JPH11174777A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11174777A
JPH11174777A JP9356196A JP35619697A JPH11174777A JP H11174777 A JPH11174777 A JP H11174777A JP 9356196 A JP9356196 A JP 9356196A JP 35619697 A JP35619697 A JP 35619697A JP H11174777 A JPH11174777 A JP H11174777A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作像装置の画像形成時における回転方向とは
逆の方向への回転を規制することができる画像形成装置
を提供すること。 【解決手段】 リボルバ現像ユニット230に設けられ
ている公転ギヤからなるリボルバギヤ294に噛み合う
ように、一方向回転クラッチ機能を備えた回転規制手段
500としての小径ピニオンからなる回転規制ギヤ50
1を配設する。これにより、該リボルバ現像ユニット2
30のメンテナンス時における回転方向が、該回転規制
部材の作用により順回転方向のみに規制され、該リボル
バ現像ユニットの逆回転によって生じる不具合が解消さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
所定の画像形成部位に作像手段を回転移動させて画像形
成を行う作像装置と、該作像装置を回転自在に支持し且
つ画像形成装置本体に対して引き出し可能に保持された
作像装置支持体とを備えた画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置としては、潜
像担持体としての感光体ドラムに対向する所定の現像位
置に、回転軸線の周りに配設された作像手段としての複
数の現像器のうちの任意の現像器を回転移動させて、該
感光体ドラム上に形成された潜像を現像する作像装置と
しての回転型現像装置(以下、これを「リボルバ現像装
置」という)を備えたものが知られている(例えば、特
開昭62−251772号公報、特開昭63−7817
0号公報、実開昭63−41164号公報参照)。
【0003】このように、所定の画像形成部位に各色現
像器を回転移動させて画像形成を行うリボルバ現像装置
を備えた画像形成装置においては、画像形成装置本体内
部にリボルバ現像装置及び各色現像器が装着されたまま
の状態で、該現像器の現像剤の交換等のメンテナンス作
業を行なうことは困難となる。このため、この種の画像
形成装置では、画像形成装置本体(以下、単に「装置本
体」という)からリボルバ現像装置全体を取り出した
り、装置本体内部に装着されたリボルバ現像装置から各
色現像器のみを個別に取り出してメンテナンスを行なう
必要がある。
【0004】しかしながら、装置本体からリボルバ現像
装置全体を取り出してメンテナンスを行なう場合には、
リボルバ現像装置全体の重量が大きいため作業者に対す
る負担が大きくなり、また、リボルバ現像装置が概ね円
筒状に形成されているため、その装置本体外での据え置
きに難点がある。一方、装置本体内部に装着されたリボ
ルバ現像装置から各色現像器のみを個別に取り出す方法
としては、リボルバ現像装置の回転軸方向に沿って各色
現像器を取り出す方法と、該回転軸の法線方向に各色現
像器を取り出す方法とがある。ここで、前者の方法で
は、リボルバ現像装置の側板及び装置本体の側板に、各
色現像器が貫通する大きさの現像器取り出し口を設ける
必要があるため、リボルバ現像装置の支持構造が複雑に
なり、リボルバ現像装置端部へのトナー補給機構の設置
が困難になる。また、後者の方法では、リボルバ現像装
置が装置本体の開放可能な外壁部の近傍にあることが前
提条件となるため、画像形成装置内部の全体的なレイア
ウトに対して大きな影響を与えることになり、実際には
レイアウト上困難となる場合が多い。
【0005】このようなことから、従来、上記現像器の
現像剤の交換などといったメンテナンスの作業性を向上
させることを目的として、上記リボルバ現像装置や潜像
担持体としての感光体ドラム及びその周辺に配置される
機器等からなる作像装置を、装置本体に対してスライド
により引き出し可能な作像装置支持体に支持し、この作
像装置支持体とともに該作像装置を装置本体の外側に引
き出せるように構成した画像形成装置が提案されている
(例えば、特開昭61−58035号公報、特開昭62
−37392号公報、特開平3−34070号公報、特
開昭58−54392号公報、特開平3−50268号
公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な装置本体に対して引き出し可能な作像装置支持体を備
えた画像形成装置においては、該作像装置支持体が装置
本体内の所定の位置に装着された状態では、該作像装置
支持体に支持された作像装置の回転駆動系が、装置本体
側に配設されている駆動モータや駆動ギヤ等の駆動系に
対して回転的に結合(カップリング)されることによっ
て、該作像装置の回転方向が予め設定された所定の回転
方向となるように規定されている。従って、このように
上記作像装置支持体が装置本体内の所定の位置に装着さ
れた状態では、故意に逆転させない限り、その作像装置
が所定の回転方向とは異なった回転方向に回転すること
はない。
【0007】しかしながら、上記作像装置支持体が装置
本体から引き出された状態では、作像装置の回転駆動系
と、装置本体側の駆動駆動系とが切り離された状態とな
るため、該作像装置が任意の方向に回転可能となる。こ
のため、このような構成の画像形成装置では、装置本体
から該作像装置支持体を引き出し、該作像装置支持体に
支持されたリボルバ現像装置等の作像装置を回転移動さ
せながら、該作像装置に配設された複数(通常は4個)
の現像器等の作像手段を順次メンテナンスする際に、該
作像装置が、その画像形成時における予め設定された所
定の回転方向と異なった方向に回転することがあった。
特に、リボルバ現像装置から各色の現像器を個別に取り
外せる構成の画像形成装置では、該リボルバ現像装置か
ら任意の現像器を取り外した際に、該リボルバ現像装置
の重心の移動により各現像器のバランスが崩れて、該リ
ボルバ現像装置が予期せぬ方向に回転してしまうことが
あった。
【0008】また、この種の画像形成装置では、通常、
その作像手段としての現像器等からのトナー飛散を防止
するために、該現像器の現像部位の開口部に、マイラー
などからなる可撓性を有するシール部材を、上記感光体
ドラムの表面に接するように取り付けた構成としている
が、上述のように作像装置が所定の回転方向と異なった
方向に回転することによって、上記シール部材が該感光
体ドラムに対して通常とは反対の方向に移動してめくれ
たり折れたりする不具合が発生することがあった。
【0009】更に、上記リボルバ現像装置の所定方向へ
の回転によって、その各現像器への現像剤供給を行うよ
うに構成された画像形成装置の場合には、上述のように
作像装置としてのリボルバ現像装置が所定の回転方向と
異なった方向に回転することによって、該現像剤が各現
像器の長手方向の一方側に偏ったり該現像器から漏れた
りすることがあった。
【0010】なお、上述のような装置本体から作像装置
支持体を引き出した状態における該作像装置の設定とは
異なった方向への回転を防止する一つの方法としては、
装置本体から引き出された作像装置を、例えば、電磁ク
ラッチや係止部材などを用いて作像装置支持体にロック
させて、該作像装置の回転を拘束する方法が考えられ
る。しかしながら、この方法では、そのメンテナンスの
ために該作像装置を回転させる必要が生じるたびに、そ
のロックを解除しなければならず、その存在がメンテナ
ンス時の操作性を低下させる原因となるとともに、該ロ
ックの解除をし忘れたまま該作像装置を装置本体にセッ
トして、装置の動作異常や故障を引き起こす虞がある。
【0011】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、作像装置の画像形成
時における回転方向とは逆の方向への回転を規制するこ
とができる画像形成装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、所定の画像形成部位に作像手段
を回転移動させて画像形成を行う作像装置と、該作像装
置を回転自在に支持し且つ画像形成装置本体に対して引
き出し可能に保持された作像装置支持体とを備えた画像
形成装置において、上記作像装置の画像形成時における
回転方向への回転のみを許容する回転規制手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0013】この画像形成装置においては、上記作像装
置の画像形成時における回転方向への回転のみを許容す
る回転規制手段が設けられている。従って、該作像装置
は、予め設定された画像形成時における移動方向(以
下、この方向を「順方向」といい、この順方向への回転
を「順回転」、また、順方向と反対の方向を「逆方向」
とい、この逆方向への回転を「逆回転」という)にのみ
回転可能となる。これにより、上記作像装置は、常時、
順方向に回転されるようになり、その逆回転によって発
生する、シール部材のめくれや折れ、及び、現像剤の偏
りや漏れなどの不具合が解消される。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記作像装置支持体が画像形成装置本体の
所定の位置に装着された状態で、上記回転規制手段の上
記作像装置に対する回転規制を解除する規制解除手段を
有することを特徴とするものである。
【0015】上記回転規制手段の上記作像装置に対する
回転規制力は、上記作像装置の逆回転時にのみ作用し、
該作像装置の順回転時には作用しないことが理想的であ
る。しかしながら、この回転規制手段は、該作像装置に
対して何らかの接触部位を持った構成とならざるを得な
い。このため、該作像装置に対して該回転規制手段の回
転規制力が常時作用するように構成した場合には、該回
転規制手段と作像装置との接触圧が、該作像装置の順方
向への回転時における負荷として作用することになり、
該負荷が作像装置の画像形成動作に悪影響を及ぼす虞が
ある。これに対し、この画像形成装置においては、上記
作像装置支持体が画像形成装置本体の所定の位置に装着
された状態(以下、この状態を「装着状態」という)で
は、上記規制解除手段により、上記回転規制手段の上記
作像装置に対する回転規制が解除される。従って、上記
作像装置支持体の装着状態では、該回転規制手段と作像
装置との接触が断たれるので、該作像装置が順方向へ回
転する際に該回転規制手段から負荷が加わらず、該作像
装置の順回転が極めて円滑に行われ、該負荷による作像
装置の画像形成動作への影響が回避される。
【0016】請求項3の発明は、請求項1、または2の
画像形成装置において、上記回転規制手段は、上記作像
装置と同期回転する同期回転部材に連動して回転する一
方向回転クラッチを備えた回転規制部材からなることを
特徴とするものである。
【0017】この画像形成装置においては、上記回転規
制手段が、上記作像装置と同期回転する同期回転部材に
連動して回転する一方向回転クラッチを備えた回転規制
部材で構成される。ここで、上記作像装置は、その構成
上、それと同期回転するギヤや回転軸あるいはコロなど
の上記同期回転部材をもともと備えている。従って、こ
の画像形成装置では、その作像装置の同期回転部材に連
動して回転する回転規制部材を設けるだけで、上記回転
規制手段としての目的を達成することができ、該回転規
手段を極めて簡素且つ安価に構成できる。例えば、上記
作像装置としてのリボルバ現像装置の中には、その外径
と略同程度の大口径の公転ギヤを備えたものがあり、こ
のようなリボルバ現像装置の場合には、その公転ギヤに
対して一方向回転クラッチを備えた小径の回転規制ギヤ
(ピニオン)を噛み合うように配設した簡素なもので、
上記回転規制手段を構成することができる。また、この
ように大口径の公転ギヤに対して小径のピニオンを噛み
合わせた構成の回転規制手段では、該公転ギヤとピニオ
ンとのギヤ比が大きくなるので、僅かな回転規制力で該
公転ギヤの逆回転を阻止することが可能となり、その回
転規制手段の一方向回転クラッチの容量も小さくて済
む。
【0018】請求項4の発明は、請求項1、2、または
3の画像形成装置において、上記回転規制手段が、少な
くとも上記作像装置支持体が画像形成装置本体から引き
出された状態で、上記作像装置の支持部材として機能す
ることを特徴とするものである。
【0019】この画像形成装置においては、上記回転規
制手段が、少なくとも上記作像装置支持体が画像形成装
置本体から引き出された状態における上記作像装置の支
持部材として機能するように構成される。ここで、上記
作像装置が、装置本体に装着された状態で、その回転軸
が該装置本体の側板によって位置決めされる構成の場合
には、該装置本体に位置決めされた状態での該作像装置
の回転時に、該作像装置が上記作像装置支持体に干渉し
ないようにする必要がある。従って、このような構成の
場合には、通常、上記作像装置支持体に設けられた上記
作像装置の回転軸の挿通孔が、該回転軸の径よりも大き
目に形成されている。このため、このままの構成では、
この回転軸の装置本体に対する位置決めが解除された状
態、すなわち、上記作像装置支持体が画像形成装置本体
から引き出された状態で、該回転軸が該作像装置支持体
の挿通孔によって支承される部位まで、該作像装置が自
重により落ち込んで、その回転軸の位置が下方ズレる。
この回転軸のズレ量が極僅かであれば問題は生じない
が、この回転軸のズレ量が大きくなると該作像装置の装
置本体への着脱時における操作性が悪化することにな
る。そのため、このような構成の画像形成装置では、上
述のような作像装置の自重による落ち込みを防止する目
的で、少なくとも2個以上のコロなどからなる支持部材
で、該作像装置の下部を支承するように構成されてい
る。そこで、該回転規制手段を、上記作像手段の下部の
一部を支える支持部材を兼ねた構成とすることによっ
て、該回転規制手段を設けたことによる作像装置の構成
部品の増加を抑えることが可能となるとともに、該作像
装置のコストアップやレイアウトの大幅な変更を回避で
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真式カラー複写機(以下、単に、「カラー複写
機」という)に適用した実施の形態について説明する。
まず、図1を用いて、本実施の形態に係るカラー複写機
の概略構成及び動作について説明する。このカラー複写
機は、カラー画像読取装置(以下、「カラースキャナ」
という)1、カラー画像記録装置(以下、「カラープリ
ンタ」という)2、給紙バンク3等で構成されている。
【0021】上記カラースキャナ1は、コンタクトガラ
ス101上の原稿4の画像を照明ランプ102、ミラー
群103A,103B,103C、及びレンズ104を
介してカラーセンサ105に結像して、原稿4のカラー
画像情報を、例えばRED:赤,GREEN:緑,BL
UE:青(以下、それぞれR,G,Bという)の色分解
光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。ここ
で、カラーセンサ105は、本例ではR,G,Bの色分
解手段とCCDのような光電変換素子で構成され、原稿
4の画像を色分解した3色のカラー画像を同時に読み取
っている。そして、このカラースキャナ1で得たR,
G,Bの色分解画像信号強度レベルをもとにして、図示
しない画像処理部で色変換処理を行い、BLACK:黒
(以下、BKという),CYAN:シアン(以下、Cと
いう),MAGENTA:マゼンタ(以下、Mとい
う),YELLOW:イエロー(以下、Yという)のカ
ラー画像データを得る。
【0022】上記BK,C,M,Yのカラー画像データ
を得るためのカラースキャナ1の動作は次のとおりであ
る。後述のカラープリンタ2の動作とタイミングを取っ
たスキャナスタ−ト信号を受けて、照明ランプ102及
びミラー群103A,103B,103C等からなる光
学系が矢印左方向へ原稿4を走査し、1回の走査毎に1
色のカラー画像データを得る。この動作を合計4回繰り
返すことによって、順次4色のカラー画像データを得
る。そして、その都度カラープリンタ2で順次顕像化し
つつ、これを重ねあわせて最終的な4色フルカラー画像
を形成する。
【0023】上記カラープリンタ2は、像担持体として
の感光体ドラム200、書き込み光学ユニット220、
リボルバ現像ユニット230、中間転写装置260、定
着装置270等で構成されている。
【0024】上記感光体ドラム200は矢印の反時計方
向に回転し、その周りには、感光体クリ−ニング装置2
01、除電ランプ202、帯電器203、電位センサ2
04、リボルバ現像ユニット230の選択された現像
器、現像濃度パタ−ン検知器205、中間転写装置26
0の中間転写ベルト261などが配置されている。
【0025】また、上記書き込み光学ユニット220
は、カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号
に変換して、原稿4の画像に対応した光書き込みを行
い、感光体ドラム200に静電潜像を形成する。この書
き込み光学ユニット220は、光源としての半導体レー
ザー221、図示しないレーザー発光駆動制御部、ポリ
ゴンミラー222とその回転用モ−タ223、F/θレ
ンズ224、反射ミラー225などで構成されている。
【0026】また、上記リボルバ現像ユニット230
は、BK現像器231K、C現像器231C、M現像器
231M、Y現像器231Yと、各現像器を矢印の反時
計方向に回転させる後述のリボルバ回転駆動部などで構
成されている。各現像器は、静電潜像を現像するために
現像剤の穂を感光体ドラム200の表面に接触させて回
転する現像スリ−ブと、現像剤を汲み上げて撹拌するた
めに回転する現像剤パドルなどで構成されている。各現
像器231内のトナーはフェライトキャリアとの撹拌に
よって負極性に帯電され、また、各現像スリ−ブには図
示しない現像バイアス電源によって負の直流電圧VDCに
交流電圧VACが重畳された現像バイアスが印加され、現
像スリ−ブが感光体ドラム200の金属基体層に対して
所定電位にバイアスされている。複写機本体の待機状態
では、リボルバ現像ユニット230はBK現像器231
Kが現像位置にセットされており、コピ−動作が開始さ
れると、カラースキャナ1で所定のタイミングからBK
カラー画像データの読み取りが開始し、このカラー画像
データに基づきレーザー光による光書き込み、静電潜像
形成が始まる(以下、BK画像データによる静電潜像を
BK潜像という。C,M,Yについても同様)。このB
K静電潜像の先端部から現像可能とすべくBK現像位置
に静電潜像先端部が到達する前に、BK現像スリ−ブを
回転開始して、BK静電潜像をBKトナーで現像する。
そして、以後BK静電潜像領域の現像動作を続けるが、
静電潜像後端部がBK現像位置を通過した時点で、速や
かに次の色の現像器が現像位置にくるまで、リボルバ現
像ユニット230が回転する。これは少なくとも、次の
画像データによる静電潜像先端部が到達する前に完了さ
せる。なお、このリボルバ現像ユニット230について
は、後で詳しく説明する。
【0027】また、上記中間転写装置260は、中間転
写ベルト261、ベルトクリ−ニング装置262、紙転
写コロナ放電器(以下、紙転写器という)263などで
構成されている。中間転写ベルト261は駆動ローラ2
64A、転写対向ロ−ラ264B、クリ−ニング対向ロ
−ラ264C及び従動ロ−ラ群に張架されており、図示
しない駆動モ−タにより駆動制御される。またベルトク
リ−ニング装置262は、入口シ−ル、ゴムブレ−ド、
排出コイル、入口シ−ル及びゴムブレ−ドの接離機構等
で構成されており、1色目のBK画像を中間転写ベルト
261に転写した後の2、3、4色目の画像をベルト転
写している間は接離機構によって中間転写ベルト261
面から入口シ−ル、ブレ−ドを離間させておく。また紙
転写器263は、コロナ放電方式にてAC電圧+DC電
圧、又はDC電圧を印加して、中間転写ベルト261上
の重ねトナー像を転写紙5に一括転写する。 (以下、余白)
【0028】また、カラープリンタ2内の転写紙カセッ
ト207及び給紙バンク3内の転写紙カセット300
A,300B,300Cには、各種サイズの転写紙5が
収納されており、指定されたサイズの転写紙のカセット
から、給紙コロ208,301A,301B,301C
によってレジストロ−ラ対209方向に給紙、搬送され
る。また、プリンタ2の右側面には、OHP用紙や厚紙
などの手差し給紙用の手差しトレイ210が設けられて
いる。
【0029】上記構成のカラー複写機において、画像形
成サイクルが開始されると、まず感光体ドラム200は
矢印の反時計方向に、中間転写ベルト261は矢印の時
計回りに図示しない駆動モ−タによって回転される。中
間転写ベルト261の回転に伴ってBKトナー像形成、
Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行
われ、最終的にBK、C、M、Yの順に中間転写ベルト
261上に重ねてトナー像が形成される。
【0030】上記BKトナー像形成は次のように行なわ
れる。帯電器203はコロナ放電によって感光体ドラム
200を負電荷で約−700Vに一様帯電する。そし
て、半導体レーザ221はBKカラー画像信号に基づい
てラスタ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、
当初一様荷電された感光体ドラム200の露光された部
分は、露光光量に比例する電荷が消失し、BK静電潜像
が形成される。そして、このBK静電潜像にBK現像ス
リーブ上の負帯電のBKトナーが接触することにより、
感光体ドラム200の電荷が残っている部分にはトナー
が付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分には
BKトナーが吸着され、静電潜像と相似なBKトナー像
が形成される。そして、感光体ドラム200上に形成さ
れたBKトナー像は、感光体ドラム200と接触状態で
等速駆動している中間転写ベルト261の表面に、ベル
ト転写器263によって転写される(以下、感光体ドラ
ム200から中間転写ベルト261へのトナー像転写を
ベルト転写という)。
【0031】感光体ドラム200上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム200の再使用に備えて感光体
クリ−ニング装置201で清掃される。ここで回収され
たトナーは回収パイプを経由して図示しない排トナータ
ンクに蓄えられる。
【0032】感光体ドラム200側ではBK画像形成工
程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカ
ラースキャナ1によるC画像データ読み取りが始まり、
そのC画像データによるレーザー光書き込みで、C静電
潜像形成を行う。そして、先のBK静電潜像の後端部が
通過した後で、かつC静電潜像の先端部が到達する前に
リボルバー現像ユニット230の回転動作が行なわれ、
C現像器231Cが現像位置にセットされてC静電潜像
がCトナーで現像される。以後、C静電潜像領域の現像
を続けるが、C静電潜像の後端部が通過した時点で、先
のBK現像器231Bの場合と同様にリボルバー現像ユ
ニット230の回転動作を行ない、次のM現像器231
Mを現像位置に移動させる。これもやはり次のM静電潜
像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。な
お、M及びYの画像形成工程については、それぞれのカ
ラー画像データ読み取り、静電潜像形成、現像の動作が
上述のBK,Cの工程と同様であるので説明は省略す
る。
【0033】上記中間転写ベルト261には、感光体ド
ラム200に順次形成するBK、C、M、Yのトナー像
を、同一面に順次位置合わせして、4色重ねのトナー像
が形成され、次の転写工程において、この4色のトナー
像が転写紙にベルト転写器263により一括転写され
る。
【0034】上記画像形成動作が開始される時期に、転
写紙は上記転写紙カセット又は手差しトレイのいずれか
から給送され、レジストローラ対209のニップで待機
している。そして、紙転写器263に中間転写ベルト2
61上のトナー像先端がさしかかるときに、ちょうど転
写紙の先端がこのトナー像の先端に一致するようにレジ
ストローラ対209が駆動され、転写紙とトナー像との
レジスト合わせが行われる。そして、転写紙が中間転写
ベルト261上のトナー像と重ねられて正電位の紙転写
器263の上を通過する。このときコロナ放電電流で転
写紙が正電荷で荷電され、トナー画像のほとんどが転写
紙上に転写される。続いて紙転写器263の左側に配置
した図示しないAC+DCコロナによる分離除電器との
対向部を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写
ベルト261から剥離して搬送ベルト211に移る。
【0035】そして、中間転写ベルト261面から4色
重ねトナー像を一括転写された転写紙は、紙搬送ベルト
211で定着装置270に搬送され、所定温度に制御さ
れた定着ロ−ラ271と加圧ロ−ラ272のニップ部で
トナー像が溶融定着され、排出ローラ対212で装置本
体外に送り出され、図示しないコピ−トレイに表向きに
スタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0036】一方、ベルト転写後の感光体ドラム200
の表面は、感光体クリ−ニング装置201(ブラシロ−
ラ、ゴムブレ−ド)でクリ−ニングされ、除電ランプ2
02で均一に除電される。また、転写紙5にトナー像を
転写した後の中間転写ベルト261の表面は、ベルトク
リ−ニング装置262のブレードを再びブレ−ド接離機
構で押圧することによってクリ−ニングされる。
【0037】ここで、リピ−トコピ−のときは、カラー
スキャナ1の動作及び感光体ドラム200への画像形成
は、1枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、
所定のタイミングで2枚目の1色目(BK)の画像形成
工程に進む。また、中間転写ベルト261の方は、1枚
目の4色重ねトナー像の転写紙5への一括転写工程に引
き続き、表面のベルトクリ−ニング装置262でクリ−
ニングされた領域に、2枚目のBKトナー像がベルト転
写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作にな
る。
【0038】以上は、4色フルカラーコピ−を得るコピ
−モ−ドであったが、3色コピ−モ−ド、2色コピ−モ
−ドの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。また、単色コピ−モ−ド
の場合は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像
ユニット230の所定色の現像器のみを現像作動状態に
して、ベルトクリ−ニング装置262のブレ−ドを中間
転写ベルト261に押圧状態のまま連続してコピ−動作
を行う。また、A3サイズのフルカラーコピーモードの
場合には、中間転写ベルト261が1周するごとに1色
のトナー像を形成し、4回転で4色のトナー像を形成し
ていくのが望ましいが、装置全体を小さく、つまり中間
転写ベルト261の周長を抑え、小サイズの場合のコピ
ースピードを確保し、かつ最大サイズのコピースピード
も落さないようにするためには、中間転写ベルト261
が2周する間に1色のトナー像を形成するのが好まし
い。この場合には、BKトナー像を中間転写ベルト26
1に転写した後、次の中間転写ベルト261の1周で
は、カラープリンタ2における現像及び転写が行なわれ
ずに空回転し、その次の1周で次色のCトナーによる現
像を行ない、そのCトナー像を中間転写ベルト261に
転写するように順次行なっていく。このとき現像器切り
換えのためのリボルバ現像ユニット230の回転動作
は、上記空回転時に行なう。
【0039】次に、上記リボルバ現像ユニット230に
ついて説明する。図2は、各現像器231K,231
C,231M,231Yが一体となったリボルバ現像ユ
ニット230の内部構造を示す断面図、図3は、リボル
バ現像ユニット230の外観を示す概略斜視図である。
このリボルバ現像ユニット230の各現像器231K,
231C,231M,231Yは、図3に示すような略
円盤状の前後端板230A,230B間に設けられた中
空角筒状のステー部材282によってそれぞれ支持され
ている。また、各現像器231K,231C,231
M,231Yは、それぞれ同型の現像器ケーシング部2
83、283C、283M、283Yを備えている。こ
れらの各現像器ケーシング部283、283C、283
M、283Yには、現像剤としてのキャリア及び各色の
トナーからなる二成分現像剤がそれぞれ収容されてい
る。図示の例では感光体ドラム200に対向する現像位
置にあるのが黒トナーとキャリアを収容した黒現像器2
31Kで、図中反時計回りの順に、イエロートナーとキ
ャリアを収容したイエロー現像器231Y、マゼンタト
ナーとキャリアを収容したマゼンタ現像器231M、シ
アントナーとキャリアを収容したシアン現像器231C
になっている。
【0040】ここで、4つの各現像器の内部構造はまっ
たく同様であるので、以下、図3において現像位置にあ
る黒現像器231Kを例にとってその内部構造を説明
し、他の現像器の内部構造については、対応する部材の
符号として、黒現像器における符号と同じ数字にイエロ
ー、マゼンタ、シアンの各現像器を区別するためY、
M、Cの添字を付した符号を図中に示し、その説明を省
略する。
【0041】図中現像位置にある黒現像器231Kにお
いて、現像器ケーシング部283には感光体ドラム20
0に向けた開口部が形成され、該開口部を介して一部が
露出するように現像器ケーシング部に内部に磁石を配置
した現像スリーブからなる現像剤担持体としての現像ロ
ーラ284が設けられている。また現像器ケーシング部
内には、現像ローラ284に担持されて感光体ドラム2
00との対向部に搬送される現像剤量を規制するドクタ
ブレード285、該ドクタブレード285で規制されて
現像器ケーシング内に押し留められた現像剤の一部を中
心軸線方向に沿って後から前に搬送する第1搬送スクリ
ュウ286、及び、中心軸線方向に沿って上記第1搬送
スクリュウ286とは逆の向きに現像剤を搬送する第2
搬送スクリュウ291が配設されている。この第2搬送
スクリュウ291の下方の現像器ケーシング部83に
は、現像器ケーシング部283に収容されている現像剤
のトナー濃度を検出するためのトナー濃度センサ292
が設置されている。
【0042】図4は、黒現像器231Kの第1、第2搬
送スクリュウ286,291の中心軸を含む面による縦
断面図である。図4において、第1、第2搬送スクリュ
ウ286,291が、それぞれ所定の方向に回転するこ
とにより、現像器ケーシング部283に収容されている
現像剤が、撹拌されながら現像器ケーシング部283内
で循環搬送される。そして、この循環搬送される現像剤
は、現像ローラ284のスリーブの回転により、該スリ
ーブ上に担持されて搬送され、ドクタブレード285で
薄層化された後、現像位置において感光体ドラム200
に向けてトナーを供給する。
【0043】このリボルバ現像ユニット230は、図3
及び図4に示すように、その前後端板230A,230
Bに装着されるリボルバ支持ベアリング293A,29
3Bによって回転自在に軸支されている。そして、その
後端板230Bに配設されたリボルバギヤ294が、リ
ボルバモータ295により駆動される駆動ギヤ296に
より駆動されることによって、各現像器231K,23
1Y,231M,231Cが、それぞれ所定の現像位置
に移動して停止される。また、所定の現像位置に移動し
て停止された現像器231は、その停止位置において、
現像駆動ギヤ297A、及び、トナー補給駆動ギヤ29
8Aが、現像駆動アイドラギヤ297B、及び、トナー
補給駆動アイドラギヤ298Bに噛み合うことにより、
その現像動作及びトナー補給動作が可能になる。
【0044】また、上記リボルバ現像ユニット230
は、図5に示すように、カラープリンタ本体20からス
ライドによって引き出し可能な作像装置支持体21に支
持されている。図示の例における作像装置支持体21
は、感光体ドラム200を備えた感光体ユニット22の
支持体としても機能し、該感光体ユニット22は、図5
の矢印Aで示すように作像装置支持体21に搭載され
る。
【0045】上記作像装置支持体21は、前側板21A
と、後側板21Bと、左右及び中央部の上下の計4つの
ステー部材21Cとで構成されている。該作像装置支持
体21の両サイド部には、アキュライドスライドレール
(不図示)が取り付けられており、これにより該作像装
置支持体21の装置本体手前側へのスライド移動が可能
になっている。前述の各現像器は、図3に示すように、
該作像装置支持体21に支持されているリボルバ現像ユ
ニット230の支持体に対して着脱自在になっており、
該支持体に対し図3に矢印Bで示すように搭載される。
また、この作像装置支持体21は、図5に示すように、
装置手前側に引き出された状態で、これに支持されたリ
ボルバ現像ユニット230の現像器が、機外に完全に露
出されるように、該現像器の全長以上のスライド引き出
しが可能となるように構成されている。具体的には、作
像装置支持体21を引き出し自在に保持するためのアキ
ュライドスライドレールとして、レールの収納時の長さ
が500MMで、スライド量が650MMになる2段アキュ
ライドスライドレールが採用されている。
【0046】ところで、上述のように、カラープリンタ
本体20に対して引き出し可能な作像装置支持体21を
備えたカラー複写機は、該作像装置支持体21がカラー
プリンタ本体20内の所定の位置に装着された状態で
は、図4に示したように、該作像装置支持体21に支持
されたリボルバ現像ユニット230のリボルバギヤ29
4が、カラープリンタ本体20側に配設されているリボ
ルバモータ295の駆動ギヤに対して噛み合うことによ
って、該リボルバ現像ユニット230の回転方向が予め
設定された所定の回転方向(図2に矢印で示す方向)と
なるように規定されている。従って、このように上記作
像装置支持体21がカラープリンタ本体20内の所定の
位置に装着された状態では、故意に逆転させない限り、
そのリボルバ現像ユニット230が所定の回転方向とは
異なった回転方向に回転することはない。
【0047】しかしながら、図5に示すように、上記作
像装置支持体21がカラープリンタ本体20から引き出
された状態では、リボルバ現像ユニット230の回転駆
動系と、カラープリンタ本体20側の駆動駆動系とが切
り離された状態となるため、該リボルバ現像ユニット2
30が任意の方向に回転可能となる。このため、このよ
うな構成のカラー複写機では、カラープリンタ本体20
から該作像装置支持体21を引き出し、該作像装置支持
体21に支持されたリボルバ現像装置等のリボルバ現像
ユニット230を回転移動させながら、該リボルバ現像
ユニット230に配設された4個の各現像器231を順
次メンテナンスする際に、該リボルバ現像ユニット23
0が、その画像形成時における予め設定された所定の回
転方向と異なった方向に回転することがある。特に、リ
ボルバ現像ユニット230から各色の現像器231を個
別に取り外せるように構成されたカラー複写機では、該
リボルバ現像ユニット230から任意の現像器を取り外
した際に、該リボルバ現像ユニット230の重心の移動
により各現像器231のバランスが崩れて、該リボルバ
現像ユニット230が予期せぬ方向に回転してしまうこ
とがある。
【0048】また、この種のカラー複写機では、通常、
その作像手段としての各現像器231からのトナー飛散
を防止するために、例えば図2に示すように、該現像器
231の現像部位の開口部に、マイラーなどからなる可
撓性を有するシール部材400を、上記感光体ドラム2
00の表面に接するように取り付けた構成としている。
このような構成のカラー複写機では、上述のようにリボ
ルバ現像ユニット230が所定の回転方向と異なった方
向に回転すると、上記シール部材400の該感光体ドラ
ム200に対する接触端部が通常とは反対の方向に移動
するため、このシール部材400が該感光体ドラム20
0との摺擦によってめくれたり折れたりする不具合が発
生する。
【0049】更に、上記リボルバ現像ユニット230の
所定方向への回転によって、その各現像器231への現
像剤供給を行うように構成されたカラー複写機では、上
述のようにリボルバ現像ユニット230としてのリボル
バ現像ユニット230が所定の回転方向と異なった方向
に回転することによって、該現像剤が各現像器231の
長手方向の一方側に偏ったり該現像器231から漏れた
りすることがあった。
【0050】そこで、本実施形態に係るカラー複写機に
おいては、上記リボルバ現像ユニット230の画像形成
時における回転方向への回転のみを許容する回転規制手
段500を設けた構成とする。ここで、上記回転規制手
段500としては、例えば、該リボルバ現像ユニット2
30の回転軸と共軸一体にラチェットホイールを設け、
このラチェットホイールに対して、上記作像装置支持体
21上に揺動自在に配設した係止爪を、該リボルバ現像
ユニット230が順方向にのみ回転可能となるように係
合させたものを用いることができる。また、他の回転規
制手段500としては、図3及び図6に示す各リボルバ
支持ベアリング293A、293Bを、該リボルバ現像
ユニット230の順方向への回転のみを許容する構成の
一方向回転クラッチに置き換え、カラープリンタ本体2
0の本体後側板20Bに配設されたベアリングケース2
93C(図6参照)によって、該リボルバ現像ユニット
230が順方向にのみ回転自在となるように、該一方向
回転クラッチを支持するように構成したものであっても
よい。
【0051】このように、上記リボルバ現像ユニット2
30の画像形成時における順回転方向への回転のみを許
容する回転規制手段500を設けることにより、該リボ
ルバ現像ユニット230が、予め設定された順回転方向
にのみ回転可能となる。これにより、上記リボルバ現像
ユニット230が、常時、順方向に回転されるようにな
り、その逆回転によって発生する、シール部材400の
めくれや折れ、及び、現像器231の現像剤の偏りや漏
れなどが解消される。
【0052】ところで、上記回転規制手段500の上記
リボルバ現像ユニット230に対する回転規制力は、上
記リボルバ現像ユニット230の逆回転時にのみ作用
し、該リボルバ現像ユニット230の順回転時には作用
しないことが理想的である。しかしながら、この回転規
制手段500は、上記のような構成から明らかなよう
に、該リボルバ現像ユニット230に対して何らかの接
触部位を持った構成とならざるを得ない。
【0053】このため、上述のラチェットホイールや一
方向回転クラッチを用いた場合にように、該リボルバ現
像ユニット230に対して該回転規制手段500の回転
規制力が常時作用するように構成した場合には、該回転
規制手段500とリボルバ現像ユニット230との接触
圧が、該リボルバ現像ユニット230の順方向への回転
時における負荷として作用することになり、該負荷がリ
ボルバ現像ユニット230の画像形成動作に悪影響を及
ぼす虞がある。 (以下、余白)
【0054】従って、このカラー複写機においては、上
記作像装置支持体21が画像形成カラープリンタ本体2
0の所定の位置に装着された状態では、上記規制解除手
段(詳しくは後述する)により、上記回転規制手段50
0の上記リボルバ現像ユニット230に対する回転規制
を解除するように構成することが好ましい。すなわち、
このような構成とすれば、上記作像装置支持体21の装
着状態では、該回転規制手段500とリボルバ現像ユニ
ット230との接触が断たれるので、該リボルバ現像ユ
ニット230が順方向へ回転する際に、該回転規制手段
500により負荷が加わることがなくなる。従って、こ
の構成のカラー複写機では、該リボルバ現像ユニット2
30の順回転が極めて円滑に行われ、該負荷によるリボ
ルバ現像ユニット230の画像形成動作への影響を回避
できる。
【0055】また、上記リボルバ現像ユニット230
は、図3に示したように、その構成上、それと同期回転
する同期回転部材としてのリボルバギヤ294をもとも
と備えている。従って、このカラー複写機では、そのリ
ボルバ現像ユニット230のリボルバギヤ294に連動
して回転する回転規制部材500を設けることによっ
て、リボルバ現像ユニット230を順方向にのみ回転さ
せる構成とすることができ、且つ、この回転規手段50
0を極めて簡素且つ安価に構成できる。更に、上記リボ
ルバギヤ294は、図3に示すように、該リボルバ現像
ユニット230の外径と略同程度の大口径の公転ギヤで
構成されている。
【0056】そこで、このリボルバ現像ユニット230
では、例えば、図6(A)、(B)に示すように、公転
ギヤからなるリボルバギヤ294に噛み合うように形成
された、該回転規制手段500としての小径ピニオンか
らなる回転規制ギヤ501を配設した構成とする。ここ
で、該回転規制ギヤ501は、作像装置支持体21の後
側板21Bに取り付けた支軸502により、該リボルバ
現像ユニット230の回転軸線Oに対して沿った方向、
厳密には、該作像装置支持体21の引き出し方向と平行
な方向に、スライド自在に軸支される。また、この回転
規制ギヤ501には、該回転規制ギヤ501と該支軸5
02の基部502Aとの間に装着した伸張性のコイルス
プリング503の伸張力によって、平生、カラープリン
タ本体20の本体後側板20B寄りに偏位する習性が付
与されている。該偏位習性による回転規制ギヤ501の
摺動範囲は、その支軸502の端部に取り付けられたE
リング502Bに、該回転規制ギヤ501の側面が当接
することにより規制される。
【0057】また、上記コイルスプリング501は、ス
プリングクラッチとしての機能を有するように、その弾
性及び巻回方向が設定されている。これにより、該コイ
ルスプリング501が、上述した一方向回転クラッチと
して機能し、図6(B)に示すように、該回転規制ギヤ
501がリボルバギヤ294に噛み合った状態で、上記
リボルバ現像ユニット230が順回転方向にのみ回転可
能となるように、該リボルバギヤ294の回転を規制す
る。
【0058】一方、上記本体後側板20Bの上記回転規
制ギヤ501に対向する部位には、上述した規制解除手
段としての突起部20Cが設けられている。この突起部
20Cは、図6(A)に示すように、該リボルバ現像ユ
ニット230がカラープリンタ本体20の所定位置に装
着された状態で、その突出端が上記回転規制ギヤ501
の本体後側板がわの端面に突き当たる。そして、該突出
端で該回転規制ギヤ501を、コイルスプリング503
によって与えられた偏移習性に抗して、該支軸502の
基部寄りに押し込む。これにより、上記回転規制手段5
00としての回転規制ギヤ501と、上記リボルバギヤ
294との噛み合いが外れて、上記リボルバ現像ユニッ
ト230に対する回転規制が解除される
【0059】このように、本実施形態に係るカラー複写
機では、上記回転規制手段500を簡素に構成すること
ができる。また、上述のように、比較的大口径の公転ギ
ヤからなるリボルバギヤ294に対して小径のピニオン
からなる回転規制ギヤ501を噛み合わせた構成とする
ことにより、該リボルバギヤ294と回転規制ギヤ50
1とのギヤ比を大きくできる。これにより、僅かな回転
規制力で該リボルバギヤ294の逆回転を阻止すること
が可能となり、その回転規制手段500としての回転規
制ギヤ501の大きさ、及び、一方向回転クラッチとし
てのコイルスプリング503の容量も小さくて済む。
【0060】ところで、上記リボルバ現像ユニット23
0が、カラープリンタ本体20に装着された状態で、そ
の回転軸が該カラープリンタ本体20の側板によって位
置決めされる構成の場合には、該カラープリンタ本体2
0に位置決めされた状態での該リボルバ現像ユニット2
30の回転時に、該リボルバ現像ユニット230が上記
作像装置支持体21に干渉しないようにする必要があ
る。
【0061】従って、このような構成の場合には、図5
に示すように、上記作像装置支持体21の前後の各側板
21A、21Bに設けられた上記リボルバ現像ユニット
230の回転軸230Cの挿通孔21Dが、該回転軸2
30Cの径よりも大き目に形成される。このため、この
ままの構成では、この回転軸230Cのカラープリンタ
本体20に対する位置決めが解除された状態、すなわ
ち、上記作像装置支持体21が画像形成カラープリンタ
本体20から引き出された状態で、該回転軸230Cが
該作像装置支持体21の挿通孔21Dによって支承され
る部位まで、該リボルバ現像ユニット230が自重によ
り落ち込んで、その回転軸230Cの位置が下方ズレ
る。この回転軸230Cのズレ量が極僅かであれば問題
は生じないが、この回転軸230Cのズレ量が大きくな
ると該リボルバ現像ユニット230のカラープリンタ本
体20への着脱時における操作性が悪化することにな
る。そのため、このような構成のカラー複写機では、上
述のようなリボルバ現像ユニット230の自重による落
ち込みを防止する目的で、少なくとも2個以上のコロな
どからなる支持部材600で、該リボルバ現像ユニット
230の下部を支承するように構成されている(図7参
照)。
【0062】そこで、本実施形態に係るカラー複写機に
おいては、少なくとも上記作像装置支持体21が画像形
成カラープリンタ本体20から引き出された状態で、図
7に示すように、上記回転規制手段500としての回転
規制ギヤ501を、上記リボルバ現像ユニット230の
支持部材として機能するように、該リボルバ現像ユニッ
ト230の下部の一部を支える支持部材を兼ねた構成と
する。これによって、該回転規制手段500を設けたこ
とによるリボルバ現像ユニット230の構成部品の増加
を抑えることが可能となるとともに、該リボルバ現像ユ
ニット230のコストアップやレイアウトの大幅な変更
を回避できる。
【0063】一方、上記回転規制手段500としては、
例えば、図8に示すように、上記リボルバ現像ユニット
230の回転軸230Cを、軸受け状に形成した一方向
回転クラッチ504で直に支承して、該一方向回転クラ
ッチ504により、該リボルバ現像ユニット230が順
方向にのみ回転するように、該回転軸230Cの回転方
向を規制するように構成してもよい。
【0064】この構成の場合には、該一方向回転クラッ
チ504を、上記作像装置支持体21の前後の各側板2
1A、21Bに配設し、且つ、その軸受け孔504Aの
内径を、上記リボルバ現像ユニット230の回転軸23
0Cの外径よりも大き目に形成しておく。これにより、
図6(A)に示したように、該回転軸230Cがカラー
プリンタ本体20の本体後側板20Bに軸支された状態
では、図8(A)に示すように、該一方向回転クラッチ
504と該回転軸230Cとの接触が断たれるので、該
一方向回転クラッチ5043がリボルバ現像ユニット2
30の順方向への回転時の負荷となることがなくなる。
【0065】また、この構成によれば、図6(B)に示
すように、該回転軸230Cがカラープリンタ本体20
の本体後側板20Bから外れた状態、すなわち、該リボ
ルバ現像ユニット230がカラープリンタ本体20から
引き出された状態では、図8(B)に示すように、該リ
ボルバ現像ユニット230の自重によって、その回転軸
230Cの外周面が、上記一方向回転クラッチ504の
軸受け孔504Aの内周面に圧接する。
【0066】これにより、上記一方向回転クラッチ50
4の軸受け孔504Aが、上記リボルバ現像ユニット2
30の支持部材として機能する。また、該回転軸230
Cと一方向回転クラッチ504とが遊星歯車機構と同様
な駆動伝達機構をなし、該一方向回転クラッチ504の
作用で、該リボルバ現像ユニット230が順回転方向に
のみ回転可能となる。ここで、該回転軸230Cと一方
向回転クラッチ504との駆動は、該一方向回転クラッ
チ504の内周面にゴム被膜を形成して摩擦力で伝達す
るように構成するか、あるいは、該一方向回転クラッチ
504と該回転軸230Cとをギヤもしくはスプライン
により噛み合わせるように構成してもよい。
【0067】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、作像装
置の画像形成時における回転方向への回転のみを許容す
る回転規制手段を設けたので、該作像装置を予め設定さ
れた画像形成時における移動方向にのみ回転させること
ができ、その逆回転によって発生する、シール部材のめ
くれや折れ、及び、現像剤の偏りや漏れなどの不具合を
解消できるという優れた効果がある。
【0068】特に、請求項2の発明によれば、作像装置
支持体が画像形成装置本体の所定の位置に装着された状
態で、規制解除手段により回転規制手段の作像装置に対
する回転規制を解除するように構成したのでので、上記
作像装置支持体の装着状態では、該回転規制手段と作像
装置との接触を断って、該作像装置が順方向へ回転する
際に該回転規制手段から負荷が加わらないようにするこ
とができ、該作像装置の順回転を円滑化させて、該負荷
による作像装置の画像形成動作への影響を回避できると
いう優れた効果がある。
【0069】また、請求項3の発明によれば、回転規制
手段が、作像装置と同期回転する同期回転部材に連動し
て回転する一方向回転クラッチを備えた回転規制部材で
構成される。上記作像装置は、その構成上、それと同期
回転するギヤや回転軸などの同期回転部材をもともと備
えている。従って、該作像装置の同期回転部材と連動す
るように上記回転規制部材を設けることにより、該回転
規手段を極めて簡素且つ安価に構成できるという優れた
効果がある。
【0070】また、請求項4の発明によれば、上記回転
規制手段が、少なくとも上記作像装置支持体が画像形成
装置本体から引き出された状態で、上記作像装置の支持
部材として機能するので、該回転規制手段を設けたこと
による作像装置の構成部品の増加を抑えることが可能と
なるとともに、該作像装置のコストアップやレイアウト
の大幅な変更を回避できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカラー複写機の概略
構成を示す正面図。
【図2】上記カラー複写機のリボルバ現像ユニットの断
面図。
【図3】上記リボルバ現像ユニットの概略斜視図。
【図4】上記リボルバ現像ユニットのトナー搬送部及び
駆動部の概略平面図。
【図5】上記カラー複写機の作像装置支持体をカラープ
リンタ本体から引き出した状態を示す概略斜視図。
【図6】(A)は、上記リボルバ現像ユニットの装着状
態における回転規制手段の概略構成図。(B)は、上記
リボルバ現像ユニットの引き出し状態における回転規制
手段の概略構成図。
【図7】上記回転規制手段を上記リボルバ現像ユニット
の支持部材として兼用させた状態を示す概略斜視図。
【図8】(A)は、上記回転規制手段の他の実施形態を
示す要部構成図。(B)は、上記他の実施形態の回転規
制手段を上記リボルバ現像ユニットの支持部材として兼
用させた状態を示す示す要部構成図。
【符号の説明】
20 カラープリンタ本体 20B 本体後側板 21 作像装置支持体 22 感光体ユニット 200 感光体ドラム 231K,231C,231M,231Y 現像器 294 リボルバギヤ 295 リボルバモータ 296 駆動ギヤ 400 シール部材 500 回転規制部材 501 回転規制ギヤ 502 回転規制ギヤの支軸 503 コイルスプリング 504 一方向回転クラッチ 600 支持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の画像形成部位に作像手段を回転移動
    させて画像形成を行う作像装置と、該作像装置を回転自
    在に支持し且つ画像形成装置本体に対して引き出し可能
    に保持された作像装置支持体とを備えた画像形成装置に
    おいて、 上記作像装置の画像形成時における回転方向への回転の
    みを許容する回転規制手段を有することを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記作像装置支持体が画像形成装置本体の所定の位置に
    装着された状態で、上記回転規制手段の上記作像装置に
    対する回転規制を解除する規制解除手段を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1、または2の画像形成装置におい
    て、 上記回転規制手段は、上記作像装置と同期回転する同期
    回転部材に連動して回転する一方向回転クラッチを備え
    た回転規制部材からなることを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1、2、または3の画像形成装置に
    おいて、 上記回転規制手段が、少なくとも上記作像装置支持体が
    画像形成装置本体から引き出された状態で、上記作像装
    置の支持部材として機能することを特徴とする画像形成
    装置。
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