JPH11173791A - 自動弾丸供給機構付玩具銃 - Google Patents
自動弾丸供給機構付玩具銃Info
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- JPH11173791A JPH11173791A JP9340096A JP34009697A JPH11173791A JP H11173791 A JPH11173791 A JP H11173791A JP 9340096 A JP9340096 A JP 9340096A JP 34009697 A JP34009697 A JP 34009697A JP H11173791 A JPH11173791 A JP H11173791A
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- 238000010304 firing Methods 0.000 description 15
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- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 2
- 238000010009 beating Methods 0.000 description 2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F41—WEAPONS
- F41B—WEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F41B11/00—Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns
- F41B11/80—Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns specially adapted for particular purposes
- F41B11/89—Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns specially adapted for particular purposes for toys
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F41B—WEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F41B11/00—Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns
- F41B11/50—Magazines for compressed-gas guns; Arrangements for feeding or loading projectiles from magazines
- F41B11/55—Magazines for compressed-gas guns; Arrangements for feeding or loading projectiles from magazines the projectiles being stored in stacked order in a removable box magazine, rack or tubular magazine
- F41B11/56—Magazines for compressed-gas guns; Arrangements for feeding or loading projectiles from magazines the projectiles being stored in stacked order in a removable box magazine, rack or tubular magazine the magazine also housing a gas cartridge
-
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Abstract
(57)【要約】
【課題】弾丸の発射及びスライダ部の移動による次弾の
装弾室への供給に利用されるガスが蓄圧室から導入され
るガス流通空間を形成する部分を、簡単な構成を有し
て、設計に際しての制約が軽減されるものとなす。 【解決手段】蓄圧室４０に連結されたガス導出通路部４
５に対する開閉弁部４２と、スライダ部１２と共に移動
する受圧部３０Ａと、装弾室４と受圧部３０Ａとの間に
配され、スライダ部１２の移動方向に沿う方向に移動可
能とされた可動部材１５とを備え、可動部材１５が、第
１及び第２のガス案内部３５及び３６が相互連結されて
設けられ、開閉弁部４２によりガス導出通路部４５が開
状態とされるとき、第１及び第２のガス案内部３５及び
３６の夫々におけるガス流動抵抗の差に基づいて、装弾
室４に供給された弾丸にそれを前方に移動させるガス圧
を第１のガス案内部３５を通じて作用させるとともに、
受圧部３０Ａにスライダ部１２を後方に移動させるガス
圧を第２のガス案内部３６を通じて作用させ、その後、
スライダ部１２の移動に伴って後方に移動し、弾倉３８
から装弾室４への弾丸の供給を準備するものとされる。
装弾室への供給に利用されるガスが蓄圧室から導入され
るガス流通空間を形成する部分を、簡単な構成を有し
て、設計に際しての制約が軽減されるものとなす。 【解決手段】蓄圧室４０に連結されたガス導出通路部４
５に対する開閉弁部４２と、スライダ部１２と共に移動
する受圧部３０Ａと、装弾室４と受圧部３０Ａとの間に
配され、スライダ部１２の移動方向に沿う方向に移動可
能とされた可動部材１５とを備え、可動部材１５が、第
１及び第２のガス案内部３５及び３６が相互連結されて
設けられ、開閉弁部４２によりガス導出通路部４５が開
状態とされるとき、第１及び第２のガス案内部３５及び
３６の夫々におけるガス流動抵抗の差に基づいて、装弾
室４に供給された弾丸にそれを前方に移動させるガス圧
を第１のガス案内部３５を通じて作用させるとともに、
受圧部３０Ａにスライダ部１２を後方に移動させるガス
圧を第２のガス案内部３６を通じて作用させ、その後、
スライダ部１２の移動に伴って後方に移動し、弾倉３８
から装弾室４への弾丸の供給を準備するものとされる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、バレル部の後端部分に設けられた装弾室
に対し、ガス圧により発射される弾丸を、ガス圧を利用
して自動的に供給する自動弾丸供給機構を備えた玩具銃
に関する。
された発明は、バレル部の後端部分に設けられた装弾室
に対し、ガス圧により発射される弾丸を、ガス圧を利用
して自動的に供給する自動弾丸供給機構を備えた玩具銃
に関する。
【０００２】
【従来の技術】遊戯銃（エアソフトガン）と称される玩
具銃にあっては、通常、形状，質感に加えて、見かけ上
の動作も実物と同様なものとなるように作成される。斯
かる玩具銃のうち、トリガの操作に応じてバレルに沿っ
て配されたスライダが移動するようになされた銃を模し
たものにおいて、バレルの後端部分に設けられた装弾室
に装填された弾丸の発射をガス圧により行うことに加え
て、装弾室に対する弾丸の供給もガス圧を利用して行う
ようにされたものが知られている。例えば、実開平3-38
593 号公報にも示される如くに、エアが充填されるとと
もに、開閉弁部により開閉制御されるガス導出通路部が
設けられた蓄圧ボンベ，弾倉，第１及び第２の弁，第１
及び第２のガス通路、及び、給弾レバーがグリップ部に
配されるとともに、着弾孔が設けられたバレルに対して
配されたスライダ内に、着弾孔を形成する弾倉板を介し
てバレルに対向するシリンダが配され、さらに、弾倉板
に係合して選択的に弾倉板を昇降させる回転カム、及
び、スライダの移動に伴って移動せしめられるスプリン
グガイド部材が配され、蓄圧ボンベからのエアの圧力を
利用して、着弾孔に装填された弾丸の発射及び着弾孔に
対する弾丸の供給を行うようにされた玩具銃が提案され
ている。
具銃にあっては、通常、形状，質感に加えて、見かけ上
の動作も実物と同様なものとなるように作成される。斯
かる玩具銃のうち、トリガの操作に応じてバレルに沿っ
て配されたスライダが移動するようになされた銃を模し
たものにおいて、バレルの後端部分に設けられた装弾室
に装填された弾丸の発射をガス圧により行うことに加え
て、装弾室に対する弾丸の供給もガス圧を利用して行う
ようにされたものが知られている。例えば、実開平3-38
593 号公報にも示される如くに、エアが充填されるとと
もに、開閉弁部により開閉制御されるガス導出通路部が
設けられた蓄圧ボンベ，弾倉，第１及び第２の弁，第１
及び第２のガス通路、及び、給弾レバーがグリップ部に
配されるとともに、着弾孔が設けられたバレルに対して
配されたスライダ内に、着弾孔を形成する弾倉板を介し
てバレルに対向するシリンダが配され、さらに、弾倉板
に係合して選択的に弾倉板を昇降させる回転カム、及
び、スライダの移動に伴って移動せしめられるスプリン
グガイド部材が配され、蓄圧ボンベからのエアの圧力を
利用して、着弾孔に装填された弾丸の発射及び着弾孔に
対する弾丸の供給を行うようにされた玩具銃が提案され
ている。
【０００３】このような玩具銃においては、トリガが引
かれると、第１の弁が、開閉弁部によってガス導出通路
部が開状態にされた蓄圧ボンベからのエアが第１のガス
通路を通じてシリンダ内に供給されることになる状態に
おかれ、そのシリンダ内に供給されるエアの圧力によ
り、シリンダ内に収容されたピストン部材がスライダを
初期位置から後退させる。そして、斯かる蓄圧ボンベか
らのエアが供給されるシリンダは、スライダが所定量後
退せしめられると排気状態におかれる。一方、スライダ
の初期位置からの後退に伴って、スプリングガイド部材
がスプリング部材を圧縮しつつ後退せしめられて、回転
カムをそれに係合した弾倉板を下降させる方向に回転さ
せる。それにより、弾倉板における着弾孔が、銃口に対
向する初期位置から弾倉から排出された弾丸に対向する
位置に移動せしめられる。そして、その弾倉から排出さ
れた弾丸が、トリガに連動して揺動せしめられる給弾レ
バーにより着弾孔内に装填される。
かれると、第１の弁が、開閉弁部によってガス導出通路
部が開状態にされた蓄圧ボンベからのエアが第１のガス
通路を通じてシリンダ内に供給されることになる状態に
おかれ、そのシリンダ内に供給されるエアの圧力によ
り、シリンダ内に収容されたピストン部材がスライダを
初期位置から後退させる。そして、斯かる蓄圧ボンベか
らのエアが供給されるシリンダは、スライダが所定量後
退せしめられると排気状態におかれる。一方、スライダ
の初期位置からの後退に伴って、スプリングガイド部材
がスプリング部材を圧縮しつつ後退せしめられて、回転
カムをそれに係合した弾倉板を下降させる方向に回転さ
せる。それにより、弾倉板における着弾孔が、銃口に対
向する初期位置から弾倉から排出された弾丸に対向する
位置に移動せしめられる。そして、その弾倉から排出さ
れた弾丸が、トリガに連動して揺動せしめられる給弾レ
バーにより着弾孔内に装填される。
【０００４】斯かるもとで、シリンダが排気状態におか
れ、スライダが後退位置から前進して初期位置に到達す
る際に、スプリング部材がスプリングガイド部材を元の
位置に戻す復帰状態とされ、それにより、回転カムが弾
倉板を上昇させる方向に回転せしめられて、弾丸が装填
された着弾孔が初期位置におかれる。このように弾丸が
装填された着弾孔が初期位置におかれる際、トリガに連
動して回転するハンマーにより、第２の弁が、開閉弁部
によってガス導出通路部が開状態にされた蓄圧ボンベか
らのエアが第２のガス通路を通じて着弾孔に供給される
ことになる状態におかれ、その着弾孔に供給されるエア
の圧力により、着弾孔に装填された弾丸が、後退位置か
ら前進するスライダの初期位置への到達に伴って発射さ
れる。
れ、スライダが後退位置から前進して初期位置に到達す
る際に、スプリング部材がスプリングガイド部材を元の
位置に戻す復帰状態とされ、それにより、回転カムが弾
倉板を上昇させる方向に回転せしめられて、弾丸が装填
された着弾孔が初期位置におかれる。このように弾丸が
装填された着弾孔が初期位置におかれる際、トリガに連
動して回転するハンマーにより、第２の弁が、開閉弁部
によってガス導出通路部が開状態にされた蓄圧ボンベか
らのエアが第２のガス通路を通じて着弾孔に供給される
ことになる状態におかれ、その着弾孔に供給されるエア
の圧力により、着弾孔に装填された弾丸が、後退位置か
ら前進するスライダの初期位置への到達に伴って発射さ
れる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの、バレル
に対して移動可能に設けられたスライダ内に圧力室を形
成するシリンダが配され、トリガが引かれて行われる圧
力室に対するエアの給排により着弾孔に対する弾丸の供
給が行われるようにされた玩具銃として従来提案されて
いるものにあっては、弾丸の自動連射が可能とされる。
しかしながら、蓄圧ボンベに対し、開閉弁部に加えて第
１及び第２の弁が設けられることに伴って、開閉弁部を
ガス導出通路が開状態とされる位置に維持する連結部，
第１の弁の動作制御を行う弁制御機構、及び、第２の弁
の動作制御を行うハンマー等を含んで構成される、蓄圧
ボンベから導出されるエアを制御するガス制御手段の構
成が、全体として比較的大規模で複雑なものとなってし
まうとともに、それにより、玩具銃本体におけるガス制
御手段の配置スペースの確保が容易でないという問題が
ある。しかも、ガス制御手段を構成する開閉弁部，第１
及び第２の弁の夫々は、実質的に、蓄圧ボンベに関連し
て形成されるガス導出通路を伴うガス流通空間に配さ
れ、それにより、ガス流通空間を形成する部分について
の設計に、比較的厳しい制約が課せられることになって
しまう。
に対して移動可能に設けられたスライダ内に圧力室を形
成するシリンダが配され、トリガが引かれて行われる圧
力室に対するエアの給排により着弾孔に対する弾丸の供
給が行われるようにされた玩具銃として従来提案されて
いるものにあっては、弾丸の自動連射が可能とされる。
しかしながら、蓄圧ボンベに対し、開閉弁部に加えて第
１及び第２の弁が設けられることに伴って、開閉弁部を
ガス導出通路が開状態とされる位置に維持する連結部，
第１の弁の動作制御を行う弁制御機構、及び、第２の弁
の動作制御を行うハンマー等を含んで構成される、蓄圧
ボンベから導出されるエアを制御するガス制御手段の構
成が、全体として比較的大規模で複雑なものとなってし
まうとともに、それにより、玩具銃本体におけるガス制
御手段の配置スペースの確保が容易でないという問題が
ある。しかも、ガス制御手段を構成する開閉弁部，第１
及び第２の弁の夫々は、実質的に、蓄圧ボンベに関連し
て形成されるガス導出通路を伴うガス流通空間に配さ
れ、それにより、ガス流通空間を形成する部分について
の設計に、比較的厳しい制約が課せられることになって
しまう。
【０００６】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、蓄圧室からのガス圧が利用されて発
射される弾丸が装填される装弾室がバレル部の後端部分
に設けられるとともに、蓄圧室からのガス圧が利用され
てバレル部に沿って後退するスライダ部に伴って後退せ
しめられ、弾丸が発射された後の装弾室に次の弾丸を供
給するための準備を行う可動部材が設けられたもとで、
ガス導出通路部を伴った蓄圧室に関連して形成されるガ
ス流通空間に設けられる弁手段を含んで構成されて、蓄
圧室からガス導出通路部を通じて導出されるガスを制御
するガス制御手段が、比較的小規模でその構成が極めて
簡略化されることになるとともに、ガス流通空間を形成
する部分の設計に際しての制約が大幅に軽減されること
になる、自動弾丸供給機構付玩具銃を提供する。
記載された発明は、蓄圧室からのガス圧が利用されて発
射される弾丸が装填される装弾室がバレル部の後端部分
に設けられるとともに、蓄圧室からのガス圧が利用され
てバレル部に沿って後退するスライダ部に伴って後退せ
しめられ、弾丸が発射された後の装弾室に次の弾丸を供
給するための準備を行う可動部材が設けられたもとで、
ガス導出通路部を伴った蓄圧室に関連して形成されるガ
ス流通空間に設けられる弁手段を含んで構成されて、蓄
圧室からガス導出通路部を通じて導出されるガスを制御
するガス制御手段が、比較的小規模でその構成が極めて
簡略化されることになるとともに、ガス流通空間を形成
する部分の設計に際しての制約が大幅に軽減されること
になる、自動弾丸供給機構付玩具銃を提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項１から請求項５までのいずれかに記載され
た発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃は、ガス導出通
路部が連結されて配された蓄圧室と、バレル部の後端部
分に設けられた装弾室と、装弾室に供給された弾丸を発
射させるべく操作されるトリガに連動してガス導出通路
部を開閉する開閉弁部と、バレル部に沿って移動し得る
ものとされたスライダ部と、スライダ部におけるバレル
部の後方となる部分内に設けられ、スライダ部と一体的
に移動する受圧部と、装弾室と受圧部との間に配され、
スライダ部の移動方向に沿う方向に移動可能とされた可
動部材とを備え、可動部材が、ガス導出通路部を通じて
供給される蓄圧室からのガスを装弾室へと案内する第１
のガス案内部と、蓄圧室からのガスを受圧部へと案内す
る第２のガス案内部とが、相互連結状態とされて設けら
れており、開閉弁部によりガス導出通路部が開状態とさ
れている期間に、第１のガス案内部と第２のガス案内部
とにおけるガス流動抵抗の差に基づいて、装弾室に供給
された弾丸にそれを装弾室から前方へと移動させるガス
圧を作用させるとともに、弾丸が装弾室から前方へと移
動した後において、第１のガス案内部をガスが通じる状
態のもとで、受圧部にスライダ部を後方に移動させるガ
ス圧を作用させ、その後、スライダ部の後方への移動に
伴って後方に移動して、弾倉から装弾室への弾丸の供給
のための準備を行うものとされて、構成される。
おける請求項１から請求項５までのいずれかに記載され
た発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃は、ガス導出通
路部が連結されて配された蓄圧室と、バレル部の後端部
分に設けられた装弾室と、装弾室に供給された弾丸を発
射させるべく操作されるトリガに連動してガス導出通路
部を開閉する開閉弁部と、バレル部に沿って移動し得る
ものとされたスライダ部と、スライダ部におけるバレル
部の後方となる部分内に設けられ、スライダ部と一体的
に移動する受圧部と、装弾室と受圧部との間に配され、
スライダ部の移動方向に沿う方向に移動可能とされた可
動部材とを備え、可動部材が、ガス導出通路部を通じて
供給される蓄圧室からのガスを装弾室へと案内する第１
のガス案内部と、蓄圧室からのガスを受圧部へと案内す
る第２のガス案内部とが、相互連結状態とされて設けら
れており、開閉弁部によりガス導出通路部が開状態とさ
れている期間に、第１のガス案内部と第２のガス案内部
とにおけるガス流動抵抗の差に基づいて、装弾室に供給
された弾丸にそれを装弾室から前方へと移動させるガス
圧を作用させるとともに、弾丸が装弾室から前方へと移
動した後において、第１のガス案内部をガスが通じる状
態のもとで、受圧部にスライダ部を後方に移動させるガ
ス圧を作用させ、その後、スライダ部の後方への移動に
伴って後方に移動して、弾倉から装弾室への弾丸の供給
のための準備を行うものとされて、構成される。
【０００８】特に、請求項２に記載された発明に係る自
動弾丸供給機構付玩具銃にあっては、第１のガス案内部
が、第２のガス案内部の内径より小となる内径を有する
ものとされる。
動弾丸供給機構付玩具銃にあっては、第１のガス案内部
が、第２のガス案内部の内径より小となる内径を有する
ものとされる。
【０００９】上述の如くに構成される本願の特許請求の
範囲における請求項１から請求項５までのいずれかに記
載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃にあって
は、開閉弁部によりガス導出通路部が開状態とされる
と、その開状態とされたガス導出通路部を通じて、可動
部材内に設けられた第１のガス案内部及び第２のガス案
内部に蓄圧室からのガスが供給され、それにより、第１
のガス案内部を通じたガス圧が、装弾室に供給された弾
丸に作用せしめられるとともに、第２のガス案内部を通
じたガス圧が、受圧部に作用せしめられる状態とされ
る。このとき、第１のガス案内部と第２のガス案内部と
の夫々におけるガス流動抵抗の差によって、装弾室に供
給された弾丸がそれに作用するガス圧により装弾室から
前方へと移動し、その後において、引き続き第１のガス
案内部をガスが通じる状態のもとで、受圧部がそれに作
用するガス圧によりスライダ部を伴って後方に移動する
状態が得られ、さらに、スライダ部の移動に伴って可動
部材も後方に移動して、弾倉から装弾室への弾丸の供給
のための準備が行われる。従って、蓄圧室に連結された
ガス導出通路部を開閉する開閉弁部、及び、装弾室と受
圧部との間に配された可動部材を主要構成要素として、
蓄圧室から導出されるガスを制御するガス制御手段が構
成されることになる。
範囲における請求項１から請求項５までのいずれかに記
載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃にあって
は、開閉弁部によりガス導出通路部が開状態とされる
と、その開状態とされたガス導出通路部を通じて、可動
部材内に設けられた第１のガス案内部及び第２のガス案
内部に蓄圧室からのガスが供給され、それにより、第１
のガス案内部を通じたガス圧が、装弾室に供給された弾
丸に作用せしめられるとともに、第２のガス案内部を通
じたガス圧が、受圧部に作用せしめられる状態とされ
る。このとき、第１のガス案内部と第２のガス案内部と
の夫々におけるガス流動抵抗の差によって、装弾室に供
給された弾丸がそれに作用するガス圧により装弾室から
前方へと移動し、その後において、引き続き第１のガス
案内部をガスが通じる状態のもとで、受圧部がそれに作
用するガス圧によりスライダ部を伴って後方に移動する
状態が得られ、さらに、スライダ部の移動に伴って可動
部材も後方に移動して、弾倉から装弾室への弾丸の供給
のための準備が行われる。従って、蓄圧室に連結された
ガス導出通路部を開閉する開閉弁部、及び、装弾室と受
圧部との間に配された可動部材を主要構成要素として、
蓄圧室から導出されるガスを制御するガス制御手段が構
成されることになる。
【００１０】このようなガス制御手段は、その全体が比
較的小規模で、構成が著しく簡略化されたものとされ、
かつ、玩具銃本体における配置スペースの確保が容易な
ものとされる。しかも、蓄圧室に連結されたガス導出通
路部と可動部材内に設けられた第１及び第２のガス案内
部とを含んで形成されるガス流通空間に対して設けられ
る弁手段が開閉弁部のみとされるので、ガス流通空間を
形成する部分、特に、可動部材内に設けられる第１及び
第２のガス案内部を含む部分の設計に際しての制約が大
幅に軽減されることになる。
較的小規模で、構成が著しく簡略化されたものとされ、
かつ、玩具銃本体における配置スペースの確保が容易な
ものとされる。しかも、蓄圧室に連結されたガス導出通
路部と可動部材内に設けられた第１及び第２のガス案内
部とを含んで形成されるガス流通空間に対して設けられ
る弁手段が開閉弁部のみとされるので、ガス流通空間を
形成する部分、特に、可動部材内に設けられる第１及び
第２のガス案内部を含む部分の設計に際しての制約が大
幅に軽減されることになる。
【００１１】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項２に記載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃
においては、可動部材内に設けられる第１及び第２のガ
ス案内部が、第２のガス案内部の内径に比して第１のガ
ス案内部の内径が小とされ、それにより、第１のガス案
内部におけるガス流動抵抗が第２のガス案内部における
ガス流動抵抗より大とされる。その結果、可動部材内に
第１及び第２のガス案内部が設けられるだけの極めて簡
単な構成がとられるもとで、装弾室に供給された弾丸が
装弾室の前方に移動した後に、スライダ部が後方に移動
することになる動作が得られることになる。
項２に記載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃
においては、可動部材内に設けられる第１及び第２のガ
ス案内部が、第２のガス案内部の内径に比して第１のガ
ス案内部の内径が小とされ、それにより、第１のガス案
内部におけるガス流動抵抗が第２のガス案内部における
ガス流動抵抗より大とされる。その結果、可動部材内に
第１及び第２のガス案内部が設けられるだけの極めて簡
単な構成がとられるもとで、装弾室に供給された弾丸が
装弾室の前方に移動した後に、スライダ部が後方に移動
することになる動作が得られることになる。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項１から請求項５までのいずれかに記載され
た発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の一例を示す。
おける請求項１から請求項５までのいずれかに記載され
た発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の一例を示す。
【００１３】図１に示される例においては、トリガ１，
アウターバレル３Ｕ及びインナーバレル３Ｉから成るバ
レル部３，バレル部３の後端部に設けられた装弾室４、
及び、グリップ６を有した玩具銃本体１０と、グリップ
６内に着脱可能に収容されたケース１１とが設けられる
とともに、バレル部３に対して移動可能に設けられたス
ライダ部１２及びスライダ部１２内に設けられた可動部
材１５が配されたものとされている。装弾室４は、ゴム
材等の弾性摩擦材で成る環状部材４Ａの後方側部分によ
って形成されており、環状部材４Ａにおける前方側部分
はインナーバレル３Ｉの後端部に嵌合せしめられてい
る。
アウターバレル３Ｕ及びインナーバレル３Ｉから成るバ
レル部３，バレル部３の後端部に設けられた装弾室４、
及び、グリップ６を有した玩具銃本体１０と、グリップ
６内に着脱可能に収容されたケース１１とが設けられる
とともに、バレル部３に対して移動可能に設けられたス
ライダ部１２及びスライダ部１２内に設けられた可動部
材１５が配されたものとされている。装弾室４は、ゴム
材等の弾性摩擦材で成る環状部材４Ａの後方側部分によ
って形成されており、環状部材４Ａにおける前方側部分
はインナーバレル３Ｉの後端部に嵌合せしめられてい
る。
【００１４】グリップ６には、可動バー１６及びハンマ
ー１８が配されている。可動バー１６におけるグリップ
６から突出した前方側部分は、トリガ１に連結されてい
る。トリガ１は、その上端部がピン部材１９を介して玩
具銃本体１０に取り付けられて、ピン部材１９を支点と
する回動が可能なものとされており、可動バー１６は、
その前方側部分がトリガ１にピン部材２０を介して取り
付けられている。前方側部分がトリガ１に連結された可
動バー１６は、トリガ１から玩具銃本体１０の後方側に
向けて伸びる形状を有し、ピン部材２０を支点とする回
動が可能とされるとともに、前後方向への移動が可能な
ものとされている。
ー１８が配されている。可動バー１６におけるグリップ
６から突出した前方側部分は、トリガ１に連結されてい
る。トリガ１は、その上端部がピン部材１９を介して玩
具銃本体１０に取り付けられて、ピン部材１９を支点と
する回動が可能なものとされており、可動バー１６は、
その前方側部分がトリガ１にピン部材２０を介して取り
付けられている。前方側部分がトリガ１に連結された可
動バー１６は、トリガ１から玩具銃本体１０の後方側に
向けて伸びる形状を有し、ピン部材２０を支点とする回
動が可能とされるとともに、前後方向への移動が可能な
ものとされている。
【００１５】斯かるトリガ１は、それが引かれると、ピ
ン部材１９を支点として、図１に示される如くの、前方
当接部１Ａが玩具銃本体１０に設けられた係止部１０Ａ
に当接する基準位置から、後方凹部１Ｂが玩具銃本体１
０に設けられた係止部１０Ｂに当接する弾丸発射用位置
まで回動せしめられるものとされている。トリガ１に配
されたピン部材１９、及び、可動バー１６の前方側部分
に設けられた屈曲部に配された係止部材には、コイルス
プリング２２の両端部が夫々係止されており、コイルス
プリング２２は、トリガ１を、その前方当接部１Ａが玩
具銃本体１０の係止部１０Ａに当接するものとなる方向
に向けて付勢している。
ン部材１９を支点として、図１に示される如くの、前方
当接部１Ａが玩具銃本体１０に設けられた係止部１０Ａ
に当接する基準位置から、後方凹部１Ｂが玩具銃本体１
０に設けられた係止部１０Ｂに当接する弾丸発射用位置
まで回動せしめられるものとされている。トリガ１に配
されたピン部材１９、及び、可動バー１６の前方側部分
に設けられた屈曲部に配された係止部材には、コイルス
プリング２２の両端部が夫々係止されており、コイルス
プリング２２は、トリガ１を、その前方当接部１Ａが玩
具銃本体１０の係止部１０Ａに当接するものとなる方向
に向けて付勢している。
【００１６】可動バー１６の後方側部分には、上下方向
に伸びる位置規制部１６Ａが設けられている。可動バー
１６に設けられた位置規制部１６Ａは、適宜、可動バー
１６全体についての位置規制を行う部分とされており、
位置規制部１６Ａには、ハンマー１８が対向配置されて
いる。可動バー１６は、それに設けられた位置規制部１
６Ａとハンマー１８との相互位置関係に応じて、トリガ
１に対する操作力を位置規制部１６Ａを通じてハンマー
１８に伝達し得る操作力伝達状態をとるものとされてい
る。
に伸びる位置規制部１６Ａが設けられている。可動バー
１６に設けられた位置規制部１６Ａは、適宜、可動バー
１６全体についての位置規制を行う部分とされており、
位置規制部１６Ａには、ハンマー１８が対向配置されて
いる。可動バー１６は、それに設けられた位置規制部１
６Ａとハンマー１８との相互位置関係に応じて、トリガ
１に対する操作力を位置規制部１６Ａを通じてハンマー
１８に伝達し得る操作力伝達状態をとるものとされてい
る。
【００１７】ハンマー１８は、その下端部分に配された
ピン部材２３を介して玩具銃本体１０により回動可能に
支持されている。ハンマー１８の上方側部分には、トリ
ガ１に向けて突出する殴打部１８Ａが設けられている。
さらに、ハンマー１８の中間部分には、コイルスプリン
グ２４がその一部をハンマー１８から外部に突出させて
収容されている。斯かるハンマー１８には、それから外
部に突出するコイルスプリング２４に当接する回動部材
２５が配されている。回動部材２５は、ハンマー１８と
共にピン部材２３を介して玩具銃本体１０に回動可能に
支持されており、所定範囲内でのハンマー１８との相対
動が可能な状態をもって、ハンマー１８に係合配置され
ている。それにより、ハンマー１８に収容される状態を
もって、ハンマー１８と回動部材２５との間に配された
コイルスプリング２４は、その伸縮が回動部材２５によ
り規制される範囲内で可能なものとされている。
ピン部材２３を介して玩具銃本体１０により回動可能に
支持されている。ハンマー１８の上方側部分には、トリ
ガ１に向けて突出する殴打部１８Ａが設けられている。
さらに、ハンマー１８の中間部分には、コイルスプリン
グ２４がその一部をハンマー１８から外部に突出させて
収容されている。斯かるハンマー１８には、それから外
部に突出するコイルスプリング２４に当接する回動部材
２５が配されている。回動部材２５は、ハンマー１８と
共にピン部材２３を介して玩具銃本体１０に回動可能に
支持されており、所定範囲内でのハンマー１８との相対
動が可能な状態をもって、ハンマー１８に係合配置され
ている。それにより、ハンマー１８に収容される状態を
もって、ハンマー１８と回動部材２５との間に配された
コイルスプリング２４は、その伸縮が回動部材２５によ
り規制される範囲内で可能なものとされている。
【００１８】さらに、ハンマー１８及び回動部材２５に
対して共通のものとされたピン部材２３には、トグルス
プリング２６が巻装されている。トグルスプリング２６
は、その一端部が玩具銃本体１０により係止されるとと
もに、その他端部が回動部材２５により係止されて、回
動部材２５を玩具銃本体１０の前方側に向けて付勢して
おり、ハンマー１８には、回動部材２５を介してトグル
スプリング２６の比較的大なる付勢力が作用せしめられ
る。
対して共通のものとされたピン部材２３には、トグルス
プリング２６が巻装されている。トグルスプリング２６
は、その一端部が玩具銃本体１０により係止されるとと
もに、その他端部が回動部材２５により係止されて、回
動部材２５を玩具銃本体１０の前方側に向けて付勢して
おり、ハンマー１８には、回動部材２５を介してトグル
スプリング２６の比較的大なる付勢力が作用せしめられ
る。
【００１９】一方、スライダ部１２は、バレル部３を構
成するアウターバレル３Ｕに係合して、その前方部分を
成す第１の部分１２Ａと、第１の部分１２Ａと一体的に
形成されてバレル部３の後方側に位置せしめられ、その
後方部分を成す第２の部分１２Ｂとを有するものとされ
ている。そして、スライダ部１２は、トリガ１がその前
方当接部１Ａを玩具銃本体１０の係止部１０Ａに当接さ
せる基準位置にあるもとでは、第１の部分１２Ａがその
前端部を玩具銃本体１０の前端部に近接させる位置にお
かれるとともに、第２の部分１２Ｂが玩具銃本体１０に
おけるバレル部３とグリップ６との間となる中間部分を
覆うものとなる、図１に示される如くの基準位置におか
れる。
成するアウターバレル３Ｕに係合して、その前方部分を
成す第１の部分１２Ａと、第１の部分１２Ａと一体的に
形成されてバレル部３の後方側に位置せしめられ、その
後方部分を成す第２の部分１２Ｂとを有するものとされ
ている。そして、スライダ部１２は、トリガ１がその前
方当接部１Ａを玩具銃本体１０の係止部１０Ａに当接さ
せる基準位置にあるもとでは、第１の部分１２Ａがその
前端部を玩具銃本体１０の前端部に近接させる位置にお
かれるとともに、第２の部分１２Ｂが玩具銃本体１０に
おけるバレル部３とグリップ６との間となる中間部分を
覆うものとなる、図１に示される如くの基準位置におか
れる。
【００２０】スライダ部１２における第１の部分１２Ａ
は、玩具銃本体１０におけるトリガ１の前方側に配され
てバレル部３に沿って伸びるガイド部材２７にも嵌合せ
しめられており、スライダ部１２は、全体がバレル部３
に沿う移動が可能なものとされている。ガイド部材２７
には、コイルスプリング２８が嵌装されており、コイル
スプリング２８は、ガイド部材２７を介してスライダ部
１２の第１の部分１２Ａに係合し、スライダ部１２の全
体を玩具銃本体１０の前方側に向けて付勢している。斯
かるスライダ部１２の第１の部分１２Ａにおけるガイド
部材２７に嵌合する部分は、玩具銃本体１０に設けられ
た当接部１０Ｃに対向せしめられている。
は、玩具銃本体１０におけるトリガ１の前方側に配され
てバレル部３に沿って伸びるガイド部材２７にも嵌合せ
しめられており、スライダ部１２は、全体がバレル部３
に沿う移動が可能なものとされている。ガイド部材２７
には、コイルスプリング２８が嵌装されており、コイル
スプリング２８は、ガイド部材２７を介してスライダ部
１２の第１の部分１２Ａに係合し、スライダ部１２の全
体を玩具銃本体１０の前方側に向けて付勢している。斯
かるスライダ部１２の第１の部分１２Ａにおけるガイド
部材２７に嵌合する部分は、玩具銃本体１０に設けられ
た当接部１０Ｃに対向せしめられている。
【００２１】スライダ部１２における第２の部分１２Ｂ
内には、有底筒状部３０が設けられている。この有底筒
状部３０の底部は、受圧部３０Ａを形成している。
内には、有底筒状部３０が設けられている。この有底筒
状部３０の底部は、受圧部３０Ａを形成している。
【００２２】さらに、スライダ部１２における第２の部
分１２Ｂの内側には、可動部材１５が配されている。こ
の可動部材１５は、装弾室４とスライダ部１２に設けら
れた有底筒状部３０の底部によって形成される受圧部３
０Ａとの間に位置していて、スライダ部１２の移動方向
に沿う方向に移動可能とされている。そして、可動部材
１５は、有底筒状部３０における筒状部３０Ｂ内に挿入
される後方側部分と、装弾室４を形成する環状部材４Ａ
に係合する前方側部分と、後方側部分と前方側部分との
間の中間部分とを有しており、後方側部分には、弾性部
材により形成された環状シール部材３２が装着されてい
る。環状シール部材３２は、可動部材１５における後方
側部分が有底筒状部３０の筒状部３０Ｂ内に挿入される
とき、筒状部３０Ｂの内壁面に当接して、筒状部３０Ｂ
の内壁面と可動部材１５における後方側部分の外周面と
の間を密封する。
分１２Ｂの内側には、可動部材１５が配されている。こ
の可動部材１５は、装弾室４とスライダ部１２に設けら
れた有底筒状部３０の底部によって形成される受圧部３
０Ａとの間に位置していて、スライダ部１２の移動方向
に沿う方向に移動可能とされている。そして、可動部材
１５は、有底筒状部３０における筒状部３０Ｂ内に挿入
される後方側部分と、装弾室４を形成する環状部材４Ａ
に係合する前方側部分と、後方側部分と前方側部分との
間の中間部分とを有しており、後方側部分には、弾性部
材により形成された環状シール部材３２が装着されてい
る。環状シール部材３２は、可動部材１５における後方
側部分が有底筒状部３０の筒状部３０Ｂ内に挿入される
とき、筒状部３０Ｂの内壁面に当接して、筒状部３０Ｂ
の内壁面と可動部材１５における後方側部分の外周面と
の間を密封する。
【００２３】可動部材１５と有底筒状部３０における筒
状部３０Ｂとには、コイルスプリング３３の両端が夫々
取り付けられていて、可動部材１５の全体が、コイルス
プリング３３によって、有底筒状部３０における底部が
形成する受圧部３０Ａ側に付勢されている。可動部材１
５は、スライダ部１２が基準位置にあるもとでは、前方
側部分が装弾室４を形成する環状部材４Ａに係合すると
ともに、後方側部分が有底筒状部３０における筒状部３
０Ｂ内に挿入される位置におかれる。
状部３０Ｂとには、コイルスプリング３３の両端が夫々
取り付けられていて、可動部材１５の全体が、コイルス
プリング３３によって、有底筒状部３０における底部が
形成する受圧部３０Ａ側に付勢されている。可動部材１
５は、スライダ部１２が基準位置にあるもとでは、前方
側部分が装弾室４を形成する環状部材４Ａに係合すると
ともに、後方側部分が有底筒状部３０における筒状部３
０Ｂ内に挿入される位置におかれる。
【００２４】斯かる可動部材１５は、その内部にガス流
通空間を形成する内部空間形成部を有している。可動部
材１５における内部空間形成部は、弾丸発射用ガス流通
空間を形成する第１のガス案内部３５と、弾丸供給用ガ
ス流通空間を形成する第２のガス案内部３６と、第１の
ガス案内部３５と第２のガス案内部３６との間に位置し
て、第１のガス案内部３５と第２のガス案内部３６とを
相互連結状態となす連結部３７とが設けられたものとさ
れている。
通空間を形成する内部空間形成部を有している。可動部
材１５における内部空間形成部は、弾丸発射用ガス流通
空間を形成する第１のガス案内部３５と、弾丸供給用ガ
ス流通空間を形成する第２のガス案内部３６と、第１の
ガス案内部３５と第２のガス案内部３６との間に位置し
て、第１のガス案内部３５と第２のガス案内部３６とを
相互連結状態となす連結部３７とが設けられたものとさ
れている。
【００２５】第１のガス案内部３５は、その内径が、例
えば、略2.9mm とされる比較的小なる値をとるものとさ
れて、弾丸発射用ガス流通空間を形成し、また、第２の
ガス案内部３６は、その内径が、例えば、略12.6mmとさ
れ、第１のガス案内部３５の内径の約4.3 倍とされる値
をとるものとされて、弾丸供給用ガス流通空間を形成す
る。即ち、第１のガス案内部３５の内径、従って、弾丸
発射用ガス流通空間の径が、第２のガス案内部３６の内
径、従って、弾丸供給用ガス流通空間の径より小（例え
ば、約1/4.3)とされているのであり、その結果、弾丸発
射用ガス流通空間を形成する第１のガス案内部３５にお
けるガス流動抵抗が、弾丸供給用ガス流通空間を形成す
る第２のガス案内部３６におけるガス流動抵抗より大と
されている。
えば、略2.9mm とされる比較的小なる値をとるものとさ
れて、弾丸発射用ガス流通空間を形成し、また、第２の
ガス案内部３６は、その内径が、例えば、略12.6mmとさ
れ、第１のガス案内部３５の内径の約4.3 倍とされる値
をとるものとされて、弾丸供給用ガス流通空間を形成す
る。即ち、第１のガス案内部３５の内径、従って、弾丸
発射用ガス流通空間の径が、第２のガス案内部３６の内
径、従って、弾丸供給用ガス流通空間の径より小（例え
ば、約1/4.3)とされているのであり、その結果、弾丸発
射用ガス流通空間を形成する第１のガス案内部３５にお
けるガス流動抵抗が、弾丸供給用ガス流通空間を形成す
る第２のガス案内部３６におけるガス流動抵抗より大と
されている。
【００２６】第１のガス案内部３５は、一端が可動部材
１５の前方側部分において装弾室４に向かって開口する
とともに、他端が連結部３７に連結されている。また、
第２のガス案内部３６は、一端が可動部材１５の後方側
部分において受圧部３０Ａに向かって開口するととも
に、他端が連結部３７に連結されている。連結部３７
は、可動部材１５の中間部において下方に向かって開口
する連結空間を形成しており、その連結空間を通じて、
第１のガス案内部３５が形成する弾丸発射用ガス流通空
間と第２のガス案内部３６が形成する弾丸供給用ガス流
通空間とを相互連通状態となしている。従って、スライ
ダ部１２が基準位置にあるもとでは、第１のガス案内部
３５が形成する弾丸発射用ガス流通空間の一端が装弾室
４に連結され、また、第２のガス案内部３６が形成する
弾丸供給用ガス流通空間の一端が受圧部３０Ａに近接対
向するとともに、連結部３７が形成する連結空間の一端
がグリップ６の上端部に近接対向するものとされること
になる。
１５の前方側部分において装弾室４に向かって開口する
とともに、他端が連結部３７に連結されている。また、
第２のガス案内部３６は、一端が可動部材１５の後方側
部分において受圧部３０Ａに向かって開口するととも
に、他端が連結部３７に連結されている。連結部３７
は、可動部材１５の中間部において下方に向かって開口
する連結空間を形成しており、その連結空間を通じて、
第１のガス案内部３５が形成する弾丸発射用ガス流通空
間と第２のガス案内部３６が形成する弾丸供給用ガス流
通空間とを相互連通状態となしている。従って、スライ
ダ部１２が基準位置にあるもとでは、第１のガス案内部
３５が形成する弾丸発射用ガス流通空間の一端が装弾室
４に連結され、また、第２のガス案内部３６が形成する
弾丸供給用ガス流通空間の一端が受圧部３０Ａに近接対
向するとともに、連結部３７が形成する連結空間の一端
がグリップ６の上端部に近接対向するものとされること
になる。
【００２７】斯かる可動部材１５における内部空間形成
部は、それに設けられた第１のガス案内部３５，第１の
ガス案内部３５の内径より大とされる内径を有した第２
のガス案内部３６及び連結部３７のいずれにも、弁手段
もしくは他の移動部材が配されないものとされており、
それにより、設計に際しての制約が大幅に軽減されるこ
とになる。
部は、それに設けられた第１のガス案内部３５，第１の
ガス案内部３５の内径より大とされる内径を有した第２
のガス案内部３６及び連結部３７のいずれにも、弁手段
もしくは他の移動部材が配されないものとされており、
それにより、設計に際しての制約が大幅に軽減されるこ
とになる。
【００２８】このように第１のガス案内部３５の内径よ
り大なる内径を有した第２のガス案内部３６が可動部材
１５における後方側部分内に設けられたものとされるこ
とにより、可動部材１５における後方側部分が挿入され
る状態が得られるものとされた有底筒状部３０における
筒状部３０Ｂは、その内径が第２のガス案内部３６の内
径より大とされ、それに伴い、筒状部３０Ｂの底部とさ
れて、筒状部３０Ｂの内径を定める受圧部３０Ａは、第
２のガス案内部３６が形成する弾丸供給用ガス流通空間
の断面積より大なる受圧面積を有することになる。
り大なる内径を有した第２のガス案内部３６が可動部材
１５における後方側部分内に設けられたものとされるこ
とにより、可動部材１５における後方側部分が挿入され
る状態が得られるものとされた有底筒状部３０における
筒状部３０Ｂは、その内径が第２のガス案内部３６の内
径より大とされ、それに伴い、筒状部３０Ｂの底部とさ
れて、筒状部３０Ｂの内径を定める受圧部３０Ａは、第
２のガス案内部３６が形成する弾丸供給用ガス流通空間
の断面積より大なる受圧面積を有することになる。
【００２９】一方、ケース１１は、グリップ６の下方端
部に設けられた開口からグリップ６内に挿入され、底部
がグリップ６の下方端部に当接係合せしめられて、グリ
ップ６内における位置決めが行われるものとされてい
る。ケース１１内には、装填された複数の弾丸ＢＢを最
上端部３８Ａ側に付勢するコイルスプリング３９が内蔵
された弾倉３８，例えば、液化ガスが充填された蓄圧室
４０、及び、開閉弁部４２を移動可能に収容するととも
に蓄圧室４０に連結されて、全体がケース１１の上端部
に向けて伸びるガス導出通路部４５が設けられている。
ガス導出通路部４５には、可動部材１５内に設けられた
連結部３７と選択的に連結状態におかれる上方ガス通路
４６が設けられている。上方ガス通路４６は弾性材料に
より形成されている。
部に設けられた開口からグリップ６内に挿入され、底部
がグリップ６の下方端部に当接係合せしめられて、グリ
ップ６内における位置決めが行われるものとされてい
る。ケース１１内には、装填された複数の弾丸ＢＢを最
上端部３８Ａ側に付勢するコイルスプリング３９が内蔵
された弾倉３８，例えば、液化ガスが充填された蓄圧室
４０、及び、開閉弁部４２を移動可能に収容するととも
に蓄圧室４０に連結されて、全体がケース１１の上端部
に向けて伸びるガス導出通路部４５が設けられている。
ガス導出通路部４５には、可動部材１５内に設けられた
連結部３７と選択的に連結状態におかれる上方ガス通路
４６が設けられている。上方ガス通路４６は弾性材料に
より形成されている。
【００３０】ガス導出通路部４５に収容された開閉弁部
４２には、コイルスプリング４７が嵌装されている。開
閉弁部４２は、コイルスプリング４７の付勢力により、
一端側部分がケース１１に設けられた環状係止部４８に
より係止された状態をもって、ガス導出通路部４５を閉
状態となす位置をとるものとされている。さらに、ケー
ス１１には、開閉弁部４２におけるケース１１から突出
する他端側部分に選択的に係合するロック部材４９が配
されている。ロック部材４９は、開閉弁部４２がガス導
出通路部４５を閉状態となす位置をとるとき、開閉弁部
４２により、図示が省略されたコイルスプリングの付勢
力に抗する方向に押圧されて、開閉弁部４２と非係合状
態におかれる下方位置をとるものとされている。
４２には、コイルスプリング４７が嵌装されている。開
閉弁部４２は、コイルスプリング４７の付勢力により、
一端側部分がケース１１に設けられた環状係止部４８に
より係止された状態をもって、ガス導出通路部４５を閉
状態となす位置をとるものとされている。さらに、ケー
ス１１には、開閉弁部４２におけるケース１１から突出
する他端側部分に選択的に係合するロック部材４９が配
されている。ロック部材４９は、開閉弁部４２がガス導
出通路部４５を閉状態となす位置をとるとき、開閉弁部
４２により、図示が省略されたコイルスプリングの付勢
力に抗する方向に押圧されて、開閉弁部４２と非係合状
態におかれる下方位置をとるものとされている。
【００３１】そして、グリップ６内にケース１１が位置
決め装着された際には、弾倉３８の最上端部３８Ａが装
弾室４の近傍に配されて、可動部材１５における中間部
分により閉塞される。それにより、弾倉３８内に装填さ
れた複数の弾丸ＢＢがコイルスプリング３９の付勢力に
抗する方向に押圧される。また、開閉弁部４２が、環状
係止部４８により係止されて、ガス導出通路部４５を閉
状態となす位置に維持される。さらに、ガス導出通路部
４５における上方ガス通路４６が、可動部材１５内に設
けられた連結部３７に連結され、その連結部３７が形成
する連結空間を通じて、ガス導出通路部４５が形成する
ガス流通空間と、第１及び第２のガス案内部３５及び３
６が夫々形成する弾丸発射用ガス流通空間及び弾丸供給
用ガス流通空間とが相互連通状態とされる。
決め装着された際には、弾倉３８の最上端部３８Ａが装
弾室４の近傍に配されて、可動部材１５における中間部
分により閉塞される。それにより、弾倉３８内に装填さ
れた複数の弾丸ＢＢがコイルスプリング３９の付勢力に
抗する方向に押圧される。また、開閉弁部４２が、環状
係止部４８により係止されて、ガス導出通路部４５を閉
状態となす位置に維持される。さらに、ガス導出通路部
４５における上方ガス通路４６が、可動部材１５内に設
けられた連結部３７に連結され、その連結部３７が形成
する連結空間を通じて、ガス導出通路部４５が形成する
ガス流通空間と、第１及び第２のガス案内部３５及び３
６が夫々形成する弾丸発射用ガス流通空間及び弾丸供給
用ガス流通空間とが相互連通状態とされる。
【００３２】また、斯かる際には、可動バー１６に設け
られた位置規制部１６Ａの上端部が、スライダ部１２の
第２の部分１２Ｂの下端部に当接して、可動バー１６の
ピン部材２０を支点とする回動が規制される。さらに、
ハンマー１８に配された回動部材２５が、トグルスプリ
ング２６の付勢力により、玩具銃本体１０に設けられた
当接部１０Ｄに当接する基準位置に維持されて、ハンマ
ー１８と回動部材２５との間に配されたコイルスプリン
グ２４が伸長状態におかれる。それにより、ハンマー１
８が、それに設けられた殴打部１８Ａを開閉弁部４２に
対し、基準位置をとる回動部材２５により規制される範
囲内での離隔距離を有して後方から対向配置させる基準
位置をとるものとされる。斯かる基準位置をとるハンマ
ー１８は、可動バー１６における位置規制部１６Ａを介
して、基準位置をとるトリガ１に連結される。斯かるも
とでは、可動バー１６は、トリガ１に対する操作力をハ
ンマー１８に伝達し得る操作力伝達状態におかれる。
られた位置規制部１６Ａの上端部が、スライダ部１２の
第２の部分１２Ｂの下端部に当接して、可動バー１６の
ピン部材２０を支点とする回動が規制される。さらに、
ハンマー１８に配された回動部材２５が、トグルスプリ
ング２６の付勢力により、玩具銃本体１０に設けられた
当接部１０Ｄに当接する基準位置に維持されて、ハンマ
ー１８と回動部材２５との間に配されたコイルスプリン
グ２４が伸長状態におかれる。それにより、ハンマー１
８が、それに設けられた殴打部１８Ａを開閉弁部４２に
対し、基準位置をとる回動部材２５により規制される範
囲内での離隔距離を有して後方から対向配置させる基準
位置をとるものとされる。斯かる基準位置をとるハンマ
ー１８は、可動バー１６における位置規制部１６Ａを介
して、基準位置をとるトリガ１に連結される。斯かるも
とでは、可動バー１６は、トリガ１に対する操作力をハ
ンマー１８に伝達し得る操作力伝達状態におかれる。
【００３３】上述の如くに構成される本願の特許請求の
範囲における請求項１から請求項５までのいずれかに記
載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の一例に
おいては、例えば、ケース１１がグリップ６内に位置決
め装着された後、基準位置におかれたスライダ部１２
が、手動操作により、可動部材１５を伴って一旦基準位
置から後退せしめられた後、その手動操作から解放さ
れ、コイルスプリング２８の付勢力により可動部材１５
を伴って前進せしめられて、再び基準位置に戻される。
範囲における請求項１から請求項５までのいずれかに記
載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の一例に
おいては、例えば、ケース１１がグリップ６内に位置決
め装着された後、基準位置におかれたスライダ部１２
が、手動操作により、可動部材１５を伴って一旦基準位
置から後退せしめられた後、その手動操作から解放さ
れ、コイルスプリング２８の付勢力により可動部材１５
を伴って前進せしめられて、再び基準位置に戻される。
【００３４】斯かる際、スライダ部１２の後退に伴っ
て、図２に示される如く、可動部材１５が弾倉３８の最
上端部３８Ａを開状態となす後退を行うことにより、弾
倉３８内の弾丸ＢＢの一つが、コイルスプリング３９に
よる付勢力によって最上端部３８Ａへと押し上げられ
る。続いて、スライダ部１２の後退に続く前進に伴って
前進する可動部材１５により、弾倉３８の最上端部３８
Ａに押し上げられた弾丸ＢＢが環状部材４Ａに向けて搬
送されるとともに、弾倉３８の最上端部３８Ａが閉状態
とされる。弾丸ＢＢを搬送する可動部材１５は、その前
方側部分が環状部材４Ａにおける装弾室４を形成する部
分に係合せしめられ、それにより、可動部材１５により
搬送された弾丸ＢＢが、図３に示される如くに、環状部
材４Ａが形成する装弾室４に装填される。
て、図２に示される如く、可動部材１５が弾倉３８の最
上端部３８Ａを開状態となす後退を行うことにより、弾
倉３８内の弾丸ＢＢの一つが、コイルスプリング３９に
よる付勢力によって最上端部３８Ａへと押し上げられ
る。続いて、スライダ部１２の後退に続く前進に伴って
前進する可動部材１５により、弾倉３８の最上端部３８
Ａに押し上げられた弾丸ＢＢが環状部材４Ａに向けて搬
送されるとともに、弾倉３８の最上端部３８Ａが閉状態
とされる。弾丸ＢＢを搬送する可動部材１５は、その前
方側部分が環状部材４Ａにおける装弾室４を形成する部
分に係合せしめられ、それにより、可動部材１５により
搬送された弾丸ＢＢが、図３に示される如くに、環状部
材４Ａが形成する装弾室４に装填される。
【００３５】スライダ部１２が、手動操作により一旦後
退せしめられた後再び基準位置に戻されたもとで、トリ
ガ１が引かれ、基準位置から弾丸発射用位置に向けて回
動せしめられると、それに伴って可動バー１６がコイル
スプリング２２の付勢力に抗して後退し、ハンマー１８
及び回動部材２５の全体を、トグルスプリング２６の付
勢力に抗する、図４において矢印ａにより示される方向
（ａ方向）に回動させる。そして、弾丸発射用位置に向
けて回動せしめられるトリガ１が、弾丸発射用位置の直
前とされる、図４に示される如くの位置に到達した際、
可動バー１６は、その位置規制部１６Ａが図示省略され
た玩具銃本体１０における傾斜面部に当接することに伴
って回動せしめられることにより、ハンマー１８をトリ
ガ１に連結する操作力伝達状態から解除される。
退せしめられた後再び基準位置に戻されたもとで、トリ
ガ１が引かれ、基準位置から弾丸発射用位置に向けて回
動せしめられると、それに伴って可動バー１６がコイル
スプリング２２の付勢力に抗して後退し、ハンマー１８
及び回動部材２５の全体を、トグルスプリング２６の付
勢力に抗する、図４において矢印ａにより示される方向
（ａ方向）に回動させる。そして、弾丸発射用位置に向
けて回動せしめられるトリガ１が、弾丸発射用位置の直
前とされる、図４に示される如くの位置に到達した際、
可動バー１６は、その位置規制部１６Ａが図示省略され
た玩具銃本体１０における傾斜面部に当接することに伴
って回動せしめられることにより、ハンマー１８をトリ
ガ１に連結する操作力伝達状態から解除される。
【００３６】その結果、ハンマー１８及び回動部材２５
が、トグルスプリング２６の付勢力に従う、ａ方向とは
逆の、図５において矢印ｂにより示される方向（ｂ方
向）に向けて急激に回動するものとなる。そして、図５
に示される如くに、トグルスプリング２６の付勢力によ
りハンマー１８と共にｂ方向に回動する回動部材２５
が、玩具銃本体１０に設けられた当接部１０Ｄに当接す
る基準位置に到達すると、ハンマー１８が、コイルスプ
リング２４を圧縮しつつ、ｂ方向への回動を慣性により
継続して行うものとなる。そして、トリガ１が、その後
方凹部１Ｂを玩具銃本体１０に設けられた係止部１０Ｂ
に当接させる弾丸発射用位置に到達すると略同時期にお
いて、ｂ方向への回動を慣性により行うハンマー１８
は、それに設定された基準位置を経て、開閉弁部４２を
殴打部１８Ａにより殴打する回動位置に到達する。
が、トグルスプリング２６の付勢力に従う、ａ方向とは
逆の、図５において矢印ｂにより示される方向（ｂ方
向）に向けて急激に回動するものとなる。そして、図５
に示される如くに、トグルスプリング２６の付勢力によ
りハンマー１８と共にｂ方向に回動する回動部材２５
が、玩具銃本体１０に設けられた当接部１０Ｄに当接す
る基準位置に到達すると、ハンマー１８が、コイルスプ
リング２４を圧縮しつつ、ｂ方向への回動を慣性により
継続して行うものとなる。そして、トリガ１が、その後
方凹部１Ｂを玩具銃本体１０に設けられた係止部１０Ｂ
に当接させる弾丸発射用位置に到達すると略同時期にお
いて、ｂ方向への回動を慣性により行うハンマー１８
は、それに設定された基準位置を経て、開閉弁部４２を
殴打部１８Ａにより殴打する回動位置に到達する。
【００３７】ハンマー１８の殴打部１８Ａにより殴打さ
れた開閉弁部４２は、コイルスプリング４７の付勢力に
抗して、ガス導出通路部４５を閉状態となす位置から開
状態となす位置に移動する。このような開閉弁部４２の
移動により、ロック部材４９が開閉弁部４２により押圧
される状態から解放されて、図６に示される如くに、下
方位置から上方位置へと移動して開閉弁部４２と相互係
合状態とされ、それにより、開閉弁部４２をガス導出通
路部４５を開状態となす位置に維持する。また、ハンマ
ー１８により圧縮状態におかれたコイルスプリング２４
は、ハンマー１８が開閉弁部４２を殴打する回動位置に
到達すると伸長状態に移行する。このようなコイルスプ
リング２４の状態移行により、図６に示される如くに、
ハンマー１８がａ方向に回動し、そのａ方向への回動
が、基準位置をとる回動部材２５により規制され、ハン
マー１８はそれに設定された基準位置に復帰するものと
なる。
れた開閉弁部４２は、コイルスプリング４７の付勢力に
抗して、ガス導出通路部４５を閉状態となす位置から開
状態となす位置に移動する。このような開閉弁部４２の
移動により、ロック部材４９が開閉弁部４２により押圧
される状態から解放されて、図６に示される如くに、下
方位置から上方位置へと移動して開閉弁部４２と相互係
合状態とされ、それにより、開閉弁部４２をガス導出通
路部４５を開状態となす位置に維持する。また、ハンマ
ー１８により圧縮状態におかれたコイルスプリング２４
は、ハンマー１８が開閉弁部４２を殴打する回動位置に
到達すると伸長状態に移行する。このようなコイルスプ
リング２４の状態移行により、図６に示される如くに、
ハンマー１８がａ方向に回動し、そのａ方向への回動
が、基準位置をとる回動部材２５により規制され、ハン
マー１８はそれに設定された基準位置に復帰するものと
なる。
【００３８】また、図５に示される如くに、ハンマー１
８により殴打されて、開閉弁部４２がガス導出通路部４
５を閉状態となす位置から開状態となす位置に移動する
と、蓄圧室４０からのガスが、直ちに、開状態とされた
ガス導出通路部４５を通じて可動部材１５の内部空間形
成部に設けられた連結部３７内に流入する。連結部３７
内に流入したガスは、第１のガス案内部３５及び第２の
ガス案内部３６が夫々形成する弾丸発射用ガス流通空間
及び弾丸供給用ガス流通空間に充満し、第１のガス案内
部３５を通じて、装弾室４に装填された弾丸ＢＢに到達
するとともに、第２のガス案内部３６を通じて、スライ
ダ部１２に設けられた受圧部３０Ａに到達する。
８により殴打されて、開閉弁部４２がガス導出通路部４
５を閉状態となす位置から開状態となす位置に移動する
と、蓄圧室４０からのガスが、直ちに、開状態とされた
ガス導出通路部４５を通じて可動部材１５の内部空間形
成部に設けられた連結部３７内に流入する。連結部３７
内に流入したガスは、第１のガス案内部３５及び第２の
ガス案内部３６が夫々形成する弾丸発射用ガス流通空間
及び弾丸供給用ガス流通空間に充満し、第１のガス案内
部３５を通じて、装弾室４に装填された弾丸ＢＢに到達
するとともに、第２のガス案内部３６を通じて、スライ
ダ部１２に設けられた受圧部３０Ａに到達する。
【００３９】そして、蓄圧室４０からのガスがガス導出
通路部４５を通じて可動部材１５の内部空間形成部に設
けられた連結部３７内への流入を開始した時点以後、装
弾室４に装填された弾丸ＢＢに第１のガス案内部３５を
通じて作用するガス圧、及び、受圧部３０Ａに第２のガ
ス案内部３６を通じて作用するガス圧の夫々が、急速に
増大していく。
通路部４５を通じて可動部材１５の内部空間形成部に設
けられた連結部３７内への流入を開始した時点以後、装
弾室４に装填された弾丸ＢＢに第１のガス案内部３５を
通じて作用するガス圧、及び、受圧部３０Ａに第２のガ
ス案内部３６を通じて作用するガス圧の夫々が、急速に
増大していく。
【００４０】装弾室４に装填された弾丸ＢＢは、比較的
軽量なものとされ、装弾室４に装填された弾丸ＢＢが装
弾室４からインナーバレル３Ｉ内へと前方に押し出され
るに要されるガス圧が、受圧部３０Ａが有底筒状部３０
及びスライダ部１２を伴って後方に移動せしめられるに
要されるガス圧より小とされる。従って、受圧部３０Ａ
に作用するガス圧が、受圧部３０Ａを有底筒状部３０及
びスライダ部１２を伴って後方に移動させることになる
所定の値に達する時点より早い時点において、装弾室４
に装填された弾丸ＢＢがそれに作用するガス圧によっ
て、図６において実線により示される如くに、装弾室４
からインナーバレル３Ｉ内へと押し出され、第１のガス
案内部３５を通じてインナーバレル３Ｉ内へと流入する
ガスによりインナーバレル３Ｉ内において加速されて前
進し、図６において一点鎖線により示される如くに、イ
ンナーバレル３Ｉの先端から発射される。即ち、ハンマ
ー１８が開閉弁部４２を殴打した後、コイルスプリング
２４の付勢力により基準位置に復帰する際、装弾室４か
らインナーバレル３Ｉへと導かれた弾丸ＢＢが、インナ
ーバレル３Ｉの先端から発射される。
軽量なものとされ、装弾室４に装填された弾丸ＢＢが装
弾室４からインナーバレル３Ｉ内へと前方に押し出され
るに要されるガス圧が、受圧部３０Ａが有底筒状部３０
及びスライダ部１２を伴って後方に移動せしめられるに
要されるガス圧より小とされる。従って、受圧部３０Ａ
に作用するガス圧が、受圧部３０Ａを有底筒状部３０及
びスライダ部１２を伴って後方に移動させることになる
所定の値に達する時点より早い時点において、装弾室４
に装填された弾丸ＢＢがそれに作用するガス圧によっ
て、図６において実線により示される如くに、装弾室４
からインナーバレル３Ｉ内へと押し出され、第１のガス
案内部３５を通じてインナーバレル３Ｉ内へと流入する
ガスによりインナーバレル３Ｉ内において加速されて前
進し、図６において一点鎖線により示される如くに、イ
ンナーバレル３Ｉの先端から発射される。即ち、ハンマ
ー１８が開閉弁部４２を殴打した後、コイルスプリング
２４の付勢力により基準位置に復帰する際、装弾室４か
らインナーバレル３Ｉへと導かれた弾丸ＢＢが、インナ
ーバレル３Ｉの先端から発射される。
【００４１】弾丸ＢＢが、装弾室４からインナーバレル
３Ｉ内へと押し出され、さらには、インナーバレル３Ｉ
から発射されると、第１のガス案内部３５がインナーバ
レル３Ｉに通じ、さらには、インナーバレル３Ｉの外部
に通じることになる。しかしながら、第１のガス案内部
３５の内径、従って、弾丸発射用ガス流通空間の径が、
第２のガス案内部３６の内径、従って、弾丸供給用ガス
流通空間の径より小とされていて、弾丸発射用ガス流通
空間を形成する第１のガス案内部３５におけるガス流動
抵抗が、弾丸供給用ガス流通空間を形成する第２のガス
案内部３６におけるガス流動抵抗より大とされているの
で、第１のガス案内部３５がインナーバレル３Ｉに通
じ、さらには、インナーバレル３Ｉの外部に通じる状態
とされても、蓄圧室４０からガス導出通路部４５を通じ
て可動部材１５に設けられた連結部３７内に流入するガ
スは、第１のガス案内部３５を通じて流れるとともに、
ガス流動抵抗が第１のガス案内部３５より小とされた第
２のガス案内部３６を通じて、受圧部３０Ａへと効率良
く導かれる状態におかれる。
３Ｉ内へと押し出され、さらには、インナーバレル３Ｉ
から発射されると、第１のガス案内部３５がインナーバ
レル３Ｉに通じ、さらには、インナーバレル３Ｉの外部
に通じることになる。しかしながら、第１のガス案内部
３５の内径、従って、弾丸発射用ガス流通空間の径が、
第２のガス案内部３６の内径、従って、弾丸供給用ガス
流通空間の径より小とされていて、弾丸発射用ガス流通
空間を形成する第１のガス案内部３５におけるガス流動
抵抗が、弾丸供給用ガス流通空間を形成する第２のガス
案内部３６におけるガス流動抵抗より大とされているの
で、第１のガス案内部３５がインナーバレル３Ｉに通
じ、さらには、インナーバレル３Ｉの外部に通じる状態
とされても、蓄圧室４０からガス導出通路部４５を通じ
て可動部材１５に設けられた連結部３７内に流入するガ
スは、第１のガス案内部３５を通じて流れるとともに、
ガス流動抵抗が第１のガス案内部３５より小とされた第
２のガス案内部３６を通じて、受圧部３０Ａへと効率良
く導かれる状態におかれる。
【００４２】そして、受圧部３０Ａは、それに作用する
ガス圧が、弾丸ＢＢが装弾室４からインナーバレル３Ｉ
内へと押し出された後において、受圧部３０Ａを有底筒
状部３０及びスライダ部１２を伴って後方に移動させる
ことになる所定の値に達すると、図６に示される如く
に、有底筒状部３０内において可動部材１５における後
方側部分の端面部との間に形成される可変容積圧力室を
増大させつつ急速に後方に移動せしめられ、それに伴っ
て、スライダ部１２がコイルスプリング２８の付勢力に
抗して急速に基準位置から後退せしめられる。
ガス圧が、弾丸ＢＢが装弾室４からインナーバレル３Ｉ
内へと押し出された後において、受圧部３０Ａを有底筒
状部３０及びスライダ部１２を伴って後方に移動させる
ことになる所定の値に達すると、図６に示される如く
に、有底筒状部３０内において可動部材１５における後
方側部分の端面部との間に形成される可変容積圧力室を
増大させつつ急速に後方に移動せしめられ、それに伴っ
て、スライダ部１２がコイルスプリング２８の付勢力に
抗して急速に基準位置から後退せしめられる。
【００４３】このようなスライダ部１２の後退により、
図示が省略された押圧部によって上方位置をとるロック
部材４９が押圧され、それにより、ロック部材４９が、
図７に示される如くに下方位置へと移動する。その結
果、開閉弁部４２が、コイルスプリング４７の付勢力に
より、ガス導出通路部４５を開状態となす位置から閉状
態となす位置に移動し、第２のガス案内部３６を通じて
行われる可変容積圧力室に対する蓄圧室４０からのガス
圧の供給が停止され、スライダ部１２が、有底筒状部３
０内におけるガス圧によりその後退を継続する状態にお
かれる。
図示が省略された押圧部によって上方位置をとるロック
部材４９が押圧され、それにより、ロック部材４９が、
図７に示される如くに下方位置へと移動する。その結
果、開閉弁部４２が、コイルスプリング４７の付勢力に
より、ガス導出通路部４５を開状態となす位置から閉状
態となす位置に移動し、第２のガス案内部３６を通じて
行われる可変容積圧力室に対する蓄圧室４０からのガス
圧の供給が停止され、スライダ部１２が、有底筒状部３
０内におけるガス圧によりその後退を継続する状態にお
かれる。
【００４４】このようにして、蓄圧室４０からの可変容
積圧力室へのガス圧の供給が停止された後もスライダ部
１２の後退が継続されることにより、図８に示される如
くに、可動部材１５における後方側部分が有底筒状部３
０における筒状部３０Ｂ内からその外部に出る状態とさ
れ、有底筒状部３０内のガスが可動部材１５側の開口部
から放出されて、有底筒状部３０内のガス圧が、急速に
零（大気圧）に向けて低減される。それにより、可動部
材１５が、コイルスプリング３３の付勢力によって、急
速に有底筒状部３０に向けて後退せしめられる。その結
果、可動部材１５により閉塞されていた弾倉３８の最上
端部３８Ａが開状態にされ、弾倉３８内に充填された弾
丸ＢＢのうちの最上位置にあるものが最上端部３８Ａに
押し上げられて保持されるとともに、可動部材１５に設
けられた連結部３７とガス導出通路部４５における上方
ガス通路４６との相互連結状態が解除され、有底筒状部
３０内のガス圧がさらに急激に低減される。
積圧力室へのガス圧の供給が停止された後もスライダ部
１２の後退が継続されることにより、図８に示される如
くに、可動部材１５における後方側部分が有底筒状部３
０における筒状部３０Ｂ内からその外部に出る状態とさ
れ、有底筒状部３０内のガスが可動部材１５側の開口部
から放出されて、有底筒状部３０内のガス圧が、急速に
零（大気圧）に向けて低減される。それにより、可動部
材１５が、コイルスプリング３３の付勢力によって、急
速に有底筒状部３０に向けて後退せしめられる。その結
果、可動部材１５により閉塞されていた弾倉３８の最上
端部３８Ａが開状態にされ、弾倉３８内に充填された弾
丸ＢＢのうちの最上位置にあるものが最上端部３８Ａに
押し上げられて保持されるとともに、可動部材１５に設
けられた連結部３７とガス導出通路部４５における上方
ガス通路４６との相互連結状態が解除され、有底筒状部
３０内のガス圧がさらに急激に低減される。
【００４５】スライダ部１２はその後退を慣性によりさ
らに継続して行い、図９示される如くに、スライダ部１
２における第１の部分１２Ａが玩具銃本体１０に設けら
れた当接部１０Ｃに当接する最後方位置に到達する。斯
かるスライダ部１２の基準位置から最後方位置への後退
は、ハンマー１８の開閉弁部４２を殴打した回動位置か
ら基準位置への復帰に関与することなく行われ、それに
より、ハンマー１８に作用するトグルスプリング２６の
比較的大なる付勢力がスライダ部１２の後退に際しての
抵抗となる事態が回避される。その結果、受圧部３０Ａ
が有底筒状部３０及びスライダ部１２を伴って後方に移
動せしめられるに要されるガス圧の値が比較的小とされ
るとともに、スライダ部１２における第１の部分１２Ａ
と玩具銃本体１０における当接部１０Ｃとの相互当接が
比較的大なる衝撃力をもって行われて、スライダ部１２
が最後方位置に到達したとき、要求される比較的大なる
反動が確実に得られることになる。
らに継続して行い、図９示される如くに、スライダ部１
２における第１の部分１２Ａが玩具銃本体１０に設けら
れた当接部１０Ｃに当接する最後方位置に到達する。斯
かるスライダ部１２の基準位置から最後方位置への後退
は、ハンマー１８の開閉弁部４２を殴打した回動位置か
ら基準位置への復帰に関与することなく行われ、それに
より、ハンマー１８に作用するトグルスプリング２６の
比較的大なる付勢力がスライダ部１２の後退に際しての
抵抗となる事態が回避される。その結果、受圧部３０Ａ
が有底筒状部３０及びスライダ部１２を伴って後方に移
動せしめられるに要されるガス圧の値が比較的小とされ
るとともに、スライダ部１２における第１の部分１２Ａ
と玩具銃本体１０における当接部１０Ｃとの相互当接が
比較的大なる衝撃力をもって行われて、スライダ部１２
が最後方位置に到達したとき、要求される比較的大なる
反動が確実に得られることになる。
【００４６】スランダ部１２は、図９に示される如くの
最後方位置に到達すると、コイルスプリング２８の付勢
力により、直ちに基準位置に向かって前進するものとさ
れ、そのスライダ部１２の前進に伴って前進する可動部
材１５が、その前端部により弾倉３８の最上端部３８Ａ
に保持された弾丸ＢＢを装弾室４に向けて搬送する。そ
れにより、図３に示される如く、スライダ部１２が基準
位置をとるものとされるとき、装弾室４に弾丸ＢＢが確
実に装填される。
最後方位置に到達すると、コイルスプリング２８の付勢
力により、直ちに基準位置に向かって前進するものとさ
れ、そのスライダ部１２の前進に伴って前進する可動部
材１５が、その前端部により弾倉３８の最上端部３８Ａ
に保持された弾丸ＢＢを装弾室４に向けて搬送する。そ
れにより、図３に示される如く、スライダ部１２が基準
位置をとるものとされるとき、装弾室４に弾丸ＢＢが確
実に装填される。
【００４７】また、スライダ部１２が最後方位置に到達
するときには、トリガ１がそれが引かれる操作から解放
される。それにより、トリガ１は、コイルスプリング２
２の付勢力により、図３に示される如くに、可動バー１
６を伴って弾丸発射用位置から基準位置に戻される。こ
のようなトリガ１の基準位置への移動に伴って移動した
可動バー１６は、位置規制部１６Ａの上端部がスライダ
部１２の第２の部分１２Ｂにおける下端部に当接するこ
とにより位置規制されるとともに、再びトリガ１にハン
マー１８を連結させる操作力伝達状態におかれるものと
される。
するときには、トリガ１がそれが引かれる操作から解放
される。それにより、トリガ１は、コイルスプリング２
２の付勢力により、図３に示される如くに、可動バー１
６を伴って弾丸発射用位置から基準位置に戻される。こ
のようなトリガ１の基準位置への移動に伴って移動した
可動バー１６は、位置規制部１６Ａの上端部がスライダ
部１２の第２の部分１２Ｂにおける下端部に当接するこ
とにより位置規制されるとともに、再びトリガ１にハン
マー１８を連結させる操作力伝達状態におかれるものと
される。
【００４８】さらに、スライダ部１２が最後方位置から
基準位置に到達すると、図３に示される如くに、可動部
材１５に設けられた第１のガス案内部３５の一端が装弾
室４に連結され、また、第２のガス案内部３６の一端が
受圧部３０Ａに近接対向するものとされたもとで、蓄圧
室４０から伸びるガス導出通路部４５の上方ガス通路４
６が、可動部材１５に設けられた連結部３７に連結され
る状態におかれる。斯かるもとで、トリガ１が再び引か
れることにより、上述の如くの動作が繰り返されて、装
弾室４に装填された弾丸ＢＢのインナーバレル３Ｉから
の発射、及び、それに続く装弾室４に対する新たな弾丸
ＢＢの装填が行われる。
基準位置に到達すると、図３に示される如くに、可動部
材１５に設けられた第１のガス案内部３５の一端が装弾
室４に連結され、また、第２のガス案内部３６の一端が
受圧部３０Ａに近接対向するものとされたもとで、蓄圧
室４０から伸びるガス導出通路部４５の上方ガス通路４
６が、可動部材１５に設けられた連結部３７に連結され
る状態におかれる。斯かるもとで、トリガ１が再び引か
れることにより、上述の如くの動作が繰り返されて、装
弾室４に装填された弾丸ＢＢのインナーバレル３Ｉから
の発射、及び、それに続く装弾室４に対する新たな弾丸
ＢＢの装填が行われる。
【００４９】なお、上述の例においては、可動部材１５
における内部空間形成部に設けられた第２のガス案内部
３６の内径が、第１のガス案内部３５の内径の約4.3 倍
とされ、４倍以上となっているが、本願の特許請求の範
囲における請求項１から請求項５までのいずれかに記載
された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃にあって
は、第２のガス案内部の内径が第１のガス案内部の内径
の約4.3 倍とされる例に限られることなく、スライダ部
の重量，装弾室に装填される弾丸の重量，受圧部の受圧
面積等に応じて、第１のガス案内部及び第２のガス案内
部の夫々における内径が、第２のガス案内部の内径が第
１のガス案内部の内径より大とされ、第１のガス案内部
におけるガス流動抵抗が、第２のガス案内部におけるガ
ス流動抵抗より大となるように設定されればよい。斯か
るスライダ部の重量，装弾室に装填される弾丸の重量，
受圧部の受圧面積等が考慮されて、第２のガス案内部の
内径が第１のガス案内部の内径より大とされるもとにお
いては、装弾室に装填された弾丸がインナーバレルから
発射された後に、スライダ部の後退を開始させる状態を
得ることも可能である。
における内部空間形成部に設けられた第２のガス案内部
３６の内径が、第１のガス案内部３５の内径の約4.3 倍
とされ、４倍以上となっているが、本願の特許請求の範
囲における請求項１から請求項５までのいずれかに記載
された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃にあって
は、第２のガス案内部の内径が第１のガス案内部の内径
の約4.3 倍とされる例に限られることなく、スライダ部
の重量，装弾室に装填される弾丸の重量，受圧部の受圧
面積等に応じて、第１のガス案内部及び第２のガス案内
部の夫々における内径が、第２のガス案内部の内径が第
１のガス案内部の内径より大とされ、第１のガス案内部
におけるガス流動抵抗が、第２のガス案内部におけるガ
ス流動抵抗より大となるように設定されればよい。斯か
るスライダ部の重量，装弾室に装填される弾丸の重量，
受圧部の受圧面積等が考慮されて、第２のガス案内部の
内径が第１のガス案内部の内径より大とされるもとにお
いては、装弾室に装填された弾丸がインナーバレルから
発射された後に、スライダ部の後退を開始させる状態を
得ることも可能である。
【００５０】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項１から請求項４までのいず
れかに記載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃
によれば、開閉弁部によりガス導出通路部が開状態とさ
れて、可動部材内に供給される蓄圧室からのガスが、可
動部材に設けられた第１のガス案内部と第２のガス案内
部との夫々におけるガス流動抵抗の差によって、装弾室
に供給された弾丸の発射に利用されるとともに、装弾室
からの弾丸の発射後における装弾室に対する次弾の供給
の準備に利用される状態が得られるので、蓄圧室に連結
されたガス導出通路部を開閉する開閉弁部、及び、装弾
室と受圧部との間に配された可動部材を主要構成要素と
して、蓄圧室から導出されるガスを制御するガス制御手
段が構成されることになる。
許請求の範囲における請求項１から請求項４までのいず
れかに記載された発明に係る自動弾丸供給機構付玩具銃
によれば、開閉弁部によりガス導出通路部が開状態とさ
れて、可動部材内に供給される蓄圧室からのガスが、可
動部材に設けられた第１のガス案内部と第２のガス案内
部との夫々におけるガス流動抵抗の差によって、装弾室
に供給された弾丸の発射に利用されるとともに、装弾室
からの弾丸の発射後における装弾室に対する次弾の供給
の準備に利用される状態が得られるので、蓄圧室に連結
されたガス導出通路部を開閉する開閉弁部、及び、装弾
室と受圧部との間に配された可動部材を主要構成要素と
して、蓄圧室から導出されるガスを制御するガス制御手
段が構成されることになる。
【００５１】このようなガス制御手段は、その全体が比
較的小規模で、構成が著しく簡略化されたものとされ、
かつ、玩具銃本体における配置スペースの確保が容易な
ものとされる。しかも、蓄圧室に連結されたガス導出通
路部と可動部材内に設けられた第１及び第２のガス案内
部とを含んで形成されるガス流通空間に対して設けられ
る弁手段が開閉弁部のみとされるので、ガス流通空間を
形成する部分、特に、可動部材内に設けられる第１及び
第２のガス案内部を含む部分の設計に際しての制約が大
幅に軽減されることになる。
較的小規模で、構成が著しく簡略化されたものとされ、
かつ、玩具銃本体における配置スペースの確保が容易な
ものとされる。しかも、蓄圧室に連結されたガス導出通
路部と可動部材内に設けられた第１及び第２のガス案内
部とを含んで形成されるガス流通空間に対して設けられ
る弁手段が開閉弁部のみとされるので、ガス流通空間を
形成する部分、特に、可動部材内に設けられる第１及び
第２のガス案内部を含む部分の設計に際しての制約が大
幅に軽減されることになる。
【００５２】また、特に、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項２に記載された発明に係る自動弾丸供給機構付
玩具銃によれば、可動部材内に設けられる第１及び第２
のガス案内部が、第２のガス案内部の内径に比して第１
のガス案内部の内径が小とされ、それにより、第１のガ
ス案内部におけるガス流動抵抗が第２のガス案内部にお
けるガス流動抵抗より大とされるので、可動部材内に第
１及び第２のガス案内部が設けられるだけの極めて簡単
な構成がとられるもとで、装弾室に供給された弾丸が装
弾室の前方に移動した後に、スライダ部が後方に移動す
ることになる動作が確実に得られることになる。
る請求項２に記載された発明に係る自動弾丸供給機構付
玩具銃によれば、可動部材内に設けられる第１及び第２
のガス案内部が、第２のガス案内部の内径に比して第１
のガス案内部の内径が小とされ、それにより、第１のガ
ス案内部におけるガス流動抵抗が第２のガス案内部にお
けるガス流動抵抗より大とされるので、可動部材内に第
１及び第２のガス案内部が設けられるだけの極めて簡単
な構成がとられるもとで、装弾室に供給された弾丸が装
弾室の前方に移動した後に、スライダ部が後方に移動す
ることになる動作が確実に得られることになる。
【図１】本願の特許請求の範囲における請求項１から請
求項５までのいずれかに記載された発明に係る自動弾丸
供給機構付玩具銃の一例についての構成及び動作説明に
供される、外形輪郭を伴った部分断面図である。
求項５までのいずれかに記載された発明に係る自動弾丸
供給機構付玩具銃の一例についての構成及び動作説明に
供される、外形輪郭を伴った部分断面図である。
【図２】図１に示される例についての構成及び動作説明
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
【図３】図１に示される例についての構成及び動作説明
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
【図４】図１に示される例についての構成及び動作説明
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
【図５】図１に示される例についての構成及び動作説明
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
【図６】図１に示される例についての構成及び動作説明
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
【図７】図１に示される例についての構成及び動作説明
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
【図８】図１に示される例についての構成及び動作説明
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
【図９】図１に示される例についての構成及び動作説明
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
に供される外形輪郭を伴った部分断面図である。
１ トリガ ３ バレル部 ３Ｉ インナーバレル ３Ｕ アウターバレル ４ 装弾室 ４Ａ 環状部材 ６ グリップ １０ 玩具銃本体 １１ ケース １２ スライダ部 １５ 可動部材 １６ 可動バー １８ ハンマー ２８ コイルスプリング ３０ 有底筒状部 ３０Ａ 受圧部 ３０Ｂ 筒状部 ３５ 第１のガス案内部 ３６ 第２のガス案内部 ３７ 連結部 ３８ 弾倉 ４０ 蓄圧室 ４２ 開閉弁部 ４５ ガス導出通路部 ４６ 上方ガス通路 ＢＢ 弾丸
Claims (5)
- 【請求項１】ガス導出通路部が連結されて配された蓄圧
室と、 バレル部の後端部分に設けられた装弾室と、 該装弾室に供給された弾丸を発射させるべく操作される
トリガに連動して上記ガス導出通路部を開閉する開閉弁
部と、 上記バレル部に沿って移動し得るものとされたスライダ
部と、 該スライダ部における上記バレル部の後方となる部分内
に設けられ、上記スライダ部と一体的に移動する受圧部
と、 上記装弾室と上記受圧部との間に配され、上記スライダ
部の移動方向に沿う方向に移動可能とされた可動部材
と、を備え、 上記可動部材が、上記ガス導出通路部を通じて供給され
る上記蓄圧室からのガスを上記装弾室へと案内する第１
のガス案内部と上記ガスを上記受圧部へと案内する第２
のガス案内部とが、相互連結状態とされて設けられてお
り、上記開閉弁部により上記ガス導出通路部が開状態と
されている期間に、上記第１のガス案内部と上記第２の
ガス案内部とにおけるガス流動抵抗の差に基づいて、上
記装弾室に供給された弾丸に該弾丸を上記装弾室から前
方へと移動させるガス圧を作用させるとともに、上記弾
丸が上記装弾室から前方へと移動した後において、上記
第１のガス案内部をガスが通じる状態のもとで、上記受
圧部に上記スライダ部を後方に移動させるガス圧を作用
させ、その後、上記スライダ部の後方への移動に伴って
後方に移動して、弾倉から上記装弾室への弾丸の供給の
ための準備を行うものとされることを特徴とする自動弾
丸供給機構付玩具銃。 - 【請求項２】第１のガス案内部が、第２のガス案内部の
内径より小となる内径を有することを特徴とする請求項
１記載の自動弾丸供給機構付玩具銃。 - 【請求項３】第２のガス案内部の内径が、第１のガス案
内部の内径の４倍以上とされることを特徴とする請求項
２記載の自動弾丸供給機構付玩具銃。 - 【請求項４】可動部材が、相互連結状態とされた第１の
ガス案内部及び第２のガス案内部の両者を、蓄圧室から
伸びるガス導出通路部に選択的に連結する連結部が設け
られたものとされることを特徴とする請求項１，２また
は３記載の自動弾丸供給機構付玩具銃。 - 【請求項５】スライダ部が、底部によって受圧部を形成
し、内径を第２のガス案内部の内径より大とする筒状部
を有した有底筒状部が設けられたものとされることを特
徴とする請求項１記載の自動弾丸供給機構付玩具銃。
Priority Applications (12)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9340096A JP2989162B2 (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 自動弾丸供給機構付玩具銃 |
| TW087220267U TW378746U (en) | 1997-12-10 | 1998-12-04 | Model gun with automatic bullet supplying mechanism |
| KR1019980053343A KR100304180B1 (ko) | 1997-12-10 | 1998-12-07 | 자동 탄환 공급 기구 부착 완구총 |
| AU96112/98A AU717642B2 (en) | 1997-12-10 | 1998-12-07 | Model gun with automatic bullet supplying mechanism |
| DE69819665T DE69819665T2 (de) | 1997-12-10 | 1998-12-08 | Modellwaffe mit einem automatischen Geschosszuführmechanismus |
| CA002255310A CA2255310C (en) | 1997-12-10 | 1998-12-08 | Model gun with automatic bullet supplying mechanism |
| AT98123355T ATE254274T1 (de) | 1997-12-10 | 1998-12-08 | Luftdruckwaffe mit atomatischer geschosszuführung |
| ES98123355T ES2210650T3 (es) | 1997-12-10 | 1998-12-08 | Pistola a escala con mecanismo automatico de suministro de proyectiles. |
| EP98123355A EP0922922B1 (en) | 1997-12-10 | 1998-12-08 | Model gun with automatic bullet supplying mechanism |
| DK98123355T DK0922922T3 (da) | 1997-12-10 | 1998-12-08 | Luftpistol med automatisk kugleforsyningsmekanisme |
| US09/207,761 US6158424A (en) | 1997-12-10 | 1998-12-09 | Model gun with automatic bullet supplying mechanism |
| HK99105675A HK1020609A1 (en) | 1997-12-10 | 1999-12-03 | Model gun with automatic bullet supplying mechanism |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9340096A JP2989162B2 (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 自動弾丸供給機構付玩具銃 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11173791A true JPH11173791A (ja) | 1999-07-02 |
| JP2989162B2 JP2989162B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=18333684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9340096A Expired - Fee Related JP2989162B2 (ja) | 1997-12-10 | 1997-12-10 | 自動弾丸供給機構付玩具銃 |
Country Status (12)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6158424A (ja) |
| EP (1) | EP0922922B1 (ja) |
| JP (1) | JP2989162B2 (ja) |
| KR (1) | KR100304180B1 (ja) |
| AT (1) | ATE254274T1 (ja) |
| AU (1) | AU717642B2 (ja) |
| CA (1) | CA2255310C (ja) |
| DE (1) | DE69819665T2 (ja) |
| DK (1) | DK0922922T3 (ja) |
| ES (1) | ES2210650T3 (ja) |
| HK (1) | HK1020609A1 (ja) |
| TW (1) | TW378746U (ja) |
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| US7237545B2 (en) | 2002-03-06 | 2007-07-03 | Aj Acquisition I Llc | Compressed gas-powered projectile accelerator |
| US8413644B2 (en) | 2002-03-06 | 2013-04-09 | Kee Action Sports I Llc | Compressed gas gun having reduced breakaway-friction and high pressure dynamic separable seal and flow control and valving device |
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-
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