JPH09202369A - シート状開閉蓋を有する包装体 - Google Patents

シート状開閉蓋を有する包装体

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JPH09202369A
JPH09202369A JP10190296A JP10190296A JPH09202369A JP H09202369 A JPH09202369 A JP H09202369A JP 10190296 A JP10190296 A JP 10190296A JP 10190296 A JP10190296 A JP 10190296A JP H09202369 A JPH09202369 A JP H09202369A
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JP
Japan
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opening
closing lid
film layer
notch
film
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JP10190296A
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English (en)
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Kenji Nakamura
憲司 中村
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Original Assignee
Individual
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D75/00Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
    • B65D75/52Details
    • B65D75/58Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
    • B65D75/5827Tear-lines provided in a wall portion
    • B65D75/5833Tear-lines provided in a wall portion for tearing out a portion of the wall
    • B65D75/5838Tear-lines provided in a wall portion for tearing out a portion of the wall combined with separate fixed tearing means, e.g. tabs

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 使用時に摘み部を摘んで開いた開閉蓋を開ら
いた状態のままとでき、構造が簡単なシート状開閉蓋を
有する包装体を提供する。 【構成】 柔軟なシートからなる封入袋1が取出し口1
2を覆う可撓性のシート状開閉蓋14を有し、開閉蓋は
封入袋本体と接する側の面に感圧接着剤15が塗布され
て封入袋本体に繰返し貼着・剥離可能であり、開閉蓋は
腰のあるフィルム層14aと軟らかいフィルム層14b
とからなるラミネートフィルムであり、腰のあるフィル
ム層14aには開閉蓋14の開閉方向に交差して開閉蓋
の剥離停止部17のほぼ全幅に亘り延在するとともに、
腰のあるフィルム層14aのほぼ全深さに達する切込み
Sが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシート状開閉蓋を有する
包装体に関する。より詳しくは、本発明は、家庭用商品
で数回にかけて消費するような物品を収納した包装体に
関し、特に、アルコールなどの清浄液や化粧水を繊維素
材(例えば不織布、ガーゼ、コットン等)に含浸させた
ウェットティッシュを収納するのに適したシート状開閉
蓋を有する包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用商品で数回にかけて消費するよう
な物品として、最近ではアルコールや保湿剤、界面活性
剤等を含む清浄液を繊維素材に含浸させたウェットティ
ッシュが皮膚の汚れの拭取り、化粧落とし、幼児のおむ
つ交換時のお尻の清浄、授乳時の拭取り等に広く使用さ
れている。
【0003】従来のウェットティッシュ包装体は通常1
0枚〜数十枚程度のウェットティッシュを収納した柔軟
なシート材から形成された比較的扁平な封入袋であり、
取出し口およびこの取出し口を覆う開閉蓋を備えてい
る。例えば、開閉蓋を片面に感圧接着剤を塗布した柔軟
なシート片として、このシート片を袋体本体に形成され
た取出し口を覆うように貼着したものがある。
【0004】従来のウェットティッシュ包装体において
は、開閉蓋の開閉を容易にするために開閉蓋の周縁の一
部には感圧接着剤を塗布しないで摘み部としている。
【0005】使用者は、開閉蓋の開閉の際は、この摘み
部を指で摘んで、摘み部を引っ張ることにより、開閉蓋
が摘み部から反摘み部側に向けて順次袋体の表面から剥
離し、この際に袋体の表面に形成された閉ループ状また
は開ループ状の取出し口を形成るための切離し用切込み
線により囲まれた部分が開閉蓋に貼着して一緒に剥離し
て、取出し口が露出する。
【0006】この状態で使用者は取出し口を通して指を
袋体内部に差込み、袋体内部のウェットティッシュの端
を摘み、摘んだウェットティッシュを取出し口を通して
取出す。
【0007】開閉蓋は取出し口を覆った場合に袋体内部
を充分に気密状態に保ってウェットティッシュの乾燥を
防止できるとともに、開閉蓋の貼着・剥離動作を繰り返
した場合にも傷まないように十分な強度を有しているこ
とが要求される。
【0008】この要求を満たすため、従来から開閉蓋と
して、合成樹脂シートの単体もしくは複合材またはこれ
ら合成樹脂シートとアルミフォイル等の複合シートが用
いられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような合
成樹脂シートを主体とする開閉蓋は腰が強く、上述のよ
うにして開閉蓋を開いた後で摘み部を放すと、開閉蓋が
戻ってしまい、ウェットティッシュの取出しができな
い。そこで使用者は、開いた開閉蓋を一方の手で押さえ
つつ、他方の手でウェットティッシュを取出している。
このように両手を使うため、ウェットティッシュの取出
し作業が難しいという問題がある。
【0010】特に、ウェットティッシュを2枚、3枚と
続けて使用する場合に(例えば、赤ちゃんのお尻を拭く
場合など、汚れが1枚では落ちないとき)、1枚ごとに
開閉蓋を開けてウェットティッシュを取出さなければな
らないので、非常に面倒である。
【0011】更に、一方の手の汚れをウェットティッシ
ュで拭き取ろうとしても、他方の手のみでは取出せず、
汚れた手で包装体を汚してしまうという問題もある。ま
た、この場合に汚れていない方の手のみでウェットティ
ッシュを取出そうとすると、開閉蓋の戻りを抑えられな
いために、取出したウェットティッシュにより開閉蓋の
裏面の感圧接着剤を濡らし、このため開閉蓋の貼着がよ
くできなくなるという問題がある。
【0012】最近、乳幼児のお尻拭き等の用途ではウェ
ットティッシュが大判化しており、上述した問題が一層
顕著となっている。更に、このようなウェットティッシ
ュは乳幼児のみならず、病人等の清拭にも多用されてお
り、その際には一時に多数枚のウェットティッシュを用
いるために、同様な問題が生じている。
【0013】
【発明の目的】本発明は、前述したような従来のウェッ
トティッシュ包装体における問題点を解決して、使用時
に開閉蓋の一端部を摘んで開いた開閉蓋を開らいた状態
のままとでき、見映えがよく、構造が簡単な包装体を提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、柔軟な
シートから形成された封入袋の内部に内容物が収納さ
れ、該封入袋は取出し口または該取出し口を形成するた
めの切離し用切込み、および該取出し口または取出し口
を形成するための切離し用切込みを覆い且つ封入袋本体
に繰返し貼着し、剥離停止部まで剥離可能な可撓性のシ
ート状開閉蓋を有しており、該開閉蓋は開閉蓋全体に拡
がるメインのフィルム層と、少なくとも前記剥離停止部
の近傍に位置しており前記メインのフィルム層よりも軟
らかいフィルム層とを有しており、前記メインのフィル
ム層には開閉蓋の開閉方向に交差して該開閉蓋の剥離停
止部の幅方向に延在するとともに、前記メインのフィル
ム層のほぼ全深さに達する切込みが形成されていること
を特徴とするシート状開閉蓋を有する包装体により前述
の目的を達成した。
【0015】本発明の開閉蓋は、実施例に示すように、
腰のあるフィルム層と軟らかいフィルム層とからなるラ
ミネートフィルムであることが好ましい。
【0016】また、本発明の開閉蓋は、実施例に示すよ
うに、厚みのあるフィルム層とそれよりも薄いフィルム
層とからなるラミネートフィルムであることが好まし
い。
【0017】本発明では、ラミネートフィルムの腰のあ
るフィルム層に接着剤を塗布して、袋本体に貼着するよ
うにするとともに、包装体の開閉蓋を閉じた状態では軟
らかいフィルム層が外部に露出しているようにすること
が好ましい。
【0018】
【作 用】本発明では、一端部から開閉蓋を開いていく
と、開閉蓋は封入袋本体から剥離されていく。この際に
開閉蓋の剥離停止部の近傍のメインのフィルム層にほぼ
その全深さに達する切込みが形成されているので、開閉
蓋を切込みを越えて開くと、開閉蓋のメインのフィルム
層は不連続となり、軟らかいフィルム層がヒンジ部とな
る。使用者は開閉蓋を横断する切込み部を越えて曲げる
ので、使用者が手を放しても開閉蓋の切込みから先(開
いた端部側)の部分が重錘として作用し、開閉蓋を開い
た状態を保つ。
【0019】以上のようにして、使用時に開閉蓋を開ら
いた状態のままとでき、使用者は、片手でウェットティ
ッシュを極めて容易に取出せる。また、一方の手が汚れ
ているときにも全く問題なく、汚れを拭うことができ
る。更に、開閉蓋の開閉をせずに続けて何枚もウェット
ティッシュを取出せる。
【0020】特に、最近、大判化している乳幼児のお尻
拭き等用のウェットティッシュも容易に取出すことがで
きる。また、病人の清拭用ウェットティッシュの収納も
容易に行える。
【0021】開閉蓋を閉じるときには、使用者が開いた
側の端部を摘んで封入袋本体側へ戻すことにより、開閉
蓋を容易に閉じることができる。
【0022】
【実施例】以下図面に示した実施例に基いて本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の包装体の一実施例を示
す斜視図、図2は図1に示した実施例の開閉蓋を開いた
状態を示す斜視図である。
【0023】図1および図2に示した実施例の包装体
は、柔軟なシートから形成された封入袋1からなる。図
示した実施例においては、封入袋1は所謂ピロータイプ
の袋(長手方向の一端部および横方向の両端部がシール
された袋)からなり、封入袋1の内部にはウェットティ
ッシュ3(図2参照)が封入されている。封入袋1はウ
ェットティッシュ3を取出すための取出し口12(図2
参照)およびこの取出し口12を覆う開閉蓋14を備え
ており、従来公知の携帯用ウェットティッシュ封入袋と
同様の構造のものを用いることができる。
【0024】なお、以下の実施例の説明では封入袋1に
収納される内容物3をウェットティッシュとして説明す
るが、本発明における内容物3はウェットティッシュに
限定されない。本発明における内容物3は一度に消費し
ないで少量ずつまたは少数ずつ繰返し封入袋から取出さ
れて使用されるもので、保存性、防塵性、防菌性、気密
性または液密性等を要求されるものが適している。
【0025】内容物としては、例えば、不織布やコット
ン等の繊維素材に化粧水や乳液を含浸させた化粧品;ガ
ーゼ、綿棒、脱脂綿、消毒剤や治療剤を含浸させたガー
ゼ等の医療品;ビス、ナット、釘等の工具類;ピン、ク
リップ等の文具類;ドライ菓子、ウエット菓子、固形調
味料等の食品等である。
【0026】封入袋1の袋体本体11を構成する柔軟な
シートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シ
ートの単材かまたは複合材、あるいは、これら合成樹脂
シートとアルミフォイル、紙(合成紙を含む)等とを張
合わせた複合シートを用いればよい。
【0027】なお、袋体本体11を構成するシートは収
納する内容物3に応じて気密性や液密性のものを使用す
ればよい。例えば、ウェットティッシュ、化粧水や薬剤
を含浸させた繊維素材、ウエット菓子等は液密性または
気密性のシートを用いるのが好ましい。また、ドライ菓
子に乾燥剤を同封したり、釘等に防錆剤を同封した場合
は、同封の薬剤の効果を持続させるために気密性のシー
トを用いるとよい。
【0028】袋体本体11に設けられる取出し口12は
楕円形、円形、長方形、菱形等の閉ループ形状、U字状
のような開ループ形状等適宜の形状とする。また、取出
し口12を切離し用切込み13(図1参照)により形成
する場合、切離し用切込み13は、例えば袋体本体11
の平面においてミシン目状である切込みや袋体本体11
を構成するシート材を厚み方向に切断した断面において
シート材の外側面から内側面の近傍に向けて断面V字状
である切込みとし、この切込みが袋体本体11の平面に
おいて閉ループまたは開ループを描いて袋体本体11に
形成されている。
【0029】開閉蓋14は袋体本体11とは別体のシー
ト片でつくられ、後述のように感圧接着剤により袋体本
体11に貼着されている。この実施例では袋体本体11
のシートおよび開閉蓋14のシートは共に液密性シート
である。開閉蓋14の形状は取出し口12を完全に覆う
ことができれば特に限定されず、例えば、図1および図
2に示すような長方形、楕円形等とすることができる。
開閉蓋14の一端部を例えば半円状に突出させて摘み部
16としている。
【0030】図1および図2に示した実施例では、封入
袋1の開閉蓋14はラミネートフィルムからなり、腰の
あるフィルム層とそれより軟らかいフィルム層とからな
る。腰のあるフィルム層は開閉蓋全体に拡がるメインの
フィルム層を構成するものである。
【0031】図3に示した実施例ではラミネートフィル
ムは厚さの厚い腰のあるフィルム層14aと薄い軟らか
いフィルム層14bとからなる。本実施例では腰のある
フィルム層14aの材質は、袋体本体11と同様に、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミ
ド、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等の合成樹脂シート
の単材かまたは複合材、あるいは、これら合成樹脂シー
トにアルミ蒸着したもの、これら合成樹脂フィルムとア
ルミフォイルまたは紙(合成紙を含む)との張合わせ、
アルミフォイルと紙(合成紙を含む)との張合わせ、等
の複合シートからなる液密性シートを用いている。
【0032】この腰のあるフィルム層14aには、図3
に示すようにほぼ全深さに達する切込みSが形成されて
いる。切込みSの形成位置は、後述のように開閉蓋14
を袋体本体11に貼着した状態で、切離し用切込み13
よりも外側位置とし、且つ剥離停止部17と同じかまた
はそれよりも内側位置とする。また、切込みSは図1に
示すように開閉蓋14の横方向に剥離可能部のほぼ全幅
に亘って延在している。図1に示すように切込みSは開
閉蓋14の長手方向に対しほぼ直交していることが好ま
しいが、長手方向に対しある程度の角度をなして交差し
ていてもよい。また、切込みSは図1に示すように直線
状に延在させることで製作が容易となり好ましいが、場
合によっては、緩いカーブを描くなど適宜変更可能であ
る。
【0033】本実施例においては腰のあるフィルム層1
4aの上に、軟らかいフィルム層14bがラミネートさ
れている。腰のあるフィルム層14aの厚さは10〜3
00μ程度で、好ましくは50〜250μである。この
厚いフィルム層は腰があり、やや硬めなものであるので
開閉蓋を袋に貼着した際に波打たない。軟らかいフィル
ム層14bはフィルム層14aよりも柔軟なフィルムか
らなり、その厚さは1〜50μ、好ましくは15〜40
μの厚さである。軟らかいフィルム層14bの材質はポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリエス
テル、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン等の合成樹脂シー
トまたはアルミフォイルまたは紙(合成紙を含む)等の
柔軟性を有するものであれば何でもよい。
【0034】本発明において、腰がある或いは柔らかい
という柔軟性の測定は図7に示したようなカンチレバー
法によって測定する。布の曲げ剛性に関するJIS規格
のカンチレバー法に類似の方法であり、先ず、図7に示
すように45度の傾斜角を有する台30に、測定すべき
シート40を載せる。この測定すべきシート(試料)4
0の寸法は幅10mm、長さ100mmとする(なお、この
大きさが得られない場合は幅、長さが小さくてもよ
い)。上記のような試料片40を台30の上面に載せて
試料片40の先端を台30の上面の先端点Aに合わせ、
次いで、試料片40をその先端が台30の斜面Bに接す
るまでスライドさせる。この斜面Bに接するまでに必要
なスライド長lを求めて柔軟度とする。このスライド長
lが小さいほど柔軟であり、スライド長lが長いほど腰
があることになる。
【0035】前記カンチレバー法によりポリエステルフ
ィルムおよびポリプロピレンフィルムの柔軟度を測定し
た一例を表1に示した。
【0036】
【表1】 No.1の試料は厚さが25μのポリエステルフィルムであ
り、測定によればスライド長は48mmであった。No.2の
試料は厚さが16μのポリエステルフィルムであり、ス
ライド長は40mmであった。No.3の試料は厚さが12μ
のポリエステルフィルムであり、スライド長は35mmで
あった。これに対してNo.4の試料は15μの厚さのポリ
プロピレンフィルムであり、スライド長は27mmであっ
た。
【0037】この結果から見て、No.1、No.2およびNo.3
のポリエステルフィルムは腰があり、本発明における開
閉蓋の本体を構成するメインのフィルムとして使用する
のに適していることが分かった。一方、No.4のポリプロ
ピレンフィルムは柔軟性が良好であり、蝶番の役目をす
る柔らかなフィルムとして使うのに適していることが分
かる。
【0038】なお、同じ素材であれば厚みが厚いフィル
ムの方が腰があり、薄いフィルムの方が柔軟であること
が分かる。
【0039】本発明においては、腰のあるフィルム層
と、それよりも柔らかく蝶番の役目を行なえるフィルム
層とからなるものであり、その各フィルム層の材質や厚
みによりそれらの組合せは特に限定されない。
【0040】開閉蓋14の片面(袋体本体11に接する
側の面、本実施例では厚いフィルム層14aの薄いフィ
ルム層14bと反対側の面)に、摘み部16を除いて、
ポリエステル系、アクリル系、ゴム系等の感圧接着剤1
5が塗布されており、開閉蓋14は袋体本体11に形成
された取出し口12または取出し口12を形成するため
の切離し用切込み13を覆って、繰返し開閉可能に袋体
本体11に貼着される。
【0041】この実施例では、図2に示すように、上述
の閉ループまたは開ループに囲まれた部分18は、ウェ
ットティッシュ3を使用するために開閉蓋14を最初に
開封する際に袋体本体11から切離されて開閉蓋14に
貼着したままとなり、切離された跡が取出し口12とな
る。開閉蓋14の開く側の先端(摘み形成部)16と反
対側の端部を熱シール、高周波シール、超音波シールま
たは接着剤等で封入袋本体11に固定して剥離停止部1
7としている。
【0042】なお、図4に示す別の実施例のように開閉
蓋に剥離停止用切込みを設けて剥離停止部17を形成し
てもよい。あるいは、前述のようにヒートシールや剥離
停止用切込みを設けることなく、前記厚いフィルム層1
4aに設けられた切込みSに剥離停止機能をもたせるこ
ともできる(すなわち、切込みSがあると開閉蓋を開い
ているとき、切込みSの箇所で若干ショックがあり、止
まる)。
【0043】本実施例では、使用者が開閉蓋14の摘み
部16を指で摘んで引っ張ることにより、開閉蓋14が
摘み部16側から反摘み部側の剥離停止部17に向けて
順次袋体本体11の表面から剥離し、この際に袋体本体
11の表面に形成された閉ループ状の取出し口12を形
成するための切離し用切込み線により囲まれた部分18
が開閉蓋14に貼着して一緒に剥離して、取出し口12
が露出する(図2参照)。
【0044】このように摘み部16を摘んで開閉蓋14
を開いていくと、封入袋本体11から剥離されていく。
この際に、図2に示すように、開閉蓋14を切込みSに
より開閉蓋14を構成している厚いフィルム層14aは
切込みSにより不連続となり、開閉蓋を開いている使用
者に軽いショックが伝わり、開閉蓋が十分に開いたこと
を十分に知ることができる。そこで、使用者が摘み部1
6から手を放しても、この時点までに開閉蓋の先端が剥
離停止部17を越えて曲げられているので、開閉蓋14
は摘み部16側の重さにより折曲げ状態、すなわち開い
た状態を保つ。以上のようにして、使用時に摘み部16
を摘んで開いた開閉蓋14を開らいた状態のままに保持
でき、この状態で使用者は取出し口12を通して片方の
手の指を袋体本体11の内部に差込み、袋体本体11内
部のウェットティッシュ3の端を摘み、摘んだウェット
ティッシュ3を取出し口12を通して取出すことができ
る。従って、使用者は、片手でウェットティッシュ3を
極めて容易に取出せる。また、一方の手が汚れていると
きにも全く問題なく、汚れを拭うことができる。特に、
最近、大判化している乳幼児のお尻拭き用、病人の清拭
用等のウェットティッシュ3も容易に取出すことができ
る。
【0045】ウェットティッシュ3を取出した後に開閉
蓋14を閉じるときには、使用者が摘み部16を摘んで
封入袋本体11側へ戻すことにより、開閉蓋14を容易
に閉じることができる。
【0046】本発明に用いる開閉蓋の製造工程を図6に
従って説明する。図6に示す実施例においてはラミネー
トフィルムを構成する厚い連続フィルム14aの片面に
感圧接着剤150し付し、その上に剥離紙6を貼着する
(図6(a)参照)。
【0047】次いで図6(b)に示すように、フィルム
14aに切込みSを入れる。この切込みSは後にこのよ
うにして得られたフィルムを図1に示したラベルに形成
したときには、ラベルの幅方向のほぼ全域に亘るような
長さであり且つその深さは図6(b)に示されるように
フィルム14aのほぼ全深さに達している。このSの間
隔はこの工程により得られるラベルの間隔に合わせて所
定間隔としている。
【0048】なお、上述のように切込みSを入れた後、
または切込みSを入れる前に、開閉蓋14に通常行なわ
れるような印刷を、適宜フィルム層14aの上に施して
もよい。
【0049】次いで、上述のように切込みSが形成され
た厚いフィルム14aの上に薄いフィルム14bをラミ
ネートする。剥離紙6の上に感圧接着剤15により貼着
された厚いフィルム14aおよび薄いフィルム14bか
らなるラミネートフィルムに通常の方法と同様、所定の
大きさのラベルにするための切込みTを図6(d)に示
すように入れる。
【0050】次いで、開閉蓋として不要な部分を除去し
て剥離紙6の上に感圧接着剤15により貼着された開閉
蓋14を得る(図6(e)参照)。
【0051】このラベル成形用の切込みTはこのように
して開閉蓋14だけを剥離紙6上に残すのであるが、こ
の作業を容易とするためラベル成形用の切込みTは接着
剤まで到達するようにすることが好ましい。
【0052】上述のように成形した開閉蓋14を用い
て、特公昭58−22411号公報または特公平1−3
722号公報等に開示された方法に従い、製袋機によっ
てピロータイプに製袋加工する。
【0053】上述した実施例においては、開閉蓋として
厚いフィルム層と薄いフィルム層とからなるラミネート
フィルムを用いており、厚いフィルム層を包装体本体の
取出し口に接する側に使用している。このため、厚いフ
ィルム層を従来から開閉蓋に用いられていた材質と同様
なものとでき、厚いフィルム層と包装体に収納する物品
との相性とか包装体本体に対する開閉蓋のシール性など
については新たに設計したり、確認試験をすることなく
採用できる。しかし、場合によっては、本発明の開閉蓋
として厚いフィルム層と薄いフィルム層とからなるラミ
ネートフィルムを用いるとともに、薄いフィルム層を包
装体本体の取出し口に接する側に使用することもでき
る。
【0054】他の実施例を図4に示す。図4に示した実
施例では、補強シート4が袋本体11の上面に貼着され
ている。補強シート4は袋本体11の表面が波打ったり
皺が寄ったりするのを防ぐ役割をしており、袋本体11
よりも剛性のある材料で作られる。例えば、袋本体11
と同様の合成樹脂シートの場合は厚みが袋本体のシート
11よりも厚いもの(例えば、40μm以上のもの、好
ましくは50〜100μm程度)とする。補強シート4
には開口が設けられ、この開口は封入袋の取出し口12
の箇所と一致するように位置し、その大きさは特に限定
されない。図4に示した実施例では補強シート4の開口
は取出し口12と位置および大きさが全く一致してい
る。
【0055】補強シート4の開口は補強シート4を袋体
本体11に貼着する前に予め開けておいてもよいし、或
いは開口を形成するための切離し用切込みとして補強シ
ートに形成しておき、開閉蓋14を開けるときに袋体本
体の切離し用切込み13とともに切離されるようにして
おいてもよい。この場合、袋体本体11を構成するシー
ト材に補強シート4を貼着し、その後、切離し用切込み
13と一緒に補強シート4の切離し用切込みを同時に形
成してもよい。
【0056】図4に示した実施例では、封入袋1の開閉
蓋14は上述した実施例と同様に厚いフィルム層14a
と薄いフィルム層14bとからなるラミネートフィルム
であり、厚いフィルム層開閉蓋14は袋体本体11とは
別体のシ―ト片である。この実施例では袋体本体11の
シ―トおよび開閉蓋14のシ―トは共に液密性シ―トで
ある。好ましくは、開閉蓋のシートの厚みは袋本体のシ
ート11よりも厚いもの(例えば、40μm以上のも
の、好ましくは50〜100μm程度)とする。開閉蓋
14の厚いフィルム層の材質は、袋体本体11と同様
に、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂シ―トの単材か
または複合材、あるいは、これら合成樹脂シ―トとアル
ミフォイル、紙等とを張合わせた複合シ―トからなる液
密性シ―トを用いる。
【0057】この実施例の開閉蓋14の厚いフィルム層
には上述の実施例と同様に切込みSが形成されている。
この実施例では開閉蓋14の一端部が半円形等の適宜形
状の摘み部16となっており、その裏面には接着剤15
は塗布されていない。
【0058】この実施例では開閉蓋14の摘み部16と
反対側の端部近傍が開閉蓋14の固定部18となってお
り、固定部18は開閉蓋14の幅方向の両側辺から内側
に向けてそれぞれ形成された切込み19により区画され
ており開閉蓋14の剥離時に開閉蓋14を封入袋本体1
1へ固定している。すなわち、開閉蓋14の両側辺から
端部に向け内側に傾斜した部分19aおよび傾斜部に連
結し開閉蓋14の長手方向に延在する部分19bからな
る切込み19を入れて、切込み19から先の部分が剥離
しないようにしている。開閉蓋14の剥離は切込み19
の部分19bの自由端19′の箇所で停止するので、両
自由端を連結する線が剥離停止部17となる。
【0059】図4の実施例においては、切込み19の自
由端19′が小孔に形成されている。しかし、切込み1
9の自由端に小径の円弧状が形成されていてもよい。切
込み19の自由端19′を円弧状または小孔とすること
により、開閉蓋14の剥離時の剥離方向の力が分散され
るので、開閉蓋14を破ることなく開閉蓋14の剥離が
これら自由端19′の円弧部または小孔で止められる。
【0060】上記実施例では、開閉蓋14の両側辺から
傾斜部19aおよびそれに連なる長手方向延在部19b
を切込んでいたが、開閉蓋14の摘み部と反対側の端部
の近傍に両側辺の内側に摘み部側に突出した山形の切込
みを入れてもよい。
【0061】本発明の切込みSは、上述した剥離停止部
よりも摘み部16側に形成され、切込みSが剥離停止用
の両切込み19の間に位置する場合には、切込みSは両
剥離停止用切込み19にほぼ連続するように形成する。
【0062】本実施例では、使用者が開閉蓋14の摘み
部16を指で摘んで、摘み部16を引っ張ることによ
り、開閉蓋14が摘み部16側から反摘み部側の剥離停
止部17に向けて順次袋体本体11の表面から剥離し、
この際に袋体本体11の表面に形成された閉ループ状の
取出し口12を形成するための切離し用切込み線により
囲まれた部分18が開閉蓋14に貼着して一緒に剥離し
て、取出し口12が露出する。
【0063】このように摘み部16を摘んで開閉蓋14
を開いていくと、封入袋本体11から剥離されていき、
切込みSを越えるので、薄いフィルム層14bのみがヒ
ンジ作用をする。この際に、使用者は摘み部16側を切
込み19の自由端19′を越えて曲げるので、開閉蓋1
4は切込みSから先の摘み部16側の重さにより折曲げ
状態を保つ。
【0064】上述した実施例においては、開閉蓋として
厚いフィルム層と薄いフィルム層とからなるラミネート
フィルムを用いており、厚いフィルム層を包装体本体の
取出し口に接する側に使用していたが、薄いフィルム層
を包装体本体の取出し口に接する側に使用することもで
きる。すなわち、一般的には腰のあるフィルム層14a
の方が軟らかいフィルム層14bよりも厚さが厚いが、
両者の材質によっては厚みについては逆になってもよ
い。例えばフィルム層14aを25μのポリエステルフ
ィルムとし、フィルム層14bを40μのポリエチレン
フィルムとできる。
【0065】更に、開閉蓋として上述したようなラミネ
ートフィルムを用いずに、厚いフィルム層で形成した開
閉蓋に本発明の切込みSを形成し、その切込み部分にヒ
ンジ作用をする薄いフィルム層をコーティングすること
も可能である。
【0066】この実施例の開閉蓋部を図5に示す。図5
において、(a)は封入袋の開閉蓋部の拡大断面図、
(b)は包装体本体から剥がした開閉蓋を裏返して見た
平面図である。
【0067】この実施例の封入袋の包装体本体11は上
述した実施例の何れかにより構成されている(図5
(a)では最初の実施例の態様で、示している)。開閉
蓋14の本体は包装体本体11とは別体のシート片とな
っており、前述した実施例の腰のあるフィルム層と同様
の材質のシートで作られ、その大きさなども上述した実
施例の開閉蓋と同様に設定しており厚いフィルム層14
aを構成している。
【0068】厚いフィルム層14aは、前述した実施例
と同様に感圧接着剤15により袋体本体11に貼着され
ている。感圧接着剤15としては前述した実施例に用い
たものと同様なものを用いることができる。更に、厚い
フィルム層14aの開く側の先端(摘み形成部)と反対
側の端部を最初の実施例に示すように熱シール、高周波
シール、超音波シールまたは接着剤等で封入袋本体11
に固定し、または次の実施例に示すように開閉蓋に切込
み19を入れて剥離停止部17としている。
【0069】図示した実施例では取出し口形成用切離し
用切込みが包装体本体となるシートに閉ループ状に形成
され、製袋前にこの閉ループ状部分を取り除いているの
で、包装袋には最初から取出し口が形成されている。
【0070】厚いフィルム層14aの包装体本体11の
取出し口12に接する側には、取出し口12に対応する
位置に(図5(a)参照)、薄いフィルム層14b′を
少なくとも取出し口12(図5(b)には二点鎖線で示
す)と同じ大きさ(好ましくは、取出し口12より僅か
に大きい大きさにコーティングしている。更に、厚いフ
ィルム層14aの剥離停止部17の近傍の領域に同様に
薄いフィルム層14bを図5(a)、b)に示すように
細幅にコーティングしている。なお、薄いフィルム層1
4bと薄いフィルム層14b′とは、図5(b)に示す
ように分離していてもよく、また、場合によっては繋が
っていてもよい。
【0071】更に、開閉蓋14の厚いフィルム層14a
には、剥離停止部17の近傍、すなわち、包装体本体1
1の取出し口12の端部と剥離停止部17の間、の薄い
フィルム層14bがコーティングされた箇所に、切込み
S(図5(b)には点線で示す)が形成されている。切
り込みSの構成は前述した実施例と同様である。
【0072】この実施例においても、摘み部16を摘ん
で開閉蓋14を開いていくと、封入袋本体11から剥離
されていき、切込みSを越えるので、薄いフィルム層1
4bのみがヒンジ作用をする。この際に、使用者は摘み
部16側を切込み19からなる剥離停止部を越えて曲げ
るので、開閉蓋14は切込みSから先の摘み部16側の
重さにより折曲げ状態を保つ。
【0073】この実施例では、剥離停止部17の近傍に
コーティングする薄いフィルム層14bと、取出し口1
2に対応してコーティングする薄いフィルム層14b′
とが厚いフィルム層14aの同じ側(図5(a)では下
側)に形成されており、両フィルム層14b、14b′
が一回のコーティング工程でコーティング可能である。
しかし、薄いフィルム層14bを厚いフィルム層14a
の上側にコーティングし、一方、取出し口12を覆う薄
いフィルム層14b′を厚いフィルム層14aの下側に
コーティングして、両フィルム層14b、14b′が厚
いフィルム層14aの上下に位置するようにすることも
できる。
【0074】また、前述したようにメインのフィルム層
となる腰のあるフィルム14aに入れる切込みSの変態
様について図8に関して説明する。なお図8はラミネー
トされる柔らかいフィルム層を除去して描いている。図
8の(a)(c)(e)(g)(i)はメインのフィル
ムの平面図を示し、開閉蓋の輪郭を描く切込みTは想像
線(2点鎖線)で表した。図8の(b)(d)(f)
(h)(j)はそれぞれ(a)(b)(c)(e)
(g)(i)の断面図を示している。
【0075】図8の(a)、(b)に示した態様におい
ては、切込みSは開閉蓋の全幅に亘って延びており、し
かもその深さはフィルム14aの厚さのほぼ全厚みに亘
って一本刃により切込みSが形成されている。
【0076】図8の(c)、(d)に示した態様におい
ては、切込みSは断続的に開閉蓋の全幅方向に延びてお
り、しかも切込みのある部分はフィルム14aの厚さの
ほぼ全深さに亘って、ミシン刃により形成されている。
【0077】図8の(e)、(f)に示した態様におい
ては、切込みSは開閉蓋の幅方向の一部分を残しており
(この図では両側部の長さR分だけ切込みが入らずに残
っている)、切込みSの深さはそのフィルム14aの厚
さの全深さに達している。
【0078】図8の(g)、(h)に示した態様では、
切込みSは開閉蓋の全幅に亘って延びているが、この切
込みSの深さはフィルム14aの厚み方向の半分より深
い程度であり、フィルム14aを完全に切断していない
(いわゆる、ハーフカットである)。このハーフカット
の入れる方向は離型紙6とは反対側の面から切込みSが
入れられている。図8のこの態様では切込みSは一本刃
による連続的なものとして表しているが、ミシン刃によ
り断続的なものとしてもよい。
【0079】図8の(i)、(j)に示している態様に
おいては、切込みSは前述した態様と同様に開閉蓋の幅
方向の全幅に亘って延びており、フィルム14aの深さ
方向の半分を越える程度であり、完全にフィルム14a
を切断してはいない。この態様では先の態様(g)、
(h)とは異なって、切込みの入れる方向が離型紙6の
側から切込みSを入れている。
【0080】このように切込みの入れ方は何種類もあ
り、適宜に選択することができる。
【0081】また、メインのフィルム層14aの切込み
Sを覆う柔らかいフィルム層14bはメインのフィルム
層と同様に開閉蓋全体に広がっていてもよいし、或い
は、切込みSが形成されている部分の前後のみに部分的
にフィルム層14bが設けられていてもよい。
【0082】この場合、先の実施例で説明したように感
圧接着剤側にフィルム層14bを形成してもよいが、第
1実施例と同様に開閉蓋の外側となる面に切込みを覆う
ようにフィルム層14bを形成してもよい。
【0083】また、フィルム層14bを設ける場合、図
8の(a)〜(h)に示した実施例では切込みSを形成
した後にフィルム14aの上に設けるが、図8の
(i)、(j)に示した実施例では切込みSを形成した
後にフィルム14aの上に設けてもよいし、あるいは切
込みSを入れる前にフィルム14aの上に設けてもよ
い。
【0084】柔らかいフィルム層14bをメインのフィ
ルム14aの切込みSを覆うように設ける場合、接着剤
(例えば粘着性、加圧性、加熱性、樹脂系等の接着剤)
を用いて張合わせ(例えばラミネート法)てもよいし、
あるいは樹脂液の塗布により被膜を形成してフィルム層
とすることも可能である。
【0085】
【発明の効果】本発明では、一端部から開閉蓋を開いて
いくと、開閉蓋は封入袋本体から剥離されていく。この
際に開閉蓋の剥離停止部の近傍の腰のあるフィルム層に
ほぼその全深さに達する切込みが形成されているので、
開閉蓋を切込みを越えて開くと、開閉蓋の腰のあるフィ
ルム層は不連続または半不連続となり、軟らかいフィル
ム層がヒンジ部となる。使用者は開閉蓋を横断する切込
み部を越えて曲げるので、使用者が手を放しても開閉蓋
の切込みから先(開いた端部側)の部分が重錘として作
用し、開閉蓋を開いた状態を保つ。
【0086】以上のようにして、使用時に開閉蓋を開ら
いた状態のままとでき、使用者は、片手でウェットティ
ッシュを極めて容易に取出せる。また、一方の手が汚れ
ているときにも全く問題なく、汚れを拭うことができ
る。更に、開閉蓋の開閉をせずに続けて何枚もウェット
ティッシュを取出せる。
【0087】特に、最近、大判化している乳幼児のお尻
拭き等用のウェットティッシュも容易に取出すことがで
きる。また、病人の清拭用ウェットティッシュの収納も
容易に行える。
【0088】開閉蓋を閉じるときには、使用者が開いた
側の端部を摘んで封入袋本体側へ戻すことにより、開閉
蓋を容易に閉じることができる。
【0089】また本発明の方法によれば、封入袋の開閉
蓋を一旦開いたらそのまま開いた状態に保つことのでき
るような開閉蓋を容易に且つ確実に製造することができ
る。このような開閉蓋を使用することにより、封入袋そ
のものは従来と同様の方法で製造でき、特別な改造を必
要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装体の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示した実施例の開閉蓋を開いた状態を示
す斜視図である。
【図3】図1に示す実施例の開閉蓋部の拡大断面図であ
る。
【図4】本発明の別の包装体の実施例の斜視図である。
【図5】本発明の更に別の実施例の開閉蓋部を示し、
(a)は拡大断面図、(b)は包装体本体から剥がした
開閉蓋を裏返して見た平面図である。
【図6】本発明の開閉蓋の製造手順を示す断面図であ
る。
【図7】本発明のフィルムの柔軟度を測定するためのカ
ンチレバー法に使用する台の側面図であり、(a)は試
料片を載せた状態、(b)は試料片をスライドさせた状
態を示す。
【図8】図8の(a)(c)(e)(g)(i)はメイ
ンのフィルムの平面図を示し、(b)(d)(f)
(h)(j)はそれぞれ(a)(b)(c)(e)
(g)(i)の断面図を示している。
【符号の説明】
1 封入袋 3 内容物(ウェットティッシュ) 11 袋体本体 12 取出し口 13 切離し用切込み 14 開閉蓋 14a 腰のあるフィルム層 14b 軟らかいフィルム層 15 接着剤 16 摘み部 17 剥離停止部 30 台 40 試料 S 切込み T 開閉蓋の輪郭の切込み

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟なシートから形成された封入袋の内
    部に内容物が収納され、該封入袋は取出し口または該取
    出し口を形成するための切離し用切込み、および該取出
    し口または取出し口を形成するための切離し用切込みを
    覆い且つ封入袋本体に繰返し貼着し、剥離停止部まで剥
    離可能な可撓性のシート状開閉蓋を有しており、該開閉
    蓋は開閉蓋全体に拡がるメインのフィルム層と、少なく
    とも前記剥離停止部の近傍に位置しており前記メインの
    フィルム層よりも軟らかいフィルム層とを有しており、
    前記メインのフィルム層には開閉蓋の開閉方向に交差し
    て該開閉蓋の剥離停止部の幅方向に延在するとともに、
    前記メインのフィルム層のほぼ全深さに達する切込みが
    形成されていることを特徴とするシート状開閉蓋を有す
    る包装体。
  2. 【請求項2】 柔軟なシートから形成された封入袋の内
    部に内容物が収納され、該封入袋は取出し口または該取
    出し口を形成するための切離し用切込み、および該取出
    し口または取出し口を形成するための切離し用切込みを
    覆い且つ封入袋本体に繰返し貼着し、剥離停止部まで剥
    離可能な可撓性のシート状開閉蓋を有しており、該開閉
    蓋は開閉蓋全体に拡がるメインのフィルム層と、少なく
    とも前記剥離停止部の近傍に位置しており前記メインの
    フィルム層よりも厚みが薄いフィルム層とを有してお
    り、前記メインのフィルム層には開閉蓋の開閉方向に交
    差して該開閉蓋の剥離停止部の幅方向に延在するととも
    に、前記メインのフィルム層のほぼ全深さに達する切込
    みが形成されていることを特徴とするシート状開閉蓋を
    有する包装体。
  3. 【請求項3】 メインのフィルム層の切込みが連続的な
    切込みであることを特徴とする請求項1または2記載の
    包装体。
  4. 【請求項4】 メインのフィルム層の切込みが断続的な
    切込みであることを特徴とする請求項1または2記載の
    包装体。
  5. 【請求項5】 メインのフィルム層の切込みが両側縁部
    近辺を残してほぼ全幅に亘って延在していることを特徴
    とする請求項1から4のいずれか1項に記載の包装体。
  6. 【請求項6】 柔軟なシートから形成された封入袋の内
    部に内容物が収納され、該封入袋は取出し口または該取
    出し口を形成するための切離し用切込み、および該取出
    し口または取出し口を形成するための切離し用切込みを
    覆い且つ封入袋本体に繰返し貼着し、剥離停止部まで剥
    離可能な可撓性のシート状開閉蓋を有しており、該開閉
    蓋は開閉蓋全体に拡がるメインのフィルム層と、少なく
    とも前記剥離停止部の近傍に位置しており前記メインの
    フィルム層よりも軟らかいフィルム層とを有しており、
    前記メインのフィルム層には開閉蓋の開閉方向に交差し
    て該開閉蓋の剥離停止部のほぼ全幅に亘り延在するとと
    もに、前記メインのフィルム層の全深さの半分以上に達
    する切込みが形成されていることを特徴とするシート状
    開閉蓋を有する包装体。
  7. 【請求項7】 柔軟なシートから形成された封入袋の内
    部に内容物が収納され、該封入袋は取出し口または該取
    出し口を形成するための切離し用切込み、および該取出
    し口または取出し口を形成するための切離し用切込みを
    覆い且つ封入袋本体に繰返し、貼着し剥離停止部まで剥
    離可能な可撓性のシート状開閉蓋を有しており、該開閉
    蓋は腰のあるフィルム層と軟らかいフィルム層とからな
    るラミネートフィルムであり、前記腰のあるフィルム層
    には開閉蓋の開閉方向に交差して該開閉蓋の剥離停止部
    のほぼ全幅に亘り延在するとともに、前記腰のあるフィ
    ルム層のほぼ全深さに達する切込みが形成されており、
    前記ラミネートフィルムの一方の表面に感圧接着剤が塗
    布されていることを特徴とするシート状開閉蓋を有する
    包装体。
  8. 【請求項8】 前記ラミネートフィルムの前記腰のある
    フィルム層に前記感圧接着剤が塗布されており、前記包
    装体の開閉蓋を閉じた状態で前記軟らかいフィルム層が
    外部に露出していることを特徴とする請求項7に記載の
    シート状開閉蓋を有する包装体。
  9. 【請求項9】 柔軟なシートから形成された封入袋の取
    出し口または取出し口を形成するための切離し用切込み
    を覆い繰返し貼着剥離可能な可撓性のシート状開閉蓋を
    製造する方法において、開閉蓋本体を形成するための腰
    のあるフィルムに開閉蓋のほぼ全幅に亘る切込みを入れ
    る工程と、前記切込みを柔らかいフィルムで覆う工程と
    を含むことを特徴とするシート状開閉蓋の製造方法。
  10. 【請求項10】 柔軟なシートから形成された封入袋の
    取出し口または取出し口を形成するための切離し用切込
    みを覆い繰返し貼着剥離可能な可撓性のシート状開閉蓋
    を製造する方法において、開閉蓋本体を形成するための
    腰のあるフィルムであり、その片面に繰返し貼着剥離可
    能な接着剤層および該接着剤層を覆う離型紙を具備した
    連続フィルムに開閉蓋のほぼ全幅に相当する長さの幅方
    向の切込みを所定間隔で形成する工程と、前記工程によ
    り得られたフィルムの離型紙とは反対側の面に前記フィ
    ルムよりも柔らかい連続フィルムをラミネートする工程
    と、前記工程により得られたフィルムを開閉蓋の形状に
    切込みを入れる工程とを含むことを特徴とするシート状
    開閉蓋の製造方法。
  11. 【請求項11】 柔軟なシートから形成された封入袋の
    取出し口または取出し口を形成するための切離し用切込
    みを覆い繰返し貼着剥離可能な可撓性のシート状開閉蓋
    を製造する方法において、開閉蓋本体を形成するための
    腰のあるフィルムであり、その片面に繰返し貼着剥離可
    能な接着剤層および該接着剤層を覆う離型紙を具備した
    連続フィルムに開閉蓋のほぼ全幅に相当する長さの幅方
    向の切込みを所定間隔で形成する工程と、前記工程によ
    り得られたフィルムの離型紙とは反対側の面に前記切込
    み箇所を覆うように前記フィルムよりも柔らかいフィル
    ム層を所定間隔で設ける工程と、前記工程により得られ
    たフィルムを開閉蓋の形状に切込みを入れる工程とを含
    むことを特徴とするシート状開閉蓋の製造方法。
  12. 【請求項12】 柔軟なシートから形成された封入袋の
    取出し口または取出し口を形成するための切離し用切込
    みを覆い繰返し貼着剥離可能な可撓性のシート状開閉蓋
    を製造する方法において、開閉蓋本体を形成するための
    腰のあるフィルムであり、その片面に繰返し貼着剥離可
    能な接着剤層および該接着剤層を覆う離型紙を具備した
    連続フィルムに前記離型紙とは反対側の面に前記フィル
    ムよりも柔らかい連続フィルムをラミネートする工程
    と、前記腰のあるフィルムに開閉蓋のほぼ全幅に相当す
    る長さの幅方向の切込みを前記離型紙の側から前記柔ら
    かいフィルムに達しない深さで、連続フィルムの長さ方
    向に所定間隔を開けて形成する工程と、前記工程により
    得られたフィルムを開閉蓋の形状に切込みを入れる工程
    とを含むことを特徴とするシート状開閉蓋の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記腰のあるフィルムの幅方向の切込
    みが一本刃により形成されることを特徴とする請求項9
    から12のいずれか1項に記載のシート状開閉蓋の製造
    方法。
  14. 【請求項14】 前記腰のあるフィルムの幅方向の切込
    みがミシン刃により形成されることを特徴とする請求項
    9から12のいずれか1項に記載のシート状開閉蓋の製
    造方法。
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