JPH11174562A - カメラ、カメラアクセサリおよびカメラシステム - Google Patents

カメラ、カメラアクセサリおよびカメラシステム

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JPH11174562A
JPH11174562A JP34791797A JP34791797A JPH11174562A JP H11174562 A JPH11174562 A JP H11174562A JP 34791797 A JP34791797 A JP 34791797A JP 34791797 A JP34791797 A JP 34791797A JP H11174562 A JPH11174562 A JP H11174562A
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mount
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lens barrel
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Masaaki Ishikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ側のマウント部材と外観部材間および
カメラアクセサリ側のマウント部材と外観部材との間の
双方の防水が必要である。 【解決手段】 カメラアクセサリ60に設けられたアク
セサリ側マウント61と係合するカメラ側マウント部材
52をカメラ本体51,54に取り付けて構成されるカ
メラにおいて、カメラ側マウント部材とカメラ本体との
間に挟み込まれて保持されるとともに、カメラ側マウン
ト部材とアクセサリ側マウントとの係合時にカメラアク
セサリにおけるアクセサリ側マウントの外周を囲む部分
62に密着する弾性部材55を設け、さらに弾性部材に
おけるカメラアクセサリへの密着部分55bを、先端に
向かって広がる錐形状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡筒等のカ
メラアクセサリをカメラに取り付けたときに、両者が水
密的に結合されるようにした防水マウント機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】交換レンズ鏡筒が着脱自在に装着できる
レンズ交換式カメラにおいては、一般的にカメラ側、レ
ンズ鏡筒側双方にマウント部材を設け互いを係合させる
ことによりレンズ鏡筒をカメラに取り付けるマウント機
構が広く知られている。
【0003】また、最近では雨中の撮影等によりカメラ
が水に濡れても支障がないように、カメラ、レンズ鏡筒
それぞれを防水構造とするとともに、双方のマウント部
材が係合時に水密化するような防水マウント機構を設け
たカメラの防水機構が既に提案され、製品化されてい
る。
【0004】防水マウント機構の一例としては、カメラ
側のマウントと外側のカバーとの間に防水用の弾性部材
を配置し、カメラとレンズ鏡筒の係合時、その弾性部材
をカメラ側のマウントより径の大きいレンズのマウント
部材に当接させて、レンズ鏡筒とカメラとの間の水密化
を図る提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来は
マウント部材を防水用に特別な形状に構成しているため
に、例えば、非防水のマウント機構を持つレンズ鏡筒お
よびカメラからなるカメラシステムに、新たに防水マウ
ント機構を持つカメラやレンズ鏡筒からなるカメラシス
テムが追加される場合には、従来の非防水マウント部材
との共用ができず、同じカメラシステムの中に2種類の
マウント部材が必要となることになる。
【0006】また、従来は、弾性部材がマウント部材と
外観部材間にあるためマウント部材と外観部材の防水は
可能となるが、弾性部材が当接する相手側のマウント部
材と外観部材との防水性については考慮されておらず、
本来なら弾性部材が当接する相手方のマウント部材と外
観部材間にも防水機構が必要となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願第1の発明では、カメラアクセサリに設けら
れたアクセサリ側マウントと係合するカメラ側マウント
部材をカメラ本体に取り付けて構成されるカメラにおい
て、カメラ側マウント部材とカメラ本体(例えば、カメ
ラ本体を構成するカメラ側の外観部材)との間に挟み込
まれて保持されるとともに、カメラ側マウント部材とア
クセサリ側マウントとの係合時にカメラアクセサリにお
けるアクセサリ側マウントの外周を囲む部分(例えば、
カメラアクセサリの外観部材)に密着する弾性部材を設
けている。
【0008】これにより、カメラ側マウント部材そのも
のは防水、非防水に関係なく同一の部材が使用できる。
また、カメラ側マウント部材とカメラ本体(外観部材
等)間に防水用の弾性部材があるので、カメラ側マウン
ト部材とカメラ本体間の防水が図れるとともに、カメラ
アクセサリ側では、弾性部材がマウントの外側部分(外
観部材等)に密着することから、アクセサリ側マウント
とアクセサリ側外観部材等との間に防水機構がなくても
防水性が保てる。つまり、防水用の弾性部材を1つ追加
するだけで、カメラアクセサリとカメラ間の防水性が保
証できるとともに、カメラ側マウント部材とカメラ側外
観部材等との防水性も保証できる。
【0009】さらに、上記第1の発明においては、弾性
部材におけるカメラアクセサリへの密着部分が、先端に
向かって広がる錐形状(弾性部材が円環形状である場
合、円錐形状)に形成するのが望ましい。
【0010】これにより、カメラアクセサリのカメラへ
の装着時に弾性部材の先端は常に外側に広がるので、弾
性部材の先端を、両マウント間に挟み込んだり、ねじっ
たりすることなく安定してカメラアクセサリに密着させ
ることができる。
【0011】また、本願第2の発明では、カメラに設け
られたカメラ側マウントと係合するアクセサリ側マウン
ト部材をアクセサリ本体に取り付けて構成されるカメラ
アクセサリにおいて、アクセサリ側マウント部材とアク
セサリ本体(例えば、アクセサリ本体を構成するカメラ
側の外観部材)との間に挟み込まれて保持されるととも
に、アクセサリ側マウント部材とカメラ側マウントとの
係合時にカメラにおけるカメラ側マウントの外周を囲む
部分(例えば、カメラの外観部材)に密着する弾性部材
を設けている。
【0012】これにより、アクセサリ側マウント部材そ
のものは防水、非防水に関係なく同一の部材が使用でき
る。また、アクセサリ側マウント部材とアクセサリ本体
(外観部材等)間に防水用の弾性部材があるので、アク
セサリ側マウント部材とアクセサリ本体間の防水が図れ
るとともに、カメラ側では、弾性部材がマウントの外側
の外観部材等に密着することから、カメラ側マウントと
カメラ側外観部材等との間に防水機構がなくても防水性
が保てる。つまり、防水用の弾性部材を1つ追加するだ
けで、カメラアクセサリとカメラ間の防水性が保証でき
るとともに、アクセサリ側マウント部材とアクセサリ側
外観部材等との防水性も保証できる。
【0013】さらに、上記第2の発明においては、弾性
部材におけるカメラへの密着部分が、先端に向かって広
がる錐形状(弾性部材が円環形状である場合、円錐形
状)に形成するのが望ましい。
【0014】これにより、カメラアクセサリのカメラへ
の装着時に弾性部材の先端は常に外側に広がるので、弾
性部材の先端を、両マウント間に挟み込んだり、ねじっ
たりすることなく安定してカメラに密着させることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態であるカメラシステムを示している。
このカメラシステムは、カメラ1とレンズ鏡筒(カメラ
アクセサリ)10とを結合して構成されている。
【0016】図2には、カメラ1のマウント機構を示し
ている。この図において、2は本体ダイキャストであ
る。この本体ダイキャス2には、マウント環(請求の範
囲にいうカメラ側マウント)3、バヨネット付勢バネ4
および前カバー5が取り付けられている。
【0017】マウント環3は、周方向ほぼ3等分に配置
されて内径方向に突出し、後述するレンズ鏡筒10のバ
ヨネット爪11aに係合するバヨネット爪3aと、レン
ズ鏡筒10側のマウント環11と嵌合する嵌合部3b
と、マウント環11が光軸方向に当接する当接面3cと
を有している。このマウント環3は、貫通穴3dに挿通
されるビス6により本体ダイキャスト2に取り付けられ
る。
【0018】バヨネット付勢バネ4は、レンズ鏡筒10
の装着時にレンズ鏡筒10のバヨネット爪11aを付勢
して、レンズ側の当接面11cをカメラ側の当接面3c
に押圧する弓状に反った付勢部4aを有する。このバヨ
ネット付勢バネ4は、ビス7により本体ダイキャスト2
に取り付けられる。
【0019】前カバー5は、カメラの前面の外観部材と
なるものであり、レンズ鏡筒10側の弾性部材13が当
接する弾性部材当接面5aを有する。この前カバー5
は、マウント環3の外周部と嵌合し、防水性を保証する
ために設けられたOリング9とともに貫通穴5bに挿通
されるビス8により共締めされて本体ダイキャスト2に
取り付けられる。
【0020】図3には、レンズ鏡筒10のマウント機構
を示している。この図において、11はレンズ鏡筒10
側のマウント環(請求の範囲にいうアクセサリ側マウン
ト部材)であり、周方向ほぼ3等分に配置されて内径方
向に突出し、カメラ1側のバヨネット爪3aに係合する
バヨネット爪11aと、カメラ1側のマウント環3と嵌
合する嵌合部11bと、マウント環3が光軸方向に当接
する当接面11cとを有する。このマウント環11は、
貫通穴11dに挿通されるビス14によりレンズ外装環
12に取り付けられる。
【0021】レンズ外装環(請求の範囲いうアクセサリ
本体であり、外観部材を兼ねている)12は、マウント
環11の外周部が嵌合する嵌合部12aと、後述する弾
性部材13の抜け止め用の溝12bとを有する。
【0022】弾性部材13は円環形状に形成されてお
り、レンズ外装環12に設けられた溝12bに係合する
抜け止め用のフランジ部13aと、先端方向に向かって
広がる円錐形状部13bとからなる。この弾性部材13
は、マウント環11の外周とレンズ外装環12の内周と
の間に径方向にチャージされた状態で挟み込まれて保持
される。これにより、マウント環11とレンズ外装環1
2との間の防水性が保証される。
【0023】このように構成されたレンズ鏡筒10は、
図4に示すようにカメラ1に装着される。まず、レンズ
鏡筒10側のマウント環11の嵌合部11bとカメラ1
側のマウント環3の嵌合部3bとが互いに嵌合すること
によりレンズ鏡筒10はカメラ1に対しラジアル方向の
位置決めがなされる。また、レンズ鏡筒10のバヨネッ
ト爪11aがカメラ1のバヨネット付勢バネ4によって
カメラ方向に付勢されることにより、レンズ鏡筒10の
当接面11cとカメラ1の当接面3cとが圧接して、レ
ンズ鏡筒10はカメラ1に対し光軸方向の位置決めがな
される。
【0024】このとき、レンズ鏡筒10に設けられた弾
性部材13は、カメラ1の前カバー5の弾性部材当接面
5aに当接し、弾性部材13の円錐形状部13bの先端
はさらに外方に広がるように当接面5aに密着しながら
変形する。こうして、弾性部材13がカメラ1の前カバ
ー5に密着することにより、レンズ鏡筒10とカメラ1
との間の防水性が保証される。
【0025】(第2実施形態)図5には、本発明の第2
実施形態であるカメラシステムを構成するカメラ50の
マウント機構を示している。この図において、51は本
体ダイキャストである。この本体ダイキャス51には、
マウント環52、バヨネット付勢バネ53、前カバー5
4が取り付けられている。
【0026】マウント環(請求の範囲にいうカメラ側マ
ウント部材)52であり、周方向にほぼ3等分に配置さ
れて内径方向に突出し、後述するレンズ鏡筒60のバヨ
ネット爪61aに係合するバヨネット爪52aと、レン
ズ鏡筒60側のマウント環61と嵌合する嵌合部52b
と、マウント環61が光軸方向に当接する当接面52c
とを有する。このマウント環52は、貫通穴52dに挿
通されるビス56により本体ダイキャスト51に取り付
けられる。
【0027】バヨネット付勢バネ53は、レンズ鏡筒6
0の装着時にレンズ鏡筒60のバヨネット爪61aを付
勢して、レンズ鏡筒60側の当接面61cをカメラ50
側の当接面52cに押圧するように弓状に反った付勢部
53aを有する。このバヨネット付勢バネ53は、ビス
57により本体ダイキャスト51に取り付けられる。前
カバー(本体ダイキャスト51とともにカメラ本体を構
成する)54は、カメラ50の前面の外観部材となる。
この前カバー50は、後述する弾性部材55の抜け止め
用の溝54aを有する。また、前カバー50は、マウン
ト環52の外周部と嵌合し、防水性を保証するために設
けられたOリング59とともに貫通穴54bに挿通され
るビス58により共締めされて本体ダイキャスト51に
取り付けられる。
【0028】弾性部材55は円環形状に形成されてお
り、前カバー54に設けられた溝54aに係合する抜け
止め用のフランジ部55aと、先端方向に向かって広が
る円錐形状部55bとからなる。この弾性部材55は、
マウント環52の外周と前カバー54の内周との間に径
方向でチャージされた状態で挟み込まれて保持される。
これにより、マウント環52と前カバー54との間の防
水性が保証される。
【0029】図6には、レンズ鏡筒60のマウント機構
を示している。この図において、61はマウント環(請
求の範囲にいうアクセサリ側マウント)であり、周方向
ほぼ3等分に配置されて内径方向に突出し、前述したカ
メラ50側のバヨネット爪52aに係合するバヨネット
爪61aと、カメラ50側のマウント環52と嵌合する
嵌合部61bと、マウント環52が光軸方向に当接する
当接面61cとを有する。このマウント環61は、貫通
穴61dに挿通されるビス64によりレンズ外装環62
に取り付けられる。
【0030】レンズ外装環62は、カメラ50側の弾性
部材55が当接する弾性部材当接面62aと、マウント
環61の外周部が嵌合する嵌合部62bとを有する。
【0031】このように構成されたレンズ鏡筒60は、
図7に示すようにカメラ50に装着される。まず、レン
ズ鏡筒60のマウント環61の嵌合部61bとカメラ5
0のマウント環52の嵌合部52bとが互いに嵌合する
ことによりレンズ鏡筒60はカメラ50に対しラジアル
方向の位置決めがなされる。また、レンズ鏡筒60のバ
ヨネット爪61aがカメラ50のバヨネット付勢バネ5
3によりカメラ方向に付勢され、レンズ鏡筒60の当接
面61cとカメラ50の当接面52cとが圧接すること
により、レンズ鏡筒60はカメラ50に対し光軸方向の
位置決めがなされる。
【0032】このとき、カメラ50に設けられた弾性部
材55は、レンズ鏡筒60のレンズ外装環62の弾性部
材当接面62aに当接し、その円錐形状部55bの先端
はさらに外方に広がるように当接面62aに密着しなが
ら変形する。こうして、カメラ50側の弾性部材55と
レンズ鏡筒60側のレンズ外装環62とが密着すること
により、レンズ鏡筒60とカメラ50との間の防水性が
保証される。
【0033】(第3実施形態)図8には、本発明の第3
実施形態であるカメラシステムを構成するカメラ70の
マウント機構を示している。この図において、71は本
体ダイキャストである。この本体ダイキャスト71に
は、マウント環72、バヨネット付勢バネ73、前カバ
ー74が取り付けられている。
【0034】マウント環(請求の範囲にいうカメラ側マ
ウント)72であり、周方向ほぼ3等分に配置されて内
径方向に突出し、後述するレンズ鏡筒80のバヨネット
爪81aに係合するバヨネット爪72aと、レンズ鏡筒
80側のマウント環81と嵌合する嵌合部72bと、マ
ウント環81が光軸方向に当接する当接面72cとを有
する。このマウント環72は、貫通穴72dに挿通され
るビス75により本体ダイキャスト71に取り付けられ
る。
【0035】バヨネット付勢バネ73は、レンズ鏡筒8
0の装着時にレンズ鏡筒80のバヨネット爪81aを付
勢して、レンズ鏡筒80側の当接面81cをカメラ70
側の当接面72cに圧接させるようにする弓状に反った
付勢部73aを有する。このバヨネット付勢バネ73
は、ビス76により本体ダイキャスト71に取り付けら
れる。
【0036】前カバー74は、カメラ70の前面の外観
部材となるものであり、円筒状の突起74aを有する。
前カバー74の内径には、後述するレンズ鏡筒80側の
弾性部材83が当接される弾性部材当接面74bを有す
る。この前カバー74は、マウント環72の外周部と嵌
合し、防水性を保証するために設けられたOリング78
とともに貫通穴74cに挿通されるビス77により共締
めされて本体ダイキャスト71に取り付けられる。
【0037】図9には、レンズ鏡筒80のマウント機構
を示している。81はレンズ鏡筒80側のマウント環
(請求の範囲にいうアクセサリ側マウント部材)であ
り、周方向ほぼ3等分に配置されて内径方向に突出し、
カメラ70のバヨネット爪72aに係合するバヨネット
爪81aと、カメラ70のマウント環72と嵌合する嵌
合部81bと、マウント環72が光軸方向に当接する当
接面81cとを有する。このマウント環81は、貫通穴
81dに挿通されるビス84により後述のレンズ外装環
82に取り付けられる。
【0038】82はレンズ外装環(請求の範囲にいうア
クセサリ本体であり、外装部材を兼ねる)であり、マウ
ント環81の外周部が嵌合する嵌合部82aと、後述の
弾性部材83の抜け止め用の溝82bとを有する。
【0039】弾性部材83は円環形状に形成されてお
り、レンズ外装環82に設けられた溝82bに係合する
抜け止め用の第1フランジ部83aと、外径方向に向か
って延びる第2フランジ部83bとを有する。この弾性
部材83は、マウント環81の外周とレンズ外装環82
の内周との間に径方向にチャージされた状態で挟み込ま
れて保持される。これにより、マウント環81とレンズ
外装環82との間の防水性が保証される。
【0040】このように構成されたレンズ鏡筒80は、
図10に示すようにカメラ70に装着される。まず、レ
ンズ鏡筒80のマウント環81の嵌合部81bとカメラ
70のマウント環72の嵌合部72bとが互いに嵌合す
ることにより、レンズ鏡筒80はカメラ70に対しラジ
アル方向の位置決めがなされる。また、レンズ鏡筒80
のバヨネット爪81aがカメラ70のバヨネット付勢バ
ネ73によりカメラ方向に付勢されて、レンズ鏡筒80
の当接面81cとカメラ70の当接面72cとが圧接す
ることにより、レンズ鏡筒80はカメラ本体70に対し
光軸方向の位置決めがなされる。
【0041】このとき、レンズ鏡筒80に設けられた弾
性部材83は、カメラ70の前カバー74に設けられた
円筒状の突起74aの内径の弾性部材当接面74bに当
接し、第2フランジ部83bの先端が当接面74aに密
着しながら変形する。こうしてレンズ鏡筒80側の弾性
部材83とカメラ70側の前カバー74とが当接するこ
とにより、レンズ鏡筒70とカメラ80との間の防水性
が保証される。
【0042】なお、上記各実施形態では、レンズ鏡筒を
カメラに装着する場合について説明したが、本発明は、
レンズ鏡筒以外のカメラアクセサリをカメラに装着する
場合にも適用することができる。
【0043】また、上記各実施形態では、カメラ本体が
本体ダイキャストに外装部材(前カバー)を取り付けて
構成される場合やレンズ鏡筒のレンズ外装環が鏡筒本体
を兼ねている場合について説明したが、本発明は、本体
ダイキャストと外装部材とが一体成形されてカメラ本体
が構成される場合や鏡筒本体が本体筒に外装部材を取り
付けて構成される場合にも適用できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明に
よれば、カメラ側に設けられた防水用の弾性部材をカメ
ラ側マウント部材とカメラ本体との間に挟み込んで保持
するとともに、カメラ側マウント部材とアクセサリ側マ
ウントとの係合時にカメラアクセサリにおけるアクセサ
リ側マウントの外周を囲む部分(外観部材等)に密着す
るようにしているので、カメラ側マウント部材そのもの
は防水、非防水に関係なく同一の部材を使用することが
できる。また、カメラ側マウント部材とカメラ本体間に
防水用の弾性部材があるので、カメラ側マウント部材と
カメラ本体間の防水が図れるとともに、カメラアクセサ
リ側では、弾性部材がマウントの外側部分に密着するこ
とから、アクセサリ側マウントとアクセサリ側外観部材
等との間に防水機構がなくても防水性を保つことができ
る。つまり、防水用の弾性部材を1つ追加するだけで、
カメラアクセサリとカメラ間の防水性が保証できるとと
もに、カメラ側マウント部材とカメラ本体との間の防水
性も保証できる。
【0045】また、本願第2の発明によれば、カメラア
クセサリ側に設けられた防水用の弾性部材をアクセサリ
側マウント部材とアクセサリ本体との間に挟み込んで保
持するとともに、アクセサリ側マウント部材とカメラ側
マウントとの係合時にカメラにおけるカメラ側マウント
の外周を囲む部分(外観部材等)に密着するようにして
いるので、アクセサリ側マウント部材そのものは防水、
非防水に関係なく同一の部材を使用することができる。
また、アクセサリ側マウント部材とアクセサリ本体間に
防水用の弾性部材があるので、アクセサリ側マウント部
材とアクセサリ本体間の防水が図れるとともに、カメラ
側では、弾性部材がマウントの外側部分に密着すること
から、カメラ側マウントとカメラ側外観部材等との間に
防水機構がなくても防水性を保つことができる。つま
り、防水用の弾性部材を1つ追加するだけで、カメラア
クセサリとカメラ間の防水性が保証できるとともに、ア
クセサリ側マウント部材とアクセサリ本体との間の防水
性も保証できる。
【0046】さらに、上記各発明において、弾性部材に
おける相手方への密着部分を、先端に向かって広がる錐
形状(弾性部材が円環形状である場合、円錐形状)に形
成すれば、アクセサリのカメラへの装着時に弾性部材の
先端は常に外側に広がるので、弾性部材の先端を、両マ
ウント間に挟み込んだり、ねじったりすることなく安定
して相手方に密着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラシステムの
側面図である。
【図2】上記カメラシステムを構成するカメラのマウン
ト構成を示す断面図である。
【図3】上記カメラシステムを構成するレンズ鏡筒のマ
ウント構成を示す断面図である。
【図4】上記レンズ鏡筒のカメラへの装着状態を示す断
面図である。
【図5】本発明の第2実施形態であるカメラシステムを
構成するカメラのマウント構成を示す断面図である。
【図6】上記第2実施形態のカメラシステムを構成する
レンズ鏡筒のマウント構成を示す断面図である。
【図7】上記第2実施形態のレンズ鏡筒のカメラへの装
着状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態であるカメラシステムを
構成するカメラのマウント構成を示す断面図である。
【図9】上記第3実施形態のカメラシステムを構成する
レンズ鏡筒のマウント構成を示す断面図である。
【図10】上記第3実施形態のレンズ鏡筒のカメラへの
装着状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1、50、70 カメラ 2、51、71 (カメラの)ダイキャスト本体 3、52、72 (カメラの)マウント環 4、53、73 バヨネット付勢用バネ 5、54、74 前カバー 10、60、80 レンズ鏡筒 11、61、81 (レンズ鏡筒の)マウント環 12、62、82 レンズ外装環 13、55、83 弾性部材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラアクセサリに設けられたアクセサ
    リ側マウントと係合するカメラ側マウント部材をカメラ
    本体に取り付けて構成されるカメラにおいて、 前記カメラ側マウント部材と前記カメラ本体との間に挟
    み込まれて保持されるとともに、前記カメラ側マウント
    部材と前記アクセサリ側マウントとの係合時に前記カメ
    ラアクセサリにおける前記アクセサリ側マウントの外周
    を囲む部分に密着する弾性部材を有することを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材が、前記カメラ側マウント
    部材と前記カメラ本体を構成する外観部材との間に挟み
    込まれて保持されることを特徴とする請求項1に記載の
    カメラ。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材における前記カメラアクセ
    サリへの密着部分が、先端に向かって広がる錐形状に形
    成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    カメラ。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材が円環形状に形成されてお
    り、 この弾性部材における前記カメラアクセサリへの密着部
    分が、先端に向かって広がる円錐形状に形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 カメラに設けられたカメラ側マウントと
    係合するアクセサリ側マウント部材をアクセサリ本体に
    取り付けて構成されるカメラアクセサリにおいて、 前記アクセサリ側マウント部材と前記アクセサリ本体と
    の間に挟み込まれて保持されるとともに、前記アクセサ
    リ側マウント部材と前記カメラ側マウントとの係合時に
    前記カメラにおける前記カメラ側マウントの外周を囲む
    部分に密着する弾性部材を有することを特徴とするカメ
    ラアクセサリ。
  6. 【請求項6】 前記弾性部材が、前記アクセサリ側マウ
    ント部材と前記アクセサリ本体を構成する外観部材との
    間に挟み込まれて保持されることを特徴とする請求項4
    に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記弾性部材における前記カメラへの密
    着部分が、先端に向かって広がる錐形状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項6に記載のカメラアクセサ
    リ。
  8. 【請求項8】 前記弾性部材が円環形状に形成されてお
    り、 この弾性部材における前記カメラへの密着部分が、先端
    に向かって広がる円錐形状に形成されていることを特徴
    とする請求項7に記載のカメラアクセサリ。
  9. 【請求項9】 請求項1から4のいずれかに記載のカメ
    ラと、このカメラに装着されるカメラアクセサリとを有
    して構成されることを特徴とするカメラシステム。
  10. 【請求項10】 請求項5から8のいずれかに記載のカ
    メラアクセサリと、このカメラアクセサリが装着される
    カメラとを有して構成されることを特徴とするカメラシ
    ステム。
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