JPH11192294A - 医療材料用滅菌袋 - Google Patents

医療材料用滅菌袋

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JPH11192294A
JPH11192294A JP9369521A JP36952197A JPH11192294A JP H11192294 A JPH11192294 A JP H11192294A JP 9369521 A JP9369521 A JP 9369521A JP 36952197 A JP36952197 A JP 36952197A JP H11192294 A JPH11192294 A JP H11192294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rectangular
heat
heat seal
bag
cloth
Prior art date
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Pending
Application number
JP9369521A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Tani
徹 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Seiko Sangyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Seiko Sangyo Co Ltd filed Critical Seiko Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 医療材料を滅菌し吊り下げた状態できる医療
材料用滅菌袋の提供。 【構成】 長方形状表生地1には長方形状裏生地4より
もや長くした食み出し部5を設け、長方形状表生地と長
方形状裏生地のヒートシール接着剤2を当接し食み出し
部の上方先端縁部6は長方形状裏生地の先端縁17より
食み出して平行して設け、先端縁より間隙巾部7を設け
て上部ヒートシール部8を設け上部ヒートシール部の両
端より下方に連続した両側縁ヒートシール部9を設けて
下方開口部10を設けた袋部11を形成し、間隙巾部の
中央部に円状ヒートシール部12を設け、小径の円孔1
3を穿設して周縁に環状ヒートシール部14を設け、両
側端に両端ヒートシール部15を設けて、環状ヒートシ
ール部と両端ヒートシール部との間に指先挿入間隙部1
6を設けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、注射針、メスその他
手術用器具等の医療材料を滅菌し吊り下げた状態で保管
に適した医療材料用滅菌袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、注射針、メスその他手術用器具等
の医療材料を滅菌するための医療材料用滅菌袋としてポ
リオレフイン・スパンボンド不織布に何等樹脂コートを
行うことなく、その表面に、アイオノマー樹脂の合成樹
脂複合積層フイルムを、アイオノマー層が不織布に当接
する如く積層し、周縁をヒートシールすることにより剥
ぎ取り可能とすることができるものは例えば実公平2−
4680公報によって知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、従来の医
療材料用滅菌袋としてポリオレフイン・スパンボンド不
織布に何等樹脂コートを行うことなく、その表面に、ア
イオノマー樹脂の合成樹脂複合積層フイルムを、アイオ
ノマー層が不織布に当接する如く積層し、周縁をヒート
シールすることにより剥ぎ取り可能とするものは収納し
た医療材料の形状が角張った場合は破れて滅菌状態を保
持したままで整然と保管することができず、更に開封部
分を綺麗に剥ぎ取ることができない等の欠点があった。
【0004】この発明は上記の問題点を解決したもので
あり、注射針、メスその他手術用器具等の医療材料を滅
菌し吊り下げた状態で整然とした保管に適したものであ
り、角張った医療材料の滅菌に際しても袋が破れる等の
恐れがなく、更に開封部分を綺麗に剥ぎ取ることができ
て操作が容易である医療材料用滅菌袋を得ることを目的
とするものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】上記の目的を達成する
ためのこの発明は、ポリエチレンシートで形成した長方
形状表生地1と表面に「ドットパターン」によるヒート
シール接着剤2をコーティングしたポリエチレン不織布
3で形成した長方形状裏生地4より成り、且つ長方形状
表生地1には長方形状裏生地4よりも長手方向にやや長
くした食み出し部5を設け、食み出し部5を食み出して
長方形状表生地1と長方形状裏生地4のヒートシール接
着剤2を当接すると共に食み出し部5の上方先端縁部6
は長方形状裏生地4の先端縁17より食み出して平行し
て設け、更に先端縁17より間隙巾部7を設けて上部ヒ
ートシール部8を設ると共に上部ヒートシール部8の両
端より下方に連続した両側縁ヒートシール部9,9を設
けて下方開口部10を設けた袋部11を形成し、又間隙
巾部7の中央部に円状ヒートシール部12を設け、円状
ヒートシール部12よりも小径の円孔13を穿設して円
孔13の周縁に環状ヒートシール部14を設けると共に
間隙巾部7の両側端に両端ヒートシール部15,15を
設けて、環状ヒートシール部14と両端ヒートシール部
15,15との間に指先挿入間隙部16,16を設けた
ものである。
【0006】又長方形状表生地1と長方形状裏生地4と
で形成した袋部11内に挿入する医療材料の位置を決め
る位置決めヒートシール部23,23・・・を長方形状
表生地1と長方形状裏生地4との数箇所に亘り連結して
設けたものである。
【0007】
【実施例】以下図面についてこの発明の実施例を説明す
ると、ポリエチレンシートで形成した長方形状表生地1
と表面に「ドットパターン」によるヒートシール接着剤
2をコーティングしたポリエチレン不織布3で形成した
長方形状裏生地4より成るものである(図1、図2、図
3参照)。
【0008】又長方形状表生地1には長方形状裏生地4
よりも長手方向にやや長くした食み出し部5を設け、食
み出し部5を食み出して長方形状表生地1と長方形状裏
生地4のヒートシール接着剤2を当接すると共に食み出
し部5の上方先端縁部6は長方形状裏生地4の先端縁1
7より食み出して平行して設けたものである(図1、図
2、図3、図4参照)。
【0009】又先端縁17より間隙巾部7を設けて上部
ヒートシール部8を設ると共に上部ヒートシール部8の
両端より下方に連続した両側縁ヒートシール部9,9を
設けて下方開口部10を設けた袋部11を形成したもの
である(図1、図2、図3、図4、図6参照)。
【0010】又間隙巾部7の中央部に円状ヒートシール
部12を設け、円状ヒートシール部12よりも小径の円
孔13を穿設して円孔13の周縁に環状ヒートシール部
14を設けると共に間隙巾部7の両側端に両端ヒートシ
ール部15,15を設けて、環状ヒートシール部14と
両端ヒートシール部15,15との間に指先挿入間隙,
16を設けたものである(図1、図2、図3、図4、図
6、図13参照)。
【0011】又ポリエチレンシートで形成した長方形状
表生地1は外面に高融点を有した第1ポリエチレン層2
0と内面に低融点を有した第2ポリエチレン層21を設
けたものであり、長方形状裏生地4にヒートシール接着
剤2を設けたことと相俟って長方形状表生地1と長方形
状裏生地4の接合を強固確実に行うことができるもので
ある(図4、図5、図9、図10参照)。
【0012】又低融点を有した第2ポリエチレン層20
をポリエチレン不織布3のヒートシール接着剤2のコー
ティングした面にヒートシールして袋部11を形成した
ものである(図1乃至図6参照)。
【0013】又下方開口部10より袋部11内に被滅菌
物品18を入れ、下方開口部10をヒートシールして密
閉ヒートシール部19を設け被滅菌物品18を封入して
袋体22を形成すると共に滅菌処理を施して被滅菌物品
18の滅菌操作を行うものである(図7乃至図11参
照)。
【0014】又長方形状表生地1と長方形状裏生地4と
で形成した袋部11内に挿入する医療材料の位置を決め
る位置決めヒートシール部23,23・・・を長方形状
表生地1と長方形状裏生地4との数箇所に亘り連結して
設けたものである(図1、図6、図7参照)。
【0015】又被滅菌物品18の取出しに際しては図1
2に図示したように長方形状裏生地4より長方形状表生
地1を剥離して滅菌した被滅菌物品18を取出すことが
できるものである。
【0016】
【発明の作用効果】この発明は以上のような構成であ
り、ポリエチレンシートで形成した長方形状表生地1と
表面に「ドットパターン」によるヒートシール接着剤2
をコーティングしたポリエチレン不織布3で形成した長
方形状裏生地4とにより袋部11を形成したことによっ
て袋部11に下方開口部10より被滅菌物品18を入
れ、封入して袋体22とすると共に滅菌処理を施して被
滅菌物品18の滅菌操作を行うことができるものであ
る。
【0017】又被滅菌物品18の取出しに際しては図1
2に図示したように長方形状裏生地4より長方形状表生
地1を剥離して滅菌した被滅菌物品18を取出すことが
できるものである。
【0018】又長方形状表生地1には長方形状裏生地4
よりも長手方向にやや長くした食み出し部5を設け、食
み出し部5を食み出して長方形状表生地1と長方形状裏
生地4のヒートシール接着剤2を当接すると共に食み出
し部5の上方先端縁部6は長方形状裏生地4の先端縁1
7より食み出して平行して設け、更に先端縁17より間
隙巾部7を設けて上部ヒートシール部8を設ると共に上
部ヒートシール部8の両端より下方に連続した両側縁ヒ
ートシール部9,9を設けて下方開口部10を設けた袋
部11を形成したことによって下方開口部10より被滅
菌物品18を入れて下方開口部10をヒートシールして
密閉ヒートシール部19を形成したことによって妄りに
破れない強靭である被滅菌物品18を入れた袋体22を
得ることができるものである。
【0019】又間隙巾部7の中央部に円状ヒートシール
部12を設け、円状ヒートシール部12よりも小径の円
孔13を穿設して円孔13の周縁に環状ヒートシール部
14を設けたこによって被滅菌物品18を入れて滅菌処
理を施した袋体22は、円孔13を介して吊り下げ杆
(図示せず)に吊り下げ多数の滅菌処理を施した袋体2
2を整然と吊り下げ保管することができるものである。
【0020】又円孔13の周縁に設けた環状ヒートシー
ル部14は間隙巾部7の中央部に円状ヒートシール部1
2を設け、円状ヒートシール部12よりも小径の円孔1
3を穿設して円孔13の周縁に環状ヒートシール部14
を形成したこによって環状ヒートシール部14が円孔1
3の全周縁に確実に位置して強靭な円孔13を設けられ
円孔13の形状が妄りに大きくなり吊り下げ状態が不安
定になることなく、吊り下げ時に袋体22が落下して被
滅菌物品18を損傷させることがない。
【0021】又間隙巾部7の両側端に両端ヒートシール
部15,15を設けたことによって保管中に長方形状表
生地1と長方形状裏生地4とが妄りに離れることがな
く、更に環状ヒートシール部14の離脱も阻止されて堅
牢な袋体22が得られるものである。
【0022】又環状ヒートシール部14と両端ヒートシ
ール部15,15との間に指先挿入間隙部16,16を
設けたので長方形状裏生地4からの長方形状表生地1の
剥離に際しては指先挿入間隙部16に指先を挿入し、更
に長方形状表生地1の食み出し部5の上方先端縁部6は
長方形状裏生地4の先端縁17より食み出して平行して
設けたことが相俟って指先挿入間隙部16への指先の挿
入が容易で剥離を簡便に行うことができるものである。
よって袋体22より被滅菌物品18を取出すに際しては
長方形状表生地1の食み出し部5を設けた上部と長方形
状裏生地4とを持つて引っ張れば夫々のヒートシール部
が剥離され大きく開口されて被滅菌物品18を取出すこ
とができるものである。
【0023】又ポリエチレンシートで形成した長方形状
表生地1は柔軟性を有し伸縮性に富むことによって角張
った被滅菌物品18を入れても袋体22が破られること
がなく衛生的に保持できるものである。
【0024】又長方形状表生地1と長方形状裏生地4と
で形成した袋部11内に挿入する医療材料の位置を決め
る位置決めヒートシール部23,23・・・を長方形状
表生地1と長方形状裏生地4との数箇所に亘り連結して
設けたことによて医療材料を袋体22に安定して収納し
ておくことができ、袋体22の中で医療材料が妄りに動
いて袋体22が破れることがない。
【0025】この発明は以上のように注射針、メスその
他手術用器具等の医療材料を滅菌し吊り下げた状態で整
然とした保管に適したものであり、角張った医療材料の
滅菌に際しても袋が破れる等の恐れがなく、更に開封部
分を綺麗に剥ぎ取ることができて操作が容易であると共
に使用上極めて好都合である医療材料用滅菌袋を得る等
幾多の産業的効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図である。
【図2】裏面図である。
【図3】図1に於ける拡大A−A断面図である。
【図4】図3に於けるA部の拡大断面図である。
【図5】図3に於けるB部の拡大断面図である。
【図6】被滅菌物品を袋部内に収納して状態の平面図で
ある。
【図7】被滅菌物品を収納して下方開口部をヒートシー
ルした平面図である。
【図8】図7に於ける拡大A−A断面図である。
【図9】図8に於けるA部の拡大断面図である。
【図10】図8に於けるB部の拡大断面図である。
【図11】図8に於けるC部の拡大断面図である。
【図12】被滅菌物品を取出す状態を示した斜視図であ
る。
【図13】図4に於いて円孔を設ける前の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 長方形状表生地 2 ヒートシール接着剤 3 ポリエチレン不織布 4 長方形状裏生地 5 食み出し部 6 上方先端縁部 7 間隙巾部 8 上部ヒートシール部 9 両側縁ヒートシール部 10 下方開口部 11 袋部 12 円状ヒートシール部 13 円孔 14 環状ヒートシール部 15 両端ヒートシール部 16 指先挿入間隙部 17 先端縁 18 被滅菌物品 19 密閉ヒートシール部 20 第1ポリエチレン層 21 第2ポリエチレン層 22 袋体 23 位置決めヒートシール部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンシートで形成した長方形状
    表生地1と表面に「ドットパターン」によるヒートシー
    ル接着剤2をコーティングしたポリエチレン不織布3で
    形成した長方形状裏生地4より成り、且つ長方形状表生
    地1には長方形状裏生地4よりも長手方向にやや長くし
    た食み出し部5を設け、食み出し部5を食み出して長方
    形状表生地1と長方形状裏生地4のヒートシール接着剤
    2を当接すると共に食み出し部5の上方先端縁部6は長
    方形状裏生地4の先端縁17より食み出して平行して設
    け、更に先端縁17より間隙巾部7を設けて上部ヒート
    シール部8を設ると共に上部ヒートシール部8の両端よ
    り下方に連続した両側縁ヒートシール部9,9を設けて
    下方開口部10を設けた袋部11を形成し、又間隙巾部
    7の中央部に円状ヒートシール部12を設け、円状ヒー
    トシール部12よりも小径の円孔13を穿設して円孔1
    3の周縁に環状ヒートシール部14を設けると共に間隙
    巾部7の両側端に両端ヒートシール部15,15を設け
    て、環状ヒートシール部14と両端ヒートシール部1
    5,15との間に指先挿入間隙部16,16を設けたこ
    とを特徴とする医療材料用滅菌袋。
  2. 【請求項2】 長方形状表生地1と長方形状裏生地4と
    で形成した袋部11内に挿入する医療材料の位置を決め
    る位置決めヒートシール部23,23・・・を長方形状
    表生地1と長方形状裏生地4との数箇所に亘り連結して
    設けたことを特徴とする請求項(1)記載の長医療材料
    用滅菌袋。
JP9369521A 1997-12-31 1997-12-31 医療材料用滅菌袋 Pending JPH11192294A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002068220A (ja) * 2000-08-29 2002-03-08 Fuji Seal Inc 容 器
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WO2009016849A1 (ja) * 2007-07-31 2009-02-05 Hogy Medical Co., Ltd. 滅菌バッグ及びこれを製造するためのヒートシール装置

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