JPH11196123A - 携帯電子メール端末装置 - Google Patents

携帯電子メール端末装置

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JPH11196123A
JPH11196123A JP9368334A JP36833497A JPH11196123A JP H11196123 A JPH11196123 A JP H11196123A JP 9368334 A JP9368334 A JP 9368334A JP 36833497 A JP36833497 A JP 36833497A JP H11196123 A JPH11196123 A JP H11196123A
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area
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    • G06Q10/00Administration; Management
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    • G06Q10/107Computer-aided management of electronic mailing [e-mailing]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L51/00User-to-user messaging in packet-switching networks, transmitted according to store-and-forward or real-time protocols, e.g. e-mail
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電子メール端末装置の操作性、及び利便
性をより向上させる。 【解決手段】 CPU101は、ROM102に格納さ
れたプログラムを実行することにより、モデム106を
介した電子メールの送受信や、ユーザのキーボード10
5への操作に応じた各種の設定、或いはデータ入力を行
う。その設定項目としては、転送させる電子メールを判
定するためのパスワードやメールアドレス等があり、設
定した内容はRAM103に格納させる。CPU101
は、モデム106を介して電子メールを受信すると、R
AM103の空容量、送信元のメールアドレス、或いは
それに含まれている用語に基づいて、予め設定されてい
る送信先に送信させるか否か判定し、その判定結果に従
って受信した電子メールのRAM103への格納、モデ
ム106を介した電子メールの送信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にユーザが携帯
して電子メールの送受信に利用する携帯電子メール端末
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、電子メールの送受信は、パー
ソナルコンピュータ(以降、パソコンと略す)などの据
え置き型の装置、或いは移動に不便な装置を用いて行わ
れていた。しかし、近年は、半導体技術の向上によっ
て、電子手帳サイズで電子メールの送受信を行える電子
メール機能を搭載した小型の情報携帯端末装置(以降、
携帯端末と略す)が製品化されている。その携帯端末
は、通信機能を内蔵、或いは携帯電話装置等の通信機器
と接続できるようになっている。そのため、ユーザは、
携帯端末を購入することにより、様々な場所で電子メー
ルの送受信を行えるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような電子メール機能を備えた従来の携帯端末(携帯
電子メール端末装置)には、以下のような問題点があっ
た。
【0004】ユーザが携帯して利用するという利用形態
では、当然のことながら、小型・軽量化が装置に要請さ
れる。その要請によって、携帯端末の記憶容量の大きさ
は抑えられるため、電子メールの記憶に割り当てられる
容量が小さいという問題点があった。
【0005】電子メール用の記憶容量が小さいと、あま
り多くの電子メールを記憶させておくことができないこ
とから、不要となった電子メールを随時消去して次に送
られてくる電子メールを記憶できるようにしておかなけ
ればならない。そのようなことから、操作性や利便性の
低下という形で上記問題点は表面化していた。
【0006】ところで、携帯端末(携帯電子メール端末
装置)は、ユーザがどこでも電子メールの送受信を行え
るという利点がある一方、その利点が逆に働くようなこ
ともある。以降、そのことについて具体的に説明する。
【0007】受信した電子メールは、場所に気を付けて
見なければならないときがある。例えば、営業を行って
いるユーザが、取引先のA社に行っているときに競合相
手であるB社からの電子メールを見るような場合や、勤
務中に私用の電子メールを見るような場合である。それ
らの何れの場合においても、受信した電子メールを他の
人に見られるのは望ましくない。
【0008】その他には、携帯端末は携帯して使用する
ことから、特に紛失する危険性が高いことが挙げられ
る。それが発生した場合には、受信した電子メールを直
ちに見ることができなくなるだけでなく、それを二度と
見ることができなくなるようなこともある。特に重要な
電子メールが送られてきていたときには、それによって
生じる被害は甚大である。
【0009】上記したような危険性が携帯端末には存在
している。そのような危険性を回避することも望まれて
いた。本発明の課題は、携帯電子メール端末装置の操作
性、及び利便性をより向上させることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1〜第3の態
様の携帯電子メール端末装置は、ユーザが携帯して利用
することを共に前提とする。各態様の携帯電子メール端
末装置は、以下の手段を具備する。
【0011】第1の態様の携帯電子メール端末装置は、
電子メールを受信する受信手段と、受信手段が受信した
電子メールが特定の条件を満たしている特定メールか否
か検出する特定メール検出手段と、受信手段が受信した
電子メールを送信する送信手段と、特定メール検出手段
が特定メールと検出した電子メールを予め指定されてい
る送信先に送信手段に送信させる制御手段と、を具備す
る。
【0012】第2の態様の携帯電子メール端末装置は、
電子メールを受信する受信手段と、受信手段が受信した
電子メールを記憶する記憶手段と、受信手段が受信した
電子メールが特定の条件を満たしている特定メールか否
か検出する特定メール検出手段と、受信手段が受信した
電子メールを送信する送信手段と、特定メール検出手段
が特定メールではないと検出した電子メールを記憶手段
に記憶させ、該特定メール検出手段が特定メールと検出
した電子メールを予め指定されている送信先に送信手段
に送信させる制御手段と、を具備する。
【0013】第3の態様の携帯電子メール端末装置は、
電子メールを受信する受信手段と、受信手段が受信した
電子メールを記憶する記憶手段と、受信手段が受信した
電子メールが特定の条件を満たしている特定メールか否
か検出する特定メール検出手段と、受信手段が受信した
電子メールを送信する送信手段と、特定メール検出手段
が特定メールではないと検出した電子メールを記憶手段
に記憶させ、該特定メール検出手段が特定メールと検出
した電子メールは一部のみを記憶手段に記憶させるとと
もに、該電子メールを予め指定されている送信先に送信
手段に送信させる制御手段と、を具備する。
【0014】なお、上記第1〜第3の態様の構成におい
て、特定メール検出手段は、受信手段が受信した電子メ
ールの送信元が予め設定された送信先と一致しているか
否か判定することにより、該電子メールが特定メールか
否か検出する、受信手段が受信した電子メール中に予め
設定された用語が含まれているか否か判定することによ
り、該電子メールが特定メールか否か検出する、及び受
信手段が受信した電子メールのデータ量が予め設定され
たデータ量以上であった場合に、該電子メールを特定メ
ールとして検出する、の少なくとも一つの手法を用いて
特定メールの電子メールを検出することが望ましい。
【0015】また、第2及び第3の態様の構成において
は、特定メール検出手段が、受信手段が電子メールを受
信したときの記憶手段の空容量に基づいて、該電子メー
ルが特定メールか否か検出する、ことが望ましい。
【0016】更に、第3の態様の構成においては、制御
手段が、特定メール検出手段が特定メールと検出した電
子メールの一部として、該電子メールの本文以外のデー
タを記憶手段に記憶させる、ことが望ましい。
【0017】本発明の第1の態様の記録媒体は、電子メ
ールを受信する手段と、受信する手段により受信された
電子メールが特定の条件を満たしている特定メールか否
か検出する手段と、受信する手段により受信された電子
メールを送信させる手段と、検出する手段によって特定
メールと検出された電子メールを予め指定されている送
信先に送信させる手段により送信させる制御を行う手段
と、を実現させるためのプログラムを記録している。
【0018】第2の態様の記録媒体は、電子メールを受
信する手段と、受信する手段により受信された電子メー
ルを記憶させる手段と、受信する手段により受信された
電子メールが特定の条件を満たしている特定メールか否
か検出する手段と、受信する手段により受信された電子
メールを送信させる手段と、検出する手段によって特定
メールではないと検出された電子メールを記憶させる手
段により記憶させ、該検出する手段によって特定メール
と検出された電子メールを予め指定されている送信先に
送信させる手段によって送信させる制御を行う手段と、
を実現させるためのプログラムを記録している。
【0019】第3の態様の記録媒体は、電子メールを受
信する手段と、受信する手段により受信された電子メー
ルを記憶させる手段と、受信する手段により受信された
電子メールが特定の条件を満たしている特定メールか否
か検出する手段と、受信する手段により受信された電子
メールを送信させる手段と、検出する手段によって特定
メールではないと検出された電子メールを記憶させる手
段により記憶させ、該検出する手段によって特定メール
と検出された電子メールは一部のみを記憶させる手段に
より記憶させるとともに、該電子メールを予め指定され
ている送信先に送信させる手段に送信させる制御を行う
手段と、を実現させるためのプログラムを記録してい
る。
【0020】本発明(第1の態様)では、受信した電子
メールのなかで特定メールと検出された電子メールを予
め指定(設定)されている送信(転送)先に送信させ
る。それにより、或るメールアドレスに送信されてきた
メールを他のメールアドレスで見ることが可能となる。
【0021】本発明(第2の態様)では、受信した電子
メールのなかで特定メールと検出されなかった電子メー
ルを保存する。それにより、特定メールと検出されなか
った電子メールを見ることが可能となる。
【0022】本発明(第3の態様)では、受信した電子
メールのなかで特定メールと検出された電子メールの一
部を残しつつ、その電子メールを送信(転送)先に送信
させる。それにより、特定メールと検出されたメールの
受信の有無は少なくとも認識することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態につき詳細に説明する。図1は、本実施
の形態による携帯電子メール端末装置(以降、電子メー
ル端末と略す)の構成図である。
【0024】図1に示すように、電子メール端末は、装
置全体の制御を行うCPU101と、そのCPU101
が実行するプログラムや各種制御データ、及び画像を表
示するための画像データを格納したROM102と、C
PU101が作業用に使用して電子メール等が格納され
るRAM103と、各種の情報や画像を表示する表示部
104と、不図示の電話線、及び電話網を介してデータ
の送受信を行うモデム106とを備えて構成される。
【0025】図2は、上記電子メール端末の外観図であ
る。電子メール端末は、図2に示すように、画面201
を内側にして折り畳めるタイプの装置である。画面20
1がある面側には、画面201上に表示されたカーソル
を移動させるためのカーソルスイッチ202、各種のア
イコンが配置されたウィンドウを表示させるためのOK
スイッチ203、電源のオン/オフを行うための電源ス
イッチ205等が配置されている。他方の折り畳んだ際
に画面201と対向する側の面には、主に文字入力に用
いられる各種スイッチが配置されている。その中の確定
スイッチ204は、ウィンドウ内のアイコンの選択を確
定させるためのスイッチであり、ESCスイッチ206
は、現在行っている作業を終了させるためのスイッチで
ある。これらのスイッチは、キーボード105を構成す
るスイッチである。また、図示していないが、筐体の側
面には、電話線をモデム106に接続するための端子が
設けられている。
【0026】以上の構成において、その動作を説明す
る。ユーザが電源スイッチ205を操作して電源をオン
させると、CPU101はROM102に格納されたプ
ログラムを読み出して実行することにより、装置全体の
制御を開始する。その制御は、RAM103を作業用に
使用しながら、キーボード105に対してユーザが行っ
た操作やモデム106の電子メールの受信に応じて行
う。
【0027】電源がオンされた後は、CPU101は図
2に示す作業画面を画面201に表示させる。その表示
は、例えばROM102に格納された画像データを読み
出し、それを、或いはその画像データを加工することで
生成した画像データを表示部103内のメモリに書き込
むことで行わせる。なお、これは、他の画像を表示させ
る場合も同様である。
【0028】そのときに表示させた作業画面はモード選
択画面であり、ユーザが作業内容を指定するための複数
のアイコンが配置されている。複数のアイコンのなかで
一つだけが他と表示形態が異なっており、それが現在選
択されているアイコン(選択アイコン)である。そのア
イコンは、カーソルスイッチ202への操作に応じて変
更され、確定スイッチ204が操作されたときに他と表
示形態が異なっているアイコンの機能が選択される。ユ
ーザは、カーソルスイッチ202を必要に応じて操作し
た後、OKスイッチ203を操作することにより、所望
する作業内容を選択し、その作業を開始する。
【0029】上記のようにして作業を開始した後は、C
PU101はキーボード105に対して行われた操作に
応じて、各作業内容別に定められた作業手順に従った表
示画面の切り換えや、ユーザがキーボード105を介し
て入力した文字(ここでは、キーボード105から入力
可能な全てのものを意味するとして用いる)の表示、更
には電子メールの送信等を行う。モデム106を介して
受信した(ダウンロードした)電子メールに対しては、
後述するようにして、それのRAM103への格納や指
定された送信先への送信(転送)を行う。
【0030】上記モード選択画面に配置されるアイコン
としては、「受信簿」アイコンや「送信簿」アイコン、
「送受信」アイコン、「アドレスリスト」アイコン、及
び「設定」アイコン等がある。ユーザは、受信した電子
メールを見たいようなときには「受信簿」アイコン、過
去に送信した電子メールを確認したいようなときには
「送信簿」アイコン、登録したアドレスを見たいような
ときには「アドレスリスト」アイコン、未送信のメール
の送信とメールの受信を共に行いたいようなときには
「送受信」アイコン、受信したメールのなかでどのよう
なメールを送信させるかを設定したいようなときには
「設定」アイコンをそれぞれ選択すれば良いようになっ
ている。
【0031】上記各アイコンに割り当てた作業を行える
ように、CPU101は、ROM103に電子メール関
連のデータを図3に示すように格納させる。各エリアに
は、以下のようなデータが格納される。
【0032】メール作成エリアは、電子メールを新たに
作成したり、受信したメールを一時格納しておくといっ
たことに利用されるエリア(領域)であり、宛先、送信
元、件名、及び本文等の各データが格納される。宛先、
及び送信元のデータは、それぞれ、ネーム(Nam
e)、及びメールアドレスとから構成されている。
【0033】受信メールエリアは、電子メール端末が過
去に受信した(ダウンロードした)電子メールを格納し
ておくためのエリア(領域)であり、図4に示すよう
に、電子メール毎に分けて格納される。各電子メールの
データMAIL(n)(nは整数)は、メール作成エリ
アに格納されるデータに、受信時刻、及び開封フラグが
制御用データとして付加されてなる。受信時刻は、それ
を図示しないサーバーが受け取った時刻を表すデータで
ある。nは、受信した時刻が古い順に1を初期値として
シーケンシャルに付与される値である。他方の開封フラ
グは、その電子メールをユーザが見たか否か、即ち開封
したか否かを管理するためのデータである。その値とし
ては、電子メールを開封していないときには0、開封し
たときには1が格納される。
【0034】送信メールエリアは、電子メール端末が過
去に送信した電子メールを格納しておくためのエリア
(領域)であり、図4に示すように、電子メール毎に分
けて格納される。各電子メールのデータMAIL(n)
(nは整数)は、メール作成エリアに格納されるデータ
に、送信時刻、及び送信済フラグが制御用データとして
付加されてなる。送信時刻は、それが付加された電子メ
ールの送信を行った時刻を表すデータである。nは、送
信した、或いは送信を試みた時刻が古い順に1を初期値
としてシーケンシャルに付与される値である。他方の送
信済フラグは、その電子メールが実際に送信したか否か
を管理するためのデータである。その値としては、電子
メールを送信したときには1、送信していないときには
0が格納される。
【0035】なお、受信メールエリア及び送信メールエ
リアに格納されたメール単位のデータの表現について
は、以降、便宜的に、或る一つだけが対応する意味で用
いる際にはデータMAIL(n)といったように括弧を
用いて表現し、そのような意味で用いない際にはデータ
MAILと表現することにする。
【0036】アドレスエリアは、図6に示すように、メ
ールアドレス単位でユーザが入力したデータを格納して
おくためのエリアである。1単位のデータは、Nam
e、メールアドレス、及び選択フラグから構成される。
その選択フラグは、それが付与されたメールアドレスか
ら送られたメールを他に転送(送信)させるとユーザが
選択しているか否かを表すフラグである。転送させると
選択されているときには1、そうでないときには0が格
納される。
【0037】選択アドレスエリアは、図6に示すアドレ
スエリアのなかで選択フラグの値が1となっているデー
タが抽出されて格納されるエリアである。このエリアに
は、図7に示すように、メールアドレス単位でデータが
格納される。1単位のデータは、Nameとメールアド
レスから構成されている。
【0038】なお、アドレスエリア、及び選択アドレス
エリアに格納された単位データの表現については、以
降、便宜的に、或る一つだけが対応する意味で用いる際
にはアドレスデータ(n)といったように括弧を用いて
表現し、そのような意味で用いない際にはアドレスデー
タと表現することにする。
【0039】パスワードエリアは、ユーザが登録したパ
スワード(キーワード)を格納しておくためのエリアで
ある、このエリアには、図8に示すように、パスワード
単位でデータが格納される。なお、このエリアに格納さ
れる単位データの表現については、以降、便宜的に、或
る一つだけが対応する意味で用いる際にはパスワードデ
ータ(n)といったように括弧を用いて表現し、そのよ
うな意味で用いない際にはパスワードデータと表現する
ことにする。
【0040】それ以外では、特には図示しないが、受信
したメールを転送させる転送先のアドレスデータを格納
しておくエリアがRAM103内に割り当てられてい
る。受信したメールを転送させると判定した場合には、
そのアドレスデータが読み出され、受信したメールの宛
先のデータとして用いられる。
【0041】CPU101は、RAM103に格納した
データのなかで、選択アドレスエリア、或いはパスワー
ドエリアに格納したデータを参照して、受信したメール
を転送させるか否か判定し、その判定結果に従って受信
したメールを転送する。
【0042】次に、上記CPU101の動作について、
図9〜図48に示す各種の動作フローチャート、及び図
49〜図64に示す各種説明図を参照して詳細に説明す
る。なお、それらの動作フローチャートは、CPU10
1が、ROM102に格納されたプログラムを読み出し
て実行することで実現される処理動作である。
【0043】図9、及び図10は、全体処理の動作フロ
ーチャートである。始めに、この図9及び図10を参照
して、全体処理について詳細に説明する。電子メール端
末の図2に示す電源スイッチ205を操作してユーザが
電源をオンさせると、CPU101はROM102に格
納されているプログラムの実行を開始して、先ず、ステ
ップ901でイニシャライズを行う。そのイニシャライ
ズによって、電子メール端末は予め定められた初期状
態、或いはユーザが設定した初期状態に設定される。そ
の後、ステップ902に移行する。
【0044】ステップ902では、図2に示すモード選
択画面の表示を行う。続くステップ903では、表示さ
せた複数のアイコンうちの一つである「受信簿」アイコ
ンの表示形態の変更を行う(そのアイコンが現在選択さ
れているアイコンである)。それが終了した後、ステッ
プ904に移行する。
【0045】ステップ904では、カーソルスイッチ2
02が操作されたか否か判定する。そのカーソルスイッ
チ202は、上下左右の4つのスイッチから構成されて
いるスイッチである。そのなかの何れかのスイッチをユ
ーザが操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ905に移行する。そうでない場合には、その判定は
NOとなってステップ906に移行する。
【0046】ステップ905では、ユーザのカーソルス
イッチ202への操作に応じた表示形態を異ならせるア
イコンの変更を行う。それが終了すると、ステップ90
6に移行する。
【0047】ステップ906では、確定スイッチ204
が操作されたか否か判定する。ユーザが確定スイッチ2
04を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ907に移行する。そうでない場合には、その判定は
NOとなってステップ904に戻る。
【0048】モード選択画面を表示させている状況で
は、ユーザが確定スイッチ204を操作するまでの間、
ステップ904〜906で形成される処理ループが繰り
返し実行される。それにより、カーソルスイッチ202
への操作に応じて表示形態が異なるアイコンを任意に変
更させることができるようになっている。
【0049】ステップ907〜918では、ユーザが確
定スイッチ204を操作したときに選択されていたアイ
コンを判定して、そのアイコンに割り当てていた機能を
実現するための処理が行われる。
【0050】具体的には、選択アイコンが「受信簿」ア
イコンであった場合、ステップ907の判定がYESと
なってステップ908の受信メールリスト表示処理が実
行され、選択アイコンが「送信簿」アイコンであった場
合には、ステップ907の判定がNOでステップ909
の判定がYESとなってステップ910の送信メールリ
スト表示処理が実行される。同様に、選択アイコンが
「アドレスリスト」アイコンであった場合、ステップ9
07、及び909の判定がNO、ステップ911の判定
がYESとなってステップ912のアドレスリスト表示
処理が実行され、そのアイコンが「送受信」アイコンで
あった場合には、ステップ907、909、及び911
の判定がNO、ステップ913の判定がYESとなって
ステップ914の送受信処理が実行され、そのアイコン
が「設定」アイコンであった場合には、ステップ90
7、909、911、及び913の判定がNO、ステッ
プ915の判定がYESとなってステップ916の設定
処理が実行され、そのアイコンがその他のアイコンであ
った場合には、ステップ907、909、911、91
3、及び915の判定がNO、ステップ917の判定が
YESとなってステップ918のその他の処理が実行さ
れる。
【0051】ステップ908の受信メールリスト表示処
理を実行した後は、ステップ902の処理に戻る。ステ
ップ910の送信メールリスト表示処理、図10のステ
ップ912のアドレスリスト表示処理、ステップ916
の設定処理、或いはステップ918のその他の処理を実
行した後は、ステップ904に戻る。ステップ914の
送受信処理を実行した後は、ステップ908に戻る。そ
の後は、それ以降の処理を同様に繰り返す。
【0052】以降は、上記全体処理内で実行される各種
サブルーチン処理について詳細に説明する。図11〜図
14は、全体処理内でステップ908として実行される
受信メールリスト表示処理の動作フローチャートであ
る。次に、図11〜図14を参照して、その処理につい
て詳細に説明する。
【0053】「受信簿」アイコンの機能を選択した場
合、受信されているメールを見たり、新たにメールを受
信するといったメールの受信に関わる作業をユーザが行
えるようにしている。受信メールリスト表示処理は、そ
れらの作業を実現するために実行される処理である。
【0054】先ず、ステップ1101では、画面201
の表示をクリアする。続くステップ1102では、変数
であるポインタAに1を代入する。そのポインタAは、
ここでは受信された電子メールのなかで有効とする電子
メールの管理用として用いられる。それに1を代入した
後、ステップ1103に移行する。なお、画面201の
表示のクリアは、CPU101が、例えば表示部104
のメモリ内に割り当てられた画面201に表示させる画
像のデータの格納用領域をクリアさせることで行われ
る。
【0055】「受信簿」アイコンの機能を選択した後
は、図49に示すような受信メールリスト画面を表示す
るようにしている。ステップ1103では、その画面の
枠の表示を行う。続くステップ1104では、受信メー
ルのリストを順次表示していくための変数nに1を代入
する。その後、ステップ1105に移行する。
【0056】ステップ1105〜1110で形成される
処理ループでは、変数nの値をインクリメントしなが
ら、その値に対応する受信メールのリストを、対象とな
る受信メールが無くなるまで、或いは画面201上に表
示可能な最大数となるまで表示させていくことが行われ
る。
【0057】先ず、ステップ1105では、変数nの値
に対応する受信した電子メールのデータMAIL(n)
をRAM103内の図4に示す受信メールエリアから読
み出し、そのデータ中の送信元のName、件名、及び
受信時刻を、変数nの値から特定される画面201上の
表示エリアに表示させる。
【0058】続くステップ1106では、そのデータ中
の開封フラグの値が0か否か判定する。その電子メール
をユーザが開封していなかった場合、その判定はYES
となってステップ1107に移行する。そうでない場合
には、その判定はNOとなってステップ1108に移行
する。そのステップ1107では、その電子メールが開
封されていない旨を表すマーク(図49中の2重丸がそ
のマークである)を表示させる。その後、ステップ11
08に移行する。
【0059】ステップ1108では、1電子メール分の
表示が終了したとして、変数nの値をインクリメントす
る。その後、ステップ1109に移行して、変数nの値
が画面201にリストを表示できる最大数以下か否か判
定する。最大数の受信メールのリスト表示が終了してい
た場合、その判定はNOとなってステップ1111に移
行する。そうでない場合には、その判定はYESとなっ
てステップ1110に移行する。
【0060】ステップ1110では、変数nの値に対応
するデータMAIL(n)が受信メールエリアに格納さ
れていないか否か判定する。そのデータが受信メールエ
リアに格納されていた場合、その判定はNOとなってス
テップ1105に戻る。そうでない場合には、その判定
はYESとなってステップ1111に移行する。
【0061】ステップ1111では、ポインタAの値か
ら特定されるリストの表示形態の変更を行う。その後、
図12のステップ1112に移行する。ステップ111
1が終了することで、「受信簿」アイコンの機能を選択
後に表示される受信メールリスト画面の表示が完了する
ことになる。表示形態が他と異なるリストが現在有効と
なっているリストである。
【0062】ステップ1112以降では、ユーザの各種
スイッチへの操作に応じた処理が行われる。先ず、ステ
ップ1112では、カーソルスイッチ202の上下スイ
ッチの何れかがオンしたか否か判定する。ユーザが上下
スイッチの何れかを操作した場合、その判定はYESと
なってステップ1113に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなってステップ1115に移行す
る。
【0063】ステップ1113では、上下スイッチへの
操作に従って、表示形態を他と異ならせるリストを変更
する。続くステップ1114では、その変更に合わせて
ポインタAの値を更新する。その更新は、それまで表示
形態が異なっていたリストの値から、表示形態を新たに
異ならせたリストの値に変更することで行う。それが終
了した後、ステップ1112に戻る。
【0064】一方、ステップ1115では、OKスイッ
チ203がオンしたか否か判定する。ユーザがOKスイ
ッチ203を操作した場合、その判定はYESとなって
ステップ1116に移行する。そうでない場合には、そ
の判定はNOとなってステップ1112に戻る。
【0065】ステップ1116では、図50に示すウィ
ンドウAを、図49に示す受信メールリスト画面に重ね
て表示させる。そのウィンドウAは、OKスイッチ20
3操作時に選択されていたリストの電子メールを対象と
して行う作業項目や、その時点で行える作業項目を表す
アイコンが複数配置されているウィンドウである。その
ウィンドウAを表示させた後は、ステップ1117に移
行して、「開封」アイコンの表示形態を他と変更させ
る。その後、ステップ1118に移行する。
【0066】ウィンドウAを表示させた後は、ユーザは
アイコンを介して作業内容を指定する。その作業内容の
指定、及び指定した内容の作業は、ステップ1118以
降の処理を実行することによって実現される。
【0067】ステップ1118では、ESCスイッチ2
06がオンしたか否か判定する。ユーザがESCスイッ
チ206を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ1119に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなってステップ1120に移行する。ステ
ップ1119では、ユーザがウィンドウAに配置したア
イコンで表される作業を行わないとして、ウィンドウA
の表示をクリアする。その後、ステップ1112に戻
る。
【0068】ステップ1120では、カーソルスイッチ
202の左右スイッチの何れかがオンしたか否か判定す
る。ユーザが左右スイッチの何れかを操作した場合、そ
の判定はYESとなってステップ1121に移行する。
そうでない場合には、その判定はNOとなって図13の
ステップ1122に移行する。そのステップ1121で
は、左右スイッチへの操作に従って、表示形態が他と異
ならせるアイコンの変更を行う。その後、ステップ11
22に移行する。
【0069】ステップ1122では、確定スイッチ20
4がオンしたか否か判定する。ユーザが確定スイッチ2
04を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ1123に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなって図12のステップ1118に戻る。
【0070】ステップ1123以降では、ユーザが確定
スイッチ204を操作時に選択されていた(表示形態が
他と異ならせていた)アイコンを特定し、その選択アイ
コンに割り当てた機能を実現するための処理が行われ
る。
【0071】具体的には、選択アイコンが「開封」アイ
コンであった場合、ステップ1123の判定がYESと
なってステップ1124の開封処理が実行される。その
選択アイコンが「メール作成」アイコンであった場合に
は、ステップ1123の判定がNO、ステップ1125
の判定がYESとなってステップ1126のメール作成
処理が実行される。その選択アイコンが「受信」アイコ
ンであった場合には、ステップ1123及び1125の
判定がNO、ステップ1127の判定がYESとなって
ステップ1128の受信処理が実行される。ステップ1
124、1126或いは1128の処理が終了した後
は、図11のステップ1103に戻る。
【0072】その選択アイコンが「削除」アイコンであ
った場合には、ステップ1123、1125、及び11
27の判定がNO、ステップ1129の判定がYESと
なってステップ1130に移行する。そのステップ11
30では、ポインタAの値から特定される電子メールの
データMAIL(A)の削除を行う。続くステップ11
31では、その削除に伴って、受信メールエリア内のソ
ートを行う。その後、図11のステップ1103に戻
る。
【0073】その選択アイコンが「終了」アイコンであ
った場合には、ステップ1123、1125、112
7、及び1129の判定がNO、図14のステップ11
32の判定がYESとなってステップ1133に移行す
る。そのステップ1133では、ユーザが「受信簿」ア
イコンに割り当てた機能での作業の終了を指示したとし
て、現在画面201に表示されている画面のクリアを行
う。その後、一連の処理を終了する。
【0074】このように、「受信簿」アイコンの機能を
選択した場合、受信したメールの中身を見るだけでな
く、メールの作成や受信、受信したメールの削除をユー
ザが行えるようになっている。
【0075】次に、上記受信メールリスト表示処理内で
実行される各種サブルーチン処理について、図15〜図
23に示す動作フローチャートを参照して説明する。図
15及び図16は、上記ステップ1124として実行さ
れる開封処理の動作フローチャートである。始めに、こ
の図15及び図16を参照して、開封処理について詳細
に説明する。
【0076】この開封処理は、受信されたメールや、送
信、或いは未送信のメールの中身をユーザが見るのを実
現するための処理である。この開封処理には、それを呼
び出す処理からポインタAの値が引数(以降、引数Aと
呼ぶことにする)として渡される。
【0077】先ず、ステップ1501では、画面201
のクリアを行う。そのクリアを行った後は、ステップ1
502に移行して、図51に示す開封画面の枠の表示を
行う。その後、ステップ1503に移行する。
【0078】ステップ1503では、中身を表示させる
対象が受信メールエリア内に格納されたデータか否か判
定する。受信メールエリア内に格納されたデータを表示
する場合、その判定はYESとなってステップ1504
に移行する。そうでない場合には、その判定はNOとな
ってステップ1506に移行する。
【0079】ステップ1504では、引数Aの値から特
定される受信メールエリア(図4参照)内のデータMA
IL(A)中の送信元Name、宛先Name、件名、
及び本文を、図51に示すように表示させる。続くステ
ップ1505では、データMAIL(A)の中身を表示
させたことから、開封フラグに1を格納する。その後、
ステップ1507に移行する。
【0080】他方のステップ1506では、引数Aの値
から特定される送信メールエリア(図5参照)内のデー
タMAIL(A)中の送信元Name、宛先Name、
件名、及び本文を、図51に示すように表示させる。そ
の後、ステップ1507に移行する。
【0081】ステップ1507では、OKスイッチ20
3がオンされるのを待つ。ユーザがOKスイッチ203
を操作した場合、その判定はYESとなってステップ1
508に移行する。
【0082】ステップ1508では、図52に示すよう
に、現在開封中のメールを対象とした作業項目を表すア
イコンが複数配置されたウィンドウEを、図51に示す
開封画面上に重ねて表示させる。続くステップ1509
では、「終了」アイコンを選択アイコンとして表示形態
を他と異ならせる変更を行う。その後、ステップ151
0に移行する。
【0083】ステップ1510では、ESCスイッチ2
06がオンしたか否か判定する。ユーザがESCスイッ
チ206を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ1511に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなって図16のステップ1512に移行す
る。
【0084】ステップ1511では、ユーザがウィンド
ウEに配置されたアイコンの機能での作業を行わないこ
とを指示したとして、そのウィンドウEを消去させる。
その後、ステップ1507に戻る。
【0085】他方の図16のステップ1512では、カ
ーソルスイッチ202の左右スイッチの何れかがオンし
たか否か判定する。ユーザが左右スイッチの何れかを操
作した場合、その判定はYESとなってステップ151
3に移行する。そうでない場合には、その判定はNOと
なってステップ1514に移行する。
【0086】ステップ1513では、ユーザが操作した
スイッチに応じて、表示形態を他と異ならせる選択アイ
コンの変更を行う。ここでは、左スイッチが操作された
場合には「削除」アイコンを選択アイコン、右スイッチ
が操作された場合には「終了」アイコンを選択アイコン
とする変更を行う。その後、ステップ1514に移行す
る。
【0087】ステップ1514では、確定スイッチ20
4がオンしたか否か判定する。ユーザが確定スイッチ2
04を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ1515に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなって図15のステップ1510に移行する。
このようなことから、ウィンドウEを表示させた後は、
カーソルスイッチ202の左右スイッチ、確定スイッチ
204、及びESCスイッチ206だけが有効なスイッ
チとなっている。
【0088】ステップ1515以降は、選択アイコンの
種類を特定し、それに割り当てた機能を実現するための
処理が行われる。先ず、ステップ1515では、確定ス
イッチ204操作時の選択アイコンが「終了」アイコン
か否か判定する。「終了」アイコンが選択アイコンとな
っている状態でユーザが確定スイッチ204を操作した
場合、その判定はYESとなってステップ1516に移
行する。そうでない場合には、その判定はNOとなって
ステップ1517に移行する。
【0089】ステップ1516では、図51に示すよう
な開封画面を表示させての作業の終了をユーザが指示し
たとして、画面201上の表示のクリアを行う。その
後、一連の処理を終了する。
【0090】他方のステップ1517では、選択アイコ
ンが「削除」アイコンか否か判定する。「削除」アイコ
ンが選択アイコンとなっている状態でユーザが確定スイ
ッチ204を操作した場合、その判定はYESとなって
ステップ1518に移行する。そうでない場合には、即
ちその他の操作が行われた場合には、その判定はNOと
なってステップ1514に戻る。
【0091】ステップ1518では、現在中身を表示さ
せている対象が受信メールエリア内に格納されたデータ
か否か判定する。受信メールエリア内に格納されたデー
タを表示させていた場合、その判定はYESとなってス
テップ1519に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなってステップ1521に移行する。
【0092】ステップ1519では、引数Aの値から特
定される受信メールエリア(図4参照)内のデータMA
IL(A)の削除を行う。続くステップ1520では、
その削除に合わせて、受信メールエリア内に格納されて
いるデータMAILのソートを行う。そのソートが終了
した後、ステップ1523に移行する。なお、そのソー
トを行うことで、引数Aの値より大きい値が付与されて
いるデータMAILには、それまでより1だけ小さい値
が新たに付与されることになる。
【0093】他方のステップ1521では、引数Aの値
から特定される送信メールエリア(図5参照)内のデー
タMAIL(A)の削除を行う。続くステップ1522
では、その削除に合わせて、送信メールエリア内に格納
されているデータMAILのソートを行う。そのソート
が終了した後、ステップ1523に移行する。なお、そ
のソートを行うことで、引数Aの値より大きい値が付与
されているデータMAILには、それまでより1だけ小
さい値が新たに付与されることになる。
【0094】ステップ1523では、画面201上の表
示のクリアを行う。その後、一連の処理を終了する。図
17〜図20は、受信メールリスト表示処理内でステッ
プ1126として実行されるメール作成処理の動作フロ
ーチャートである。次に、図17〜図20を参照して、
その処理内容について詳細に説明する。
【0095】このメール作成処理は、RAM103内の
メール作成エリア(図3参照)を作業領域として、その
メール作成エリアに、ユーザがキーボード105を操作
して入力されるデータを種類別に分けて格納したり、メ
ールを送信するといったことを実現するための処理であ
る。
【0096】先ず、ステップ1701では、メール作成
エリア及び画面201上の表示をクリアする。続くステ
ップ1702では、図53に示すメール作成画面の枠を
画面201に表示させる。以後、ステップ1703では
送信元のアドレスエリアにユーザ自身のNameを表示
させ、続くステップ1704ではメール作成エリア内の
送信元Name、及び送信元アドレスに、それぞれ、ユ
ーザ自身のName、及びメールアドレスを格納させ、
その後のステップ1705では文字カーソルを宛先のア
ドレス入力エリア内に表示させる。それらが終了した
後、ステップ1706に移行する。
【0097】メール作成画面では、ユーザが文字入力を
行うエリアとして、宛先のアドレス入力エリア、件名入
力エリア、及び本文入力エリアが設けられている。特に
は図示しない文字カーソルが表示されているエリアが、
それらの入力エリアのなかで現在文字入力が行えるエリ
アである。各エリアでの文字入力は、ステップ1706
〜1716を実行することで実現される。
【0098】先ず、ステップ1706では、カーソルス
イッチ202の上下スイッチの何れかがオンしたか否か
判定する。ユーザが上下スイッチの何れかを操作した場
合、その判定はYESとなってステップ1707に移行
する。そうでない場合には、その判定はNOとなってス
テップ1708に移行する。
【0099】ステップ1707では、現在の文字カーソ
ルの表示位置、及び操作されたスイッチの種類に応じ
て、文字カーソルを表示させるエリアの変更を行う。そ
れが終了した後、ステップ1708に移行する。なお、
上記エリアの変更は、例えば文字カーソルの表示位置
を、それが現在表示されているエリアから外れる方向に
移動させるのをカーソルスイッチ202の上下スイッチ
の何れかを操作することでユーザが指示した場合に行わ
れる。
【0100】ステップ1708では、何れかのエリアで
データ入力があったか否か判定する。キーボード105
の文字入力用のスイッチをユーザが操作した場合、その
判定はYESとなってステップ1709に移行する。そ
うでない場合には、その判定はNOとなって図18のス
テップ1717に移行する。
【0101】ステップ1709では、文字カーソルが表
示されているエリア、即ちデータ入力(文字入力)が行
われたエリアを判定する。そのエリアがアドレス入力エ
リアと判定した場合、ステップ1710に移行して、ユ
ーザが入力したデータ(文字)をそのエリアに表示させ
る。続くステップ1711では、そのデータ(文字)を
メール作成エリア内の宛先のName、或いはメールア
ドレスのデータとして格納する。その後、ステップ17
16に移行する。
【0102】文字カーソルが件名入力エリア内に表示さ
れている場合には、ステップ1709からステップ17
12に移行する。そのステップ1712では、ユーザが
入力したデータ(文字)をそのエリアに表示させる。続
くステップ1713では、そのデータ(文字)をメール
作成エリア内の件名のデータとして格納する。その後、
ステップ1716に移行する。
【0103】文字カーソルが本文入力エリア内に表示さ
れている場合には、ステップ1709からステップ17
14に移行する。そのステップ1714では、ユーザが
入力したデータ(文字)をそのエリアに表示させる。続
くステップ1715では、そのデータ(文字)をメール
作成エリア内の本文のデータとして格納する。その後、
ステップ1716に移行する。
【0104】ステップ1716では、ユーザのデータ
(文字)入力に合わせた文字カーソルの移動を行う。そ
の移動により、文字カーソルは、次にデータ(文字)が
入力される位置に表示される。それが終了した後、ステ
ップ1706に戻る。
【0105】一方、ステップ1708の判定がNOとな
った場合に実行されるステップ1717では、OKスイ
ッチ203がオンしたか否か判定する。ユーザがOKス
イッチ203を操作した場合、その判定はYESとなっ
てステップ1718に移行する。そうでない場合には、
その判定はNOとなって図17のステップ1716に戻
る。
【0106】ステップ1718では、その時点で行える
作業項目をアイコン化して配置した図54に示すウィン
ドウFをメール作成画面上に重ねて表示させる。続くス
テップ1719では、ウィンドウF内に配置したアイコ
ンのなかの「送信」アイコンを選択アイコンとして表示
形態を変更させる。その後、ステップ1720に移行す
る。
【0107】ステップ1720では、ESCスイッチ2
06がオンしたか否か判定する。ユーザがESCスイッ
チ206を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ1721に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなってステップ1722に移行する。ステ
ップ1721では、ユーザがウィンドウF内のアイコン
で選択される作業を行わないことを指示したとして、そ
のウィンドウFを消去させる。その後、図17のステッ
プ1706に移行する。
【0108】他方のステップ1722では、カーソルス
イッチ202の左右スイッチの何れかがオンしたか否か
判定する。ユーザが左右スイッチの何れかを操作した場
合、その判定はYESとなってステップ1723に移行
する。そうでない場合には、その判定はNOとなってス
テップ1724に移行する。
【0109】ステップ1723では、ユーザのカーソル
スイッチ202の左右スイッチへの操作に応じた選択ア
イコンの変更を行う。それが終了した後、ステップ17
24に移行する。
【0110】ステップ1724では、確定スイッチ20
4がオンしたか否か判定する。ユーザが確定スイッチ2
04を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ1725に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなってステップ1720に戻る。このようなこ
とから、ウィンドウFが表示された後は、ESCスイッ
チ206、確定スイッチ204、及びカーソルスイッチ
202のみが有効となる。
【0111】ステップ1725以降では、ユーザが確定
スイッチ204を操作したときに選択アイコンとなって
いたアイコンに応じて処理が行われる。先ず、ステップ
1725では、その選択アイコンが「送信」アイコンか
否か判定する。そのアイコンの表示形態が他と異なって
いる状態でユーザが確定スイッチ204を操作した場
合、その判定はYESとなってステップ1726に移行
し、そこで送信処理を実行した後、一連の処理を終了す
る。そうでない場合には、その判定はNOとなって図1
9のステップ1727に移行する。
【0112】ステップ1727では、選択アイコンが
「アドレスリスト」アイコンか否か判定する。そのアイ
コンの表示形態が他と異なっている状態でユーザが確定
スイッチ204を操作した場合、その判定はYESとな
ってステップ1728に移行し、そこでアドレスリスト
表示処理を実行した後、一連の処理を終了する。そうで
ない場合には、その判定はNOとなってステップ172
9に移行する。
【0113】ステップ1729では、選択アイコンが
「取消」アイコンか否か判定する。そのアイコンの表示
形態が他と異なっている状態でユーザが確定スイッチ2
04を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ1730に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなってステップ1732に移行する。
【0114】ステップ1730では、メール作成エリア
に格納させたデータを全てクリアする。続くステップ1
731では、そのデータのクリアに合わせて画面201
の表示をクリアさせる。その後、一連の処理を終了す
る。従って、ウィンドウF内の「取消」アイコンの機能
を選択した場合には、それまでのデータ入力が無効とな
るとともに、メール作成作業がその時点で終了すること
になる。
【0115】他方のステップ1732では、選択アイコ
ンが「終了」アイコンか否か判定する。そのアイコンの
表示形態が他と異なっている状態でユーザが確定スイッ
チ204を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ1733に移行する。そうでない場合には、即ち
アイコンの機能の選択以外の操作が行われたような場合
には、その判定はNOとなって図28のステップ172
0に移行する。
【0116】ステップ1733以降では、メールの作成
作業の終了をユーザが指示したとして、それまでにメー
ル作成エリアに格納させたデータの保存に関わる処理が
行われる。
【0117】先ず、ステップ1733では、データの保
存先を検出するための変数nに1を代入する。続くステ
ップ1734では、変数nの値から特定されるデータM
AIL(n)が送信メールエリア(図5参照)内に格納
されていないか否か判定する。そのデータMAIL
(n)が格納されていない場合、その判定はYESとな
ってステップ1735に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなって図20のステップ1739
に移行する。
【0118】ステップ1735では、メール作成エリア
に格納されているデータをMAIL(n)のデータとし
て送信メールエリアに格納する。続くステップ1736
では、そのデータMAIL(n)の送信済フラグとし
て、送信を行っていないことを表す1を代入する。それ
以後は、ステップ1737でメール作成エリアのクリ
ア、ステップ1738で画面201上の表示のクリアを
行い、その後、一連の処理を終了する。
【0119】一方、ステップ1734の判定がNOの場
合に実行される図20のステップ1739では、変数n
の値をインクリメントする。続くステップ1740で
は、変数nの値が送信メールエリアに格納可能なメール
の最大数より大きいか否か判定する。送信メールエリア
に新たにデータを格納させる余裕がない場合、その判定
はYESとなってステップ1741に移行する。そうで
ない場合には、その判定はNOとなって図19のステッ
プ1734に戻る。
【0120】ステップ1741では、送信メールエリア
に新たにデータを格納させる余裕がない旨を警告として
表示させる。その表示は、キーボード202を構成する
何れかのスイッチが操作されるまで行う。その後、何れ
かのスイッチが操作されると、ステップ1740に移行
してメール作成エリアのクリア、続くステップ1744
では画面201上の表示のクリアを行い、一連の処理を
終了する。
【0121】図21〜図23は、上記受信メールリスト
表示処理内でステップ1128として実行される受信処
理の動作フローチャートである。次に、図21〜図23
を参照して、その処理内容について詳細に説明する。な
お、この受信処理は、受信メールリスト表示処理以外で
は後述する送受信処理で呼び出される。
【0122】先ず、ステップ2101では、呼び出した
のが送受信処理ではないか否か判定する。呼び出したの
が送受信処理ではない、即ち受信メールリスト表示処理
で呼び出された場合、その判定はYESとなってステッ
プ2102に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなってステップ2105に移行する。なお、後
者の場合では、後述するようにサーバーとは既に接続さ
れた状態である。
【0123】ステップ2102では、画面201上の表
示をクリアする。続くステップ2103では、センター
に対して予め設定されているダイアルナンバーの相手
(サーバー)側との接続要求(発呼要求)を行う。その
接続が許可された場合、ステップ2104に移行してサ
ーバーとの接続を行い、その後にステップ2105に移
行する。反対にそれが許可されなかった場合には、ここ
で一連の処理を終了させる。
【0124】サーバーに格納されている新たに送信され
てきたメールは、ステップ2105以降を実行すること
により、一つずつ処理(受信)される。ステップ210
5では、サーバーにアクセスして、新たに送信されてき
たメールが有るか否か判定する。ユーザが持つメールア
ドレスを宛先とした電子メールをサーバーが新たに保持
していた場合、その判定はYESとなってステップ21
08に移行する。そうでない場合には、その判定はNO
となってステップ2106に移行する。
【0125】ステップ2106では、新たに受信する電
子メールが無いことから、サーバーとの接続を断ち、続
くステップ2107ではセンターに回線の切断要求を行
う。それにより、回線を切断した後、一連の処理を終了
する。
【0126】他方のステップ2108では、新たに送信
されてきたメールをダウンロードして、RAM103の
メール作成エリアに格納する。このときには、サーバー
がメールを受け取った受信時刻も合わせてダウンロード
する。続くステップ2109では、変数nに1を代入す
る。その後、ステップ2110に移行する。なお、その
変数nは、ここではダウンロードしたメールの受信メー
ルエリア内における格納先を検出するために用いられ
る。
【0127】ステップ2110では、変数nの値から特
定される電子メールのデータMAIL(n)が受信メー
ルエリア内に格納されているか否か判定する。そのデー
タMAIL(n)が受信メールエリア内に格納されてい
た場合、その判定はYESとなってステップ2111に
移行する。そうでない場合には、その判定はNOとなっ
て図22のステップ2113に移行する。
【0128】ステップ2111では、変数nの値をイン
クリメントする。続くステップ2112では、その変数
nの値が受信メールエリアに格納させるデータMAIL
(電子メール)のデータ)の最大数より大きいか否か判
定する。その最大数よりも変数nの値が大きい場合、そ
の判定はYESとなって図23のステップ2127に移
行する。そうでない場合には、その判定はNOとなって
ステップ2110に戻る。
【0129】ステップ2110の判定がNO、即ち受信
メールエリアに最大数のデータMAILが格納されてい
なかった場合に実行される図22のステップ2113で
は、メール作成エリアにダウンロードしたメールの本文
のデータ量が予め定めたデータ量より大きいか否か判定
する。その本文のデータ量が予め定めたデータ量より大
きい場合、その判定はYESとなって図23のステップ
2124に移行する。そうでない場合には、その判定は
NOとなってステップ2114に移行する。
【0130】ステップ2114では、変数mに1を代入
する。それに続くステップ2115〜2117で形成さ
れる処理ループでは、変数mの値を随時インクリメント
しながら、ダウンロードした電子メールの送信元のメー
ルアドレスと一致するメールアドレスを、図7に示す選
択アドレスエリアの変数mの値から特定されるアドレス
データ(m)のメールアドレスと比較していくことによ
り検出することが行われる。その処理ループを予め指定
された数(選択アドレスエリアに格納されるデータの最
大数)だけ繰り返し行う迄に送信元のメールアドレスと
一致するメールアドレスを選択アドレスエリア内から検
出した場合、ステップ2115の判定がNOとなって図
23のステップ2124に移行する。予め指定された数
だけ繰り返し行っても送信元のメールアドレスと一致す
るメールアドレスを選択アドレスエリア内から検出でき
なかった場合には、ステップ2117の判定はYESと
なってステップ2118に移行する。
【0131】ステップ2118では、変数lに1を代入
する。それに続くステップ2119〜2121で形成さ
れる処理ループでは、ダウンロードした電子メールの件
名と本文内に図8に示すパスワードエリアの変数lの値
から特定されるパスワードデータ(l)のパスワード
(キーワード)と一致するワードが有るか否かを、変数
lの値を随時インクリメントしながら検出していくこと
が行われる。その処理ループを予め指定された数(パス
ワードエリアに格納されるデータの最大数)だけ繰り返
し行う迄に、パスワードエリア内に格納されたパスワー
ドと一致するワードを件名内、或いは本文内から検出し
た場合、ステップ2119の判定がNOとなって図23
のステップ2124に移行する。予め指定された数だけ
繰り返し行ってもパスワードエリア内に格納されたパス
ワードと一致するワードを件名内、及び本文内から検出
できなかった場合には、ステップ2121の判定がYE
Sとなってステップ2122に移行する。
【0132】そのステップ2122では、メール作成エ
リアに格納されている内容をデータMAIL(n)とし
て受信メールエリアに格納する。続くステップ2123
では、そのデータMAIL(n)中の開封フラグとし
て、開封されていないことを表す0を格納する。その
後、図21のステップ2105に移行する。
【0133】ステップ2115の判定がNO、即ち送信
元のメールアドレスと一致するメールアドレスを選択ア
ドレスエリア内から検出した場合、或いは、ステップ2
119の判定がNO、即ち件名内、或いは本文内にパス
ワードエリア内に格納されたパスワードと一致するワー
ドを検出した場合には、続けて図23のステップ212
4〜2132が実行される。このステップ2124〜2
132を実行することにより、メール作成エリアにダウ
ンロードしたメールは他のメールアドレスに転送され
る。
【0134】先ず、ステップ2124では、メール作成
エリアに格納されている宛先、送信元、件名、及び受信
時刻の各データをデータMAIL(n)として受信メー
ルエリアに格納する。続くステップ2125では、デー
タMAIL(n)の本文のデータとして、送信先を表す
文章のデータを格納する。その文章としては、その送信
先がユーザが持つ他のメールアドレスであった場合に
は、例えば「別自己アドレスに転送」という文章を格納
する。そのような文章のデータを本文のデータとして格
納した後は、ステップ2126に移行して、データMA
IL(n)中の開封フラグに0を格納する。その後、ス
テップ2127に移行する。
【0135】ステップ2127では、メール作成エリア
の本文内に、引用符を挿入する。その引用符は、例えば
本文のデータの最後に挿入する。続くステップ2128
では、その引用符に続けて、メールの送信が転送である
ことを表す文章のデータを挿入する。その文章として
は、例えば転送するメールのアドレスを表す文章、具体
的には例えば「(送信元の他の自己メールアドレス)か
ら」という文章を挿入する。その後、ステップ2129
に移行する。
【0136】ステップ2129では、メール作成エリア
の送信元のメールアドレスに自己アドレス(転送するメ
ールが送られてきたメールアドレス)を格納する。続く
ステップ2130では、メール作成エリアの宛先のメー
ルアドレスに、転送先のメールアドレス、例えばユーザ
の別自己アドレスを格納する。そのようにして送信元、
及び宛先のデータをメール作成エリアに格納した後、ス
テップ2131に移行して送信処理を実行する。送信処
理の実行後は、ステップ2132でメール作成エリアを
クリアした後、図21の図2105に戻る。
【0137】ところで、図21のステップ2112の判
定がNO、即ち受信メールエリアにダウンロードしたメ
ールを格納する空きがない場合には、次に図23のステ
ップ2127に移行する。このため、その場合、ダウン
ロードしたメールのデータは何も受信メールエリア内に
格納することなく、転送先に転送される。
【0138】上記受信処理では、受信したメールの処理
形態は3つに大別される。第1の処理形態は、受信した
メールを受信メールエリア内に単に格納する形態であ
る。第2の処理形態は、受信メールエリアにデータを格
納する空きが無いことから、受信したメールを予め設定
された転送先に転送する形態である。第3の処理形態
は、受信したメールが転送を行う条件(ここでは、送信
元のメールアドレス、或いは予めユーザが登録したパス
ワード(キーワード)から判定)を満たしていることか
ら転送し、そのメールのデータとしては書誌的事項のみ
(ここでは宛先、送信元、件名、及び受信時刻である)
を受信メールエリアに格納する形態である。それらの処
理の優先度は、高いほうから第2の処理形態、第3の処
理形態、第1の処理形態の順である。
【0139】受信したメールを第2の処理形態で処理す
ることで、受信メールエリアに空きがなくて保存してお
くことができなくとも、ユーザが他に使える装置でそれ
を閲覧することが容易に行えるようになる。メールを第
3の処理形態で処理することで、送られたメールを自動
的に選別させて、そのメールを閲覧するのに望ましい場
所で閲覧するといったことができるようになる。具体的
には、ビジネスユースのメールアドレスに送られた私的
なメールを、ユーザが私的に所有しているメールアドレ
スに自動的に転送させるといったことが行えるようにな
る。このときには、メールの書誌的事項は携帯電子メー
ル端末に残しておくため、メールの受信の有無、送信
元、更にはメールの大まかな内容をユーザは知ることが
できる。第2及び第3の処理形態の何れも、ユーザ以外
の人に自身が受信したメールを自動的に送ることもでき
る。このようなことから、何れにおいても携帯電子メー
ル端末の操作性、及び利便性が向上される。
【0140】本実施の形態では、本文のデータ量が大き
いメールは第2の処理形態で処理するようにしている。
それにより、受信メールエリアに特定の数のメール(デ
ータMAIL)を確実に格納させられることを可能と
し、ユーザが実質的により多くのメールを携帯電子メー
ル端末に残しておけるようにさせている。
【0141】図24及び図25は、上記受信処理内でス
テップ2137として実行される送信処理の動作フロー
チャートである。次に、図24及び図25を参照して送
信処理について詳細に説明する。なお、この送信処理
は、受信処理以外では図17〜図20に示すメール作成
処理、後述する送信メールリスト表示処理、及び送受信
処理で呼び出される。
【0142】送信処理は、メール作成エリアに格納され
ているデータをメールとして、宛先に指定されているメ
ールアドレスに送信するとともに、そのデータを送信メ
ールエリア内に格納するようなことを実現するための処
理である。
【0143】先ず、ステップ2401では、呼び出した
のが受信処理か否か判定する。呼び出したのが受信処理
であった場合、その判定はYESとなってステップ24
04に移行する。そうでない場合には、その判定はNO
となってステップ2402に移行する。なお、前者の場
合では、上記したようにサーバーとは既に接続された状
態である。
【0144】ステップ2402では、センターに対して
予め設定されているダイアルナンバーの相手(サーバ
ー)側との接続要求(発呼要求)を行う。その接続が許
可された場合、ステップ2403に移行してサーバーと
の接続を行い、その後にステップ2404に移行する。
反対にそれが許可されなかった場合には、ここで一連の
処理を終了させる。
【0145】ステップ2404では、呼び出したのがメ
ール作成処理、或いは受信処理か否か判定する。送信の
対象がメール作成エリアのデータであった場合、その判
定はYESとなってステップ2405に移行する。そう
でない場合には、その判定はNOとなって図25のステ
ップ2418に移行する。
【0146】ステップ2405〜2413では、ダウン
ロードしたメール、或いは図53に示すメール作成画面
上でユーザが入力した内容の送信に関わる一連の処理が
行われる。
【0147】先ず、ステップ2405では、メール作成
エリアに格納されているデータをメールとして送信す
る。続くステップ2405aでは、呼び出したのが受信
処理ではないのか否か判定する。受信処理内で送信処理
を呼び出していた場合、その判定はNOとなって一連の
処理を終了する(この場合では、ダウンロードしたメー
ルに関するデータの保存は既に終了している状況であ
る)。そうでない場合には、その判定はYESとなって
ステップ2406に移行する。
【0148】そのステップ2406では、ここでは送信
したデータの格納先を検出するために用いる変数nに1
を代入する。その後、ステップ2407に移行する。な
お、データの送信は、CPU101が、メール作成エリ
アに格納されたデータをモデム106に送出することで
行われる。
【0149】ステップ2407では、変数nの値で特定
されるデータMAIL(n)が送信メールエリアに格納
されているか否か判定する。そのデータMAIL(n)
が送信メールエリアに格納されていなかった場合、その
判定はYESとなってステップ2408に移行する。そ
うでない場合には、その判定はNOとなってステップ2
414に移行する。
【0150】ステップ2408では、メール作成エリア
に格納されているデータをデータMAIL(n)として
送信メールエリアに格納する。続けて、そのデータMA
IL(n)の送信済フラグとしては1、送信時刻として
は現在時刻をそれぞれ格納する(ステップ2409、2
410)。それらを格納することで、送信メールエリア
での1メール分のデータMAIL(n)の格納が完了す
る。
【0151】それ以後は、ステップ2411でサーバー
との接続を断ち、続くステップ2107ではセンターに
回線の切断要求を行う。回線が切断すると、ステップ2
413に移行し、画面201上の表示をクリアした後、
一連の処理を終了する。
【0152】一方、ステップ2407の判定がNO、即
ち変数nの値で特定されるデータMAIL(n)が送信
メールエリアに格納されている場合には、ステップ24
07、2414、及び2415で形成される処理ループ
を、ステップ2407、或いはステップ2415の判定
がYESとなるまで繰り返し行う。送信メールエリア内
に新たにメールのデータを格納する余裕が無い場合、ス
テップ2415の判定がYESとなってステップ241
6に移行する。そのステップ2415の判定がYESと
なる前にステップ2407の判定がYESとなった場合
には、上記したようにステップ2408に移行する。
【0153】ステップ2416では、送信メールエリア
に新たにデータを格納する空きが無いことから、その旨
を表す警告を画面201上に表示させる。その表示は、
キーボード105の何れかのスイッチが操作されるまで
継続して行う(ステップ2417)。警告が表示されて
から何れかのスイッチをユーザが操作すると、ステップ
2417の判定がYESとなってステップ2411に移
行する。
【0154】図25のステップ2418〜2428は、
送信処理がメール作成処理以外のサブルーチン処理で呼
び出された場合に実行される一連の処理である。ここで
は、送信メールエリアに格納されているデータMAIL
のなかで、送信済フラグの値が0、即ち送信されていな
いデータを全て送信することが行われる。
【0155】先ず、ステップ2418では、変数nに1
を代入する。続くステップ2419〜2425で形成さ
れる処理ループでは、変数nの値を順次インクリメント
していくことで送信メールエリアに格納された全てのデ
ータMAILを対象にして、そのなかで送信済フラグが
0となっているデータMAILの送信を行う。このと
き、送信したデータMAILの送信済フラグには1、送
信時刻には現在時刻をそれぞれ格納する。送信メールエ
リアに格納されているデータMAILを全て対象とする
と、ステップ2424の判定がNO、或いはステップ2
425の判定がYESとなって上記処理ループを抜け、
ステップ2426に移行する。
【0156】ステップ2426では、呼び出したのが送
受信処理でないか否か判定する。送受信処理が送信処理
を呼び出していた場合、その判定はNOとなって一連の
処理を終了する。そうでない場合には、その判定はYE
Sとなってステップ2427に移行する。なお、送受信
処理では、後述するように、送信処理が終了した後、続
いて受信処理が実行されることになる。
【0157】ステップ2427では、サーバーとの接続
を断ち、続くステップ2428ではセンターに回線の切
断要求を行う。その後、回線が切断するのを待って一連
の処理を終了する。
【0158】図26〜図29は、全体処理内でステップ
910として実行される送信メールリスト表示処理の動
作フローチャートである。次に、図26〜図29を参照
して、その処理について詳細に説明する。
【0159】「送信簿」アイコンの機能を選択した場
合、ユーザは送信メールエリアに格納されているデータ
MAIL(メール)の中身を見たり、新たに作成したメ
ール或いは未送信のメールを送信するといった作業を行
えるようにしている。受信メールリスト表示処理は、そ
れらの作業を実現するために実行される処理である。
【0160】先ず、ステップ2601では、画面201
の表示をクリアする。続くステップ2602では、変数
であるポインタAに1を代入する。そのポインタAは、
ここでは送信メールエリアに格納されたデータMAIL
(メール)のなかで有効とするデータMAILの管理用
として用いられる。それに1を代入した後、ステップ2
603に移行する。なお、画面201の表示のクリア
は、CPU101が、例えば表示部104のメモリ内に
割り当てられた画面201に表示させる画像のデータの
格納用領域をクリアさせることで行われる。
【0161】「送信簿」アイコンの機能を選択した後
は、図55に示すような送信メールリスト画面を表示す
るようにしている。ステップ2603では、その画面の
枠の表示を行う。続くステップ2604では、送信メー
ル(データMAIL)のリストを順次表示していくため
の変数nに1を代入する。その後、ステップ2605に
移行する。
【0162】ステップ2605〜2611で形成される
処理ループでは、変数nの値をインクリメントしなが
ら、その値に対応する送信メールのリストを、対象とな
る送信メールが無くなるまで、或いは画面201上に表
示可能な最大数となるまで表示させていくことが行われ
る。
【0163】先ず、ステップ2605では、変数nの値
に対応するデータMAIL(n)をRAM103内の図
5に示す送信メールエリアから読み出し、そのデータ中
の宛先、及び件名を、変数nの値から特定される画面2
01上の表示エリアに表示させる。
【0164】続くステップ2606では、そのデータ中
の送信済フラグの値が1か否か判定する。データMAI
L(n)が送信されていた場合、その判定はYESとな
ってステップ2607に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなってステップ2608に移行す
る。
【0165】そのステップ2607では、そのデータが
送信されていることから、送信時刻を表示させる。他方
のステップ2608では、そのデータが送信されていな
いことを表すマーク(未送信マーク。図55中に示す△
がそのマークである)を表示させる。ステップ2607
或いは2608が終了した後、ステップ2609に移行
する。
【0166】ステップ2609では、1電子メール分の
表示が終了したとして、変数nの値をインクリメントす
る。その後、ステップ2610に移行して、変数nの値
が画面201にリスト表示可能な最大数以下か否か判定
する。最大数の送信メールのリスト表示が終了していた
場合、その判定はNOとなってステップ2612に移行
する。そうでない場合には、その判定はYESとなって
ステップ2611に移行する。
【0167】ステップ2610では、変数nの値に対応
するデータMAIL(n)が送信メールエリアに格納さ
れていないか否か判定する。そのデータが送信メールエ
リアに格納されていた場合、その判定はNOとなってス
テップ2605に戻る。そうでない場合には、その判定
はYESとなってステップ2612に移行する。
【0168】ステップ2612では、ポインタAの値か
ら特定されるリストの表示形態の変更を行う。その後、
図27のステップ2613に移行する。ステップ261
2が終了することで、「送信簿」アイコンの機能を選択
後に表示される送信メールリスト画面の表示が完了する
ことになる。
【0169】ステップ2613以降では、ユーザの各種
スイッチへの操作に応じた処理が行われる。先ず、ステ
ップ2613では、カーソルスイッチ202の上下スイ
ッチの何れかがオンしたか否か判定する。ユーザが上下
スイッチの何れかを操作した場合、その判定はYESと
なってステップ2614に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなってステップ2616に移行す
る。
【0170】ステップ2614では、上下スイッチへの
操作に従って、表示形態を他と異ならせるリストを変更
する。続くステップ2615では、その変更に合わせて
ポインタAの値を更新する。その更新は、それまで表示
形態が異なっていたリストの値から、表示形態を新たに
異ならせたリストの値に変更することで行う。それが終
了した後、ステップ2613に戻る。
【0171】一方、ステップ2616では、OKスイッ
チ203がオンしたか否か判定する。ユーザがOKスイ
ッチ203を操作した場合、その判定はYESとなって
ステップ2617に移行する。そうでない場合には、そ
の判定はNOとなってステップ2613に戻る。
【0172】ステップ2617では、図56に示すウィ
ンドウBを、図55に示す送信メールリスト画面に重ね
て表示させる。そのウィンドウBは、OKスイッチ20
3操作時に選択されていたリストの電子メールを対象と
して行う作業項目や、その時点で行える作業項目を表す
アイコンが複数配置されているウィンドウである。その
ウィンドウBを表示させた後は、ステップ2618に移
行して、「開封」アイコンの表示形態を他と変更させ
る。その後、ステップ2619に移行する。
【0173】ウィンドウBを表示させた後は、ユーザは
アイコンを介して作業内容を指定する。その作業内容の
指定、及び指定した内容の作業は、ステップ2619以
降の処理を実行することによって実現される。
【0174】ステップ2619では、ESCスイッチ2
06がオンしたか否か判定する。ユーザがESCスイッ
チ206を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ2620に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなってステップ2621に移行する。ステ
ップ2620では、ユーザがウィンドウBに配置したア
イコンで表される作業を行わないとして、ウィンドウB
の表示をクリアする。その後、ステップ2613に戻
る。
【0175】ステップ2621では、カーソルスイッチ
202の左右スイッチの何れかがオンしたか否か判定す
る。ユーザが左右スイッチの何れかを操作した場合、そ
の判定はYESとなってステップ2622に移行する。
そうでない場合には、その判定はNOとなって図28の
ステップ2623に移行する。そのステップ2622で
は、左右スイッチへの操作に従って、表示形態を他と異
ならせるアイコンの変更を行う。その後、ステップ26
23に移行する。
【0176】ステップ2623では、確定スイッチ20
4がオンしたか否か判定する。ユーザが確定スイッチ2
04を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ2624に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなって図27のステップ2619に戻る。
【0177】ステップ2624以降では、ユーザが確定
スイッチ204を操作時に選択されていた(表示形態が
他と異ならせていた)アイコンを特定し、その選択アイ
コンに割り当てた機能を実現するための処理が行われ
る。
【0178】具体的には、選択アイコンが「開封」アイ
コンであった場合、ステップ2624の判定がYESと
なってステップ2625の開封処理が実行される。その
選択アイコンが「メール作成」アイコンであった場合に
は、ステップ2624の判定がNO、ステップ2626
の判定がYESとなってステップ2627のメール作成
処理が実行される。その選択アイコンが「送信」アイコ
ンであった場合には、ステップ2624及び2626の
判定がNO、ステップ2628の判定がYESとなって
ステップ2629の送信処理が実行される。ステップ2
625、2627或いは2629の処理が終了した後
は、図26のステップ2603に戻る。
【0179】その選択アイコンが「削除」アイコンであ
った場合には、ステップ2624、2626、及び26
28の判定がNO、ステップ2630の判定がYESと
なってステップ2631に移行する。そのステップ26
31では、ポインタAの値から特定される電子メールの
データMAIL(A)の削除を行う。続くステップ26
32では、その削除に伴って、送信メールエリア内のソ
ートを行う。その後、図26のステップ2603に戻
る。
【0180】その選択アイコンが「終了」アイコンであ
った場合には、ステップ2624、2626、262
8、及び2630の判定がNO、図29のステップ26
33の判定がYESとなってステップ2634に移行す
る。そのステップ2634では、ユーザが「送信簿」ア
イコンに割り当てた機能での作業の終了を指示したとし
て、現在画面201に表示されている画面のクリアを行
う。その後、一連の処理を終了する。
【0181】このように、「送信簿」アイコンの機能を
選択した場合、送信したメールの中身を見るだけでな
く、メールの作成や受信、送信したメールの削除等をユ
ーザが行えるようになっている。
【0182】図30〜図33は、全体処理内でステップ
912として実行されるアドレスリスト表示処理の動作
フローチャートである。次に、図30〜図33を参照し
て、その処理について詳細に説明する。なお、アドレス
リスト表示処理は、全体処理以外ではメール作成処理内
で呼び出される。
【0183】「アドレスリスト」アイコンの機能を選択
した場合、ユーザは図6に示すアドレスエリアに格納さ
れたデータ(アドレス)の中身を見たり、そのエリアに
格納されたデータを編集(変更や削除、新たな登録等)
するといった以外に、メールの作成等の作業を行えるよ
うにしている。アドレスリスト表示処理は、それらの作
業を実現するために実行される処理である。
【0184】先ず、ステップ3001では、画面201
の表示をクリアする。続くステップ3002では、変数
であるポインタAに1を代入する。そのポインタAは、
ここではアドレスエリアに格納されたアドレスデータの
なかで有効とするアドレスデータの管理用として用いら
れる。それに1を代入した後、ステップ3003に移行
する。なお、画面201の表示のクリアは、CPU10
1が、例えば表示部104のメモリ内に割り当てられた
画面201に表示させる画像のデータの格納用領域をク
リアさせることで行われる。
【0185】「アドレスリスト」アイコンの機能を選択
した後は、図57に示すようなアドレスリスト画面を表
示するようにしている。ステップ3003では、その画
面の枠の表示を行う。続くステップ3004では、アド
レスエリアに格納されているアドレスデータを順次表示
していくための変数mに1を代入する。その後、ステッ
プ3005に移行する。
【0186】ステップ3005〜3008で形成される
処理ループでは、変数mの値をインクリメントしなが
ら、その値に対応するアドレスデータのName、及び
メールアドレスを、対象となるアドレスデータが無くな
るまで、或いは画面201上に表示可能な最大数となる
まで表示させていくことが行われる。
【0187】先ず、ステップ3005では、変数mの値
に対応するアドレスデータ(m)をRAM103内の図
6に示すアドレスエリアから読み出し、そのデータ中の
Name、及びメールアドレスを、変数mの値から特定
される画面201上の表示エリアに表示させる。
【0188】続くステップ3006では、変数mの値を
インクリメントする。その後、ステップ3007に移行
して、変数mの値が画面201に表示可能な最大数以下
か否か判定する。最大数のアドレスデータのリスト表示
が終了していた場合、その判定はNOとなってステップ
3009に移行する。そうでない場合には、その判定は
YESとなってステップ3008に移行する。
【0189】ステップ3008では、変数mの値に対応
するアドレスデータ(m)がアドレスエリアに格納され
ていないか否か判定する。そのデータがアドレスエリア
に格納されていた場合、その判定はNOとなってステッ
プ3005に戻る。そうでない場合には、その判定はY
ESとなってステップ3009に移行する。
【0190】ステップ3009では、ポインタAの値か
ら特定されるリストの表示形態の変更を行う。その後、
図31のステップ3010に移行する。ステップ300
9が終了することで、「アドレスリスト」アイコンの機
能を選択後に表示されるアドレスリスト画面の表示が完
了することになる。
【0191】ステップ3010以降では、ユーザの各種
スイッチへの操作に応じた処理が行われる。先ず、ステ
ップ3010では、カーソルスイッチ202の上下スイ
ッチの何れかがオンされたか否か判定する。ユーザが上
下スイッチの何れかを操作した場合、その判定はYES
となってステップ3011に移行する。そうでない場合
には、その判定はNOとなってステップ3013に移行
する。
【0192】ステップ3011では、上下スイッチへの
操作に従って、表示形態を他と異ならせるリスト(表示
エリア)を変更する。続くステップ3012では、その
変更に合わせてポインタAの値を更新する。その更新
は、それまで表示形態が異なっていたリストの値から、
表示形態を新たに異ならせたリストの値に変更すること
で行う。それが終了した後、ステップ3010に戻る。
【0193】一方、ステップ3013では、OKスイッ
チ203がオンしたか否か判定する。ユーザがOKスイ
ッチ203を操作した場合、その判定はYESとなって
ステップ3014に移行する。そうでない場合には、そ
の判定はNOとなってステップ3010に戻る。
【0194】ステップ3014では、図58に示すウィ
ンドウCを、図57に示すアドレスリスト画面に重ねて
表示させる。そのウィンドウCは、OKスイッチ203
操作時に選択されていたリストのアドレスデータを対象
として行う作業項目や、その時点で行える作業項目を表
すアイコンが複数配置されているウィンドウである。そ
のウィンドウCを表示させた後は、ステップ3015に
移行して、「新規入力」アイコンの表示形態を他と変更
させる。その後、ステップ3016に移行する。
【0195】ウィンドウCを表示させた後は、ユーザは
アイコンを介して作業内容を指定する。その作業内容の
指定、及び指定した内容の作業は、ステップ3016以
降の処理を実行することによって実現される。
【0196】ステップ3016では、ESCスイッチ2
06がオンしたか否か判定する。ユーザがESCスイッ
チ206を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ3017に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなってステップ3018に移行する。ステ
ップ3017では、ユーザがウィンドウCに配置したア
イコンで表される作業を行わないことを指示したとし
て、ウィンドウCの表示をクリアする。その後、ステッ
プ3010に戻る。
【0197】ステップ3018では、カーソルスイッチ
202の左右スイッチの何れかがオンしたか否か判定す
る。ユーザが左右スイッチの何れかを操作した場合、そ
の判定はYESとなってステップ3019に移行する。
そうでない場合には、その判定はNOとなって図32の
ステップ3020に移行する。そのステップ3019で
は、左右スイッチへの操作に従って、表示形態が他と異
ならせるアイコンの変更を行う。その後、ステップ30
20に移行する。
【0198】ステップ3020では、確定スイッチ20
4がオンしたか否か判定する。ユーザが確定スイッチ2
04を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ3021に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなって図31のステップ3016に戻る。
【0199】ステップ3021以降では、ユーザが確定
スイッチ204を操作時に選択されていた(表示形態が
他と異ならせていた)アイコンを特定し、その選択アイ
コンに割り当てた機能を実現するための処理が行われ
る。
【0200】具体的には、選択アイコンが「新規作成」
アイコンであった場合、ステップ3021の判定がYE
Sとなってステップ3022の新規入力処理が実行され
る。その選択アイコンが「詳細表示」アイコンであった
場合には、ステップ3021の判定がNO、ステップ3
023の判定がYESとなってステップ3024の詳細
表示処理が実行される。その選択アイコンが「メール作
成」アイコンであった場合には、ステップ3021及び
3023の判定がNO、ステップ3025の判定がYE
Sとなってステップ3026のメール作成処理が実行さ
れる。ステップ3022、3024或いは3026の処
理が終了した後は、図30のステップ3003に戻る。
【0201】その選択アイコンが「削除」アイコンであ
った場合には、ステップ3021、3023、及び30
25の判定がNO、ステップ3027の判定がYESと
なってステップ3028に移行する。そのステップ30
28では、ポインタAの値から特定されるアドレスデー
タ(A)の削除を行う。続くステップ3029では、そ
の削除に伴って、アドレスエリア内のソートを行う。そ
の後、図30のステップ3003に戻る。
【0202】その選択アイコンが「終了」アイコンであ
った場合には、ステップ3021、3023、302
5、及び3027の判定がNO、図33のステップ30
30の判定がYESとなってステップ3031に移行す
る。そのステップ3031では、ユーザが「アドレスリ
スト」アイコンに割り当てた機能での作業の終了を指示
したとして、現在画面201に表示されている画面のク
リアを行う。その後、ステップ3032に移行する。
【0203】ステップ3032では、アドレスリスト表
示処理がメール作成処理から呼び出されたか否か判定す
る。ユーザが図53に示すメール作成画面上に図54に
示すウィンドウFを重ねて表示させた後、「アドレスリ
スト」アイコンが選択アイコンとなっている状態で確定
スイッチ204を操作していた場合、その判定はYES
となってステップ3033に移行する。そうでない場合
には、その判定はNOとなってステップ3034に移行
する。
【0204】ステップ3033では、OKスイッチ20
3の操作時に選択されていた(有効となっていた)リス
ト(アドレスデータ(A))のName、及びメールア
ドレスを、メール作成画面の宛先入力エリアに表示させ
るとともに、それをメール作成エリアに格納する。その
後、一連の処理を終了する。
【0205】他方のステップ3034では、図2に示す
モード選択画面を表示させる。続くステップ3035で
は、「アドレスリスト」アイコンの表示形態を他のアイ
コンと異ならせる。一連の処理はその後に終了させる。
【0206】次に、上記アドレスリスト表示処理内で実
行されるサブルーチン処理について、図34〜図39を
参照して詳細に説明する。図34〜図36は、アドレス
リスト表示処理内でステップ3022として実行される
新規入力処理の動作フローチャートである。次に、図3
4〜図36を参照して、その処理について詳細に説明す
る。
【0207】新規入力処理は、ユーザにアドレスエリア
に格納させるべきデータを入力させ、その入力されたデ
ータを新規のアドレスデータとしてアドレスエリアに格
納するために行われる処理である。
【0208】先ず、ステップ3401では、画面201
の表示をクリアする。続くステップ3402では、変数
mに1を代入する。その後は、ステップ3403〜34
05で形成される処理ループを実行することで、変数m
の値に対応するアドレスデータ(m)がアドレスエリア
に格納されていないか否かを、変数mの値を随時インク
リメントしながら判定する。その処理ループを実行した
結果、アドレスエリアに空きが見つかった場合、ステッ
プ3403の判定がNOとなって処理ループを抜け、ス
テップ3408に移行する。アドレスエリアにアドレス
データを格納可能な最大数よりも大きくなるまで変数m
の値をインクリメントした場合には、ステップ3405
の判定がYESとなってステップ3406に移行する。
【0209】ステップ3406では、アドレスエリアに
新たにデータを格納できる空きがない旨を警告として表
示させる。その表示は、ユーザがキーボード105の何
れかのスイッチを操作することでステップ3407の判
定がYESとなるまで行う。ユーザが何れかのスイッチ
を操作してステップ3407の判定がYESとなると、
ここで一連の処理が終了する。
【0210】他方のステップ3408では、図59に示
すアドレス新規入力画面を表示させる。続くステップ3
409では、アドレス新規入力画面のName入力エリ
アに文字カーソルを表示させる。その後、図35のステ
ップ3410に移行する。
【0211】アドレス新規入力画面では、図59に示す
ように、ユーザが文字入力を行うエリアとして、相手の
名前を入力するName入力エリア、及びメールアドレ
スを入力するアドレス力エリアが設けられている。それ
らのエリアへのデータ入力は、ステップ3410以降が
実行されることで実現される。
【0212】先ず、ステップ3410では、カーソルス
イッチ202の上下スイッチの何れかがオンしたか否か
判定する。ユーザが上下スイッチの何れかを操作した場
合、その判定はYESとなってステップ3411に移行
する。そうでない場合には、その判定はNOとなってス
テップ3412に移行する。
【0213】ステップ3411では、現在の文字カーソ
ルの表示位置、及び操作されたスイッチの種類に応じ
て、文字カーソルを表示させるエリアの変更を行う。そ
れが終了した後、ステップ3412に移行する。なお、
上記エリアの変更は、例えば文字カーソルがName入
力エリア内に表示されている状態で下スイッチが操作さ
れた場合、文字カーソルをアドレス入力エリアに表示さ
せ、文字カーソルがアドレス入力エリア内に表示されて
いる状態で上スイッチが操作された場合には、文字カー
ソルをName入力エリアに表示させるようにして行わ
れる。
【0214】ステップ3412では、何れかのエリアで
のデータ入力があったか否か判定する。キーボード10
5の文字入力用のスイッチをユーザが操作した場合、そ
の判定はYESとなってステップ3413に移行する。
そうでない場合には、その判定はNOとなってステップ
3419に移行する。
【0215】ステップ3413では、文字カーソルが表
示されているエリア、即ちデータ入力(文字入力)が行
われたエリアがName入力エリアか否か判定する。そ
のエリアがName入力エリアであった場合、その判定
がYESとなってステップ3414に移行する。そうで
ない場合には、その判定はNOとなってステップ341
6に移行する。
【0216】ステップ3414では、ユーザが入力した
データ(文字)をName入力エリア内の文字カーソル
が表示されている位置に表示させる。続くステップ34
15では、そのデータ(文字)をアドレスデータ(m)
のNameのデータとしてアドレスエリアに格納する。
その後、ステップ3418に移行する。ステップ341
3の判定がNOのときに実行されるステップ3416、
3417の内容は、ステップ3414、3415と同様
である。
【0217】ステップ3415、或いは3417を実行
した後に実行されるステップ3418では、ユーザのデ
ータ(文字)入力に合わせた文字カーソルの移動を行
う。その移動により、文字カーソルは、次にデータ(文
字)が入力される位置を表示することになる。それが終
了した後、ステップ3410に戻る。
【0218】一方、ステップ3412の判定がNOとな
った場合に実行されるステップ3419では、OKスイ
ッチ203がオンしたか否か判定する。ユーザがOKス
イッチ203を操作した場合、その判定はYESとなっ
てステップ3420に移行する。そうでない場合には、
その判定はNOとなってステップ3410に戻る。
【0219】ステップ3420では、その時点で行える
作業項目をアイコン化して配置した図60に示すウィン
ドウDをアドレス新規入力画面上に重ねて表示させる。
続くステップ3421では、ウィンドウD内に配置した
アイコンのなかの「取消」アイコンを選択アイコンとし
て表示形態を変更させる。その後、ステップ3422に
移行する。
【0220】ステップ3422では、ESCスイッチ2
06がオンしたか否か判定する。ユーザがESCスイッ
チ206を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ3423に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなって図36のステップ3424に移行す
る。ステップ3423では、ユーザがウィンドウD内の
アイコンで選択される作業を行わないことを指示したと
して、そのウィンドウDを消去させる。その後、ステッ
プ3410に移行する。
【0221】他方の図36のステップ3424では、カ
ーソルスイッチ202の左右スイッチの何れかがオンし
たか否か判定する。ユーザが左右スイッチの何れかを操
作した場合、その判定はYESとなってステップ342
5に移行する。そうでない場合には、その判定はNOと
なってステップ3426に移行する。
【0222】ステップ3425では、ユーザのカーソル
スイッチ202の左右スイッチへの操作に応じた選択ア
イコンの変更を行う。それが終了した後、ステップ34
26に移行する。
【0223】ステップ3426では、確定スイッチ20
4がオンしたか否か判定する。ユーザが確定スイッチ2
04を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ3427に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなって図35のステップ3422に戻る。この
ようなことから、ウィンドウDが表示された後は、ES
Cスイッチ206、確定スイッチ204、及びカーソル
スイッチ202のみが有効となる。
【0224】ステップ3427以降では、ユーザが確定
スイッチ204を操作したときに選択アイコンとなって
いたアイコンに応じて処理が行われる。先ず、ステップ
3427では、その選択アイコンが「取消」アイコンか
否か判定する。その「取消」アイコンの表示形態が他と
異なっている状態でユーザが確定スイッチ204を操作
した場合、その判定はYESとなってステップ3428
に移行する。そうでない場合には、その判定はNOとな
ってステップ3430に移行する。
【0225】ステップ3428では、アドレス新規入力
画面のName入力エリア、及びアドレス入力エリアに
表示させているデータ(文字)を全てクリアさせる。続
くステップ3429では、その表示のクリアに合わせ
て、アドレスデータ(m)としてアドレスエリアに格納
済みのデータをクリアする。その後、図35のステップ
3423に戻る。
【0226】他方のステップ3430では、選択アイコ
ンが「終了」アイコンか否か判定する。そのアイコンの
表示形態が他と異なっている状態でユーザが確定スイッ
チ204を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ3431に移行し、そこで画面201の表示をク
リアさせた後、一連の処理を終了する。そうでない場合
には、その判定はNOとなって図35のステップ342
2に戻る。
【0227】図37〜図39は、アドレスリスト表示処
理内でステップ3024として実行される詳細表示処理
の動作フローチャートである。次に、図37〜図39を
参照して、その処理について詳細に説明する。
【0228】詳細表示処理は、アドレスエリアに格納さ
れたアドレスデータの編集をユーザに可能とさせるため
の処理である。この詳細表示処理には、アドレスリスト
表示処理からポインタAの値が引数として渡される。そ
の引数については、ここでは引数Aと呼ぶことにする。
【0229】先ず、ステップ3701では、画面201
の表示をクリアする。続くステップ3702では、図5
9に示すアドレス新規入力画面の枠を画面201上に表
示させる。それ以後は、ステップ3703で文字カーソ
ルをName入力エリアに表示させ、ステップ3704
では引数Aの値に対応するアドレスデータ(A)をアド
レスエリアから読み出し、Name入力エリア、及びア
ドレス入力エリアにそれに対応するデータを各々表示さ
せる。その後、ステップ3705に移行する。ステップ
3704の終了時には、図61に示すような画面が詳細
表示画面として表示されることになる。
【0230】詳細表示画面に表示されている内容に対す
るユーザの編集作業は、ステップ3705以降の実行に
よって実現される。先ず、ステップ3705では、カー
ソルスイッチ202の上下スイッチの何れかがオンした
か否か判定する。ユーザが上下スイッチの何れかを操作
した場合、その判定はYESとなってステップ3706
に移行する。そうでない場合には、その判定はNOとな
ってステップ3707に移行する。
【0231】ステップ3706では、現在の文字カーソ
ルの表示位置、及び操作されたスイッチの種類に応じ
て、文字カーソルを表示させるエリアの変更を行う。そ
れが終了した後、ステップ3707に移行する。なお、
上記エリアの変更は、例えば文字カーソルがName入
力エリア内に表示されている状態で下スイッチが操作さ
れた場合、文字カーソルをアドレス入力エリアに表示さ
せ、文字カーソルがアドレス入力エリア内に表示されて
いる状態で上スイッチが操作された場合には、文字カー
ソルをName入力エリアに表示させるようにして行わ
れる。
【0232】ステップ3707では、何れかのエリアで
のデータ入力があったか否か判定する。キーボード10
5の文字入力用のスイッチをユーザが操作した場合、そ
の判定はYESとなってステップ3708に移行する。
そうでない場合には、その判定はNOとなって図38の
ステップ3714に移行する。
【0233】ステップ3708では、文字カーソルが表
示されているエリア、即ちデータ入力(文字入力)が行
われたエリアがName入力エリアか否か判定する。そ
のエリアがName入力エリアであった場合、その判定
がYESとなってステップ3709に移行する。そうで
ない場合には、その判定はNOとなってステップ371
1に移行する。
【0234】ステップ3709では、ユーザが入力した
データ(文字)をName入力エリア内の文字カーソル
が表示されている位置に表示させる。続くステップ37
10では、そのデータ(文字)をアドレスデータ(m)
のNameのデータとしてアドレスエリアに格納する。
その後、ステップ3713に移行する。ステップ370
8の判定がNOのときに実行されるステップ3711、
3712の内容は、ステップ3709、3710と同様
である。
【0235】ステップ3710、或いは3712を実行
した後に実行されるステップ3713では、ユーザのデ
ータ(文字)入力に合わせた文字カーソルの移動を行
う。その移動により、文字カーソルは、次にデータ(文
字)が入力される位置を表示することになる。それが終
了した後、ステップ3705に戻る。
【0236】一方、ステップ3707の判定がNOとな
った場合に実行される図38のステップ3714では、
OKスイッチ203がオンしたか否か判定する。ユーザ
がOKスイッチ203を操作した場合、その判定はYE
Sとなってステップ3715に移行する。そうでない場
合には、その判定はNOとなって図37のステップ37
05に戻る。
【0237】ステップ3715では、その時点で行える
作業項目をアイコン化して配置した図52に示すウィン
ドウEを詳細表示画面上に重ねて表示させる。続くステ
ップ3716では、ウィンドウE内に配置したアイコン
のなかの「削除」アイコンを選択アイコンとして表示形
態を変更させる。その後、ステップ3717に移行す
る。
【0238】ステップ3717では、ESCスイッチ2
06がオンしたか否か判定する。ユーザがESCスイッ
チ206を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ3718に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなってステップ3719に移行する。ステ
ップ3718では、ユーザがウィンドウE内のアイコン
で選択される作業を行わないことを指示したとして、そ
のウィンドウEを消去させる。その後、図37のステッ
プ3705に移行する。
【0239】他方のステップ3719では、カーソルス
イッチ202の左右スイッチの何れかがオンしたか否か
判定する。ユーザが左右スイッチの何れかを操作した場
合、その判定はYESとなってステップ3720に移行
する。そうでない場合には、その判定はNOとなってス
テップ3721に移行する。
【0240】ステップ3720では、ユーザのカーソル
スイッチ202の左右スイッチへの操作に応じた選択ア
イコンの変更を行う。それが終了した後、ステップ37
21に移行する。
【0241】ステップ3721では、確定スイッチ20
4がオンしたか否か判定する。ユーザが確定スイッチ2
04を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ3722に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなってステップ3717に戻る。このようなこ
とから、ウィンドウEが表示された後は、ESCスイッ
チ206、確定スイッチ204、及びカーソルスイッチ
202のみが有効となる。
【0242】ステップ3722以降では、ユーザが確定
スイッチ204を操作したときに選択アイコンとなって
いたアイコンに応じて処理が行われる。先ず、ステップ
3722では、その選択アイコンが「終了」アイコンか
否か判定する。そのアイコンの表示形態が他と異なって
いる状態でユーザが確定スイッチ204を操作した場
合、その判定はYESとなってステップ3723に移行
し、そこで画面201の表示をクリアさせた後、一連の
処理を終了する。そうでない場合には、その判定はNO
となって図39のステップ3724に移行する。
【0243】そのステップ3724では、その選択アイ
コンが「削除」アイコンか否か判定する。その「削除」
アイコンの表示形態が他と異なっている状態でユーザが
確定スイッチ204を操作した場合、その判定はYES
となってステップ3725に移行する。そうでない場合
には、その判定はNOとなって図38のステップ371
7に戻る。
【0244】ステップ3725では、現在作業の対象と
なっているアドレスデータ(A)をアドレスエリアから
削除する。続くステップ3726では、その削除に合わ
せて、アドレスエリアのアドレスデータのソートを行
う。その後、ステップ3727に移行して、画面201
の表示をクリアさせる。一連の処理はその後に終了させ
る。
【0245】図40は、図9及び図10に示す全体処理
内でステップ914として実行される送受信処理の動作
フローチャートである。次に、図40を参照して、その
処理内容について詳細に説明する。
【0246】送受信処理は、図40に示すように、始め
にステップ4001の送信処理を実行した後、ステップ
4002の受信処理を行って一連の処理が終了するよう
になっている。そのため、ここでは、送信メールエリア
内の未送信のデータMAILを全て送信した後、新たに
送られてきたメールを受信メールエリアに格納すること
が行われる。
【0247】図41は、図9及び図10に示す全体処理
内でステップ916として実行される設定処理の動作フ
ローチャートである。次に、図41を参照して、その処
理内容について詳細に説明する。
【0248】本実施の形態では、受信したメールを転送
させる条件として、送信元のメールアドレス、及びパス
ワード(キーワード)をユーザに設定させるようにして
いる。この設定処理は、ユーザにそれらの設定を行わせ
るために実行される処理である。
【0249】先ず、ステップ4101では、画面201
の表示をクリアさせる。続くステップ4102では、画
面201に、図62に示す設定選択画面を表示させる。
その設定選択画面は、設定する対象をユーザが選択する
ための画面であり、「アドレス設定」アイコンと「パス
ワード設定」アイコンが配置されている。その設定選択
画面を表示させた後は、ステップ4103に移行して、
「アドレス設定」アイコンを選択アイコンとして表示形
態を変更させる。
【0250】ステップ4103に続くステップ4104
では、カーソルスイッチ202の上下スイッチの何れか
がオンされたか否か判定する。ユーザが上下スイッチの
何れかを操作した場合、その判定はYESとなってステ
ップ4105に移行する。そうでない場合には、その判
定はNOとなってステップ4106に移行する。
【0251】ステップ4105では、上下スイッチへの
操作に従って、選択アイコンとして表示形態を他と異な
らせるアイコンを変更させる。続くステップ4106で
は、確定スイッチ204がオンしたか否か判定する。ユ
ーザが確定スイッチ204を操作した場合、その判定は
YESとなってステップ4107に移行する。そうでな
い場合には、その判定はNOとなってステップ4110
に移行する。
【0252】ステップ4107では、確定スイッチ20
4操作時の選択アイコンが「パスワード設定」アイコン
か否か判定する。そのアイコンが選択アイコンの表示形
態で表示されている状態でユーザが確定スイッチ204
を操作した場合、その判定はYESとなってステップ4
108に移行し、パスワード設定処理を実行する。そう
でない場合には、その判定はNOとなってステップ41
09に移行し、アドレス設定処理を実行する。ステップ
4108のパスワード設定処理、或いはステップ410
9のアドレス設定処理を終了した後は、ステップ410
2に戻る。
【0253】一方、ステップ4110では、ESCスイ
ッチ206がオンしたか否か判定する。ユーザがESC
スイッチ206を操作した場合、その判定はYESとな
ってステップ4111に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなってステップ4104に戻る。
【0254】ステップ4111では、画面201の表示
をクリアさせる。続くステップ4112では、図2に示
すモード選択画面を表示させる。その後は、ステップ4
113に移行して、「設定」アイコンを選択アイコンと
して表示形態を変更させる。一連の処理はその後に終了
させる。
【0255】このように、図62に示す設定選択画面が
表示されている状態では、基本的にカーソルスイッチ2
02、確定スイッチ204、及びESCスイッチ206
のみが有効となる。ユーザは、それらのスイッチを必要
に応じて操作することにより、設定の対象を選択する。
【0256】以降は、上記設定処理内で実行されるサブ
ルーチン処理について、図42〜図48に示す動作フロ
ーチャートを参照して詳細に説明する。図42〜図44
は、設定処理内でステップ4108として実行されるパ
スワード設定処理の動作フローチャートである。始め
に、図42〜図44を参照して、パスワード設定処理に
ついて詳細に説明する。
【0257】先ず、ステップ4201では、画面201
の表示をクリアさせる。次にステップ4202で図63
に示すパスワード表示画面の枠を画面201に表示させ
る。続くステップ4203では、変数lに1を代入す
る。その後、ステップ4204に移行する。
【0258】ステップ4204〜4207で形成される
処理ループでは、変数lの値から特定されるパスワード
エリアのパスワードデータ(l)を、変数lの値を順次
インクリメントしながら1画面分の表示が完了、或いは
全てのパスワードデータを表示させることが行われる。
1画面分のパスワードデータを表示させた場合、ステッ
プ4206の判定がNOとなってステップ4208に移
行し、1画面分のパスワードデータを表示させる前に全
てのパスワードデータを表示させた場合、ステップ42
07の判定がYESとなってステップ4208に移行す
る。パスワードが表示されている、或いは表示される枠
内は、全て文字入力エリアである。
【0259】ステップ4208では、変数であるポイン
タAに1を代入する。そのポインタAは、ここでは表示
させているパスワードのなかで有効とするパスワードの
管理用として用いられる。それに1を代入した後、ステ
ップ4209に移行する。
【0260】ステップ4209では、ポインタAの値か
ら特定される入力エリア内に文字カーソルを表示させ
る。その文字カーソルが表示されているエリアが、現在
文字(データ)入力を行えるエリアである。続くステッ
プ4210では、カーソルスイッチ202の上下スイッ
チの何れかがオンしたか否か判定する。ユーザが上下ス
イッチの何れかを操作した場合、その判定はYESとな
ってステップ4211に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなって図43のステップ4212
に移行する。
【0261】ステップ4211では、それまでの文字カ
ーソルの表示エリア、ユーザが操作したスイッチの種類
に応じてポインタAの値を変更する。その後、ステップ
4207に戻る。
【0262】他方の図43のステップ4212では、デ
ータ入力が行われたか否か判定する。ユーザがキーボー
ド105のなかのデータ入力用スイッチを操作した場
合、その判定はYESとなってステップ4213に移行
する。そうでない場合には、その判定はNOとなってス
テップ4215に移行する。
【0263】ステップ4213では、現在文字カーソル
が表示されている位置に入力されたデータを表示させ
る。それが終了すると、ステップ4214に移行して、
次に入力されたデータを表示させる位置に文字カーソル
を移動させる。その後、ステップ4215に移行する。
【0264】ステップ4215では、OKスイッチ20
3がオンしたか否か判定する。ユーザがOKスイッチ2
03を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ4216に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなって図42のステップ4210に戻る。
【0265】ステップ4216では、その時点で行える
作業項目をアイコン化して配置した図60に示すウィン
ドウDをアドレス新規入力画面上に重ねて表示させる。
続くステップ4217では、ウィンドウD内に配置した
アイコンのなかの「終了」アイコンを選択アイコンとし
て表示形態を変更させる。その後、ステップ4218に
移行する。
【0266】ステップ4218では、カーソルスイッチ
202の左右スイッチの何れかがオンしたか否か判定す
る。ユーザが左右スイッチの何れかを操作した場合、そ
の判定はYESとなってステップ4219に移行する。
そうでない場合には、その判定はNOとなってステップ
4220に移行する。
【0267】ステップ4220では、ESCスイッチ2
06がオンしたか否か判定する。ユーザがESCスイッ
チ206を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ4221に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなってステップ4222に移行する。ステ
ップ4221では、ユーザがウィンドウD内のアイコン
で選択される作業を行わないことを指示したとして、そ
のウィンドウDを消去させる。その後、図42のステッ
プ4210に戻る。
【0268】他方のステップ4222では、確定スイッ
チ204がオンしたか否か判定する。ユーザが確定スイ
ッチ204を操作した場合、その判定はYESとなって
ステップ4223に移行する。そうでない場合には、そ
の判定はNOとなってステップ4218に戻る。このよ
うなことから、ウィンドウDが表示された後は、ESC
スイッチ206、確定スイッチ204、及びカーソルス
イッチ202のみが有効となる。
【0269】ステップ4223以降では、ユーザが確定
スイッチ204を操作したときに選択アイコンとなって
いたアイコンに応じて処理が行われる。先ず、ステップ
4223では、その選択アイコンが「取消」アイコンか
否か判定する。その「取消」アイコンの表示形態が他と
異なっている状態でユーザが確定スイッチ204を操作
した場合、その判定はYESとなってステップ4224
に移行する。そうでない場合には、その判定はNOとな
って図44のステップ4225に移行する。
【0270】ステップ4224では、パスワード表示画
面上で行った作業の取り消しを指示したとして、画面2
01の表示をクリアさせる。その後、一連の処理を終了
する。なお、この場合、パスワードエリアに格納されて
いるデータ(パスワード)は元のままである。
【0271】一方、図44のステップ4225では、そ
の選択アイコンが「終了」アイコンか否か判定する。そ
の「終了」アイコンの表示形態が他と異なっている状態
でユーザが確定スイッチ204を操作した場合、その判
定はYESとなってステップ4226に移行する。そう
でない場合には、その判定はNOとなって図43のステ
ップ4218に戻る。
【0272】ステップ4226以降では、パスワード表
示画面に表示されているパスワードをパスワードエリア
の新しいデータとして格納するための処理が行われる。
先ず、ステップ4226では、パスワードエリア内をク
リアする。続くステップ4227では、変数lに1を代
入する。その変数lは、ここではパスワード表示画面上
に表示されているパスワードを順次パスワードエリアに
格納するために用いられる。
【0273】ステップ4227に続くステップ4228
では、変数lの値から特定される入力エリアに表示のパ
スワードを、パスワードデータ(l)としてパスワード
エリアに格納する。次のステップ4229では変数lの
値をインクリメントする。その後、ステップ4230に
移行する。
【0274】ステップ4230では、変数lの値がパス
ワードエリアにパスワードデータを格納できる最大数よ
りも大きいか否か判定する。パスワードエリアにまだ空
きがある場合、その判定はYESとなってステップ42
31に移行する。そうでない場合には、その判定はNO
となってステップ4232に移行する。
【0275】ステップ4231では、変数lの値から特
定される入力エリアにパスワードが表示されていないか
否か判定する。その入力エリアにパスワードが表示され
ていない場合、その判定はYESとなってステップ42
32に移行する。そうでない場合には、その判定はNO
となってステップ4228に戻る。
【0276】ステップ4232では、パスワード表示画
面に表示されているパスワードの格納は全て終了したと
して、画面201の表示をクリアさせる。その後、一連
の処理を終了する。
【0277】上記のようにして入力されるパスワードを
受信したメールを転送させるか否かの判定に用いた場
合、メールの内容に応じてそれを転送させることができ
るようになる。なお、図63に示すパスワード(「社
長」、「極秘」等)は、携帯電子メール端末でメールの
中身を見ている際に、それを第3者に見られるというの
を回避する目的で設定したものである。
【0278】図45〜図48は、設定処理内でステップ
4109として実行されるアドレス設定処理の動作フロ
ーチャートである。次に、図45〜図48を参照して、
アドレス設定処理について詳細に説明する。
【0279】本実施の形態では、受信したメールのなか
で予め設定されたメールアドレスから送られてきたメー
ルを転送させるようにしている。アドレス設定処理は、
そのメールアドレスをユーザに設定させるために行われ
る処理である。
【0280】先ず、ステップ4501では、画面201
の表示をクリアするとともに、変数mに1を代入する。
その変数mは、アドレスエリア(図6参照)に格納され
ているアドレスデータを順次表示させていくために用い
られる変数である。ステップ4501に続くステップ4
502では、図64に示すアドレス選択画面の枠を画面
201上に表示させる。そのアドレス選択画面の枠を表
示させると、ステップ4503に移行する。
【0281】アドレス選択画面には、図64に示すよう
に、アドレスエリアに格納されているアドレスデータ毎
に表示エリアが設けられている。各表示エリアには、そ
れに対応するアドレスデータの内容と、転送させる送信
元のメールアドレスとして設定(選択)されているか否
かを表す選択マークとが表示される。その選択マーク
は、図64中の二重丸である。
【0282】ステップ4503〜4508で形成される
処理ループでは、現在アドレスエリアに格納されている
アドレスデータを1画面分、或いはその全てをアドレス
選択画面の表示エリアに表示させることが行われる。
【0283】先ず、ステップ4503では、変数mの値
に対応するアドレスデータ(m)をアドレスエリアから
読み出し、Name、及びメールアドレスを変数mの値
から特定される表示エリアに表示させる。続くステップ
4504では、そのアドレスデータ(m)中の選択フラ
グの値が1か否か判定する。ユーザがそのアドレスデー
タ(m)のメールアドレスを転送させるべき送信元のメ
ールアドレスとして設定(選択)していた場合、その判
定はYESとなってステップ4505に移行する。そう
でない場合には、その判定はNOとなってステップ45
06に移行する。ステップ4505では、変数mの値か
ら特定される表示位置に、そのメールアドレスが選択さ
れていることを表す選択マークを表示させる。その後、
ステップ4506に移行する。
【0284】ステップ4506では、変数mのインクリ
メントを行う。続くステップ4507では、変数mの値
が1画面分のアドレス選択画面で表示させるメールアド
レスの最大数より大きいか否か判定する。画面201に
表示させているアドレス選択画面にメールアドレスを表
示させるエリアが残されていない場合、その判定はNO
となってステップ4509に移行する。そうでない場合
には、その判定はYESとなってステップ4508に移
行する。
【0285】ステップ4508では、変数mの値に対応
するアドレスデータ(m)がアドレスエリアに格納され
ていないか否か判定する。そのデータがアドレスエリア
に格納されていた場合、その判定はNOとなってステッ
プ4503に戻る。そうでない場合には、その判定はY
ESとなってステップ4509に移行する。
【0286】ステップ4509では、選択作業が有効な
アドレスデータを管理するためのポインタ(変数)Aに
1を代入する。それに続くステップ4510以降は、ユ
ーザの作業を実現するための処理である。
【0287】そのステップ4510では、そのポインタ
Aの値に対応する表示エリアを選択作業が有効なエリア
として表示形態を変更させる。次の図46のステップ4
511では、カーソルスイッチ202の上下スイッチの
何れかがオンしたか否か判定する。ユーザが上下スイッ
チの何れかを操作した場合、その判定はYESとなって
ステップ4512に移行する。そうでない場合には、そ
の判定はNOとなってステップ4513に移行する。
【0288】ステップ4512では、それまで表示形態
を他と異ならせていた表示エリアの位置、及びユーザが
操作したスイッチの種類に応じてポインタAの値を変更
する。その後、図45のステップ4510に戻る。
【0289】他方のステップ4513では、確定スイッ
チ204がオンしたか否か判定する。その確定スイッチ
204をユーザが操作した場合、その判定はYESとな
ってステップ4514に移行する。そうでない場合に
は、その判定はNOとなってステップ4517に移行す
る。
【0290】ステップ4514では、ポインタAの値か
ら特定される表示エリアに選択マークが表示されていな
いか否か判定する。その表示エリアに選択マークが表示
されていない場合、その判定はYESとなってステップ
4515に移行する。そうでない場合には、その判定は
NOとなってステップ4516に移行する。
【0291】ステップ4515では、ポインタAの値か
ら特定される表示エリアに選択マークを表示させる。他
方のステップ4516では、その表示エリアに表示させ
ていた選択マークを消去させる。それらステップ451
5、或いは4516の処理が終了した後は、ステップ4
511に戻る。
【0292】一方、ステップ4517では、OKスイッ
チ203がオンしたか否か判定する。ユーザがOKスイ
ッチ203を操作した場合、その判定はYESとなって
ステップ4518に移行する。そうでない場合には、そ
の判定はNOとなってステップ4511に戻る。これら
のことから明らかなように、転送させる送信元のメール
アドレスの選択(設定)は、カーソルスイッチ202の
上下スイッチ、及び確定スイッチ204への操作によっ
てユーザに行わせるようになっている。
【0293】ステップ4518では、その時点で行える
作業項目をアイコン化して配置した図60に示すウィン
ドウDをアドレス選択画面上に重ねて表示させる。続く
ステップ4519では、ウィンドウD内に配置したアイ
コンのなかの「終了」アイコンを選択アイコンとして表
示形態を変更させる。その後、ステップ4520に移行
する。
【0294】ステップ4520では、ESCスイッチ2
06がオンしたか否か判定する。ユーザがESCスイッ
チ206を操作した場合、その判定はYESとなってス
テップ4521に移行する。そうでない場合には、その
判定はNOとなって図47のステップ4522に移行す
る。ステップ4521では、ユーザがウィンドウD内の
アイコンで選択される作業を行わないことを指示したと
して、そのウィンドウDを消去させる。その後、ステッ
プ4511に戻る。
【0295】他方の図47のステップ4522では、カ
ーソルスイッチ202の左右スイッチの何れかがオンし
たか否か判定する。ユーザが左右スイッチの何れかを操
作した場合、その判定はYESとなってステップ452
3に移行する。そうでない場合には、その判定はNOと
なってステップ4524に移行する。ステップ4523
では、選択アイコンとしているアイコンの表示位置、ユ
ーザが操作したスイッチの種類に応じた選択アイコンの
変更を行う。その後、ステップ4524に移行する。
【0296】ステップ4524では、確定スイッチ20
4がオンしたか否か判定する。ユーザが確定スイッチ2
04を操作した場合、その判定はYESとなってステッ
プ4525に移行する。そうでない場合には、その判定
はNOとなって図46のステップ4520に戻る。この
ようなことから、ウィンドウDが表示された後は、ES
Cスイッチ206、確定スイッチ204、及びカーソル
スイッチ202のみが有効となっている。
【0297】ステップ4525以降では、ユーザが確定
スイッチ204を操作したときに選択アイコンとなって
いたアイコンに応じて処理が行われる。先ず、ステップ
4525では、その選択アイコンが「取消」アイコンか
否か判定する。その「取消」アイコンの表示形態が他と
異なっている状態でユーザが確定スイッチ204を操作
した場合、その判定はYESとなってステップ4526
に移行する。そうでない場合には、その判定はNOとな
ってステップ4527に移行する。
【0298】ステップ4526では、アドレス選択画面
上で行った選択作業の無効をユーザが指示したとして、
画面201の表示をクリアさせる。その後、一連の処理
を終了する。なお、この場合、アドレスエリアに格納さ
れているデータ(アドレス)は元のままである。
【0299】ウィンドウDには、図60に示すように、
「取消」アイコンと「終了」アイコンの2つだけが配置
される。そのため、ステップ4527以降では、「終
了」アイコンが選択アイコンとなっている状態でユーザ
が確定スイッチ204を操作したとして、それに対応す
るための処理が行われる。
【0300】先ず、ステップ4527では、図7に示す
選択アドレスエリアをクリアする。続くステップ452
8では、変数m及びlに1を各々代入する。変数mは、
アドレス選択画面に表示されている内容をアドレスデー
タ毎にアドレスエリアに格納していくことに用いられ、
他方の変数lは、選択マークが表示されているアドレス
データのみを選択アドレスエリアに格納していくことに
用いられる。それらの変数m及びlに1を各々代入する
と、ステップ4529に移行する。
【0301】ステップ4529では、変数mの値から特
定されるアドレス選択画面上の表示エリアに選択マーク
を表示させているか否か判定する。その表示エリアに先
tかうマークが表示されている場合、その判定はYES
となってステップ4530に移行する。そうでない場合
には、その判定はNOとなってステップ4533に移行
する。
【0302】ステップ4530では、変数mの値に対応
するアドレスエリアに格納されたアドレスデータ(m)
の選択フラグの値を1にする。続くステップ4531で
は、そのアドレスデータ(m)のName、及びメール
アドレスを、変数lの値に対応するアドレスデータ
(l)として設定アドレスエリアに格納する。その後
は、ステップ4532で変数lの値をインクリメントし
た後、ステップ4534に移行する。
【0303】他方のステップ4534では、変数mの値
に対応するアドレス選択画面の表示エリアに選択マーク
が表示されていないことから、変数mの値に対応するア
ドレスエリアに格納されたアドレスデータ(m)の選択
フラグの値を0にする。その後、ステップ4534に移
行する。
【0304】ステップ4534では、変数mの値をイン
クリメントする。その後は、図48のステップ4535
に移行して、変数mの値がアドレスエリアに格納できる
アドレスデータの最大数よりも大きいか否か判定する。
アドレスエリアにアドレスデータを格納する空きがある
場合、その判定はYESとなってステップ4536に移
行する。そうでない場合には、即ちアドレスエリアに空
きがない場合には、その判定はNOとなってステップ4
537に移行する。
【0305】ステップ4536では、変数mの値に対応
するアドレスデータ(m)がアドレスエリアに格納され
ていないか否か判定する。そのアドレスデータ(m)が
アドレスエリアに格納されている場合、その判定はNO
となって図47のステップ4529に戻る。そうでない
場合には、即ち、変数mの値に対応するアドレスデータ
(m)がアドレスエリアに格納されていない場合には、
その判定はYESとなってステップ4537に移行す
る。そのステップ4537では、アドレエリアに格納さ
れた内容の変更、及び選択アドレスエリアへのデータの
格納が完了したとして、画面201の表示をクリアさせ
る。その後、一連の処理を終了する。
【0306】メールを転送させる送信元のメールアドレ
スをユーザが任意に設定できるようにしたことで、例え
ば私的な関係だけの友人からビジネスユースで使用する
メールアドレスに送られてきたメールを自動的に私的に
使用する他のメールアドレスに転送させるといったこと
ができるようになる。そのようなことから、携帯電子メ
ール端末では、ユーザは現在の状況に適当なメールだけ
を見るようにすることができるようになる。
【0307】なお、本実施の形態では、受信メールエリ
アに格納可能なメール数を予め設定し、格納されている
メール数からそのエリアの空きの有無を判定している
が、各メールのデータ量にはバラツキがあると考えられ
ることから、実際の空容量を基に受信したメールを格納
できるか否か、換言すれば、受信したメールを転送させ
るか否か判定するようにしても良い。その場合には、受
信したメールを転送させるか否か判定するだけでなく、
受信したメールのなかで受信メールエリアに格納させる
データを選択するようにしても良い。その選択は、空容
量が小さくなるにつれてデータ量を小さくさせるように
行っても良い。
【0308】また、本実施の形態では、設定アドレスエ
リアに格納されているメールアドレスから送られたメー
ル、及びパスワードエリアに格納されているパスワード
を有するメールは、その一部だけを格納するようにして
いるが、受信メールエリアに空きがあればその全てを格
納するようにしても良い。そのようにした場合には、そ
れらのメールをバックアップ等の目的で転送させること
ができる。
【0309】受信したメールの転送先としては、本実施
の形態では一つに限定しているが、必ずしも転送先を一
つに限定する必要はない。例えば転送先毎にメールアド
レス、及びパスワードの少なくとも一方を設定できるよ
うにして、受信したメールを複数の転送先に転送させら
れるようにしても良い。このように、様々な変形が可能
である。
【0310】また、本実施の形態は、携帯電子メール端
末装置(携帯情報端末装置)に本発明を適用したもので
あるが、本発明が適用できるのはそれに限定されるもの
ではない。例えばパーソナルコンピュータ(特にノート
タイプ)にも本発明を適用させることができる。そのパ
ーソナルコンピュータへの本発明の適用は、基本的に、
上記CPU101の動作を実現させるプログラムをロー
ドすることで行うことができる。そのプログラムは、フ
ロッピーディスクやCD−ROMといった記録媒体に記
録して配布しても良く、或いは何らかの通信手段を介し
て配信するようにしても良い。
【0311】
【発明の効果】以上説明したように、本発明(第1の態
様)では、受信した電子メールのなかで特定メールと検
出された電子メールを予め指定(設定)されている送信
(転送)先に送信させる。そのため、或るメールアドレ
スで送信されたメールを他のメールアドレスで見ること
ができる。
【0312】それにより、重要なメールを他のメールア
ドレスでバックアップするといったことや、そのメール
アドレスでの受信に不都合なメールを適当なメールアド
レスに転送させるといったことができるようになる。そ
の結果、装置の操作性や利便性が向上することになる。
【0313】本発明(第2の態様)では、受信した電子
メールのなかで特定メールと検出されなかった電子メー
ルを保存する。そのため、上記の効果に加えて、ユーザ
は特定メールと検出されなかった電子メールを見ること
ができるようになり、操作性や利便性がより向上するこ
とになる。
【0314】本発明(第3の態様)では、受信した電子
メールのなかで特定メールと検出された電子メールの一
部を残しつつ、その電子メールを送信(転送)先に送信
させる。そのため、更に、特定メールと検出されたメー
ルの受信の有無を少なくとも認識することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による携帯電子メール端末装置の
構成図である。
【図2】本実施の形態による携帯電子メール端末装置の
外観図である。
【図3】RAMに格納される電子メール関連データの構
成図である。
【図4】受信メールエリアに格納されるデータの構成図
である。
【図5】送信メールエリアに格納されるデータの構成図
である。
【図6】アドレスエリアに格納されるデータの構成図で
ある。
【図7】選択アドレスエリアに格納されるデータの構成
図である。
【図8】パスワードエリアに格納されるデータの構成図
である。
【図9】全体処理の動作フローチャートである。
【図10】全体処理の動作フローチャートである(続
き)。
【図11】受信メールリスト表示処理の動作フローチャ
ートである。
【図12】受信メールリスト表示処理の動作フローチャ
ートである(続き1)。
【図13】受信メールリスト表示処理の動作フローチャ
ートである(続き2)。
【図14】受信メールリスト表示処理の動作フローチャ
ートである(続き3)。
【図15】開封処理の動作フローチャートである。
【図16】開封処理の動作フローチャートである(続
き)。
【図17】メール作成処理の動作フローチャートであ
る。
【図18】メール作成処理の動作フローチャートである
(続き1)。
【図19】メール作成処理の動作フローチャートである
(続き2)。
【図20】メール作成処理の動作フローチャートである
(続き3)。
【図21】受信処理の動作フローチャートである。
【図22】受信処理の動作フローチャートである(続き
1)。
【図23】受信処理の動作フローチャートである(続き
2)。
【図24】送信処理の動作フローチャートである。
【図25】送信処理の動作フローチャートである(続き
1)。
【図26】送信メールリスト表示処理の動作フローチャ
ートである。
【図27】送信メールリスト表示処理の動作フローチャ
ートである(続き1)。
【図28】送信メールリスト表示処理の動作フローチャ
ートである(続き2)。
【図29】送信メールリスト表示処理の動作フローチャ
ートである(続き3)。
【図30】アドレスリスト表示処理の動作フローチャー
トである。
【図31】アドレスリスト表示処理の動作フローチャー
トである(続き1)。
【図32】アドレスリスト表示処理の動作フローチャー
トである(続き2)。
【図33】アドレスリスト表示処理の動作フローチャー
トである(続き3)。
【図34】新規入力処理の動作フローチャートである。
【図35】新規入力処理の動作フローチャートである
(続き1)。
【図36】新規入力処理の動作フローチャートである
(続き2)。
【図37】詳細表示処理の動作フローチャートである。
【図38】詳細表示処理の動作フローチャートである
(続き1)。
【図39】詳細表示処理の動作フローチャートである
(続き2)。
【図40】送受信処理の動作フローチャートである。
【図41】設定処理の動作フローチャートである。
【図42】パスワード設定処理の動作フローチャートで
ある。
【図43】パスワード設定処理の動作フローチャートで
ある(続き1)。
【図44】パスワード設定処理の動作フローチャートで
ある(続き2)。
【図45】アドレス設定処理の動作フローチャートであ
る。
【図46】アドレス設定処理の動作フローチャートであ
る(続き1)。
【図47】アドレス設定処理の動作フローチャートであ
る(続き2)。
【図48】アドレス設定処理の動作フローチャートであ
る(続き3)。
【図49】受信メールリスト画面例を示す図である。
【図50】ウィンドウA例を示す図である。
【図51】開封画面例を示す図である。
【図52】ウィンドウE例を示す図である。
【図53】メール作成画面例を示す図である。
【図54】ウィンドウF例を示す図である。
【図55】送信メールリスト画面例を示す図である。
【図56】ウィンドウB例を示す図である。
【図57】アドレスリスト画面例を示す図である。
【図58】ウィンドウC例を示す図である。
【図59】アドレス新規入力画面例を示す図である。
【図60】ウィンドウD例を示す図である。
【図61】詳細表示画面例を示す図である。
【図62】設定選択画面例を示す図である。
【図63】パスワード表示画面例を示す図である。
【図64】アドレス選択画面例を示す図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 表示部 105 キーボード 106 モデム

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが携帯して利用するための電子メ
    ール端末装置であって、 電子メールを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した電子メールが特定の条件を満た
    している特定メールか否か検出する特定メール検出手段
    と、 前記受信手段が受信した電子メールを送信する送信手段
    と、 前記特定メール検出手段が特定メールと検出した電子メ
    ールを予め指定されている送信先に前記送信手段に送信
    させる制御手段と、 を具備したことを特徴とする携帯電子メール端末装置。
  2. 【請求項2】 ユーザが携帯して利用するための電子メ
    ール端末装置であって、 電子メールを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した電子メールを記憶する記憶手段
    と、 前記受信手段が受信した電子メールが特定の条件を満た
    している特定メールか否か検出する特定メール検出手段
    と、 前記受信手段が受信した電子メールを送信する送信手段
    と、 前記特定メール検出手段が特定メールではないと検出し
    た電子メールを前記記憶手段に記憶させ、該特定メール
    検出手段が特定メールと検出した電子メールを予め指定
    されている送信先に前記送信手段に送信させる制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする携帯電子メール端末装置。
  3. 【請求項3】 ユーザが携帯して利用するための電子メ
    ール端末装置であって、 電子メールを受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した電子メールを記憶する記憶手段
    と、 前記受信手段が受信した電子メールが特定の条件を満た
    している特定メールか否か検出する特定メール検出手段
    と、 前記受信手段が受信した電子メールを送信する送信手段
    と、 前記特定メール検出手段が特定メールではないと検出し
    た電子メールを前記記憶手段に記憶させ、該特定メール
    検出手段が特定メールと検出した電子メールは一部のみ
    を前記記憶手段に記憶させるとともに、該電子メールを
    予め指定されている送信先に前記送信手段に送信させる
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする携帯電子メール端末装置。
  4. 【請求項4】 前記特定メール検出手段は、前記受信手
    段が受信した電子メールの送信元が予め設定された送信
    先と一致しているか否か判定することにより、該電子メ
    ールが特定メールか否か検出する、 ことを特徴とする請求項1、2、または3記載の携帯電
    子メール端末装置。
  5. 【請求項5】 前記特定メール検出手段は、前記受信手
    段が受信した電子メール中に予め設定された用語が含ま
    れているか否か判定することにより、該電子メールが特
    定メールか否か検出する、 ことを特徴とする請求項1、2、または3記載の携帯電
    子メール端末装置。
  6. 【請求項6】 前記特定メール検出手段は、前記受信手
    段が受信した電子メールのデータ量が予め設定されたデ
    ータ量以上であった場合に、該電子メールを特定メール
    として検出する、 ことを特徴とする請求項1、2、または3記載の携帯電
    子メール端末装置。
  7. 【請求項7】 前記特定メール検出手段は、前記受信手
    段が電子メールを受信したときの前記記憶手段の空容量
    に基づいて、該電子メールが特定メールか否か検出す
    る、 ことを特徴とする請求項2、または3記載の携帯電子メ
    ール端末装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記特定メール検出手
    段が特定メールと検出した電子メールの一部として、該
    電子メールの本文以外のデータを前記記憶手段に記憶さ
    せる、 ことを特徴とする請求項3記載の携帯電子メール端末装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の携帯電子メール端末装置
    が読み取り可能な記録媒体であって、 電子メールを受信する手段と、 前記受信する手段により受信された電子メールが特定の
    条件を満たしている特定メールか否か検出する手段と、 前記受信する手段により受信された電子メールを送信さ
    せる手段と、 前記検出する手段によって特定メールと検出された電子
    メールを予め指定されている送信先に前記送信させる手
    段により送信させる制御を行う手段と、 を実現させるためのプログラムを記録した前記携帯電子
    メール端末装置読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項2記載の携帯電子メール端末装
    置が読み取り可能な記録媒体であって、 電子メールを受信する手段と、 前記受信する手段により受信された電子メールを記憶さ
    せる手段と、 前記受信する手段により受信された電子メールが特定の
    条件を満たしている特定メールか否か検出する手段と、 前記受信する手段により受信された電子メールを送信さ
    せる手段と、 前記検出する手段によって特定メールではないと検出さ
    れた電子メールを前記記憶させる手段により記憶させ、
    該検出する手段によって特定メールと検出された電子メ
    ールを予め指定されている送信先に前記送信させる手段
    により送信させる制御を行う手段と、 を実現させるためのプログラムを記録した前記携帯電子
    メール端末装置読み取り可能な記録媒体。
  11. 【請求項11】 請求項3記載の携帯電子メール端末装
    置が読み取り可能な記録媒体であって、 電子メールを受信する手段と、 前記受信する手段により受信された電子メールを記憶さ
    せる手段と、 前記受信する手段により受信された電子メールが特定の
    条件を満たしている特定メールか否か検出する手段と、 前記受信する手段により受信された電子メールを送信さ
    せる手段と、 前記検出する手段によって特定メールではないと検出さ
    れた電子メールを前記記憶させる手段により記憶させ、
    該検出する手段によって特定メールと検出された電子メ
    ールは一部のみを前記記憶させる手段により記憶させる
    とともに、該電子メールを予め指定されている送信先に
    前記送信させる手段に送信させる制御を行う手段と、 を実現させるためのプログラムを記録した前記携帯電子
    メール端末装置読み取り可能な記録媒体。
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