JP2002040554A - カメラハウジングの空気調和装置 - Google Patents

カメラハウジングの空気調和装置

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JP2002040554A
JP2002040554A JP2000223901A JP2000223901A JP2002040554A JP 2002040554 A JP2002040554 A JP 2002040554A JP 2000223901 A JP2000223901 A JP 2000223901A JP 2000223901 A JP2000223901 A JP 2000223901A JP 2002040554 A JP2002040554 A JP 2002040554A
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camera
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heater
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Shinji Nagashima
信治 永島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラハウジング内に送風機とヒータとから成
る空気調和装置を配置し、送風機のファンのオン/オ
フ、回転方向、及びヒータのオン/オフを制御すること
により各種目的でカメラハウジング内の空調を簡易な装
置により行うことができるカメラハウジングの空気調和
装置を提供する。 【解決手段】カメラハウジング14に設置される内気循
環型の空気調和装置は、送風機26とヒータ32を有す
る。送風機26のファン30が正転すると、送風機26
の吸込み口26Aから空気が吸い込まれ、その空気が前
面ガラス18に吹き出される。このとき、ヒータ32を
オンにすれば前面ガラス18に吹き出される空気が温風
となり前面ガラス18の曇りが除去、防止される。一
方、送風機26のファン30が逆転するとカメラ本体2
2に空気が吹き当てられ、このときヒータ32をオフに
すると、カメラを冷却することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラハウジングの
空気調和装置に係り、特にカメラハウジングの前面ガラ
スの曇り除去及び防止、カメラ冷却、カメラ加熱等を行
うカメラハウジングの空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】屋外等で使用されるカメラ雲台は、一般
に箱型のカメラハウジングにテレビカメラを収納してテ
レビカメラを雨や塵埃等からカメラを保護している。カ
メラハウジングの前面には内部に収納されたカメラの撮
影レンズに対向して透明な前面ガラスが設けられてお
り、この前面ガラスから外部景色を内部のテレビカメラ
で撮影することができるようになっている。
【0003】ところで、カメラハウジングの内部の温度
と外気の温度とでは、カメラの自己発熱等によって寒暖
差が生じ易く、カメラハウジングの前面ガラスに曇りが
生じる場合がある。従来、このような曇りを防止するた
めに、前面ガラスの周囲にヒータを取り付けたり、前面
ガラスの内部にワイヤーヒータを埋め込んだり、また、
前面ガラスの表面に曇り防止用の導電膜をコーティング
する等の対策が採られていた。
【0004】しかしながら、前面ガラスの周囲にヒータ
を取り付ける方法では、前面ガラスの周部の曇りは短時
間で除去することができるが中央部の曇りを除去するに
は時間がかかるという欠点があり、また、前面ガラスの
内部にワイヤーヒータを埋め込む方法では、カメラの撮
影画角をワイド側にすると、ワイヤーヒータが写り込ん
でしまう欠点があった。更に、前面ガラスの表面に導電
膜をコーティングする方法では、この導電膜によって分
光特性が劣化し、また、導電膜のミラーの働きによっ
て、前面に太陽の光が当たると導電膜で反射された撮影
レンズ前面の像が映像に映り込むという欠点や高価であ
るという欠点もあった。
【0005】そこで、特開平8−205007号公報に
は、カメラハウジング内部にフィン(熱交換器)を設け
ると共に、カメラハウジング内の空気を循環させるファ
ンを設け、ファンにより循環してフィンを通過する空気
の湿気をフィンに結露させることによって空気を除湿す
る。そして、除湿した空気、又は、更にヒータで加熱し
た空気を前面ガラスに吹き当てることによって、前面ガ
ラスの曇りを除去し又は防止する装置が提案されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
文献に記載された装置は、カメラハウジングの前面ガラ
スの曇りを除去し又は防止することが主な目的であり、
温度上昇したカメラの冷却、低温時のカメラの加熱等、
他の空調の目的のためにファンやヒータ等を制御して空
調を行うことは意図されていない。また、熱交換器を設
けると装置が大がかりになるという問題がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、各種目的でカメラハウジング内の空調を簡易な
装置により行うことができるカメラハウジングの空気調
和装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、カメラを収納すると共に、カメラの撮影レンズに対
向した前端部に前面ガラスが取り付けられたカメラハウ
ジングの空気調和装置において、吹出し口と吸込み口と
を備え、前記吸込み口から空気を吸い込み、前記吹出し
口から空気を吹き出すことによって前記保護ガラスの内
面側に空気を送風する送風手段と、前記送風手段の前記
吹出し口から吹き出される空気、又は、前記吸込み口か
ら吸い込まれる空気を加熱する加熱手段と、前記送風手
段を駆動するか否かを制御すると共に、前記送風手段に
よる送風の方向を前記吹出し口から空気を吹き出す方向
と、前記吸込み口から空気を吹き出す逆方向とに切り換
える送風制御手段と、前記加熱手段を駆動するか否かを
制御する加熱制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記送風手段の前記吸込み口
は、前記カメラハウジング内の空気を吸い込むように配
置されたことを特徴としている。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記送風手段の前記吸込み口
は、前記カメラハウジングに形成された通気口から前記
カメラハウジング外の空気を吸い込むように配置された
ことを特徴としている。
【0011】本発明によれば、カメラハウジングに設置
された送風手段の駆動のオン/オフ、送風手段の送風方
向、及び、加熱手段の駆動のオン/オフを制御すること
によって、カメラハウジングの前面ガラスの曇り防止、
曇り除去、カメラ温度上昇時のカメラ冷却、低温時にお
けるカメラ加熱等、さまざまな目的で空調を行うことが
できるようになる。また、送風手段の空気吸込み口をカ
メラハウジング内の内気循環を行う配置とすることによ
って特にカメラの加熱を効率的に行うことができ、寒冷
地に設置するカメラハウジングにおいて好適に本発明を
適用できると共に、工業地帯等の外気を内部に導入する
ことが好まれないカメラハウジングにおいても好適に適
用できる。一方、送風手段の空気吸込み口をカメラハウ
ジング外から外気を導入する配置とすることによって特
にカメラの冷却を効果的に行うことができ、高温になり
易い場所に設置するカメラハウジングにおいて本発明を
好適に適用できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係るカメラハウジングの空気調和装置の好ましい実施の
形態について詳説する。
【0013】図1は、本発明が適用されるカメラハウジ
ングを備えた雲台の一実施の形態を示した外観図であ
る。同図に示す雲台10は、図示しないテレビカメラ
(以下、単にカメラという)を収納するカメラハウジン
グ14と、カメラハウジング14と共にカメラをパンニ
ング及びチルティングさせる雲台本体16とから構成さ
れる。
【0014】カメラハウジング14は雲台本体16から
延設されたチルト軸(図示せず)に片持ち支持されてお
り、このチルト軸が雲台本体16に内蔵されたチルトモ
ータによって回転駆動されることにより、カメラハウジ
ング14と共に内部のカメラがチルティングする。ま
た、雲台本体16は図示しない据付台上に固定されたパ
ン軸19によって支持されており、このパン軸19を軸
に雲台本体16が内蔵のパンモータによって回転駆動さ
れることにより、カメラハウジング14と共に内部のカ
メラがパンニングする。
【0015】カメラハウジング14の前面には透明の前
面ガラス18が設けられており、カメラハウジング14
内に収納されたカメラはこの前面ガラス18を介してカ
メラハウジング14外部の映像を撮影することができる
ようになっている。また、カメラハウジング14の内部
には後述するように本発明に係る空気調和装置が設置さ
れており、この空気調和装置によって外気と内気との寒
暖差等によって生じる前面ガラス18の曇りを除去し又
は防止することができ、また、カメラハウジング14内
のカメラの冷却や加熱等を行うことがきるようになって
いる。
【0016】雲台10は専用回線、公衆回線等の通信回
線を介して雲台コントローラ12に接続されており、ユ
ーザは、雲台コントローラ12の図示しない操作部材を
操作することによって、雲台10のパン・チルト動作
や、カメラハウジング14内の空気調和装置の運転状態
等を指令することができるようになっている。
【0017】次に、上記カメラハウジング14の空気調
和装置について説明する。図2は、内気循環型の空気調
和装置を搭載したカメラハウジング14の内部を上方か
ら示した内部配置図であり、図3は、外気導入型の空気
調和装置を搭載したカメラハウジング14の内部を上方
から示した内部配置図である。
【0018】まず、図2の内気循環型の空気調和装置を
搭載したカメラハウジング14について説明すると、同
図に示すように、カメラハウジング14は、箱型に形成
されたケーシング20で内部全体が覆われており、カメ
ラハウジング14の前面には前面ガラス18が配設され
る。カメラハウジング14の内部には、カメラ本体22
とカメラ本体22に装着された撮影レンズ24とからな
るカメラが収納されると共に、撮影レンズ24の前面側
が前面ガラス18と対向するようにカメラが設置され
る。
【0019】カメラハウジング14の内部の側面には、
送風機26及び送気管28(ヒータ32)から成る空気
調和装置が配設される。送風機26には、ファンモータ
によって回転する多翼ファン(シロッコファン)30
(以下、単にファン30という)が設けられており、フ
ァンモータによってファン30が回転(正転)すると、
そのファン30の作用により、送風機26の吸込み口2
6Aから空気が吸い込まれ、吹出し口26Bから空気が
吹き出される。送風機26の吸込み口26Aは、カメラ
本体22の方向(内向き)に向けられ、吹出し口26B
はカメラハウジング14内の前端側に向けて配置され
る。また、送風機のファン30は、ファンモータの逆転
によって後述のように逆方向にも回転(逆転)し、その
場合には、吹出し口26Bから空気が吸い込まれ、吸込
み口26Aから空気が吹き出される。尚、送風機26の
構成、特にファンの種類は、同図に示すものに限らず、
どのような構成であってもよい。
【0020】送気管28は、空気の流路を形成するもの
であり、その一方の端部の通気口28Aは送風機26の
吹出し口26Bに対向して配置され、他方の端部の通気
口28Bは、前面ガラス18に向けて配置される。上述
のように送風機26のファン30が正転した場合には、
送風機26の吹出し口26Bから吹き出された空気が、
送気管28の通気口28Aから送気管28の内部に流れ
込み、送気管28内部を流れて他方の通気口28Bから
前面ガラス18に向けて吹き出される。一方、送風機2
6のファン30が逆転した場合には、送気管28の通気
口28Bから送気管28の内部に空気が吸い込まれ、送
気管28内部を流れて他方の通気口28Aから送風機2
6の吹出し口26Bに吸い込まれる。但し、送風機26
の吹出し口26Bと送気管28の通気口28Aとの間に
隙間があり、特に、送風機26のファン30の逆転時に
おいては、吹出し口26Bから吸い込まれる空気は送気
管28を流れた空気だけではなく、その隙間から流れ込
んだ空気も多く含まれる。尚、ここでは、送風機26と
送気管28を別体としたが、送風管26の吹出し口26
Bと送気管28の通気口28Aを接続して一体化し、又
は、送風機26と送気管28とを一体的に形成して、送
風機26の吹出し口26Bと送気管28の通気口28A
との間の隙間をなくしてもよい。
【0021】また、送気管28の内部には、ヒータ32
が配設される。このヒータ32は例えば抵抗加熱による
もので、電源につながれた導体(発熱体)で発生するジ
ュール熱を利用して空気を電気加熱するものである。送
風機26を稼働した場合においてもヒータ32のオン/
オフは適宜切り換えられるようになっており、ヒータ3
2がオンされた場合には、送気管28内を通過する空気
を加熱して通気口28A、又は通気口28Bから温風を
送出する。一方、ヒータ32がオフの場合には送気管2
8内を通過する空気は加熱されず、送気管28は単に空
気の流路を形成するものとなる。尚、ヒータ32は、抵
抗加熱以外の加熱方式であってもよい。また、ヒータ3
2の配置は、送気管28の内部でなくても、送風機26
の吹出し口26Bから吹き出される空気を加熱できる位
置、又は、送風機26の吸込み口26Aから吸い込まれ
る空気を加熱できる位置であればどのような位置でもよ
い。
【0022】以上、図2の如く構成された内気循環型の
空気調和装置は、送風機26のファン30の駆動のオン
/オフ、ファン30の回転方向(正転、逆転)、及び、
ヒータ32のオン/オフによって決まる運転状態が空調
の目的に応じて適宜切り換えられるようになっている。
空調の目的としては主に前面ガラス18の曇り除去及び
曇り防止(デフロスター機能)、カメラ(カメラ本体2
2及び撮影レンズ24)の冷却及び加熱(暖房)等があ
る。カメラの冷却はカメラ稼働時の許容動作温度保持の
ための冷却であり、カメラの加熱は低温時におけるカメ
ラ稼働前又はカメラ稼働時の許容動作温度確保又は保持
のための加熱と、低温時におけるカメラの稼働停止時
(保存時)の許容保存温度保持のための加熱とがある。
ここでは特に、低温時におけるカメラ稼働前の許容動作
温度確保のための加熱は短時間でカメラを許容動作温度
までの加熱することを目的とするため即効加熱として他
の目的の加熱とは区別する。空気調和装置の運転状態は
このような多種の目的に応じて切り換えられるがその詳
細については後述する。
【0023】尚、工業地帯や海辺地帯等で使用されるカ
メラハウジング14のように、内部のカメラを外気から
保護するためにカメラを密閉状態にするものにおいて
は、図2のように内気循環型の空気調和装置を搭載する
ことが好適であるが、カメラハウジング14内に外気を
取り込むことができるカメラハウジング14においても
当然に内気循環型の空気調和装置を搭載することができ
る。また、この場合に、空気調和装置によって発生する
空気の対流によってカメラハウジング14内部に気圧差
が生じるため、気圧が高いところに外気を導入する通気
口を設け、気圧が低いところに内気を排出する通気口を
設ければ、カメラハウジング14の換気を積極的な目的
として空気調和装置を使用することができる。
【0024】また、内気循環型の空気調和装置は、後述
の外気導入型の空気調和装置に比べてカメラの加熱を効
率的に行うことができるため、寒冷地等に設置されるカ
メラハウジング14での適用に好適である。
【0025】以上の如く構成された内気循環型の空気調
和装置の作用について送風機26のファン30の駆動の
オン/オフ、ファン30の回転方向(正転、逆転)、及
び、ヒータ32のオン/オフによって決まる運転状態ご
とに説明する。
【0026】図2の送風機26のファン30が正転した
場合、図4の矢印で示すようにカメラハウジング14内
に空気の対流が発生する。即ち、送風機26の吸込み口
26Aから空気が吸い込まれ、送風機26の吹出し口2
6Bから空気が吹き出される。吹出し口26Bから吹き
出された空気は主に送気管28の通気口28Aから内部
に送り込まれ、送気管28の内部を通過して送気管28
の通気口28Bから前面ガラス18に吹き出される。前
面ガラス18に吹き出された空気は、前面ガラス18に
当たり、主にカメラハウジング14の送気管28が設置
された側面とは反対側の側面とカメラとの間の空間を通
じて後方に向かって送られる。このようにしてカメラハ
ウジング14内の空気(内気)が循環する。
【0027】このように送風機26のファン30が正転
している場合に、送気管28のヒータ32をオンにする
と、送気管28の内部を流れる空気がヒータ32によっ
て加熱されて、加熱された空気(温風)が送気管28の
通気口28Bから前面ガラス18に吹き当てられること
になる。
【0028】従って、送風機26のファン30を正転さ
せると共に、送気管28のヒータ32をオンにした場合
には、前面ガラス18に曇りが生じたときに、送気管2
8から前面ガラス18に吹き当てられる温風によって即
座にその曇りを除去することができる。また、前面ガラ
ス18に発生した曇りを除去するだけでなく、前面ガラ
ス18の曇り防止にもなる。更に、ヒータ32によって
加熱された空気がカメラハウジング14内を循環するの
で、寒冷時の許容動作温度保持のため、又は許容保存温
度保持のためのカメラの加熱(暖房)としても作用す
る。
【0029】一方、送風機26のファン30が正転して
いる場合に、送気管28のヒータ32をオフにすると、
ヒータ32によって空気は加熱されず、送風機26の吸
込み口26Aから吸い込まれた空気がそのままの温度で
前面ガラス18に吹き当てられることになる。
【0030】従って、送風機26のファン30を正転さ
せると共に、送気管28のヒータ32をオフにした場
合、内気循環による内部温度の均一化の作用となる。し
かしながら、送風機26の吸込み口26Aがカメラ本体
22に向けられ、その吸込み口26Aから吸い込まれた
空気が前面ガラス18に直接吹き当てられる構成となっ
ているため、単なる内気循環としての効果(前面ガラス
18の曇り防止、カメラ冷却等)よりも優れた効果を有
する。即ち、ヒータ32をオンした場合に比べるとデフ
ロスターとしての効果は少ないが、カメラ本体22が稼
働しているときにはカメラ本体22で加熱された空気が
送風機26の吸込み口26Aから直接的に吸い込まれ、
その空気が前面ガラス18に吹き当てられるのでデフロ
スター、特に曇り防止としての効果がある。また、この
作用と共にカメラ本体22で発生した熱を積極的に前面
ガラス18へと伝達するため、単なる内気循環よりもカ
メラ温度上昇時における許容動作温度保持のためのカメ
ラ冷却としても効果が大きい。
【0031】次に、送風機26のファン30が逆転した
場合においては、図5の矢印で示すようにカメラハウジ
ング14内に空気の対流が発生する。即ち、前面ガラス
18の近傍の空気が送気管28の通気口28Bから吸い
込まれ、送気管28を通過して通気口28Aから送り出
される。そして、その空気が送風機26の吹出し口26
Bから吸い込まれる。また、送風機26の吹出し口26
Bと送気管28の通気口28Aの隙間から入り込む空気
が送風機26の吹出し口26Bから吸い込まれる。送風
機26の吹出し口26Bから吸い込まれた空気は送風機
26の吸込み口26Aから吹き出され、カメラ本体22
に吹き当てられて拡散する。このようにして、主にカメ
ラハウジング14の前端側から吸い込まれた空気がカメ
ラハウジング14の中央部若しくは後端側で拡散される
ため、送風機26のファン30が逆転した場合にも、カ
メラハウジング14内の内気が循環する。
【0032】このように送風機26のファン30が逆転
している場合に、送気管28のヒータ32をオンにする
と、前面ガラス18の近傍から送気管28に吸い込まれ
た空気が送気管28の内部を通過する際に加熱され、そ
の加熱された空気(温風)がカメラ本体22に吹き当て
られることになる。
【0033】従って、送風機26のファン30を逆転さ
せると共に、送気管28のヒータ32をオンにした場
合、低温時に許容動作温度以下となっているカメラ本体
22に温風を直接当てることができるので、カメラの即
効加熱の作用がある。これによって、カメラ本体22が
許容動作温度以下の状態にあっても短時間で許容動作温
度まで上昇させてカメラ本体22を稼働させ、すぐに撮
影を開始することができる。また、低温時における許容
動作温度保持又は許容保存温度保持のためのカメラの加
熱としても作用する。更に、ヒータ32によって加熱さ
れた空気がカメラハウジング14内を循環するので、前
面ガラス18の曇り防止としても作用する。
【0034】一方、送風機26のファン30が逆転して
いる場合に、送気管28のヒータ32をオフにすると、
ヒータ32によって空気は加熱されず、送風機26の吹
出し口26Bから吸い込まれた空気がそのままの温度で
カメラ本体22に吹き当てられることになる。
【0035】従って、送風機26のファン30を逆転さ
せると共に、送気管28のヒータ32をオフにした場
合、内気循環による内部温度の均一化の作用となる。し
かしながら、カメラハウジング14の前端側の空気が直
接カメラ本体22に直接吹き当てられる構成となってい
るため、単なる内気循環に比べると、カメラ温度上昇時
における許容動作温度保持のためのカメラ冷却としての
効果が大きい。
【0036】続いて、上述のように送風機26のファン
30の駆動をオンにする場合ではなく、ファン30の駆
動をオフにした場合、ヒータ32をオフにすると空気調
和装置の運転が停止する。一方、ヒータ32をオンにす
ると、上述のような対流は発生しないが、カメラハウジ
ング14内を暖房する効果があり、低温時における許容
動作温度保持又は許容保存温度保持のためのカメラの加
熱として作用する。
【0037】以上のように内気循環型の空気調和装置
は、運転状態、即ち、ファン30の駆動のオン/オフ、
ファン30の回転方向、ヒータ32のオン/オフによっ
て作用効果が異なる一方、運転状態が同じであっても複
数の作用効果を有し、他の運転状態と重複した作用効果
もある。従って、このような各運転状態における作用効
果を適切に把握して運転状態を切り換えることによって
多様な目的で空気調和装置を稼働することができる。
【0038】次に、図3の外気導入型の空気調和装置を
搭載したカメラハウジング14について説明する。尚、
図2の同一又は類似作用の構成部材には同一符号を付
し、その説明は省略する。外気導入型の空気調和装置
は、上述の内気循環型とは異なり、内部に外気を導入す
ることが許容されるカメラハウジング14に適用され
る。図3に示すように外気導入型の空気調和装置が搭載
されるカメラハウジング14のケーシング20には、内
部に外気を導入し、又は、内気を外部に排出する通気口
20Aが形成される。また、ケーシング20の各所に
は、通気口20Aと同様に、内部に外気を導入し又は内
気を外部に排出する図示しない通気口や隙間(例えばケ
ーシング20の各角部の隙間20B、20B、…等)が
設けられる。そして、外気導入型の空気調和装置の送風
機26の吸込み口26Aは、内気循環型と異なり、その
ケーシング20に形成された通気口20Aに向けて配置
される。これによって、送風機26のファンモータによ
ってファン30が正転すると、そのファン30の作用に
より、送風機26の吸込み口26Aからケーシング20
の通気口20Aを介して外気が吸い込まれ、吹出し口2
6Bからその外気が吹き出される。このとき、カメラハ
ウジング14内の内気は、ケーシング20の他の通気口
又は隙間から排出される。一方、送風機26のファン3
0が逆転すると、送風機26の吹出し口26Bから吸い
込まれた内気が吸込み口26Aからケーシング20の通
気口20Aを介して外部に排出される。このとき、ケー
シング20の他の通気口又は隙間から外気が内部に導入
される。
【0039】図3の如く構成された外気導入型の空気調
和装置は、内気循環型の空気調和装置と同様に、送風機
26のファン30の駆動のオン/オフ、ファン30の回
転方向(正転、逆転)、及び、ヒータ32のオン/オフ
によって決まる運転状態が空調の目的に応じて適宜切り
換えられる。空調の目的としては主に前面ガラス18の
曇り除去及び曇り防止(デフロスター機能)、上述と同
様のカメラの冷却及び加熱(暖房)、カメラハウジング
14内の換気がある。
【0040】上述した内気循環型の空気調和装置の空調
の効果と比較すると、外気導入型の空気調和装置では、
外気が導入されることで、カメラの冷却を効果的に行う
ことができる一方でカメラの加熱は効率的ではない。ま
た、送風機26の吹出し口26Aの向きがカメラ本体2
2側(内向き)ではなく、ケーシング20の通気口20
A側であるため、カメラの即効加熱ができない一方で換
気を効率的に行うことができる。従って、外気導入型の
空気調和装置は、気温が高温になり易い場所に設置され
るカメラハウジング14において適用するのが好適であ
る。
【0041】次に、図3に示した外気導入型の空気調和
装置の作用について送風機26のファン30の駆動のオ
ン/オフ、ファン30の回転方向(正転、逆転)、及
び、ヒータ32のオン/オフによって決まる運転状態ご
とに説明する。図3の送風機26のファン30が正転し
た場合、図6の矢印で示すようにカメラハウジング14
内に空気の対流が発生する。即ち、カメラハウジング1
4のケーシング20に形成された通気口20Aから外気
が送風機26の吸込み口26Aに吸い込まれ、送風機2
6の吹出し口26Bからその空気が吹き出される。吹出
し口26Bから吹き出された空気は主に送気管28の通
気口28Aから送気管28内部に送り込まれ、送気管2
8の内部を通過して送気管28の通気口28Bから前面
ガラス18に吹き出される。前面ガラス18に吹き出さ
れた空気は、前面ガラス18に当たり、主にカメラハウ
ジング14の送気管28が設置された側面とは反対側の
側面とカメラとの間の空間を通じて後方に向かって送風
される。また、その送風の作用によってカメラハウジン
グ14に形成された他の通気口や隙間から内気が外部に
排出される。このようにして送風機26のファン30が
正転すると、カメラハウジング14内に外気が導入され
ると共に内気が排出される。また、カメラ内の空気が循
環する。
【0042】このように送気管28のファン30が正転
している場合に、送気管28のヒータ32をオンにする
と、送気管28の内部を流れる空気が加熱されて、送気
管28の通気口28Bから加熱された空気(温風)が前
面ガラス18に吹き当てられることになる。
【0043】従って、送風機26のファン30を正転さ
せると共に、送気管28のヒータ32をオンにした場
合、前面ガラス18に曇りが生じたときに、送気管28
から前面ガラス18に吹き当てられる温風によって即座
にその曇りを除去することができる。また、前面ガラス
18に発生した曇りを除去するだけでなく、前面ガラス
18の曇り防止にもなる。更に、カメラハウジング14
内に導入される外気は、ヒータ32によって加熱される
ため、低温時における許容動作温度保持のため、又は許
容保存温度保持のためのカメラの加熱(暖房)としても
作用する。
【0044】一方、送風機26のファン30が正転して
いる場合に、送気管28のヒータ32をオフにすると、
ヒータ32によって空気は加熱されず、送風機26の吸
込み口26Aから吸い込まれた空気がそのままの温度で
前面ガラス18に吹き当てられることになる。
【0045】従って、送風機26のファン30を正転さ
せると共に、送気管28のヒータ32をオフにした場
合、外気がそのままの温度で前面ガラス18に吹き当て
られることになるため、ヒータ32をオンした場合に比
べるとデフロスターとしての効果は少ないが、乾燥した
空気を前面ガラス18に当てることができるのでデフロ
スター、特に曇り防止としての効果がある。また、カメ
ラハウジング14内に外気が導入され、内気が排出され
るため、カメラ温度上昇時の許容動作温度保持のための
カメラ冷却としても効果が大きい。
【0046】次に、送風機26のファン30が逆転した
場合においては、図7の矢印で示すようにカメラハウジ
ング14内に空気の対流が発生する。即ち、前面ガラス
18の近傍の空気が送気管28の通気口28Bから吸い
込まれ、送気管28を通過して通気口28Aから送り出
される。そして、その空気が送風機26の吹出し口26
Bから吸い込まれる。また、送風機26の吹出し口26
Bと送気管28の通気口28Aの隙間から入り込む空気
が送風機26の吹出し口26Bから吸い込まれる。送風
機26の吹出し口26Bから吸い込まれた空気は送風機
26の吸込み口26Aから吹き出され、カメラハウジン
グ14のケーシング20に形成された通気口20Aから
その空気が排出される。
【0047】このように送風機26のファン30が逆転
している場合において、送気管28のヒータ32をオン
にすることには特別な効果はないが、通気口20Aを遮
蔽する機構を設ければ、内気を暖房してカメラを加熱す
ることができる。
【0048】一方、送風機26のファン30が逆転して
いる場合に、送気管28のヒータ32をオフにすると、
ヒータ32によって空気は加熱されず、送風機26の吹
出し口26Bから吸い込まれた空気がそのままのケーシ
ング20の通気口20Aから外部に排出される。また、
ケーシング20の他の通気口又は隙間から外気が内部に
吸い込まれる。
【0049】従って、送風機26のファン30を逆転さ
せると共に、送気管28のヒータ32をオフにした場
合、外気が内部に導入され、内気が外部に排出されるた
め、カメラ温度上昇時における許容動作温度保持のため
のカメラの冷却として作用する。また、カメラハウジン
グ14内の換気の作用がある。
【0050】続いて、上述のように送風機26のファン
30の駆動をオンにする場合ではなく、ファン30の駆
動をオフにした場合、ヒータ32をオフにすると空気調
和装置の運転が停止する。一方、ヒータ32をオンにす
ると、カメラハウジング14内を暖房し、低温時におけ
る許容動作温度保持又は許容保存温度保持のためのカメ
ラの加熱として作用する。
【0051】以上のように外気導入型の空気調和装置
は、上述した内気循環型の空気調和装置と同様に、運転
状態、即ち、ファン30の駆動のオン/オフ、ファン3
0の回転方向、ヒータ32のオン/オフによって作用効
果が異なる一方、運転状態が同じであっても複数の作用
効果を有し、他の運転状態と重複した作用効果もある。
従って、内気循環型の空気調和装置と同様に、各運転状
態における作用効果を適切に把握して運転状態を切り換
えることによって多様な目的で空気調和装置を稼働する
ことができる。
【0052】次に、以上の如く構成された図2の内気循
環型又は図3の外気導入型の空気調和装置の制御部の構
成を図8を用いて説明する。尚、内気循環型も外気導入
型も制御部の構成上の違いはないため、これらの区別を
することなく説明する。同図に示す符号40は、上記送
風機26のファン30を回転駆動するためのファンモー
タを示したものであり、同図に示す符号32は、ジュー
ル熱を発生させる発熱体の抵抗であり、上記ヒータ32
を示したものである。
【0053】ファンモータ40は、4つのトランジスタ
Tr1、Tr2、Tr3、Tr4のオン/オフによって、駆動の
オン/オフ及び回転方向が正転、逆転に切り換えられる
ようになっており、その切換えはCPU42からの指令
信号によって制御される。ファンモータ40を駆動しな
い場合、CPU42は、トランジスタTr2とトランジス
タTr4のベースに抵抗R2と抵抗R4を介して接続され
た出力インターフェース(出力I/F)44の端子1
と、トランジスタTr1とトランジスタTr3のベースに抵
抗R1と抵抗R3を介して接続された出力I/F44の
端子2のいずれもLow電圧(接地電位)にする指令信
号を出力する。これによって、トランジスタTr3とトラ
ンジスタTr4の両方ともオンされず、電源からファンモ
ータ40に電流が流れず、ファンモータ40は停止した
状態となる。
【0054】一方、ファンモータ40を正転駆動する場
合、CPU42は、出力I/F44の端子1をHigh
電圧(電源電圧V)、出力I/F44の端子2をLow
電圧(接地電位)にする指令信号を出力する。これによ
って、トランジスタTr1とトランジスタTr4がオン、ト
ランジスタTr2とトランジスタTr3がオフとなり、電源
電圧VによってトランジスタTr1→ファンモータ40→
トランジスタTr4の順に電流が流れ、ファンモータ40
が正転する。このとき、送風機26のファン30が正転
する。
【0055】また、ファンモータ40を逆転駆動する場
合、CPU42は、出力I/F44の端子1をLow電
圧、出力I/F44の端子2をHigh電圧にする指令
信号を出力する。これによって、トランジスタTr2とト
ランジスタTr3がオン、トランジスタTr1とトランジス
タTr4がオフとなり、電源電圧Vによってトランジスタ
Tr2→ファンモータ40→トランジスタTr3の順に電流
が流れ、ファンモータ40が逆転する。このとき、送風
機26のファン30が逆転する。
【0056】ヒータ32は、トランジスタTr5によって
オン/オフが切り換えられるようになっており、その切
換えはCPU42からの指令信号によって制御される。
CPU42は、ヒータ32をオフにする場合には、トラ
ンジスタTr5のベースに抵抗R5を介して接続された出
力I/F44の端子3をLow電圧にする指令信号を出
力する。これによって、トランジスタTr5はオフとな
り、ヒータ32には電流が流れず、ヒータ32による空
気の加熱は行われない。
【0057】一方、ヒータ32をオンにする場合には、
出力I/F44の端子3をHigh電圧にする指令信号
を出力する。これによって、トランジスタTr5はオンと
なり、電源電圧Vによってヒータ32に電流が流れ、ヒ
ータ32が発熱する。
【0058】CPU42は、以上のような送風機26の
ファンモータ40(ファン30)の駆動のオン/オフ及
びファンモータ40の回転方向の制御(ファンモータ4
0の制御)と、送気管28のヒータ32のオン/オフの
制御(ヒータ32の制御)を、図1に示した雲台コント
ローラ12から与えられる指令信号に基づいて実行す
る。尚、雲台コントローラ12からの指令信号は通信に
よってSCI(シリアルコミュニケーションインターフ
ェース)46を介してCPU42に与えられる。また、
同図に示すROM48はCPU42のプログラムを記憶
したものであり、RAM50は、CPU42の処理デー
タ等を一時的に保存するものである。
【0059】ここで、雲台コントローラ12からの指令
信号の内容を、ファンモータ40の駆動のオン/オフ及
びファンモータ40の回転方向(正転又は逆転)と、ヒ
ータ32のオン/オフとを個別に指令するものとした場
合、即ち、雲台コントローラ12からの指令信号の内容
が空気調和装置の運転状態を特定するものである場合に
は、CPU42は、単にその指令内容に従ってファンモ
ータ40及びヒータ32の制御を行う。この場合、ユー
ザは、ファンモータ40の駆動のオン/オフ、ファンモ
ータ40の回転方向、ヒータ32のオン/オフを個別に
指令する必要があるため、予めユーザは空調の目的に対
してどうのような運転状態が好適かを認識しておく必要
がある一方、空気調和装置の可能な運転状態の全てをユ
ーザが選択し得るという点で利点がある。
【0060】一方、雲台コントローラ12からの指令信
号の内容を、空調の目的、例えば、前面ガラス18の曇
り除去、曇り防止、カメラの冷却、カメラの加熱等を指
令するものとした場合には、CPU42はその指令され
た空調の目的に適合するように空気調和装置の運転状態
を決定し、その運転状態となるようにファンモータ40
及びヒータ32の制御を行う。この場合、ユーザは、単
に空調の目的を指示すればよく、上述のように空調の目
的に対してどうのような運転状態が好適かを認識してお
く必要がないという点で利点がある。但し、空調の目的
を指示すると予め決められた運転状態が選択されるため
ユーザが選択できる運転状態の自由度は少なくなる。
尚、空調の目的に対する運転状態の決定は雲台コントロ
ーラ12で行ってもよく、ユーザが空調の目的を選択、
指示した場合にもCPU42には運転状態を特定する指
令が与えられるようにしてもよい。この場合には、空調
の目的が指令された場合のCPU42の運転状態の決定
の処理(後述)を雲台コントローラ12で行えばよい。
【0061】次に、雲台コントローラ12からCPU4
2に与える指令信号の内容を、空調の目的を指令するも
のとした場合におけるCPU42の運転状態の決定の処
理について説明する。まず、内気循環型の空気調和装置
における処理について説明する。図9の表には、横欄に
運転状態、即ち、左側の欄から順にファンモータ40
(送風機26のファン30)が正転、ヒータ32がオ
ン、ファンモータ40が正転、ヒータ32がオフ、
ファンモータ40が逆転、ヒータ32がオン、ファン
モータ40が逆転、ヒータ32がオフ、ファンモータ
40の駆動がオフ(停止)、ヒータ32がオンの5つの
運転状態を示し、縦欄に細分化された空調の目的、即
ち、上側の欄から順に(1) 前面ガラス18の曇り除去、
(2)前面ガラス18の曇り防止、(3) カメラの冷却、
(4)カメラの加熱、(5) カメラの即効加熱を示す。この
表において、各空調の目的に対して2重丸印又は単に丸
印で示す運転状態は、その目的に有効な運転状態を示
し、特に2重丸印で示した運転状態は、その目的に最も
有効と考えられる運転状態を示す。例えば、(1) の空調
の目的は前面ガラス18の曇り除去であり、この目的に
対してはヒータ32で加熱した空気を前面ガラス18に
吹き当てるの運転状態が最も有効である。(5) の空調
の目的はカメラの即効加熱であり、この目的に対しては
ヒータ32で加熱した空気をカメラ(カメラ本体22)
に吹き当てるの運転状態が最も有効である。但し、こ
こで示す2重丸印の選択は一例であって、各空調の目的
に対して丸印とした運転状態であればいずれも2重丸印
として選択可能である。同図に示す場合では〜まで
の運転状態しか2重丸印が選択されていないが、空調の
目的が更に細分化されればとの運転状態が2重丸印
として選択される場合も生じるし、また、同図の表に示
す空調の目的の範囲においても〜に代わって、
を2重丸印として選択することも可能である。一方、各
空調の目的に対してバツ印で示した運転状態は、その目
的に反する運転状態を示す。例えば、(3) の空調の目的
はカメラの冷却であり、ヒータ32をオンすることは目
的に反するので、、、はバツ印としている。
【0062】CPU42は、ユーザの所定のスイッチの
選択により(1) 〜(5) のうちいずれか1つの空調の目的
が雲台コントローラ12から指令信号として指令された
場合、その指令信号が指令する空調の目的に対して空気
調和装置の運転状態を同図で2重丸印となっている運転
状態に決定する。そして、その運転状態となるようにフ
ァンモータ40及びヒータ32を制御する。
【0063】一方、CPU42は、ユーザの所定のスイ
ッチの選択により(1) 〜(5) のうち同時に満たすべきい
ずれか複数の空調の目的が雲台コントローラ12から指
令信号として指令された場合、その指令信号が指令する
複数の空調の目的に対して空気調和装置の運転状態を、
その複数の全ての空調の目的に対して同図で2重丸印又
は丸印のいずれかになっている運転状態(少なくともバ
ツ印を含まない運転状態)に決定する。例えば、(1) と
(4)の空調の目的が同時に指令された場合には、の運
転状態に決定する。この場合、の運転状態も条件を満
たすが、の運転状態の方がいずれも2重丸印となって
いるための運転状態を優先的に採用したものである
が、例えば、(1) と(5) の空調の目的が指令された場合
には、との運転状態は一方が2重丸印で他方が丸印
となっているので優劣がなく、いずれを運転状態に決定
するかは、このような場合を想定して予め決めておく。
又は、このように複数の空調の目的に対して優劣が付け
られない複数の運転状態がある場合には、それらの複数
の空調の目的に予め優先順位を付けておくと共に、各目
的が一定の基準まで満たされているか否かを所定のセン
サで検出できるようにしておく。そして、一定の基準ま
で満たされていない目的のうち優先順位の高い目的を優
先して、空気調和装置の運転状態をその目的に対して2
重丸印となっている運転状態にする。これによって、そ
の目的が一定の基準まで満たされた場合には、空気調和
装置の運転状態を次に優先順位が高い目的に対して2重
丸印となっている運転状態に切り換える、というように
してもよい。また、このような運転状態の切り換えに関
連して、例えば(1) の前面ガラス18の曇り除去という
空調の目的が単独で指令された場合においても(1) の運
転状態により曇りが除去されたことを検出した場合には
(2) の曇り防止という空調の目的に対応したの運転状
態に切り換える等、指令された空調の目的がある基準ま
で満たされた場合にはその基準を維持するような運転状
態に自動で切り換えるようにしてもよい。当然、目的が
満たされた場合には空気調和装置の運転を停止させるよ
うにしてもよい。
【0064】また、指令信号が指令する複数の空調の目
的が相反する場合、即ち、指令された複数の全ての空調
の目的に対して同図で2重丸印又は丸印のいずれかにな
っている運転状態が存在しない場合(例えば、(3) と
(4) (又は(5) )の空調の目的が指令された場合)に
は、上述と同様の処理が可能である。即ち、それらの複
数の空調の目的に予め優先順位を付けておくと共に、各
目的が一定の基準まで満たされているか否かを所定のセ
ンサで検出できるようにしておく。そして、一定の基準
まで満たされていない目的のうち優先順位の高い目的を
優先して、空気調和装置の運転状態をその目的に対して
2重丸印となっている運転状態にする。その目的が一定
の基準まで満たされた場合には、空気調和装置の運転状
態を次に優先順位が高い目的に対して2重丸印となって
いる運転状態に切り換える。尚、そのような相反する複
数の空調の目的をユーザが選択することを禁止してもよ
い。
【0065】以上、説明したCPU42における運転状
態の決定の処理は、ユーザが図9の表のように細分化さ
れた空調の目的を選択、指示する場合、即ち、ユーザが
選択した1つの空調の目的に対して少なくとも無条件で
1つの好適な運転状態を決定することができる場合であ
るが、図9のように細分化された空調の目的のうち複数
の目的を包含する目的をユーザが選択、指示できる空調
の目的とすることで更にユーザの操作を簡単化すること
ができる。例えば、ユーザが選択する空調の目的を同図
(1) と(2) の細分化された空調の目的を包含する(これ
らの目的を同時に選択するのと同等の)「デフロスター
機能」と、同図(3) 〜(5) の細分化された空調の目的を
包含する「カメラ温度調整」の2つに減らすことができ
る。更に、(1) 〜(5) までの細分化された空調の目的を
全て包含する全自動の選択を行えるようにすることもで
きる。この場合におけるCPU42における運転状態の
決定の処理は、その選択に包含される複数の細分化され
た空調の目的が同時に指令された場合の処理に相当す
る。特に上述のように、それらの細分化された空調の目
的に予め優先順位を付けておくと共に、各目的が一定の
基準まで満たされているか否かを所定のセンサで検出で
きるようにしておき、一定の基準まで満たされていない
目的のうち優先順位の高い目的を優先して、空気調和装
置の運転状態をその目的に対して2重丸印となっている
運転状態に決定する処理が好適である。
【0066】次に、外気導入型の空気調和装置におい
て、雲台コントローラ12からCPU42に与える指令
信号の内容を、空調の目的を指令するものとした場合に
おけるCPU42の運転状態の決定の処理について説明
する。尚、上述の内気導入型の空気調和装置の処理と略
同様の考え方が適用されるのでここでは簡単に説明す
る。図10の表には、横欄に運転状態、即ち、左側の欄
から順にファンモータ40(送風機26のファン3
0)が正転、ヒータ32がオン、ファンモータ40が
正転、ヒータ32がオフ、ファンモータ40が逆転、
ヒータ32がオン、ファンモータ40が逆転、ヒータ
32がオフ、ファンモータ40の駆動がオフ(停
止)、ヒータ32がオンの5つの運転状態を示し、縦欄
に細分化された空調の目的、即ち、上側の欄から順に
(1) 前面ガラス18の曇り除去、 (2)前面ガラス18の
曇り防止、(3) カメラの冷却、 (4)カメラの加熱、(5)
換気を示す。この表において、各空調の目的に対して2
重丸印又は単に丸印で示す運転状態は、その目的に有効
な運転状態を示し、特に2重丸印で示した運転状態は、
その目的に対して最も有効と考えられる運転状態を示
す。例えば、(1) の空調の目的は前面ガラス18の曇り
除去であり、この目的に対してはヒータ32で加熱した
空気を前面ガラス18に吹き当てるの運転状態が最も
有効である。(5) の空調の目的は換気であり、この目的
に対してはヒータ32をオフにして内気を外部に排出す
るの運転状態が最も有効である。但し、ここで示す2
重丸印の選択は一例であって、各空調の目的に対して丸
印とした運転状態であればいずれも2重丸印として選択
可能である。
【0067】CPU42は、ユーザの所定のスイッチの
選択により(1) 〜(5) のうちいずれか1つの空調の目的
が雲台コントローラ12から指令信号として指令された
場合、その指令信号が指令する空調の目的に対して空気
調和装置の運転状態を同図で2重丸印となっている運転
状態に決定する。そして、その運転状態となるようにフ
ァンモータ40及びヒータ32を制御する。
【0068】一方、CPU42は、ユーザの所定のスイ
ッチの選択により(1) 〜(5) のうち同時に満たすべきい
ずれか複数の空調の目的が雲台コントローラ12から指
令信号として指令された場合、その指令信号が指令する
複数の空調の目的に対して空気調和装置の運転状態を、
その複数の全ての空調の目的に対して同図で2重丸印又
は丸印のいずれかになっている運転状態に決定する。
【0069】尚、内気循環型の空気調和装置のCPU4
2の処理において説明したのと同様にユーザが選択、指
示する空調の目的を、同図の細分化された空調の目的の
うち複数の目的を包含する1つの目的とすることで更に
ユーザの操作を簡単化することもできる。
【0070】以上、上記実施の形態では、図2の内気循
環型の空気調和装置において、送風機26の吸込み口2
6Aをカメラ本体22に向けて配置したが、必ずしもそ
の方向でなくてもよく、カメラハウジング14の後方、
上方、下方等の内気を循環することができればどのよう
な方向に向けて配置してもよい。
【0071】また、外気を内部に導入することができる
カメラハウジング14において、空気調和装置を図3の
ように外気導入型に構成した場合には、内気循環型に構
成した場合に比べて、カメラ加熱の点で効率が悪く不利
であり、また、カメラの即効加熱もできない。そこで、
図11に示すように、ケーシング20の通気口20Aに
電気的に開閉可能な弁40を設け、カメラ加熱を行う際
には弁40を閉じて、外気が内部に導入されるのを抑止
して加熱の効率を向上させるようにしてもよい。また、
弁40を電気的に開閉するのではなく、送風機26のフ
ァン30が正転して、送風機26の吸込み口26Aから
空気を吸い込むときには通気口20Aを開き、送風機2
6のファン30が逆転して、送風機26の吸込み口26
Aから空気を吹き出すときには通気口20Aを開かない
ような逆止弁の構成とし、カメラの加熱を行うときに
は、ファン30を逆転させ、ヒータ32をオンするよう
にして、加熱の効率を内気循環型と同様に向上させるよ
うにしてもよい。
【0072】また、図12に示すように、送風機26に
外気導入用のファン42と吸込み口44を設けると共
に、内気循環用のファン46と吸込み口48を設け、い
ずれか一方、又は両方のファン42、46を正転又は逆
転駆動して、上述した内気循環型と外気導入型の空気調
和装置の両方の利点を有する空調を行えるようにしても
よい。更に、図13に示すように、送風機26に1つの
ファン50と、外気導入用と内気循環用の吸込み口5
2、54とを設けると共に、これらの吸込み口52、5
4を開閉する弁(図示せず)を設け、吸込み口52、5
4の弁を適宜開閉することによって図12と同様に内気
循環型と外気導入型の空気調和装置の両方の利点を有す
る空調を行えるようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
ハウジングの空気調和装置によれば、カメラハウジング
に設置された送風手段の駆動のオン/オフ、送風手段の
送風方向、及び、加熱手段の駆動のオン/オフを制御す
ることによって、カメラハウジングの前面ガラスの曇り
防止、曇り除去、カメラ温度上昇時のカメラ冷却、低温
時におけるカメラ加熱等、さまざまな目的で空調を行う
ことができるようになる。また、送風手段の空気吸込み
口をカメラハウジング内の内気循環を行う配置とするこ
とによって特にカメラの加熱を効率的に行うことがで
き、寒冷地に設置するカメラハウジングにおいて好適に
本発明を適用できると共に、工業地帯等の外気を内部に
導入することが好まれないカメラハウジングにおいても
好適に適用できる。一方、送風手段の空気吸込み口をカ
メラハウジング外から外気を導入する配置とすることに
よって特にカメラの冷却を効果的に行うことができ、高
温になり易い場所に設置するカメラハウジングにおいて
本発明を好適に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されるカメラハウジング
を備えた雲台の一実施の形態を示した外観図であう。
【図2】図2は、内気循環型の空気調和装置を搭載した
カメラハウジングの内部を上方から示した内部配置図で
ある。
【図3】図3は、外気導入型の空気調和装置を搭載した
カメラハウジングの内部を上方から示した内部配置図で
ある。
【図4】図4は、内気循環型の空気調和装置のファンが
正転した場合の空気の対流の様子を示した図である。
【図5】図5は、内気循環型の空気調和装置のファンが
逆転した場合の空気の対流の様子を示した図である。
【図6】図6は、外気導入型の空気調和装置のファンが
正転した場合の空気の対流の様子を示した図である。
【図7】図7は、外気導入型の空気調和装置のファンが
逆転した場合の空気の対流の様子を示した図である。
【図8】図8は、本発明に係る空気調和装置の制御部の
構成を示した図である。
【図9】図9は、内気循環型の空気調和装置におけるC
PUの処理内容の説明に使用した説明図である。
【図10】図10は、外気導入型の空気調和装置におけ
るCPUの処理内容の説明に使用した説明図である。
【図11】図11は、他の実施の形態の空気調和装置を
搭載したカメラハウジングの内部を上方から示した内部
配置図である。
【図12】図12は、他の実施の形態の空気調和装置を
搭載したカメラハウジングの内部を上方から示した内部
配置図である。
【図13】図13は、他の実施の形態の空気調和装置を
搭載したカメラハウジングの内部を上方から示した内部
配置図である。
【符号の説明】
14…カメラハウジング、18…前面ガラス、22…カ
メラ本体、24…撮影レンズ、26…送風機、28…送
気管、30…ファン(多翼ファン)、32…ヒータ、4
0…ファンモータ、42…CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラを収納すると共に、カメラの撮影レ
    ンズに対向した前端部に前面ガラスが取り付けられたカ
    メラハウジングの空気調和装置において、 吹出し口と吸込み口とを備え、前記吸込み口から空気を
    吸い込み、前記吹出し口から空気を吹き出すことによっ
    て前記保護ガラスの内面側に空気を送風する送風手段
    と、 前記送風手段の前記吹出し口から吹き出される空気、又
    は、前記吸込み口から吸い込まれる空気を加熱する加熱
    手段と、 前記送風手段を駆動するか否かを制御すると共に、前記
    送風手段による送風の方向を前記吹出し口から空気を吹
    き出す方向と、前記吸込み口から空気を吹き出す逆方向
    とに切り換える送風制御手段と、 前記加熱手段を駆動するか否かを制御する加熱制御手段
    と、 を備えたことを特徴とするカメラハウジングの空気調和
    装置。
  2. 【請求項2】前記送風手段の前記吸込み口は、前記カメ
    ラハウジング内の空気を吸い込むように配置されたこと
    を特徴とする請求項1のカメラハウジングの空気調和装
    置。
  3. 【請求項3】前記送風手段の前記吸込み口は、前記カメ
    ラハウジングに形成された通気口から前記カメラハウジ
    ング外の空気を吸い込むように配置されたことを特徴と
    する請求項1のカメラハウジングの空気調和装置。
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