JP3046383U - 自動弾丸供給機構付玩具銃 - Google Patents

自動弾丸供給機構付玩具銃

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JP3046383U
JP3046383U JP1997007385U JP738597U JP3046383U JP 3046383 U JP3046383 U JP 3046383U JP 1997007385 U JP1997007385 U JP 1997007385U JP 738597 U JP738597 U JP 738597U JP 3046383 U JP3046383 U JP 3046383U
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trigger
hammer
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JP1997007385U
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Inventor
圭一 国本
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株式会社ウエスタン・アームス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】基準位置から回動して、開閉弁部にガス導出通
路部を開状態となす位置への移動を行わせた開閉弁制御
手段を、ガス導出通路部を通じた蓄圧室からのガス圧に
より移動するスライダ部に関わりなく基準位置に復帰さ
せる。 【解決手段】蓄圧室54からのガス圧により装弾室6A
に装填された弾丸の発射とスライダ部12のバレル部5
に沿う移動とが行われる玩具銃本体10に回動可能に配
されたトリガ1と、トリガ1に移動可能に連結された可
動バー16と、可動バー16を介してトリガ1に連結さ
れ、トリガ1の操作に応じて基準位置から回動し、それ
によりトリガ1との連結が解除され、それに伴って作用
せしめられるトグルスプリング45の付勢力により回動
して、開閉弁55に蓄圧室54に連結されたガス導出通
路57を閉状態となす位置から開状態となす位置への移
動を行わせ、それに伴って作用せしめられるコイルスプ
リング37の付勢力により基準位置に復帰して、トリガ
1に連結される状態に戻されるハンマ30及び回動部材
40とを備える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、トリガに対する操作に応じた開閉弁制御手段の回動により開状態と されたガス導出通路部を通じる蓄圧室からのガス圧を利用して、装弾室に供給さ れた弾丸の発射と装弾室に対する弾丸の供給とを行う自動弾丸供給機構付玩具銃 に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊戯銃(エアソフトガン)と称される玩具銃にあっては、通常、色,形状に加 えて、見かけ上の動作も実物と同様なものとなるように作成される。斯かる玩具 銃のうち、トリガの操作に応じてバレル部に取り付けられたスライダが、そのバ レル部に沿って移動するようになされた銃を模したものにおいて、蓄圧室に連結 されるとともに開閉弁により開閉制御されるガス導出通路が、トリガが引かれて 行われる開閉弁の移動により開状態とされ、それによりガス導出通路を通じて得 られる蓄圧室からのガス圧が利用されて、装弾室に装填されている弾丸の発射と スライダのバレル部に沿う移動とが行われ、スライダのバレル部に沿う移動によ り装弾室に対する弾丸の供給が行われる状態が得られるようにされたものが知ら れている。
【0003】 このようなバレル部に沿って移動するスライダを備えた玩具銃として、例えば 、実開平7−2789号公報(実願平5−33129号のマイクロフィルム)に も示される如くの玩具空気銃が提案されている。この玩具空気銃においては、引 金(トリガ)に対する操作に応じて回動するハンマにより、ガス導出通路を閉状 態となす位置をとる放出バルブ(開閉弁)が直接的もしくは間接的に殴打されて ガス導出通路を開状態となす位置に移動する。そして、開状態とされたガス導出 通路を通じてシリンダーに供給されるガス蓄圧室からのガス圧により、遊底(ス ライダ)のそれに作用するスプリングバネの付勢力に抗するバレル部に沿う後退 の開始と、それに続く弾丸把持チャンバー(装弾室)に装填されている弾丸の発 射とが行われる。続いて、弾丸の発射によるシリンダー内のガス圧の低下と、遊 底の後退による放出バルブのガス導出通路を閉状態となす位置への移動とによっ て、遊底がその慣性により最後退位置に到達すると、その遊底は、直ちに、スプ リングバネの付勢力によりバレル部に沿う前進を開始するものとされ、斯かる遊 底のバレル部に沿う前進により、弾倉部からの弾丸の弾丸把持チャンバーに対す る供給が行われる。
【0004】 斯かる玩具空気銃にあっては、ハンマが、銃本体に回動可能に取り付けられる とともに、比較的大なる長さを有したハンマロッドに回動可能に取り付けられ、 引金に連結されたシアーにより係止される状態をもって引金に連結されたものと なされている。そして、引金が引かれると、ハンマが、それを引金に連結するシ アーによる係止が解除され、ハンマーロッドに巻装された蓄力スプリングの付勢 力により基準位置から回動せしめられ、シアーに設けられたバルブハンマを殴打 する状態におかれる。そして、放出バルブが、ハンマにより殴打されて回動する バルブハンマにより殴打され、その結果、ガス蓄圧室に連結されたガス導出通路 が開状態とされる。斯かる際、ハルブハンマは、スプリングの付勢力により上方 位置をとるコネクタによって、放出バルブに押圧力を作用させる回動位置を維持 し、それにより、放出バルブによるガス導出通路の開状態が維持される。そして 、バルブハンマを殴打したハンマが、ガス蓄圧室からのガス圧により後退する遊 底により押圧されることにより、元の基準位置に戻されてシアーにより係止され るとともに、バルブハンマを位置規制するコネクターも、後退するスライダによ り押圧されて元の下方位置に戻される。その結果、バルブハンマがコネクタによ り位置規制される状態から解除されて、ガス放出バルブによりガス導出通路が閉 状態にされる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如くのガス導出通路を開閉制御する開閉弁を移動させるハンマ及びバル ブハンマ等とされる開閉弁制御手段が備えられ、トリガに対する操作に連動して 回動するハンマにより開閉弁がガス導出通路を開状態とし、それにより得られる 蓄圧室からのガス圧が利用されてスライダのバレル部に沿う移動が行われるよう にされた玩具銃においては、トリガが操作されたとき、ハンマの回動が、開閉弁 のガス導出通路を閉状態から開状態となす位置への移動を迅速かつ確実に行わせ るものとされることが要望される。従って、トリガに対する操作によりハンマを 回動させる蓄力スプリング等とされるスプリング部材の付勢力が比較的大なるも のに設定される。また、このようなガス圧が利用されてスライダのバレル部に沿 う移動が行われるようにされた玩具銃にあっては、実物を範としたリアリティを 得る観点から、スライダが最後方位置に到達したとき得られる反動が大とされる ことも要望されている。
【0006】 しかしながら、スプリング部材の比較的大なる付勢力により、開閉弁をガス導 出通路を開状態となす位置に移動させる回動を行ったハンマの基準位置への復帰 が、上述の如くに、ガス圧が利用されて後退するスライダにより行われる場合に は、スプリング部材の付勢力がハンマを通じて比較的大なる抵抗としてスライダ に作用し、その結果、スライダが銃本体に当接してその後退が停止される最後退 位置に到達したとき、スライダの銃本体に対する当接により得られる反動が低減 されてしまうという問題がある。
【0007】 斯かる点に鑑み、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項1から請求項 10までのいずれかに記載された考案は、開閉弁部により開閉制御されるガス導 出通路部を通じて得られる蓄圧室からのガス圧が利用されて、装弾室に供給され た弾丸の発射と、装弾室に弾倉部からの弾丸を供給するためのスライダ部のバレ ル部に沿う移動とが行われるようにされたもとで、トリガ部に対する操作に応じ て基準位置から回動する開閉弁制御手段に、開閉弁部にガス導出通路部を開状態 となす位置をとらせた後の、開閉弁制御手段の基準位置への復帰を、バレル部に 沿って移動するスライダ部に関わりなく行わせることが可能とされた自動弾丸供 給機構付玩具銃を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本願の実用新案登録請求の範囲における請求項1から請求項10までのいずれ かに記載された考案に係る自動弾丸供給機構付玩具銃は、バレル部に沿う移動に より弾倉部からの弾丸が装弾室に供給される状態となすスライダ部、及び、開閉 弁部により開閉制御されるガス導出通路部が連結された蓄圧室が配され、開状態 とされたガス導出通路部を通じて導出される蓄圧室からのガス圧により、装弾室 に装填されている弾丸の発射とスライダ部のバレル部に沿う移動とが行われる銃 本体と、銃本体に回動可能に配され、装弾室に装填されている弾丸を発射させる べく操作されるトリガ部と、トリガ部に移動可能に連結され、そのトリガ部から 銃本体の後方側に伸びる連結部材と、銃本体に、連結部材を介してトリガ部に連 結される第1の状態におかれる基準位置からの回動が可能に配された開閉弁制御 手段とが備えられ、開閉弁制御手段が、トリガ部に対する操作に応じて回動せし められて、トリガ部との連結が解除される第2の状態に移行し、第2の状態への 移行に伴って作用せしめられる第1のスプリング部材の付勢力により回動せしめ られて、開閉弁部をガス導出通路部を閉状態となす位置から開状態となす位置に 移動させる第3の状態に移行し、第3の状態に移行したことに伴って作用せしめ られる第2のスプリング部材の付勢力により回動せしめられて、第1の状態に復 帰する基準位置に戻されるものとされて、構成される。
【0009】 特に、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項2に記載された考案に係 る自動弾丸供給機構付玩具銃は、開閉弁部のガス導出通路部を閉状態となす位置 から開状態となす位置への移動により、開閉弁部にガス導出通路部を開状態とな す位置を維持させる位置規制状態におかれ、その位置規制状態が、スライダ部の バレル部に沿う移動により解除される位置規制手段が備えられる。
【0010】 また、特に、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項7から請求項10 までのいずれかに記載された考案に係る自動弾丸供給機構付玩具銃は、連結部材 が、トリガ部が基準位置にあるもとでは、開閉弁制御手段に第1の状態を維持さ せるものとされる,トリガ部が、銃本体により回動可能に支持された第1のトリ ガ部分と、その第1のトリガ部分により回動可能に支持された第2のトリガ部分 とを有し、第2のトリガ部分が操作されて、開閉弁制御手段を第1の状態から第 2の状態へ移行させるものとされる、もしくは、開閉弁制御手段の回動を阻止す る回動規制手段が備えられ、回動規制手段が、操作部を有し、その操作部に対す る操作により、開閉弁制御手段の連結部材を介してのトリガ部との連結を強制的 に解除して、トリガ部の操作に応じた開閉弁制御手段の回動を阻止するもの、あ るいは、トリガ部が基準位置にあるもとでスライダ部が不適正な位置をとるとき 、トリガ部が操作された場合にも、開閉弁制御手段の開閉弁部にガス導出通路部 を開状態となす位置をとらせる回動を行わせないものとされる。
【0011】 上述の如くに構成される本願の実用新案登録請求の範囲における請求項1から 請求項10までのいずれかに記載された考案に係る自動弾丸供給機構付玩具銃に あっては、開閉弁制御手段が、連結部材を介してトリガ部に連結される第1の状 態とされる基準位置をとるもとでトリガ部が操作され、それにより回動せしめら れる開閉弁制御手段が、トリガ部に対する操作に応じた連結部材の変位により、 トリガ部との連結が解除される第2の状態に移行する。第2の状態に移行した開 閉弁制御手段は、第1のスプリング部材の付勢力により、それまでの回動方向と は逆の方向に回動せしめられ、その回動により、開閉弁部をガス導出通路部を閉 状態から開状態となす位置に移動させる第3の状態に移行する。それにより、開 状態とされたガス導出通路部を通じる蓄圧室からのガス圧が、装弾室に装填され ている弾丸の発射とスライダ部のバレル部に沿う移動とに供される状態が得られ る。そして、第3の状態に移行した開閉弁制御手段は、第2のスプリング部材の 付勢力によって、第1のスプリング部材の付勢力による回動方向とは逆の方向に 回動せしめられることにより、基準位置に復帰し、連結部材を介してトリガ部に 連結される第1の状態におかれる。
【0012】 このような、第2の状態に移行した開閉弁制御手段に作用せしめられる第1の スプリング部材の付勢力は比較的大とされ、それにより、第1のスプリング部材 の付勢力により回動せしめられる開閉弁制御手段は、確実に、開閉弁部にガス導 出通路部を開状態となす位置をとらせる第3の状態に移行するものとされる。そ して第3の状態に移行した開閉弁制御手段は、蓄圧室からのガス圧によりバレル 部に沿う移動を行うスライダ部に関わりなく、第2のスプリング部材の付勢力に より基準位置に戻される。その結果、蓄圧室からのガス圧によりバレル部に沿う 移動を行うスライダ部に、開閉弁制御手段を通じて第1のスプリング部材の付勢 力が比較的大なる抵抗として作用せしめられる事態が回避される。従って、開閉 弁制御手段が、第2のスプリング部材の付勢力によって、第1のスプリング材の 付勢力による回動方向とは逆の方向に回動せしめられて基準位置に戻される比較 的簡単なものとされたもとで、バレル部に沿う移動を行うスライダ部の最後退位 置への到達により得られる反動が比較的大なるものとされることになる。
【0013】 また、特に、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項2に記載された考 案に係る自動弾丸供給機構付玩具銃においては、開閉弁部にガス導出通路部を開 状態となす位置を維持させる位置規制状態におかれた位置規制手段が、スライダ 部のバレル部に沿う移動により位置規制状態が解除され、それにより、開閉弁部 がガス導出通路部を閉状態となす位置に戻される。斯かる位置規制手段における 位置規制状態がスプリング部材の付勢力により得られるものとされた場合にも、 位置規制手段に位置規制状態を維持させるスプリング部材の付勢力は比較的小で すみ、それにより、斯かるスプリング部材の付勢力は、スライダ部の最後退位置 への到達により得られる反動に影響を及ぼさないものとされる。
【0014】 さらに、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項7から請求項10まで のいずれかに記載された考案に係る自動弾丸供給機構付玩具銃においては、連結 部材による開閉弁制御手段の誤作動の防止,トリガ部の誤作動の防止,トリガ部 が誤作動された際における開閉弁制御手段の回動の阻止、もしくは、トリガ部が 基準位置をとるもとでスライダ部が不適正な位置をとる際における、回動規制手 段による開閉弁制御手段の回動の規制が行われるので、不所望な開閉弁部のガス 導出通路部を開状態となす移動が回避されることになる。
【0015】
【考案の実施の形態】 図3は、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項1から請求項8までの いずれかに記載された考案に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の一例を示す。
【0016】 図3に示される例においては、トリガ1,アウターバレル5U及びインナーバ レル5Nから成るバレル部5,バレル部5の後端部に設けられた装弾室6A、及 び、グリップ8を有した玩具銃本体10と、グリップ8内に着脱可能に収容され たケース11とが設けられるとともに、バレル部5に対して移動可能に設けられ たスライダ部12及びスライダ部12内に設けられた可動部材15が配されたも のとされている。装弾室6Aは、ゴム材等の弾性摩擦材で成る環状部材6の後方 側部分によって形成されており、環状部材6における前方側部分はインナーバレ ル5Nの後端部に嵌合せしめられている。
【0017】 グリップ8には、可動バー16及びハンマ30が配されている。可動バー16 におけるグリップ8から突出した前方側部分は、トリガ1に連結されている。ト リガ1は、図3及び図4に示される如くに、玩具銃本体10に設けられた係止部 10Aに選択的に当接する前方当接部1A、及び、玩具銃本体10に設けられた 係止部10Bに選択的に当接する後方凹部1Bを有した第1のトリガ部分2と、 第1のトリガ部分2に取り付けられた第2のトリガ部分3とを備えて形成されて いる。トリガ1における第1のトリガ部分2は、その上端部がピン部材18を介 して玩具銃本体10に取り付けられて、ピン部材18を支点とする回動が可能な ものとされており、可動バー16は、その前方側部分が第1のトリガ部分2の中 間部にピン部材19を介して取り付けられている。前方側部分がトリガ1に連結 された可動バー16は、トリガ1から玩具銃本体10の後方側に向けて伸びる形 状を有し、ピン部材19を支点とする回動が可能とされるとともに、前後方向へ の移動が可能なものとされている。
【0018】 トリガ1における第2のトリガ部分3は、第1のトリガ部分2の下端部にピン 部材20を介して回動可能に取り付けられている。第2のトリガ部分3における 上方側部分には、第1のトリガ部分2に設けられた当接部2Aに向けて突出する 上方突出部3Aと、玩具銃本体10における後方側に向けて突出する下方突出部 3Bとが設けられている。さらに、第2のトリガ部分3には、その上方側部分か ら比較的小なる幅を有して伸び、第1のトリガ部分2に設けられた円弧状部分2 Bに当接する湾曲部3Cが設けられている。第2のトリガ部分3は、第1のトリ ガ部分2がその前方当接部1Aを玩具銃本体10の係止部10Aに当接させる状 態にあるもとでは、上方突出部3Aを第1のトリガ部分2に設けられた当接部2 Aから離隔させる位置をとるものとされている。
【0019】 斯かるトリガ1は、第2のトリガ部分3が引かれると、ピン部材20を支点と する第2のトリガ部分3の第1のトリガ部分2に対する回動を伴って、第1及び 第2のトリガ部分2及び3を含む全体がピン部材18を支点として、前方当接部 1Aが玩具銃本体10に設けられた係止部10Aに当接する基準位置から、後方 凹部1Bが玩具銃本体10に設けられた係止部10Bに当接する弾丸発射用位置 まで回動せしめられるものとされている。トリガ1に配されたピン部材18、及 び、可動バー16の前方側部分に設けられた屈曲部に配された係止部材21には 、コイルスプリング22の両端部が夫々係止されており、コイルスプリング22 は、トリガ1を、その前方当接部1Aが玩具銃本体10の係止部10Aに当接す るものとなる方向に向けて付勢している。
【0020】 可動バー16の後方側部分には、上下方向に伸びる位置規制部17が設けられ ている。可動バー16に設けられた位置規制部17は、適宜、可動バー16全体 についての位置規制を行う部分とされ、図5にも示される如くに、その中間部に は凹部17Aが設けられ、また、下端部には凹部17Aとは逆の方向に突出する 押圧部17Bが設けられ、さらに、後端部には当接部17Cが設けられたものと されている。
【0021】 可動バー16における位置規制部17には、図3に示される如くに、ハンマ3 0が対向配置されており、ハンマ30には、位置規制部17に近接する方向に伸 びる軸部31が設けられている。可動バー16は、位置規制部17に設けられた 押圧部17Bに対して、ハンマ30に設けられた軸部31が、図4において一点 鎖線により示される如くに、後方側から当接するものとされるときには、トリガ 1に対する操作力を押圧部17Bを通じてハンマ30に伝達し得る操作力伝達状 態をとるものとされている。
【0022】 ハンマ30は、図3及び図4に示される如くに、その下端部分に配されたピン 部材32を介して玩具銃本体10により回動可能に支持されている。ハンマ30 の上方側部分には、トリガ1に向けて突出する殴打部33と可動バー16から離 隔する方向に突出する突出部34とが設けられている。さらに、ハンマ30の中 間部分には、スプリング収容部35が設けられるとともに軸部31が設けられて いる。スプリング収容部35には、コイルスプリング37がその一部をハンマ3 0から外部に突出させて収容されている。斯かるハンマ30には、スプリング収 容部35から一部が突出するコイルスプリング37に当接する回動部材40が配 されている。
【0023】 回動部材40は、ハンマ30と共にピン部材32を介して玩具銃本体10に回 動可能に支持されている。斯かる回動部材40は、ハンマ30における中間部分 から下端部に到る部分に、その部分の幅より大なる幅を有して配され、両側部に は、ハンマ30の側部に設けられた凹部30Aに係合する屈曲部41及びスプリ ング収容部35から突出するコイルスプリング37に当接する屈曲部42が夫々 設けられている。屈曲部41及び42が設けられた回動部材40は、それら屈曲 部41及び42により規制される範囲内でのハンマ30との相対動が可能なもの とされている。それにより、ハンマ30に設けられたスプリング収容部35に収 容される状態をもって、ハンマ30と回動部材40との間に配されたコイルスプ リング37も、回動部材40における屈曲部41及び42により規制される範囲 内での伸縮が可能なものとされている。
【0024】 さらに、ハンマ30及び回動部材40に対して共通のものとされたピン部材3 2には、トグルスプリング45が巻装されている。トグルスプリング45は、そ の一端部が玩具銃本体10により係止されるとともに、その他端部が回動部材4 0に設けられた屈曲部42により係止されて、回動部材40を玩具銃本体10の 前方側に向けて付勢しており、ハンマ30には、回動部材40を介してトグルス プリング45の比較的大なる付勢力が作用せしめられている。
【0025】 一方、スライダ部12は、バレル部5を構成するアウターバレル5Uに係合し て、その前方部分を成す第1の部分12Aと、第1の部分12Aと一体的に形成 されてバレル部5の後方側に位置せしめられ、その後方部分を成す第2の部分1 2Bとを有するものとされている。そして、スライダ部12は、トリガ1がその 前方当接部1Aを玩具銃本体10の係止部10Aに当接させる基準位置にあるも とでは、第1の部分12Aがその前端部を玩具銃本体10の前端部に近接させる 位置におかれるとともに、第2の部分12Bが玩具銃本体10におけるバレル部 5とグリップ8との間となる中間部分を覆うものとなる、図3に示される如くの 基準位置におかれる。スライダ部12における第1の部分12Aは、玩具銃本体 10におけるトリガ1の前方側に配されてバレル部5に沿って伸びるガイド部材 47にも嵌合せしめられており、スライダ部12は、全体がバレル部5に沿う移 動が可能なものとされている。ガイド部材47には、コイルスプリング48が嵌 装されており、コイルスプリング48は、ガイド部材47を介してスライダ部1 2の第1の部分12Aに係合し、スライダ部12の全体を玩具銃本体10の前方 側に向けて付勢している。斯かるスライダ部12の第1の部分12Aにおけるガ イド部材47に嵌合する部分は、玩具銃本体10に設けられた当接部10Dに対 向せしめられている。
【0026】 スライダ部12における第2の部分12B内には、可変容積の圧力室13が設 けられており、この圧力室13と環状部材6との間に可動部材15が位置せしめ られている。可動部材15の内部空間部には、バレル部5を構成するインナーバ レル5Nに沿う方向の移動が可能とされたガス通路制御部50が配されており、 可動部材15は、スライダ部12が基準位置にあるもとでは、前方側部分が環状 部材6における装弾室6Aを形成する部分に係合する位置におかれる。
【0027】 さらに、ケース11内には、装填された複数の弾丸BBを最上端部51A側に 付勢するコイルスプリング52が内蔵された弾倉51,例えば、液化ガスが充填 された蓄圧室54、及び、開閉弁55を移動可能に収容するとともに蓄圧室54 に連結されて、全体がケース11の上端部に向けて伸びるガス導出通路57が設 けられている。ガス導出通路57には、可動部材15における内部空間部と選択 的に連通状態におかれる上方ガス通路部58が設けられている。上方ガス通路部 58は弾性材料により形成されている。
【0028】 ガス導出通路57に収容された開閉弁55には、コイルスプリング59が嵌装 されている。開閉弁55は、コイルスプリング59の付勢力により、一端側部分 がケース11に設けられた環状係止部60により係止された状態をもって、ガス 導出通路57を閉状態となす位置をとるものとされている。さらに、ケース11 には、開閉弁55におけるケース11から突出する他端側部分に選択的に係合す るロック部材61が配されている。ロック部材61は、開閉弁55がガス導出通 路57を閉状態となす位置をとるとき、開閉弁55により、図示が省略されたコ イルスプリングの付勢力に抗する方向に押圧されて、開閉弁55と非係合状態に おかれる下方位置をとるものとされている。
【0029】 そして、グリップ8内にケース11が装着された際には、弾倉51の最上端部 51Aが装弾室6Aの近傍に配されて、可動部材15により閉塞される。それに より、弾倉51内に装填された複数の弾丸BBがコイルスプリング52の付勢力 に抗する方向に押圧される。また、開閉弁55が、環状係止部60により係止さ れて、ガス導出通路57を閉状態となす位置に維持されるとともに、ロック部材 61が、グリップ8に配されたロックレバー62に連結される。さらに、ガス導 出通路57における上方ガス通路部58が、可動部材15における内部空間部と 連通状態とされる。
【0030】 また、斯かる際には、可動バー16に設けられた位置規制部17の上端部が、 図示が省略されたスライダ部12の第2の部分12Bの下端部に当接して、可動 バー16のピン部材19を支点とする回動が規制される。さらに、ハンマ30に 配された回動部材40が、トグルスプリング45の付勢力により、屈曲部42を 玩具銃本体10に当接させる基準位置に維持されて、ハンマ30と回動部材40 との間に配されたコイルスプリング37が伸長状態におかれる。それにより、ハ ンマ30が、それに設けられた殴打部33を開閉弁55に対し、基準位置をとる 回動部材40に設けられた屈曲部41及び42により規制される範囲内での離隔 距離を有して後方から対向配置させる基準位置をとるものとされる。斯かる基準 位置をとるハンマ30は、可動バー16における押圧部17Bに対し、その後方 側から軸部31を当接させる状態をもって、基準位置をとるトリガ1に連結され る。従って、斯かるもとでは、可動バー16は、トリガ1に対する操作力をハン マ30に伝達し得る操作力伝達状態におかれる。また、ハンマ30の軸部31が 後方側から当接せしめられる可動バー16の押圧部17Bは、トリガ1が基準位 置をとるもとでは、ハンマ30が、伸長状態にあるコイルスプリング37の付勢 力に抗して殴打部33を開閉弁55に近接させる回動を行うことを阻止し、ハン マ30が誤作動する事態を防止するものとされている。
【0031】 このようにケース11がグリップ8内に位置決め装着されたもとで、弾丸BB が発射されるにあたっては、スライダ部12が、図3に示される基準位置から手 動操作により一旦後退せしめられ、その後手動操作から解放されて、コイルスプ リング48による付勢力によって前進せしめられ、再び基準位置に戻される。そ の際、スライダ部12の後退に伴って、図6に示される如く、可動部材15が弾 倉51の最上端部51Aを開状態となす後退を行うことにより、弾倉51内の弾 丸BBの一つが、コイルスプリング52による付勢力によって最上端部51Aへ と押し上げられる。続いて、スライダ部12の後退に続く前進に伴って前進する 可動部材15により、弾倉51の最上端部51Aに押し上げられた弾丸BBが環 状部材6に向けて搬送されるとともに、弾倉51の最上端部51Aが閉状態とさ れる。弾丸BBを搬送する可動部材15は、その前方側部分が環状部材6におけ る装弾室6Aを形成する部分に係合せしめられ、それにより、可動部材15によ り搬送された弾丸BBが、図7に示される如くに、環状部材6が形成する装弾室 6Aに装填される。装弾室6A内に装填された弾丸BBは、環状部材6に設けら れた環状突出部と環状部材6に係合する可動部材15の前方側部分とによって、 装弾室6A内に適正に位置固定される。
【0032】 このように装弾室6Aに装填された弾丸BBは、可動部材15内に配されたガ ス通路制御部50の前端部に当接し、それにより、可動部材15内に、グリップ 8内に装着されたケース11内のガス導出通路57を装弾室6Aに連通させるガ ス通路が形成される。
【0033】 スライダ部12が、手動操作により一旦後退せしめられた後再び基準位置に戻 されたもとで、トリガ1が、その第2のトリガ部分3に対する操作により引かれ て、図8において一点鎖線により示される如くの基準位置から二点鎖線により示 される如くの弾丸発射用位置に向けて回動せしめられると、それに伴って可動バ ー16がコイルスプリング22の付勢力に抗して後退する。その結果、可動バー 16は、位置規制部17に設けられた押圧部17Bによりハンマ30に設けられ た軸部31を押圧して、ハンマ30及び回動部材40の全体を、トグルスプリン グ45の付勢力に抗する、図8において矢印aにより示される方向(a方向)に 回動させる。また、基準位置から弾丸発射用位置に向けて回動するトリガ1は、 図8において実線により示される如くに、第2のトリガ部分3がピン部材20を 支点として回動し、上方突出部3Aを第1のトリガ部分2に設けられた当接部2 Aに当接させるものとされて、それにより、第2のトリガ部分3に設けられた下 方突出部3Bを玩具銃本体10内に入り込ませる状態をもって、弾丸発射用位置 へと向かうものとなる。
【0034】 そして、弾丸発射用位置に向けて回動せしめられるトリガ1が、弾丸発射用位 置の直前とされる、図9に示される如くの位置に到達した際、可動バー16は、 その位置規制部17に設けられた当接部17Cが、玩具銃本体10に設けられた 傾斜面部10Cに当接して、変位せしめられる。それにより、可動バー16が、 ピン部材19を支点として、傾斜面部10Cに沿う回動を行う状態におかれる。 斯かる可動バー16の回動は、可動バー16の位置規制部17に設けられた押圧 部17Bを、ハンマ30に設けられた軸部31の下方に移動させるものとされる 。それにより、可動バー16が、操作力伝達状態から解除され、それに伴い、ハ ンマ30とトリガ1との相互連結が解除される。
【0035】 その結果、ハンマ30及び回動部材40が、トグルスプリング45の付勢力に 従う、a方向とは逆の、図9において矢印bにより示される方向(b方向)に向 けて急激に回動するものとなる。そして、図10に示される如くに、トグルスプ リング45の付勢力によりハンマ30と共にb方向に回動する回動部材40が、 その屈曲部42を玩具銃本体10に当接させる基準位置に到達すると、ハンマ3 0が、コイルスプリング37を圧縮しつつ、b方向への回動を慣性により継続し て行うものとなる。そして、トリガ1が、その後方凹部1Bを玩具銃本体10に 設けられた係止部10Bに当接させる弾丸発射用位置に到達すると略同時期にお いて、b方向への回動を慣性により行うハンマ30は、それに設定された基準位 置を経て、開閉弁55を殴打部33により殴打する回動位置に到達する。
【0036】 ハンマ30の殴打部33により殴打された開閉弁55は、コイルスプリング5 9の付勢力に抗して、ガス導出通路57を閉状態となす位置から開状態となす位 置に移動する。このように、開閉弁55によりガス導出通路57が開状態とされ たことにより、蓄圧室54と装弾室6Aとを連通する弾丸発射用ガス通路が形成 される。
【0037】 その結果、蓄圧室54からのガス圧が、弾丸発射用ガス通路を通じて、装弾室 6Aに装填された弾丸BBに作用し、装弾室6Aに装填された弾丸BBがそれに 作用するガス圧により、図11に示される如くに、環状部材6に設けられた環状 突出部を越えてインナーバレル5N内へと導かれる。
【0038】 また、ハンマ30により殴打された開閉弁55のガス導出通路57を閉状態か ら開状態となす位置への移動により、ロック部材61が、ロックレバー62と共 に下方位置から上方位置に移動して開閉弁55との相互係合状態におかれ、図1 2に示される如くに、開閉弁55にガス導出通路57を開状態となす位置を維持 させる。即ち、ロック部材61及びロックレバー62は、開閉弁55がガス導出 通路57を開状態となす位置をとったとき、その位置を開閉弁55に維持させる 位置規制状態をとる位置規制手段を形成している。
【0039】 さらに、ハンマ30により圧縮状態におかれたコイルスプリング37は、ハン マ30が開閉弁55を殴打する回動位置に到達すると、伸長状態に移行する。コ イルスプリング37の圧縮状態から伸長状態への移行により、ハンマ30がa方 向に回動し、そのa方向への回動が、トグルスプリング45の付勢力により玩具 銃本体10に当接する基準位置を維持する回動部材40により規制され、ハンマ 30はそれに設定された基準位置に復帰するものとなる。即ち、ハンマ30及び 回動部材40は、開閉弁55にガス導出通路57を開状態となす位置をとらせる 開閉弁制御手段を形成している。
【0040】 そして、このようにハンマ30が開閉弁55を殴打した後、コイルスプリング 37の付勢力により基準位置に復帰する際、装弾室6Aからインナーバレル5N 内へと導かれた弾丸BBが、バレル部5から発射される。
【0041】 斯かる際、装弾室6Aに装填された弾丸BBがそれに作用するガス圧によって 装弾室6Aからインナーバレル5N内へと導かれると、それまで装弾室6Aに装 填されていた弾丸BBに前端部を当接させていたガス通路制御部50が、蓄圧室 54からのガス圧を受けて前進し、弾丸発射用ガス通路を閉塞するとともに、可 動部材15内に、ガス導出通路57を圧力室13に連通させるガス通路を形成す る状態をとる。それにより、蓄圧室54と圧力室13とを連通する弾丸供給用ガ ス通路が形成される。
【0042】 従って、トリガ1が弾丸発射用位置に到達すると直ちに、装弾室6Aに装填さ れていた弾丸BBの発射が行われるとともに、蓄圧室54と圧力室13とを連通 する弾丸供給用ガス通路が形成されることになる。
【0043】 弾丸供給用ガス通路が形成されたもとにあっては、蓄圧室54からのガス圧が 、弾丸供給用ガス通路を通じて、圧力室13に供給され、それにより圧力室13 の容積が拡大せしめられる。斯かる圧力室13の容積の拡大に伴って、スライダ 部12が、コイルスプリング48の付勢力に抗して、基準位置から後退せしめら れる。
【0044】 スライダ部12の後退により、図13に示される如くに、上方位置をとるロッ クレバー62がスライダ部12の第2の部分12Bに設けられた傾斜面部63に より押圧されて下方位置へと移動し、それに伴いロック部材61も上方位置から 下方位置へと移動して、開閉弁55との相互当接状態が解除される。その結果、 開閉弁55が、コイルスプリング59の付勢力により、ガス導出通路57を開状 態となす位置から閉状態となす位置に移動し、圧力室13に対する蓄圧室54か らのガス圧の供給が停止され、スライダ部12が、圧力室13内におけるガス圧 によりその後退を継続する状態におかれる。斯かる後退するスライダ部12によ り行われるロックレバー62の移動は、ロックレバー62に連結されたロック部 材61にそれに上方位置をとらせる方向の付勢力を作用させる図示が省略された スプリング部材の付勢力に抗するものとされるが、斯かるロック部材61に上方 位置をとらせるべく作用するスプリング部材の付勢力は比較的小とされて、後退 するスライダ部12に対する比較的大なる抵抗とはならないものとされる。
【0045】 このようにして、蓄圧室54からの圧力室13へのガス圧の供給が停止された 後もスライダ部12の後退が継続されることにより、可動部材15と圧力室13 とが離隔し、それにより、圧力室13内のガス圧が急速に大気圧に向けて低減さ れるので、可動部材15は、図示が省略されたコイルスプリングの付勢力によっ て、急速に圧力室13に向けて後退せしめられる。その結果、図14に示される 如くに、可動部材15により閉塞されていた弾倉51の最上端部51Aが開状態 にされ、弾倉51内に充填された弾丸BBのうちの最上位置にあるものが最上端 部51Aに押し上げられて保持されるとともに、可動部材15における内部空間 部とガス導出通路57との連通状態が解除され、圧力室13内のガス圧がさらに 急激に低減される。
【0046】 スライダ部12はその後退を慣性によりさらに継続して行い、図1に示される 如くに、スライダ部12における第1の部分12Aが玩具銃本体10に設けられ た当接部10Dに当接する最後退位置に到達する。斯かるスライダ部12の基準 位置から最後退位置への後退は比較的大なる抵抗を受けることなく行われ、それ により、スライダ部12における第1の部分12Aと玩具銃本体10における当 接部10Dとの相互当接が比較的大なる衝撃力をもって行われる。その結果、ス ライダ部12が最後退位置に到達したとき得られる反動が比較的大なるものとさ れることになる。
【0047】 最後退位置に到達したスライダ部12は、コイルスプリング48による付勢力 によって前進せしめられ、可動部材15を伴って基準位置に戻る。このような可 動部材15の後退とそれに続く前進により、新たな弾丸BBが装弾室6Aに供給 され、装弾室6A内に適正に位置固定される状態をもって装填される。その結果 、図2に示される如くに、装弾室6Aに装填された弾丸BBが、可動部材15内 に配されたガス通路制御部50の前端部に当接して、可動部材15内に、ガス導 出通路57を装弾室6Aに連通させるガス通路が形成される。
【0048】 このようにスライダ部12が最後退位置から前進して基準位置に到達すると略 同時期においてトリガ1が、それが引かれる操作から解放され、コイルスプリン グ22の付勢力により弾丸発射用位置から基準位置に戻される。このようなトリ ガ1の基準位置への移動に伴い、可動バー16が、位置規制部17に設けられた 押圧部17Bがその上方側から基準位置をとるハンマ30の軸部31により押圧 される状態をもって、位置規制部17に設けられた当接部17Cを玩具銃本体1 0に設けられた傾斜面部10Cから離隔させる前進を行う。斯かる可動バー16 の前進により、位置規制部17に設けられた押圧部17Bが、ハンマ30の軸部 31より前方に位置するものとなって、可動バー16のピン部材19を支点とす る回動が行われる。斯かる可動バー16の回動は、位置規制部17の上端部がス ライダ部12の第2の部分12Bにおける下端部に当接することにより規制され る。その結果、図3及び図15に示される如くに、可動バー16の位置規制部1 7に設けられた押圧部17Bが、その後方側からハンマ30の軸部31が当接せ しめられるものとなって、可動バー16が、トリガ1に対する操作力をハンマ3 0に伝達し得る操作力伝達状態におかれる。そして、トリガ1が再び引かれるこ とにより、上述の如くの、装弾室6Aに装填されている弾丸BBの発射とスライ ダ部12のバレル部5に沿う移動とが行われる。
【0049】 なお、図8に示される如くに、トリガ1は、それが基準位置から弾丸発射用位 置へと回動せしめられる際、第2のトリガ部分3に設けられた下方突出部3Bを 玩具銃本体10内に入り込ませる状態をとるものとされているが、トリガ1は、 その第1のトリガ部分2が引かれる誤操作が行われた場合には、第2のトリガ部 分3のピン部材20を支点とする回動を伴うことなく、全体がピン部材18を支 点として基準位置から回動せしめられることにより、可動バー16が、その位置 規制部17に設けられた当接部17Cを玩具銃本体10に設けられた傾斜面部1 0Cに当接させて操作力伝達状態を解除するものとなる以前に、第2のトリガ部 分3に設けられた下方突出部3Bが玩具銃本体10に設けられた係止部10Bに より係止されて、弾丸発射用位置に向かう回動が停止される。従って、トリガ1 は、その第1のトリガ部分2が引かれる誤操作によって、ハンマ30及び回動部 材40が形成する開閉弁制御手段の作動が継続される事態の防止が図られたもの とされている。
【0050】 図16は、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項9に記載された考案 に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の一例を示す。
【0051】 図16において、グリップ8内におけるハンマ30より下方となる部分には、 可動規制部材70が配されている。可動規制部材70は、弾性を有した樹脂材に より形成され、その中間部分が、グリップ8の底部から外部に突出する操作部7 1が設けられた板状部72に取り付けられて、板状部72と一体的に移動するも のとされている。可動規制部材70中間部分から下方に伸びる軸部の先端部には 、弾倉51から離隔する方向に突出する突出部70Aが設けられている。また、 可動規制部材70における中間部分から上方に伸びる軸部の先端部には、上方段 部70B及び下方段部70Cが設けられるとともに、可動バー16に向けて伸び るロッド75が配されている。ロッド75は、屈曲形状とされた先端部75Aを 、可動バー16の位置規制部17に設けられた凹部17Aに係合させるものとさ れている。
【0052】 ロッド75が配された可動規制部材70は、操作部71が、例えば、図3に示 される如くに、グリップ8の底部と相互当接状態におかれているもとでは、突出 部70Aがグリップ8の内壁に当接するとともに、下方段部70Cがグリップ8 内に設けられた係止部8Aに当接して、全体がグリップ8内に収容された状態に おかれる。斯かる可動規制部材70に設けられた下方段部70Cは、係止部8A との相互当接が容易に解除し得る傾斜形状とされている。そして、可動規制部材 70の下方段部70Cが係止部8Aに当接して係止されているもとでは、ロッド 75は、その先端部75Aが、図5において一点鎖線により示される如くに、可 動バー16の位置規制部17をグリップ8の底部に向けて押圧しない位置におか れるものとされている。
【0053】 トリガ1が基準位置にあるもとで、グリップ8の底部と相互当接状態におかれ た操作部71が、それをグリップ8の底部から離隔させるべく引き下げられると 、それに応じて、板状部72を介して操作部71に連結された可動規制部材70 も引下げられる。斯かる可動規制部材70の移動により、図16に示される如く に、可動規制部材70に設けられた下方段部70Cが係止部8Aから離隔して上 方段部70Bが係止部8Aに当接して係止され、それに伴い操作部71の移動が 停止される。それにより、可動規制部材70がその上方段部70Bが係止部8A に係止された状態をもって位置決めされる。斯かる際には、可動規制部材70の 突出部70Aが、グリップ8の外部において、グリップ8の底部と操作部71と の間に位置して操作部71を位置決めする。
【0054】 このような下方段部70Cに代えて上方段部70Bを係止部8Aに係止させる 可動規制部材70の移動に伴ってロッド75も移動する。ロッド75は、その移 動により、先端部75Aが、図5において実線により示される如くに、可動バー 16の位置規制部17にグリップ8の底部に向かう押圧力を作用させる位置にお かれて、可動バー16にピン部材19を支点とする回動を行わせる。斯かる可動 バー16の回動により、可動バー16に設けられた押圧部17Bがハンマ30に 設けられた軸部31から離隔し、軸部31の下方に位置するものとなる。その結 果、可動バー16が、操作力伝達状態から解除される。
【0055】 従って、玩具銃本体10が、例えば、ガス導出通路57の閉状態から開状態へ の移行が要求されない非使用状態におかれているもとでは、操作部71をグリッ プ8から引き下げられた状態となすことにより、トリガ1が誤操作されても、開 閉弁制御手段を形成するハンマ30が開閉弁55を殴打するための回動を行う事 態が回避される。即ち、可動規制部材70,操作部71,板状部72及びロッド 75を含む部分は、ガス導出通路57の閉状態から開状態への移行が要求されな い状況のもとでは、トリガ1に対する操作に応じた開閉弁制御手段の回動を阻止 する回動規制手段を形成している。
【0056】 図17は、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項10に記載された考 案に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の一例を示す。
【0057】 図17においては、トリガ1が基準位置にあるもとで、スライダ部12が、そ れに設定された基準位置より若干後方となる位置をとるものとされたときにおけ る、可動バー16を含む周囲部分を示す。
【0058】 図17に示される如くに、スライダ部12が、その基準位置より若干後方とな る位置をとるとき、スライダ部12における第2の部分12Bの下面部に設けら れた傾斜面部78が、可動バー16に設けられた位置規制部17の上端部に当接 せしめられる。それにより、可動バー16は、トリガ1が基準位置にあるにも関 わらず、位置規制部17に設けられた押圧部17Bを、ハンマ30に設けられた 軸部31より下方に位置させる回動位置をとるものとされて、ハンマ30及び回 動部材40が形成する開閉弁制御手段とトリガ1とを非連結状態となす。その結 果、斯かるもとでは、トリガ1が引かれる操作が行われても、その操作に応じた 開閉弁制御手段の回動が行われない状態とされ、開閉弁55がガス導出通路57 を閉状態となす位置に維持される。
【0059】 即ち、スライダ部12に設けられた傾斜面部78及び可動バー16は、トリガ 1が基準位置にあるとき、スライダ部12がその基準位置より若干後方となる不 適正な位置をとり、それにより、可動部材15の内部空間部とガス導出通路57 とが適正な連通状態にないもとでは、トリガ1が操作されても、実質的に誤作動 となるハンマ30を含む開閉弁制御手段の開閉弁55を殴打する回動を行わせな い回動規制手段を形成しているのである。
【0060】 図18は、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項10に記載された考 案に係る自動弾丸供給機構付玩具銃の他の例を示す。
【0061】 図18においては、スライダ部12における第2の部分12Bを含む周囲部分 を示す。
【0062】 図18に示される如くに、ハンマ30の側部には、図示が省略された玩具銃本 体10に設けられた支持部により移動可能に支持されるとともに、コイルスプリ ング80によりスライダ部12に近接する方向に付勢された可動当接部材81が 配されている。可動当接部材81には、ハンマ30に向けて突出する係止部81 Aが設けられている。
【0063】 スライダ部12が基準位置を維持するもとでは、図18において一点鎖線によ り示される如くに、スライダ部12の第2の部分12Bが、その下面部に設けら れた平坦面部77を可動当接部材81の上端部に対向配置させるものとなる。斯 かるもとでは、可動当接部材81が、その上端部が平坦面部77により押圧され て、コイルスプリング80の付勢力に抗する下方位置におかれる。このように可 動当接部材81が下方位置をとるもとでは、可動当接部材81に設けられた係止 部81Aが、基準位置をとるハンマ30に設けられた突出部34より下方に位置 して、ハンマ30が回動せしめられる際における突出部34の移動軌跡から外れ たものとされる。それにより、トリガ1が引かれて開始されるハンマ30の回動 が可動当接部材81により阻止される事態が回避される。
【0064】 一方、トリガ1が基準位置にあるにも関わらず、スライダ部12がその基準位 置より若干後方となる位置をとるもとでは、図18において実線により示される 如くに、スライダ部12の第2の部分12Bが、平坦面部77から上方に向けて 伸びる傾斜面部79を可動当接部材81の上端部に対向配置させるものとなる。 斯かるもとでは、可動当接部81が、コイルスプリング80の付勢力により上方 位置におかれる。このように可動当接部材81が上方位置をとるものとされると 、可動当接部材81に設けられた係止部81Aが、基準位置をとるハンマ30に 設けられた突出部34にその前方側から対向する位置をとるものとされる。
【0065】 このように可動当接部材81が上方位置にあるもとで、トリガ1が引かれ、上 述された如くにして、ハンマ30及び回動部材40が形成する開閉弁制御手段が a方向に回動し、斯かる際における可動バー16の位置規制部17に設けられた 押圧部17Bとハンマ30に設けられた軸部31との離隔により、ハンマ30を 含む開閉弁制御手段が、トグルスプリング45の付勢力によりb方向への回動を 行うものとなったとき、可動当接部材81に設けられた係止部81Aが、ハンマ 30に設けられた突出部34にその前方側から当接し、ハンマ30を含む開閉弁 制御手段のb方向への回動を阻止するものとなり、その結果、開閉弁55がガス 導出通路57を閉状態となす位置に維持される。
【0066】 即ち、スライダ部12に設けられた傾斜面部79,可動当接部材81及びハン マ30に設けられた突出部34は、トリガ1が基準位置にあるとき、スライダ部 12がその基準位置より若干後方となる不適正な位置をとり、それにより、可動 部材15の内部空間部とガス導出通路57とが適正な連通状態にないもとでは、 トリガ1が操作されても、実質的に誤作動となるハンマ30を含む開閉弁制御手 段の開閉弁55を殴打する回動を行わせない回動規制手段を形成しているのであ る。
【0067】
【考案の効果】
以上の説明から明らかな如く、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項 1から請求項10までのいずれかに記載された考案に係る自動弾丸供給機構付玩 具銃によれば、開閉弁制御手段の基準位置への復帰が、開状態とされたガス導出 通路部を通じて得られる蓄圧室からのガス圧によりバレル部に沿う移動を行うス ライダ部に関わりなく、開閉弁制御手段に作用せしめられるスプリング部材の付 勢力によって回動せしめられることにより行われる。従って、開閉弁部をガス導 出通路部を閉状態となす位置から開状態となす位置に確実に移動させる回動を開 閉弁制御手段に行わせるスプリング部材の比較的大なる付勢力が、バレル部に沿 って移動するスライダ部に開閉弁制御手段を通じて比較的大なる抵抗として作用 する事態が回避される。それにより、スライダ部の最後退位置への到達により得 られる反動が比較的大なるものとされることになる。
【0068】 特に、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項2に記載された考案に係 る自動弾丸供給機構付玩具銃によれば、開閉弁部にガス導出通路部を開状態とな す位置を維持させる位置規制状態をとる位置規制手段における位置規制状態がス プリング部材の付勢力により得られるものとされた場合にも、位置規制手段に位 置規制状態を維持させるスプリング部材の付勢力は比較的小ですむものとされる ので、斯かるスプリング部材の付勢力は、バレル部に沿う移動を行うスライダ部 の最後退位置への到達により得られる反動に影響を及ぼさないものとされること になる。
【0069】 また、特に、本願の実用新案登録請求の範囲における請求項7から請求項10 までのいずれかに記載された考案に係る自動弾丸供給機構付玩具銃にあっては、 連結部材による開閉弁制御手段の誤作動の防止,トリガ部の誤作動の防止,トリ ガ部が誤作動された際における開閉弁制御手段の回動の阻止、もしくは、トリガ 部が基準位置をとるもとでスライダ部が不適正な位置をとるものとされる際にお ける回動規制手段による開閉弁制御手段の回動の規制がなされ、その結果、不所 望な開閉弁部のガス導出通路部を閉状態から開状態となす移動が行われる事態が 回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の実用新案登録請求の範囲における請求項
1から請求項8までのいずれかに記載された考案に係る
自動弾丸供給機構付玩具銃の一例の要部の構成及び動作
説明に供される概略断面図である。
【図2】本願の実用新案登録請求の範囲における請求項
1から請求項8までのいずれかに記載された考案に係る
自動弾丸供給機構付玩具銃の一例の要部の構成及び動作
説明に供される概略断面図である。
【図3】本願の実用新案登録請求の範囲における請求項
1から請求項8までのいずれかに記載された考案に係る
自動弾丸供給機構付玩具銃の一例を示す概略断面図であ
る。
【図4】図3に示される自動弾丸供給機構付玩具銃の一
例における要部を示す側面図である。
【図5】図3に示される可動バーの構成の説明に供され
る背面図である。
【図6】図3に示される例についての構成及び動作説明
に供される概略断面図である。
【図7】図3に示される例についての構成及び動作説明
に供される概略断面図である。
【図8】図3に示される例についての構成及び動作説明
に供される概略断面図である。
【図9】図3に示される例についての構成及び動作説明
に供される概略断面図である。
【図10】図3に示される例についての構成及び動作説
明に供される概略断面図である。
【図11】図3に示される例についての構成及び動作説
明に供される概略断面図である。
【図12】図3に示される例についての構成及び動作説
明に供される概略断面図である。
【図13】図3に示される例についての構成及び動作説
明に供される概略断面図である。
【図14】図3に示される例についての構成及び動作説
明に供される概略断面図である。
【図15】図3に示される例についての構成及び動作説
明に供される概略断面図である。
【図16】本願の実用新案登録請求の範囲における請求
項9に記載された考案に係る自動弾丸供給機構付玩具銃
の一例の要部を示す概略断面図である。
【図17】本願の実用新案登録請求の範囲における請求
項10に記載された考案に係る自動弾丸供給機構付玩具
銃の一例の要部を示す概略断面図である。
【図18】本願の実用新案登録請求の範囲における請求
項10に記載された考案に係る自動弾丸供給機構付玩具
銃の他の例の要部を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 トリガ 2 第1のトリガ部分 3 第2
のトリガ部分 5バレル部 5U アウターバ
レル 5N インナーバレル 6環状部材
6A 装弾室 8 グリップ 10 玩具銃
本体ケース11 12 スライダ部 15 可
動部材 16 可動バー 17 位置規制部 17B 押圧部 30 ハ
ンマ 31軸部 33 殴打部 34 突
出部 37,48 コイルスプリング 40
回動部材 45 トグルスプリング 51 弾
倉 54 蓄圧室 55 開閉弁 57 ガス導出
通路 61 ロック部材 62 ロックレバー
63,78,79 傾斜面部 70可動規制
部材 81可動当接部材

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バレル部に沿う移動により弾倉部からの弾
    丸を装弾室に供給する状態をとるスライダ部、及び、開
    閉弁部により開閉制御されるガス導出通路部が連結され
    た蓄圧室が配され、上記ガス導出通路部を通じて導出さ
    れる上記蓄圧室からのガス圧により、上記装弾室に装填
    された弾丸の発射と上記スライダ部の上記バレル部に沿
    う移動とが行われる銃本体と、 該銃本体に回動可能に配され、上記装弾室に装填された
    弾丸を発射させるべく操作されるトリガ部と、 該トリガ部に移動可能に連結され、該トリガ部から上記
    銃本体の後方側に伸びる連結部材と、 該連結部材を介して上記トリガ部に連結される第1の状
    態におかれる基準位置からの回動が可能とされて上記銃
    本体に配され、上記トリガ部の操作に応じて回動せしめ
    られて、上記トリガ部との連結が解除される第2の状態
    に移行し、該第2の状態への移行に伴って作用する第1
    のスプリング部材の付勢力により回動せしめられて、上
    記開閉弁部を上記ガス導出通路部を閉状態となす位置か
    ら開状態となす位置に移動させる第3の状態に移行し、
    該第3の状態への移行に伴って作用する第2のスプリン
    グ部材の付勢力により回動せしめられて、上記基準位置
    に復帰し、上記第1の状態におかれる開閉弁制御手段
    と、を備えて構成される自動弾丸供給機構付玩具銃。
  2. 【請求項2】開閉弁部のガス導出通路部を閉状態となす
    位置から開状態となす位置への移動に伴って、上記開閉
    弁部に上記ガス導出通路部を開状態となす位置を維持さ
    せる位置規制状態をとり、該位置規制状態がスライダ部
    のバレル部に沿う移動により解除される位置規制手段が
    備えられたことを特徴とする請求項1記載の自動弾丸供
    給機構付玩具銃。
  3. 【請求項3】開閉弁制御手段が、銃本体により回動可能
    に支持されたハンマ部と、該ハンマ部と共に上記銃本体
    により回動可能に支持されるとともに、上記ハンマ部
    に、該ハンマ部との相対動が所定の範囲内で可能とされ
    て配された回動部材とを含んで構成され、上記回動部材
    を介して第1のスプリング部材の付勢力が上記ハンマ部
    に作用せしめられるとともに、上記回動部材と上記ハン
    マ部との間に第2のスプリング部材が伸縮可能に配され
    たことを特徴とする請求項1記載の自動弾丸供給機構付
    玩具銃。
  4. 【請求項4】連結部材に押圧部が設けられるとともに、
    開閉弁制御手段を構成するハンマ部に被押圧部が設けら
    れ、上記連結部材が上記押圧部に対して上記被押圧部が
    後方側から当接せしめられて、トリガ部に対する操作力
    を上記ハンマ部に伝達し得る操作力伝達状態におかれ、
    該操作力伝達状態が上記トリガ部に対する操作に応じた
    変位により解除されるものとされたことを特徴とする請
    求項3記載の自動弾丸供給機構付玩具銃。
  5. 【請求項5】開閉弁部にガス導出通路部を開状態となす
    位置をとらせる際のハンマ部の回動が、該ハンマ部の慣
    性により行われることを特徴とする請求項3記載の自動
    弾丸供給機構付玩具銃。
  6. 【請求項6】ハンマ部と共に回動する回動部材が、第1
    のスプリング部材の付勢力により上記ハンマ部に先立っ
    て基準位置に到達し、上記ハンマ部を該ハンマ部の慣性
    により第2のスプリング部材を圧縮しつつ上記ハンマ部
    に対して設定された基準位置を通過して回動する状態と
    なすものとされ、上記第2のスプリング部材の圧縮状態
    から伸長状態への移行により、上記ハンマ部が上記設定
    された基準位置に到達して、開閉弁制御手段の第1の状
    態への復帰が行われることを特徴とする請求項5記載の
    自動弾丸供給機構付玩具銃。
  7. 【請求項7】連結部材が、トリガ部が基準位置にあるも
    とでは、開閉弁制御手段に第1の状態を維持させること
    を特徴とする請求項1記載の自動弾丸供給機構付玩具
    銃。
  8. 【請求項8】トリガ部が、銃本体により回動可能に支持
    された第1のトリガ部分と、該第1のトリガ部分により
    回動可能に支持された第2のトリガ部分とを有し、上記
    第2のトリガ部分が操作されて、開閉弁制御手段を第1
    の状態から第2の状態へ移行させることを特徴とする請
    求項1記載の自動弾丸供給機構付玩具銃。
  9. 【請求項9】操作部を有し、該操作部に対する操作によ
    り、開閉弁制御手段の連結部材を介してのトリガ部との
    連結を強制的に解除して、上記トリガ部の操作に応じた
    上記開閉弁制御手段の回動を阻止する回動規制手段が備
    えられたことを特徴とする請求項1記載の自動弾丸供給
    機構付玩具銃。
  10. 【請求項10】トリガ部が基準位置をとるもとでスライ
    ダ部が不適正な位置をとるものとされるとき、上記トリ
    ガ部が操作された場合にも、開閉弁制御手段の開閉弁部
    にガス導出通路部を開状態となす位置をとらせる回動を
    行わせない回動規制手段が備えられたことを特徴とする
    請求項1記載の自動弾丸供給機構付玩具銃。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014059108A (ja) * 2012-09-18 2014-04-03 Marushin Kogyo Kk ガスガン

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