JPH11186009A - 車両用空気調和装置の送風制御用抵抗器 - Google Patents

車両用空気調和装置の送風制御用抵抗器

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JPH11186009A
JPH11186009A JP9370050A JP37005097A JPH11186009A JP H11186009 A JPH11186009 A JP H11186009A JP 9370050 A JP9370050 A JP 9370050A JP 37005097 A JP37005097 A JP 37005097A JP H11186009 A JPH11186009 A JP H11186009A
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JP
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fuse
resistor
vehicle
fan
motor
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JP9370050A
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Hideo Kamifukumoto
英雄 上福元
Yoshiaki Tanishika
義昭 谷鹿
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Calsonic Products Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過電流の流入やファンの異常停止の発生時
に、常に電流遮断動作を確実に行なうことが可能な車両
用空気調和装置の送風制御用抵抗器を提供する。 【解決手段】 金属箔で形成され抵抗値が異なる抵抗体
パターン25〜27に、ヒューズ5が共通に挿入され、
切換スイッチ6により、ファン2の駆動モータ1の制御
回路に、回転数を制御する抵抗体パターンが直列に選択
挿入され、ヒューズ5により制御回路への過電流の流入
や異常温度上昇の異常事態時の事故発生を防止する車両
用空気調和装置の送風制御用抵抗器に対して、ヒューズ
5の周面に、ヒューズ保持片20a、導出電極片20の
保持端部を僅かに越える位置まで、エポキシアクリレー
ト樹脂及びウレタンアクリレート樹脂、或いはエポキシ
アクリレート樹脂を主成分とする酸化防止膜22が形成
され、異常事態時に溶融したヒューズ5が両端側にスム
ーズに移動分離し、電流を遮断して抵抗体パターン25
〜27やモータ1の損傷事故の防止が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度調整された空
気を車室内に送風する車両用空気調和装置に適用され、
送風量を切り換える車両用空気調和装置の送風制御用抵
抗器に関する。
【0002】
【従来の技術】外部から取り込んだ空気を温度調整して
車室内に送風する車両用空気調和装置では、送風制御用
抵抗器の抵抗値を切り換えることにより、ダクト内に設
けたファンの回転速度を切り換えて送風量を調整してい
る。従来の車両用空気調和装置の送風制御用抵抗器は、
図4に示すように、切換スイッチ6には、切換端子t
1、t2、t3、t4とoff端子とが設けられ、抵抗
値がR3の抵抗体26の一端が切換端子t1に、抵抗値
がR2(<R3)の抵抗体27の一端が切換端子t2に
それぞれ接続され、抵抗体26、27の他端と、抵抗値
がR1(<R2)の抵抗体25の一端とが切換端子t3
に接続されている。ヒューズ5は抵抗体25の他端と切
換端子t4との間に、ヒューズ保持具20a、導出電極
片20に保持され、このヒューズ5に、モータ1及びバ
ッテリ3が互いに直列に接続され、モータ1にはファン
2が接続されている。このヒューズ5は、中空管状の半
田の中心部にフラックスが充填された構成となってい
る。
【0003】このような構成の従来の車両用空気調和装
置の送風制御用抵抗器では、温度調整された空気の車室
内に送り込まれる空気量を、ファン2に接続される送風
制御用抵抗器の抵抗値を切り換えることにより、ファン
2の回転速度を変化させて調整している。切換スイッチ
6が切換端子t1に切り換えられると、モータ1の駆動
回路に抵抗値R3の抵抗体26と、抵抗値R1の抵抗体
25とが直列に接続され、この場合の合成抵抗値R1+
R3は高抵抗となるために、モータ1は低速度で回転
し、モータ1により駆動されるファン2は低速回転し
て、少量の空気が車室内に送り込まれる。また、切換ス
イッチ6が切換端子t2に切り換えられると、モータ1
の駆動回路に、抵抗値R3よりも小さい抵抗値R2の抵
抗体27と、抵抗値R1の抵抗体25とが直列に接続さ
れ、この場合の合成抵抗値R1+R2は中間抵抗値とな
るために、モータ1は中低速度で回転し、モータ1によ
り駆動されるファン2は中間速度で回転して、中量の空
気が車室内に送り込まれる。さらに、切換スイッチ6が
切換端子t3に切り換えられると、モータ1の駆動回路
に、抵抗値R1の抵抗体25が挿入接続され、この場合
の抵抗値R1は低抵抗となるために、モータ1は中高速
度で回転し、モータ1により駆動されるファン2は中高
速度で回転して、大量の空気が車室内に送り込まれる。
【0004】そして、モータ1の回転時に、モータの駆
動回路に挿入接続される抵抗体に何らかの原因で過電流
が流れ、異常ジュール熱が発生した場合、或いはファン
2が何らかの原因で回転不能となって停止し、ヒューズ
5の温度が異常上昇した場合には、ヒューズ5が溶断し
てモータ1の駆動回路が開放状態になり、モータ1に流
れる電流が遮断されるので、過電流が流れてモータ1や
抵抗体25、26、27が熱損傷することが防止され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の車両用空
気調和装置の送風制御用抵抗器では、図5(a)に示す
ように、ヒューズ保持片20a、導出電極片20に、ヒ
ューズ5が半田付けされて固定されるが、この状態で時
間の経過と共に、同図(b)に示すように、ヒューズ5
の全表面にヒューズ5を構成するSn、Pbの酸化膜1
3が形成される。この酸化膜13がある程度成長形成さ
れると、事故により抵抗体に過電流が流れ異常ジュール
熱が発生し、或いはファンが異常停止することにより、
ヒューズ5の温度が溶融温度に達して、ヒューズ5が溶
融状態となっても、酸化膜13が溶融しないために、同
図(c)に示すように、酸化膜13内に溶融状態のヒュ
ーズ5が閉じ込められて、ヒューズ5が分離することが
なく、高温状態で電流を遮断することができなくなる。
【0006】本発明は、前述したようなこの種の車両用
空気調和装置の送風制御用抵抗器の動作の現状に鑑みて
なされたものであり、その目的は、抵抗体パターンに過
電流が流れて異常ジュール熱が発生し、或いはファンが
異常停止する異常事態の発生時に、常に電流遮断動作を
確実に行なうことが可能な車両用空気調和装置の送風制
御用抵抗器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、金属箔抵抗体で形成され、
抵抗値がそれぞれ異なる複数の抵抗体パターンと、該複
数の抵抗体パターンに共通に挿入接続され、ヒューズを
保持するヒューズ保持手段と、ファンを駆動するモータ
の制御回路に、前記複数の抵抗体パターンの一つを選択
して、直列に挿入接続する切換手段とを備え、該切換手
段の切換によって、前記ファンの回転数の制御を行い、
前記ヒューズによって、前記制御回路への過電流の流入
と異常温度上昇とを防止する車両用空気調和装置の送風
制御用抵抗器において、前記ヒューズの周面には、前記
ヒューズ保持手段の前記ヒューズの保持端部を僅かに越
える位置まで、樹脂材系の酸化防止膜が形成されている
ことを特徴とするものである。
【0008】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記酸
化防止膜は、エポキシアクリレート樹脂とウレタンアク
リレート樹脂とを主成分としていることを特徴とするも
のである。
【0009】同様に前記目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記酸
化防止膜は、エポキシアクリレート樹脂を主成分として
いることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を、図1な
いし図3を参照して説明する。図1は本実施の形態の要
部の構成を示す説明図、図2は本実施の形態の要部の構
成を示す分解斜視図、図3は本実施の形態のヒューズ保
持片に保持されたヒューズの説明図である。
【0011】本実施の形態では、図2に示すように、金
属箔抵抗体15が絶縁シート38a、38bで挟持され
た状態で、表裏面からカバープレート39a、39bに
よって、樹脂製のベース35に組み付け固定されてい
る。ベース35の両端近傍には取付片36、36aが、
ベース35のほぼ中央部には、導出電極片20、ヒュー
ズ保持片20aが、ヒューズ保持片20aと取付片36
a間には固定片16Bが、導出電極片20と取付片36
間には固定片17B、18Bが、それぞれインサート成
形で固定され、導出電極片20、ヒューズ保持片20a
の端部には、ヒューズ5が保持されている。このヒュー
ズ5は、中空管状の半田の中心部にフラックスが充填さ
れた構成となっている。
【0012】また、カバープレート39aには、板面に
突出空間部40が形成されていて、ベース35への取付
時に、ヒューズ5が、この突出空間部40内に位置する
ように構成されている。
【0013】図1において15は金属箔抵抗体であり、
本実施の形態では、この金属箔抵抗体15は、第1の抵
抗体パターン25、第2の抵抗体パターン27及び第3
の抵抗体パターシ26からなり、第1の抵抗体パターン
25の一端は固定片18Bに、他端はヒューズ保持片2
0aにそれぞれ接続されている。同様にして、第2の抵
抗体パターン27の一端は固定片18Bに、他端は固定
片16Bにそれぞれ接続されており、第3の抵抗体パタ
ーン26の一端は固定片18Bに、他端は固定片17B
にそれぞれ接続されている。そして、本実施の形態で
は、第1の抵抗体パターン25の抵抗値をR1、第2の
抵抗体パターン27の抵抗値をR2、第3の抵抗体パタ
ーン26の抵抗値をR3とすると、これらの間には、R
1<R2<R3の関係が設定されている。
【0014】また、本実施の形態では、切換スイッチ6
の切換端子t1、t2、t3に固定片17B、16B、
18Bがそれぞれ接続され、切換端子t4は導出電極片
20に接続され、切換スイッチ6のコモン端子tcと導
出電極片20間には、モータ1とバッテリ3が互いに直
列に接続されている。
【0015】そして、本実施の形態では、ヒューズ保持
片20a、導出電極片20間に、図3(a)に示すよう
に、ヒューズ5が半田付け固定されており、このヒュー
ズ5の周面には、ヒューズ保持片20a、導出電極片2
0の内側端部を僅かに越える位置まで、全周にわたって
樹脂材系の酸化防止膜22が形成されている。この酸化
防止膜22としては、本実施の形態では、エポキシアク
リレート樹脂、或いはエポキシアクリレートへ樹脂とウ
レタンアクリレート樹脂との混合樹脂が使用され、この
場合、粘度調整剤としてはアクリル酸エステルモノマー
とメタクリル酸エステルモノマーが、硬度の調整剤とし
てはタルク・シリカが用いられている。
【0016】従って、本実施の形態では、切換スイッチ
6を切換端子t3に切り換えると、切換スイッチ6、固
定片18B、第1の抵抗体パターン25、ヒューズ保持
片20a、ヒューズ5、導出電極片20、モータ1及び
バッテリ3で閉回路が形成され、モータ1は抵抗値R1
に流れる比較的大きな電流で中高速回転され、切換スイ
ッチ6を切換端子t1に切り換えると、切換スイッチ
6、固定片17B、第3の抵抗体パターン26、第1の
抵抗体パターン25、ヒューズ保持片20a、ヒューズ
5、導出電極片20、モータ1及びバッテリ3で閉回路
が形成され、モータ1は抵抗値R1+R3に流れる小さ
な電流で低速回転され、切換スイッチ6を切換端子t2
に切り換えると、切換スイッチ6、固定片16B、第2
の抵抗体パターン27、第1の抵抗体パターン25、ヒ
ューズ保持片20a、ヒューズ5、導出電極片20、モ
ータ1及びバッテリ3で閉回路が形成され、モータ1は
抵抗値R1+R2に流れる中間値の電流で中低速度で回
転されるように構成されている。また、切換スイッチ6
を切換端子t4に切り換えると、切換スイッチ6、モー
タ1及びバッテリ3で閉回路が形成されるが、この閉回
路は、寒冷環境下で走行中にヒューズ5が切断した緊急
時に、ファン2を高速回転する場合に使用される。
【0017】このような構成の本実施の形態の動作を説
明する。車両用空気調和装置で温度調整された空気の車
室内への送風量を中間量に設定しようとする場合には、
切換スイッチ6は切換端子t2に切り換えられる。切換
スイッチ6を切換端子t2に切り換えることにより、切
換スイッチ6、固定片16B、第2の抵抗体パターン2
7、第1の抵抗体パターン25、ヒューズ保持片20
a、ヒューズ5、導出電極片20、モータ1及びバッテ
リ3で閉回路が形成され、モータ1は抵抗値R1+R2
に流れる中間値の電流で駆動され中低速度で回転するの
で、モータ1に取り付けられたファン2は中低速度で回
転し、車室内に温度調整された中量の空気が送り込まれ
る。
【0018】また、車両用空気調和装置で温度調整され
た空気の車室内への送風量を小量に設定しようとする場
合には、切換スイッチ6は切換端子t1に切り換えられ
る。切換スイッチ6を切換端子t1に切り換えることに
より、切換スイッチ6、固定片17B、第3の抵抗体パ
ターン26、第1の抵抗体パターン25、導出電極片2
0a、ヒューズ5、導出電極片20、モータ1及びバッ
テリ3で閉回路が形成され、モータ1は抵抗値R1+R
3に流れる小さな電流で駆動され低速回転するので、モ
ータ1に取り付けられたファン2は低速度で回転し、車
室内に温度調整された小量の空気が送り込まれる。
【0019】さらに、温度調整された空気の車室内への
送風量を大量に設定しようとする場合には、切換スイッ
チ6は切換端子t3に切り換えられる。切換スイッチ6
を切換端子t3に切り換えることにより、切換スイッチ
6、固定片18B、第1の抵抗体パターン25、ヒュー
ズ保持片20a、ヒューズ5、導出電極片20、モータ
1及びバッテリ3で閉回路が形成され、モータ1は抵抗
値R1に流れる比較的大きな電流で駆動され高速回転す
るので、モータ1に取り付けられたファン2は高速回転
し、車室内に温度調整された大量の空気が送り込まれ
る。
【0020】また、 寒冷環境下で走行中にヒューズ5
が切断する事態が発生した場合には、切換スイッチ6を
切換端子t4に切り換えると、切換スイッチ6、モータ
1及びバッテリ3で閉回路が形成され、モータ1は大電
流で駆動され中高速回転し、モータ1に取り付けられた
ファン2が中高速回転し、車室内に温度調整された最大
量の空気が送り込まれ、寒冷環境下で車室内の温度が異
常低下することが防止される。
【0021】本実施の形態では、ヒューズ5の周面には
両端部側を除いて、酸化防止膜22が形成されているの
で、ヒューズ5の周面に酸化膜が形成されることはなく
なる。そして、送風制御動作中に、何らかの原因で閉回
路に挿入される抵抗体パターンに過電流が流れて、異常
なジュール熱が発生した場合、或いは何らかの原因でフ
ァン2が回転不能状態となって、送風停止による異常温
度上昇が生じた場合には、図3(b)に示すように、ヒ
ューズ5が溶融して、酸化防止膜22が形成されていな
い両端部に移動分離し、ヒューズ5部分で閉回路が開放
され、電流が遮断されるので、抵抗体パターンやモータ
1の損傷事故の発生が防止される。この場合、発明者等
の実験によると、ヒューズ5の周面に、ヒューズ保持部
11、12とのヒューズ5の長さ方向の境界位置を僅か
に越える位置まで、酸化防止膜22を形成しておくと、
ヒューズ5の酸化防止膜22が形成されていない両端部
に、仮に酸化膜が形成された場合でも、所定の溶融温度
でヒューズ5は、両端方向に移動し完全に分離すること
が確認されている。
【0022】このように、本実施の形態によると、抵抗
値がそれぞれ異なる複数の抵抗体パターン25〜27
に、共通にヒューズ5を保持する導出電極片20、ヒュ
ーズ保持片20aが挿入接続され、切換スイッチ6によ
って、ファン2を駆動するモータ1の制御回路に、選択
された抵抗体パターンが直列に挿入接続され、ファン2
の回転数の制御を行い、ヒューズ5によって、制御回路
への過電流の流入や異常温度上昇の異常事態による事故
の発生を防止する車両用空気調和装置の送風制御用抵抗
器に対して、ヒューズ5の周面に、ヒューズ保持片21
のヒューズ5の保持端部を僅かに越える位置まで、エポ
キシアクリレート樹脂及びウレタンアクリレート樹脂、
或いはエポキシアクリレート樹脂を主成分とする酸化防
止膜22が形成されているので、異常事態の発生によ
り、ヒューズ5が溶融して保持の両端側にスムーズに移
動分離し、電流を遮断して抵抗体パターン25〜27や
モータ1の損傷事故を防止することが可能になる。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、金属箔抵
抗体でそれぞれ異なる抵抗値の複数の抵抗体パターンが
形成され、これら複数の抵抗体パターンに共通に、ヒュ
ーズを保持するヒューズ保持手段が挿入接続されてお
り、切換手段によって、ファンを駆動するモータの制御
回路に、複数の抵抗体パターンの一つが選択されて直列
に挿入接続され、ファンの回転数の制御による送風量の
調整が行なわれ、ヒューズにより制御回路への過電流の
流入と異常温度上昇とが防止され、車両用空気調和装置
で温度調整された空気の送風量の制御が行なわれるが、
ヒューズの周面には、ヒューズ保持手段のヒューズの保
持端部を僅かに越える位置まで、樹脂材系の酸化防止膜
が形成されているので、ヒューズ表面への酸化膜の生成
が防止され、所定の溶融温度で溶融するヒューズは、酸
化防止膜のない両保持端部側にスムーズに分離移動し、
ファンが異常停止し或いは抵抗体パターンに過電流が流
れる異常事態の発生時に、モータの制御回路を確実に開
放して電流を遮断し、過電流による抵抗体パターンやモ
ータの損傷を防止することが可能になる。請求項2記載
の発明によると、請求項1記載の発明において、エポキ
シアクリレート樹脂とウレタンアクリレート樹脂とを主
成分とする酸化防止剤が、ヒューズの周面に、ヒューズ
保持手段のヒューズの保持端部を僅かに越える位置まで
塗布され、請求項1記載の発明で得られる効果が実現さ
れる。請求項3記載の発明によると、請求項1記載の発
明において、エポキシアクリレート樹脂を主成分とする
酸化防止剤が、ヒューズの周面に、ヒューズ保持手段の
ヒューズの保持端部を僅かに越える位置まで塗布され、
請求項1記載の発明で得られる効果が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形熊の要部の構成を示す説明
図である。
【図2】同実施の形態の要部の構成を示す分解斜視図で
ある。
【図3】同実施の形態のヒューズ保持片に保持されたヒ
ューズの説明図である。
【図4】従来の車両用空気調和装置の送風制御用抵抗器
の要部の構成を示す説明図である。
【図5】従来の車両用空気調和装置の送風ユニットのヒ
ューズ部分の説明図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 ファン 3 バッテリ 6 切換スイッチ 15 金属箔抵抗体 16B、17B、18B 固定片 20 導出電極片 20a ヒューズ保持片 22 酸化防止膜 25 第1の抵抗体パターン 26 第3の抵抗体パターン 27 第2の抵抗体パターン 35 ベース 38a、38b 絶縁シート 39a、39b カバープレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属箔抵抗体で形成され、抵抗値がそれ
    ぞれ異なる複数の抵抗体パターンと、 該複数の抵抗体パターンに共通に挿入接続され、ヒュー
    ズを保持するヒューズ保持手段と、 ファンを駆動するモータの制御回路に、前記複数の抵抗
    体パターンの一つを選択して、直列に挿入接続する切換
    手段とを備え、 該切換手段の切換によって、前記ファンの回転数の制御
    を行い、前記ヒューズによって、前記制御回路への過電
    流の流入と異常温度上昇とを防止する車両用空気調和装
    置の送風制御用抵抗器において、 前記ヒューズの周面には、前記ヒューズ保持手段の前記
    ヒューズの保持端部を僅かに越える位置まで、樹脂材系
    の酸化防止膜が形成されていることを特徴とする車両用
    空気調和装置の送風制御用抵抗器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用空気調和装置の送
    風制御用抵抗器において、前記酸化防止膜は、エポキシ
    アクリレート樹脂とウレタンアクリレート樹脂とを主成
    分としていることを特徴とする車両用空気調和装置の送
    風制御用抵抗器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用空気調和装置の送
    風制御用抵抗器において、前記酸化防止膜は、エポキシ
    アクリレート樹脂を主成分としていることを特徴とする
    車両用空気調和装置の送風制御用抵抗器。
JP9370050A 1997-12-22 1997-12-22 車両用空気調和装置の送風制御用抵抗器 Pending JPH11186009A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100453299B1 (ko) * 2002-02-20 2004-11-10 동아전기부품 주식회사 모터 속도 조정용 저항기
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JPWO2007040207A1 (ja) * 2005-10-03 2009-04-16 アルファ・エレクトロニクス株式会社 金属箔抵抗器

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