JP4183321B2 - 空気調和機 - Google Patents

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    • F24F11/74Control systems characterised by their outputs; Constructional details thereof for controlling the supply of treated air, e.g. its pressure for controlling air flow rate or air velocity

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両持ちのファンモータによって冷却ファンと送風ファンを駆動する空気調和機に係り、詳細には、本体に設けたロータリースイッチの操作によって運転モード及び風量の切替えが行なわれる空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内の空気調和を図る空気調和機(以下「エアコン」と言う)には、コンプレッサを一定の回転数で回転駆動しながら冷媒を循環させる所謂定速形がある。このようなエアコンには、コンプレッサや熱交換器を含む冷凍サイクルが同一のケーシング内に収容され、窓枠等に取り付けられるいわゆるウインドタイプがある。
【0003】
一般に、エアコンは、マイコンによって制御されて冷暖房を行なうようになっているが、ウインドタイプのエアコンでは、低コストを目的として冷房専用で、マイコンを使用せずに、定速運転されるコンプレッサのオン/オフのみを行ないながら設定された風量で運転されるクーラーと呼ばれるものがある。
【0004】
ところで、このような所謂クーラーと呼ばれるエアコンにおいても、ドライモード(除湿運転)の必要が望まれている。
【0005】
しかしながら、このようなエアコンでは、温度設定用のロータリースイッチに加え、送風運転/冷房運転及び停止を切替えるロータリースイッチと、風量切替え用のロータリースイッチが設けられており、冷房感が生じないようにしながら除湿運転ができるようにするためには、スイッチ回路の構成が複雑となると共に、所望の運転状態とするために複数のロータリースイッチを操作しなければならないと言う煩わしさがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、スイッチ操作の簡略化と共に、除湿運転時に必要以上の冷房感を感じさせることのない空気調和機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、冷媒蒸発用の熱交換器を通過した空気を室内へ吹出し可能とする送風ファンと、冷媒冷却用の熱交換器へ該熱交換器の冷却用の外気を導入可能とする冷却ファンと、回転数を複数段階に変えて前記送風ファンと前記冷却ファンとを駆動するファンモータと、設定温度と検出温度との大小に基づいてオン/オフするサーモスイッチと、コンプレッサを前記サーモスイッチのオン/オフに応じて駆動すると共に前記ファンモータを最低回転数以外の何れかの回転数に設定する第1のモード又は、前記コンプレッサを前記サーモスイッチのオン/オフに応じて駆動すると共に前記ファンモータを前記最低回転数で前記サーモスイッチのオン/オフに連動させて駆動する第2のモードを選択可能とする選択手段と、を含み、前記選択手段によって前記第1又は第2のモードが選択されたときに、選択されたモードに基づいて前記ファンモータが駆動されて前記送風ファンによる空気の吹出し及び前記冷却ファンによる前記熱交換器の冷却が行われる、ことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、サーモスイッチのオン/オフに応じてコンプレッサを駆動する第1又は第2のモードの何れかを選択可能としている。一つのファンモータを用いて冷却ファンと共に送風ファンを駆動するときに、第1のモードでは、送風ファンを最低風量以外の風量で駆動するようにしているが、第2のモードでは送風ファンを最低風量でかつサーモスイッチのオン/オフに応じて駆動する。
【0009】
これにより、第1のモードでは、コンプレッサのオン/オフにかかわらずファンモータが最低回転数より高い回転数で回転し続けるが、第2のモードでは、送風量が少なくかつコンプレッサのオン/オフに合わせて送風/停止するため、第1のモードより冷房感が抑えられる。第1のモードを冷房モードにし、第2のモードをドライモードとすることにより、冷房モードとドライモードの相違を明確にできると共に、ドライモードで大きな冷房感が生じてしまうのを防止できる。
【0010】
また、本発明は、前記選択手段として、前記ファンモータ及び前記コンプレッサを停止する停止ポジション、前記ファンモータのみを前記最低回転数以外の回転数で駆動する送風ポジション、前記第1のモードを選択する冷房ポジション及び、前記第2のモードを選択するドライポジションを含むポジションを切替えて何れかのポジションが選択される切替え手段を、備えたことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、例えば一つのロータリースイッチを切替え手段として、停止、送風、冷房及びドライモードの切替えを行なう。すなわち、複数のロータリースイッチを用いずに、冷房モードとドライモードの相違を明確にして、運転モードと風量の切替えを行なうことができる。
【0012】
これにより、複数のロータリースイッチを用いる必要がないので、部品数の削減と共にロータリースイッチの周囲の電気配線の簡略化が可能となり、製造コストの低減を図ることができる。
【0013】
このような本発明では、前記切替え手段に、前記送風ポジションないし前記冷房ポジションとして、前記送風ファンによる風量が異なる複数段階のポジションが設けられるものであっても良く、これによって、好みの風量での送風ないし冷房が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を説明する。
【0015】
図1及び図2には、本実施の形態に適用した空気調和機(以下「エアコン10」と言う)を示している。このエアコン10は、以下に説明する冷凍サイクルの構成部品及び電気部品が、略矩形箱体形状のケーシング12に一体で収容されており、このケーシング12が、窓枠等に取り付けられる所謂ウインドタイプとなっている。
【0016】
図2には、エアコン10に設けられている冷凍サイクルの概略構成を示している。ケーシング12内には、コンプレッサ14及びキャピラリチューブ24と共に蒸発器となる熱交換器16と、凝縮器となる熱交換器(コンデンサ)18とを備えている。
【0017】
熱交換器16は、マフラー20A及びアキュムレータ22を介してコンプレッサ14の冷媒吸引側に接続され、コンプレッサ14の吐出側は、マフラー20Bを介して熱交換器18に接続されている。また、熱交換器18と熱交換器16は、キャピラリーチューブ24、ストレーナ26及びモジュレータ28を介して接続されている。これにより、コンプレッサ14と熱交換器16との間で冷媒を循環させる冷凍サイクルが形成されている。
【0018】
コンプレッサ14は、一定の運転周波数(接続される商用交流電源の周波数)で回転駆動されることにより、冷媒を圧縮して吐出する。この冷媒が熱交換器18、キャピラリチューブ24を経て熱交換器16で蒸発し、熱交換器16を通過する空気との間で熱交換を行なう。これにより、熱交換器16を通過する空気は、冷却されると共に飽和水蒸気圧が下がり空気中の水分が凝縮する。
【0019】
図1に示されるように、エアコン10のケーシング12には、室内側(図1の紙面手前側)の面に吸込みグリル30と吹出しグリル32が左右に並設されている。また、図1に示されるように、熱交換器16の近傍には、シロッコファンを用いた送風ファン34が設けられている。エアコン10では、送風ファン34が回転駆動されることにより、吸込みグリル30から室内の空気を吸込み、熱交換器16へ送り出す。熱交換器16を通過した空気は、吹出しグリル32から室内へ向けて吹出される。このとき、熱交換器16内を冷媒が循環されていると、室内へ吹出される空気が冷却される。
【0020】
なお、ケーシング12内には、熱交換器18の近傍に、プロペラファンを用いた熱交換器18の冷却用の冷却ファン36が設けられており、この冷却ファン36によってケーシング12内に外気を導入しながらこの外気を熱交換器18へ向けて吹き付けて排出する。これにより、ケーシング12内の熱を排出すると共に熱交換器18を冷却するようになっている。なお、送風ファン34及び冷却ファン36は、両持のファンモータ46で同時駆動されるようになっている。
【0021】
図1に示されるように、吹出しグリル32は、上下フラップ38と左右フラップ40によって形成されており、この上下フラップ38と左右フラップ40によって吹出しグリル32から吹出す空調風(冷風)の向きを調整可能となっている。
【0022】
図3には、ケーシング12内に設けられているエアコン10の電気回路の概略を示している。エアコン10には、コンプレッサ14を駆動するコンプレッサモータ42と共にフラップモータ44及び送風ファン34を駆動するファンモータ46を備えている。なお、コンプレッサモータ42及びファンモータ46には、コンデンサ型の単相誘導機を用いている。
【0023】
コンプレッサモータ40は、所定電圧の交流電力が供給されることにより、コンプレッサ14を交流電力の周波数に同期した回転数で回転駆動する。また、フラップモータ44は、左右フラップ40に連結されており、駆動されることにより左右フラップ40を揺動操作する。これにより、吹出しグリル32から吹出される空調風が、左右方向に偏向される。なお、エアコン10では、上下フラップ38を手動操作するようになっている。
【0024】
一方、ファンモータ46は、両持モータとなっており、一方の駆動軸側に送風ファン34が連結され、他方の駆動軸側に冷却ファン36が連結されている。これにより、ファンモータ46が駆動されると、送風ファン34と冷却ファン36が同時に作動する。
【0025】
エアコン10には、電源ターミナル48が設けられており、この電源ターミナル48にコンセントプラグ50等を介して運転用の交流電力が供給されるようになっている。
【0026】
また、エアコン10には、ロータリースイッチ52と共に、ルーバースイッチ54及びサーモスイッチ56が設けられている。
【0027】
コンプレッサモータ42は、ロータリースイッチ52及び、設定温度と検出温度とに基づいてオン/オフするサーモスイッチ56を介して電力が供給されるようになっており、フラップモータ44は、ロータリースイッチ52とルーバースイッチ54を介して電力が供給されるようになっている。また、ファンモータ46は、ロータリースイッチ52又はロータリースイッチ52とサーモスイッチ56を介して電力が供給されるようになっている。
【0028】
図1に示されるように、エアコン10には、ケーシング12の前面にコントロールパネル58が設けられている。図4に示されるように、コントロールパネル58には、ロータリースイッチ52の操作つまみ60、サーモスイッチ56の操作つまみ62と共にルーバースイッチ54及び換気スイッチ64が設けられている。
【0029】
図3及び図4に示されるように、ロータリースイッチ52は、「停止」ポジション、「送風」ポジション、第1のモードである「冷房−強」ポジション及び「冷房−弱」ポジション、第2のモードである「除湿」ポジションが設定されており、操作つまみ60を回動操作することにより「停止」ポジションから「除湿」ポジションの間を順に切替えられる。
【0030】
図3に示されるように、エアコン10では、ロータリースイッチ52が「停止」ポジションにあるときには、コンプレッサモータ42、フラップモータ44及びファンモータ46のいずれにも電力が供給されない停止状態となっている。
【0031】
また、ロータリースイッチ52の操作つまみ60を「停止」ポジションから「送風」ポジションに回動操作することにより、ロータリースイッチ52を介してファンモータ46へ電力が供給される。これにより、エアコン10では、ファンモータ46のみを作動させて送風ファン34によって吹出しグリル32から送風する送風モードで運転する。
【0032】
一方、ロータリースイッチ52を「冷房−強」または「冷房−弱」ポジションとなるように操作つまみ60を操作することにより、エアコン10では、ファンモータ46へ電力が供給されると共に、サーモスイッチ56を介してコンプレッサモータ42へ電力が供給される。これにより、エアコン10では、送風ファン34と共にコンプレッサ14を作動させて、熱交換器16によって冷却した空気を吹出しグリル32から吹出して、室内を冷房する。このとき、ルーバスイッチ54をオンすることにより、フラップモータ44が作動して、吹出しグリル32からの吹出し風を左右方向へ偏向する所謂スイングが行われる。
【0033】
サーモスイッチ56は、操作つまみ62を回動操作することにより設定温度が変更され、室内温度が操作つまみ62によって設定された温度に達すると、接点を開放(オフ)する。これにより、エアコン10は、室内温度が設定温度に達するまでサーモスイッチ56の接点が閉じられ(オフ)てコンプレッサ14が駆動され、室内温度が設定温度より下がり、サーモスイッチ56の接点が開かれることによりコンプレッサ14が停止する。
【0034】
なお、図3に示されるように、エアコン10には、接点のオン/オフに温度デファレンシャルが設定されている過負荷検出器66が設けられており、例えばコンプレッサ14の負荷上昇や駆動電流が上昇するなどして、コンプレッサ14の温度が予め設定している所定の温度を越えると、過負荷検出器66が接点を開放(オフ)してコンプレッサ14への電力の供給を強制的に遮断する。このようにコンプレッサ14を停止して、コンプレッサ14を過負荷等から保護するようにしている。
【0035】
ところで、前記した如く、ファンモータ46は、回転数がH、M、Lの3段階に切り替えられるようになっており、ロータリースイッチ52が「送風」ポジションでは、回転数が「M」となるように電力が供給される。また、「冷房−強」ポジションでは、回転数が「H」となるように電力が供給され、「冷房−弱」ポジションでは、回転数が「M」となるように電力が供給される。
【0036】
エアコン10では、例えば、ロータリースイッチ52の「冷房−強」ポジションを「強冷モード」としており、ロータリースイッチ52の「冷房−弱」ポジションを「弱冷モード」としており、強冷モードでは吹出しグリル32から強風で吹出す冷風によって室内を冷房するようにし、弱冷モードでは吹出しグリル32からの冷風の風量を抑えて室内を冷房するようにしている。
【0037】
一方、エアコン10では、ロータリースイッチ52が「除湿」ポジションとなると、コンプレッサモータ42とファンモータ46にサーモスイッチ56を介して電力が供給される。これにより、コンプレッサ14は、サーモスイッチ56のオン/オフに応じて駆動され、送風ファン34もサーモスイッチ56のオン/オフ、すなわちコンプレッサ14のオン/オフに合わせて電力が供給される。
【0038】
また、ロータリースイッチ52が「除湿」ポジションでは、ファンモータ46に回転数が最も低くなるように電力が供給される。したがって、エアコン10は、ロータリースイッチ52が「除湿」ポジションに設定されると、サーモスイッチ56によってオン/オフされるコンプレッサ14の運転に合わせて、弱冷モードよりもさらに抑えた風量となるように作動する。
【0039】
これにより、エアコン10では、吹出しグリル32から吹出す冷風によって冷房感を生じさせることなく、熱交換器16を通過するときに空気中の水分を除去するようにしている。すなわち、エアコン10では、弱冷モード時よりもさらに風量を抑え、かつ、コンプレッサ14のオン/オフに応じて送風を行なう運転状態をドライモードに設定している。
【0040】
なお、図4に示されるように、コントロールパネル58には、換気スイッチ64が設けられている。換気スイッチ64は、ケーシング12内に設けている図示しないダンパの操作用となっており、換気スイッチ64が、開方向へ操作されることにより、このダンパが開放される。エアコン10では、このダンパが開放されている状態でファンモータ46が作動すると、吸込みグリル30から吸込んだ室内の空気を室外に排出すると共に、室外の空気が熱交換器16を通過して吹出しグリル32から吹出されるようになっている。
【0041】
以下に本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態に適用したエアコン10は、ケーシング12の前面に配置しているコントロールパネル58の操作つまみ60を「停止」ポジションにすることにより、停止状態となっている。
【0042】
ここで、この操作つまみ60を操作してロータリースイッチ52を「送風」ポジションとして送風モードが選択されることにより、ファンモータ46が回転駆動される。これにより、エアコン10では、吹出しグリル32から風量を大きくして送風を行なう。
【0043】
一方、ロータリースイッチ52を「冷房−強」または「冷房−弱」ポジションとされて、強冷モードまたは弱冷モードが選択されることにより、ファンモータ46と共にコンプレッサモータ42へ電力が供給される。
【0044】
これにより、エアコン10では、コンプレッサ14が駆動されると共に、吹出しグリル32から吹出される冷風が強風又は弱風となるように送風ファン46が作動する。このとき、コンプレッサ14は、サーモスイッチ56によってオン/オフされることにより、室内温度が略サーモスイッチ56で設定されている設定温度となるように空調され、このコンプレッサ14のオン/オフにかかわらず、所定量の送風が行なわれる。
【0045】
これに対してエアコン10では、ロータリースイッチ52を「除湿」ポジションとしてドライモードが選択されると、サーモスイッチ56を介してコンプレッサモータ42とファンモータ46へ電力を供給する。このとき、ファンモータ46は、回転数が「送風」ポジションや「冷房−強」ポジションより低いことは勿論、「冷房−弱」ポジションの送風量よりも低くなる回転数で作動される。
【0046】
これにより、エアコン10では、コンプレッサ14のオン/オフに応じて弱い冷風を吹出し、冷房感を生じさせることなく室内の除湿を図る。
【0047】
このように、エアコン10では、強冷モードや弱冷モードなどの冷房モードよりもさらに風量を抑えると共に、コンプレッサ14のオン/オフに合わせて送風/送風停止を行なうことにより、ドライモードと冷房モードの相違を明確にし、冷房モードでの冷房感を大きくすると共に、ドライモードでの冷房感を抑えることができる。
【0048】
また、エアコン10では、送風モード、冷房モード及びドライモードの間での運転モードの切替えと、吹出しグリル52から吹出される風量の切替えを一つのロータリースイッチ52によって行なうことができるので、操作が簡略化される。
【0049】
すなわち、ロータリースイッチ52にサーモスイッチ56に接続される接点を設け、この接点を介して回転数が複数段階に選択できるファンモータ46を接続することにより、一つのロータリースイッチ52によって直接ファンモータ46を動作させたり、サーモスイッチ56を介してファンモータ46を動作するようにできる。
【0050】
また、エアコン10では、送風モード、冷房モード及びドライモードの切替えを一つのロータリースイッチ52によって行なうことができる。これにより、部品数の削減によるコストダウンとと共に、部品を削減することにより少スペース化と共に組み付けコストの低減を図ることができ、エアコン10のより低コスト化が可能となる。
【0051】
すなわち、運転モードの切替えと風量の切替えを別々のロータリースイッチによって行なう場合に比べて、エアコン10では、操作が簡略化されると共に、より一層の低コスト化が可能となる。
【0052】
なお、以上説明した本実施の形態は、本発明の構成を限定するものではない。本実施の形態では、冷房専用のエアコン10を例に説明したが、エアコン10としては、暖房運転が可能なものであってもよい。この場合、ロータリースイッチ52にヒータ等の暖房用の加熱手段とそのときの風量を選択するポジションを設定し、このポジションが選択されたときに、加熱手段とファンモータ46へ電力が供給されるようにすればよい。
【0053】
また、本実施の形態では、送風モードでの風量を一定にしているが、風量を複数段階に設定することができるようにしてもよい。例えば、「送風−強」と「送風−弱」のポジションを設定すると共に、「送風−強」ポジションで回転数が高くなり、「送風−弱」で回転数が低くなるようにファンモータ46を接続すればよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、所謂両持ちファンモータを用いて低コスト化、コンパクト化を図ったときに、冷房モードとドライモードの相違を明確にすることができるので、冷房モードでの快適な冷房感が得られるとともに、ドライモードでは冷房感を抑えることができる。また、ロータリースイッチ等の一つの切替え手段によって運転モードと風量の切替えを行なうことができる、より低コスト化が可能となるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したエアコンの概略概観図である。
【図2】エアコンの冷凍サイクルの一例を示す概略構成図である。
【図3】エアコンの電気回路を示す概略図である。
【図4】コントロールパネルのスイッチの配列を示す概略図である。
【符号の説明】
10 エアコン(空気調和機)
12 ケーシング
14 コンプレッサ
16 熱交換器
34 送風ファン
42 コンプレッサモータ
46 ファンモータ
52 ロータリースイッチ(切替え手段)
56 サーモスイッチ

Claims (2)

  1. 冷媒蒸発用の熱交換器を通過した空気を室内へ吹出し可能とする送風ファンと、
    冷媒冷却用の熱交換器へ該熱交換器の冷却用の外気を導入可能とする冷却ファンと、
    回転数を複数段階に変えて前記送風ファンと前記冷却ファンとを駆動するファンモータと、
    設定温度と検出温度との大小に基づいてオン/オフするサーモスイッチと、
    コンプレッサを前記サーモスイッチのオン/オフに応じて駆動すると共に前記ファンモータを最低回転数以外の何れかの回転数に設定する第1のモード又は、前記コンプレッサを前記サーモスイッチのオン/オフに応じて駆動すると共に前記ファンモータを前記最低回転数で前記サーモスイッチのオン/オフに連動させて駆動する第2のモードを選択可能とする選択手段と、
    を含み、前記選択手段によって前記第1又は第2のモードが選択されたときに、選択されたモードに基づいて前記ファンモータが駆動されて前記送風ファンによる空気の吹出し及び前記冷却ファンによる前記熱交換器の冷却が行われる、
    ことを特徴とする空気調和機。
  2. 前記選択手段として、前記ファンモータ及び前記コンプレッサを停止する停止ポジション、前記ファンモータのみを前記最低回転数以外の回転数で駆動する送風ポジション、前記第1のモードを選択する冷房ポジション及び、前記第2のモードを選択するドライポジションを含むポジションを切替えて何れかのポジションが選択される切替え手段を、
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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