JP2002214909A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002214909A
JP2002214909A JP2001006514A JP2001006514A JP2002214909A JP 2002214909 A JP2002214909 A JP 2002214909A JP 2001006514 A JP2001006514 A JP 2001006514A JP 2001006514 A JP2001006514 A JP 2001006514A JP 2002214909 A JP2002214909 A JP 2002214909A
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JP2001006514A
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Satoshi Hatori
聡 羽鳥
Takashi Shintani
剛史 新谷
Shinichi Namekata
伸一 行方
Shigekazu Enoki
繁和 榎木
Shinji Kato
真治 加藤
Akinori Kobayashi
昭典 小林
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置におけるトナー収容ユニットと現像
器を連結する部位での現像器への不要なトナー流入を防
止する。 【解決手段】 トナー収容ユニットとリボルバ現像装置
の現像器を連結するトナー搬送経路としてのトナー搬送
パイプ245内にはトナー搬送スクリュー250が設け
られ、該トナー搬送パイプ245の現像器の開口部に対
応する位置にはトナー供給口300cが形成されてい
る。トナー搬送パイプ245の外周面には磁性現像剤G
を引き付けて該磁性現像剤Gによるシール機能を得るた
めの磁界発生手段400が設けられ、該磁界発生手段4
00は、その磁界が上記トナー搬送経路をその径方向全
体に亘って横切るように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置では、像担持体上
に画像情報に基づいて静電潜像を形成し、該静電潜像を
現像装置でトナー像に現像し、該トナー像を記録材上に
転写して画像を形成することが行われている。上記現像
装置として、回転型のいわゆるリボルバ現像装置を有す
るものが知られている。該現像装置は、複数の現像器を
有し像担持体に近接して回転自在に設けられ且つ磁性現
像剤を用いて該像担持体上の潜像を現像する回転型現像
装置とリボルバ現像装置と、複数のトナー収容器を有し
該リボルバ現像装置と一体に回転するトナー収容ユニッ
トと、各トナー収容器と各現像器を連結するトナー搬送
手段を備えた構成を有している(例えば、特開昭62−
251772号公報、特開昭63−78170号公報、
実開昭63−41164号公報)。
【0003】トナー搬送手段は、トナー搬送経路と、該
トナー搬送経路内に設けられたトナー搬送部材としての
搬送スクリューを有している。トナー搬送手段を用いる
ことにより、トナーをトナー収容器から離れた場所へ搬
送できるので、例えばトナー収容器を現像器の上部でな
く側方等に任意に配設できるなど、レイアウト上の自由
度が増し、画像形成装置の小型化に寄与している。上記
のような搬送スクリューと、トナー搬送経路との間に
は、従来、搬送スクリューが円滑に回転するように、あ
る程度のクリアランスが設けられている。両者が干渉し
た場合、搬送スクリューの回転駆動時に干渉による異音
が発生したり、ロックを引き起こしたりする虞があるか
らである。
【0004】しかしながら、搬送スクリューとトナー搬
送経路との間にクリアランスがある場合、現像装置の回
転とともに流動性が高くなるトナーが一気にトナー搬送
経路に入ったとき、トナーがそのクリアランスを通って
現像器内へ流れ込む不具合があった。トナーの流動性が
高くない場合でも、トナーが一度にトナー搬送経路へ入
ってくると、トナー搬送経路内の空気が抜けにくく、圧
力によってトナーが現像器内へ押し出されてしまうとい
う不具合があった。また、トナー搬送経路の現像器に対
するトナー供給口の近傍にあるトナーが、現像装置の回
転時の振動により該現像器内へ流れ込むこともあった。
【0005】このような予期せぬトナーの現像器への流
出は、画像形成装置本体のトナー補給信号とは関係なく
生じるので、トナー消費量よりも多いトナーが流出し易
かった。トナー流出が多いと、現像器内のトナー濃度が
高くなることによる画像濃度過多や地汚れが発生した
り、現像器内のトナーの嵩が増すことにより現像器がロ
ックしてしまうなどの不具合があった。
【0006】この問題に対処すべく、特開2000−5
6568号公報には、トナー搬送経路のトナー供給口近
傍に磁界発生手段を設け、磁気ブラシ状のシールを形成
して現像器内への流出を防止する技術が提案されてい
る。すなわち、磁性現像剤による磁気ブラシを形成し、
トナー供給口をシールしようとするものである。これを
図17に基づいて説明する。トナー搬送経路500の外
周面において、トナー供給口500aと対向する部位に
磁界発生手段としての多極マグネット502が設けられ
ている。符号504は搬送スクリューを示している。多
極マグネット502はトナー搬送経路500の周方向に
おいて極性が交互に異なるように形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図17で示した多極マ
グネット502の磁力線は、図18に示すように、すぐ
隣の極に向かい、トナー搬送経路の中心には向かわない
状態となる。従って、図17に示すように、現像剤Gは
磁力線に従いトナー搬送経路500の内壁に薄層状態に
拘束されるだけである。このため、トナー搬送経路50
0内を磁性現像剤Gで十分にシールする機能が得られ
ず、トナーが現像器へ流出する懸念があった。
【0008】そこで、本発明は、磁力によって保持した
磁性現像剤によるシール機能を十分に得ることができ、
現像器への余分なトナー流出を高精度に抑制できる画像
形成装置の提供を、その主な目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、像担持体と、複数の現像
器を有し該像担持体に近接して回転自在に設けられ且つ
磁性現像剤を用いて該像担持体上の潜像を現像する回転
型現像装置と、複数のトナー収容器を有し該回転型現像
装置と一体に回転するトナー収容ユニットと、各トナー
収容器と各現像器を連結するトナー搬送手段を備え、該
トナー搬送手段は、トナー搬送経路と、該トナー搬送経
路内に設けられたトナー搬送部材を有し、該トナー搬送
経路の該各現像器に対するトナー供給口の近傍には磁界
発生手段が設けられている画像形成装置において、上記
磁界発生手段は、その磁界が上記トナー搬送経路をその
径方向全体に亘って横切るように形成されている、とい
う構成を採っている。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、上記磁界発生手段が、上記トナ
ー搬送経路の外周面の一部を囲む形状を有し、且つ、該
トナー搬送経路の径方向において極性が異なる構造を有
している、という構成を採っている。
【0011】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
画像形成装置において、上記磁界発生手段が、上記トナ
ー供給口に対向する位置に略対称となるように配設され
ている、という構成を採っている。
【0012】請求項4記載の発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、上記磁界発生手段が、上記トナ
ー搬送経路の外周面を全周に亘って囲む形状を有し、且
つ、該トナー搬送経路の周方向において交互に極性が異
なる構造を有している、という構成を採っている。
【0013】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
画像形成装置において、上記磁界発生手段が、上記トナ
ー供給口を覆うように設けられ、該トナー供給口に対応
する部位が切欠かれている、という構成を採っている。
【0014】請求項6記載の発明では、請求項1乃至5
のうちの一つに記載の画像形成装置において、上記磁界
発生手段の磁力が、上記トナー搬送部材の駆動による上
記トナー供給口からの上記現像器へのトナーの移動を許
容する程度に設定されている、という構成を採ってい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図に
基づいて説明する。まず、図1乃至図11に基づいて、
画像形成装置としての電子写真式カラー複写機(以下、
カラー複写機という)の全体構成及び複写動作について
説明する。該カラー複写機は、図1に示すように、カラ
ー画像読取装置(以下、カラースキャナという)1、カ
ラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)2、
給紙バンク3等で構成されている。
【0016】カラースキャナ1は、コンタクトガラス1
01上の原稿4の画像を照明ランプ102、ミラー群1
03a,103b,103c、及びレンズ104を介し
てカラーセンサ105に結像し、原稿4のカラー画像情
報を、例えばRed:赤,Green:緑,Blue:
青(以下、それぞれR,G,Bという)の色分解光毎に
読み取り、電気的な画像信号に変換する。カラーセンサ
105は、本実施形態ではR,G,Bの色分解手段とC
CDのような光電変換素子で構成され、原稿4の画像を
色分解した3色のカラー画像を同時に読み取る。カラー
スキャナ1で得たR,G,Bの色分解画像信号を強度レ
ベルをもとにして、図示しない画像処理部で色変換処理
を行い、Black:黒(以下、Bkという),Cya
n:シアン(以下、Cという),Mgenta:マゼン
タ(以下、Mという),Yellow:イエロー(以
下、Yという)のカラー画像データを得る。
【0017】Bk,C,M,Yのカラー画像データを得
るためのカラースキャナ1の動作は次の通りである。後
述するカラープリンタ2の動作とタイミングをとったス
キャナスタート信号を受けて、照明ランプ102及びミ
ラー群103a,103b,103c等からなる光学系
が矢印方向(左方向)へ原稿4を走査し、1回の走査毎
に1色のカラー画像データを得る。この動作を合計4回
繰り返すことによって、順次4色のカラー画像データを
得る。そして、その都度カラープリンタ2で順次顕像化
しつつ、これを重ね合わせて最終的な4色フルカラー画
像を形成する。
【0018】カラープリンタ2は、像担持体としての感
光体ドラム200、書き込み光学ユニット220、現像
装置としてのリボルバ現像装置230、中間転写装置2
60、定着装置270等で構成されている。感光体ドラ
ム200は矢印で示す反時計回り方向に回転し、その周
りには、感光体クリーニング装置201、除電ランプ2
02、帯電器203、電位センサ204、リボルバ現像
装置230の選択された現像器、現像濃度パターン検知
器205、中間転写装置260の中間転写ベルト261
などが配置されている。
【0019】書き込み光学ユニット220は、カラース
キャナ1からの画像データを光信号に変換して、原稿4
の画像に対応した光書き込みを行い、感光体ドラム20
0に静電潜像を形成する。この書き込み光学ユニット2
20は、光源として半導体レーザー221、図示しない
レーザー発光駆動制御部、ポリゴンミラー222とその
回転用モータ223、f/θレンズ224、反射ミラー
225などで構成されている。
【0020】リボルバ現像装置230は、Bk現像器2
31K、C現像器231C、M現像器231M、Y現像
器231Yと、各現像器を矢印の反時計回り方向に回転
させる後述のリボルバ回転駆動部などで構成されてい
る。各現像器は、静電潜像を現像するために現像剤の穂
を感光体ドラム200の表面に接触させて回転する現像
スリーブと、現像剤を汲み上げて攪拌するために回転す
る現像剤パドルなどで構成されている。各現像器231
内のトナーはキャリアとの攪拌によって負極性に帯電さ
れている。各現像スリーブには図示しない現像バイアス
電源によって負の直流電圧Vdcに交流電圧Vacが重
畳された現像バイアスが印加され、現像スリーブが感光
体ドラム200の金属基体層に対して所定電位にバイア
スされている。
【0021】複写機本体の待機状態では、リボルバ現像
装置230はBk現像器231Kが現像位置にセットさ
れており、コピー動作が開始されると、カラースキャナ
1で所定のタイミングからBkカラー画像データの読み
取りが開始され、このカラー画像データに基づきレーザ
ー光による光書き込み、静電潜像形成が始まる(以下、
Bk画像データによる静電潜像をBk静電潜像という。
C,M,Yについても同様)。このBk静電潜像の先端
部から現像可能とすべく、Bk現像位置に静電潜像の先
端部が到達する前に、Bk現像スリーブを回転開始し
て、Bk静電潜像をBkトナーで現像する。以後Bk静
電潜像領域の現像動作を続けるが、静電潜像後端部がB
k現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像器
が現像位置に来るまで、リボルバ現像装置230が回転
する。これは少なくとも、次の画像データによる静電潜
像先端部が到達する前に完了させる。なお、リボルバ現
像装置230については後で詳しく説明する。
【0022】中間転写装置260は、中間転写ベルト2
61、ベルトクリーニング装置262、一次転写コロナ
放電器(以下、一次転写器という)263などで構成さ
れている。中間転写ベルト261は駆動ローラ264
a、転写対向ローラ264b、クリーニング対向ローラ
264c及び従動ローラ群に張架されており、図示しな
い駆動モータにより駆動制御される。ベルトクリーニン
グ装置262は、図示しない入口シール、ゴムブレー
ド、排出コイル、入口シール及びゴムブレードの接離機
構等で構成されており、1色目のBk画像を中間転写ベ
ルト261に転写した後の2、3、4色目の画像を一次
転写している間は接離機構によって中間転写ベルト26
1面から上記入口シール、ブレードを離間させておく。
紙転写器265は、コロナ放電方式にてAC電圧+DC
電圧、又はDC電圧を印加して、中間転写ベルト261
上の重ねトナー像を転写紙に一括転写(二次転写)す
る。
【0023】カラープリンタ2内の転写紙カセット20
7及び給紙バンク3内の転写紙カセット30a,30
b,30cには、各種サイズの転写紙が収納されてお
り、指定されたサイズの転写紙のカセットから、給紙コ
ロ208,31a,31b,31cによってレジストロ
ーラ対209方向に給紙、搬送される。カラープリンタ
2の右側面には、OHP用紙や厚紙などの手差し給紙用
の手差しトレイ210が設けられている。
【0024】上記構成のカラー複写機において、画像形
成サイクルが開始されると、まず、感光体ドラム200
は矢印で示す反時計回り方向に、中間転写ベルト261
は矢印で示す時計回り方向に図示しない駆動モータによ
って回転される。中間転写ベルト261の回転に伴っ
て、Bkトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形
成、Yトナー像形成が行われ、最終的にBk、C、M、
Yの順に中間転写ベルト261上に重ねてトナー像が形
成される。
【0025】Bkトナー像形成は次のように行われる。
帯電器203はコロナ放電によって感光体ドラム200
を負電荷で約−700Vに一様帯電する。そして、半導
体レーザー221はBkカラー画像信号に基づいてラス
タ露光を行う。このラスタ露光が行われたとき、当初一
様に荷電された感光体ドラム200の露光された部分
は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像が
形成される。このBk静電潜像にBk現像スリーブ上の
負帯電のBkトナーが接触することにより、感光体ドラ
ム200の電荷が残っている部分にはトナーが付着せ
ず、電荷の無い部分すなわち露光された部分にはBkト
ナーが吸着され、静電潜像と相似なBkトナー像が形成
される。感光体ドラム200上に形成されたBkトナー
像は、感光体ドラム200と接触状態で等速駆動してい
る中間転写ベルト261の表面に、一次転写器263に
よって一次転写される。
【0026】感光体ドラム200上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム200の再使用に備えて感光体
クリーニング装置201で清掃される。ここで回収され
たトナーは、回収パイプを経由して図示しない排トナー
タンクに蓄えられる。感光体ドラム200側では、Bk
画像形成工程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイ
ミングでカラースキャナ1によるC画像データ読み取り
が始まり、該C画像データによるレーザー光書き込みで
C静電潜像形成を行う。先のBk静電潜像の後端部が通
過した後で、且つ、C静電潜像の先端部が到達する前に
リボルバ現像装置230の回転動作が行われ、C現像器
231Cが現像位置にセットされてC静電潜像がCトナ
ーで現像される。以後、C静電潜像の現像を続けるが、
C静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現像器
231Kの場合と同様に、リボルバ現像装置230の回
転動作を行い、次のM現像器231Mを現像位置に移動
させる。これもやはり次のM静電潜像の先端部が現像位
置に到達する前に完了させる。なお、M及びYの画像形
成工程については、それぞれのカラー画像データ読み取
り、静電潜像形成、現像の動作が上述のBk、Cの工程
と同様であるので説明は省略する。
【0027】中間転写ベルト261には、感光体ドラム
200に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像を、
同一面に順次位置合わせして、4色重ねのトナー像が形
成され、次の転写工程において、この4色のトナー像が
転写紙に二次転写器265により一括して二次転写され
る。
【0028】上記画像形成動作が開始される時期に、転
写紙は上記転写紙カセット又は転写紙手差しトレイのい
ずれかから給送され、レジストローラ対209のニップ
で待機している。そして、二次転写器265に中間転写
ベルト261上のトナー像先端がさしかかるときに、丁
度転写紙の先端がこのトナー像の先端に一致するように
レジストローラ対209が駆動され、転写紙とトナー像
とのレジスト合わせが行われる。転写紙が中間転写ベル
ト261上のトナー像と重ねられて正電位の二次転写器
265上を通過する。このときコロナ放電電流で転写紙
が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写紙上に転
写される。続いて二次転写器265の左側に配置した図
示しないAC+DCコロナによる分離除電器との対向部
を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト
261から剥離して搬送ベルト211に移る。
【0029】中間転写ベルト261面から4色重ねトナ
ー像を一括転写された転写紙は、搬送ベルト211で定
着装置270に搬送され、所定温度に制御された定着ロ
ーラ271と加圧ローラ272のニップ部でトナー像が
溶融定着され、排出ローラ対212で装置本体外に送り
出され、図示しないコピートレイに表向きにスタックさ
れ、フルカラーコピーを得る。一方、一次転写後の感光
体ドラム200の表面は、感光体クリーニング装置20
1(ブラシローラ、ゴムブレード等で構成されている)
でクリーニングされ、除電ランプ202で均一に除電さ
れる。転写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト
261の表面は、ベルトクリーニング装置262のブレ
ードを再びブレード接離機構で押圧することによってク
リーニングされる。
【0030】ここで、リピートコピーのときは、カラー
スキャナ1の動作及び感光体ドラム200への画像形成
は、1枚目の4色目(Y)の画像形成工程に引き続き、
所定のタイミングで2枚目の1色目(Bk)の画像形成
工程に進む。中間転写ベルト261の方は、1枚目の4
色重ねトナー像の転写紙への一括転写工程に引き続き、
ベルトクリーニング装置262でクリーニングされた表
面領域に、2枚目のBkトナー像が一次転写されるよう
にする。その後は、1枚目と同様の動作になる。
【0031】以上は、4色フルカラーコピーを得るコピ
ーモードであったが、3色コピーモード、2色コピーモ
ードの場合は、指定された色と回数の分について、上記
と同様の動作を行うことになる。単色コピーモードの場
合は、所定枚数が終了するまでの間、リボルバ現像装置
230の所定色の現像器のみを現像作動状態にして、ベ
ルトクリーニング装置262のブレードを中間転写ベル
ト261に押圧状態のまま連続してコピー動作を行う。
A3サイズのフルカラーコピーモードの場合には、中間
転写ベルト261が1周する毎に1色のトナー像を形成
し、4回転で4色のトナー像を形成していくのが望まし
いが、装置全体を小さくし、すなわち、中間転写ベルト
261の周長を抑え、小サイズの場合のコピースピード
を確保し、且つ最大サイズのコピースピードも落とさな
いようにするためには、中間転写ベルト261が2周す
る間に1色のトナー像を形成するのが望ましい。この場
合には、Bkトナー像を中間転写ベルト261に転写し
た後、次の中間転写ベルト261の1周では、カラープ
リンタ2における現像及び転写が行われずに空回転し、
その次の1周で次色のCトナーによる現像を行い、その
Cトナー像を中間転写ベルト261に転写するように順
次行っていく。このとき、現像器切り換えのためのリボ
ルバ現像装置230の回転動作は、上記空回転時に行
う。
【0032】次に、リボルバ現像装置230等について
説明する。図2(a)は、各現像器231K,231
C,231M,231Yが一体となったリボルバ現像装
置230の内部構造を示す断面図である。リボルバ現像
装置230の各現像器231K,231C,231M,
231Yは、図4に示すように、略円盤状の前後端板2
30a,230b間に設けられた中空角筒状のステー部
材によってそれぞれ支持されている。また、各現像器2
31K,231C,231M,231Yは、それぞれ同
型の現像器ケーシング部283、283C、283M、
283Yを備えている。これらの各現像器ケーシング部
283、283C、283M、283Yには、磁性キャ
リア及び各色のトナーからなる磁性現像剤としての二成
分現像剤がそれぞれ収容されている。図示の例では、感
光体ドラム200に対向する現像位置にあるのが黒トナ
ーと磁性キャリアを収容した黒現像器231Kで、図中
反時計回りの順に、イエロートナーと磁性キャリアを収
容したイエロー現像器231Y、マゼンタトナーと磁性
キャリアを収容したマゼンタ現像器231M、シアント
ナーと磁性キャリアを収容したシアン現像器231Cと
なっている。
【0033】4つの各現像器の内部構造は同様であるの
で、以下、図2(a)において現像位置にある黒現像器
231Kを例にとってその内部構造を説明し、他の現像
器の内部構造については対応する部材の符号として、黒
現像器231Kにおける符号と同じ数字にY、M、Cの
添字を付した符号を図中に示し、その説明を省略する。
【0034】現像位置にある黒現像器231Kにおい
て、現像器ケーシング部283には感光体ドラム200
に向けた開口部が形成され、該開口部を介して一部が露
出するように現像器ケーシング部283に内部に磁石を
配置した現像スリーブからなる現像剤担持体としての現
像ローラ284が設けられている。また、現像器ケーシ
ング部283内には、現像ローラ284に担持されて感
光体ドラム200との対向部に搬送される現像剤量を規
制するドクターブレード285、該ドクターブレード2
85で規制されて現像器ケーシング部283内に押し留
められた現像剤の一部を攪拌しながら、中心軸線方向に
沿って後から前に搬送する第1攪拌スクリュー286、
及び、中心軸線方向に沿って第1攪拌スクリュー286
とは逆向きに現像剤を攪拌しながら搬送する第2攪拌ス
クリュー291が配設されている。第2攪拌スクリュー
291の下方の現像器ケーシング部283には、現像器
ケーシング部283に収容されている現像剤のトナー濃
度を検出するための図示しないトナー濃度センサが設置
されている。
【0035】図3は、黒現像器231Kの第1攪拌スク
リュー286、第2攪拌スクリュー291の中心軸を含
む面による縦断面図である。図3において、第1攪拌ス
クリュー286、第2攪拌スクリュー291が、それぞ
れ所定の方向に回転することにより、現像器ケーシング
部283に収容されている磁性現像剤が攪拌されながら
現像器ケーシング部283内で循環搬送される。この循
環搬送される磁性現像剤は、現像ローラ284のスリー
ブの回転により該スリーブ上に担持されて搬送され、ド
クターブレード285で薄層化された後、現像位置にお
いて感光体ドラム200に向けてトナーを供給する。
【0036】リボルバ現像装置230は、図4に示すよ
うに、カラー複写機本体からスライド引き出し可能な作
像装置支持体21に支持されている。作像装置支持体2
1は、感光体ドラム200を備えた感光体ユニット22
の支持体としても機能し、該感光体ユニット22は、矢
印Aで示すように作像装置支持体21に搭載される。作
像装置支持体21は、前側板21aと、後側板21b
と、左右及び中央部の上下の4つのステー部材21cと
で構成されている。作像装置支持体21の両サイド部に
は、図示しないアキュライドスライドレールが取り付け
られており、これにより作像装置支持体21の装置本体
手前側へのスライド移動が可能になっている。前述の各
現像器は、作像装置支持体21に支持されているリボル
バ現像装置230の支持体に対して着脱自在となってい
る。作像装置支持体21は装置本体手前側に引き出され
た状態で、これに支持されたリボルバ現像装置230の
現像器が機外に完全に露出されるように、該現像器の全
長以上のスライド引き出しが可能となるように構成され
ている。
【0037】図5に示すように、現像位置に位置する現
像器の現像バイアス入力部としての現像ローラ軸284
aの端部に対向するカラープリンタ本体20の後側板2
0aの定位置には、現像バイアス電源23に接続された
現像バイアス印加用の導電性の棒状端子からなる現像バ
イアス端子24が取り付けられている。現像バイアス端
子24は、作像装置支持体21のスライド方向に後退可
能に取り付けられ、且つ、付勢手段としての導電性のス
プリング25aによりカラー複写機本体の前側に押し出
し付勢されている。この現像バイアス端子24の先端部
は半球状に形成され、該先端部に接触する現像ローラ軸
284aの軸端部には、該半球より若干極率半径が大き
い断面円弧状のへこみが形成されている。こにより、リ
ボルバ現像装置230の回転に伴って現像バイアス端子
24との対向部に到来する現像ローラ284の現像ロー
ラ軸284aの軸端部と、現像バイアス端子24先端と
の係合離脱時の接触負荷の軽減及び係合中における接触
安定が図られている。
【0038】現像バイアス端子24は、現像位置にある
現像器のみに現像バイアスを印加させるようになってい
る。所定の現像器が現像位置にセットされる際に、その
現像ローラ284上の現像剤が感光体ドラム200に接
触する前に、現像バイアス端子24と現像ローラ284
の現像ローラ軸284aの軸端部とが確実に接触し、且
つ、現像器が現像位置から離れる際に現像ローラ284
上の現像剤が感光体ドラム200から完全に離れるま
で、現像バイアス端子24と現像ローラ284の現像ロ
ーラ軸284aの軸端部とが確実に接触するように構成
されている。
【0039】現像バイアス電源23は、直流電圧に交流
電圧が重畳された現像バイアスを現像バイアス端子24
に印加できるように構成されている。現像バイアス電源
23からの交流電圧の出力は、図示しない制御部からの
制御信号に基づいて、所定のタイミングで直流電圧と独
立してON/OFFの切り換えができ、直流電圧の出力
値を所定のタイミングで変化させることができるように
なっている。例えば、上記構成のカラープリンタ2にお
いては、リボルバ現像装置230のリボルバ回転用モー
タ295を回転させる前に、すなわち現像ローラ284
上の現像剤が感光体ドラム200に接触している状態
で、現像バイアスの交流(AC)成分の印加をOFF
し、その後、リボルバ回転用モータ295をONしてリ
ボルバ現像装置230を回転させ、感光体ドラム200
の表面から現像剤を離している。次色の現像器の現像ロ
ーラ284C上の現像剤が感光体ドラム200の表面に
接触し、リボルバ回転用モータ295をOFFした後、
現像バイアスの交流(AC)成分の印加をONしてい
る。
【0040】このように、リボルバ現像装置230の回
転に伴う現像ローラ284上の現像剤と感光体ドラム2
00との接離の際に、現像バイアスの交流(AC)成分
の印加をOFFすることにより、交流成分によって現像
剤を活性化して移動し易くするという作用を抑えるの
で、感光体ドラム200へのキャリア及びトナーの付着
を防止できる。なお、リボルバ現像装置230の回転駆
動方法については、後で詳述する。
【0041】次に、本発明に係る、現像器へのトナー補
給の構成・動作について説明する。図4に示すように、
リボルバ現像装置230よりその中心軸線方向の装置手
前側に、リボルバ現像装置230とほぼ同軸上になるよ
うに、前側板21を介してトナー収容ユニット240が
取り付けられている。このトナー収容ユニット240の
断面を図2(b)に示す。トナー収容ユニット240に
は、各現像器に一対一で対応して互いに異なる色のトナ
ーを収容したトナー収容器としてのトナーカートリッジ
241K,241C,241M,241Yが着脱可能に
設けられている。また、トナーカートリッジ241K,
241C,241M,241Yからのトナーを受け入れ
るトナーホッパ242K,242C,242M,242
Yも固定されている。
【0042】図3に示すように、リボルバ現像装置23
0は、その前後端板230a,230bに装着されるリ
ボルバ支持ベアリング293a,293bによって回転
自在に軸支されている。後端板230bに配設されたリ
ボルバギヤ294が、リボルバ回転用モータ295によ
り駆動される駆動ギヤ296により駆動されることによ
って、各現像器231K,231C,231M,231
Yが、それぞれ所定の位置に移動して停止される。リボ
ルバ現像装置230の回転時には、4つの現像器、4つ
のトナーカートリッジ、及び4つのトナーホッパが一体
となって回転し、この回転により各トナーカートリッジ
241K,241C,241M,241Y内のトナーが
攪拌される。
【0043】図7は、トナーホッパ242Kにトナーカ
ートリッジ241Kが装着された状態の断面図である。
トナーカートリッジ241Kがトナーホッパ242Kと
スライド結合し、トナー漏れを防止するシール部材を介
して互いの開口部300a,300bが一致するように
係合される。この状態でリボルバ現像装置230が回転
すると、トナーカートリッジ241K内部のトナーが、
該回転と重力との相乗作用により、トナーホッパ242
K内に流入する。
【0044】4つのトナーホッパ242K,242C,
242M,242Yからは、図6に示すように、それぞ
れ対応する現像器に向けてトナーを搬送するトナー搬送
経路としてのトナー搬送パイプ245K,245C,2
45M,245Yが連通している。トナー搬送パイプ2
45K,245C,245M,245Yのそれぞれの内
部には、トナー搬送部材としてのトナー搬送スクリュー
250K,250C,250M,250Yが設けられて
おり、各トナーホッパ242内まで延びている。これら
のトナー搬送スクリュー250K,250C,250
M,250Yの配置は、対応する現像器が現像位置に位
置するときに、対応する現像器内の第1攪拌スクリュー
286延在部分のほぼ直上に位置するように設定されて
いる。なお図6においては、代表して一色分(黒)の現
像器231K、トナーホッパ242K及びトナー搬送ス
クリュー250Kについて示している。
【0045】各トナー搬送パイプ245K,245C,
245M,245Yと、各トナー搬送スクリュー250
K,250C,250M,250Yにより、本実施形態
におけるトナー搬送手段が構成されている。また、該ト
ナー搬送手段、トナー収容ユニット240、リボルバ現
像装置230により本実施形態における現像装置が構成
されている。
【0046】トナー搬送スクリュー250の回転軸24
8a及びトナー搬送パイプ245は、図4に示すよう
に、リボルバ現像装置230の前端板230a及び円盤
状のユニット面板240aの各穴を貫通し、リボルバ現
像装置230側に突出している。トナー搬送パイプ24
5のトナー供給口300cは、図9及び図10に示すよ
うに、現像器の現像器開口部300dと現像器に備えら
れているシール部材310を潰す形で連通され、現像器
へのトナー補給を行う。
【0047】図4に示すように、回転軸248aには、
その端部に補給ギヤ248が固定され、図3で示した駆
動入力用のトナー補給駆動ギヤ298aに噛み合うよう
になっている。トナー補給駆動ギヤ298aが、本体後
側板21bに取り付けられている補給用モータで駆動さ
れるトナー補給駆動アイドラギヤ298bなどの複数の
ギヤを介して駆動すると、トナー搬送スクリュー250
毎に設けられた補給ギヤ248のうち、現像位置にある
現像器に対応する補給ギヤ248が、トナー補給駆動ギ
ヤ298aに噛み合う。これにより、現像位置にあるト
ナー搬送スクリュー250が回転駆動され、トナーホッ
パ242Kから搬送されてきたトナーが、現像器231
K内に補給されることになる。そして、上述したよう
に、現像器ケーシング部283内の磁性キャリアと攪拌
され、磁性現像剤として現像に用いられる。
【0048】図8に示すように、トナー搬送スクリュー
250とトナー搬送パイプ245との間には、既述した
従来と同様の理由でクリアランスが設けられている。従
って、従来と同様の問題、すなわち、現像器へのトナー
流出の問題を抱えることになる。この問題に対処した本
実施形態の構成を、図9乃至図11に基づいて以下に説
明する。図11は、図9及び図10で示したトナー搬送
パイプ245と現像器231との連通部の拡大図であ
る。図10及び図11に示されるように、トナー搬送パ
イプ245の現像器に対するトナー供給口300cの近
傍には、磁界発生手段としてのマグネット400が取り
付けられている。
【0049】マグネット400は、図12に示すよう
に、トナー搬送パイプ245の外周面の一部を囲む形状
を有し、且つ、該トナー搬送パイプ245の径方向にお
いて極性が異なる構造を有している。すなわち、トナー
供給口300cに対向する位置をもってトナー搬送パイ
プ245の外周面の一部を覆うように設けられた内側マ
グネット400a(N極)と、該内側マグネット400
aに重ねられた外側マグネット400b(S極)から構
成されている。かかるマグネット構成による磁界は、図
13に示すように、トナー搬送パイプ245をその径方
向全体に亘って横切るように生じる。また、マグネット
400はトナー供給口300cの中心線に対して図面上
左右略対称となるように配置されている。
【0050】リボルバ現像装置230の回転によりトナ
ー搬送パイプ245と現像器231の上下位置関係が変
わると、現像器231内の磁性現像剤Gがトナー搬送パ
イプ245へ流れ込む。このとき、マグネット400に
よりトナー搬送パイプ245のトナー供給口300cの
近傍には磁界が生じているので、該磁界に磁性現像剤G
が引き付けられ、図12に示すように、トナー供給口3
00cを塞ぐ状態に保持される。その後、リボルバ現像
装置230がさらに回転し、現像器231が現像位置に
移動しても、磁性現像剤Gは重力によって現像器231
内へ落下することなく、磁界によりトナー搬送パイプ2
45内に留められている。マグネット400の磁力は、
トナー搬送スクリュー250の駆動によるトナー供給口
300cからの現像器231へのトナーの移動を許容す
る程度に設定されている。
【0051】トナー搬送パイプ245内に保持された磁
性現像剤Gは、カラー複写機本体のトナー補給信号によ
りトナー搬送スクリュー250が回転すると、該トナー
搬送スクリュー250により掻き取られ、現像器231
内へ重力により落下する。従って、トナー補給時には、
トナー搬送パイプ245と現像器231は再び連通し、
現像器231へのトナー補給が可能となる。
【0052】次に、図14乃至図16に基づいて他の実
施形態を説明する。なお、上記実施形態と同一部分は同
一符号で示し、特に必要がない限り、既にした構成上及
び機能上の説明は省略し、且つ、要部のみ説明する。図
14に示すように、本実施形態におけるマグネット40
2は、トナー供給口300cの近傍において、トナー搬
送パイプ245の外周面を全周に亘って囲むリング形状
を有している。また、図15に示すように、トナー搬送
パイプ245の周方向において交互に極性が異なる構造
を有している。かかるマグネット構成による磁界は、図
16に示すように、トナー搬送パイプ245をその径方
向全体に亘って横切るように生じる。
【0053】従って、図15に示すように、上記実施形
態と同様に、マグネット402によりトナー搬送パイプ
245のトナー供給口300cの近傍には磁界が生じて
いるので、該磁界に磁性現像剤Gが引き付けられ、トナ
ー供給口300cを塞ぐ状態に保持される。マグネット
402の磁力は、上記実施形態と同様に、トナー搬送ス
クリュー250の駆動によるトナー供給口300cから
の現像器231へのトナーの移動を許容する程度に設定
されている。従って、トナー搬送パイプ245内に保持
された磁性現像剤Gは、カラー複写機本体のトナー補給
信号によりトナー搬送スクリュー250が回転すると、
該トナー搬送スクリュー250により掻き取られ、現像
器231内へ重力により落下する。トナー補給時には、
トナー搬送パイプ245と現像器231は再び連通し、
現像器231へのトナー補給が可能となる。
【0054】リング状のマグネット402をトナー供給
口300cを覆うように設け、該トナー供給口300c
に対応する部位を切欠く構成としてもよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、磁界発生
手段は、その磁界がトナー搬送経路をその径方向全体に
亘って横切るように形成されている構成としたので、ト
ナー搬送経路のトナー供給口を磁性現像剤で確実にシー
ルすることができ、トナー搬送経路とトナー搬送手段と
の間のクリアランスの大小に拘らず、現像装置の回転に
よる現像器への不要なトナー流出を高精度に抑制するこ
とができる。これにより、制御できないトナー濃度上昇
を防止でき、装置内のトナー飛散や異常画像を防止する
ことができる。
【0056】請求項2記載の発明によれば、磁界発生手
段が、トナー搬送経路の外周面の一部を囲む形状を有
し、且つ、該トナー搬送経路の径方向において極性が異
なる構造を有している構成としたので、省スペース化を
図りながら大きな磁力を得ることができる。
【0057】請求項3記載の発明によれば、磁界発生手
段が、トナー供給口に対向する位置に略対称となるよう
に配設されている構成としたので、磁性現像剤の拘束に
よるシール機能を高精度に得ることができる。
【0058】請求項4記載の発明によれば、磁界発生手
段が、トナー搬送経路の外周面を全周に亘って囲む形状
を有し、且つ、該トナー搬送経路の周方向において交互
に極性が異なる構造を有している構成としたので、製造
コストの低減を図ることができるとともに、トナー搬送
経路のトナー供給口を磁性現像剤で確実にシールするこ
とができる。
【0059】請求項5記載の発明によれば、磁界発生手
段が、トナー供給口を覆うように設けられ、該トナー供
給口に対応する部位が切欠かれている構成としたので、
製造コストの低減を図ることができるとともに、トナー
搬送経路のトナー供給口を磁性現像剤で確実にシールす
ることができる。
【0060】請求項6記載の発明によれば、磁界発生手
段の磁力が、トナー搬送部材の駆動による上記トナー供
給口からの上記現像器へのトナーの移動を許容する程度
に設定されている構成としたので、磁性現像剤の拘束に
よるシール機能と現像器へのトナー補給機能をバランス
良く得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置として
のカラー複写機の概要正面図である。
【図2】現像装置の概要断面図で、(a)はリボルバ現
像装置の断面図、(b)はトナー収容ユニット部の断面
図である。
【図3】現像装置におけるトナー搬送部及び駆動部の概
要平面図である。
【図4】作像装置支持体をカラープリンタ本体から引き
出した状態の概要斜視図である。
【図5】現像装置における現像器のバイアス印加機構を
示す要部断面図である。
【図6】現像装置のトナー収容ユニット部及びトナー搬
送部を示す縦断面図である。
【図7】現像装置のトナー収容ユニット部の内部構造を
示す断面図である。
【図8】トナー搬送経路とトナー搬送手段との間のクリ
アランスを示す断面図である。
【図9】トナー収容ユニットにおけるトナーホッパと現
像器との結合関係を示す斜視図である。
【図10】図9の結合部位Sにおける断面図である。
【図11】結合部位Sにおける要部拡大断面図である。
【図12】本実施形態における磁界発生手段の構成を示
す要部断面図である。
【図13】図12で示した磁界発生手段の磁力線を示す
図である。
【図14】他の実施形態における磁界発生手段の設置状
態を示す斜視図である。
【図15】図14で示した実施形態における磁界発生手
段の構成を示す要部断面図である。
【図16】図14で示した磁界発生手段の磁力線を示す
図である。
【図17】従来における磁界発生手段の構成を示す要部
断面図である。
【図18】従来における磁界発生手段の磁力線を示す図
である。
【符号の説明】
G 磁性現像剤 200 像担持体としての感光体ドラム 230 回転型現像装置としてのリボルバ現像装置 231K,231C,231M,231Y 現像器 241K,241C,241M,241Y トナー収容
器としてのトナーカートリッジ 245K,245C,245M,245Y トナー搬送
経路としてのトナー搬送パイプ 250K,250C,250M,250Y トナー搬送
部材としてのトナー搬送スクリュー 300c トナー供給口 400,402 磁界発生手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 行方 伸一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 榎木 繁和 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 加藤 真治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 小林 昭典 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H030 AA07 AD17 BB02 BB24 BB34 BB36 BB38 BB42 BB46 2H077 AA02 AA12 AB02 AB22 AC02 AD06 AD13 AD36 BA09 CA15 EA03 GA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、複数の現像器を有し該像担持
    体に近接して回転自在に設けられ且つ磁性現像剤を用い
    て該像担持体上の潜像を現像する回転型現像装置と、複
    数のトナー収容器を有し該回転型現像装置と一体に回転
    するトナー収容ユニットと、各トナー収容器と各現像器
    を連結するトナー搬送手段を備え、該トナー搬送手段
    は、トナー搬送経路と、該トナー搬送経路内に設けられ
    たトナー搬送部材を有し、該トナー搬送経路の該各現像
    器に対するトナー供給口の近傍には磁界発生手段が設け
    られている画像形成装置において、 上記磁界発生手段は、その磁界が上記トナー搬送経路を
    その径方向全体に亘って横切るように形成されているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 上記磁界発生手段が、上記トナー搬送経路の外周面の一
    部を囲む形状を有し、且つ、該トナー搬送経路の径方向
    において極性が異なる構造を有していることを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の画像形成装置において、 上記磁界発生手段が、上記トナー供給口に対向する位置
    に略対称となるように配設されていることを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、 上記磁界発生手段が、上記トナー搬送経路の外周面を全
    周に亘って囲む形状を有し、且つ、該トナー搬送経路の
    周方向において交互に極性が異なる構造を有しているこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、 上記磁界発生手段が、上記トナー供給口を覆うように設
    けられ、該トナー供給口に対応する部位が切欠かれてい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のうちの一つに記載の画像
    形成装置において、 上記磁界発生手段の磁力が、上記トナー搬送部材の駆動
    による上記トナー供給口からの上記現像器へのトナーの
    移動を許容する程度に設定されていることを特徴とする
    画像形成装置。
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