI信号の受信、V.21のNSS/TSI/DCS信号の受信、タイマーT2のタイムオーバー、タイマーT1のタイムオーバーをチェックし、CI信号が受信されるとS117−2からS104に進んでANSam信号の送信を行ない、他方、NSS/TSI/DCS信号が受信されるとS117−3からS118に進んで、T.30手順による画信号の受信を行なう。又、タイマーT2(3秒)がタイムオーバーするとS119−1からS116に進んで再度NSF/CSI/DIS信号を送信し、3秒間隔でNSF/CSI/DIS信号を送信するようにし、タイマーT1がタイムオーバーするまでにCI信号も、NSS/TSI/DCS信号も受信されないとその通信をエラー終了し待機状態へ戻る。尚、ここでS117−1で送信するNSF/CSI/DIS信号(V.8機能有り)の送出回数をカウントするようにし、所定回数(例えば5回)送出してもCI信号とNSS/TSI/DCS信号のいずれも受信されない場合に、S113−2に進んでV.8機能無しのDIS信号を送出するようにしてもよい。これによって、相手送信機からのCI信号が正常受信できずにエラー終了する代わりに、T.30手順での画信号の通信へ移行できる。
又、V.34手順、V.34の通信を行なうべくS111からS120に進むと、S120にて、ラインプルービング信号の受信と、それに対する応答信号の送信を行なう。ここで、S122にて、ラインプルービングの全2重通信が可であるとS124に進み、ロングトレーニング信号の受信をし、ラインプルービングの全2重通信が不可であるとS113−1に進む。
S124では、ロングトレーニングの受信を行なう。
S126では、パラメータ変換、V.34信号による前手順を行なう。ここでS128にて、パラメータ変換、V.34信号による前手順の全2重通信が可であると、S130に進み、V.34での画信号の受信へ移行する。S128にてパラメータ変換、V.34信号による前手順の全2重通信が不可であると、S113−1に進む。
S132では、V.34信号による中間手順を実行する。ここで、S134にてV.34信号による仲間手順での全2重通信が可能であると、S136に進み、V.34信号による中間手順での全2重通信が不可能であると、S113−1に進む。
S136では、次ページがあるか否かが判断され、次ページがあると、S140に進み、次ページがないと、S138にてV.34信号による後手順を行なう。
S140では、モードチェンジがあるか否かが判断され、モードチェンジがあるとS126に進み、モードチェンジがないとS130に進む。
以上の処理によって、図2に示される通信シーケンスが発呼側及び着呼側で実行される。図8は、発呼側でのマニュアル送信指示の入力タイミングが遅れたことにより、CI信号の通信からV.8手順が実行される例を示した通信シーケンスである。
以上の実施の形態によれば、発呼側(送信側)がV.8機能有りのDIS信号の受信に応答して、CI信号を送信し、着呼側(受信側)がCI信号の受信に失敗している場合に、送信側が再度CI信号の送信を行なう。又、V.8手順を実行した時、送信側と受信側のいずれか一方がV.34機能を有していない場合には、T.30手順へ移行するようにし、このとき受信側がV.8機能無しのDIS信号を送信する(V.8機能有りと宣言しない)ことにより速やかにかつ確実にT.30手順による画信号通信を行なうことができる。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
ファクシミリ装置によっては、通信時間を短くするために通常のT.30手順と異なる特殊な手順(短縮手順)を実行するものがある。図9は、特殊手順(短縮手順)の例を示した図である。
図9において、受信機側が送信するプリアンブル、NSF、CSI、DIS信号はV.21の信号でかつプリアンブルの送信時間は1秒であり、通常のT.30手順と同一である。ここでNSF信号により短縮手順の機能の有無を送信機に通知する。送信機は、短縮手順を実行する場合V.21のプリアンブル、NSS信号を送信する。ここで、プリアンブルの時間は300msとする。さらに、ここでのNSS信号は、概略機能の通知をする。そして、V.17のTr(トレーニング)、NSS、画信号の送信、そしてEOP信号の送信へ移行する。この高速のNSS信号では、詳細機能の通知を行なう。その後、受信機からV.21のプリアンブル、MCF信号、送信機からV.21のプリアンブル、EOP信号の送信を行なうが、これらのプリアンブルの時間は300msである。このような短縮手順の機能を有する装置が特に図8に示す通信シーケンスを行なう場合、受信側では、CI信号を受信するタイミングで短いプリアンブルのNSS信号が受信されることがある。
従って受信機側では、CI信号と短いプリアンブルのNSS信号を識別しなければならないが、CI信号と短いプリアンブルのNSS信号の信号パターンがほぼ同じなために受信側では識別するのが困難である。その為に、V.8手順を優先させた場合には、図9に示すような短縮手順を実行できない。
そこで、短縮手順を優先して行なうように設定されている場合には、図8のシーケンスで最初のANSam信号の送信に続いて、NSF/CSI/DIS信号を送信する際、V.8機能無しのDIS信号を送信し、これによって送信側からCI信号が送信されないようにして、短いプリアンブルのNSS信号の受信を行なうようにする。
図10は、他の実施の形態における制御動作を示したフローチャートであり、図6のS114とS115の間に図10に示すS142〜S158の処理が追加される。
S142では、操作部22のキー入力により短縮手順を優先するモードが選択されているか否かを判断し、短縮手順を優先するモードが選択されていなければ、図6のS115に進み、短縮手順を優先するモードが選択されているとS144にてタイマーT1に35秒をセットし、S146にてタイマーT2に3秒をセットする。そして、S148にてNSF(短縮手順機能有りのNSF)/CSI/DIS(V.8機能無しのDIS)信号を送信する。そして、S150、S152、S154、S156にて、NSS/TSI/DCS信号の受信、短縮手順のNSS信号の受信、タイマーT2のタイムオーバー、タイマーT1のタイムオーバーをチェックし、3秒間隔でNSF/CSI/DIS信号を送出しながら、タイマーT1がタイムオーバーするまでに通常のNSS/TSI/DCS信号が受信されるとS150から図6のS118に進み、T.30手順による画信号の受信へ移行し、短縮手順のNSS信号が受信されるとS152からS158に進んで図9に示す短縮手順による画信号の受信処理を行なう。そして、タイマーT1がタイムオーバーすると、図3のS32に進み待機状態に戻る。
以上の様に他の実施の形態によれば、短縮手順を実行することが可能となる。
又、本発明は、上述した実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
本実施の形態のファクシミリ装置の構成を示したブロック図である。 本実施の形態による通信シーケンスを示した図である。 本実施の形態の制御動作を示したフローチャート図である。 本実施の形態の制御動作を示したフローチャート図である。 本実施の形態の制御動作を示したフローチャート図である。 本実施の形態の制御動作を示したフローチャート図である。 本実施の形態の制御動作を示したフローチャート図である。 マニュアル送信指示が遅れた場合の通信シーケンスを示した図である。 短縮手順の通信シーケンスを示した図である。 他の実施の形態の制御動作を示したフローチャートである。
符号の説明
2 NCU
4 電話機
6 ハイブリッド回路
8 モデム
10 ディスイネーブル信号送出回路
12 加算回路
14 読取部
16 記録部
18 画像メモリ
20 制御回路
22 操作部
24 登録メモリ

Claims (5)

  1. V.8手順を実行し、相手送信機又は自装置がV.34機能を有していないとき、V.8機能無しを示す情報を含むデジタル識別信号を送信し、T.30手順による通信を実行することを特徴とするファクシミリ通信方法。
  2. V.8手順とT.30手順を有するファクシミリ装置において、
    前記V.8手順により受信された信号に基づいて相手装置がV.34機能を有しているか否かを検出する手段と、
    前記検出手段による検出に従ってV.8機能無しを示す情報を含むデジタル識別信号を送出する手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 請求項2において、着信時にV.8手順の変調トーン信号の送出後に、V.8機能有りを示す情報を含むデジタル識別信号を送出する手順を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 請求項3において、V.8手順を示す第1の信号を受信する手段と、
    前記第1信号の受信に応じて前記変調トーン信号を送出する手段を有することを特徴とするファクシミリ装置。
  5. 請求項4において、前記第1信号と類似の第2の信号を受信する手段と、前記第2の信号の受信に応じて前記V.8及び前記T.30手順と異なる特殊通信手順を実行する手段と、前記特殊通信手順を選択する選択手段を有し、
    前記特殊通信手順の選択に応じて前記V.8機能を無しを示す情報を含むデジタル識別信号を送信することを特徴とするファクシミリ装置。
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