JPH10186486A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH10186486A
JPH10186486A JP34526496A JP34526496A JPH10186486A JP H10186486 A JPH10186486 A JP H10186486A JP 34526496 A JP34526496 A JP 34526496A JP 34526496 A JP34526496 A JP 34526496A JP H10186486 A JPH10186486 A JP H10186486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical axis
lens barrel
camera
axis direction
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34526496A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Matsumoto
俊郎 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP34526496A priority Critical patent/JPH10186486A/ja
Publication of JPH10186486A publication Critical patent/JPH10186486A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ本体と撮影レンズ鏡筒の装着部におい
てシール用弾性部材の大きな弾性力がこれらを離す方向
に作用すると、両者の位置決め精度が保証されない。 【解決手段】 カメラ本体1に撮影レンズ鏡筒20を着
脱可能に装着するカメラにおいて、カメラ本体および撮
影レンズ鏡筒のそれぞれに、互いに当接して撮影光軸方
向の相互位置決めを行う光軸方向端面3d,31と撮影
光軸径方向の相互位置決めを行う径方向端面3e,32
とを有した装着部材3,30を取り付け、両装着部材の
うち一方の装着部材30における光軸方向端面と径方向
端面との間の部分にシール用弾性部材40を配設し、他
方の装着部材3における光軸方向端面と径方向端面との
間の部分に、弾性部材に撮影光軸方向に対して傾斜する
方向から押圧されるシール用押圧面3fを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ本体に対し
て着脱交換可能な撮影レンズ鏡筒を有するカメラに関
し、さらに詳しくは、カメラ本体と撮影レンズ鏡筒との
装着部におけるシール(例えば、防水シール)構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】交換用の撮影レンズ鏡筒を着脱自在に装
着できるいわゆるレンズ交換式カメラにおいては、レン
ズ鏡筒とカメラ本体とのそれぞれに設けられたマウント
部を互いに連結させることにより、両者の一体化が行わ
れる。そして、これらマウント部のうち一方には、シー
ル用弾性部材(例えば、Oリング)が取り付けられ、装
着時に他方のマウント部がこの弾性部材に密着押圧され
ることにより外部からの異物(特に、水)の侵入が防止
される。
【0003】このようなシール機能を有するマウント部
を備えたカメラとしては、例えば、実公昭61−394
03号公報にて開示されたものがある。このものでは、
図8に示すように、カメラ本体の前面中央位置にマウン
ト環100を固定してレンズマウント部が形成されてい
る。マウント環100には、撮影レンズ鏡筒の光軸方向
の位置決めを行う当接端面(以下、本体側マウント面と
いう)を有した当接リング(装着部材)110が取り付
けられ、さらに当接リング110によって保持されるか
たちでシール用弾性部材120が取り付けられている。
なお、シール用弾性部材120は、本体側マウント面か
ら所定量光軸方向に突出している。
【0004】一方、撮影レンズ鏡筒では、後端にマウン
ト環200を固定して本体マウント部が形成されてい
る。マウント環200には、カメラ本体の光軸方向の位
置決めを行う当接端面(以下、レンズ側マウント面とい
う)を有した当接リング(装着部材)210と、レンズ
側マウント面に対して凹んだ低摩擦部材(シール用押圧
面)220とが取り付けられている。
【0005】このように構成されたカメラでは、カメラ
本体に撮影レンズ鏡筒を装着すると、本体側マウント面
とレンズ側マウント面とが互いに当接してカメラ本体と
レンズ鏡筒の相互の光軸方向位置決めがなされるととも
に、低摩擦部材220が弾性部材120を弾性変形させ
ながらこれに密着し、マウント部を確実にシールする。
【0006】なお、水中カメラにおいては、図9に示す
ように、カメラ本体に固定されたレンズ装着部材300
の外周面である径方向位置決め用端面301内に防水用
弾性部材310を配設し、この装着部材300に撮影レ
ンズ鏡筒に取り付けられたカメラ装着部材400を当接
させた際に、カメラ装着部材400の内周面である径方
向位置決め用端面401が弾性部材310に圧接してこ
れを弾性変形させることで、マウント部の防水を行って
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すカメラでは、当接リング110,210がシール用
弾性部材120や低摩擦部材220によって分割された
かたちとなっているため、部品点数が多くなるだけでな
く、組立時には各分割部分の面合わせ作業を行う必要が
生じ、組立性が悪いという問題がある。
【0008】また、マウント部の完全な防水性を達成す
るには、弾性部材の変形量(つぶれ量)を大きくする必
要がある。そして、弾性部材の変形量が大きくなると、
その分弾性部材に生じる弾性力が大きくなる。しかしな
がら、図9に示すカメラのように、径方向位置決め用端
面301内に弾性部材310が配設されていると、この
弾性部材310とカメラ装着部材400の径方向位置決
め用端面401との間に生じる光軸方向摩擦力が弾性部
材310に生じた弾性力に比例して大きくなるため、カ
メラ本体に対するレンズ鏡筒の着脱が行いにくくなると
いう問題がある。
【0009】一方、図8に示した従来のカメラでは、弾
性部材に生じた大きな弾性力がそのまま両マウント部を
離す方向(図8における矢印F1 の方向)に作用するた
め、1/100mmの精度を必要とする交換レンズの取
付け精度を保障することが難しいという問題がある。
【0010】しかも、最近のレンズ交換式のオートフォ
ーカス(以下、AF)カメラにおいては、レンズ鏡筒と
カメラ本体の情報通信用の接点や、カメラ側に内蔵した
レンズ駆動モータの駆動力を交換レンズへ伝達するため
の伝達手段(駆動カプラー等)がカメラ・レンズ双方の
マウント面又はマウント内近傍に配置されている場合が
多く、このようなAFカメラにおいては、従来のように
マウント面内に弾性部材を配置するのが難しい。そし
て、仮にマウント面内に弾性部材を配置できても、前述
したようにレンズ鏡筒の装着が不安定になると、情報通
信用接点や駆動カプラーの接続不良を招いてしまう。
【0011】さらに、図8に示すカメラでは、弾性部材
120を交換する場合に、当接リング110をマウント
環100から取り外さなければならず、弾性部材120
の交換毎に精度を要求する組み立てを要し、メンテナン
ス性が悪いという問題がある。しかも、マウント環10
0,200の厚みに弾性部材120や当接リング11
0,210の厚みが加わることにより、マウント部が厚
くなり、カメラ本体やレンズ鏡筒の大型化につながる。
【0012】そこで、本願発明では、カメラ本体とレン
ズ鏡筒との高い位置決め精度を保証しつつ、これらカメ
ラ本体とレンズ鏡筒との装着部のシールを確実かつ簡単
な構成で行うことができるようにしたカメラを提供する
ことを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願発明では、カメラ本体に撮影レンズ鏡筒を着
脱可能に装着するカメラにおいて、カメラ本体および撮
影レンズ鏡筒のそれぞれに、互いに当接して撮影光軸方
向の相互位置決めを行う光軸方向端面と撮影光軸径方向
の相互位置決めを行う径方向端面とを有した装着部材を
取り付け、両装着部材のうち一方の装着部材における光
軸方向端面と径方向端面との間の部分にシール用弾性部
材を配設し、他方の装着部材における光軸方向端面と径
方向端面との間の部分に弾性部材に押圧されるシール用
押圧面を形成している。
【0014】すなわち、本願発明では、一体成形部材で
ある装着部材に、位置決め用端面を形成するとともにシ
ール用弾性部材を取り付けたりシール用押圧面を形成し
たりすることにより、部品点数を極力少なくするととも
に組立時の各位置決め用端面の面合わせ作業を不要とし
て、組立性を向上させている。
【0015】また、シール用弾性部材を、径方向端面の
内側に設けず、光軸方向端面と径方向端面の間の部分に
設けることにより、カメラ本体に対するレンズ鏡筒の装
着時に径方向端面同士をスムーズに摺動させて、装着し
易さを確保できるようにしている。
【0016】しかも、光軸方向端面と径方向端面との間
の部分に設けたシール用押圧面を、撮影光軸方向に対し
て傾斜する単一又は複数の斜面により形成したり円弧状
等の曲面により形成したりすることにより、弾性部材と
押圧面とを撮影光軸方向に対して傾斜する方向にて圧接
させることができるようにしている。そして、これによ
り、完全なシール効果を得るために弾性部材の変形量を
大きくした結果、弾性部材に生じた弾性力が大きくなっ
ても、両装着部材を撮影光軸方向に離そうとする力(弾
性力の撮影光軸方向分力)が小さく抑えられ、カメラ本
体とレンズ鏡筒の高い位置決め精度が保証されるように
している。
【0017】なお、上記発明においては、上記一方の装
着部材に、この装着部材をカメラ本体又は撮影レンズ鏡
筒に取り付けた状態でシール用弾性部材の着脱が可能な
弾性部材保持部を形成することにより、いちいち装着部
材をカメラ本体等から取り外さなくても弾性部材の交換
等を行うことができるようにするのが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1には、本願発明の第1実施形態で
あるカメラを示している。この図において、1はカメラ
本体であり、このカメラ本体1の前面部の中央位置に
は、後述するように撮影レンズ鏡筒を装着する本体側マ
ウント部が設けられている。この本体側マウント部は、
図2に示すように、カメラ本体1に取り付けられる前板
ダイキャスト2と、この前板ダイキャスト2にマウント
バネ4を挟んでビス5によって固着される当接リング
(請求の範囲にいう装着部材)3とから構成されてい
る。
【0019】なお、前板ダイキャスト2の内側には、A
F撮影時のレンズ駆動情報や焦点検出情報等の各種情報
を撮影レンズ鏡筒とカメラ本体1の間で通信するための
情報通信用接点ピン群6が固定されている。
【0020】当接リング3は、金属製の一体成形部材で
あり、図3(B)および図4に示すように、前端部に形
成された光軸方向位置決め用端面3dと、内周前部に形
成された光軸径方向位置決め用端面3eとを有し、さら
にこれら位置決め用端面3d,3eの間の部分に形成さ
れたシール用押圧面3fを有している。
【0021】シール用押圧面3fは、撮影光軸方向(以
下、単に光軸方向という)に対して傾斜する2つの斜面
から形成されており、後側の斜面の傾きより前側の斜面
の傾きの方が大きくなって、両位置決め用端面3d,3
eにつながっている。
【0022】また、当接リング3には、図3(A),
(C)に詳しく示すように、その円周を略4等分した位
置に当接リング3を前板ダイキャスト2にビス止めする
ためのビス穴3aが形成されている。さらに、当接リン
グ3の内周面には、その円周の略3等分した位置に周方
向に円弧状に延びるバヨネット爪3bが形成されてお
り、これらバヨネット爪3bの背面側には、図3
(B),(C)に示すように、一対の突起3cが形成さ
れている。
【0023】マウントバネ4は円環状の薄板バネであ
り、内縁部におけるバヨネット爪3bと対応する位置に
は、周方向に円弧状に延びる腕部4aが形成されてい
る。この腕部4aは、当接リング3の背面側(前板ダイ
キャスト2側)に弓状に突出するよう形成されている。
【0024】一方、カメラ本体1に装着される撮影レン
ズ鏡筒20の光軸方向後端部には、図5および図6に示
すように、当接リング30が固定されている。この当接
リング30は、前側に大径部、後側に小径部、中間部に
中径部を有する段付き円環状の金属製一体形成部材であ
り、大径部の後端部には光軸方向位置決め用端面31が
形成され、中径部の外周には光軸径方向位置決め用端面
32が形成されている。なお、光軸方向位置決め用端面
31の径方向中間部には、この端面31上からゴミ等を
逃がすための環状溝31aが形成されている。
【0025】また、当接リング30における両位置決め
用端面31,32の間の部分(大径部と中径部の境界部
分)には、斜め後方に向かって開口した環状のリング保
持溝(請求の範囲にいう弾性部材保持部)36が形成さ
れており、このリング保持溝36内にはシール用弾性部
材40が圧入されている。
【0026】本実施形態では、弾性部材40として一般
にOリングと呼ばれるゴムリングを用いているが、ゴム
の種類としては天然ゴムやフッ素ゴム、ニトリルゴム、
シリコンゴム等の合成ゴムのいずれでもよい。また、弾
性部材40として、ゴムリングに代えて所要の弾性を有
する合成樹脂リングを使用してもよい。
【0027】また、当接リング30の小径部後端におけ
る周方向略3等分位置には、周方向に円弧状に延びるバ
ヨネット爪34が径方向外方に突出して形成されてお
り、小径部前部(図6において溝状になっている部分)
35のうち1つのバヨネット爪34の周方向端部に対向
する位置には、バヨネット爪34の外周から突出しない
高さのストッパーピン34bが形成されている。
【0028】さらに、当接リング30における外縁部よ
りの周方向略4等分位置には、この当接リング30をレ
ンズ鏡筒20に固着するためのビス50を通すビス穴が
形成されている。なお、各ビス穴の後端部には、ビス5
0の頭部を光軸方向位置決め用端面31から引っ込ませ
るまための座グリが形成されている。
【0029】以上のように構成されたカメラ本体1にレ
ンズ鏡筒20を装着する場合には、まずバヨネット爪3
b,34同士が光軸方向にて互いに干渉しない位相関係
としたカメラ本体1とレンズ鏡筒20とを互いに近づけ
ていき、双方の当接リング3,30の光軸方向位置決め
用端面(以下、単に光軸方向端面という)3d,31同
士を当接させるとともに、光軸径方向位置決め用端面
(以下、単に径方向端面という)3e,32とを嵌合当
接させる。これにより、レンズ鏡筒20のカメラ本体1
に対する光軸方向の位置決めと、光軸径方向の位置決め
とが行われる。
【0030】なお、シール用弾性部材40が径方向端面
32内に設けられていないので、両径方向端面3e,3
2をスムーズに摺動させることができ、レンズ鏡筒20
の装着し易さが確保される。
【0031】また、この際、カメラ本体1側のバヨネッ
ト爪3bが、レンズ鏡筒20側の当接リング30の小径
部におけるバヨネット爪34の内端面34aのラインよ
りも内側のスペース35に入る。
【0032】そして、カメラ本体1に対してレンズ鏡筒
20を前方から見て時計回り方向に回転させると、バヨ
ネット爪3b,34が互いに相手方をガイドしながら相
対回転し、ストッパーピン34bがバヨネット爪3bに
形成された1つの突起3cに衝合することによってレン
ズ鏡筒20をカメラ本体1に対して装着位相に位置決め
する。また、この状態では、バヨネット爪3b,34が
互いに撮影光軸方向にて重なった状態となり、レンズ鏡
筒20のカメラ本体1からの脱落を防止する。バヨネッ
ト爪3b,34が互いに重なった状態になると、マウン
トバネ4の腕部4aがバヨネット爪34の内端面34a
を光軸方向後方に押すため、光軸方向端面3d,31は
互いに圧接する。これにより、レンズ鏡筒20はカメラ
本体1の光軸方向に対して高い精度で位置決めされる。
【0033】なお、光軸方向端面3d,31にゴミ等の
異物が付着していた場合でも、この異物を光軸方向端面
31内に形成された環状溝31a内に逃がすことができ
るので、両光軸方向端面3d,31間に異物が挟まれて
ここに隙間が発生し、レンズ鏡筒20の装着不良が起き
ることを防止することができる。
【0034】ところで、光軸方向端面3d,31同士お
よび径方向端面3e,32同士を当接させると、同時に
シール用押圧面3f(本実施形態では光軸方向端面3d
に近い側の斜面)が弾性部材41に押圧され、弾性変形
した弾性部材41とシール用押圧面3fとが密着するこ
とによって、外部からマウント部内に異物(特に、水)
が侵入するのを防止する。
【0035】ここで、弾性部材40には変形量に応じた
弾性力が発生するが、この弾性力Fはシール用押圧面3
fに垂直な方向に作用するので、シール効果を高めるた
めに弾性部材40の変形量を大きくした(シール用押圧
面3fとの接触面積を大きくした)結果、弾性力Fが大
きくなっても、この弾性力Fのうち当接リング3,30
同士を光軸方向に離そうとする成分は弾性力Fに比べて
小さい。このため、弾性部材40の変形量を大きくした
ことがレンズ鏡筒20の光軸方向位置決め精度に与える
影響を小さくすることができ、前述したレンズ鏡筒20
のカメラ本体1に対する光軸方向の高い位置決め精度が
保証される。
【0036】しかも、弾性部材40は、当接リング30
に形成されたリング保持溝36内に圧入されているに過
ぎないので、弾性部材40を交換等する場合に、いちい
ち当接リング30をレンズ鏡筒20から取り外す必要が
なく、従来のものに比べてメンテナンス性を向上させる
ことができる。
【0037】また、本実施形態では、光軸方向端面3
d,31や径方向端面3e,32が一体成形部材である
当接リング3,30に形成されているため、図8に示し
た従来のものに比べて部品点数が少なくなるだけでな
く、カメラ本体1やレンズ鏡筒20に当接リング3,3
0を正確に取り付けさえすれば、端面ごとの位置合わせ
等を行う必要がなく、組立性がよい。
【0038】なお、上記実施形態では、シール用押圧面
3fを複数の斜面により形成した場合について説明した
が、シール用押圧面を単一の斜面により形成したり、円
弧状等の曲面により形成したりてもよい。
【0039】また、上記実施形態では、弾性部材40を
レンズ鏡筒20側に取り付け、シール用押圧面3fをカ
メラ本体1側に設けた場合について説明したが、弾性部
材をカメラ本体側に、シール用押圧面をレンズ鏡筒側に
設けるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれ
ば、一体成形部材である装着部材に、位置決め用端面を
形成するとともにシール用弾性部材を取り付けたりシー
ル用押圧面を形成したりしているので、部品点数を極力
少なくすることができるとともに組立時の各位置決め用
端面の面合わせ作業等を不要とすることができ、組立性
を向上させることができる。
【0041】また、シール用弾性部材を、径方向端面の
内側に設けず、光軸方向端面と径方向端面の間の部分に
設けているので、カメラ本体とレンズ鏡筒の装着時に径
方向端面同士をスムーズに摺動させることができ、レン
ズ鏡筒の装着し易さを確保することができる。
【0042】しかも、光軸方向端面と径方向端面の間の
部分に設けたシール用押圧面を、撮影光軸方向に対して
傾斜する方向から弾性部材に押圧させるよう形成すれ
ば、完全なシール効果を得るために弾性部材の変形量を
大きくした結果、弾性部材に生じた弾性力が大きくなっ
ても、両装着部材を撮影光軸方向に離そうとする力(弾
性力の撮影光軸方向分力)を小さく抑えることができ、
カメラ本体とレンズ鏡筒の高い位置決め精度を保証する
ことができる。
【0043】なお、シール用弾性部材を設ける装着部材
に、この装着部材をカメラ本体又は撮影レンズ鏡筒に取
り付けた状態でシール用弾性部材の着脱が可能な弾性部
材保持部を形成すれば、いちいち装着部材をカメラ本体
等から取り外さなくても弾性部材の交換等を行うことが
でき、メンテナンス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるカメラ(カメラ本
体)の斜視図である。
【図2】上記カメラ本体におけるマウント部の構成を示
す分解斜視図である。
【図3】上記マウント部の正面図、断面図および背面図
である。
【図4】上記マウント部の拡大断面図である。
【図5】上記カメラ(撮影レンズ鏡筒)の背面図であ
る。
【図6】上記撮影レンズ鏡筒の拡大断面図である。
【図7】上記カメラ本体と撮影レンズ鏡筒との装着状態
を示す拡大断面図である。
【図8】従来のカメラを示す断面図である。
【図9】銃声のカメラを示す断面図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 前板ダイキャスト 3,30 当接リング 3b,34 バヨネット爪 3d,31 光軸方向位置決め用端面 3e,32 光軸径方向位置決め用端面 3f シール用押圧面 4 マウントバネ 20 撮影レンズ鏡筒 40 シール用弾性部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に撮影レンズ鏡筒を着脱可能
    に装着するカメラにおいて、 前記カメラ本体および前記撮影レンズ鏡筒のそれぞれ
    に、互いに当接して撮影光軸方向の相互位置決めを行う
    光軸方向端面と撮影光軸径方向の相互位置決めを行う径
    方向端面とを有した装着部材が取り付けられており、 前記両装着部材のうち一方の装着部材における前記光軸
    方向端面と前記径方向端面との間の部分にシール用弾性
    部材を配設し、他方の装着部材における前記光軸方向端
    面と前記径方向端面との間の部分に前記弾性部材に押圧
    されるシール用押圧面を形成したことを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記シール用弾性部材と前記シール用押
    圧面とが、撮影光軸方向に対して傾斜する方向にて圧接
    することを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記押圧面が、撮影光軸方向に対して傾
    斜する単一又は複数の斜面により形成されていることを
    特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記押圧面が、曲面により形成されてい
    ることを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記一方の装着部材に、この装着部材を
    前記カメラ本体又は前記撮影レンズ鏡筒に取り付けた状
    態で前記シール用弾性部材の着脱が可能な弾性部材保持
    部を形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれ
    かに記載のカメラ。
JP34526496A 1996-12-25 1996-12-25 カメラ Pending JPH10186486A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34526496A JPH10186486A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34526496A JPH10186486A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10186486A true JPH10186486A (ja) 1998-07-14

Family

ID=18375429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34526496A Pending JPH10186486A (ja) 1996-12-25 1996-12-25 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10186486A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005266276A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Sony Corp カメラ
JP2013218151A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Canon Inc レンズマウント及び撮像装置
JP2015156018A (ja) * 2014-02-19 2015-08-27 光陽工業股▲分▼有限公司 ドライブレコーダー
CN105629638A (zh) * 2012-04-10 2016-06-01 佳能株式会社 能够更换镜头的摄像设备及其接口设备
WO2018096857A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 富士フイルム株式会社 レンズユニット、カメラシステム、および弾性部材
CN110824815A (zh) * 2018-08-10 2020-02-21 佳能株式会社 配件和包括所述配件的成像装置
CN114442404A (zh) * 2020-10-16 2022-05-06 佳能株式会社 具有防水性的安装座模块和配备有安装座模块的摄像设备

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7671919B2 (en) 2004-03-18 2010-03-02 Sony Corporation Camera
JP2005266276A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Sony Corp カメラ
JP2013218151A (ja) * 2012-04-10 2013-10-24 Canon Inc レンズマウント及び撮像装置
CN105629638A (zh) * 2012-04-10 2016-06-01 佳能株式会社 能够更换镜头的摄像设备及其接口设备
CN105629638B (zh) * 2012-04-10 2021-07-13 佳能株式会社 能够更换镜头的摄像设备及其接口设备
JP2015156018A (ja) * 2014-02-19 2015-08-27 光陽工業股▲分▼有限公司 ドライブレコーダー
US11237355B2 (en) 2016-11-28 2022-02-01 Fujifilm Corporation Lens unit, camera system, and elastic member
WO2018096857A1 (ja) * 2016-11-28 2018-05-31 富士フイルム株式会社 レンズユニット、カメラシステム、および弾性部材
CN109997076A (zh) * 2016-11-28 2019-07-09 富士胶片株式会社 透镜单元、相机系统及弹性部件
JPWO2018096857A1 (ja) * 2016-11-28 2019-10-17 富士フイルム株式会社 レンズユニット、カメラシステム、および弾性部材
CN109997076B (zh) * 2016-11-28 2021-09-17 富士胶片株式会社 透镜单元、相机系统及弹性部件
CN110824815A (zh) * 2018-08-10 2020-02-21 佳能株式会社 配件和包括所述配件的成像装置
CN110824815B (zh) * 2018-08-10 2022-04-19 佳能株式会社 配件和包括所述配件的成像装置
US11327388B2 (en) 2018-08-10 2022-05-10 Canon Kabushiki Kaisha Accessory and imaging apparatus including the same
CN114442404A (zh) * 2020-10-16 2022-05-06 佳能株式会社 具有防水性的安装座模块和配备有安装座模块的摄像设备
CN114442404B (zh) * 2020-10-16 2024-03-22 佳能株式会社 具有防水性的安装座模块和配备有安装座模块的摄像设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4963902A (en) Camera system
JP3045833B2 (ja) 防滴防水カメラ用レンズ鏡筒
JPH0342647A (ja) カメラとその交換レンズのマウント機構
JPH10186486A (ja) カメラ
JP2017142364A (ja) レンズマウント、交換レンズ及び撮像装置
JPH075353A (ja) レンズ保持構造
JP3830470B2 (ja) 撮像装置
JP3830466B2 (ja) 撮像装置
JPH08179179A (ja) レンズ保持装置、カメラおよび光学装置
US20220291571A1 (en) Lens apparatus and imaging apparatus having the same
JP2001208947A (ja) 遮光枠の固定装置
US5995760A (en) Interchangeable-lens camera system having a waterproof mount mechanism, and photo-taking lens barrel and camera body used in the camera system
JPWO2018096857A1 (ja) レンズユニット、カメラシステム、および弾性部材
JPH07114088A (ja) カメラのマウント構造
US4812865A (en) Camera system with interchangeable lens unit
JP2009300928A (ja) カメラアクセサリ及びカメラシステム
JP2009300926A (ja) カメラアクセサリ及びカメラシステム
JP2000019371A (ja) レンズ保持装置
CN110824815B (zh) 配件和包括所述配件的成像装置
JPH07128718A (ja) カメラのマウント機構
JP2020012881A (ja) 撮像装置及びマウント装置
CN217879776U (zh) 镜头单元
JP2004272196A (ja) 撮像装置
JP7139606B2 (ja) 交換レンズ
JP3830469B2 (ja) 撮像装置