JPH0618756B2 - 樹脂成形品の製造法 - Google Patents

樹脂成形品の製造法

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JPH0618756B2
JPH0618756B2 JP23826988A JP23826988A JPH0618756B2 JP H0618756 B2 JPH0618756 B2 JP H0618756B2 JP 23826988 A JP23826988 A JP 23826988A JP 23826988 A JP23826988 A JP 23826988A JP H0618756 B2 JPH0618756 B2 JP H0618756B2
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JP
Japan
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gate
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resin
pin
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JP23826988A
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昌宏 丸山
泰司 山本
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Resonac Corp
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Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、貫通穴を有する樹脂成形品の製造法に関す
る。
従来の技術 従来、射出成形や移送成形で樹脂成形品を製造する場
合、次のような手順で行なう。まず、金型を閉じて成形
品のためのキャビティを形成する。このとき、成形品に
貫通穴を設ける位置には、ピンが配置され、このピン
は、キャビティの相対する面の間を連結した形となって
いる。そして、この状態で、金型キャビティの適宜の位
置に開口したゲートよりキャビティに樹脂を充填し、成
形を行なう。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来の技術においては、キャビティへ樹脂
を充填後、樹脂のゲートへの逆流が起こる。その結果、
得られた成形品のゲート周辺部に相当する部分の機械的
強度が低下する欠点があった。また、成形品にゲート跡
が残り、これの除いて処理するのに手間を要していた。
このような問題点は、成形品に貫通穴を有すると否とに
かかわらず発生するものであるが、本発明は、特に貫通
穴を有する成形品において、ゲート周辺部に相当する部
分の機械的強度の低下を抑えること、およびゲート跡の
処理の手間をなくすことを目的とするものである。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために本発明は、金型キャビティ
に開口するピンポイントゲートを、成形品に形成する貫
通穴形成用ピンの直上に位置させる。そして、金型キャ
ビティへ樹脂を充填後、直ちに貫通穴形成用ピンを突出
させてピンポイントゲートを閉じることを特徴とする。
また、貫通穴成形用ピンとして、先端の小径部とこれに
続く大径部とで構成されたピンを用いることも上記特定
発明に係る発明である。ここで、先端の小径部は、ピン
が突出したときピンポイントゲートに進入してピンポイ
ントゲートを閉じる。そして、大径部によって貫通穴が
形成される。
作用 上述のように、本発明においては、貫通穴形成用ピンを
利用し、これが、樹脂の充填直後に突出してピンポイン
トゲートを閉じる。これによって、充填後の樹脂がゲー
トへ逆流するのを防止して、成形品の機械的強度の低下
を抑制することができる。また、貫通穴形成用ピンがゲ
ートを塞ぐので成形品にゲート跡が残らない(貫通穴の
部分にゲートが位置している)。
また、貫通穴形成用ピンを小径部と大径部で構成し、先
端の小径部をゲートに進入させるようにすると、この進
入動作に伴い体積の大きい大径部が金型キャビティに現
われてキャビティ内の圧力を高めるので、さらに機械的
強度の大きい成形品を得ることができる。
実施例 次に、本発明の実施例を説明する。
実施例1 第1図は先端をまるくし、ピンポイントゲート2の内径
とほぼ等しい外形をもったストレートの貫通穴形成用ピ
ン1を用いた場合である。貫通穴形成用ピン1は、ピン
ポイントゲート2の開口手前まで、金型キャビティ3内
のへ既に突出している。そして、ピンポイントゲート2
から金型キャビティ3へ樹脂充填直後、さらに突出す
る。その結果、貫通穴形成用ピン1の先端がピンポイン
トゲート2の開口に当接し、これを閉じる。
実施例2 第2図は、小径部4と大径部5で貫通穴形成用ピン1を
構成した場合である。小径部4は、ピンポイントゲート
2の内径とほぼ等しく、小径部4とこれに続く大径部5
の一部が金型キャビティ3内へ既に突出しており、小径
部4の先端は、ピンポイントゲート2の開口手前に位置
している。そして、樹脂の充填直後、小径部4はピンポ
イントゲート2内へ進入し、これを閉じる。前記進入
は、大径部5の端部がピンポイントゲート2の開口に当
接するまで行なわれる。前記進入動作に伴い大径部5が
金型キャビティン内に洗われてくるので、樹脂充填圧を
高める結果となる。
上記実施例による成形品(気化器用ピストン)および樹
脂充填直後にゲートを閉じない従来方法による成形品の
破壊荷重を測定したところ、次のとおりであった。
実施例1 380kg 実施例2 520kg 従来例 310kg 測定方法は、第3図に示すように、成形品6の貫通部分
をスタンド7で支持し、押さえ具8で荷重をかけてい
き、成形品6が破壊される強度を測るものである。
発明の効果 上述のように、本発明に係る方法によれば、貫通穴形成
用ピンを利用して樹脂を金型キャビティに充填した直後
にゲートを閉じるようにしたので、樹脂がゲートへ逆流
するを防止して、機械的強度の低下のない、またゲート
跡の処理を必要としない成形品を得ることができる。そ
して、成形品に設ける貫通穴の内径が、ピンポイントゲ
ート内径より大きい場合には、貫通穴形成用ピンがピン
ポイントゲートを閉じる動作で金型キャビティ内の圧力
を高めることができ、更に得られた成形品の機械的強度
を高められる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例を示した断面図、第2図は
同他の実施例を示した断面図、第3図は成形品の破壊強
度測定試験の説明図である。 1は貫通穴形成用ピンポイントゲート、2はピンポイン
トゲート、3は金型キャビティ、4は小径部、5は大径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通穴を有する樹脂成形品の製造法であっ
    て、 金型キャビティへ樹脂を樹脂を充填するためのピンポイ
    ントゲートを、成形品に形成する貫通穴形成用ピンの直
    上において金型キャビティに開口させ、 金型キャビティへ樹脂を充填直後に、貫通穴形成用ピン
    を突出させてピンポイントゲートを閉じることを特徴と
    する樹脂成形品の製造法。
  2. 【請求項2】貫通穴形成用ピンが、突出によりピンポイ
    ントゲートに進入しピンポイントゲートを閉じる先端の
    小径部とこれに続く大径部とで構成されている請求項1
    記載の樹脂成形品の製造法。
JP23826988A 1988-09-22 1988-09-22 樹脂成形品の製造法 Expired - Lifetime JPH0618756B2 (ja)

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JPH0286420A JPH0286420A (ja) 1990-03-27
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JP3610380B2 (ja) 1997-12-27 2005-01-12 カシオ計算機株式会社 携帯電子メール端末装置

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