JPH11179683A - 板材加工方法及びその装置 - Google Patents

板材加工方法及びその装置

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JPH11179683A
JPH11179683A JP34953297A JP34953297A JPH11179683A JP H11179683 A JPH11179683 A JP H11179683A JP 34953297 A JP34953297 A JP 34953297A JP 34953297 A JP34953297 A JP 34953297A JP H11179683 A JPH11179683 A JP H11179683A
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JP
Japan
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work
manipulator
origin
processing
workpiece
Prior art date
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JP34953297A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Yoshino
俊明 吉野
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Amada Co Ltd
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装等の模様などの前工程での加工処理の加
工位置を、板材加工機における加工位置に対して正確に
位置決めすることにより、加工品質の向上を図る。 【解決手段】 前工程で予め加工処理されたワークWの
形状を撮像手段27により撮像して前記加工処理の位置
を検出する。この検出データを制御装置19により予め
入力されたマニピュレータ29の動作プログラムと比較
してズレがあるときは前記加工処理の位置を原点補正す
る。この原点補正したマニピュレータ29の動作プログ
ラムに基づいてワークWを板材加工機11に対して正確
に移動位置決めした後に板材加工をするので、ワークW
の加工品質が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークに板材加工
を行う板材加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シャーリングマシン、ベンディン
グ加工機、パンチング加工機、溶接加工機等の板材加工
機おいては、例えばシャーリングマシン101では図5
に示されているようにフロントテーブル103にマニピ
ュレータ105が設けられている。
【0003】マニピュレータ105はベース上をマニピ
ュレータ用ボールねじ107とマニピュレータ用モータ
109によりシャーリングマシン101の方向に往復走
行自在に設けられている。マニピュレータ105の上部
アーム111の先端にはワーク回転位置決め装置113
が設けられている。
【0004】ワーク回転位置決め装置113は、マニピ
ュレータ105の下部アーム115の先端にC軸用モー
タ117により回転駆動されるワーククランプ軸119
が垂直方向に軸承されており、このワーククランプ軸1
19の先端には下クランパ121が装着されている。一
方、前記上部アーム111の先端にはワーククランプ軸
119の先端の下クランパ121に接離自在であって、
回転自在な上クランパ123が設けられている。
【0005】板状のワークWがマニピュレータ105の
下クランパ121と上クランパ123で保持されると共
にC軸用モータ117により水平方向に回転及びマニピ
ュレータ用モータ109により前進後退されることによ
り、シャーリングマシン101に対してワークWの位置
決めが行われ、ワークWの四辺が切断される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワークWに
はシャーリングマシン101に搬送されてくる前に前工
程として穴明け加工や成形加工が施されている場合や、
模様等の塗装や印刷が施されていることがある。これら
の前工程における加工処理の加工位置がワークWの側辺
に対して平行や直角が出ていない場合があるために、従
来のワーク位置決め方法及びその装置においては、ワー
クWがシャーリングマシン101で剪断加工されたとき
に不良品が発生したり、美観上見苦しかったり、好まし
くない製品になったりするという問題点があった。
【0007】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、ワーク上の穴明け加工や成形
加工、あるいは印刷や塗装等の模様などの前工程での加
工処理の加工位置が板材加工機における加工位置に対し
て正確に位置決めすることにより、加工品質の向上を図
り得る板材加工方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の板材加工方法は、前工程で
予め加工処理されたワークの形状を撮像手段により撮像
し、この撮像されたワークの前記加工処理の位置を検出
し、この検出データを制御装置により予め入力されたマ
ニピュレータの動作プログラムと比較して前記加工処理
の位置を原点補正し、この原点補正したマニピュレータ
の動作プログラムに基づいて前記ワークを板材加工機に
対して移動位置決めした後に板材加工をすることを特徴
とするものである。
【0009】したがって、前工程で穴明け加工や成形加
工、あるいは印刷や塗装等の模様などの加工処理が施さ
れたワークの加工位置が撮像手段により撮像され、前記
加工処理の位置が検出される。この検出データは制御装
置に予め入力されたマニピュレータの動作プログラムと
比較され、正規の位置からズレているときは前記加工処
理の位置が原点補正される。このようにワークは板材加
工機における加工位置に対して正確に位置決めされるの
で、ワークの加工品質が向上する。
【0010】請求項2によるこの発明の板材加工装置
は、前工程で予め加工処理されたワークをクランプして
ワーク搬入方向に対して移動位置決めするワーク移動位
置決め装置を備えると共に板材加工機へ搬入するための
ワーク搬入テーブルと、前記原点位置決めされたワーク
の形状を撮像すると共にこの撮像されたワークの前記加
工処理の位置を検出する撮像手段と、前記ワーク搬入テ
ーブル上のワークを上下からクランプ・アンクランプ自
在で所望の角度で水平面方向に回転自在であると共にワ
ークをワーク搬入方向へ前後動して板材加工機の加工部
へ位置決めするマニピュレータと、前記撮像手段により
検出された検出データと予め入力されたマニピュレータ
の動作プログラムとを比較して前記加工処理の位置を原
点補正し、この原点補正したマニピュレータの動作プロ
グラムに基づいて前記ワークを板材加工機へ搬入すべく
前記マニピュレータに指令を発生する制御装置と、から
構成してなることを特徴とするものである。
【0011】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、前工程で穴明け加工や成形加工、あるいは印刷や
塗装等の模様などの加工処理が施されたワークはワーク
搬入テーブル上で位置決めされ、前記ワークの加工位置
が撮像手段により撮像され、前記加工処理の位置が検出
される。この検出データは制御装置に予め入力されたマ
ニピュレータの動作プログラムと比較され、正規の位置
からズレているときは前記加工処理の位置が原点補正さ
れる。このように原点補正されたマニピュレータの動作
プログラムに基づいてワークが板材加工機における加工
位置に対して正確に位置決めされるので、ワークの加工
品質が向上する。
【0012】請求項3によるこの発明の板材加工装置
は、請求項2記載の板材加工装置において、前工程で予
め加工処理されたワークを前記ワーク搬入テーブルに搬
入する前にワークの原点位置決めする原点位置決め装置
を備えたゲージングテーブルを設けると共にこのゲージ
ングテーブル上に前記撮像手段を前後左右方向に移動自
在に設けてなることを特徴とするものである。
【0013】したがって、前工程で穴明け加工や成形加
工、あるいは印刷や塗装等の模様などの加工処理が施さ
れたワークはゲージングテーブル上で位置決めされ、前
記ワークの加工位置が撮像手段により撮像され、前記加
工処理の位置が検出される。この検出データは制御装置
に予め入力されたマニピュレータの動作プログラムと比
較され、正規の位置からズレているときは前記加工処理
の位置が原点補正される。このように原点補正されたマ
ニピュレータの動作プログラムに基づいてワークが板材
加工機における加工位置に対して正確に位置決めされる
ので、ワークの加工品質が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の板材加工における
ワーク位置決め方法及びその装置の実施の形態につい
て、一般的なシャーリングマシンを例にとって図面を参
照して説明する。
【0015】図1を参照するに、本実施の形態に係わる
ワーク位置決め装置1は、前工程で例えば穴明け加工や
成形加工、あるいは印刷や塗装等の模様などの加工処理
を施されたワークWを載置し、前後左右方向を所定の位
置に原点位置決めするためのゲージングテーブル3が設
けられ、このゲージングテーブル3に隣接してフロント
テーブル5(ワーク搬入テーブル)が設けられている。
ゲージングテーブル3にはパイプローラ7からなるロー
ラコンベア9が設けられており、ワークWがゲージング
テーブル3のパイプローラ7上を移動してフロントテー
ブル5へ搬送される。
【0016】フロントテーブル5には上記のゲージング
テーブル3からのワークWの搬送方向に対して直交する
方向の側に、本実施の形態では図1において右方側に隣
接してシャーリングマシン11が設けられている。
【0017】なお、フロントテーブル5の上面にはワー
クWがいずれの方向にも円滑に移動自在となるよう多数
のフリーベア13(フリーベアリング)が設けられてい
る。
【0018】なお、本実施の形態では、以下、ゲージン
グテーブル3からフロントテーブル5に搬送されるワー
ク搬送方向を「X方向」といい、フロントテーブル5か
らシャーリングマシン11へ搬送されるワーク搬送方向
を「Y方向」という。
【0019】図1を参照するに、ゲージングテーブル3
には、パイプローラ7上に搬送されたワークWを図1に
おいて右側に突き当てて位置決めするためのサイドゲー
ジ15が設けられており、このサイドゲージ15はゲー
ジングテーブル3に固定されているサイドゲージ移動用
シリンダ17によりY方向に移動自在に設けられてい
る。このサイドゲージ移動用シリンダ17は後述する制
御装置19に電気的に接続されている。
【0020】また、前記フロントテーブル5には、前記
ゲージングテーブル3で搬入されたワークWをクランプ
するクランプ装置21を備えたワーク移動位置決め装置
23が設けられている。クランプ装置21にはゲージン
グテーブル3上のワークWを突き当てて位置決めするた
めの突当て部(図示省略)が備えられている。
【0021】したがって、ゲージングテーブル3のパイ
プローラ7上に搬送されたワークWはサイドゲージ15
に突き当てられてY方向の位置決めが行われると共に前
記ローラコンベア9によりX方向に搬送されてクランプ
装置21の突当て部に突き当てられて原点位置決めされ
クランプされる。
【0022】さらに、ゲージングテーブル3にはこのテ
ーブル面の上方に門型に跨設された撮像支持フレーム2
5がX方向に走行自在に設けられており、この撮像支持
フレーム25にはCCDカメラ等の撮像手段27がY方
向に移動自在に設けられている。したがって、前記撮像
手段27はゲージングテーブル3に原点位置決めされた
ワークWの形状を撮像すると共にこの撮像されたワーク
Wの前工程での加工処理の加工位置を検出するための装
置であり、後述する制御装置19に電気的に接続されて
いる。
【0023】また、クランプ装置21はクランプしたワ
ークWをフロントテーブル5の後述するマニピュレータ
29の付近へ搬入するために、フロントテーブル5上を
X方向に往復動自在に設けられており、ワークWをX方
向に移動位置決め自在に設けられている。
【0024】図1から図3を参照するに、前記フロント
テーブル5には、ワークWを上下からクランプ・アンク
ランプ自在な上下クランプ部31を備え、この上下クラ
ンプ部31で把持されているワークWをそのまま水平方
向に所望の位置まで回転して位置決めするワーク回転位
置決め装置33が備えられ、このワーク回転位置決め装
置33でクランプされたワークWを前述したY軸に沿っ
てY方向に前後動せしめるマニピュレータ29が設けら
れている。
【0025】なお、前記ワーク回転位置決め装置33及
びマニピュレータ29はそれぞれ後述する制御装置19
に電気的に接続されている。
【0026】より詳しくは、マニピュレータ本体35は
ベース37上をY方向に走行自在に設けられ、図2に示
されているように前記ベース37上にはY軸と平行なマ
ニピュレータ用ボールねじ39がマニピュレータ用モー
タ41により正逆回転自在に軸承されており、前記マニ
ピュレータ用ボールねじ39に螺合するマニピュレータ
用ナット部材43がマニピュレータ本体35に設けられ
ている。マニピュレータ本体35はマニピュレータ用モ
ータ41の正逆回転によりY方向に前後動する。
【0027】さらに、前記マニピュレータ本体35には
支柱45が立設されており、支柱45の上部にはY方向
に長いアーム本体47が揺動自在に設けられている。前
記アーム本体47のY方向前方側の先端にはワーク回転
位置決め装置33が設けられている。前記アーム本体4
7の後端側には下方のマニピュレータ本体35に2つの
リンクアーム(図示省略)を介して連結軸で連結されて
いる。
【0028】前記リンクアームの連結軸はMZ軸用モー
タ(図示省略)により正逆回転されるMZ軸用ボールネ
ジ(図示省略)と、このMZ軸用ボールネジに螺合され
前記支柱45に連結されたMZ軸用リニアガイド(図示
省略)により、前記リンクアームの連結軸が支柱45側
に引っ張られる方向、あるいは緩められる方向に移動さ
れることにより、ワーク回転位置決め装置33の上クラ
ンパ49及び下クランパ51からなる上下クランプ部3
1がワークWをMZ方向(垂直方向)にクランプ・アン
クランプの動作をする。
【0029】より詳しくは、図3を参照するに、ワーク
回転位置決め装置33は、マニピュレータ本体35の先
端にC軸用モータ53により回転駆動されるワーククラ
ンプ軸55が垂直方向に軸承されており、このワークク
ランプ軸55(C軸)の先端には下クランパ51が装着
されている。一方、前記アーム本体47の先端には前記
ワーククランプ軸55の先端の下クランパ51に接離自
在であって、回転自在な上クランパ49が設けられてい
る。
【0030】図1を参照するに、制御装置19はワーク
Wの前工程での例えば穴明け加工や成形加工、あるいは
印刷や塗装等の模様などの加工処理の加工位置とワーク
Wの四辺の位置等のデータを入力するための入力装置5
7と表示装置59、この入力されたデータを記憶するた
めのメモリ61と、予め入力されている正規の前工程で
の加工処理の加工位置とワークWの四辺の位置との正規
の位置関係に基づいたマニピュレータ29の動作プログ
ラムと前記CCDカメラ27により撮像・検出された実
際の前工程での加工処理の加工位置とを比較判断する比
較判断装置63とから構成されている。
【0031】なお、前記比較判断装置63では予め入力
されているマニピュレータ29の動作プログラムに基づ
き、実際の前工程での加工処理の加工位置が正規の位置
関係からズレている場合にはズレ量を算出した上でマニ
ピュレータ29の動作プログラムを原点補正し、この原
点補正されたマニピュレータ29の動作プログラムに基
づいてワーク移動位置決め装置23、マニピュレータ2
9及びワーク回転位置決め装置33に補正指令を発生す
るように構成されている。
【0032】次に、前述したシャーリングマシン11の
詳細について図面を参照して説明する。
【0033】図4を参照するに、シャーリングマシン1
1は下部フレーム65の前方(図4の左側)にはテーブ
ル67が設けられており、テーブル67の後方肩部には
下刃69が設けられている。下部フレーム65には下刃
69の後方にギャップ部71が形成されている。
【0034】前記テーブル67の上には下刃69を越え
てギャップ部71へ突出された板状のワークWが示され
ており、このワークWは上部フレーム73から下向きに
昇降自在に設けられた板押え装置75によりテーブル6
7へ押圧されて固定される。
【0035】上部フレーム73の前上方には流体圧シリ
ンダ77がシャーリングマシン11の長手方向の両端付
近に設けられていて、ラム79が流体圧シリンダ77に
駆動されて昇降する。
【0036】ラム79は図示せざるガイド盤に案内さ
れ、ガイドローラ81に保持されて上下に移動するもの
で、ラム79の前方側下端には上刃83が装着されてい
る。この上刃83の前方には複数個の板押え装置75が
適宜間隔を介して上部フレーム73に並設されている。
【0037】また、ラム79には水平補強板85や垂直
補強板(図示省略)が適宜設けられている。また、下刃
69の後方のギャップ部71にはワークWの一端を突き
当てて作業能率を向上するためのバックゲージ装置87
が設けられている。
【0038】上記構成により、ゲージングテーブル3上
でサイドゲージ15とクランプ装置21の突当て部で原
点位置決めされたワークWは、クランプ装置21により
クランプされる。次いで、ゲージングテーブル3上でX
及びY方向へ移動する撮像手段27によりワークWの形
状が撮像され、ワークWの前工程での加工処理の加工位
置が検出されて、この検出データが制御装置19に電気
的に送られる。
【0039】制御装置19では、予め入力されているマ
ニピュレータ29の動作プログラムに基づき、前記検出
データによる実際の前工程での加工処理の加工位置が正
規の位置関係からずれている場合にはこのズレ量を算出
した上でマニピュレータ29の動作プログラムが原点補
正され、この原点補正されたマニピュレータ29の動作
プログラムに基づいてワーク移動位置決め装置23、マ
ニピュレータ29及びワーク回転位置決め装置33に補
正指令が発生される。
【0040】ワーク移動位置決め装置23では上記の制
御装置19による補正指令に基づいてクランプ装置21
が図1において下方のX方向に移動し、ワークWがフロ
ントテーブル5上をマニピュレータ29のワーク回転位
置決め装置33へ搬入され、ワークWがマニピュレータ
29の上・下クランパ49,51のワーククランプ軸線
とフロントテーブル5上との交叉点を中心にして上下左
右方向に対称となるように位置決めされる。
【0041】前記位置決めされたワークWはワーク回転
位置決め装置33の上,下クランパ49,51により把
持され、前記ワーク移動位置決め装置23のクランプ装
置21がワークWを開放する。
【0042】上,下クランパ49,51によりワークW
が把持された状態で、上記の制御装置19による補正指
令に基づいてワーク回転位置決め装置33がズレ量を補
正すべくワークWを回転すると共にマニピュレータ29
がズレ量を補正すべくY方向に前進してワークWの所望
の位置がシャーリングマシン11の剪断位置へ搬入され
たときにマニピュレータ29が停止する。
【0043】ワークWがシャーリングマシン11により
剪断加工された後に、上,下クランパ49,51により
ワークWが把持された状態でマニピュレータ29が後退
し、ワーククランプ軸55が所望の角度、本実施例では
90°回転されて停止する。つまり、ワークWがフロン
トテーブル5上で90°回転される。
【0044】ワークWは上,下クランパ49,51によ
り把持された状態で、マニピュレータ29がY方向に前
進し、ワークWの所望の位置がシャーリングマシン11
の剪断位置へ位置決めされ、シャーリングマシン11に
より剪断加工される。
【0045】上,下クランパ49,51によりワークW
が把持された状態でマニピュレータ29が再び後退し、
ワーククランプ軸55が再び前述の回転方向と同方向に
90°回転されてワークWがフロントテーブル5上で9
0°回転される。
【0046】以上のように、ワークWの四辺が剪断され
剪断加工が終了した後、上,下クランパ49,51によ
りワークWが把持された状態でマニピュレータ29が再
び後退する。ワークWがフロントテーブル5のY方向の
前方側の搬出ベルト上に位置されたときにマニピュレー
タ29が停止し、上,下クランパ49,51がワークW
を開放する。搬出ベルトの作動によりワークWが搬出さ
れる。なお、マニピュレータ29は再び後退して原位置
に戻る。
【0047】以上のように、ワーク上の穴明け加工や成
形加工、あるいは印刷や塗装等の模様などの前工程での
加工処理の加工位置は、シャーリングマシン1における
剪断加工位置に対して自動的に正確に位置決めされるの
で、不良品が発生したり、美観上見苦しかったり、好ま
しくない製品になったりすることなく、高品質な製品を
得ることができる。
【0048】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。本実施の形態では板材
加工機としてシャーリングマシンを例にとって説明した
がベンディング加工機、パンチング加工機、溶接加工機
およびその他の板材加工機であっても構わない。
【0049】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態から理解
されるように、請求項1の発明によれば、前工程で穴明
け加工や成形加工、あるいは印刷や塗装等の模様などの
加工処理が施されたワークの加工位置が撮像手段により
撮像され、前記加工処理の位置が検出される。この検出
データは制御装置に予め入力されたマニピュレータの動
作プログラムと比較され、正規の位置からズレていると
きは前記加工処理の位置が原点補正される。このように
ワークを板材加工機における加工位置に対して正確に位
置決めできるので、ワークの加工品質を向上できる。
【0050】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、前工程で穴明け加工や成形加工、あ
るいは印刷や塗装等の模様などの加工処理が施されたワ
ークはワーク搬入テーブル上で位置決めされ、前記ワー
クの加工位置が撮像手段により撮像され、前記加工処理
の位置が検出される。この検出データは制御装置に予め
入力されたマニピュレータの動作プログラムと比較さ
れ、正規の位置からズレているときは前記加工処理の位
置が原点補正される。このように原点補正されたマニピ
ュレータの動作プログラムに基づいてワークを板材加工
機における加工位置に対して正確に位置決めできるの
で、ワークの加工品質を向上できる。
【0051】請求項3の発明によれば、前工程で穴明け
加工や成形加工、あるいは印刷や塗装等の模様などの加
工処理が施されたワークはゲージングテーブル上で位置
決めされ、前記ワークの加工位置が撮像手段により撮像
され、前記加工処理の位置が検出される。この検出デー
タは制御装置に予め入力されたマニピュレータの動作プ
ログラムと比較され、正規の位置からズレているときは
前記加工処理の位置が原点補正される。このように原点
補正されたマニピュレータの動作プログラムに基づいて
ワークを板材加工機における加工位置に対して正確に位
置決めできるので、ワークの加工品質を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、ワーク位置
決め装置の全体を示す概略図である。
【図2】図1の矢視II−II線の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、マニピュレ
ータの部分的な概略図である。
【図4】シャーリングマシンを概略的に示した側面図で
ある。
【図5】従来のワーク位置決め装置の全体を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 ワーク位置決め装置 3 ゲージングテーブル 5 フロントテーブル(ワーク搬入テーブル) 11 シャーリングマシン 15 サイドゲージ 19 制御装置 23 ワーク移動位置決め装置 27 撮像手段 29 マニピュレータ 33 ワーク回転位置決め装置 49 上クランパ 51 下クランパ 63 比較判断装置 69 下刃 83 上刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前工程で予め加工処理されたワークの形
    状を撮像手段により撮像し、この撮像されたワークの前
    記加工処理の位置を検出し、この検出データを制御装置
    により予め入力されたマニピュレータの動作プログラム
    と比較して前記加工処理の位置を原点補正し、この原点
    補正したマニピュレータの動作プログラムに基づいて前
    記ワークを板材加工機に対して移動位置決めした後に板
    材加工をすることを特徴とする板材加工方法。
  2. 【請求項2】 前工程で予め加工処理されたワークをク
    ランプしてワーク搬入方向に対して移動位置決めするワ
    ーク移動位置決め装置を備えると共に板材加工機へ搬入
    するためのワーク搬入テーブルと、 前記原点位置決めされたワークの形状を撮像すると共に
    この撮像されたワークの前記加工処理の位置を検出する
    撮像手段と、 前記ワーク搬入テーブル上のワークを上下からクランプ
    ・アンクランプ自在で所望の角度で水平面方向に回転自
    在であると共にワークをワーク搬入方向へ前後動して板
    材加工機の加工部へ位置決めするマニピュレータと、 前記撮像手段により検出された検出データと予め入力さ
    れたマニピュレータの動作プログラムとを比較して前記
    加工処理の位置を原点補正し、この原点補正したマニピ
    ュレータの動作プログラムに基づいて前記ワークを板材
    加工機へ搬入すべく前記マニピュレータに指令を発生す
    る制御装置と、から構成してなることを特徴とする板材
    加工装置。
  3. 【請求項3】 前工程で予め加工処理されたワークを前
    記ワーク搬入テーブルに搬入する前にワークの原点位置
    決めする原点位置決め装置を備えたゲージングテーブル
    を設けると共にこのゲージングテーブル上に前記撮像手
    段を前後左右方向に移動自在に設けてなることを特徴と
    する請求項2記載の板材加工装置。
JP34953297A 1997-12-18 1997-12-18 板材加工方法及びその装置 Pending JPH11179683A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106181585A (zh) * 2016-09-19 2016-12-07 深圳大宇精雕科技有限公司 适用于金属加工的雕铣设备及方法

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