JPH117175A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH117175A
JPH117175A JP9176392A JP17639297A JPH117175A JP H117175 A JPH117175 A JP H117175A JP 9176392 A JP9176392 A JP 9176392A JP 17639297 A JP17639297 A JP 17639297A JP H117175 A JPH117175 A JP H117175A
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JP
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image forming
forming apparatus
bias
developing
bias terminal
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JP9176392A
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English (en)
Inventor
Nobuo Takami
伸雄 高見
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイアス印加不良による異常画像の発生を防
止するためのバイアス印加機構のバイアス端子の清掃を
容易に行なうことができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 カラープリンタ本体20に固定された第
1バイアス端子24Aと、上記作像装置支持体21に設
置され、該作像装置支持体21がカラープリンタ本体2
0に装着された状態で該第1バイアス端子24Aに導通
され、上記現像器の現像動作位置への移動により該現像
器のバイアス入力部としての現像ローラ軸284aに接
触する第2バイアス端子24Bとで上記バイアス印加機
構を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、
所定の現像位置に該現像器を順次回転させて像担持体上
の潜像を現像する回転型現像装置等の移動式の作像装置
を備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置としては、回
転軸線の周りに配設された複数の現像器の回転により、
任意の現像器を潜像担持体に対向する現像位置に変位さ
せて、該潜像担持体上に形成された潜像を現像する回転
型現像装置(以下、これを「リボルバ現像装置」とい
う)を用いたものが知られている(例えば、特開昭62
−251772号公報、特開昭63−78170号公
報、実開昭63−41164号公報参照)。
【0003】ところで、例えば、上記リボルバ現像装置
等のように、画像形成動作時において作像動作位置及び
非動作位置に移動可能な作像装置を備えたカラープリン
タ等の画像形成装置においては、現像剤の交換等のメン
テナンス作業を行なう場合に、画像形成装置本体内部に
リボルバ現像装置及び各色現像器が装着されたままの状
態で、この作業を行なうことは困難となる。そこで、従
来、画像形成装置本体からリボルバ現像装置全体を取り
出してメンテナンスを行なう構成や、画像形成装置本体
内部に装着されたリボルバ現像装置から各色現像器のみ
を単独に取り出してメンテナンスを行なう構成の画像形
成装置が提案されている。
【0004】しかしながら、画像形成装置本体からリボ
ルバ現像装置全体を取り出してメンテナンスを行なう構
成の画像形成装置では、リボルバ現像装置全体の重量が
大きいため作業者に対する負担が大きくなり、また、リ
ボルバ現像装置が概ね円筒状に形成されているため、そ
の装置外での据え置きに難点がある。一方、画像形成装
置本体内部に装着されたリボルバ現像装置から各色現像
器のみを単独に取り出してメンテナンスを行なう構成の
画像形成装置では、リボルバ現像装置の回転軸方向に沿
って各色現像器を取り出す構成と、該回転軸の法線方向
に各色現像器を取り出す構成とがある。ここで、前者の
構成では、リボルバ現像装置本体の側板及び画像形成装
置本体の側板に、各色現像器が貫通する大きさの現像器
取り出し口を設ける必要があり、メンテナンスの作業性
が悪くなるとともに、リボルバ現像装置の支持機構の構
成やリボルバ現像装置端部へのトナー補給機構の設置が
困難になる。また、後者の構成では、リボルバ現像装置
が画像形成装置本体の外壁部の近傍にあることが前提条
件となるため、画像形成装置の全体的なレイアウトに対
して大きな影響を与えることになり、実際にはレイアウ
ト上困難となる場合がある。従来、このような不具合を
解消し、上記現像器の現像剤の交換などといったメンテ
ナンスの作業性を向上させるために、上記リボルバ現像
装置や潜像担持体としての感光体ドラム及びその周辺に
配置される作像機器等の作像装置を、画像形成装置本体
に対してスライドにより引き出し可能な作像装置支持体
に支持させた画像形成装置が知られている(例えば、特
開昭61−58035号公報、特開昭62−37392
号公報、特開平3−34070号公報、特開昭58−5
4392号公報、特開平3−50268号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うなリボルバ現像装置を用いて潜像担持体上の潜像を現
像する一般的なリボルバー現像方式の画像形成装置で
は、通常、現像バイアスが作像位置にある現像器に対し
てのみ印加されるような構成となっている。つまり、リ
ボルバ現像装置の各現像器の現像バイアス入力部は、各
現像器の現像位置への回転移動に伴って、画像形成装置
本体の後側板に固定配置されたバイアス電源の現像バイ
アス端子に対して接触するように構成されている。従っ
て、この構成の画像形成装置では、各色現像器の現像位
置への切り換え移動によって、画像形成装置本体側の現
像バイアス端子と各現像器の現像バイアス入力部との摺
動が繰り返されることになる。
【0006】また、画像形成装置本体側の現像バイアス
端子が固定配置されている付近の環境は、潜像担持体上
の残留トナーを除去するクリーニング装置や各色現像器
などから飛散した浮遊トナーの多い環境であると共に、
画像形成装置内部の定着装置などの発熱体による機内温
度上昇及び現像バイアス端子自体の摺動による摩擦熱の
発生など比較的高温な状態にある。更に、この現像バイ
アス端子が固定配置されている付近には、帯電手段や転
写手段としてのコロナチャージャから発生するオゾンに
よるNOxなども存在している。
【0007】このため、このようなリボルバー現像方式
の画像形成装置では、浮遊トナーによる汚れやトナーの
固着、及びNOxの付着などにより現像バイアス端子が
汚染され易く、この現像バイアス端子と各現像器の現像
バイアス入力部とが、接触・離間を繰り返す間に汚染が
進行して接触不良を起こし、現像バイアス印加不良によ
る異常画像が発生する不具合があった。従って、このバ
イアス印加機構の現像バイアス端子の汚染による異常画
像の発生を防止するためには、上記各端子の表面を定期
的に清掃することが望ましい。
【0008】しかしながら、上述のように、メンテナン
スの作業性を向上させるために、画像形成装置本体に対
してスライドにより引き出し可能な作像装置支持体に、
リボルバ現像装置及び感光体ドラムなどの作像装置を支
持させた画像形成装置では、画像形成装置本体から作像
装置支持体を引き出すことにより、各色現像器の現像バ
イアス入力部は、画像形成装置本体の手前側に引き出さ
れるので、比較的容易に清掃できるが、画像形成装置本
体の後側板に固定配置されている現像バイアス端子は、
画像形成装置本体の後面側に取り残されたままとなるた
め、その清掃作業が困難となる。
【0009】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、バイアス印加不良に
よる異常画像の発生を防止するためのバイアス印加機構
のバイアス端子の清掃を容易に行なうことができる画像
形成装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、画像形成装置本体と、画像形成
動作時において作像動作位置及び非動作位置に移動可能
な作像装置と、該画像形成装置本体に設置されたバイア
ス電源と、該作像動作位置に移動した作像装置に対して
該バイアス電源からバイアスを印加するバイアス印加機
構と、該作像装置を支持し該画像形成装置本体に対して
引き出し可能に保持された作像装置支持体とを備えた画
像形成装置において、上記バイアス印加機構が、少なく
とも、上記画像形成装置本体に固定された第1バイアス
端子と、上記作像装置支持体に設置され、該作像装置支
持体が画像形成装置本体に装着された状態で該第1バイ
アス端子に導通され、上記作像装置の作像動作位置への
移動により該作像装置のバイアス入力部に接触する第2
バイアス端子とを有することを特徴とするものである。
この画像形成装置においては、上記バイアス印加機構
が、上記画像形成装置本体に固定された第1バイアス端
子と、上記作像装置支持体に設置された第2バイアス端
子とを有しており、作像装置支持体が画像形成装置本体
に装着された状態では、該第1バイアス端子と第2バイ
アス端子とが導通された状態となるので、少なくとも該
第1バイアス端子と第2バイアス端子との接点に浮遊ト
ナーやNOxが付着固化することがなくなる。一方、該
第2バイアス端子と該作像装置のバイアス入力部との接
点は、上記作像装置の作像動作位置への移動により接離
されるため、浮遊トナーやNOxが付着固化するが、こ
の第2バイアス端子は、該作像装置支持体に設置されて
いるので、該作像装置支持体の引き出し操作により、該
第2バイアス端子が画像形成装置本体の手前側に引き出
され、容易に清掃できるようになる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記第1バイアス端子と第2バイアス端子
とが、導電性の弾性部材を介して接触することを特徴と
するものである。この画像形成装置においては、上記第
1バイアス端子と第2バイアス端子とを導電性の弾性部
材を介して接触させているので、画像形成装置本体に作
像装置支持体を装着した状態で、該第1バイアス端子と
第2バイアス端子とが確実に導通される。
【0012】請求項3の発明は、請求項2の画像形成装
置において、上記第2バイアス端子の少なくとも上記作
像装置のバイアス入力部への接触部が、上記弾性部材に
より該作像装置のバイアス入力部側の方向に変位するよ
うに付勢されていることを特徴とするものである。この
画像形成装置においては、上記第1バイアス端子と上記
第2バイアス端子との導通を確実にするための上記弾性
部材が、上記作像装置のバイアス入力部側の方向に該第
2バイアス端子を付勢して、該作像装置のバイアス入力
部と該第2バイアス端子との導通を確実にするための付
勢手段を兼ねているので、バイアス印加機構の構成が簡
素化される。
【0013】請求項4の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記第2バイアス端子の少なくとも上記作
像装置のバイアス入力部への接触部が、該第2バイアス
端子部内に配設された弾性部材により、該作像装置のバ
イアス入力部側の方向に変位するように付勢されている
ことを特徴とするものである。この画像形成装置におい
ては、上記作像装置のバイアス入力部側の方向に上記第
2バイアス端子を付勢して、該作像装置のバイアス入力
部と該第2バイアス端子との導通を確実にするための付
勢手段が、該第2バイアス端子部内に配設された弾性部
材で構成されているので、上記作像装置支持体の引き出
し操作により、該付勢手段が第2バイアス端子とともに
画像形成装置本体の手前側に引き出され、容易に交換す
ることが可能となる。また、該弾性部材は、該第2バイ
アス端子の付勢機能のみを有していればよいので、導電
性を無視した耐久性の高い素材で構成することが可能と
なる。更に、該弾性部材を複数個配設することにより、
その該第2バイアス端子部内における設置スペースが僅
かしか確保できない場合でも、該第2バイアス端子に対
して充分な付勢力を付与することが可能となり、また、
該第2バイアス端子の端子面の面積が大きい場合でも、
該端子面の全域に亘って均等な付勢力を付与することが
可能となる。
【0014】請求項5の発明は、請求項1の画像形成装
置において、上記第1バイアス端子と第2バイアス端子
との接触面積に比較して、上記作像装置のバイアス入力
部への該第2バイアス端子の接触可能な範囲の面積が大
きいことを特徴とするものである。この画像形成装置に
おいては、上記第1バイアス端子と第2バイアス端子と
の接触面積に比較して、上記作像装置のバイアス入力部
への該第2バイアス端子の接触可能な範囲の面積を大き
くしたので、例えば、現像器の現像位置への停止直前、
及び、該現像器の現像位置からの離脱開始直後において
も該現像器への現像バイアス印加を行なうことが可能と
なり、該現像器の現像ローラから感光体ドラム側へのト
ナー飛散や現像剤付着を防止できできるようになる。ま
た、画像形成装置本体側に固定配置される第1バイアス
端子は、第2バイアス端子への接触面積が小さいもので
よいので、一般的に部品取り付けが多く上記作像装置支
持体側に比較してレイアウト的な余裕度の小さい画像形
成装置本体側に対して、比較的余裕を持って固定配置で
きる。 (以下、余白)
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真式カラー複写機(以下、カラー複写機とい
う)に適用した実施の形態について説明する。まず、図
1を用いて、本実施の形態に係るカラー複写機の概略構
成及び動作について説明する。このカラー複写機は、カ
ラー画像読取装置(以下、カラースキャナという)1、
カラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)
2、給紙バンク3等で構成されている。
【0016】上記カラースキャナ1は、コンタクトガラ
ス101上の原稿4の画像を照明ランプ102、ミラー
群103a,103b,103c、及びレンズ104を
介してカラーセンサ105に結像して、原稿4のカラー
画像情報を、例えばRed:赤,Green:緑,Bl
ue:青(以下、それぞれR,G,Bという)の色分解
光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。ここ
で、カラーセンサ105は、本例ではR,G,Bの色分
解手段とCCDのような光電変換素子で構成され、原稿
4の画像を色分解した3色のカラー画像を同時に読み取
っている。そして、このカラースキャナ1で得たR,
G,Bの色分解画像信号強度レベルをもとにして、図示
しない画像処理部で色変換処理を行い、Black:黒
(以下、Bkという),Cyan:シアン(以下、Cと
いう),Magenta:マゼンタ(以下、Mとい
う),Yellow:イエロー(以下、Yという)のカ
ラー画像データを得る。
【0017】上記Bk,C,M,Yのカラー画像データ
を得るためのカラースキャナ1の動作は次のとおりであ
る。後述のカラープリンタ2の動作とタイミングを取っ
たスキャナスタ−ト信号を受けて、照明ランプ102及
びミラー群103a,103b,103c等からなる光
学系が矢印左方向へ原稿4を走査し、1回の走査毎に1
色のカラー画像データを得る。この動作を合計4回繰り
返すことによって、順次4色のカラー画像データを得
る。そして、その都度カラープリンタ2で順次顕像化し
つつ、これを重ねあわせて最終的な4色フルカラー画像
を形成する。
【0018】上記カラープリンタ2は、像担持体として
の感光体ドラム200、書き込み光学ユニット220、
リボルバ現像ユニット230、中間転写装置260、定
着装置270等で構成されている。
【0019】上記感光体ドラム200は矢印の反時計方
向に回転し、その周りには、感光体クリ−ニング装置2
01、除電ランプ202、帯電器203、電位センサ2
04、リボルバ現像ユニット230の選択された現像
器、現像濃度パタ−ン検知器205、中間転写装置26
0の中間転写ベルト261などが配置されている。
【0020】また、上記書き込み光学ユニット220
は、カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号
に変換して、原稿4の画像に対応した光書き込みを行
い、感光体ドラム200に静電潜像を形成する。この書
き込み光学ユニット220は、光源としての半導体レー
ザー221、図示しないレーザー発光駆動制御部、ポリ
ゴンミラー222とその回転用モ−タ223、f/θレ
ンズ224、反射ミラー225などで構成されている。
【0021】また、上記リボルバ現像ユニット230
は、Bk現像器231K、C現像器231C、M現像器
231M、Y現像器231Yと、各現像器を矢印の反時
計方向に回転させる後述のリボルバ回転駆動部などで構
成されている。各現像器は、静電潜像を現像するために
現像剤の穂を感光体ドラム200の表面に接触させて回
転する現像スリ−ブと、現像剤を汲み上げて撹拌するた
めに回転する現像剤パドルなどで構成されている。各現
像器231内のトナーはフェライトキャリアとの撹拌に
よって負極性に帯電され、また、各現像スリ−ブには図
示しない現像バイアス電源によって負の直流電圧Vdcに
交流電圧Vacが重畳された現像バイアスが印加され、現
像スリ−ブが感光体ドラム200の金属基体層に対して
所定電位にバイアスされている。複写機本体の待機状態
では、リボルバ現像ユニット230はBk現像器231
Kが現像位置にセットされており、コピ−動作が開始さ
れると、カラースキャナ1で所定のタイミングからBk
カラー画像データの読み取りが開始し、このカラー画像
データに基づきレーザー光による光書き込み、静電潜像
形成が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像を
Bk潜像という。C,M,Yについても同様)。このB
k静電潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像位置
に静電潜像先端部が到達する前に、Bk現像スリ−ブを
回転開始して、Bk静電潜像をBkトナーで現像する。
そして、以後Bk静電潜像領域の現像動作を続けるが、
静電潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、速や
かに次の色の現像器が現像位置にくるまで、リボルバ現
像ユニット230が回転する。これは少なくとも、次の
画像データによる静電潜像先端部が到達する前に完了さ
せる。なお、このリボルバ現像ユニット230について
は、後で詳しく説明する。
【0022】また、上記中間転写装置260は、中間転
写ベルト261、ベルトクリ−ニング装置262、紙転
写コロナ放電器(以下、紙転写器という)263などで
構成されている。中間転写ベルト261は駆動ローラ2
64a、転写対向ロ−ラ264b、クリ−ニング対向ロ
−ラ264c及び従動ロ−ラ群に張架されており、図示
しない駆動モ−タにより駆動制御される。またベルトク
リ−ニング装置262は、入口シ−ル、ゴムブレ−ド、
排出コイル、入口シ−ル及びゴムブレ−ドの接離機構等
で構成されており、1色目のBk画像を中間転写ベルト
261に転写した後の2、3、4色目の画像をベルト転
写している間は接離機構によって中間転写ベルト261
面から入口シ−ル、ブレ−ドを離間させておく。また紙
転写器263は、コロナ放電方式にてAC電圧+DC電
圧、又はDC電圧を印加して、中間転写ベルト261上
の重ねトナー像を転写紙5に一括転写する。
【0023】また、カラープリンタ2内の転写紙カセッ
ト207及び給紙バンク3内の転写紙カセット300
a,300b,300cには、各種サイズの転写紙5が
収納されており、指定されたサイズの転写紙のカセット
から、給紙コロ208,301a,301b,301c
によってレジストロ−ラ対209方向に給紙、搬送され
る。また、プリンタ2の右側面には、OHP用紙や厚紙
などの手差し給紙用の手差しトレイ210が設けられて
いる。
【0024】上記構成のカラー複写機において、画像形
成サイクルが開始されると、まず感光体ドラム200は
矢印の反時計方向に、中間転写ベルト261は矢印の時
計回りに図示しない駆動モ−タによって回転される。中
間転写ベルト261の回転に伴ってBkトナー像形成、
Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行
われ、最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベルト
261上に重ねてトナー像が形成される。
【0025】上記Bkトナー像形成は次のように行なわ
れる。帯電器203はコロナ放電によって感光体ドラム
200を負電荷で約−700Vに一様帯電する。そし
て、半導体レーザ221はBkカラー画像信号に基づい
てラスタ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、
当初一様荷電された感光体ドラム200の露光された部
分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像
が形成される。そして、このBk静電潜像にBk現像ス
リーブ上の負帯電のBkトナーが接触することにより、
感光体ドラム200の電荷が残っている部分にはトナー
が付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分には
Bkトナーが吸着され、静電潜像と相似なBkトナー像
が形成される。そして、感光体ドラム200上に形成さ
れたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状態で
等速駆動している中間転写ベルト261の表面に、ベル
ト転写器263によって転写される(以下、感光体ドラ
ム200から中間転写ベルト261へのトナー像転写を
ベルト転写という)。
【0026】感光体ドラム200上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム200の再使用に備えて感光体
クリ−ニング装置201で清掃される。ここで回収され
たトナーは回収パイプを経由して図示しない排トナータ
ンクに蓄えられる。
【0027】感光体ドラム200側ではBk画像形成工
程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカ
ラースキャナ1によるC画像データ読み取りが始まり、
そのC画像データによるレーザー光書き込みで、C静電
潜像形成を行う。そして、先のBk静電潜像の後端部が
通過した後で、かつC静電潜像の先端部が到達する前に
リボルバー現像ユニット230の回転動作が行なわれ、
C現像器231Cが現像位置にセットされてC静電潜像
がCトナーで現像される。以後、C静電潜像領域の現像
を続けるが、C静電潜像の後端部が通過した時点で、先
のBk現像器231Bの場合と同様にリボルバー現像ユ
ニット230の回転動作を行ない、次のM現像器231
Mを現像位置に移動させる。これもやはり次のM静電潜
像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。な
お、M及びYの画像形成工程については、それぞれのカ
ラー画像データ読み取り、静電潜像形成、現像の動作が
上述のBK,Cの工程と同様であるので説明は省略す
る。
【0028】上記中間転写ベルト261には、感光体ド
ラム200に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像
を、同一面に順次位置合わせして、4色重ねのトナー像
が形成され、次の転写工程において、この4色のトナー
像が転写紙にベルト転写器263により一括転写され
る。
【0029】上記画像形成動作が開始される時期に、転
写紙は上記転写紙カセット又は手差しトレイのいずれか
から給送され、レジストローラ対209のニップで待機
している。そして、紙転写器263に中間転写ベルト2
61上のトナー像先端がさしかかるときに、ちょうど転
写紙の先端がこのトナー像の先端に一致するようにレジ
ストローラ対209が駆動され、転写紙とトナー像との
レジスト合わせが行われる。そして、転写紙が中間転写
ベルト261上のトナー像と重ねられて正電位の紙転写
器263の上を通過する。このときコロナ放電電流で転
写紙が正電荷で荷電され、トナー画像のほとんどが転写
紙上に転写される。続いて紙転写器263の左側に配置
した図示しないAC+DCコロナによる分離除電器との
対向部を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写
ベルト261から剥離して搬送ベルト211に移る。
【0030】そして、中間転写ベルト261面から4色
重ねトナー像を一括転写された転写紙は、紙搬送ベルト
211で定着装置270に搬送され、所定温度に制御さ
れた定着ロ−ラ271と加圧ロ−ラ272のニップ部で
トナー像が溶融定着され、排出ローラ対212で装置本
体外に送り出され、図示しないコピ−トレイに表向きに
スタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0031】一方、ベルト転写後の感光体ドラム200
の表面は、感光体クリ−ニング装置201(ブラシロ−
ラ、ゴムブレ−ド)でクリ−ニングされ、除電ランプ2
02で均一に除電される。また、転写紙5にトナー像を
転写した後の中間転写ベルト261の表面は、ベルトク
リ−ニング装置262のブレードを再びブレ−ド接離機
構で押圧することによってクリ−ニングされる。
【0032】ここで、リピ−トコピ−のときは、カラー
スキャナ1の動作及び感光体ドラム200への画像形成
は、1枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、
所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成
工程に進む。また、中間転写ベルト261の方は、1枚
目の4色重ねトナー像の転写紙5への一括転写工程に引
き続き、表面のベルトクリ−ニング装置262でクリ−
ニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベルト転
写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作にな
る。
【0033】以上は、4色フルカラーコピ−を得るコピ
−モ−ドであったが、3色コピ−モ−ド、2色コピ−モ
−ドの場合は、指定された色と回数の分について、上記
同様の動作を行うことになる。また、単色コピ−モ−ド
の場合は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像
ユニット230の所定色の現像器のみを現像作動状態に
して、ベルトクリ−ニング装置262のブレ−ドを中間
転写ベルト261に押圧状態のまま連続してコピ−動作
を行う。また、A3サイズのフルカラーコピーモードの
場合には、中間転写ベルト261が1周するごとに1色
のトナー像を形成し、4回転で4色のトナー像を形成し
ていくのが望ましいが、装置全体を小さく、つまり中間
転写ベルト261の周長を抑え、小サイズの場合のコピ
ースピードを確保し、かつ最大サイズのコピースピード
も落さないようにするためには、中間転写ベルト261
が2周する間に1色のトナー像を形成するのが好まし
い。この場合には、Bkトナー像を中間転写ベルト26
1に転写した後、次の中間転写ベルト261の1周で
は、カラープリンタ2における現像及び転写が行なわれ
ずに空回転し、その次の1周で次色のCトナーによる現
像を行ない、そのCトナー像を中間転写ベルト261に
転写するように順次行なっていく。このとき現像器切り
換えのためのリボルバ現像ユニット230の回転動作
は、上記空回転時に行なう。
【0034】次に、上記リボルバ現像ユニット230に
ついて説明する。図2は、各現像器231K,231
C,231M,231Yが一体となったリボルバ現像ユ
ニット230の内部構造を示す断面図、図3は、リボル
バ現像ユニット230の外観を示す概略斜視図である。
このリボルバ現像ユニット230の各現像器231K,
231C,231M,231Yは、図3に示すような略
円盤状の前後端板230a,230b間に設けられた中
空角筒状のステー部材282によってそれぞれ支持され
ている。また、各現像器231K,231C,231
M,231Yは、それぞれ同型の現像器ケーシング部2
83、283C、283M、283Yを備えている。こ
れらの各現像器ケーシング部283、283C、283
M、283Yには、現像剤としてのキャリア及び各色の
トナーからなる二成分現像剤がそれぞれ収容されてい
る。図示の例では感光体ドラム200に対向する現像位
置にあるのが黒トナーとキャリアを収容した黒現像器2
31Kで、図中反時計回りの順に、イエロートナーとキ
ャリアを収容したイエロー現像器231Y、マゼンタト
ナーとキャリアを収容したマゼンタ現像器231M、シ
アントナーとキャリアを収容したシアン現像器231C
になっている。
【0035】ここで、4つの各現像器の内部構造はまっ
たく同様であるので、以下、図3において現像位置にあ
る黒現像器231Kを例にとってその内部構造を説明
し、他の現像器の内部構造については、対応する部材の
符号として、黒現像器における符号と同じ数字にイエロ
ー、マゼンタ、シアンの各現像器を区別するためY、
M、Cの添字を付した符号を図中に示し、その説明を省
略する。
【0036】図中現像位置にある黒現像器231Kにお
いて、現像器ケーシング部283には感光体ドラム20
0に向けた開口部が形成され、該開口部を介して一部が
露出するように現像器ケーシング部に内部に磁石を配置
した現像スリーブからなる現像剤担持体としての現像ロ
ーラ284が設けられている。また現像器ケーシング部
内には、現像ローラ284に担持されて感光体ドラム2
00との対向部に搬送される現像剤量を規制するドクタ
ブレード285、該ドクタブレード285で規制されて
現像器ケーシング内に押し留められた現像剤の一部を中
心軸線方向に沿って後から前に搬送する第1搬送スクリ
ュウ286、及び、中心軸線方向に沿って上記第1搬送
スクリュウ286とは逆の向きに現像剤を搬送する第2
搬送スクリュウ291が配設されている。この第2搬送
スクリュウ291の下方の現像器ケーシング部83に
は、現像器ケーシング部283に収容されている現像剤
のトナー濃度を検出するためのトナー濃度センサ292
が設置されている。
【0037】図4は、黒現像器231Kの第1、第2搬
送スクリュウ286,291の中心軸を含む面による縦
断面図である。図4において、第1、第2搬送スクリュ
ウ286,291が、それぞれ所定の方向に回転するこ
とにより、現像器ケーシング部283に収容されている
現像剤が、撹拌されながら現像器ケーシング部283内
で循環搬送される。そして、この循環搬送される現像剤
は、現像ローラ284のスリーブの回転により、該スリ
ーブ上に担持されて搬送され、ドクタブレード285で
薄層化された後、現像位置において感光体ドラム200
に向けてトナーを供給する。
【0038】このリボルバ現像ユニット230は、図3
及び図4に示すように、その前後端板230a,230
bに装着されるリボルバ支持ベアリング293a,29
3bによって回転自在に軸支されている。そして、その
後端板230bに配設されたリボルバギヤ294が、リ
ボルバモータ295により駆動される駆動ギヤ296に
より駆動されることによって、各現像器231K,23
1Y,231M,231Cが、それぞれ所定の現像位置
に移動して停止される。また、所定の現像位置に移動し
て停止された現像器231は、その停止位置において、
現像駆動ギヤ297a、及び、トナー補給駆動ギヤ29
8aが、現像駆動アイドラギヤ297b、及び、トナー
補給駆動アイドラギヤ298bに噛み合うことにより、
その現像動作及びトナー補給動作が可能になる。 (以下、余白)
【0039】また、上記リボルバ現像ユニット230
は、図5に示すように、カラープリンタ本体20からス
ライドによって引き出し可能な作像装置支持体21に支
持されている。図示の例における作像装置支持体21
は、感光体ドラム200を備えた感光体ユニット22の
支持体としても機能し、該感光体ユニット22は、図5
の矢印Aで示すように作像装置支持体21に搭載され
る。
【0040】上記作像装置支持体21は、前側板21a
と、後側板21bと、左右及び中央部の上下の計4つの
ステー部材21cとで構成されている。該作像装置支持
体21の両サイド部には、アキュライドスライドレール
(不図示)が取り付けられており、これにより該作像装
置支持体21の装置本体手前側へのスライド移動が可能
になっている。前述の各現像器は、図3に示すように、
該作像装置支持体21に支持されているリボルバ現像ユ
ニット230の支持体に対して着脱自在になっており、
該支持体に対し図3に矢印Bで示すように搭載される。
また、この作像装置支持体21は、図5に示すように、
装置手前側に引き出された状態で、これに支持されたリ
ボルバ現像ユニット230の現像器が、機外に完全に露
出されるように、該現像器の全長以上のスライド引き出
しが可能となるように構成されている。具体的には、作
像装置支持体21を引き出し自在に保持するためのアキ
ュライドスライドレールとして、レールの収納時の長さ
が500mmで、スライド量が650mmになる2段アキュ
ライドスライドレールが採用されている。
【0041】一方、図6に示すように、現像位置に位置
する現像器の現像バイアス入力部としての現像ローラ軸
284aの端部に対向するカラープリンタ本体20の後
側板20aの定位置には、現像バイアス電源23に接続
された現像バイアス印加用の導電性の棒状端子からなる
現像バイアス端子24が、ブラケット25により作像装
置支持体21のスライド方向(スラスト方向)に後退可
能に取り付けられ、かつ付勢手段としての導電性のスプ
リング25aによりカラープリンタ本体20の前側に押
し出し付勢されている。この現像バイアス端子24の先
端部は半球状に形成され、この現像バイアス端子24の
先端部に接触する現像ローラ軸41aの軸端部には、該
半球より若干極率半径が大きい断面円孤状のへこみが形
成されている。これにより、リボルバ現像ユニット23
0の回転に伴って現像バイアス端子24との対向部に到
来する現像ローラ284の現像ローラ軸284aの軸端
部と、現像バイアス端子24先端との、係合離脱時の接
触付加の軽減及び係合中における接触安定が図られてい
る。
【0042】また、上記現像バイアス端子24は、現像
位置にある現像器のみに現像バイアスを印加させるよう
になっており、所定の現像器が現像位置にセットされる
際に、その現像ローラ284上の現像剤が感光体ドラム
200に接触する前に、この現像バイアス端子24と該
現像ローラ284の現像ローラ軸284aの軸端部とが
確実に接触し、かつ、現像器が現像位置から離れる際
に、該現像ローラ284上の現像剤が感光体ドラム20
0から完全に離れるまで、この現像バイアス端子24と
現像ローラ284の現像ローラ軸284aの軸端部とが
確実に接触するように構成されている。
【0043】また、上記現像バイアス電源23は、直流
電圧に交流電圧が重畳された現像バイアスを上記現像バ
イアス端子24に印加できるように構成されている。ま
た、この現像バイアス電源23からの交流電圧の出力
は、図示しない制御部からの制御信号に基づいて、所定
のタイミングで直流電圧と独立してON/OFFの切り
換えができ、直流電圧の出力値を所定のタイミングで変
化させることができるようになっている。例えば、前記
構成のカラープリンタにおいては、リボルバ現像ユニッ
ト230のリボルバモータ295を回転させる前、つま
り現像ローラ284上の現像剤が感光体ドラム200に
接触している状態で、現像バイアスの交流(AC)成分
の印加をOFFし、その後、リボルバ回転用モータをO
Nしてリボルバ現像ユニット230を回転させ、感光体
ドラム200の表面から現像剤を離している。そして、
次色の現像器の現像ローラ41C上の現像剤が感光体ド
ラム200表面に接触し、リボルバ回転用モータをOF
Fした後、現像バイアスの交流(AC)成分の印加をO
Nしている。
【0044】このようにリボルバ現像ユニット230の
回転に伴う現像ローラ41上の現像剤と感光体ドラム2
00との接離の際に、現像バイアスの交流(AC)成分
の印加をOFFすることにより、交流成分によって現像
剤を活性化して移動しやすくするという作用を抑えるの
で、感光体ドラム200へのキャリア及びトナーの付着
を防止できる。
【0045】ところで、カラープリンタ本体側の現像バ
イアス端子24が固定配置されている付近の環境は、感
光体ドラム200上の残留トナーを除去するクリーニン
グ装置201や各色現像器などから飛散した浮遊トナー
の多い環境であると共に、カラープリンタ内部の定着装
置270などの発熱体による機内温度上昇及び現像バイ
アス端子24自体の摺動による摩擦熱の発生など比較的
高温な状態にある。更に、この現像バイアス端子24が
固定配置されている付近には、帯電器203や転写手段
としてのコロナチャージャから発生するオゾンによるN
Oxなども存在している。
【0046】このため、このようなリボルバー現像方式
のカラープリンタでは、浮遊トナーによる汚れやトナー
の固着、及びNOxの付着などにより現像バイアス端子
24が汚染され易く、この現像バイアス端子24と各現
像器の現像バイアス入力部とが、接触・離間を繰り返す
間に汚染が進行して接触不良を起こし、現像バイアス印
加不良による異常画像が発生する不具合がある。従っ
て、このバイアス印加機構の現像バイアス端子24の汚
染による異常画像の発生を防止するためには、この現像
バイアス端子24の表面を定期的に清掃することが望ま
しい。
【0047】しかしながら、上述のように、メンテナン
スの作業性を向上させるために、カラープリンタ本体2
0に対してスライドにより引き出し可能な作像装置支持
体21に、リボルバ現像ユニット230及び感光体ドラ
ム200などの作像装置を支持させたカラープリンタで
は、カラープリンタ本体20から作像装置支持体21を
引き出すことにより、各色現像器の現像バイアス入力部
(現像ローラ軸284a)は、カラープリンタ本体20
の手前側に引き出されるので、比較的容易に清掃できる
が、カラープリンタ本体20の後側板20aに固定配置
されている現像バイアス端子24は、カラープリンタ本
体20の後面側に取り残されたままとなるため、その清
掃作業が困難となる。
【0048】そこで、本実施形態に係るカラープリンタ
では、図7に示すように、カラープリンタ本体20に固
定された第1バイアス端子24Aと、上記作像装置支持
体21に設置され、該作像装置支持体21がカラープリ
ンタ本体20に装着された状態で該第1バイアス端子2
4Aに導通され、上記現像器の現像動作位置への移動に
より該現像器のバイアス入力部としての現像ローラ軸2
84aに接触する第2バイアス端子24Bと、上記第1
バイアス端子24Aと第2バイアス端子24Bとを接触
させる導電性の弾性部材としての導電性コイルバネ24
Cとで、上記バイアス印加機構を構成する。
【0049】このカラープリンタにおいては、上記バイ
アス印加機構が、上記カラープリンタ本体20に固定さ
れた第1バイアス端子24Aと、上記作像装置支持体2
1に設置された第2バイアス端子24Bとを有してお
り、作像装置支持体21がカラープリンタ本体20に装
着された状態では、該第1バイアス端子24Aと第2バ
イアス端子24Bとが、常時、導通された状態となるの
で、少なくとも該第1バイアス端子24Aと第2バイア
ス端子24Bとの接点には、浮遊トナーやNOxが付着
固化することがなくなる。
【0050】また、該第2バイアス端子24Bと該現像
器の現像ローラ軸284aとの接点は、上記現像器の現
像動作位置への移動により接離されるため、浮遊トナー
やNOxが付着固化するが、この第2バイアス端子24
Bは、該作像装置支持体21に設置されているので、該
作像装置支持体21の引き出し操作により、該第2バイ
アス端子24Bをカラープリンタ本体20の手前側に引
き出すことができ、この状態で第2バイアス端子24B
を容易に清掃することができる。
【0051】更に、図7に示すように、上記第1バイア
ス端子24Aと第2バイアス端子24Bとを導電性の弾
性部材からなる導電性コイルバネ24Cを介して接触さ
せた構成のバイアス印加機構では、カラープリンタ本体
20に作像装置支持体21を装着した状態で、該導電性
コイルバネ24Cの弾性により、該第1バイアス端子2
4Aと第2バイアス端子24Bとを確実に導通させるこ
とができる。
【0052】また、このバイアス印加機構は、上記導電
性コイルバネ24Cの弾性により、上記第2バイアス端
子24Bの少なくとも上記現像器の現像ローラ軸284
aへの接触部を、該作像装置の現像ローラ軸284a側
の方向に変位するように付勢させた構成としてもよい。
この構成のカラープリンタにおいては、上記第1バイア
ス端子24Aと上記第2バイアス端子24Bとの導通を
確実にするための導電性コイルバネ24Cが、上記現像
器の現像ローラ軸284a側の方向に該第2バイアス端
子24Bを付勢して、該現像器の現像ローラ軸284a
と該第2バイアス端子24Bとの導通を確実にするため
の付勢手段を兼ねているので、バイアス印加機構の構成
を簡素化することができる。
【0053】図8に示すバイアス印加機構は、上記第2
バイアス端子24Bの部内に配設した弾性部材(ここで
はコイルスプリング)24Dにより、第2バイアス端子
24Bの上記現像器の現像ローラ軸284aへの接触部
を、該現像器の現像ローラ軸284a側の方向に変位す
るように付勢したものである。この構成のカラープリン
タにおいては、上記現像器の現像ローラ軸284a側の
方向に上記第2バイアス端子24Bを付勢して、該現像
器の現像ローラ軸284aと該第2バイアス端子24B
との導通を確実にするための付勢手段が、該第2バイア
ス端子24Bの部内に配設されたコイルスプリング24
Dで構成されているので、上記作像装置支持体21の引
き出し操作により、現像ローラ軸284aの接離によっ
て繰り返し荷重のストレスを受けて損傷する可能性の大
きい該付勢手段としてのコイルスプリング24Dを、第
2バイアス端子24Bとともにカラープリンタ本体20
の手前側に引き出して、容易に交換することが可能とな
る。また、該コイルスプリング24Dは、該第2バイア
ス端子24Bの付勢機能のみを有していればよいので、
導電性を無視した耐久性の高い素材で構成することが可
能となる。更に、図8に示すように、該コイルスプリン
グ24Dを複数個配設することにより、その第2バイア
ス端子24Bの部内における設置スペースが僅かしか確
保できない場合でも、該第2バイアス端子24Bに対し
て充分な付勢力を付与することが可能となり、また、該
第2バイアス端子24Bの端子面の面積が大きい場合で
も、該端子面の全域に亘って均等な付勢力を付与するこ
とが可能となる。
【0054】また、上記現像器の現像ローラ軸284a
への該第2バイアス端子24Bの接触可能な範囲の面積
は、図9及び図10に示すように、上記第1バイアス端
子24Aと第2バイアス端子24Bとの接触面積に比較
して、大きく形成することが望ましい。すなわち、この
ように、上記第1バイアス端子24Aと第2バイアス端
子24Bとの接触面積に比較して、上記作像装置の現像
ローラ軸284aへの該第2バイアス端子24Bの接触
可能な範囲の面積を大きく形成することによって、現像
器の現像位置への停止直前、及び、該現像器の現像位置
からの離脱開始直後においても該現像器への現像バイア
ス印加を行なうことが可能となり、該現像器の現像ロー
ラ284から感光体ドラム200側へのトナー飛散や現
像剤付着を防止できできるようになる。また、この構成
では、カラープリンタ本体20側に固定配置される第1
バイアス端子24Aは、第2バイアス端子24Bへの接
触面積が小さいものでよいので、一般的に部品取り付け
が多く上記作像装置支持体21側に比較してレイアウト
的な余裕度の小さいカラープリンタ本体20側に対し
て、第1バイアス端子24Aを比較的余裕を持って固定
配置できる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記バイアス
印加機構が、上記画像形成装置本体に固定された第1バ
イアス端子と、上記作像装置支持体に設置された第2バ
イアス端子とを有しており、作像装置支持体が画像形成
装置本体に装着された状態では、該第1バイアス端子と
第2バイアス端子とが導通された状態となるので、少な
くとも該第1バイアス端子と第2バイアス端子との接点
に浮遊トナーやNOxが付着固化することがなく、ま
た、該第2バイアス端子と該作像装置のバイアス入力部
との接点は、上記作像装置の作像動作位置への移動によ
り接離されるため、浮遊トナーやNOxが付着固化する
が、この第2バイアス端子が、該作像装置支持体に設置
されているので、該作像装置支持体の引き出し操作によ
り、該第2バイアス端子を画像形成装置本体の手前側に
引き出して、容易に清掃できるという優れた効果があ
る。
【0056】請求項2の発明によれば、上記第1バイア
ス端子と第2バイアス端子とを導電性の弾性部材を介し
て接触させているので、画像形成装置本体に作像装置支
持体を装着した状態で、該第1バイアス端子と第2バイ
アス端子とを確実に導通できるという効果がある。
【0057】請求項3の発明によれば、上記第1バイア
ス端子と上記第2バイアス端子との導通を確実にするた
めの上記弾性部材が、上記作像装置のバイアス入力部側
の方向に該第2バイアス端子を付勢して、該作像装置の
バイアス入力部と該第2バイアス端子との導通を確実に
するための付勢手段を兼ねているので、バイアス印加機
構の構成を簡素化できるという効果がある。
【0058】請求項4の発明によれば、上記作像装置の
バイアス入力部側の方向に上記第2バイアス端子を付勢
して、該作像装置のバイアス入力部と該第2バイアス端
子との導通を確実にするための付勢手段が、該第2バイ
アス端子部内に配設された弾性部材で構成されているの
で、上記作像装置支持体の引き出し操作により、該付勢
手段を第2バイアス端子とともに画像形成装置本体の手
前側に引き出すことができ、現像ローラ軸284aの接
離によって繰り返し荷重のストレスを受けて損傷する可
能性の大きい該付勢手段としての弾性部材を容易に交換
することが可能となるという効果がある。また、該弾性
部材は、該第2バイアス端子の付勢機能のみを有してい
ればよいので、導電性を無視した耐久性の高い素材で構
成することが可能となるという効果がある。更に、該弾
性部材を複数個配設することにより、その該第2バイア
ス端子部内における設置スペースが僅かしか確保できな
い場合でも、該第2バイアス端子に対して充分な付勢力
を付与することが可能となり、また、該第2バイアス端
子の端子面の面積が大きい場合でも、該端子面の全域に
亘って均等な付勢力を付与することが可能となるという
効果がある。
【0059】請求項5の発明によれば、上記第1バイア
ス端子と第2バイアス端子との接触面積に比較して、上
記作像装置のバイアス入力部への該第2バイアス端子の
接触可能な範囲の面積を大きくしたので、例えば、現像
器の現像位置への停止直前、及び、該現像器の現像位置
からの離脱開始直後においても該現像器への現像バイア
ス印加を行なうことが可能となり、該現像器の現像ロー
ラから感光体ドラム側へのトナー飛散や現像剤付着を防
止できできるようになるという効果がある。また、画像
形成装置本体側に固定配置される第1バイアス端子は、
第2バイアス端子への接触面積が小さいものでよいの
で、一般的に部品取り付けが多く上記作像装置支持体側
に比較してレイアウト的な余裕度の小さい画像形成装置
本体側に対して、該第1バイアス端子を比較的余裕を持
って固定配置できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカラー複写機の概略
構成を示す正面図。
【図2】同カラー複写機のリボルバ現像ユニットの断面
図。
【図3】同リボルバ現像ユニットの概略斜視図。
【図4】同リボルバ現像ユニットのトナー搬送部及び駆
動部の概略平面図。
【図5】同カラー複写機の作像装置支持体をカラープリ
ンタ本体から引き出した状態を示す概略斜視図。
【図6】同リボルバ現像ユニットの現像器の従来のバイ
アス印加機構を示す要部断面図。
【図7】本発明の実施の形態におけるバイアス印加機構
の一例を示す要部断面図。
【図8】同バイアス印加機構の他の例を示す要部断面
図。
【図9】同バイアス印加機構の更に他の例における第2
バイアス端子の斜視図。
【図10】同第2バイアス端子の正面図。
【符号の説明】
20 カラープリンタ本体 21 作像装置支持体 22 感光体ユニット 23 現像バイアス電源 24A 第1バイアス端子 24B 第2バイアス端子 24C 導電性コイルバネ 24D コイルスプリング 200 感光体ドラム 231K,231C,231M,231Y 現像器 284,284C,284M,284Y 現像ロー
ラ 284a 現像ローラ軸 294 リボルバギヤ 295 リボルバモータ 296 駆動ギヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置本体と、画像形成動作時にお
    いて作像動作位置及び非動作位置に移動可能な作像装置
    と、該画像形成装置本体に設置されたバイアス電源と、
    該作像動作位置に移動した作像装置に対して該バイアス
    電源からバイアスを印加するバイアス印加機構と、該作
    像装置を支持し該画像形成装置本体に対して引き出し可
    能に保持された作像装置支持体とを備えた画像形成装置
    において、 上記バイアス印加機構が、少なくとも、上記画像形成装
    置本体に固定された第1バイアス端子と、上記作像装置
    支持体に設置され、該作像装置支持体が画像形成装置本
    体に装着された状態で該第1バイアス端子に導通され、
    上記作像装置の作像動作位置への移動により該作像装置
    のバイアス入力部に接触する第2バイアス端子とを有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記第
    1バイアス端子と第2バイアス端子とが、導電性の弾性
    部材を介して接触することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、上記第
    2バイアス端子の少なくとも上記作像装置のバイアス入
    力部への接触部が、上記弾性部材により該作像装置のバ
    イアス入力部側の方向に変位するように付勢されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1の画像形成装置において、上記第
    2バイアス端子の少なくとも上記作像装置のバイアス入
    力部への接触部が、該第2バイアス端子部内に配設され
    た弾性部材により、該作像装置のバイアス入力部側の方
    向に変位するように付勢されていることを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1の画像形成装置において、上記第
    1バイアス端子と第2バイアス端子との接触面積に比較
    して、上記作像装置のバイアス入力部への該第2バイア
    ス端子の接触可能な範囲の面積が大きいことを特徴とす
    る画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010049100A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Fuji Xerox Co Ltd 給電装置及びこれを用いた給電処理装置

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