JPH11189713A - 難燃性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH11189713A JPH11189713A JP3361398A JP3361398A JPH11189713A JP H11189713 A JPH11189713 A JP H11189713A JP 3361398 A JP3361398 A JP 3361398A JP 3361398 A JP3361398 A JP 3361398A JP H11189713 A JPH11189713 A JP H11189713A
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Abstract
れた難燃性熱可塑性樹脂組成物の提供。 【解決手段】 ポリカーボネート樹脂(A)40〜99
重量%、炭素数が4〜12のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸エステル50〜89重量%、芳香族ビニ
ルおよび/またはシアン化ビニル10〜50重量%およ
び炭素数が1〜3のアルキル基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステル1〜40重量%からなる相互侵入高分子網
目構造を有する共重合体(B)1〜60重量%からなる
組成物100重量部当たり、リン系難燃剤(D)1〜4
0重量部およびポリテトラフルオロエチレン(E)0.
01〜10重量部配合してなる難燃性熱可塑性樹脂組成
物。
Description
性、加工性および耐光性に優れた難燃性熱可塑性樹脂組
成物に関するものである。
なる組成物は、耐衝撃性、耐熱性、加工性に優れること
より、自動車部品、家庭電気部品、事務機器部品をはじ
めとする多様な用途に幅広く使用されている。これら、
特に家庭電気部品や事務機器部品等、難燃性が要求され
る用途においては難燃剤が使用されるが、該難燃剤とし
てハロゲン系難燃剤を使用した場合には、燃焼時に有害
性物質を発生させるという問題がある。そこで、ハロゲ
ン系難燃剤に替えてリン系難燃剤を配合した組成物が提
案されている。例えば特公平6−70177において
は、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂に対してリン系
難燃剤およびテトラフルオロエチレン重合体を配合して
なる組成物が開示されている。しかしながら、該組成物
は耐光性に劣り、また耐衝撃性および加工性においても
十分といえるものではない。
解決すべくなされたもので、難燃性、耐衝撃性、加工性
および耐光性に優れた難燃性熱可塑性樹脂組成物を提供
することを目的とするものである。
ーボネート樹脂(A)40〜99重量%、炭素数が4〜
12のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル
単量体50〜90重量%、芳香族ビニル系単量体および
/またはシアン化ビニル系単量体10〜50重量%およ
び炭素数が1〜3のアルキル基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステル単量体0〜40重量%を重合してなる共重
合体(B)1〜60重量%からなる組成物100重量部
当たり、リン系難燃剤(D)1〜40重量部およびポリ
テトラフルオロエチレン(E)0.01〜10重量部配
合してなることを特徴とする難燃性熱可塑性樹脂組成
物、(2)ポリカーボネート樹脂(A)40〜99重量
%、炭素数が4〜12のアルキル基を有する(メタ)ア
クリル酸エステル単量体50〜89重量%、芳香族ビニ
ル系単量体および/またはシアン化ビニル系単量体10
〜50重量%および炭素数が1〜3のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸エステル単量体1〜40重量%か
らなる相互侵入高分子網目構造を有する共重合体
(B’)1〜60重量%からなる組成物100重量部当
たり、リン系難燃剤(D)1〜40重量部およびポリテ
トラフルオロエチレン(E)0.01〜10重量部配合
してなることを特徴とする難燃性熱可塑性樹脂組成物、
および(3)上記共重合体(B’)が、炭素数が4〜1
2のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル単
量体50〜89重量%、炭素数が1〜3のアルキル基を
有する(メタ)アクリル酸エステル単量体1〜40重量
%およびシアン化ビニル系単量体1〜30重量%を架橋
剤と共に乳化重合して第1段重合を行った後、芳香族ビ
ニル系単量体5〜30重量%およびシアン化ビニル系単
量体1〜30重量%を追加の架橋剤と共に乳化重合する
2段重合工程により得られた共重合体である上記(2)
記載の難燃性熱可塑性樹脂組成物を提供するものであ
る。
ネート樹脂(A)とは、種々のジヒドロキシジアリール
化合物とホスゲンとを反応させるホスゲン法、またはジ
ヒドロキシジアリール化合物とジフェニルカーボネート
などの炭酸エステルとを反応させるエステル交換法によ
って得られる重合体であり、代表的なものとしては、
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン;”
ビスフェノールA”から製造されたポリカーボネート樹
脂が挙げられる。
は、ビスフェノールAの他に、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オク
タン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル−3−メチ
ルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
−3−第三ブチルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,
5−ジクロロフェニル)プロパンのようなビス(ヒドロ
キシアリール)アルカン類、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)シクロペンタン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサンのようなビス(ヒド
ロキシアリール)シクロアルカン類、4,4’−ジヒド
ロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシ−
3,3’−ジメチルジフェニルエーテルのようなジヒド
ロキシジアリールエーテル類、4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシ−3,
3’−ジメチルジフェニルスルフィドのようなジヒドロ
キシジアリールスルフィド類、4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキシ−
3,3’−ジメチルジフェニルスルホキシドのようなジ
ヒドロキシジアリールスルホキシド類、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシ
−3,3’−ジメチルジフェニルスルホンのようなジヒ
ドロキシジアリールスルホン類等が挙げられる。
用されるが、これらの他に、ピペラジン、ジピペリジル
ハイドロキノン、レゾルシン、4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニル等を混合して使用してもよい。
合物と以下に示すような3価以上のフェノール化合物を
混合使用してもよい。3価以上のフェノールとしてはフ
ロログルシン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−
(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプテン−2、4,6−
ジメチル−2,4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−ヘプタン、1,3,5−トリ−(4−ヒドロキシ
フェニル)−ベンゾール、1,1,1−トリ−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−エタンおよび2,2−ビス−
〔4,4−(4,4’−ジヒドロキシジフェニル)−シ
クロヘキシル〕−プロパンなどがあげられる。なお、こ
れらポリカーボネート樹脂を製造するに際し、分子量調
節剤、触媒等を必要に応じて使用することができる。
は、炭素数が4〜12のアルキル基を有する(メタ)ア
クリル酸エステル単量体50〜90重量%、芳香族ビニ
ル系単量体および/またはシアン化ビニル系単量体10
〜50重量%および炭素数が1〜3のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸エステル単量体0〜40重量%を
重合してなる共重合体である。炭素数が4〜12のアル
キル基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体が5
0重量%未満では耐光性および耐衝撃性に劣り、また9
0重量%を超えると加工性に劣り好ましくない。また炭
素数が1〜3のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸
エステル単量体が40重量%を超えると耐衝撃性に劣る
ため好ましくない。
(メタ)アクリル酸エステル単量体としては、アクリル
酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、メタクリル酸n
−ブチル、メタクリル酸イソブチル、アクリル酸ペンチ
ル、メタクリル酸ペンチル、アクリル酸ヘキシル、メタ
クリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、メタクリル酸
ヘプチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル
酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、メタクリ
ル酸オクチル、アクリル酸n−ノニル、アクリル酸イソ
ノニルなどが挙げられ、一種または二種以上用いること
ができる。これらのうち特にアクリル酸n−ブチル、メ
タクリル酸n−ブチルが好ましい。
ロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げられ、一種
または二種以上用いることができる。これらのうち特に
アクリロニトリルが好ましい。
α−メチルスチレン、ο−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、ο−エチルスチレン、p−エチルスチレンな
どが挙げられ、一種または二種以上用いることができ
る。これらのうち特にスチレンが好ましい。
タ)アクリル酸エステル単量体としては、アクリル酸メ
チル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタク
リル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロ
ピルが挙げられ、一種又は二種以上用いることができ
る。これらのうち特にメタクリル酸メチルが好ましい。
として、公知の乳化重合、溶液重合によって重合するこ
とができる。
12のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル
単量体50〜89重量%、芳香族ビニル系単量体および
/またはシアン化ビニル系単量体10〜50重量%およ
び炭素数が1〜3のアルキル基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステル単量体1〜40重量%を重合してなる相互
侵入高分子網目構造を有する共重合体であり、これら単
量体の具体例としては上記したものを使用することがで
きる。該相互侵入高分子網目構造を有する共重合体と
は、従来のポリマーブレンド、グラフト共重合体とは異
なり、それぞれの成分ポリマーが橋かけしていて、その
網目鎖が互いにからみあった構造を有しているものであ
る(1981年4月1日社団法人高分子学会発行 ポリ
マーアロイ−基礎と応用−、第338〜341頁参
照)。このような構造を有する共重合体を製造する方法
としては、一般にポリマー、プレポリマー、モノマーを
架橋剤、触媒と共に、乳化状態、溶液状態または塊状状
態で混合し、これを重合・硬化させることにより架橋剤
と共に絡み合いを形成させるという方法により得ること
ができる。
基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体、炭素数
が1〜3のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エス
テル単量体およびシアン化ビニル系単量体を架橋剤と共
に乳化重合して第1段重合を行った後、芳香族ビニル系
単量体およびシアン化ビニル系単量体を追加の架橋剤と
共に乳化重合する2段重合工程により得ることができ
る。特に、炭素数が4〜12のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸エステル単量体50〜89重量%、炭素
数が1〜3のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エ
ステル単量体1〜40重量%およびシアン化ビニル系単
量体1〜30重量%を架橋剤と共に乳化重合して第1段
重合を行った後、芳香族ビニル系単量体5〜30重量%
およびシアン化ビニル系単量体1〜30重量%を追加の
架橋剤と共に乳化重合する2段重合工程により得ること
が好ましい。
エチレングリコールジアクリレート、エチレングリコー
ルジメタクリレート、ブチレングリコールジアクリレー
ト、ブチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレ
ングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール
ジメタクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリ
ルイソシアヌレート、トリメチロールプロパントリアク
リレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレート等
が挙げられる。
るリン系難燃剤としては、赤リン、ホスフィン、次亜リ
ン酸、亜リン酸、メタリン酸、ピロリン酸、無水リン酸
等の無機系リン化合物、または下記式1(式中R1 ,R
2 ,R3 及R4 はそれぞれ互いに独立して選ばれるアリ
ール,アルキル,アルキルアリール基,又は任意にハロ
ゲン化されていることもあるハロゲン化アリール,ハロ
ゲン化アルキル,ハロゲン化アルキルアリール基を表
し、Xはアリーレン基であり、k,l,m及びnはそれ
ぞれ互いに独立して0又は1であり、Nは0〜10の整
数である)で表される有機リン酸エステル化合物を使用
することができる。
としては、以下の化合物が例示される。
エチレン(E)とは、テトラフルオロエチレンを主成分
として重合して得られるフッ素系重合体であり、例えば
ダイキン化学工業(株)製の商品名ポリフロン、三井・
デュポンフロロケミカル(株)製の商品名テフロン、ヘ
キスト社製の商品名ホスタフロンなどが市販品として使
用できる。
ーボネート樹脂(A)40〜99重量%および共重合体
(B)(または(B’))1〜60重量%からなる組成
物100重量部当たり、リン系難燃剤(D)1〜40重
量部およびポリテトラフルオロエチレン(E)0.01
〜10重量部配合してなるものである。該組成の範囲外
では本発明の目的とする効果が得られないので好ましく
ない。
(B)(または(B’))、(C)および(D)成分さ
らに必要に応じて滑剤、染顔料、充填剤、帯電防止剤、
酸化防止剤、紫外線吸収剤等の各種添加剤を混合し、溶
融混練することにより得ることができる。これら各種成
分の混合および溶融混練に際しては、リボンブレンダ
ー、ヘンシェルミキサー、バンバリーミキサー、ニーダ
ー、一軸押出機、二軸押出機等を使用することができ
る。
尚、本発明はこれにより何ら制限を受けるものでは無
い。また、部および%は重量に基づくものである。
均分子量22,100のポリカーボネート樹脂。
チレン、アクリロニトリルおよびメタクリル酸メチルに
つき表1に示す組成にて重合することにより共重合体B
−1〜2およびB−i〜iiを得た。また、公知の乳化重
合法に基づき、ポリブタジエン30%、スチレン50%
およびアクリロニトリル20%からなるグラフト共重合
体B−iii を得た。
PP) C−2:縮合リン酸エステル(大八化学社製、CR−7
33S)
製、ポリフロンFA−500)
成分をを表2に示した配合割合で、口径40mmのベン
ト付き押出機に供給して、230℃で造粒し、ペレット
を得た。得られたペレットを3.5オンス射出成形機を
用い、シリンダー設定温度240℃にて各試験片を作製
し、次の評価を行った。評価結果を表2に示す。
ノッチ付アイゾット衝撃強度を測定した。(単位 kg
・cm/cm)
メルトフローレイトを測定した。測定条件220℃、1
0kg。(単位 g/10min)耐光性 :ASTM D−4459に準じて、試験片を3
00時間暴露した後の変色(色差)を測定した。
燥後、射出成形機(型締め圧90トン)を用い、シリン
ダー温度230℃、金型温度50℃にて試験片を作成
し、米国アンダーライターズ・ラボラトリーズで規格化
されたサブジェクト94号(UL94)に準拠し、1/
16インチの難燃性を測定した。
44部、炭素数16の脂肪族アルコールから合成された
マレイン酸のハーフエステル石鹸3.0部、50%の水
酸化カリウム溶液1.0部、ドデシルベンゼンスルホン
酸ナトリウム0.2部、アクリル酸n−ブチル58.9
部、アクリロニトリル8.5部、アクリル酸メチル1
6.7部、1,4−ブタンジオールジメタクリレート
1.2部、t−ドデシルメルカプタン0.26部、過硫
酸カリウム0.19部を添加し、60℃にて重合を開始
した。全固形分含有量が25%になった時点で、追加の
過硫酸カリウム0.08部を添加し、この第1段の重合
を2.5時間継続し、重合体ラテックスを得た。次い
で、第2段として、この第1段の重合体ラテックスが入
っている重合反応器に、アクリロニトリル4.8部、ス
チレン11.1部、ジビニルベンゼン0.16部および
t−ドデシルメルカプタン0.03部を添加し、全固形
分含有量が30%になるまで重合を継続した。得られた
重合体ラテックスにつき、凝固・乾燥させ、共重合体
(B’−1)を得た。
る共重合体(グッドイヤー社製 サニガム)。
炭素数12〜18のパラフィンスルホン酸ナトリウム塩
1.0部、過硫酸カリウム0.3部、重炭酸ナトリウム
0.3部およびリン酸ナトリウム0.15部を添加した
後、アクリル酸n−ブチル16部およびトリシクロデセ
ニルアクリレート0.4部を混合し、攪拌下に60℃に
加熱した。重合開始から10分後に、アクリル酸n−ブ
チル82部およびトリシクロデセニルアクリレート1.
6部の混合物を3時間にわたって添加した。このモノマ
ー添加終了後、さらに数時間反応を継続させ、固形分4
0%のアクリルゴムラテックスを得た。このアクリルゴ
ムラテックス150部(固形分換算60部)に、過硫酸
カリウム0.03部およびラウリルパーオキシド0.0
5部を添加した後、純水60部、スチレン30部および
アクリロニトリル10部を混合し、65℃で4時間グラ
フト重合を行った。得られたグラフト共重合体ラテック
スにつき、塩化カルシウム溶液で凝固・水洗・乾燥し、
グラフト共重合体B−ivを得た。
をを表3に示した配合割合で、口径40mmのベント付
き押出機に供給して、230℃で造粒し、ペレットを得
た。得られたペレットを3.5オンス射出成形機を用
い、シリンダー設定温度240℃にて各試験片を作製
し、同様の評価を行った。評価結果を表3に示す。
工性および耐光性に優れた難燃性熱可塑性樹脂組成物が
得られるものであり、難燃性が要求される用途に好適に
使用することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリカーボネート樹脂(A)40〜99
重量%、炭素数が4〜12のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸エステル単量体50〜90重量%、芳香
族ビニル系単量体および/またはシアン化ビニル系単量
体10〜50重量%および炭素数が1〜3のアルキル基
を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体0〜40重
量%を重合してなる共重合体(B)1〜60重量%から
なる組成物100重量部当たり、リン系難燃剤(D)1
〜40重量部およびポリテトラフルオロエチレン(E)
0.01〜10重量部配合してなることを特徴とする難
燃性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリカーボネート樹脂(A)40〜99
重量%、炭素数が4〜12のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸エステル単量体50〜89重量%、芳香
族ビニル系単量体および/またはシアン化ビニル系単量
体10〜50重量%および炭素数が1〜3のアルキル基
を有する(メタ)アクリル酸エステル単量体1〜40重
量%からなる相互侵入高分子網目構造を有する共重合体
(B’)1〜60重量%からなる組成物100重量部当
たり、リン系難燃剤(D)1〜40重量部およびポリテ
トラフルオロエチレン(E)0.01〜10重量部配合
してなることを特徴とする難燃性熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】 共重合体(B’)が、炭素数が4〜12
のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステル単量
体50〜89重量%、炭素数が1〜3のアルキル基を有
する(メタ)アクリル酸エステル単量体1〜40重量%
およびシアン化ビニル系単量体1〜30重量%を架橋剤
と共に乳化重合して第1段重合を行った後、芳香族ビニ
ル系単量体5〜30重量%およびシアン化ビニル系単量
体1〜30重量%を追加の架橋剤と共に乳化重合する2
段重合工程により得られた共重合体である請求項2記載
の難燃性熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3361398A JPH11189713A (ja) | 1997-10-21 | 1998-01-29 | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30783897 | 1997-10-21 | ||
JP9-307838 | 1997-10-21 | ||
JP3361398A JPH11189713A (ja) | 1997-10-21 | 1998-01-29 | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11189713A true JPH11189713A (ja) | 1999-07-13 |
Family
ID=26372339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3361398A Pending JPH11189713A (ja) | 1997-10-21 | 1998-01-29 | 難燃性熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11189713A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004508425A (ja) * | 1999-09-28 | 2004-03-18 | バイエル アクチェンゲゼルシャフト | 変性ポリエステル含有ポリマー配合物 |
JPWO2005026251A1 (ja) * | 2003-09-10 | 2006-11-16 | 富士電機ホールディングス株式会社 | 反応性難燃剤及びそれを用いた難燃性樹脂加工品 |
US7527915B2 (en) * | 2006-07-19 | 2009-05-05 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Flame retardant multi-layer photoimagable coverlay compositions and methods relating thereto |
-
1998
- 1998-01-29 JP JP3361398A patent/JPH11189713A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004508425A (ja) * | 1999-09-28 | 2004-03-18 | バイエル アクチェンゲゼルシャフト | 変性ポリエステル含有ポリマー配合物 |
JPWO2005026251A1 (ja) * | 2003-09-10 | 2006-11-16 | 富士電機ホールディングス株式会社 | 反応性難燃剤及びそれを用いた難燃性樹脂加工品 |
US7527915B2 (en) * | 2006-07-19 | 2009-05-05 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Flame retardant multi-layer photoimagable coverlay compositions and methods relating thereto |
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