JP3496010B2 - ファクシミリ通信装置およびファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ通信装置およびファクシミリ通信方法

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JP3496010B2 JP2001349507A JP2001349507A JP3496010B2 JP 3496010 B2 JP3496010 B2 JP 3496010B2 JP 2001349507 A JP2001349507 A JP 2001349507A JP 2001349507 A JP2001349507 A JP 2001349507A JP 3496010 B2 JP3496010 B2 JP 3496010B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ通
信、特にITU−T勧告V.8通信が可能なファクシミ
リ通信装置およびファクシミリ通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1994年、ITU−Tにおいて、勧告
V.8が成立し、このV.8に規定されている手順をフ
ァクシミリ装置に適用することが考えられる。このV.
8による手順が適用されるファクシミリ装置としては、
V.34に規定されている手順、画伝送をサポートする
ファクシミリ装置が対象とされている。ここで、その後
に、V.8において、V.17の記載はあるものの明確
に通信が決められてはいない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、受信機がV.
34通信をサポートして着信したときに、ANSam信
号を送信し、送信機から、V.17通信を指定されたC
M信号を受信した場合、その後のV.8通信手順が明確
に決まっていないので、中途半端にV.8通信を実行す
ると、V.17通信が不成立になる可能性があるという
問題がある。
【0004】本発明は、受信機がV.34通信をサポー
トして着信したときに、ANSam信号を送信し、送信
機から、V.17通信を指定されたCM信号を受信した
場合、V.17通信を確実に成立させることができるフ
ァクシミリ通信装置およびファクシミリ通信方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、相手先装置と
の間でITU−T勧告V.8に規定されている手順を実
行し、上記手順に基づいて上記相手先装置との間で実行
可能な画伝送モードを設定するファクシミリ通信装置に
おいて、ANSam信号送信手段と、CM信号受信手段
と、上記ANSam信号を送信した後に、V.17通信
を指定するCM信号を受信すると、上記CM信号に応答
しないように制御する制御手段とを有するファクシミリ
通信装置である。
【0006】
【発明の実施の形態および実施例】まず、ITU−Tに
よって勧告化されたV.8の手順信号について説明す
る。
【0007】V.8の手順信号には、起呼メニュー信号
(以下、「CM」という)と、CM終端信号(以下、
「CJ」という)と、共通メニュー信号(以下、「J
M」という)とが含まれている。
【0008】CMは、起呼DCEから送信される信号で
あり、この信号は、主に起呼DECで利用可能な変調方
式を表示するために使用される。また、CMは、勧告
V.21で定義されている低域チャンネルV.21
(L)によって変調された300bit/sの反復ビッ
ト列で構成されている。
【0009】CJは、JMを検出した確認とCMの終了
とを示す信号である。また、CJは、300bit/s
のV.21(L)で変調され、スタートbit/sとス
トップbit/sとを含んだ連続する3つの総て「0」
のオクテットで構成されている。
【0010】JMは、応答DECから送信される信号で
あり、この信号は、主に起呼と応答DECとで共通した
利用可能な変調方式を示すために使用される。また、J
Mは、勧告V.21で定義されている高域チャンネル
V.21(H)によって変調された300bit/sの
反復ビット列で構成されている。
【0011】図7は、ITU−T勧告V.8の手順信号
に含まれているプリアンブルの構成を示す図である。
【0012】次に、CM、CJ、JMの各信号の符号化
フォーマットについて説明する。
【0013】CM、CJ、JMには、共通の符号化フォ
ーマットが使用され、各信号CM、CJ、JMは、繰り
返すビットシーケンスで構成されている。1つのシーケ
ンスは、図7に示すように、最初10個の「1」とそれ
に続く10ビットの同期符号と、さらに続く情報を載せ
たオクテットとによって構成されている。各オクテット
のそれぞれには、先行するスタートビット(「0」)
と、後続するストップビット(「1」)とが付加され
る。
【0014】JMには、同じV.21(H)変調を使用
している勧告T.30との混乱を避けるために、そのビ
ット配置に、HDLCフラグ(01111110)が、
決して現れないような、符号制約条件が課せられてい
る。
【0015】各オクテットは、ある1つの情報カテゴリ
に属する。大多数の応用によって信号の簡潔さが守られ
るならば、特別の応用のために、情報カテゴリが拡張さ
れることを、この符号化フォーマットは許容している。
【0016】1つのシーケンスにおける最初の情報カテ
ゴリは、起呼機能でなければならない。それに後続する
情報カテゴリの中では、順序は特に規定されない。1つ
のカテゴリの中の総ての情報は、1オクテットまたは、
必要であれば、順序が決められた1つのオクテット・シ
ーケンスで伝達される。
【0017】図8は、ITU−T勧告V.8の手順信号
の情報カテゴリを決定するカテゴリオクテットのフォー
ムを示す図である。
【0018】次に、カテゴリオクテットについて、説明
する。
【0019】カテゴリオクテットは、新たな情報カテゴ
リの中では最初に発生されるオクテットであり、このオ
クテットには、情報カテゴリを決定する4ビットの符号
を含んでいる。
【0020】このフォーマットは、以下のように構成さ
れ、表示されたビットは、左から右の順番で送信され
る。
【0021】スタートビット (0) bo b1 b
2 0 1 0 b6 b7 ストップビット (1) ビットb0〜b3は、図8に示すように、b0を最下位
ビットとしたカテゴリを形成し、ビットb4は、フラグ
が成立しないように「0」に設定される。また、b5〜
b7は、情報カテゴリのオプションビットである。
【0022】特定のカテゴリを表すのに、3つのオプシ
ョンビットでは不足する場合、カテゴリオクテットの直
後に、拡張オクテットをいくつでも続けることができ
る。
【0023】この拡張オクテットのフォーマットは、以
下に示すように構成されている。
【0024】スタートビット (0) bo b1 b
2 0 1 0 b6 b7 ストップビット (1) ビットb0〜b2、b6、b7は、そのときのカテゴリ
に追加される5つのビットである。ビットb4は、カテ
ゴリオクテットから拡張オクテットを区別するために、
「1」に設定され、b3とb5とは、フラグが成立しな
いように「0」に設定される。
【0025】次に、ビットb0〜b3で決定される情報
カテゴリである起呼機能、変調モード、プロトコル、G
STNアクセスについて、説明する。
【0026】図9は、起呼機能オクテットのビットの使
用例を示す図である。
【0027】起呼機能オクテットの中の3つのオプショ
ンビットは、図9に示すように、特定の起呼機能を指定
するために、使用されている。
【0028】図10は、ITU−T勧告V.8の手順信
号で指定する変調モードを示す図である。
【0029】GSTNで使用可能なVシリーズ変調モー
ドは、図10に示すように、3つの符号で指定される。
使用可能であるという設定は、表示された起呼機能の中
で、その変調モードが使用可能であり、しかも、遠隔D
CEに対し、その能力を伝えたいと望む場合に限られ
る。
【0030】図11は、ITU−T勧告V.8の手順信
号のプロトコルカテゴリ内部の符号一覧を表す図であ
る。
【0031】プロトコルカテゴリ内部の符号一覧は、図
11に表されている。もし、LAPMプロトコル符号が
CMで示され、それを受け取った応答DCE側が、同じ
くLAPMを使用したい場合は、JMでも、LAPMを
表示するプロトコルオクテットが表示される。
【0032】図12は、ITU−T勧告V.8の手順信
号のGSTNに接続するセルラーアクセスを示す符号を
表す図である。
【0033】GSTNに接続するセルラーアクセスを表
示する符号が、図12に示されている。
【0034】次に、V.34に規定されるINFO0の
情報ビットについて説明する。
【0035】図13は、ITU−T勧告によるV.34
のINFO0シーケンスのビット定義を示す図である。
【0036】INFO0は、送信能力を表示するために
使用される信号であり、その信号シーケンスのビット
は、図13に示すように、定義されている。
【0037】なお、本実施例では、INFO0aを被呼
側から送出する信号とし、INFO0cを発呼側から送
出する信号とする。
【0038】図1は、本発明の一実施例であるファクシ
ミリ装置FS1を示すブロック図である。
【0039】ファクシミリ装置FS1は、図1に示すよ
うに、電話回線2aに接続されている網制御装置(以
下、NCUという。)2を備えている。NCU2は、電
話網をデータ通信等に使用するための回線端末へ接続す
る等の電話交換網の接続制御、データ通信路への切替を
行い、電話回線2aと電話機4との接続と、電話回線2
bとハイブリッド回路6との接続とを選択的に切り換え
る。NCU2と電話機4とは信号線2bで接続され、N
CU2とハイブリッド回路6とは信号線2cで接続され
ている。
【0040】NCU2の切換動作は、後述する制御回路
20が制御する。信号線20aを介して、制御回路20
から与えられる制御信号が「0」であるときに、電話回
線2aと電話機4との接続が行われ、上記制御信号が
「1」であるときに、電話回線2aとハイブリッド回路
6との接続が行われる。なお、通常状態では、電話回線
2aと電話機4との接続が選択されている。
【0041】ハイブリッド回路6は、電話回線2aを介
して送信される送信系からの送信信号と、電話回線2a
を介して受信される受信系への受信信号とを分離する。
【0042】送信系は、CCD(電化結合素子)等の撮
像素子と光学系とによって構成されている読取回路14
と、ANSam送出回路10とを有する。
【0043】読取回路14は、送信原稿から主走査方向
の1ライン分の画像を順次、読取り、この読み取られた
画像を示すデータは、信号線14aに出力される。
【0044】ANSam送出回路10は、信号線20d
を介して、制御回路20からレベル「1」の信号が与え
られたときに、信号線10aにANSam信号を出力す
る。一方、信号線20dを介して、制御回路20からレ
ベル「0」の信号が与えられたときに、信号線10aへ
のANSam信号の出力は行われない。
【0045】信号線14aを介して、読取回路14から
出力されたデータは、制御回路20に与えられる。制御
回路20は、信号線14aを介して取り込まれたデータ
について、符号化処理し、この符号化されたデータは、
信号線20bを介して、変復調器8に出力される。
【0046】変復調器8は、信号線20bから受けた符
号化データを変調処理し、変調信号を生成するととも
に、信号線6aを介して、ハイブリッド回路6から取り
込まれた受信信号を復調処理し、復調データを生成す
る。この変調処理と復調処理とは、ITU−T勧告V.
8、V.21、V.27ter、V.29、V.17、
V.34に基づいて実行される。変復調器8による変
調、復調処理の内容は、信号線20cを介して、制御回
路20から与えられる信号によって指示され、この指示
された変調、復調処理によって伝送モードが決定され
る。
【0047】変復調器8で生成された変調信号は、信号
線8aを介して、加算回路12に与えられる。加算回路
12は、変復調器8からの変調信号と、ANSam送出
回路10からのANSam信号とを加算する。この加算
された信号は、信号線12aを介して、ハイブリッド回
路6に出力され、ハイブリッド回路6は、上記加算され
た信号を送信信号として、NCU2経由で電話回線2a
に送出する。
【0048】一方、受信系では、相手装置からNCU2
経由で受信した信号が、信号線6aを介して、ハイブリ
ッド回路6から変復調器8に出力される。変復調器8
は、上記のように、信号線6aを介して取り込まれた受
信号を復調処理し、復調データを生成する。変復調器8
で生成された復調データは、信号線8bを介して、制御
回路20に与えられる。制御回路20は、復調データを
復号化等の処理を施し、復号化されたデータは、信号線
20eを介して、記録回路16に与えられる。
【0049】記録回路16は、復号化されたデータが示
す画像を1ライン毎に順次、記録紙に記録する。
【0050】読取回路14で読み取られたデータ、この
読み取られたデータを符号化したデータ、受信したデー
タ、そのデータを復号化したデータは、必要に応じてメ
モリ回路18に格納される。
【0051】制御回路20は、相手先装置からの情報を
受信し、相手先装置へ情報を送信するための伝送制御を
行う。
【0052】この伝送制御を規定する伝送制御手順に
は、ITU−T勧告V.8、V.21、V.27te
r、V.29、V.17、V.34の各手順が用いられ
ている。
【0053】具体的には、相手先装置との間で、ITU
−T勧告V.8に規定される手順を実行し、この手順に
基づいて、上記相手先装置との間で実行可能な画伝送モ
ードを設定するファクシミリ通信装置において、ANS
am信号送信手段、CM信号受信手段を有し、ANSa
m信号を送信した後に、V.17通信を指定するCM信
号を受信すると、このCM信号に応答せずに、ANSa
m信号の送信時間がタイムオーバした後に、V.21の
DIS信号を送信する。ここで、送信するV.21のD
IS信号は、V.8受信機能が無いことを宣言する。一
方、V.34通信を指定するCM信号を受信すると、こ
のCM信号に応答し、JM信号の送信に移行し、以後、
CJ信号を受信した後に、V.34受信を実行する。
【0054】次に、上記実施例の制御動作について説明
する。
【0055】図2、図3、図4は、上記実施例の制御動
作を示すフローチャートである。
【0056】まず、S2では、信号線20aに、レベル
「0」の信号を出力し、CMLをオフし、S4では、信
号線20dにレベル「0」の信号を出力することによっ
て、ANSam信号を出力しないように設定する。
【0057】S6では、着呼が選択されたか否かを判定
し、着呼が選択されないと、ステップS8に進み、着呼
が選択されると、ステップS10に進む。
【0058】S8では、その他の処理が実行され、その
他の処理を実行した後に、ステップS2に戻り、S10
では、信号線20aにレベル「1」の信号を出力し、C
MLをオンし、S12では、タイマT1に35秒をセッ
トし、S14では、信号線20dにレベル「1」の信号
を出力することによって、ANSam信号を出力するよ
うに設定し、S16では、タイマに5秒をセットする。
【0059】S18では、CM信号を受信したか否かを
判断し、CM信号を受信していれば、ステップS38に
進み、CM信号を受信していなければ、ステップS20
に進む。
【0060】S20では、タイマがタイムオーバしたか
否かを判断し、タイマがタイムオーバしていれば、ステ
ップS22に進み、タイマがタイムオーバしていなけれ
ば、ステップS18に進む。
【0061】S22では、V.21信号でのNSF/C
SI/DIS信号を送信し、ここで、V.8の受信機能
有りを通知し、S24では、タイマT4に3秒をセット
する。S26では、CI信号を受信したか否かを判断
し、CI信号を受信していれば、ステップS28に進
み、CI信号を受信していなければ、ステップS30に
進む。
【0062】S28では、タイマT1がタイムオーバし
たか否かを判断し、タイマT1がタイムオーバしていれ
ば、ステップS2に進み、タイマT1がタイムオーバし
ていなければ、ステップS14に進む。
【0063】S30では、V.21信号でのNSS/T
SI/DCS信号を受信したか否かを判断し、NSS/
TSI/DCS信号を受信していれば、ステップS32
に進み、NSS/TSI/DCS信号を受信していなけ
れば、ステップS34に進む。
【0064】S32では、V.21の手順、V.27t
er、または、V.29、または、V.17の画伝送を
実行する。
【0065】S34では、タイマT4がタイムオーバし
たか否かを判断し、タイマT4がタイムオーバしていれ
ば、ステップS36に進み、タイマT4がタイムオーバ
していなければ、ステップS26に進む。
【0066】S36では、タイマT1がタイムオーバし
たか否かを判断し、タイマT1がタイムオーバしていれ
ば、ステップS2に進み、タイマT1がタイムオーバし
ていなければ、ステップS22に進む。
【0067】S38では、受信したCM信号に基づい
て、V.34の半二重通信が可能であるか否かを判断
し、V.34の半二重通信が可能であれば、ステップS
40に進み、V.34の半二重通信が可能でなければ、
ステップS46に進む。
【0068】S40では、V.21、V.27ter、
V.29半二重、V.17、V.34半二重通信が可能
であることを指定するJM信号を送信し、S42では、
CJ信号を受信し、S44では、INFO0aを送信
し、以後、V.34の手順で、画伝送を実行する。
【0069】S46では、タイマがタイムオーバしたか
否かを判断し、タイマがタイムオーバしていれば、ステ
ップS48に進み、タイマがタイムオーバしていなけれ
ば、ステップS46に進む。
【0070】S48では、V.21信号でのNSF/C
SI/DIS信号を送信し、ここで、V.8の受信機能
無しを通知し、S50では、タイマT4に3秒をセット
する。
【0071】S52では、V.21信号でのNSS/T
SI/DCS信号を受信したか否かを判断し、V.21
信号でのNSS/TSI/DCS信号を受信していれ
ば、ステップS32に進み、V.21信号でのNSS/
TSI/DCS信号を受信していなければ、ステップS
54に進む。
【0072】S54では、タイマT4がタイムオーバし
たか否かを判断し、タイマT4がタイムオーバしていれ
ば、ステップS56に進み、タイマT4がタイムオーバ
していなければ、ステップS52に進む。
【0073】S56では、タイマT1がタイムオーバし
たか否かを判断し、タイマT1がタイムオーバしていれ
ば、ステップS2に進み、タイマT1がタイムオーバし
ていなければ、ステップS48に進む。
【0074】次に、上記伝送制御手順について説明す
る。
【0075】まず、被呼端末からANSam信号を受信
してから、V.34の手順、画伝送の実行までの伝送制
御手順について説明する。
【0076】図5は、ファクシミリ装置FS1に適用さ
れる伝送制御手順の一例を示す図である。
【0077】図5を参照するに、被呼端末が、全二重通
信を可能にする信号(ANSam信号であって、210
0Hzを15Hzで変調した信号)を送出する。発呼側
が、V.8に基づく変調によるCM信号を送出し、この
CM信号によって、画伝送時に実行可能な伝送モードを
被呼端末に通知する。
【0078】CM信号を受信した被呼端末は、CM信号
で指定された伝送モードの中で、受信可能な伝送モード
(V.34)を発呼端末に通知し、この通知に、JM信
号が使用される。
【0079】JM信号を受信した発呼端末は、CJ信号
を送出することによって、伝送モードを被呼端末に通知
する。
【0080】CJ信号を送出した後、すなわちV.8手
順を完了し、50msecが経過した後に、発呼端末
は、V.34手順の実行を開始し、電話回線2aの状況
をチェックするためのラインプルービング信号(先頭に
INFO0cが付加されている信号)を送出する。被呼
端末は、発呼端末からのラインプルービング信号に応答
した信号(先頭にINFO0aが付加されている信号)
を送出し、この信号によって、以後の送出レベル、振幅
レベルの補正、伝送ボーレートを発呼端末に通知する。
【0081】発呼端末は、ラインプルービング信号を送
出してから50msecが経過した後に、ロングトレー
ニング信号を送出し、被呼端末は、このロングトレーニ
ング信号に基づいて、モデムの等化器の調整、タイミン
グ検出等を実施する。
【0082】発呼端末は、ロングトレーニング信号を送
出してから50msecが経過した後に、パラメータ交
換信号を送出する。被呼端末は、パラメータ交換信号に
応答した信号を送出し、この信号によって、以後のリン
ク補正、ビットレートを発呼端末に通知する。
【0083】パラメータ交換信号に応答した後に、被呼
端末は、CSI、DIS信号を送出し、発呼端末からの
TSI、DCS信号を受信するまで、フラグを送出し、
TSI、DCS信号を受信した後に、CFR信号を送出
する。発呼端末は、CSI、DIS信号を受信した後
に、TSI、DCS信号を送出し、被呼端末からCFR
信号を受信するまで、フラグを送出する。
【0084】発呼端末は、フラグを送出してから50m
secが経過した後に、V.34による画伝送を開始
し、画信号を送出する。画信号送出が終了してから50
msecが経過した後に、V.34による手順が実行さ
れ、発呼端末からは、PPS−MPS信号が送出され、
被呼端末からのMCF信号を受信するまで、フラグが送
出される。被呼端末は、PPS−MPS信号を受信した
後に、MCF信号を送出する。
【0085】フラグを送出してから50msecが経過
した後に、V.34による画伝送が実行され、発呼端末
からは、画信号が再び送出される。画信号を送出してか
ら50msecが経過した後に、V.34による手順が
実行され、発呼端末は、PPS−EOP信号を送出し、
MCF信号を受信するまで、フラグを送出する。被呼端
末は、PPS−EOP信号を受信した後に、MCF信号
を送出する。以降、画伝送が終了するまで、上記と同様
の手順が繰り返される。
【0086】次に、被呼端末からANSam信号を受信
してから、V.21の手順、V.17の画伝送の実行ま
でにおける伝送制御手順について説明する。
【0087】図6は、ファクシミリ装置FS1に適用さ
れる伝送制御手順の他の例を示す図である。
【0088】まず、被呼端末は、ANSamを送信し、
発呼端末は、V.17通信可能なCM信号を送信する。
このときに、受信機は、ANSam信号の送信タイマが
タイムオーバすると、V.21手順のNSF/CSI/
DIS信号(ここで、DIS信号でV.8受信機能が無
いことを知らせる)を送信する。この信号に対応し、発
呼端末は、NSS/TSI/DCS信号を送信し、続い
て、トレーニングチェック信号によって、速度を決定
し、V.17による画伝送が実行される。
【0089】上記実施例によれば、ANSam信号を送
信した後、V.17通信を指定するCM信号を受信する
と、このCM信号に応答しないで、ANSam信号の送
信時間がタイムオーバした後、V.21のDIS信号を
送信し、V.21手順の確実な実行と、V.27te
r、V.29、または、V.17の画情報を受信するこ
とができ、しかも、V.34通信を指定するCM信号を
受信すると、このCM信号に応答し、JM信号の送信に
移行し、以後、CJ信号を受信した後に、V.34受信
を実行することができる。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、受信機がV.34通信
をサポートして着信したときに、ANSam信号を送信
し、送信機から、V.17通信を指定されたCM信号を
受信した場合、V.17通信を確実に成立させることが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるファクシミリ装置FS
1を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】上記実施例の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】上記実施例の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】ファクシミリ装置FS1に適用される伝送制御
手順の一例を示す図である。
【図6】ファクシミリ装置FS1に適用される伝送制御
手順における他の例を示す図である。
【図7】ITU−T勧告V.8の手順信号に含まれてい
るプリアンブルの構成を示す図である。
【図8】ITU−T勧告V.8の手順信号の情報カテゴ
リを決定するカテゴリオクテットのフォームを示す図で
ある。
【図9】起呼機能オクテットのビットの使用例を示す図
である。
【図10】ITU−T勧告V.8の手順信号で指定する
変調モードを示す図である。
【図11】ITU−T勧告V.8の手順信号のプロトコ
ルカテゴリ内部の符号一覧を表す図である。
【図12】ITU−T勧告V.8の手順信号のGSTN
に接続するセルラーアクセスを示す符号を表す図であ
る。
【図13】ITU−T勧告によるV.34のINFO0
シーケンスのビット定義を示す図である。
【符号の説明】
FS1…ファクシミリ装置、 16…記録回路、 18…メモリ回路、 20…制御回路、 22…ROM。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手先装置との間でITU−T勧告V.
    8に規定されている手順を実行し、上記手順に基づいて
    上記相手先装置との間で実行可能な画伝送モードを設定
    するファクシミリ通信装置において、 ANSam信号送信手段と;CM信号受信手段と;上記
    ANSam信号を送信した後に、V.17通信を指定す
    るCM信号を受信すると、上記CM信号に応答しないよ
    うに制御する制御手段と;を有することを特徴とするフ
    ァクシミリ通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記V.17通信を指定するCM信号を受信すると、上
    記ANSam信号の送信時間がタイムオーバした後に、
    V.21のDIS信号を送信することを特徴とするファ
    クシミリ通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 上記V.17通信を指定するCM信号を受信すると、上
    記ANSam信号の送信時間がタイムオーバした後に、
    送信するV.21のDIS信号によって、V.8受信機
    能が無いことを宣言することを特徴とするファクシミリ
    通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項にお
    いて、 V.34通信を指定するCM信号を受信すると、このC
    M信号に応答し、JM信号の送信に移行し、その後、C
    J信号を受信した後に、V.34受信を実行することを
    特徴とするファクシミリ通信装置。
  5. 【請求項5】 相手先装置との間でITU−T勧告V.
    8に規定されている手順を実行し、上記手順に基づいて
    上記相手先装置との間で実行可能な画伝送モードを設定
    するファクシミリ通信方法において、 ANSam信号送信段階と;CM信号受信段階と;上記
    ANSam信号を送信した後に、V.17通信を指定す
    るCM信号を受信すると、上記CM信号に応答しないよ
    うに制御する制御段階と;を有することを特徴とするフ
    ァクシミリ通信方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記V.17通信を指定するCM信号を受信すると、上
    記ANSam信号の送信時間がタイムオーバした後に、
    V.21のDIS信号を送信することを特徴とするファ
    クシミリ通信方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6において、 上記V.17通信を指定するCM信号を受信すると、上
    記ANSam信号の送信時間がタイムオーバした後に、
    送信するV.21のDIS信号によって、V.8受信機
    能が無いことを宣言することを特徴とするファクシミリ
    通信方法。
  8. 【請求項8】 請求項5〜請求項7のいずれか1項にお
    いて、 V.34通信を指定するCM信号を受信すると、このC
    M信号に応答し、JM信号の送信に移行し、その後、C
    J信号を受信した後に、V.34受信を実行することを
    特徴とするファクシミリ通信方法。
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