JP3399338B2 - バルクフィーダ - Google Patents

バルクフィーダ

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JP3399338B2
JP3399338B2 JP00199698A JP199698A JP3399338B2 JP 3399338 B2 JP3399338 B2 JP 3399338B2 JP 00199698 A JP00199698 A JP 00199698A JP 199698 A JP199698 A JP 199698A JP 3399338 B2 JP3399338 B2 JP 3399338B2
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chips
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品実装装置
にチップを供給するバルクフィーダに関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】電子部品(以下、「チップ」という)を
基板に実装する電子部品実装装置には、チップを供給す
るためのパーツフィーダが備えられる。パーツフィーダ
としては、テープフィーダ、チューブフィーダ、トレイ
フィーダ、バルクフィーダなどが用いられている。この
うち、バルクフィーダは小形のチップの大量供給に有利
なことから、近年、次第に多用されるようになってきて
いる。 【0003】バルクフィーダは、ケースに小形のチップ
をランダムに収納している。そしてケースからチップを
1個づつトンネルへ排出し、電子部品実装装置の移載ヘ
ッドによるチップのピックアップ位置へ搬送するように
なっている。トンネル部の先端部のピックアップ位置ま
で搬送されてきたチップは、移載ヘッドのノズルに真空
吸着してピックアップされ、基板に実装される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】移載ヘッドは、ノズル
を上下動させることによりチップをピックアップする
が、ノズルがチップの上面に着地するときの衝撃のため
にチップは破損されやすい。そして破損されたチップの
破片はトンネル内に散在し、次第にトンネルに傷をつ
け、またトンネルの内面に付着する。このようにトンネ
ルが傷つけられ、またトンネルの内面にチップの破片が
付着すると、移載ヘッドはチップのピックアップミスを
多発するようになる。 【0005】従来は、このようにしてチップのピックア
ップミスが多発するようになると、トンネル全体を交換
するか、あるいはバルクフィーダ自体を廃棄交換してい
た。しかしながらこのような従来方法では、メンテナン
スコストがかかりすぎるものであった。 【0006】またトンネル部のトンネル内にチップは詰
りやすい。チップがトンネル内に詰ったならば、トンネ
ルを開放してチップを取り出したり、あるいはトンネル
内の清掃を行うなどのメンテナンスを行う必要がある
が、従来のバルクフィーダはトンネル部の構造が複雑で
しかも強固に組み付けられていたため、トンネル内のメ
ンテナンスを行いにくいものであった。 【0007】したがって本発明は、チップのピックアッ
プ位置のトンネル部のメンテナンスを低コストで容易に
行うことができるバルクフィーダを提供することを目的
とする。またトンネル内のメンテナンスを容易に行うこ
とができるバルクフィーダを提供することを目的とす
る。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、基台と、基台
の上部に設けられた水平なトンネル部と、基台の上部に
設けられたケースとを備え、ケースの内部に収納された
チップをトンネル部へ1個づつ送り出し、トンネル部の
先端部のチップのピックアップ位置へ搬送するようにし
たバルクフィーダであって、トンネル部の先端部のチッ
プのピックアップ位置をサブトンネル部として別体形成
し、このサブトンネル部に前記トンネル部のトンネルに
直線状に連続するサブトンネルを溝状に形成し、また
のサブトンネル部を交換自在とし、且つこのピックアッ
プ位置のサブトンネル部を開閉するシャッタを装着し
た。 【0009】上記構成において、バルクフィーダを長時
間使用していると、チップのピックアップ位置に位置す
るサブトンネル部はチップの破片により次第に傷つき、
また破片が付着する。そこでサブトンネル部を適宜交換
すれば、チップのピックアップミスが多発するのを解消
できる。 【0010】 【0011】 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のバ
ルクフィーダの斜視図、図2は同バルクフィーダの先端
部の斜視図、図3は同バルクフィーダの先端部の分解斜
視図、図4は同バルクフィーダの先端部の断面図であ
る。 【0013】図1において、1は長板状の基台であり、
その上部に棒状の第1のトンネル部2が水平に装着され
ている。第1のトンネル部2の上面には第1のカバー板
3と第2のカバー板4が着脱自在に装着されている。ま
た第1のトンネル部2の先端部上面にはシャッタ5が装
着されている。シャッタ5は第1のトンネル部2の先端
部のチップのピックアップ位置を開閉する。 【0014】基台1の後部上方にはケース6が設けられ
ている。ケース6の内部にはチップが大量にランダム投
入されている。ケース6の底部は第2のトンネル部7を
介して第1のトンネル部2に連結されている。ケース6
内のチップは1個づつ第2のトンネル部7に落下し、第
1のトンネル部2へ移動して、第1のトンネル部2の先
端部のピックアップ位置へ送られる。 【0015】基台1の後方には空気圧ユニット8が設け
られている。空気圧ユニット8は図示しない配管により
第1のトンネル部2の先端部に連結されており、第1の
トンネル部2のトンネル(後述)内を真空吸引する。こ
の真空吸引圧により、チップはトンネル内をピックアッ
プ位置へ向って搬送される。9は後部フレーム、10は
後部フレーム9に装着された把手、11は後部フレーム
9の背面に装着されたチップ収納ケースのホルダ、12
は基台1の後部に設けられたトグル部である。レバー1
3を揺動操作すると、トグル部12を介してフック14
は前後方向に揺動する。フック14は、移動テーブル装
置上のテーブル(図示せず)にバルクフィーダを固定す
るための固定手段である。 【0016】次に、図2〜図4を参照してバルクフィー
ダの先端部の構造を説明する。第1のトンネル部2の上
面には、チップを搬送するための細長いトンネル20が
溝状に形成されている。第1のトンネル部2の上面には
トンネル20を覆う第1のカバー板3と第2のカバー板
4が装着され、トンネル20は密閉される。 【0017】第1のカバー板3の側端部には切欠部21
が複数箇所形成されている。また第1のトンネル部2の
上面にはねじ22が螺着されている。したがって切欠部
21をねじ22に嵌合させ、ねじ22をねじ込むと、第
1のカバー板3は第1のトンネル部2の上面に固着され
る。またねじ22を緩めると、第1のカバー板3は第1
のトンネル部2から取りはずせる。このような切欠部2
1とねじ22による固着手段によれば、第1のカバー板
3は第1のトンネル部2に簡単に着脱し、トンネル20
内のチップの詰りやごみ清掃などのメンテナンスを手軽
に行うことができる。なお第2のカバー板4も第1のカ
バー板3と同じ固着手段により第1のトンネル部2の上
面に着脱自在に装着されている。 【0018】図3において、第1のトンネル部2の先端
部は部分的に切除されており、この切除部23に小形の
サブトンネル部24が交換自在に載置される。25は切
除部23の両側部に突設されたサブトンネル部24の横
方向の位置決め用リブである。サブトンネル部24の上
面には、トンネル20に直線状に連続するサブトンネル
26が細い溝状に形成されている。 【0019】図4において、切除部23に配設されたサ
ブトンネル部24の左側上面は第2のカバー板4で抑え
られる。またサブトンネル部24の右側上面はシャッタ
5で覆われる。電子部品実装装置の押圧手段によりレバ
ー15(図1)の上端部が押圧されると、シャッタ5は
前後方向(矢印a)にスライドし、サブトンネル部24
の上面を瞬間的に開放する。その状態で、電子部品実装
装置の移載ヘッド30のノズル31(図2)は、サブト
ンネル部24のトンネル26まで搬送されてきたチップ
を真空吸着してピックアップする。このようにサブトン
ネル部24はチップのピックアップ位置に配設されてい
る。27はトンネル26に連通するチューブであって、
空気圧ユニット8に接続されている。 【0020】このバルクフィーダは上記のような構成よ
り成り、次に動作を説明する。ケース6内のチップは第
2のトンネル部7へ落下し、第1のトンネル部2へ移動
する。トンネル20は空気圧ユニット8の真空吸引圧に
より真空吸引されており、この真空吸引力によりチップ
はトンネル20内を一列になってピックアップ位置へ搬
送される。ピックアップ位置では、シャッタ5が開閉す
ることによりサブトンネル部24のトンネル26へ送ら
れてきたチップは瞬間的に露呈し、移載ヘッド30のノ
ズル31に真空吸着してピックアップされ、基板に実装
される。 【0021】ノズル31がチップをピックアップすると
きにチップに加えられる衝撃によりチップは破損しやす
い。破損されたチップの破片はトンネル26の内面を傷
つけやすく、また内面に付着しやすい。このようにトン
ネル26を痛めるとチップのピックアップミスが多発す
るようになる。そこで適宜サブトンネル部24の交換を
行う。この交換は、ねじ22を緩めて第2のカバー板4
を第1のトンネル部2から取りはずすことにより簡単に
行うことができる。 【0022】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によればサ
ブトンネル部のトンネルの内面がチップの破片で傷つい
たり、あるいはトンネルの内面にチップの破片が付着す
るなどしてチップのピックアップミスを生じるようにな
れば、サブトンネル部を交換することにより、チップの
ピックアップミスが発生するのを防止することができ
る。またチップがトンネル内に詰るなどのトラブルが発
生したときには、カバー板を簡単にトンネル部から取り
はずしてトンネル部のメンテナンスを手軽に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態のバルクフィーダの斜視
図 【図2】本発明の一実施の形態のバルクフィーダの先端
部の斜視図 【図3】本発明の一実施の形態のバルクフィーダの先端
部の分解斜視図 【図4】本発明の一実施の形態のバルクフィーダの先端
部の断面図 【符号の説明】 1 基台 2 第1のトンネル部 3 第1のカバー板 4 第2のカバー板 5 シャッタ 6 ケース 20,26 トンネル 21 切欠部 22 ねじ 24 サブトンネル部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】基台と、基台の上部に設けられた水平なト
    ンネル部と、基台の上部に設けられたケースとを備え、
    ケースの内部に収納されたチップをトンネル部へ1個づ
    つ送り出し、トンネル部の先端部のチップのピックアッ
    プ位置へ搬送するようにしたバルクフィーダであって、
    トンネル部の先端部のチップのピックアップ位置をサブ
    トンネル部として別体形成し、このサブトンネル部に前
    記トンネル部のトンネルに直線状に連続するサブトンネ
    ルを溝状に形成し、またこのサブトンネル部を交換自在
    とし、且つこのピックアップ位置のサブトンネル部を開
    閉するシャッタを装着したことを特徴とするバルクフィ
    ーダ。
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