JPH11177283A - バルクフィーダ - Google Patents

バルクフィーダ

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JPH11177283A
JPH11177283A JP9346046A JP34604697A JPH11177283A JP H11177283 A JPH11177283 A JP H11177283A JP 9346046 A JP9346046 A JP 9346046A JP 34604697 A JP34604697 A JP 34604697A JP H11177283 A JPH11177283 A JP H11177283A
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JP
Japan
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tunnel
chip
chips
bulk feeder
case
Prior art date
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JP9346046A
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Inventor
Hidehiro Saho
秀浩 佐保
Yuji Tanaka
勇次 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケースの収納室に収納されたチップが外力に
より黒化現象を生じるのを防止できるバルクフィーダ、
またケースの収納室に収納されたチップをトンネルへス
ムーズに排出できるバルクフィーダを提供することを目
的とする。 【解決手段】 チップ3の収納室21は高い天井面22
aと低い天井面22bを有し、チップ3の取り出し口2
5へ向う長い第1の傾斜面26aと短い第2の傾斜面2
6bを有する。チップ3の上層部は天井面22aの下方
の自由空間27に露呈し、ケース20の振動により激し
く振動して黒化現象を生じる。天井面22bの下方のチ
ップ3は天井面22bに接触するので振動しにくく、黒
化現象を生じにくい。取り出し口25からトンネル31
へ落下するチップ3aに加えられる傾斜面26a,26
b上のチップ3の荷重Faと荷重Fbは大きさが異るの
でチップ3aはトンネル31にスムーズに落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装装置
にチップを供給するバルクフィーダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子部品(以下、「チップ」という)を
基板に実装する電子部品実装装置には、チップを供給す
るためのパーツフィーダが備えられる。パーツフィーダ
としては、テープフィーダ、チューブフィーダ、トレイ
フィーダ、バルクフィーダなどが用いられている。この
うち、バルクフィーダは小形のチップの大量供給に有利
なことから、近年、次第に多用されるようになってきて
いる。
【0003】図4は、従来のバルクフィーダのケースと
トンネルの断面図である。ケース1の内部はチップ3の
収納室2になっている。収納室2にはチップ3がランダ
ムに大量収納されている。ケース1の上面には開閉蓋4
が設けられており、これを開閉して収納室2にチップ3
を出し入れする。
【0004】ケース1の下部中央にはトンネル5が連結
されており、トンネル5の上端部がチップ3の取り出し
口6になっている。収納室2の底面は取り出し口6へ向
って下り勾配の傾斜面7になっている。空気圧手段(図
外)によりトンネル5の内部を吸引したり、あるいはト
ンネル5の内部に正圧を加えたりするなどして、収納室
2内のチップ3は取り出し口6からトンネル5内に1個
づつ落下し(矢印a)、さらにトンネル5内を前方へ搬
送される(矢印b)。トンネル5の前方に搬送されてき
たチップ3は、電子部品実装装置の移載ヘッドのノズル
に真空吸着してピックアップされ、基板に実装される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】チップ3としては、チ
ップコンデンサや抵抗チップが一般的であるが、これら
のチップ3は外力により損耗劣化しやすい。特に図4に
示すように収納室2に大量投入されたチップ3に振動な
どの外力が長時間繰り返し加えられると、チップ3の両
側部の電極部同士は互いにこすり合って損耗劣化し、黒
化現象を生じやすい。黒化現象を生じたチップ3は半田
のぬれ性が悪く、半田付け不良になりやすい。
【0006】ケース1の収納室2に収納されたチップ3
に加えられる主たる外力は、バルクフィーダの高速移動
にともなう振動である。すなわちバルクフィーダは、例
えば特開平5−86999号公報に示される移動テーブ
ル上に並設されて使用される場合が多い。移動テーブル
は、バルクフィーダを電子部品実装装置に対して横方向
に高速移動させ、所定のバルクフィーダを移載ヘッドに
よるピックアップ位置に停止させるものである。
【0007】この高速移動にともない、ケース1は激し
く振動するが、収納室2内では、収納室2上部の自由空
間8に露呈する上層部のチップ3程激しく振動し、上記
黒化現象を生じるものである。図4において、黒く塗り
潰したチップ3は黒化現象を生じたものを示している。
【0008】また収納室2内のチップ3は、取り出し口
6から1個づつ高速度でしかもスムーズにトンネル5に
落下しなければならない。しかしながら収納室2内のチ
ップ3は取り出し口6付近で詰りやすく、そのためトン
ネル5へスムーズに落下されにくいものであった。
【0009】したがって本発明は、ケースの収納室に収
納されたチップが外力により黒化現象を生じるのを抑制
できるバルクフィーダを提供することを目的とする。ま
たケースの収納室に収納されたチップをトンネルへ1個
づつスムーズに排出できるバルクフィーダを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のバルクフィーダ
は、チップが収納室に収納されるケースと、このケース
の下部に連結されてこのケースから1個づつ排出された
チップを移載ヘッドによるチップのピックアップ位置へ
案内するトンネルを有するトンネル部と、このトンネル
内をチップを搬送する搬送手段とを備えたバルクフィー
ダであって、前記収納室の天井面に高低の段差を設け
た。
【0011】この構成おいて、高い天井面の下方に貯溜
するチップの上層部は収納室上部の自由空間に露呈し、
激しく振動するので従来同様に黒化現象を生じやすい。
しかしながら低い天井面の下方に貯溜するチップはこの
低い天井面に接触するので振動しにくく黒化現象を生じ
にくい。したがって全体として、黒化現象により不良品
になるチップの数量を低減できる。また天井面に高低の
段差を設けた構造とすることにより、ケースの剛性は増
大する。したがってバルクフィーダが移動テーブル上を
高速移動しても、ケースの振動は小さく、チップは黒化
現象を生じにくい。
【0012】また本発明のバルクフィーダは、高い方の
天井面と低い方の天井面を低い方の天井面へ向って下り
勾配の傾斜部で連結した。
【0013】この構成により、ケースの剛性はより一層
増大するので、高速移動時のケースの振動はより小さく
なり、黒化現象を生じにくい。
【0014】また本発明のバルクフィーダは、前記トン
ネルへのチップの取り出し口が、低い方の天井面の直下
に位置する。
【0015】この構成において、取り出し口からトンネ
ルに落下しようとするチップには、その上方に存在する
大量のチップの荷重が加わり、このチップはトンネル部
の上端面に押し付けられるが、この荷重が大きいほどチ
ップはダメージを受けやすい。そこでチップの取り出し
口を低い方の天井面の直下に位置させることにより、取
り出し口上のチップの量を少なくする。これによりチッ
プをトンネルの上端面に押し付ける荷重は小さくなり、
チップが受けるダメージを軽減できる。
【0016】また本発明のバルクフィーダは、チップが
収納室に収納されるケースと、このケースの下部に連結
されてこのケースから1個づつ排出されたチップを移載
ヘッドによるチップのピックアップ位置へ案内するトン
ネルを有するトンネル部と、このトンネル内をチップを
搬送する搬送手段とを備えたバルクフィーダであって、
前記収納室の底面が、バルクフィーダの後部側から前記
トンネルへのチップの取り出し口へ向う下り勾配の第1
の傾斜面と、バルクフィーダの前部側から前記取り出し
口へ向う下り勾配の第2の傾斜面を有し、第1の傾斜面
の長さを第2の傾斜面の長さよりも長くした。
【0017】この構成において、取り出し口からトンネ
ルに落下するチップには、第1の傾斜面側および第2の
傾斜面側からこれらの傾斜面上に存在するチップの斜め
下向きの荷重が外力として加えられるが、第1の傾斜面
と第2の傾斜面の長さが異ることにより、取り出し口上
のチップに前後から加えられる外力(荷重)の大きさも
異ることとなる。このようにチップに前後から加えらえ
れる外力(荷重)の大きさを異らせれば、チップを取り
出し口からトンネルにスムーズに落下させやすい。
【0018】また本発明のバルクフィーダは、前記収納
室の天井面に高低の段差があり、前記取り出し口が低い
方の天井面の直下に位置する。
【0019】この構成において、チップの取り出し口を
低い方の天井面の直下に位置させることにより、取り出
し口上のチップの量を少なくする。これによりチップを
トンネル部の上端面に押し付ける荷重は小さくなり、チ
ップが受けるダメージを軽減できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のバ
ルクフィーダの側面図、図2は同バルクフィーダのケー
スの断面斜視図、図3(a)は同バルクフィーダのケー
スの拡大断面図、図3(b)は同バルクフィーダのトン
ネルの上端部付近の拡大断面図である。
【0021】図1において、11はバルクフィーダ10
の主体となる長板状の基台であり、その上面には第1の
トンネル部12が装着されている。第1のトンネル部1
2の内部には水平なトンネル13が形成されている。1
4はトンネル13を覆うカバー板である。また基台11
の下面には取付体15が装着されている。この取付体1
5は移動テーブル70上に載置されたテーブル71に着
脱自在に装着される。移動テーブル70が駆動すると、
バルクフィーダ10を載せたテーブル71は移動テーブ
ル70の長手方向(図1の紙面に垂直な方向)に高速度
で移動する。基台11の上方にはブロック16,17が
設けられており、ブロック17の上方にケース20が装
着されている。
【0022】次に、図1および図2を参照して、ケース
20の構造を説明する。図2はケース20を長手方向に
2分割した断面斜視図である。ケース20は幅の小さい
薄箱形であり、その内部に収納室21が形成されてい
る。ケース20は弾性を有する合成樹脂により形成され
ている。収納室21の天井面には高低の段差があり、後
部側の天井面22aは前部側の天井面22bよりもかな
り高くなっている。また天井面22aと天井面22bは
低い方の天井面22bへ向って下り勾配の傾斜部23で
連結されている。天井面22aには開閉蓋24が装着さ
れており、これをスライドさせて開閉することにより収
納室21にチップ3を出し入れする。
【0023】収納室21の下部の前寄りにはチップ3の
取り出し口25がすりばち状に形成されている。この取
り出し口25は、低い天井面22bの直下に位置してい
る。バルクフィーダ10の後部側から取り出し口25へ
向って第1の傾斜面26aとなっており、また同前部側
から取り出し口25へ向って第2の傾斜面26bとなっ
ている。第1の傾斜面26aの長さLaは、第2の傾斜
面26bの長さLbよりもかなり長くなっている(図3
(a)も参照)。
【0024】取り出し口25の下部には、第2のトンネ
ル部30が設けられている。第2のトンネル部30は、
上記トンネル13に連通する垂直なトンネル31と、ト
ンネル31に上下動自在かつ回転自在に挿嵌されたパイ
プ状の外筒32から成っている。トンネル31は細長い
パイプから成り、上下動しないように固設されている。
外筒32の下部にはフランジ33が上下2段形成されて
いる。34は駆動部としてのモータである。モータ34
は横設されており、モータ34に駆動されて回転する偏
心ピン35はフランジ33の間に嵌入している。36は
上側のフランジ33の下面に装着された偏心ピン35の
すべり止め用のOリング、37はモータ34の保持フレ
ームである。
【0025】モータ34が駆動して偏心ピン35が回転
すると、外筒32は上下運動とその軸心を中心とする回
転運動を行う。外筒32はこのように上下運動と回転運
動を行いながら、その上端部は取り出し口25に間欠的
に突出する。そしてこの上端部により取り出し口25に
存在するチップ3を突き崩し、チップ3を1個づつ取り
出し口25からトンネル31に落下させる。そしてトン
ネル31内に落下したチップ3は水平なトンネル13内
へ移動する。これらのトンネル13,31は、チップ3
が移載ヘッド46によるピックアップ位置へ搬送される
のを案内する。
【0026】図1において、基台11の後部上方には空
気圧ユニット40が設けられている。トンネル13の先
端部と空気圧ユニット40はチューブ41で接続されて
いる。空気圧ユニット40が駆動してトンネル13内を
真空吸引することにより、チップ3はトンネル13内を
前方へ搬送される。すなわち空気圧ユニット40はチッ
プ3の搬送手段となっている。搬送手段としては、トン
ネルの後側からトンネル内に正圧を送り込むものなども
用いられる。
【0027】トンネル部12の先端上面にはシャッタ4
2が装着されている。43はシャッタ開閉用のレバーで
ある。レバー43の上端部のローラ44を電子部品実装
装置側の押圧子45で上方から押圧すると、シャッタ4
2は開き、トンネル13の先端部のピックアップ位置ま
で送られてきたチップ3は露呈する。そこで電子部品実
装装置の移載ヘッド46のノズル47はこのチップ3を
真空吸着してピックアップし、基板に実装する。
【0028】図1において、トンネル13の後部には、
トンネル13を上下からはさむようにチップ検出素子4
8が設けられている。またバルクフィーダの後部フレー
ム47の背面には棒状のホルダ60が設けられている。
ホルダ60の先端部には発光素子61が装着されてい
る。ホルダ60は受部62により上下方向に回転自在に
装着されている。ホルダ60から後部フレーム47内に
突子63が突出しており、突子63の先端部の下方には
電源投入用のスイッチ部64が設けられている。ホルダ
60が上向きの状態では突子63はスイッチ部64のレ
バー65を押圧し、スイッチ部64は閉成する。また鎖
線で示すようにホルダ60を下向きにすると、突子63
はレバー65から離れ、スイッチ部64は開放される。
チップ検出素子48がトンネル13内を移動するチップ
3を検出すると、発光素子61は点灯する。オペレータ
は発光素子61の点滅を視認することにより、トンネル
13内をチップ3が順調に移動していることを外部から
確認できる。
【0029】基台11の後方にはトグル部50が設けら
れている。トグル部50からはカギ形のフック51が延
出している。トグル部50から操作レバー52が上方へ
延出している。操作レバー52を矢印方向へ揺動させる
と、フック51は揺動し、フック51は移動テーブル7
0上のテーブル71の係合口72に係脱する。フック5
1は、パーツフィーダ10をテーブル71に着脱自在に
固定するための手段である。
【0030】後部フレーム47の背面は前方へ向って下
り勾配の傾斜面53になっており、この傾斜面53にフ
レーム54を介してホルダ55が装着されている。この
ホルダ55には、チップ収納ケース56が着脱自在に装
着される。収納室21内のチップ3の残量が少なくなっ
たり、チップ3が品切れになると、オペレータは開閉蓋
24を開き、チップ収納ケース56内のチップ3を収納
室21に投入して補給する。そして空になったチップ収
納ケース56はホルダ55に装着される。したがってオ
ペレータはこのチップ収納ケース56のラベル57など
を視認することにより、収納室21に現在収納されてい
るチップ3の品種を知ることができる。後部フレーム4
7の上部にはアーム状の保持部58が後方へ突設されて
いる。オペレータはこの保持部58を手に保持してバル
クフィーダ10を取り扱う。
【0031】このバルクフィーダ10は上記のような構
成より成り、次に動作を説明する。収納室21内のチッ
プ3は垂直なトンネル31に落下し、水平なトンネル1
3へ移動する。空気圧ユニット40を駆動してトンネル
13内を真空吸引すると、チップ3はトンネル13内を
一列になって前方へ搬送される。そこで押圧子45が駆
動してシャッタ42が開閉することによりトンネル13
内の先頭のチップ3は露呈し、移載ヘッド46にピック
アップされて基板に実装される。バルクフィーダ10
は、移動テーブル70上を高速度で移動することにより
所定の位置で停止し、そこで押圧子45が駆動して上述
のように移載ヘッド46にチップ3を供給する。
【0032】次に、ケース20を上記のような構造とし
たことによる作用効果について説明する。まず第1の作
用効果について述べる。上述のようにパーツフィーダ1
0は移動テーブル70上を高速度で移動し、この移動・
移動停止にともなう外力がケース20に加えられる。ケ
ース20は合成樹脂などの弾性材により形成されてお
り、この外力のためにケース20は振動する。この振動
が収納室21内のチップ3に長時間繰り返し加えられる
と、殊に上層部のチップ3に黒化現象が生じることは上
述したとおりである。そこでこのケース20は段差のあ
る高い天井面22aと低い天井面22bを形成し、かつ
傾斜部23で連結した異形状にしているので、ケース2
0の剛性は大きく、それだけ振動しにくい。したがって
ケース20の振動によるチップ3の黒化現象の発生を抑
制できる。
【0033】また図3において、収納室21に収納され
たチップ3のうち、高い天井面22aの下方に貯溜され
たチップ3の上層部は自由空間27に露呈しており、か
つ図4に示す従来例と同様に長時間かなりの振動を受け
るので図示するように黒化現象を生じやすい。これに対
し低い天井面22bの下方に貯溜されたチップ3はこの
天井面22bに接触している。したがって天井面22b
の直下のチップ3は振動しにくく、黒化現象を生じにく
い。すなわちこのケース20によれば、高い天井面22
aの下方に貯溜されたチップ3は従来例同様に黒化現象
を生じやすいが、低い天井面22bの下方に貯溜された
チップ3は黒化現象を生じにくいので、全体として黒化
現象を生じるチップ3の数量を低減できる。
【0034】次に図3を参照して第2の作用効果につい
て述べる。上述したように、収納室21内のチップ3
は、1個づつトンネル31内へ落下させる必要がある。
図3において、3aは今からトンネル31に落下しよう
とするチップである。このチップ3aには、第1の傾斜
面26a上に集積するチップ3から受ける斜め下向きの
荷重Faと、第2の傾斜面26b上に集積するチップ3
から受ける斜め下向きの荷重Fbを前後から受けるが、
第1の傾斜面26aの長さLaは第2の傾斜面26bの
長さLbよりも長いので、Fa>Fbである。
【0035】このようにチップ3aに前後から加えられ
る荷重Faと荷重Fbの大きさが異っていると、チップ
3aは一定個所に停止することなく流動しやすく、した
がってトンネル31にスムーズに落下しやすい。なお図
4に示す従来例では、第1の傾斜面(取り出し口6の後
側の傾斜面)と第2の傾斜面(取り出し口6の前側の傾
斜面)の長さは等しいので、取り出し口6からトンネル
5へ落下しようとするチップ3には前後から等しい荷重
が加えられる。したがって取り出し口6上のチップ3は
前後から等しい力ではさみつけられることとなって一定
箇所に停止しやすく、取り出し口6にスムーズに落下し
にくい。
【0036】また図3(a)において、取り出し口25
は低い天井面22bの直下にあり、したがって取り出し
口25から落下しようとするチップ3aにはその上方の
高さHのチップ3の荷重が加えられる。ここで、高さH
が高いと、チップ3aに加えられる荷重も大きくなり、
チップ3aは第2のトンネル部30の外筒32の上端面
に強く押しつけられて破損しやすい。したがって上記高
さHは低い方が有利である。このケース20は、取り出
し口25は低い天井面22bの直下に位置しているの
で、上記高さHはそれだけ低く、チップ3aは破損しに
くい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ケ
ースの収納室に収納されたチップの黒化現象を低減する
ことができる。またチップを取り出し口からトンネル内
へスムーズに落下させて移載ヘッドによるピックアップ
位置へ搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のバルクフィーダの側面
【図2】本発明の一実施の形態のバルクフィーダのケー
スの断面斜視図
【図3】(a)本発明の一実施の形態のバルクフィーダ
のケースの拡大断面図 (b)本発明の一実施の形態のバルクフィーダのトンネ
ルの上端部付近の拡大断面図
【図4】従来のバルクフィーダのケースとトンネルの断
面図
【符号の説明】
3 チップ 10 バルクフィーダ 12 第1のトンネル部 13,31 トンネル 20 ケース 21 収納室 22a,22b 天井面 23 傾斜部 25 取り出し口 26a 第1の傾斜面 26b 第2の傾斜面 30 第2のトンネル部 32 外筒 40 空気圧ユニット 46 移載ヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップが収納室に収納されるケースと、こ
    のケースの下部に連結されてこのケースから1個づつ排
    出されたチップを移載ヘッドによるチップのピックアッ
    プ位置へ案内するトンネルを有するトンネル部と、この
    トンネル内をチップを搬送する搬送手段とを備えたバル
    クフィーダであって、前記収納室の天井面に高低の段差
    を設けたことを特徴とするバルクフィーダ。
  2. 【請求項2】高い方の天井面と低い方の天井面を低い方
    の天井面へ向って下り勾配の傾斜部で連結したことを特
    徴とする請求項1記載のバルクフィーダ。
  3. 【請求項3】前記トンネルへのチップの取り出し口が、
    低い方の天井面の直下に位置することを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のバルクフィーダ。
  4. 【請求項4】チップが収納室に収納されるケースと、こ
    のケースの下部に連結されてこのケースから1個づつ排
    出されたチップを移載ヘッドによるチップのピックアッ
    プ位置へ案内するトンネルを有するトンネル部と、この
    トンネル内をチップを搬送する搬送手段とを備えたバル
    クフィーダであって、前記収納室の底面が、バルクフィ
    ーダの後部側から前記トンネルへのチップの取り出し口
    へ向う下り勾配の第1の傾斜面と、バルクフィーダの前
    部側から前記取り出し口へ向う下り勾配の第2の傾斜面
    を有し、第1の傾斜面の長さを第2の傾斜面の長さより
    も長くしたことを特徴とするバルクフィーダ。
  5. 【請求項5】前記収納室の天井面に高低の段差があり、
    前記取り出し口が低い方の天井面の直下に位置すること
    を特徴とする請求項4記載のバルクフィーダ。
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