JP3000922B2 - ファクシミリ信号送信装置 - Google Patents

ファクシミリ信号送信装置

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JP3000922B2
JP3000922B2 JP8070802A JP7080296A JP3000922B2 JP 3000922 B2 JP3000922 B2 JP 3000922B2 JP 8070802 A JP8070802 A JP 8070802A JP 7080296 A JP7080296 A JP 7080296A JP 3000922 B2 JP3000922 B2 JP 3000922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ信号送
信装置に関し、特にファクシミリ信号の他に、そのファ
クシミリ信号を転送すべき転送先番号を示す転送先信号
を送信する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話帯域の信号をディジタル化し
て伝送する場合には、回線効率を向上させるために圧縮
符号化を行う。このとき、ビットレートの音声符号化を
行うと、入力が音声信号の場合には十分な品質が得られ
ても、FAX信号が入力された場合などには、高能率音
声符号化による歪みの増加,再生信号の品質劣化に伴
い、正常なFAX信号が伝送できないという問題があ
る。この問題に対応するため従来から種々の方法が提案
されている。
【0003】例えば、特開昭64−49470号公報,
特開平5−37674号公報,特開昭64−89652
号公報には、入力信号がファクシミリ信号であるか音声
信号であるかを検出し、ファクシミリ信号の場合にはデ
モジュレータにより復調して伝送し、音声信号の場合に
はADPCM等の音声符号化方式により16[kbit
/s]に圧縮して伝送する技術が提案されている。
【0004】また、特開平4−349735号公報に
は、入力信号が音声信号であるかファクシミリ信号であ
るかを判別する判別回路と、複数の音声符号化器とを有
し、入力信号が音声信号の場合には32[kbit/
s]のADPCM符号化器による符号化を実行し、ファ
クシミリ信号の場合には64[kbit/s]のPCM
符号化器による符号化を実行することによって同一回線
で音声/FAX信号を効率的にATM伝送する技術が提
案されている。そして、その際発生するエコーの問題
は、前述の判別回路と音声符号化器との種別によってエ
コーキャンセラ制御を行うことで解決している。
【0005】しかし、これら各公報に記載されている従
来の技術では、入力信号が音声信号の場合に実行する3
2[kbit/s]又は16[kbit/s]高能率音
声符号化の処理時間と、入力がファクシミリ信号の場合
に実行するファクシミリ信号の復調処理あるいは品質劣
化の少ない64[kbit/s]の音声符号化の処理時
間とが異なるために、符号化あるいは復号化側に処理時
間の相違を吸収する遅延回路を挿入する必要があった。
【0006】通常、入力信号が音声信号である場合の符
号化・復号化に要する一定の処理時間は数ミリ秒から数
十ミリ秒を要する(どの符号化方式を採用するかによっ
て処理時間は異なるが、符号化方式が決まった時点で処
理時間は一律となる)が、ファクシミリ信号の検出から
復調・変調して出力するには数百ミリ秒の処理時間を要
する。
【0007】このような符号化処理をこの遅延回路無し
に入力信号に応じて切替えて使用すると、復号化側で変
調出力されるファクシミリ信号の最後の部分が削られる
ことになり、ファクシミリの正常な伝送はできないとい
う問題がある。
【0008】かかる切替えを行う切替器の動作タイミン
グが図5に示されている。図に示されているように、復
号化部に入力されるデータが音声符号化データからFA
X符号化データに変化した時刻Aで、FAXデータ検出
器の出力がローレベルからハイレベルに変化する。しか
しながら、復号化部において復調処理が行われる結果、
時間Tだけ遅延し、FAX復調信号は時刻B以後に出力
されることになる。
【0009】同様に、FAX符号化データから音声符号
化データに変化する時刻より遅れて出力信号がFAX復
調信号から再生音声信号に変化することになる。よっ
て、復号化後に出力されるファクシミリ信号の最後の部
分が削られてしまい、ファクシミリの正常な伝送ができ
ない。
【0010】また、特開平4−349735号公報には
エコーキャンセラの安定した動作を保証すること及び復
号化側におけるファックス変調信号出力中に符号化側の
出力を止める(ATM伝送においてセル化しない)こと
によって回線の効率を改善するためのエコーキャンセラ
制御方式が提案されている。しかし、このエコーキャン
セラ制御方式と、前述の遅延回路とを併用した場合、フ
ァックスメールサービスのように、FAX端末間のプロ
トコル中にFAXメール転送先の選択番号(PB番号)
が入力されるアプリケーションではPB(Push B
utton)信号が正常に蓄積できないという欠点があ
った。
【0011】この理由は、以下の通りである。すなわ
ち、図6に示されているようなFAXメールサービスの
処理手順に従来技術を適用した場合、遅延回路によって
遅れた制御信号に基づいてエコーキャンセラの制御を行
うことになる。このため、呼の接続完了後に受信蓄積側
FAX端末から出力されるDIS(Digital I
dentification Signal)信号の伝
送直後に符号化側に入力される2´ndダイヤル信号
(PB信号)が正常に音声符号化器に入力されず、正常
に蓄積できないのである。
【0012】また、図6における2´ndダイヤル信号
は発信FAX端末側の操作者(すなわちファックスメー
ル端末にファックス情報を蓄積登録しようとする人間)
が、着信側のファックスメール端末からのDIS信号を
聞いてから2´ndダイヤルを入力する構成となる。こ
のため、DIS信号の伝送中にPB信号が符号化側に入
力されてしまう場合もある。このような場合、前述の遅
延回路の有無に関わらず、エコーキャンセラの動作によ
って音声符号化器には正常なPB信号が入力されず、し
たがって2´ndダイヤル信号の伝送ができない。
【0013】なお、同図において、「DCS」はDig
ital Command Signal,「TCF」
はTraining Check Flag,「CF
R」はConfirmation to Receiv
e,「PIX」はPicture,「EOP」はEnd
of Procedure,「MCF」はMessa
ge Confirmation,「DCN」はDis
connectである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ファクシミリメールサ
ービスは、一般のファクシミリ端末から、ファックス情
報の蓄積機能を持つファクシミリメール用の端末に画像
情報を伝送し、蓄積した後に、指定された相手先に蓄積
ファックスを転送するサービスである。かかるサービス
は企業内通信網でトラフィックの少ない夜間等を利用し
てファックスの電送を行う目的で広まってきている。こ
こで、ファックス蓄積端末には、ファクシミリ番号(画
像情報)をその配信先(転送先)の電話番号(2´nd
ダイヤル信号;追加ダイヤルとも呼ぶ)と共に蓄積する
のである。
【0015】このファクシミリメールサービスでは、一
旦、ファクシミリの通信プロトコル(ITU−TT.3
0)に入った後で、PB信号の追加ダイヤルで送付先を
指定するシーケンスを有している。このファクシミリメ
ールサービスの伝送路に従来技術の音声符号化復号化装
置が使用されていると、図6のシーケンスにおける追加
ダイヤルのPB信号は音声符号化処理として扱われる。
【0016】しかし、上述した遅延回路が一定の遅延時
間を発生する構成ではファックス符号化・復号化処理か
ら音声符号化・復号化処理への切替えタイミングが遅れ
るため、符号化側のエコーサプレッサによりPB信号の
音声符号化手段への入力が抑圧される。このため、正常
な追加ダイヤルが伝送できないという問題がある。した
がって、このような追加ダイヤルのPB信号がファクシ
ミリプロトコル中に挿入されるようなファクシミリメー
ルサービスには従来技術を適用することができないとい
う欠点があった。
【0017】本発明は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたものであり、その目的は追加ダイヤル
のPB信号がファクシミリプロトコル中に挿入されるよ
うなファクシミリメールサービスにも適用することので
きるファクシミリ信号送信装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によるファクシミ
リ信号送信装置は、ファクシミリ信号の他に該ファクシ
ミリ信号を転送すべき転送先番号を示す転送先信号を送
信するファクシミリ信号送信装置であって、前記転送先
信号を送信する送信側伝送路に設けられ受信側伝送路か
ら該送信側伝送路への信号を遮断して信号漏洩を防止す
る信号抑圧手段と、前記転送先信号の入力に応答して前
記信号抑圧手段による信号遮断を解除する制御手段とを
含むことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の作用は以下の通りであ
る。
【0020】ファクシミリ信号を転送すべき転送先番号
を示す信号を検出したとき、送信側への信号を遮断して
信号漏洩を防止するエコーサプレッサによる信号遮断を
解除する。これにより、ファクシミリメールサービスに
おける追加ダイヤルを検出した時点でエコーサプレッサ
の動作を停止させ、追加ダイヤルのPB信号を正常に送
出することができる。
【0021】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。
【0022】図1は本発明によるファクシミリ信号送信
装置の第1の実施例の構成を示すブロック図である。図
において、本実施例のファクシミリ信号送信装置は、交
換機との入出力を行う入力端子100及び出力端子20
0と、ディジタル伝送回線との入出力を行う入力端子1
01及び出力端子201とを有している。
【0023】音声符号化部1は、復号化部2の出力信号
が出力端子200及び交換機の4線2線変換回路(ハイ
ブリッド)を経由したエコーとして入力端子100に回
り込む信号を遮断して信号漏洩を阻止するエコーサプレ
ッサ10と、交換機から入力端子100を経由して入力
されてくる押しボタンダイヤル信号を検出するPB検出
器11と、音声信号を低ビットレートに符号化する高能
率音声符号化器12と、FAX信号の検出及び復調を行
うFAX復調器13と、切替器14と、音声符号化器1
2への信号入力を遅らせる遅延回路15と、エコーサプ
レッサ10への信号入力を一定時間遅らせる遅延回路と
を含んで構成されている。
【0024】ここで、エコーサプレッサ10の役割につ
いて図2を参照して説明する。同図に示されているよう
に、復号化部2の出力端子200から交換機30内のハ
イブリッド300を介して符号化部1の入力端子100
に、矢印Yのように信号が漏洩する。このため、エコー
サプレッサ10は、復号化部2、すなわち信号受信側伝
送路から符号化部1、すなわち信号送信側伝送路への信
号漏洩を防止すべく、送信側伝送路を一時的に遮断して
いるのである。
【0025】この信号遮断が行われていないときにはフ
ァクシミリ端末(FAX)400からの信号を入力端子
100に印加し、これを符号化して対局側に伝送でき
る。
【0026】入力端子100は、PB検出器11と接続
される他、遅延回路16を経由してエコーサプレッサ1
0に接続されている。エコーサプレッサ10の出力は、
FAX復調器13に入力される他、遅延回路15を経由
して高能率音声符号化器12に入力されている。
【0027】高能率音声符号化器12はエコーサプレッ
サ10及び遅延回路15を経由して入力される音声信号
を、低ビットレートのディジタルデータに符号化し、切
替器14に出力する。
【0028】また、FAX復調器13はエコーサプレッ
サ10を経由して入力される信号がFAX端末からの変
調信号か否かを検出し、検出結果に従って切替器14を
制御すると同時に、入力されたFAX端末からの変調信
号を復調しディジタルデータに変換した後、切替器14
に出力する。
【0029】切替器14は、FAX復調器13からのF
AX信号検出結果に従って、音声符号化器12の出力で
ある低ビットレートの音声符号化データと、FAX復調
器13の復調されたディジタルデータ出力とのどちらか
一方を選択し、出力端子101を経由してディジタル伝
送回線に出力する。
【0030】一方、復号化部2は、入力端子201を通
してディジタル伝送回線から受信したデータ信号がFA
X符号化データか音声符号化データかを識別するFAX
データ検出器21と、受信データが音声符号化データの
場合に復号化し再生音声を出力する音声復号器23と、
FAXデータ検出器21の検出結果に従い、受信データ
を変調し出力するFAX変調器22と、FAXデータ検
出器21の検出結果を一定時間遅延させる遅延回路24
と、遅延回路24の出力に応じて音声復号器23の出力
とFAX変調器22の出力とのどちらか一方を選択して
出力する切替器25とを含んで構成されている。
【0031】入力端子201は、FAXデータ検出器2
1と、FAX変調器22と、音声復号化器23に接続さ
れている。音声復号化器23において復号化された音声
信号は、切替器25を通して出力端子200に出力され
る。FAX変調器22の出力も同様に切替器25を通し
てFAXの変調信号を出力端子200に出力される。
【0032】FAXデータ検出器21は受信データが符
号化された音声データなのか、FAX符号化データなの
かを判別し、FAX符号化データであった場合にのみF
AX変調器22を動作させ、同時に遅延回路24に対し
FAXデータ検出中であることを示す制御信号を出力す
る。FAXデータ検出中の制御信号は、遅延回路24で
一定時間遅れた後、切替器25及び符号化部1における
エコーサプレッサ10を制御する。
【0033】切替器25は、遅延回路24の出力制御信
号によって、FAXデータ受信から一定時間遅れてFA
X変調器22からの出力信号を選択し、それ以外の場合
は音声復号化部23の出力を選択する。
【0034】遅延回路24の出力制御信号はエコーサプ
レッサ10を制御し、復号化側がFAX変調信号に出力
している最中には、エコーが音声符号化器12及びFA
X復調器13に入力されないように制御する。
【0035】音声符号化部1におけるPB検出器11の
PB検出結果である出力信号は、音声復号化部2の切替
器25及び遅延回路24を制御し、PB信号が検出され
た場合には切替器25を音声復号化側に切替えると同時
に遅延回路24をリセットし、同時にエコーサプレッサ
10の動作を停止させる。これにより、入力端子100
から入力される信号がそのまま遅延回路15を経由して
音声符号化器12に入力される。
【0036】なお、切替器25は、上述したようにPB
検出器11の出力信号及び遅延回路24の出力信号を制
御入力としている。この場合、両出力信号を論理和した
結果で切替器25が制御されるものとする。
【0037】また、遅延回路24は、上述したようにF
AXデータ検出器21の出力信号を遅延させると共に、
PB検出器11の出力信号によってリセットされるもの
である。この動作をタイムチャートで示すと、図3のよ
うになる。
【0038】すなわち、遅延回路24の出力信号は、そ
の入力信号よりも時間tだけ遅れてローレベルからハイ
レベルに変化している。さらに、PB検出器11が入力
されたタイミングで、遅延回路24の出力信号はリセッ
トされ、ハイレベルからローレベルに変化している
()。
【0039】この遅延回路24には、例えば周知のRS
型フリップフロップを用いる。そして、そのセット入力
側にはFAXデータ検出器21の出力信号を、時間tだ
け遅延させるディレイラインを介して入力すれば良い。
また、リセット入力側にはPB検出器11の出力信号を
そのまま入力すれば良い。
【0040】次に、本実施例の装置の動作について、図
6をも参照して詳細に説明する。
【0041】図6に示されているファックスメールサー
ビスのシーケンスにおいてその伝送路区間に本装置が設
置されている場合、以下の動作となる。
【0042】まず発信FAX端末側に設置された音声符
号化復号化装置1の入力端子100には呼接続のためダ
イヤル信号(PB信号)が入力される。このPB信号は
遅延回路16を経由してエコーサプレッサ10へ入力さ
れる。エコーサプレッサ10の出力は、遅延回路15を
経由して音声符号化器12に入力され、低ビットレート
のディジタル信号に符号化された後、切替器14を通し
て出力端子101からディジタル伝送路に出力される。
【0043】ここで、エコーサプレッサ10は復号化
側、出力端子200から出力される信号がないことか
ら、端子100に入力された信号をそのまま遅延回路1
5を経由して音声符号化器12に入力する。また、FA
X復調器13は入力された信号がFAX端末からのV.
21,V.27ter,V.29,V.17,V.33
等のファクシミリ端末間のプロトコル信号(変調信号)
ではないために、FAX信号の検出結果は未検出とな
り、切替器14は音声符号化器12の出力を選択し出力
する。
【0044】一方、対向する着信FAXメール端末側に
設置された音声符号化復号化装置2は、入力端子201
を通して発信側からのディジタルデータを受信し、音声
復号化器23によりPB信号を再生、切替器25を通し
て出力端子200を経由して出力する。これにより着信
FAXメール端末と発信FAX端末との間の呼が確立す
る。
【0045】ここで、FAXデータ検出器21は受信デ
ータがFAX符号化データではないためにFAX未検出
状態にあり、遅延回路24を経由した切替器25は音声
復号化器23を選択出力している。
【0046】呼が確立した後、着信FAXメール端末は
V.21変調信号であるDIS信号を出力することによ
り、発信側に2´ndダイヤル信号の送出を促すように
動作する。
【0047】ここで、DIS信号は、プリアンブル信
号,NSS[Non−Standard Facili
ties Set−up]信号,NSF[Non−St
andard Facilities]信号,CSI
[Called StationIdentifica
tion]信号である場合も考えられる。本音声符号化
復号化装置では、これらV.21の変調信号が入力され
ても全てDIS信号と同様に動作するので、以下はDI
S信号を代表として説明する。
【0048】この着信FAXメール端末からのDIS信
号は、着信FAXメール端末側に設置された音声符号化
復号化装置1の入力端子100から入力されエコーサプ
レッサ10を経由してFAX復調器13に入力される。
FAX復調器13ではDIS信号を検出することによっ
て切替器14をFAX復調器13の出力に切替えると同
時に、DIS信号を復調しディジタルデータに変換し、
FAX符号化データとして出力端子101から出力す
る。
【0049】対向する発信FAX端末側に設置された音
声符号化復号化装置2では、入力されてくるディジタル
信号に符号化されたDIS信号を受信、FAXデータ検
出器21によりFAX変調器22を起動し、受信データ
に基づいてDIS信号の変調を実行する。FAXデータ
検出器21の出力であるFAX検出信号は、遅延回路2
4を経由して切替器25に入力され、切替器25はFA
X変調器22の出力を選択するように動作する。同時に
FAX検出信号はエコーサプレッサ10に入力される。
エコーサプレッサ10は音声符号化器12及びFAX復
調器13にエコーが入力されないように、強制的に入力
端子100からFAX復調器13及び遅延回路15に至
るパスを遮断する動作を行う。
【0050】ここで、遅延回路24は、FAX変調器2
2がFAX符号化データを受信してから変調信号として
出力するまでのFAX変調処理遅延TFDと、音声復号化
器23が受信データを復号し、再生信号を得るために必
要な時間TVD(音声復号化処理遅延)との差の時間(T
FD−TVD)と同一の時間だけ信号を遅延させるように設
計されているものとする。
【0051】発信者は変調されたDIS信号を聞き2´
ndダイヤル信号を発信FAX端末より入力する。2´
ndダイヤル信号(PB信号)は発信側に設置された音
声符号化復号化装置の入力端子100を通してエコーサ
プレッサ10及びPB検出器11に入力される。PB検
出器11は2´ndダイヤル信号を検出し、復号化側の
切替器25をリセットし強制的に音声復号化器23の出
力を選択出力するように制御すると同時に、遅延回路2
4をリセットすることにより、エコーサプレッサ10の
動作を停止させ、入力端子100からFAX復調器13
及び遅延回路15への信号パスを確立する。
【0052】これにより、入力された2´ndダイヤル
信号であるPB信号は、エコーサプレッサ10及び遅延
回路15を経由して音声符号化器12に入力され、呼接
続の場合と同様に伝送され、着信側FAXメール端末に
蓄積される。
【0053】ここで、遅延回路15は、FAX復調器1
3におけるFAX信号の復調及びFAX符号化データと
して出力するために要する時間TFE(FAX復調処理遅
延)と、音声符号化器12が入力信号を低ビットレート
のディジタルデータに符号化出力するために必要な時間
VE(音声符号化処理遅延)との差の時間(TFE
VE)と同一の時間だけ信号を遅延させるように設計さ
れているものとする。また、遅延回路16は、PB検出
器11がPB信号を検出するまでの時間と同一の時間だ
け信号を遅延させるように設計されているものとする。
【0054】なお、図6中の以降のシーケンスは、全て
FAX端末間の変調信号によるプロトコル信号及び画像
情報の変調信号であり、FAX復調器13及びFAX変
調器22によってFAX符号化データとしてディジタル
伝送される。この時における本装置の動作は、DIS信
号の伝送における動作と同じである。
【0055】以上のように、本装置では、その符号化側
において、入力される信号がFAX端末からの変調信号
か否かを常時監視しており、監視の結果FAX信号であ
った場合にはFAX検出信号を切替器に対して出力する
と同時に復調データを出力することができる。また、監
視の結果PB信号であった場合、切替器と復号化側の遅
延回路とに対し、PB検出信号を出力する。これによ
り、切替器は、FAX検出信号が未検出である場合、伝
送回線に対し音声符号化出力を選択し、検出している場
合はFAX復調出力を選択することができる。
【0056】一方、復号化側においては、回線データを
常時監視し、FAXデータ受信中は遅延回路を経由して
切替器に対してFAX検出信号を出力し、切替器はFA
Xデータ受信中はFAX変調器の出力を選択し、FAX
データ以外の場合は音声復号化器の出力を選択する。エ
コーサプレッサは、復号化側がFAX変調信号を出力
中、符号化側にエコーが入力されないように符号化側の
パスを遮断する。
【0057】また、復号化側において回線からの受信デ
ータがFAX符号化データから音声符号化データに切替
わった時、データの切替わり時点から遅延回路による一
定時間の遅延をおいた後、切替器の出力をFAX変調出
力から音声復号化出力に切替える。そして、PB信号を
検出した場合は、遅延回路をリセットすることによって
遅延時間無しに切替器の出力をFAX変調出力から音声
復号化出力に切替える。
【0058】かかる構成により、PB信号検出結果に従
ってエコーサプレッサの制御を行うことができ、ファク
シミリメールサービスにおける追加ダイヤルを検出した
時点でエコーサプレッサの抑圧・遮断動作を停止するこ
とができる。このため、正常に追加ダイヤルのPB信号
を音声符号化器に入力することができ、ファクシミリメ
ールの蓄積シーケンス信号を全て正常に符号化し伝送で
きるのである。
【0059】次に、本発明の第2の実施例について図4
を参照して説明する。
【0060】図4に示されている第2の実施例は、第1
の実施例の変形であり、図1と同等部分は同一符号によ
り示されている。本装置は図1から遅延回路15及び2
4を削除した構成である。
【0061】ここで、本実施例では、図1におけるFA
X復調器のFAX復調処理遅延時間と、音声符号化器の
音声符号化処理遅延時間とが等しく、また、FAX変調
器のFAX変調処理遅延時間と、音声復号化器の音声復
号化処理遅延時間とが等しい場合に等価であり、その動
作も図1における動作と同様である。本例では遅延回路
15及び24が不要であり、ハードウェア量が少なく、
コストダウンが図れる。
【0062】以上のように、上記第1及び第2の実施例
によれば、ファクシミリメールサービスに見られるFA
X端末間のプロトコルシーケンス中に2´ndダイヤル
信号が入力されてくるシーケンスにおいても、正常な2
´ndダイヤル信号の伝送ができるため、ファクシミリ
メールの伝送路(伝送装置)においても、本装置が利用
でき、回線効率を改善できるのである。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、追加番号
である転送先信号を検出したときにエコーサプレッサの
動作を解除することにより、ファクシミリメールサービ
スにおいても追加番号を正しく送信することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるファクシミリ信号
送信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のエコーサプレッサ10の役割を示す図
である。
【図3】図1中の遅延回路24の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図4】本発明の第2の実施例によるファクシミリ信号
送信装置の構成を示すブロック図である。
【図5】従来装置の動作を示すタイムチャートである。
【図6】ファクシミリメールサービスのFAX蓄積シー
ケンス図である。
【符号の説明】
1 符号化部 2 復号化部 10 エコーサプレッサ 11 PB検出器 12 音声符号化部 13 FAX復調器 14、25 切替器 15、16、24 遅延回路 22 FAX変調器 23 音声復号化器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ信号の他に該ファクシミリ
    信号を転送すべき転送先番号を示す転送先信号を送信す
    るファクシミリ信号送信装置であって、前記転送先信号
    を送信する送信側伝送路に設けられ受信側伝送路から該
    送信側伝送路への信号を遮断して信号漏洩を防止する信
    号抑圧手段と、前記転送先信号の入力に応答して前記信
    号抑圧手段による信号遮断を解除する制御手段とを含む
    ことを特徴とするファクシミリ信号送信装置。
  2. 【請求項2】 前記転送先信号はダイヤル信号であり、 前記制御手段は前記ダイヤル信号を検出する検出手段を
    含み、この検出に応答して前記信号抑圧手段による信号
    遮断を解除することを特徴とする請求項1記載のファク
    シミリ信号送信装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段の検出処理時間に対応する
    時間だけ前記信号抑圧手段への信号入力を遅延させる信
    号遅延手段を更に含むことを特徴とする請求項記載の
    ファクシミリ信号送信装置。
  4. 【請求項4】 前記信号抑圧手段は、前記受信側伝送路
    から該送信側伝送路への信号のうちディジタル信号のみ
    を遮断して信号漏洩を防止することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載のファクシミリ信号送信装置。
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