JPS5929413B2 - 捨てキヤビテイを有する射出成形用金型 - Google Patents
捨てキヤビテイを有する射出成形用金型Info
- Publication number
- JPS5929413B2 JPS5929413B2 JP12721677A JP12721677A JPS5929413B2 JP S5929413 B2 JPS5929413 B2 JP S5929413B2 JP 12721677 A JP12721677 A JP 12721677A JP 12721677 A JP12721677 A JP 12721677A JP S5929413 B2 JPS5929413 B2 JP S5929413B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- injection mold
- molding
- molding cavity
- rear end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、射出成形用金型に関する。
射出成形機のシリンダ先端、即ちノズル付近には、前回
の射出の残りの樹脂が存在しているが、通常この残りの
樹脂の温度は低下しており、所謂コールドスラツグと呼
ばれている。
の射出の残りの樹脂が存在しているが、通常この残りの
樹脂の温度は低下しており、所謂コールドスラツグと呼
ばれている。
このものは従来もスプルーの根元のランナに至る前に乙
字状の部分等を設けてこの部分に充填され、成形用キャ
ビティには這入らないようになつている。しかし、本発
明者の研究によれば、コールドスラツグを含まない溶融
混練された樹脂流をランナを通して成形用キャビティに
入れるようにしても、ランナ内及び成形用キャビティを
最初に通る樹脂流は温度低下その他の影響を受け、成形
品の均質性に重大な悪影響を与えることが分つた。
字状の部分等を設けてこの部分に充填され、成形用キャ
ビティには這入らないようになつている。しかし、本発
明者の研究によれば、コールドスラツグを含まない溶融
混練された樹脂流をランナを通して成形用キャビティに
入れるようにしても、ランナ内及び成形用キャビティを
最初に通る樹脂流は温度低下その他の影響を受け、成形
品の均質性に重大な悪影響を与えることが分つた。
本発明の目的は、射出成形品の均質性を顕著に向上し、
かつ、ヒゲの発生を顕著に減少し得る射出成形用金型を
提供することである。
かつ、ヒゲの発生を顕著に減少し得る射出成形用金型を
提供することである。
かくて、本発明は成形用キャビティの周縁の一部をなす
後端部に該後端部立面よりも薄い開口によつて該後端部
と連絡し、かつ該開口よりも厚いキャビティを形成する
捨てキャビティを設けてなることを特徴とする均質性に
すぐれヒゲ発生のない成形品を成形するための射出成形
用金型に関するものである。
後端部に該後端部立面よりも薄い開口によつて該後端部
と連絡し、かつ該開口よりも厚いキャビティを形成する
捨てキャビティを設けてなることを特徴とする均質性に
すぐれヒゲ発生のない成形品を成形するための射出成形
用金型に関するものである。
以下図面を示して本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の金型の1例を示す平面図、第2図はそ
のA−N線における縦断面図である。図において1は成
形用キャビティ、2は捨てキャビティ、3はランナであ
る。捨てキャビティは、成形用キャビティの後端部から
直ちに薄くして、又厚くなるように設けるのが良く、そ
の幅は第1図に示すように同じ幅でもよいが、次第に狭
くしてもよい。
のA−N線における縦断面図である。図において1は成
形用キャビティ、2は捨てキャビティ、3はランナであ
る。捨てキャビティは、成形用キャビティの後端部から
直ちに薄くして、又厚くなるように設けるのが良く、そ
の幅は第1図に示すように同じ幅でもよいが、次第に狭
くしてもよい。
その形状は球状、角柱状、円柱状、その他いずれでもよ
く特に規定しない。その容量は、成形用キャビティが数
グラムから10数グラムの小さなものであれば、捨てキ
ャビティも数グラム程度でよく、逆に成形用キャビティ
が百グラム以上の大きな場合も、精々10数グラムに止
めて良い。捨てキャビティと成形用キャビティとの接続
部分は幅方向にも厚さ方向にもある程度の彎曲をつける
のが良い。捨てキャビティの入口には肉厚を薄くした部
分を設けるが、その肉厚は1.5〜2.0:、そのラン
ドは3〜5!7IWとするのが良い。このような捨てキ
ャビティを設けた金型を用いると、成形キャビティ内の
成形品の均一等方性は顕著に向上し、同時にヒゲの発生
が顕著に減少することが確認された。
く特に規定しない。その容量は、成形用キャビティが数
グラムから10数グラムの小さなものであれば、捨てキ
ャビティも数グラム程度でよく、逆に成形用キャビティ
が百グラム以上の大きな場合も、精々10数グラムに止
めて良い。捨てキャビティと成形用キャビティとの接続
部分は幅方向にも厚さ方向にもある程度の彎曲をつける
のが良い。捨てキャビティの入口には肉厚を薄くした部
分を設けるが、その肉厚は1.5〜2.0:、そのラン
ドは3〜5!7IWとするのが良い。このような捨てキ
ャビティを設けた金型を用いると、成形キャビティ内の
成形品の均一等方性は顕著に向上し、同時にヒゲの発生
が顕著に減少することが確認された。
その理由は、前述の如くランナ及び成形用キャビティ内
に最初に充填され温度低下等によつて不均質の原因をな
す樹脂がこの捨てキヤビテイに入り、従つて成形用キヤ
ビテイ内の樹脂が均一に混練されたものとなり、均一等
方性が向上するものであり、又射出成形後に捨てキヤビ
テイ内の樹脂温度が早く低下して収縮が起こり、収縮圧
が大となり、捨てキヤビテイおらの高い背圧が成形用キ
ヤビテイ内にかかつたまま、捨てキヤビテイ入口の薄い
部分の固化によるシールが行われる為に成形用キヤビテ
イ内のヒゲの発生が顕著に防止されるものと考えられる
。
に最初に充填され温度低下等によつて不均質の原因をな
す樹脂がこの捨てキヤビテイに入り、従つて成形用キヤ
ビテイ内の樹脂が均一に混練されたものとなり、均一等
方性が向上するものであり、又射出成形後に捨てキヤビ
テイ内の樹脂温度が早く低下して収縮が起こり、収縮圧
が大となり、捨てキヤビテイおらの高い背圧が成形用キ
ヤビテイ内にかかつたまま、捨てキヤビテイ入口の薄い
部分の固化によるシールが行われる為に成形用キヤビテ
イ内のヒゲの発生が顕著に防止されるものと考えられる
。
第1図は本発明の金型の1例を示す平面図、第2図は第
1図A−N線における縦断面図である。 1・・・・・・成形用キヤビテイ、2・・・・・・捨て
キヤビテイ、3・・・・・・ランナ。
1図A−N線における縦断面図である。 1・・・・・・成形用キヤビテイ、2・・・・・・捨て
キヤビテイ、3・・・・・・ランナ。
Claims (1)
- 1 成形用キャビティの周縁の一部をなす後端部に該後
端部立面よりも薄い開口によつて該後端部と連絡し、か
つ該開口よりも厚いキャビティを形成する捨てキャビテ
ィを設けてなることを特徴とする均質性にすぐれヒケ発
生のない成形品を成形するための射出成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12721677A JPS5929413B2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | 捨てキヤビテイを有する射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12721677A JPS5929413B2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | 捨てキヤビテイを有する射出成形用金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5461257A JPS5461257A (en) | 1979-05-17 |
JPS5929413B2 true JPS5929413B2 (ja) | 1984-07-20 |
Family
ID=14954593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12721677A Expired JPS5929413B2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | 捨てキヤビテイを有する射出成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5929413B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60161707U (ja) * | 1984-04-02 | 1985-10-26 | 梶間 定勇 | ステツプル |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5759736A (en) * | 1980-09-30 | 1982-04-10 | Hashimoto Forming Co Ltd | Method of molding article |
-
1977
- 1977-10-25 JP JP12721677A patent/JPS5929413B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60161707U (ja) * | 1984-04-02 | 1985-10-26 | 梶間 定勇 | ステツプル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5461257A (en) | 1979-05-17 |
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